JP5803636B2 - パウチホルダ - Google Patents
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Description
しかし、パウチをそのまま保持するようになっているために、ホルダ自体の背が高くなり、嵩張るという問題があった。
さらに、突刺具で突き刺した部分から内容物が漏れないように、パウチの底部フィルムを特殊な層構成とする必要があった。
また、密封状態で内容物を注出するので、内容物が注出された分だけパウチが収縮変形していくが、パウチの場合、その過程で収縮部分が閉塞を起こし、内容物の注出が阻害されるおそれがある。文献2においては、底まで届く長いチューブ状の突刺具を用いてこのような問題を回避しているが、パウチ交換時の取扱いが煩わしいものとなっていた。
き刺し可能な突き刺し具と、を備えたパウチホルダにおいて、
前記パウチは、前記ホルダ本体に保持されており、前記突き刺し具による突き刺し予定領域は前記パウチの折り曲げ部近傍に設けられ、突き刺し具により突き刺した際の反力を保持部によって支持する構成で、
前記ホルダ本体は、パウチの折り曲げ部に当接して、突き刺し予定領域を内包する突き刺し面を形成するための面形成部を備え、
前記ホルダ本体には、突き刺し具を出没自在に保持する突き刺し具ホルダ部がパウチに接離する方向に移動自在に支持され、突き刺し具ホルダ部のパウチとの対向端面に前記面形成部が設けられ、前記突き刺し具ホルダ部と突き刺し具とを連動させて、突き刺し面を形成しながら突き刺し具を動作させる操作機構を有し、
該操作機構は、前記突き刺し具の突き刺し操作終了後、前記面形成部を所定量引き抜き方向に移動させる機構を備えていることを特徴とする。
1.前記操作機構は、前記突き刺し操作終了後に、突き刺し具についても所定量引き抜き方向に移動させる機構を備えていることを特徴とする。
2.前記パウチの前記突き刺し予定領域には、弱め加工が施されていることを特徴とする。
3.突き刺し予定領域は、突き刺し具によって引き裂かれる亀裂を制限するリングスコアを備えている。
4.パウチには、内容物注出過程でフィルムが密着して閉塞する閉塞出現領域に通路を形成するための縦リブを設けたことを特徴とする。
また、突き刺し具により突き刺した際の反力を保持部によって保持する構成となっているので、突き刺し予定領域を確実に突き刺すことができる。
ホルダ本体には、パウチの折り曲げ部に当接して、突き刺し予定領域を内包する突き刺し面を形成するための面形成部を備えているので、突き刺し面の剛性が高く突き刺しやすい。
突き刺し具ホルダ部と突き刺し具とを連動させて、突き刺し面を形成しながら突き刺し具を動作させるようにすれば、操作性が向上する。
さらに、突き刺し具の突き刺し後に、引き抜き方向に所定量戻す構成となっているので、突き刺し時の屈曲変形が緩和され、注出中に減容化する際に、変形部分が閉塞線を誘導しにくく、最後まで内容物を注出可能となる。
2.突き刺し予定領域に、弱め加工を施しておけば、比較的弱い力で確実に突き刺すことができるので、突き刺し操作を容易かつ安全に行うことができる。
3.弱め加工がリングスコアを備えていれば、亀裂がリングスコア外に広がることが防止され、確実に所定の大きさの孔を形成することができる。
4.パウチには、縦リブを設けておけば、閉塞しがちな上部の平面的な部分が密着しても、縦リブの部分で通路が維持され、閉塞防止効果が高い。
図1は本発明に係るパウチホルダの概略構成を示している。
図において、1はパウチホルダ全体を示している。このパウチホルダ1は、上部を折り曲げて折り重ねられたフィルム構成の折り曲げ形態パウチ200と、この折り曲げ形態パウチ200を交換可能に保持するホルダ本体10と、ホルダ本体10に設けられた折り曲げ形態パウチ内に収納された液状内容物を注出する注出具20と、前記折り曲げ形態パウチ200に突き刺し可能な突き刺し具30と、を備えている。
折り曲げ形態パウチ200は、折り曲げ部106を上にしてホルダ本体10に保持されており、突き刺し具30による突き刺し予定領域50はパウチ100の折り曲げ部近傍に設けられ、突き刺し具30により突き刺した際の反力を保持部15によって支持する構成となっている。
折り曲げ形態パウチ200は、フィルムによって製袋されたパウチ100の上部を折り曲げた構成である。このパウチ100は、この実施の形態では、いわゆるスタンディングパウチであり、パウチの構成は、互いに接着された前後一対の平面フィルム102,102を備え、前後の平面フィルム102,102の下端部に底部フィルム105が二つ折り状態で接合された構成となっている。平面フィルム102,102は四角形状で、左右両側辺部および上辺部が、サイドシール部121,121及び上辺シール部122として、所定幅でヒートシールされている。また、各平面フィルム102,102と底部フィルム105とが底部シール部151にてヒートシールされ、平面フィルム102,102の下端部側縁同士がポイントシール部152にてヒートシールされている。
このパウチ100の上部であるヘッドスペース対応部分100Aが、内容物上面より下方の内容物充填対応部分100Bに折り曲げ可能となっている。
パウチ100はサイドシール部121を有し、パウチの折り曲げ部106を挟んだ前記サイドシール部121の重なり合う部分に、互いに係合する係合部130を構成する第1、第2切り込みパターン131,132が設けられている。
この例では、第1切り込みパターン131がヘッドスペース対応部分100A側に、第2切り込みパターン132が内容物充填対応部分100Bに設けられ、第1切り込みパターン131によって構成される差し込み部分が第2切り込みパターン132に差し込まれ、差し込まれた部分が重なり合って折り重ねられた折り曲げ部の分離を規制するように構成されている。
ル部121を折り重ねた状態で、係合部130に対して折り曲げ部106側に位置するように設けられている。
保持穴形成部140は、ヘッドスペース対応部側に設けられる第1保持穴形成部141と、内容物充填対応部側に設けられる第2保持穴形成部142とを備えている。この第1保持穴形成部141と第2保持穴形成部142は、サイドシール部121を折り重ねた状態で、互いに重なり合うように構成されている。
重なり合わせた部分の固定方法としては、切り込みの係合以外に、ヒートシールしたり、ホットメルト接着剤や両面粘着テープを用いたりすることもできる。
この突き刺し予定領域50には、弱め加工が施されている。この実施例では、突き刺し予定領域50の弱め加工は、パウチ100を構成する平面フィルムの表面に肉厚方向に部分的に切れ目を入れたスコア形状によって構成される。
スコア形状パターンは、図3(A)に示すように、突き刺し具30によって引き裂かれる引き裂きスコア51と、引き裂きスコア51を取り囲み引き裂きスコア51に沿った亀裂を制限するリングスコア52と、を備えた構成となっている。
リングスコア52は特に円形に限定されず、楕円形状等、突き刺し具の断面形状に合わせて非円形状としてもよい。
弱め加工としては、レーザー加工の他に、刃物、砥石等の機械加工、コロナ放電やプラズマ放電等の放電加工でも可能である。
具体的には、(リングスコア52の周長)<(突き刺し具30の周長)<(リングスコア52の周長+フィルムの破断伸び)となるように設定する。
液状内容物は注出具20によって注出されるが、注出具20としては、ポンプディスペンサやスプレーによって注出される。
また、図3(B)に示すように、リングスコア52より外側に同心状にシールスコア53を設けて、シールスコア53とリングスコア52との間に切り裂きスコア51がない部分を設けると、シールがより確実になる。また、シールスコア53によってリングスコア52が変形しやすくなり、突き刺し具30の外周へのフィルムの密着を助ける効果もある。シールスコア53の周長も、突き刺し具30の周長を越えないように設定するのが好ましい。
なお、パウチ100としてはスタンディングパウチに限定されるものではなく、底部フィルム105の無い平面的なパウチ等種々の形態のパウチについても適用することができる。また、本発明の詰め替えパウチの内容物としては、低粘度,中粘度,高粘度のいずれの内容物についても適用可能である。
パウチ200は予め折り曲げられているので、輸送効率が高く、廃棄する際にも嵩張らない。
ホルダ本体10は、図1(C)に示すように、ベース部11と、ベース部11から上方に向けて延びる一対の縦フレーム12,13と、縦フレーム12,13の上端に架け渡される上部フレーム14と、を備えている。上部フレーム14にパウチ100が装着される。
ベース部11は、四角形状の底壁11aと、底壁11aの四側縁から立ち上がってパウチの底部近傍を取り囲んで支持板を構成する四角形状の囲い壁11bが設けられている。この囲い壁11bによって、折り曲げ形態パウチ200が支持されて、底部の揺れが規制される。
この縦フレーム12,13の内側縁には、所定長さだけ前後に張り出す張り出し部が形成されている。
一方、一対の縦フレーム12,13の、外側縁はほぼ上部フレーム14まで直線的に延び、上部フレーム14との接続部の隅角部にはアール部が形成されている。
上部フレーム14の左右両端部は、縦フレーム12,13の外側縁から外側に所定寸法だけ突出しており、この上部フレーム14の左右長さは、ベース部11とほぼ同一長さとなっている。
この上部フレーム14の上側縁には、前後に張り出す上端板14aが設けられている。
また、上部フレーム14の上端板14aには、注出具20が取り付けられている。注出具20はポンプディスペンサで、ディスペンサ本体21と、ディスペンサ本体21を上部フレームに接続する首部22と、を備え、首部22を手に持って、ディペンサ本体21のトリガ23に指をかけることが可能な構成となっている。
この注出具20のディスペンサ本体21の向きは任意であり、首振り可能な構成としてもよい。
この例では、図4に示すように、上部フレーム14の支柱部14bに対して面形成部1
6bが形成された可動の突き刺し具ホルダ部160が、パウチに対して接離する方向に移動自在となっており、折り曲げ形態パウチを装着した後に、突き刺し具ホルダ部160を押し下げ、下端面の面形成部16bによって突き刺し面を形成しながら、同時に突き刺し具30を突き刺すように構成されている。
突き刺し具ホルダ部160は直方体形状で、ホルダガイド170に対して離脱しないように直線方向に案内される。突き刺し具30は斜めに差し込まれるので、突き刺し具ホルダ部160は、ホルダガイド170に沿って、ガイド孔162の孔軸方向と平行に案内される。ホルダガイド170は上部フレーム14の支柱部14bに固定されている。
突き刺し具30は、突き刺しホルダ部160のガイド孔162に摺動自在に挿入される軸部31と、軸部31の先端部に設けられる吸い込み用穴が開口する針部32とを備えており、図1(A)に二点鎖線で示すように、接続チューブ25の一端が軸部31に設けられる接続ポート(不図示)に接続され、他端がディペンサ本体21に設けられる接続ポート(不図示)に接続される。
操作体180は、突き刺し具ホルダ部160の左右側面を挟むように配置される一対の操作板181,181と、操作板181,181の前端を連結する連結部182と、を備えた構成で、操作板181,181の上下端が上部フレーム14の支柱部14bに設けられた操作ガイド183に直線移動自在に支持されている。
係合穴185、187は、それぞれ、操作体180の水平移動によって、突き刺し具ホルダ部160、突き刺し具30の上限位置から下限位置までを案内する傾斜孔と、下限位置を維持する水平孔と、下限位置から上方に所定量戻す戻し傾斜孔を備えている。
また、突き刺し具ホルダ部160の上端には、突き刺し具30の連結ピン197が、突き刺し具ホルダ160に対して相対移動可能とするように、連結ピン197が移動自在の直線的な切欠き溝161が設けられている。
使用する折り曲げ形態パウチ200については、充填後の製造工程内で、予め、パウチを折り重ねて、切り込みパターン・保持穴用切り込みとも、ヘッドスペース部分A側から充填部分B側へ差し込んで係合しておく。
このように構成された折り曲げ形態パウチ200の保持穴形成部140を保持部15に差し込んで吊り下げると共に、底部をベース部11の囲い壁11b内に収納して折り曲げ形態パウチ200の底部の揺れを規制する。
操作体180を手前に引き出した状態で、パウチを吊り下げる。この状態では、突き刺し具30の先端は突き刺し具ホルダ部160のガイド孔162内にあり、端面から突き刺し具30の先端は突出していない(図4(A)参照)。
操作体180を押し込んでいくと、係合穴185に係合する連結ピン195を介して突き刺し具ホルダ部160が徐々に下方に移動し、端面の面形成部16bによって折り曲げ形態パウチ200の折曲部が押されて突き刺し面が形成が開始され、次いで突き刺し具30の先端が突き刺し具ホルダ部160の面形成部16bから突出し始める。
突き刺し具30の連結ピン197が係合穴187の傾斜孔の一端に到達すると、突き刺し具30はそれ以上下方に突出せず、下限位置となる。
下限位置に達してから、さらに、押し込むと戻り傾斜孔に移行して、突き刺し具ホルダ部160及び突き刺し具30が所定量戻る。
このようにすれば、一つの操作体180を押し込むだけで、突き刺し面201の形成と突き刺し操作を同時に行うことができる。
以上、図示した実施形態に即して説明したが、操作体は前後方向の直線的な操作に限らず、左右方向への直線操作であったり、上下方向の回転操作や、突き刺し方向回りの回転操作であってもよく、カムやリンクなどにより、突き刺し具ホルダ部160と突き刺し具30とを連動して操作できるものであればよい。
要は、操作機構(を成す操作体)のひとつの操作ストロークにおいて、突き刺し具30が突き刺し具ホルダ部160内に収納された位置、面形成部16bの下限位置、突き刺し具30の下限位置、面形成部16bを所定量引き抜き方向に移動させた位置、の順に、連動して操作されることが重要であり、さらには突き刺し具30の下限位置の後に、突き刺し具30を所定量引き抜き方向に移動させた位置に操作されるのが好ましい。
突き刺し具ホルダ部160にはパウチから反力が作用するので、操作体180を引き戻す動作の抵抗が大きくなり、一種のロック機構として作用する。
ここで、突き刺し具ホルダ部160および突き刺し具30の移動方向と係合穴185、187の戻り傾斜孔とが成す角度を、移動方向と傾斜孔の成す角度より小さく設定しておくと、さらに抵抗感が増して好ましい。
解除する際は、突き刺し具ホルダ部160の上部に露出している突き刺し具30の上端を押し込んでやればよい。
このようにしておくと、意図せず操作体180に触れて突き刺し具30を引き抜いてしまう誤操作のおそれが低減される。
したがって、折り曲げ形態パウチ200を面形成部に押し付けながら保持部15に取り付ける煩わしさがない。交換作業中、突き刺し具30が露出しないので、安全性が高まる。
図5(B)は、図5(A)の突き刺し予定領域50を面形成部によって押さえて突き刺し具30を突き刺した状態を示している。
すなわち、折り曲げ部106の中央部が突き刺し具ホルダ部160の下端面の面形成部16bで押圧されることで、折り曲げ部106に突き刺し予定領域50を内包した張りのある平坦な突き刺し面201が形成され、連動して突き刺し具30が押し込まれ、突き刺し具30の針部32がパウチの突き刺し予定領域50に突き刺さる。突き刺した際の反力は、ホルダ本体の保持部15によって支持され、突き刺し予定領域50に確実に突き刺すことができる。特に、パウチ200は突き刺し面201とほぼ同じ高さで保持部15により保持されるため、突き刺し操作に対して強い反力が得られる。
突き刺し具30による突き刺し操作は、まず、引き裂きスコア51が破断され、引き裂きスコア51に沿って亀裂が広がっていき、この亀裂がリングスコア52によって規制され、確実に所定の大きさの孔を形成することができる。
また、突き刺し予定領域50にスコア加工を施しておけば、比較的弱い力で確実に突き刺すことができるので、突き刺し操作を容易かつ安全に行うことができる。
このように突き刺した状態で、パウチ200内部と注出具20とが、不図示の連通チューブを介して連通される。
そこで、本発明では、押し込み動作の最後に、図5(E)に示すように、突き刺し具ホルダ部160の戻しストロークS1を設け、屈曲部Bの応力を解放することにより、閉塞線Cの誘導を緩和している。
さらに、突き刺し具ホルダ部160だけでなく、突き刺し具30についても所定量S2戻すことにより、突き刺し具30が突き刺さった部分を引っ張り上げることで、突き刺し具30によって破られ、パウチ内部側に引きずり込まれた状態の孔周縁54がパウチ外側に持ち上がり、孔周縁部54が突き刺し具30の外周に密着し、密着性が向上する効果もある。
戻し量S2は、S1と同じかやや大きいのが好ましいが、突き刺し具30先端の針部32に設けられている吸い込み用孔がパウチ内部に挿通された状態を保つ必要がある。
縦リブ60は、図6(A)、(B)に示すように、底部から開口予定領域近傍に至る長さの縦一本のリブでもよいし、図6(C)に示すように、複数本立て方向に平行に設けてもよいし、図6(D)に示すにように、閉塞線Cを横切る長さの異なる縦リブを突き刺し
予定領域50から放射状に複数設けてもよい。
切り込みの方向や形状は任意であるが、保持穴形成部140が、面形成および突き刺しの反力を受け止める際は、図7に示すように、突き刺し予定領域50に向かう斜めの力(押し下げる方向+左右を引き寄せる方向)がかかる。
そこで、第1保持穴形成部141と第2保持穴形成部142の切り込みを、形成される突き刺し面201に向かう斜め方向に沿って形成し、パウチの外方側に繋がった部分を残してやれば、第1保持穴形成部141と第2保持穴形成部142を係合させた際に、一番力のかかる部位が多重に折り重なることになり、より強い力に耐えられる構造となるので好ましい。
また、注出具としてはポンプディスペンサに限らず、スプレーや、ポンプ機能の無い注出具を用いることもできる。 本発明では、突き刺し具が短くても内容物を確実に吸い上げられるので、このような構成でも比較的安全である。
また、各図面では、注出具と突き刺し具を連通させる接続チューブは、分かりやすいように露出して描いているが、うっかり引っ掛けたりしないように、フレーム表面を這わせたり、フレーム内部に隠れるように取り回すのが好ましい。
また、接続チューブを介さず、注出具が突き刺し具に直接取り付けられていてもよく、場合によっては突き刺し具を注出具と兼用するような構成としてもよい。
10 ホルダ本体
11 ベース部
12,13 縦フレーム
14 上部フレーム
15 保持部
160 突き刺し具ホルダ部
180 操作体(操作機構)
20 ポンプディスペンサ(注出具)
21 ディスペンサ本体、22 首部、23 トリガ、25 接続チューブ
30 突き刺し具
31 軸部
32 針部
50 突き刺し予定領域
51 引き裂きスコア
52 リングスコア
60 縦リブ
100 パウチ
100A ヘッドスペース対応部分(上部)
100B 内容物充填対応部分
101 パウチ本体
102 平面フィルム
105 底部フィルム、
151 底部シール部
152 ポイントシール部
106 折り曲げ部
121 サイドシール部
122 上辺シール部
130 係合部
131 第1切り込みパターン
132 第2切り込みパターン
140 保持穴形成部
141 第1保持穴形成部
142 第2保持穴形成部
200 折り曲げ形態パウチ
201 突き刺し面
W 内容物
Claims (5)
- ヘッドスペース部分を折り曲げて折り重ねられたフィルム構成のパウチと、前記パウチを交換可能に保持するホルダ本体と、該ホルダ本体に設けられ前記パウチ内に収容された液状内容物を注出する注出具と、前記パウチに突き刺し可能な突き刺し具と、を備えたパウチホルダにおいて、
前記パウチは、前記ホルダ本体に保持されており、前記突き刺し具による突き刺し予定領域は前記パウチの折り曲げ部近傍に設けられ、突き刺し具により突き刺した際の反力を保持部によって支持する構成で、
前記ホルダ本体は、パウチの折り曲げ部に当接して、突き刺し予定領域を内包する突き刺し面を形成するための面形成部を備え、
前記ホルダ本体には、突き刺し具を出没自在に保持する突き刺し具ホルダ部がパウチに接離する方向に移動自在に支持され、突き刺し具ホルダ部のパウチとの対向端面に前記面形成部が設けられ、前記突き刺し具ホルダ部と突き刺し具とを連動させて、突き刺し面を形成しながら突き刺し具を動作させる操作機構を有し、
該操作機構は、前記突き刺し具の突き刺し操作終了後、前記面形成部を所定量引き抜き方向に移動させる機構を備えていることを特徴とするパウチホルダ。 - 前記操作機構は、前記突き刺し操作終了後に、突き刺し具についても所定量引き抜き方向に移動させる機構を備えている請求項1に記載のパウチホルダ。
- 前記パウチの前記突き刺し予定領域には、弱め加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパウチホルダ。
- 突き刺し予定領域は、突き刺し具によって引き裂かれる亀裂を制限するリングスコアを備えている請求項3に記載のパウチホルダ。
- パウチには、内容物注出過程でフィルムが密着して突き刺し具側の部分と、突き刺し具と反対側の部分を分断する閉塞部形成領域を横切って突き刺し具側の空間と突き刺し具と反対側の空間を連通する通路を形成する縦リブを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のパウチホルダ。
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