JP2016022586A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹版胴2のインキを拭き取るワイピングロール3と、ワイピングロール3に洗浄液9を供給する洗浄用ノズル5とを備える。ワイピングロール3から洗い落とされたインキおよび使用済みの洗浄液9が溜められる貯留部12と排液口13とを有する洗浄液槽8を備える。貯留部12内に第1の槽内用ノズル32を備える。第1の槽内用ノズル32は、攪拌用ノズル32を備える。攪拌用ノズル32は、排液口13の近傍に配置され、洗浄液槽8の底に向けて液体を噴出させる。
【選択図】 図1
Description
ところで、従来のワイピング装置においては、インキとして相対的に固いものが用いられた場合は、このインキが洗浄液によって溶かされるまでの時間が長くなるために、洗浄液槽の底に溜まることがあった。
したがって、本発明によれば、洗浄液槽内のインキや洗浄液が当該洗浄液槽の底部に堆積することなく常に正しく排出される凹版印刷機のワイピング装置を提供することができる。
以下、本発明に係る凹版印刷機のワイピング装置の一実施の形態を図1によって詳細に説明する。
図1に示すワイピング装置1は、凹版胴2から不要のインキ(図示せず)を拭き取るワイピングロール3と、このワイピングロール3を洗浄するための洗浄装置4とを備えている。凹版胴2は、図示していない凹版印刷機の一部を構成するものである。ワイピングロール3が拭き取る不要のインキとは、凹版胴2の凹版(図示せず)に転移されたインキのうちの絵柄部分以外の箇所に付着したインキである。ワイピングロール3は、凹版面に対接した状態で凹版胴2と逆スリップする方向に回転する。
洗浄用ノズル5は、洗浄液9をワイピングロール3の周面に吹き付けるものである。洗浄液9は、インキを溶かす能力を有するものが用いられており、配管10を介して洗浄液槽8の外から洗浄用ノズル5に供給される。
ドクタ装置7は、ワイピングロール3の周面に付着した洗浄液9を掻き落とすスクレーパ11を備えている。このドクタ装置7は、洗浄液槽8の上端部に固定されている。
排液口13には、排出用ポンプ14を有する排液装置15が接続されている。排液装置15は、排出用ポンプ14の動作を制御する制御装置16を備えている。
センサー設置部22の側壁には、穴からなる窓25と、この窓25を閉塞する透明部材26とが設けられている。
制御装置16は、液面検出用センサー24によって検出された液面の高さが予め定めた上限に達したときに排出用ポンプ14を動作させる機能と、液面検出用センサー24によって検出された液面の高さが予め定めた下限に達した時に排出用ポンプ14を停止させる機能とを有している。すなわち、洗浄液槽8内の液面の高さは、制御装置16が排出用ポンプ14を動作を制御することによって、下限と上限との間に位置するようになる。
第1の槽内用ノズル32は、液体を噴出させるものである。液体としては、洗浄液9や、その他の液体を用いることが可能である。この実施の形態による第1の槽内用ノズル32は、洗浄液9を予め定めた速度で噴出させる。この第1の槽内用ノズル32は、このワイピング装置1が運転されているときは常に洗浄液9を噴出させる。
この第1の槽内用ノズル32は、洗浄液9が洗浄液槽8の底に向けて噴出する状態で設置されている。ここでいう「底」とは、洗浄液槽8(貯留部12および/またはセンサー設置部22)の底面と、洗浄液槽8の側壁および/または隔壁31であって底面に近接した部分とを含む洗浄液槽8の下方部分(下層部分)のことを意味する。
この実施の形態による第1の槽内用ノズル32は、排液口13の上方に位置付けられており、洗浄液9を排液口13に向けて噴出させる。
この溶解されない状態のインキは、洗浄部21の底まで落下し、底面21aに沿って排液口13に向けて流れる。
したがって、この実施の形態によれば、洗浄液槽8内のインキや洗浄液9が常に正しく排出される凹版印刷機のワイピング装置を提供することができる。
このため、インキを排液口13から確実に排出することができる。この結果、この実施の形態によれば、洗浄液槽8内の液体がより一層円滑に排出される凹版印刷機のワイピング装置を提供することができる。
このため、洗浄液槽8の底面21aに沿う洗浄液9の流れが形成され、インキがこの洗浄液9の流れに乗って流動し、洗浄液槽8の底面21aに堆積することが防止される。これとともに、この洗浄液9は排液口13に向いて流れているので、インキも排液口13に向かって流れて排液口13から排出される。
第1の槽内用ノズル32は、図2に示すようにセンサー設置部22に設けることができる。図2において、図1によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態を採る場合であっても、洗浄部21の底に第2の槽内用ノズル33を設けることができる。
Claims (4)
- 凹版胴のインキを拭き取るワイピングロールと、
前記ワイピングロールに洗浄液を供給する洗浄用ノズルと、
前記ワイピングロールから洗い落とされたインキおよび使用済みの洗浄液が溜められる貯留部を有しかつ前記貯留部の底に排液口を有する洗浄液槽と、
前記貯留部内であって前記排液口の近傍に配置され、前記洗浄液槽の底に向けて液体が噴出する槽内用ノズルとを備えていることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。 - 凹版胴のインキを拭き取るワイピングロールと、
前記ワイピングロールに洗浄液を供給する洗浄用ノズルと、
前記ワイピングロールから洗い落とされたインキおよび使用済みの洗浄液が溜められる貯留部を有しかつ前記貯留部の底に排液口を有する洗浄液槽と、
前記貯留部内で液体を前記排液口に向けて噴出させる槽内用ノズルとを備えていることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。 - 請求項1または請求項2に記載の凹版印刷機のワイピング装置において、
前記貯留部は、
前記洗浄用ノズルを収容する洗浄部と、
前記洗浄部とは独立して形成され、洗浄液の液面の高さを検出するセンサーが設置されたセンサー設置部と、
前記洗浄部および前記センサー設置部の底部分どうしを連通する連通部とを有し、
前記槽内用ノズルは、前記センサー設置部内に設けられていることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。 - 請求項2記載の凹版印刷機のワイピング装置において、
前記槽内用ノズルは、
前記貯留部の底の面に略平行に液体を噴出させるものであることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014145704A JP2016022586A (ja) | 2014-07-16 | 2014-07-16 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
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JP2014145704A JP2016022586A (ja) | 2014-07-16 | 2014-07-16 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
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JP2014145704A Pending JP2016022586A (ja) | 2014-07-16 | 2014-07-16 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
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JP (1) | JP2016022586A (ja) |
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2014
- 2014-07-16 JP JP2014145704A patent/JP2016022586A/ja active Pending
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