JP7222298B2 - インク吐出ヘッドのメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインク吐出ヘッドのメンテナンス方法 - Google Patents

インク吐出ヘッドのメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインク吐出ヘッドのメンテナンス方法 Download PDF

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本発明は、インク吐出ヘッドのメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインク吐出ヘッドのメンテナンス方法に関する。
従来、インク吐出ヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体の所望の位置に着弾させることで画像を記録するインクジェット記録装置がある。インク吐出ヘッドのインク吐出面(ノズルの開口部が形成されたノズル開口面)にインクが付着すると、当該インクが記録媒体に滴下して記録媒体の汚損が生じたり、付着したインクがノズルの開口部の一部を塞いだ状態で固化してインクの吐出不良が生じたりする。このため、インクジェット記録装置では、洗浄液を含侵させた払拭部材によりインク吐出ヘッドのインク吐出面を払拭してクリーニングするメンテナンス方法が用いられている。
例えば、特許文献1には、円筒形状の払拭部材を有するクリーニングローラーを回転させながらインク吐出面に圧接させて払拭するメンテナンス方法が開示されている。この方法では、洗浄液で満たされた貯留部に払拭部材の一部を浸して払拭部材に洗浄液を含侵させ、絞りローラーといった含侵量調節部により、払拭部材に含侵された洗浄液の一部を絞り出して払拭部材における洗浄液の含侵量を調節しながらインク吐出面を払拭する。払拭部材から絞り出された洗浄液は、洗浄液の貯留部に滴下して再利用される。
特開2016-150460号公報
しかしながら、払拭部材は、通常、洗浄液とともに空気を含んでいるため、払拭部材から洗浄液を絞り出す際に洗浄液に泡が生じる。このため、洗浄液の貯留部には、払拭部材から絞り出された洗浄液の泡が滞留してしまう。この泡が、直接、又は払拭部材を介してインク吐出面に付着すると、インクの吐出不良に繋がる。よって、上記従来の技術では、洗浄液の泡に起因して適切にメンテナンスを行うことができない場合があるという課題がある。
この発明の目的は、より確実に適切なメンテナンスを行うことができるインク吐出ヘッドのメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインク吐出ヘッドのメンテナンス方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置の発明は、
洗浄液を含侵した状態でインク吐出ヘッドのインク吐出面を払拭する払拭部材と、
前記払拭部材に前記洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出して前記払拭部材における前記洗浄液の含侵量を調節する含侵量調節部と、
前記含侵量調節部により前記払拭部材から絞り出された前記洗浄液を受ける、前記洗浄液供給部とは別個に設けられた洗浄液受容部と、
前記洗浄液受容部が受けた前記洗浄液を回収して前記洗浄液供給部に供給する洗浄液回収部と、
を備え
前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液のうち所定割合の一部を再利用して前記洗浄液供給部に供給することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液の泡を除去する泡除去部を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液回収部は、前記払拭部材が前記インク吐出面を払拭している期間において、回収した前記洗浄液のうち再利用する洗浄液の割合を漸減させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~4のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液のうち再利用しない残りの一部の洗浄液を貯留する廃液貯留部を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液供給部は、前記払拭部材に対して前記洗浄液を噴射する洗浄液供給ノズルを有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記払拭部材は円筒形状を有し、
前記洗浄液供給部は、前記払拭部材の内周面側から前記払拭部材に前記洗浄液を供給することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記払拭部材は円筒形状を有し、かつ前記円筒形状の中心軸の回りに回転可能に設けられており、
前記含侵量調節部は、回転する前記払拭部材の回転に従動して回転する状態、又は固定された状態で前記払拭部材の外周面を押圧することで前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出すことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液は純水であることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液は、pH調整剤、低揮発成分、及び消泡剤の少なくとも一部を含むことを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1~10のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置において、
前記洗浄液受容部は、当該洗浄液受容部が受けた前記洗浄液の泡が、前記インク吐出面、前記払拭部材及び前記洗浄液供給部に接触しない位置に配置されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項12に記載のインクジェット記録装置の発明は、
前記インク吐出ヘッドと、
請求項1~11のいずれか一項に記載のメンテナンス装置と、
を備えることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のインクジェット記録装置において、
前記インク吐出ヘッドの前記インク吐出面を前記払拭部材が払拭するように前記メンテナンス装置を移動させる移動部を備えることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載のインクジェット記録装置において、
前記メンテナンス装置を、
前記払拭部材により前記インク吐出面を払拭する第1動作モード、及び
前記払拭部材により前記インク吐出面を払拭させずに前記洗浄液供給部から前記払拭部材に対して前記洗浄液を供給させて前記払拭部材を清掃する第2動作モード
で動作させる制御部を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項15に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス方法の発明は、
洗浄液を含侵した状態の払拭部材をインク吐出ヘッドのインク吐出面に当接させて当該インク吐出面を払拭する払拭ステップと、
洗浄液供給部から前記払拭部材に前記洗浄液を供給する洗浄液供給ステップと、
前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出して前記払拭部材における前記洗浄液の含侵量を調節する含侵量調節ステップと、
前記含侵量調節ステップで前記払拭部材から絞り出された前記洗浄液を、前記洗浄液供給部とは別個に設けられた洗浄液受容部により受ける洗浄液受容ステップと、
前記洗浄液受容部が受けた前記洗浄液を回収して前記洗浄液供給部に供給する洗浄液回収ステップと、
を含み、
前記洗浄液回収ステップでは、回収した前記洗浄液のうち所定割合の一部を再利用して前記洗浄液供給部に供給することを特徴としている。
本発明に従うと、より確実に適切なメンテナンスを行うことができるという効果がある。
インクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 メンテナンス装置の詳細な構成を示す図である。 インクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 メンテナンス処理の制御手順を示すフローチャートである。 洗浄液回収処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例に係るクリーニングローラーの構成を示す断面図である。
以下、本発明のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置、インクジェット記録装置及びインク吐出ヘッドのメンテナンス方法に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態であるインクジェット記録装置1の概略構成を示す図である。
インクジェット記録装置1は、搬送部10と、画像記録部20と、メンテナンス装置30などを備える。
搬送部10は、一対の搬送ローラー11と、プラテン12などを備える。
一対の搬送ローラー11は、図示しない搬送モーターの駆動によって、図1のX方向に平行な回転軸を中心に回転する。これにより、一対の搬送ローラー11に架け渡された記録媒体Sを所定の搬送方向(図1のY方向)に搬送する。
プラテン12は、一対の搬送ローラー11の間において上面が略水平となるように配置された板状の部材である。プラテン12は、その上面で記録媒体Sを支持する。また、プラテン12に通気孔を設けて、記録媒体Sとは反対側から空気を吸引することで記録媒体Sをプラテン12の上面に吸着させる構成としても良い。
画像記録部20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのインク吐出ヘッド21と、これら4つのインク吐出ヘッド21を保持した状態で移動可能なキャリッジ22とを備える。
インク吐出ヘッド21は、プラテン12に対向するインク吐出面に設けられた複数のノズルの開口部から、搬送部10により搬送される記録媒体Sに対して画像データに基づいてインクを吐出する。インク吐出ヘッド21のインク吐出面では、ノズルの開口部がY方向に一次元配列されてノズル列を構成している。なお、インク吐出ヘッド21には、ノズルの開口部の位置が互いにY方向にずれる位置関係で、ノズル列が複数設けられていても良い。
ノズルからインクを吐出させる方法は、特には限られないが、例えばノズルに連通する圧力室の壁面にピエゾ素子といった圧電素子を設け、圧電素子(したがって圧力室)を変形させて圧力室内のインクに圧力変動を生じさせることでノズルからインクを吐出する方法を用いることができる。
4つのインク吐出ヘッド21は、X方向について所定の間隔で並ぶように配列された状態でキャリッジ22に保持されている。インク吐出ヘッド21の数は、画像の記録に用いる色の数に応じて3つ以下又は5つ以上とされていても良い。
キャリッジ22は、X方向に延在する案内部材(図示略)に沿って、キャリッジ移動部51(図3参照)により移動可能に設けられている。インク吐出ヘッド21を保持するキャリッジ22をX方向に移動させながら各インク吐出ヘッド21からインクを吐出させる動作(主走査)を行うことで、記録媒体SのY方向についての所定範囲(ノズル列が形成されている範囲)の帯状領域にインクを着弾させて画像を記録することができる。インクジェット記録装置1は、この主走査と、記録媒体SをY方向に所定距離搬送する動作(副走査)を繰り返し行うことで、記録媒体Sの所定の領域に画像を記録する。以下では、主走査を行って画像を記録しているときのキャリッジの位置を画像記録位置A1とも記す。
また、キャリッジ22は、インク吐出ヘッド21のインク吐出面がメンテナンス装置30と対向するメンテナンス位置A2まで、X方向に沿って移動可能となっている。すなわち、キャリッジ22は、画像記録位置A1とメンテナンス位置A2との間をX方向に往復移動可能となっている。
メンテナンス装置30は、X方向に延びる回転軸を中心に回転するクリーニングローラー31などを備え、メンテナンス位置A2に移動したインク吐出ヘッド21のインク吐出面をクリーニングローラー31により払拭して清掃する。クリーニングローラー31のX方向(長手方向)についての長さは、一のインク吐出ヘッド21のインク吐出面のX方向についての長さよりも長くなっている。
メンテナンス装置30は、メンテナンス装置移動部52(図3参照)により、X方向及びY方向に移動可能に設けられている。メンテナンス装置30は、一のインク吐出ヘッド21のインク吐出面にクリーニングローラー31を当接させた状態でY方向に移動することで、当該インク吐出ヘッド21のインク吐出面をその長手方向に沿って払拭する。また、一のインク吐出ヘッド21の払拭動作が終了した後、X方向に移動することで、隣のインク吐出ヘッド21のインク吐出面にクリーニングローラー31を当接させて、再度Y方向に移動してインク吐出面を払拭する。この動作を繰り返すことで、メンテナンス装置30は、4つのインク吐出ヘッド21のインク吐出面を払拭してクリーニングする。
クリーニングローラー31のX方向の幅によっては、1回のY方向への移動で2以上のインク吐出ヘッド21のインク吐出面を払拭しても良い。
図2は、メンテナンス装置30の詳細な構成を示す図である。
メンテナンス装置30は、クリーニングローラー31と、絞り棒32(含侵量調節部)と、洗浄液受容部33と、洗浄液回収部34と、洗浄液供給部35と、洗浄液補充部36などを備える。
クリーニングローラー31は、X方向に延びるローラー軸312と、ローラー軸312の周囲に設けられた円筒形状の払拭部材311とを有する。払拭部材311は、ローラー軸312に固定されており、ローラー軸312がローラー駆動部37(図3参照)により回転駆動されることで、ローラー軸312とともに回転する。
払拭部材311としては、例えば、スポンジ状の柔軟な多孔質材料を用いることができる。多孔質材料としては、プラスチックポリマー等からなる連続気泡を有するもの、例えばポリウレタンが挙げられる。このような材質の払拭部材311は、洗浄液90や、インク吐出面21a上のインクを吸収して含侵することができる。
ローラー軸312は、剛性が高く錆び難い材質であることが好ましく、例えば、ステンレスなどを用いることができる。
クリーニングローラー31は、ローラー駆動部37(図3参照)により駆動されてZ方向に上下動することが可能となっており、インク吐出ヘッド21のインク吐出面21aに当接する状態(図2の状態)と、インク吐出面21aに対して下方に退避して当接しない状態(不図示)とを切り替えることができる。以下では、インク吐出面21aに当接するときのクリーニングローラー31の位置を「当接位置」とも記し、インク吐出面21aに当接しないときのクリーニングローラー31の位置を「退避位置」とも記す。当接位置は、ローラー軸312からインク吐出面21aまでの距離が、払拭部材311の厚さより小さくなるように設定されている。これにより、当接位置では、払拭部材311の表面がインク吐出面21aに圧接されて、所定面積の当接面を形成するようになっている。払拭部材311は、この当接面においてインク吐出面21aを払拭して清掃する。
絞り棒32は、払拭部材311の回転方向についてインク吐出面21aとの接触位置の上流側に配置された円柱状部材である。絞り棒32は、払拭部材311よりも硬い材料、例えば硬質ゴムやステンレスなどで構成されている。
絞り棒32は、洗浄液90の含浸後、インク吐出面21aの払拭前の払拭部材311の外周面を半径方向に押圧して払拭部材311から洗浄液90の一部を絞り出すことで、洗浄液90の含浸量を適量に調節する。ここで、絞り棒32は、絞り棒移動部38(図3参照)により移動されることで、クリーニングローラー31のローラー軸312との距離を変更することが可能となっており、この距離によって払拭部材311から絞り出す洗浄液90の量、すなわち払拭部材311の含侵量を所望の値に調節することができる。以下では、絞り棒32が払拭部材311を押圧して洗浄液90の含侵量を調節しているときの絞り棒32の位置を「押圧位置」と記し、払拭部材311に当接していないときの絞り棒32の位置を「非押圧位置」と記す。
なお、絞り棒32は、円柱状部材に限られず、例えばへら状の板状部材としても良い。
また、絞り棒32は、X方向に延びる回転軸を中心に回転可能なものであっても良い。この場合は、払拭部材311の回転に従動して回転しながら払拭部材311を押圧することで、払拭部材311から洗浄液90を絞り出して含侵量を調節する。回転可能な絞り棒32を用いることで、払拭部材311と絞り棒32との摩擦による摩耗を低減することができる。
洗浄液受容部33は、クリーニングローラー31及び絞り棒32の鉛直方向下方に設けられた漏斗状の容器である。洗浄液受容部33は、絞り棒32により払拭部材311から絞り出された洗浄液90を受けて、洗浄液回収部34により回収されるまで一時的に貯留する。
払拭部材311から絞り出された洗浄液90には、通常、泡90aが含まれる。洗浄液受容部33は、この泡90aが外部に溢れ出ない容量とされている。また、洗浄液受容部33は、泡90aが他の部材、すなわちクリーニングローラー31、絞り棒32、洗浄液供給部35、インク吐出ヘッド21のインク吐出面21aなどに接触しない位置に配置されている。
洗浄液回収部34は、洗浄液受容部33が受けた洗浄液90を回収して一時的に貯留し、洗浄液供給部35に供給する。洗浄液回収部34は、回収流路341と、分岐バルブ342と、排出流路343と、廃液タンク344(廃液貯留部)と、泡除去フィルター345(泡除去部)と、サブタンク346(洗浄液貯留部)と、供給流路347と、第2送液ポンプP2などを備える。
回収流路341は、洗浄液受容部33の底部に設けられた洗浄液流出孔に連通しているとともに、サブタンク346まで延設されており、洗浄液受容部33が受けた洗浄液90をサブタンク346に導く。回収流路341は、重力により洗浄液90をサブタンク346に導く構成とすることができるが、途中に送液ポンプを設けても良い。
分岐バルブ342は、回収流路341を流れる洗浄液90の一部を排出流路343に導く。分岐バルブ342は、制御部40(図3参照)による制御下で、回収流路341を流れる洗浄液90のうち排出流路343に導く洗浄液90の割合を変化させることができるようになっている。換言すれば、分岐バルブ342は、洗浄液受容部33が受けた洗浄液90のうち、再利用してサブタンク346に戻す洗浄液90の割合(以下、「回収流量割合」と記す)を調節することができる。分岐バルブ342によって排出流路343に導かれた洗浄液90は、廃液タンク344に貯留される。
泡除去フィルター345は、回収流路341のうち分岐バルブ342の下流側に設けられており、回収流路341を流れる洗浄液90に含まれる泡90aを捕捉して除去すする。泡除去フィルター345の構成は、特には限られず、洗浄液90の泡90aより目の細かいメッシュ状の部材であれば任意の材質のものを用いることができる。泡除去フィルター345によって捕捉された泡90aは、洗浄液90の流れに応じた抗力を受けて破壊され、消滅する。なお、泡除去フィルター345は、回収流路341のうち分岐バルブ342より上流側に設けられていても良い。
サブタンク346は、回収流路341を通って回収された洗浄液90と、メインタンク361から供給された洗浄液90とを貯留する。サブタンク346には、貯留されている洗浄液90の量を検出して結果を制御部40(図3参照)に出力する液量検出部3461が設けられている。
供給流路347は、サブタンク346と洗浄液供給部35とを接続しており、その途中には第2送液ポンプP2が設けられている。
第2送液ポンプP2は、制御部40(図3参照)による制御下で動作し、サブタンク346内の洗浄液90を洗浄液供給部35に送出する。
洗浄液供給部35は、供給流路347から流入した洗浄液90をクリーニングローラー31の払拭部材311に供給する。洗浄液供給部35は、X方向に延びる管状の部材であり、払拭部材311と対向する位置に複数の洗浄液供給ノズル351が設けられている。洗浄液供給ノズル351は、洗浄液供給部35に設けられた孔部であり、X方向について払拭部材311の延在範囲に亘って複数設けられている。供給流路347から洗浄液供給部35に対して所定の圧力で洗浄液90が流入することで、複数の洗浄液供給ノズル351から払拭部材311に対して洗浄液90が噴射される。すなわち、洗浄液供給部35は、払拭部材311に対して洗浄液90を掛け流す。洗浄液供給ノズル351から払拭部材311に供給された洗浄液90は、払拭部材311に含侵され、上述のように絞り棒32によって含侵量が調節される。
洗浄液補充部36は、メインタンク361と、補充流路362と、第1送液ポンプP1などを備える。
メインタンク361は、サブタンク346に供給される洗浄液90を貯留する。
補充流路362は、メインタンク361とサブタンク346とを接続しており、その途中に第1送液ポンプP1が設けられている。
第1送液ポンプP1は、制御部40(図3参照)による制御下で、サブタンク346の液量が基準値未満となった場合などに所定時間動作し、メインタンク361の洗浄液90をサブタンク346に送出して補充する。
洗浄液90としては、例えば純水が用いられる。また、洗浄液としては、各種の溶剤が用いられても良い。また、洗浄液90には、洗浄力を高めるために界面活性剤等を適宜に添加しても良い。また、pH調整剤として塩基性化合物などを添加することが、インク中に含まれる酸性分含有樹脂等の再溶解及び再分散を促進するため好ましい。また、高沸点有機溶剤や親水性の高分子化合物といった低揮発成分を添加することが、洗浄液90の乾燥を抑制できるため好ましい。また、消泡剤を入れることが、洗浄液90に泡を生じ難くするという点で好ましい。
このように、メンテナンス装置30では、洗浄液補充部36からサブタンク346に送出された洗浄液90が、洗浄液供給部35により、回転する払拭部材311に対して供給され(掛け流され)、払拭部材311に含侵される。また、払拭部材311に含侵された洗浄液90の一部が絞り棒32により絞り出されて、洗浄液90の含侵量が調整される。この含侵量の調整後の払拭部材311によりインク吐出面21aが払拭されて、インク吐出面21a上のインクが払拭部材311により吸収される。払拭部材311のうちインクを吸収した部位には、洗浄液供給部35から洗浄液90が再度供給され、これにより払拭部材311が洗浄されるとともに、吸収されたインクの一部が洗浄液90とともに絞り棒32により絞り出されて払拭部材311から除去される。
メンテナンス装置30は、この一連の動作を繰り返しながら、全体がY方向に移動することで、回転する払拭部材311によりインク吐出面21aの未払拭部分を順次払拭していく。クリーニングローラー31によるこの通常の払拭動作を行うときのメンテナンス装置30の動作モードを、以下ではクリーニングモード(第1動作モード)とも記す。
一方、絞り棒32により払拭部材311から絞り出された洗浄液90は、洗浄液受容部33により受けられて洗浄液回収部34により回収され、その一部が再利用されて再び洗浄液供給部35から払拭部材311に対して供給される。このように洗浄液90を再利用することで、洗浄液供給部35から払拭部材311に対して洗浄液90を掛け流す方法を用いても洗浄液90の消費量を抑えることができる。
洗浄液90を掛け流す方法では、払拭部材311の洗浄が不十分となりやすいため、所定のローラー清掃開始条件を満たすタイミングで、払拭部材311を清掃する動作が行われる。この払拭部材311の清掃を行うときのメンテナンス装置30の動作モードを、以下ではローラー清掃モード(第2動作モード)とも記す。ローラー清掃開始条件は、例えば、最後にローラー清掃モードが実行されてから、クリーニングローラー31によるインク吐出面21aの払拭動作を行った累積時間が所定時間を超えたこと、とすることができる。
ここで、払拭部材311は、絞り棒32により押圧されて洗浄液90が絞り出された後、形状が復元するときに空気を内部に取り込む。この結果、次に絞り棒32により洗浄液90が絞り出されるときには、洗浄液90とともに、取り込んだ空気が排出されるため、絞り出された洗浄液90には多数の泡90aが生じる。この泡90aは、直接、又は払拭部材311を介してインク吐出面21aに付着するとインクの吐出不良に繋がる。
これに対し、本実施形態のメンテナンス装置30では、洗浄液供給部35と洗浄液受容部33とが別個に設けられていることで、洗浄液受容部33における洗浄液90の泡90aが洗浄液供給部35により払拭部材311に付与されて付着しないようになっている。これにより、泡90aが払拭部材311を介してインク吐出面21aに付着しないようになっている。また、洗浄液受容部33の内部の泡90aが、洗浄液供給部35の他、クリーニングローラー31、絞り棒32、及びインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aなどに泡90aが接触しないように、洗浄液受容部33の配置位置が調整されている。これによっても、洗浄液受容部33内の泡90aがインク吐出面21aに直接付着しないようになっている。
図3は、インクジェット記録装置1の機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置1は、制御部40と、インク吐出ヘッド21と、ヘッド制御部23と、キャリッジ移動部51と、メンテナンス装置移動部52(移動部)と、搬送制御部53と、操作表示部54と、通信部55と、メンテナンス装置30などを備え、これらは、バス56を介して信号を送受信可能に接続されている。以下では、既に説明した構成要素については説明を省略する。
制御部40は、インクジェット記録装置1の全体動作を統括制御する。制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)と、RAM42(Random Access Memory)と、記憶部43などを備える。
CPU41は、記憶部43に記憶されている制御プログラムを読み出して画像記録やその設定などに係る各種制御処理を行う。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。記憶部43は、制御プログラムや設定データなどを記憶する不揮発性メモリーを含む。また、記憶部43は、通信部55を介して外部から取得された画像記録命令(プリントジョブ)に係る設定や記録画像の画像データなどを一時的に記憶するDRAMなどを備えても良い。
ヘッド制御部23は、インク吐出ヘッド21の圧電素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて駆動信号を供給することにより、画像データの画素値に応じた量のインクをノズルから吐出させる。
キャリッジ移動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、キャリッジ22をX方向に移動させる移動機構のモーターやブレーキに駆動信号を出力し、上述の主走査に係るキャリッジ22の移動を行い、また画像記録位置A1及びメンテナンス位置A2の間でキャリッジ22を移動させる。
メンテナンス装置移動部52は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、メンテナンス装置30をX方向及びY方向に移動させる移動機構のモーターやブレーキに駆動信号を出力してメンテナンス装置30を移動させる。
搬送制御部53は、搬送ローラー11を回転させるモーターを動作させて、搬送ローラー11を適切な速度及びタイミングで回転させる。この搬送制御部53は、制御部40と共通の構成であっても良い。
操作表示部54は、画像記録に係るステータス情報やメニューなどを表示させるとともに、ユーザーからの入力操作を受け付ける。操作表示部54は、例えば、液晶パネルによる表示画面及び当該液晶パネルのドライバーと、液晶画面上に重ねて設けられたタッチパネルなどを備え、ユーザーによりタッチ操作がなされた位置と操作の種別に応じた操作検出信号を制御部40に出力する。
通信部55は、所定の通信規格に従って外部機器とのデータの送受信を行う。通信部55は、利用とする通信規格に係る接続端子及び通信接続に係るドライバーのハードウェア(ネットワークカード)などを備える。
メンテナンス装置30のローラー駆動部37は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、クリーニングローラー31を回転させるモーターを動作させて、クリーニングローラー31を適切な速度及びタイミングで回転させる。また、クリーニングローラー31のローラー軸312を移動させる移動機構のモーターに駆動信号を出力して、クリーニングローラー31を上述した当接位置と退避位置との間で移動させる。
絞り棒移動部38は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、絞り棒32を移動させる移動機構のモーターに駆動信号を出力して、絞り棒32を上述した押圧位置と非押圧位置との間で移動させる。
次に、インクジェット記録装置1におけるメンテナンス装置30を用いたメンテナンス動作の流れについて説明する。
図4は、メンテナンス動作を実行するためのメンテナンス処理の、制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
メンテナンス処理は、所定のメンテナンス開始条件が満たされた場合に開始される。ここで、メンテナンス開始条件は、例えば、画像記録部20による画像の記録動作の累積時間が所定値を超えたこと、あるいは画像の記録回数が所定値を超えたこと、などとすることができる。
メンテナンス処理が開始されると、制御部40は、キャリッジ移動部51に制御信号を送信してキャリッジ22及びインク吐出ヘッド21をメンテナンス位置A2に移動させる(ステップS101)。これにより、メンテナンス装置30のクリーニングローラー31が、一のインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aと対向する状態となる。
制御部40は、第1送液ポンプP1を動作させて、メインタンク361からサブタンク346に洗浄液90を供給させる(ステップS102)。ここでは、制御部40は、液量検出部3461による検出結果を参照して、サブタンク346に洗浄液90が所定量貯留されたところで第1送液ポンプP1による送液動作を停止させる。
制御部40は、ローラー駆動部37に制御信号を送信してクリーニングローラー31の回転動作を開始させる(ステップS103)。
制御部40は、第2送液ポンプP2を動作させてサブタンク346内の洗浄液90を洗浄液供給部35に送出させ、洗浄液供給部35の洗浄液供給ノズル351から払拭部材311に対して洗浄液90を噴射させる。また、制御部40は、絞り棒移動部38に制御信号を送信して絞り棒32を押圧位置に移動させ、払拭部材311における洗浄液90の含侵量の調節動作を開始させる(ステップS104:含侵量調節ステップ、洗浄液供給ステップ)。このステップS104以降、洗浄液受容部33は、払拭部材311から絞り出された洗浄液90を受けることとなる(洗浄液受容ステップ)。
また、制御部40は、後述する洗浄液回収処理を開始させる(ステップS105)。
制御部40は、ローラー駆動部37に制御信号を送信してクリーニングローラー31をインク吐出面21aに当接する当接位置に移動(上昇)させる(ステップS106)。また、制御部40は、メンテナンス装置移動部52に制御信号を送信してメンテナンス装置30を移動させることで、クリーニングローラー31によりインク吐出面21aを払拭させる(ステップS107:払拭ステップ)。
制御部40は、全てのインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aのクリーニングが完了したか否かを判別し(ステップS108)、クリーニングが完了していないと判別された場合には(ステップS108で“No”)、処理をステップS107に戻す。
全てのインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aのクリーニングが完了したと判別された場合には(ステップS108で“Yes”)、制御部40は、ローラー駆動部37に制御信号を送信してクリーニングローラー31を退避位置に移動(降下)させ、キャリッジ移動部51に制御信号を送信してキャリッジ22及びインク吐出ヘッド21を画像記録位置A1に移動させる(ステップS109)。
制御部40は、上述のローラー清掃開始条件が満たされているか否かを判別する(ステップS110)。ローラー清掃開始条件が満たされていると判別された場合には(ステップS110で“Yes”)、制御部40は、所定のクリーニングローラー清掃処理を行う(ステップS111)。すなわち、クリーニングローラー31を退避位置で回転させた状態で、洗浄液供給部35から払拭部材311に対して洗浄液90を所定時間掛け流し、払拭部材311を洗浄する。
ステップS111の処理が終了した場合、又はステップS110の処理でローラー清掃開始条件が満たされていないと判別された場合には(ステップS110で“No”)、制御部40は、第2送液ポンプを停止させて、クリーニングローラー31に対する洗浄液供給部35からの洗浄液90の供給を停止させ、絞り棒移動部38に制御信号を送信して絞り棒32を非押圧位置に移動させる(ステップS112)。
ステップS112の処理が終了すると、制御部40は、メンテナンス処理を終了させる。
上記のうち、ステップS111の動作がローラー清掃モードの動作に対応し、ステップS111を除く各ステップの動作がクリーニングモードの動作に対応する。
図5は、洗浄液回収処理の制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
メンテナンス処理のステップS105で洗浄液回収処理が呼び出されると、制御部40は、分岐バルブ342に制御信号を送信して、分岐バルブ342による回収流量割合を100%に設定する(ステップS201)。すなわち、洗浄液受容部33から流入した全ての洗浄液90をサブタンク346に導いて再利用し、廃液タンク344に洗浄液90が供給されない状態とする。
制御部40は、分岐バルブ342の回収流量割合を変更する時間として予め設定された所定時間が経過したか否かを判別し(ステップS202)、所定時間が経過したと判別された場合には(ステップS202で“Yes”)、分岐バルブ342の回収流量割合を所定量低減させる(ステップS203)。すなわち、制御部40は、分岐バルブ342から廃液タンク344に導かれる洗浄液90の割合を所定量増大させ、再利用する洗浄液90の割合を低減させる。以降、制御部40は、ステップS202で所定時間が経過したと判別されるごとにステップS203を実行することで、払拭部材311がインク吐出面21aを払拭している期間において、回収した洗浄液90のうち再利用する洗浄液90の割合を漸減させる。
ステップS203の処理が終了した場合、又はステップS202の処理で所定時間が経過していないと判別された場合には(ステップS202で“No”)、制御部40は、液量検出部3461による検出結果に基づいて、サブタンク346内の洗浄液90の液量が基準値未満となっているか否かを判別する(ステップS204)。
サブタンク346内の洗浄液90の液量が基準値未満であると判別された場合には(ステップS204で“Yes”)、制御部40は、所定の洗浄液交換条件が満たされるか否かを判別する(ステップS205)。この洗浄液交換条件は、サブタンク346内の洗浄液90のインクによる汚染度が所定の水準より悪化した場合に満たされるように定められており、例えば、払拭部材311がインク吐出面21aを払拭している累積時間が所定時間を超えたこと、とすることができる。
洗浄液交換条件が満たされていると判別された場合には(ステップS206で“Yes”)、制御部40は、サブタンク346内の洗浄液90を交換するための所定の処理を行う(ステップS206)。この処理は、特には限られないが、サブタンク346から廃液タンク344に洗浄液90を送出する図示しない流路及び送液ポンプが設けられている構成において送液ポンプを動作させる処理であっても良いし、サブタンク346内の洗浄液90の交換をユーザーに促すための表示を操作表示部54に表示させる処理であっても良い。
洗浄液交換条件が満たされていないと判別された場合には(ステップS206で“No”)、制御部40は、第1送液ポンプP1を動作させて、メインタンク361からサブタンク346に洗浄液90を供給(補充)させる(ステップS207)。ここでは、制御部40は、液量検出部3461による検出結果を参照して、サブタンク346に洗浄液90が所定量貯留されたところで第1送液ポンプP1による送液動作を停止させる。
ステップS206又はステップS207の処理が終了すると、制御部40は、サブタンク346内の洗浄液90の状態に応じて、分岐バルブ342による回収流量割合を設定する(ステップS208)。すなわち、ステップS206の洗浄液90の交換が行われた場合には、サブタンク346内の洗浄液90はインクにより汚染されていない状態であるため、回収流量割合が100%に設定される。また、ステップS207の洗浄液90の補充が行われた場合には、補充後のサブタンク346内の洗浄液90の汚染度に応じて回収流量割合が設定される。
ステップS208の処理が終了した場合、又はステップS204の処理でサブタンク346内の洗浄液90の液量が基準値以上であると判別された場合には(ステップS204で“No”)、制御部40は、メンテナンス処理が終了しているか否かを判別する(ステップS209)。制御部40は、メンテナンス処理が終了していないと判別された場合には(ステップS209で“No”)、処理をステップS202に戻し、メンテナンス処理が終了していると判別された場合には(ステップS209で“Yes”)、洗浄液回収処理を終了させる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、洗浄液供給部35から払拭部材311に洗浄液90を噴射して掛け流す構成としたが、払拭部材311に対して洗浄液90を供給する方法はこれに限られない。
例えば、洗浄液供給部が、払拭部材311の内周面側から払拭部材311に洗浄液90を供給する構成としても良い。すなわち、図6の断面図に示すように、クリーニングローラー31のローラー軸312として、多数の開口部312aが設けられた中空の管状の部材を用い、洗浄液供給部からローラー軸312の内部に洗浄液90を所定の圧力で供給する。これにより、ローラー軸312の開口部312aから払拭部材311に向かって洗浄液90が供給される。
この他、洗浄液90を含んだスポンジ状の部材を払拭部材311の外周面に当接させることで払拭部材311に洗浄液90を供給しても良い。また、洗浄液90で満たされた容器に払拭部材311の一部を浸漬させることで払拭部材311に洗浄液90を供給しても良い。
以上のように、本実施形態に係るインク吐出ヘッド21のメンテナンス装置30は、 洗浄液90を含侵した状態でインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aを払拭する払拭部材311と、払拭部材311に洗浄液90を供給する洗浄液供給部35と、払拭部材311に含侵された洗浄液90の一部を絞り出して払拭部材311における洗浄液90の含侵量を調節する含侵量調節部としての絞り棒32と、絞り棒32により払拭部材311から絞り出された洗浄液90を受ける、洗浄液供給部35とは別個に設けられた洗浄液受容部33と、を備える。
このように、洗浄液供給部35と洗浄液受容部33とが別個に設けられていることで、洗浄液受容部33における洗浄液90の泡90aが、洗浄液供給部35によって払拭部材311に付与されて付着しないようにすることができる。これにより、泡90aが払拭部材311を介してインク吐出面21aに付着しないようにすることができる。よって、メンテナンス時に泡90aがインク吐出面21aに付着することに起因するインク吐出不良の発生を抑制することができ、より確実に適切なメンテナンスを行うことができる。
また、洗浄液90に消泡剤を添加しなくても(又は、添加する消泡剤の量を抑制しても)、泡90aがインク吐出面21aに付着する不具合の発生を抑制できるため、メンテナンス装置30のランニングコストを削減することができる。
また、メンテナンス装置30は、洗浄液受容部33が受けた洗浄液90を回収して洗浄液供給部35に供給する洗浄液回収部34を備える。これによれば、洗浄液供給部35から払拭部材311に洗浄液90を掛け流す場合など、払拭部材311に多量の洗浄液90を供給する必要がある場合においても、洗浄液90を再利用することで洗浄液90の消費量を抑えることができる。
また、洗浄液回収部34は、回収した洗浄液90の泡90aを除去する泡除去フィルター345を有する。回収された洗浄液90の泡90aは、回収流路341を通る間に徐々に消滅していくが、上記のように泡除去フィルター345を設けることで、回収した洗浄液90から泡90aを確実に除去することができる。また、泡90aを除去した後に再利用することで、洗浄液供給部35から払拭部材311に泡90aが付与されて当該泡90aがインク吐出面21aに付着する不具合の発生を確実に抑制することができる。
また、洗浄液回収部34は、回収した洗浄液90を貯留する洗浄液貯留部としてのサブタンク346を有する。これによれば、回収した洗浄液90を一時的に貯留して効率良く再利用することができる。また、メンテナンス装置30内にサブタンク346を設けることで、メンテナンス装置30の外部にサブタンク346を設けた場合と比較して、インクジェット記録装置1の流路配線の構成を簡素化することができる。
また、洗浄液回収部34は、回収した洗浄液90の一部を再利用して洗浄液供給部35に供給する。これによれば、回収した洗浄液90のインクによる汚染度が高い場合などにおいて、サブタンク346に貯留される洗浄液90の汚染度が急速に高まるのを抑えることができ、洗浄液90を効率良く使用することができる。
また、洗浄液回収部34は、払拭部材311がインク吐出面21aを払拭している期間において、回収した洗浄液90のうち再利用する洗浄液90の割合を漸減させる。これによれば、回収した洗浄液90の汚染度が低い段階では再利用率(リサイクル率)を高くすることで洗浄液90の廃棄量を抑えることができ、また、汚染度が高まるにつれて再利用率(リサイクル率)を低くすることで、サブタンク346に貯留される洗浄液90の汚染度が急速に高まるのを抑えることができる。よって、洗浄液90をより効率良く使用することができる。
また、洗浄液回収部34は、回収した前記洗浄液のうち再利用しない残りの一部の洗浄液90を貯留する廃液貯留部としての廃液タンク344を有する。このように、メンテナンス装置30内に廃液タンク344を設けることで、メンテナンス装置30の外部に廃液タンク344を設けた場合と比較して、インクジェット記録装置1の流路配線の構成を簡素化することができる。
また、洗浄液供給部35は、払拭部材311に対して洗浄液90を噴射する洗浄液供給ノズル351を有する。このように洗浄液90を掛け流す構成によれば、確実に、泡90aを含まない洗浄液90を払拭部材311に供給することができる。
また、上記変形例に係るメンテナンス装置30では、払拭部材311は円筒形状を有し、洗浄液供給部35は、払拭部材311の内周面側から払拭部材311に洗浄液90を供給する。これによれば、払拭部材311の内周面側から洗浄液90が供給され、絞り棒32によって外周面側から洗浄液90が絞り出されるため、払拭部材311が払拭により吸収したインクを効率良く外周面側から排出することができる。
また、払拭部材311は円筒形状を有し、かつ円筒形状の中心軸の回りに回転可能に設けられており、絞り棒32は、回転する払拭部材311の回転に従動して回転する状態、又は固定された状態で払拭部材32の外周面を押圧することで払拭部材311に含侵された洗浄液90の一部を絞り出す。これによれば、払拭部材311に含侵されている洗浄液90を簡易な構成で絞り出すことができる。
また、洗浄液90として純水を用いることで、インク吐出面21aを効率良く、かつ効果的にクリーニングすることができる。
また、洗浄液90は、pH調整剤、低揮発成分、及び消泡剤の少なくとも一部を含む。洗浄液90がpH調整剤を含むことで、払拭するインク中に含まれる酸性分含有樹脂等の再溶解及び再分散を促進することができる。また、洗浄液90が低揮発成分を含むことで、洗浄液90の乾燥を抑制することができる。また、洗浄液90が消泡剤を含むことで、洗浄液90の泡90aを生じ難くすることができる。
また、洗浄液受容部33は、当該洗浄液受容部33が受けた洗浄液90の泡90aが、インク吐出面21a、払拭部材311及び洗浄液供給部35に接触しない位置に配置されている。これによれば、洗浄液受容部33の内部の泡90aが、これらの各部に接触しないようにすることができる。よって、例えば洗浄液受容部33内の泡90aが払拭部材311を介してインク吐出面21aに付着するのを抑制することができる。これにより、メンテナンス時に泡90aがインク吐出面21aに付着することによるインク吐出不良の発生をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1は、インク吐出ヘッド21と、上記メンテナンス装置30と、を備える。これによれば、メンテナンス時に泡90aがインク吐出面21aに付着することに起因するインク吐出不良の発生を抑制することができ、より確実に適切なメンテナンスを行うことができる。
また、インクジェット記録装置1は、インク吐出ヘッド21のインク吐出面21aを払拭部材311が払拭するようにメンテナンス装置30を移動させるメンテナンス装置移動部52を備える。これによれば、任意の形状のインク吐出面21aを払拭してクリーニングすることができる。また、サブタンク346や廃液タンク344を内部に有するメンテナンス装置30の全体を移動可能とすることで、サブタンク346や廃液タンク344からの流路にメンテナンス装置30の移動分の余裕を確保する必要がなくなるため、流路を短くしてインクジェット記録装置1の構成を簡素化することができる。
また、インクジェット記録装置1は、メンテナンス装置30を、払拭部材311によりインク吐出面21aを払拭するクリーニングモード、及び払拭部材311によりインク吐出面21aを払拭させずに洗浄液供給部35から払拭部材311に対して洗浄液90を供給させて払拭部材311を清掃するローラー清掃モードで動作させる制御部40を備える。これによれば、クリーニングモードにおいて洗浄液供給部35から払拭部材311に供給される洗浄液90のみでは払拭部材311を完全に洗浄できない場合においても、ローラー清掃モードにおいて払拭部材311を確実に洗浄(清掃)することができる。
また、本実施形態のインク吐出ヘッド21のメンテナンス方法は、洗浄液90を含侵した状態の払拭部材311をインク吐出ヘッド21のインク吐出面21aに当接させて当該インク吐出面21aを払拭する払拭ステップと、洗浄液供給部35から払拭部材311に洗浄液90を供給する洗浄液供給ステップと、払拭部材311に含侵された洗浄液90の一部を絞り出して払拭部材311における洗浄液90の含侵量を調節する含侵量調節ステップと、含侵量調節ステップで払拭部材311から絞り出された洗浄液90を、洗浄液供給部35とは別個に設けられた洗浄液受容部33により受ける洗浄液受容ステップと、を含む。これによれば、メンテナンス時に泡90aがインク吐出面21aに付着することに起因するインク吐出不良の発生を抑制することができ、より確実に適切なメンテナンスを行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、クリーニングローラー31の回転軸がインク吐出面21aの長手方向と直交する構成を例に挙げて説明したが、これに限られず、クリーニングローラー31の回転軸がインク吐出面21aの長手方向と平行となるように(図1の例では、クリーニングローラー31の回転軸がY方向と平行になるように)クリーニングローラー31を配置しても良い。この場合には、クリーニングローラー31の回転軸方向の幅を、インク吐出面の長手方向の長さより大きくすることで、メンテナンス装置30の1回の移動によりインク吐出面21aの全体を払拭することができる。
また、メンテナンス装置30を固定し、キャリッジ22を移動させることでクリーニングローラー31がインク吐出面21aを払拭する構成としても良い。
また、上記実施形態では、インクジェット記録装置1の制御部40がメンテナンス装置30の各部の動作を制御する例を用いて説明したが、これに限られず、メンテナンス装置30内に別個の制御部を設け、この制御部によりメンテナンス装置30の各部の動作を制御するようにしても良い。
また、上記実施形態では、インク吐出ヘッド21をキャリッジ22とともに主走査して画像を記録するインクジェット記録装置1を例に挙げて説明したが、これに限定する趣旨ではなく、記録媒体Sの幅方向についての画像の記録幅に亘ってノズル列が設けられたインク吐出ヘッド(ラインヘッド)を用いて、インク吐出ヘッドを移動させずに画像を記録するシングルパス方式のインクジェット記録装置に本発明を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 インクジェット記録装置
10 搬送部
11 搬送ローラー
12 プラテン
20 画像記録部
21 インク吐出ヘッド
21a インク吐出面
22 キャリッジ
23 ヘッド制御部
30 メンテナンス装置
31 クリーニングローラー
311 払拭部材
312 ローラー軸
312a 開口部
32 絞り棒(含侵量調節部)
33 洗浄液受容部
34 洗浄液回収部
341 回収流路
342 分岐バルブ
343 排出流路
344 廃液タンク(廃液貯留部)
345 泡除去フィルター(泡除去部)
346 サブタンク(洗浄液貯留部)
3461 液量検出部
347 供給流路
35 洗浄液供給部
351 洗浄液供給ノズル
36 洗浄液補充部
361 メインタンク
362 補充流路
37 ローラー駆動部
38 絞り棒移動部
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 記憶部
51 キャリッジ移動部
52 メンテナンス装置移動部(移動部)
53 搬送制御部
54 操作表示部
55 通信部
56 バス
90 洗浄液
90a 泡
A1 画像記録位置
A2 メンテナンス位置
S 記録媒体

Claims (15)

  1. 洗浄液を含侵した状態でインク吐出ヘッドのインク吐出面を払拭する払拭部材と、
    前記払拭部材に前記洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
    前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出して前記払拭部材における前記洗浄液の含侵量を調節する含侵量調節部と、
    前記含侵量調節部により前記払拭部材から絞り出された前記洗浄液を受ける、前記洗浄液供給部とは別個に設けられた洗浄液受容部と、
    前記洗浄液受容部が受けた前記洗浄液を回収して前記洗浄液供給部に供給する洗浄液回収部と、
    を備え
    前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液のうち所定割合の一部を再利用して前記洗浄液供給部に供給することを特徴とするインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  2. 前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液の泡を除去する泡除去部を有することを特徴とする請求項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  3. 前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部を有することを特徴とする請求項又はに記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  4. 前記洗浄液回収部は、前記払拭部材が前記インク吐出面を払拭している期間において、回収した前記洗浄液のうち再利用する洗浄液の割合を漸減させることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  5. 前記洗浄液回収部は、回収した前記洗浄液のうち再利用しない残りの一部の洗浄液を貯留する廃液貯留部を有することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  6. 前記洗浄液供給部は、前記払拭部材に対して前記洗浄液を噴射する洗浄液供給ノズルを有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  7. 前記払拭部材は円筒形状を有し、
    前記洗浄液供給部は、前記払拭部材の内周面側から前記払拭部材に前記洗浄液を供給することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  8. 前記払拭部材は円筒形状を有し、かつ前記円筒形状の中心軸の回りに回転可能に設けられており、
    前記含侵量調節部は、回転する前記払拭部材の回転に従動して回転する状態、又は固定された状態で前記払拭部材の外周面を押圧することで前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出すことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  9. 前記洗浄液は純水であることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  10. 前記洗浄液は、pH調整剤、低揮発成分、及び消泡剤の少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  11. 前記洗浄液受容部は、当該洗浄液受容部が受けた前記洗浄液の泡が、前記インク吐出面、前記払拭部材及び前記洗浄液供給部に接触しない位置に配置されていることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載のインク吐出ヘッドのメンテナンス装置。
  12. 前記インク吐出ヘッドと、
    請求項1~11のいずれか一項に記載のメンテナンス装置と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 前記インク吐出ヘッドの前記インク吐出面を前記払拭部材が払拭するように前記メンテナンス装置を移動させる移動部を備えることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記メンテナンス装置を、
    前記払拭部材により前記インク吐出面を払拭する第1動作モード、及び
    前記払拭部材により前記インク吐出面を払拭させずに前記洗浄液供給部から前記払拭部材に対して前記洗浄液を供給させて前記払拭部材を清掃する第2動作モード
    で動作させる制御部を備えることを特徴とする請求項12又は13に記載のインクジェット記録装置。
  15. 洗浄液を含侵した状態の払拭部材をインク吐出ヘッドのインク吐出面に当接させて当該インク吐出面を払拭する払拭ステップと、
    洗浄液供給部から前記払拭部材に前記洗浄液を供給する洗浄液供給ステップと、
    前記払拭部材に含侵された前記洗浄液の一部を絞り出して前記払拭部材における前記洗浄液の含侵量を調節する含侵量調節ステップと、
    前記含侵量調節ステップで前記払拭部材から絞り出された前記洗浄液を、前記洗浄液供給部とは別個に設けられた洗浄液受容部により受ける洗浄液受容ステップと、
    前記洗浄液受容部が受けた前記洗浄液を回収して前記洗浄液供給部に供給する洗浄液回収ステップと、
    を含み、
    前記洗浄液回収ステップでは、回収した前記洗浄液のうち所定割合の一部を再利用して前記洗浄液供給部に供給することを特徴とするインク吐出ヘッドのメンテナンス方法。
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