JPH10337854A - 凹版印刷機のワイピング液循環装置 - Google Patents
凹版印刷機のワイピング液循環装置Info
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- JPH10337854A JPH10337854A JP16670897A JP16670897A JPH10337854A JP H10337854 A JPH10337854 A JP H10337854A JP 16670897 A JP16670897 A JP 16670897A JP 16670897 A JP16670897 A JP 16670897A JP H10337854 A JPH10337854 A JP H10337854A
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Abstract
る。 【解決手段】 第一槽となるワイピング液槽(1) と、同
第二槽(2) を、変速機付きポンプ(4) 、モータバルブ
(9) を具備したワイピング液移送配管(6) 、モーノポン
プ(5) 、モータバルブ(9) を具備したワイピング液移送
配管(7) で互いに連結し、第二槽(2) の内部に設けた隔
壁(14)と、第二槽(2) に隣設したフィルタ(15)を具備し
た濾過槽(3) を、ワイピング液移送配管(16)で繋ぎ、濾
過槽(3) とワイピング液槽(1) を、ワイピング液移送配
管(8) で連結し、第二槽(2) の上部に新しいワイピング
液補給の配管(10)を設け、この配管(10)に電磁バルブ(1
1)を具備し、第二槽(2) 内に電動式バイブレータ(13)を
設け、ワイピング液槽(1) 内に設けた連通管(26)に、超
音波式液面レベルセンサ(12)を具備したワイピング液循
環装置(A) 。
Description
イピング液循環装置に関するものである。
ング作業を行う場合、一定量(概ね150 リットル)のワ
イピング液を蓄えた単独のワイピング液槽を使用して行
う方法が一般的である。しかしこの従来の単独のワイピ
ング液槽で行う方法には以下のような問題があった。
ワイピング液は印刷経時とともにインキで汚れて次第に
所望する性能(洗浄力)を保持できなくなるため、一
日、一〜二回程度の頻度でワイピング液を交換する必要
がある。使用済みのワイピング液(ワイピング廃液)
は、産業廃棄物となり、その処理には費用が掛かること
から、前記記載のように一日、一〜二回程度の頻度で
ワイピング液を交換すると、ワイピング廃液処理費用が
多大となる。ワイピング液を交換する際、ワイピング
液槽内部を水道水などを用いて清掃する作業が伴うが、
この際、ワイピング液槽内に堆積したインキのへどろは
流動性が悪いため、その排出が極めて困難であり、作業
性が悪い。印刷中、ワイピングローラで拭き取られた
インキがワイピング液に混入することに伴い、次第にワ
イピング液槽内の液面レベルが上昇することとなるが、
この際、作業者は液面レベルを一定に管理するための操
作(液排出バルブの開閉操作など)を行う必要がある。
ワイピング液を交換する際、手動で各種バルブ開閉操
作などを行う必要があるなどが挙げられる。
題を解決するために、既設のワイピング液槽の他に、新
たに同第二槽を設け、両槽をポンプなどで連結し、両槽
に蓄えたワイピング液を循環させながら、印刷を行うこ
となどができるようになしたものであり、その目的とす
るところは、一定量のワイピング液の効率的、長期的使
用とこれによるワイピング液使用コストおよび廃液処理
コストの低減、さらにはワイピング液槽清掃作業、液面
レベル管理作業、ワイピング液交換作業など一連の作業
の負荷を軽減することにある。
液槽(1) と、同じくワイピング液槽となる第二槽(2) と
を、変速機付きポンプ(4) およびモータバルブ(9) を具
備したワイピング液移送配管(6) およびモーノポンプ
(5) 、モータバルブ(9) を具備したワイピング液移送配
管(7) で互いに連結するとともに、前記第二槽(2) の内
部に設けた隔壁(14)と、この第二槽(2) に隣設したフィ
ルタ(15)を具備した濾過槽(3) を、ワイピング液移送配
管(16)で繋ぎ、さらに濾過槽(3)とワイピング液槽(1)
を、ワイピング液移送配管(8) で連結し、前記第二槽
(2)の上部に新しいワイピング液を補給するための配管
(10)を設け、この配管(10)には電磁バルブ(11)を具備す
るとともに、前記第二槽(2) 内に電動式バイブレータ(1
3)を設け、さらに前記ワイピング液槽(1) 内に設けた連
通管(26)に、超音波式液面レベルセンサ(12)を具備した
ことを特徴とするワイピング液循環装置(A) の構成とす
る。
二槽の間に、印刷中、ワイピング液を循環させることに
より、ワイピング液槽内のインキのへどろを効率的に第
二槽に取り出し、第二槽内でワイピング液をインキのへ
どろと上澄み液に分離させ、この上澄み液をワイピング
液槽に戻すことから、ワイピング液槽内の、ワイピング
液の汚れの進行を遅らせ、ワイピング液の性能(洗浄
力)を長期間安定して保持させる作用(機能)を発揮す
るものである。なお、インキのへどろと上澄み液の分離
については、ワイピング液に比べてインキのへどろの比
重が大きいことを利用したものであり、ワイピング液中
で自然に起きる現象であるが、このような現象を利用す
るために第二槽内部に隔壁を設け、インキのへどろの混
濁を抑止する機能を与える。またワイピング液の液面レ
ベルを管理するにあたり、従来は電極棒センサを液の中
に投入して液面レベルを検知させる方法などが一般的で
あるが、このような方法では凹版インキ特有のインキの
へどろがセンサに付着し、誤動作を生じることが多いた
め、この発明ではワイピング液槽に連通管を設け、超音
波式レベルセンサを利用してワイピング液と非接触で検
知させ、この信号を利用してポンプ回転数などを制御す
る方式とする。このことにより液面レベルを極めて安定
して一定に保つ機能を発揮できるものである。すなわ
ち、ワイピング液槽から第二槽への移送経路を二系路と
し、一方に高粘度物質の移送に適したモーノポンプを採
用したことから、インキのへどろを効率的に移送する機
能を発揮できる。そして第二槽底部を適度の角度を持っ
た構成とし、さらに電動式バイブレータを装着したこと
から、第二槽底部に堆積するインキのへどろを極めて容
易に排出する機能を発揮できる。
を示し、その構成はワイピング液槽(1) を第一槽とし、
同第二槽(2) をそれに変速機付きポンプ(4)およびモー
タバルブ(9) を具備したワイピング液移送配管(6) 、お
よびモーノポンプ(5) 、モータバルブ(9) を具備したワ
イピング液移送配管(7) で互いに連結するとともに、第
二槽(2) の内部に設けた隔壁(14)と、第二槽(2) に隣設
したフィルタ(15)を具備した濾過槽(3) を、ワイピング
液移送配管(16)で繋ぎ、さらに濾過槽(3) とワイピング
液槽(1) を、ワイピング液移送配管(8) で連結したもの
である。また第二槽(2) の上部には新しいワイピング液
を補給するための配管(10)を設け、この配管(10)には電
磁バルブ(11)を具備するとともに、第二槽(2) 内には電
動式バイブレータ(13)、廃液排出のための配管(17)、ポ
ンプ(18)、廃液排出時のみ開けるところのモータバルブ
(25)を設け、さらにワイピング液槽(1) には連通管(26)
に超音波式液面レベルセンサ(12)を具備した構成であ
る。これらの機構全体は図示しない一般的な電気的制御
機器などを用いて制御する。なお、(19)はワイピング液
槽(1) 下部に配設した廃液排出のための配管、(20)は手
動バルブ、(21)はポンプ、(22)はワイピング液槽(1) 内
におけるワイピングローラ、(23)はワイピングローラ洗
浄装置である。
よび第二槽(2) に一定量(計約350リットル)のワイピ
ング液(24)を蓄え、図示しない一般的な電気的制御機器
などを用いて変速機付きポンプ(4) 、モーノポンプ(5)
、モータバルブ(9) を作動させ、ワイピング液槽(1)
に蓄えたワイピング液(24)を、ワイピング液移送配管
(6) およびワイピング液移送配管(7) を介して第二槽
(2) に移送し、この操作により第二槽(2) 内の隔壁(14)
の内側のワイピング液(24)をオーバーフローさせ、ワイ
ピング液移送配管(16)、フィルタ(15)を具備した濾過槽
(3) に導き、適度な傾斜を設けたワイピング液移送配管
(8) を介して、ワイピング液槽(1) に戻す。またこの際
のワイピング液(24)の液面レベルを管理するため、超音
波式液面レベルセンサ(12)により、ワイピング液槽(1)
のワイピング液(24)の液面レベルを検出させ、この信号
をもとに図示しない一般的な電気的制御機器などを用い
て、前記の変速機付きポンプ(4) およびモーノポンプ
(5) の回転数をインバータ制御することによって、ワイ
ピング液槽(1) のワイピング液(24)の液面レベルを一定
に保持する。
行う操作について述べると、それはたとえば、凹版印刷
機の印刷枚数の計数信号などを利用し、この信号によっ
てモータバルブ(9) を閉じさせるとともに、変速機付き
ポンプ(4) およびモーノポンプ(5) の回転を停止させて
ワイピング液(24)の循環動作を止め、ワイピング液槽
(1) 単独による印刷状態を確保した後、第二槽(2) 下部
に設けたモータバルブ(25)を開き、ポンプ(18)を作動さ
せてワイピング液(24)を排出し、つぎに電磁バルブ(11)
を開いて、図示しないワイピング液サービスタンクから
新しいワイピング液を補給するものである。またワイピ
ング液を排出する際、第二槽(2) 底部を適当な角度を持
つ構成とし、第二槽(2) 下部に堆積したインキのへどろ
に対して、電動式バイブレータ(13)を作動させて振動を
与え、インキのへどろの排出をきわめて容易にしてい
る。つぎに閉業時などに凹版印刷機を停止して、ワイピ
ング液槽(1) の内部を清掃する際の操作について述べる
と、ワイピング液槽(1) に蓄えていたワイピング液(24)
を、一旦、第二槽(2) へ全量移送し、ワイピング液槽
(1) の内部を清掃を行い、清掃作業終了後に元の状態に
戻すものである。以上に述べた一連の操作は、図示しな
い一般的な電気的制御機器などを用いて行うが、それは
自動、手動の切り替えも可能な仕組みとして、どのよう
な作業状態にでも対応できるようにする。
的使用が達成できるとともに、ワイピング液の交換作業
その他の関連作業の手数の軽減が達成できるが、具体的
にはワイピング液の効率的使用が可能となることによ
って、ワイピング液の使用量が減少し、これに伴うワイ
ピング液使用コストの低減が図れる。前記記載の事
柄によりワイピング廃液が減少し、それに伴う廃液処理
コストの低減が図れる。ワイピング廃液は産業廃棄物
となるが、それを削減することから環境保護に寄与でき
る。凹版印刷機のワイピング部門の作業の省力化に寄
与する。ワイピング液の長期的使用が可能となること
から、凹版印刷機の稼働効率の向上に寄与する。などの
諸効果を奏するものである。
を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 第一槽となるワイピング液槽(1) と、同
じくワイピング液槽となる第二槽(2) とを、変速機付き
ポンプ(4) およびモータバルブ(9) を具備したワイピン
グ液移送配管(6) およびモーノポンプ(5) 、モータバル
ブ(9) を具備したワイピング液移送配管(7) で互いに連
結するとともに、前記第二槽(2) の内部に設けた隔壁(1
4)と、この第二槽(2) に隣設したフィルタ(15)を具備し
た濾過槽(3) を、ワイピング液移送配管(16)で繋ぎ、さ
らに濾過槽(3) とワイピング液槽(1) を、ワイピング液
移送配管(8) で連結し、前記第二槽(2) の上部に新しい
ワイピング液を補給するための配管(10)を設け、この配
管(10)には電磁バルブ(11)を具備するとともに、前記第
二槽(2) 内に電動式バイブレータ(13)を設け、さらに前
記ワイピング液槽(1) 内に設けた連通管(26)に、超音波
式液面レベルセンサ(12)を具備したことを特徴とするワ
イピング液循環装置(A) 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16670897A JP3796546B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 凹版印刷機のワイピング液循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16670897A JP3796546B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 凹版印刷機のワイピング液循環装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337854A true JPH10337854A (ja) | 1998-12-22 |
JP3796546B2 JP3796546B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=15836296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16670897A Expired - Fee Related JP3796546B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 凹版印刷機のワイピング液循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3796546B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039713A (ja) * | 2011-08-15 | 2013-02-28 | Komori Corp | 洗浄液タンク |
CN102950873A (zh) * | 2011-08-15 | 2013-03-06 | 小森公司 | 擦墨装置 |
JP2016022630A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | 株式会社小森コーポレーション | 凹版印刷機のワイピング装置 |
JP2016022586A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社小森コーポレーション | 凹版印刷機のワイピング装置 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP16670897A patent/JP3796546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039713A (ja) * | 2011-08-15 | 2013-02-28 | Komori Corp | 洗浄液タンク |
CN102950873A (zh) * | 2011-08-15 | 2013-03-06 | 小森公司 | 擦墨装置 |
US8939077B2 (en) | 2011-08-15 | 2015-01-27 | Komori Corporation | Wiping device |
JP2016022586A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社小森コーポレーション | 凹版印刷機のワイピング装置 |
JP2016022630A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | 株式会社小森コーポレーション | 凹版印刷機のワイピング装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3796546B2 (ja) | 2006-07-12 |
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