JP2016022016A - 空気圧を用いるボール発射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】練習者がボール発射のタイミングを計ることのできる、空気圧を用いるボール発射装置を提供する。
【解決手段】本発明の空気圧を用いるボール発射装置は、ボールの発射口を有する筒状の発射筒と、前記発射筒において第1ボールを設置する設置部と、前記設置部に設置される前記第1ボールに空気圧を付与する空気圧付与部と、前記発射筒の前記設置部につながる位置に設けられた開口部と、前記開口部を介して前記発射筒と接続されると共に、前記設置部に第2ボールを投入するボール供給部と、前記空気圧付与部での空気圧の付与による前記第1ボールの発射を制御する制御部と、を備え、前記設置部は、前記第1ボールをあらかじめ設置している準備状態を設定し、前記制御部は、前記準備状態において、前記第2ボールが、前記ボール供給部から前記開口部に到達するタイミングに基づいて、前記空気圧付与部を介して、前記第1ボールに空気圧を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気の空気圧を用いてボールを発射するボール発射装置に関する。
野球でのバッティング練習や、テニスでのストローク練習などにおいて、野球ボールやテニスボールを自動で発射するボール発射装置が用いられる。野球の練習に使用されるボール発射装置は、ピッチングマシンやバッティングマシーンと呼ばれる。野球やテニスだけではなく、卓球やスカッシュなどのボールを使用する球技においても、その練習のために、ボール発射装置が用いられる。
このようなボール発射装置の例として、先端にボールを載せたアームを回転させてボールを発射する装置(例えば、特許文献1参照)や、近接させた一対のローラの間にボールを通して、一対のローラの回転によりボールを発射する装置(例えば、特許文献2参照)が使用されている。
野球選手は、練習のために、直球のみならず変化球の練習も行いたい欲求を有している。また、野球選手には、試合での成果が要求されるため、ボール発射装置は、実際のピッチャーが投げるボールに近い状態のボールを、発射する必要がある。
加えて、プロスポーツチームのみならず、アマチュアスポーツチームや、大学生や高校生のチームにおいても、ボール発射装置が練習に用いられる。このため、ボール発射装置の取り扱いの容易性や、耐久性、使用時の安全性などが求められている。
当然ながら、テニスや卓球においても、自動でボールを発射する発射装置が要求されうる。
特許文献1に開示されるようなアーム式のボール発射装置は、アームのぶれやアームが回転する際の載置されたボールの位置ずれなどにより、発射されるボールのコントロールが悪くなる問題が多い。加えて、かなりの長さのあるアームが回転するために、広い場所も必要となる上、使用者にとっての安全確保が難しい問題もある。
加えて、アーム式のボール発射装置は、発射されるボールの回転数や回転軸を調節することが困難であり、縦方向や横方向に関する変化球を投げることが困難である。ボールへの回転の付与が困難であることで、発射されたボールのコントロールが定まりにくい問題もある。
例えば野球の場合では、実際のピッチャーが投球するときには、ピッチャーは、手で握ったボールに適当な回転をかけて放つ。これに対してアーム式のボール発射装置は、載置されたボールを放つので、ボールに付与される摩擦や回転などの点で、実際のピッチャーが投げたボールと異なるボールが発射されてしまう。
特許文献2に開示されるような一対のローラを用いたローラ式のボール発射装置は、アーム式の場合と同様に一対のローラの回転速度のずれや、ローラの対向位置のずれによって発射されるボールのコントロールが悪くなる問題もある。またローラ式のボール発射装置であれば、カーブやシュートなどの変化球を発射できるが、ローラがボールの軌道を強制的に制御しているだけなので、手と指とで変化球に必要な回転を与える、実際のピッチャーの投げる変化球とは相違する。
加えて、当然ながら一対のローラの回転速度の制御や、挟み込まれて発射されるボールの保守に負担が掛かる。プロスポーツチームであれば保守を容易にできるが、アマチュアスポーツチームでは費用面なども考慮すると保守を行うのは困難である。また、一対のローラを必要とするので、ボール発射装置が大掛かりになり、安全性での問題もある。
以上の問題は、野球での練習に限らず、テニス、卓球、スカッシュなどの他の球技での練習に適用される場合でも同様である。
このように、特許文献1、2に代表される従来のアーム式やローラ式のボール発射装置は、実際の選手が投じたりラケット等で打ったりする状態を十分に模擬することができない問題を有していた。このため、アーム式やローラ式のボール発射装置を用いて練習しても、実戦では十分に成果を発揮できない問題などがあった。
このような状況で、圧縮空気による空気圧でボールを発射するボール発射装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−38266号公報 特開2000−107339号公報 特開2014−076101号公報
特許文献3は、空気圧でボール(2)を発射させるボール発射手段(3)にボール(2)の発射方向や回転を定める制球手段(4)を接続し、制球手段(4)にボール(2)が通過するボール通過通路(50)を形成し、ボール通過通路(50)の先端の投球口(5)からボール(2)を投げ出すピッチングマシーン(1)において、ボール(2)が投げ出されることを光の点灯で報知する報知手段(52,53,54)を投球口(5)の近傍から順に複数個並べて設け、投球口(5)から遠い順に報知手段(52,53,54)を点灯することにしたピッチングマシンを開示する。
特許文献3は、空気圧を用いてボールを発射して、野球におけるバッティング練習に用いられるピッチングマシンを開示する。空気圧を用いることで、アーム式やローラ式のような装置の大がかりな状態や実際の投手が投じる投球との乖離を防止することを目的としている。発射筒に設置された野球ボールに圧縮空気の圧力が付与されることで、野球ボールが発射筒を移動して発射される。このような発射だけであるので、装置が回動したり回転したりするアーム式やローラ式と異なり、周囲での危険性が少ない。
ここで、アーム式のボール発射装置は、ボールを乗せたアームが投手の腕のように回動しながら振り下ろされてからボールが発射される。このため、練習者(他の球技の場合では、発射されるボールに対して動作を行う選手。以下、同様)は、ボールの発射のタイミングを計ることができる。
あるいは、ローラ式のボール発射装置は、一対のローラが異なる方向に回転を開始してから、一対のローラが対となっている間からボールが発射される。このため、練習者は、一対のローラの回転によって、ボールの発射のタイミングを計ることができる。
しかしながら、特許文献3に開示される発射筒に設置されたボールを、空気圧で発射するピッチングマシンは、発射口しか見えない発射筒から突然ボールが発射されてしまう。発射されるまでの間に、練習者は、アームの回動やローラの回転のような機械的動作を見ることはできない。このため、練習者にとっては、発射口から突然ボールが発射されることでしか認識ができない。
このような状態のために、空気圧を用いるピッチングマシンは、練習者にとって、ボールの発射タイミングを計りにくいという問題があった。野球やテニスなどの球技での実戦では、相手の投球や打撃動作の前後動作を見ることができるので、これに基づいて、選手はボール発射のタイミングを計っている。
このように、空気圧を用いるボール発射装置には、練習者がボール発射のタイミングを計りにくいという問題があった。
特許文献3は、このタイミングを計りにくい問題を解決するために、ボールが発射されるタイミングを光の点灯で報知することを開示する。光の点灯で、ボールが発射されることを練習者に通知できる。
しかしながら、光の点灯は、発射口から何秒前に発光するのかは、練習者にとっては認識が困難である。例えば、特許文献3に開示されるピッチングマシンが、光の点灯がボール発射前の何秒であるかをシステムとして持っていても、入れ替わり使用する練習者にとっては認識できない。仮に、発光から発射までの時間を掲示していたとしても、すべての練習者がそれを読んで把握できるとは限らない。
また、発光から発射までの時間を掲示して練習者に知らせたとしても、練習者は、その時間を考慮してボールの発射タイミングを計ることは困難である。上述の通り、実戦においては、選手は相手の動作や挙動からボールが発射(投球や打撃)されるタイミングを計るからである。数秒程度の時間を体感として図りながら、発光後に発射されるボールの発射タイミングを計ることは、練習者の実戦との整合が悪く難しい問題がある。
また、数秒の時間であることが認識されていても、人間の生理的な限界により、その時間を体感で測ることは難しい。例えば、発光から発射までが3秒として教えられていても、練習者がこの3秒を自身で数えつつボールをバッティングする動作に絡めることは極めて困難である。また、相手の挙動からボール発射のタイミングを計る実戦との乖離が大きすぎて、特許文献3のような発光による通知に基づいて練習することは、練習者にとっての技術向上に役立たない問題がある。
特許文献3は、発光によってボール発射のタイミングを通知することを目的としているが、上述した次のような理由で、現実的に実戦との整合性を持ってボールの発射タイミングを計ることは困難である問題を有している。
(理由1)発光から発射までの時間を認識できない(説明が必要である)。
(理由2)発光から発射までの時間を認識できても、体感計測で、その時間を測って発射タイミングを計ることは、生理的に困難である。
(理由3)発光が生じても、いわゆるボールそのものやボールを動かす機械部分(アームやローラなど)の動作がないので、挙動や動作に基づいた発射タイミングを計ることができない。
(理由4)理由3に関連して、実戦で利用している相手の挙動で計る方法との乖離が大きく、練習での不具合もしくは実戦での不具合のいずれかを生じさせてしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、練習者がボール発射のタイミングを計ることのできる、空気圧を用いるボール発射装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の空気圧を用いるボール発射装置は、空気圧を用いるボール発射装置であって、
ボールの発射口を有する筒状の発射筒と、
発射筒において第1ボールを設置する設置部と、
設置部に設置される第1ボールに空気圧を付与する空気圧付与部と、
発射筒の設置部につながる位置に設けられた開口部と、
開口部を介して発射筒と接続されると共に、設置部に第2ボールを投入するボール供給部と、
空気圧付与部での空気圧の付与による第1ボールの発射を制御する制御部と、を備え、
設置部は、第1ボールをあらかじめ設置している準備状態を設定し、
制御部は、準備状態において、第2ボールが、ボール供給部から開口部に到達するタイミングに基づいて、空気圧付与部を介して、第1ボールに空気圧を付与する。
本発明の空気圧を用いるボール発射装置は、練習者が視認できるボール供給部でのボールの落下移動を見ながら、ボール発射のタイミングを計ることができる。
特に、ボールが落下移動するのを目視しながらタイミングを計る状態で、発射口からそのままボールが発射されるタイミングを把握できるので、実戦との乖離も少ない。もちろん、発射タイミングを計ることも、体感と視認とによって実行できる。
特に、ボール供給部を落下移動してきたボールがそのまま発射されるように錯覚した上で、発射口からのボールの発射タイミングを計ることができる。このため、ボールの挙動という動きのある状況の視認に基づいて、発射タイミングを計ることができる。このため、実戦との乖離も少なく、練習においても娯楽においても、効果的である。
本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の側面図である。 本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の第2ボール10Bの落下した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1における第1ボールの発射状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1における第2ボールが設置部に設置された状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1における第3ボールの落下移動を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における第2ボールの発射状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態2における発射筒の斜視図である。発射筒4内部が透視状態として表されている。 本発明の実施の形態2における発射筒の斜視図である。
本発明の第1の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置は、空気圧を用いるボール発射装置であって、
ボールの発射口を有する筒状の発射筒と、
発射筒において第1ボールを設置する設置部と、
設置部に設置される第1ボールに空気圧を付与する空気圧付与部と、
発射筒の設置部につながる位置に設けられた開口部と、
開口部を介して発射筒と接続されると共に、設置部に第2ボールを投入するボール供給部と、
空気圧付与部での空気圧の付与による第1ボールの発射を制御する制御部と、を備え、
設置部は、第1ボールをあらかじめ設置している準備状態を設定し、
制御部は、準備状態において、第2ボールが、ボール供給部から開口部に到達するタイミングに基づいて、空気圧付与部を介して、第1ボールに空気圧を付与する。
この構成により、練習者は、実際に発射されるボールの次のボールのボール供給部での落下移動に基づいて、ボールの発射タイミングを計ることができる。
本発明の第2の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1の発明に加えて、空気圧付与部が使用する圧縮空気を収容する圧縮空気タンクを更に備える。
この構成により、空気圧の付与が確実に行われる。
本発明の第3の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1または第2の発明に加えて、ボール供給部は、発射筒の上方に向けて延伸している。
この構成により、練習者は、ボールの落下移動を視認しながら、ボール発射のタイミングを計ることができる。
本発明の第4の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第3の発明に加えて、ボール供給部は、上方から開口部に向けて、第2ボールを落下移動させる。
この構成により、実際に発射される第1ボールの次の第2ボールの落下移動を、練習者は、視認しながら発射タイミングを計ることができる。
本発明の第5の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第4の発明に加えて、制御部は、第2ボールがボール供給部を落下移動して、開口部に到達したタイミングから所定時間以内で、第1ボールに空気圧を付与させる。
この構成により、練習者のタイミングに合わせて、第1ボールを発射できる。
本発明の第6の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第5の発明に加えて、第1ボールは、第2ボールが開口部から発射筒内部に到達するタイミングに基づいて、発射口から発射される。
この構成により、練習者が計ったタイミングに対応して第1ボールが発射される。
本発明の第7の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1から第6のいずれかの発明に加えて、第2ボールは、第1ボールの発射後に、開口部から設置部に到達して、設置部に設置される。
この構成により、次のボールが設置部に設置されて、次の発射動作が準備される。
本発明の第8の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第7の発明に加えて、制御部は、第2ボールが設置部に設置されるタイミングに基づいて、第2ボールの次の第3ボールを、ボール供給部に投入する。
この構成により、第2ボールの次の第3ボールが、次の発射タイミングの計測用として利用される。加えて、第2ボールが、発射用のボールとして準備状態となる。
本発明の第9の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第8の発明に加えて、制御部は、第3ボールがボール供給部を落下移動して開口部に到達したタイミングから所定時間以内で、第2ボールに空気圧を付与させる。
この構成により、ボール発射装置は、第1ボールに続いて、第2ボールを発射できる。このとき、第3ボールの落下移動によって、練習者は、第2ボールの発射タイミングを計ることができる。
本発明の第10の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第5から第9のいずれかの発明に加えて、制御部は、設置部から発射口までの長さに基づいて、所定時間を変更可能である。
この構成により、練習者のタイミングの取りやすさを容易にできる。
本発明の第11の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1から第10のいずれかの発明に加えて、ボール供給部は、ボールが落下移動する状態が外部から見える可視状態である。
この構成により、練習者は、自らの目視によって、ボールの発射タイミングを計ることができる。
本発明の第12の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1から第11のいずれかの発明に加えて、ボール供給部は、ボール供給部に投入されたボールが開口部に到達する時間を、投手の投球動作の時間に合わせて調整可能である。
この構成により、練習者によるタイミングの計り方を容易にできる。
本発明の第13の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第12の発明に加えて、ボール供給部は、発射筒から発射されるボールに対応する練習者から、落下移動を目視可能とする。
この構成により、練習者は、実際のボールの落下移動を目視しながら、設置されているボールの発射タイミングを計ることができる。
本発明の第14の発明に係る空気圧を用いるボール発射装置では、第1から第13のいずれかの発明に加えて、設置部は、開口部から到達するボールを、発射筒の内径に合わせて固定可能である。
この構成により、発射筒は、ボールを精度よく発射できる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1について説明する。
(全体概要)
図1は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の側面図である。図1は、実施の形態1におけるボール発射装置1の全体を、側面から見た状態を示している。
ボール発射装置1は、空気圧を利用してボール10を発射する。このため、ボール発射装置1は、発射筒4、発射筒4における設置部41と、空気圧付与部3と、発射筒4の開口部46と、ボール供給部8と、制御部9と、を備える。図1に示されるように、空気圧を用いるボール発射装置1(以下、「ボール発射装置1」と略す)は、発射筒4を中心にしたこれに付随する要素によって構成されている。このため、アーム式やローラ式のように、本体の外で機械的に回動したりする要素がない。このため、図1に示されるボール発射装置1の外部で、回動や回転などの動作をする要素がないので、取り扱いが容易である。
また、取り扱いが容易であるだけでなく、本体周囲での空間を必要とする機械的動作がないので、危険性も少ない。付与される空気圧となる圧縮空気を収容する圧縮空気タンク2と、発射筒4およびこれらを支えて固定や移動を行う台座6が、外形的な主な要素である。この結果、ボール発射装置1は、すっきりとした外観を有し、取り扱いの容易性、安全性、設置の容易性や運搬の容易性を実現できる。
ボール発射装置1は、発射筒4を支持する台座6も備えており、この台座6を基礎にして、ボール10を設置して発射する発射筒4とこれに関する要素、および圧縮空気タンク2が支持される。この支持構造によって、全体が構成される。なお、台座6は、キャスターなどを有して移動可能であってもよい。
発射筒4は、ボール10を発射する発射口43を有する。また、設置部41に設置されたボール10に空気圧が付与されてから、ボール10を発射口43まで移動させるので、発射筒4は、筒状の部材である。内部空間を有し、先端が発射口43となっている。
発射筒4は、設置部41をその内部に備えている。設置部41は、空気圧の付与を受けて発射されるボール10が、この空気圧を受けて発射開始とされる設置個所である。設置部41は、ボール10を固定して発射筒4内に設置する。このとき、設置部41の後方にある空気圧付与部3からの空気圧を受けて発射されるように、ボール10は、固定されつつも、空気圧で移動を開始できることが必要である。
また、設置部41は、ボール10をきちんと固定することが好ましいので、例えば、球状のボール10の外周を弾性リングで固定することもよい。このような固定により、設置部41でしっかりと固定されると共に、空気圧が付与される場合には、弾性リングから外れて、発射筒4内部を移動できるからである。
設置部4の上方には開口部46が設けられる。すなわち、開口部46は、設置部41につながる位置に設けられる。ボール供給部8は、この開口部46を介して発射筒4と接続される。ボール供給部8は、設置部41にボール10を供給する。供給は、連続的、断続的、単発的など、ボール発射装置1の仕様に応じて定められれば良い。
ボール供給部8は、設置部41に、発射筒4の外部から開口部46を通じてボール10を供給する。この機能により、発射筒4は、上部に設けられた開口部46を介して、ボール10が内部の設置部41に供給される状態となる。このようにして、ボール発射装置1の発射筒4には、外部に接続されたボール供給部8によってボール10が次々と供給されるので、手作業でボール10が発射筒4部に挿入される不便さがない。
空気圧付与部3は、圧縮空気タンク2と接続している。圧縮空気タンク2は、圧力を有するように圧縮された空気を収容している。圧縮空気タンク2は、発射バルブ5で空気圧付与部3と接続されている。この接続によって、圧縮空気タンク2は、必要な圧縮空気を空気圧付与部3に送り出せる。空気圧付与部3は、送り出された圧縮空気を設置部41に設置されているボール10に付与できる。付与によって、ボール10には強い圧力が加わり、ボール10が設置部41から動き出して発射される。
制御部9は、図1では、圧縮空気タンク2の位置に設けられているように表されているが、発射筒4の一部に設けられてもよいし、台座6の一部に設けられてもよい。あるいは、制御部9は、ボール発射装置1の外部に電気的な接続などを持ちつつ設けられてもよい。
制御部9は、圧縮空気タンク2、空気圧付与部3、ボール供給部8などの要素の少なくとも一部を制御する。すなわち、ボール発射装置1における種々の機能を統括したり、全体もしくは一部の詳細を制御して詳細動作を調整したり切り替えたりする。
特に、実施の形態1におけるボール発射装置1の制御部9は、ボール供給部8を落下移動するボール10とその時点で設置部41に設置されているボール10との位置関係(時間関係)に基づいて、設置部41に設置されているボール10を発射するタイミングを制御する。従来技術で説明したように、従来技術の空気圧を用いるピッチングマシンは、ボールが発射口から発射されるタイミングを、練習者が計ることが難しい問題を有していた。
実施の形態1のボール発射装置1は、この制御部9が、実際に発射口43から発射されるために発射筒4内部に隠れているボール10の発射を、発射筒4にボールが供給されるボール供給部8でのボールの落下移動の動作という視認できる動作に基づくように制御する。この制御によって、練習者は、ボール発射装置1において内部が見えない発射筒4の発射口43からの、ボール10の発射タイミングを計ることができる。
実際の動作について説明する。
(動作説明)
図1では、すでに設置部41に第1ボール10Aが設置されている状態が示されている。なお、第1ボール、第2ボールなどの用語は、ボール10そのものの物品の違いを示しているのではなく、ある開始時を基準として、ボール発射装置1が発射するボール10の順番を示している。また、ボール10における符号「10」は、ボール全体を総括して示している符号であり、特段の区別を必要としない場合に、ボールに符号「10」を用いている。一方、第1ボール10A、第2ボール10Bなどのような符号「10A」や「10B」は、ボールとしての物品は同じものであるが、発射する順番を明確に区別して説明する場合に使用される。
図1では、すでに設置部41に設置されているボール10が、第1ボール10Aとして示されており、ボール供給部8に供給されて次に設置部41に到達する予定のボール10が、第2ボール10Bとして示されている。
(第1ボール10Aの設置)
制御部9あるいは他の作業(手作業でも自動作業でもよい)によって、ボール供給部8は、設置部41に第1ボール10Aを投入する。この投入においては、開口部46から発射筒4内部に、第1ボール10Aが入り込む。投入された第1ボール10Aは、設置部41において、弾性リングなどによって固定される。この第1ボール10Aの設置部41での設置により、第1ボール10Aは、発射筒4から発射可能な状態となる。
この状態で、空気圧付与部3によって圧縮空気タンク2から送られた圧縮空気の圧力が付与されれば、当然に発射筒4を第1ボール10Aは移動して、発射口43から発射される。しかし、これだけでは上述の通り、練習者は、発射口43から発射される第1ボール10Aの発射タイミングを計ることができない。いきなり発射される状態となり、練習者は、第1ボール10Aを打ち返したりキャッチングしたりすることが難しい。
第1ボール10Aが設置部41に設置されている状態を準備状態として定義する。
(第2ボール10Bの投入)
制御部9は、この準備状態において、第2ボール10Bが、ボール供給部8に投入されて落下移動して開口部46に到達するタイミングを監視する。この到達するタイミングに基づいて、制御部9は、空気圧付与部3を制御して、空気圧付与部3に、第1ボール10Aに空気圧を付与させる。こうして、第2ボール10Bがボール供給部8を落下して発射筒4との接続部分である開口部46に到達したのに合わせるかのように、発射筒4は、発射口43から第1ボール10Aを発射できる。
ボール供給部8は、発射筒4の外側に設けられており、練習者は、そのボール供給部8での第2ボール10Bの落下移動を視認することができる。この視認を前提として、開口部46に到達する時間をタイミングとして計ることができる。この計っているタイミングに合わせるかのように、第2ボール10Bが開口部46に到達すれば、第1ボール10Aが発射口43から発射される。この結果、練習者は、自身の視認に合わせて第1ボール10Aの発射タイミングを計ることができる。特に発射の前段階から計ることができる。
以上のようにして、練習者は、発射筒4から発射される第1ボール10Aの発射タイミングを計って、打撃やキャッチングの練習を、実戦と同様の感覚で行うことができる。
(第2ボール10B落下移動)
ボール供給部8に、第2ボール10Bが投入される。上述の通り、人的作業で第2ボール10Bは、ボール供給部8に投入されてもよいし、ボール10を多数ストックしているケースから、自動的に投入されてもよい。
また、ここでは、第1ボール10Aの発射タイミングの説明であるので、ボール供給部8に第2ボール10Bのみがボール供給部8に示されている。しかし、ボール供給部8の長さや、ボール発射装置1の発射サイクルなどによっては、ボール供給部8に第2ボール10B以外のボール10(単数、複数)が、投入されて、落下移動してもよい。
ボール供給部8は、ボール10を開口部46から発射筒4の設置部41に送り込むので、ボール10を落下移動させる筒状であることが好ましい。図1では、筒状の形態が示されているが、筒状の部材だけでなく、スパイラル態様の金属線で筒状とされた部材であってもよい。
ボール供給部8は、発射筒4の上方に向けて延伸していることも好適である。図1では、ボール供給部8は、発射筒4の上方に向けて延伸している。
上方に延伸していることで、ボール発射装置1を使用して打撃練習やキャッチング練習をする練習者が、ボール供給部8を視認することができるからである。またボール供給部8が上方に延伸していることで、その内部が可視状態であって、ボール供給部8内部を見ることもできる。内部を見ることができれば、ボール供給部8内部を落下移動するボール10を見ることもできる。
特に、ボール供給部8が、発射筒4に対して上方に延伸していることで、ボール供給部8の入り口から投入されたボール10は、落下移動する。図1に示されるように、第2ボール10Bは、ボール供給部8内部を下方に向けて落下移動する。
重力に従って、第2ボール10Bは、そのまま落下できるからである。すなわち、練習者は、ボール供給部8を落下移動する第2ボール10Bを視認することができる。特に、ボール発射装置1から第1ボール10Aが発射される発射口43の上方を、第2ボール10Bが落下移動している。この状態を、練習者は見ることができる。
野球やテニスなどの球技では、多くの場合ボールを投げたり打ったりする相手は、身体の上方向からの動作によって、ボールを投げたり打ったりしてくる。すなわち、ボール発射装置1を使用する練習者にとっても、通常の実戦と同じような状況で、発射口43の上での落下移動との動作を視認しながら、発射口43からの第1ボール10Aの発射を待つことができる。
このようにして、第2ボール10Bは、ボール供給部8を上方から下方に向けて落下移動する。落下移動も、重力に従った自由落下であるので、ボール供給部8に余分な動力がいらない。このため、電力などの余分なエネルギーも機械要素も不要となる。
なお、ここでは、ボール供給部8が、発射筒4の上方に延伸して落下移動することで説明したが、ボール10を送り込む機構を有していることで、発射筒4の横側に接続されてもよいし、下方に接続されてもよい。
(第2ボール10Bの落下完了)
第2ボール10Bは、落下移動によって、ボール供給部8を落下してくる。落下が進めば、図2のように、第2ボール10Bは、開口部46に到達する。図2は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の第2ボール10Bの落下した状態を示す側面図である。
第2ボール10Bが開口部46に到達すると、練習者は、第2ボール10Bがいよいよ発射筒4に入ってそのまま発射されるものとして、発射タイミングに備える。第2ボール10Bが、そのまま発射筒4内部に入って見えなくなり、その直後に、発射筒4を移動して発射口43から第2ボール10Bが発射されるものと認識するからである。
(第1ボール10Aの発射)
ここで、制御部9は、第2ボール10Bが、開口部46に到達する図2のタイミングに基づいて、空気圧付与部3に指示信号を送る。この指示信号により、空気圧付与部3は、圧縮空気タンク2と連動して圧縮空気タンク2より圧縮空気を受けて、圧縮空気による空気圧を、設置部41で固定されている第1ボール10Aに付与する。
この付与においては、例えば、空気圧付与部3からの空気圧が、第1ボール10Aの後方に直接的に押し当てられる。この空気圧の押し当てによって、例えば、第1ボール10Aの外周を固定している弾性リングや底面の設置皿などから第1ボール10Aが設置部41からの移動を開始する。移動を開始すれば、発射筒4は、第1ボール10Aの外形に対応した内径の筒状であるので、発射筒4内部で加速されながら、発射口43から第1ボール10Aが発射される。
あるいは、設置部41においては、第1ボール10Aの後方(空気圧付与部3側)に、セッター31が設けられていてもよいセッター31は、通常は閉じているので、第1ボール10Aは、このセッター31の前である設置部41に設置されて固定されている。
空気圧付与部3は、圧縮空気タンク2から供給される圧縮空気による空気圧を付与する際に、このセッター31を瞬間的に開放する。瞬間的に開放することで、第1ボール10Aの後方に空気圧が付与されて、第1ボール10Aは発射される。
あるいは、セッター31は、前後移動可能であってもよい。空気圧付与部3からの空気圧によってセッター31が前方に移動して、第1ボール10Aを押し出す。この押し出しによって、第1ボール10Aが設置部へ設置され、第1ボール10Aの後方に空気圧が付与されて発射口43から発射される。セッター31は、基本は、開口部46から投入される次のボール10を設置部41に設置するための位置調整を行う。しかし、場合によっては、空気圧の付与を、ボール10に押し当てる前後のボール10への余計な空気圧の付与を行わない壁などの役割を果たすこともある。
図3は、本発明の実施の形態1における第1ボールの発射状態を示す側面図である。
図3に示されるように、第2ボール10Bが開口部46に到達したタイミングに基づいて、制御部9が空気圧付与部3を制御して、空気圧付与部3が第1ボール10Aに空気圧を付与する。第1ボール10Aはこの付与される空気圧に基づいて、設置部41から移動を開始して発射筒4内部を移動して加速されながら、発射口43から発射される。なお、この第2ボール10Bが開口部46に到達するタイミングは、第2ボール10Bの到達を計る画像センサーや接触センサーなどのセンサー素子が用いられれば良い。
ここで、第2ボール10Bが開口部46に到達したタイミングに基づいて、第1ボール10Aに空気圧が付与されて発射されるが、開口部46は、開閉可能な部材であり、当然に第1ボール10Aが発射される瞬間には、開口部46は閉じていて、第2ボール10Bは、発射筒4内部に入る直前である。
図3の矢印Aは、第1ボール10Aの発射方向を示している。この矢印Aでの移動の中で加速され、十分な初速を持って、発射口43から発射される。なお、空気圧付与部3が付与するタンク圧の大きさによって、第1ボール10Aの発射速度を変化できる。
ここで、制御部9は、第2ボール10Bが開口部46に到達したタイミングに基づくとあるが、例えば、第2ボール10Bが開口部46に到達したタイミングから、所定時間以内で、空気圧を付与するように制御してもよい。例えば、所定時間としては、0.数秒から数秒であればよい。このような所定時間内に、制御部9は、第1ボール10Aに空気圧を付与させることで、第2ボール10Bが発射筒に入り込んでから発射筒4を移動する時間を加味した時差によって、第1ボール10Aが発射口43から発射されるからである。
この時差を含むタイミングによる発射によって、練習者は、落下移動してきた第2ボール10Bが、そのまま発射筒4に入ってから発射口43から発射されるものと思い込む。この思い込みによって、練習者は、第2ボール10Bのボール供給部8の落下移動を視認しながら、ボール10の発射タイミングを計っている。
このため、このタイミングでの第1ボール10Aの発射を、練習者は、第2ボール10Bそのものの発射と理解してタイミングを計って、打撃やキャッチングの練習を行える。実際には、第1ボール10Aが発射されているにも関わらず、練習者の目で視認しながらタイミングを計っていた第2ボール10Bが発射されたとして打撃やキャッチングを行える。
このように、あらかじめ設置されている第1ボール10Aは、ボール供給部8を落下移動してくる第2ボール10Bの落下タイミングに合わせて、発射口43から発射される。
練習者は、この第2ボール10Bの落下タイミングを計りながら(もちろん、発射筒4での発射時間も考慮しながら)、実際に発射される第1ボール10Aの発射タイミングを、確実にはかることができる。実戦においても、投手や選手の動きが、ボール供給部8での落下移動に対応し、リリースまでの時間が、発射筒4内部の移動時間に対応する。すなわち、実施の形態1のボール発射装置1の、ボール10の発射タイミングを計るためのパラメータは、実戦でのパラメータのすべてに対応している。
なお、上記の所定時間は、ほぼ0秒でもよい。第2ボール10Bが開口部46に到達したところで、制御部9は、第1ボール10Aに空気圧を付与する。この付与によって、発射筒4を移動する時間のみを想定して、練習者が発射口43から発射される第1ボール10Aの発射タイミングを計ることでもよい。
もちろん、所定時間は、変更可能であってもよい。制御部9あるいは空気圧付与部3における電気的、機械的、プログラミング的な調整によって、所定時間を変更可能である。練習者の好みや練習レベルによって、ボール10の発射タイミングの計り方が異なる場合に合わせて、第2ボール10Bの開口部46への落下タイミングと、第1ボール10Aの発射口43からの発射タイミングとの差分が、調整される。練習者は、この差分も含めて、ボール10の発射タイミングを計りつつ練習できる。
このように、実施の形態1のボール発射装置1は、あらかじめ設置部41に設置して仕込まれている第1ボール10Aを、その次のボール10である第2ボール10Bのボール供給部8での落下移動でタイミングを計らせながら、実際には発射する。この結果、練習者は、実戦に近い感覚でタイミングを計りつつ、空気圧で発射されるボール発射装置1での、ボール10の発射タイミングを確実にはかることができる。
特に、ボール10そのもの(ここでは、第2ボール10B)の動きを見ながら発射タイミングを計ることができるので、従来技術の点灯などのような実戦とは大きく相違する不自然な報知で発射タイミングを計るのに比較して、極めて優れている。
(第2ボール10Bの設置)
第2ボール10Bは、第1ボール10Aが発射された後で発射筒4内部に投入されて、設置部41に設置される。このとき、第2ボール10Bのセッター31によって、設置部41への設置位置が調整される。
図4は、本発明の実施の形態1における第2ボールが設置部に設置された状態を示す側面図である。第1ボール10Aが発射されれば、設置部41には、空き空間が生じる。この空き空間は、ボール10を設置部41に設置できる空間である。
第2ボール10Bは、この空き空間ができたことによって、落下してきたそのままの状態で、開口部46から設置部41に設置される。図4は、設置部41に次のボール10である、第2ボール10Bが設置されている状態を示している。
すなわち、第2ボール10Bが、直前の第1ボール10Aと同じ位置づけとなる。第2ボール10Bが、次に発射されるボール10となる。
ここで、図1〜4では、設置部41と開口部46とが接続しており、第1ボール10Aが発射された後で設置部41が空くことで、第2ボール10Bが設置部41に設置される。この場合には、第1ボール10Aへの空気圧の付与は、第2ボール10Bが、開口部46に到達しているが、発射筒4内部に入り込んだ後ではない。
このため、発射筒4の高さを高くして、第2ボール10Bが、設置部41の上であって、第1ボール10Aの上に入り込んだ状態となってから第1ボール10Aに空気圧が付与される態様としてもよい。この場合には、発射筒4の高さを高くして実現してもよい。あるいは、ボール供給部8の開口部46の上部分であって、ボール10の大きさ程度を、内部が見えない状態としてもよい。
こうすることで、第1ボール10Aに空気圧が付与される瞬間には、第2ボール10Bは、あたかも発射筒4に入り込んだかのように、練習者には見える。
いずれにしても、第1ボール10Aが発射口43から発射されれば、第1ボール10Aが設置されていた設置部41に、落下移動してきた第2ボール10Bが設置された状態となる。
(第3ボール10Cの投入)
第2ボール10Bは、次に発射されるボール10となる。このため、第1ボール10Aの発射タイミングを計るために、第2ボール10Bが、ボール供給部8を落下移動してきたのと同じ状態を作り出す必要がある。このため、図4に示されるように、第2ボール10Bが設置部41に設置された状態が生じる。
更に、次は、この設置された第2ボール10Bの発射タイミングを、練習者が計ることができるように、第3ボール10Cがボール供給部8に投入される。図4では、ボール供給部8に、第3ボール10Cが投入されている状態が示されている。
第3ボール10Cは、第2ボール10Bが設置部41に設置されるタイミングに基づいて投入される。なお、第3ボール10Cは、第2ボール10Bの発射タイミングを計るためのものであるから、ボール供給部8の長さ(ボール10の落下移動に要する時間)によって、投入タイミングは変わってもよい。例えば、第2ボール10Bが設置部41に設置される前(例えば、第2ボール10Bが開口部46に到達したタイミングやその前のタイミングなど)のタイミングで、第3ボール10Cがボール供給部8に投入されてもよい。
要は、第2ボール10Bの設置部41での設置が完了した状態で、練習者が第2ボール10Bの発射タイミングを計る基準となる第3ボール10Cが、落下移動する状態を見ることができればよい。このため、ボール供給部8に早めに投入されたとしても、移動距離が十分であれば、練習者は、第3ボール10Cの落下移動を視認しながら、発射タイミングを計ることができる。
もちろん、ボール供給部8には、第3ボール10Cのみならず、その次のボールである第4ボールが、投入されたり、投入の準備がされたりしてもよい。
なお、第1ボール10A、第2ボール10B、第3ボール10Cなどは、ボール発射装置1を使用開始してからの、発射されるボールの順番に対応したものであり、絶対的な順番や符号ではない。使用開始後の発射順序を把握するための順番や符号であり、相対的なものである。もちろん、第1ボール10Aと第2ボール10Bとが、ボールそのものの種類や特性において異なるものではない。
(第3ボール10Cの落下移動)
図5は、本発明の実施の形態1における第3ボールの落下移動を示す説明図である。図4でボール供給部8に投入された第3ボール10Cは、第2ボール10Bと同じように重力に従って落下移動する。
当然に、練習者は、第2ボール10Bが落下移動するときと同様に、第3ボール10Cが落下移動する状態を視認できる。この落下移動の視認によって、第3ボール10Cが発射筒4に入り込んでから発射されるとの意識での、第3ボール10Cの発射タイミングを計ることができる。
第3ボール10Cは、図5のように落下移動してきて、開口部46に到達する。制御部9は、第2ボール10Bが開口部46に到達した場合と同じく、第3ボール10Cの開口部46への到達のタイミングに基づいて(タイミングと一致させても、到達から所定時間以内でもよい)、第2ボール10Bに空気圧を付与させる。
制御部9による空気圧の付与により、設置部41に設置されている第2ボール10Bは、設置部41から移動を開始して、発射筒4内部を移動しながら、発射口43より発射される。図5の矢印Bは、第2ボール10Bに付与される空気圧を示している。
この場合も、練習者は、第3ボール10Cの落下移動を視認しながら、第3ボール10Cが発射されるものとしてのタイミングの計測を行っている。しかし、実際には、発射口43からは、第3ボール10Cの前に設置されている第2ボール10Bが発射される。練習者は、第3ボール10Cに基づいて計測したタイミングに基づいて、発射される第2ボール10Bを打撃したりキャッチングしたりする。
このとき、第1ボール10Aと同じく、視認できかつ落下移動と発射筒4での移動を加味したタイミングを、第3ボール10Cで計測し、それに呼応するように発射される第2ボール10Bを打撃したりすることになる。このため、タイミングが計りやすいだけでなく、実戦でのタイミングの計り方と同様の状態である。
こうして、第2ボール10Bについても、その次の第3ボール10Cの落下移動を視認しながらのタイミング計測で、練習者は、第2ボール10Bの発射タイミングを計って打撃やキャッチング練習を行える。
なお、上述の通り、制御部9での所定時間(タイミングの基礎)は、発射筒4の長さ、ボール10の種類、ボール10に要求される速度(速度は、圧縮空気による空気圧の変更で調整可能である)、ボール発射装置1と練習者の距離などによって、変更可能である。変更は、制御部9に設けられる制御スイッチ12などによって実現可能である。また、全体の動作を開始するための動作スイッチ11が設けられてもよい。
図6は、本発明の実施の形態1における第2ボールの発射状態を示す説明図である。図5の状態に続いて、第2ボール10Bは、空気圧によって発射口43から発射できる。発射されると、設置部41が空くので、そこに、落下移動してきた次の第3ボール10Cが入り込んで設置される。
(第4ボールの投入)
以上のように、第1ボール10Aから第2ボール10Bの発射タイミングが、それぞれの次のボール10である、第2ボール10Bの落下移動、第3ボール10Cの落下移動に基づいて、練習者に計られる。更に、次のボールの落下移動に合わせて、発射される。
このため、図6に示すように、第2ボール10Bが発射されると、第3ボール10Cが次の発射用ボールとして設置部41に設置される。同様に、第3ボール10Cの次のボール10である、第4ボールが、ボール供給部8に供給される。
以上のように、次々と、ボール10が供給され、ボール供給部8での落下移動という練習者から視認できる時間でタイミングが計られつつ、落下移動する前のボール10が、発射口43から発射される。練習者は、あたかも落下移動しているボール10が発射されているかのような感覚で、その前に設置されているボール10を打撃やキャッチングの練習に用いる。
以上のように、実施の形態1のボール発射装置1は、空気圧を用いるボール発射装置ではわかりにくいボール10の発射タイミングを、ボール10そのもの動作の視認によって計ることができる。このタイミングの計り方は、実戦の場合と同様の感覚であり、電気的なものや、光の点滅等によるものでないことで、従来技術より優れており、練習と実戦との乖離を低減できる。もちろん、アーム式やローラ式での種々の問題も解決できる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、種々の要素の詳細や追加的な工夫について説明する。
(ボール供給部)
ボール供給部8は、実施の形態1で説明したように実際に発射されるボール10の次のボール10を発射筒4に供給する。このため開口部46を介して設置部41と接続している。
ボール供給部8は、練習者がボール10の発射タイミングを計るために落下移動を視認されることが必要であるので、ボール10が落下移動する状態が、外部から見える可視状態であることが好ましい。ボール供給部8が筒状部材であれば、外壁が透明もしくは半透明であることが好ましい。
あるいは、スパイラル上の線材で空隙のある筒状である場合には、線材同士の隙間である空隙から、ボール10が視認される。
また、ボール供給部8は、実施の形態1で説明したように、発射筒4の上方に延伸していることが適当である。重力に基づく自由落下でボール10が落下移動できるので、余分な機構や動力源を不要とできるからである。また、練習者が、実戦での投手や選手の動きに近い状態での、ボール10の自由落下を、タイミング計測に用いることができるからである。
加えて、ボール供給部8は、発射筒4に対して略垂直に設けられてもよいが、図1などに示されるように、斜めに設けられてもよい。特に、練習者に向けて(発射口43に向けて)傾いていく方向でのななめであることが好ましい。
このような斜めに設けられることで、ボール発射装置1の発射口側の離れた場所にいる練習者は、ボール供給部8を落下移動するボール10をより容易かつ各自に視認できるようになる。特に、自分に向ってボール10が落下移動してくるように見えるので、練習者は、より実戦に近い形および高い臨場感で、ボール10の発射タイミングを計ることができる。
また、ボール供給部8が、途中に湾曲(カーブ)を有していることも好適である。湾曲を有していることで、ボール10の落下移動がまっすぐでなくなる。湾曲部分において、ボール10はためを作るような態様で、開口部46に向けて落下してくる。
このようなためを作りつつボール10がボール供給部8を落下移動してくることで、練習者は、発射タイミングをより確実かつ容易にはかりやすくなる。特に、ボール発射装置1が野球のピッチングマシンとして使用される場合には、投手が投げる際に生じやすい腕を振り下ろすまでのためや腕変化に、このためを持った落下移動は対応する。このため、ボール供給部8での落下移動に基づくタイミング計測は、より実戦に合わせたものとなる。
なお、この湾曲はボール供給部8において複数設けられてもよいし、その湾曲角度も様々でよい。
ボール供給部8は、ボール供給部8に投入されたボール10が開口部46に到達する時間を、調整可能であることも好適である。調整の基準は、例えば、ボール発射装置1が野球のピッチングマシンとして使用される場合に、投手の投球動作の時間に合わせて調整可能である。
ボール供給部8は、ボール10を投入する投入口を備えているが、例えば、複数の投入口が設けられ、いずれの投入口が用いられるかによって、投入から開口部46までの落下移動時間を変更できる。
あるいは、湾曲部分の湾曲度を変えることができる。この湾曲度の変更により、落下移動時間を変更できる。
なお、ボール供給部8に、複数のボール10をストックしているボールプールからボール10が投入される場合には、制御部9が、そのボール10の投入サイクルを制御してもよい。例えば、ボールプールと投入口との間にシャッターが設けられており、制御部9が、所定の時間サイクルでこのシャッターを開閉する。
この開閉に合わせて、ボールプールからボール10が投入される。制御部9は、この開閉で、ボール10のボール供給部8への投入サイクルを調整できる。
(設置部)
設置部41は、開口部46から到達するボール10を、発射筒4の内径に合わせて固定可能である。ボール発射装置1は、その用途であるピッチングマシン、テニスマシン、卓球マシンなどによって、発射筒4の内径や長さが変わる。この発射筒4の内径や長さを、どのような用途に使用される場合でも対応可能に変更可能にすることも適当であるが、実際の発射能力や発射精度との関係で適当ではない。
これらのことから、発射筒4の内径は、用途によって使用されるボール10の直径に合わせることが適当である。このため、設置部41は、この内径に合わせて、ボール10を固定することが適当である。
上述したように、ボール10の底面に、皿のような固定部を備えてもよいし、ボール10の外周を弾性リングが嵌めこまれることでもよい。いずれにしても、空気圧によって固定が解除されて発射されつつも、空気圧が付与されるまでは、ボール10を確実に固定できることが好ましい。
(発射筒)
発射筒4は、その内部空間の内径は、ボール10の直径に対応する。理想的には、内部空間の内径は、ボール10の直径と同等であることが好ましい。同等であることで、空気圧付与部3で付与された圧縮空気が、発射筒4内部でボール10の周囲から漏れにくくなり、圧縮空気の圧力が付与されたままとなるからである。この場合には、圧縮空気の圧力によって、発射筒4内部で、ボール10が、その速度を向上させる。
また、発射筒4内部の内径は、取替え可能なライナーや充填シートなどを用いることで、内径を変化させることができることも好適である。ボール発射装置1は、用途の変更に応じて、発射するボール10の種類を変えることを必要とすることもある。この場合には、使用されるボール10の直径や形状が変化することがある。発射筒4内部に、取替え可能な充填材や充填シートが用いられることで、使用されるボール10の直径や形状の変化に、発射筒4が対応できるようになる。
このように、発射筒4は、空気圧付与部3で初速を受けたボール10を発射筒4の方向に沿って案内(移動させる)する。
発射筒4は、ボール10を案内するので、その方向や角度によって、発射されるボール10の方向や角度(あるいは到達距離)を決定できる。このため、発射筒4は、上下左右に角度を変更することが可能である。また、場合によってはその長さを伸縮させることも可能である。
発射筒4は、台座6に接続されており、この台座6によって発射筒4が支持されている。このとき、発射筒4が台座6に対して角度を変更できるように、角度調整機構を備えていることも好適である。例えば、ねじによって角度調整機構は実現される。発射筒4は、金属、合金、樹脂などで形成されている。もちろん、台座6だけでなく、その他の手段で、発射筒4の高さ、角度、方向が変化させられてもよい。
これらの角度調整機構は、一般に知られる部材や機構が用いられて、自動制御できるようになっていることも好適である。
また、発射筒4は、その内周においてボール10の移動方向に沿った複数の溝を有することも好適である。図7は、本発明の実施の形態2における発射筒の斜視図である。発射筒4内部が透視状態として表されている。
発射筒4は、先端の発射口43に向けた方向の内周に、溝45を備えている。図7では、4本の溝45が備わっており、丁度上下左右のそれぞれの位置に溝45が備わっている。発射筒4が溝45を、ボール10の進行方向に備えていることで、ボール10に加わる進行方向と逆方向の圧力の抜け道が生じる。あるいは、圧縮空気の逃げ道が生じる。これ等の結果により、発射筒4は、ボール10をより効率よく移動させることができると共に、発射筒4を移動する際に、ボール10の速度を増加させやすくなる。
また、発射筒4の内周に形成される溝は、図7に示される形態でもよい。図7は、本発明の実施の形態1における発射筒の斜視図である。
図7に示される発射筒4は、発射口43に向けて収束するように溝45が形成されている。
溝45は、方向付けを行うことができるので、発射筒4内部でボール10の射出方向をより絞り込むことができる。また、ボール10に付与された圧縮空気の内、不要な空気を、ボール10の加速性を悪くすることなく、排出することができる。この排出によって、ボール10の加速性能と発射方向の精度を向上させることができる。
また、溝は、図8に示されるように、発射口43に向けて収束するような構造を有していることでもよい。図8は、本発明の実施の形態2における発射筒の斜視図である。
図8に示される発射筒4は、発射口43に向けて収束する溝48を有している。このような収束する溝48によって、溝45と同様の効果に加えて、よりボール10の発射の際の方向制御の精度を上げることができる。
(圧縮空気タンク)
圧縮空気タンク2は、圧縮空気を収容し、空気圧付与部3に希望する球速に見合った圧縮空気圧を供給する。圧縮空気は、空気ボンベから供給されたり、コンプレッサーを用いて取り込んだ空気を圧縮したりして供給されたりする。もちろん、上述の通り、接続されている空気供給路から連続的あるいは断続的に、圧縮空気が供給されてもよい。
圧縮空気タンク2は、圧縮空気を収容可能な構造や機能を有するので、内部が中空であって圧力に耐えられる形状や構造を有する。例えば、圧力に耐えられるように金属や合金などの耐久性の高い素材で形成されることも好適である。一例として空気ボンベと同様の素材や構造を有している。また、ボール発射装置1全体の形状や大きさに合わせた形状や大きさを有していることが好適であり、使用の態様を考慮すると、ボール発射装置1の後方あるいは下部に位置することが適当である。
また、圧縮空気タンク2は、圧縮空気を空気圧付与部3に噴射するために噴射口を供えていることも好適である。すなわち、圧縮空気タンク2は、制御部9の指示により瞬間的に開口して収容する圧縮空気を噴射する開閉バルブを備えており、この開閉バルブの瞬間的な開放で、圧縮空気が、瞬間的に噴射してボール10に十分な圧力を付与する。噴出された圧縮空気の空気圧が、瞬間的かつ強力にボール10の後方に付与される。
なお、ボール発射装置1は、ボール10を連続発射できるように、圧縮空気タンク2は、次々と圧縮空気をためることができればよい。
以上、実施の形態2におけるボール発射装置は、各部の追加的な工夫により、タイミングをより計りやすくできるユーザービリティを上げたり、発射精度を向上させたりできる。
以上、実施の形態1〜2で説明された空気圧を用いるボール発射装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 ボール発射装置
2 圧縮空気タンク
3 空気圧付与部
4 発射筒
41 設置部
43 発射口
46 開口部
5 発射バルブ
6 台座
8 ボール供給部
9 制御部
10 ボール

Claims (14)

  1. 空気圧を用いるボール発射装置であって、
    ボールの発射口を有する筒状の発射筒と、
    前記発射筒において第1ボールを設置する設置部と、
    前記設置部に設置される前記第1ボールに空気圧を付与する空気圧付与部と、
    前記発射筒の前記設置部につながる位置に設けられた開口部と、
    前記開口部を介して前記発射筒と接続されると共に、前記設置部に第2ボールを投入するボール供給部と、
    前記空気圧付与部での空気圧の付与による前記第1ボールの発射を制御する制御部と、を備え、
    前記設置部は、前記第1ボールをあらかじめ設置している準備状態を設定し、
    前記制御部は、前記準備状態において、前記第2ボールが、前記ボール供給部から前記開口部に到達するタイミングに基づいて、前記空気圧付与部を介して、前記第1ボールに空気圧を付与する、空気圧を用いるボール発射装置。
  2. 前記空気圧付与部が使用する圧縮空気を収容する圧縮空気タンクを更に備える、請求項1記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  3. 前記ボール供給部は、前記発射筒の上方に向けて延伸している、請求項1または2記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  4. 前記ボール供給部は、上方から前記開口部に向けて、前記第2ボールを落下移動させる、請求項3記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  5. 前記制御部は、前記第2ボールが前記ボール供給部を落下移動して、前記開口部に到達したタイミングから所定時間以内で、前記第1ボールに空気圧を付与させる、請求項4記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  6. 前記第1ボールは、前記第2ボールが前記開口部から前記発射筒内部に到達するタイミングに基づいて、前記発射口から発射される、請求項5記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  7. 前記第2ボールは、前記第1ボールの発射後に、前記開口部から前記設置部に到達して、前記設置部に設置される、請求項1から6のいずれか記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  8. 前記制御部は、前記第2ボールが前記設置部に設置されるタイミングに基づいて、前記第2ボールの次の第3ボールを、前記ボール供給部に投入する、請求項7記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  9. 前記制御部は、前記第3ボールが前記ボール供給部を落下移動して前記開口部に到達したタイミングから所定時間以内で、前記第2ボールに空気圧を付与させる、請求項8記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  10. 前記制御部は、前記設置部から前記発射口までの長さに基づいて、前記所定時間を変更可能である、請求項5から9のいずれか記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  11. 前記ボール供給部は、ボールが落下移動する状態が外部から見える可視状態である、請求項1から10のいずれか記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  12. 前記ボール供給部は、前記ボール供給部に投入されたボールが前記開口部に到達する時間を、投手の投球動作の時間に合わせて調整可能である、請求項1から11のいずれか記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  13. 前記ボール供給部は、前記発射筒から発射されるボールに対応する練習者から、落下移動を目視可能とする、請求項12記載の空気圧を用いるボール発射装置。
  14. 前記設置部は、前記開口部から到達するボールを、前記発射筒の内径に合わせて固定可能である、請求項1から13のいずれか記載の空気圧を用いるボール発射装置。
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