JP6178691B2 - ボール発射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、野球やテニス、サッカーなどのボールを使った球技の練習において使用されるボール発射装置であって、従来のボール発射装置では不可能であった様々な回転軸をもってボールを発射できるボール発射装置に関する。
野球でのバッティング練習や、テニスでのストローク練習などにおいて、野球ボールやテニスボールを自動で発射するボール発射装置が用いられる。野球の練習に使用されるボール発射装置は、ピッチングマシンやバッティングマシーンと呼ばれる。このようにピッチングマシンやバッティングマシーンと呼ばれるボール発射装置が、野球のバッティング練習やテニスのストローク練習などで、練習者にとって利用されている。
このようなボール発射装置の例として、先端にボールを載せたアームを回転させてボールを発射する装置(例えば、特許文献1参照)や、近接させた一対のローラの間にボールを通して、一対のローラの回転によりボールを発射する装置(例えば、特許文献2参照)が使用されている。
特許文献1に開示されるようなアームを回転させてボールを発射する態様のものを、本明細書では「アーム式発射装置」という。また、特許文献2に開示される一対のローラの回転によりボールを発射する態様のものを、本明細書では、「ローラ式発射装置」という。
ここで直球のボールは、ボールの発射方向(進行方向)に対して略垂直方向を回転軸として、進行する。言い換えれば、直球のボールは、進行方向に直交する回転軸まわりにバックスピンしながら、進行する。
また、カーブやシュートと呼ばれる一般的な変化球によるボールは、ボールの発射方向に対して略垂直にある回転軸を持って回転をしながら進行する。すなわち、一般的な変化球であっても直球であっても、ボールの発射方向に対して略垂直となる平面内にある方向の直線を、回転軸とするのみである。
一方で、近年の野球レベルの向上に伴って、フォークボール、ツーシーム、フォーシーム、縦スライダー、横スライダー、ナックルボールなど、ボール進行方向に様々な回転軸をもって大きな軌道変化を伴ったり、打者の手元で微妙で複雑な変化を生じさせたりする球種も増えている。これは、野球に限らず、サッカー、テニスや卓球などの様々な球技で同様である。このような大きな軌道変化を生じさせたり、微妙な変化を生じさせたりする球種は、ボールの発射方向に略垂直以外の平面内でのある方向の直線を回転軸とする。すなわち、場合によっては、ボールが、ボールの発射方向に沿った回転軸を持つこともある。言い換えれば、ボールの回転軸がボール進行方向や斜め方向を向いて進行する。
このような野球レベル、特に投手の投球レベルの向上に伴って、野球選手は、練習のために直球のみならず変化球の練習も行いたい要望を有している。これは、プロ野球選手だけでなく、ノンプロなどのアマチュア選手や、大学野球や高校野球の選手においても同様である。
このとき、上述のように単純なカーブやシュートだけでなく、大きな軌道変化や複雑な変化を伴う様々な球種に対する練習をしたいとの要望もある。特に、同じ球種であっても、投手毎に細かな違いがあり、この細かな違いに対応したバッティング練習を行いたいとの要望も、年々高まっている。
もちろん、これらはテニスや卓球などの他の球技であっても同様である。
ここで、特許文献1に代表されるアーム式発射装置は、アームの先端の受け部にボールを乗せて、アームの振り下ろしによってボールを発射する。すなわち、人間の投手が上からボールを投げるのと同じような動作で、ボールを発射する。このとき、アームの先端の受け部に乗せられたボールが、そのままアームの振り下ろしによって発射されるので、ボールには受け部との接触に基づく摩擦が付与されるのみである。この摩擦のみであると、ボールには縦回転の回転が付与されるだけである。
すなわち、ボールの回転軸は、ボールの発射方向に略垂直となり、いわゆる直球しか、アーム式発射装置は、発射できない。受け部を斜めにすると、回転軸の方向は変化するが、回転軸はやはりボールの発射方向の略垂直面内に留まる。加えて、アーム式発射装置のアーム先端の受け部を斜めなどにすると、ボールそのものが斜め方向に飛んでしまい、実用として使えない。
特許文献2に代表されるローラ式発射装置は、一対のローラの回転を両面から受けて加速されたボールが発射される。このため、アーム式発射装置と同様に、ローラ式発射装置も、ボールに対して縦回転しか付与できない。すなわち、回転軸は、ボールの発射方向の略垂直面内である。また、ローラ式発射装置の一対のローラの対向位置を僅かにずらしたり、一対のローラのそれぞれの回転速度を変えたりすることで、カーブやシュートの変化球を発射することはできる。
しかしながら、この場合も、カーブやシュートといった、ボールの発射方向の略垂直面内に留まる回転軸のボールしか発射できない。
また、アーム式発射装置およびローラ式発射装置のいずれも、人間の投手が投げる動作手順とは全く異なっている。このため、単にボールを発射するということは可能であっても、発射されて打者の手元に到達するボールの軌道は回転軸方向がボール進行方向を向いている、人間の投手が投げるボールとは、微妙に異なっている。
加えて、アーム式発射装置およびローラ式発射装置のいずれも、アームやローラなどの周囲において大きく動作する要素を備えているので、ボール発射装置を操作する作業者にとっての危険性がある。特に、アマチュア野球においてこれらのボール発射装置を使用する場合には、操作者もなれていないことが多く、怪我や事故が懸念される。
このようなアーム式発射装置およびローラ式発射装置の問題点(種々の変化球の球種を投げることができない、周囲での事故等の懸念)に対応して、発射筒と、発射筒内に設置されたボールに圧縮空気の圧力を付与してボールを発射する、空気付与式発射装置によるボール発射装置が提案されている(例えば、特許文献3)。
加えて、空気付与式発射装置によるボール発射装置において、発射されるボールに摩擦を付与することで、ボールに回転を与えて発射する技術も提案されている(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
特開平9−38266号公報 特開2000−107339号公報 特開平11−33157号公報 実開平1−77784号公報 特開2003−70951号公報 特表2007−528764号公報 特開平11−019269号公報
特許文献3は、ボール発射機構の発射口に筒を連結し、この筒に設置されたボールに高圧空気を付与して、この高圧空気による圧力でボールを発射する技術を開示する。アーム式発射装置やローラ式発射装置と異なり、高圧空気によって、筒を通ってボールが発射されることで、周囲の危険性が少ないメリットがある。
しかしながら、高圧空気の圧力を受けたボールは、筒内部で加速されて発射されるだけであるので、ボールには回転が付与されない。ボールは、無回転もしくは非常な低回転で発射されてしまう。このため、特許文献3のボール発射装置で発射されたボールは、回転時とは抵抗力が異なってしまい、打者の手元に到達する際にナックルボールのように振動的変化をする状況である。
あるいは、これを防止するために、高圧空気の圧力を受けたボールが、筒内を移動する際に、筒の内壁に衝突することで、ボールに摩擦が付与されて回転を生じさせることもあるが、この場合には、ボールの発射方向がずれてしまう問題を生じさせる。
特許文献4は、高圧空気の圧力を受けて筒を移動するボールの面に、山型の凸部を接触させてボールに摩擦を付与するボール回転手段を備えるピッチングマシンを開示する。特許文献4は、筒を移動するボールの一部の面に、2つの凸部が接触することで、人間の投手が二本の指でボールに摩擦を付与することを、模擬的に再現している。この模擬的な再現により、特許文献4に開示されるピッチングマシンは、ボールに回転を付与することができる。
しかしながら、特許文献4に開示される凸部は、ボールの進行方向に抵抗する向きに回転を付与できるに過ぎない。すなわち、ボールは、進行方向に対して、縦回転しか生じさせることができない。仮に、凸部が筒を移動するボールの横面に接触する場合でも、進行方向に対して略垂直面内での回転軸を生じさせることしかできない。
このため、特許文献4に開示されるピッチングマシンは、単純なカーブやシュートを再現することしかできない。上述のように、人間の投手は、非常に様々な動作の組み合わせによって、ボールの進行方向に向いた回転軸や、ボールの進行方向に斜め方向に向いた回転軸などを生じさせることができる。このような複雑な回転軸によって、複雑な変化球を、人間の投手は投げることができる。
特許文献4に開示されるピッチングマシンは、このような複雑な回転軸を生じさせることができない問題を有している。このため、複雑な変化球を発射することは困難である。
特許文献5は、一端開口が圧力空気取入口となり、他端開口がボール発射口となる直線状の円筒管からなる発射管13と、該発射管13の内壁から突出したローラ20を備え、圧力空気によりボールを開口側へ移動させ、発射管13内で移動するボールの片側にローラ20を接触することにより、ボールにスピンをかけ、ボールの形状を大きく変形させることなく、スピンのかかったボールを発射するボール発射機を開示する。
特許文献5も、ボールが移動する筒内部でボールの表面の一部に摩擦を与える。この摩擦によって、発射されるボールに回転を与えることができる。
しかしながら、特許文献5に開示されるボール発射機も、ボールに縦回転を付与できるだけである。すなわち、特許文献5は、特許文献4と同じ問題を有している。
特許文献6は、縫目のあるボール26を、ボール投球装置10から投球される前に回転させる構造12及び方法に関する。本構造は野球のようなスポーツにおいて投球されるボールを模擬することができる。本構造は、少なくとも1組の対向するボール支持体28A、28Bを備えており、このボール支持体は、ボールが本構造から発射される前に、まず装填されたボールを予め決定された配置に設置し、次に予め決定された量の回転をボールに与えるボール投球装置を開示する。
特許文献6は、ボールの発射についての機構を開示していないので、どのようにして発射するのかが不明であるが、ボールを4点で支持する支持部材を備えている。この支持部材によって、ボールに縦方向の回転を与えた上で、ボールを筒から発射する(図9など)。特許文献6は、特許文献4,5と異なり、ボールの筒内での移動中の摩擦付与による回転ではなく、ボールそのものを機械的に回転させてから発射する。
しかしながら、機械的に回転させて発射させるとしても、特許文献6に開示されるボール発射機も、ボールに縦回転を与えるに過ぎない。言い換えれば、ボールの進行方向に略垂直な平面内での回転軸での回転を与えるに過ぎない。このような回転軸だけでは、様々な球種、特に投手の特徴に応じた種々の球種であって、複雑な変化を有する変化球を実現することができない。
このように、特許文献6に開示される技術であっても、他の従来技術と同様に、複雑な回転軸を持つことによる、複雑な変化を有するボールを発射できない問題を有している。
特許文献7は、ローター1と、ローター2の間隔はボールを打出すことが可能な適度の間隔で、中心線6は一対のローターの中心の面方向且つ径方向に延びローター回転軸3とローター回転軸4に直角で、中心線6
を軸にローター1 、ローター2 を回動し交差角度及びローターの相対回転速度を変え、ボールの回転中心線が飛球方向となる横回転とボールの回転中心線が横回転の直角方向となる縦回転との合成回転を加えて打出すことを特徴とするピッチングマシンを開示する。
しかしながら、特許文献7は、ローター式のピッチングマシンであるので、ボールの設置およびボールの回転動作などの準備に非常に手間が掛かる。また、回転をしていても、その後の発射動作がローター式であることで、進行方向に沿った平面内での回転軸を、発射後のボールに十分に実現させることも難しい問題も有している。
本発明は、ボールの進行方向に略垂直な平面内の回転軸だけでなく、ボールの進行方向に沿った平面内での回転軸をはじめとした複雑な回転軸を実現し、この複雑な回転軸により、複雑な変化を生じさせる種々の変化球を発射できる、ボール発射装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明のボール発射装置は、ボールを設置する設置ユニットと、設置ユニットに設置されたボールに圧縮空気を付与する空気付与ユニットと、設置ユニットに接続され、圧縮空気を受けて射出されるボールを案内する発射筒と、を備え、設置ユニットは、所定位置に設置されたボールの発射方向に対して略垂直面に沿った外周を固定する固定具と、固定具を回転させる回転部材と、を有し、回転部材は、固定具を回転させることを介して、ボールを、発射方向に沿った回転軸で回転させ、空気付与ユニットは、回転部材がボールを回転させている状態で、圧縮空気を、ボールに付与する。
本発明のボール発射装置は、圧縮空気の圧力によって、発射筒内に設置されたボールを発射するので、ボール発射装置を構成する要素が、外部において可動することがない。このため、操作者が不慣れであっても事故等の危険性がない。
また、本発明のボール発射装置は、発射筒内で予め横方向の回転をボールに加えた上で圧縮空気の付与によって、ボールを発射できる。この結果、横回転(ボールの進行方向に沿った面内での回転軸での回転)でのボールを、ボール発射装置は発射できる。すなわち、ジャイロ回転のボールを発射できる。このように、従来技術では不可能であった横回転のボールを実現でき、人間の投手が投げる横回転を主体とした投球を再現できる。
また、回転手段で横回転されたボールが発射筒を移動する際に摩擦体と接触することで、ボール発射装置は、発射されるボールの回転軸をより複雑にすることができる。すなわち、ボールの進行方向に沿った面内で、様々な方向ベクトルを回転軸とするボールを発射することも、ボールの進行方向に斜め方向に交差する面内で、様々な方向ベクトルを回転軸とするボールを発射することもできる。
これらの結果、人間の投手であって、様々な投手が投げる種々の特性をも再現した投球ボールを再現できる。
従来技術のボール発射装置で発射されるボールの回転を示す模式図である。 複雑な軌道や変化を生じさせるボールの回転軸を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の模式図である。 本発明の実施の形態1におけるボール発射装置でのボールの回転状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の本体部の写真である。 本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の模式図である。 本発明の実施の形態1における設置ユニットを分解した写真である。 本発明の実施の形態1における設置ユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態1における本体部の分解斜視図である。 この組み立てられた本体部の内部透視斜視図である。 図10の外部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるボール発射装置の発射筒の内部側面図である。 本発明の実施の形態2における摩擦体の機能によって様々となる回転軸を示す模式図である。 本発明の実施の形態2におけるボール発射装置からのボール発射を上から見た模式図である。 本発明の実施の形態2におけるボール発射装置からのボール発射を上から見た模式図である。 高速度カメラ映像からの転写で、本発明により実際にツーシームボールが実現された状態を示す説明図である。 高速度カメラ映像からの転写で、本発明により実際にフォーシームボールが実現された状態を示す説明図である。
本発明の第1の発明に係るボール発射装置は、ボールを設置する設置ユニットと、設置ユニットに設置されたボールに圧縮空気を付与する空気付与ユニットと、設置ユニットに接続され、圧縮空気を受けて射出されるボールを案内する発射筒と、を備え、設置ユニットは、所定位置に設置されたボールの発射方向に対して略垂直面に沿った外周を固定する固定具と、固定具を回転させる回転部材と、を有し、回転部材は、固定具を回転させることを介して、ボールを、発射方向に沿った回転軸で回転させ、空気付与ユニットは、回転部材がボールを回転させている状態で、圧縮空気を、ボールに付与する。
この構成により、ボール発射装置は、発射方向に沿った回転軸で回転するボールを発射できる。この結果、人間の投手や選手が投げるような複雑で種々の特性を有するボールを発射できる。
本発明の第2の発明に係るボール発射装置では、第1の発明に加えて、発射筒は、設置ユニットから所定長さを有すると共に、その先端にボールを発射する発射口を有する。
この構成により、ボール発射装置は、発射筒で、十分な速度を生じさせてボールを発射できる。
この構成により、ボール発射装置は、従来技術では不可能であった、発射方向に沿った平面での回転軸で回転するボールを発射できる。このボールによって、最新の変化球などを模擬したボールを発射できる。
本発明の第4の発明に係るボール発射装置では、第1から第3のいずれかの発明に加えて、固定具は、発射方向に対して略垂直となる外周に沿ってボールを固定する、シールリングを有する。
この構成により、設置ユニットは、ボールを確実に所定位置に固定できる。
本発明の第5の発明に係るボール発射装置では、第1から第4のいずれかの発明に加えて、回転部材は、固定具と連結されると共に、発射方向に略垂直の外周に沿って設けられた羽根車を有する。
この構成により、回転部材は、外部からの圧力付与によって確実に回転できる。加えて、回転によって、固定具を回転できる。
本発明の第6の発明に係るボール発射装置では、第5の発明に加えて、羽根車は、複数の羽根を有し、羽根に外部から付与される付与圧力によって、羽根車は回転する。
この構成により、回転部材は、確実に回転する。
本発明の第7の発明に係るボール発射装置では、第6の発明に加えて、付与圧力は、空気圧力である。
この構成により、空気の付与によって羽根車が回転して、回転部材が固定具およびボールを回転させることができる。
本発明の第8の発明に係るボール発射装置では、第7の発明に加えて、空気圧力が羽根車に導入される空気導入路を更に備える。
この構成により、空気圧力が、羽根車に付与される。
本発明の第9の発明に係るボール発射装置では、第8の発明に加えて、空気導入路に導入された空気圧力が、排気される排気路を更に備える。
この構成により、羽根車においては空気付与と排気の循環が連続して、回転部材は、十分な回転速度で回転できる。
本発明の第10の発明に係るボール発射装置では、第8又は第9の発明に加えて、回転部材は、羽根車を、設置ユニットに対して回転可能とするベアリングを更に備える。
この構成により、回転部材は自由回転できる。
本発明の第11の発明に係るボール発射装置では、第5から第11のいずれかの発明に加えて、回転部材は、固定具を回転させることで、ボールを発射方向に沿った回転軸で回転させる。
この構成により、ボール発射装置は、発射方向に略垂直な回転をするボールを発射できる。
本発明の第12の発明に係るボール発射装置では、第1から第11のいずれかの発明に加えて、発射筒は、その内側にボールの表面に摩擦を付与する摩擦体を更に備える。
この構成により、ボール発射装置は、回転部材によって生じた発射方向に沿った回転軸を、更に変化させた回転軸で、ボールを発射できる。
本発明の第13の発明に係るボール発射装置では、第1から第12のいずれかの発明に加えて、摩擦体は、発射筒の内壁からの突出量、発射筒の内壁での位置および発射筒の内壁に対する傾斜角度の少なくとも一つを可変である。
この構成により、摩擦体による接触圧力を変化させることができる。
本発明の第14の発明に係るボール発射装置では、第1から第13のいずれかの発明に加えて、空気付与ユニットは、設置ユニットに接続される管路を有し、管路は、設置ユニットを介して発射筒と内部で連通可能である。
この構成により、圧縮空気タンクは、圧縮空気を空気付与ユニットに供給できる。
本発明の第15の発明に係るボール発射装置では、第14の発明に加えて。空気付与ユニットに、圧縮空気を供給する圧縮空気タンクを更に備え、
圧縮空気タンクは、空気付与ユニットの管路を通じて、設置ユニットで回転しているボールに、圧縮空気を付与する。
この構成により、圧縮空気タンクは、圧縮空気を空気付与ユニットに供給できる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
(参考説明)
まず、人間の投手がボールを投げる状態を模式化して説明しつつ、従来技術のボール発射装置のボールの回転等について説明する。
人間の投手がボールを投げる場合には、(動作1)投手が所定の握りでボールを握る(この握りによってボールの回転軸の基礎を決める)、(動作2)投手が腕を振り上げてから投げ下ろすことでボールに加速を付与する、(動作3)投手が、握っているボールを離してボールを投じると共に、離す瞬間に必要な回転や摩擦を付与する、との3つの動作に大きく分けることができる。もちろん、これは、変化球特に複雑な変化を生じさせる変化球の場合であって、直球の場合には、動作3がやや簡略化される。
人間の投手は、大きく3つの動作1〜動作3の組み合わせとそれぞれの動作のバリエーションによって、複雑な特性や変化を有する球種を投げ分ける。
従来技術のボール発射装置は、この動作1〜動作3のいずれかが省略されていたり、対応が不十分であったりしている。このため、人間の投手が投げるような複雑な特性や変化を有するボールを発射することができない。
もちろん、人間の腕や手およびこれに類する関節などの全ての動きを模擬できる人間型ロボットであれば、動作1〜動作3を正確に模擬できる。正確に模擬できれば、この人間型ロボットは、人間の投手が投げるのとほぼ同じ特性や変化を有するボールを投げることができる。しかしながら、野球やその他の球技の練習において、人間型ロボットを用いるのは高価であり、メンテナンスや操作の難しさなどの点で、現実的ではない。
また、従来技術のボール発射装置は、圧縮空気の圧力を用いるものであっても、図1に示されるように、ボールの進行方向に略垂直な平面内に沿った回転軸をもつことしかできない。図1は、従来技術のボール発射装置で発射されるボールの回転を示す模式図である。
ボール100は、進行方向に沿って飛ぶ。このとき、ボールには、縦回転が付与される。図1の回転方向で示される矢印の通り、縦方向に回転している。ボール100の進行方向に略垂直な垂直面内200に沿った回転軸に基づいて、ボール100は、回転しつつ飛ぶ。垂直面内200は、ボールの進行方向に略垂直な仮想平面である。
この仮想平面に沿った矢印A、矢印B、矢印Cが、ボール100の回転軸の例である。いずれの矢印A〜Cを回転軸とする場合でも、ボール100の回転軸は、進行方向に対して略垂直である。このように、従来技術のボール発射装置は、進行方向に対して略垂直の回転軸でしか、ボール100を回転させることができない。
進行方向に対して略垂直の回転軸での回転では、ボール100は、直球もしくは射出時から到達時までの軌道が一定である変化球(一般的なカーブボールやシュートボール)のいずれかにしかなれない。近年の投手が投げるツーシーム、スプリットフィンガー、スプリット、高速スライダー、チェンジアップ、ナックルボールなどの複雑な軌道や変化を生じさせる変化球とはなれない。
このようなツーシーム、スプリットフィンガー、スプリット、高速スライダー、チェンジアップ、ナックルボールなどの複雑な軌道や変化を生じさせる変化球は、ボール100が、ボール100の進行方向に略平行もしくは垂直以外で交差する平面に沿った回転軸で回転することが必要である。
図2は、複雑な軌道や変化を生じさせるボールの回転軸を説明する模式図である。図2も、ボール100は、進行方向に沿って飛ぶ。このとき、ボール100は、回転方向の矢印に示されるように横回転している。すなわち、進行方向に沿った平面201内に沿った矢印D、E、F,Gなどで表される平面201に沿った回転軸をもって回転している。図1とは異なり、進行方向に沿った平面201内に描かれるベクトルである回転軸により、ボール100は、回転する。
ボール100が、このように進行方向に沿った回転軸で回転する(横回転、すなわち、進行方向に対して交差する(略垂直であることもある)ように回転する)ことで、単純なカーブやシュートだけでなく、複雑な特性や変化を有する軌道を描くことができる。この横回転や斜め回転が空気抵抗と相まって、ボールが射出されてから到達するまでの間に、一定軌道だけではない、到達点近くで急激に変化する軌道を描くようになる。まさしく、人間の投手が投げるツーシーム、スプリットフィンガー、スプリット、高速スライダー、チェンジアップ、ナックルボールなどの変化球と同様の軌道を描くようになる。
このように、人間の投手が投げる複雑な特性や変化を有するボールを再現するには、進行方向に沿った平面内もしくは略垂直ではない進行方向に沿った平面内に形成される回転軸で、ボールを回転させることが必要条件である。
ここで、上述の動作1〜動作3に着目して、発明者は本発明の骨格を次のように着想するに至った。
(骨格1)上述の人間の投手の動作1に対応するように、進行方向に沿った平面内に形成される回転軸での回転を、最初に生じさせる。すなわち、進行方向に対して横回転する動作を、ボールに最初に生じさせる。
(骨格2)人間の投手の動作2に対応するように、動作1で横回転が生じている状態で、実際にボールを投げる(発射する)力を、ボールに付与する。
(骨格3)必要に応じて、ボールの発射過程で、ボールに摩擦を付与して、横回転の回転平面を、ボールの進行方向に交差する平面に変化させる。
このような骨格1〜骨格3を備えることで、ボール発射装置が、人間の投手が投げるような複雑な特性と変化を有する変化球を自在に発射できるようになる。
本発明は、この骨格1〜骨格3を実現して、人間の投手が投げるような複雑な特性と変化を有する変化球を自在に発射できるボール発射装置を実現する。
(全体概要)
図3は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の模式図である。ボール発射装置1は、野球ボール、テニスボール、ゴルフボール、バレーボール、ハンドボールなど、様々なボールを発射できる。いずれのボールであっても、既述した骨格1〜骨格3に基づく機能を発揮して、人間が投げるのと同様の複雑な特性と変化を有する変化球を自在に発射できる。なお、実施の形態においては、野球ボールを発射することを前提に説明する。
ボール発射装置1は、設置ユニット2、空気付与ユニット3、発射筒5を備える。更に、空気付与ユニット3に圧縮空気を供給する圧縮空気タンク4、発射筒5などを支える支柱21、および台座20を備える。
設置ユニット2は、ボール10を発射のために所定位置に設置する。ボール発射装置1は、圧縮空気タンク4から供給されて空気付与ユニット3を介して付与される圧縮空気の圧力で、設置ユニット2に設置されているボール10を発射する。設置ユニット2がボール10を設置する所定位置は、ボール10にこの圧縮空気が付与されるのに適した位置である。
空気付与ユニット3は、圧縮空気タンク4と接続される管路41を通じて、圧縮空気を供給される。ここで、空気付与ユニット3は、筒状の部材である。筒状の部材であることで、設置ユニット2で圧縮空気を受けて発射を開始するボール10が通る発射筒5との対応性がよくなる。このため、圧縮空気は、ボール10の背面であってなるべくその中央付近に合わせて付与されることが適当である。
この点からも、設置ユニット2がボール10を設置する所定位置は、筒状の部材である空気付与ユニット3および筒状の部材である発射筒5とに対応して、圧縮空気の通り道が形成されることが適当である。このため、設置ユニット2は、この圧縮空気の通り道の略中央にボール10の略中央を合わせる所定位置に、ボール10を設置する。
設置ユニット2は、内部にボール10を設置するために、内部空間を有している。また、設置ユニット2が設置したボール10には、空気付与ユニット3から圧縮空気が付与される。圧縮空気の付与を受けて所定位置から発射を開始するボール10は、発射筒5を移動して発射口51から発射される。このため、設置ユニット2の内部空間は、少なくともボール10の発射動作の場合には、空気付与ユニット3の内部空間と、発射筒5の内部空間と連通していることが好ましい。
このように、ボール発射装置1の主たる要素である、設置ユニット2、空気付与ユニット3、発射筒5は、連続して接続されており、その内部空間も、ボール10の発射に合わせて連通している。
空気付与ユニット3は、管路41により圧縮空気タンク4と接続されている。もちろん、管路41ではなく、圧縮空気タンク4と直接的に空気付与ユニット3と接続されていてもよい。圧縮空気タンク4は、コンプレッサーなど種々の要素によって構成される。ボール発射装置1は、操作部を有しており、人的な手動操作あるいは遠隔的な自動操作によって、圧縮空気タンク4から圧縮空気を射出できる。
圧縮空気タンク4から射出される圧縮空気は、空気付与ユニット3に供給される。空気付与ユニット3は筒状の内部空間を有する部材であり、供給された圧縮空気を、この内部空間を介して、設置ユニット2で設置されているボール10に付与する。
圧縮空気の付与を受けたボール10は、設置ユニット2で設置されている所定位置から移動を開始する。このとき、圧縮空気の高い圧力によって、ボール10は高い初速で設置ユニット2から発射筒5に移動する。この初速に基づいて、更にボール10は、発射筒5を移動する。
発射筒5は、初速を受けたボール10を案内しつつ移動させ、移動の過程でボール10の速度を増加させる。発射筒5は、その先端に開口した発射口51を有している。発射筒5は、その内部を移動させたボール10を、発射口51から発射する。図3では、ボール10が、設置ユニット2から発射筒5を移動して、最後に発射口51から発射される状態が示されている。それぞれ、矢印の方向にボール10が移動している。
ここで、設置ユニット2は、所定位置に設置されたボール10の発射方向に対して略垂直面に沿った外周を固定する固定具6を備えている。固定具6は、ボールの外周に沿ったシールリングなどで構成され、固定具6は、ボール10を設置ユニット2における所定位置において固定する。固定具6がボール10を固定することで、ボール10に空気付与ユニット2から圧縮空気が付与される位置に、ボール10を、正確に固定できる。
また、設置ユニット2は、固定具6を回転させる回転部材7を更に備える。回転部材7は、固定具6を回転させる。このため、固定具6は、ボール10を固定すると共に回転可能な部材である。例えば、固定具6がシールリングであれば、シールリングがボール10の外周に装着されると共に、シールリングは設置ユニット2の部材に固定されずに回転できる。
回転部材7が、固定具6を回転させることで、固定具6で固定されているボール10も回転する。このとき、固定具6は、ボール10の発射方向に対して略垂直面に沿って、ボール10を固定する。このため、回転部材7が、固定具6を回転させると、固定具6の回転が、ボール10を回転させる。
図4は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置でのボールの回転状態を示す説明図である。固定具6は、ボール10の発射方向に対して略垂直面に沿ってボール10を固定している。このため、回転部材7が固定具6を回転させると、ボール10は、発射方向に対して略垂直方向に回転する。言い換えれば、ボール10は、発射方向に沿った回転軸で回転する。図4では、矢印Aは、回転部材7から固定具6を介して回転するボール10の回転方向を示している。発射方向を示す矢印は、矢印Aで示される回転方向の回転軸を示しているのと同義である。
このように、設置ユニット2に設置されている状態で、ボール10は、発射方向に沿った回転軸で(言い換えれば、発射方向に対して略垂直方向に)回転している。この回転をしている状態で、空気付与ユニット3は、圧縮空気を、ボール10に付与する。この圧縮空気を受けて、ボール10は、発射筒5での移動を開始する。
この移動においては、ボール10は、発射方向に沿った回転軸で回転したままである。この結果、この回転軸で回転した状態で、ボール10は、発射筒5の発射口51から外部に発射される。この発射により、図2のように、発射方向に沿った回転軸で回転するボール10を、ボール発射装置1は、発射できる。このような回転状態でボール10が発射されることで、ボール発射装置1は、人間の投手が投げるような変化球を、発射できる。
(発射の処理手順)
上述の通り、実施の形態1におけるボール発射装置1は、設置ユニット2にボール10を設置する。次いで、設置ユニット2に設置されたボール10が、固定具6で、固定される。この固定においては、ボール10の発射方向に対して略垂直の外周が固定される。回転部材7は、固定具6を回転させることで、固定具6が固定しているボール10を、発射方向に沿った回転軸で回転させる。この回転している状態で、空気付与ユニット3が、圧縮空気をボール10に付与する。圧縮空気の圧力は非常に高いので、ボール10は、回転状態を維持したまま固定具6から外れて、発射筒5内部を移動する。移動後に、発射口51から、ボール10は、発射される。
また、後述するように、発射筒5の内部に移動するボール10の表面に接触する摩擦体を備えることで、ボールの回転軸が発射方向に沿った状態でありながら、発射方向に交差する方向に沿った回転軸で回転することもできる。すなわち、図2に示されるような状態である。
すなわち、発射筒5から発射されるボール10は、ボール10の発射方向に略平行である並行平面もしくは略垂直以外で交差する交差平面上で形成される回転軸で、回転する。このため、図1に示されるように、ボール10の発射方向に略垂直な回転軸での回転のみでの回転とは異なるボール10を発射できる。
このような処理手順で、ボール発射装置1は、発射方向に沿った回転軸で回転するボール10を、発射できる。従来技術では不可能であった発射方向に沿った回転軸で回転するボール10を発射できることで、ボール発射装置1は、人間の投手が投げるのと同じような変化球を発射できる。
次に、各部の詳細について説明する。
(発射筒)
発射筒5は、設置ユニット2および空気付与ユニット3と共に、ボール発射装置1のボール10の発射経路の本体部を形成する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の本体部の写真である。図5の写真は、図3で説明されたボール発射装置1のボール発射経路の本体部を示している。発射筒5は、設置ユニット2を介在として、空気付与ユニット3と接続される。
図5からも明らかな通り、発射筒5は、内部にボール10が移動できる空間を有し、さらに先端に発射口51を有する筒状の部材である。発射口51と逆側の端部は、設置ユニット2に接続されている。
設置ユニット2で圧縮空気を受けたボール10は、発射筒5内部を移動し、最終的に発射口51から外部に発射される。このとき、設置ユニット2における回転部材7による回転によって、ボール10は、発射口51から、ボール10の発射方向に沿った回転軸で回転しながら発射される。
ここで、発射筒5は、圧縮空気を受けたボール10が内部で発射方向を変化させないように、ボール10の外形に合わせた内径を有していることが好ましい。また、発射筒5は、圧縮空気を受けて移動するボール10の速度を十分なレベルにして発射口51から発射できるように、発射筒5は、所定長さを有していることが好ましい。
(空気付与ユニット)
空気付与ユニット3は、圧縮空気タンク4に管路41で接続されている。この管路41による接続により、圧縮空気タンク4からの圧縮空気の供給を受ける。供給された圧縮空気を、空気付与ユニット3は、設置ユニット2に設置されているボール10に付与する。
実際の手順としては、空気付与ユニット3は、発射動作の操作によって、圧縮空気タンク4に指示信号を出力する。指示信号を受けた圧縮空気タンク4は、所定量の圧縮空気を出力し、空気付与ユニット3へ供給する。空気付与ユニット3は、供給された空気を、ボール10に押し当てて、ボール10を発射させる。
このとき、上述のように、空気付与ユニット3は、固定具6で固定された上で、回転部材7によって回転させられているボール10に圧縮空気を付与する。
空気付与ユニット3も、発射筒5と同じように内部空間を有する筒状の部材である。このような部材であることで、圧縮空気タンク4からの圧縮空気を、確実に設置ユニット2において固定具6で固定されているボール10に付与できる。
なお、空気付与ユニット3は、ボール10の裏面側(圧縮空気タンク4側)に、シャッターを有していることも好適である。このシャッターは、空気付与ユニット3による空気の付与が行われない間は閉じており、ボール10の設置ユニット2での設置を容易化する。空気付与ユニット3が、圧縮空気を付与する際に、シャッターが開くことで、ボール10に圧縮空気が付与される。シャッターの開閉により、圧縮空気が付与される際だけに、ボール10の後方が連通する。この結果、ボール10の設置ユニット2での固定や設置位置の決定などが、容易となる。
(設置ユニット)
設置ユニット2は、ボール10を所定位置に設置する。このため、図5に示されるように、設置ユニット2は、発射筒5と空気付与ユニット3との間に介在する。
また、設置ユニット2にボール10を供給する供給部材22が、更に備わることも好適である。供給部材22は、ボール10を次々と供給するパイプのような部材である。この供給部材22にボール10が投入されると、一つずつのボール10が、設置ユニット2内部に送り込まれる。この結果、設置ユニット2には、連続的にボール10が供給される。ボール10が、発射されて、設置ユニット2が空になると、供給部材22から次のボール10が供給されるからである。
図6は、本発明の実施の形態1におけるボール発射装置の模式図である。図6では、供給部材22が備えられている。
(固定具)
固定具6は、発射方向に対して略垂直となる外周に沿ってボール10を固定する。この状態は、図3などに示されるとおりである。図7は、本発明の実施の形態1における設置ユニットを分解した写真である。
設置ユニット2は、その内部にボール10の外周に沿った固定具6を備えている。図7の写真から明らかな通り、固定具6は、ボール10の外周に合わせて円形を有している。また、ボール10の発射方向に略垂直な外周にあてがわれるようになっている。
例えば、固定具6は、ボール10の外周を固定するシールリングであってもよい。あるいは、樹脂で形成される円形のリング部材でも良い。図7の写真では、樹脂で形成された円形のリング部材が示されている。円形のリング部材は、ボール10の発射方向に対して略垂直となるボール10の外周にあてがわれる形状および大きさを有している。
この固定具6の内側にボール10が嵌ることで、固定具6は、ボール10を固定する。このため、固定具6は、例えば上下に半分に分かれて嵌合可能であり、その内径を変化させることができることも好適である。ボール発射装置1が発射するボール10の大きさや種類の変化に対応できるからである。
このように、固定具6は、設置ユニット2の所定位置において、ボール10の外周を固定する。この固定具6による固定は、ボール10の所定位置での固定と、回転部材7による回転をボール10に伝達する役割との2つの役割を実現できる。
なお、固定具6は、回転部材7によって回転させられることで、固定しているボール10を回転させる。このボール10が回転している状態で、圧縮空気が付与されることで、ボール10は、固定具6から外れて発射される。固定具6は、ボール10が回転される程度には固定しているが、十分な圧力の圧縮空気の付与によって、ボール10は、固定具6を外れて発射される。
(回転部材)
回転部材7は、固定具6を回転させることでボール10を回転させる。ここで、固定具6が、ボール10の発射方向に略垂直な外周を固定しているので、回転部材7は、ボール10を発射方向に略垂直な回転方向に回転させることができる。
図8は、本発明の実施の形態1における設置ユニットの斜視図である。図8は、設置ユニット2の内部が可視状態で表されている。図8は、図7の写真と対になるものである。
回転部材7は、固定具6と連結されている。連結されることで、回転部材7が固定具を回転させることができる。
また、回転部材7は、ボール10の発射方向に略垂直の外周に沿って設けられた羽根車71を有する。この羽根車71が、外部からの圧力を受けて回転する動力を生じさせる。この動力に基づいて、羽根車71が回転する。羽根車71は、回転部材7に設けられているので、羽根車71の回転は、そのまま回転部材7の回転となる。回転部材7は、固定具6と連結されているので、回転部材7の回転は、固定具6の回転を生じさせる。
羽根車71は、複数の羽72を備えている。言い換えれば、羽根車71は、複数の羽72の集合体である。この複数の羽根72に外部から付与圧力が付与される。この付与圧力の付与によって、羽車71は回転する。このとき、複数の羽根72の少なくとも一部に、外部からの付与圧力が付与されればよい。
ここで、付与圧力は、空気圧力であってもよい。回転部材7は、空気圧力が羽根車71(羽根72)に導入される空気導入路75と、空気導入路75に導入された空気圧力が排気される排気路76を備える。
空気導入路75の外部から、内部の羽根車71に空気圧力が導入されると、羽根72の少なくとも一部にこの空気圧力が付与される。この空気圧力の付与によって、羽根72が回転し始めて、羽根車71が回転する。羽根車71は、ボール10に圧縮空気が付与されて発射されるまでは、回転している必要がある。このため、ボール発射までは、空気導入路75から羽根72に空気圧力が付与され続けることが必要である。
空気導入路75から空気圧力が供給され続けることに合わせて、内部に導入された空気は、排気路76から外部に排出される。排気されなければ、内部に空気が滞留して、羽根72への空気圧力の付与が継続されなくなるからである。
このように、羽根72(羽根車71)には、ボール10が発射されるまで連続的に空気導入路75から空気圧力が付与される。この連続的な空気圧力を受けて、羽根車71が回転し、回転部材7は、連結する固定具6を回転させる。もちろん、この結果、固定具6が固定しているボール10を回転させる。なお、羽根車71は、ボール10の発射方向の略垂直方向の外周に沿っているので、空気導入路75および排気路76は、ボール10の発射方向の略垂直方向の外周に設けられることが適当である。
ここで、空気導入路75は、圧縮空気タンク4と接続されていることも好適である。圧縮空気タンク4は、圧縮空気を収容しており、圧縮空気を瞬間的に空気付与ユニット3に供給する。しかしながら、圧縮空気タンク4は、空気を収容しているので、収容している空気を空気導入路75に供給することも可能である。このとき、ボール10に付与する圧縮空気の圧力よりも低い圧力で、空気導入路75に、圧縮空気タンク4は空気を供給できる。
このように、空気導入路75から供給されて羽根車71を回転させる空気圧力は、圧縮空気タンク4から供給されることも好適である。圧縮空気タンク4から供給されることで、ボール10を発射させる動力である圧縮空気を収容する圧縮空気タンク4が、様々な用途に兼用できる。
また、回転部材7は、羽根車71の回転を実現するベアリング73を更に備えることも好適である。ベアリング73は、図7に示されるように、ボールベアリングあるいはエアーベアリングであることも好適である。ボールベアリングあるいはエアーベアリングであることで、羽根車71が、自由回転できるようになる。
このような自由回転により、回転部材7は固定具6を回転させて、ボール10を発射方向に沿った回転軸で回転させることができる。結果として、発射口51から発射されるボール10は、図4に示される矢印Aのような回転をしながら、ボール発射装置1は、ボール10を発射できる。
図9は、本発明の実施の形態1における本体部の分解斜視図である。図9に示されるように、発射筒5、設置ユニット2内部の回転部材7および固定具6、空気付与ユニット3のそれぞれが接続されると、本体部が形成される。ここで、供給装置21に接続されるボール10の供給口22が設けられている。この供給口22から、ボール10が、設置ユニット2内部の所定位置に投入される。
図9より明らかな通り、設置ユニット2内部には、回転部材7と固定具6とが備えられる。回転部材7は、複数の羽根72とこの複数の羽根72を備える羽根車71を有している。この羽根車71と連結して固定具6が設けられる。
図9の分解斜視図で示される各要素が組み立てられると、本体部が形成される。図10は、この組み立てられた本体部の内部透視斜視図である。図10のように本体部が組み立てられると、ボール発射装置1の中心的な要素が構成できる。図11は、図10の外部を示す斜視図である。
本体部は、図11に示されるような外形を有して、ボール発射装置1の主たる要素をなす。なお、図3に示されるように、ボール発射装置1は、この本体部に台座や圧縮空気タンク4などを更に装着して、最終的な完成状態となる。
以上のように、実施の形態1におけるボール発射装置1は、発射方向に沿った回転軸で回転するボール10を発射できる。この結果、ボール発射装置1は、人間の投手が投げるような複雑かつ特性のある変化球を発射できる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。実施の形態2では、摩擦体を備えることで、回転軸をさらに複雑にすることができるボール発射装置を説明する。
図12は、本発明の実施の形態2におけるボール発射装置の発射筒の内部側面図である。発射筒5は、その内側に、ボール10の表面に摩擦を付与する(接触により)摩擦体30を更に備えることも好適である。摩擦体30は、設置ユニット2の所定位置から発射筒5内部を移動してきたボール10の表面に接触する。この接触によって、摩擦体30は、ボール10に摩擦を付与できる。
この摩擦の付与によって、ボール10は、その回転軸を変化させることができる。実施の形態1で説明した通り、回転部材7と固定具6によって、ボール10は、発射方向に沿った回転軸を有している。より詳細には、発射方向に略平行な回転軸を有している。このまま発射口51からボール10が発射される場合には、発射方向に略平行な回転軸で回転しながら、ボール発射装置1は、ボール10を発射口51から発射する。これは、図4の矢印Aである。
一方、図12にように摩擦体30で摩擦を受けたボール10は、その回転軸が変化する。例えば、図12のように、摩擦体30が、ボール10の上側表面に摩擦を与える場合には、ボール10には発射方向に略平行な回転軸に対して、発射方向に逆らう回転方向の圧力を受けることになる。この結果、回転軸は発射方向に沿ってはいるものの、略平行からやや角度を生じた回転軸となる。
図12では、矢印Bで示されるような回転軸に変化する。
また、摩擦体30は、発射筒5内部での取り付け位置を変化可能である。このため、摩擦体30は、ボール10の様々な位置において摩擦を付与することができる。この結果、回転軸は更にさまざまになる。
摩擦体30によって、図13に示されるように、ボール10は、発射方向に沿った平面内ではあるが、発射方向と略平行以外の角度を持った回転軸で回転できるボール10が発射できる。すなわち、人間の投手が投げるような複雑で様々な特性を有する変化球を、ボール発射装置1は、発射できる。既述した骨格1〜骨格3を兼ね備えた機能を実現できる。図13は、本発明の実施の形態2における摩擦体の機能によって様々となる回転軸を示す模式図である。
ここで、摩擦体30は、取り付け部31によって発射筒5の内側に取り付けられる。取り付け部31は、摩擦体30の発射筒5内部での取り付け位置を、変更できる。更には、取り付け部31は、摩擦体30の、発射筒5内部での傾斜角度を変更できる。あるいは、取り付け部31は、摩擦体30の発射筒5内部での、内側への突出量を変化できる。
これらの変化によって、摩擦体30は、ボール10との接触圧力の度合い、接触する部分、接触角度を、変化させることができる。これらの変化によって、摩擦体30は、ボール10に様々な接触圧力を与えることができる。この様々な接触圧力により、回転部材7によって、ボール10の発射方向に略平行な回転軸が、様々に変化させられる。この結果、ボール10の発射方向に沿った平面内でありながら、異なる角度を持った回転軸でのボール10を発射できる。
(横側に摩擦体が接触)
図14は、本発明の実施の形態2におけるボール発射装置からのボール発射を上から見た模式図である。図14は、発射筒5を上から見ている状態を示している。圧縮空気を受けたボール10が、発射筒5を移動して発射口51から発射される状態が、図14に示されている。
ボール10は、所定位置において回転部材7によって回転されている状態で、圧縮空気によって移動を開始する。このため、所定位置においては、ボール10の発射方向(直進方向、移動方向)に略平行な回転軸Mで回転している。回転軸Mで回転しているので、発射方向に対して略垂直方向に回転している。
ボール10は、発射筒5を進んだ上で摩擦体30にその横面を接触させる。図14では、ボール10の進行方向での右側に摩擦体30が接触している。この接触によって、ボール10の回転軸は変化する。発射後のボール10は、発射方向に沿っているが略平行ではなく交差した状態での回転軸Nで回転している。このような回転軸Nで回転しながら、ボール発射装置1からボール10が発射される。
(上側に摩擦体が接触)
図15は、本発明の実施の形態2におけるボール発射装置からのボール発射を上から見た模式図である。図15では、摩擦体30は、発射筒5の上側に設置されている。このため、ボール10の上面が、摩擦体30に接触する。
ボール10は、図14の場合と同じく、所定位置では、回転軸Mで回転している。この回転状態のボール10の上面に摩擦が付与されることで、回転軸が変わる。発射筒5から発射される際には、ボール10は、回転軸Oで回転している。
もちろん、これら以外の場合でも、ボール発射装置1は、ボール10の回転軸を様々にできる。特に、ボール10の発射方向に沿った平面内で異なる角度を有した回転軸で、ボール10が発射される。このような発射方向に沿った平面内での回転軸を有することは、従来技術でのボール発射装置では不可能であった。実施の形態1,2のボール発射装置1は、設置ユニット2において発射方向に略平行な回転軸で回転している状態で、圧縮空気で発射することで、発射方向に沿った平面内の回転軸を実現できる。
図14、図15は、一例であり、他のパターンで摩擦体30を利用した回転軸の実現がされてもよい。また、既述した通り、摩擦体30の突出量や傾斜角度が異なることで、回転軸の変化がさらに細かくできる。このように、回転部材7による発射方向に沿った回転軸の形成と、摩擦体30による回転軸の様々な変化の追加により、ボール発射装置1は、様々な特性や複雑な回転軸で、ボール10を発射できる。
(実際の発射状態の説明)
発明者は、実施の形態1〜2で説明されたボール発射装置を試作して、実際に野球ボールを発射して、ツーシームボールおよびフォーシームボールを発射する実験を行った。図16は、高速度カメラ映像からの転写で、本発明により実際にツーシームボールが実現された状態を示す説明図である。図17は、高速度カメラ映像からの転写で、本発明により実際にフォーシームボールが実現された状態を示す説明図である。
図16および図17のそれぞれは、実際に発射された野球ボールを動画撮影した上で、動画中のいくつかの時刻をサンプルして得られた静止画像を、連続的に並べている。この連続的に並べた野球ボールのそれぞれの画像から、発射されたボールの挙動が分かるようになっている。
図16からわかる通り、ボール発射装置から発射された野球ボールの回転状態は、いわゆるツーシームボールと同様の軌跡を描いている。従来技術のピッチングマシンでは、このような複雑な挙動を示すボールを発射することはできなかった。実施の形態1、2で説明したボール発射装置であれば、このように人間の投手が投げる最新の変化球であっても再現できる。
同様に、図17からわかる通り、ボール発射装置から発射された野球ボールの回転状態は、いわゆるフォーシームボールと同様の軌跡を描いている。フォーシームボールの軌跡を描くことで、当然にボール発射装置は、人間の投手が投げるのと同じような複雑な変化球を投げることができる。
以上のように、実験結果からも、実施の形態1,2で説明されたボール発射装置が、人間の投手が投げるような複雑な変化球を発射できることが証明された。
以上、実施の形態1〜2で説明されたボール発射装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 ボール発射装置
2 設置ユニット
3 空気付与ユニット
4 圧縮空気タンク
41 管路
5 発射筒
51 発射口
6 固定具
7 回転部材
30 摩擦体
31 取り付け部

Claims (14)

  1. ボールを設置する設置ユニットと、
    前記設置ユニットに設置されたボールに圧縮空気を付与する空気付与ユニットと、
    前記設置ユニットに接続され、前記圧縮空気を受けて射出される前記ボールを案内する発射筒と、を備え、
    前記設置ユニットは、
    所定位置に設置されたボールの発射方向に対して略垂直面に沿った外周を固定する固定具と、
    前記固定具を回転させる回転部材と、を有し、
    前記回転部材は、前記固定具を回転させることを介して、前記ボールを、前記発射方向に沿う回転軸で回転させ、
    前記空気付与ユニットは、前記回転部材が前記ボールを回転させている状態で、前記圧縮空気を、前記ボールに付与する、ボール発射装置。
  2. 前記発射筒は、前記設置ユニットから所定長さを有すると共に、その先端に前記ボールを発射する発射口を有する、請求項1記載のボール発射装置。
  3. 前記固定具は、前記発射方向に対して略垂直となる外周に沿って前記ボールを固定する、シールリングを有する、請求項1または2記載のボール発射装置。
  4. 前記回転部材は、前記固定具と連結されると共に、前記発射方向に略垂直の外周に沿って設けられた羽根車を有する、請求項1からのいずれか記載のボール発射装置。
  5. 前記羽根車は、複数の羽根を有し、前記羽根に外部から付与される付与圧力によって、前記羽根車は回転する、請求項記載のボール発射装置。
  6. 前記付与圧力は、空気圧力である、請求項記載のボール発射装置。
  7. 前記空気圧力が前記羽根車に導入される空気導入路を更に備える、請求項記載のボール発射装置。
  8. 前記空気導入路に導入された前記空気圧力が、排気される排気路を更に備える、請求項記載のボール発射装置。
  9. 前記回転部材は、前記羽根車を、前記設置ユニットに対して回転可能とするベアリングを更に備える、請求項4から8のいずれか記載のボール発射装置。
  10. 前記回転部材は、前記固定具を回転させることで、前記ボールを前記発射方向に沿った回転軸で回転させる、請求項4から9のいずれか記載のボール発射装置。
  11. 前記発射筒は、その内側に前記ボールの表面に摩擦を付与する摩擦体を更に備える、請求項1から10のいずれか記載のボール発射装置。
  12. 前記摩擦体は、前記発射筒の内壁からの突出量、前記発射筒の内壁での位置および前記発射筒の内壁に対する傾斜角度の少なくとも一つ可変である、請求項11記載のボール発射装置。
  13. 前記空気付与ユニットは、前記設置ユニットに接続される管路を有し、前記管路は、前記設置ユニットを介して前記発射筒と内部で連通可能である、請求項1から12のいずれか記載のボール発射装置。
  14. 前記空気付与ユニットに、前記圧縮空気を供給する圧縮空気タンクを更に備え、
    前記圧縮空気タンクは、前記空気付与ユニットの前記管路を通じて、前記設置ユニットで回転している前記ボールに、前記圧縮空気を付与する、請求項13記載のボール発射装置。
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