JP2008000323A - 立体野球盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
立体野球盤特有の迫力を維持しつつ、様々な球種を正確に投げ分けることができる立体野球盤を提供することを課題とする。
【解決手段】
投球アーム9の先端部分で、野球のボールを模擬した小球15を保持することができるようにする。投球アーム9の先端部分は、野球のグランドを模擬したグランド板2と離間している。プレイヤーによって投球開始操作部16が操作されると、駆動装置31が起動する。駆動装置31は、投球アーム9をピッチャーマウンドからホームベース方向へ移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、小球を野球のボールに見立て、盤上で野球ゲームを行う野球盤に関し、特に小球の動きが三次元的である立体野球盤に関する。
昭和30年代から、小球を野球のボールに見立て、盤上で野球ゲームを行う野球盤が発売されている。一般に知られている野球盤は、野球のグランドを模擬したグランド板の上を小球が転がるもので、小球の動きが平面的なものであった。
これに対し、小球が三次元的な動きをする立体野球盤も提案されている(例えば、特許文献1参照)。立体野球盤の多くは、実際に空中に投球された小球を、打者人形が打つような構成となっている。この立体野球盤では、小球をうまく打ち返えすことができれば、小球が空中に大きく飛び、平面的な野球盤では得られない、迫力を得ることができる。
公開実用新案公報 昭53−156680
ところが、従来の立体野球盤は、小球が実際に投球されることから、細かなコントロールが難しく、プレイヤーの思うコースにボールを投球することができなかった。また、小球のスピードも一定で、ましてや変化球を投げることは考えられなかった。
そこで本発明は、立体野球盤特有の迫力を維持しつつ、様々な球種を正確に投げ分けることができる立体野球盤を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本願発明にかかる立体野球盤は、野球のボールを模擬した小球と、野球のグランドを模擬したグランド板と、先端部分において該小球を保持することができる投球アームと、投球開始操作部と、駆動装置と、を備え、該投球アームの先端部分は、該グランド板と離間しており、該投球開始操作部が操作されると、該駆動装置が起動し、該駆動装置が該投球アームをピッチャーマウンドからホームベース方向に移動する(請求項1)。かかる構成によれば、投球アームの先端部分に小球を保持させて投球開始操作部を操作すると小球がピッチャーマウンドからホームベース方向に移動する。よって、小球がプレイヤーの思うコースに正確に投球することができる。
また、上記立体野球盤において、該グランド板から略鉛直方向に延びる投球ポールと、ピッチャーマウンドからホームベース方向に伸延する投球ポールガイドと、球種設定部と、をさらに備え、該投球ポールの上方には、該投球アームが取付けられており、該投球開始操作部が操作されると、該駆動装置が起動し、該駆動装置が該投球ポールをピッチャーマウンドからホームベース方向に移動し、該投球ポールの移動は、該投球ポールガイドに沿いながらの移動であって、該球種設定部が操作されると、該投球ポールガイドの形状及び/または 該投球ポールガイドの伸延方向が変化するようにしてもよい(請求項2)。かかる構成によれば、球種設定部の操作により投球アームの形状等を変化させ、小球の移動軌跡を設定することができる。
また、上記立体野球盤において、該球種設定部は、投球コースレバーと、変化球レバーと、投球コーススライド板と、変化球スライド板と、を有し、該投球コースレバーが操作されると、該投球コーススライド板がスライドし、該変化球レバーが操作されると、該変化球スライド板が該投球コーススライド板に相対してスライドし、該投球コーススライド板がスライドすると、該投球ポールガイドの伸延方向が変化し、該変化球スライド板が該投球コーススライド板に対してスライドすると、該投球ポールガイドの形状が部分的に変形するようにしてもよい(請求項3)。かかる構成によれば、球種設定部における操作により、小球の投球コースと変化球をそれぞれ設定することができる。
本願発明にかかる立体野球盤によれば、小球が空中に支持された状態で投球することができる。よって、立体野球盤特有の迫力を維持しつつ、様々な球種を正確に投げ分けることが可能な立体野球盤を提供することができる。
本願発明にかかる立体野球盤を実施するための最良の形態について、図を参照しつつ以下に説明する。
まず、図1〜4を参照し、本実施形態にかかる立体野球盤の全体的な構成と操作方法について説明する。
図1は本実施形態にかかる立体野球盤1の平面図である。立体野球盤1の上部には、野球のグランドを模擬したグランド板2が取付けられている。グランド板2には、ホームベース3、一塁ベース4、二塁ベース5、三塁ベース6、及びバッターボックス7が描かれている。各ベースの中心付近がピッチャーマウンド8となる。さらに、立体野球盤1は、グランド板2上に、投球アーム9が取付けられた投球ポール10と、打者人形11とを備えている。本実施形態にかかる立体野球盤を使用した野球ゲームは、バッター側とピッチャー側に分れた二人のプレイヤーで行われる。ピッチャー側のプレイヤーは右側面側(図1では下)、つまり一塁側から投球操作を行う。また、バッター側のプレイヤーは正面側(図1では左)、つまりホームベース側からバッティング操作を行う。
図2は本実施形態にかかる立体野球盤1の右側面図である。ピッチャー側のプレイヤーはこの右側面側から投球操作を行う。投球操作は次の手順で行われる。
まず、ピッチャー側のプレイヤーは、球種設定部20を操作し、球種を設定する。図2に示すように、球種設定部20は、グランド板2の下に位置しており、右側面側から操作することができる。球種設定部20は、グランド板2の下にあるため、バッター側のプレイヤーは球種設定操作を見ることができない。球種設定部20は、投球コースレバー21と変化球レバー22の2つのレバーから成り、それぞれ投球コースと変化球を設定することができる。球種設定部20の操作は、投球位置表示器14を見ながら行なわれる。投球位置表示器14は、小球15がホームベース上のどこを通過するか表示することができる。
球種を設定した後は、投球アーム9の先端に小球15を乗せ、投球開始スイッチ(投球開始操作部)16を押す。投球開始スイッチ16が押されると、投球ポール10がピッチャーマウンド8付近からホームベース3方向に向かって移動する。投球ポール10には、先端に小球15を乗せた投球アームが9取付けられているため、小球15もピッチャーマウンド8からホームベース3方向へ移動する。移動の際、小球15は球種設定部20で設定した投球コースに進み、そして変化する。
投球アーム9の先端がホームベース3を超えると、投球ポール10の移動は一端停止する。ホームベース3後方には、ホームベース3側に開口する筒状の筒部17を有するストライクゲージ18が設置されており、小球15が打者人形11に打たれることなくストライクゾーン18に進んだ場合は、ストライクゲージ18の開口部分に小球15が入る。開口部分から入った小球15は、後方の小球受け19に導かれる。これにより、プレイヤーはストライクか否かを判断することができる。以上が、投球操作の手順である。
図3は本実施形態にかかる立体野球盤1の正面図である。バッター側のプレイヤーはこの正面側からバッティング操作を行う。バッティング操作は次の手順で行われる。
まず、バッター側のプレイヤーは、バットコントロールレバー24を操作し、打者人形のスイング位置を調節する。図3に示すように、バットコントロールレバー24は、グランド板2から正面側に突き出ており、正面側から操作することができる。バットコントロールレバー24を奥に倒すと打者人形11が縮んでバッティング位置が低くなる。逆にバットコントロールレバー24を手前に倒すと打者人形11が伸びてスイング位置が高くなる。またバットコントロールレバー24を左側に倒すと打者人形11がホームベース3から離れ、右側に倒すとホームベース3に近づく。これにより、向かってくる小球15の投球コースと変化を見ながら打者人形11のスイング位置を調整する。
打者人形11のスイング位置を調整した後、あるいは調整しながら、スイング操作を行う。スイング操作は、スイングレバー23を押すことによって行われる。図3に示すように、スイングレバー23は、グランド板の下に位置する。スイングレバー23を操作すると、打者人形11がバットを振る。なお、スイングレバー23の押すスピードによって、バットを振るスピードも変化させることができる。
打者人形11が小球15を打ち返し、小球15がグランド板2にあるヒット穴12(図1参照)に入ったときには、プレイヤーはヒットと判定をする。また、場合により、図4のような複数のポケット25を有する判定ポケットシート26を用いる。図4(a)は判定ポケットシート26の正面図であって、図4(b)は判定ポケットシート26の側面図である。この判定ポケットシート26を立体野球盤1の後方のカーテンや壁に取り付け、小球15がポケット25に入るとヒットやホームランと判定するようにしても良い。このような判定ポケットシート26を用いれば、より広い空間で野球ゲームが楽しめ、小球15を打ち返す快感を味わうことができる。以上が、バッティング操作の手順である。
以上、本実施形態にかかる立体野球盤1の全体的な構成と操作方法について説明した。立体野球盤1はこのような構成を有しているため、ピッチャー側のプレイヤーは空中に支持された状態で小球15をコントロールでき、正確なコントロールが可能である。また、バッター側のプレイヤーは空中に支持された小球15を打つことができるため、平面的な野球盤では得られない迫力を得ることができる。
次に、投球機構について詳細に説明する。投球機構は、小球15をピッチャーマウンド8からホームベース3方向に移動させる機構である。投球機構は、駆動装置31と、投球ポールガイド32と、投球ポール10と、投球アーム9とから主に構成されている。各構成について、図5〜7を参照し、順に説明する。
駆動装置31は、駆動ベルト33と投球ヘッド34と駆動源35とを有している。図5は、立体野球盤1の縦断面図(図1の図中におけるA―A断面図)である。図5に示すように、駆動ベルト33は、環状になっており、ピッチャーマウンド8付近からホームベース3付近まで延びている。投球ヘッド34は駆動ベルト33の上面側に固定されており、鉛直方向に延びる支柱36を有している。駆動源35はステッピングモータであって、駆動ベルト33に連結されている。投球開始スイッチ16が押されると、ステッピングモータ35が回転し、これにより駆動ベルト33が回転し、投球ヘッド34がピッチャーマウンド8付近からホームベース3付近に向かって移動する。
投球ポールガイド32は、可撓性の円柱状の棒である。図6は、本実施形態にかかる立体野球盤1の内部構成を示した平面図である。図6に示すように、グランド板2の下でピッチャーマウンド8からホームベース3方向に延びている。投球ポールガイド32のピッチャーマウンド8側は、投球コースアーム40と結合している。一方、投球ポールガイド32のホームベース3側は、変化球アーム41と結合している。投球コースアーム40及び変化球アーム41が移動することにより、投球ポールガイド32の形状 及び/または 伸延方向が変化し、任意の曲線形状になる。投球ポールガイド32の形状変化及び伸延方向変化の機構については後述する。
投球ポール10は、本体部37とガイドアーム38とを有している。図5及び6に示すように、本体部37は、円筒状になっており、内側に投球ヘッド34の支柱36が入るようになっている。支柱36は、投球ポール10にゆるやかにはめ込まれており、投球ポール10は抵抗無く回転し、上下方向に動くことができる。ガイドアーム38は本体部37の下端を基端とし、水平方向に延びている。ガイドアーム38の先端は、鉛直方向と水平方向をそれぞれ軸として回転する2つのローラが取付けられている。これらのローラを投球ポールガイド32に当接させた状態で投球ポール10は移動する。これにより、投球ポール10は、投球ポールガイド32が上下に曲がっていれば上下し、左右に曲がっていれば左右に揺れながら駆動ベルト33に沿って直線上に移動する。なお、ガイドアーム38は、本体部37と投球ポールガイド32との距離よりも長くなっており、本体部37よりもホームベース3に近い位置で投球ポールガイド32と当接する。
投球アーム9は、投球ポール10の上端部を基端とし、弧を描いて水平に延びている。図7(a)は投球アーム9の先端部の拡大図であって、図7(b)は小球15の拡大図である。図7に示すように、投球アーム9の先端は小球15が乗せられように、わずかに窪んでいる。また、投球アーム9の先端は、突起部42を有しており、小球15はこの突起部42が入る固定穴43を有している。この固定穴43に突起部42を挿入した状態で投球アーム9の先端に小球15を乗せることで、小球15が落ちにくくすることができる。なお、投球アーム9の先端は、ガイドアーム38の先端の鉛直線上に位置するように構成されている。そのため、ガイドアーム38の先端が上下左右に移動すれば、投球アーム9の先端もそれに伴って上下左右に移動することになる。つまり、投球アーム9の先端(小球)は投球ポールガイド32の曲線形状と全く同じ軌跡をたどって移動することになる。
以上、投球機構の構成について詳細に説明した。投球機構は以上のような構成を有しているため、投球ポールガイド32の形状により、小球15が通るべき軌跡が決定される。また、駆動源35にステッピングモータを用いているため、移動が一時的に遅くなるチェンジアップ操作を加えることもできる。例えば、立体野球盤1にチェンジアップボタン44を設け、チェンジアップボタン44を押すと、一定時間一定の割合でステッピングモータ35の回転速度が落ちるように構成してもよい。
次に、投球ポールガイド32の形状を変形させる球種設定機構について図6、8及び9を参照し、詳細に説明する。球種設定機構は、ベース板46と、投球コースレバー21と、変化球レバー22と、投球コーススライド板47と、変化球スライド板48と、から主に構成されている。各構成について順に説明する。
ベース板46は、立体野球盤1の外枠に固定されており、投球ポールガイド32に対して垂直方向に延びている。ベース板46には、半球面状のレバー受49が施されており、また、レバー受49の底から投球コーススライド板47との境界部分まで円錐状の円錐孔55が施されている。
投球コースレバー21は、少なくとも一方の端部が球形になっており、この端部がベース板46に施されたレバー受49にはめ込まれている。一方、この端部以外の部分は、ベース板46に施された円錐孔55を通って、外野方向に突き出ている。よって、レバー受49にはめ込まれた端部を基点として、投球コースレバー21全体を上下左右に動かすことができる。
投球コーススライド板47は、ベース板46に対して平行に延びており、ベース板46に対して平行にスライドすることができる。また、投球コーススライド板47は、投球コースレバー挿入孔51を有し、この投球コースレバー挿入孔51に投球コースレバー21が通っている。これにより、投球コースレバー21が動くと、投球コーススライド板47は、投球コースレバー21の操作方向と同じ方向に移動する。また、投球コーススライド板47は、投球コースバー52を介して投球コースアーム40に接続されている。投球コースアーム40は、ピッチャーマウンド8付近で投球ポールガイド32と結合している。投球コースアーム40はピッチャーマウンド8付近で立体野球盤1の本体部分と遊動可能に結合されている。これにより、投球コーススライド板47がスライドすると、投球コースアーム40が傾き、投球ポールガイド32の伸延方向が変化する。具体的な例として図8を示す。
図8は、球種設定機構の模式図であって、投球コースレバー21を打者人形側に倒した状態の図である。なお、図中の破線は、操作前の状態を示したものである。例えば、図8のように、投球コースレバー21を打者人形側に倒すと、投球コースレバー21の動きに伴って、投球コーススライド板47が打者人形側にスライドする。これにより、投球コースバー52が打者人形側に移動し、投球コースアーム40及び投球ポールガイド32が打者人形側に傾くことになる。
変化球レバー22は、一方の端部を基点として、上下左右に動かすことができる。投球コーススライド板47には、半球面状のレバー受53が施されており、変化球レバー22の基点となる端部は球形になっており、このレバー受53にはめ込まれている。そのため、投球コーススライド板47がスライドすると変化球レバー22の基点もスライドする。
変化球スライド板48は、投球コーススライド板47に対して平行に延びており、投球コーススライド板47に対して平行にスライドすることができる。変化球スライド板48は、変化球レバー挿入孔54を有し、この変化球レバー挿入孔54に変化球レバー22が挿入されている。そのため、変化球レバー22を動かすと、変化球スライド板48は、投球コーススライド板47と相対してスライドする。変化球スライド板48は、変化球アーム41に接続されている。変化球アーム41はホームベース3付近で投球ポールガイド32と結合している。よって、変化球スライド板48が投球コーススライド板47に対してスライドすると、投球コースアーム40と変化球アーム41との相対位置が変化する。これにより、投球ポールガイド32が、投球コースアーム40と変化球アーム41との間で曲がることになる。つまり、投球ポールガイド32の形状が部分的に変化する。具体的な例として図9を示す。
図9は、球種設定機構の模式図であって、図8の状態から、変化球レバー22を打者人形側とは逆に倒した状態の図である。なお、図中の破線は、図8の状態を示したものである。例えば、図9のように、図8の状態から変化球レバー22を打者人形側とは逆に倒すと、変化球アーム41と、変化球スライド板48が投球コーススライド板47に対して打者人形側とは逆方向に移動する。これにより、投球ポールガイド32のホームベース付近のみが、打者人形側とは逆方向に移動する。つまり、投球ポールガイド32は、投球コースアーム40と変化球アーム41との間で曲がることになる。
なお、ベース板46と投球コーススライド板47との間及び 投球コーススライド板47と変化球スライド板48との間には、滑りキーがはめ込まれている。これにより、ベース板46に対して投球コーススライド板47が傾いてスライドしたり、投球コーススライド板47に対して変化球スライド板48が傾いてスライドしたりするのを防ぐことができる。
以上、球種設定機構について説明した。球種設定機構は以上の構成を有していることから、投球コースレバー21を操作することで、投球コースを調整することができ、変化球レバー22を操作することでホームベース3前における小球15の変化を調整することができる。
次に、図10及び11を参照し、打者人形11について詳細に説明する。図10は、打者人形11をホームベース3側から見た図である。打者人形11は右打ち側のバッターボックス7に位置し、上半身部61と、下半身部62と、バット部63と、連結部材64と、を有している。
上半身部61は、打者人形11の腰よりも上の部分であって、鉛直方向を軸として回動することができる。また、上半身部61の腕部65は、バット部63に連結されている。ただし、腕部65は複数の関節によって自由に動かすことができ、バット部63が回転する際に抵抗となることはない。
下半身部62は、打者人形の腰よりも下の部分であって、腰部分66と脚部分67に分けることができる。腰部分66には、バットコントロールレバー24の操作で上下する位置調整支柱68が直接結合されている。脚部分67は、付け根の部分が腰部分66に取付けられており、足の裏69はグランド板に接している。膝部分70は、関節がやわらかくなっており、腰部分66が高い位置にあるときは脚部分67の自重により膝部分70が伸びているが、腰部分66が低い位置にあるときは膝部分70が大きく曲がった状態となる。
バット部63は、柄の部分でスイング軸71に接続されている。スイング軸71は、腰部分66を通り、鉛直よりややホームベース3側に傾いた方向に延びている。スイングレバー23が押されると、スイング軸71が回転し、バット部63は、柄の部分を中心として回転する。なお、バット部63とスイング軸71とは、スイング前及びスイング後にバット部63が立った状態となり、スイング中程でバット部63が略水平になるような角度で取付けられるのが望ましい。具体的には、スイング軸71の回転軸方向とバット部63の伸延方向とが100〜120度になるように取付けられるのが望ましい。このような角度で、バット部63とスイング軸71とが取付けられることにより、打者人形11のスイングフォームは、実際の打者のスイングフォームに非常に近くなる。
連結部材64は、ひも状の材料からなり、上半身部61の右脇腹付近とバット部63とを連結している。連結部材64は、バット部63が打者人形11からみて、およそ右斜め45度の角度位置にあるとき、張った状態になるように長さが調整されている。バット部63が回転し、バット部63が打者人形11からみて、およそ右斜め45度の角度位置を超えると、バット部63は連結部材64を介して上半身部61を回転させる。具体的には、図11のようになる。
図11は、打者人形11を上部から見た図である。図11(a)は、打者人形11からみて、およそ右斜め45度の角度位置にある状態の図である。バット部63が回転し始めたとき、連結部材64はたるんでおり、バット部63のみが回転する。そして、図11(a)の状態になったときに連結部材64が張った状態となる。図11(b)は、図11(a)の状態からさらにバット部63が回転した状態の図である。図11(b)の状態では、バット部63が連結部材64を介して上半身部61を回転させている。そのため、上半身部61がピッチャーマウンド8側に向いている。
以上、打者人形11について説明した。打者人形11は、以上のような構成を有しているため、バット部63の回転と共に上半身部61が回転し、実際のバッティングのような迫力のある動きを再現することができる。
次に、投球位置表示器14について詳細に説明する。図12は、投球位置表示器14を外野側から見た図である。投球位置表示器14は、投球位置表示板81と、投球コース指標体82と、変化球基準板83と、変化球指標体84と、投球位置指標体85と、を有している。
投球表示板81は投球コーススライド板47と平行であって、グランド板2の上に固定されている。外野を向く側の面は、投球コース表示部95と、変化球表示部86と、投球位置表示部87の3つの部分に分けられている。各表示部95、86、87には、目安投球範囲88、89、90が描かれており、投球コース表示部95と投球位置表示部87には目安ストライクゾーン91、92が描かれている。
投球コース指標体82は、ゲームに使用する小球15とほぼ同じ大きさの径を有する円盤であって、投球コーススライド板47に仲介部材93を介して固定されている。投球コース指標体82は、投球コース表示部95の前に位置しており、投球コースレバー21が操作されると、投球コース表示部95の前を上下左右に移動する。変化球レバー22はそのままに、投球コースレバー21のみを操作すると、一定の操作範囲内で小球15が実際のストライクゾーンに進む。つまり、投球コース指標体82の位置が一定範囲内にあるときに小球15が実際のストライクゾーンに進む。この範囲と投球コース表示部95の目安ストライクゾーン91とが一致するようになっている。よって、投球コース設定の際に、投球コース指標体82と投球コース表示部95に描かれた目安ストライクゾーン91とを対比すれば、投球コースを判断することができる。同様に、投球コース設定が可能な範囲において、投球コース指標体82が位置する範囲と、投球コース表示部95に描かれている目安投球範囲88とは一致している。
変化球基準板83は、長方形の板であって、投球コーススライド板47に仲介部材93を介して固定されている。変化球基準板83は、変化球表示部86の前に位置しており、投球コースレバー21が操作されると、変化球表示部86の前を上下左右に移動する。なお、投球コース設定が可能な範囲において、変化球基準板83の上端中央が位置する範囲と、変化球表示部86に描かれている目安投球範囲89とは一致している。
変化球指標体84は、小球15よりも径の小さい球体であって、変化球スライド板48に仲介部材94を介して固定されている。変化球指標体84は、変化球基準板83の前に位置しており、変化球レバー22が操作されると、変化球基準板83の前を移動する。変化球指標体84は、変化球の設定をしなければ、変化球基準板83の上端中央の前に位置する。これにより、変化球指標体84と変化球基準板83との相対的な位置関係から、変化球の変化の程度を判断することができる。
投球位置指標体85は、ゲームに使用する小球15とほぼ同じ大きさの径を有する円盤であって、変化球スライド板48に仲介部材94を介して固定されている。投球位置指標体85は、投球位置表示部87の前に位置しており、投球コースレバー21又は変化球レバー22が操作されると、投球位置表示部87の前を上下左右に移動する。投球コースレバー21及び変化球レバー22を操作すると、一定の操作範囲内で小球15が実際のストライクゾーンに進む。つまり、投球位置指標体85の位置が一定範囲内にあるときに小球15が実際のストライクゾーンに進む。この範囲と投球位置表示部87の目安ストライクゾーン92とが一致するようになっている。よって、投球位置指標体85と投球位置表示部87に描かれた目安ストライクゾーン92との相対的な位置関係から、実際に小球15がホームベース3にたどり着いたときの位置を判断することができる。なお、投球コース設定及び変化球設定が可能な範囲において、投球位置指標体85が位置する範囲と、投球位置表示部87に描かれている目安投球範囲90とは一致している。
以上、投球位置表示器14について説明した。投球位置表示器14は、以上のような構成を有しているため、ピッチャー側のプレイヤーは、投球位置表示器14から小球15が描く移動軌跡を容易に想像することができる。
以上、本願発明にかかる立体野球盤を実施するための最良の形態について、図を参照しつつ説明した。以上では、投球ポール10が投球ポールガイド32に沿って移動することで、投球ポール10が上下し左右に振れる場合について説明したが、これに代えて、ステッピングモータを用いて投球ポール10が上下し左右に振れるようにしてもよい。かかる構成によれば、自動投球が可能であるため、プレイヤーがバッター側のみの場合であっても、野球ゲームを楽しむことができる。
本発明によれば、立体野球盤特有の迫力を維持しつつ、様々な球種を正確に投げ分けることができる立体野球盤を提供することができる。よって、野球盤の技術分野において、特に小球の動きが三次元的である立体野球盤の技術分野において有益である。
本実施形態にかかる立体野球盤の平面図である。 本実施形態にかかる立体野球盤の右側面図である。 本実施形態にかかる立体野球盤の正面図である。 本実施形態にかかる立体野球盤に使用する判定ポケットシートの図である。 本実施形態にかかる立体野球盤の縦断面図(図1のA−A断面図)である。 本実施形態にかかる立体野球盤の内部構成を示した平面図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されているアーム先端部及び小球の拡大図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されている球種設定機構の模式図であって、投球コースレバーを打者人形側に倒した状態の図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されている球種設定機構の模式図であって、図8の状態から、変化球レバーを打者人形側とは逆に倒した状態の図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されている打者人形を表わした図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されている打者人形を上部から見た図である。 本実施形態にかかる立体野球盤で採用されている投球位置表示器を示した図である。
符号の説明
1 立体野球盤
2 グランド板
9 投球アーム
10 投球ポール
11 打者人形
14 投球位置表示器
15 小球
16 投球開始操作部
17 筒部
18 ストライクゲージ
20 球種設定部
21 投球コースレバー
22 変化球レバー
31 駆動装置
32 投球ポールガイド
35 駆動源
42 突起部
43 固定穴
47 投球コーススライド板
48 変化球スライド板
61 上半身部
63 バット部
64 連結部材
81 投球位置表示板
82 投球コース指標体

Claims (3)

  1. 野球のボールを模擬した小球と、
    野球のグランドを模擬したグランド板と、
    先端部分において該小球を保持することができる投球アームと、
    投球開始操作部と、
    駆動装置と、を備え、
    該投球アームの先端部分は、該グランド板と離間しており、
    該投球開始操作部が操作されると、該駆動装置が起動し、該駆動装置が該投球アームをピッチャーマウンドからホームベース方向に移動する、立体野球盤。
  2. 該グランド板から略鉛直方向に延びる投球ポールと、
    ピッチャーマウンドからホームベース方向に伸延する投球ポールガイドと、
    球種設定部と、をさらに備え、
    該投球ポールの上方には、該投球アームが取付けられており、
    該投球開始操作部が操作されると、該駆動装置が起動し、該駆動装置が該投球ポールをピッチャーマウンドからホームベース方向に移動し、
    該投球ポールの移動は、該投球ポールガイドに沿いながらの移動であって、
    該球種設定部が操作されると、該投球ポールガイドの形状 及び/または 該投球ポールガイドの伸延方向が変化する、
    請求項1記載の立体野球盤。
  3. 該球種設定部は、投球コースレバーと、変化球レバーと、投球コーススライド板と、変化球スライド板と、を有し、
    該投球コースレバーが操作されると、該投球コーススライド板がスライドし、
    該変化球レバーが操作されると、該変化球スライド板が該投球コーススライド板に相対してスライドし、
    該投球コーススライド板がスライドすると、該投球ポールガイドの伸延方向が変化し、
    該変化球スライド板が該投球コーススライド板に対してスライドすると、該投球ポールガイドの形状が部分的に変形する、
    請求項2記載の立体野球盤。

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