JP2016020772A - 風量制御システムおよび風量制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
昼間に換気回数を上げて運転しようとしたときに、一般排気バルブの故障で風量の増減ができないと、給気風量=3000m3/h、一般排気風量=2000m3/hとなり、正常な一般排気風量=3500m3/hに対して排気風量が不足し、室内が極端な陽圧になってしまう。
また、本発明の風量制御システムの1構成例は、さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記給気バルブまたは一般排気バルブが故障していることを通知するバルブ状態通知手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御システムの1構成例は、さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止するサッシ制御手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御システムの1構成例において、前記バルブ監視手段は、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視し、前記バルブ状態通知手段は、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記局所排気バルブが故障していることを通知することを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御システムの1構成例において、前記バルブ監視手段は、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視し、前記サッシ制御手段は、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止することを特徴とするものである。
Vmav=Vgex+Vexv1+Vexv2+α ・・・(1)
従バルブ制御手段となるコントローラ107は、一般排気ダクト104の排気風量が風量バランス決定部3によって決定された風量Vgexとなるように従バルブ(本実施の形態では一般排気バルブGEX)の開度を制御する(図2ステップS5)。
以上の風量バランス制御動作によれば、ヒュームフード101−1,101−2のサッシ111−1,111−2の開閉に伴って局所排気風量Vexv1,Vexv2が変更されたときに、この変更に伴って給気風量Vmavと排気風量Vgexが変更されることになる。
風量変更部7は、予め設定されたスケジュールに従って風量を変更する場合(例えば昼から夜の時間帯に切り替わる場合もしくは夜から昼の時間帯に切り替わる場合)、または外部から風量変更の指示を受けた場合(図3ステップS10においてYES)、風量バランス決定部3に対して給気風量Vmavを変更するように指示を出す(図3ステップS11)。
従バルブ制御手段となるコントローラ107は、一般排気ダクト104の排気風量が風量バランス決定部3によって決定された風量Vgexとなるように従バルブ(本実施の形態では一般排気バルブGEX)の開度を制御する(図3ステップS15)。
すなわち、バルブ状態通知部8は、局所排気バルブEXV1,EXV2が故障した場合、ヒュームフードモニタ113−1,113−2から、例えば「局所排気バルブが故障しているので使用しないでください」などといった音声を出力させることで、ヒュームフード101−1,101−2の使用者にサッシ111−1,111−2を開閉しないように促すことができる。また、サッシ制御部9は、ヒュームフード101−1,101−2の開閉禁止機構を制御して、サッシ111−1,111−2の開閉ができないようにする。
本実施の形態では、局所排気バルブ制御部2−1,2−2とサッシ開度情報取得部6−1,6−2とをコントローラ106に設けているが、これらをコントローラ105−1,105−2に設けてもよい。
また、本実施の形態では、局所排気装置の1つとしてフュームフードを示したが、安全キャビネットなど、フュームフードと同様の役割を果たす装置にも適用可能である。
Claims (12)
- 対象施設へ吹き出す給気の風量を調節する給気バルブと、
対象施設から吸い出す排気の風量を調節する一般排気バルブと、
前記給気バルブによって調節される給気風量と前記一般排気バルブによって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記一般排気バルブによって調節される一般排気風量とを決定する風量バランス決定手段と、
前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち一方を主バルブとし、他方を従バルブとしたときに、前記風量バランス決定手段が決定した、前記主バルブに対応する風量が得られるように前記主バルブを制御する主バルブ制御手段と、
前記風量バランス決定手段が決定した、前記従バルブに対応する風量が得られるように前記従バルブを制御する従バルブ制御手段と、
前記給気バルブと前記一般排気バルブの状態を定期的に監視するバルブ監視手段と、
予め設定されたスケジュールまたは外部からの指示に従って前記風量バランス決定手段に対して風量変更の指示を出す風量変更手段とを備え、
前記風量バランス決定手段は、前記風量変更手段から風量変更の指示を受けたときに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合は、前記給気風量と前記一般排気風量を変更しないことを特徴とする風量制御システム。 - 請求項1記載の風量制御システムにおいて、
さらに、前記対象施設に設置された局所排気装置と、
この局所排気装置の排気風量を調節する局所排気バルブと、
前記局所排気装置のサッシ面の面風速が規定値となるように前記局所排気バルブを制御する局所排気バルブ制御手段とを備え、
前記風量バランス決定手段は、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記局所排気バルブおよび一般排気バルブによって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記一般排気バルブによって調節される一般排気風量とを決定することを特徴とする風量制御システム。 - 請求項2記載の風量制御システムにおいて、
さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記給気バルブまたは一般排気バルブが故障していることを通知するバルブ状態通知手段を備えることを特徴とする風量制御システム。 - 請求項2記載の風量制御システムにおいて、
さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止するサッシ制御手段を備えることを特徴とする風量制御システム。 - 請求項2または3記載の風量制御システムにおいて、
前記バルブ監視手段は、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視し、
前記バルブ状態通知手段は、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記局所排気バルブが故障していることを通知することを特徴とする風量制御システム。 - 請求項2または4記載の風量制御システムにおいて、
前記バルブ監視手段は、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視し、
前記サッシ制御手段は、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止することを特徴とする風量制御システム。 - 給気バルブによって調節される給気風量と一般排気バルブによって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記一般排気バルブによって調節される一般排気風量とを決定する風量バランス決定ステップと、
前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち一方を主バルブとし、他方を従バルブとしたときに、前記風量バランス決定ステップで決定した、前記主バルブに対応する風量が得られるように前記主バルブを制御する主バルブ制御ステップと、
前記風量バランス決定ステップで決定した、前記従バルブに対応する風量が得られるように前記従バルブを制御する従バルブ制御ステップと、
前記給気バルブと前記一般排気バルブの状態を定期的に監視するバルブ監視ステップと、
予め設定されたスケジュールまたは外部からの指示に従って風量変更の指示を出す風量変更ステップとを含み、
前記風量バランス決定ステップは、前記風量変更の指示を受けたときに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合は、前記給気風量と前記一般排気風量を変更しないことを特徴とする風量制御方法。 - 請求項7記載の風量制御方法において、
さらに、前記対象施設に設置された局所排気装置のサッシ面の面風速が規定値となるように局所排気バルブを制御する局所排気バルブ制御ステップを含み、
前記風量バランス決定ステップは、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記局所排気バルブおよび一般排気バルブによって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブによって調節される給気風量と前記一般排気バルブによって調節される一般排気風量とを決定することを特徴とする風量制御方法。 - 請求項8記載の風量制御方法において、
さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記給気バルブまたは一般排気バルブが故障していることを通知するバルブ状態通知ステップを含むことを特徴とする風量制御方法。 - 請求項8記載の風量制御方法において、
さらに、前記給気バルブと前記一般排気バルブのうち少なくとも一方が故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止するサッシ制御ステップを含むことを特徴とする風量制御方法。 - 請求項8または9記載の風量制御方法において、
前記バルブ監視ステップは、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視するステップを含み、
前記バルブ状態通知ステップは、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の使用者に対して、前記局所排気バルブが故障していることを通知するステップを含むことを特徴とする風量制御方法。 - 請求項8または10記載の風量制御方法において、
前記バルブ監視ステップは、前記局所排気バルブの状態を定期的に監視するステップを含み、
前記サッシ制御ステップは、前記局所排気バルブが故障している場合に、前記局所排気装置の開閉禁止機構を制御して、前記局所排気装置のサッシの開閉を禁止するステップを含むことを特徴とする風量制御方法。
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