JP5718162B2 - 室圧制御システム - Google Patents
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Description
また、本発明は、生物化学物質がヒュームフードから部屋内に漏れ出してしまった場合に、人の有無に応じて適切な排気制御を行うことができる室圧制御システムを提供することを目的とする。
また、本発明の室圧制御システムの1構成例は、さらに、対象部屋の外で前記強制排気のモードを表示する表示手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の室圧制御システムの1構成例は、さらに、人の指示に応じて前記強制排気のモードを切り替える手動強制排気操作手段を備えることを特徴とするものである。
以下、本発明の参考例について図面を参照して説明する。図1は本発明の参考例に係る室圧制御システムの構成を示す図であり、図10と同様の構成には同一の符号を付してある。本参考例の室圧制御システムは、部屋100内に設置されたヒュームフード101−1,101−2と、局所排気ダクト102−1,102−2と、給気ダクト103と、一般排気ダクト104と、局所排気バルブEXV1,EXV2と、給気バルブMAVと、一般排気バルブGEXと、コントローラ105−1,105−2,106,107と、通信線108と、ゲートウェイ109と、室圧モニタ110と、部屋100内への生物化学物質の漏れを検出するリークセンサ(細菌センサ)115と、中央監視装置116とから構成される。
コントローラ107は、一般排気バルブGEXを制御する排気風量制御部202と、局所排気系統の運転状態を判断する運転状態判断部203と、局所排気系統の運転状態に応じて強制排気を行う設定変更部204とを有する。
コントローラ106の給気風量制御部201は、部屋100の最低換気風量を満足させるよう、少なくとも最低風量を常に吹き出すように風量Vmavを決定し、給気ダクト103の給気風量がVmavとなるように給気バルブMAVの開度を制御する。部屋100の最低換気風量を確保するため、Vmavは最低換気風量以上に設定される。
Vmav=Vgex+α ・・・(1)
次に、ヒュームフード101−1のみ使用されているときには、式(2)が成立する。
Vmav=Vgex+Vexv1+α ・・・(2)
Vmav=Vgex+Vexv1+Vexv2+α ・・・(3)
Vmav=Vgex+(Vexv1)max+Vexv2+α ・・・(4)
コントローラ107の運転状態判断部203は、コントローラ105−1,105−2からヒュームフード101−1,101−2の局所排気系統の運転情報を常時取得する(ステップS100,S101)。運転情報は、サッシ面の面風速の規定値とサッシ開口面積から計算される実際の面風速との偏差、実際の面風速、異常信号などの情報を含む。
この指示に応じて、コントローラ105−1の排気風量制御部200は、局所排気バルブEXV1の開度を最大(100%)にする。また、排気風量制御部200は、故障が発生したことを、ヒュームフードモニタ113−1による表示出力および音声出力によって作業者に通知する。以下、故障が発生した局所排気系統のバルブを最大開度にして強制排気を行うモードを緊急モード1と呼ぶ。
緊急モード1において、コントローラ106の給気風量制御部201は、排気風量Vexv1の増加分だけ給気風量Vmavを増加させる(ステップS104)。
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。参考例では、故障が発生した局所排気系統のバルブを最大開度にしたが、局所排気バルブが全く動作しないか、あるいは排気風量が足らない場合には、故障が発生した局所排気系統だけでは対応することができない。そこで、本実施の形態では、部屋に人がいないことを確認した上で、他の排気系統のバルブも最大開度にする。以下、故障が発生した排気系統以外のバルブも最大開度にして強制排気を行うモードを緊急モード2と呼ぶ。
コントローラ107の在室状況判断部205は、在室者が存在するか否かを示す在室情報を人検知センサ112−1,112−2からコントローラ105−1,105−2を介して常時取得する(ステップS202,S203)。
Vmav=(Vgex)max+(Vexv1)max+(Vexv2)max+α
・・・(5)
(Vmav)max=Vgex+(Vexv1)max+(Vexv2)max+α
・・・(6)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は本実施の形態のコントローラ107の構成例を示すブロック図である。本実施の形態のコントローラ107は、第1の実施の形態で説明した構成に対して、部屋100内に生物化学物質が漏れているか否かを判断する漏洩判断部206を加えたものである。室圧制御システムの他の構成は参考例と同様であるので、図1〜図3の符号を用いて説明する。通常時の動作は参考例と同じである。
第1の実施の形態と同様に、設定変更部204は、給気バルブMAVの開度が100%に到達して、給気風量が最大風量(Vmav)maxに達し、給気風量Vmavを更に増やすことができない場合には、式(6)が成り立つように排気風量Vgexを調節する(ステップS305)。
Claims (6)
- 対象部屋に設置された複数のヒュームフードと、
この複数のヒュームフードの排気風量をそれぞれ局所排気バルブで調節する複数の局所排気風量調節手段と、
この複数の局所排気風量調節手段の運転状態を示す運転情報を入力とし、各局所排気風量調節手段の運転状態を判断する運転状態判断手段と、
この運転状態判断手段が、前記複数の局所排気風量調節手段のうち少なくとも1つの局所排気風量調節手段が故障と判断した場合に、当該局所排気風量調節手段の局所排気バルブを最大開度にして強制排気を行う設定変更手段と、
対象部屋内に在室者が存在するか否かを示す在室情報を入力とし、対象部屋内に在室者が存在するか否かを判断する在室状況判断手段とを備え、
前記設定変更手段は、前記運転状態判断手段が、前記複数の局所排気風量調節手段のうち少なくとも1つの局所排気風量調節手段が故障と判断し、かつ前記在室状況判断手段が、対象部屋内に在室者が存在しないと判断した場合に、全ての前記局所排気風量調節手段の局所排気バルブを最大開度にして強制排気を行うことを特徴とする室圧制御システム。 - 対象部屋に設置された複数のヒュームフードと、
この複数のヒュームフードの排気風量をそれぞれ局所排気バルブで調節する複数の局所排気風量調節手段と、
対象部屋内に生物化学物質が漏れているか否かを示す漏洩情報を入力とし、対象部屋内に生物化学物質が漏れているか否かを判断する漏洩判断手段と、
対象部屋内に在室者が存在するか否かを示す在室情報を入力とし、対象部屋内に在室者が存在するか否かを判断する在室状況判断手段と、
前記漏洩判断手段が、対象部屋内に生物化学物質が漏れたと判断し、かつ前記在室状況判断手段が、対象部屋内に在室者が存在しないと判断した場合に、全ての前記局所排気風量調節手段の局所排気バルブを最大開度にして強制排気を行い、前記漏洩判断手段が、対象部屋内に生物化学物質が漏れたと判断し、かつ前記在室状況判断手段が、対象部屋内に在室者が存在すると判断した場合に、現在運転中の前記局所排気風量調節手段の局所排気バルブを最大開度にして強制排気を行う設定変更手段とを備えることを特徴とする室圧制御システム。 - 請求項1記載の室圧制御システムにおいて、
さらに、対象部屋へ吹き出す給気の風量を給気バルブで調節する給気風量調節手段と、
対象部屋から吸い出す排気の風量を一般排気バルブで調節する一般排気風量調節手段とを備え、
前記給気風量調節手段と前記一般排気風量調節手段とは、前記給気風量調節手段によって調節される給気風量と前記局所排気風量調節手段および前記一般排気風量調節手段によって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブと前記一般排気バルブを制御し、
前記設定変更手段は、前記運転状態判断手段が、前記複数の局所排気風量調節手段のうち少なくとも1つの局所排気風量調節手段が故障と判断し、かつ前記在室状況判断手段が、対象部屋内に在室者が存在しないと判断した場合に、全ての前記局所排気風量調節手段の局所排気バルブと前記一般排気風量調節手段の一般排気バルブとを最大開度にして強制排気を行うことを特徴とする室圧制御システム。 - 請求項2記載の室圧制御システムにおいて、
さらに、対象部屋へ吹き出す給気の風量を給気バルブで調節する給気風量調節手段と、
対象部屋から吸い出す排気の風量を一般排気バルブで調節する一般排気風量調節手段とを備え、
前記給気風量調節手段と前記一般排気風量調節手段とは、前記給気風量調節手段によって調節される給気風量と前記局所排気風量調節手段および前記一般排気風量調節手段によって調節される排気風量との差が所定の設定値に一致するように、前記給気バルブと前記一般排気バルブを制御し、
前記設定変更手段は、前記漏洩判断手段が、対象部屋内に生物化学物質が漏れたと判断し、かつ前記在室状況判断手段が、対象部屋内に在室者が存在しないと判断した場合に、全ての前記局所排気風量調節手段の局所排気バルブと前記一般排気風量調節手段の一般排気バルブとを最大開度にして強制排気を行うことを特徴とする室圧制御システム。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の室圧制御システムにおいて、
さらに、対象部屋の外で前記強制排気のモードを表示する表示手段を備えることを特徴とする室圧制御システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の室圧制御システムにおいて、
さらに、人の指示に応じて前記強制排気のモードを切り替える手動強制排気操作手段を備えることを特徴とする室圧制御システム。
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JP2011124907A JP5718162B2 (ja) | 2011-06-03 | 2011-06-03 | 室圧制御システム |
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