JP2016019091A - Da変換器のテスト回路及びad変換器のテスト回路 - Google Patents

Da変換器のテスト回路及びad変換器のテスト回路 Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術に比較して、回路規模が増大することなく、テスト時間を短縮することができるDA変換器のテスト回路を提供する。【解決手段】DA変換器のテストを行うテスト回路であって、入力されるアナログ入力電圧を上記DA変換器からのアナログ出力電圧と比較して比較結果信号を出力するチョッパー型コンパレータと、上記DA変換器に入力される、上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードを選択的に切り替えながら設定して、上記コンパレータからの比較結果信号を検出することにより上記DA変換器のテストを行うテスト制御回路とを備える。【選択図】図11

Description

本発明は、DA変換器のテスト回路及びAD変換器のテスト回路に関する。
従来技術においては、テスト時にAD変換器内部のDA変換器からの出力をAD変換器のアナログ入力として用い、通常のAD変換動作を行わせてその結果を内部の判定回路で判定することにより、外部テスタを用いて、外部装置からアナログ信号をAD変換器に入力してAD変換を行わせて結果を外部テスタの判定回路で判定させるよりも高速にテストすることが可能になっている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術では内部のDA変換器のアナログ出力電圧をAD変換器のアナログ入力電圧として用いているものの、そのAD変換器でAD変換動作を行い、また内部に設けた判定回路を使い判定している。従って、AD変換器のビット数分のテストを行うことを考えるとテスト時間は長く、また判定回路も期待される出力コードとの比較となるために回路規模も増大するという欠点があった。また、従来技術はDA変換器単体回路においても同様に、DA変換器の出力電圧を外部テスタ装置を用いて判定するという点で、テスト時間が長くかかるという同様の課題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して、回路規模が増大することなく、テスト時間を短縮することができるDA変換器のテスト回路を提供することにある。
本発明に係るDA変換器のテスト回路は、DA変換器のテストを行うテスト回路であって、
入力されるアナログ入力電圧を上記DA変換器からのアナログ出力電圧と比較して比較結果信号を出力するチョッパー型コンパレータと、
上記DA変換器に入力される、上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードを選択的に切り替えながら設定して、上記コンパレータからの比較結果信号を検出することにより上記DA変換器のテストを行うテスト制御回路と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係るDA変換器のテスト回路によれば、DA変換器にコンパレータを追加することにより外部のテスト装置を用いることなく高速にテストを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るAD変換回路1の構成を示すブロック図である。 図1の抵抗ストリング型DA変換器2の構成を示す回路図である。 図1のチョッパー型コンパレータ3の構成を示す回路図である。 図3のチョッパー型コンパレータ3の比較動作を示すタイミングチャートである。 図1のAD変換回路1のAD変換動作を示すタイミングチャートである。 図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた場合のAD変換回路1のテスト動作を示すタイミングチャートである。 図1のAD変換回路1において、図6のテスト方法の場合であって、DA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた場合のAD変換回路1のテスト動作及びアナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。 図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた後折り返して1ビットずつ減少させた場合のAD変換回路1のテスト動作及びアナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。 図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを2ビットずつ増加させた後折り返して2ビットずつ減少させた場合のAD変換回路1のテスト動作及びアナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。 従来例におけるコンパレータへの入力電圧の変化を示すタイミングチャートである。 実施形態におけるコンパレータへの入力電圧の変化を示すタイミングチャートである。 変形例に係るDA変換器2のテスト回路の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係る10ビットの逐次比較型AD変換回路1の構成を示すブロック図である。図1において、実施形態に係るAD変換回路1は、従来例のAD変換回路において、逐次比較型レジスタ回路4においてテスト制御回路4Aを設け、DA変換器2へのコードを順次選択的に切り替えて比較動作を行うことでAD変換回路1のテストを行うことを特徴とする。ここで、DA変換器2へのコードは、入力するディジタルデータDDAに対応するアナログ出力電圧VDACに対応し、ディジタルデータDDAを順次切り替えることで対応するアナログ出力電圧VDAC(コードに対応する)が変化する。
図1において、逐次比較型AD変換回路1は、抵抗ストリング型DA変換器2と、チョッパー型コンパレータ3と、テスト制御回路4A(詳細後述)を有する逐次比較型レジスタ回路4と、ラッチ回路5と、コントロールロジック回路10とを備えて構成される。
端子T1に入力されるアナログ入力電圧AINはコンパレータ3の反転入力端子に入力され、コンパレータ3の各出力端子からの比較結果信号は逐次比較型レジスタ回路4に入力される。逐次比較型レジスタ回路4は逐次比較のAD変換動作を行って10ビットのAD変換値データ(ディジタルデータ)DDAを抵抗ストリング型DA変換器2に出力するとともに、ラッチ回路5を介して端子T2に出力する。ラッチ回路5は逐次比較型レジスタ回路4からの10ビットのAD変換値データであるディジタルデータDDA(D9(MSB)〜D0(LSB))を一時的にラッチした後端子T2に出力する。なお、本明細書において、最上位ビット(Most Significant Bit)をMSBという。また、最下位ビット(Least Significant Bit)をLSBという。
抵抗ストリング型DA変換器2には、最大基準電圧VRT及び最小基準電圧VRBが入力されてディジタルデータDDAがDA変換され、DA変換値のアナログ電圧VDACがコンパレータ3の非反転入力端子に入力される。コントロールロジック回路10は、外部回路からの下記の制御信号に基づいて抵抗ストリング型DA変換器2、コンパレータ3及び逐次比較型レジスタ回路4の動作を制御し、AD変換動作の終了時に変換終了信号EOCを出力する。
(1)AD変換動作の開始を指示する変換開始信号ADST;
(2)AD変換動作の動作クロックであるクロック信号CLK;
(3)AD変換動作の動作をリセットするためのリセット信号RES;及び
(4)平常動作モードからスリープモードに遷移させて消費電力を低減するためのスリープモード信号SLP。
テスト制御回路4Aは、例えば所定のアナログ入力電圧AINを入力しているときに、外部装置からのテスト命令信号を受信することに応答して動作する。ここで、テスト制御回路4Aは、逐次比較型レジスタ回路4にテスト用のDA変換出力設定を行うことにより、テスト用のディジタルデータDDAを抵抗ストリング型DA変換器2に出力し、このとき、コンパレータ3からの比較結果信号を判定することでAD変換回路1のテストを行う。
図2は図1の抵抗ストリング型DA変換器2の構成を示す回路図である。図2において、最大基準電圧VRTと最小基準電圧VRBとの間において、両端にそれぞれ抵抗値3R/2の抵抗及び抵抗値R/2の抵抗を配置したうえで、その途中にそれぞれ抵抗値Rを有する32行32列の複数の分圧抵抗を挿入するように接続している。また、各分圧抵抗の一端又は両端に電圧取り出し用スイッチSW1−1〜SW32−32を接続する。さらに各行の第1の電圧取り出し用スイッチSW1−1〜SW1−32,SW2〜SW2−32,…,SW32−1〜SW32−32の各他端を第2の電圧取り出し用スイッチSW33−1〜SW33−32に接続する。またさらに各第2の電圧取り出し用スイッチSW33−1〜SW33−32の他端をともに接続してかつ出力電圧VDAC用端子T10に接続する。抵抗ストリング型DA変換器2はさらに、入力される10ビットのディジタルデータDDAに基づいて、所定のアナログ出力電圧VDACを得るためのスイッチ制御信号SCSWを発生するスイッチコントローラ11を備える。
以上のように構成された抵抗ストリング型DA変換器2において、スイッチコントローラ11からのスイッチ制御信号SCSWに基づいて、以下のように複数のスイッチを制御する。第1の電圧取り出し用スイッチSW1−1〜SW1−32,SW2〜SW2−32,…,SW32−1〜SW32−32のうちの1つをオンとし、そのオンされたスイッチに対応する第2の電圧取り出し用スイッチSW33−1〜SW33−32のうちの1つをオンとする。これにより、端子T10から所定の出力電圧VDACが出力される。なお、図2の例では、10ビットのディジタルデータDDAを上位5ビットと下位5ビットとに分けてこれらのスイッチを選択するように構成されている。
図3は図1のチョッパー型コンパレータ3の構成を示す回路図である。図3において、アナログ入力電圧AINは端子T11及びスイッチSW41を介して接続ポートP1に入力される。また、DA変換器2からの出力電圧VDACは端子T12及びスイッチSW42を介して接続ポートP1に入力される。接続ポートP1はキャパシタC1、インバータINV1、キャパシタC2、インバータINV2、キャパシタC3及びインバータINV3を介して比較結果信号SCOMP用出力端子T13に接続される。ここで、インバータINV1〜INV3にはそれぞれ並列にスイッチSW43〜SW45が接続される。タイミング信号発生回路21は、クロック信号CLKに基づいて、図4を参照して説明するように、タイミング信号φ0,φ1とタイミング信号φ2とが反転関係となるこれらのタイミング信号φ0〜φ2を発生してスイッチSW41〜SW44をオン/オフ制御する。これにより、コンパレータ3は比較動作を行う。
図4は図3のチョッパー型コンパレータ3の比較動作を示すタイミングチャートである。図4において、まずタイミング信号φ0とタイミング信号φ1がオンでタイミング信号φ2がオフのとき、コンパレータ3にはアナログ入力電圧AINが入力され、同時にインバータINV1〜INV3はその入出力がショートされている(トラック)。次に、タイミング信号φ0とタイミング信号φ1がオフするとインバータINV1〜INV3は直前のレベルを保持しており、タイミング信号φ2がオンしてDA変換器2からのアナログ出力電圧VDACが入力される。すると、アナログ入力電圧AINとアナログ出力電圧VDACとの差電圧だけ、インバータINV1〜INV3の入力電圧が変化するため、出力電圧には差電圧を比較した比較結果信号SCOMPが出力されて比較動作が行われる。
図5は図1のAD変換回路1のAD変換動作を示すタイミングチャートである。以下、図5を参照してAD変換回路1のAD変換動作について説明する。
図5にAD変換の流れが示されており、AINは被変換入力電圧であって、比較用電圧はDA変換器2のアナログ出力電圧VOUT=VREFを示す。FSはフルスケール電圧を表わし、DA変換器2の最大基準電圧VRTになる。また、図5の縦軸(電圧値)の最小値の0は0レベルの基準電圧であり、通常はDA変換器2の最小基準電圧VRBになる。
図5において、まず、コンパレータ3の反転入力端子にアナログ入力電圧AINが入力されると、図4のコンパレータ3の比較動作により、図5に示すようにアナログ入力電圧AINを保持する。次に、比較用電圧(1/2FS)がコンパレータ3の非反転入力端子に入力されると、アナログ入力電圧AINを比較用電圧(1/2FS)と比較して差電圧が0以上であるか否かが判断される。この例ではアナログ入力電圧AINが高いと判断されて、ハイレベル(1)の比較結果信号SCOMPがコンパレータ3から出力される。
次いで、DA変換器2から比較用電圧(3/4FS)がコンパレータ3に入力される。コンパレータ3は、アナログ入力電圧AINを比較用電圧(3/4FS)と比較して、後者の電圧が高いと判断して、ローレベル(0)の比較結果信号SCOMPが出力される。次いで、DA変換器2から比較用電圧(5/8FS)がコンパレータ3に入力される。コンパレータ3は、アナログ入力電圧AINを比較用電圧(5/8FS)と比較して、後者が高いと判断して、ローレベル(0)の比較結果信号SCOMPが出力される。以下同様にこの動作を繰り返して実行し、ビット数分の比較結果信号SCOMPが得られてAD変換が終了する。この例では、比較結果信号SCOMPのデータは「1001010110」となる。
ここまでが、逐次比較型AD変換回路1の基本構成と変換動作の説明であり、本実施形態では当該AD変換回路1に対するテストを効率的に行う方法を包含しており、その方法について詳述する。
本実施形態では、逐次比較型レジスタ回路4において、外部装置からのテスト命令を受けて、テスト用のディジタルデータDDAをDA変換器2に送ることでDA変換器2に対し出力設定を行う。同時にコンパレータ3の出力信号である比較結果信号SCOMPを判定することでAD変換回路1のテストを行うテスト制御回路4Aをさらに備えたことを特徴としている。以下、図6を参照してテスト制御回路4Aを用いたAD変換回路1のテスト方法について以下に説明する。
図6は図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた場合のAD変換回路1のテスト動作を示すタイミングチャートである。図6のテスト方法は、DA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させることで、テスト用既知のアナログ入力電圧AINを増加させながら判定する方法である。このテストでは、図3のコンパレータ3のタイミング信号φ0はオフしたままで、タイミング信号φ2はオンしたままとなる。そして、タイミング信号φ1のみをオンからオフに変化させてコンパレータ3の判定動作を行う。
判定動作は、次のように行う。時刻t1でタイミング信号φ0をオフとし、タイミング信号φ2をオンとし、タイミング信号φ1がオンしているときにDA変換器2はコードA(最低電圧に対応する)に対応するアナログ出力電圧VDACを出力する。
次いで、時刻t2で、タイミング信号φ1をオフとし、この電位をコンパレータ3は保持し、次にDA変換器2へのコードのLSBを1ビットだけ増加して、DA変換器2はコードA+1に対応するアナログ出力電圧VDACを出力する。コンパレータ3は、テスト用既知のアナログ入力電圧AINをアナログ出力電圧VDACと比較して、差電圧が0以上であるか否かを判断し、比較結果信号SCOMPを逐次比較型レジスタ回路4に出力する。このとき、テスト制御回路4Aは、DA変換器2からのアナログ出力電圧VDACについて正しいか否かを判定する。もしも判定結果が正しくなければテスト制御回路4Aはエラー信号を出力してテストを終了する。
一方、判定結果が正しい場合は、時刻t3で、DA変換器2へのコードを変えずにタイミング信号φ1をオンしてこの電圧を保持する(トラック)。次いで、時刻t4で再度タイミング信号φ1をオフしてテスト制御回路4Aは上記と同様に判定を行う。判定結果が正しければ、時刻t5でまたタイミング信号φ1をオンしてこの電圧を保持する(トラック)。この一連の動作をフルスケール電圧FSまでコードを上げて判定動作を行い、AD変換回路1のテストを終了する。以上がLSBを1ビットずつ上げる場合のテスト方法である。
図7は図1のAD変換回路1において、図6のテスト方法の場合であって、DA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた場合のAD変換回路1のテスト動作及びアナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。図7から明らかなように、AD変換回路1のテストの流れをDA変換器2からのアナログ出力電圧VDACと時間の関係と合わせてコンパレータ3の動作を示している。
次いで、LSBを1ビットずつ変化させる比較判定で、DA変換器2からのアナログ出力電圧VDACをフルスケール電圧FSで折り返す場合のテスト方法について説明する。
図8は図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させた後折り返して1ビットずつ減少させた場合のAD変換回路1のテスト動作及びアナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。図8の下側はコンパレータ3の動作を示しており、(a)は時刻t11から時刻t12までの動作であり、(b)は時刻t12から時刻t13までの動作を示す。図8から明らかなように、コードA(最低電圧のコード)から始まって、ディジタルデータDDAのLSBを1ビットずつ増加させながらコードの値を上げて判定を行い、フルスケール電圧FSに達したところで、今度はLSBを1ビットずつ減少させることでコードを下げて判定を行う。この方法ではコンパレータ3がオフセット等の誤差を持つ場合に有効で、誤差が1方向にかたよっている場合にエラーが見過ごされた時にも折り返してテストを行うことでエラーを見つけることが可能となる。
図9は図1のAD変換回路1においてDA変換器2へのディジタルデータDDAのLSBを2ビットずつ増加させた後折り返して2ビットずつ減少させた場合のAD変換回路1のテスト動作及び出アナログ出力電圧VDACを示すタイミングチャートである。図9の下側はコンパレータ3の動作を示しており、(a)は時刻t21から時刻t22までの動作であり、(b)は時刻t22から時刻t23までの動作であり、(c)は時刻t23から時刻t24までの動作であり、(d)は時刻t24から時刻t25までの動作を示す。図9から明らかなように、コードのシフトを、ディジタルデータDDAのLSBの1ビット単位ではなく複数のビット単位でシフトさせる場合(この例では2ビット単位)を示しており、さらに折り返しも行っている。
図9のテストではコードは0から始まるが判定を始める時に、コードをLSBを1ビットだけ上げるのではなくLSBを2ビット上げて判定を行う。そしてその電圧を保持(トラック)して、またLSBを2ビット上げて判定を行うことを繰り返す。そして、フルスケール電圧FSに達したら、今度は同じくLSBを2ビットずつ下げながら判定を繰り返す。コード0に戻ったら、今度は最初とLSBを1ビットシフトしたところから開始し、同様にLSBを2ビットずつ上げて判定し、フルスケール電圧FSに達したら折り返して判定を繰り返す。この方法では、コンパレータ3のオフセットがLSBの1ビットよりも大きい場合や、電源等の周囲のノイズが大きく、それがコンパレータ3の誤差となって現れる場合に有効である。
図9の実施形態において、コードの増減量はLSBの2ビットより大きくてもよく、誤差等を考慮してLSBの3ビット以上としてもよい。
図7〜図9のテスト方法では、コンパレータ3は入力電圧をホールドし又は判定するかを切り替えるのみなので、コンパレータ3の制御信号は当該切り替えのための1つの制御信号のみでコンパレータ3の動作を制御することができる。
図10Aは従来例におけるコンパレータへの入力電圧の変化を示すタイミングチャートである。また、図10Bは実施形態におけるコンパレータへの入力電圧の変化を示すタイミングチャートである。図10Aの従来技術では、コンパレータには通常のAD変換動作時と同様の信号が入力され、1変換には通常のAD変換にかかる時間が費やされている。これに対して、実施形態では、DA変換器2の1コード毎に判定を繰り返すので、図10Bに示すように階段状に次々に信号レベルが変化していく。
以上の実施形態によれば、AD変換回路1の内部のDA変換器2とコンパレータ3を使って比較結果を判定し、AD変換動作は行わないのでテスト時間を短縮でき、テスト制御回路4Aの追加も少なくて済む。
また、コンパレータ3の動作制御のために、入力電圧をホールドし又は判定するかを選択的に切り替えるのみの制御信号を用いている。従って、回路の追加が少なくなり、テスト用アナログ出力電圧VDACも動作時と同一の入力端子を通過してくるので誤差を抑制することができる。
さらに、LSBを1ビットずつ増加又は減少させる判定において、アナログ出力電圧VDACをフルスケール電圧FSで折り返して電圧を下げて判定を行うので、コンパレータ3の誤差があった場合でもエラーを発見できる。
またさらに、LSBを複数ビットずつ増加又は減少させるので、対応するアナログ出力電圧VDACの増分も増大するので、コンパレータ3の誤差や電源等の周囲ノイズが大きい場合にもエラーを見過ごすことが抑制される。
以上では、逐次比較型AD変換回路1に対するテスト方法について説明したが、ここで逐次比較型AD変換回路1の構成について考えると、内部にはDA変換器2とコンパレータ3が組み込まれている。実施形態(図1)の構成はDA変換器2にコンパレータ3を追加した構成となっており、このことはDA変換器でも同様のテストが高速に行えることを意味している。そのため、本実施形態に係る逐次比較型AD変換回路1のテスト制御回路4Aを用いたテスト方法を以下の変形例に示すように、DA変換器2に対するテスト制御回路4Bに適用できる。
図11は変形例に係るDA変換器2のテスト回路の構成を示すブロック図である。図11において、DA変換器2には、テスト制御回路4Aと同様に構成されるテスト制御回路4BによりコードであるディジタルデータDDAが設定される。DA変換器2のアナログ出力電圧端子に、コンパレータ3と同様の構成を有するコンパレータ3Aの反転入力端子を接続し、非反転入力端子にはアナログ入力電圧AINを入力する。このとき、コンパレータ3Aからの比較結果信号SCOMPをテスト制御回路4Bにより検出することで、実施形態に係るテストと同様に、DA変換器2のテストを行うことができる。
変形例に係るテスト制御回路4Bは、例えば所定のアナログ入力電圧AINを入力しているときに、外部装置からのテスト命令信号を受信することに応答して動作する。ここで、テスト制御回路4Bは、DA変換器2に対してテスト用のDA変換出力設定を行うため、テスト用のディジタルデータDDAをDA変換器2に出力する。このとき、コンパレータ3からの比較結果信号を判定することでDA変換器2のDNL(Differential Non-Linearity)テストを行う。なお、テスト制御回路4Bにおいても、図7〜図9のアナログ出力電圧VDACの変化方法を用いることができる。
以上のように構成された変形例によれば、実施形態と同様に、DA変換器2に対してテストを行うことができる。特に、DA変換器2にコンパレータ3Aを追加することにより外部のテスト装置を用いることなく高速にテストが行えるという特有の効果を有する。その他の作用効果については、実施形態と同様である。
1…AD変換回路、
2…抵抗ストリング型DA変換器、
3,3A…チョッパー型コンパレータ、
4…逐次比較型レジスタ回路、
4A,4B…テスト制御回路、
5…ラッチ回路、
10…コントロールロジック回路、
11…スイッチコントローラ、
21…タイミング信号発生回路、
C1〜C3…キャパシタ、
INV1〜INV3…インバータ、
SW1−1〜SW33−32,SW41〜SW45…スイッチ、
T1,T2,T10,T11〜T13…端子。
特開2005−175790号公報

Claims (6)

  1. DA変換器のテストを行うテスト回路であって、
    入力されるアナログ入力電圧を上記DA変換器からのアナログ出力電圧と比較して比較結果信号を出力するチョッパー型コンパレータと、
    上記DA変換器に入力される、上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードを選択的に切り替えながら設定して、上記コンパレータからの比較結果信号を検出することにより上記DA変換器のテストを行うテスト制御回路と、
    を備えたことを特徴とするテスト回路。
  2. DA変換器と、入力されるアナログ入力電圧を上記DA変換器からのアナログ出力電圧と比較して比較結果信号を出力するチョッパー型コンパレータとを備えるAD変換回路のテストを行うテスト回路であって、
    上記DA変換器に入力される、上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードを選択的に切り替えながら設定して、上記コンパレータからの比較結果信号を検出することにより上記AD変換回路のテストを行うテスト制御回路と、
    を備えたことを特徴とするテスト回路。
  3. 上記AD変換回路は逐次比較型AD変換回路であることを特徴とする請求項2記載のテスト回路。
  4. 上記コンパレータは入力される各電圧をホールドして判定し、
    上記コンパレータの動作を制御する制御信号は、上記入力される各電圧をホールドすることと、判定することとを選択的に切り替えて制御する制御信号であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載のテスト回路。
  5. 上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードのLSBを1ビットずつ増加させてフルスケール電圧に達した後、折り返して当該LSBを1ビットずつ減少させるように設定することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のテスト回路。
  6. 上記アナログ出力電圧に対応するディジタルデータのコードのLSBを複数ビットずつ増加させてフルスケール電圧に達した後、折り返して当該LSBを複数ビットずつ減少させるように設定することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のテスト回路。
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