JP2016018630A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具の接続信頼性の向上を図る。【解決手段】コネクタは、電線200に接続される端子金具40と、端子金具40が後方から挿入されるキャビティ22を有するハウジング10と、ハウジング10に前方から組み付けられるリテーナ60とを備えている。ハウジング10は、キャビティ22の内壁に端子金具40のハウジング受部44に弾性的に係止されて端子金具40の後方への抜け出しを規制する撓み可能なハウジングランス23を有する。リテーナ60は、ハウジングランス23の撓み空間25に進入してハウジングランス23の撓み動作を規制する規制部63と、端子金具40のリテーナ受部45に弾性的に係止されて端子金具40の後方への抜け出しを規制する撓み可能なリテーナランス66とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、雌ハウジング(ハウジング)と、フロントリテーナ(リテーナ)とを備えている。雌ハウジングは、後方から雌端子金具(端子金具)を挿入可能なキャビティを有し、キャビティの内壁に、雌端子金具を係止する撓み可能なランスを有している。フロントリテーナは、雌ハウジングに組み付けられた状態で、ランスの撓み空間に進入する撓み規制部(規制部)を有している。雌端子金具は、キャビティに挿入された状態で、ランスによって一次的に係止された後、フロントリテーナの撓み規制部に二次的に係止されることにより、キャビティに抜け止めされるようになっている。
特開2006−185874号公報
上記従来のコネクタにおいて、雌端子金具に接続されて雌ハウジングの後面から引き出された電線が引っ張られる等したときに、雌端子金具と相手側の雄端子金具との間に摺動摩耗が発生し、電気的な接続信頼性が損なわれるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の接続信頼性の向上を図ることを目的とする。
本発明は、電線に接続される端子金具と、その端子金具が後方から挿入されるキャビティを有するハウジングと、そのハウジングに前方から組み付けられるリテーナとを備え、前記端子金具は、ハウジング受部とリテーナ受部とを有し、前記ハウジングは、前記キャビティの内壁に、前記ハウジング受部に弾性的に係止されて前記端子金具の後方への抜け出しを規制する撓み可能なハウジングランスを有し、前記リテーナは、前記ハウジングランスの撓み空間に進入して前記ハウジングランスの撓み動作を規制する規制部と、前記リテーナ受部に弾性的に係止されて前記端子金具の後方への抜け出しを規制する撓み可能なリテーナランスとを有しているところに特徴を有する。
端子金具がハウジングランスに弾性的に係止されるのに加えてリテーナランスによっても弾性的に係止され、しかも規制部によってハウジングランスの撓み動作が規制されるため、端子金具がハウジングに対して前後方向への遊動を規制された状態で安定に保持される。したがって、仮に、端子金具に接続された電線が引っ張られる等しても、端子金具と相手側端子金具との間に摺動摩耗が発生しにくく、端子金具の接続信頼性の向上を図ることができる。
本発明の実施例のコネクタにおいて、両ハウジングが互いに正規嵌合された状態を示す平面視方向の断面図である。 両ハウジングが互いに正規嵌合された状態を示す側面視方向の断面図である。 端子金具が収容されたハウジングにリテーナが組み付けられた状態を示す平面視方向の断面図である。 端子金具が収容されたハウジングにリテーナが組み付けられた状態を示す側面視方向の断面図である。 ハウジングの正面図である。 ハウジングの背面図である。 リテーナの側面図である。 リテーナの側面視方向の断面図である。 リテーナの背面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記ハウジングが相手側ハウジングと嵌合されたときに、前記リテーナランスの撓み空間に前記相手側ハウジングが進入して前記リテーナランスの撓み動作が規制される。ハウジングランスに加えてリテーナランスの撓み動作も規制されるため、端子金具がハウジングのキャビティにより確実に保持される。
前記ハウジングには、前記リテーナに前方への付勢力を付与することにより、前記リテーナランスを前記リテーナ受部に当接させ、且つその当接状態を維持させる付勢部材が組み付けられている。リテーナランスが付勢部材によってリテーナ受部に当接する状態を維持するため、リテーナランスとリテーナ受部との間に前後方向のガタ付きが生じるのが防止され、ひいては端子金具とハウジングとの間に前後方向のガタ付きが生じるのが防止される。その結果、電線が引っ張られる等したときに、端子金具と相手側端子金具との間に摺動摩耗が発生するのが確実に防止される。
前記付勢部材は、前記ハウジングが相手側ハウジングと嵌合されたときに、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの間に弾性的に挟まれて両ハウジング間のシールをとることが可能なシール部材からなる。付勢部材がシール部材からなるため、専用の付勢部材を用いる場合に比べ、部品点数を削減することができるとともに、全体の構造を簡素化することができる。
前記リテーナ受部は、前後方向と交差する方向に突出する形態とされ、前記ハウジングは、前記キャビティと連通して前記端子金具の挿入過程で前記リテーナ受部が摺動可能に進入するガイド溝を有する。これによれば、リテーナ受部がスタビライザとして機能するため、リテーナ受部とスタビライザとが別々に設けられるよりも全体の構造を簡素化することができる。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。実施例のコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に収容される端子金具40と、ハウジング10に組み付けられるリテーナ60と、ハウジング10に組み付けられる付勢部材としてのシール部材80とを備えている。ハウジング10は、相手側ハウジング100に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、100が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とし、上下方向については、図1及び図3を除く各図を基準とする。また、幅方向は、図5、図6及び図9の左右方向である。
相手側ハウジング100は合成樹脂製であって、図1及び図2に示すように、機器110と一体に形成され、前方へ突出する筒状のフード部101を有している。フード部101の内部には、1本の相手側端子金具120の雄タブ121が突出して配置されている。図2に示すように、フード部101の上壁の上面には、ロック部102が突設されている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように、前後方向に沿った略筒状の端子収容部11と、端子収容部11の周囲を包囲する嵌合筒部12と、端子収容部11と嵌合筒部12とをつなぐ径方向に沿った連結部13とを有している。端子収容部11と嵌合筒部12との間で且つ連結部13の前方には、嵌合空間14が形成されている。図2に示すように、ハウジング10の嵌合空間14には、相手側ハウジング100のフード部101が嵌合可能とされている。
図6に示すように、端子収容部11の上面には、幅方向に沿った平坦面部15が形成されている。図4に示すように、平坦面部15には、前後方向に関して連結部13と同じ位置から脚部16が起立して形成されている。脚部16の上端には、前後両方向に延出するロックアーム17が連結されている。ロックアーム17の前端部には、ロック孔18が上下方向に貫設されている。ロックアーム17は、脚部16の上端を支点としてシーソ状に撓み変形可能とされている。図2に示すように、両ハウジング10、100の正規嵌合時には、ロックアーム17のロック孔18にロック部102が弾性的に嵌まり込むようになっている。
図5に示すように、嵌合筒部12は、その上部に、ロックアーム17を挟んだ幅方向両側に起立する一対の保護壁19と、両保護壁19の前端上縁間に架設される架設部21とを有している。ロックアーム17は、両保護壁19間を通して上方から視認可能とされている(図4を参照)。また、両保護壁19間を通してロックアーム17の後端部を押し下げることにより、ロックアーム17とロック部102との係止を解除可能とされている。
図4に示すように、端子収容部11は、前後方向に延出する1室のキャビティ22を有し、キャビティ22の内壁下面に、撓み可能なハウジングランス23を有している。ハウジングランス23は、前後方向に関して連結部13とほぼ同じ位置から前方へ片持ち状に突出する形態とされている。ハウジングランス23の前端部には係止突起24が上方に突出して形成されている。そして、ハウジングランス23の下方には、キャビティ22の底壁との間に、撓み空間25が形成されている。このキャビティ22には、後方から端子金具40が挿入されるようになっている。
図4及び図5に示すように、端子収容部11の前面壁部26には、キャビティ22と連通するタブ挿入孔27が貫設されている。図2に示すように、このタブ挿入孔27には、相手側端子金具120の雄タブ121が挿入される。
また、図3に示すように、端子収容部11は、その前端部の幅方向両側面に、前後方向に延出する一対の装着溝28を有している。装着溝28の前端は、端子収容部11の前面に開口されている。装着溝28の後端部は、キャビティ22と連通して幅方向に貫通する連通孔29として構成されている。
さらに、図3に示すように、端子収容部11は、キャビティ22の幅方向両側面に連通しつつ前後方向に延出する一対のガイド溝31を有している。ガイド溝31の後端は、キャビティ22の後部において後述するゴム栓210が挿入される大径部32に連なる傾斜状段差面33に開口されている(図6を参照)。そして、図3に示すように、ガイド溝31の前端は、連通孔29に連通している。
端子金具40は導電性の金属板を曲げ加工等して形成され、図4に示すように、筒状の本体部41と、本体部41の後方に連なるワイヤバレル42と、ワイヤバレル42の後方に連なるインシュレーションバレル43とを有している。ワイヤバレル42は、電線200の端末部にて被覆201の除去により露出する芯線部202に圧着接続されている。インシュレーションバレル43は、電線200の端末部に外嵌されたゴム栓210に圧着接続されている。
図4に示すように、本体部41の後端縁は、ハウジング受部44として構成される。ハウジング受部44は、上下方向にほぼ沿って配置され、ハウジングランス23の係止突起24に係止可能とされている。一方、図3に示すように、本体部41の幅方向両側壁には、一対のリテーナ受部45が突設されている。リテーナ受部45は、本体部41の幅方向両側壁を外側(前後方向と交差する方向)へ叩き出すことで平面視略台形に形成されている。リテーナ受部45の前後両端は、それぞれ、幅方向にほぼ沿って配置されている。
シール部材80はシリコンゴム等のゴム製のシールリングであって、端子収容部11の外周に嵌着される。図3に示すように、このシール部材80は、前後方向に沿った筒状のシール本体81と、シール本体81の後端部の幅方向両側から外側に張り出すフランジ部82とを有している。シール本体81は、端子収容部11の外周面に弾性的に密着される。一方、フランジ部82は、連結部13の前面に弾性的に密着される。また、図1に示すように、両ハウジング10、100の正規嵌合時には、シール本体81が端子収容部11と相手側ハウジング100のフード部101との間に径方向に挟持され、フランジ部82が連結部13とフード部101の先端との間に前後方向に挟持される。これにより、両ハウジング10、100間が液密にシールされるようになっている。
続いてリテーナ60について説明する。リテーナ60は合成樹脂製であって、全体としてキャップ状をなし、図3及び図4に示すように、ハウジング10の端子収容部11に前方から組み付けられる。図7〜図9に示すように、リテーナ60は、上下方向に沿った平板状の前壁部61と、前壁部61の外周縁から後方へ突出する筒状の周壁部62と、前壁部61の後面から後方へ突出する角柱状の規制部63とを有している。図8及び図9に示すように、前壁部61には、嵌合孔64が開設されている。図3及び図4に示すように、リテーナ60が端子収容部11に組み付けられると、前壁部61の嵌合孔64に、端子収容部11の前端部が嵌合される。これにより、前壁部61が端子収容部11の前面壁部26と連続し、タブ挿入孔27が全周に亘って閉じられるようになっている(図4を参照)。
図7及び図8に示すように、規制部63の先端部(後端部)には、前壁部61に連なる基端側に比べて薄肉の規制片65が形成されている。規制片65の後端部は、周壁部62の後端よりも後方に突出して配置されている。
図3及び図9に示すように、周壁部62の幅方向両側壁62Aには、一対のリテーナランス66が形成されている。図7及び図8に示すように、リテーナランス66は、前後方向に延出して側壁62Aの後端に開口する上下一対のスリット67間に撓み変形可能に配置されている。詳しくは、リテーナランス66は、側壁62Aの前後方向途中から後方へ片持ち状に突出する板片状のランス本体68と、ランス本体68の内面の前後方向途中から内側へ突出するランス突起69とを有している。ランス突起69の突出量は、ハウジングランス23の係止突起24の突出量よりも小さくされている(図1及び図2を参照)。
次に、本実施例のコネクタの作用効果を説明する。
両ハウジング10、100の嵌合に先立ち、端子金具40がキャビティ22に挿入される。端子金具40がキャビティ22に挿入される過程では、本体部41が係止突起24と干渉してハウジングランス23が撓み空間25に撓み変形させられる。また、端子金具40の挿入過程では、リテーナ受部45がガイド溝31に摺動可能に進入する。これにより、端子金具40のキャビティ22への挿入動作が案内される。この場合に、仮に、端子金具40が正規の挿入姿勢とは異なる上下反転姿勢等の不正姿勢をとっていると、リテーナ受部45がガイド溝31に進入することができず、端子金具40のキャビティ22への挿入動作も規制される。したがって、端子金具40が不正姿勢のままキャビティ22に挿入される事態が回避される。
端子金具40がキャビティ22に正規に挿入されると、ハウジングランス23が弾性的に復帰して、係止突起24が本体部41のハウジング受部44に係止可能に配置される(図4を参照)。これにより、端子金具40の抜け出し規制される。また、端子金具40の正規挿入時には、本体部41の前端が端子収容部11の前面壁部26に当接可能に配置されるとともに、リテーナ受部45が連通孔29の前端に当接可能に配置される(図3を参照)。これにより、端子金具40のそれ以上の前進が規制される。さらに、端子金具40の正規挿入時には、ゴム栓210がキャビティ22の大径部32の内周面に弾性的に密着され、電線200とハウジング10との間が液密にシールされた状態になる。
続いて、リテーナ60がハウジング10の端子収容部11に組み付けられる。リテーナ60が端子収容部11に組み付けられる過程では、リテーナランス66のランス突起69が端子収容部11の装着溝28の溝面を摺動し、ランス本体68が外側へ撓み変形させられる。そして、リテーナ60が端子収容部11に正規に組み付けられる直前には、周壁部62の後端がシール部材80のシール本体81の前端と当接する。
リテーナ60が正規に組み付けられると、ランス本体68が弾性的に復帰し、ランス突起69が連通孔29に進入する。連通孔29に進入したランス突起69は、連通孔29を介してキャビティ22に臨み、キャビティ22に挿入された端子金具40のリテーナ受部45の後端に対向して配置される。このとき、リテーナ60がシール部材80の付勢力(弾性反力)を受けて前方へ若干押し戻される。その結果、ランス突起69とリテーナ受部45との隙間が詰められて、ランス突起69がリテーナ受部45の後端に当接した状態となり、且つ、その当接状態が維持される(図3を参照)。
また、リテーナ60にシール部材80の付勢力が作用した状態では、リテーナ受部45の前端が連通孔29の前端と緊密に当接する(図3を参照)。このため、リテーナ受部45の前端が連通孔29の前端と当接する位置と、上述したリテーナ受部45の後端がランス突起69に当接する位置との間に、リテーナ受部45が前後方向に挟持された状態となり、ひいては端子金具40がハウジング10に対して前後方向にほぼガタ付きなく保持される。さらに、ランス突起69が連通孔29に挿入されてリテーナ受部45に係止されることにより、リテーナ60が端子金具40を介してハウジング10に保持される。そして、リテーナ60が端子収容部11に正規に組み付けられると、規制部63の規制片65がハウジングランス23の撓み空間25に進入し、ハウジングランス23の撓み動作が規制される(図4を参照)。
続いて、ハウジング10が相手側ハウジング100に嵌合される。両ハウジング10、100が正規に嵌合されると、フード部101の先端がシール部材80のフランジ部82に弾性的に当接し、且つ、ロックアーム17がロック部102に弾性的に係止される(図1及び図2を参照)。これにより、両ハウジング10、100が嵌合状態にほぼガタ付きなく保持される。そして、両ハウジング10、100の正規嵌合時には、相手側端子金具120の雄タブ121が端子金具40の本体部41に正規深さで挿入され、両端子金具40、120が電気的に接続される。また、両ハウジング10、100の正規嵌合時には、相手側ハウジング100のフード部101がリテーナランス66のランス本体68に近接して外側から覆うように配置される(図1を参照)。これにより、ランス本体68の撓み動作が規制され、リテーナランス66とリテーナ受部45との係止が確実に維持される。
ところで、両ハウジング10、100が正規嵌合された状態で、ハウジング10の後面から引き出された電線200が引っ張られる等すると、端子金具40が電線200の引っ張り方向に追従変位し、端子金具40と相手側端子金具120との間に摺動摩耗が発生するおそれがある。しかるに本実施例の場合、端子金具40がハウジングランス23によって弾性的に係止されるのに加えてリテーナランス66によっても係止され、さらに、ハウジングランス23の撓み動作が規制部63によって規制されるとともに、リテーナランス66の撓み動作が相手側ハウジング100のフード部101によって規制されるため、端子金具40がハウジング10に対して前後方向への遊動を規制された状態で安定に保持される。したがって、端子金具40が電線200の引っ張り方向に追従変位するのが防止される。その結果、端子金具40と相手側端子金具120との間で摺動摩耗が発生するのが防止される。
特に、本実施例によれば、シール部材80の付勢力によってリテーナランス66とリテーナ受部45との当接状態が確実に保たれ、ハウジング10に対する端子金具40のガタ付きがより確実に防止された構造になっている。このため、端子金具40と相手側端子金具120との間で摺動摩耗が発生するのがより確実に防止される。
また、本実施例の場合、シール部材80がシール機能とガタ付き抑制機能とを兼ね備えているため、ガタ付き抑制のための専用の付勢部材が設けられるよりも、部品点数を削減することができるとともに、全体の構造を簡素化することができる。さらに、リテーナ受部45がスタビライザとしての機能をも兼ね備えているため、リテーナ受部45とスタビライザとが別々に設けられるよりも、全体の構造をいっそう簡素化することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)シール部材に代えて、リテーナに前方への付勢力を付与する専用の付勢部材がハウジングに組み付けられる構成であってもよい。
(2)リテーナ受部は、スラビライザとしての機能をもたず、リテーナランスに係止される係止機能のみを有する構造とされるものであってもよい。
(3)リテーナランスの個数は、1つ又は3つ以上であってもよい。この場合に、リテーナ受部は、リテーナランスと対応して設けられていればよい。
10…ハウジング
22…キャビティ
23…ハウジングランス
31…ガイド溝
40…端子金具
44…ハウジング受部
45…リテーナ受部
60…リテーナ
63…規制部
66…リテーナランス
80…シール部材(付勢部材)

Claims (5)

  1. 電線に接続される端子金具と、その端子金具が後方から挿入されるキャビティを有するハウジングと、そのハウジングに前方から組み付けられるリテーナとを備え、
    前記端子金具は、ハウジング受部とリテーナ受部とを有し、
    前記ハウジングは、前記キャビティの内壁に、前記ハウジング受部に弾性的に係止されて前記端子金具の後方への抜け出しを規制する撓み可能なハウジングランスを有し、
    前記リテーナは、前記ハウジングランスの撓み空間に進入して前記ハウジングランスの撓み動作を規制する規制部と、前記リテーナ受部に弾性的に係止されて前記端子金具の後方への抜け出しを規制する撓み可能なリテーナランスとを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングが相手側ハウジングと嵌合されたときに、前記リテーナランスの撓み空間に前記相手側ハウジングが進入して前記リテーナランスの撓み動作が規制されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングには、前記リテーナに前方への付勢力を付与することにより、前記リテーナランスを前記リテーナ受部に当接させ、且つその当接状態を維持させる付勢部材が組み付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記付勢部材は、前記ハウジングが相手側ハウジングと嵌合されたときに、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの間に弾性的に挟まれて両ハウジング間のシールをとることが可能なシール部材からなることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記リテーナ受部は、前後方向と交差する方向に突出する形態とされ、前記ハウジングは、前記キャビティと連通し、前記端子金具の挿入過程で前記リテーナ受部が摺動可能に進入するガイド溝を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のコネクタ。
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