JP2013239369A - 防水コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに嵌合可能な一対のハウジング10,30と、前記一対のハウジング10,30において嵌合時に対向する対向面16,35に装着されて前記一対のハウジング10,30間をシールする合成樹脂製のシール部材50と、を有する。これにより、シール部材50は合成樹脂製であるから、ゴム製である場合に比して変形しにくく、また、一対のハウジング10,30の対向面16,35に挟まれるから、嵌合方向への位置ずれが規制される。したがって、シール部材50を正規の装着状態に保持することができる。
【選択図】図1
Description
このような構成によれば、シール部材は合成樹脂製であるから、ゴム製である場合に比して変形しにくく、また、一対のハウジングの対向面に挟まれるから、嵌合方向への位置ずれが規制される。したがって、シール部材を正規の装着状態に保持することができる。
このような構成によれば、ハウジングの壁面を伝わってタブの挿通孔に至る経路の距離が延びるから、防水性をより高めることができる。
このような構成によれば、シール部材によりタブの挿通孔の周りをシールすることができる。
また、前記シール壁と前記収容溝とには、互いに当接することで前記シール壁を前記壁面側に押圧する押圧部が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、シール壁をより確実に壁面に押し付けることができ、もって防水性をより高めることができる。
このような構成によれば、突片が撓み空間に入り込むことで、樹脂ランスが撓み空間に退避することが規制され、確実に端子金具の抜け止め状態が維持される。このような突片がシール部材に設けられているから、例えば突片を有する部材とシール部材とを別々に設ける場合に比べて、部品点数および組み付け工数を減らすことができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態における防水コネクタCは、互いに嵌合可能な雄側ハウジング10および雌側ハウジング30(一対のハウジング)と、嵌合時に両ハウジング10,30間をシールするシール部材50とを備えている。以下、各構成部材において、両ハウジング10,30における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
雄側収容溝17は、雄側シール壁52の突出寸法よりも大きい深さ寸法を有している。また、雄側収容溝17は、雄側突出部55を含む雄側シール壁52の厚さ寸法と同じかそれよりも若干小さい幅寸法を有している。なお、雄側収容溝17の幅寸法は、深さ方向および周方向に一定とされている。
雄側収容溝17の内側の壁面17Bと外側の壁面17Aとは互いに略平行をなし、ともに雄側挿通孔15を囲む環状に形成されている。
雌側収容溝36の内側の壁面36Bと外側の壁面36Aとは互いに略平行をなし、ともに雌側挿通孔34を囲む環状に形成されている。
まず、両ハウジング10,30の嵌合に先立って、雄側ハウジング10にシール部材50を装着する。
雌側ハウジング30を、雄側ハウジング10のフード部12の奥側に向けて押し込む。すると、フード部12の奥に装着されたシール部材50の先端(雌側シール壁53の雌側突出部56)に、雌側ハウジング30の雌側対向面35(雌側収容溝36の外側の壁面36Aの前端)が当接する。さらに雌側ハウジング30を奥側に押し込むと、雌側収容溝36の外側の壁面36Aと雌側突出部56との当接により、雌側シール壁53が斜め内側に弾性変形し、雌側収容溝36の内側の壁面36Bに雌側シール壁53が当接した状態で前進し、雌側シール壁53は相対的に雌側収容溝36の奥方に差し入れられる。また、雄端子金具20のタブ22が、雌側ハウジング30の雌側挿通孔34を通って、雌端子金具40の本体部41内に挿入される。やがて、雄側ハウジング10と雌側ハウジング30とが正規の嵌合状態に至り、雄雌端子金具20,40が正規の接続状態となると同時に、嵌合途中ではロック突部18を乗り越えるべく撓み変形していたロックアーム37が、ロック突部18を乗り越えて弾性復帰し、雌雄両ハウジング10,30が正規の嵌合状態にロックされる。
実施形態1の防水コネクタCは、互いに嵌合可能な雄雌ハウジング10,30と、嵌合時に雄雌ハウジング10,30において対向する雄側対向面16と雌側対向面35とに装着されて雄雌ハウジング10,30間をシールする合成樹脂製のシール部材50と、を有している。ここで、シール部材がゴム製である場合には、合成樹脂製のシール部材50に比して変形しやすいので、雄側ハウジング10のフード部12の奥端に、正しい形状および姿勢を保って装着することは難しい。しかしながら、本実施形態においてはシール部材50が合成樹脂製であるから、一定の形状を保ったままフード部12内を奥側へ移動させ、かつ、雄側シール壁52をスムーズに雄側収容溝17に差し入れ、正しい装着状態にすることができる。また、本実施形態のシール部材50は、雄雌ハウジング10,30の嵌合時には、雄側対向面16と雌側対向面35とに挟まれるから、前後方向(嵌合方向)への位置ずれが規制される。したがって、本実施形態の防水コネクタCによれば、シール部材50を正規の装着状態に保持することができる。
これにより、雄側ハウジング10のフード部12の内周面と雌側ハウジング30の外周面とから雄側対向面16または雌側対向面35を伝わって雄側挿通孔15または雌側挿通孔34に至る経路の距離が延びるから、防水性をより高めることができる。
次に、本発明を具体化した実施形態2に係る防水コネクタ60を図4によって説明する。
本実施形態の防水コネクタ60は、シール部材61に、撓み空間Sに挿入される突片62が設けられている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、シール部材50(61)は、雄雌ハウジング10,30の嵌合に先立って雄側ハウジング10に装着されるものとしているが、これとは反対に雌側ハウジング30に装着されるものとしてもよい。
(2)上記実施形態では、シール部材50(61)は、板部51を有しているが、これに限らず、シール部材は必ずしも板部を有さなくてもよく、例えば、シール部材を、雄側シール壁と雌側シール壁とが前後方向に連なった筒状をなすものとしてもよい。
(3)上記実施形態では、シール部材50(61)は、雄側シール壁52と雌側シール壁53とを有しているが、これに限らず、例えばシール部材を、板部のみを有するものとしてもよい。
(4)上記実施形態では、雄雌ハウジング10,30の嵌合時には、雄側対向面16および雌側対向面35が板部51に当接するものとされているが、これに限らず、雄側対向面および雌側対向面の両方、もしくはいずれか一方と板部との間に隙間を設けてもよい。
(6)上記実施形態では、雄側シール壁52と雌側シール壁53とに、雄側突出部55と雌側突出部56とがそれぞれ設けられているが、これに限らず、例えば、雄側シール壁および雌側シール壁側に突出部を設ける換わりに、雄側収容溝および雌側収容壁側に突出部を設けてもよく、また雄側収容溝および雌側収容溝を奥側に向かって幅狭となる形状に形成することで、その奥端部の壁面が、雄側シール壁と雌側シール壁とに当接するものとしてもよい。
(7)上記実施形態2では、シール部材61には、雄側樹脂ランス14の撓み空間Sに挿入される突片62が設けられているが、これに限らず、例えば、シール部材には、雌側樹脂ランスの撓み空間に挿入される突片のみを設けてもよく、また雄側の撓み空間に挿入される突片と雌側の撓み空間に挿入される突片との両方を設けてもよい。
S…撓み空間
10…雄側ハウジング(一方のハウジング)
14…雄側樹脂ランス
15…雄側挿通孔
16…雄側対向面
17…雄側収容溝
17A…外側の壁面(押圧部)
17B…内側の壁面(一対のハウジングの嵌合方向に沿う壁面)
20…雄端子金具
22…タブ
30…雌側ハウジング(他方のハウジング)
34…雌側挿通孔
35…雌側対向面
36…雌側収容溝
36A…外側の壁面(押圧部)
36B…内側の壁面(一対のハウジングの嵌合方向に沿う壁面)
40…雌端子金具
50,61…シール部材
51…板部
52…雄側シール壁
53…雌側シール壁
55…雄側突出部(押圧部)
56…雌側突出部(押圧部)
62…突片
Claims (7)
- 互いに嵌合可能な一対のハウジングと、
前記一対のハウジングにおいて嵌合時に対向する対向面に装着されて前記一対のハウジング間をシールする合成樹脂製のシール部材と、
を有する防水コネクタ。 - 前記一対のハウジングのうち一方のハウジングに保持された端子金具のタブが、他方のハウジング側に突出し、この他方のハウジングに保持された端子金具に接触して両端子金具が電気的に接続されるものであり、
前記一対のハウジングのそれぞれには、前記一対のハウジングの嵌合方向に沿う壁面が、前記タブの挿通孔を囲む環状に形成されている請求項1に記載の防水コネクタ。 - 前記シール部材には、前記一対のハウジングの嵌合時に、前記壁面に全周にわたって当接する環状のシール壁が設けられている請求項2に記載の防水コネクタ。
- 前記対向面には、前記シール壁が収容される収容溝が形成され、
前記収容溝の壁面が前記壁面とされている請求項3に記載の防水コネクタ。 - 前記シール壁と前記収容溝とには、互いに当接することで前記シール壁を前記壁面側に押圧する押圧部が設けられている請求項4に記載の防水コネクタ。
- 前記シール部材は、前記対向面に沿う板部を有し、
前記一対のハウジングの嵌合時には、前記対向面が前記板部に当接するものとされている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の防水コネクタ。 - 前記一対のハウジングのうち少なくとも一方のハウジングには、挿入途中の端子金具に押圧されることで弾性変形して撓み空間に退避し、かつ前記端子金具が正規位置に達すると弾性復帰して同端子金具に係止し、その抜け止めを図る樹脂ランスが設けられ、
前記シール部材には、前記撓み空間に挿入される突片が設けられている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
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