JP2016018598A - 防水ジャック - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入用開口部の強度を高めることができるとともに部品点数を削減することができる防水ジャックを提供する。【解決手段】前側に前側開放部11aを有するとともに上側に上側開放部11bを有する下側ハウジング11と、上側開放部11bを塞ぐように下側ハウジング11の上側に密着して取り付けられる上側カバー12と、下側ハウジング11および上側カバー12に圧接可能な弾性シールリング4と、を備え、前側から後側に向かって挿入されるプラグを収納可能な収納空間1bが形成されるとともに、プラグに弾接可能な導電端子3が下側ハウジング11の内外を連通するように下側ハウジング11に保持される。上側カバー12は上側カバー12の前側から下方に一体に延設されたキャップ部13を有し、キャップ部13は、プラグを挿入可能な挿入用開口部1aが形成された環状部13aを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、防水性を備えた小型の防水ジャックに関する。
スマートフォン等にはイヤホン等が差し込まれるジャックコネクタが備えられている。このようなジャックコネクタは、小型化が求められるとともに、防水性を備えることが求められている。
防水ジャックとして、特許文献1に、ケースとカバー部材からなる筐体の周囲に環状の弾性部材を嵌装したジャックが開示されている。図11は、特許文献1に記載のジャック100の分解斜視図である。
図11に示すように、取り付け部102bは、ケース110に形成された取り付け部110bと、カバー部材111に形成された取り付け部111bとに分かれて、ケース110にカバー部材111を取り付けて一体化される。図11に示すように、キャップ部材112には、X2方向に突出する突出部112cが設けられている。ケース110は突出部112cが収納できる形状に設けられている。カバー部材111は、Z1方向に突出する凸部111gを有している。キャップ部材112がケース110に装着された状態において、カバー部材111の凸部111gがキャップ部材112に挿入できるように、切り欠き状の挿入部112gが設けられている。
キャップ部材112の後部の上方側(Z2側)は、キャップ部材112がケース110の前方側(X1側)に装着されたときに、第1の面110eと連なる同一平面を構成する。キャップ部材112の後部およびケース110にカバー部材111が被せられ、カバー部材111をキャップ部材112の後部に溶着している。
これによれば、溶着面と取り付け部102bに取り付ける環状の弾性部材とによって、携帯情報端末等の取り付け対象機器の内壁面とジャック100との間からの水の浸入を防止することができる。
ケース110の上にカバー部材111をレーザ溶着にて取り付けてプラグ挿入用の開口部を有する一体ケースを形成することもできるが、これだけではプラグをこじったときに挿入用開口部の溶着部分が剥離しやすい。このため、特許文献1に記載のジャック100は、別体のキャップ部材112を一体ケースの前端部に取り付けている。
登録実用新案第3180031号公報
しかしながら、キャップ部材112を別体にしなければならず、部品点数が増えてしまうという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、挿入用開口部の強度を高めることができるとともに部品点数を削減することができる防水ジャックを提供することを目的とする。
本発明の防水ジャックは、前側に前側開放部を有するとともに上側に上側開放部を有する下側ハウジングと、前記上側開放部を塞ぐように前記下側ハウジングの上側に密着して取り付けられる上側カバーと、前記下側ハウジングおよび前記上側カバーに圧接可能な弾性シールリングと、を備え、前側から後側に向かって挿入されるプラグを収納可能な収納空間が形成されるとともに、前記プラグに弾接可能な導電端子が前記下側ハウジングの内外を連通するように前記下側ハウジングに保持された防水ジャックであって、前記上側カバーは、前記上側カバーの前側から下方に一体に延設されたキャップ部を有し、前記キャップ部は、前記プラグを挿入可能な挿入用開口部が形成された環状部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、キャップ部が上側カバーから延設された一体部品で、プラグの挿入用開口部を囲む環状部を備えているため、挿入用開口部の強度を高めることができるとともに部品点数を削減することができる。
また、本発明の防水ジャックにおいて、前記下側ハウジングは前側に前記弾性シールリングが圧接可能なハウジング側圧接面を備え、前記上側カバーは前記弾性シールリングが圧接可能なカバー側圧接面を備え、前記ハウジング側圧接面と前記カバー側圧接面とによって前記弾性シールリングを圧接可能な環状圧接面が前記挿入用開口部を囲むように形成されるとともに、前記キャップ部の前記環状部は前記下側ハウジングの前記前側開放部の内側に収納可能に延設され、前記上側カバーは前記環状圧接面の位置まで連続して前記下側ハウジングの上側に密着していることを特徴とする。
キャップ部の環状部が下側ハウジングの前側開放部の内側に収納可能に延設されていれば、キャップ部と下側ハウジングとの間を溶着しなくても防水性を保つことができる。(キャップ部が下側ハウジングの前端部の前側に取り付けられるように延設されていると、キャップ部と下側ハウジングとの間も溶着しないと防水性が保てないが、複数の方向から溶着を行うとなると、工程が増えるとともに製造設備も増えてしまう。)
また、本発明の防水ジャックにおいて、前記下側ハウジングは前記前側開放部を臨む前端部の内側に段差部を備え、前記段差部に形成された段差面に前記環状部が当接可能に対向していることを特徴とする。
この構成によれば、段差面に環状部が当接することにより、プラグ挿入時に環状部が後側へ変位して破損することを防止することができる。
本発明によれば、キャップ部が上側カバーから延設された一体部品で、プラグの挿入用開口部を囲む環状部を備えているため、挿入用開口部の強度を高めることができるとともに部品点数を削減することができる防水ジャックを提供することができる。
本発明の実施形態の防水ジャックを示す斜視図であり、弾性シールリングを取り付けた状態の斜視図である。 本発明の実施形態の防水ジャックを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態の防水ジャックを示す斜視図であり、弾性シールリングを取り付けていない状態の斜視図である。 本発明の実施形態の防水ジャックを示す正面図であり、弾性シールリングを取り付けていない状態の正面図である。 本発明の実施形態の防水ジャックを示す平面図であり、弾性シールリングを取り付けた状態の平面図である。 斜め下方から見た防水ジャックを示す斜視図である。 図6の方向から見た導電端子を示す説明図である。 図4のVIII−VIII線で切断した断面図である。 図5のIX−IX線で切断した断面図である。 異なる方向から見た上側カバーを示す斜視図である。 従来のジャックの分解斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の防水ジャック1を示す斜視図であり、弾性シールリング4を取り付けた状態の斜視図である。図2は、防水ジャック1を示す分解斜視図である。図3は、防水ジャック1を示す斜視図であり、弾性シールリング4を取り付けていない状態の斜視図である。図4は、防水ジャック1を示す正面図であり、弾性シールリング4を取り付けていない状態の正面図である。図5は、防水ジャック1を示す平面図であり、弾性シールリング4を取り付けた状態の平面図である。図6は、斜め下方から見た防水ジャック1を示す斜視図である。図7は、図6の方向から見た導電端子3を示す説明図である。図8は、図4のVIII−VIII線で切断した断面図である。図9は、図5のIX−IX線で切断した断面図である。図10は、異なる方向から見た上側カバー12を示す斜視図である。
本実施形態の防水ジャック1は、図1に示すように、下側ハウジング11に上側カバー12が取り付けられた合成樹脂製の一体ケース10を備える。防水ジャック1は、この一体ケース10の前側に下側ハウジング11および上側カバー12に圧接可能な弾性シールリング4が配置されて、図示しない電子機器に装着される。
なお、以下の説明においては、図1のZ1側を上側、Z2側を下側、X1側を左側、X2側を右側、Y1側を前側、Y2側を後側として記載している。これは説明を分かりやすくするためであり、防水ジャック1の使用時の方向を限定するものではない。
防水ジャック1は、一体ケース10によって、前側から後側に向かって挿入されるプラグを収納可能な収納空間1bが形成されている。そして、プラグに弾接可能な導電端子3が、図2に示すように、下側ハウジング11の内外を連通するように下側ハウジング11に保持されている。また、取り付け対象へ取り付けるための取り付け部8が一体ケース10に設けられている。さらに、一体ケース10には補強部材40が係止されている。
補強部材40は、金属板の打ち抜き加工と折り曲げ加工によって、合成樹脂製の一体ケース10を囲むように形成されている。補強部材40は、図1に示すように、係止孔40nが下側ハウジング11に設けられた係止突起11nに係止されている。
下側ハウジング11は、絶縁性の合成樹脂を成形したものであり、図2に示すように、前側に前側開放部11aを有するとともに上側に上側開放部11bを有する。下側ハウジング11は、光吸収材料により形成されている。例えば、黒色に着色されたナイロン樹脂を使用することができる。ナイロン樹脂は、適度な加熱で成形することができ、また、ナイロン樹脂は着色用の顔料を多く含有している場合は光吸収性を有している。下側ハウジング11は、底部11fと底部11fから上方に立設される一対の側壁部11c、11dと側壁部11c、11dの後側に立設される後壁部11eとを有している。この側壁部11c、11dおよび後壁部11eには、係止突起11nが設けられている。さらに、本実施形態の下側ハウジング11は、前側に弾性シールリング4が圧接可能なハウジング側圧接面11gを備えている。また、下側ハウジング11は、前側開放部11aを臨む前端部11hの内側に段差部11kを備え、段差部11kに段差面11mが形成されている。
導電端子3は、導電性の金属で形成され、一体ケース10(下側ハウジング11)の内外を貫通している。導電端子3は、下側ハウジング11の外部に露出する外端部3d、外端部3dから延設された中間埋設部3c、中間埋設部3cの端部から延設され下側ハウジング11の内部に露出する内端部3bからなる(図7参照)。本実施形態の防水ジャック1は、図6に示すように、導電端子3の中間埋設部3cが下側ハウジング11の側壁部11c、11dに埋設されている。より具体的には、インサート成型により、下側ハウジング11を形成するとともに導電端子3の中間埋設部3cを下側ハウジング11に保持させてなる。これにより、導電端子3の中間埋設部3cと下側ハウジング11とが密着している。
上側カバー12は、絶縁性の合成樹脂を成形したものであり、溶着によって、上側開放部11bを塞ぐように下側ハウジング11の上側に密着して取り付けられる。上側カバー12は、レーザ光を透過可能な光透過材料により形成されている。例えば、乳白色のナイロン樹脂を使用することができる。ナイロン樹脂は、適度な加熱で成形することができ、また、顔料を含有していない場合には乳白色で透光性を有している。上方からレーザ光を照射することによって、上側カバー12をレーザ光が透過して、下側ハウジング11の側壁部11c、11dおよび後壁部11eと上側カバー12との当接面を溶着させることができる。
上側カバー12は、上側カバー12から一体ケース10の側方に延設された取り付け部8を有している。図1〜図6に示すように、取り付け部8は、一体ケース10の一側方に設けられた一方の取り付け部8aおよび一体ケース10を挟んで他側方に設けられた他方の取り付け部8bからなる。一方の取り付け部8aは、上側カバー12の側部から側壁部11cの外壁面に沿って下方に延設された第1延設部81aと、第1延設部81aから側方に延設された第2延設部82aとからなる。他方の取り付け部8bは、上側カバー12の側部から側壁部11dの外壁面に沿って下方に延設された第1延設部81bと、第1延設部81bから側方に延設された第2延設部82bとからなる。
一方、収納空間1bには、図8および図9に示すように、上側カバー12とは別体であって、下側ハウジング11の上側から下側ハウジング11内部に組付可能なインナー部材20が配置されている。インナー部材20は、絶縁性の合成樹脂で形成されている。例えば、上側カバー12と同じように、乳白色のナイロン樹脂を使用することができる。
また、上側カバー12は、上側カバー12の前側から下方に一体に延設されたキャップ部13を有している。さらに、図3および図4に示すように、キャップ部13は、プラグを挿入可能な挿入用開口部1aが形成された環状部13aを備える。この環状部13aは、下側ハウジング11の前側開放部11aの内側に収納可能な形状を有している。
上側カバー12は、図2および図10に示すように、弾性シールリング4が圧接可能なカバー側圧接面12gを備えている。
図4に示すように、弾性シールリング4を圧接可能な環状圧接面1gが、ハウジング側圧接面11gとカバー側圧接面12gとによって、挿入用開口部1aを囲むように形成される。防水ジャック1は、挿入用開口部1aを囲む環状圧接面1gに弾性シールリング4を取り付け可能となっている。防水ジャック1は、図示しない基板に実装された状態で、弾性シールリング4を押し付けるようにして電子機器に装着される。そして、プラグが挿入用開口部1aから収納空間1bに挿入され、弾接可能な導電端子3の内端部3bにプラグの接続端子が弾接することによって、導電端子3を介して図示しない電子機器の電気回路に接続される。
本実施形態の防水ジャック1は、キャップ部13が上側カバー12から延設された一体部品で、プラグの挿入用開口部1aを囲む環状部13aが形成されている。このため、挿入用開口部1aの強度を高めることができるとともに、部品点数を削減することができる。
下側ハウジング11は、前側開放部11aを臨む前端部11hの内側に段差部11kを備えている。上側カバー12は、段差部11kに形成された段差面11mに環状部13aが当接可能に対向している状態で、環状圧接面1gの位置まで連続して下側ハウジング11の上側に溶着されて密着している。言い換えれば、環状圧接面1gでは上側カバー12と下側ハウジング11との境界が溶着されている。これにより、挿入用開口部1aが形成された環状部13aを囲む環状圧接面1gに弾性シールリング4を取り付け、環状圧接面1gで水密に封止可能となる。
溶着により形成された一体ケース10では、図8に示すように、プラグを前側から挿入するための挿入用開口部1aが形成された環状部13aを除き収納空間1bが密閉されている。
また、キャップ部13の環状部13aは下側ハウジング11の前側開放部11aの内側に収納されているので、キャップ部13と下側ハウジング11との間を環状部13aの全周に沿って溶着しなくても、環状圧接面1gで防水性を保つことができる。すなわち、下側ハウジング11の前側開放部11aの内側を除き、収納空間1bと一体ケース10の外部との間が水密に保たれる。
本実施形態と異なり、キャップ部13が下側ハウジング11の前端部11hの前側に取り付けられるように延設されていると、キャップ部13と下側ハウジング11との間も溶着しないと防水性が保てない。この場合、防水構造にするために、複数の方向から溶着を行うとなると、工程が増えるとともに製造設備も増えてしまう。また、キャップ部13を前面から溶着するためには、溶着するための幅を確保しなければならず、キャップ部13の寸法を大きくしておく必要があった。本実施形態の防水ジャック1は、キャップ部13を前面から溶着する必要がないので、より寸法を小さくすることができる。
本実施形態の防水ジャック1において、環状圧接面1gは全周に亘って平坦に形成されている。上側カバー12は、環状圧接面1gの内周側にキャップ部13が配置され、環状部13aが環状圧接面1g(カバー側圧接面12g)より前側に突出するように形成されている。また、図2および図10に示すように、上側カバー12は、カバー側圧接面12gの外周側において、前端部12hがカバー側圧接面12gより前側に突出するように形成されている。
下側ハウジング11は、図2に示すように、前側開放部11aを臨む前端部11hが環状圧接面1g(ハウジング側圧接面11g)より前側に突出するように形成されている。前端部11hの内側にハウジング側圧接面11gを備え、さらにハウジング側圧接面11gの内側に段差部11kを備えている。また、図8に示すように、下側ハウジング11のハウジング側圧接面11gの内側に、キャップ部13の環状部13aがハウジング側圧接面11gより前側に突出するように嵌合されている。
環状圧接面1gの内周側に環状部13aが前側に突出するように形成され、外周側に下側ハウジング11の前端部11hおよび上側カバー12の前端部12hが前側に突出するように設けられて、弾性シールリング4を挿入可能な溝形状が形成される。
下側ハウジング11は、前側開放部11aを臨む前端部11hの内側に段差部11kを備え、段差部11kに形成された段差面11mに環状部13aが当接可能に対向している。段差面11mに環状部13aが当接することにより、プラグ挿入時に加えられた押し込み荷重で環状部13aが後側へ変位して破損することを防止することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の防水ジャック1は、前側に前側開放部11aを有するとともに上側に上側開放部11bを有する下側ハウジング11と、上側開放部11bを塞ぐように下側ハウジング11の上側に密着して取り付けられる上側カバー12と、を備える。防水ジャック1は、前側から後側に向かって挿入されるプラグを収納可能な収納空間1bが形成されるとともに、プラグに弾接可能な導電端子3が下側ハウジング11の内外を連通するように下側ハウジング11に保持される。そして、下側ハウジング11および上側カバー12に圧接可能な弾性シールリング4を備える。さらに、防水ジャック1は、上側カバー12は、上側カバー12の前側から下方に一体に延設されたキャップ部13を有し、キャップ部13は、プラグを挿入可能な挿入用開口部1aが形成された環状部13aを備える。
この構成によれば、キャップ部13が上側カバー12から延設された一体部品で、プラグの挿入用開口部1aを囲む環状部13aを備えているため、挿入用開口部1aの強度を高めることができるとともに部品点数を削減することができる。
また、本実施形態の防水ジャック1において、下側ハウジング11は、前側に弾性シールリング4が圧接可能なハウジング側圧接面11gを備え、上側カバー12は、弾性シールリング4が圧接可能なカバー側圧接面12gを備える。そして、ハウジング側圧接面11gとカバー側圧接面12gとによって、弾性シールリング4を圧接可能な環状圧接面1gが挿入用開口部1aを囲むように形成される。さらに、キャップ部13の環状部13aは、下側ハウジング11の前側開放部11aの内側に収納可能に延設され、上側カバー12は、環状圧接面1gの位置まで連続して下側ハウジング11の上側に密着している。
キャップ部13の環状部13aが下側ハウジング11の前側開放部11aの内側に収納可能に延設されていれば、キャップ部13と下側ハウジング11との間を溶着しなくても防水性を保つことができる。
また、本実施形態の防水ジャック1において、下側ハウジング11は前側開放部11aを臨む前端部11hの内側に段差部11kを備え、段差部11kに形成された段差面11mに環状部13aが当接可能に対向している構成となっている。
この構成によれば、段差面11mに環状部13aが当接することにより、プラグ挿入時に環状部13aが後側へ変位して破損することを防止することができる。
以上のように、本発明の実施形態の防水ジャック1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、一体ケース10の前側に弾性シールリング4を圧接可能な環状圧接面1gが形成されるとしたが、前面でなく、側面をシール面とするように変更してもよい。
(2)本実施形態において、環状圧接面1gでは上側カバー12と下側ハウジング11との境界が溶着されているとしたが、完全に溶着されていなくても、収納空間1bと一体ケース10の外部との間が水密に保たれるように溶着部が連続して形成されていればよい。
(3)本実施形態において、キャップ部13の環状部13aが下側ハウジング11の前側開放部11aの内側に収納され、キャップ部13と下側ハウジング11との間を溶着しない構成としたが、環状部13aを下側ハウジング11に溶着させてもよい。
(4)本実施形態において、上側カバー12は下側ハウジング11の上側にレーザ溶着により取り付けられているが、それに限らず、接着剤等により取り付けられていてもよい。なお、本明細書等における「密着」という文言は、水密に取り付けられていることを意味し、レーザ等による溶着、接着剤等による接着、等を含むものである。
1 防水ジャック
1a 挿入用開口部
1b 収納空間
1g 環状圧接面
3 導電端子
3b 内端部
3c 中間埋設部
3d 外端部
4 弾性シールリング
8、8a、8b 取り付け部
10 一体ケース
11 下側ハウジング
11a 前側開放部
11b 上側開放部
11c、11d 側壁部
11e 後壁部
11f 底部
11g ハウジング側圧接面
11h 前端部
11k 段差部
11m 段差面
11n 係止突起
12 上側カバー
12g カバー側圧接面
12h 前端部
13 キャップ部
13a 環状部
20 インナー部材
40 補強部材
40n 係止孔
81a、81b 第1延設部
82a、82b 第2延設部

Claims (3)

  1. 前側に前側開放部を有するとともに上側に上側開放部を有する下側ハウジングと、前記上側開放部を塞ぐように前記下側ハウジングの上側に密着して取り付けられる上側カバーと、前記下側ハウジングおよび前記上側カバーに圧接可能な弾性シールリングと、を備え、
    前側から後側に向かって挿入されるプラグを収納可能な収納空間が形成されるとともに、前記プラグに弾接可能な導電端子が前記下側ハウジングの内外を連通するように前記下側ハウジングに保持された防水ジャックであって、
    前記上側カバーは、前記上側カバーの前側から下方に一体に延設されたキャップ部を有し、
    前記キャップ部は、前記プラグを挿入可能な挿入用開口部が形成された環状部を備えることを特徴とする防水ジャック。
  2. 前記下側ハウジングは、前側に前記弾性シールリングが圧接可能なハウジング側圧接面を備え、
    前記上側カバーは、前記弾性シールリングが圧接可能なカバー側圧接面を備え、
    前記ハウジング側圧接面と前記カバー側圧接面とによって前記弾性シールリングを圧接可能な環状圧接面が前記挿入用開口部を囲むように形成されるとともに、
    前記キャップ部の前記環状部は、前記下側ハウジングの前記前側開放部の内側に収納可能に延設され、
    前記上側カバーは、前記環状圧接面の位置まで連続して前記下側ハウジングの上側に密着していることを特徴とする請求項1に記載の防水ジャック。
  3. 前記下側ハウジングは前記前側開放部を臨む前端部の内側に段差部を備え、前記段差部に形成された段差面に前記環状部が当接可能に対向していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防水ジャック。

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