JP2016017682A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工数を削減できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】対向する一対の第1断熱壁19及び第2断熱壁18に対して直交する仕切壁20により第1断熱壁19と第2断熱壁18との間を仕切り、仕切壁20を介して第1貯蔵室5と第2貯蔵室21とが隣接する冷蔵庫1において、第1断熱壁19に前後に延びて形成される溝部37と、第2断熱壁18に前後に延びて形成されるとともに第1貯蔵室5に面した係止面を有する段差部43と、仕切壁20の一端に形成して溝部37に嵌合する嵌合部40とを設け、仕切壁20が設置される際に嵌合部40を溝部37に挿入した状態で前後方向に垂直な面内で回動して係止面により係止される。
【選択図】図8

Description

本発明は貯蔵室を仕切る仕切壁を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は複数の貯蔵室が形成される断熱箱体を備えている。断熱箱体は一体に形成した断熱壁によって上下方向に仕切られ、断熱箱体の下部は断熱壁と底壁との間に立設した仕切壁により左右方向に仕切られる。
特開2011−38686号公報(第3頁−第7頁、第2図) 特開平10−185407号公報
一般に仕切壁は断熱箱体の断熱壁及び底壁に設けた溝部に嵌合し、前方からスライドして溝部に挿入される。この時、周囲温度や湿度によって溝部及び仕切壁の大きさが変動し、溝部内を仕切壁が容易にスライドできない場合がある。このため、冷蔵庫の組立作業性が悪く、製造工数が大きくなる問題があった。
本発明は、製造工数を削減できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、対向する一対の第1断熱壁及び第2断熱壁に対して直交する仕切壁により第1断熱壁と第2断熱壁との間を仕切り、前記仕切壁を介して第1貯蔵室と第2貯蔵室とが隣接する冷蔵庫において、第1断熱壁に前後に延びて形成される溝部と、第2断熱壁に前後に延びて形成されるとともに第1貯蔵室に面した係止面を有する段差部と、前記仕切壁の一端に形成して前記溝部に嵌合する嵌合部とを設け、前記仕切壁が設置される際に前記嵌合部を前記溝部に挿入した状態で前後方向に垂直な面内で回動して前記係止面により係止されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記嵌合部の第2貯蔵室側の面に形成した傾斜面から成る第1傾斜部と、第1傾斜部に対向して前記溝部に形成される傾斜面から成る第2傾斜部とを有し、第1傾斜部と第2傾斜部との間にシール部材を配したことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記仕切壁と第1断熱壁とを固定するネジを有し、前記ネジの軸方向が第1傾斜部に略直交することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記係止面が傾斜面により形成されるとともに前記仕切壁に前記係止面に対向する傾斜面から成る当接部を有し、前記係止面と前記当接部との間にシール部材を配したことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1貯蔵室及び第2貯蔵室の一方が冷蔵温度に維持され、他方が冷凍温度に維持されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、冷凍サイクルを形成する放熱パイプが前記仕切壁の前面に配されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1断熱壁及び第2断熱壁を水平に配して第1断熱壁の下方に冷却器を設置する冷却器室が配置されるとともに、前記冷却器室から上方に延びて冷気が流通する上部通路を有し、前記上部通路が冷蔵温度に維持される第1貯蔵室及び第2貯蔵室の一方を避けて冷凍温度に維持される他方の後方に配され、前記仕切壁の後端部が前記上部通路及び前記冷却器室に臨み、前記上部通路の側壁と前記冷却器室の上壁とを連結する傾斜面から成る気流案内部を前記仕切壁の後端部に設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記気流案内部の鉛直下方に送風ファンを配置したことを特徴とする。
本発明によると、仕切壁が設置される際に嵌合部を溝部に挿入した状態で前後方向に垂直な面内で回動して係止面により係止されるため、仕切壁を容易に設置できる。このため、製造工数を削減できる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の本体部の正面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の断熱壁近傍を下方から見た斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の断熱壁近傍を上方から見た斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の仕切壁の上部を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の仕切壁の下部を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の断熱壁の断面斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の仕切壁の装着時の状態を示す正面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の上部通路の下部及び冷却器室を示す斜視図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の断熱壁及び仕切壁の下部を示す正面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の断熱壁及び仕切壁の上部を示す正面断面図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫1の正面図を示している。冷蔵庫1は発泡断熱材が充填された本体部2(図2参照)に設けられる複数の貯蔵室の前面にそれぞれ扉が配される。冷蔵庫1の上部には貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室4が配され、冷蔵室4の前面は観音開きの扉4L及び扉4Rにより開閉される。冷蔵庫1の下部には貯蔵物を冷凍保存する冷凍室6が配され、冷凍室6の前面は収納ケース6d(図2参照)と一体の引出式の扉6aにより開閉される。
冷蔵室4と冷凍室6との間には右方に偏って野菜室(第1貯蔵室)5が配される。野菜室5は冷蔵室4よりも高温の冷蔵温度に維持されて野菜等の貯蔵物を冷蔵保存し、収納ケース50(図2参照)と一体の引出式の扉5aにより開閉される。
また、冷蔵室4と冷凍室6との間には野菜室5の左方に隣接して冷凍温度に維持される冷凍区画部(第2貯蔵室)21(図2参照)が設けられる。冷凍区画部21は上部に配される製氷室25と下部に配される冷凍室26とを有している。製氷室25の前面は貯氷ケース25b(図2参照)と一体の引出式の扉25aにより開閉される。冷凍室26の前面は収納ケース26b(図2参照)と一体の引出式の扉26aにより開閉される。
尚、扉5aは冷蔵室4の扉4Rと同じ横幅に形成され、扉25a、26aは冷蔵室4の扉4Lと同じ横幅に形成される。これにより、冷蔵庫1の美観を向上することができる。
図2は本体部2の正面図を示している。また、図3は図2のA−A断面図を示し、図4は図2のB−B断面図を示している。本体部2は内箱と外箱との間に発泡断熱材13を充填した断熱箱体3により各貯蔵室を形成する。冷蔵室4と野菜室5との間及び冷蔵室4と製氷室25との間は水平に配された断熱壁(第2断熱壁)18によって仕切られる。冷凍区画部21及び野菜室5と冷凍室6との間は水平に配された断熱壁(第1断熱壁)19によって仕切られる。野菜室5と冷凍区画部21との間は鉛直に配された仕切壁20によって仕切られる。なお、断熱壁18及び断熱壁19は断熱箱体3の形成時に一体に形成され、発泡断熱材が充填される。また、仕切壁20は発泡断熱材13が充填され、詳細を後述するように断熱壁18と断熱壁19との間に設置して固定される。
断熱壁19は冷凍室26の下方に水平方向に延びて冷凍室6と冷凍室26との間を仕切る仕切壁36を形成し、仕切壁36の後方には開口部36a(図5参照)が形成される。製氷室25と冷凍室26との間の前端部には水平に配された仕切壁35が設けられる。製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6は仕切壁35、36の後方を介して互いに連通する。
冷蔵室4内には複数の棚4b、4c、4d、4eが設けられる。下端の棚4eの下方には右側に偏って隔離室から成るチルド室70が形成される。チルド室70内には収納ケース70aが設けられる。チルド室70の左方には収納ケース71を配した小物室が隣接し、小物室の左方には製氷用の水を貯水する貯水タンク72が配される。
また、野菜室5の収納ケース50上には収納ケース51が載置される。冷凍室6の収納ケース6d上には収納ケース6cが載置され、収納ケース6c上には収納ケース6bが載置される。
本体部2の下部には断熱箱体3の後方に機械室30が設けられる。機械室30内には冷凍サイクルを運転する圧縮機31が配される。
本体部2の後部には冷気が流通する冷気通路7が設けられる。冷気通路7は冷却器室12と、上部通路9と、下部通路29と、戻り通路34とを有している。冷却器室12は冷凍室26の下方から野菜室5の下方に亘って冷凍室6の後方に配され、冷却器11が設置される。冷却器室12の下端部には冷凍室6から冷気が戻る戻り口9cが設けられる。
上部通路9は冷却器室12から上方に延び、下部通路29は仕切板27を介して冷却器室12の前面に配される。戻り通路34は野菜室5から下方に導出され、冷却器室12の下端部に連結される。また、冷蔵室4の底壁を形成する断熱壁18には冷蔵室4と野菜室5とを連通させる連通路4fが設けられる。
上部通路9内には下方から送風ファン10、ダンパ23、送風ファン24が配される。送風ファン10は正面投影において仕切壁36に重なる位置に配される。下部通路29は送風ファン10の排気側で上部通路9に対して分岐して下方に延びる。ダンパ23は冷蔵室4及び野菜室5の冷却時に開かれ、上部通路9のダンパ23よりも上方に形成された冷蔵用通路8に冷気を導く。送風ファン24はダンパ23を開いた際に駆動される。なお、ダンパ23よりも下方の上部通路9及び下部通路29の前面はパネル7aによりにより覆われる。また、上部通路9のダンパ23よりも上方の冷蔵用通路8の前面はパネル7bにより覆われる。
上部通路9のダンパ23よりも上方の冷蔵用通路8は冷蔵室4の背面及び天井面に沿って配され、冷蔵室4に臨む複数の吐出口8a〜8fが開口する。吐出口8aは冷蔵室4の天井面上の冷蔵用通路8の前部に設けられる。吐出口8b〜8dは各棚板4b〜4eの間に設けられる。下方の吐出口8e、8fはチルド室70内に臨む。
上部通路9のダンパ23よりも下方は野菜室5を避けて製氷室25及び冷凍室26の後方を通り、製氷室25に臨む吐出口9a及び冷凍室26に臨む吐出口9bが開口する。下部通路29には冷凍室6に臨む吐出口29a〜29dが開口する。吐出口29a〜29cは冷凍室26の鉛直下方に上下方向に並設される。吐出口29dは野菜室5の鉛直下方に配される。
圧縮機31及び送風ファン10の駆動によって冷却器室12を流通する空気と冷却器11とが熱交換して冷気が生成される。生成された冷気は吐出口9aから製氷室25に吐出され、吐出口9bから冷凍室26に吐出される。また、冷気は下部通路29を流通して吐出口29a、29b、29cから冷凍室6に吐出される。吐出された冷気は製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6内を流通し、戻り口9cを介して冷却器11に戻る。これにより、製氷室25、冷凍室26及び冷凍室6内の冷却が行われる。
ダンパ23が開かれると上部通路9の冷蔵用通路8に冷気が流入し、吐出口8a、8b、8c、8d、8e、8fから冷蔵室4に吐出される。吐出された冷気は冷蔵室4の前方へ流通した後に下方に流通し、連通路4fから流出する。これにより、冷蔵室4内の冷却が行われる。
その後、連通路4fを介して冷気は野菜室5内に吐出され、野菜室5内の前部から後部へと流通し、戻り通路34を介して冷却器室12に戻る。これにより、野菜室5内の冷却が行われる。
図5は断熱壁19近傍を下方から見た斜視図であり、パネル7a(図3参照)及び仕切板27(図3参照)を省いた状態を示している。断熱壁19の仕切壁36の後方には開口部36aが設けられ、冷凍室6と冷凍室26とが連通する。開口部36aの後部の右側壁には傾斜面から成る気流案内部36bが設けられる。気流案内部36bによって上部通路9の側壁と断熱壁19の下面により形成される冷却器室12の上壁とが連結される。これにより、左右幅の大きい冷却器室12から冷凍区画部21(図1参照)の後方に配した左右幅の狭い上部通路9に円滑に冷気が流入する。従って、冷気通路7の圧力損失を低減することができる。
図6は断熱壁19近傍を上方から見た斜視図を示している。断熱壁19及び仕切壁20の前面には冷凍サイクルを形成する放熱パイプ52が配されている。放熱パイプ52は水平部52a及び垂直部52bを有している。水平部52aは断熱壁19の厚み内で蛇行し、水平方向に延びて上下に2列設けられる。垂直部52bは水平部52aから上方に延びてU字状に形成され、仕切壁20の厚み内に設けられる。
野菜室5の底壁を形成する断熱壁19の後部と左側壁を形成する仕切壁20の後部との間には気流案内部36bとの干渉を回避する回避部5bが設けられる。尚、野菜室5内の収納ケース50(図4参照)の側壁と底壁との間には回避部5bとの干渉を回避する面取り(不図示)が形成される。
図7は仕切壁20の上部の正面断面図を示し、図8は仕切壁20の下部の正面断面図を示している。断熱壁18の下面には前後方向に延びる段差部43が突設されている。段差部43は係止面43a及び平坦部43bを有している。段差部43の係止面43aは野菜室5側の面に設けられ、野菜室5に近づくにつれて上方に傾斜する傾斜面により形成されている。平坦部43bは係止面43aの下端から製氷室25側へ水平方向に延びて形成されている。係止面43aには可撓性を有するシール部材39が設けられている。
仕切壁20の上端部には傾斜面からなる当接部44が設けられている。当接部44は係止面43aに対向して仕切壁20の製氷室25側に面して形成され、野菜室5に近づくにつれて上方に延びるように傾斜する。
当接部44の下端には平坦部44aが設けられている。仕切壁20の野菜室5側の面と当接部44との間には傾斜した挿通孔44bが設けられ、係止面43aに螺合するネジ42が挿通される。この時、ネジ42の軸方向は当接部44に略直交する。これにより、シール部材39を介して係止面43aと当接部44とを確実に密接させることができ、野菜室5と製氷室25との間の冷気漏れを防止できる。
図9は断熱壁19の断面斜視図を示している。断熱壁19の上面には溝部37が凹設される。溝部37は側壁37a、37eの間に平坦部37b、傾斜面37c、平坦部37dが連続して形成される。傾斜面37c(第2傾斜面)は野菜室5に近づくに従って下方に傾斜する。傾斜面37c上には可撓性のシール部材53が設けられている。平坦部37bは傾斜面37cの上端から側壁37aまで水平方向に延びて形成される。平坦部37dは傾斜面37cの下端から側壁37eまで水平方向に延びて形成される。また、断熱壁19の上面には溝部37の左方であって、上方に突出した突出部38が設けられる。
図8において、仕切壁20の下端には断熱壁19上に設置される設置面20dから下方に突出して溝部37に嵌合する嵌合部40が設けられる。嵌合部40の下端には平坦部40b、傾斜面40a、平坦部40cが連続して形成される。傾斜面40a(第1傾斜面)は嵌合部40の冷凍室26側に面して形成され、溝部37の傾斜面37cに対向する。平坦部40b、40cは傾斜面40aから水平方向に延び、それぞれ溝部37の平坦部37b、37dに対向する。
仕切壁20の野菜室5側の側面20bと設置面20dとの間には傾斜した挿通孔20aが設けられ、断熱壁19に螺合するネジ41が挿通される。ネジ41の軸方向は傾斜面40aに略直交する。これにより、シール部材53を介して断熱壁19と設置面20dとを確実に密接させることができ、野菜室5と製氷室25との間の冷気漏れを防止できる。また、仕切壁20の側面20bの下端には野菜室5側に突出するリブ20cが設けられる。
図10は仕切壁20の装着時の状態を示す正面断面図である。仕切壁20は設置される際に野菜室5内に斜めに配置され、嵌合部40の先端が溝部37に挿入される。次に、リブ20cの先端及び嵌合部40の一側面をそれぞれ断熱壁19の上面及び溝部37の一方の開口端37fに摺動させながら、仕切壁20を前後方向に垂直な面内で回動させる。
そして、当接部44が段差部43の係止面43a(いずれも図7参照)に当接して仕切壁20が係止され、嵌合部40が溝部37に嵌合する。その後、ネジ41、42をそれぞれ断熱壁18、19に螺合して仕切壁20が固定される。この時、段差部43と当接部44との隙間はシール部材39(図7参照)により密閉され、嵌合部40と溝部37との隙間はシール部材53(図8参照)により密閉される。
これにより、周囲温度や湿度によって溝部37や仕切壁20の大きさが変動しても仕切壁20を容易に設置することができる。
また、放熱パイプ52(図6参照)は一部を断熱箱体3の形成時に断熱箱体3の内部に埋め込まれる。この時、放熱パイプ52の垂直部52b(図6参照)は図9に一点鎖線で示すように、溝部37内に配置される。これにより、仕切壁20の設置前に断熱壁19から上方に延びる垂直部52bに作業者が誤って接触して放熱パイプ52を破損することを防止できる。
本実施形態によると、仕切壁20が設置される際に嵌合部40を溝部37に挿入した状態で前後方向に垂直な面内で回動して段差部43により係止されるため、仕切壁20を容易に設置できる。このため、冷蔵庫1の製造工数を削減することができる。
また、傾斜面40aと傾斜面37cとの間にシール部材53を配される。これにより、仕切壁20の加工精度によって嵌合部40の下端が溝部37に対して上方向にずれても傾斜したシール部材53により嵌合部40と溝部37との隙間が密閉できる。
また、ネジ41の軸方向が傾斜面40aに略直交するため、ネジ41の締め付けによって傾斜面37cと傾斜面40aとの隙間を確実に密閉することができる。
また、係止面43aが傾斜面により形成されるとともに仕切壁20に係止面43aに対向する傾斜面から成る当接部44を有し、係止面43aと当接部44との間にシール部材39を配したため、野菜室5と冷凍区画部21との密閉性をより向上し、冷蔵庫1の冷却効率を向上することができる。
また、傾斜面の係止面43aと当接部44との間にシール部材39が配される。これにより、仕切壁20の加工精度によって当接部44が段差部43に対して上方向にずれても傾斜したシール部材39により当接部44と段差部43との隙間が密閉される。これにより、冷蔵庫1の冷却効率を向上することができる。
また、野菜室5(第1貯蔵室)が冷蔵温度に維持され、仕切壁20により野菜室5と仕切られる冷凍区画部21(第2貯蔵室)が冷凍温度に維持される。このため、シール部材39やシール部材53によって野菜室5と冷凍区画部21との間を密閉し、温度の異なる冷気の侵入を防止できる。従って、冷蔵庫1の冷却効率を向上することができる。
また、仕切壁20の前面に配置される放熱パイプ52を仕切壁20の設置前に溝部37内に配置することができる。従って、仕切壁20の設置前の放熱パイプ52の破損を防止することができる。
また、上部通路9の側壁と冷却器室12の上壁とを連結する傾斜面から成る気流案内部36bを仕切壁の後端部にため、左右幅の大きい冷却器室12から冷凍区画部21の後方に配した左右幅の狭い上部通路9に円滑に冷気が流入する。従って、冷気通路7の圧力損失を低減することができる。
<第2実施形態>
次に、図11は第2実施形態の冷蔵庫1の上部通路9の下部及び冷却器室12の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して送風ファン10の配置場所が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
送風ファン10は気流案内部36bの鉛直下方に配されている。このため、左方に偏って配された上部通路9に冷却器室12の右端部の気流を停留させずに導くことができる。従って、冷却器室12内の気流を冷却器11全体と熱交換させることができ、冷却器11の熱交換効率を向上することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、送風ファン10は気流案内部36bの鉛直下方に配されているため、冷気通路7の熱交換効率を向上することができる。
<第3実施形態>
次に、図12は第3実施形態の嵌合部40及び溝部37の正面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は嵌合部40及び溝部37の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
傾斜面37cは平坦部37dから開口端37fと同じ高さまで延びて形成されている。これに伴い、嵌合部40の傾斜面40aも第1実施形態と比べて大きくなっている。これより、シール部材53が第1実施形態と比較すると大きくなっている。シール部材53が大きくなったために、仕切壁20による密封性をより向上することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、シール部材53が大きくなったため、仕切壁20による密封性をより向上でき、冷蔵庫1の冷却効率を向上することができる。
<第4実施形態>
次に、図13は第4実施形態の段差部43及び当接部44の正面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は段差部43及び当接部44の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
段差部43の係止面43aは垂直方向に延びて形成されている。このため、シール部材39も垂直方向に配されている。係止面43aに当接する当接部44も垂直方向に延びて形成されている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、段差部43及び当接部44を簡略化できる。これにより製造コストを削減できる。
第1〜第4実施形態において水平な断熱壁18、19に段差部43や溝部37が設けられ、断熱壁18、19間に配した垂直な仕切壁20に当接部44や嵌合部40が設けられている。これに対し、本体部2に設けられた対向する一対の水平な断熱壁に段差部43や溝部37を設け、断熱壁18、19間に配した垂直な仕切壁に当接部44や嵌合部40を設けてもよい。これにより、前後方向に垂直な面内で仕切壁を回動して水平な仕切壁を容易に設置することができる。
例えば、断熱箱体3の両側壁から成る断熱壁にそれぞれ段差部43や溝部37を形成し、仕切壁を形成する断熱壁18に当接部44や嵌合部40を設けてもよい。また、断熱箱体3の一側壁から成る断熱壁と、断熱壁から成る仕切壁20にそれぞれ段差部43や溝部37を形成し、仕切壁35に当接部44や嵌合部40を設けてもよい。この時、仕切壁35は発泡断熱材13が充填されていなくてもよい。
本発明によると、仕切壁を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 本体部
3 断熱箱体
4 冷蔵室
4b、4c、4d、4e 棚
4f 連通路
5 野菜室(第1貯蔵室)
5a 扉
5b 回避部
6 冷凍室
6a 扉
6b、6c、6d 収納ケース
7 冷気通路
7a パネル
7b パネル
8 冷蔵用通路
8a、8b、8c、8d、8e、8f 吐出口
9 上部通路
9a、9b 吐出口
10 送風ファン
11 冷却器
12 冷却器室
13 発泡断熱材
14 外箱
15 内箱
18、19 断熱壁
20 仕切壁
20a 挿通孔
20b 側面
20c リブ
20d 設置面
21 冷凍区画部(第2貯蔵室)
23 ダンパ
24 送風ファン
25 製氷室
25a 扉
25b 製氷皿
26 冷凍室
26a 扉
26b 収納ケース
27 仕切板
29 下部通路
29a、29b、29c、29d 吐出口
30 機械室
31 圧縮機
34 戻り通路
35、36 仕切壁
36a 開口部
36b 気流案内部
37 溝部
37a 側壁
37b 平坦部
37c 傾斜面(第2傾斜部)
37d 平坦部
37e 側壁
37f 開口端
38 突出部
39 シール部材
40 嵌合部
40a 傾斜面(第1傾斜部)
40b、40c 平坦部
41、42 ネジ
43 段差部
43a 係止面
43c 平坦部
44 当接部
44a 平坦部
44b 挿通孔
50 収納ケース
51 小物ケース
52 放熱パイプ
52a 水平部
52b 垂直部
53 シール部材
70 チルド室
70a 収納ケース

Claims (5)

  1. 対向する一対の第1断熱壁及び第2断熱壁に対して直交する仕切壁により第1断熱壁と第2断熱壁との間を仕切り、前記仕切壁を介して第1貯蔵室と第2貯蔵室とが隣接する冷蔵庫において、第1断熱壁に前後に延びて形成される溝部と、第2断熱壁に前後に延びて形成されるとともに第1貯蔵室に面した係止面を有する段差部と、前記仕切壁の一端に形成して前記溝部に嵌合する嵌合部とを設け、前記仕切壁が設置される際に前記嵌合部を前記溝部に挿入した状態で前後方向に垂直な面内で回動して前記係止面により係止されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記嵌合部の第2貯蔵室側の面に形成した傾斜面から成る第1傾斜部と、第1傾斜部に対向して前記溝部に形成される傾斜面から成る第2傾斜部とを有し、第1傾斜部と第2傾斜部との間にシール部材を配したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記仕切壁と第1断熱壁とを固定するネジを有し、前記ネジの軸方向が第1傾斜部に略直交することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記係止面が傾斜面により形成されるとともに前記仕切壁に前記係止面に対向する傾斜面から成る当接部を有し、前記係止面と前記当接部との間にシール部材を配したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 冷凍サイクルを形成する放熱パイプが前記仕切壁の前面に配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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