JP2016017679A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力消費を消費せず、簡易な構成で、例えば、夏季の自動車の屋外駐車時に有効な換気装置を提供する。【解決手段】換気装置40は、構造体42と、構造体42内の内部空間を第1内部空間52と第2内部空間54に分割する多孔体56と、第1内部空間52の気体を排出するための排出口58を有する。多孔体56は、第1面56aと第2面56bを有し、これらの面の間に温度差があると低温側の面から高温側の面に向かって流れる熱遷移流を生じさせる。外部からの熱流62により構造体42の第1内部空間52を形成する部分が加熱されて、第1内部空間52と第2内部空間54の間に温度差が生じると、多孔体56に熱遷移流が発生する。熱遷移流により、多孔体を通して第2内部空間54から第1内部空間52に気体を取り込み、排出口58から第1内部空間の気体を排出する。【選択図】図3

Description

本発明は、換気装置に関する。
室内の換気を行う換気装置が知られている。建物の室内の換気装置として、電動ファンを用いた装置が知られている。また、下記特許文献1には、車両の屋根に太陽電池を配置し、太陽電池により発電された電力によりファンを駆動し、車室内の換気を行う装置が記載されている。
特公昭59−51451号公報
電動ファンを備えた換気装置は電力を消費する。夏季に自動車を屋外駐車した場合、バッテリの電力により電動ファンを駆動すると、バッテリの蓄電量が低下し、エンジン始動に支障を来す場合がある。上記特許文献1のように太陽電池を用いることでバッテリの蓄電量の低下を抑制することができる。しかし、太陽電池は高価であり、また重い。
本発明は、電力消費を抑えることができ、また簡易な構成の換気装置を提供することを目的とする。
本発明に係る換気装置は、構造体と、構造体と共に第1内部空間を形成する多孔体と、第1内部空間の気体を排出するための排出口と、を備える。多孔体は、第1面と、第1面の裏側の面である第2面とを有し、第1面と第2面の間に温度差があると多孔体中に低温側の面から高温側の面に向かって流れる熱遷移流を生じさせるものである。構造体が外部から加熱されると、第1内部空間と、多孔体により隔てられた第1内部空間と反対側の空間との間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体に熱遷移流が発生する。この換気装置は、この熱遷移流によって、多孔体を通して第1内部空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する。
構造体は、多孔体と共に、第1内部空間の、多孔体に関して反対側に第2内部空間を形成するものとできる。構造体の第1内部空間を形成する部分が加熱されると、第1内部空間と第2内部空間の間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体に熱遷移流が発生する。この換気装置は、この熱遷移流により、多孔体を通して第2内部空間から第1内部空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する。
排出口には、第1内部空間から排出される流れを許容し、第1内部空間に流入する流れを阻止する逆止弁を設けることができる。
また、排出口に、第2内部空間の温度が第1内部空間の温度より所定値以上高い場合に閉じる開閉制御可能な弁を設けることができる。
また、第2内部空間を加熱する加熱装置を設け、排出口に、加熱装置により加熱しているときに閉じられる開閉制御可能な弁を設けることができる。
本発明に係る換気装置は、車両の換気装置として適用することができる。この場合、前記構造体は車体であり、前記多孔体は車体の屋根部分に対向して車室側に配置される。前記第1内部空間は、車体の屋根部分と多孔体により形成された空間であり、前記第2内部空間は車室である。日射により、屋根部分が熱せられると、屋根部分と多孔体により形成された空間と、車室の間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体中に熱遷移流が発生する。この換気装置は、この熱遷移流により、多孔体を通して車室から天井空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する。
本発明に係る他の態様の換気装置は、内部空間を形成する構造体と、構造体の内部空間を第1内部空間と第2内部空間に分割する多孔体であって、第1面の裏側の面である第2面とを有し、第1面と第2面の間に温度差があると多孔体中に低温側の面から高温側の面に向かって流れる熱遷移流を生じさせる多孔体と、第1内部空間の気体を排出するための排出口と、を有する。構造体の第1内部空間を形成する部分が加熱されると、第1内部空間と第2内部空間の間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体中に熱遷移流が発生する。この換気装置は、この熱遷移流によって、多孔体を通して第2内部空間から第1内部空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する。
本発明に係る換気装置は、換気に電力を必要としない。また、太陽電池、電動ファンを備える構造より構造が簡易である。
本発明に係る換気装置の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置の他の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置の更に他の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置の更に他の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置の更に他の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置の更に他の一例を示す断面図である。 本発明に係る換気装置を車両に適用した例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。以降の説明において、上、下等の方向を表す語句は、特段の断りがない限り各図における方向を表し、装置が設置された状態における方向とは関連しない。
図1は、換気装置10の概略構成を示す断面図である。構造体12は上板14と、上板14の下方の空間の側方を囲む側板16を有する。構造体12は、下方に向けて開口18を有し、開口18は、多孔体20により覆われている。開口18は、上板14とほぼ同じ面積を有するようにできるが、上板14より小さい面積であってもよい。多孔体20は、膜状とすることができ、以下、この膜状の多孔体を多孔膜20と記す。構造体12と多孔膜20により、これらが囲む内部空間22が形成される。側板16には、1箇所または複数箇所に、内部空間22内の気体を排出する排出口24が設けられている。排出口24は、側板16でなく、上板14に設けられてもよい。多孔膜20の内部空間22側の表面を第1面20a、第1面20aの裏側の面を第2面20bと記す。
多孔膜20は、内部空間22と外部を連通する多数の細孔を有し、この細孔の孔径は、周囲の気体分子の平均自由行程(大気圧下では60〜70nm程度)の5倍以下に形成され、例えば60nm程度に形成されている。希薄気体においては、希薄気体中に温度勾配がある面が存在すると、この面に沿って低温部から高温部に向かう流れが誘起される。この流れは熱遷移流と呼ばれている。気体が希薄かどうかは、気体分子の平均自由行程と取り扱う系の代表長との比で決まるため、大気圧下のような濃い気体でも孔径が数十nm程度のナノ多孔体内では希薄気体として振る舞う。このため、上記の上記多孔膜20の表裏に温度差が生じると、多孔膜20内には熱遷移流が生じる。また、多孔膜20の表裏に温度差を生じさせるためには、多孔膜20自体の熱伝導率は低い方が好ましい。多孔膜20として、熱伝導率が、0.2[W/(m・K)]以下の材料を用いることができ、例えば、二酸化ケイ素材料の内部に細孔が多数形成されたシリカエアロジェル膜を用いることができる。また、多孔膜20の厚さは1mm以下とすることができる。
太陽光などの熱流26が構造体12、特に上板14に流入すると、上板14が加熱される。加熱により上板14の温度が上昇すると内部空間22内の気体の温度が上昇し、多孔膜の第1面20aが加熱され高温となる。これにより第1面20aと第2面20bの間に温度差が生じ、多孔膜20内に熱遷移流が発生する。熱遷移流によって、第2面20bが対面する外部の空間から多孔膜20を通って内部空間22に向かう気体の流れが発生する。内部空間22に流入する気体に押し出されるように、内部空間22内の高温の気体が排出口24から排出される。
この換気装置10を対象空間に設け、排出口24を対象空間とは別の空間につながるようにすれば、対象空間の換気を行うことができる。
図2は、換気装置30の概略構成を示す断面図である。前述の換気装置10と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。換気装置30は、排出口24に弁32が設けられている。弁32は、内部空間22から排出される気体の流れは許容し、逆向きの流れは阻止する逆止弁とすることができる。弁32を設けることにより、内部空間22から多孔膜20を通って外部の空間に流れる気流の発生を抑えることができる。
図3は、換気装置40の概略構成を示す断面図である。構造体42は、内部に空間を形成し、上板44と、上板44の下方の空間の側方を囲む側板46と、側板46が囲む空間の下方に配置された下板48を有する。構造体42の形状は、どのような形状であってもよい。構造体42の内部の空間は隔壁50により上板44側の第1内部空間52と、下板48側の第2内部空間54とに分割されている。隔壁50の少なくとも一部は多孔体56で構成されており、多孔体56の細孔を通して第1内部空間52と第2内部空間54はつながっている。多孔体56は、膜状とすることができ、以下、この膜状の多孔体を多孔膜56と記す。多孔体56の第1内部空間52側の面を第1面56a、第2内部空間54側の面を第2面56bと記す。
構造体42には、第1内部空間52内の気体を外部に排出するための1個または複数個の排出口58が設けられている。排出口58は、側板46の第1内部空間52に面する部分に設けられてもよく、また上板44に設けられてもよい。また、構造体42には、第2内部空間54内に気体を取り込むための1個または複数個の取込口60が設けられている。取込口60は、下板48に設けられてもよく、また側板46の第2内部空間54に面する部分に設けられてもよい。取込口60にフィルタを設け、粉じん、花粉などの粒子状の物質を除去するようにすることができる。
多孔膜56は、第1内部空間52と第2内部空間54を連通する多数の細孔を有し、この細孔の孔径は、周囲の気体分子の平均自由行程(大気圧下では60〜70nm程度)の5倍以下に形成され、例えば60nm程度に形成されている。前述のように、このような径の細孔を有する多孔膜は、表裏の面に温度差が生じると、熱遷移流が生じる。また、多孔膜56の表裏に温度差を生じさせるためには、多孔膜56自体の熱伝導率は低い方が好ましい。多孔膜56として、熱伝導率が、0.2[W/(m・K)]以下の材料を用いることができ、例えば、二酸化ケイ素材料の内部に細孔が多数形成されたシリカエアロジェル膜を用いることができる。また、多孔膜56の厚さは0.5〜1mmとすることができる。
太陽光などの熱流62が構造体42、特に上板44に流入すると、上板44が加熱される。加熱により上板44の温度が上昇すると第1内部空間52内の気体の温度が上昇し、多孔膜の第1面56aが加熱され高温となる。これにより第1面56aと第2面56bの間に温度差が生じ、多孔膜56内に熱遷移流が発生する。熱遷移流によって、第2内部空間54から多孔膜56を通って第1内部空間52に向かう気体の流れが発生する。第1内部空間52に流入する気体に押し出されるように、第1内部空間52内の高温の気体が排出口58から排出される。また、第2内部空間54には、吸い込まれるようにして、取込口60を通して外部から気体が取り込まれる。取込口60にフィルタを設け、粉じん、花粉などの粒子状の物質を除去するようにすることができる。
図4は、換気装置70の概略構成を示す断面図である。前述の換気装置40と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。換気装置70は、排出口58に弁72が設けられている。弁72は、第1内部空間52から排出される気体の流れは許容し、逆向きの流れは阻止する逆止弁とすることができる。弁72を設けることにより、外部から第1内部空間52および多孔膜56を通って第2内部空間54に流れる気流の発生を抑えることができる。
換気装置70において、暖房するなどして第2内部空間54内の温度が高くなると、多孔膜56の第2面56bの温度が第1面56aの温度より高くなる可能性がある。このような温度差が生じると、多孔膜56に発生する熱遷移流は、第1面56aから第2面56bに向かい、第1内部空間52から第2内部空間54に向かう流れが生じる。排出口58が開放していると、上記の流れにより、外部から排出口58を通して構造体42の内部に気体が流入し、構造体42内の温度が低下する可能性がある。この温度低下を抑制するために、排出口58に逆止弁である弁72を設け、排出口58からの気体の流入を抑制する。
図5は、換気装置80の概略構成を示す断面図である。前述の換気装置40,70と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。換気装置80は、排出口58に弁82が設けられている。弁82は、制御部84により開閉制御可能な弁であり、例えば電磁弁である。第1内部空間52および第2内部空間54には、第1温度センサ86、第2温度センサ88がそれぞれ設けられている。制御部84は、これらの温度センサ86,88で検出された温度を比較し、第2内部空間54の温度が第1内部空間52の温度より所定値以上高ければ、弁82を閉じるよう制御する。弁82の閉制御を判断する温度差は、0〜10℃の間とすることができる。第2内部空間54が第1内部空間52より高温となったときに弁82が閉じられるので、多孔膜56に熱遷移流を生じさせる駆動力が発生しても、外部からの空気の流入が抑えられる。
図6は、換気装置90の概略構成を示す断面図である。前述の換気装置40,70,80と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。換気装置90においても、換気装置80と同様に排出口58に開閉制御可能な弁82が設けられている。さらに、換気装置90は、第2内部空間54内を、例えば暖房のために加熱する加熱器92を有している。加熱器92は第2内部空間54内に設けることができる。また、加熱器92を構造体42の外部に設け、加熱器92で加熱された気体を第2内部空間54に送るようにしてもよい。加熱器92が運転されると、これに応じて制御部84が弁82を閉じるよう制御する。これにより、加熱器92の加熱により第2内部空間54の温度が高くなっても、弁82が閉じているので、多孔膜56に熱遷移流を生じさせる駆動力が発生しても、外部からの空気の流入が抑えられる。
図7は、車両100に前述した換気装置を適用した態様を示す図である。車両100は、車室102を囲む車体104を有する。車両の屋根106の内側に天井材として多孔膜108が張られ、屋根106と多孔膜108の間に天井空間110が形成されている。多孔膜108は、前述の多孔膜20,56と同様に熱遷移流を発生させる材料から構成される。天井空間110には、ピラー内を通る排出路112の一端が接続されており、排出路112の他端はリアフェンダー内に開口している。車両100を屋外に駐車した場合、日射により車体、特に屋根106が熱せられ、天井空間110の温度が上昇する。この温度上昇により、多孔膜108内に熱遷移流が生じ、車室102から天井空間110への空気の流れが生じる。天井空間110の空気は、熱遷移流による流れに押され、排出路112を通って、リアフェンダー内の開口から車外に排出される。また、車室102には、通常、車両に備わる外気取込口から外気が取り込まれる。
換気は、太陽光のエネルギを駆動源として行われ、電力を消費することがない。また、天井空間110を形成する屋根106と多孔膜108のうち、屋根106は元々車両に備わっているものであり、多孔膜108も通常の内装材と置き換えられたものである。したがって、ほとんど重量を増加せずに換気装置を構成することができる。
一般的に車両には暖房機(空調機)114が搭載されている。冬期において暖房機114を使用すると、車室102の温度が天井空間110より温度が高くなる場合がある。この場合、熱遷移流は天井空間110から車室102に向かうように発生し、排出路112を通って車室102内に外気が取り込まれる。外気が取り込まれると、暖房効率が低下する。この流れを阻止するために、排出路112に弁を設けることができる。例えば、排出路112の出口に可撓性の膜を張り、車室102からの流れは膜が撓んで空気の排出を許容し、逆の流れに対しては膜が出口に貼り付き、出口をふさぐようにして空気の流入を阻止するようにすることができる。この膜が逆止弁として機能する。
また、排出路112に能動的に開閉する弁を設けることもできる。暖房機114が運転されると制御部116が弁を閉じるよう制御し、熱遷移流による外気の取り込みを抑制する。また、天井空間110と車室102のそれぞれに温度センサを設置し、これらの温度差に基づき弁の開閉を制御するようにしてもよい。
排出路112をピラー内に設け、リアフェンダー内に排出する構成について説明したが、他の部分に排出することもできる。
前述の各換気装置は、車両以外の閉鎖空間の換気装置として適用することができる。例えば、家屋等の建物において、屋根材、壁材などの太陽光があたる部分の裏側に多孔膜を配置する。屋根材等への日射により、屋根材等と多孔膜の間の空間の空気が暖まると、熱遷移流により、前記の空間に多孔膜を介して空気が送られる。
10,30,40,70,80,90 換気装置、12 構造体、14 上板、16 側板、20 多孔膜(多孔体)、22 内部空間、24 排出口、32 弁(逆止弁)、42 構造体、44 上板、46 側板、48 下板、50 隔壁、52 第1内部空間、54 第2内部空間、56 多孔膜(多孔体)、58 排出口、72 弁(逆止弁)、82 弁(電磁弁)、84 制御部、86,88 温度センサ、92 加熱器、100 車両、102 車室、104 車体、106 屋根、108 多孔膜(多孔体)、110 天井空間、112 排出路、114 暖房機、116 制御部。

Claims (6)

  1. 構造体と、
    構造体と共に第1内部空間を形成する多孔体であって、第1面と、第1面の裏側の面である第2面とを有し、第1面と第2面の間に温度差があると多孔体中に低温側の面から高温側の面に向かう熱遷移流を生じさせる多孔体と、
    第1内部空間の気体を排出するための排出口と、
    を有し、
    構造体が外部から加熱されて、第1内部空間と、多孔体により隔てられた第1内部空間と反対側の空間との間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体に熱遷移流を発生させ、多孔体を通して第1内部空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する、
    換気装置。
  2. 内部空間を形成する構造体と、
    構造体の内部空間を第1内部空間と第2内部空間に分割する多孔体であって、第1面と、第1面の裏側の面である第2面とを有し、第1面と第2面の間に温度差があると多孔体中に低温側の面から高温側の面に向かう熱遷移流を生じさせる多孔体と、
    第1内部空間の気体を排出するための排出口と、
    を有し、
    構造体の第1内部空間を形成する部分が加熱されて、第1内部空間と第2内部空間の間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体に熱遷移流を発生させ、多孔体を通して第2内部空間から第1内部空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する、
    換気装置。
  3. 請求項1または2に記載の換気装置であって、排出口に設けられ、第1内部空間から排出される流れを許容し、第1内部空間に流入する流れを阻止する逆止弁を有する、換気装置。
  4. 請求項2に記載の換気装置であって、排出口に設けられた開閉制御可能な弁であって、第2内部空間の温度が第1内部空間の温度より所定値以上高い場合に閉じる弁を有する、換気装置。
  5. 請求項2に記載の換気装置であって、第2内部空間を加熱する加熱装置と、排出口に設けられ、加熱装置により加熱しているときに閉じられる開閉制御可能な弁とを有する、換気装置。
  6. 車両の車体と、
    車体の屋根部分に対向して車室側に配置され、車体の屋根部分との間に天井空間を形成する多孔体であって、第1面と、第1面の裏側の面である第2面とを有し、第1面と第2面の間に温度差があると多孔体中に低温側の面から高温側の面に向う熱遷移流を生じさせる多孔体と、
    天井空間の気体を車外に排出するための排出口と、
    を有し、
    日射により屋根部分が熱せられて、天井空間と車室の間に温度差が生じ、この温度差によって多孔体に熱遷移流を発生させ、多孔体を通して車室から天井空間に気体を取り込み、排出口から第1内部空間の気体を排出する、換気装置。
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