JP2016017282A - 仮防水構造および仮防水工法 - Google Patents

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【課題】手間やコストがかからず、汎用性が高く、外壁パネルの補修が不要な仮防水構造および仮防水工法を提供する。【解決手段】非防水性素材のパネル120からなる床スラブ110を有し、周囲に壁立ち上がり部200が形成された外部床100における仮防水構造1であって、床スラブ110の表面から壁立ち上がり部200の上端面206にかけてプール状に敷設される仮防水シート2を含む。仮防水構造1は、壁立ち上がり部200の内壁面202側に形成された金物400に貼着可能であり、仮防水シート2を金物400の立ち上がり面400bに対して、仮防水シート2に張力を与え当該仮防水シート2が外周目地部150で陥没しないように貼着する磁石を含むものであってもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、仮防水構造および仮防水工法に関する。
従来、建物の躯体が立ち上がってから屋根の防水工事が完了するまでの期間において、降雨によって建物内部が水濡れするのを防止するために、あるいは工期が延長するのを防止するために、種々の対策が講じられている。例えば、大規模な建物においては、足場を利用して建物全体を覆う仮設の屋根を設ける方法が数多く提案されている。また、住宅のような小規模の建物においては、単に屋根面にシートをかけるという方法が提案されている。
このような屋根面にシートをかけるという簡易な方法だと、勾配屋根の場合には雨仕舞い上の問題が少ない。ただし、パラペットを有する陸屋根の場合には水溜りが形成されてしまい、水の排出方法を別途検討する必要が生じる。このような検討をふまえ、しかも、費用や手間を格段に削減し、尚かつ撤去作業のほぼ全てを省略することができるようにした仮防水技術としては、例えば特許文献1に記載されたもの等がある(特許文献1参照)。
特開2012−136859号公報
しかしながら、従来の仮防水技術には、仮樋の設置に手間やコストがかかる場合があった。また、従来の仮防水技術は、外周部に沿って仮樋を設置する為の凹部が存在することを前提としていることがあり、この場合、凹部が存在しないと対応できない。このため、外壁パネルの補修を要するなど、汎用性が高いとはいえないことがあった。
そこで、本発明は、手間やコストがかからず、汎用性が高く、外壁パネルの補修が不要な仮防水構造および仮防水工法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決すべく、本発明は、非防水性素材のパネルからなる床スラブを有し、周囲に壁立ち上がり部が形成された外部床における仮防水構造であって、
前記床スラブの表面から前記壁立ち上がり部の上端面にかけてプール状に敷設される仮防水シートを含む、というものである。
かかる仮防水構造は、床スラブの表面から壁立ち上がり部の上端面にかけて仮防水シートが敷設されることから、仮樋の設置をしなくても施工することが可能である。このため、仮防水構造を設置するための手間やコストがかからず、外壁パネルの補修が不要である。したがって、汎用性が高い。
このような仮防水構造は、前記壁立ち上がり部の内壁面側に形成された金物に貼着可能であり、前記仮防水シートを前記金物の立ち上がり面に対して、前記仮防水シートに張力を与え当該仮防水シートが外周目地部で陥没しないように貼着する磁石を含むものであってもよい。
また、仮防水構造は、前記金物の上端に断面L字状の仮水切りを垂下片が建物外側となるように掛止するとともに、仮防水シートの端縁部と仮水切りの水平片を重ね合せ、前記金物の上端面に対し同一の磁石を用いて連続的に貼着するものであってもよい。
さらに、本発明は、非防水性素材のパネルからなる床スラブを有し、周囲に壁立ち上がり部が形成された外部床における仮防水工法であって、
仮防水シートを前記床スラブの表面から前記壁立ち上がり部の上端面にかけてプール状に敷設するステップを含む、というものである。
本発明によれば、手間やコストがかからず、汎用性が高く、外壁パネルの補修が不要な仮防水構造および仮防水工法を提供することができる。
仮防水構造が敷設された外部床の一例を示す断面図である。 図1におけるパラペットの上端面付近の拡大図である。 貼着部材の一例を示す図である。 仮水切りの一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について詳細に説明する(図1〜図4参照)。
本実施形態にて対象となる外部床100は、例えば建物のフラットな屋根部や屋上などに形成された屋外の床部分をいう。この外部床100は、非防水性素材のパネル120からなる床スラブ110を有している。外部床100に適した非防水性素材の好適例としてはALC(Autoclaved Light weight Concrete、軽量気泡コンクリート)などがある。
外部床100の外周部には、当該外部床100を囲うようにパラペット200などのような壁立ち上がり部が設けられている(図1参照)。パラペット200には、当該建物等の中心側(外部床100のある側)を向く面である内壁面202と、これとは逆に外側を向く面である外壁面204とが形成されている。本実施形態のパラペット200の材質はALCであるが特にこれには限定されない。また、本実施形態のパラペット200は上端面206に笠木を備えていないが、当該パラペット200の厚み(内壁面202と外壁面204との間隔)より幅広に形成される等した笠木が形成される場合もある。
また、床スラブ110を構成するパネル120のうち最外周のもの(パラペット200に近接したもの)は、H形鋼からなる外周屋根梁300に支持されている。これら床スラブ110を構成するパネル120のうち最外周のものとパラペット200との間には、後工程において目地モルタルが充填され外周目地部150となるスペースが形成されている(図1参照)。
パラペット200の内壁面202側には、本防水シート貼着時の下地となる金物400が取り付けられている(図1参照)。この金物400は、上水平部400a、鉛直部400b、下水平部400cからなるクランク形状であり、上水平部400aがパラペット200の上端面206に、鉛直部400bがパラペット200の内壁面202に、下水平部400cが外周屋根梁300にそれぞれ当てがわれるように配置され、固着されている。このように固着された状態で、金物400の鉛直部400bが立ち上がり面となり、金物400の上水平部400aが上端面となる(図1、図2参照)。
仮防水構造1は、このように周囲にパラペット200が形成された外部床100における仮防水のために用いられるもので、仮防水シート2、貼着部材3を含む。仮防水構造1は、さらに雨水侵入抑止部材としての仮水切り4を含んでいてもよい。
仮防水シート2は、床スラブ110の表面からパラペット200の上端面206にかけてプール状に敷設されるシートである。仮防水シート2は、一枚で構成され重ね合わせのないものであることが好ましいが、防水性が保持されていればこの限りではない。
貼着部材3は、金物400に貼着可能な磁石を含む部材である。この貼着部材3は、金物の鉛直部(立ち上がり面)400bに対して、仮防水シート2に張力を与えつつ、当該仮防水シート2が外周目地部150で陥没しないように緩みの無い状態で貼着している(図1参照)。さらに、別の貼着部材3が、仮防水シート2の端縁部2aあるいはその近傍を押さえ付けるように、パラペット200の上端面206に貼着している。
このような貼着部材3の具体的な構成は限定されないが、本実施形態では、柔軟性を有する幅狭かつ長尺のプレート32と、当該プレート32の一方の面において長さ方向に所定の間隔で取り付けられた磁石34と、からなるマグネットプレートを採用している(図3参照)。なお、貼着部材3として、収容袋に収容されたマグネットプレートを採用してもよい。
仮水切り4は、パラペット200の上端面206における雨水侵入を防止するための部材として用いられる(図1、図2参照)。本実施形態の仮水切り4は、水平片4aと垂下片4bとからなる、断面L字状の部材ないしはアングル材で形成されている(図4参照)。仮水切り4は、仮防水シート2の端縁部2aと水平片4aとが重ね合わせられた状態で、垂下片4bが建物外側となり金物400の上水平部400aとパラペット200の上端との間の隙間を覆うように掛止される。さらに、この状態で、仮水切り4は、仮防水シート2の端縁部2aあるいはその近傍を押さえ付ける別の貼着部材3と同一のものを用いて(仮防水シート2の端縁部2aあるいはその近傍を押さえ付ける別の貼着部材3を兼用して)、金物400の上水平部(上端面)400aに押さえ付けられるようにして配置されている(図1、図2参照)。
以上のように、本実施形態にかかる仮防水構造1は、床スラブ110の表面からパラペット200の上端面206にかけて仮防水シート2を簡易に敷設できるようにした構成であり、仮樋の設置をしなくても敷設することが可能なものである。このため、手間やコストを要する仮樋の設置とは無縁である。また、本実施形態の仮防水構造1は、外周目地部150の有無にかかわらず敷設可能であり、そのぶん汎用性が高い。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
本発明は、外周部にパラペットを備えた外部床上に略水平な親綱を張設する為の親綱張設装置に適用して好適である。
1…仮防水構造
2…仮防水シート
3…貼着部材
4…仮水切り
4a…水平片
4b…垂下片
34…磁石
100…外部床
110…床スラブ
120…パネル(非防水性素材のパネル)
150…外周目地部
200…パラペット(壁立ち上がり部)
206…上端面
400…金物
400a…上水平部(上端面)
400b…鉛直部(立ち上がり面)

Claims (4)

  1. 非防水性素材のパネルからなる床スラブを有し、周囲に壁立ち上がり部が形成された外部床における仮防水構造であって、
    前記床スラブの表面から前記壁立ち上がり部の上端面にかけてプール状に敷設される仮防水シートを含む、仮防水構造。
  2. 前記壁立ち上がり部の内壁面側に形成された金物に貼着可能であり、前記仮防水シートを前記金物の立ち上がり面に対して、前記仮防水シートに張力を与え当該仮防水シートが外周目地部で陥没しないように貼着する磁石を含む、請求項1に記載の仮防水構造。
  3. 前記金物の上端に断面L字状の仮水切りを垂下片が建物外側となるように掛止するとともに、仮防水シートの端縁部と仮水切りの水平片を重ね合せ、前記金物の上端面に対し同一の磁石を用いて連続的に貼着する、請求項2に記載の仮防水構造。
  4. 非防水性素材のパネルからなる床スラブを有し、周囲に壁立ち上がり部が形成された外部床における仮防水工法であって、
    仮防水シートを前記床スラブの表面から前記壁立ち上がり部の上端面にかけてプール状に敷設するステップを含む、仮防水工法。
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