JP2016016747A - 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 - Google Patents

歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】アブソーバに対する設定自由度を高くする。【解決手段】フロントバンパ10では、バンパRF20とアブソーバ40の間にブラケット60が設けられている。ブラケット60には、リブ66が形成されており、圧力チューブ52に対して後側においてリブ66の当接面68が圧力チューブ52と当接可能にされている。このため、車両Vと衝突体との衝突時には、バンパRF20とは別に設けられたブラケット60の当接面68に、圧力チューブ52を押し付ける構造になっている。このため、上下方向におけるアブソーバ40の位置を設定するときに、バンパRF20の上下位置による制約を受けることを抑制できる。また、ブラケット60の本体部62の前後方向の厚みを適宜設定することで、アブソーバ40の厚み寸法T2を調整することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造に関する。
下記特許文献1に記載された歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、バンパリインフォースメントの車両前側にアブソーバが隣接して配置されている。このアブソーバには、車両後側へ開放された溝部が形成されており、溝部内に圧力チューブが組付けられて(嵌め込まれて)いる。そして、車両と衝突体との衝突時に圧力チューブが変形すると、圧力チューブの長手方向両端部に設けられた圧力センサが圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力して、車両との衝突体が歩行者であるのか否かをECUが判別するようになっている。なお、歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造として、他に下記特許文献2及び特許文献3に記載されたものがある。
国際公開第2012/113362号 特開2007−216804号公報 特開2007−118830号公報
しかしながら、上記歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、以下のような問題がある。すなわち、上記歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、車両と衝突体との衝突時にアブソーバを介して圧力チューブをバンパリインフォースメントに押し付けて、圧力チューブを変形させる構造である。このため、車両上下方向におけるアブソーバ(圧力チューブ)の位置が、バンパリインフォースメントの上下位置によって設定される。また、車両前後方向におけるアブソーバの厚み寸法が、バンパリインフォースメントとバンパカバーとの間の距離によって設定される。すなわち、アブソーバを車両に設定するときに、バンパリインフォースメントの位置等による制約を受けるため、アブソーバに対する設定自由度が低くなる場合がある。
本発明は、上記事実を考慮し、アブソーバに対する設定自由度を高くすることができる歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、車両前後方向の端部に車幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、前記バンパリインフォースメントの車両前後方向外側に配置され、車両前後方向内側へ開放された溝部が形成されたアブソーバと、車幅方向に延在され且つ前記溝部に保持された圧力チューブを含んで構成されると共に、前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する歩行者衝突検知センサと、前記バンパリインフォースメントと前記アブソーバとの間に設けられ、前記圧力チューブに対して車両前後方向内側において前記圧力チューブと当接可能な当接部が形成されたブラケットと、を有している。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、車両前後方向の端部に車幅方向を長手方向とするバンパリインフォースメントが配置されている。また、バンパリインフォースメントの車両前後方向外側(車両前部に配置されたバンパリインフォースメントでは車両前側、車両後部に配置されたバンパリインフォースメントでは車両後側)には、アブソーバが配置されている。このアブソーバには、車両前後方向内側へ開放された溝部が形成されており、歩行者衝突検知センサの圧力チューブが溝部に保持されている。
ここで、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間には、ブラケットが設けられている。このブラケットには、当接部が形成されており、圧力チューブに対して車両前後方向内側において当接部が圧力チューブと当接可能に構成されている。このため、車両と衝突体との衝突時には、アブソーバによって圧力チューブがブラケットの当接部に押し付けられて、圧力チューブが変形する。これにより、圧力チューブの圧力変化に応じた信号が歩行者衝突検知センサから出力される。
このように、請求項1に記載の発明では、車両と衝突体との衝突時に、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間に設けられたブラケットの当接部に、圧力チューブを押し付ける構造になっている。このため、車両上下方向におけるアブソーバの位置を設定するときに、バンパリインフォースメントの車両上下方向の位置による制約を受けることを抑制できる。また、例えばブラケットの車両前後寸法を適宜設定することで、アブソーバの車両前後方向の厚み寸法を調整することができる。以上により、アブソーバの車両上下方向の位置及び車両前後方向の厚み寸法に対する設定自由度を高くすることができる。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1に記載の発明において、前記ブラケットには、前記ブラケットから車両前後方向外側へ突出され且つ前記溝部内に挿入された突出部が設けられており、前記突出部における車両前後方向外側端に前記当接部が形成されている。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、ブラケットにおいて仮に突出部を省略した場合と比べて、溝部の深さを深くすることができる。これにより、アブソーバにおける溝部に対して車両上側部分及び車両下側部分の車両前後方向の長さ(すなわち、車両前後方向の潰れ代(変形代))を長く設定できる。その結果、車両と衝突体との衝突時に、アブソーバにおける溝部に対して車両上側部分及び車両下側部分が良好に押し潰される(圧縮変形する)ため、圧力チューブを良好に変形させることができる。したがって、歩行者衝突検知センサからの出力を安定化させることができる。
しかも、溝部の溝深さ及び突出部の突出量を適宜調整することで、アブソーバの圧縮変形と共に圧力チューブを変形させるときの荷重を適宜調整することができる。これにより、歩行者衝突検知センサからの出力を容易に調整することができる。
請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1に記載の発明において、前記ブラケットには、車両前後方向外側へ開放された凹部が形成され、前記アブソーバの車両前後方向内側部分には、前記アブソーバから車両前後方向内側へ突出されて前記溝部を構成する上下一対の爪部が形成されており、前記凹部内に上下一対の前記爪部が配置されると共に、前記凹部の底面の一部が前記当接部とされている。
請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、アブソーバの車両前後方向内側部分に上下一対の爪部が形成されている。この爪部は、アブソーバから車両前後方向内側へ突出されて、溝部を構成している。すなわち、爪部が圧力チューブに対して車両上側及び車両下側にそれぞれ配置されて、上下一対の爪部によって圧力チューブが保持されている。
また、ブラケットには、車両前後方向外側へ開放された凹部が形成されている。そして、凹部内に上下一対の爪部が配置されると共に、凹部の底面の一部が当接部とされている。このため、車両と衝突体との衝突時では、アブソーバに入力された車両前後方向内側への荷重によって、上下一対の爪部及び圧力チューブが凹部の底面に押し付けられて変形する。これにより、凹部の深さ寸法及び爪部の突出高さを適宜調整することで、爪部の変形と共に圧力チューブを変形させるときの荷重を適宜調整することができる。これにより、歩行者衝突検知センサからの出力を容易に調整することができる。
請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、車両前後方向における前記バンパリインフォースメントの車両前後方向外側面から前記当接部までの寸法が、前記バンパリインフォースメントの車幅方向中央付近よりも前記バンパリインフォースメントの車幅方向両側付近の方が小さく設定されている。
請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、車幅方向における歩行者衝突検知センサの検知精度の均一化を図ることができる。すなわち、一般に車両のバンパカバーとバンパリインフォースメントとの隙間は、車幅方向両側へ向かうにつれて狭くなる。このため、アブソーバにおける車両前後方向の厚み寸法が、車幅方向両側へ向かうにつれて小さくなる。
ここで、車両前後方向におけるバンパリインフォースメントの車両前後方向外側面から当接部までの寸法が、バンパリインフォースメントの車幅方向中央付近よりもバンパリインフォースメントの車幅方向両側付近の方が小さく設定されている。このため、アブソーバにおける車両前後方向外側面と溝部の底面との車両前後方向の厚み寸法が車幅方向で一定になるように、溝部の深さを設定することができる。これにより、アブソーバの変形と共に圧力チューブを変形させるときの荷重を車幅方向において均一化することができる。したがって、車幅方向における歩行者衝突検知センサの検知精度の均一化を図ることができる。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、アブソーバに対する設定自由度を高くすることができる。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、歩行者衝突検知センサからの出力を安定化させることができると共に、歩行者衝突検知センサからの出力を容易に調整することができる。
請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、歩行者衝突検知センサからの出力を容易に調整することができる。
請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、車幅方向における歩行者衝突検知センサの検知精度の均一化を図ることができる。
本実施の形態に係る歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造が適用されたフロントバンパの車幅方向中央付近を示す車両左側から見た側断面図(図2の1−1線拡大断面図)である。 図1に示されるフロントバンパの全体を示す一部破断した平面図である。 図1に示される溝部に圧力チューブが保持された状態を拡大して示す部分断面図(図1のA部拡大図)である。 (A)は、図1に示されるアブソーバ及びブラケットの形状の変形例の一例を示す側断面図であり、(B)は、図1に示されるアブソーバ及びブラケットの形状の変形例の他の例を示す側断面図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る歩行者衝突検知センサ50を備えた車両用バンパ構造Sが適用された車両(自動車)Vのフロントバンパ10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印FRは車両前側を示し、矢印LHは車両左側(車幅方向一側)を示し、矢印UPは車両上側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両(前方を向いた場合)の左右を示すものとする。
図1及び図2に示されるように、フロントバンパ10は車両Vの前端部に配置されている。このため、本実施の形態では、「前側」が本発明における「車両前後方向外側」とされており、「後側」が本発明における「車両前後方向内側」とされている。そして、フロントバンパ10は、車両Vの前端を構成するバンパカバー12と、バンパ骨格部材を成すバンパリインフォースメント20(以下、「バンパRF20」と称する)と、バンパカバー12とバンパRF20との間に配置されたアブソーバ40と、を含んで構成されている。また、フロントバンパ10は、衝突体の車両Vへの衝突を検知するための歩行者衝突検知センサ50を備えている。さらに、フロントバンパ10は、アブソーバ40を固定するためのブラケット60を有している。以下、上記の各構成について説明する。
(バンパカバー12について)
図2に示されるように、バンパカバー12は樹脂製とされている。また、バンパカバー12は、車幅方向に延在されて、図示しない部分で車体に対し固定的に支持されている。さらに、バンパカバー12の車幅方向両側部分14は、平面視で車幅方向外側へ向かうに従い車両後側へ傾斜されて、車両Vのコーナー部を構成している。
(バンパRF20について)
バンパRF20は、中空の略矩形柱状に形成されて、車幅方向を長手方向として配置されている。このバンパRF20は、アルミ系等の金属材料により構成され、押出成形等の手法によって製作されている。また、図1に示されるように、バンパRF20の内部には、板状の補強部28が設けられており、補強部28は、上下方向を板厚方向として配置されて、バンパRF20の前壁22と後壁24とを連結している。そして、バンパRF20の断面構造は、複数(本実施の形態では3つ)の略矩形状の閉断面が上下方向に並ぶ断面構造とされている。すなわち、本実施の形態では、バンパRF20の内部に一対の補強部28が上下方向に並んで配置されている。そして、バンパRF20の上部に配置された閉断面が上側閉断面30Aとされ、バンパRF20の上下方向中間部に配置された閉断面が中間閉断面30Bとされ、バンパRF20の下部に配置された閉断面が下側閉断面30Cとされている。
図2に示されるように、バンパRF20の後側には、車体側の骨格部材を構成する左右一対のフロントサイドメンバFSが前後方向に延在されている。そして、バンパRF20の車幅方向両端側部分がフロントサイドメンバFSの前端に連結されている。さらに、バンパRF20の車幅方向両端部は、フロントサイドメンバFSに対して車幅方向外側へ突出されると共に、バンパカバー12の車幅方向両側部分14に対応して斜め後側へ屈曲されている。そして、この屈曲された部分が屈曲部32とされている。
(アブソーバ40について)
図1に示されるように、アブソーバ40は、バンパRF20の上部(詳しくは、上側閉断面30Aを構成する部分)に対して前側に配置されて、後述するブラケット60を介してバンパRF20に固定されている。このアブソーバ40は、発泡樹脂材すなわちウレタンフォーム等によって構成されている。また、図2に示されるように、アブソーバ40は、平面視でバンパカバー12に沿うように車幅方向を長手方向とする長尺状に形成されると共に、車幅方向両側部分においてバンパカバー12の車幅方向両側部分14に対応して斜め後側へ屈曲されている。具体的には、アブソーバ40は、アブソーバ40の車幅方向中間部分を構成するアブソーバ本体部42と、アブソーバ40の車幅方向両側部分を構成するアブソーバサイド部44、を含んで構成されている。そして、前後方向におけるアブソーバ40の厚み寸法T1が、アブソーバ本体部42よりもアブソーバサイド部44の方が小さく設定されている。
また、図1に示されるように、アブソーバ40は、長手方向から見た断面視で略台形状に形成されている。具体的には、アブソーバ40の下面が後側へ向かうに従い下側へ傾斜されており、アブソーバ40の上下寸法が後側へ向かうに従い大きくなるように設定されている。
さらに、図3に示されるように、アブソーバ40の後面40Aには、後述する圧力チューブ52を保持するための溝部46が形成されている。この溝部46は、アブソーバ40の長手方向に貫通されると共に、側断面視で後側へ開放された略U字形状に形成されている。これにより、溝部46の底面46Aが、側断面視で後側へ開放された略半円状に形成されている。そして、アブソーバ40の後端部が溝部46によって上下に分割されており、この分割された上側部分が後端側上部40RUとされ、分割された下側部分が後端側下部40RLとされている。また、図2に示されるように、溝部46の深さ寸法Dが、アブソーバ本体部42よりもアブソーバサイド部44の方が小さく設定されている。具体的には、溝部46の底面46Aからアブソーバ40の前面40Bまでのアブソーバ40の厚み寸法T2がアブソーバ40の長手方向に亘って一定になるように設定されている。これにより、アブソーバサイド部44における溝部46の深さ寸法Dが車幅方向外側へ向かうに従い小さくなるように除変されている。
(歩行者衝突検知センサ50について)
歩行者衝突検知センサ50は、長尺状に形成された圧力チューブ52と、圧力チューブ52の圧力変化に応じた信号を出力する圧力センサ54(広義には、「圧力検出器」として把握される要素である)と、を含んで構成されている。
図1及び図3に示されるように、圧力チューブ52は、断面略円環状の中空構造体として構成されている。この圧力チューブ52の外径寸法は、アブソーバ40の溝部46の幅寸法に比して僅かに小さく設定されており、圧力チューブ52の長手方向の長さは、アブソーバ40の長手方向の長さに比して長く設定されている。そして、圧力チューブ52が溝部46内に組付けられて(嵌め込まれて)、圧力チューブ52の外周面が溝部46の底面46Aに当接されている。
また、圧力チューブ52がアブソーバ40の溝部46内に組付けられた状態では、圧力チューブ52の後側に、後述するブラケット60のリブ66が隣接して配置されるようになっている。これにより、アブソーバ40に後側への荷重が入力されたときには、アブソーバ40及び当該リブ66によって圧力チューブ52が押し潰される(変形する)ように構成されている。
図2に示されるように、圧力センサ54は、圧力チューブ52の車幅方向両端に設けられると共に、ECU56(広義には、「衝突判定部」として把握される要素である)に電気的に接続されている。そして、圧力チューブ52が変形することで、圧力チューブ52内の圧力変化に応じた信号が圧力センサ54からECU56へ出力されるようになっている。
また、前述したECU56には、衝突速度センサ(図示省略)が電気的に接続されており、衝突速度センサは、衝突体との衝突速度に応じた信号をECU56に出力するようになっている。そして、ECU56は、前述した圧力センサ54の出力信号に基づいて衝突荷重を算出すると共に、衝突速度センサの出力信号に基づいて衝突速度を算出するようになっている。さらに、ECU56は、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、フロントバンパ10への衝突体が歩行者であるのか歩行者以外(例えば、ロードサイドマーカーやポストコーン等の路上障害物)であるのかを判定するようになっている。
(ブラケット60について)
図1及び図2に示されるように、ブラケット60は樹脂製とされている。このブラケット60は、バンパRF20とアブソーバ40との間に設けられると共に、車幅方向を長手方向にした長尺状に形成されて、平面視でバンパRF20に沿って配置されている。すなわち、ブラケット60の長手方向両側部分が斜め後側へ屈曲されている。また、ブラケット60の長手方向の寸法は、バンパRF20の長手方向の寸法と略同じに設定されており、車幅方向においてブラケット60の長手方向両端がバンパRF20の長手方向両端に略一致するように配置されている。
図1に示されるように、ブラケット60は、側断面視で略逆L字形状に形成されている。具体的には、ブラケット60は、バンパRF20の上部における前面20Aに隣接して配置された本体部62を有しており、本体部62は側断面視で上下方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。また、ブラケット60は固定壁部64を有しており、固定壁部64は、バンパRF20の上側において、本体部62の上端部から後側へ突出されている。固定壁部64には、上下方向に貫通形成された略円形状の固定孔64Aが複数形成されており、固定孔64Aはブラケット60の長手方向において所定の間隔を空けて配置されている。そして、固定孔64A内にボルトB等の締結部材が挿入されて、ボルトBがバンパRF20の上壁26に螺合されている。これにより、ブラケット60がバンパRF20に固定されている。なお、図2では、ボルトBを図示省略している。
また、ブラケット60の本体部62の厚み寸法(前後寸法)は、車幅方向において一定に設定されており、本体部62の前面62Aにアブソーバ40の後面40Aが固定されている。これにより、アブソーバ40がバンパRF20に対して前側へ離間して配置されると共に、アブソーバ40の上部がバンパRF20よりも上側へ突出されている。換言すると、アブソーバ40がバンパRF20に対して上側にずれて配置されている。
さらに、図3にも示されるように、ブラケット60には、「突出部」としてのリブ66が設けられている。このリブ66は、ブラケット60の本体部62から前側へ突出されて、ブラケット60の長手方向に亘って延在されている。また、リブ66の板厚寸法は、アブソーバ40の溝部46の幅寸法に比べて僅かに小さく設定されており、リブ66がアブソーバ40の溝部46内に挿入されて、リブ66の先端が圧力チューブ52の後側に隣接して配置されている。
そして、リブ66の先端は、「当接部」としての当接面68とされている。この当接面68の上部は平面状に形成されると共に、バンパRF20の前面20Aと平行に配置されている。一方、当接面68の下部は湾曲面68Aとされており、湾曲面68Aは、ブラケット60の長手方向から見て、圧力チューブ52の外周面と同心円を成す略四分円状に形成されて、当接面68の上部と滑らかに接続されている。これにより、リブ66の先端下部が前側へ張り出されて、当接面68の湾曲面68Aが圧力チューブ52の一部(後下部)を下側から支持するように構成されている。なお、リブ66が溝部46内に挿入された状態では、湾曲面68Aが圧力チューブ52の外周面に当接されるか、あるいは湾曲面68Aと圧力チューブ52の外周面との間に僅かな隙間が形成されている。そして、後側への荷重が圧力チューブ52に作用したときには、圧力チューブ52がリブ66の当接面68に押し付けられて(当接して)、圧力チューブ52が変形するように構成されている。
また、前述したように、アブソーバ40の厚み寸法T2(溝部46の底面46Aからアブソーバ40の前面40Bまでの寸法)がアブソーバ40の長手方向に亘って一定となるように設定されている。このため、図2に示されるように、ブラケット60の本体部62からのリブ66の突出高さが、ブラケット60の車幅方向中間部よりも車幅方向両側部分の方が低く設定されている。具体的には、リブ66の突出高さが、ブラケット60の車幅方向両側部分において車幅方向外側へ向かうに従い低くなるように除変されている。そして、上述したように、ブラケット60の本体部62の厚み寸法が車幅方向において一定に設定されているため、前後方向におけるバンパRF20の前面20A(本体部62の後面)からリブ66の当接面68までの前後寸法L(図1参照)が、バンパRF20の車幅方向中央付近よりもバンパRF20の車幅方向両側付近の方が小さく設定されている。
次に、本実施の形態における作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたフロントバンパ10を備えた車両Vでは、バンパRF20とアブソーバ40との間にブラケット60が設けられている。このブラケット60には、前側へ突出されたリブ66が設けられており、圧力チューブ52に対して後側においてリブ66の当接面68が圧力チューブ52と当接可能にされている。
そして、車両Vと衝突体との衝突時には、バンパカバー12が後側へ変形してアブソーバ40を後側へ押圧する。このため、アブソーバ40が前後方向に押し潰される(圧縮変形する)と共に、アブソーバ40によって圧力チューブ52がブラケット60の当接面68に押し付けられる。これにより、圧力チューブ52が変形して(潰れて)、圧力チューブ52内の圧力が変化する。
圧力チューブ52内の圧力が変化すると、圧力チューブ52の圧力変化に応じた信号を圧力センサ54がECU56に出力して、ECU56が圧力センサ54の出力信号に基づいて衝突荷重を算出する。一方、ECU56は衝突速度センサの出力信号に基づいて衝突速度を算出する。そして、ECU56が、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、フロントバンパ10への衝突体が歩行者であるのか否かを判定する。
このように、本実施の形態に係る歩行者衝突検知センサ50を備えた車両用バンパ構造Sでは、車両Vと衝突体との衝突時に、バンパRF20とアブソーバ40との間に設けられたブラケット60の当接面68に圧力チューブ52を押し付ける構造になっている。換言すると、バンパRF20とは別に設けられたブラケット60の当接面68に圧力チューブ52を押し付ける構造になっている。このため、上下方向におけるアブソーバ40(圧力チューブ52)の位置を設定するときに、バンパRF20の上下位置による制約を受けることを抑制できる。すなわち、上下方向におけるブラケット60の本体部62の位置をバンパRF20に対して適宜変更(調整)することで、アブソーバ40及び圧力チューブ52を各種車両に対応した最適位置に設定することができる。
また、例えば、ブラケット60の本体部62の厚み寸法を適宜変更(調整)することで、アブソーバ40の前後方向の厚み寸法T1を適宜調整することができる。特に、バンパRF20とバンパカバー12との前後距離が大きい車両に対して、アブソーバ40における前後方向の厚み寸法T1を有効に調整することができる。これにより、例えば、アブソーバ40の前後方向における耐圧縮変形荷重を各種車両に対応して調整することができる。以上により、アブソーバ40に対する設定自由度を高くすることができる。
また、上述したように、ブラケット60には、本体部62から前側へ突出されたリブ66が設けられており、リブ66がアブソーバ40の溝部46内に挿入されている。そして、リブ66の前端を構成する当接面68が圧力チューブ52に当接可能に構成されている。このため、ブラケット60において仮にリブ66を省略した場合と比べて、溝部46の深さ寸法Dを大きくすることができる。これにより、アブソーバ40における後端側上部40RU及び後端側下部40RLの前後方向の長さが長くなるため、前後方向における後端側上部40RU及び後端側下部40RLの潰れ代(変形代)を長く設定することができる。その結果、車両Vと衝突体との衝突時に、アブソーバ40における後端側上部40RU及び後端側下部40RLが良好に押し潰される(圧縮変形する)ため、圧力チューブ52を良好に変形させることができる。したがって、圧力センサ54からECU56への出力を安定化させることができる。
しかも、溝部46の深さ寸法D及びリブ66の本体部62からの突出高さを適宜調整することで、アブソーバ40の圧縮変形と共に圧力チューブ52を変形させるときの荷重を適宜調整することができる。これにより、圧力センサ54からECU56への出力を容易に調整することができる。
また、ブラケット60では、リブ66の先端下部が前側へ張り出されて、当接面68の湾曲面68Aが圧力チューブ52の一部(後下部)を下側から支持するようになっている。このため、車両Vとの衝突体が歩行者である場合には、圧力チューブ52がリブ66に対して下側へ相対的にずれることを抑制できると共に、圧力チューブ52を良好に変形させることができる。すなわち、車両Vと歩行者との衝突では、衝突した歩行者が車両Vのフード上に倒れ込む傾向にあるため、アブソーバ40には、後斜め下側の荷重が入力される。このため、入力された荷重によってアブソーバ40が圧力チューブ52を後斜め下側へ押圧する。このとき、当接面68の湾曲面68Aが圧力チューブ52の一部(後下部)を下側から支持しているため、圧力チューブ52がリブ66に対して下側へ相対的にずれることを抑制できる。また、当接面68の湾曲面68Aから圧力チューブ52へ作用する反力を効率よく圧力チューブ52に作用させることができる。これにより、圧力チューブ52を良好に変形させることができる。したがって、歩行者衝突検知センサ50における歩行者に対する検知精度を高くすることができる。
また、前後方向におけるバンパRF20の前面20Aからリブ66の当接面68までの前後寸法Lが、バンパRF20の車幅方向中央付近よりもバンパRF20の車幅方向両側付近の方が小さく設定されている。そして、アブソーバ40における厚み寸法T2(溝部46の底面46Aからアブソーバ40の前面40Bまでの寸法)がアブソーバ40の長手方向に亘って一定となるように設定されている。このため、車幅方向における歩行者衝突検知センサ50の検知精度の均一化を図ることができる。
すなわち、一般にバンパカバー12とバンパRF20との隙間は、車幅方向両側へ向かうにつれて狭くなる。このため、本実施の形態のように、前後方向におけるアブソーバ40の厚み寸法T1が、アブソーバ本体部42よりもアブソーバサイド部44の方が小さく設定されている。このため、車幅方向において上記前後寸法Lを仮に一定に設定すると、アブソーバ40における厚み寸法T2が、アブソーバ本体部42よりもアブソーバサイド部44の方が小さくなる。つまり、アブソーバ本体部42の部位において圧力チューブ52を変形させるための荷重が、アブソーバサイド部44の部位において圧力チューブ52を変形させる荷重に比べて大きくなる。これにより、歩行者衝突検知センサ50の検知精度が車幅方向においてばらつく可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、バンパRF20とは別に設けられたブラケット60のリブ66の突出高さを車幅方向において異なる高さに設定することで、アブソーバ40における厚み寸法T2がアブソーバ40の長手方向に亘って一定に設定されている。これにより、アブソーバ40の長手方向において圧力チューブ52を変形させるための荷重を均一化することができる。したがって、車幅方向における歩行者衝突検知センサ50の検知精度の均一化を容易に図ることができる。
(アブソーバ40及びブラケット60の形状の変形例1)
図4(A)に示されるように、変形例1では、ブラケット60においてリブ66が省略されており、ブラケット60の本体部62の厚み寸法が、上記実施の形態に比べて大きく設定されている。また、アブソーバ40の溝部46は、側断面視で車両後側へ開放された略C字形状(詳しくは、圧力チューブ52と同心円状を成す一部開放された円弧状)に形成されており、アブソーバ40の溝部46の深さ寸法Dが、上記実施の形態に比べて小さく設定されている。そして、圧力チューブ52の後側にブラケット60の前面62Aが隣接して配置されており、ブラケット60の前面62Aにおける圧力チューブ52と対向する部分が当接面68とされている。なお、この状態では、圧力チューブ52の外周部がブラケット60の前面62Aに当接されているか、あるいは圧力チューブ52の外周面とブラケット60の前面62Aとの間に僅かな隙間が形成されている。
さらに、前後方向におけるブラケット60の本体部62の厚み寸法が、車幅方向中央付近よりも車幅方向両側付近の方が小さく設定されて、アブソーバ40の厚み寸法T2が車幅方向において一定に設定されている。
そして、変形例1においても、車両Vと衝突体との衝突時に、バンパRF20とは別に設けられたブラケット60の当接面68に圧力チューブ52を押し付ける構造になっている。これにより、アブソーバ40の上下方向の位置及び前後方向の厚み寸法T1に対する設定自由度が高くなるため、アブソーバ40に対する設定自由度を高くすることができる。
(アブソーバ40及びブラケット60の形状の変形例2)
図4(B)に示されるように、変形例2では、ブラケット60においてリブ66が省略されており、ブラケット60の本体部62の上下方向の寸法が、上記実施の形態に比べて大きくなっている。
また、ブラケット60の本体部62には、前側へ開放された凹部70が形成されている。この凹部70は、側断面視で前側へ開放された略U字形状に形成されると共に、凹部70の底面70AがバンパRF20の前面20Aと平行に配置されている。
一方、ブラケット60における本体部62の上下寸法に対応して、アブソーバ40の上下寸法が上記実施の形態よりも大きく設定されている。また、アブソーバ40には、溝部46を構成する上下一対の爪部48が形成されており、爪部48はアブソーバ40の後面40Aから後側へ突出されている。そして、上下一対の爪部48の間に溝部46が形成されており、溝部46は、側断面視で車両後側へ開放された略C字形状(詳しくは、圧力チューブ52と同心円状を成す一部開放された円弧状)に形成されている。これにより、変形例2においても、変形例1と同様にアブソーバ40の溝部46の深さ寸法D(図4(B)では不図示)が、上記実施の形態に比べて小さく設定されている。
また、上下一対の爪部48の先端(後端)は、凹部70の底面70Aに当接されており、上下一対の爪部48と凹部70の側面との間には、空隙Gが形成されている。換言すると、爪部48及び圧力チューブ52が前後方向に押し潰されたときに、上下方向に広がる爪部48及び圧力チューブ52の変形を許容するように空隙Gが形成されている。さらに、凹部70の底面70Aは、圧力チューブ52の後側に隣接して配置されており、凹部70の底面70Aにおいて圧力チューブ52と対向する部分が当接面68とされている。なお、この状態では、圧力チューブ52の外周部が底面70Aに当接されているか、あるいは圧力チューブ52の外周面と底面70Aとの間に僅かな隙間が形成されている。
さらに、ブラケット60の本体部62の凹部70部位における厚み寸法が、車幅方向中央付近よりも車幅方向両側付近の方が小さく設定されて、アブソーバ40の厚み寸法T2(図4(B)では不図示)が車幅方向において一定に設定されている。
そして、変形例2においても、車両Vと衝突体との衝突時に、バンパRF20とは別に設けられたブラケット60の当接面68に圧力チューブ52を押し付ける構造になっている。このため、アブソーバ40の上下方向の位置及び前後方向の厚み寸法T1に対する設定自由度が高くなるため、アブソーバ40に対する設定自由度を高くすることができる。
また、変形例2では、車両Vと衝突体との衝突時にアブソーバ40に入力された後側への荷重によって、上下一対の爪部48及び圧力チューブ52が、凹部の底面70Aに押し付けられて変形する。これにより、凹部70の深さ寸法及び爪部48の突出高さを適宜調整することで、爪部48の変形と共に圧力チューブ52を変形させるときの荷重を適宜調整することができる。これにより、変形例2においても、圧力センサ54からECU56への出力を容易に調整することができる。
なお、本実施の形態では、ブラケット60のリブ66の先端下部が前側へ張り出されている。すなわち、リブ66の当接面68が、平面と曲面とによって構成されているが、当接面68の全体を平面状に形成して、当接面68がバンパRF20の前面20Aと平行になるように構成してもよい。
また、本実施の形態、変形例1、及び変形例2では、ブラケット60が側断面視で略逆L字形状に形成されると共に、ブラケット60の固定壁部64がバンパRF20の上壁26に固定されているが、ブラケット60の断面形状及び固定部位は任意に変更することができる。例えば、アブソーバ40をバンパRF20に対して下側へずらして設定する場合には、ブラケット60を側断面視で略L字形状に形成して、ブラケット60の固定壁部64をバンパRF20の下壁に固定してもよい。
また、本実施の形態、変形例1、及び変形例2では、ブラケット60によってアブソーバ40の上下方向の位置及び前後方向の厚み寸法T1を適宜調整(変更)可能にしているが、アブソーバ40の上下方向の位置及び前後方向の厚み寸法T1の少なくとも一方をブラケット60によって適宜調整(変更)可能にしてもよい。
また、本実施の形態、変形例1、及び変形例2では、歩行者衝突検知センサ50を備えた車両用バンパ構造Sをフロントバンパ10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、上記各構成を前後反転して、歩行者衝突検知センサ50を備えた車両用バンパ構造Sをリヤバンパに適用してもよい。
20 バンパリインフォースメント
20A 前面(バンパリインフォースメントの車両前後方向外側面)
40 アブソーバ
46 溝部
48 爪部
50 歩行者衝突検知センサ
52 圧力チューブ
60 ブラケット
66 リブ(突出部)
68 当接面(当接部)
70 凹部
70A 凹部の底面
L 前後寸法(車両前後方向におけるバンパリインフォースメントの車両前後方向外側面から当接部までの寸法)
S 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造

Claims (4)

  1. 車両前後方向の端部に車幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、
    前記バンパリインフォースメントの車両前後方向外側に配置され、車両前後方向内側へ開放された溝部が形成されたアブソーバと、
    車幅方向に延在され且つ前記溝部に保持された圧力チューブを含んで構成されると共に、前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する歩行者衝突検知センサと、
    前記バンパリインフォースメントと前記アブソーバとの間に設けられ、前記圧力チューブに対して車両前後方向内側において前記圧力チューブと当接可能な当接部が形成されたブラケットと、
    を有する歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  2. 前記ブラケットには、前記ブラケットから車両前後方向外側へ突出され且つ前記溝部内に挿入された突出部が設けられており、前記突出部における車両前後方向外側端に前記当接部が形成された請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  3. 前記ブラケットには、車両前後方向外側へ開放された凹部が形成され、
    前記アブソーバの車両前後方向内側部分には、前記アブソーバから車両前後方向内側へ突出されて前記溝部を構成する上下一対の爪部が形成されており、
    前記凹部内に上下一対の前記爪部が配置されると共に、前記凹部の底面の一部が前記当接部とされた請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  4. 車両前後方向における前記バンパリインフォースメントの車両前後方向外側面から前記当接部までの寸法が、前記バンパリインフォースメントの車幅方向中央付近よりも前記バンパリインフォースメントの車幅方向両側付近の方が小さく設定された請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
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