JP2016014409A - ソケット取外し機構及び埋設型ガス栓 - Google Patents

ソケット取外し機構及び埋設型ガス栓 Download PDF

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【課題】操作ユニットの長さ調整が簡易に短時間でできるソケット取外し機構を提供する。
【解決手段】ソケット取外し機構Mは、軸受孔46の両側に被押圧部43と板部41を有する揺動可能なアーム4と、プラグ部21の軸方向に移動可能な操作ユニット5とを備える。操作ユニット5は、被押圧部43に連結される支持部材6と、支持部材6に連結される押し釦51とを備えている。支持部材6がプラグ部21の軸方向に延びる挿入軸部を有し、押し釦51が挿入軸部を挿通させる挿通孔を有している。挿入軸部の外周に嵌合突起が形成され、挿通孔の内周に軸方向に間隔をおいて嵌合孔が複数形成される。嵌合突起がいずれかの嵌合孔に選択的に嵌合されることにより、操作ユニット5の長さを調整する。操作ユニット5で被押圧部43を押すことにより、アーム4を揺動させ、板部41でプラグ部21に接続されたソケットSを押し出し、取り外す。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁面や床面に埋設される形式のガス栓及びそのガス栓のプラグ部に接続されたソケットを取り外す機構に関する。
壁面や床面に設置された埋設型ガス栓においては、ガス栓本体を取り付けたケーシングを壁面や床面に開口した孔部に収納設置するとともに、ケーシングの前面開口部を化粧板によって遮蔽している。化粧板には、ガス栓等と対向する部分には窓部が設けられるとともに、窓部を開閉する蓋部が設けられている。
埋設型ガス栓において、旧来のつまみを回して開栓するガス栓から、プラグ部にソケット(迅速継手)を接続するだけで開栓するつまみのないガス栓への取り換えが行われてきている。つまみのないガス栓では、ソケットをプラグ部から取り外すには、窓部から露出する操作部材を押す。
簡単に説明すると、ガス栓本体には、揺動部材が揺動可能に設けられている、この揺動部材は、揺動支点の両側に被押圧部と作用部を有している。前記操作部材はプラグ部の軸線方向に移動可能であり、その基端が前記被押圧部に連結または当接されている。操作部材を指で押すと、前記揺動部材の前記被押圧部が揺動し、前記作用部が前記プラグ部に接続されたソケットを前記押し操作方向と反対方向に押し出し、取り外すようになっている。
旧来のガス栓から新しいガス栓に取り換えた場合、既存の配管とケーシングの位置によっては、新しいガス栓が壁面や床面に対して奥まって設置されたり、近接して設置されたりする場合がある。ガス栓が奥まると、操作部材を押せなくなり、ガス栓が近接すると、操作部材が窓部から突出しすぎるという問題があった。
このような問題を解決するため、特許文献1、2ではガス栓深さに合わせて長さを調節可能な操作ユニットが提案されている。この操作ユニットは、支持部材と、この支持部材に螺合された操作部材とを有している。これら支持部材と操作部材の螺合度合(螺合深さ)を調節することにより、長さが調節される。
特開2003−42323号公報 特開2004−205015号公報
特許文献1、2では、操作部材を支持部材に対して回転させて、螺合度合を調整することで、操作ユニットの長さを微調整できるが、調整代が大きいと操作部材を多く回転させる必要があり、調整に多くの時間を要するという問題があった。
この発明は、ガス栓本体のプラグ部に接続されたソケットを取り外すためのソケット取外し機構であって、
前記ガス栓本体に揺動可能に設けられ、この揺動支点の両側に被押圧部と作用部を有する揺動部材と、前記プラグ部の軸方向に移動可能な操作ユニットとを備え、前記操作ユニットを押し操作して前記揺動部材の前記被押圧部を押すことにより、前記揺動部材を揺動させ、前記作用部で前記プラグ部に接続されたソケットを前記押し操作方向と反対方向に押し出して取り外すようにしたソケット取外し機構において、
前記操作ユニットは、基端部が前記揺動部材の被押圧部に連結されるか当接される支持部材と、前記支持部材に連結される操作部材とを備え、前記支持部材と操作部材の一方が前記プラグ部の軸方向に延びる軸部を有し、他方が前記軸部を挿通させる挿通孔を有し、
前記軸部の外周と前記挿通孔の内周のいずれか一方に第1嵌合部が形成され、他方に前記軸方向に間隔をおいて第2嵌合部が複数形成され、
前記第1嵌合部が複数の前記第2嵌合部のいずれかに選択的に嵌合されることにより、前記操作ユニットの長さを調整可能としたことを特徴とする。
この構成によれば、第1の嵌合部を複数の第2の嵌合部に選択的に嵌合させることにより、操作部材の長さの調整が簡易に短時間でできる。
好ましくは、前記第1嵌合部が嵌合凸部からなり、前記第2嵌合部が嵌合凹部からなり、この嵌合凹部が形成された前記軸部の外周又は前記挿通孔の内周には、軸方向に延びるとともに前記嵌合凹部に連なる逃げ凹部が形成され、前記操作部材は、前記嵌合凸部が前記逃げ凹部に配置された状態で前記支持部材に対して軸方向に移動可能な第1回動位置と、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合される第2回動位置との間で、回動可能である。
この構成によれば、操作部材を第1回動位置で支持部材に対して軸方向に移動させることにより、操作ユニットの長さを調節し、それから操作部材を第2回動位置へと回わして嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合させることにより、操作部材と支持部材を簡単に連結することができる。
好ましくは、前記軸部および前記挿通孔が断面円形をなし、前記挿通孔の内周が、前記軸部の外周に面接触する支持面として提供される。
この構成によれば、操作部材を支持部材に安定して支持することができる。
操作ユニットの一例として、前記軸部の外周に前記嵌合凸部が形成され、前記挿通孔の内周に前記嵌合凹部と前記逃げ凹部が形成されている。
操作ユニットの他の例として、前記挿通孔の内周に前記嵌合凸部が形成され、前記軸部の外周に前記嵌合凹部と前記逃げ凹部が形成されている。
好ましくは、前記嵌合凹部が周方向に細長い長穴からなり、この長穴はその長手方向の中間部に狭小部を有するとともにその終端部に前記嵌合凸部を固定する固定部を有する。
この構成によれば、嵌合凸部と嵌合凹部をしっかりと結合することができる。
本発明の他の態様は、埋設型ガス栓において、前記ソケット取外し機構を備えている。
この発明では、操作ユニットの長さの調整が簡易に短時間でできる。
図1は、この発明の第1実施の形態を、プラグ部にソケットを接続した状態で示す縦断面図である。 図2は、同実施の形態において用いられている操作ユニットを示す背面図である。 図3は、同実施の形態を、蓋体を外した状態で示す平面図である。 図4は、同実施の形態において用いられている蓋体を、開閉蓋を開いた状態で示す平面図である。 図5は、同実施の形態を、蓋体を取り付けて開閉蓋を開いた状態で示す平面図である。 図6は、同実施の形態を、蓋体を取り付けて開閉蓋を開いた状態で示す縦断面図である。 図7は、同実施の形態を、蓋体を取り付けて開閉蓋を閉じた状態で示す平面図である。 図8は、同実施の形態を、蓋体を取り付けて開閉蓋を閉じた状態で示す縦断面図である。 図9は、同実施の形態において用いられているガス栓本体にアームが取り付けられた状態で示す背面図である。 図10は、同実施の形態において用いられているアームを示す図であって、図10(A)はその平面図、図10(B)、(C)、(D)はそれぞれ図10(A)のB矢視、C矢視、D矢視図である。 図11は、同実施の形態において用いられている支持部材を示す図であって、図11(A)はその正面図、図11(B)、(C)はそれぞれ図11(A)のB矢視、C矢視図である。 図12は、同実施の形態において用いられている支持部材を示す正面図である。 図13は、同実施の形態において用いられている支持部材を示す正面図である。 図14は、同実施の形態において用いられている押し釦を示す図であって、図14(A)はその正面図、図14(B)、(C)、(D)はそれぞれ図14(A)のB矢視、C矢視、D矢視図である。図14(E)は、図14(C)のE−E線に沿う断面図である。図14(F)は、図14(A)の背面図である。 図15は、同実施の形態において用いられている操作ユニットを押し釦と支持部材が固定されていない状態で示す図であって、図15(A)はその正面図、図15(B)は図15(A)のB−B線に沿う断面図である。 図16は、同実施の形態において用いられている操作ユニットを押し釦と支持部材が固定された状態で示す図であって、図16(A)はその正面図、図16(B)は図16(A)のB−B線に沿う断面図である。 図17は、同実施の形態においてアームへの操作ユニットの取り付けを説明するための平面図であって、図17(A)は、アームの取付穴に操作ユニットの取り付け部が差し込まれた状態を示す平面図、図17(B)は、操作ユニットが位置決めされる位置まで移動した状態を示す平面図である。 図18(A)は、第2実施の形態に用いられている支持部材の挿入軸部側端面図である。図18(B)は、同実施の形態に用いられている操作ユニットを、押し釦と支持部材が固定されていない状態で示す断面図である。図18(C)は、同実施の形態に用いられている操作ユニットを押し釦と支持部材が固定された状態で示す断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図17は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、この発明を壁面や床面に埋設される形式のガス栓(埋設型ガス栓A)に適用したものである。そこで、まず図1〜図9を参照して、埋設型ガス栓Aについて説明する。埋設型ガス栓Aは、収納ボックス1、ガス栓本体2、蓋体3、揺動部材(アーム4)及び操作ユニット5を主な構成要素としている。アーム4及び操作ユニット5は、ガス栓本体2に接続されたソケットSの固定を解除する際に用いられる。
収納ボックス1は、前面が開口したほぼ直方体の箱状をなすものであり、開口を室内Iに向ける形で壁面又は床面に埋設される。図1に示すように、同図における収納ボックス1の左方の側板には、孔11が形成されている。この孔11を通ってガス管接続部8が収納ボックス1の外部に突出されている。図3に示すように、ガス管接続部8はボルトB1、B1及び図示しない収納ボックス1の雌ねじによって収納ボックス1に固定されている。ガス管接続部8には、継手7がボルトB2、B2により接続されている。継手7には、ガス栓本体2がボルトB3、B3により接続されている。ガス管接続部8には、継手7と反対側に図示しない一次側ガス管が接続される。
図1に示すように、ガス栓本体2には、継手7方向と直交する方向の端部に迅速継手タイプのプラグ部21が形成されている。プラグ部21にはソケットSが接続される。図3に示すように、ガス栓本体2には、プラグ21を挟んで継手7側及び継手7と反対側の位置にねじ孔22、22が形成され、蓋体3との固定に用いられる。図1等に示すように、ガス栓本体2には、アーム4を支える軸25が螺合固定されている。軸25はアーム4の軸受孔46に挿通され、軸25によりアーム4が揺動自在にガス栓本体2に取り付けられている。アーム4はねじりコイルばね23により、図1において時計方向に回動付勢されている。
アーム4には、図2に示す操作ユニット5が取り付けられている。アーム4への操作ユニット5の取り付けは、後述するようにアーム4の取付穴44(図10)に操作ユニット5の取付部61を嵌め込むことにより抜け止め状態で首振り可能に連結することによりなされる。
蓋体3は、図1、図4〜図8に示すように、収納ボックス1の内部を遮蔽するものであり、図4に示すように略長方形の板状をなす。蓋体3には、窓孔33、ガイド孔34及び透孔35が形成されている。
窓孔33は、ソケットSをプラグ部21に接続する際にソケットSを挿通するためのものであり、図5に示すようにプラグ部21に対向する位置に形成されている。窓孔33の径方向外側には、ボルトB4、B4を挿通するための2つの透孔35、35が形成されている。透孔35、35はガス栓本体2のねじ孔22、22と対向する位置に形成されている。ボルトB4、B4が、透孔35、35に挿通され、ガス栓本体2のねじ孔22、22に螺合されることにより、蓋体3は、ガス栓本体2に固定され、ひいては収納ボックス1に固定される。
窓孔33の周の一部に隣接して、操作ユニット5の操作部材である押し釦51を位置決めするとともに室内Iに露出させるガイド孔34が形成されている。ガイド孔34の形状は押し釦51の形状に対応して形成されている。
蓋体3には、窓孔33、ガイド孔34及び透孔35を閉塞するための開閉板31が形成されている。開閉蓋31は矩形状をしており、蓋体3の長手方向に平行に設けられたガイドレール32に係合されている。開閉蓋31は、開位置(図1、図4〜図6)から閉位置(図7、8)までの間を摺動領域として摺動し、閉位置で窓孔33、ガイド孔34及び透孔35を閉塞する。
なお、蓋体3には、開閉蓋31の摺動領域の左右端に差し込み凹部36、36が形成されている。この差し込み凹部36は、例えば人差し指の先端部を、爪を下方に向けた状態で挿入し、人差し指の先端部を開閉蓋31に押し付けるために設けられている。人差し指を開閉蓋31の先端部に押し付けた状態で右側の差し込み凹部36に挿入し、人差し指を左方へ移動させることにより、開閉蓋31を閉位置から開位置側へ摺動させることができ、左側の差し込み凹部36から同様に人差し指を右方へ移動させることにより、開閉蓋31を開位置から閉位置側へ摺動させることができる。差し込み凹部36は、開閉蓋31の摺動領域の左右端のどちらか一方にのみ設けてもよい。また、差し込み凹部36に代え、開閉蓋31に凸部を設けてもよい。
ガス栓本体2の内部には、図9に示す継手接続部23からプラグ部21の先端面まで延びるガス通路24が形成されている。ガス通路24の内部には、図示しない主弁体及び副弁体が設けられている。これらの弁は、プラグ部21にソケットSが接続されるとガス通路24を開く。この結果、一次側ガス管からガス管接続部8及び継手7を経て供給されるガスがガス通路24を通り、ソケットSに接続された二次側ガス管を介してガス機器(いずれも図示せず)に供給される。主弁体及び副弁体は、ソケットSをプラグ部21から取り外すとガス通路24を閉じる。ガス通路24の主弁体及び副弁体による開閉構造は周知のものであるので、その詳細な構造については、その説明を省略する。ガス栓本体2の内部構造は、プラグ部21にソケットSを取り付けるとガス通路24が開かれ、ソケットSを取り外すとガス通路24が閉じられるものである限り、他の構造であってもよい。
ソケットS(図1)とガス栓本体2との着脱について説明する。ガス栓本体2にソケットSを接続する場合には、ソケットSをガス栓本体2のプラグ部21に差し込む。この場合、ソケットSをプラグ部21に差し込むとソケットSとプラグ部21とが自動的に固定され、ソケットSがプラグ部21から離脱不能になる。ソケットSとプラグ部21との固定を解除するには、ソケットSの先端部外周に摺動自在に設けられたスリーブ(図示せず)をガス栓本体2と反対方向に移動させることにより行われる。ソケットSとプラグ部21との着脱構造は周知のものであるので、その詳細な構造については、その説明を省略する。
図1に示すように、ソケットSがガス栓本体2に接続されている場合には、ソケットSのスリーブによりアーム4の板部41は、プラグ部21の基端側に押し付けられ、ねじりコイルばね23の回動付勢力に抗してアーム4の被押圧部43は蓋体3のガイド孔34側へ持ち上げられている。したがって、操作ユニット5は持ち上げられた状態にあり、操作ユニット5の押し釦51は蓋体3のガイド孔34から突出する。
ソケットSのプラグ部21からの取り外しは、後述するソケット取外し機構Mによりなされる。ソケットSをプラグ部21から取り外す場合には、蓋体3のガイド孔34から突出する操作ユニット5を押す。するとプラグ部21に近接して設けられたアーム4の板部41がプラグ部21の基端側から先端側へ向かって移動することにより、ソケットSのスリーブがソケットSの先端側から基端側へ移動する。これによって、ソケットSとプラグ部21の固定が解除されソケットSがプラグ部21から取り外し可能となる。
古いガス栓を新しいガス栓に取り換える際、例えば配管が鉄管の場合には、ガス管接続部8までは従来のものを継続して使用し、ガス管接続部8より先の部分に新しい継手7及びガス栓本体2を接続することになる。既存の配管や収納ボックス1が壁面や床面から奥まっていたり、浅かったりする場合がある。その場合に、新しいガス栓に取り換えると、ガス栓本体2が壁面や床面に対して奥まったり、近接したりする。ガス栓本体2が奥まると操作ユニットも奥まって押せなくなり、ガス栓本体2が近接すると操作ユニットが蓋体3のガイド孔34から突出しすぎて、開閉蓋31が閉まらなくなる。そこで、操作ユニットのガイド孔34からの突出長さを調整可能なソケット取外し機構が必要になる。
以下、図1、図2、図5〜図8、図10〜図17を参照して、操作ユニット5の長さ調整可能な、プラグ部21からソケットSを取り外すためのソケット取外し機構Mについて説明する。図1に示すように、ソケット取外し機構Mは、揺動部材であるアーム4と操作ユニット5とを備えている。アーム4は、ガス栓本体2に揺動可能に設けられ、揺動支点である軸受孔46の両側に被押圧部43と作用部である板部41を有する。操作ユニット5は、プラグ部21の軸方向に移動可能である。ソケット取外し機構Mは、操作ユニット5を押し操作してアーム4の被押圧部43を押すことにより、アーム4を揺動させ、板部41でプラグ部21に接続されたソケットSを押し操作方向と反対方向に押し出すようにしたものである。
図10に示すように、揺動部材であるアーム4は、平板状をなす板部41を備えている。この板部41の一端部には、半円状をなす切欠き42が形成されている。この切欠き42の内径は、ガス栓本体2のプラグ部21に続く部分の外径より若干大きくなされている。また、板部41の他端側には、図10(C)において斜め上方へ向かって延びる被押圧部43が形成されている。被押圧部43には、操作ユニット5の支持部材6(後述)が連結されるL字型の取付穴44が形成されている。取付穴44は、図10(A)において左右に長い長孔として形成されてもよい(図3)。さらに、図10(A)における、板部41の上下両側部の中央部には、被押圧部43と逆側へ向かって突出する突片45、45が形成されている。この突片45、45には、軸受孔46、46が形成されている。
各突片45の軸受孔46が、ガス栓本体2に螺合固定された軸25(図1、図6、図8参照)に相対回転自在に挿通されることにより、アーム4は、軸受孔46を揺動支点としてガス栓本体2に揺動自在に取り付けられている。アーム4は、コイルばね23により、図1、図6、図8において時計方向へ回動付勢されている。この回動付勢力により、ソケットSが接続されていない場合には、図6、8に示すように、アーム4の被押圧部43はガス栓本体2に押し付けられ、板部41はプラグ部21の先端側へ持ち上げられている。
図1において、軸25はプラグ部21の軸線と直交する方向に延びており、アーム4の切欠き42にはガス栓本体2が入り込んでいる。切欠き42の両側に位置する板部41の端部は、プラグ部21にソケットSを接続した際に、コイルばね23の回動付勢力により、ソケットSのスリーブ下端面に押し付けられている。したがって、アーム4を図1において時計方向へ回動させると、板部41の端部が作用部としてソケットSのスリーブをソケットSの先端側から基端側へ押圧移動させることになり、これによってソケットSのプラグ部21に対する固定が解除される。
次に、図1、図2、図11〜図14を参照して、ソケットSのプラグ部21に対する固定を解除するための操作ユニット5について説明する。アーム4を上記のように回動させて、ソケットSのプラグ部21に対する固定を解除するために、アーム4には、取付穴44を介して、操作ユニット5が設けられている。操作ユニット5は、支持部材6と操作部材である押し釦51とを備えている。支持部材6の基端部の取付部61がアーム4の被押圧部43に連結される。押し釦51は、支持部材6に連結される。
図11〜図13に示すように、支持部材6が、プラグ部21の軸方向に延びる軸部である、中間軸部63及び挿入軸部64を有している。挿入軸部64の外周に嵌合部(嵌合突起65)が形成されている。図14に示すように、押し釦51が、挿入軸部64を挿通させる挿通孔53を有している。挿通孔53の内周に軸方向に間隔をおいて嵌合部(嵌合孔52)が複数形成されている。図2に示すように、支持部材6が複数の嵌合孔52のいずれかに選択的に嵌合されることにより、操作ユニット5の長さが調整される。
図11を参照して支持部材6について説明する。支持部材6は、樹脂等の材料を射出成形することにより形成される。支持部材6には、その基端部から先端部にかけて、取付部61、ベース部62、中間軸部63及び挿入軸部64が形成されている。取付部61は、支持部材6の基端部に逆さT字状をなして形成され、アーム4の取付穴44に連結される。取付部61の上方には、図11(A)の左右を長手方向とする矩形状のベース部62が形成されている。ベース部62の下面は、操作ユニット5がアーム4に取り付けられた際、アーム4の被押圧部43に接する。よって、ソケット取外し機構Mにおいて、操作ユニット5が押されると、ベース部62が被押圧部43を押す。ベース部62の上方には、断面円形の中間軸部63が延びている。中間軸部63の上方には、中間軸部63よりも小径で断面円形の挿入軸部64が延びている。挿入軸部64は後述する押し釦51の挿通孔53に挿通される。挿入軸部64の先端部付近には、嵌合凸部である円柱状の2つの嵌合突起65、65が、挿入軸部64の断面円の中心を挟んでその径方向外側に対称に配置されている。嵌合突起65、65の中間軸部63からの突出方向とベース部62の中間軸部63からの突出方向とは直交している。
図12に示すように、ベース部62と挿入軸部64の間に中間軸部63を設けず、ベース部62の上方に挿入軸部64を直接設けてもよい。また、図13に示すように中間軸部63の長さをより長くしてもよい。このようにして、長さの異なる種々の支持部材6が用意される。
図14を参照して、操作部材である押し釦51について説明する。押し釦51は、弾性を有する樹脂等の材料を射出成形することにより形成され、直方体状の形状をなしている。押し釦51の底面には断面円形の挿通孔53が形成され、押し釦51の上方に延びている。挿通孔53の内周の形状及び大きさは、支持部材6の挿入軸部64の外周の形状及び大きさに対応し、挿通孔53の内周が挿入軸部64の外周に面接触する支持面として提供される。したがって、挿入軸部64が挿通孔53に挿通可能であるとともに挿通孔53内で回動可能となっている。また、押し釦51を支持部材6に安定して支持することができる。
挿通孔53の内周には、挿通孔53の軸方向に間隔をおいて、周方向に細長い長穴状の嵌合部である嵌合孔52が嵌合凹部として形成されている。各嵌合孔52は、挿通孔53から押し釦51の正面又は背面まで貫通して形成されている。この例では、嵌合孔52は、押し釦51の正面側に4つ形成され、押し釦51の背面側に4つ形成されている。挿通孔53の軸方向における、正面側の上から1段目から4段目までの各嵌合孔52の位置と背面側の上から1段目から4段目までの各嵌合孔52の位置は、それぞれ一致している。
長穴状の嵌合孔52には、その長手方向の中間部に上下から張り出す2つの突出部57、57が形成され、突出部57、57により狭まった部分に狭小部57aが形成されている。したがって、嵌合孔52は、長穴の中間部が狭まってくびれた瓢箪型の形状をしている。嵌合孔52には、狭小部57aに隣接して、支持部材6の嵌合突起65を固定する固定部58が形成されている。
押し釦51の背面には、内側に湾曲した湾曲部56が形成されている。湾曲部56の湾曲形状は、プラグ部21に接続されるソケットSの外周に対応しており、接続されたソケットSの逃げとして機能する。湾曲部56にソケットSの外周の一部が納まるため収納ボックス1内の狭い空間を有効に利用できる。
図14(C)に示すように、挿通孔53には、周方向に180°離間して、逃げ凹部である2つの切欠き部54、54が形成されている。切欠き部54、54は、押し釦51の正面側及び背面側から突出した突起55、55によって規定される。突起55、55は、それぞれ嵌合孔52の長手方向で固定部58の延長上の位置あたりから突出している。切欠き部54、54は挿通孔53の軸方向に延びるとともに各嵌合孔52に連なっている。切欠き部54、54は、嵌合突起65、65を逃がすことにより支持部材6の前記挿通孔53への挿通を可能とするとともに、支持部材6の回動方向を規制する。
挿通孔53に支持部材6が挿通される際、この切欠き部54、54には、挿入軸部64の嵌合突起65、65が配置される。即ち、切欠き部54、54により支持部材6を挿通する際の支持部材6の初期位置が決まる。この状態で、支持部材6は挿通孔53の軸方向に移動可能であるとともに、突起55、55によりその突出方向と反対方向への回動が規制される。この時の支持部材6に対する押し釦51の回動位置を第1回動位置とする。
図15を参照して、押し釦51と支持部材6の固定について説明する。図15は、嵌合突起65と嵌合孔52との嵌合が外れた状態を示している。上述した第1回動位置にある押し釦51は支持部材6に対して軸方向に移動し、支持部材6の嵌合突起65は最上段の嵌合孔52の位置にある。この状態で、支持部材6を図15(B)の矢印方向に回動させるか、押し釦51をその矢印と反対方向に回動させると、嵌合突起65が嵌合孔52内に進入し、突出部57、57により形成された狭小部57aを通過し、固定部58に嵌合され、押し釦51と支持部材6は固定される。この時、即ち、嵌合凸部である嵌合突起65が嵌合凹部である嵌合孔52に嵌合された時の支持部材6に対する押し釦51の回動位置を第2回動位置とする。押し釦51と支持部材6が固定された状態を図16に示す。
上記構成においては、嵌合突起65を軸方向に複数ある嵌合孔52に選択的に嵌合させることにより、操作ユニット5の長さを簡易に短時間で変えることができる。操作ユニット5の長さを変えるには、嵌合突起65を適当な嵌合孔52の位置に合わせ、押し釦51を第1回動位置から第2回動位置まで回動させるだけでよい。
狭小部57aは嵌合突起65の径より狭い。狭小部57aを形成する突出部57、57の存在により、嵌合突起65を固定部58にしっかりと固定することができ、押し釦51が回転し難くなる。また、固定部58に嵌合された嵌合突起65は不用意に固定解除方向に回ることがなく、不用意な押し釦51の取り外しを防止することができる。
また、押し釦51を支持部材6に固定する際、嵌合突起65が狭小部57aを通過する前後に、押し釦51の嵌合孔52は弾性変形するので操作者はクリック感をもって押し釦51が支持部材6に固定されたことを知ることができる。
図16を参照して、押し釦51と支持部材6の固定解除について説明する。押し釦51は上述した第2回動位置にあり、嵌合突起65と嵌合孔52は嵌合されている。この状態から、支持部材6を図16(B)の矢印方向に回動させるか、押し釦51をその矢印と反対方向に回動させると、嵌合突起65と固定部58との嵌合が外れ、嵌合突起65は、突出部57、57により形成された狭小部57aを通過し、嵌合孔52内を移動し、上述した第1回動位置まで移動する。この位置では、押し釦51は支持部材6に対して軸方向に移動可能であり、押し釦51を支持部材6から取り外すことができる。
上記構成においては、押し釦51と支持部材6の固定を解除する際、嵌合突起65が狭小部57aを通過する前後に、押し釦51の嵌合孔52は弾性変形するので操作者はクリック感をもって押し釦51と支持部材6の固定が解除されたことを知ることができる。
図17を参照して、アーム4への操作ユニット5の連結について説明する。押し釦51の湾曲部56をアーム4の切欠き42に正対させた状態から、図17(A)の矢印C方向に操作ユニット5を回動させ、L字型の取付穴44の曲り目に逆さT字状の取付部61を位置させ、差し込む。取付穴44の形状が図17において左右に長い長孔である場合(図3)には、操作ユニット5を矢印C方向に90°近く回動させる必要がある。取付穴44がL字型の場合は長孔の場合より操作ユニット5の矢印C方向への回動を小さくすることができる。
取付部61が取付穴44に差し込まれた状態で、操作ユニット5を図17(B)の矢印D方向に回動させて、湾曲部56と切欠き42が正対する状態に戻しながら、矢印E方向に移動させて、操作ユニット5が蓋体3のガイド孔34によって位置決めされる位置まで移動させる。この位置で、支持部材6(図11(A)、図12、図13)の逆さT字状の取付部61の腕の長さ(Tの横棒の部分の長さ)及びベース部62の長手方向の長さは、アーム4の取付穴44の幅より大きい。したがって、操作ユニット5は、アーム4に抜け止め状態で連結されている。また、逆さT字状の取付部61の胴の太さ(Tの縦棒の部分の太さ)は、アーム4の取付穴44の幅より小さい。したがって、操作ユニット5は、アーム4に首振り可能に連結されている。
図1、図5〜図8に示すように収納ボックス1を蓋体3によって遮蔽する際、操作ユニット5の押し釦51の位置を微調整してガイド孔34の位置に合わせる。操作ユニット5はガイド孔34から露出するとともに、ガイド孔34により位置決めされ、回り止めされる。したがって、操作ユニット5は上下方向にのみ移動可能となる。
操作ユニット5の長さは、最適な長さに調整する必要がある。図1に示すように、収納ボックス1を蓋体3で遮蔽してソケットSを接続した時、操作ユニット5を押すことができるように押し釦51がガイド孔34から突出している必要がある。同時に、図6、図8に示すように、ソケットSを取り外した時、開閉蓋31を開閉できるようにガイド孔34から突出した押し釦51が開閉蓋31を遮らない必要がある。
図2、14において、操作ユニット5の長さを最適な長さに調整するため、例えば、挿通孔53の軸方向における4つの嵌合孔52の設置間隔を4〜5mm程度に設定する。
押し釦51と支持部材6の接続位置の変更により、操作ユニット5の全長を4段階に切り替えることができる。既設の配管に新しいガス栓を取り換えた場合、ガス栓本体2が奥まっていても近接していても対応することができ操作ユニット5の操作性が向上する。また、ガス栓本体2がさらに奥まって設置されている場合にも対応するため、全長のより長い支持部材6、さらに長い支持部材6を用意すれば、操作ユニット5の全長を12段階に切り替えることができる(図11〜14)。
壁面や床面からのガス栓本体2の深さに対して、予め押し釦51の嵌合孔52(本実施の形態では4段階になっている)のいずれかと使用する支持部材6との組み合わせを定めておけば、より効率的に操作ユニット5の長さを調整できる。
上記構成においては、螺合度合の調整を必要とすることなく、押し釦51の突出長さの調整が簡易に短時間でできる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下に述べる第2実施の形態については、上記実施の形態と異なる構成だけを説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図18は、この発明のソケット取外し機構に用いられる操作ユニットの他の例を示すものである。図18(A)は、支持部材6の挿入軸部64の端面図である。図18(B)、(C)は、支持部材6の挿入軸部64を挿通孔53に挿入させた状態の押し釦51の断面図である。この実施の形態では、操作部材である押し釦51の挿通孔53の内周に嵌合部(嵌合突起59)が形成され、支持部材6の挿入軸部64の外周に軸方向に間隔をおいて嵌合部(嵌合溝66)が複数形成されている。本実施の形態では、嵌合凸部である嵌合突起59は、周方向に180°離間して2つ形成されるとともに、嵌合凹部である嵌合溝66が周方向に180°離間して2つ形成されている。嵌合突起59が、挿入軸部64の軸方向に複数形成された嵌合溝66のいずれかに選択的に嵌合されることにより、操作ユニット5の長さが調整される。
嵌合溝66が形成された挿入軸部64の外周には、逃げ凹部である平坦部67が形成され、軸方向に延びるとともに周方向の嵌合溝66に連なっている。嵌合溝66には、押し釦51の挿通孔53に形成された嵌合突起59を固定する固定部68が形成されている。固定部68には、後述する固定凸部59aと嵌合する固定凹部69が形成されている。
図18(B)、(C)に示すように、押し釦51の挿通孔53には、軸方向のいずれかの箇所に嵌合凸部である2つの嵌合突起59、59が挿通孔53の断面円の中心を挟んでその径方向内側に対称に形成されている。嵌合突起59には、嵌合溝66の固定部68の固定凹部69と嵌合する固定凸部59aが形成されている。
押し釦51と支持部材6の固定について説明する。図18(B)に示すように、挿通孔53に支持部材6が挿通される際、平坦部67、67には、挿入孔53の嵌合突起59、59が配置される。平坦部67、67により挿通孔53に挿入する際の押し釦51の初期位置が決まる。この状態で、押し釦51は支持部材6の軸方向に移動可能であるとともに、嵌合溝66方向にのみ回動可能である。この時の支持部材6に対する押し釦51の回動位置を第1回動位置とする。
図18(B)は、嵌合突起59と嵌合溝66との嵌合が外れている状態を示している。上述した第1回動位置にある押し釦51は支持部材6に対して軸方向に移動可能で、押し釦51の嵌合突起59、59は、挿入軸部64の軸方向に複数あるうちのいずれかの嵌合溝66、66の位置にある。この状態で、支持部材6を時計周りに回動させるか、押し釦51を反時計回りに回動させると、嵌合突起59が嵌合溝66内に進入し、図18(C)にしめすように、固定凸部59aと固定凹部69が嵌合することにより、嵌合突起59は固定部68に固定され、ひいては押し釦51と支持部材6は固定される。この時、即ち、嵌合凸部である嵌合突起59が嵌合凹部である嵌合溝66に嵌合された時の支持部材6に対する押し釦51の回動位置を第2回動位置とする。
上記構成においては、嵌合突起59を軸方向に複数ある嵌合溝66に選択的に嵌合させることにより、操作ユニット5の長さを簡易に短時間で変えることができる。操作ユニット5の長さを変えるには、嵌合突起59を適当な嵌合溝66の位置に合わせ、押し釦51を第1回動位置から第2回動位置まで回動させるだけでよい。
固定凸部59aと固定凹部69により、嵌合突起59を固定部68にしっかりと固定することができる。また、固定部68に嵌合された嵌合突起59は不用意に固定解除方向に回ることがなく、不用意な押し釦51の取り外しを防止することができる。
また、押し釦51を支持部材6に固定又は固定解除する場合に、固定凸部59aが固定凹部69に嵌合又は嵌合解除する際、押し釦51の嵌合突起59は双方は弾性変形するので操作者はクリック感をもって押し釦51が支持部材6に固定又は固定解除されたことを知ることができる。
本発明は、上記実施例に制約されず、種々の態様を採用することができる。
第1実施形態において、嵌合突起65を挿入軸部64の周方向に2つ、嵌合孔52を押し釦51の挿通孔53の周方向に2つ、それぞれ形成したが、嵌合突起65及び嵌合孔52は、それぞれ周方向に1つ形成してもよく、3つ以上形成してもよい。これらに対応して切欠き部54は、1つでもよく、3つ以上形成してもよい。
押し釦51の挿通孔53の軸方向に嵌合孔52を4段形成したが、5段以上でもよく、3段以下でもよい。
嵌合孔52は、挿通孔53から押し釦51の正面又は背面まで貫通して形成したが、貫通させなくてもよい。
嵌合孔52に狭小部57aを形成するため、突出部57が2つ形成されているが、1つでもよい。
嵌合孔52の形状は上記実施形態の瓢箪型の他、嵌合孔52に突出部57を形成せず、楕円、長円等であってもよい。
第2実施形態において、嵌合突起59を押し釦51の挿通孔53の周方向に2つ、嵌合溝66を挿入軸部64の周方向に2つ、それぞれ形成したが、嵌合突起59及び嵌合溝66は、それぞれ周方向に1つ形成してもよく、3つ以上形成してもよい。これらに対応して平坦部67は、1つでもよく、3つ以上形成してもよい。
操作部材に軸部が形成され、支持部材に挿通孔が形成されていてもよい。
上記実施の形態では、支持部材6をアーム4の被押圧部43に連結させているが、当接させてもよい。
嵌合凸部を軸部又は挿通孔にその軸方向に複数設けてもよく、その場合、嵌合凹部は嵌合凸部より多く設ければよい。
本発明は、壁面や床面に設置された埋設型ガス栓に適用することができる。
I 室内
A 埋設型ガス栓
M ソケット取外し機構
S ソケット
1 収納ボックス
2 ガス栓本体
21 プラグ部
25 軸(揺動支点)
3 蓋体
31 開閉蓋
4 アーム(揺動部材)
41 板部(作用部)
43 被押圧部
46 軸受孔(揺動支点)
5 操作ユニット
51 押し釦(操作部材)
52 嵌合孔(嵌合部、嵌合凹部)
53 挿通孔
54 切欠き部(逃げ凹部)
55 突起
57 突出部
57a 狭小部
58 固定部(終端部)
59 嵌合突起(嵌合部、嵌合凸部)
59a 固定凸部
6 支持部材
61 取付部(基端部)
64 挿入軸部
65 嵌合突起(嵌合部、嵌合凸部)
66 嵌合溝(嵌合部、嵌合凹部)
67 平坦部(逃げ凹部)
68 固定部(終端部)
69 固定凹部

Claims (7)

  1. ガス栓本体のプラグ部に接続されたソケットを取り外すためのソケット取外し機構であって、
    前記ガス栓本体に揺動可能に設けられ、この揺動支点の両側に被押圧部と作用部を有する揺動部材と、前記プラグ部の軸方向に移動可能な操作ユニットとを備え、前記操作ユニットを押し操作して前記揺動部材の前記被押圧部を押すことにより、前記揺動部材を揺動させ、前記作用部で前記プラグ部に接続されたソケットを前記押し操作方向と反対方向に押し出して取り外すようにしたソケット取外し機構において、
    前記操作ユニットは、基端部が前記揺動部材の被押圧部に連結されるか当接される支持部材と、前記支持部材に連結される操作部材とを備え、前記支持部材と操作部材の一方が前記プラグ部の軸方向に延びる軸部を有し、他方が前記軸部を挿通させる挿通孔を有し、
    前記軸部の外周と前記挿通孔の内周のいずれか一方に第1嵌合部が形成され、他方に前記軸方向に間隔をおいて第2嵌合部が複数形成され、
    前記第1嵌合部が複数の前記第2嵌合部のいずれかに選択的に嵌合されることにより、前記操作ユニットの長さを調整可能としたことを特徴とするソケット取外し機構。
  2. 前記第1嵌合部が嵌合凸部からなり、前記第2嵌合部が嵌合凹部からなり、この嵌合凹部が形成された前記軸部の外周又は前記挿通孔の内周には、軸方向に延びるとともに前記嵌合凹部に連なる逃げ凹部が形成され、前記操作部材は、前記嵌合凸部が前記逃げ凹部に配置された状態で前記支持部材に対して軸方向に移動可能な第1回動位置と、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合される第2回動位置との間で、回動可能であることを特徴とする請求項1に記載のソケット取外し機構。
  3. 前記軸部および前記挿通孔が断面円形をなし、前記挿通孔の内周が、前記軸部の外周に面接触する支持面として提供されることを特徴とする請求項2に記載のソケット取外し機構。
  4. 前記軸部の外周に前記嵌合凸部が形成され、前記挿通孔の内周に前記嵌合凹部と前記逃げ凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のソケット取外し機構。
  5. 前記挿通孔の内周に前記嵌合凸部が形成され、前記軸部の外周に前記嵌合凹部と前記逃げ凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のソケット取外し機構。
  6. 前記嵌合凹部が周方向に細長い長穴からなり、この長穴はその長手方向の中間部に狭小部を有するとともにその終端部に前記嵌合凸部を固定する固定部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のソケット取外し機構。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のソケット取外し機構を備えた埋設型ガス栓。
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