JP2016014330A - 船外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダボディおよびクランクケースの内部が外水に曝されるのを抑制することが可能な船外機を提供する。
【解決手段】この船外機1は、シリンダボディ3と、シリンダボディ3と第1接合面510で接合されるクランクケース4とを含むエンジン2と、シリンダボディ3およびクランクケース4の両方と第2接合面520で接するエンジンホルダ5と、シリンダボディ3およびクランクケース4の間の孔部2aとエンジンホルダ5とを貫通するクランクシャフト6およびドライブシャフト7と、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2接合面520より上方の部分と、シリンダボディ3およびクランクケース4との間に配置され、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第1シール部材210aとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】この船外機1は、シリンダボディ3と、シリンダボディ3と第1接合面510で接合されるクランクケース4とを含むエンジン2と、シリンダボディ3およびクランクケース4の両方と第2接合面520で接するエンジンホルダ5と、シリンダボディ3およびクランクケース4の間の孔部2aとエンジンホルダ5とを貫通するクランクシャフト6およびドライブシャフト7と、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2接合面520より上方の部分と、シリンダボディ3およびクランクケース4との間に配置され、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第1シール部材210aとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、船外機に関し、特に、エンジンとエンジンホルダとを備える船外機に関する。
従来、エンジンとエンジンホルダとを備える船外機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、エンジンと、エンジンが上面に固定されるエンジンホルダとを備えた船外機が開示されている。このエンジンは、クランクシャフトを有するクランクケースを含んでいる。このエンジンは、クランクケースに対して水平方向に隣接して配置され、シリンダを有するシリンダボディを含んでいると考えられる。シリンダボディおよびクランクケースを有するエンジンをエンジンホルダ上に接合する場合、シリンダボディと、クランクケースと、エンジンホルダとの各境界面が交わる3面接合部分が生じる。クランクシャフトは、3面接合部分に略隣接するように配置されていると考えられる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された船外機では、シリンダボディと、クランクケースと、エンジンホルダとの各境界面が交わる3面接合部分では、ガスケットを用いてシールした場合でも僅かな隙間が残存しやすい。上記特許文献1に記載された船外機では、3面接合部分の内部は潤滑用のオイルが供給されているため耐水性(耐海水性)を有するが、オイル供給通路が3面接合部分に位置するため、オイル漏れの可能性がある。一方、3面接合部分にオイルが供給されていなければシリンダボディおよびクランクケースに配置される部品が外水に曝されてしまうため、シリンダボディおよびクランクケースに配置される部品に対して耐水性(耐海水性)の表面処理を行う必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、シリンダボディおよびクランクケースの内部が外水に曝されるのを抑制可能な船外機を提供することである。
この発明の一の局面による船外機は、シリンダボディと、シリンダボディに対して水平方向に隣接して配置され、シリンダボディと第1接合面で接合されるクランクケースとを含むエンジンと、シリンダボディおよびクランクケースの両方と第2接合面で接し、エンジンが上面に固定されるエンジンホルダと、シリンダボディおよびクランクケースの間で回転可能に支持されるクランクシャフトと、クランクシャフトと動力を伝達可能に連結されたドライブシャフトとを含み、シリンダボディおよびクランクケースの間に形成された孔部とエンジンホルダとを第2接合面と交差する方向に貫通するように配置される動力伝達シャフトと、動力伝達シャフトの第2接合面より上方の部分と、シリンダボディおよびクランクケースとの間に配置され、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第1シール部材とを備える。
この発明の一の局面による船外機では、上記のように、動力伝達シャフトの第2接合面より上方の部分とシリンダボディおよびクランクケースとの間に配置され、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第1シール部材を設ける。これにより、エンジンホルダとクランクケースとの間から侵入した外水が、3面接合部分からクランクシャフトが配置される部分(孔部内)まで侵入した場合にも、第1シール部材によって、シリンダボディおよびクランクケースの内部が外水に曝される(外水がシリンダボディおよびクランクケースのオイル領域に侵入する)のを抑制することができる。その結果、シリンダボディおよびクランクケースに配置される部品のうちで表面処理が必要となる部品数を少なくすることができる。したがって、シリンダボディおよびクランクケースの内部が外水に曝されるのを抑制して、耐水性の表面処理を要する部品数を削減することができる。
なお、本明細書において、「外水」とは、船外機を搭載した船体が航行する海の海水または河川や湖の淡水を示す概念である。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、動力伝達シャフトの第2接合面より下方の部分と、エンジンホルダとの間に配置される第2シール部材をさらに備える。このように構成すれば、第2シール部材によって、第2シール部材よりも上方の外水侵入領域の外水が下方の領域に侵入するのを抑制することができる。これにより、エンジンホルダとクランクケースとの間から侵入した外水が、3面接合部分からクランクシャフトが配置される部分に侵入した場合にも、第2シール部材によって、第2シール部材よりも下方の領域に到達するのを抑制することができる。その結果、第2シール部材よりも下方の領域で動力伝達シャフトに連結される部品のうちで表面処理が必要となる部品数を少なくすることができる。したがって、第2シール部材よりも下方の領域で動力伝達シャフトに連結される部品が外水に曝されるのを抑制して、耐水性の表面処理を要する部品数をさらに削減することができる。
この場合、好ましくは、第1シール部材と第2シール部材とに挟まれた部分は、外水が侵入する外水侵入領域であり、動力伝達シャフトの第1シール部材よりも上方の部分と動力伝達シャフトの第2シール部材よりも下方の部分とに、外水が侵入しないように構成されている。このように構成すれば、第1シール部材と第2シール部材とに挟まれた部分に侵入した外水が、動力伝達シャフトが配置されている部分に侵入するのを抑制することができる。また、最低限、第1シール部材と第2シール部材とに挟まれた部分に対して耐水性の表面処理を行うだけで済むので、耐水性の表面処理を要する部品数をより一層削減することができる。
上記第2シール部材を備える構成において、好ましくは、第1シール部材および第2シール部材は、クランクシャフトの下部の外周部に配置されている。このように構成すれば、クランクシャフトの上部に外水が侵入するのを抑制することができる。その結果、クランクシャフトの上部に対する表面処理を不要とすることができるとともに、より多くの部品についての耐水性の表面処理を不要とすることができる。
上記第2シール部材を備える構成において、好ましくは、第1シール部材および第2シール部材は、リング状のシール部材である。このように構成すれば、第1シール部材および第2シール部材を動力伝達シャフトの外周部の全周に密着させることができる。その結果、第1シール部材と第2シール部材とに挟まれた部分に侵入した外水が、第1シール部材よりも上方の部分および第2シール部材よりも下方の部分に侵入するのをより確実に抑制することができる。
上記第1シール部材および第2シール部材がリング状のシール部材である構成において、好ましくは、第1シール部材および第2シール部材は、リング状のオイルシールである。このように構成すれば、高いシール性能を有する第1シール部材および第2シール部材を設けることができる。
上記第1シール部材および第2シール部材がリング状のシール部材である構成において、好ましくは、リング状の第1シール部材とリング状の第2シール部材とは、上下方向に対向するように配置されている。このように構成すれば、第1シール部材と第2シール部材とを近くに配置することができる。これにより、第1シール部材と第2シール部材との間の外水侵入領域を小さくすることができる。その結果、第1シール部材および第2シール部材が、それぞれの配置位置から抜けたり、ずれたりするのを抑制することができる。
上記第1シール部材および第2シール部材がリング状のシール部材である構成において、好ましくは、クランクケースおよびシリンダボディは、リング状の第1シール部材を収容する周状の第1収容部を含む。このように構成すれば、第1収容部により第1シール部材を所定の位置に安定して収容(保持)することができる。
上記第1収容部を含む構成において、好ましくは、エンジンホルダは、第1収容部の下方に設けられ、リング状の第2シール部材を収容する周状の第2収容部を含む。このように構成すれば、第2収容部により第2シール部材を第1シール部材の下方の位置に安定して収容(保持)することができる。
上記第2シール部材を備える構成において、好ましくは、エンジンにオイルを循環するためのオイルポンプと、第2シール部材よりも下方に配置され、第2シール部材との間に設けられる上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第3シール部材とをさらに備え、オイルポンプは、第2シール部材と第3シール部材との間のオイル領域に配置されている。このように構成すれば、第2シール部材による下方への外水侵入の抑制および第3シール部材による上方への外水侵入の抑制により、第2シール部材と第3シール部材との間を確実にオイル領域にすることができるとともに、そのオイル領域にオイルポンプを配置することができる。その結果、潤滑系のレイアウトの自由度を向上させることができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、シリンダボディとクランクケースとの間の第1接合面には、第1ガスケットが配置されている。このように構成すれば、第1ガスケットにより、外水が第1接合面を介して孔部内に侵入するのを抑制することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、クランクケースおよびシリンダボディと、エンジンホルダとの間の第2接合面には、第2ガスケットが配置されている。このように構成すれば、第2ガスケットにより、外水が第2接合面を介して動力伝達シャフトの配置領域に侵入するのを抑制することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、クランクシャフトとドライブシャフトとは、互いに同軸状に配置されている。このように構成すれば、クランクシャフトとドライブシャフトとが互いに異なる回転中心軸線上に配置されている場合と異なり、動力伝達シャフト(クランクシャフトおよびドライブシャフト)の形状が複雑になるのを抑制することができる。その結果、動力伝達シャフトが配置される孔部(シリンダボディ、クランクケース)のシールを容易に行うことができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、ドライブシャフトの回転中心軸線は、第1接合面の延長面上に配置されている。このように構成すれば、動力伝達シャフトが挿入される孔部を構成する周壁部分を、シリンダボディとクランクケースとによって半分に分割する構造とすることができる。その結果、動力伝達シャフトが配置される孔部(シリンダボディ、クランクケース)の第1接合面のシールを容易に行うことができる。
本発明によれば、上記のように、シリンダボディおよびクランクケースの内部が外水に曝されるのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態による船外機1の構造について説明する。なお、図に示した、「FWD」は、船体100の前進方向を示し、「BWD」は、船体100の後進方向を示している。
図1に示すように、船外機1は、エンジン2を備えている。このエンジン2は、シリンダボディ3と、クランクケース4とを含んでいる。船外機1は、エンジンホルダ5と、クランクシャフト6と、ドライブシャフト7と、ギア部8と、プロペラシャフト9とを備えている。船外機1は、オイルパン10と、オイルポンプ11とを備えている。船外機1は、所定部分をシールするための第1シール部材210aと、第2シール部材220aと、第3シール部材230aとを備えている。この船外機1の第1シール部材210aと第2シール部材220aとの間の領域と、第3シール部材230aの下方の領域とは、外水が侵入する外水侵入領域(外水が侵入してくる領域;図3参照)である。この船外機1の第1シール部材210aの上方の領域と、第2シール部材220aと第3シール部材230aとの間の領域とは、オイル領域(外水が侵入しないように構成された領域;図3参照)である。
船外機1は、上から順に、エンジン部21、アッパー部22およびロワー部23の各ユニットにより構成されている。船外機1は、ブラケット30を介して、船体100に連結されている。なお、クランクシャフト6およびドライブシャフト7は、本発明の「動力伝達シャフト」の一例である。クランクケース4は、シリンダボディ3と接合されており、この接合面を第1接合面510と呼ぶ。エンジンホルダ5は、シリンダボディ3およびクランクケース4の両方と接合されており、シリンダボディ3およびクランクケース4と、エンジンホルダ5との接合面を第2接合面520と呼ぶ。
図2に示すように、シリンダボディ3は、クランクシャフト6(図1参照)を配置するための複数の切欠部31と、第1シール部材210aを配置するための切欠部32とを含んでいる。
切欠部31は、平面視において、円弧形状の内周面を有している。
切欠部32は、平面視において、円弧形状の内周面を有している。切欠部32は、複数の切欠部31よりも下方に設けられている。具体的には、切欠部32は、シリンダボディ3の下端部に設けられている。
クランクケース4は、シリンダボディ3に対して水平方向(前方)に隣接して配置されている。クランクケース4は、第1接合面510に第1ガスケット110を介してシリンダボディ3と接合されている。第1ガスケット110は、シリコーンや合成ゴムを主成分とした流動性を有する硬化性樹脂からなる液状ガスケットである。なお、図2では、第1ガスケット110にハッチングを付して図示している。クランクケース4は、クランクシャフト6を配置するための複数の切欠部41と、第1シール部材210aを収容するための切欠部42とを含んでいる。
切欠部41は、平面視において、円弧形状の内周面を有している。クランクケース4の切欠部41とシリンダボディ3の切欠部31とにより、クランクケース4とシリンダボディ3との間に孔部2aが形成されている。孔部2aは、平面視において、略円形に形成されている。孔部2aには、クランクシャフト6(図1参照)が配置されている。
切欠部42は、平面視において、円弧形状の内周面を有している。切欠部42は、複数の切欠部41よりも下方に設けられている。具体的には、切欠部42は、クランクケース4の下端部に設けられている。クランクケース4の切欠部42とシリンダボディ3の切欠部32とにより、周状(略円形状)の第1収容部210が形成されている。孔部2aの中心と第1収容部210の中心とは、同軸上に配置されている。孔部2aの中心と第1収容部210の中心とは、図1に示すクランクシャフト6の回転中心軸線A1上に配置されている。
図3に示すように、第1収容部210には、第1シール部材210aが収容(圧入)されている。第1シール部材210aは、リング状(図2参照)のオイルシールである。第1シール部材210aは、クランクシャフト6とドライブシャフト7の第2接合面520よりも上方の部分と、シリンダボディ3およびクランクケース4との間に配置されている。第1シール部材210aは、クランクシャフト6の下部(下端部近傍)の外周部に配置されている。第1シール部材210aは、クランクシャフト6の外周部に密着(図5参照)するように設けられている。なお、説明の便宜上、図3ではブラケット30を省略している。なお、説明の便宜上、図5では後述する第2ガスケット120の図示を省略するとともに、クランクシャフト6およびドライブシャフト7を追加して図示している。
図2に示すように、エンジンホルダ5は、エンジン2(シリンダボディ3およびクランクケース4)の下方に配置されている。エンジンホルダ5は、エンジン2が上面に固定されている。エンジンホルダ5は、上下方向に貫通する孔部を含む枠状部材である。エンジンホルダ5は、第2接合面520において、第2ガスケット120を介してシリンダボディ3およびクランクケース4に接合されている。第2ガスケット120は、銅やステンレスなどの金属からなるメタルガスケットである。なお、図2では、第2ガスケット120にハッチングを付して図示している。
エンジンホルダ5は、第2シール部材220aを収容する第2収容部220を含む。第2収容部220は、周状(略円形状)の内周面を有する。第2収容部220は、第1収容部210の下方に第1収容部210と連続するように設けられている。これにより、第1収容部210と第2収容部220とによって、全体として、凹形状の収容部が形成されている。第2収容部220は、エンジンホルダ5の上端部に設けられている。図3に示すように、第2収容部220には、第2シール部材220aが収容(圧入)されている。第2シール部材220aは、リング状(図2参照)のオイルシールである。第2シール部材220aは、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2接合面520より下方の部分と、エンジンホルダ5との間に配置されている。第2シール部材220aは、クランクシャフト6の下部(下端部近傍)の外周部に配置されている。第2シール部材220aは、クランクシャフト6の外周部に密着(図6参照)している。第2シール部材220aは、第1シール部材210aと上下方向に対向した状態で第1シール部材210aに近接して配置されている。第2シール部材220aは、第1シール部材210aと略同一の形状を有している。なお、説明の便宜上、図6では第2ガスケット120の図示を省略するとともに、クランクシャフト6およびドライブシャフト7を追加して図示している。
図1に示すように、クランクシャフト6は、上下方向に延びる回転中心軸線A1(以下、軸線A1という)周りに回転するように配置されている。クランクシャフト6は、第2接合面520と直交する方向(上下方向)に孔部2aを貫通するように配置されている。クランクシャフト6は、ドライブシャフト7の上端部と接続されている。クランクシャフト6は、シリンダボディ3およびクランクケース4の間で回転可能に支持されている。
ドライブシャフト7は、第3シール部材230aと第2シール部材220aとの間に配置されたベアリング12により軸線A1周りに回転可能に支持されている。ドライブシャフト7の軸線A1は、第1接合面510の延長面上(図5参照)に配置されている。ドライブシャフト7は、クランクシャフト6と同軸状に配置されている。ドライブシャフト7は、第2接合面520と交差(直交)する上下方向にエンジンホルダ5を貫通するように配置されている。ドライブシャフト7は、クランクシャフト6を介してエンジン2の駆動力が伝達される。これにより、ドライブシャフト7は、クランクシャフト6と共に同軸状に軸線A1を中心に回転する。
ギア部8は、ピニオンギア8aと、前進用ベベルギア8bと、後進用ベベルギア8cとを含んでいる。ピニオンギア8aは、ドライブシャフト7の下端に取り付けられている。前進用ベベルギア8bおよび後進用ベベルギア8cは、ピニオンギア8aを挟み込むように、プロペラシャフト9に設けられている。ギア部8は、プロペラシャフト9と一体的に回転するドッグクラッチ8dが前進用ベベルギア8bまたは後進用ベベルギア8cのいずれかと噛み合うように切り替えられることにより、プロペラシャフト9の回転方向を切り替える。
プロペラシャフト9は、ドライブシャフト7と直交する前後方向に延びている。プロペラシャフト9の後端部には、プロペラ9aが取り付けられている。プロペラシャフト9は、回転中心軸線A2を中心に回転する。
オイルパン10は、エンジンホルダ5の下方に配置されている。図3に示すように、オイルパン10は、アッパー部22に含まれている。具体的には、オイルパン10は、アッパー部22のケース部22aの一部を構成している。オイルパン10は、上方に開口部を有するとともに、底部を有する容器である。オイルパン10は、エンジン2から滴下したオイルを回収する。すなわち、オイルパン10の内部はオイル領域である。ドライブシャフト7のうち上端部と下部を除いたオイルパン貫通部分7aが、オイルパン10を上下方向に貫通している。オイルパン10の下端で、ドライブシャフト7が貫通する部分には、第3シール部材230aを配置するための第3収容部230が形成されている。
オイルポンプ11は、アッパー部22に設けられている。具体的には、オイルポンプ11は、第2シール部材220aと第3シール部材230aとの間の外水が侵入しない領域(オイル領域)に配置されている。より詳細には、オイルポンプ11は、オイルパン10の内底部近傍に配置されている。オイルポンプ11は、ドライブシャフト7の回転に伴い、オイルポンプ11を駆動させるための動力伝達部111を介してドライブシャフト7と接続されている。動力伝達部111は、図示しないギア部材などにより構成されている。オイルポンプ11は、オイル流路112を介してエンジン2などにオイルを循環させる(供給する)。
第3シール部材230aは、リング状のオイルシールである。第3シール部材230aは、第2シール部材220aよりも下方に配置されている。すなわち、第3シール部材230aは、アッパー部22の上下方向における略中心の高さ位置(図1参照)に設けられている。オイルポンプ11は、第2シール部材220aよりも第3シール部材230aに近い位置に配置されている。詳細には、第3シール部材230aは、オイルパン10に隣接(接触)するように配置されている。第3シール部材230aは、ドライブシャフト7の外周面に密着している。
以下、本実施形態による船外機1の第1シール部材210a、第2シール部材220aおよび第3シール部材230aの作用について説明する。
図4に示した、シリンダボディ3と、クランクケース4と、エンジンホルダ5との各境界面が交わる部分300(以下、3面接合部分300という)では、僅かな隙間が残存しやすい。このため、エンジンホルダ5とクランクケース4との間から外水(海水または淡水)が侵入した場合には、3面接合部分300を介して第1シール部材210aと第2シール部材220aとに挟まれた部分(図3参照)に外水が侵入する。すなわち、図3に示すように、第1シール部材210aと第2シール部材220aとに挟まれた部分は、外水が侵入する外水侵入領域である。この外水侵入領域に外水が侵入した場合でも、第1シール部材210aによって、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第1シール部材210aよりも上方の部分に、外水が侵入するのを抑制している。また、第2シール部材220aによって、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2シール部材220aよりも下方の部分に、外水が侵入するのを抑制している。言い換えると、第1シール部材210aにより、上方のオイル領域(外水が侵入しないように構成された領域)と下方の外水侵入領域とを区画することが可能である。また、第2シール部材220aにより、下方のオイル領域と上方の外水侵入領域とを区画することが可能である。
また、第3シール部材230aによって、ドライブシャフト7の第3シール部材230aよりも上方の部分(オイルパン10のオイルが満たされる部分)に、外水が侵入するのが抑制されている。言い換えると、第3シール部材230aにより、第2シール部材220aとの間に設けられる上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画することが可能である。
このように、第1シール部材210aを設けることによって、第1シール部材210aよりも上方のオイル領域を、エンジン2からオイルパン10にオイルが戻る通路(オイル戻り通路)として利用することが可能である。また、第1シール部材210a、第2シール部材220aおよび第3シール部材230aを設けることによって、オイル戻り通路の通路断面積を広くすることができる。その結果、オイルパン10により回収されるオイルの回収効率を向上させることが可能である。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2接合面520より上方の部分とシリンダボディ3およびクランクケース4との間に配置する第1シール部材210aを設ける。また、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画するように第1シール部材210aを構成する。これにより、エンジンホルダ5とクランクケース4との間から侵入した外水が、3面接合部分300からクランクシャフト6が配置される部分(孔部2a内)まで侵入した場合にも、第1シール部材210aによって、シリンダボディ3およびクランクケース4の内部が外水に曝される(外水がシリンダボディ3およびクランクケース4のオイル領域に侵入する)のを抑制することができる。その結果、シリンダボディ3およびクランクケース4に配置される部品のうちで表面処理が必要となる部品数を少なくすることができる。したがって、シリンダボディ3およびクランクケース4の内部が外水に曝されるのを抑制して、耐水性の表面処理を要する部品数を削減することができる。
本実施形態では、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2接合面520より下方の部分と、エンジンホルダ5との間に配置される第2シール部材220aを設ける。これにより、第2シール部材220aによって、第2シール部材220aよりも上方の外水侵入領域の外水が下方の領域に侵入するのを抑制することができる。したがって、第2シール部材220aよりも下方の領域でクランクシャフト6およびドライブシャフト7に連結される部品が外水に曝されるのを抑制して、耐水性の表面処理を要する部品数をさらに削減することができる。
本実施形態では、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の第1シール部材210aよりも上方の部分とクランクシャフト6およびドライブシャフト7の第2シール部材220aよりも下方の部分とに、外水が侵入しないように船外機1を構成する。これにより、外水がクランクシャフト6およびドライブシャフト7が配置されている部分に侵入するのを抑制することができる。また、最低限、第1シール部材210aと第2シール部材220aとに挟まれた部分に対して耐水性の表面処理を行うだけで済むので、耐水性の表面処理を要する部品数をより一層削減することができる。
本実施形態では、クランクシャフト6の下部の外周部に第1シール部材210aおよび第2シール部材220aを配置する。これにより、クランクシャフト6の上部に外水が侵入するのを抑制することができる。その結果、クランクシャフト6の上部に対する表面処理を不要とすることができるとともに、より多くの部品についての耐水性の表面処理を不要とすることができる。
本実施形態では、リング状のシール部材により第1シール部材210aおよび第2シール部材220aを構成する。これにより、第1シール部材210aおよび第2シール部材220aをクランクシャフト6およびドライブシャフト7の外周部の全周に密着させることができる。
本実施形態では、リング状のオイルシールにより第1シール部材210aおよび第2シール部材220aを構成する。これにより、高いシール性能を有する第1シール部材210aおよび第2シール部材220aを設けることができる。
本実施形態では、上下方向に対向するように第1シール部材210aおよび第2シール部材220aを配置する。これにより、第1シール部材210aと第2シール部材220aとを近くに配置することができる。これにより、第1シール部材210aと第2シール部材220aとの間の外水侵入領域を小さくすることができる。その結果、第1シール部材210aおよび第2シール部材220aが、それぞれの配置位置から抜けたり、ずれたりするのを抑制することができる。
本実施形態では、第1シール部材210aを収容する第1収容部210を含むようにクランクケース4およびシリンダボディ3を構成する。これにより、第1収容部210により第1シール部材210aを安定して収容(保持)することができる。
本実施形態では、第2シール部材220aを収容する第2収容部220を含むようにエンジンホルダ5を構成する。これにより、第2収容部220により第2シール部材220aを安定して収容(保持)することができる。
本実施形態では、第2シール部材220aよりも下方に配置され、第2シール部材220aとの間に設けられる上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第3シール部材230aを設ける。また、第2シール部材220aと第3シール部材230aとの間のオイル領域にオイルポンプ11を設ける。これにより、第2シール部材220aと第3シール部材230aとの間を確実にオイル領域にすることができるとともに、そのオイル領域にオイルポンプ11を配置することができる。その結果、潤滑系のレイアウトの自由度を向上させることができる。
本実施形態では、シリンダボディ3とクランクケース4との間の第1接合面510に第1ガスケット110を配置する。これにより、外水が第1接合面510を介して孔部2a内に侵入するのを抑制することができる。
本実施形態では、クランクケース4およびシリンダボディ3と、エンジンホルダ5との間の第2接合面520に、第2ガスケット120を配置する。これにより、外水が第2接合面520を介してクランクシャフト6およびドライブシャフト7の配置領域に侵入するのを抑制することができる。また、第2接合面520を、たとえば液状ガスケット(流動性のある硬化性樹脂を含むガスケット)によりシールする場合と異なり、メタルガスケット(第2ガスケット120)によりシールすることにより、整備の際などに分離されたエンジン2(シリンダボディ3、クランクケース4)と、エンジンホルダ5とを再度組み合わせる場合にも、容易にシール処理を行うことが可能である。
本実施形態では、クランクシャフト6とドライブシャフト7とを互いに同軸状に配置する。これにより、クランクシャフト6およびドライブシャフト7の形状が複雑になるのを抑制することができる。
本実施形態では、ドライブシャフト7の軸線A1を、第1接合面510の延長面上に配置する。これにより、クランクシャフト6およびドライブシャフト7が挿入される孔部2aを構成する周壁部分を、シリンダボディ3とクランクケース4とによって半分に分割する構造とすることができる。その結果、クランクシャフト6およびドライブシャフト7が配置される孔部2a(シリンダボディ3、クランクケース4)の第1接合面510のシールを容易に行うことができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、第1シール部材210a、第2シール部材220aおよび第3シール部材230aを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、動力伝達シャフトがオイルパン(オイル領域)を貫通しないように構成すれば、第2シール部材および第3シール部材を設けなくもよい。
上記実施形態では、第1シール部材210aと第2シール部材220aとに挟まれた部分に外水が侵入する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1シール部材と第2シール部材とに挟まれた部分に外水が侵入しないように構成してもよい。
上記実施形態では、第1シール部材210a、第2シール部材220aおよび第3シール部材230aがリング状のオイルシールである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1シール部材、第2シール部材および第3シール部材を、リング状のオイルシール以外のシール部材により構成してもよい。
上記実施形態では、第2シール部材220aと第3シール部材230aとの間のオイル領域にオイルポンプ11を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2シール部材と第3シール部材との間のオイル領域以外のオイル領域にオイルポンプを配置してもよい。
上記実施形態では、第1ガスケット110および第2ガスケット120を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1ガスケットまたは第2ガスケットのうちいずれか一方のみを設けてもよい。また、第1ガスケットまたは第2ガスケットをともに設けなくてもよい。
1 船外機
2 エンジン
2a 孔部
3 シリンダボディ
4 クランクケース
5 エンジンホルダ
6 クランクシャフト(動力伝達シャフト)
7 ドライブシャフト(動力伝達シャフト)
11 オイルポンプ
110 第1ガスケット
120 第2ガスケット
210 第1収容部
210a 第1シール部材
220 第2収容部
220a 第2シール部材
230a 第3シール部材
510 第1接合面
520 第2接合面
A1 回転中心軸線
2 エンジン
2a 孔部
3 シリンダボディ
4 クランクケース
5 エンジンホルダ
6 クランクシャフト(動力伝達シャフト)
7 ドライブシャフト(動力伝達シャフト)
11 オイルポンプ
110 第1ガスケット
120 第2ガスケット
210 第1収容部
210a 第1シール部材
220 第2収容部
220a 第2シール部材
230a 第3シール部材
510 第1接合面
520 第2接合面
A1 回転中心軸線
Claims (14)
- シリンダボディと、前記シリンダボディに対して水平方向に隣接して配置され、前記シリンダボディと第1接合面で接合されるクランクケースとを含むエンジンと、
前記シリンダボディおよび前記クランクケースの両方と第2接合面で接し、前記エンジンが上面に固定されるエンジンホルダと、
前記シリンダボディおよび前記クランクケースの間で回転可能に支持されるクランクシャフトと、前記クランクシャフトと動力を伝達可能に連結されたドライブシャフトとを含み、前記シリンダボディおよび前記クランクケースの間に形成された孔部と前記エンジンホルダとを前記第2接合面と交差する方向に貫通するように配置される動力伝達シャフトと、
前記動力伝達シャフトの前記第2接合面より上方の部分と、前記シリンダボディおよび前記クランクケースとの間に配置され、上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第1シール部材とを備える、船外機。 - 前記動力伝達シャフトの前記第2接合面より下方の部分と、前記エンジンホルダとの間に配置される第2シール部材をさらに備える、請求項1に記載の船外機。
- 前記第1シール部材と前記第2シール部材とに挟まれた部分は、外水が侵入する外水侵入領域であり、
前記動力伝達シャフトの前記第1シール部材よりも上方の部分と前記動力伝達シャフトの前記第2シール部材よりも下方の部分とに、外水が侵入しないように構成されている、請求項2に記載の船外機。 - 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記クランクシャフトの下部の外周部に配置されている、請求項2または3に記載の船外機。
- 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、リング状のシール部材である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の船外機。
- 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、リング状のオイルシールである、請求項5に記載の船外機。
- リング状の前記第1シール部材とリング状の前記第2シール部材とは、上下方向に対向するように配置されている、請求項5または6に記載の船外機。
- 前記クランクケースおよび前記シリンダボディは、リング状の前記第1シール部材を収容する周状の第1収容部を含む、請求項5〜7のいずれか1項に記載の船外機。
- 前記エンジンホルダは、前記第1収容部の下方に設けられ、リング状の前記第2シール部材を収容する周状の第2収容部を含む、請求項8に記載の船外機。
- 前記エンジンにオイルを循環するためのオイルポンプと、
前記第2シール部材よりも下方に配置され、前記第2シール部材との間に設けられる上方のオイル領域と下方の外水侵入領域とを区画する第3シール部材とをさらに備え、
前記オイルポンプは、前記第2シール部材と前記第3シール部材との間のオイル領域に配置されている、請求項2〜9のいずれか1項に記載の船外機。 - 前記シリンダボディと前記クランクケースとの間の前記第1接合面には、第1ガスケットが配置されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の船外機。
- 前記クランクケースおよび前記シリンダボディと、前記エンジンホルダとの間の前記第2接合面には、第2ガスケットが配置されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の船外機。
- 前記クランクシャフトと前記ドライブシャフトとは、互いに同軸状に配置されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の船外機。
- 前記ドライブシャフトの回転中心軸線は、前記第1接合面の延長面上に配置されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の船外機。
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