JP2016013741A - ステアリングメンバー装置 - Google Patents

ステアリングメンバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016013741A
JP2016013741A JP2014135811A JP2014135811A JP2016013741A JP 2016013741 A JP2016013741 A JP 2016013741A JP 2014135811 A JP2014135811 A JP 2014135811A JP 2014135811 A JP2014135811 A JP 2014135811A JP 2016013741 A JP2016013741 A JP 2016013741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering member
main body
mounting
bracket
member main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014135811A
Other languages
English (en)
Inventor
晴弥 富崎
Haruya Tomizaki
晴弥 富崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unipres Corp
Original Assignee
Unipres Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unipres Corp filed Critical Unipres Corp
Priority to JP2014135811A priority Critical patent/JP2016013741A/ja
Publication of JP2016013741A publication Critical patent/JP2016013741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】装着部品類取付けブラケットを、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成しても、両者を溶接接合する際に、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着可能に構成していることから、自動車の操舵制御を司るべく構成する。
【解決手段】エアバッグ装置取付けブラケット7のステアリングメンバー本体取付け片部7aの先端面外側部に面取り7b部を形成することによりステアリングメンバー本体1の肉厚とほぼ同等の薄肉部7cを形成して、薄肉部7c及びステアリングメンバー本体1の周壁部1a同士を添接させた状態で溶接して、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に装着する。
【選択図】図4

Description

この発明は、自動車の操舵制御を司るべく構成したステアリング機構を支承するステアリングメンバー装置に関する。
従来の自動車におけるステアリングメンバー装置は、パイプ状に形成したステアリングメンバー本体がその車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して車幅方向に延在するように不図示の車体に配設されており、且つ、ステアリングメンバー本体における両サイドブラケットを挟む中間部に、装着部品類取付けブラケットを構成するステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストルメントパネルを車体に取付けるためのインストステイブラケット、或いは、自動車の自動運転装置或いは自動停止装置としての電子機器を取付けるための電子機器取付けブラケット或いはエアバッグ装置を取付けるためのエアバッグ装置取付けブラケットなどを装着して構成している(例えば、特許文献1乃至特許文献3を参照)。
ところで、近年の自動車の軽量化の流れに呼応して、ステアリングメンバー本体の構成材料は、高張力鋼板を使用することにより、ますます薄肉化される傾向にある。これに対して、ステアリングメンバー本体に装着される装着部品類は、所定の装着剛性を確保した上で、ステアリングメンバー本体に装着されなければならない。
そこで、従来におけるステアリングメンバー装置は、図9に示すように、ステアリングメンバー本体aの肉厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケット例えば、エアバッグ装置取付けブラケットbの肉厚寸法を厚手にすることにより構成することになる。
特開平11−129940号公報 特開2003−252244号公報 特開2008−284961号公報
しかしながら、装着部品類の装着剛性を高くするために、エアバッグ装置取付けブラケットb等の装着部品類取付けブラケットの肉厚寸法をあまりにも厚手にて構成した場合には、当該装着部品類取付けブラケットとステアリングメンバー本体とを溶接により接合する際に、両者の板厚比率の違いから、溶接熱を装着部品類取付けブラケット側に適合する高熱に設定すると、ステアリングメンバー本体側が溶け落ちてしまうことがあり、また、ステアリングメンバー本体側に適合する溶接熱により溶接した場合には、装着部品類取付けブラケット側は、溶け込み不良を起こしてしまうことになり、いずれにしても、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着する溶接作業を困難なものにしていた。
このような事態に鑑みて、実用化されているステアリングメンバー装置においては、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケットの板厚比率を、板厚寸法基準として、例えば、2.5倍以上にならないように設定している。
かかることから、従来のステアリングメンバー装置において、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対する装着部品類取付けブラケットの板厚寸法は、制限されてしまい、結果的に、装着部品類の装着剛性を高めようとしても、自ずから所望よりも低い基準にて設定せざるを得ず、板厚寸法基準より高く設定した場合には、高度の溶接技術によりカバーせざるを得なかった。
そこで、この発明は、装着部品類取付けブラケットにおいて、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着可能に構成したステアリングメンバー装置を提供することを目的としている。
この発明に係るステアリングメンバー装置は、第1に、ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に溶接することにより構成したステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記装着部品類取付けブラケットの前記ステアリングメンバー本体取付け片部の先端面外側部に面取り部を形成することにより前記ステアリングメンバー本体の肉厚とほぼ同等の薄肉部を形成して、当該薄肉部及び前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周同士を添接させた状態で溶接することにより、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、この発明は、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、装着部品類取付けブラケットのステアリングメンバー本体取付け片部の先端面外側部に面取り部を形成することによりステアリングメンバー本体の肉厚とほぼ同等の薄肉部を形成したことにより、装着部品類取付けブラケットをステアリングメンバー本体に溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にすることができることなって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着することができる。
また、この発明に係るステアリングメンバー装置は、第2に、ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に添接した状態で溶接することにより構成するステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記ステアリングメンバー本体取付け片部と前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周との間に、ステアリングメンバー本体の板厚寸法とほぼ同等の板厚寸法を有する中間板材を介在し、該中間板材の端末部と前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周とを溶接すると共に、前記中間板材の外側面部と前記ステアリングメンバー取付け片部の端面部とを階段状に重合した状態で溶接することによって、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、この発明は、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、ステアリングメンバー本体取付け片部とステアリングメンバー本体の周壁部の外周との間に、ステアリングメンバー本体の板厚寸法とほぼ同等の板厚寸法を有する中間板材を介在し、中間板材の端末部とステアリングメンバー本体の周壁部の外周とを溶接すると共に、中間板材の外側面部とステアリングメンバー取付け片部の端面部とを階段状に重合した状態で溶接するようにしたことから、装着部品類取付けブラケットをステアリングメンバー本体に溶接にて装着する際に、ステアリングメンバー本体及び中間板材における互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にすることができることになって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着することができる。
さらに、この発明に係るステアリングメンバー装置は、第3に、ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に添接した状態で溶接することにより構成するステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記ステアリングメンバー本体の周壁部の一部を外方に山なりに傍出するように曲げ加工することによって前記装着部品類取付けブラケットの肉厚とほぼ同等の肉厚を有する重合肉厚部を形成し、該重合肉厚部と前記ステアリングメンバー本体取付け片部の端面部とを互いに接合した状態で溶接することによって、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、この発明は、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、ステアリングメンバー本体の周壁部の一部を外方に山なりに傍出するように曲げ加工することによって装着部品類取付けブラケットの肉厚とほぼ同等の肉厚を有する重合肉厚部を形成し、重合肉厚部とステアリングメンバー本体取付け片部の端面部とを互いに接合した状態で溶接するように構成したことから、装着部品類取付けブラケットをステアリングメンバー本体に溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にすることができるようになって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着することができる。
この発明は、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、装着部品類取付けブラケットをステアリングメンバー本体に溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等になって、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着することができる。
かかる結果、この発明は、装着部品類取付けブラケットにおいて、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着し得ることを可能にしている。
自動車のステアリングメンバー装置の一例を概略的に描画した斜視図である。 図1における一点鎖線示円A内を拡大して描画した斜視図である。 この発明に係る実施例1について描画した図2におけるB−B断面図である。 図3における一点鎖線示円C内を拡大して描画した断面図である。 この発明における実施例2に係る図4と同様な部分を拡大して描画した断面図である。 この発明における実施例3に係る図4と同様な部分を拡大して描画した断面図である。 図1に示すステアリングメンバー装置のインストステイブラケット付近を拡大して描画したこの発明の応用例を描画した斜視図である。 図7のD−D断面図である。 従来技術に係るステアリングメンバー装置における装着部品類取付けブラケットとしてのエアバッグ装置取付けブラケットとステアリングメンバー本体との装着関係を描画した図3と同様な断面図である。
この発明の実施例に係るステアリングメンバー装置は、装着部品類取付けブラケットにおいて、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着可能に構成している。
次に、図を用いて、自動車のステアリングメンバー装置について説明した上で、この発明かかる実施例について説明する。
先ず、ステアリングメンバー装置は、例えば、図1に示すように、パイプ状を呈するステアリングメンバー本体1がその車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケット2、2を介しては車幅方向に延在するように不図示の車体に配設されている。
かかるステアリングメンバー本体1における両サイドブラケット2、2を挟む中間部には、装着部品類を取付ける装着部品類取付けブラケットを構成するステアリングコラムブラケット3、ポストブラケット4、不図示のインストルメントパネルを車体に取付けるためのインストステイブラケット5、5、或いは、自動車の自動運転装置や自動停止装置などの電子機器類(不図示)を取付けるための電子機器類取付けブラケット6、さらには、エアバッグ装置(不図示)を取付けるための一対のエアバッグ装置取付けブラケット7(図2に明確に記載されている)などが装着されている。
そして、この発明に係る実施例1によれば、かかる装着部品類取付けブラケットのうち、例えば、エアバッグ装置取付けブラケット7は、全体的に、図3に示すように、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、板厚寸法が肉厚にて構成されている。
加えて、エアバッグ装置取付けブラケット7には、一端部にステアリングメンバー本体取付け片部7aが形成されていると共に、ステアリングメンバー本体取付け片部7aにおける先端面外側には、面取り部7bが形成されている。
かかる結果、ステアリングメンバー本体取付け片部7aは、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法とほぼ等しい板厚の薄肉部7cが形成されることになる。
このように構成するこの発明における実施例1においては、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、エアバッグ装置取付けブラケット7の板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、エアバッグ装置取付けブラケット7のステアリングメンバー本体取付け片部7aの先端面外側部に面取り部7bを形成することによりステアリングメンバー本体1の肉厚寸法とほぼ同等の薄肉部7cが形成されることになって、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にすることができるようになって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体1側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもってエアバッグ装置をステアリングメンバー本体1に装着することができる。
かかる結果、この発明における実施例1は、エアバッグ装置取付けブラケット7において、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、ステアリングメンバー本体1側における溶け落ちやエアバッグ装置取付けブラケット7側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体1に装着可能にできる。
次に、図5を用いて、この発明に係る実施例2について説明する。
かかる実施例2は、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、エアバッグ装置取付けブラケット7の板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、ステアリングメンバー本体取付け片部7aとステアリングメンバー本体1の周壁部1aの外周との間に、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法とほぼ同等の板厚寸法を有する中間板材8を介在し、中間板材8の端末部8aとステアリングメンバー本体1の周壁部1aの外周とを溶接すると共に、中間板材8の外側面部8bとステアリングメンバー取付け片部7aの端面部7a−1とを階段状に重合した状態で溶接することによって、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に装着するように構成している。
このように構成するこの発明における実施例1においては、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、エアバッグ装置取付けブラケット7の板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、ステアリングメンバー本体取付け片部7aとステアリングメンバー本体1の周壁部1aの外周との間に、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法とほぼ同等の板厚寸法を有する中間板材8を介在し、中間板材8の端末部8aとステアリングメンバー本体1の周壁部1aの外周とを溶接すると共に、中間板材8の外側面部8bとステアリングメンバー取付け片部7aの端面部7a−aとを階段状に重合した状態で溶接するようにしたことから、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に溶接にて装着する際に、ステアリングメンバー本体1及び中間板材8における互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にできるようになって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体1側における溶け落ちやエアバッグ装置取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもってエアバッグ装置をステアリングメンバー本体1に装着することができる。
かかる結果、この発明における実施例2は、上記実施例1と同様に、エアバッグ装置取付けブラケット7において、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、ステアリングメンバー本体1側における溶け落ちやエアバッグ装置取付けブラケット7側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体1に装着可能にできる。
次に、図6を用いて、この発明に係る実施例3について説明する。
かかる実施例3は、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、エアバッグ装置取付けブラケット7の板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、ステアリングメンバー本体1の周壁部1aの一部を外方に山なりに傍出するように曲げ加工することによってエアバッグ装置取付けブラケット7の肉厚とほぼ同等の肉厚を有する重合肉厚部1bを形成し、重合肉厚部1bとステアリングメンバー本体取付け片部7aの端面部7a−1とを互いに接合した状態で溶接することによって、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に装着するように構成している。
かかる構成により、実施例3は、ステアリングメンバー本体1の板厚寸法に対して、エアバッグ装置取付けブラケット7の板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、ステアリングメンバー本体1の周壁部1aの一部を外方に山なりに傍出するように曲げ加工することによってエアバッグ装置取付けブラケット7の肉厚とほぼ同等の肉厚を有する重合肉厚部1bを形成し、重合肉厚部1bとステアリングメンバー本体取付け片部7aの端面部7a−1とを互いに接合した状態で溶接するように構成したことから、エアバッグ装置取付けブラケット7をステアリングメンバー本体1に溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にできるようになって、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体1側における溶け落ちやエアバッグ装置取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもってエアバッグ装置をステアリングメンバー本体1に装着することができる。
なお、上記この発明に係る実施例1〜3において、エアバッグ装置取付けブラケット7にこの発明を適用した場合について説明したが、この発明は、エアバッグ装置取付けブラケット7以外のステアリングコラムブラケット3、ポストブラケット4、インストステイブラケット5、或いは電子機器類取付けブラケット6などが構成する装着部品類取付けブラケットが、これより薄肉に形成されたステアリングメンバー本体に溶接にて装着する場合にも適用できるものである。
また、この発明の応用例として、装着部品類取付けブラケット、例えば、図7に示すインストステイブラケット5が、長手方向に二分割構成された上側分割片5a及び下側分割片5bを互いに溶接にて重合接合することによって、構成する場合にも適用できる。
この場合、上側分割片5aの板厚寸法に対して、下側分割片5bの板厚寸法が肉厚に構成されていていることから、下側分割片5bにおける先端面外側は、面取り部5cが形成されている。
かかる結果、下側分割片5bには、上側分割片5aの板厚寸法とほぼ等しい板厚の薄肉部5dが形成されることになる。
このように構成するこの発明における応用例においては、上側分割片5aの板厚寸法に対して、下側分割片5bの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合において、下側分割片5bの先端面外側部に面取り部5cを形成することにより上側分割片5aの肉厚寸法とほぼ同等の薄肉部5dが形成されることになって、上側側分割片5aと下側分割片5bとを互いに重合した状態で溶接にて装着する際に、互いの溶接部の板厚比率がほぼ同等にできるようになって、高度の溶接技術を要せずに、上側分割片5a側における溶け落ちや下側分割片5bの溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもってインストルメントパネルをステアリングメンバー本体1に装着することができる。
かかる結果、この発明における応用例は、上側分割片5bにおいて、上側分割片5aの板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、上側分割片5a側における溶け落ちや下側分割片5b側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもってインストルメントパネルをステアリングメンバー本体1に装着可能にできる。
上記この発明における応用例は、インストステイブラケット5に適用される場合に限定されず、その他の装着部品類取付けブラケットにも応用できるものである。
以上説明したこの発明は、装着部品類取付けブラケットにおいて、ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、従来の基準より高い板厚寸法差をもって構成したとしても、両者を溶接接合する際に、高度の溶接技術を要せずに、ステアリングメンバー本体側における溶け落ちや装着部品類取付けブラケット側の溶け込み不良を起こさずに、所望の剛性をもって装着部品類をステアリングメンバー本体に装着可能に構成していることから、自動車の操舵制御を司るべく構成したステアリング機構を支承するステアリングメンバー装置等に好適であるといえる。
1 ステアリングメンバー本体
1a 周壁部
1b 重合肉厚部
3 ステアリングコラムブラケット(装着部品類取付けブラケット)
4 ポストブラケット(装着部品類取付けブラケット)
5 インストステイブラケット(装着部品類取付けブラケット)
6 電子機器取付けブラケット(装着部品類取付けブラケット)
7 エアバッグ装置取付けブラケット(装着部品類取付けブラケット)
7a ステアリングメンバー取付け片部
7a−1 端面部
7b 面取り部
7c 薄肉部
8 中間材
8a 端末部
8b 外周面部

Claims (3)

  1. ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に溶接することにより構成したステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記装着部品類取付けブラケットの前記ステアリングメンバー本体取付け片部の先端面外側部に面取り部を形成することにより前記ステアリングメンバー本体の肉厚とほぼ同等の薄肉部を形成して、当該薄肉部及び前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周同士を添接させた状態で溶接することにより、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とするステアリングメンバー装置。
  2. ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に添接した状態で溶接することにより構成するステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記ステアリングメンバー本体取付け片部と前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周との間に、ステアリングメンバー本体の板厚寸法とほぼ同等の板厚寸法を有する中間板材を介在し、該中間板材の端末部と前記ステアリングメンバー本体の前記周壁部の外周とを溶接すると共に、前記中間板材の外側面部と前記ステアリングメンバー取付け片部の端面部とを階段状に重合した状態で溶接することによって、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とするステアリングメンバー装置。
  3. ステアリングメンバー本体を、その車幅方向両外側端にそれぞれ取付けられた一対のサイドブラケットを介して、車幅方向に延在するように車体に配設し、且つ、前記ステアリングメンバー本体における前記両サイドブラケットを挟む中間部において、ステアリングコラムブラケット、ポストブラケット、インストステイブラケット、エアバッグ装置取付けブラケット、或いは電子機器類取付けブラケットなどが構成する装着部品類取付けブラケットを装着すべく、前記装着部品類取付けブラケットの一端側にステアリングメンバー本体取付け片部を形成し、該ステアリングメンバー本体取付け片部を前記ステアリングメンバー本体の周壁部の外周に添接した状態で溶接することにより構成するステアリングメンバー装置において、前記ステアリングメンバー本体の板厚寸法に対して、前記装着部品類取付けブラケットの板厚寸法が肉厚にて構成されている場合、前記ステアリングメンバー本体の周壁部の一部を外方に山なりに傍出するように曲げ加工することによって前記装着部品類取付けブラケットの肉厚とほぼ同等の肉厚を有する重合肉厚部を形成し、該重合肉厚部と前記ステアリングメンバー本体取付け片部の端面部とを互いに接合した状態で溶接することによって、前記装着部品類取付けブラケットを前記ステアリングメンバー本体に装着するように構成したことを特徴とするステアリングメンバー装置。
JP2014135811A 2014-07-01 2014-07-01 ステアリングメンバー装置 Pending JP2016013741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135811A JP2016013741A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 ステアリングメンバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135811A JP2016013741A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 ステアリングメンバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016013741A true JP2016013741A (ja) 2016-01-28

Family

ID=55230323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014135811A Pending JP2016013741A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 ステアリングメンバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016013741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11001311B2 (en) 2018-01-25 2021-05-11 Futaba Industrial Co., Ltd. Steering member

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424881U (ja) * 1990-06-26 1992-02-27
JPH05193679A (ja) * 1992-01-10 1993-08-03 Kubota Corp 真空断熱容器の部品取付け構造
JPH11129940A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Daiwa Kogyo Kk 自動車用ステアリングメンバ
JP2003252244A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Nissan Motor Co Ltd ステアリング支持構造
JP2006008112A (ja) * 2004-05-21 2006-01-12 Showa Denko Kk ステアリングサポートビーム及びインストルメントパネル取付構造体
JP2006264444A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Showa Denko Kk ステアリングサポートビーム及びその製造方法
JP2008284961A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Unipres Corp ステアリングメンバー
JP2013092120A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Futaba Industrial Co Ltd 薄肉部材と取付部材との溶接構造
US20130241235A1 (en) * 2011-09-09 2013-09-19 Faurecia Interieur Industrie Dashboard crossbeam comprising at least two sections attached to each other by welding

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424881U (ja) * 1990-06-26 1992-02-27
JPH05193679A (ja) * 1992-01-10 1993-08-03 Kubota Corp 真空断熱容器の部品取付け構造
JPH11129940A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Daiwa Kogyo Kk 自動車用ステアリングメンバ
JP2003252244A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Nissan Motor Co Ltd ステアリング支持構造
JP2006008112A (ja) * 2004-05-21 2006-01-12 Showa Denko Kk ステアリングサポートビーム及びインストルメントパネル取付構造体
JP2006264444A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Showa Denko Kk ステアリングサポートビーム及びその製造方法
JP2008284961A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Unipres Corp ステアリングメンバー
US20130241235A1 (en) * 2011-09-09 2013-09-19 Faurecia Interieur Industrie Dashboard crossbeam comprising at least two sections attached to each other by welding
JP2013092120A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Futaba Industrial Co Ltd 薄肉部材と取付部材との溶接構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11001311B2 (en) 2018-01-25 2021-05-11 Futaba Industrial Co., Ltd. Steering member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101730998B1 (ko) 자동차의 차실 전방 구조
JP2009040100A (ja) 車両上部構造
WO2016104094A1 (ja) インパネリインフォースメント
JP2008150024A (ja) 車両用フロントピラー装置
JP6227384B2 (ja) 車両用メンバーの組立構造
JP2018016296A (ja) 車両用補機の取付構造
JP2016013741A (ja) ステアリングメンバー装置
JP2016037084A (ja) インパネリインフォースの取付構造
JP2015188914A (ja) 部材接合構造
WO2019091407A1 (zh) B柱安装装置及车辆
JP6757339B2 (ja) ステアリングメンバ
JP6412279B2 (ja) 車両用の締結構造体
JP2007230466A (ja) サイドステップ取付構造
JP2018119570A (ja) 複合板の接合構造
US20150225019A1 (en) Hollow structure with flange
US10710642B2 (en) Vehicle front structure
JP2011162118A (ja) 調光ガラス装置
JP2016141347A (ja) 車両骨格構造
JP2016094089A (ja) 車体構造
JP6346076B2 (ja) ワイヤハーネス固定用ブラケット
JP6885316B2 (ja) フロアパネルへの搭載部品の保持構造
US20110197704A1 (en) Yoke for pedal assembly with scraper ring
JP6783649B2 (ja) 車両のカウルブレース
JP2008296794A (ja) カウルサイド構造
JP6248918B2 (ja) インパネリインフォース構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181023