JP2018016296A - 車両用補機の取付構造 - Google Patents

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克己 神開
Katsumi Jinkai
克己 神開
貴行 清水
Takayuki Shimizu
貴行 清水
郁弥 豊田
Ikuya Toyoda
郁弥 豊田
山本 武
Takeshi Yamamoto
武 山本
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Abstract

【課題】ブラケットをフロントガラスの内面に接着する際の作業性を良好にする。
【解決手段】車両用補機を車両のフロントガラス100に対してブラケット20を介して取り付けるための車両用補機の取付構造Aにおいて、ブラケット20は、車幅方向に延びる帯状部材からなる。ブラケット20は、フロントガラス100の内面に接着される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のフロントガラスの内面にカメラやセンサ等の車両用補機を取り付ける取付構造に関し、特に、ブラケットを使用して取り付ける構造の技術分野に属する。
車両のフロントガラスの内面には、車両前方を撮影するためのカメラ、車両前方の障害物を検出するための赤外線センサ、フロントガラスに付着する雨滴の量を検出するための雨滴センサ等が取り付けられる場合がある。
特許文献1には、車載カメラをフロントガラスの内面に取り付ける構造として、フロントガラスの内面に固定されるメインブラケットと、メインブラケットに対して車載カメラを保持するサブブラケットとを備え、サブブラケットをメインブラケットに対して着脱可能に取り付ける構造が開示されている。メインブラケットは、互いに前後方向に離れた状態でフロントガラスの内面に沿って車幅方向に延びる一対の横辺部と、互いに車幅方向に離れた状態でフロントガラスの内面に沿って前後方向に延びる一対の縦辺部とを有しており、全体として略長方形の枠状をなしている。そして、このメインブラケットは、フロントガラスの内面に接着により固定されている。
特開2016−16830号公報
ところで、フロントガラスは湾曲しているので、特許文献1のメインブラケットをフロントガラスの内面に接着する際には、フロントガラスの内面に沿うようにメインブラケットを湾曲させる必要がある。
このとき、フロントガラスは3次元形状の複雑な曲面で構成されていて、水平断面で見たときに湾曲しているとともに鉛直断面で見たときも湾曲していている。このため、特許文献1のメインブラケットの横辺部だけでなく縦辺部もフロントガラスの内面に沿うように湾曲させた状態で接着しなければならず、しかも、横辺部及び縦辺部がそれぞれ2つずつあるので、それら4つの辺部をフロントガラスの内面に追従するように変形させるのは難しい。つまり、横辺部をフロントガラスの内面に追従させると縦辺部がフロントガラスの内面から浮いたり、その反対になることもある。さらに、横辺部や縦辺部の曲がりがばらついてしまい、メインブラケットの接着時の作業性が悪くなる恐れがある。
また、特許文献1のメインブラケットは、略長方形の枠状であるため、4つの辺部にそれぞれ接着剤を塗布しなければならず、接着剤の塗布点数が多くなり、作業性が悪い。また、縦辺部と横辺部とでは接着剤を塗布する方向が異なることになり、このことも作業性の悪化を招く。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブラケットをフロントガラスの内面に接着する際の作業性を良好にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ブラケットを車幅方向に延びる帯状にしてフロントガラスの内面に接着するようにした。
第1の発明は、車両用補機を車両のフロントガラスに対してブラケットを介して取り付けるための車両用補機の取付構造において、上記ブラケットは、車幅方向に延びる帯状部材からなり、上記フロントガラスの内面に接着されるとともに、上記車両用補機が固定される固定部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、ブラケットがフロントガラスの内面に接着され、このブラケットの固定部に車両用補機を固定することで、車両用補機がフロントガラスに対してブラケットを介して取り付けられる。
上記ブラケットが車幅方向に延びる帯状であるため、3次元形状に湾曲したフロントガラスの内面に接着する際に、フロントガラスの水平方向の断面に沿うようにだけ曲げることで、ブラケットがフロントガラスの内面に追従する形状になる。よって、従来例のブラケットのようにフロントガラスの水平方向の断面及び鉛直方向の断面の両方に沿うように曲げる必要はなく、作業性が良好になる。
また、ブラケットに接着剤を塗布する際には、従来のブラケットのような縦辺部が無いので、接着剤の塗布点数が少なくなるとともに接着剤の塗布方向が一方向で済み、作業性が良好になる。ブラケットに接着テープを貼り付ける場合も同様に貼り付け点数が少なくなるとともに、貼り付け方向が一方向で済む。
第2の発明は、第1の発明において、上記車両用補機を支持する補機支持部材を備え、上記ブラケットは、上記フロントガラスの上下方向に互いに間隔をあけて配置される第1ブラケットと第2ブラケットとを含み、上記補機支持部材には、上記第1ブラケット及び上記第2ブラケットの固定部にそれぞれ固定される第1被固定部及び第2被固定部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ブラケットと第2ブラケットが共に車幅方向に延びる帯状部材からなるものなので、フロントガラスの内面に接着する際の作業性は良好である。そして、補機支持部材の第1被固定部及び第2被固定部がそれぞれ第1ブラケット及び第2ブラケットの固定部に固定されるので、補機支持部材に支持された車両用補機が安定する。
第3の発明は、第2の発明において、上記第1ブラケットは、車幅方向に延びる第1棒状部を有し、上記補機支持部材は、上記第1棒状部に対して該第1棒状部の径方向に嵌合する第1嵌合面を有していることを特徴とする。
この構成によれば、補機支持部材の第1嵌合面を第1棒状部に嵌合させることで、補機支持部材が第1ブラケットに位置決めされる。このとき、第1棒状部が車幅方向に延びていて、第1嵌合面が第1棒状部に対して径方向に嵌合するものなので、例えば第1嵌合面を上下方向に移動させることによって第1棒状部に容易に嵌合させることが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、上記第2ブラケットは、車幅方向に延びる第2棒状部を有し、上記補機支持部材は、上記第2棒状部に対して該第2棒状部の径方向に嵌合する第2嵌合面を有し、上記第2嵌合面は、上記第1ブラケットと上記第2ブラケットの離間方向に延びていることを特徴とする。
この構成によれば、補機支持部材が第2ブラケットに対しても容易に位置決めされる。また、第1ブラケットと第2ブラケットの間隔が車両により公差範囲内で異なる場合が考えられるが、この発明では、第2嵌合面が第1ブラケットと第2ブラケットの離間方向に延びているので、第1ブラケットと第2ブラケットの間隔が異なっていても、第2嵌合面を第2棒状部に嵌合させることが可能になる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、上記車両用補機は、上記フロントガラスの内面に取り付けられるインナーミラーのベースよりも車両左側に配設される左側車両用補機と、上記ベースよりも車両右側に配設される右側車両用補機とを含み、上記ブラケットは、上記左側車両用補機が固定される左側固定部を有するとともに、上記ベースよりも車両左側まで延びる左側帯状部と、上記右側車両用補機が固定される右側固定部を有するとともに、上記ベースよりも車両右側まで延びる右側帯状部とを備えていることを特徴とする。
すなわち、車両の左側と右側にそれぞれ車両用補機が配設される場合がある。この場合に、左側帯状部に左側車両用補機を固定し、右側帯状部に右側車両用補機を固定することで、単一のブラケットを用いて部品点数を削減しながら、左側車両用補機及び右側車両用補機をフロントガラスの内面に取り付けることが可能になる。
第6の発明は、第5の発明において、上記ブラケットは、上記左側帯状部及び上記右側帯状部を有する上側ブラケットと、上記左側帯状部の下方に配置される左側ブラケットと、上記右側帯状部の下方に配置され、上記左側ブラケットと共通部品で構成された右側ブラケットとを含み、上記左側車両用補機は上記上側ブラケット及び上記左側ブラケットに固定され、上記右側車両用補機は上記上側ブラケット及び上記右側ブラケットに固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、左側車両用補機及び右側車両用補機が上側ブラケット、左側ブラケット及び右側ブラケットを介してフロントガラスに取り付けられる。このとき、左側ブラケットと右側ブラケットとが共通部品であるため、部品の種類が少なくなり、コストが低減される。
第1の発明によれば、フロントガラスの内面に接着されるブラケットが車幅方向に延びる帯状部材からなるので、接着剤の塗布点数や接着テープの貼り付け箇所を少なくすることができるとともに、ブラケットをフロントガラスの内面に追従するように容易に曲げることができ、ブラケットの接着作業性を良好にすることができる。
第2の発明によれば、第1ブラケットと第2ブラケットのフロントガラスへの接着作業性を良好にしながら、車両用補機を安定させることができる。
第3の発明によれば、車幅方向に延びる第1棒状部を第1ブラケットに設け、第1棒状部に対して径方向に嵌合する第1嵌合面を補機支持部材に設けたので、補機支持部材を第1ブラケットに容易に位置決めでき、補機支持部材の第1被固定部を第1ブラケットの固定部に固定する際の作業性を良好にすることができる。
第4の発明によれば、車幅方向に延びる第2棒状部を第2ブラケットに設け、第2棒状部に対して径方向に嵌合する第2嵌合面を補機支持部材に設けたので、補機支持部材の第2被固定部を第2ブラケットの固定部に固定する際の作業性を良好にすることができる。そして、第2嵌合面が第1ブラケットと第2ブラケットの離間方向に延びているので、第1ブラケットと第2ブラケットの間隔が車両により公差範囲内で異なっていても、間隔の相違を許容して第2嵌合面を第2棒状部に嵌合させることができる。
第5の発明によれば、単一のブラケットに左側車両用補機及び右側車両用補機を固定することができるので、部品点数を削減できる。
第6の発明によれば、左側車両用補機及び右側車両用補機を、上側ブラケットと、左側ブラケット及び右側ブラケットとを介してフロントガラスに取り付けることができる。このとき、左側ブラケット及び右側ブラケットが共通部品であるため、部品の種類を少なくすることができ、コストを低減できる。
実施形態1に係る車両用補機の取付構造を車室内側から見た図である。 カバーを取り外した状態の車両用補機の取付構造を車室内側から見た図である。 カバーを取り外した状態の車両用補機の取付構造を車室内側かつ下方から見た斜視図である。 車両用補機の取付構造の分解斜視図であり、カバーを省略した状態を示す。 上側ブラケットを下方から見た図である。 図5のイ矢視図である。 下側ブラケットを下方から見た図である。 図7のロ矢視図である。 図2におけるIX−IX線断面図であり、フロントガラスを省略した状態を示す。 図2におけるX−X線断面図であり、フロントガラスを省略した状態を示す。 図1におけるXI−XI線断面図である。 実施形態2に係る図3相当図である。 実施形態3に係る図1相当図である。 実施形態3に係る図3相当図である。 実施形態4に係る図4相当図である。 実施形態4に係る図3相当図である。 図16におけるXVII−XVII線断面図である。 図16におけるXVIII−XVIII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。また、この実施形態の説明では、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用補機の取付構造Aを車室内側から見た図である。車両用補機の取付構造Aを有する車両はいわゆる乗用自動車であり、フロントガラス100に車両用補機の取付構造Aが設けられている。フロントガラス100は、3次元形状の複雑な曲面で構成されていて、水平断面で見たときに緩やかに湾曲しているとともに鉛直断面で見たときも緩やかに湾曲している。尚、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」という。
フロントガラス100の内面における左右方向略中央部には、上部にインナーミラー(図示せず)のステーD(図2にのみ仮想線で示す)が固定されるベースEが取り付けられる。ベースEは、図3にも示すように板状部材からなり、フロントガラス100の内面に接着されている。ステーDの上端部がベースEに固定されている。ステーDは下方へ延びていて、このステーDの下端部にインナーミラーが角度調整可能に取り付けられるようになっている。
車両用補機の取付構造Aは、車両用補機B(図2にのみ示す)をフロントガラス100に取り付けるためのものである。この実施形態1では、車両用補機Bが車両前方を撮影するためのカメラである場合について説明するが、車両用補機Bは、車両前方の障害物を検出するための赤外線センサ、フロントガラスに付着する雨滴の量を検出するための雨滴センサ等であってもよい。実施形態1では、車両用補機BをベースEの左側に配設する場合について説明する。
尚、この車両では、雨滴センサC(図2にのみ示す)が専用の雨滴センサブラケット102によってフロントガラス100の内面に取り付けられている。雨滴センサブラケット102は、フロントガラス100の左右方向略中央部において、ベースDの下方に位置付けられている。雨滴センサCは、雨滴センサブラケット102に対して着脱可能に取り付けられている。雨滴センサブラケット102は、後述する補機支持部材4よりも小さくなっている。
車両用補機の取付構造Aは、カバー1と、ブラケット2と、補機支持部材4とを備えている。カバー1は、車両用補機B、雨滴センサB、ブラケット2及び雨滴センサブラケット102を車室内側から覆うためのものであり、例えば樹脂材等で構成されている。
ブラケット2は、車両用補機Bをフロントガラス100に対して取り付けるためのものであり、雨滴センサブラケット102とは別部材からなる。ブラケット2は、2つの本発明に係るブラケット、即ち、上側ブラケット20と下側ブラケット30とを含んでいる。また、補機支持部材4は、車両用補機Bを支持するためのものであり、フロントガラス100の上下方向に互いに間隔をあけて配置される上側ブラケット(第1ブラケット)20と下側ブラケット(第2ブラケット)30とに固定されるようになっている。つまり、車両用補機Bは、補機支持部材4に支持された状態で、上側ブラケット20と下側ブラケット30を介してフロントガラス100の内面に取り付けられ、これら車両用補機B、補機支持部材4、上側ブラケット20及び下側ブラケット30はカバー1によって覆われる。
(上側ブラケットの構成)
図2及び図3に示すように、上側ブラケット20は、フロントガラス100の上縁部に沿って左右方向(車幅方向)に延びる樹脂製の帯状部材からなる。上側ブラケット20は、ベースEよりもフロントガラス100の上縁部に近い所に配置されている。図4〜図6に示すように、上側ブラケット20は、接着板部21と、上側固定部22と、左側ボス部23と、右側ボス部24と、左側カバー係合部25と、右側カバー係合部26とを備えており、接着板部21、上側固定部22、左側ボス部23、右側ボス部24、左側カバー係合部25及び右側カバー係合部26は一体成形されている。尚、上側ブラケット20は、本体部が帯状であればよく、後述するような延出板部や上記ボス等を有していてもよい。
接着板部21は、フロントガラス100の内面に沿って左右方向に延びており、上側ブラケット20の本体部を構成する部分である。接着板部21におけるフロントガラス100の内面側の面には、左右方向中央部よりも左側寄りの部分に、両面テープT(図2にのみ示す)が貼り付けられている。この両面テープTによって接着板部21がフロントガラス100の内面に接着されている。尚、両面テープTは両面に粘着面を有する周知のものである。また、両面テープTの代わりに接着剤を塗布してもよい。
図2に示すように、接着板部21の右側は、ベースEよりも右側まで延びている。接着板部21の左右方向中央部は、ベースEよりも左側に偏位しており、ベースEを基準としたとき、接着板部21の左端部までの長さが右端部までの長さよりも長く設定されている。上側固定部22は、接着板部21の左右方向中央部よりも左側寄りの部分に設けられており、補機支持部材4が固定される部分である。
図4〜図6に示すように、上側固定部22は、接着板部21の車室内に臨む面(車室内面)から車室内側へ向けて突出する上側支持板部22a、22aと、上側棒状部(第1棒状部)22bと、補強板部22c、22cとを有している。上側支持板部22a、22aは、接着板部21の短手方向に延びるとともに、互いに左右方向に間隔をあけて配設されている。上側棒状部22bは、上側支持板部22a、22aの突出方向先端部同士を繋ぐように左右方向に延びており、上側棒状部22bの左端部は左側の上側支持板部22aに一体化され、上側棒状部22bの右端部は右側の上側支持板部22aに一体化されている。上側棒状部22bは、接着板部21の車室内面から車室内方へ離れている。この上側棒状部22bは円形断面を有しており、該上側棒状部22bの左側から右側まで略同一断面形状となっている。補強板部22c、22cはそれぞれ上側支持板部22a、22aと一体化されており、左右方向に延びている。
接着板部21の左端部及び右端部には、それぞれ下方へ延出する左側延出板部21a及び右側延出板部21bが形成されている。また、接着板部21における左側延出板部21a及び右側延出板部21bの間には、該接着板部21の左右方向中央部よりも右寄りの部分に、下方へ延出する中間延出板部21cが形成されている。左側延出板部21aの左右方向の寸法は、右側延出板部21b及び中間延出板部21cの各々の左右方向の寸法よりも長く設定されており、左側延出板部21aが右側延出板部21b及び中間延出板部21cに比べて幅広となっている。図2に示すように、右側延出板部21bと中間延出板部21cとの間に、ベースEの上端部が配置されるようになっている。また、左側延出板部21aと中間延出板部21cとの左右方向の離間寸法は、右側延出板部21bと中間延出板部21cとの左右方向の離間寸法よりも長く設定されている。
図10にも示すように、左側ボス部23は、接着板部21の左側延出板部21aにおける右側部分から車室内側へ突出している。また、図4〜図6に示すように、右側ボス部24は、接着板部21の中間延出板部21cから車室内側へ突出している。左側ボス部23及び右側ボス部24は車両用補機Bが固定される固定部であり、図2や図3に示すように、左側ボス部23及び右側ボス部24にはネジ200が螺合するようになっている。
左側カバー係合部25は、接着板部21の左側延出板部21aにおける左側部分に設けられている。左側カバー係合部25は、左側延出板部21aから車室内側へ膨出するように形成されている。図11にも示すように、左側カバー係合部25における膨出方向先端側には、係合孔25aが形成されている。この係合孔25aには、後述するカバー1の係合片1cが差し込まれるようになっている。
右側カバー係合部26は、接着板部21の右側延出板部21bにおける左側部分に設けられている。右側カバー係合部26は、右側延出板部21bから車室内側へ膨出するように形成されている。右側カバー係合部26における膨出方向先端側には、係合孔26aが形成されている。この係合孔26aには、後述するカバー1の係合片1cが差し込まれるようになっている。
(下側ブラケットの構成)
図2〜図3に示すように、下側ブラケット30は、上側ブラケット20から下方へ離れて配置され、左右方向(車幅方向)に延びる樹脂製の帯状部材からなる。下側ブラケット30の左右方向の寸法は、上側ブラケット20の左右方向の寸法よりも短く設定されている。そして、下側ブラケット30は、その左右方向中央部が上側ブラケット20の左右方向中央部よりも左側に位置するように位置付けられている。具体的には、下側ブラケット30の左右方向中央部が、上側ブラケット20の上側固定部22の直下方に位置するように、下側ブラケット30の左右方向の取付位置が設定されている。
図7及び図8に示すように、下側ブラケット30は、接着板部31と、左側固定部32と、右側固定部33と、下側カバー係合部34とを備えており、接着板部31、左側固定部32、右側固定部33及び下側カバー係合部34は一体成形されている。
接着板部31は、フロントガラス100の内面に沿って左右方向に延びており、下側ブラケット30の本体部を構成する部分である。接着板部31におけるフロントガラス100の内面側の面には、左右方向中央部に、上記両面テープT(図2にのみ示す)が貼り付けられている。この両面テープTによって接着板部31がフロントガラス100の内面に接着されている。
左側固定部32は、接着板部31の左右方向中央部よりも左側寄りの部分に設けられている。左側固定部32は、接着板部31の車室内に臨む面(車室内面)から車室内側へ向けて突出する左側支持板部32a、32aと、左側棒状部(第2棒状部)32bと、補強板部32c、32cとを有している。左側支持板部32a、32aは、接着板部31の短手方向に延びるとともに、互いに左右方向に間隔をあけて配設されている。左側棒状部32bは、左側支持板部32a、32aの突出方向先端部同士を繋ぐように左右方向に延びている。左側棒状部32bは、接着板部31の車室内面から車室内方へ離れている。この左側棒状部32bは円形断面を有しており、該左側棒状部32bの左側から右側まで略同一断面形状となっている。補強板部32c、32cはそれぞれ左側支持板部32a、32aと一体化されており、左右方向に延びている。
右側固定部33は、接着板部31の左右方向中央部よりも右側寄りの部分に設けられている。右側固定部33は、左側固定部32と同様に構成されており、接着板部31の車室内に臨む面(車室内面)から車室内側へ向けて突出する右側支持板部33a、33aと、右側棒状部(第2棒状部)33bと、補強板部33c、33cとを有している。
下側カバー係合部34は、接着板部31の左右方向中央部である左側固定部32と右側固定部33との間に設けられている。下側カバー係合部34は、接着板部31から車室内側へ膨出するように形成されている。下側カバー係合部34における膨出方向先端側には、係合孔34aが形成されている。この係合孔34aには、後述するカバー1の係合片1cが差し込まれるようになっている。
(補機支持部材の構成)
図2〜図4に示すように、補機支持部材4における上下方向略中央部よりも下側部分は、車室内側へ膨出するように形成された下側膨出部41とされ、上側部分はフロントガラス100の内面に沿うように延びる上側板状部40とされており、下側膨出部41と上側板状部40とは一体成形されている。下側膨出部41の左右方向の寸法は下側へ行くほど長くなるように設定されている。下側膨出部41の下側の左右方向の寸法は、下側ブラケット30の左右方向の寸法と略同じである。また、上側板状部40の上側の左右方向の寸法は、上側ブラケット20の左右方向の寸法よりも短くされている。
補機支持部材4における下側膨出部41と上側板状部40との境界部分近傍には、車両用補機Bを配設するための配設孔42が形成されている。車両用補機Bは、配設孔42に差し込まれた状態で補機支持部材4に固定されて支持されるようになっている。
上側板状部40の上端部には、上側被固定部(第1被固定部)43が設けられている。上側被固定部43は、上側ブラケット20の上側固定部22に固定される部分であり、上側板状部40の上端部の左右方向中央部から車室内側へ延びる突出板部43aを備えている。突出板部43aは斜め上方へ延びている。図9に示すように、突出板部43aの先端側は該突出板部43aの基端側へ向けて湾曲形成されていて、この湾曲形成された部分の内方には上側嵌合面(第1嵌合面)43bが形成されている。上側嵌合面43bは、フロントガラス100の内面側に開口する凹面状をなしており、上側棒状部22bに対して該上側棒状部22bの径方向に嵌合するようになっている。すなわち、上側嵌合面43bは、上側棒状部22bの外周面に沿って円弧状に延びている。そして、上側嵌合面43bが、上側棒状部22bの外周面の周方向半分よりも広い領域に嵌合することによって上側棒状部22bが上側嵌合面43bの内部から抜け難くなっている。上側棒状部22bは円柱状であることから、上側嵌合面43bが上側棒状部22bに嵌合した状態で、上側被固定部43を上側棒状部22b周りに回動させることが可能になる。尚、上側嵌合面43bを上側棒状部22bに嵌合させる際には、突出板部43aの先端側を弾性変形させればよい。
図2〜図4に示すように、上側板状部40の上端部には、左側上方被固定部(第1被固定部)44が設けられている。左側上方被固定部44は、上側ブラケット20の左側ボス部23に固定される部分であり、上側板状部40の上端部の左側から車室内側へ延びる基端側板部44aと、基端側板部44aの先端部から左側へ延びる先端側板部44bとを備えている。先端側板部44bは、上側ブラケット20の左側ボス部23の先端面に沿って延びている。図10に示すように、先端側板部44bには、左側ボス部23におけるネジ200が螺合する孔と一致する貫通孔44cが形成されている。この貫通孔44cに挿通されたネジ200を左側ボス部23に螺合させることによって左側上方被固定部44が左側ボス部23に固定される。
図2〜図4に示すように、上側板状部40の上端部には、右側上方被固定部(第1被固定部)45が設けられている。右側上方被固定部45は、上側ブラケット20の右側ボス部24に固定される部分であり、上側板状部40の上端部の右側から車室内側へ延びる基端側板部45aと、基端側板部45aの先端部から右側へ延びる先端側板部45bとを備えている。先端側板部45bは、上側ブラケット20の右側ボス部24の先端面に沿って延びている。先端側板部45bには、右側ボス部24におけるネジ200が螺合する孔と一致する貫通孔45cが形成されている。この貫通孔45cに挿通されたネジ200を右側ボス部24に螺合させることによって右側上方被固定部45が右側ボス部24に固定される。
上側板状部40の下端部には、左側下方被固定部(第2被固定部)46が設けられている。左側下方被固定部46は、下側ブラケット30の左側固定部32に固定される部分であり、図4にも示すように、左右方向に間隔をあけて設けられる第1嵌合片46a、46aと、第1嵌合片46a、46aの間に位置する第2嵌合片46bとを有している。図9に示すように、第1嵌合片46a、46aと、第2嵌合片46bとは、左側固定部32の左側棒状部32bを径方向に挟持するように位置しており、第1嵌合片46a、46aにおける左側棒状部32b側の面46eと、第2嵌合片46bにおける左側棒状部32b側の面46dとは、左側棒状部32bに対して該左側棒状部32bの径方向に嵌合する下側嵌合面(第2嵌合面)を構成している。
下側嵌合面46d、46eにおける下端部は互いに接近するように屈曲しており、下側嵌合面46d、46eの下端部同士の間隔は、左側棒状部32bの外径寸法よりも短く設定されている。また、下側嵌合面46d、46eにおける上下方向中間部分の間隔は、左側棒状部32bの外径寸法と略同じに設定されている。そして、下側嵌合面46d、46eにおける上下方向中間部分は、上下方向、即ち、上側ブラケット20と下側ブラケット30との離間方向に延びている。従って、下側嵌合面46d、46eにおける上下方向中間部分では、左側棒状部32bと下側嵌合面46d、46eとが上下方向に相対的に変位可能になる。尚、下側嵌合面46d、46eを左側棒状部32bに嵌合させる際には、第1嵌合片46a、46a及び第2嵌合片46bの先端側を弾性変形させればよい。
上側板状部40の下端部には、右側下方被固定部(第2被固定部)47が設けられている。右側下方被固定部47は、下側ブラケット30の右側固定部33に固定される部分であり、図4にも示すように、左右方向に間隔をあけて設けられる第1嵌合片47a、47aと、第1嵌合片47a、47aの間に位置する第2嵌合片47bとを有していて、左側下方被固定部46と同様に右側棒状部33bに嵌合するように構成されている。
また、左側棒状部22b及び右側棒状部33bは円柱状であることから、左側下方被固定部46及び右側下方被固定部47が左側棒状部22b及び右側棒状部33bに嵌合した状態で、左側下方被固定部46及び右側下方被固定部47を左側棒状部22b及び右側棒状部33b周りに回動させることが可能になる。
(カバーの構成)
図1に示すように、カバー1は、車両用補機B、雨滴センサB、ブラケット2及び雨滴センサブラケット102を覆うように延びる壁部1aと、壁部1aの周縁部からフロントガラス100の内面側へ延びる周壁部1bとを有している。図11に示すように、壁部1aにおける左側カバー係合部25に対応する部分には、左側カバー係合部25の係合孔25aに差し込まれる係合片1cが突設されている。係合片1cの先端部には爪1dが形成されている。爪1dは、左側カバー係合部25の係合孔25aの周縁部に引っ掛かって係合するようになっている。
尚、図示しないが、壁部1aにおける右側カバー係合部26に対応する部分と、壁部1aにおける下側カバー係合部34に対応する部分にも同様な係合片1c及び爪1dが設けられている。
また、図1に示すように、カバー1の上側には、インナーミラーのステーDが挿通される切欠部1eが形成されている。切欠部1eは上方に開放されている。
(車両用補機の取付要領)
次に、上記のように構成された車両用補機の取付構造Aにより車両用補機Bをフロントガラス100に取り付ける要領について説明する。まず、上側ブラケット20及び下側ブラケット30をフロントガラス100の内面に接着する。このとき、上側ブラケット20は帯状部材であることから、両面テープTを接着板部21に貼り付ける際には、上側ブラケット20の長手方向に沿って貼り付ければよく、互いに異なる複数の方向に貼り付ける必要はないので作業性は良好である。下側ブラケット30も同様に帯状部材であることから、両面テープTを接着板部31に貼り付ける際の作業性は良好である。上側ブラケット20に貼り付ける両面テープTと、下側ブラケット30に貼り付ける両面テープTとは同じ幅である。尚、接着剤を塗布する場合も同様に一方向に塗布すればよいので作業性は良好である。
そして、位置決め治具等を使用して上側ブラケット20及び下側ブラケット30をフロントガラス100の内面に対して位置決めしてから該フロントガラス100の内面に押し付けて接着する。このとき、フロントガラス100は3次元形状に湾曲しているが、上側ブラケット20及び下側ブラケット30は帯状部材であることから、フロントガラス100の水平方向の断面に沿うようにだけ曲げることで、上側ブラケット20及び下側ブラケット30がフロントガラス100の内面に追従する形状になる。よって、従来例のブラケットのようにフロントガラス100の鉛直方向の断面に沿うように曲げる必要はなく、作業性が良好である。
その後、補機支持部材4を上側ブラケット20及び下側ブラケット30に固定する。すなわち、まず、補機支持部材4の左側下方被固定部46及び右側下方被固定部47を下側ブラケット30の左側棒状部32b及び右側棒状部33bに嵌合させる。このとき補機支持部材4の上側被固定部43側は下に位置していてもよく、この状態から補機支持部材4を左側棒状部32b及び右側棒状部33b周りに回動させていき、上側被固定部43を上方へ移動させていく。そして、上側嵌合面43bに上側棒状部32bを押し込むようにし、上側嵌合面43bを上側棒状部32bに対して該上側棒状部32bの径方向に嵌合させる。これにより、補機支持部材4が所定位置で固定されて、左側上方被固定部44の貫通孔44cが左側ボス部23におけるネジ200の孔と一致し、また、右側上方被固定部45の貫通孔45cが右側ボス部24におけるネジ200の孔と一致する。
このとき、下側嵌合面46d、46eにおける上下方向中間部分が、上側ブラケット20と下側ブラケット30との離間方向に延びているので、上側ブラケット20と下側ブラケット30の間隔が車両により公差範囲内で異なっていても、それを許容して下側嵌合面46d、46eを左側棒状部32bに嵌合させることができる。
次いで、左側上方被固定部44の貫通孔44cにネジ200を挿通して左側ボス部23に螺合させることによって左側上方被固定部44が左側ボス部23に固定される。また、右側上方被固定部45の貫通孔45cにネジ200を挿通して右側ボス部24に螺合させることによって右側上方被固定部45が右側ボス部24に固定される。補機支持部材4をネジ200によって上側ブラケット20及び下側ブラケット30に締結固定することで、車両用補機Bの脱落を未然に防止でき、信頼性を向上できる。尚、ネジ200の代わりに例えばボルト等の締結部材を使用することもできる。
しかる後、カバー1の係合片1cを左側カバー係合部25の係合孔25a、右側カバー係合部26の係合孔26a、下側カバー係合部34の係合孔34aに挿通して係合させ、カバー1を上側ブラケット20及び下側ブラケット30に取り付ける。
(実施形態1の作用効果)
以上説明したように、この実施形態1に係る車両用補機の取付構造Aによれば、上側ブラケット20及び下側ブラケット30が左右方向に延びる帯状部材からなるので、枠状ブラケット等に比べて、両面テープTの貼り付け箇所を少なくすることができるとともに、上側ブラケット20及び下側ブラケット30をフロントガラス100の内面に追従するように容易に曲げることができ、上側ブラケット20及び下側ブラケット30の接着作業性を良好にすることができる。
(実施形態2)
図12は、本発明の実施形態2に係るカバーを省略した状態の車両用補機の取付構造を示している。この実施形態2は、車両用補機BがベースEの右側に配設されるようになっている点で実施形態1とは異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、実施形態1と実施形態2では、上側ブラケットが異なるだけであって、下側ブラケット30及び補機支持部材4は、実施形態1と共通部品である。実施形態2の上側ブラケット50は、基本的な構成は実施形態1の上側ブラケット20と同じであり、接着板部51と、上側固定部52と、左側ボス部53と、右側ボス部54と、左側カバー係合部55と、右側カバー係合部56とを備えている。
接着板部51は、フロントガラス100の内面に沿って左右方向に延びており、この接着板部51におけるフロントガラス100の内面側の面には、左右方向中央部よりも右側寄りの部分に、両面テープ(図示せず)が貼り付けられている。
接着板部51の左側は、ベースEよりも左側まで延びている。接着板部51の左右方向中央部は、ベースEよりも右側に偏位しており、ベースEを基準としたとき、接着板部51の右端部までの長さが左端部までの長さよりも長く設定されている。上側固定部52は、接着板部51の左右方向中央部よりも右側寄りの部分に設けられており、補機支持部材4が固定される部分である。上側固定部52は、上側支持板部52aと、上側棒状部(図示せず)と、補強板部52cとを有している。
接着板部51の左端部及び右端部には、それぞれ下方へ延出する左側延出板部51a及び右側延出板部51bが形成されている。また、接着板部51における左側延出板部51a及び右側延出板部51bの間には、該接着板部51の左右方向中央部よりも左寄りの部分に下方へ延出する中間延出板部51cが形成されている。右側延出板部51bの左右方向の寸法は、左側延出板部51a及び中間延出板部51cの各々の左右方向の寸法よりも長く設定されている。左側延出板部51aと中間延出板部51cとの間に、ベースEの上端部が配置されるようになっている。また、左側延出板部51aと中間延出板部51cとの左右方向の離間寸法は、右側延出板部51bと中間延出板部51cとの左右方向の離間寸法よりも短く設定されている。
左側ボス部53は、接着板部51の中間延出板部51cから車室内側へ突出している。また、右側ボス部54は、接着板部51の右側延出板部51bにおける左側から車室内側へ突出している。
左側カバー係合部55は、接着板部51の左側延出板部51aに設けられている。右側カバー係合部56は、接着板部51の右側延出板部51bにおける右側部分に設けられている。
この実施形態2の場合も実施形態1と同様に上側ブラケット20及び下側ブラケット30が左右方向に延びる帯状部材からなるので、上側ブラケット20及び下側ブラケット30の接着作業性を良好にすることができる。
(実施形態3)
図13及び図14は、本発明の実施形態3に係る車両用補機の取付構造Aを示している。この実施形態3は、車両用補機BがベースEの左側及び右側にそれぞれ配設されるようになっている点で実施形態1とは異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、図14に示すように、車両用補機Bは、インナーミラーのベースEよりも左側に配設される左側車両用補機B1と、ベースEよりも右側に配設される右側車両用補機B2とを含んでおり、2眼タイプのカメラである。
上側ブラケット70の接着板部71は、ベースEよりも左側まで延びる左側帯状部73と、ベースEよりも右側まで延びる右側帯状部72とを備えている。左側帯状部73は、左側車両用補機B1を補機支持部材4に支持した状態で固定するためのボス部78、79を有している。右側帯状部72は、右側車両用補機B2も補機支持部材4に支持した状態で固定するためのボス部78、79を有している。ボス部78、79は互いに左右方向に間隔をあけて配設されている。ボス部78、79は、実施形態1の左側ボス部23、右側ボス部24と同様に構成されている。
また、左側帯状部73のボス部78、79の間の部分には、上側固定部74が設けられている。右側帯状部72のボス部78、79の間の部分にも、上側固定部75が設けられている。上側固定部74、75は、実施形態1の上側固定部22と同様に構成されている。
左側帯状部73に左側には、カバー係合部76が設けられている。右側帯状部72の右側にもカバー係合部77が設けられている。カバー係合部76、77は、実施形態1の左側カバー係合部25及び右側カバー係合部26と同様に構成されている。
ブラケット2は、上側ブラケット70と、左側帯状部73の下方に配置されて実施形態1の下側ブラケットと共通部品で構成された左側ブラケット30と、右側帯状部72の下方に配置された右側ブラケット80とを含んでいる。右側ブラケット80は、左側ブラケット30と共通部品で構成されている。そして、左側車両用補機B1は上側ブラケット70及び左側ブラケット30に固定され、また、右側車両用補機B2は上側ブラケット70及び右側ブラケット80に固定されている。
右側ブラケット80は、接着板部81と、左側固定部82と、右側固定部83と、下側カバー係合部84とを備えている。これら81〜84は実施形態1の接着板部31、左側固定部32、右側固定部33及び下側カバー係合部34と同様に構成されている。
左側車両用補機B1が支持される補機支持部材4と、右側車両用補機B2が支持される補機支持部材4とは共通部品であり、実施形態1の補機支持部材4と同じ部品を使用することができる。
また、図13に示すカバー6は、左側車両用補機B1、右側車両用補機B2、上側ブラケット70、左側ブラケット30、右側ブラケット80、2つの補機支持部材4、4を覆うように延びる壁部6aと、壁部6aの周縁部からフロントガラス100の内面側へ延びる周壁部6bとを有している。カバー6の上側の左右方向中央部には、インナーミラーのステー(図示せず)が挿通される切欠部6eが形成されている。切欠部6eは上方に開放されている。
この実施形態3の場合も実施形態1と同様に上側ブラケット20、左側ブラケット30及び右側ブラケット80が左右方向に延びる帯状部材からなるので、上側ブラケット20、左側ブラケット30及び右側ブラケット80の接着作業性を良好にすることができる。
また、左側ブラケット30及び右側ブラケット80を共通部品としているので、部品の種類を少なくすることができ、コストを低減できる。また、左右の補機支持部材4も共通部品としているので、このことによってもコストを低減できる。
(実施形態4)
図15〜図18は、本発明の実施形態4に係る車両用補機の取付構造を示している。この実施形態4は、上側ブラケット20及び下側ブラケット30が左ハンドル車と右ハンドル車で共通化できるようになっている点で実施形態1とは異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図15に示すように、上側ブラケット20の左右両側には、それぞれ、左側カバー係合部25及び右側カバー係合部26が設けられている。また、上側ブラケット20の左右方向中央部よりも左側には、左側カバー係合部25に隣接するように、左側固定部27が設けられ、また、上側ブラケット20の左右方向中央部よりも右側には、右側カバー係合部26から左側に離れて右側固定部28が設けられている。左側固定部27は接着板部21から突出するボスで構成されており、その中心部にはネジ200(図16に示す)が螺合する孔部27aが形成されている。また、右側固定部28も接着板部21から突出するボスで構成されており、その中心部にはネジ200が螺合する孔部28aが形成されている。
下側ブラケット30の左右両側には、それぞれ、下側カバー係合部34が設けられている。また、下側ブラケット30の左右方向中央部よりも左側寄りの部分には、下側固定部35が設けられている。下側固定部35は、接着板部31から突出するボスで構成されており、その中心部にはネジ200が螺合する孔部35aが形成されている。
補機支持部材4の上端部の左側には、左側上方被固定部44が設けられている。左側上方被固定部44は、上側ブラケット20の左側固定部27に固定される部分であり、上側板状部40の上端部の左側から車室内側へ延びる基端側板部44aと、基端側板部44aの先端部から左側へ延びる先端側板部44bとを備えている。先端側板部44bは、上側ブラケット20の左側固定部27の先端面に沿って延びている。図17に示すように、先端側板部44bには、左側固定部27におけるネジ200が螺合する孔部27aと一致する貫通孔44cが形成されている。この貫通孔44cに挿通されたネジ200を左側固定部27に螺合させることによって左側上方被固定部44が左側固定部27に固定される。
また、補機支持部材4の上端部の右側には、右側上方被固定部45が設けられている。右側上方被固定部45は、上側ブラケット20の右側固定部28に固定される部分であり、上側板状部40の上端部の右側から車室内側へ延びる基端側板部45aと、基端側板部45aの先端部から左側へ延びる先端側板部45bとを備えている。先端側板部45bは、上側ブラケット20の右側固定部28の先端面に沿って延びている。図17に示すように、先端側板部45bには、右側固定部28におけるネジ200が螺合する孔部28aと一致する貫通孔45cが形成されている。この貫通孔45cに挿通されたネジ200を右側固定部28に螺合させることによって右側上方被固定部45が右側固定部28に固定される。
補機支持部材4の下端部の左右方向中央部には、下方被固定部48が下方へ突出するように設けられている。下方被固定部48は、下側ブラケット30の下側固定部35に固定される部分であり、図18に示すように、下方被固定部48には、下側固定部35におけるネジ200が螺合する孔部35aと一致する貫通孔48aが形成されている。この貫通孔48aに挿通されたネジ200を下側固定部35に螺合させることによって下方被固定部48が下側固定部35に固定される。
右ハンドル車の場合には、図15及び図16に示すように上側ブラケット20及び下側ブラケット30をフロントガラス100に固定する。一方、左ハンドル車の場合には、図15及び図16に示す上側ブラケット20及び下側ブラケット30を、各々の左右方向中心部を回転中心として180゜回転させ、フロントガラス100の所定位置に固定すればよい。つまり、上側ブラケット20及び下側ブラケット30を左ハンドル車と右ハンドル車で共通化することができるので、コストを低減できる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用補機の取付構造は、例えば自動車のフロントガラスにカメラ、赤外線センサ、雨滴センサ等を取り付ける場合に使用することができる。
A 車両用補機の取付構造
B 車両用補機
B1 左側車両用補機
B2 右側車両用補機
E ベース
2 ブラケット
20 上側ブラケット(第1ブラケット)
22b 上側棒状部(第1棒状部)
30 下側ブラケット(第2ブラケット、左側ブラケット)
32b 左側棒状部(第2棒状部)
43 上側被固定部(第1被固定部)
43b 上側嵌合面(第1嵌合面)
46 左側下方被固定部(第2被固定部)
46d、46e 下側嵌合面(第2嵌合面)
47 右側下方被固定部(第2被固定部)
70 上側ブラケット
72 右側帯状部
73 左側帯状部
74 上側固定部(左側固定部)
75 上側固定部(右側固定部)
80 右側ブラケット
100 フロントガラス

Claims (6)

  1. 車両用補機を車両のフロントガラスに対してブラケットを介して取り付けるための車両用補機の取付構造において、
    上記ブラケットは、車幅方向に延びる帯状部材からなり、上記フロントガラスの内面に接着されるとともに、上記車両用補機が固定される固定部を有していることを特徴とする車両用補機の取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両用補機の取付構造において、
    上記車両用補機を支持する補機支持部材を備え、
    上記ブラケットは、上記フロントガラスの上下方向に互いに間隔をあけて配置される第1ブラケットと第2ブラケットとを含み、
    上記補機支持部材には、上記第1ブラケット及び上記第2ブラケットの固定部にそれぞれ固定される第1被固定部及び第2被固定部が設けられていることを特徴とする車両用補機の取付構造。
  3. 請求項2に記載の車両用補機の取付構造において、
    上記第1ブラケットは、車幅方向に延びる第1棒状部を有し、
    上記補機支持部材は、上記第1棒状部に対して該第1棒状部の径方向に嵌合する第1嵌合面を有していることを特徴とする車両用補機の取付構造。
  4. 請求項3に記載の車両用補機の取付構造において、
    上記第2ブラケットは、車幅方向に延びる第2棒状部を有し、
    上記補機支持部材は、上記第2棒状部に対して該第2棒状部の径方向に嵌合する第2嵌合面を有し、
    上記第2嵌合面は、上記第1ブラケットと上記第2ブラケットの離間方向に延びていることを特徴とする車両用補機の取付構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用補機の取付構造において、
    上記車両用補機は、上記フロントガラスの内面に取り付けられるインナーミラーのベースよりも車両左側に配設される左側車両用補機と、上記ベースよりも車両右側に配設される右側車両用補機とを含み、
    上記ブラケットは、上記左側車両用補機が固定される左側固定部を有するとともに、上記ベースよりも車両左側まで延びる左側帯状部と、上記右側車両用補機が固定される右側固定部を有するとともに、上記ベースよりも車両右側まで延びる右側帯状部とを備えていることを特徴とする車両用補機の取付構造。
  6. 請求項5に記載の車両用補機の取付構造において、
    上記ブラケットは、上記左側帯状部及び上記右側帯状部を有する上側ブラケットと、上記左側帯状部の下方に配置される左側ブラケットと、上記右側帯状部の下方に配置され、上記左側ブラケットと共通部品で構成された右側ブラケットとを含み、
    上記左側車両用補機は上記上側ブラケット及び上記左側ブラケットに固定され、
    上記右側車両用補機は上記上側ブラケット及び上記右側ブラケットに固定されていることを特徴とする車両用補機の取付構造。
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