JP2016013346A - 膝関節用サポータ - Google Patents
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Abstract
【課題】装着が容易であり、且つ歩行、屈伸動作によっても締付用帯部がずれることのない膝関節用サポータを提供する。
【解決手段】背面側帯本体1の両側に膝の上下に巻きつける締付用帯部2を二股状に連設して、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部2,2の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部2の先端内面と締付用帯部2の基端側外面とを面ファスナー3により係止して装着する膝関節用サポータであって、前記背面側帯本体1を網目生地1aよりなるものとしたうえ、該網目生地1aの内面に滑り止め部材4を該網目生地1aの網目を均一間隔に残して設ける。
【選択図】図1
【解決手段】背面側帯本体1の両側に膝の上下に巻きつける締付用帯部2を二股状に連設して、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部2,2の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部2の先端内面と締付用帯部2の基端側外面とを面ファスナー3により係止して装着する膝関節用サポータであって、前記背面側帯本体1を網目生地1aよりなるものとしたうえ、該網目生地1aの内面に滑り止め部材4を該網目生地1aの網目を均一間隔に残して設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、膝関節に装着して歩行および膝の屈伸動作によりずれることなく膝関節を的確に支持できる膝関節用サポータに関するものである。
膝関節用サポータとしては、膝の裏側に添装する背面側帯本体の両側から二股状に連設した締付用帯部を膝の大腿下部と脛上部を囲装して締付固定して、屈曲時に膝蓋骨が突出できる開口を形成できるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
前記した膝関節用サポータは、装着が容易で広く使用されているものである。しかし、膝の上下の大腿下部と脛上部を締付固定して装着するにすぎないため、装着時において的確な締付固定をおこなっても歩行、屈伸動作により締付用帯部がずれて膝関節を的確に支持できなくなり、膝関節がぐらつき足首、腰の負担が増え歩行が困難となるうえ強いては股関節を痛めるという問題がある。
また、前記問題を解決するものとして、本発明者は、締付用帯部の先端を折り返して重合させてパット部を形成して、膝の上方においてパッド部を膝蓋骨の上方と膝の上の大腿骨の側方との位置に合わせて、また、膝の下方においてパッド部を膝蓋骨の下方と膝の下の脛骨の側方との位置に合わせて装着して、締付用帯部がずれるのを防止できるものを提案している(特許文献3参照)。しかし、この特許文献3のものにあっては、装着時にパット部を形成する必要があり、装着がその分面倒であり、また、パット部の形成を失念する虞もあるものである。
本発明は前記したような問題を解決して、装着が容易で歩行、屈伸動作により膝関節用サポータがずれることのない膝関節用サポータを提供するものである。
前記した課題を解決した本発明の膝関節用サポータは、背面側帯本体の両側に膝の上下に巻きつける締付用帯部を二股状に連設して、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部の先端内面と締付用帯部の基端側外面とを面ファスナーにより係止して装着する膝関節用サポータであって、前記背面側帯本体を網目生地よりなるものとしたうえ、該網目生地の内面に滑り止め部材を該網目生地の網目を均一間隔に残して設けたことを特徴とするものである。
また、前記網目生地の内面に設けた滑り止め部材は、横長楕円形よりなるドット柄として配置して該網目生地の網目を均一間隔に残すことが好ましいものである。
また、前記各締付用帯部の先端を折り返して重合させてパット部を形成できるものとしてもよい。
前記のような本発明の膝関節用サポータは、背面側帯本体を膝の裏側に添装して装着すれば、該背面側帯本体の内面に滑り止め部材を設けたものであるから、該滑り止め部材が膝の裏側に接触するので背面側帯本体はずれることがなく膝関節用サポータ全体がずれることなく的確に膝関節を支持した状態を保持できるものである。これにより、膝関節がぐらつき足首、腰の負担が増え歩行が困難となったり、股関節を痛めることがないものである。
また、滑り止め部材は、前記網目生地の内面に該網目生地の網目を均一間隔に残して設けたものであるから、該残された網目から充分に通気性が確保できて、膝裏が蒸れることがないものである。
また、各締付用帯部の先端を折り返して重合させてパット部を形成できるものとすれば、膝の上側に位置するパッド部の下端は膝蓋骨の上縁部に当接して、また、膝の下側に位置するパッド部の上端は膝蓋骨の下縁部に当接することとなる。これにより、前記滑り止め部材と相まって、より膝関節用サポータ全体がずれことはないものである。
本発明に係る膝関節用サポータの好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
図1、図2において、1は膝装着時に膝の裏側に添装する背面帯本体である。該背面帯本体1の両側には二股状に膝の上下に巻きつける締付用帯部2を連設してある。すなわち、図示のとおり背面帯本体1の両側には夫々上下に2本ずつ締付用帯部2、2が対向するように計4本が連設されている。そして、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部2の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部2の先端内面と締付用帯部2の基端側外面とを面ファスナー3により係止して装着するものである。
前記背面側帯本体1は、網目生地1aよりなるものとしたうえ、該網目生地1aの内面に滑り止め部材4を該網目生地1aの網目を均一間隔に残して設けている。この滑り止め部材4は図1に示すものは、滑り止め部材4を横長楕円形よりなるドット柄として配置して該網目生地1aの網目を均一間隔に残すものとしている。しかしこれに限らず、図6に示すように滑り止め部材4を短い横線を多数配置して網目生地1aの網目を均一間隔に残すものとしたり、図7に示すように井桁状として井桁の間を均一間隔の網目として残すものであってもよい。要は、網目生地1aの内面に滑り止め部材4を該網目生地1aの網目を均一間隔に残して設けてあれば滑り止め部材4の配置パターンは問わないものである。
前記、滑り止め部材4の素材としては、具体的にはシリコンゴムやアクリルゴム、ポリウレタンゴム等の合成樹脂又は天然ゴムを使用すればよいものである。
また、前記膝の上下に巻きつける各締付用帯部2の先端内面に面ファスナー3の雄部3aを設けてあり、また、各締付用帯部2の外面側には前記雄部3aが係止できる面ファスナー3の雌部3bが形成してあり、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部2、2の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部2の先端内面に設けた面ファスナー3の雄部3aを内側に重ねた締付用帯部2の外面側に設けた面ファスナー3の雌部3bに係止して装着するものである。なお、前記面ファスナー3の雌部3bは締付用帯部2の外面側を表面が無数のループを形成したパイル生地よりなるものとしている。
また、前記各締付用帯部2の先端は折り返して重合させてパット部20を形成できるものとしている。これにより、膝の上下において向かい合う締付用帯部2、2の先端側を重ね合わせる際に内側に重ね合わされることとなる締付用帯部2の先端を折り返して重合させてパット部20を形成して装着することができるものである。
このように構成された膝関節用サポータは図3、図4に示すように、背面側帯本体1を膝(イ)の裏側に添装して装着すれば、該背面側帯本体1は網目生地の内面に滑り止め部材4を設けたものであるから、該滑り止め部材4が膝の裏側に接触するので背面側帯本体1は接触箇所からずれることがなく膝関節用サポータ全体がずれることなく的確に膝関節に装着した状態を保持できるものである。これにより、膝関節がぐらつくことなく足首、腰への負担が掛からずスムーズな歩行が行えることは勿論、股関節を痛めることもないものである。
また、滑り止め部材4は、前記網目生地1aの内面に該網目生地1aの網目を均一間隔に残して設けたものであるから、該残された網目から充分に通気性が確保できて、膝の裏側が蒸れることがないものである。
また、膝の上下において向かい合う締付用帯部2、2の先端側を重ね合わせる際に内側に重ね合わされることとなる締付用帯部2の先端を折り返して重合させてパット部20を形成して装着することができるものである。
そうすれば、上側のパッド部20の下端は膝蓋骨(イ)の上縁部に当接して、また、下側のパッド部20の上端は膝蓋骨(イ)の下縁部に当接することとなる。これにより、上側の締付用帯部2、2は膝の下側にずれることはないものであり、下側の締付用帯部2、2は膝の上側にずれることはないものである。従って、前記滑り止め部材4と相まって歩行、屈伸動作によっても膝関節用サポータがずれることがなく的確な締付固定を持続できるものである。
また、この実施形態ではパット部20を、各締付用帯部2の先端を内側に折り返して先端内面の面ファスナーの雄部3aを先端より締付用帯部2の基端側内面に設けた面ファスナーの雌部5に係止して形成される重合部よりなるものとしている。これにより、パット部20は面ファスナー3の雄部3aと面ファスナーの雌部5の係止により任意の幅で形成でき、また、そのパッド形状を維持するので手指で保持する必要がないので装着も容易なものとなる。さらに、装着時に使用しない膝の上下において互いに重なり合う内側に重ね合わせた締付用帯部2の先端内面に形成した面ファスナー3の雄部3aを有効に利用できるものでもある。
1 背面帯本体
2 締付用帯部
3 面ファスナー
3a 面ファスナーの雄部
3b 面ファスナーの雌部
4 滑り止め部材
5 面ファスナーの雌部
20 パッド部
2 締付用帯部
3 面ファスナー
3a 面ファスナーの雄部
3b 面ファスナーの雌部
4 滑り止め部材
5 面ファスナーの雌部
20 パッド部
Claims (3)
- 背面側帯本体の両側に膝の上下に巻きつける締付用帯部を二股状に連設して、膝の上下において夫々向かい合う締付用帯部の先端側を重ね合わせて、外側に重ねた締付用帯部の先端内面と締付用帯部の基端側外面とを面ファスナーにより係止して装着する膝関節用サポータであって、前記背面側帯本体を網目生地よりなるものとしたうえ、該網目生地の内面に滑り止め部材を該網目生地の網目を均一間隔に残して設けたことを特徴とする膝関節用サポータ。
- 前記網目生地の内面に設けた滑り止め部材は、横長楕円形よりなるドット柄として配置して該網目生地の網目を均一間隔に残したことを特徴とする請求項1に記載の膝関節用サポータ。
- 前記各締付用帯部の先端を折り返して重合させてパット部を形成できるものとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の膝関節用サポータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137419A JP2016013346A (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 膝関節用サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137419A JP2016013346A (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 膝関節用サポータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016013346A true JP2016013346A (ja) | 2016-01-28 |
Family
ID=55230074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014137419A Pending JP2016013346A (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 膝関節用サポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016013346A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0727534U (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-23 | カラーファスナー工業株式会社 | サポーター |
JP2014061139A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Kazuo Iwata | 膝関節用サポータ |
-
2014
- 2014-07-03 JP JP2014137419A patent/JP2016013346A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH0727534U (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-23 | カラーファスナー工業株式会社 | サポーター |
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