JP2016013115A - 低アルコール飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、低アルコール飲料において酒らしい味わいを増強することのできる新たな技術の提供を目的とする。
【解決手段】低アルコール飲料中のNa/Kのモル比、アルコール度数を一定範囲とし、炭酸を飲料に含有させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、酒らしい味わいが増強された低アルコール飲料、その製造方法、及び低アルコール飲料の酒らしい味わいを増強する方法に関する。また、本発明は、当該飲料の製造のために用いる、希釈用飲料ベースにも関する。
アルコール度数が低い飲料、例えばアルコール度数が3.0%未満の飲料では、アルコールに起因する酒らしい味わいが不足する傾向にある。従って、酒らしい味わいを期待する消費者の嗜好を満足させることのできる低アルコール飲料の開発が求められている。
これに関連して、特許文献1には、食酢類を特定の色調になるように濃縮して得た液状食酢類をアルコール飲料に添加することにより、アルコール飲料の熟成感又はアルコール感を向上させる方法が記載されている。
特開2007−190017号公報
特許文献1に開示された技術を用いると、食酢由来の味が飲料の風味に影響をもたらすことが懸念される。従って、そのような問題が少ない、酒らしい味わいを増強させることのできる新たな手段が求められている。本発明は、低アルコール飲料において酒らしい味わいを増強することのできる新たな技術の提供を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、アルコール度数が比較的低い特定範囲にあるアルコール飲料においてNa/Kのモル比を特定範囲に調整すると、アルコール飲料の酒らしい味わいを増強できることを見出した。さらに、当該飲料に炭酸を加えると、この効果はより顕著となることを見出した。
本発明は、以下のものに関するが、これらに限定されない。
(1)アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料であって、
Na及びKを含有し、
Na/Kのモル比が0.5〜60であり、
Na濃度が0.03〜1.1g/Lであり、
炭酸を含有する、前記飲料。
(2)Na/Kのモル比が0.7〜22である、(1)に記載の飲料。
(3)20℃における炭酸ガス圧が0.8〜3.5kgf/cmである、(1)又は(2)に記載の飲料。
(4)さらに、高甘味度甘味料を含有する、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の飲料。
(5)さらに、酸味料を含有する、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の飲料。
(6)さらに、果汁及び/又は野菜汁を含有する、(1)〜(5)のいずれか1項に記載に飲料。
(7)Naが、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、塩化ナトリウム、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の飲料。
(8)Kが、クエン酸カリウム、アセスルファムK、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する、(1)〜(7)のいずれか1項に記載の飲料。
(9)アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料の製造方法であって、
当該飲料中のNaとKの含有量を、Na/Kのモル比が0.5〜60となるように調整する工程、
当該飲料中のNaの濃度を0.03〜1.1g/Lに調整する工程、及び
当該飲料に炭酸を含ませる工程
を含む、前記製造方法。
(10)アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料の酒らしい味わいを増強させる方法であって、
当該飲料中のNaとKの含有量を、Na/Kのモル比が0.5〜60となるように調整する工程、
当該飲料中のNaの濃度を0.03〜1.1g/Lに調整する工程、及び
当該飲料に炭酸を含ませる工程
を含む、前記方法。
(11)希釈用飲料ベースであって、
Na及びKを含有し、
当該飲料ベース中のNa/Kのモル比が0.5〜60であり、
当該飲料ベースを希釈して得られる、飲用される飲料のアルコール度数が1.0%以上3.0%未満であり、
当該飲料中のNa濃度が0.03〜1.1g/Lであり、
当該飲料が炭酸を含有する、前記飲料ベース。
(12)前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の飲料の製造方法であって、(11)に記載の飲料ベースを希釈液で希釈する工程を含む方法。
本発明は、低アルコール飲料の酒らしい味わいを増強することができる。本明細書において、「酒らしい味わい」とは、アルコール飲料を飲んだ時に感じる酒類特有の甘味、苦味、複雑味、重量感及び刺激感などによって構成される複合的な味わいを意味する。
本発明は、飲料において、特定範囲のアルコール度数と、特定範囲のNa/Kのモル比と、炭酸とを、場合により他の特徴と共に組み合わせる。
(アルコール度数)
本発明の飲料におけるアルコール度数は、1.0%以上3.0%未満、好ましくは1.0%〜2.9%、より好ましくは1.0%〜2.7%、より好ましくは1.0%〜2.5%である。アルコール度数の調整方法は、添加するアルコール成分の量の調整などの、公知のいずれの方法を用いてもよい。
本明細書に記載の「アルコール」との用語は、特に断らない限りエタノールを意味する。本明細書においては、飲料のアルコール度数は、飲料中のアルコール分の含有量(v/v%)を意味し、公知のいずれの方法によっても測定することができるが、例えば、振動式密度計によって測定することができる。具体的には、飲料から濾過又は超音波によって炭酸ガスを抜いた試料を調製し、そして、その試料を直火蒸留し、得られた留液の15℃における密度を測定し、国税庁所定分析法(平19国税庁訓令第6号、平成19年6月22日改訂)の付表である「第2表 アルコール分と密度(15℃)及び比重(15/15℃)換算表」を用いて換算して求めることができる。
(Na及びK
本明細書に記載のNaとKは、それぞれ、ナトリウムイオンおよびカリウムイオンを意味し、Na/Kのモル比は、Na量(モル)をK量(モル)で除した値である。本発明の飲料における当該モル比は、0.5〜60、好ましくは0.7〜22、より好ましくは2.0〜22、さらに好ましくは、4.0〜10である。
飲料中のNaの濃度の範囲は特に限定されないが、酒らしい味わいを増強させるためには、ある程度の濃度のNaが必要であると考えられる。典型的には、飲料中のNaの濃度は0.03〜1.1g/Lであり、好ましくは0.05〜0.6g/Lであり、さらに好ましくは0.1〜0.6g/Lである。また、飲料中のKの濃度の範囲も特に限定されないが、典型的には、飲料中のKの濃度は0.0005〜2.2g/Lであり、好ましくは0.0008〜1.0g/Lである。
NaとKは、飲料に含まれる種々の成分に由来する。Naは、好ましくは、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、塩化ナトリウム、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する。より好ましくは、Naは、クエン酸ナトリウムに由来する。クエン酸ナトリウムには、一ナトリウム塩、二ナトリウム塩、三ナトリウム塩が存在するが、本発明において用いられるクエン酸ナトリウムは、そのいずれであってもよく、或いはそれらの混合物であってもよい。また、Kは、好ましくは、クエン酸カリウム、アセスルファムK、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する。クエン酸カリウムには、一カリウム塩、二カリウム塩、三カリウム塩が存在するが、本発明において用いられるクエン酸カリウムは、そのいずれであってもよく、或いはそれらの混合物であってもよい。より好ましくは、Kは、クエン酸カリウム及び/又はアセスルファムKに由来する。
Na及びKの量の測定には、公知のいずれの方法を用いてもよい。また、Na及びKの量の調整は、公知の方法、例えばこれらを供給する成分の量を調整することにより行うことができる。
(炭酸ガス)
本発明の飲料は、炭酸ガスを含む。炭酸ガスは、当業者に通常知られる方法を用いて飲料に付与することができ、例えば、これらに限定されないが、二酸化炭素を加圧下で飲料に溶解させてもよいし、ツーヘンハーゲン社のカーボネーター等のミキサーを用いて配管中で二酸化炭素と飲料とを混合してもよいし、また、二酸化炭素が充満したタンク中に飲料を噴霧することにより二酸化炭素を飲料に吸収させてもよいし、飲料と炭酸水とを混合してもよい。これらの手段を適宜用いて炭酸ガス圧を調節する。
本発明の飲料の炭酸ガス圧は、特に限定されないが、好ましくは0.7〜3.5kgf/cm、より好ましくは0.8〜2.8kgf/cmである。また、炭酸ガス圧は、0.8〜2.5kgf/cmであってもよい。本発明において、炭酸ガス圧は、京都電子工業製ガスボリューム測定装置GVA−500Aを用いて測定することができる。例えば、試料温度を20℃にし、前記ガスボリューム測定装置において容器内空気中のガス抜き(スニフト)、振とう後、炭酸ガス圧を測定する。本明細書においては、特に断りがない限り、炭酸ガス圧は、20℃における炭酸ガス圧を意味する。
(高甘味度甘味料)
本発明の飲料は、高甘味度甘味料を含んでもよい。
本明細書において用いられる「高甘味度甘味料」との用語は、ショ糖に比べて強い甘味を有する(例えばショ糖の数倍から数百倍の甘味を有する)天然甘味料及び合成甘味料を意味する。そのような高甘味度甘味料としては、ペプチド系甘味料、例えばアスパルテーム、アリテーム等;配糖体系甘味料、例えばステビア甘味料(ステビア抽出物およびステビアを酵素処理してブドウ糖を付加した酵素処理ステビアおよびステビアの甘味成分の中で最も甘味質のよいレバウディオサイドAを含む)、カンゾウ抽出物等;蔗糖誘導体、例えばスクラロース等;合成甘味料、例えばアセスルファムK、サッカリン等が挙げられる。本発明においては、アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム、ネオテーム、グリチルリチン、ステビアから選択される1種又は2種以上のものが好ましい。
高甘味度甘味料が本発明の飲料に含まれる場合、その種類と濃度は、飲料に求められる甘さの質や甘味度等により適宜決定すればよい。例えば、高甘味度甘味料がアセスルファムKである場合には、その配合量は、本発明の飲料中で、0.0005〜0.090w/v%であることが好ましく、0.005〜0.07w/v%であることがより好ましく、0.01〜0.05w/v%であることが更により好ましい。高甘味度甘味料がスクラロースである場合には、その配合量は、本発明の飲料中で、0.0001〜0.04w/v%であることが好ましく、0.001〜0.03w/v%であることがより好ましく、0.005〜0.02w/v%であることが更により好ましい。これらの濃度は、HPLC法などの公知の方法により測定することができる。他の高甘味度甘味料も、上記のいずれかの濃度範囲で飲料中に配合することができる。
(酸味料)
本発明の飲料は、酸味料を含有してもよい。当該酸味料は、本発明の効果に悪影響を与えない限り、特に限定されないが、例えば、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、グルコン酸、フマル酸、酢酸及びこれらの塩からなる群から選択される。これらは、それぞれ酸味度、呈味性が異なるため、飲料のタイプに応じて選択することができる。また、目的に応じ、2種以上の酸味料を組み合わせて使用することも可能である。本発明の飲料に酸味料が含有される場合、当該酸味料の、本発明の飲料に対する配合量は、当該飲料の呈する風味や目的に応じて決定することができる。その量は、典型的には、当該飲料中の1.0〜4.0g/Lである。
(果汁及び野菜汁)
本発明の飲料は、果汁及び/又は野菜汁を含有してもよい。果汁及び/又は野菜汁を含有する典型的な飲料は、チューハイやカクテルである。果汁は、果実を搾汁して得られる果汁をそのまま使用するストレート果汁、あるいは濃縮した濃縮果汁のいずれの形態であってもよい。また、透明果汁、混濁果汁を使用することもでき、果実の外皮を含む全果を破砕し種子など特に粗剛な固形物のみを除いた全果果汁、果実を裏ごしした果実ピューレ、或いは、乾燥果実の果肉を破砕もしくは抽出した果汁を用いることもできる。野菜汁も、上記の果汁と同様の形態で用いることができる。
果汁の種類は、特に限定されないが、例えば、柑橘類果汁(オレンジ果汁、うんしゅうみかん果汁、グレープフルーツ果汁、レモン果汁、ライム果汁、柚子果汁、いよかん果汁、なつみかん果汁、はっさく果汁、ポンカン果汁、シイクワシャー果汁、かぼす果汁等)、リンゴ果汁、ブドウ果汁、モモ果汁、熱帯果実果汁(パイナップル果汁、グァバ果汁、バナナ果汁、マンゴー果汁、アセロラ果汁、ライチ果汁、パパイヤ果汁、パッションフルーツ果汁等)、その他果実の果汁(ウメ果汁、ナシ果汁、アンズ果汁、スモモ果汁、ベリー果汁、キウイフルーツ果汁等)、イチゴ果汁、メロン果汁などが挙げられる。これらの果汁は、1種類を単独使用しても、2種類以上を併用してもよい。また、野菜汁の種類は、例えば、トマト汁、ニンジン汁等が挙げられ、野菜汁は、1種類を単独使用しても、2種類以上を併用してもよい。また、果汁と野菜汁を組み合わせてもよい。
本発明の飲料における果汁の含有量は、特に限定されないが、典型的には、果汁率に換算して0〜100w/w%である。
本発明では、飲料中の「果汁率」を飲料100g中に配合される果汁配合量(g)を用いて下記換算式によって計算することとする。また濃縮倍率を算出する際はJAS規格に準ずるものとし、果汁に加えられた糖質、はちみつ等の糖用屈折計示度を除くものとする。
果汁率(w/w%)=<果汁配合量(g)>×<濃縮倍率>/100mL/<飲料の比重>×100
本発明の飲料における野菜汁の含有量は、特に限定されないが、典型的には、0〜100w/w%である。ここで、野菜汁の含有量は、上記の果汁率に換算した果汁の含有量に準じて求める。
(他の成分)
本発明における飲料には、他にも、本発明の効果を損なわない限り、飲料に通常配合する添加剤、例えば、香料、ビタミン、色素類、酸化防止剤、乳化剤、保存料、調味料、エキス類、pH調整剤、品質安定剤等を配合することができる。
(希釈用飲料ベース)
本発明は、別の側面では、希釈用飲料ベースである。本明細書において記載される、「希釈用飲料ベース」は、そのまま飲用されるのではなく、希釈液で希釈してされた後に飲用に供される製品を意味する。これには、例えば、カクテル調製用の飲料、濃縮タイプの飲料などが含まれる。本発明の希釈用飲料ベースを希釈すると、上記した本発明の飲料を調製することができる。
希釈して得られる飲料が本発明の飲料の条件を満たす限り、希釈率に制限はないが、典型的には、希釈率は重量比で2又は3倍以上であり、20倍程度までである。希釈度は、製品上に表示されることもある。希釈液の例は、具体的には、水、炭酸水、茶、アルコール水溶液(酒類を含む)などが挙げられる。
当該飲料ベース中のNa/Kのモル比は、本発明の飲料に関して上記したものと同じである。
一方、アルコール度数、Na濃度は、当該飲料ベースを希釈して得られた飲料が、本発明の飲料に関して上記した数値範囲を満たす限り、当該飲料ベースにおける値は限定されない。しかしながら、当該飲料ベースの典型的なアルコール度数は、2.0%〜60%、好ましくは2.0%〜54%、より好ましくは2.0%〜50%である。また、当該飲料ベース中の典型的なNa濃度は、0.06〜22g/L、好ましくは0.10%〜12g/Lである。また、当該飲料ベース中のKの典型的な濃度は0.001〜44g/Lであり、好ましくは0.0016〜20g/Lである。
また、当該飲料ベースは、希釈後の飲料が炭酸を含んでいれば、炭酸を含有する必要はない。炭酸は、当該飲料ベースが含有してもよいし、希釈時に炭酸水を用いて飲料に付与されてもよいし、その両方であってもよい。当該飲料ベースを希釈して得られた飲料の炭酸ガス圧は、本発明の飲料に関して上記したものと同じである。
当該飲料ベースは、さらに、本発明の飲料に関して上記した他の成分を含有してもよい。
(飲料の製造方法、及び酒らしい味わいの増強方法)
本発明は、別の側面では、アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料の製造方法である。当該方法は、以下の工程を含む。
当該飲料中のNaとKの含有量を、Na/Kのモル比が0.5〜60となるように調整する工程、
当該飲料中のNaの濃度を0.03〜1.1g/Lに調整する工程、及び
当該飲料に炭酸を含ませる工程。
当該方法は、さらに、当該飲料のアルコール度数を1.0%以上3.0%未満に調整する工程を含んでもよい。
飲料中のアルコール度数、Na/Kのモル比、Naの濃度を調整する方法、及び炭酸を含ませる方法は、当該飲料に関して上記した通りである。そのタイミングも限定されない。例えば、上記工程を同時に行ってもよいし、別々に行ってもよいし、工程の順番を入れ替えてもよい。最終的に得られた飲料が、上記の条件を満たせばよい。また、アルコール度数、Na/Kのモル比、Naの濃度、及び炭酸ガス圧の好ましい範囲は、飲料に関して上記した通りである。また、追加される他の成分の具体例や量も、飲料に関して上記した通りである。
本発明の製造方法は、飲料の酒らしい味わいを増強することができる。従って、当該製造方法は、別の側面では、飲料の酒らしい味わいを増強させる方法である。
(容器詰め飲料又は希釈用飲料ベース)
本発明の飲料又は希釈用飲料ベースは、必要に応じて、容器詰めの形態とすることができる。容器の形態には、缶等の金属容器、ペットボトル、紙パック、瓶、パウチなどが含まれるが、これらに限定されない。例えば、本発明の飲料又は希釈用飲料ベースを容器に充填した後にレトルト殺菌等の加熱殺菌を行う方法や、飲料又は飲料ベースを殺菌して容器に充填する方法を通じて、殺菌された容器詰め製品を製造することができる。
(数値範囲)
明確化のために記載すると、本明細書において下限値と上限値によって表されている数値範囲、即ち「下限値〜上限値」は、それら下限値及び上限値を含む。例えば、「1〜2」により表される範囲は、1及び2を含む。
以下に実施例に基づいて本発明の説明をするが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
アルコール度数、Na/Kのモル比、及び炭酸が、酒らしい味わいに与える影響を確認した。具体的には、アルコール度数、及び当該モル比を変化させて、複数の飲料を作成した。Naの供給源として、クエン酸ナトリウムを用い、Kの供給源として、クエン酸カリウムを用いた。また、炭酸については、炭酸を含まない場合と、炭酸を含む場合について検討した。
訓練されたパネラーにより、得られた飲料について、酒らしい味わいの付与の程度を、評点法による官能試験により評価した。その際、各飲料について、酒類特有の甘味、苦味、複雑味、重量感及び刺激感の増強度合いを総合的に評価した。専門パネリスト5名が、酒らしい味わいの付与の程度を、6点満点:「非常によく感じる」=6点、「よく感じる」=5点、「感じる」=4点、「やや感じる」=3点、「わずかに感じる」=2点、「感じない」=1点で評価し、評価点の平均を算出した。平均点に応じて以下の5段階の評価を設けた。
平均点 1〜 2未満:「−」
平均点 2〜 3未満:「±」
平均点 3〜 4未満:「+」
平均点 4〜 5未満:「++」
平均点 5以上:「+++」
この評価基準は、他の実施例でも用いる。
結果を以下に示す。表1は、炭酸を含まない飲料の結果を示し、表2は、炭酸を含む飲料の結果を示す。
上記の通り、酒らしい味わいの付与効果は、アルコール度数とNa/Kのモル比が特定の範囲にある場合に得られた。また、当該効果は、炭酸が存在する場合に著しく優れていた。
実施例2
実施例1に準じて、アルコール度数を変化させて、複数の飲料を製造した。この実施例では、炭酸ガス圧を1.8kgf/cmとし、Na/Kのモル比を0.74又は54.04にした。結果を以下に示す。アルコール度数が2.9%以下である場合に、優れた酒らしい味わいの付与効果が得られた。尚、飲料中のNaの含有量は、0.09g/L又は2.30g/Lであった。
実施例3
実施例1に準じて、ガス圧を変化させて、複数の飲料を製造した。この実施例では、アルコール度数を2.0%にし、Na/Kのモル比を9.93にし、Naの濃度を0.21g/Lにした。結果を以下に示す。炭酸ガス圧が0.8kgf/cm以上である場合に、優れた酒らしい味わいの付与効果が得られた。
実施例4
実施例1に準じて、Na及びKの供給源を変化させて、複数の飲料を製造した。この実施例では、アルコール度数を1%にし、Na/Kのモル比及びNa含有量をほぼ一定にし、炭酸ガス圧を1.8kgf/cmとした。結果を以下に示す。クエン酸カリウムを用いた場合、特にクエン酸カリウムをクエン酸ナトリウムと組み合わせて用いた場合に、酒らしい味の付与効果が非常に優れていた。
実施例5
実施例1に準じて、果汁等の成分を追加的に含有し、アルコール度数が1.5%である複数の飲料を製造した。各成分の配合量を以下の表に示す。各成分の量は、飲料1Lあたりの配合量である。炭酸ガス圧は、1.8kgf/cmであった。以下の表におけるぶどう果汁は、5倍濃縮のぶどう果汁であり、レモン果汁は、7倍濃縮のレモン果汁である。結果も、以下の表に示す。果汁等を含有する飲料においても、アルコール度数とNa/Kのモル比が特定の範囲内にあれば、酒らしい味の付与効果が得られた。
尚、得られた飲料にさらに香料を追加して官能評価をしたが、香料の追加による影響は認められず、表6に示した結果と同様の結果が得られた。
実施例6
Na/Kのモル比を9.93にし、Na及びKの量を変化させて、実施例1に準じて複数の飲料を製造した。全ての飲料において、アルコール度数は1.0%、炭酸ガス圧は1.8kgf/cmであり、全ての飲料は、無水クエン酸を0.25w/v%、果糖ブドウ糖液糖を8w/v%を含有していた。各飲料の官能評価の結果を以下の表に示す。Naの供給源はクエン酸ナトリウムであり、Kの供給源はクエン酸カリウムであった。Na濃度が比較的高くとも、本願発明の効果が得られた。

Claims (12)

  1. アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料であって、
    Na及びKを含有し、
    Na/Kのモル比が0.5〜60であり、
    Na濃度が0.03〜1.1g/Lであり、
    炭酸を含有する、前記飲料。
  2. Na/Kのモル比が0.7〜22である、請求項1に記載の飲料。
  3. 20℃における炭酸ガス圧が0.8〜3.5kgf/cmである、請求項1又は2に記載の飲料。
  4. さらに、高甘味度甘味料を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料。
  5. さらに、酸味料を含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料。
  6. さらに、果汁及び/又は野菜汁を含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載に飲料。
  7. Naが、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、塩化ナトリウム、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の飲料。
  8. が、クエン酸カリウム、アセスルファムK、果汁、及び水からなる群から選択される少なくとも一つに由来する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の飲料。
  9. アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料の製造方法であって、
    当該飲料中のNaとKの含有量を、Na/Kのモル比が0.5〜60となるように調整する工程、
    当該飲料中のNaの濃度を0.03〜1.1g/Lに調整する工程、及び
    当該飲料に炭酸を含ませる工程
    を含む、前記製造方法。
  10. アルコール度数が1.0%以上3.0%未満である飲料の酒らしい味わいを増強させる方法であって、
    当該飲料中のNaとKの含有量を、Na/Kのモル比が0.5〜60となるように調整する工程、
    当該飲料中のNaの濃度を0.03〜1.1g/Lに調整する工程、及び
    当該飲料に炭酸を含ませる工程
    を含む、前記方法。
  11. 希釈用飲料ベースであって、
    Na及びKを含有し、
    当該飲料ベース中のNa/Kのモル比が0.5〜60であり、
    当該飲料ベースを希釈して得られる、飲用される飲料のアルコール度数が1.0%以上3.0%未満であり、
    当該飲料中のNa濃度が0.03〜1.1g/Lであり、
    当該飲料が炭酸を含有する、前記飲料ベース。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の飲料の製造方法であって、請求項11に記載の飲料ベースを希釈液で希釈する工程を含む方法。
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