JP2016011980A - フォーカルプレンシャッタ及びカメラ - Google Patents
フォーカルプレンシャッタ及びカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016011980A JP2016011980A JP2014132203A JP2014132203A JP2016011980A JP 2016011980 A JP2016011980 A JP 2016011980A JP 2014132203 A JP2014132203 A JP 2014132203A JP 2014132203 A JP2014132203 A JP 2014132203A JP 2016011980 A JP2016011980 A JP 2016011980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focal plane
- plane shutter
- arm
- fitting
- blade member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
【解決手段】開口部10aを有する地板10、開口部を開閉するべく地板の支軸10dに対してそれぞれ回動自在に支持される二つのアーム及び羽根を含む羽根部材20を備えたフォーカルプレンシャッタにおいて、二つのアームの少なくとも一方のアーム21の支軸10dに対する取付け位置を調整するべく支軸10d回りに回動可能に嵌め込まれた嵌合調整部材40を設けた。これによれば、構造の簡素化、部品点数の削減、装置の薄型化及び小型化等を達成しつつ、羽根部材(の傾斜角度)を画枠(例えば、地板の矩形をなす開口部の内縁部)に対して高精度に調整でき、撮影時の横ムラ等を抑制ないし防止できる。
【選択図】図1
Description
この構成によれば、二つのアームがそれぞれの地板の支軸を中心として回動することにより、二つのアームに連結された羽根が開口部を開閉するように作動して、羽根部材によるシャッタ動作が行われる。
ここで、嵌合調整部材を回転して適宜調節することにより、羽根部材の少なくとも一つのアームの支軸に対する取付け位置を適宜調整することができるため、二つのアームの角度位置(相対的な傾き状態)を調整でき、それ故に、羽根部材の羽根の傾斜角度を画枠(例えば、地板の矩形をなす開口部の内縁部)に対して高精度に調整することができ、撮影時の横ムラ等をより確実に抑制ないし防止することができる。
ここでは、特に、嵌合調整部材が支軸回りに回動可能に嵌め込まれるものであるため、構造の簡素化、部品点数の削減、部品の集約化、装置の薄型化及び小型化等を達成することができる。
この構成によれば、嵌合調整部材は、その内周面に地板の支軸が嵌合され、又、その外周面がアームの連結孔に嵌合されることにより、羽根部材のアームは、嵌合調整部材を介して支軸回りに回動自在に支持されるため、嵌合調整部材を適宜回転させて、内周面に対する外周面の偏倚方向を調整することにより、支軸に対するアームの取付け位置が調整される。
この構成によれば、嵌合調整部材は、内側円筒部(の内周面)に地板の支軸が嵌合され、又、外側円筒部(の外周面)がアームの連結孔に嵌合されることにより、羽根部材のアームは、嵌合調整部材を介して支軸回りに回動自在に支持されるため、嵌合調整部材を適宜回転させて、内周面に対する外周面の偏倚方向を調整することにより、支軸に対するアームの取付け位置が調整される。ここでは、嵌合調整部材が、二重円筒形状に形成されているため、内側円筒部と外側円筒部の間の肉抜きすなわち軽量化を達成しつつ、所望の偏倚量(内周面の中心線と外周面の中心線との離隔距離)を確保することができる。
この構成によれば、アームの連結孔に外側円筒部を嵌合させて鍔部に当接させることで、嵌合調整部材をアームに組付けることができ、すなわち、鍔部によりアームを連結保持することができる。
この構成によれば、嵌合調整部材(の外周円筒部)をアーム(の連結孔)に組み込み、嵌合調整部材(内側円筒部)を地板の支軸に嵌め込んだ後に、鍔部の連結部に工具を連結して、嵌合調整部材を適宜回転させることにより、支軸に対するアームの取付け位置を適宜調整することができる。
この構成によれば、アームの連結孔に外側円筒部を嵌合させて鍔部に当接させつつ外側円筒部にカシメ処理を施すことで、嵌合調整部材をアームに対して回転調整を許容しつつも調整後に不意に位置ずれしないように堅固に組付けることができる。
この構成によれば、付勢部材を挟み込んでカシメ処理が施されるため、アームを鍔部に押圧する付勢力が常時作用しており、調整後において、その調整位置(アームに対する嵌合調整部材の偏倚方向)が位置ずれを生じないようにより確実に保持することができる。
この構成によれば、嵌合調整部材の内周面は地板の支軸により回動自在に支持されてアームを円滑に回動するように支持し、一方、嵌合調整部材の外周面はアームの連結孔に嵌合されて取付け位置の調整がなされた後にその粗い面粗さの分だけ、嵌合調整部材とアームの相対的な移動(回転)が防止され、所望の調整位置を確実に保持することができる。
この構成によれば、嵌合調整部材は、地板の支軸に回動自在に連結されて過酷な環境下で摺動作用を受けるものの、表面硬度がHv150以上の高強度材料により形成されているため、十分な耐久性を確保でき、アームの支軸に対する取付け位置を所望の調整位置に保持することができる。
この構成によれば、嵌合調整部材を適宜回転して調整する際に、偏倚方向を示すマークを指標に合わせながら回転させることができ、調整作業を簡単に行うことができる。
この構成によれば、例えば、駆動アームを駆動する駆動レバー等が駆動アームを支持する支軸と同軸上に配置される場合であっても、嵌合調整部材は、駆動アームの支軸に嵌め込まれるだけであるため、余分な配置スペースを必要とせず、駆動レバー及び駆動アームの近接した配置構成を成立させつつ、嵌合調整部材を容易に配置することができる。
この構成によれば、羽根部材として先羽根部材及び後羽根部材を備えたフォーカルプレンシャッタにおいて、構造の簡素化、部品点数の削減、装置の薄型化及び小型化等を達成しつつ、先羽根部材及び後羽根部材(の傾斜角度)を画枠(例えば、地板の矩形をなす開口部の内縁部)に対して高精度に調整することができ、撮影時の横ムラ等を抑制ないし防止することができる。
この構成によれば、構造の簡素化、部品点数の削減、装置の薄型化及び小型化等を達成しつつ、羽根部材(の傾斜角度)を画枠(例えば、地板の矩形をなす開口部の内縁部)に対して高精度に調整することができ、撮影時の横ムラ等を抑制ないし防止することができる。
この実施形態に係るフォーカルプレンシャッタは、図1ないし図4に示すように、略矩形の地板10、地板10に沿って移動自在に設けられた羽根部材としての先羽根部材20及び後羽根部材30、先羽根部材20及び後羽根部材30をそれぞれ駆動する駆動機構(不図示、例えば駆動レバーDL、駆動バネ等)、駆動機構の駆動レバーDLを付勢力に抗しつつシャッタ動作前のセット位置にセットし得るセット部材(不図示)、セット位置において駆動レバーDLを磁気的に吸着保持する電磁石(不図示)、先羽根部材20の一方のアーム(駆動アーム21)の取付け位置を調整する嵌合調整部材40等を備えている。
尚、地板10には、駆動機構、セット部材等が配置される正面側と反対側(裏側)において、露光用の開口部11aを有する裏板11が所定間隔をおいて配置され、又、地板10と裏板11の間において、開口部12aを有する中間板12が所定間隔をおいて配置されており、裏板11と中間板12の間に先羽根部材20を収容する羽根室が画定され、地板10と中間板12の間に後羽根部材30を収容する羽根室が画定されている。
また、上記構成をなすフォーカルプレンシャッタの背後に配置されるCCD等の撮像素子が配置されることで、カメラが構成されるようになっている。
駆動アーム21は、平板状に形成され、図1ないし図4に示すように、嵌合調整部材40の外側円筒部42(の外周面42a)が嵌合される連結孔21a、駆動レバーDLの駆動ピンDPが連結される連結孔21b等を備えている。
追従アーム22は、平板状に形成され、図1及び図2に示すように、地板10の支軸10eが嵌合される軸孔22a等を備えている。
3枚の羽根23,24,25は、平板状に形成され、駆動アーム21及び追従アーム22がそれぞれの回動中心(支軸10d、支軸10e)を中心として回動することにより(同期したリンク移動により)、図1及び図2に示すように往復動して開口部10aを開閉するようになっている。
そして、先羽根部材20は、(駆動アーム21又は追従アーム22と地板10との間に設けられた)ガタ寄せバネ(不図示)により反時計回り(開口部10aを閉鎖する向き)に回転付勢されており、駆動アーム21(及び追従アーム22)が、図1に示すように、駆動レバーDLにより上方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより3枚の羽根本体23,24,25が展開して開口部10aを閉鎖し、一方、下方に向けて(時計回りに)駆動されることにより3枚の羽根本体23,24,25が重なり合って開口部10aを開放するようになっている。
駆動アーム31は、平板状に形成され、図1及び図2に示すように、地板10の支軸10fが嵌合される軸孔31a、駆動レバーDLの駆動ピンDPが連結される連結孔31b等を備えている。
追従アーム32は、平板状に形成され、図1及び図2に示すように、地板10の支軸10gが嵌合される軸孔32a等を備えている。
3枚の羽根33,34,35は、平板状に形成され、駆動アーム31及び追従アーム32がそれぞれの回動中心(支軸10f、支軸10g)を中心として回動することにより(同期したリンク移動により)、図1及び図2に示すように往復動して開口部10aを開閉するようになっている。
そして、後羽根部材30は、(駆動アーム31又は追従アーム32と地板10との間に設けられた)ガタ寄せバネ(不図示)により反時計回り(開口部10aを開放する向き)に回転付勢されており、駆動アーム31(及び追従アーム32)が、図1に示すように、駆動レバーDLにより上方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより3枚の羽根本体23,24,25が重なり合って開口部10aを開放し、一方、下方に向けて(時計回りに)駆動されることにより3枚の羽根本体33,34,35が展開して開口部10aを閉鎖するようになっている。
内側円筒部41は、図3(a),(b)に示すように、中心線C1をもつ内周面41aを画定し、内周面41aに対して地板10の支軸10dが密接して摺動自在に嵌合されるように形成されている。
ここで、内周面41aは、支軸10d回りに回動するため、駆動アーム21を円滑に回動させるために、面粗さが小さい平滑な面に仕上げられている。
外側円筒部42は、図3(a),(b)に示すように、内側円筒部41よりも低い高さで内周面41aの中心線C1から所定量偏倚した中心線C2をもつ外周面42aを画定し、外周面42aに対して駆動アーム21の連結孔21aが嵌合されるように形成されている。また、外側円筒部42は、図4(a),(b)に示すように、その上側部分が屈曲(塑性変形)されてカシメ処理が施されるようになっている。
ここで、外周面42aは、駆動アーム21の連結孔21aに嵌め込まれて適宜組付け位置の調整がなされた後は、両者の相対的な移動(回転)を防止するべく、面粗さが大きく、すなわち、内周面41aの面粗さより粗い面粗さをなすように形成されている。
また、鍔部43の外側端面には、回転調整用の工具を着脱自在に連結し得る連結部としての直線溝(すり割り)43aが形成されている。
また、直線溝43aは、内周面41aに対する外周面42aの偏倚方向L(中心線C1,C2の配列方向)に直線状に伸長するように形成され、それ故に、その偏倚方向Lを示すマークとして兼用されるようになっている。
ここでは、嵌合調整部材40が、内側円筒部41及び外側円筒部42を有する二重円筒形状に形成されているため、内側円筒部41と外側円筒部42の間の肉抜きすなわち軽量化を達成しつつ、又、カシメ処理が可能な形状にでき、所望の偏倚量(内周面41aの中心線C1と外周面42aの中心線C2との離隔距離)を確保することができる。
先ず、図4(a)に示すように、嵌合調整部材40の外側円筒部42(の外周面42a)に、駆動アーム21の連結孔21aを嵌め込み(外嵌し)つつ、鍔部43に当接させ、続いて、駆動アーム21の上に重ねるようにして、外側円筒部42(の外周面42a)に、付勢部材としての環状のバネワッシャWを嵌め込む(外嵌する)。
そして、図4(b)に示すように、外側円筒部42の略上側半分の領域を屈曲してバネワッシャWの上に折り重ねてカシメ処理を施す。
このように、バネワッシャWが挟み込まれてカシメ処理が施されるため、駆動アーム21を鍔部43に押圧する付勢力が常時作用しており、調整後において、その調整位置(駆動アーム21に対する嵌合調整部材40の偏倚方向L)が位置ずれを生じないように確実に保持されるようになっている。
上記のように、駆動アーム21の連結孔21aに嵌合調整部材40がカシメ処理により組付けられた状態で、嵌合調整部材40の内周面41aに地板10の支軸10dを嵌合させ、又、追従アーム22の連結孔22aに地板10の支軸10eを嵌合させる。
続いて、嵌合調整部材40の鍔部43に設けられた直線溝43aに工具を連結し、例えば、地板10の裏面に設けられた指標(不図示)を確認しながら、直線溝43aの方向の位置合わせを行いつつ、嵌合調整部材40を支軸10d回りに適宜回転させて、支軸10dに対する駆動アーム21の取付け位置を調整する。
その後、羽根部材20が地板10から抜け落ちないように、所定の部材を連結する。
このように、嵌合調整部材40を適宜回転させて、内周面41aに対する外周面42aの偏倚方向Lを調整することにより、駆動アーム21の支軸10dに対する取付け位置が調整され、追従アーム22に対する駆動アーム21の角度位置(相対的な傾き状態)が調整され、それ故に、図5に示すように、羽根部材20の羽根23(24,25)の傾斜角度を画枠(例えば、地板10の矩形をなす開口部10aの内縁部)に対して高精度に調整することができ、撮影時の横ムラ等が確実に抑制ないし防止される。
また、調整後においては、バネワッシャWを挟み込んでカシメ処理が施されて、駆動アーム21を鍔部43に押圧する付勢力が常時作用しているため、その調整位置(駆動アーム21に対する嵌合調整部材40の偏倚方向L)が位置ずれを生じないように確実に保持される。
また、嵌合調整部材40の鍔部43に工具を連結する連結部(直線溝43a)が設けられているため、嵌合調整部材40の回転調整を容易に行うことができ、支軸10dに対する駆動アーム21の取付け位置を容易に調整することができる。
また、嵌合調整部材40の外周面42aは、内周面41aよりも粗い面粗さをなすように形成されているため、嵌合調整部材40の外周面42aに駆動アーム21の連結孔21aが嵌合されて取付け位置の調整がなされた後において、その粗い面粗さの分だけ嵌合調整部材40と駆動アーム21の相対的な移動(回転)が防止され、所望の調整位置を確実に保持することができる。
また、嵌合調整部材40がHv150以上の表面硬度をもつ高強度材料により形成されることにより、嵌合調整部材40が地板10の支軸10dに回動自在に連結されて過酷な環境下で摺動作用を受けても、十分な耐久性を確保でき、駆動アーム21の支軸10dに対する取付け位置を所望の調整位置に保持することができる。
また、嵌合調整部材40に偏倚方向Lを示すマーク(直線溝43a)を設け、嵌合調整部材40の周りに嵌合調整部材40を回転調整する際の指標を(地板10の裏面あるいは裏板11の外側面等に)設けることにより、嵌合調整部材40を適宜回転して調整する際に、偏倚方向Lを示すマーク(直線溝43a)を指標に合わせながら回転させることで、調整作業を簡単に行うことができる。
さらに、嵌合調整部材40を駆動アーム21の支軸10d回りに設けているため、駆動アーム21を駆動する駆動レバーDL等が駆動アーム21を支持する支軸10dと同軸上(の支軸10h)に配置される場合であっても、余分な配置スペースを必要とせず、駆動レバーDL及び駆動アーム21の近接した配置構成を成立させつつ、嵌合調整部材40を容易に配置することができる。
この実施形態において、嵌合調整部材40´は、内周面41a及び外周面42aを画定する単一の円筒状に形成され、又、その端部において鍔部43を備えている。
また、バネワッシャW´は、外周面42aに嵌め込まれると共にその抜け落ちが規制される(外周面42aにカシメ処理を施したように掛止される)ものである。
上記の嵌合調整部材40´を駆動アーム21に連結する場合は、図6(a)に示すように、嵌合調整部材40´の外周面42aに、駆動アーム21の連結孔21aを嵌め込み(外嵌し)つつ、鍔部43に当接させ、続いて、図6(b)に示すように、駆動アーム21の上に重ねるようにして、外周面42aに、付勢部材としての環状のバネワッシャW´を嵌め込む(外嵌する)。このバネワッシャW´は、嵌め込むことにより、逆向きの抜け落ちが規制されるように形成されている。
したがって、前述のようなカシメ処理を施さなくても、駆動アーム21を鍔部43に押圧する付勢力が常時作用し、調整後において、その調整位置(駆動アーム21に対する嵌合調整部材40´の偏倚方向L)が位置ずれを生じないように確実に保持されるようになっている。
尚、安全のために、調整後において、接着剤等を用いて調整位置がずれないようにしてもよい。
上記実施形態においては、嵌合調整部材として、嵌合調整部材40,40´を示したが、これに限定されるものではなく、羽根部材の二つのアームの少なくとも一方のアームの支軸に対する取付け位置を調整するべく支軸回りに回動可能に嵌め込まれるものであればその他の形態をなす嵌合調整部材を採用してもよい。
上記実施形態においては、羽根部材として、先羽根部材20及び後羽根部材30を備えた構成において、先羽根部材20の駆動アーム21に対して嵌合調整部材40,40´を設けた構成を示したが、これに限定されるものではなく、羽根部材として単一の羽根部材を備えた構成においてそのアームに対して嵌合調整部材を採用してもよい。
10a 開口部
10d,10c 支軸
20 先羽根部材
21 駆動アーム
21a 連結孔
22 追従アーム
23,24,25 羽根
30 先羽根部材
31 駆動アーム
32 追従アーム
33,34,35 羽根
40,40´ 嵌合調整部材
41 内側円筒部
41a 内周面
C1,C2 中心線
42 外側円筒部
42a 外周面
L 偏倚方向
43 鍔部
43a 直線溝(連結部、マーク)
W,W´ バネワッシャ(付勢部材)
Claims (13)
- 開口部を有する地板と、前記開口部を開閉するべく前記地板の支軸に対してそれぞれ回動自在に支持される二つのアーム及び羽根を含む羽根部材と、を備えたフォーカルプレンシャッタであって、
前記二つのアームの少なくとも一方のアームの前記支軸に対する取付け位置を調整するべく前記支軸回りに回動可能に嵌め込まれた嵌合調整部材を設けた、
ことを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 - 前記嵌合調整部材は、前記地板の支軸を回動自在に嵌合させる内周面と、前記内周面の中心線から偏倚すると共に前記アームの連結孔に対して嵌合される外周面を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記嵌合調整部材は、前記内周面を画定する内側円筒部と、前記外周面を画定する外側円筒部を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記嵌合調整部材は、前記内側円筒部及び外側円筒部を連結すると共に前記外側円筒部よりも大きい外径をなす鍔部を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記鍔部には、回転調整用の工具を着脱自在に連結し得る連結部が設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記外側円筒部は、前記鍔部と協働して前記アームを挟み込むようにカシメ処理が施されている、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記外側円筒部は、前記アームを前記鍔部に向けて付勢する付勢部材を挟み込んでカシメ処理が施されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記外周面は、前記内周面よりも粗い面粗さをなすように形成されている、
ことを特徴とする請求項2ないし7いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記嵌合調整部材は、表面硬度がHv150以上の高強度材料により形成されている、
ことを特徴とする請求項2ないし8いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記嵌合調整部材には、前記内周面に対する前記外周面の偏倚方向を示すマークが設けられ、
前記嵌合調整部材の周りには、前記嵌合調整部材を回転調整する際の指標が設けられている、
ことを特徴とする請求項2ないし9いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記羽根部材は、回転駆動力が及ぼされる駆動アームと、前記駆動アームに追従する追従アームを含み、
前記嵌合調整部材は、前記駆動アームを支持する支軸に設けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記羽根部材は、シャッタ動作時に、前記開口部を開放する先羽根部材及び前記開口部を閉鎖する後羽根部材を含み、
前記嵌合調整部材は、前記先羽根部材のアーム及び/又は前記後羽根部材のアームに対して設けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし11いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 請求項1ないし12いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタと、前記フォーカルプレンシャッタの後方に配置された撮像素子を含む、
ことを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014132203A JP6329443B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | フォーカルプレンシャッタ及びカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014132203A JP6329443B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | フォーカルプレンシャッタ及びカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016011980A true JP2016011980A (ja) | 2016-01-21 |
JP6329443B2 JP6329443B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=55228747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014132203A Active JP6329443B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | フォーカルプレンシャッタ及びカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6329443B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168834A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56123326U (ja) * | 1980-02-20 | 1981-09-19 | ||
JPH07140521A (ja) * | 1993-11-22 | 1995-06-02 | Copal Co Ltd | フォーカルプレンシャッタ |
JP2007298866A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Nikon Corp | シャッタ装置、カメラ、シャッタ装置の製造方法および加締ピン |
JP2008299089A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
WO2011154988A1 (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-15 | 三菱電機株式会社 | ヒンジ機構およびモニタ開閉機構 |
-
2014
- 2014-06-27 JP JP2014132203A patent/JP6329443B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56123326U (ja) * | 1980-02-20 | 1981-09-19 | ||
JPH07140521A (ja) * | 1993-11-22 | 1995-06-02 | Copal Co Ltd | フォーカルプレンシャッタ |
US5508773A (en) * | 1993-11-22 | 1996-04-16 | Copal Company Limited | Focal plane shutter for use in a photographic camera |
JP2007298866A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Nikon Corp | シャッタ装置、カメラ、シャッタ装置の製造方法および加締ピン |
JP2008299089A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
WO2011154988A1 (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-15 | 三菱電機株式会社 | ヒンジ機構およびモニタ開閉機構 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168834A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 |
US11061298B2 (en) | 2017-03-15 | 2021-07-13 | Nidec Copal Corporation | Focal-plane shutter, and imaging device and electronic apparatus comprising focal-plane shutter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6329443B2 (ja) | 2018-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8011838B2 (en) | Focal-plane shutter and image pickup apparatus | |
EP2469335B1 (en) | Image pickup apparatus having mechanism to suppress mirror bounce | |
JP6329443B2 (ja) | フォーカルプレンシャッタ及びカメラ | |
US9341926B2 (en) | Drive mechanism for movable mirror of camera | |
JP6399770B2 (ja) | 光量調整装置、レンズ鏡筒、光学機器および撮像装置 | |
JP2006337780A (ja) | 光量調節装置 | |
JP2006018019A (ja) | 光量調節装置、撮像装置、及び光学装置 | |
JP4744219B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2005195942A (ja) | レンズモジュール及び固体撮像装置 | |
JP2012211977A (ja) | 光量調整装置及びこれを備えた光学機器 | |
US4342508A (en) | Mirror operating mechanism in single-lens reflex camera | |
CN101458383A (zh) | 投影系统及其光学致动器 | |
CN104769495A (zh) | 焦平面快门和光学装置 | |
JP4804870B2 (ja) | ミラー角度調整装置 | |
JP2016011978A (ja) | フォーカルプレンシャッタ及びカメラ | |
US11073742B2 (en) | Light amount adjusting apparatus and optical apparatus | |
JP4460872B2 (ja) | マクロ撮影装置 | |
JP6578175B2 (ja) | フォーカルプレーンシャッタ、撮像装置、光学機器及び電子機器 | |
JP2017058469A (ja) | 撮像装置用フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置 | |
US8400723B2 (en) | Lens barrel having an eccentricity adjusting mechanism | |
WO2024016239A1 (zh) | 光圈机构 | |
JP2013080168A (ja) | カメラ | |
JP2017116642A (ja) | 光量調整装置およびこれを用いたレンズ鏡筒、光学機器 | |
JP5251453B2 (ja) | 絞りユニットおよび絞りユニットの絞り調整方法 | |
JP2007114511A (ja) | 撮像装置のためのミラー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180115 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20180115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180420 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6329443 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |