JP2016011003A - トノボード - Google Patents
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Abstract
【課題】バックドアを開く動作に連動して、トノボードを構成する各ボード部をそれぞれ引き上げることが可能なトノボードを提供する。【解決手段】バックドア13によって開閉される開口部を有する車両荷室10に配され、バックドア13の開閉動作に連動することが可能なトノボード30であって、閉状態のバックドア13の車両前側に配される板状の後側ボード部31と、後側ボード部31の車両前側に隣接され、後側ボード部31に対してヒンジ部34を介して回動可能に接続される前側ボード部32と、長手状をなし、後側ボード部31とバックドア13とを連結する可撓性の連結部材50と、を備え、連結部材50の環状部51が後側ボード部31における車両前側の部分に接続され、バックドア13を開く動作に連動して後側ボード部31とともに前側ボード部32の車両後部を上方に引き上げる構成であることに特徴を有する。【選択図】図8
Description
本発明は、トノボードに関する。
車両荷室に配されるトノボードとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のトノボード(リヤパッケージトレイ)は、車両前後方向に配列された2つのボード部(第1トレイ及び第2トレイ)を備え、両ボード部が、ヒンジ部によって回動可能に接続されている。
また、2つのボード部のうち車両後側に配されるボード部とバックドアとは、連結部材(吊り紐)によって連結されている。これにより、バックドアを開く動作に連動して、トノボードの車両後部を引き上げることができる。このようにすれば、トノボードの下方に配された荷物を車両後方から視認し易くなり、荷物を取り出す作業が容易となる。
しかしながら、トノボードがヒンジ部によって接続された複数のボード部から構成されている場合には、バックドアを開く動作に連動して、車両後側のボード部が車両前側のボード部に対してヒンジ部を基点として上方に回動することとなる。つまり、車両後側のボード部が引き上げられる一方で、車両前側のボード部を十分に引き上げることができない。このため、車両荷室の利用者が、車両前側のボード部の下方に配された荷物を視認し難いという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、トノボードが少なくとも2つ以上のボード部から構成される場合において、バックドアを開く動作に連動して、トノボードを構成する各ボード部をそれぞれ引き上げることが可能なトノボードを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、バックドアによって開閉される開口部を有する車両荷室に配され、前記車両荷室を上下に仕切るとともに、前記バックドアの開閉動作に連動することが可能なトノボードであって、前記開口部を閉じた状態の前記バックドアの車両前側に配される板状の第1ボード部と、前記第1ボード部の車両前側に隣接され、前記第1ボード部に対してヒンジ部を介して回動可能に接続される板状の第2ボード部と、長手状をなし、前記第1ボード部と前記バックドアとを連結する連結部材と、を備え、前記連結部材は、長手方向における一端部が前記第1ボード部における車両前側の部分に接続され、前記バックドアを開く動作に連動して前記第1ボード部とともに前記第2ボード部の車両後部を上方に引き上げる構成であることに特徴を有する。
本発明によれば、バックドアを開く動作に連動して、第1ボード部が連結部材によって引き上げられる。ここで、連結部材は第1ボード部における車両前側の部分に接続されている。このため、連結部材による第1ボード部への力の作用点と、ヒンジ部との距離が比較的小さくなり、ヒンジ部を中心とした上向きのモーメントが小さくなる。
このため、バックドアを開く動作に連動して、第1ボード部がヒンジ部を中心として上方に回動する事態を抑制できる。この結果、バックドアを開く動作に連動して第1ボード部とともに第2ボード部の車両後部を上方に引き上げることができる。これにより、乗員が車両荷室を車両後方且つ上方から視た際に、第2ボード部の下方空間を視認し易くなる。
また、前記連結部材の前記一端部は、前記第1ボード部の車両前端部に接続されているものとすることができる。
連結部材の一端部を第1ボード部の車両前端部に接続することで、連結部材の一端部をヒンジ部により近い位置に配することができる。これにより、バックドアを開く動作に伴って、第1ボード部がヒンジ部を中心として上方に回動する事態をより確実に抑制でき、第2ボード部の車両後部を引き上げることができる。
また、前記第1ボード部の裏面側における車両前側の部分には、前記第2ボード部に向かって延出され、前記第2ボード部の裏面側を下方から支持するボード支持部が設けられ、前記連結部材の前記一端部は、前記ボード支持部に接続されているものとすることができる。
ボード支持部に連結部材を接続することで、バックドアを開く際には、ボード支持部が引き上げられる。ボード支持部は、第2ボード部の裏面を支持する部材であるから、ボード支持部を介して第2ボード部に上向きの力を作用させることができ、より確実に第2ボード部の車両後部を引き上げることができる。
また、前記第1ボード部における車両前側の部分には、上下方向に貫通された貫通孔が形成され、前記連結部材の前記一端部は前記貫通孔に挿通されているものとすることができる。
このような構成とすれば、第1ボード部の表側に連結部材の一端部(ボード支持部との接続部分)を露出させる必要がなく、意匠性をより高くすることができる。
本発明によれば、トノボードが少なくとも2つ以上のボード部から構成される場合において、バックドアを開く動作に連動して、トノボードを構成する各ボード部をそれぞれ引き上げることが可能なトノボードを提供することができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。図1は、本実施形態におけるトノボード30(パッケージトレイ)を示す斜視図である。トノボード30は、バックドア13(図7参照)によって車両後方から覆われる開口部10Aを有する車両荷室10に設けられ、車両荷室10を上下方向に仕切る機能や、車両荷室10に配された荷物を外部から遮蔽する機能を担っている。
バックドア13の上端部は、ヒンジ(図示せず)を介して、車体における車両荷室10の開口縁部に取り付けられている。これにより、車両荷室10の開口部10Aは、バックドア13によって開閉される構成となっている。つまり、バックドア13は、開口部10Aを閉じた閉状態(図7に示す状態)と、開口部10Aを開く開状態(図8に示す状態)との間で回動可能となっている。
トノボード30は、図1に示すように、車両前後方向に配列された後側ボード部31(第1ボード部)及び前側ボード部32(第2ボード部)と、を主体に構成されている。後側ボード部31及び前側ボード部32は、それぞれ車幅方向に長い矩形板状をなしている。
後側ボード部31及び前側ボード部32は、それぞれ水平方向に沿う形で配されており、後側ボード部31における表側の面及び前側ボード部32における表側の面がそれぞれ上方を向く形で配されている。
前側ボード部32は、トノボード30の車両前側部分を構成するものとされる。図2に示すように、前側ボード部32の裏面において車両前側の端部には、側方に突出する軸部33が設けられている。軸部33は、車幅方向の両側にそれぞれ設けられている。
これに対して、車両荷室10の側壁部を構成するサイドトリム11(デッキサイドトリム)には、図3に示すように、軸部33が取り付けられる取付凹部12が形成されている。なお、サイドトリム11は、車幅方向の両側にそれぞれ一対設けられている。
また、サイドトリム11には、後側ボード部31及び前側ボード部32の車幅方向の端部(側端部)を支持する支持部15が設けられている。支持部15は、車室内側に突き出すとともに車両前後方向に長い形状をなしている。後側ボード部31及び前側ボード部32は、支持部15によって水平状態で支持される。
図4に示すように、各軸部33が対向する各取付凹部12にそれぞれ取り付けられることで、前側ボード部32は、サイドトリム11に対して回動可能に軸支される構成となっている。これにより、トノボード30は、軸部33を中心として、水平姿勢と前傾姿勢(より詳しくは車両後方に向かうにつれて上昇傾斜する姿勢、図8参照)との間で回動可能な構成となっている。
後側ボード部31は、図7に示すように、前側ボード部32の車両後側(図7の右側)に配されており、閉じた状態のバックドア13に対しては車両前側に配されている。後側ボード部31及び前側ボード部32は、互いに隣接する形で配されている。
図6に示すように、後側ボード部31を構成するボード基材41の表面(図6における上面)と、前側ボード部32を構成するボード基材42の表面の双方には、可撓性を有する表皮材35が貼り付けられている。なお、ボード基材41,42は、例えば、合成樹脂製とされる。
ボード基材41とボード基材42とを可撓性を有する表皮材35によって連結することで、表皮材35の一部が車幅方向に延びるヒンジ部34となる。つまり、後側ボード部31の車両前端部と前側ボード部32の車両後端部とは、車幅方向に延びるヒンジ部34を介して接続されている。
これにより、後側ボード部31と前側ボード部32は、それぞれ他方に対してヒンジ部34を回動中心として回動可能な構成となっている。これにより、トノボード30を使用しない場合には、ヒンジ部34を基点としてトノボード30を折り畳むことができ、サイズを小さくすることができる。なお、ボード基材41の車両前端部及びボード基材42の車両後端部には、緩衝材36が貼り付けられている。
なお、ボード基材41とボード基材42とを一体的に形成してもよく、その場合には、ボード基材41とボード基材42の接合部分を薄肉化し、ヒンジ部(インテグラルヒンジ)としてもよい。
後側ボード部31における車両後側の角部は、図1に示すように、バックドア13側に突出する形状をなす弾性部材47が取り付けられている。バックドア13を閉じた状態では、バックドアトリム17(図7参照)の車室内側の面が弾性部材47に対して弾性的に当接する構成となっている。これにより、トノボード30の車両後端を保持することができ、車両走行時の振動などで異音が発生することを抑制できる。
後側ボード部31の裏面31Bにおいて車両前側(図6の左側)の端部には、ボード支持部43が設けられている。ボード支持部43は、図2に示すように、平面視において方形状をなす板状の部材とされ、後側ボード部31から前側ボード部32側(車両前側)に向かって延出されている。
ボード支持部43の上面における車両前側の端部は、図6に示すように、前側ボード部32の裏面32Bを下方から支持可能な支持面43Aとされる。このようなボード支持部43を設けることで、後側ボード部31がヒンジ部34を中心として下方に回動することが規制される。
これにより、ヒンジ部34が頂点となるようにトノボード30が折れ曲げる事態を抑制でき、前側ボード部32及び後側ボード部31を水平姿勢で安定して配置することができる。なお、本実施形態では、ボード支持部43は、図2に示すように、後側ボード部31における車幅方向の両端部にそれぞれ設けられている。
また、ボード支持部43と前側ボード部32の間には、上述した緩衝材36が配されており、ボード支持部43と前側ボード部32とが直接的に当接して異音が発生する事態を抑制できる。
また、前側ボード部32における車幅方向の中央部には、後側ボード部31側に延びるボード支持部48が設けられている。ボード支持部48は、後側ボード部31の裏面31Bを下方から支持する構成とされる。
ボード支持部43は、図2に示すように、後側ボード部31における車幅方向の両端部にそれぞれ設けられている。また、図6に示すように、ボード支持部43は、保持部材37との間でボード基材41を挟む構成とされ、保持部材37に対して、例えば、ビス49(図2参照)を用いて固定されている。
後側ボード部31の車両前端部には、図6に示すように、貫通孔46Aが上下方向(後側ボード部31の表裏方向)に貫通形成されている。貫通孔46Aには、長手状(ひも状)をなす連結部材50の下端部が挿通されている。
なお、貫通孔46Aは、ボード基材41に形成された貫通孔41A、表皮材35に形成された貫通孔35A、保持部材37に形成された貫通孔37Aによって構成されている。また、貫通孔41Aには、下方からフック45(詳しくは後述)が挿通されており、上方から保持部材37の下部が挿通されている。
連結部材50(サスペンダー又はストラップ)は、貫通孔46Aから後側ボード部31の表面側(バックドア13側)に引き出されており、後側ボード部31とバックドア13(より詳しくは、バックドアトリム17のサイドガーニッシュ16)とを連結するものとされる。これにより、バックドア13を開く動作に連動して、トノボード30の車両後端部が上昇する構成となっている。
連結部材50は、例えば、ナイロンなどの繊維で構成されており、可撓性を有している。連結部材50の上端部は、環状に形成された環状部52(上側環状部)とされる。環状部52は、バックドア13のサイドガーニッシュ16に設けられたフック14に取り付けられている。
連結部材50の下端部(長手方向における一端部)は、環状に形成された環状部51(下側環状部)とされる。環状部51の下端は、表側(図6の上側)から貫通孔46Aに挿通されている。
また、ボード支持部43の上面には、上方に突出する形状をなすフック45(係止部)が形成されている。フック45は、裏側から貫通孔46Aに挿通されている。図5に示すように、フック45は、ボード支持部43の上面から上方へ延びた後、下方へ折り返される形状をなしており、環状部51が下方から係止される構成となっている。
これにより、連結部材50の下端部はボード支持部43に接続されている。つまり、連結部材50の下端部は、後側ボード部31の車両前端部に対してボード支持部43を介して間接的に接続されている。この結果、バックドア13が開く動作に連動して、環状部51がフック45に係止され、ボード支持部43が上方に引っ張られる結果、後側ボード部31とともに前側ボード部32の車両後部が上方に引き上げられる構成となっている。
本実施形態では、図6に示すように、バックドア13が閉じた状態では、環状部51の下端部51Aがフック45よりもわずかに下方に配されるように設定されており、バックドア13が開くことで下端部51Aが上昇する結果、フック45に下方から係止する構成となっている。これにより、製造上の誤差などによって、連結部材50の長さが所定の長さよりわずかに短くなった場合において、バックドア13が閉じた状態でフック45が連結部材50によって引き上げられる事態を抑制できる。つまり、バックドア13が閉じた状態で後側ボード部31が連結部材50によって引き上げられてしまう事態を抑制できる。
また、ボード支持部43において、フック45の下方となる箇所には、上下方向に貫通された貫通孔43Dが形成されている。これにより、連結部材50の長さが所定の長さよりわずかに長くなった場合において、長くなった部分を貫通孔43D側に逃がすことができる。つまり、連結部材50が弛むことで意匠性が低下する事態を抑制できる。このように、本実施形態では、下端部51Aの上方及び下方にそれぞれ空間が設けられており、連結部材50の長さの誤差を吸収することができる。
なお、連結部材50の長さは適宜変更可能であり、例えば、バックドア13が閉じた状態で、環状部51の下端部51B(図6の2点鎖線で示す)が、フック45の内部に配さるように設定されていてもよい。つまり、バックドア13が閉じた状態で、フック45に環状部51が係止されている構成としてもよい。
なお、本実施形態において、環状部51をフック45に取り付ける際には、貫通孔46Aを通じて環状部51を後側ボード部31の下方に引き出した後、フック45に環状部51に引っ掛ける。その後、ボード支持部43をボード基材41の裏面に取り付ける。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、バックドア13を開く動作に連動して、後側ボード部31が連結部材50によって引き上げられる。ここで、連結部材50は後側ボード部31における車両前側の部分に接続されている。このため、連結部材50による後側ボード部31への力の作用点と、ヒンジ部34との車両前後方向における距離L1(図7参照)が、後側ボード部31の重心G1とヒンジ部34との車両前後方向における距離L2よりも小さくなり、ヒンジ部34を中心とした上向きのモーメントが小さくなる。
このため、バックドア13を開く動作に連動して、後側ボード部31がヒンジ部34を中心として上方に回動する事態を抑制できる。この結果、図8に示すように、バックドア13を開く動作に連動して、後側ボード部31とともに前側ボード部32の車両後部を上方に引き上げることができる。つまり、軸部33を回動中心として、前側ボード部32及び後側ボード部31を上方に回動させることができる。
図9の比較例のトノボード3に示すように、仮に、連結部材50の下端部が後側ボード部31における車両後側の部分に接続されている場合には、バックドア13を開く動作に連動して、後側ボード部31がヒンジ部34を中心として上方に回動し易い。これにより、後側ボード部31のみが引き上げられ、前側ボード部32は引き上げられない事態が生じる。
この結果、例えば、乗員は、前側ボード部32の下方空間S2を視認しづらく、デッキボード18上に配置された荷物を視認しづらい。本実施形態では、図8に示すように、後側ボード部31とともに前側ボード部32の車両後部を上方に引き上げることができるため、乗員が車両荷室10を車両後方且つ上方から視た際に、前側ボード部32の下方空間S2(車両荷室10における車両前側の部分)を視認し易くなり、荷物の出し入れが容易となる。
なお、本実施形態において、「後側ボード部31における車両前側の部分」とは、後側ボード部31の重心G1よりも車両前側の部分のことであり、本実施形態では、車両前後方向において、後側ボード部31の中心よりも車両前側の部分のことを言う。
また、連結部材50の環状部51は、後側ボード部31の車両前端部に接続されている。
連結部材50の環状部51を後側ボード部31の車両前端部に接続することで、連結部材50の環状部51をヒンジ部34により近い位置に配することができる。これにより、バックドア13を開く動作に伴って、後側ボード部31がヒンジ部34を中心として上方に回動する事態をより確実に抑制でき、前側ボード部32の車両後部を引き上げることができる。
また、後側ボード部31の裏面31Bにおける車両前側の部分には、前側ボード部32に向かって延出され、前側ボード部32の裏面32Bを下方から支持するボード支持部43が設けられ、連結部材50の環状部51は、ボード支持部43に接続されている。
ボード支持部43に連結部材50を接続することで、バックドア13を開く際には、ボード支持部43が引き上げられる。ボード支持部43は、前側ボード部32の裏面32Bを支持する部材であるから、ボード支持部43を介して前側ボード部32に上向きの力を作用させることができ、より確実に前側ボード部32の車両後部を引き上げることができる。
また、後側ボード部31における車両前側の部分には、上下方向(表裏方向)に貫通された貫通孔46Aが形成され、連結部材50の下端部は貫通孔46Aに挿通されている。
このような構成とすれば、後側ボード部31の表側(上側)に連結部材50の下端部(ボード支持部との接続部分)を露出させる必要がなく、意匠性をより高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、トノボード30が2枚のボード部31,32を備える構成を例示したが、これに限定されない。トノボードは、3枚以上のボード部を備えていてもよい。
(2)上記実施形態では、トノボード30の軸部33がサイドトリム11の取付凹部12に取り付けられている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、トノボード30が軸部33を備えていなくてもよい。
(3)上記実施形態において、連結部材50の下端部が、後側ボード部31の上面側で後側ボード部31と接続されていてもよい。また、ボード支持部43を備えていなくてもよく、連結部材50の下端部が後側ボード部31に対して直接的に接続されていてもよい。
(4)上記実施形態においては貫通孔46Aが複数の貫通孔35A,37A,41Aによって構成されているものを例示したが、これに限定されない。貫通孔46Aは、後側ボード部31を上下方向に貫通するものであればよい。
(5)ボード支持部43は、後側ボード部31の裏面側に設けられていればよく、例えば、ボード支持部43が、後側ボード部31に対して他部材を介して取り付けられていてもよい。また、ボード支持部43が、他部材を介して前側ボード部32を支持する構成であってもよい。
10…車両荷室、10A…開口部、13…バックドア、30…トノボード、31…後側ボード部(第1ボード部)、31B…後側ボード部の裏面(第1ボード部の裏面)、32…前側ボード部(第2ボード部)、32B…前側ボード部の裏面(第2ボード部の裏面)、34…ヒンジ部、43…ボード支持部、46A…貫通孔、50…連結部材、51…環状部(連結部材の長手方向における一端部)
Claims (4)
- バックドアによって開閉される開口部を有する車両荷室に配され、前記車両荷室を上下に仕切るとともに、前記バックドアの開閉動作に連動することが可能なトノボードであって、
前記開口部を閉じた状態の前記バックドアの車両前側に配される板状の第1ボード部と、
前記第1ボード部の車両前側に隣接され、前記第1ボード部に対してヒンジ部を介して回動可能に接続される板状の第2ボード部と、
長手状をなし、前記第1ボード部と前記バックドアとを連結する連結部材と、を備え、
前記連結部材は、長手方向における一端部が前記第1ボード部における車両前側の部分に接続され、前記バックドアを開く動作に連動して前記第1ボード部とともに前記第2ボード部の車両後部を上方に引き上げる構成であるトノボード。 - 前記連結部材の前記一端部は、前記第1ボード部の車両前端部に接続されている請求項1に記載のトノボード。
- 前記第1ボード部の裏面側における車両前側の部分には、前記第2ボード部に向かって延出され、前記第2ボード部の裏面側を下方から支持するボード支持部が設けられ、
前記連結部材の前記一端部は、前記ボード支持部に接続されている請求項1又は請求項2に記載のトノボード。 - 前記第1ボード部における車両前側の部分には、上下方向に貫通された貫通孔が形成され、
前記連結部材の前記一端部は前記貫通孔に挿通されている請求項3に記載のトノボード。
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