JP2020142653A - デッキボード用ストラップおよびこれを備えるデッキボード - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、部品点数を削減するとともに、収容性に優れたデッキボード用ストラップおよびこれを備えるデッキボードを提供することを課題とする。
そして、本発明の一態様に係るデッキボード用ストラップによれば、ストラップロープの延設部をブラケットの掛止部に巻回させ、挟持部により環状部を挟み込んで保持できる。これにより、本発明によれば、ストラップロープにおける延設部が垂れ下がらずにブラケットに対してその周囲に巻回保持できる。そのため、見栄えを損なうことがなく、また、ストラップが収納室からの荷物の出し入れ等の邪魔になることもない優れた収容性を奏する。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
また、車室内における収納室4の上方には、後部座席2の背面の上部の位置に、鉤状の係合部(フック部)5が固定されている。なお、係合部5は、いわゆるレジ袋を掛け置くための掛け置き部としても使用できるように、軽量の荷を入れたレジ袋を掛け置き可能な大きさと強度とを有する。
ここで、本実施形態のデッキボード10は、収納室4の上部の開口部4tを覆うものである。デッキボード10は、同図に示すように、略矩形板状のボード本体12と、ボード本体12の裏面の上端部に設けられたストラップ20と、を有する。
これにより、ボード本体12は、強度を低下させることなく軽量化及び製造コストの低下を実現している。ボード本体12の上面には、不織布等からなる表皮材が全面に貼着され、デッキボード10の意匠性及び美感の向上が図られている。
ストラップ20の配設位置の裏側上縁部には、デッキボード10を開閉させる際に使用者に把持される取手となる把持部14(図1参照)が、凹の段部によって幅方向に形成され、使用者によるデッキボード10の移動の作業性を向上させている。
ストラップ20は、図3にボード本体12の先端要部を拡大図示するように、ボード本体12の裏面上側の中央右寄り部分に、ボード側凹部13が形成され、このボード側凹部13にブラケット30が設けられている。
ストラップ20は、長尺紐状(ロープ状)のロープ部材であるストラップロープ21と、ストラップロープ21の基部に設けられたブラケット30と、を有する。
ブラケット30は、熱可塑性樹脂からなる射出成形品である。ブラケット30の材質としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリカボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、高密度ポリスチレン(HPS)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリエステル、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)などが適用可能である。
ブラケット30は、図4に示すように、ボード側凹部13の底面に装着されるベース面部31を有する。ベース面部31には、ベース面部31の左右に離隔した二箇所に固定穴32が装着部として設けられ、二箇所の固定穴32が不図示のリベットによってデッキボード10のボード側凹部13に固定されて装着される。
これにより、本実施形態のストラップ20は、ブラケット30に対してストラップロープ21をデッキボード10の右寄り且つ時計周りに巻回するに際し、右利き用としての操作性および利便性が高く、また、使用者に対して収容方向の示唆を与えることができる。
そして、ブラケット30は、図2に示すように、ストラップロープ21の自由端側先端の環状部24が外側上方に延びるように、ボード本体12の裏面の外側端部に対してリベットによってデッキボード10のボード側凹部13に固定される。
そして、本実施形態のストラップロープ21は、上述のように、長尺紐状に形成された可撓性を有するロープ部材なので、ブラケット30の掛止部34に対して延設部23が巻回自在となっている。
本実施形態のブラケット30においては、図4(b)に示すように、使用者が、ブラケット30の外周に対し、時計回りの側からストラップロープ21の延設部23を掛止部34に回し込み、掛止部34を用いてストラップロープ21を掛止部34に引っ掛ける。
なお、2つの挟持部38,39相互の対向面と、挟持部38とこれに隣り合う固定部33との対向面には、複数の凹凸の段が形成され、網紐からなるロープへの挟持時の保持力がより確実に保持されるようになっている。
これにより、本実施形態のストラップ20によれば、ストラップロープ21が垂れ下がることなくブラケット30にストラップロープ21を収容した時の見栄えが良く、また、簡単な構成によって、ブラケット30の外周に沿った収容状態を確実に保持可能になっている。
上述したように、デッキボード10のボード本体12裏面には、長尺紐状のストラップ20が配設され、ストラップ20の自由端側に環状部24が形成され、基端部22がブラケット30に固定されてボード本体12裏面に繋がっている。
そのため、デッキボード10の姿勢を開放姿勢Hで保持する場合には、使用者は、環状部24をブラケット30から巻回状態を手で解いて引き出し(図4(a))、図1に示すように、ストラップ20の延設部23を上方に引き延ばす。
また、環状部24と係合部5との係合による張設の支持状態は緩く、重力による姿勢保持なので、開放姿勢Hで姿勢が保持されているデッキボード10に何らかの力が加えられた場合でも、ストラップ20や係合部5等が破損する前に、係合部5から環状部24が容易に外れるため破損を防止できる。
そして、使用者は、デッキボード10のボード本体12裏面に設けられたブラケット30の周囲に、掛止部34を用いてストラップロープ21の延設部23を巻回するとともに、2つの挟持部38,39を用いて環状部24を挟み込んで保持して、図4(b)に示した収容状態とする。
これにより、本実施形態のストラップ20によれば、ストラップロープ21における延設部23が垂れ下がらずにブラケット30に対してその周囲に巻回保持されるので、見栄えを損なうことがなく、また、ストラップ20が収納室4からの荷物の出し入れ等の邪魔になることもない。よって、デッキボード用ストラップとして収容性に優れている。
そして、本実施形態のストラップ20によれば、ストラップロープ21の環状部24は、ブラケット30の装着位置が、デッキボード10のボード本体12の裏面上縁部の近傍に位置している。
さらに、本実施形態のストラップ20によれば、ストラップロープ21が一のロープ部材を二等分にしてヘアピン状に折り返すことにより延設部23が二筋のロープによって構成され、折り返された部分がループ状になって環状部24を構成しているため、使用者は、環状部24を手で持って巻回状態を解いて環状部24を容易に把持できる。
そのため、デッキボード10の構成部品点数を削減して製造コストを低下させるとともに、ストラップ20によって、ボード本体12の開放姿勢Hでの姿勢保持を容易に行うことができる上、ボード本体12の開閉作業性とストラップ20の収容性に優れている。
例えば、上記実施形態では、デッキボード10の裏面に1つのストラップ20を配設した例を示したが、これに限らず、ストラップ20の配設位置や数は適宜変更が可能である。
つまり、係合するフック部5との対向距離等に応じて、ストラップロープ21の長さを適宜変更可能である。また、この場合において、ストラップロープ21の延設部23が長尺であれば、ブラケット30の周囲への巻回数についても、一重巻に限定されず、二重に巻回するように構成してもよい。
例えば、図6に第二変形例を示すように、ストラップロープ21の先端部のみを折り返すことにより環状に形成して環状部24を構成してもよい。
つまり、同図に示す第二変形例では、ストラップロープ21は、延設部23が一筋のロープによって構成されている。
2 後部座席
3 フロア
4 収納室
5 係合部(フック部)
10 デッキボード
11 ヒンジ
12 ボード本体
13 ボード側凹部
14 把持部
15 傾斜面
20 ストラップ
21 ストラップロープ
22 基端部
23 延設部
24 環状部
25 固定具
30 ブラケット
31 ベース面部
32 固定穴(装着部)
33 基端部インサート用の固定部
34 延設部巻回用の(第一の)掛止部
35 掛止部の先端の(第一の)折返部
36 延設部巻回用の(第二の)掛止部
37 掛止部の先端の(第二の)折返部
38 環状部保持用の一対の挟持部
39 環状部保持用の一対の挟持部
T 閉止姿勢
H 開放姿勢
Claims (8)
- 収納室の上部開口を開閉可能に覆うデッキボードに用いられ、前記収納室の上部開口を開閉可能に覆う板状のボード本体の裏面端部に配設されて、該ボード本体の開放姿勢を保持するためのデッキボード用ストラップであって、
ストラップロープと、該ストラップロープの基端部を自身に固定するとともに自身が前記ボード本体に固定されるブラケットと、を備え、
前記ストラップロープは、前記ブラケットに固定される基端部と、前記開放姿勢を保持する際の掛け止め部となる環状部と、該環状部と前記基端部との間を繋ぐ長尺紐状で可撓性を有する延設部と、が一のロープ部材から構成されてなり、
前記ブラケットは、前記ストラップロープの基端部を自身に固定する固定部と、前記ストラップロープの延設部を巻回してその状態を保持するための掛止部と、前記ストラップロープの環状部を挟み込み可能な挟持部と、前記ボード本体裏面の装着位置に自身を固定するための装着部と、を有することを特徴とするデッキボード用ストラップ。 - 前記挟持部は、前記延設部を前記掛止部に巻回したとき、当該挟持部に前記環状部を挟み込み可能な位置に設けられて、前記ストラップロープを前記ブラケットに収納可能に構成されている請求項1に記載のデッキボード用ストラップ。
- 前記掛止部は、前記ブラケットの両側に設けられるとともに、各掛止部に、前記延設部の巻回状態を保持するように、前記ボード本体裏面との対面方向での移動を拘束する折返部が形成されている請求項1または2に記載のデッキボード用ストラップ。
- 前記掛止部は、前記ブラケットの片側に設けられるとともに、該掛止部に、前記延設部の巻回状態を保持するように、前記ボード本体裏面との対面方向での移動を拘束する折返部が形成されている請求項1または2に記載のデッキボード用ストラップ。
- 前記ストラップロープの基端部は、前記ブラケットの固定部にインサート成形されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のデッキボード用ストラップ。
- 前記ストラップロープは、前記一のロープ部材を二等分にしてヘアピン状に折り返すことにより前記延設部が二筋のロープによって構成され、該折り返された部分が、前記環状部とされ、該折り返された二筋のロープ両端の部分それぞれが、前記基端部とされている請求項1〜5のいずれか一項に記載のデッキボード用ストラップ。
- 前記ストラップロープは、前記延設部が一筋のロープによって構成され、前記延設部の一端側が、該一端側の端部近傍を、環状をなすように折り返して前記環状部が形成され、前記延設部の他端が、前記基端部とされている請求項1〜5のいずれか一項に記載のデッキボード用ストラップ。
- 車室内に設けられた収納室の上部開口を開閉可能に覆うデッキボードにおいて、
前記収納室の上部開口を開閉可能に覆う板状のボード本体と、該ボード本体の裏面端部に配設されて該ボード本体の開放姿勢を保持するためのストラップと、を備えるデッキボードであって、
前記ストラップとして、請求項1〜7のいずれか一項に記載のデッキボード用ストラップを有することを特徴とするデッキボード。
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