JP3245290U - 車室天井用カーゴネット - Google Patents

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安見 ▲高▼見
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Abstract

【課題】連結紐をアシストグリップに緊締しても、連結紐が波打ち形状になったり捻れたりしにくくなり、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わることで、小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体が垂れ下がりにくい車室天井用カーゴネットを提供する。【解決手段】カーゴネット100は、矩形のカーゴネット本体10と、カーゴネット本体10の4つの隅部に連結した帯状の連結紐50を有する。連結紐50は、カーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展したときに、カーゴネット本体10の縦横2つの辺41、44の延長線で挟まれた範囲の中央部付近に配備される。カーゴネット本体10が、矩形シート状の芯材と、第1ネット地と、第2ネット地24とを備える。連結紐50を芯材に縫着する。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、車室内空間を荷物置き場として有効利用することが可能な車室天井用カーゴネットに関する。
図8は従来より知られているカーゴネット100を示した一部破断正面図である。図9はカーゴネット本体10の好ましい大きさを示した説明図、また、図10は図8のカーゴネット100の使用時の不都合を示した説明図である。
図8のカーゴネット100は、矩形のカーゴネット本体10と帯状の布地でなる連結紐50とを備えている。カーゴネット本体10は、表側及び裏側の矩形の2枚のネット地11,12を重なり状に配備して両ネット地11,12の相互間に矩形袋状の荷物収納部13を形作り、その荷物収納部13の1つの辺部に荷物の出し入れ口14を設けてなる。このカーゴネット100において、2枚のネット地11,12の出し入れ口14を除く3つの辺部は、互いに重ね合わされて閉じ合わされている。また、このカーゴネット100の4つのコーナー部のそれぞれには連結紐50の基端部51が連結されている。これらの連結紐50…をまっすぐに伸展すると、図示のようにカーゴネット本体10の4つのコーナー部のそれぞれから真横、すなわち出し入れ口14の両側の辺部15,15の延長線上に延び出るようになっている。
先行例には、後部シートを利用して車両の荷室にカーゴネットを設置することが示されている(特許文献1参照)。
ところで、積み荷が多くなりがちなファミリーワゴンや商用車においては、車室内空間を荷物置き場として有効利用することが極めて有益なことであると云える。そして、上記のような車両では、車室の上部4箇所に、運転手や同乗者が掴んで安全に乗り降りすることに役立つアシストグリップが装備されていることが多いため、このアシストグリップを利用してカーゴネットを吊り下げるようにすると、車室内の天井に近い空間を荷物置き場として有効利用することが可能になる。他の先行例には、車両にアシストグリップを設けることが記載されている(たとえば特許文献2参照)。
そこで、図8を参照して説明したカーゴネット100を、車室の上部4箇所に装備されたアシストグリップを利用して天井下に吊り下げて荷物の収納に活用することを試みた。
矩形のカーゴネット100を車室の上部4箇所に装備されたアシストグリップを利用して吊り下げる場合、カーゴネット100の大きさが4箇所のアシストグリップによって形作られる矩形の囲繞空間のサイズよりも大きいと、カーゴネット100が天井下に大きく垂れ下がってしまってじゃまになることが考えられる。このため、図9に説明的に示したように、カーゴネット本体10の大きさは、4箇所のアシストグリップG…によって形作られる矩形の囲繞空間の中に収まるサイズであることが望まれる。このサイズのカーゴネット本体10を吊り下げる場合には、図8に示したカーゴネット本体10の4つのコーナー部のそれぞれから真横に延び出た連結紐50…を、4箇所のアシストグリップG…に緊締状態で連結する。
一方、カーゴネット100の連結紐50に線状の紐が採用されていると、そのような線状の紐でなる連結紐50を4箇所のアシストグリップGに緊締状態で連結したとしても、車両の走行時にカーゴネット100が車幅方向や車長方向に揺れ動きやすい。そこで、この連結紐50には帯状の布地を使用しておくことが望ましく、そうしておくと、帯状の布地自体の特性による幅方向での保形性によって車両の走行時にカーゴネット100が車幅方向や車長方向に揺れ動きにくくなることが判っている。
特開2009-280197号公報 特開2017-140892号公報
しかしながら、上記したように連結紐50に帯状の布地を使用したカーゴネット100では、図10に例示したように、アシストグリップGに緊締された連結紐50が、その基端部51の近くで部分的に屈曲してカーゴネット本体10のコーナー部から斜めに引き出されてしまい、連結紐50が波打ち形状になったり、場合によっては捻れてしまったりするという事態を生じることが判明した。そして、このように連結紐50が波打ち形状になったり捻れていたりすると、見栄えが損なわれたり、引張力が伝わりにくくカーゴネット本体が垂れ下がりやすく、また場合によっては連結紐50に帯状の布地を使用しているにもかかわらず、線状の紐を使用した場合と同様に、車両の走行時にカーゴネット100が車幅方向や車長方向に揺れ動きやすくなることが知見された。
また、図8に例示したカーゴネット100は、荷物収納部13に入れてある荷物が車室から下側のネット地12を通して丸見えになり、このことが、見られたくない荷物を収納しておくことの障害になることが判明した。そのほか、2枚重ねのネット地11,12によって構成されているカーゴネット本体10が、ネット地11,12の特性である伸び性により、荷物の重みで車室内に垂れ下がってしまって車室を狭めてしまうという不都合を生じることがあることも判明した。
本考案は以上の状況に鑑みてなされたものであり、連結紐をアシストグリップに緊締しても、その連結紐が波打ち形状になったり捻れたりしにくくなり、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わることで、小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体が垂れ下がりにくい車室天井用カーゴネットを提供することを目的としている。また、本考案は、この目的を達成した上で、カーゴネットに用いられているネット地に伸び性が備わっているにもかかわらず、ネット地が伸びることによって生じるカーゴネットの垂れ下がりを生じなくすることができ、しかも、見られたくない荷物を車室から見えないように収納しておくことのできる車室天井用カーゴネットを提供することを目的としている。
本考案に係る車室天井用カーゴネットは、矩形のカーゴネット本体の4つの隅部のそれぞれに、車室の上部4箇所に装備されたそれぞれのアシストグリップに各別に連結される帯状の連結紐が設けられてなる。そして、帯状の上記連結紐の基端部がカーゴネット本体の上記隅部に固着されていると共に、カーゴネット本体の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐が、上記カーゴネット本体の上記隅部を形成している縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲の中央部付近に配備されるようになっている。
この構成によると、アシストグリップに緊締された連結紐が、その基端部の近くで部分的に屈曲して波打ち形状になったり捻れてしまったりするという事態が生じにくい。このため、見栄えが損なわれにくくなるだけでなく、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わることから、小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体が垂れ下がりにくい。また、帯状の連結紐の幅方向での保形性により、線状の紐を使用した場合のように車両の走行時にカーゴネットが車幅方向や車長方向に揺れ動きやすくなるという状況が改善される。
本考案では、カーゴネット本体の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐の配備位置を、当該連結紐を上記アシストグリップに連結して緊締することによって定まる連結紐の位置に近付けてあることが望ましい。これによれば、アシストグリップに緊締された連結紐がその基端部の近くで部分的に屈曲して波打ち形状になったり捻れてしまったりするという事態がいっそう生じにくくなり、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わることから、小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体が垂れ下がりにくい。
本考案では、連結紐の基端部近くに、一方側部材とこの一方側部材に縦軸周りに相対自由揺動可能に連結された他方側部材とを有する緊締用バックルが介在されていることが望ましい。これによると、バックルの作用により、緊張させた連結紐が基端部の近くで屈曲したりすることが顕著に抑制されて波打ち形状になったり捻れてしまったりするという事態が効果的に抑制され、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わることから、小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体が垂れ下がりにくくなる。また、帯状の連結紐の幅方向での保形性と相まって、車両の走行時にカーゴネットが車幅方向や車長方向に揺れ動いたりすることが抑制される。
本考案では、カーゴネット本体が、矩形シート状の芯材と、この芯材の片側に配備されて当該芯材と協働して上側物品収納部を形成する第1ネット地と、上記芯材の他側に配備されて当該芯材と協働して下側物品収納部を形成する第2ネット地と、でなり、布地によって形成された帯状の連結紐の基端部が上記芯材に縫着されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、連結紐の基端部が芯材に縫着されていることにより、第1及び第2のネット地が伸び性を備えているとしても、ネット地の特性である伸び性により荷物の重みでカーゴネット本体が車室内に垂れ下がってしまうという事態が起こらない。また、芯材が上側物品収納部を覆い隠す目隠し材として作用するので、見られたくない荷物を上側物品収納部に車室から見えないように収納しておくことが可能になる。
本考案では、上側物品収納部及び下側物品収納部のそれぞれが、線状ファスナーを備えた開閉口を有することが望ましい。これによれば、開閉口を線状ファスナーによって閉じておくことにより、車両の走行時の振動などの影響を受けて上側物品収納部や下側物品収納部に収納した荷物が落下したりすることが防止される。
以上のように、本考案に係る車室天井用カーゴネットによれば、車室内の天井に近い空間を荷物置き場として有効利用することが可能になる。また、連結紐をアシストグリップに緊締しても、その連結紐が波打ち形状になったり捻れたりしにくいので、見栄えの低下が生じにくく、カーゴネット本体に十分に引張力が伝わって小さな力でもしっかりと緊締することが可能となり、また、引張力が十分に伝わってカーゴネット本体が垂れ下がりにくいほか帯状の連結紐の幅方向での保形性により、車両の走行中にカーゴネットの揺れ動きが少なく抑えられる。さらに、第1及び第2のネット地が伸びることによって生じるカーゴネットの垂れ下がりが生じず、しかも、見られたくない荷物を車室から見えないように収納しておくことも可能になるので、特に積み荷が多くなりがちなファミリーワゴンや商用車の車室内空間を荷物置き場として有効利用する上で極めて有益である。
本考案の実施形態に係る車室天井用カーゴネットの正面図である。 、同車室天井用カーゴネットの背面図である。 カーゴネット本体の構成分解図である。 伸展した連結紐の配備位置を示した説明図である。 アシストグリップに緊締した連結紐の形状を例示した説明図である。 車両用カーゴネットの実使用状態説明図である。 連結紐の具体例を示した斜視図である。 従来より知られているカーゴネットを示した一部破断正面図である。 カーゴネット本体の好ましい大きさを示した説明図である。 図8のカーゴネットの使用時の不都合を示した説明図である。
図1は本考案の実施形態に係る車室天井用カーゴネット100を表面側から見て示した正面図、図2は同車室天井用カーゴネット100を裏面側から見て示した背面図、図3はカーゴネット本体10の構成分解図、図4は伸展した連結紐50の配備位置を示した説明図、図5はアシストグリップGに緊締した連結紐50の形状を例示した説明図、図6はカーゴネット100の実使用状態説明図である。
図1及び図2において、カーゴネット100は、矩形のカーゴネット本体10と連結紐50とを備えている。また、図3に示したように、カーゴネット本体10は、矩形シート状の布シートや樹脂シートでなる腰の強い不透明の芯材21と、この芯材21の片側に配備されて当該芯材21と協働して上側物品収納部23(図2参照)を形成する第1ネット地22と、芯材21の他側に配備されて当該芯材21と協働して下側物品収納部25を形成する第2ネット地24とでなる。図2のように上側物品収納部23はカーゴネット本体10の全体に亘る大きさを有しているのに対し、図3のように下側物品収納部25はカーゴネット本体10の略1/4の大きさを有していて、下側物品収納部25が、カーゴネット本体10の半分の部分に2段に亘って設けられている。そして、上側物品収納部23及び下側物品収納部25,25のそれぞれが開閉口26,27,27を有していて、それぞれの開閉口26,27,27には線状ファスナー28,29,29が備わっている。また、それぞれの線状ファスナー28,29,29は、スライダー31,31,32,32をスライド操作することによって開閉されるようになっている。
芯材21と第1ネット地22とは第1ネット地22の周囲で縫着され、芯材21とそれぞれの第2ネット地23、23とは、それぞれの第2ネット地23の周囲で縫着されている。矩形のカーゴネット本体10の4つの辺41,42,43、44にはそれぞれ縁布45,46,47,48が備わっている。
連結紐50には比較的硬い帯状の布地が採用されていて、4本の連結紐50…のそれぞれの基端部51が、カーゴネット本体10の4つの隅部に縫着によって固着されている。そして、カーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐50が、カーゴネット本体10の隅部を形成している縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲の中央部付近に配備されるようになっている。すなわち、図4には縦方向の辺44の延長線を符号44aで示し、横方向の辺41の延長線を符号41aで示してあり、同図のようにカーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐50が、縦横2つの辺41,44の延長線41a,44aで挟まれた範囲Zの中央部付近Aに配備されるようになっている。ここで、「カーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐50」とは、部分的に波打ち形状に変形させたり捻ったりすることなくまっすぐに伸展させた連結紐50のことである。また、「連結紐50が、縦横2つの辺41,44の延長線41a,44aで挟まれた範囲Zの中央部付近Aに配備されている」とは、範囲Zの中央線Cを挟む両側の一定範囲内に連結紐50が配備されている、という意味であって、連結紐50の配備位置が延長線41a,44aに極端に近付いている状態を排除する趣旨である。図例では、中央線Cを挟む略45度の範囲を範囲Zの中央部付近Aとしている。他の3つの隅部のそれぞれに連結されている3本の連結紐50…についても同様に、カーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展された状態では、縦横2つの辺(41,42)(42,43)(43,44)のそれぞれの延長線(不図示)で挟まれた範囲の中央部付近に配備されている。なお、図1及び図2に示した連結紐50には、緊締用バックル60が装備されている。
以上説明したカーゴネット100は、図6に例示したように、車室の天井に近い箇所に設置される。設置状態では、4本の連結紐50…が4つのアシストグリップG…に各別に緊締状態で連結されている。この実施形態のカーゴネット100では、上記のようにカーゴネット本体10の4つの隅部に設けられたそれぞれの連結紐50…が、縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲Zの中央部付近Aに配備されていることにより、それらの連結紐50…を車室の上部4箇所に装備されたそれぞれのアシストグリップに各別に緊締して連結したときに、連結紐50が基端部51の近くで部分的に屈曲して波打ち形状になったり捻れてしまったりするという事態が生じにくい。このため、設置状態での見栄えが損なわれず、また、カーゴネット本体10に十分に引張力が伝わって小さな力でもしっかりと緊締することが可能となると共に、カーゴネット本体10が垂れ下がりにくくなるほか、帯状の連結紐の幅方向での保形性により、線状の紐を使用した場合のように車両の走行時にカーゴネット100が車幅方向や車長方向に揺れ動きやすくなるという状況が改善される。特に、カーゴネット本体10の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐50の配備位置を、当該連結紐50をアシストグリップに連結して緊締することによって定まる連結紐50の位置にあらかじめ近付けておくと、図5に示したように、アシストグリップGに連結された連結紐50が、部分的に波打ち形状になったり捻れたりすることなく、ほぼまっすぐにカーゴネット本体10の外側に伸展されることになる。また、連結紐50の基端部51が芯材21に縫着されていることにより、第1及び第2のネット地22,24が伸び性を備えているとしても、ネット地の特性である伸び性により荷物の重みでカーゴネット本体10が車室内に垂れ下がってしまうという事態が起こらない。
設置状態において、上側物品収納部23に収納してある荷物は、図3を参照して説明した不透明な芯材21により目隠しされるため、車室内からその荷物が見えることはない。したがって、見られたくない荷物を上側物品収納部23に収納し、見られてもよい荷物を下側物品収納部25に収納しておくといった使い分けが可能になる。
図7は連結紐の好ましい具体例を示した斜視図である。図例の連結紐50は、カーゴネット本体10の隅部に縫着により固定された基端部51に短い帯状のループ部52と、カーゴネット本体10の隅部に縫着により固定された長さ調整用の長い帯紐部53とに分割されている。そして、ループ部52と帯紐部53とが緊締用バックル60によって連結されている。バックル60は、上記ループ部52に係り止め用の横軸62を介して係止された一方側部材61と、この一方側部材61に縦軸63周りに相対自由揺動可能に連結された他方側部材65とを有している。そして、他方側部材65に設けられている係止軸66に巻き掛けられた上記帯紐部53が、他方側部材65に設けられている引き出し口67から引き出されるようになっている。68は引き出し口67から引き出された帯紐部53の垂れ下がりを防ぐための止め輪である。
このように、連結紐50の基端部51の近くに、バックル60を介在させ、このバックル60を、相対自由揺動可能に連結された一方側部材61と他方側部材65とによって構成しておくと、帯紐部53をアシストグリップG(図6など参照)に引っ掛けて連結した状態では、一方側部材61と他方側部材65とが相対自由揺動可能に連結されていることの作用により、緊張させた連結紐50が基端部51の近くで屈曲したりすることが顕著に抑制されて波打ち形状になったり捻れてしまったりするという事態が効果的に抑制される。したがって、引張力が伝わりにくくなったりすることも抑制され、帯状の連結紐50の幅方向での保形性と相まって、車両の走行時にカーゴネット100が車幅方向や車長方向に揺れ動いたりすることが抑制される。
10 カーゴネット本体
21 芯材
22 第1ネット
23 上側物品収納部
24 第2ネット
25 下側物品収納部
26,27 開閉口
28,29 線状ファスナー
41~44 カーゴネット本体の隅部を形成している辺
41a,44a 辺の延長線
50 連結紐
51 連結紐の基端部
60 緊締用バックル
100 カーゴネット
A 縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲の中央部付近
G アシストグリップ
Z 縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲

Claims (5)

  1. 矩形のカーゴネット本体の4つの隅部のそれぞれに、車室の上部4箇所に装備されたそれぞれのアシストグリップに各別に連結される帯状の連結紐が設けられてなる車室天井用カーゴネットであって、
    帯状の上記連結紐の基端部がカーゴネット本体の上記隅部に固着されていると共に、カーゴネット本体の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐が、上記カーゴネット本体の上記隅部を形成している縦横2つの辺の延長線で挟まれた範囲の中央部付近に配備されるようになっていることを特徴とする車室天井用カーゴネット。
  2. カーゴネット本体の外側に向けてまっすぐに伸展された連結紐の配備位置を、当該連結紐を上記アシストグリップに連結して緊締することによって定まる連結紐の位置に近付けてある請求項1に記載した車室天井用カーゴネット。
  3. 上記連結紐の基端部近くに、一方側部材とこの一方側部材に縦軸周りに相対自由揺動可能に連結された他方側部材とを有する緊締用バックルが介在されている請求項1に記載した車室天井用カーゴネット。
  4. カーゴネット本体が、矩形シート状の芯材と、この芯材の片側に配備されて当該芯材と協働して上側物品収納部を形成する第1ネット地と、上記芯材の他側に配備されて当該芯材と協働して下側物品収納部を形成する第2ネット地と、でなり、
    布地によって形成された帯状の連結紐の基端部が上記芯材に縫着されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した車室天井用カーゴネット。
  5. 上側物品収納部及び下側物品収納部のそれぞれが、線状ファスナーを備えた開閉口を有する請求項4に記載した車室天井用カーゴネット。
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