JP2016010612A - 電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラム - Google Patents

電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 棚札装置で表示される複数画面を、携帯端末において、人それぞれの好みに応じたタイミングで任意に確認することを可能とする。
【解決手段】 実施形態の電子棚札システムは、第1の記憶部、第1の表示デバイス、第1の制御部を備える棚札装置、取得部、操作部、第2の表示デバイスを備える携帯端末および第2の記憶部を備える棚札管理装置からなる。棚札管理装置または携帯端末はさらに、第2の制御部を備える。第1および第2の記憶部は、第1の表示デバイスの表示画面となる画面の画面データおよびそれと同一の画面データを記憶する。第2の制御部は、第2の表示デバイスの表示画面を、第2の記憶部に記憶された画面データが表す画面を含むものとし、かつ当該画面データが複数の画面を表すならば、その複数の画面のうちで表示画面に含めるものを、操作部での操作に応じた時間間隔で切り換える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラムに関する。
電子式の棚札装置は、表示画面を容易に変更することができる特徴を持つ。そこで、この特徴を利用して、複数の画面を一定時間間隔で切り換え表示することによって、画面を固定する場合に比べて多くの情報を表示することが可能となる。このような表示形態は、ブリンク表示とも呼ばれる。
しかしながら、棚札装置での情報提供の対象は、不特定多数の人である。そして画面切り換えの時間間隔についての適正値は、人それぞれでまちまちである。
このため、一定時間間隔での画面切り換えでは、情報を正しく読み取れないケースや、あるいは待ち時間が長いと感じるケースが生じてしまう。
このような事情から、棚札装置で表示されている複数画面を、人それぞれの好みに応じたタイミングで任意に確認できることが望まれていた。
特開平7−44771号公報
本発明が解決しようとする課題は、棚札装置で表示される複数画面を、人それぞれの好みに応じたタイミングで任意に確認することを可能とする電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラムを提供することである。
実施形態の電子棚札システムは、複数の棚札装置、携帯端末および棚札管理装置からなる。複数の棚札装置はそれぞれ、第1の記憶部、第1の表示デバイスおよび第1の制御部を備える。棚札管理装置は、第2の記憶部を備える。携帯端末は、取得部、操作部および第2の表示デバイスを備える。棚札管理装置または携帯端末は、第2の制御部を備える。第1の記憶部は、1つまたは複数の画面を表す画面データを記憶する。第1の制御部は、第1の表示デバイスの表示画面を、第1の記憶部が記憶する画面データが表す画面とするように第1の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面を一定の時間間隔で切り換えて表示画面とする。第2の記憶部は、複数の棚札装置のそれぞれに関連付けて、該当する棚札装置に備えられた第1の記憶部に記憶される画面データと同一の画面データを記憶する。取得部は、識別情報を棚札装置から取得する。操作部は、ユーザにより操作される。第2の制御部は、第2の表示デバイスの表示画面を、取得部により取得された識別情報で識別される棚札装置に関連付けて第2の記憶部に記憶された画面データが表す画面を含むものとするよう第2の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面のうちで第2の表示デバイスの表示画面に含めるものを、操作部での操作に応じた時間間隔で切り換える。
実施形態に係る電子棚札システムのブロック図。 図1中の棚札装置の斜視図。 図1中の管理テーブルの内容の一例を示す図。 図1中の携帯端末が備えるCPUの第1の実施形態における制御処理のフローチャート。 図1中の携帯端末が備えるCPUの第1の実施形態における制御処理のフローチャート。 図1中の棚札管理装置が備えるCPUの第1の実施形態における制御処理のフローチャート。 一例としての操作画面を示す図。 図7に示す操作画面へ重畳表示される棚札画面の変遷の一例を示す図。 図1中の棚札管理装置が備えるCPUの第2の実施形態における制御処理のフローチャート。 変形例としての操作画面を示す図。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る電子棚札システム100のブロック図である。
電子棚札システム100は、複数の棚札装置10、棚札管理装置20、携帯端末30および無線中継器40を含む。なお、図1においては1つの棚札装置10のみを示している。
棚札装置10は、チェーンストアなどの店舗において陳列される複数の商品のそれぞれに対応して、その陳列場所の近辺に配置される。棚札装置10は、多くの場合は商品を陳列するための陳列棚に取り付けられる。しかしながら棚札装置10の取り付け先は、棚を持たない陳列ケースや、商品を運搬するための運搬ケースなど、任意であって良い。
図2は棚札装置10の斜視図である。
図2に示す棚札装置10は、商品71を陳列するために店舗に設置された陳列棚72の前縁72aに取り付けられている。棚札画面61は、商品71の商品名および売価を表している。
棚札管理装置20は、店舗を管理する本部事務室などに設置される。棚札管理装置20は、無線中継器40を介して、複数の棚札装置10のそれぞれと無線通信でき、棚札装置10を管理する。具体的には棚札管理装置20は、棚札装置10の個々を識別可能に定められた棚札コードと、棚札装置10のそれぞれの表示画面との関連付けを管理する。
携帯端末30は、モバイルネットワーク200およびインターネット300を介してのデータ通信機能と、NFC(near field communication)によるデータ通信機能とを備える。携帯端末30は、店舗への来店客や店員などがそのユーザとなる。なお、携帯端末30と棚札管理装置20との間でのデータ通信は、無線LAN(local area network)を経由して行われてもよい。
棚札装置10は、CPU(central processing unit)11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、EEPROM(electric erasable programmable read-only memory)14、通信デバイス15、NFCユニット16、表示デバイス17および伝送システム18を含む。
CPU11、ROM12、RAM13およびEEPROM14は、伝送システム18により接続されてコンピュータを構成する。
CPU11は、上記のコンピュータの中枢部分である。CPU11は、ROM12に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM12またはEEPROM14に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、棚札装置10としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。上記の所期の機能のうちの1つは、後述する制御処理により実現される機能である。
ROM12は、上記のコンピュータの主記憶部分である。ROM12は、上記のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する。またROM12は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM13は、上記のコンピュータの主記憶部分である。RAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
EEPROM14は、上記のコンピュータの補助記憶部分である。EEPROM14は、上記のアプリケーションプログラム、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11での処理によって生成されたデータを保存する。EEPROM14は、複数の棚札装置10の個々を識別可能に定められたうちの1つの棚札コード14aを記憶する。EEPROM14は、棚札管理装置20から供給される画面データ14bを記憶する。画面データ14bは、表示デバイス17での表示画面を表す。かくしてEEPROM14は、第1の記憶部の一例である。
通信デバイス15は、無線中継器40と無線通信を行い、CPU11と棚札管理装置20とのデータ通信を可能とする。通信デバイス15としては、例えばIEEE802.15.4に準拠した周知のデバイスが利用できる。
NFCユニット16は、棚札装置10に近接された携帯端末30とNFCによるデータ通信を行う。
NFCユニット16に代えて、ユニークな識別コードをNFC送信するNFCチップを、棚札装置10の他の構成要素とは独立した形で備え、EEPROM14には棚札コード14aを記憶しない構成としても良い。
表示デバイス17は、CPU11の制御の下に表示内容を変更可能である。表示デバイス17としては、例えば電子ペーパーが利用できる。この表示デバイス17は、第1の表示デバイスの一例である。
伝送システム18は、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、通信デバイス15、NFCユニット16および表示デバイス17の間でデータを伝送する。伝送システム18は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
棚札管理装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、補助記憶デバイス24、通信デバイス25、インタフェース26および伝送システム27を含む。
CPU21、ROM22、RAM23および補助記憶デバイス24は、伝送システム27により接続されてコンピュータを構成する。
CPU21は、上記のコンピュータの中枢部分である。CPU21は、ROM22に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM22または補助記憶デバイス24に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、棚札管理装置20としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。上記の所期の機能のうちの1つは、後述する制御処理により実現される機能である。
ROM22は、上記のコンピュータの主記憶部分である。ROM22は、上記のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する。またROM22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM23は、上記のコンピュータの主記憶部分である。RAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス24は、上記のコンピュータの補助記憶部分である。補助記憶デバイス24は、上記のアプリケーションプログラム、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU21での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス24は、管理テーブル24aおよび画面ライブラリ24bを記憶する。管理テーブル24aは、棚札装置10での表示を管理するための諸情報を記述したデータテーブルである。画面ライブラリ24bは、棚札装置10での表示画面となる画面(以下、棚札画面と称する)を表したデータファイルである1つまたは複数の画面ファイルの集合である。
図3は管理テーブル24aの内容の一例を示す図である。
管理テーブル24aは、複数のデータレコードの集合である。データレコードは、棚札コードに関連付けて、商品コードおよび画面数が記述される。データレコードはさらに、ファイル名およびフラグのセットが、画面数と同数だけ記述される。
例えば図3におけるデータレコードr1は、「aaaaaa」なる棚札コードに関連付けて、「123456」なる商品コードと、「1」なる画面数が記述されており、さらにファイル名およびフラグのセットが「file_01」「0」なる内容で1つ記述されている。
データレコードr2は、「bbbbbb」なる棚札コードに関連付けて、「111111」なる商品コードと、「3」なる画面数が記述されており、さらにファイル名およびフラグのセットが、「file_11」「0」なる内容と、「file_12」「0」なる内容と、「file_13」「1」なる内容とで3つ記述されている。
棚札コードは、複数の棚札装置10のそれぞれにおいてEEPROM14に記憶されているものである。なお、図3における「aaaaaa」などは、模式的に示したものであり、実際の棚札コードとは異なる。
商品コードは、同じデータレコードに記述された棚札コードで識別される棚札装置10が取り付けられた陳列棚に陳列されている商品を識別するコードである。なお、図3における「123456」などは、模式的に示したものであり、実際の商品コードとは異なる。
画面数は、同じデータレコードに記述された棚札コードで識別される棚札装置10で表示画面とすべき棚札画面の数である。
ファイル名は、同じデータレコードに記述された棚札コードで識別される棚札装置10で表示画面とすべき棚札画面を表した画面ファイルのファイル名である。
フラグは、同一セットのファイル名の画面ファイルが表す棚札画面を拡大表示するか否かを表す。本実施形態では、当該フラグが「1」である場合を拡大表示することを表すこととするが、この割り当ては任意であって良い。なお、図3における「file_11」などは、模式的に示したものであり、実際のファイル名はこれとは異なる形態であっても良い。
通信デバイス25は、インターネット300を介した通信を行う。通信デバイス25は、インターネット300およびモバイルネットワーク200を介して携帯端末30と通信することもできる。
インタフェース26は、CPU21と無線中継器40との間でのデータの授受を仲介する。
伝送システム27は、CPU21、ROM22、RAM23、補助記憶デバイス24、通信デバイス25およびインタフェース26の間でデータを伝送する。伝送システム27は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
この棚札管理装置20のハードウェアとしては、例えば汎用のサーバ装置やコンピュータ装置を用いることができる。そしてこの種の装置が備える補助記憶デバイス24に、その装置の販売者あるいは使用者によって、後述する制御処理について記述したアプリケーションプログラムである制御プログラムがインストールされるとともに、管理テーブル24aおよび画面ライブラリ24bが書き込まれることにより棚札管理装置20が実現される。このとき制御プログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して販売者あるいは使用者へと配布される。なお制御プログラムは、ROM22に記憶されていても良い。
携帯端末30は、CPU31、ROM32、RAM33、補助記憶デバイス34、NFCユニット35、タッチパネル36、カメラ37、通信デバイス38および伝送システム39を含む。
CPU31、ROM32、RAM33および補助記憶デバイス34は、伝送システム39により接続されてコンピュータを構成する。
CPU31は、上記のコンピュータの中枢部分である。CPU31は、ROM32に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM32または補助記憶デバイス34に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、携帯端末30としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。上記の所期の機能は、後述する制御処理により実現される機能である。
ROM32は、上記のコンピュータの主記憶部分である。ROM32は、上記のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する。またROM32は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM33は、上記のコンピュータの主記憶部分である。RAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス34は、上記のコンピュータの補助記憶部分である。補助記憶デバイス34は、上記のアプリケーションプログラム、CPU31が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU31での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス34が記憶するデータには、後述するリストデータを含む。
NFCユニット35は、携帯端末30が棚札装置10に近接された際に、NFCユニット16との間でNFCによるデータ通信を行う。
タッチパネル36は、表示デバイスおよびタッチセンサを含む。表示デバイスは、GUI(graphical user interface)画面などの任意の画面を表示する。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD(liquid crystal display)等の周知のデバイスが利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面へのユーザのタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU31へと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスが利用できる。タッチパネル36は、操作部および第2の表示デバイスの一例である。
カメラ37は、任意の被写物を撮影し、その被写物を表した画像データを生成する。
通信デバイス38は、モバイルネットワーク200を介した通信を行う。通信デバイス38は、モバイルネットワーク200およびインターネット300を介して棚札管理装置20と通信することもできる。
伝送システム39は、CPU31、ROM32、RAM33、補助記憶デバイス34、NFCユニット35、タッチパネル36、カメラ37および通信デバイス38の間でデータを伝送する。伝送システム39は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものであって良い。
携帯端末30のハードウェアとしては、電子棚札システム100用に特化して構成されたものを用いても良いが、既存のスマートフォンやタブレット端末などのような、アプリケーションプログラムを任意にインストール可能なデバイスをそのまま利用できる。そしてこの種のデバイスが備える補助記憶デバイス34に、そのデバイスの販売者あるいは使用者によって、後述する制御処理について記述したアプリケーションプログラムである制御プログラムがインストールされることにより携帯端末30が実現される。このとき制御プログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して販売者あるいは使用者へと配布される。なお制御プログラムは、ROM32に記憶されていても良い。
次に以上のように構成された電子棚札システム100の動作についての第1および第2の実施形態について順に説明する。
(第1の実施形態)
電子棚札システム100の第1の実施形態における動作について以下に説明する。なお、以下に説明する各種の処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
棚札管理装置20において、管理テーブル24aおよび画面ライブラリ24bは、管理者などの指示に応じて任意に更新される。そしてCPU21は、管理テーブル24aが更新された場合には、更新されたデータレコードに記述されたファイル名で特定される少なくとも1つの画面ファイルの全てを含む画面データを含んだ更新データを、当該データレコードに記述された棚札コードで識別される棚札装置10に宛てて、インタフェース26および無線中継器40を介して送信する。
更新データが、該当する棚札装置10に送達され、これを通信デバイス15が受信すると、その棚札装置10のCPU11は、当該更新データに含まれる画面データを、画面データ14bとしてEEPROM14に書き込む。このときCPU31は、既にEEPROM14に記憶されていた画面データ14bは削除する。
かくして、EEPROM14が記憶する画面データ14bは、画面ライブラリ24bに含まれた画面ファイルと同一の画面ファイルを含む。言い換えると、補助記憶デバイス24は、EEPROM14が記憶する画面データ14bと同一の画面ファイルを記憶しているのであり、第2の記憶部の一例である。
CPU11は、表示デバイス17の表示画面を、画面データ14bが表す棚札画面とするように表示デバイス17を制御する。CPU11は、EEPROM14に記憶されている画面データ14bが1つのみの画面ファイルを含むならば、当該画面ファイルが表す棚札画面を、常時、表示デバイス17の表示画面とする。しかしながらCPU11は、EEPROM14に記憶されている画面データ14bが複数の画面ファイルを含むならば、それらの画面ファイルが表す複数の棚札画面を、予め定められた時間間隔で巡回的に表示デバイス17の表示画面とする。なお、上記の時間間隔は、棚札装置10の設計者または管理者により任意に設定されて良い。上記の時間間隔は、複数の棚札装置10で共通であっても良いし、複数の棚札装置10のそれぞれで異なっていても良い。かくしてCPU11を中枢部分とするコンピュータは第1の制御部として機能する。
買物客や店員などの携帯端末30のユーザは、棚札装置10の表示画面を携帯端末30において確認したい場合、前述したように補助記憶デバイス34に記憶された制御プログラムに基づくアプリケーションの起動を要求する操作を例えばタッチパネル36にて行う。このような操作を受けて、CPU31はROM32または補助記憶デバイス44に記憶された制御プログラムに基づく制御処理を開始する。
図4および図5はCPU31の第1の実施形態における制御処理のフローチャートである。
まず図4中のAct1においてCPU31は、タッチパネル36の表示画面を、予め定められたトップ画面とする。トップ画面は例えば、棚札画面の確認対象となる棚札装置10に携帯端末30を近接させることをユーザに促すものである。
Act2においてCPU31は、NFCユニット35によるNFC通信が開始したか否かを確認する。そしてCPU31は、NFC通信が開始していないためにNOと判定したならば、Act2を繰り返す。かくしてCPU31はAct2において、NFC通信が開始されるのを待ち受ける。
ユーザが携帯端末30を棚札装置10に近接させると、NFCユニット35はNFCユニット16との間で無線通信を開始する。そしてこのときに棚札装置10は、CPU11の制御の下に、EEPROM14により記憶された棚札コード14aをNFCユニット16から無線送信する。そしてNFCユニット35は、このように無線送信された棚札コードを受信する。棚札コードは、識別情報に相当する。従ってNFCユニット35は、取得部の一例である。
CPU31は、このようなNFC通信が開始されたことに応じてAct2にてYESと判定し、Act3へと進む。
Act3においてCPU31は、NFCユニット35により受信されたデータが棚札コードであるか否かを確認する。NFCユニット35によるNFCを利用した通信では、棚札コード以外のデータが受信される場合もある。そこでCPU31は、そのような別用途の通信が行われて、棚札コードが受信されたのでなければNOと判定し、Act2の待ち受け状態に戻る。しかしながらCPU31は、棚札装置10との上記のようなNFC通信が行われ、棚札コードが受信されたのならば、Act3でYESと判定し、Act4へと進む。
Act4においてCPU31は、上記の受信された棚札コードを、棚札管理装置20へと通知する。この通知は、例えばインターネット300にて棚札管理装置20を特定するためのURLの末尾に棚札コードを付加してなるURLを用いて、通信デバイス38により棚札管理装置20へとアクセスすることにより行えば良い。あるいは、携帯端末30と棚札管理装置20とのセッションを確立した後に、携帯端末30から棚札管理装置20へと棚札コードを転送するなど、その手法は任意であって良い。
さて棚札管理装置20が起動されると、CPU21はROM22または補助記憶デバイス24に記憶された制御プログラムに従って制御処理を開始する。
図6はCPU21の第1の実施形態における制御処理のフローチャートである。
Act31においてCPU21は、棚札コードが通知されたか否かを確認する。そしてCPU21は、棚札コードが通知されていないためにNOと判定したならば、Act31を繰り返す。かくしてCPU21はAct31において、棚札コードが通知されるのを待ち受ける。そしてCPU21は、前述したように携帯端末30から棚札コードが通知されたならば、Act31にてYESと判定し、Act32へと進む。
Act32においてCPU21は、棚札コードを通知した携帯端末30とのセッションを確立する。
Act33においてCPU21は、通知された棚札コードに管理テーブル24aで関連付けられた画面数を、変数nにセットする。
Act34においてCPU21は、通知された棚札コードに管理テーブル24aで関連付けられたファイル名のうちの未選択の1つを選択し、そのファイル名とセットとなるフラグと、そのファイル名にて画面ライブラリ24b内で特定される画面ファイルとを取得する。CPU21は、ここで取得したフラグと画面ファイルとをセットとしてRAM23に記憶させておく。
Act35においてCPU21は、変数nの値を1つ減じる。
Act36においてCPU21は、変数nの値が0であるか否かを確認する。そしてCPU21は、変数の値が0ではないためにNOと判定したならば、Act34およびAct35の処理を繰り返す。そして、通知された棚札コードに管理テーブル24aで関連付けられた画面数と同数の画面ファイルを取得し終えたことによって変数nが0となると、CPU21はAct36にてYESと判定し、Act37へと進む。
Act37においてCPU21は、Act34〜Act36の処理によりRAM23に記憶させた、画面数分の画面ファイルおよびフラグのセットの全てを予め定めたフォーマットで含む画面データを生成する。
Act38においてCPU21は、上記の画面データをAct32で確立したセッションを介して携帯端末30へと送信する。
Act39においてCPU21は、Act32で確立したセッションを解消する。そしてCPU21はこののちに、Act31の待ち受け状態に戻る。
このようにして、携帯端末30が近接された棚札装置10を識別するための棚札コードに関連付けられた少なくとも1セットの画面ファイルおよびフラグを含む画面データが携帯端末30へと送られる。携帯端末30においては通信デバイス38が、インターネット300およびモバイルネットワーク200を介して送達された画面データを受信し、補助記憶デバイス34へと書き込む。
さて携帯端末30においてCPU31は、図4のAct4にて棚札コードを通知したのち、Act5へと進む。
Act5においてCPU31は、上記のように棚札コードを通知したことに応じて確立されたセッションが無効となったか否かを確認する。そしてCPU31は、当該セッションが有効であるためにNOと判定したならば、Act6へと進む。
Act6においてCPU31は、上記のように棚札管理装置20から送信された画面データが通信デバイス38により受信されたか否かを確認する。そしてCPU31は、画面データが受信されていないためにNOと判定したならば、Act5に戻る。
かくしてCPU31は、Act5,6において、セッションが無効となるか、あるいは画面データが受信されるのを待ち受ける。そしてCPU31は、画面データが受信されること無くセッションが無効となったならば、Act5にてYESと判定し、Act7へと進む。
Act7においてCPU31は、予め定められたエラー画面を表示するようにタッチパネル36を制御する。エラー画面は、異常の発生により棚札画面の表示が行えないことをユーザに対して通知するための画面である。CPU31は、予め定められた一定の期間、あるいはエラー画面の表示終了を指示する操作がタッチパネル36等にてなされるまでの期間に、エラー画面を表示させる。そしてエラー画面を表示すべき期間が終了したならば、Act1に戻って前述と同様の処理を繰り返す。かくして、タッチパネル36はトップ画面を表示する状態に遷移し、エラー画面の表示は終了される。
CPU31は、Act5,6の待ち受け状態にあるときに、画面データが上記のようにして受信されたならば、Act6にてYESと判定し、図5に示すAct8へと進む。
Act8においてCPU31は、変数Tintに予め定められた初期値をセットする。ここで、変数Tintの値は、表示を変更する時間間隔を表す。初期値は、補助記憶デバイス34に記憶された制御プログラムの開発者により任意に定められて良い。また初期値は、ユーザにより任意に変更可能としても良い。初期値としては、例えば数秒程度に定めることが想定される。
Act9においてCPU31は、タッチパネル36の表示画面を操作画面とする。
図7は一例としての操作画面50を示す図である。
操作画面50は、スライダ51を含む。スライダ51は、横方向へのスライド操作を受け付けるためのGUIである。
操作画面50中には、領域52,53が定められている。この領域52,53については後述する。
Act10においてCPU31は、変数nに1をセットする。
Act11においてCPU31は、画面データに含まれたn番目の画面ファイルとセットとなっているフラグが1であるか否かを確認する。そしてCPU31は、該当するフラグが0であるためにNOと判定したならば、Act12へと進む。
Act12においてCPU31は、タッチパネル36の表示画面を、画面データに含まれたn番目の画面ファイルが表す棚札画面をそのままの大きさで操作画面50の領域52に重畳表示するものに更新する。そしてCPU31はこの後に、Act15へと進む。
一方でCPU31は、画面データに含まれたn番目の画面ファイルとセットとなっているフラグが1であるためにAct11にてYESと判定したならば、Act13へと進む。
Act13においてCPU31は、画面データに含まれたn番目の画面ファイルが表す棚札画面を拡大するための拡大処理を実行する。この拡大処理における拡大率などの処理内容の詳細は、補助記憶デバイス34に記憶された制御プログラムの開発者により任意に定められて良い。また拡大処理には、周知の画像処理技術をそのまま利用できる。
Act14においてCPU31は、タッチパネル36の表示画面を、Act13にて拡大された棚札画面を、操作画面50の領域53に重畳表示するものに更新する。そしてCPU31はこの後に、Act15へと進む。
Act15においてCPU31は、スライダ51の操作がなされたか否かを確認する。そしてCPU31は、スライダ51の操作に相当する操作がタッチパネル36により検出されていないためにNOと判定したならば、Act16へと進む。
Act16においてCPU31は、Act12またはAct13にてタッチパネル36の表示画面を更新してからの経過時間が変数Tintに相当する時間以上となったか否かを確認する。そしてCPU31は、経過時間が変数Tintに相当する時間に至っていないためにNOと判定したならば、Act17へと進む。
Act17においてCPU31は、NFCユニット35によるNFC通信が開始されたか否かを確認する。そしてCPU31は、NFC通信が開始されていないためにNOと判定したならば、Act15に戻る。かくしてCPU31はAct15〜Act17において、スライダ操作がなされるか、経過時間が変数Tintに相当する時間に至るか、さらにはNFC通信が開始されるのを待ち受ける。
CPU31は、経過時間が変数Tintに相当する時間に至ったならば、Act16にてYESと判定し、Act18へと進む。
Act18においてCPU31は、変数nの値を1つ増加する。
Act19においてCPU31は、変数nの値が、画面データに含まれた画面ファイルの数よりも大きいか否かを確認する。そしてCPU31は、ここでNOと判定したならば、Act11へと戻り、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。かくしてCPU31は、操作画面50に重畳表示される棚札画面を、画面データに含まれた次の画面ファイルが表すものに切り換える。
しかしながらCPU31は、変数nの値が画面ファイル数よりも大きいためにAct19にてYESと判定したならば、Act10に戻り、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。かくしてCPU31は、操作画面50に重畳表示される棚札画面を、画面データに含まれた1番目の画面ファイルが表すものに切り換える。
このようにしてCPU31は、画面データに複数の画面ファイルが含まれる場合には、これら複数の画面ファイルがそれぞれ表す複数の棚札画面が変数Tintに相当する時間間隔で巡回的に操作画面50に重畳表示させる。
CPU31は、ユーザが、スライダ51のノブ51aにタッチした上で、左右にスライドする操作を行い、この操作がタッチパネル36により検出されたならば、Act15にてYESと判定し、Act20へと進む。
Act20においてCPU31は、スライダ51のスライド操作に応じて変数Tintの値を変更する。具体的にはCPU31は、ノブ51aが左方向にスライドされたならば、そのスライド量に相当する値だけ変数Tintを減少し、逆に右方向にスライドされたならば、そのスライド量に相当する値だけ変数Tintを増加する。
かくしてCPU31は、スライダ51の操作に応じて、画面データに複数の画面ファイルが含まれる場合の複数の棚札画面の切り換えの時間間隔を変更する。これによりユーザは、スライダ51を操作することによって、操作画面50に重畳表示される棚札画面の切り換えの時間間隔を任意に変更することができる。なおCPU31は、スライダ51の操作に応じて、ノブ51aの表示位置を変化させるように操作画面50を更新する。
CPU31は、ユーザが新たに携帯端末30を棚札装置10に近接させ、NFCユニット35がNFC通信を開始すると、Act17にてYESと判定し、Act21へと進む。
Act21においてCPU31は、NFCユニット35により受信されたデータが棚札コードであるか否かを確認する。そしてCPU31は、棚札コードが受信されたのでなければNOと判定し、Act15〜Act17の待ち受け状態に戻る。しかしながらCPU31は、棚札コードが受信されたのならば、図4中のAct4へと戻り、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。
これによりCPU31は、新たに受信された棚札コードで識別される棚札装置10の棚札画面を操作画面50に重畳表示するように、タッチパネル36の表示画面を更新する。
図8は操作画面50へ重畳表示される棚札画面の変遷の一例を示す図である。
図8は、図3に示すデータレコードr2から生成された画面データに基づくものである。
棚札画面62は、「file_11」なる画面ファイルが表す画面を、セットされたフラグが「0」であるためにそのままの大きさで表したものである。棚札画面63は、「file_12」なる画面ファイルが表す画面を、セットされたフラグが「0」であるためにそのままの大きさで表したものである。棚札画面64は、「file_13」なる画面ファイルが表す画面を、セットされたフラグが「1」であるために拡大して表したものである。
以上のようなCPU31での処理の結果、タッチパネル36での操作画面50への重畳表示の対象は、棚札画面62→棚札画面63→棚札画面64→棚札画面62…の順で切り換えられるが、その切り換えの時間間隔は、スライダ51におけるノブ51aの位置に応じた時間間隔とされる。つまり制御プログラムに基づいて上記の制御処理をCPU31が実行することによって、CPU31を中枢部分とするコンピュータは第2の制御部として機能する。
以上のように第1の実施形態によれば、棚札装置10にて表示されるのと同一の棚札画面を、携帯端末30において表示することができ、かつ複数の棚札画面を巡回的に表示する場合の携帯端末30における表示画面の切り換え間隔は、棚札装置10での表示画面の切り換え間隔とは無関係に、ユーザの操作に応じて任意に変更が可能である。従って、ユーザは、そのユーザにとっての好みの切り換え間隔での巡回的な表示により複数の棚札画面を確認できる。
また第1の実施形態によれば、予め定められた棚札画面については、携帯端末30のタッチパネル36においては拡大表示される。従って、標準サイズではやや見辛くなるような棚札画面については、表示デバイス17に比べて大きなタッチパネル36の表示領域を有効利用して、拡大により見易く表示することができる。
また第1の実施形態によれば、携帯端末30のユーザは、携帯端末30において所定のアプリケーションを起動した上で、当該携帯端末30を棚札装置10に近接させるだけで良く、棚札画面を携帯端末30で閲覧するために面倒な操作は必要ない。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態では、棚札管理装置20から棚札装置10および携帯端末30のそれぞれへと提供される画面ファイルが同一のものであった。
ここで、表示デバイス17として電子ペーパーを使用するならば、表示デバイス17の画面はモノクロであり、棚札画面としてもモノクロのものが用意される。この場合、第1の実施形態では、このモノクロの棚札画面を表す画面ファイルがそのまま携帯端末30へと供給されることになるため、タッチパネル36がカラー表示可能なものであっても、タッチパネル36に示された棚札画面はモノクロとなってしまう。
第2の実施形態は、タッチパネル36での表示画面をカラーの棚札画面とすることを可能とするものである。
第2の実施形態においては、画面ライブラリ24bに含まれる画面ファイルを、カラーの棚札画面を表すものとしておく。
以下、第2の実施形態における制御処理について説明する。
図9は第2の実施形態におけるCPU21の制御処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
CPU21は、管理テーブル24aが更新された場合には、更新されたデータレコードを対象として、図9に示す制御処理を実行する。なお、この処理の対象とするデータレコードを、以下においては対象レコードと称する。
Act41においてCPU21は、変数nに1をセットする。
Act41においてCPU21は、対象レコードのn番目のファイル名で特定される画面ファイルを画面ライブラリ24bから取得する。
Act43においてCPU21は、上記の取得した画面ファイルが表す棚札画面をモノクロ化する。この処理としては、カラー画面からカラー情報を除いてモノクロ画面に変換する周知の技術をそのまま利用できる。そしてCPU21は、モノクロ化した棚札画面を表す画面ファイルを、RAM23または補助記憶デバイス24に記憶させる。かくして制御プログラムに基づいて上記の制御処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは生成部として機能する。
Act44においてCPU21は、対象レコードに記述された画面数よりも変数nが大きいか否かを確認する。そしてCPU21は、変数nが画面数以下であるためにNOと判定したならば、Act45へと進む。
Act45においてCPU21は、変数nの値を1つ増加する。そしてCPU21はこの上で、Act42〜Act44の処理を前述と同様に繰り返す。
CPU21は、対象レコードに記述された全てのファイル名にてそれぞれ特定される画面ファイルのそれぞれに関するモノクロ化を終えたために変数nが画面数よりも大きくなっているならば、Act44でYESと判定し、Act46へと進む。
Act46においてCPU21は、RAM23または補助記憶デバイス24に記憶してある、モノクロ化した棚札画面を表す画面ファイルの全てを含む画面データを生成し、さらにこの画面データを含んだ更新データを生成する。
Act47においてCPU21は、対象レコードに記述された棚札コードで識別される棚札装置10に宛てて、上記の生成した更新データを、インタフェース26および無線中継器40を介して送信する。かくして制御プログラムに基づいて上記の制御処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは供給部として機能する。
そしてCPU21は、これをもって図9に示す制御処理を終了する。
第2の実施形態におけるその他の動作は、第1の実施形態と同様である。
かくして、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果が達成される。
加えて第2の実施形態においては、棚札装置10において、表示デバイス17の表示画面が、上記のようにモノクロ化された棚札画面とされる。これに対して、携帯端末30へは、画面ライブラリ24bに含まれた画面ファイル、すなわちカラーの棚札画面を表す画面ファイルがそのまま供給されることとなり、タッチパネル36の表示画面は、このカラーの棚札画面とされる。
かくして、タッチパネル36のカラー表示機能を有効利用して、携帯端末30における棚札画面の表示を第1の実施形態よりもさらに見易いものとすることができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
携帯端末30のタッチパネル36での表示画面を切り換えるための制御処理は、棚札管理装置20においてCPU21の処理により実現しても良い。つまり、操作画面50に複数の棚札画面をそれぞれ重畳した複数の画面のファイルを棚札管理装置20においてCPU21の処理により生成し、この複数のファイルを経過時間が変数Tintに至る毎に携帯端末30へと送信する。携帯端末30においてCPU31は、上記のように棚札管理装置20より送信されたファイルが送達される毎に、タッチパネル36における表示画面を当該ファイルが表す画面とする。CPU31は、スライダ51の操作がなされたならば、その内容を棚札管理装置20に通知する。この通知を受けると棚札管理装置20においてCPU21は、変数Tintを変更する。
図10は変形例としての操作画面55を示す図である。
操作画面55は、操作画面50におけるスライダ51に代えて、ボタン56,57,58,59を含む。CPU31は、複数の棚札画面を巡回的に表示画面としている最中にボタン57がタッチされたならば、経過時間のカウントを中断する。CPU31は、ボタン56がタッチされたならば、変数Tintの値に予め定められた変化量だけ増加する。CPU31は、ボタン59がタッチされたならば、変数Tintの値を上記の変化量だけ減少する。なお、ボタン56,59のタッチに応じての変数Tintの値の変更は、初期値に対して上記の変化量だけ変化させるようにしても良いし、ボタン56,59のタッチ毎に上記の変化量ずつ変化させても良い。CPU31は、ボタン58がタッチされたとき、経過時間のカウントを中断しているならば、経過時間のカウントを再開し、変数Tintの値が初期値以外であるならば初期値に戻す。
このほか、ユーザの操作を受けるためのユーザインタフェースは、任意に変更が可能である。
携帯端末30での棚札コードの取得は、例えば棚札装置10に貼付されたバーコードをカメラ37によって読み取るなどのような別の手法により行っても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…棚札装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…EEPROM、14a…棚札コード、14b…画面データ、15…通信デバイス、16…NFCユニット、17…表示デバイス、20…棚札管理装置、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…補助記憶デバイス、24a…管理テーブル、24b…画面ライブラリ、25…通信デバイス、26…インタフェース、30…携帯端末、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…補助記憶デバイス、35…NFCユニット、36…タッチパネル、37…カメラ、38…通信デバイス、40…無線中継器、100…電子棚札システム、200…モバイルネットワーク、300…インターネット。

Claims (6)

  1. 複数の棚札装置、携帯端末および棚札管理装置とを含み、
    前記複数の棚札装置はそれぞれ、
    1つまたは複数の画面を表す画面データを記憶する第1の記憶部と、
    第1の表示デバイスと、
    前記第1の表示デバイスの表示画面を、前記第1の記憶部が記憶する前記画面データが表す画面とするように前記第1の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面を一定の時間間隔で切り換えて前記表示画面とする第1の制御部とを具備し、
    前記棚札管理装置は、
    前記複数の棚札装置のそれぞれに関連付けて、該当する棚札装置に備えられた前記第1の記憶部に記憶される前記画面データと同一の画面データを記憶する第2の記憶部を備え、
    前記携帯端末は、
    識別情報を前記棚札装置から取得する取得部と、
    ユーザにより操作される操作部と、
    第2の表示デバイスとを具備し、
    前記棚札管理装置または前記携帯端末は、
    前記第2の表示デバイスの表示画面を、前記取得部により取得された識別情報で識別される前記棚札装置に関連付けて前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す画面を含むものとするよう前記第2の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面のうちで前記第2の表示デバイスの表示画面に含めるものを、前記操作部での操作に応じた時間間隔で切り換える第2の制御部を備える、ことを特徴とする電子棚札システム。
  2. 複数の棚札装置、携帯端末および棚札管理装置からなり、
    前記棚札管理装置は、
    前記複数の棚札装置のそれぞれに関連付けて、1つまたは複数の画面を表す画面データを記憶する第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部に記憶された前記画面データに基づいて、当該画面データが表す画面に示された情報の一部を省いた画面を表す画面データを生成する生成部と、
    前記複数の棚札装置のそれぞれに対して、その棚札装置に関連付けて前記第2の記憶部に記憶された画面データに基づいて前記生成部により生成された画面データを供給する供給部とを具備し、
    前記複数の棚札装置はそれぞれ、
    前記供給部により供給された画面データを記憶する第1の記憶部と、
    第1の表示デバイスと、
    前記第1の表示デバイスの表示画面を、前記第1の記憶部が記憶する前記画面データが表す画面とするように前記第1の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面を一定の時間間隔で切り換えて前記表示画面とする第1の制御部とを具備し、
    前記携帯端末は、
    識別情報を前記棚札装置から取得する取得部と、
    ユーザにより操作される操作部と、
    第2の表示デバイスとを具備し、
    前記棚札管理装置または前記携帯端末は、
    前記第2の表示デバイスの表示画面を、前記取得部により取得された識別情報で識別される前記棚札装置に関連付けて前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す画面を含むものとするように前記第2の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面のうちで前記第2の表示デバイスの表示画面に含めるものを、前記操作部での操作に応じた時間間隔で切り換える第2の制御部を備える、ことを特徴とする電子棚札システム。
  3. 前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す画面はカラー画面であり、
    前記生成部は、前記画面データが表す画面におけるカラー情報を省いたモノクロ画面を表す画面データを生成することを特徴とする請求項2に記載の電子棚札システム。
  4. 前記第2の制御部は、前記第2の表示デバイスの表示画面に、前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す複数の画面のうちの予め定められた一部の画面を拡大して含めることを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の電子棚札システム。
  5. それぞれ第1の表示デバイスおよび第1の記憶部を備え、前記第1の表示デバイスの表示画面を、前記第1の記憶部が記憶する画面データが表す画面とするもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面を一定の時間間隔で切り換えて前記表示画面とする複数の棚札装置と、前記複数の棚札装置のそれぞれに関連付けて、該当する棚札装置に備えられた前記第1の記憶部に記憶される前記画面データと同一の画面データを記憶する第2の記憶部を備える棚札管理装置とともに電子棚札システムを構成するものであって、
    識別情報を前記棚札装置から取得する取得部と、
    ユーザにより操作される操作部と、
    第2の表示デバイスと、
    前記第2の表示デバイスの表示画面を、前記取得部により取得された識別情報で識別される前記棚札装置に関連付けて前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す画面とするように前記第2の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面のうちで前記第2の表示デバイスの表示画面に含めるものを前記操作部での操作に応じて切り換える第2の制御部とを具備したことを特徴とする携帯端末。
  6. それぞれ第1の表示デバイスおよび第1の記憶部を備え、前記第1の表示デバイスの表示画面を、前記第1の記憶部が記憶する画面データが表す画面とするもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面を一定の時間間隔で切り換えて前記表示画面とする複数の棚札装置と、前記複数の棚札装置のそれぞれに関連付けて、該当する棚札装置に備えられた前記第1の記憶部に記憶される前記画面データと同一の画面データを記憶する第2の記憶部を備える棚札管理装置とともに電子棚札システムを構成するものであって、識別情報を前記棚札装置から取得する取得部と、ユーザにより操作される操作部と、第2の表示デバイスとを具備した携帯端末を制御するためのコンピュータを、
    前記第2の表示デバイスの表示画面を、前記取得部により取得された識別情報で識別される前記棚札装置に関連付けて前記第2の記憶部に記憶された前記画面データが表す画面とするように前記第2の表示デバイスを制御するもので、当該画面データが複数の画面を表す場合には、それら複数の画面のうちで前記第2の表示デバイスの表示画面に含めるものを前記操作部での操作に応じて切り換える第2の制御部として機能させることを特徴とする制御プログラム。
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