JP2001265998A - 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体

Info

Publication number
JP2001265998A
JP2001265998A JP2000077990A JP2000077990A JP2001265998A JP 2001265998 A JP2001265998 A JP 2001265998A JP 2000077990 A JP2000077990 A JP 2000077990A JP 2000077990 A JP2000077990 A JP 2000077990A JP 2001265998 A JP2001265998 A JP 2001265998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
advertisement
advertisement data
data
customer
store
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000077990A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
正広 井上
Kazuyoshi Haruhara
一義 春原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2000077990A priority Critical patent/JP2001265998A/ja
Publication of JP2001265998A publication Critical patent/JP2001265998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】広告データ管理装置から配信されて来た広告デ
ータを複数記憶管理しておき、広告データが配信されて
来る毎に、記憶管理されている内容を更新すると共に、
顧客との商取引毎に出力対象の広告データを変えること
で、毎回、同じ内容の広告を出力するという不都合を解
消することが可能となり、当該顧客のみを対象として、
新鮮味のある広告をその都度提供できる 【解決手段】各ECR端末装置3は、サーバコンピュー
タ2から配信されて来た広告データを記憶管理すると共
に、顧客との商取引毎に、広告データをレシートに印刷
出力する。この場合、各ECR端末装置3は、広告デー
タが配信されて来る毎に、記憶管理している内容を更新
すると共に、顧客との商取引毎に出力対象の広告データ
を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顧客との商取引
に応じて売上データを登録処理する売上データ処理装置
およびそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客が買い上げた商品の売上デー
タを登録処理する売上データ処理装置としての電子式キ
ャッシュレジスタ(ECR)やPOSターミナルにおい
ては、一取引の終了時に、その取引分の売上明細を印刷
したレシートを発行して、顧客に提示するようにしてい
る。ところで、各店舗においては、その業種、地域、取
り扱い商品等によって売れ筋商品、顧客層が大きく相違
する特性があり、このような特性を生かした販売促進対
策の一環として、レシート発行時に、売上明細、店名等
の他、安売り商品、特売日等の各種メッセージをレシー
トに合わせて印刷したり、買い上げ高や買い上げた特定
商品に応じてポイントカードや割引券等のサービス券を
提供するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レシー
トに印刷されるメッセージ内容は、店舗側の情報であ
り、また、必要に応じてその内容を変更することができ
る程度のサービス情報であるため、販売促進対策とし
て、大きな効果を期待することはできなかった。また、
サービス券の提供によって固定客をつかむことはできる
が、特定商品や顧客層に対して大きな購買意欲を喚起で
きる程にはいたらなかった。一方、POSターミナルに
おいては、各店舗を管理運用するセンタ側の本部から配
信されて来るメッセージ情報や画像情報をそのPOS画
面に案内表示するものも知られているが、この種の案内
情報も店舗側が提供するサービス情報であり、また、案
内情報を不特定多数の顧客に対して流し続けたとして
も、顧客がそのサービス情報を見なければ、販売促進を
期待することはできなかった。
【0004】この発明の課題は、広告データ管理装置か
ら配信されて来た広告データを複数記憶管理しておき、
広告データが配信されて来る毎に、記憶管理されている
内容を更新すると共に、顧客との商取引毎に出力対象の
広告データを変えることで、毎回、同じ内容の広告を出
力するという不都合を解消することが可能となり、当該
顧客のみを対象として、新鮮味のある広告をその都度提
供できるようにすることである。
【0005】この発明の手段は、次の通りである。請求
項第1記載の発明は、多数の広告データを管理運用する
広告データ管理装置にネットワーク接続され、顧客との
商取引に応じて売上データを登録処理する売上データ処
理装置であって、広告データ管理装置から配信されて来
た広告データを受信する受信手段と、この受信手段によ
って受信した広告データを複数記憶する広告データ記憶
手段と、顧客との商取引毎に、前記広告データ記憶手段
に記憶されている複数の広告データの中からいずれかの
広告データを選択する選択手段と、この選択手段によっ
て選択された広告データを顧客との商取引毎に出力する
広告データ出力手段とを具備し、広告データ管理装置か
ら広告データが配信されて来る毎に、前記広告データ記
憶手段の内容を更新すると共に、顧客との商取引毎に出
力対象の広告データを変えるようにしたものである。ま
た、コンピュータに対して、上述した各機能を実行させ
るためのプログラムコードをそれぞれ記録したコンピュ
ータが読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
【0006】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。 (1)広告データ管理装置から定期的に複数の広告デー
タが配信されて来る毎に、前記広告データ記憶手段内の
広告データを全て書き換えると共に、顧客との商取引毎
に出力対象の広告データを変える。 (2)前記選択手段は、前記広告データ記憶手段内に記
憶されている複数の広告データの中からいずれかの広告
データを選択する際に、予め決められているローテーシ
ョンの順番にしたがって広告データを1つずつ選択す
る。 (3)前記広告データ記憶手段は、各広告データに対応
付けて当該広告の対象区分を示す顧客層を記憶し、顧客
との商取引時に、その顧客層が指定入力された際に、前
記選択手段は、指定された顧客層に対応する広告データ
が前記広告データ記憶手段内に存在していれば、当該広
告データを優先的に選択する。 (4)前記広告データ記憶手段は、各広告データに対応
付けて当該広告の対象区分を示す時間帯を記憶し、顧客
との商取引時に、前記選択手段は、現在の時刻を取得
し、現在時刻が属する時間帯に対応する広告データが前
記広告データ記憶手段内に存在していれば、当該広告デ
ータを優先的に選択する。この場合、前記広告データ記
憶手段に各広告データに対応付けて記憶されている広告
対象区分情報は、広告提供者から提示され、広告効果を
考慮して広告対象を特定した広告ターゲット属性であ
り、広告データ管理装置から当該広告ターゲット属性が
配信されて来た際に、広告データに対応付けて広告ター
ゲット属性を記憶管理する。 (5)広告データを利用する利用者対応の売上データ処
理装置に記憶可能な最大記憶可能数分の広告データが広
告データ管理装置から一括して配信されて来た際に、最
大記憶可能数分の広告データを受信して記憶管理する。 (6)前記広告データ出力手段によって出力された広告
データの利用状況を広告別に記憶する利用状況記憶手段
と、この利用状況記憶手段の内容を広告データ管理装置
側で集計処理させるために、広告別の利用状況を広告デ
ータ管理装置へ送信する送信手段とを設ける。 (7)顧客との商取引毎に、広告データを出力する前記
広告データ出力手段は、当該顧客に提供する印刷物ある
いは顧客所有の携帯型記録媒体に対して広告データを出
力する。この場合、前記広告データ出力手段は、顧客と
の商取引毎に当該顧客に提供するレシート用紙に、その
レシートに印刷されている登録明細に続けて広告データ
を印刷出力してレシートを発行する。 (8)広告主から提供された広告データを管理運用する
広告サービス事業者側の広告データ管理装置にインター
ネットを介してネットワーク接続されてなり、前記受信
手段は、広告データ管理装置からインターネットを介し
て配信されて来た広告データを受信する。
【0007】したがって、請求項1記載の発明は、多数
の広告データを管理運用する広告データ管理装置にネッ
トワーク接続され、顧客との商取引に応じて売上データ
を登録処理する売上データ処理装置において、広告デー
タ管理装置から配信されて来た広告データを複数記憶管
理しておき、広告データが配信されて来る毎に、記憶管
理されている内容を更新すると共に、顧客との商取引毎
に出力対象の広告データを変えることで、毎回、同じ内
容の広告を出力するという不都合を解消することが可能
となり、当該顧客のみを対象として、新鮮味のある広告
をその都度提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図31を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1は、広域通信網を
介して広告データを運用する広告データ運用システムを
示したブロック図である。この広告データ運用システム
は、広告データを提供する各企業側に設置されているコ
ンピュータ(広告提供者コンピュータ)1と、広告デー
タを管理運用して各種のサービスを行うサービス事業者
側のサーバコンピュータ2と、広告データを利用する各
店舗側に設置されている売上データ処理装置(ECR端
末装置)3とが広域通信網を介してネットワーク接続さ
れてなる広域通信システムである。
【0009】この場合、広告サービス事業者が中心とな
って、各広告提供企業と広告サービス事業者との間で広
告契約を結ぶと共に、広告サービス事業者と各店舗との
間で広告利用契約を結び、インターネットを介してそれ
らの契約間において、広告データを運用するようにした
ものである。なお、この実施形態において、広告データ
は、広告契約を結んだ企業であれば、自由に提供可能な
一般広告であり、静止画像、文字列等を含む印刷用の広
告イメージデータであり、商品やサービス内容を複雑に
表現したものよりも、コンパクトに的確に表現したもの
が望ましいが、その構成は任意である。
【0010】そして、各企業から提供された広告データ
は、サービス事業者側の広告データベース4内に収集管
理されると共に、定期的に会員店舗側のECR端末装置
3へ配信される。会員店舗側では、サービス事業者側か
ら配信されて来た複数の広告データをECR端末装置3
に記憶保存させ、一取引の登録終了時に、複数の広告デ
ータの中から選択したいずれか1つの広告データをレシ
ート用紙に印刷するようにしている。すなわち、この実
施形態においては、一取引毎に顧客に提供される商取引
用の控えであるレシートを広告媒体として利用すること
により、当該顧客のみを対象とした広告を行うようにし
ている。この場合、レシートを発行する毎に、印刷対象
の広告データを変えるようにしている。
【0011】また、広告サービス事業者との間で広告契
約を結ぶ際に、広告提供企業から、広告を見て欲しい対
象の性別や年齢層、地域、時間帯といった広告ターゲッ
ト属性を提示してもらい、これをサービス事業者側でデ
ータベースとして記憶管理しておくと共に、レシート1
枚当たりの広告印刷はいくらかの広告料単価を決めてお
く。一方、会員店舗からは、その店の業種、地域、取り
扱い商品、サービス、顧客特性としての性別、年齢層と
いった店舗特有の特性(店舗属性)を提示してもらい、
これをサービス事業者側でデータベースとして記憶管理
しておく。
【0012】このように各広告提供企業から広告毎に提
示された広告ターゲット属性と、店舗側から提示された
店舗属性とが記憶管理されている状態において、サーバ
コンピュータ2は、この広告ターゲット属性と店舗属性
とに基づいて広告効果がありそうな広告データを選別
し、その店舗にふさわしい広告価値のある広告データだ
けをその店舗対応のECR端末装置3へ配信するように
している。つまり、広告提供企業から広告対象「店舗の
業種・地域・顧客層等」が要望されている場合、店舗固
有の特性を考慮し、店舗毎にそれにふさわしい広告デー
タを選別配信するようにしている。更に、広告利用によ
って得られた広告収入は、各店舗に還元すると共に、そ
の一部を広告サービス事業者の運営経費にあてるように
している。
【0013】また、各店舗側のECR端末装置3では、
どの広告をレシート印刷したかを示す広告利用実績を記
録しておき、これを広告サービス事業者側のサーバコン
ピュータ2へ送信することで、広告提供企業に対して広
告料を請求したり、各店舗に還元する支払い額を算出す
る際の根拠としている。この場合、サーバコンピュータ
2は、各店舗側からの利用実績を広告別/店舗別に集計
し、その集計結果に応じて広告料請求書/広告料支払書
を作成する。更に、広告サービス事業者側では、利用実
績の広告別集計結果に基づいて各広告提供者に対して広
告の利用状況を定期的にメール通知によって報告するよ
うにしている。
【0014】図2は、この広告データ運用システムで実
行される上述した各種の処理を概念的に示したブロック
図である。サーバコンピュータ2、各ECR端末装置3
は、そのブロック内に示したこの実施形態特有の各種処
理を実行可能な構成となっている。サーバコンピュータ
2は、広告提供者コンピュータ1との間で「広告コンテ
ンツ登録処理」を実行する他、独自の内部処理として
「店舗情報登録処理」、「マッチング処理」、「配信ス
ケジュール処理」を実行し、更に、各ECR端末装置3
との間で「配信処理」、「印刷ログ収集処理」を実行す
るようにしている。また、広告利用の後処理として「印
刷実績集計処理」、「広告コンテンツ管理処理」を実行
するようにしている。
【0015】「広告コンテンツ登録処理」は、広告提供
者コンピュータ1から広告データが送信されて来た際
に、サーバコンピュータ2は広告データを取り込んで、
広告データベース4(図1参照)に新規登録あるいは修
正登録する。この場合、登録された広告データの管理情
報(広告ID、提供者名等)やその広告を見て欲しい対
象の性別や年齢層、地域、時間帯といった広告ターゲッ
ト属性等が広告データに対応付けて広告提供者コンピュ
ータ1から送信されて来ると、サーバコンピュータ2
は、広告データに対応付けて広告ターゲット属性等を広
告マスタM1に登録するようにしている。このように
「広告コンテンツ登録処理」は、広告提供者からインタ
ーネットを介して送信されて来た広告データや広告ター
ゲット属性等を広告データベース4、広告マスタM1へ
登録するための登録処理である。
【0016】図3は、広告マスタM1のレコード構成を
示したもので、1レコード分の内容を示している。な
お、図中、左側は、1レコードを構成する各項目の項目
名称、右側はその項目の概要説明であり、以下に示すマ
スタやファイルのレコード構成についても同様に、項目
名称、概要説明との対応関係を示している。この広告マ
スタM1のレコード内容は、主に広告提供者から提示さ
れた内容であり、各レコードには広告データやその提供
者を識別するための「広告ID」、「広告名称」、「提
供者コード」、「提供者名」の各項目を有している他、
広告データの格納ディレクトリとそのファイル名を示す
「データファイルへのパス」と、広告データの開始/終
了年月日を示す「開始日」、「終了日」、広告の利用上
限値としての「発行上限枚数」の各項目を有している。
「発行上限枚数」は、広告料を従量制にしたがって請求
するようにしているため、無制限に広告が利用される
と、広告料も無制限となることを防ぐもので、広告料が
予算内に収まるように広告毎に、レシート印刷可能な総
合計発行枚数の上限値を定め、この値を超えた場合に
は、当該広告の利用を停止させるようにしている。
【0017】また、広告マスタM1の各レコードには、
広告ターゲット属性として、「対象年齢区分」、「対象
地区区分」、「対象店舗区分」、「対象性別区分」、
「対象曜日区分」、「対象時間帯区分」の各項目を有し
ている。これらの広告ターゲット属性は、例えば、「東
京地区の文具店で、10代の女性顧客を対象に、日曜日
の午後2時〜3時の間、広告して欲しい」というように
ターゲットを絞った広告を要望する場合に各項目毎に指
定された対象項目である。なお、広告ターゲット属性の
登録は、対象を特定しない指定も可能であり、必要に応
じて対象を特定することができる任意項目である。
【0018】更に、広告マスタM1の各レコードには、
「総発行枚数」、「発行残数」、「広告請求単価」、
「広告支払い単価」の各項目を有している。「総発行枚
数」は、開始日から現時点までの間において、各店舗側
で印刷されたレシートの総発行枚数(広告利用の総数)
であり、また、「発行残数」は、上述した「発行上限枚
数」に対する現残数を示し、これらはサーバコンピュー
タ2側で生成される情報である。更に、「広告請求単
価」、「広告支払い単価」は、広告サービス事業者と広
告提供者の契約時、あるいはサービス事業者と店舗との
契約時に決めたレシート一枚当たりの単価である。
【0019】「店舗情報登録処理」は、各会員店舗から
提示された店舗固有の店舗属性を登録する処理である。
なお、上述した「広告コンテンツ登録処理」は、インタ
ーネットを経由して広告データや広告ターゲット属性等
を送信登録するようにしたが、「店舗情報登録処理」は
インターネットを介した送信登録ではなく、広告サービ
ス事業者側でその登録内容を入力するようにしたもので
ある。例えば、店舗属性項目一覧を記入した登録用紙を
各店舗に事前に配布しておき、この登録用紙をFAX等
で回収し、サーバコンピュータ2側の入力操作でその内
容を店舗マスタM2に登録するようにしている。すなわ
ち、「店舗情報登録処理」機能を各ECR端末装置3に
搭載し、インターネットを介して送信するようにするこ
とは、ECR端末装置3が高機能化し、高価なものとな
るため、登録用紙を店舗に事前配布しておき、それを回
収するようにしている。このような登録処理は、新規加
入店舗があった際に行われる。
【0020】図4は、この店舗マスタM2のレコード構
成を示したもので、1レコード分の内容を示している。
この店舗マスタM2の内容は新規加入の店舗から提示さ
れた内容であり、各レコードには店舗を識別するための
「店舗ID」、「店舗名称」の他、「IP(インターネ
ット・プロトコル)アドレス」、「機器コード」、「広
告上限枚数」の各項目を有している。「機器コード」は
使用しているECRの機種を特定する情報であり、ま
た、「広告上限枚数」は、ECRに広告データを記憶可
能な最大数を示す情報である。すなわち、一般にECR
端末装置3は、大容量のメモリを使用せず、比較的小容
量のメモリを使用しており、画像を含む広告データの記
憶可能数は、そのメモリ容量に応じて制限されるため、
「広告上限枚数」はECRの機種等に応じて相違する広
告データの最大記憶可能数を示している。このように最
大記憶可能数分の広告データをECR端末装置3に記憶
させることで、毎回、同じ広告を使用せず、変化に富ん
だ広告使用を実現するためである。更に、店舗マスタM
2の各レコードには、店舗属性として「店舗区分」、
「年齢区分」、「地区区分」、「性別区分」、「定休
日」、「開店時刻」、「閉店時刻」の各項目を有してい
る。「店舗区分」は文房具店、クリーニング店等の業種
を示し、また「年齢区分」、「性別区分」はその店舗を
よく利用する顧客層を示し、「地区区分」はその店が所
在する地域を示している。
【0021】「マッチング処理」は、上述した広告マス
タM1と店舗マスタM2の内容を参照することによっ
て、その店舗にふさわしい広告価値のある広告データを
選別するための処理であり、例えば、一日に一回実行さ
れる。ここで、広告マスタM1内の広告ターゲット属性
と店舗マスタM2内の店舗属性とのマッチングを取り、
それらが全て一致する条件を持った広告情報を検索する
ようにしている。この場合、検索された候補数が上述し
た「広告上限枚数」、つまり、ECRの内部メモリに広
告データを記憶可能な最大数に達しない場合には、その
検索条件を緩めて再度の選別を行うようにしている。
【0022】このようにして各店舗毎に、広告価値のあ
る広告のみが選別されると、選別された広告情報は、店
舗別広告候補ファイルF1に格納される。この店舗別広
告候補ファイルF1は、各店舗に配信する対象候補を店
舗別に記憶保持しておくもので、後述の「配信スケジュ
ール処理」により、配信対象候補の中から店舗毎に選択
された所定数分の広告が店舗対応の各ECR端末装置3
へそれぞれ配信される。図5(A)は、店舗別広告候補
ファイルF1のレコード構成を示したもので、1レコー
ド分の内容を示している。店舗別広告候補ファイルF1
は、1レコード(配信候補)毎に、「店舗ID」、「広
告ID」の各項目を有し、どの店舗にどの広告が配信候
補として選別されているかを示している。
【0023】「配信スケジュール処理」は、配信対象候
補の中から店舗毎に所定数分の広告を選択するための処
理である。すなわち、上述した「マッチング処理」によ
って「広告上限枚数」以上の広告候補が選別されること
があるが、ECRの内部メモリに広告データを記憶可能
な数には限りがあるため、選別された候補数を「広告上
限枚数」分絞り込むようにしている。例えば、ECRの
内部メモリに広告データを10個記憶可能な場合、選別
された広告候補数が100個であれば、店舗別広告候補
ファイルF1の中から10個の候補に絞り込むが、その
際、先頭から10個取り出し、残りを全て切り捨てたも
のとすると、新規な広告が増えない限り、毎回同じ内容
の広告が選別され、変化に乏しくなると共に、切り捨て
られた広告の利用率が低くなるため、選別された候補を
まんべんなく利用する対策を講じている。この場合、乱
数を使用して選別することにより、候補群の中からラン
ダムに指定した候補を抽出するようにしている。これに
よって店舗別広告候補ファイルF1から抽出された広告
情報は、店舗別配信ファイルF2に格納される。
【0024】図5(B)は、店舗別配信ファイルF2の
レコード構成を示したもので、1レコード分の内容を示
している。店舗別配信ファイルF2は、1レコード(広
告)毎に広告管理情報を記憶する構成で、「店舗I
D」、「広告ID」、「広告データファイルへのパ
ス」、「時間帯区分」、「性別区分」、「年齢区分」の
各項目を有している。「広告データファイルへのパ
ス」、「時間帯区分」、「性別区分」、「年齢区分」
は、広告マスタM1から取得した情報であり、これらの
区分情報は、広告データと共に会員店舗側に配信される
もので、会員店舗側では、ダウンロードされた各種の広
告データの中からこれらの条件区分に該当する広告を印
刷対象として選択することができるようになっている。
【0025】「配信処理」は、上述した「配信スケジュ
ール処理」によって作成された店舗別配信ファイルF2
内の広告情報を会員店舗別に配信する処理であり、会員
店舗から広告データの配信要求を受けた際に、要求元の
店舗IDに基づいて店舗別配信ファイルF2を検索し、
インターネットを介して要求元のECR端末装置3に配
信する。その際、店舗別配信ファイルF2内の「広告デ
ータファイルへのパス」に基づいて広告データベース4
を検索し、該当する広告データを取得し、広告管理情報
と共に配信するようにしている。なお、「印刷ログ収集
処理」、「印刷実績集計処理」、「広告コンテンツ管理
処理」については、後述する。
【0026】一方、各ECR端末装置3は、「印刷要求
処理」、「レシート印字処理」、「印字実績送信処理」
等を実行可能となっている。「印刷要求処理」は、イン
ターネットを介してサーバコンピュータ2との通信接続
を確立して、広告配信要求を行い、サーバコンピュータ
2からの広告データおよびその管理情報を取り込む処理
である。これによってダウンロードされた「広告上限枚
数」分の広告データおよびその管理情報は、ECR端末
装置3側で記憶管理される。図6(A)は、広告情報フ
ァイルF5のデータ構造を示した図である。広告情報フ
ァイルF5は、広告別に広告管理情報を記憶するもの
で、その先頭領域の「広告総数」は、ダウンロードされ
た広告データの総数を示し、「現在の広告No.」は、記
憶管理している複数件分の広告データのうち、現在利用
している広告を指定するポインタを示し、その値はレシ
ート印字が行われる毎にサイクリックに更新される。な
お、図中「n」は、「広告上限枚数」を示している。
【0027】この「広告総数」、「現在の広告No.」に
続く、各広告管理情報は、次のような構成となってい
る。すなわち、「店舗ID」、「広告ID」、「対象性
別区分」、「対象年齢区分」、「対象時間帯区分」、
「広告データ開始アドレス」、「広告データバイト数」
とから成る。「広告データ開始アドレス」は、実際に広
告データが格納されているメモリの先頭アドレスを示す
ポインタであり、「広告データバイト数」はその広告デ
ータのデータサイズであり、「広告データ開始アドレ
ス」、「広告データバイト数」とによって出力対象の広
告データを指定する。なお、広告毎の管理情報は、1番
目からn番目に対応して順次記憶管理されており、この
1番目からn番目の順で各広告データが1つずつ指定さ
れる。つまり、通常は、この順序でしめされるローテー
ションで出力対象の広告データが1つずつ順次指定され
る。
【0028】図6(B)は、広告データファイルF8を
示し、1広告1ファイル形式で広告イメージデータを記
憶する構成となっており、「広告上限枚数」分の広告デ
ータが広告情報ファイルF5の各レコード順に記憶管理
されている。この広告データファイルF8は、そのメモ
リ容量に応じて標準的なレシート印刷サイズで最大何個
分の広告イメージデータを記憶可能が定められており、
その値が「広告上限枚数」となる。そして、ECR端末
装置3からの配信要求に応じてサーバコンピュータ2か
ら定期的に「広告上限枚数」分の広告データが配信され
て来る毎に、広告データファイルF8および広告情報フ
ァイルF5の内容を全て書き換えるようにしている。
【0029】「レシート印字処理」は、一取引分の売上
データの登録終了時(締め処理時)に、その取引分の合
計金額等の登録内容をレシートに印字出力すると共に、
それに続いて広告データをレシートに印刷する処理であ
る。この場合、広告情報ファイルF5を参照し、予め決
められている順序にしたがって使用する広告データを抽
出するが、その際、オペレータから顧客情報として、性
別、年齢層が指定入力された場合には、その指定内容に
該当する広告データを抽出して印刷するようにしてい
る。つまり、顧客層が指定された場合には、予め決めら
れているローテーションの順ではなく指定内容に該当す
る広告データを優先的に出力するようにしている。図7
はレシート印字例を示した図で、店名、住所等が印字さ
れているヘッダー情報印字部、日付、商品別売上明細が
印字されている登録明細印字部に続いて、広告データが
印刷される広告印刷部となっており、この広告印刷部の
サイズ(縦幅)は、広告毎に相違するが、横幅は変わら
ず、固定サイズとなっている。
【0030】印刷ログファイルF6は、レシートに広告
印刷が行われる毎に、1レコード分の印刷履歴情報が順
次書き込まれるもので、その内容を一日に一回、サーバ
コンピュータ2へ送信される。図8は、この印刷ログフ
ァイルF6のデータ構造を示した図で、1レコード(広
告)毎に、「年月日」、「広告ID」、「店舗ID」、
「印刷時刻」を記憶する構成となっている。「年月
日」、「印刷時刻」はレシート印刷した時の現在日時を
示し、「広告ID」は、レシート印刷した広告を示して
いる。「印字実績送信処理」は、ECR端末装置3が印
刷ログファイルF6の内容をサーバコンピュータ2に送
信する処理である。この送信処理は閉店後、一日に一回
実行される。
【0031】サーバコンピュータ2において、「印刷ロ
グ収集処理」は、各会員店舗のECR端末装置3から送
信されて来た印刷ログファイルを取り込み、それを広告
別・店舗別に仕分けして、対応する広告別実績管理ファ
イルF3、店舗別実績管理ファイルF4に所定の必要項
目を書き込む利用実績収集処理である。「印刷実績集計
処理」は、広告別実績管理ファイルF3、店舗別実績管
理ファイルF4の内容を集計処理するもので、例えば、
月に一回、印刷実績集計処理を行い、広告提供者別の広
告料請求書、会員店舗別の広告支払書を帳票作成して出
力するようにしている。なお、広告料請求書、広告支払
書は、相手方に郵送によって配布するようにしている
が、勿論、インターネットを介して配布するようにして
もよい。
【0032】図9(A)、(B)は、広告別実績管理フ
ァイルF3、店舗別実績管理ファイルF4のレコード構
成を示した図である。広告別実績管理ファイルF3は、
1レコード(広告/日付)別に、「広告ID」、「年月
日」、「発行枚数」の各項目を記憶する構成となってお
り、また、店舗別実績管理ファイルF4は、1レコード
(店舗/日付)別に「店舗ID」、「年月日」、「発行
枚数」を記憶する構成となっている。つまり、広告別実
績管理ファイルF3内の「発行枚数」は、広告/日付別
の集計結果であり、また、店舗別実績管理ファイルF4
内の「発行枚数」は、店舗/日付別の集計結果である。
【0033】「広告コンテンツ管理処理」は、広告提供
者に毎日、広告の利用状況、つまり、発行実績と進捗状
況を報告するサービス処理であり、電子メールによって
その報告を通知するようにしている。この場合、図10
(A)で示した配信実績報告ファイルF7を作成して通
知するが、その際、図10(B)示す広告提供者マスタ
M3を参照して、広告提供者対応のメールアドレスを取
得する。配信実績報告ファイルF7は、「年月日」、
「広告ID」、「広告名」、「提供者コード」、「開始
日」、「発行枚数」、「総発行枚数」、「発行上限枚
数」、「進捗率」、「警告フラグ」の各項目からなるレ
コードを広告別に作成した構成となっている。「総発行
枚数」は、広告/日付別の「発行枚数」を集計した広告
別集計値であり、また、「進捗率」は、「総発行枚数/
発行上限枚数*100」の値である。更に、「警告フラ
グ」は、著しく利用状況が悪い広告、例えば、広告ター
ゲット属性の条件が厳し過ぎてその利用が極端に少ない
ような場合に、その条件を緩和するようにその広告提供
者に改善勧告を促す場合にセットされるフラグである。
広告提供者マスタM3は、「提供者コード」、「提供者
名」、「メールアドレス」を記憶する構成となってい
る。
【0034】図11は、広告提供者コンピュータ1、サ
ーバコンピュータ2の全体構成を示したブロック図であ
る。なお、広告提供者コンピュータ1と、サーバコンピ
ュータ2とは基本的に同様な構成となっているため、以
下、サーバコンピュータ2の構成のみ説明し、広告提供
者コンピュータ1の説明は省略するものとする。CPU
11は、記憶装置12内のオペレーティングシステムや
各種アプリケーションソフトにしたがってこのサーバコ
ンピュータ2の全体動作を制御する中央演算処理装置で
ある。記憶装置12は、オペレーティングシステムや各
種アプリケーションソフトの他、データベース、文字フ
ォント等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ等
によって構成されている記録媒体3やその駆動系を有し
ている。この記録媒体13はハードディスク等の固定的
な媒体若しくは着脱自在に装着可能なCD−ROM、フ
ロッピィデスク、RAMカード、磁気カード等の可搬型
の媒体である。また、この記録媒体13内のプログラム
やデータは、必要に応じてCPU11の制御によりRA
M(例えば、スタティクRAM)14にロードされた
り、RAM14内のデータが記録媒体13にセーブされ
る。更に、記録媒体はサーバ等の外部機器側に設けられ
ているものであってもよく、CPU11は伝送媒体を介
してこの記録媒体内のプログラム/データを直接アクセ
スして使用することもできる。
【0035】また、CPU11は記録媒体13内に格納
されるその一部あるいは全部を他の機器側から伝送媒体
を介して取り込み、記録媒体13に新規登録あるいは追
加登録することもできる。すなわち、コンピュータ通信
システムを構成する他の機器から通信回線やケーブル等
の有線伝送路あるいは電波、マイクロウエーブ、赤外線
等の無線伝送路を介して送信されてきたプログラム/デ
ータを伝送制御部15によって受信して記録媒体13内
にインストールすることができる。更に、プログラム/
データはサーバ等の外部機器側で記憶管理されているも
のであってもよく、CPU11は伝送媒体を介して外部
機器側のプログラム/データを直接アクセスして使用す
ることもできる。
【0036】一方、CPU11にはその入出力周辺デバ
イスである伝送制御部15、入力部16、表示部17、
印字部18がバスラインを介して接続されており、入出
力プログラムにしたがってCPU11はそれらの動作を
制御する。伝送制御部15は、例えば、通信モデムや赤
外線モジュールあるいはアンテナ等を含む通信インター
フェイスである。入力部16はキーボードやタッチパネ
ルあるいはマウスやタッチ入力ペン等のポインティング
デバイスを構成する操作部であり、文字列データや各種
コマンドを入力する。なお、表示部17は、フルカラー
表示を行う液晶やCRTあるいはプラズマ表示装置など
であり、印字部18は熱転写やインクジェットなどのノ
ンインパクトプリンタあるいはドットインパクトプリン
タである。
【0037】図12は、各ECR端末装置3の全体構成
を示したブロック図である。このECR端末装置3も、
上述したサーバコンピュータ2と基本的に同様であり、
CPU21、記憶装置22、記録媒体23、RAM2
4、伝送制御部25、入力部26、表示部27、印字部
28の他、ドロアー29を有する構成となっている。入
力部26には、テンキー、商品別キー、部門キー、締め
キーの他、モード切り替えスイッチが設けられている。
このモード切り替えスイッチは「登録」、「点検」、
「精算」、「設定」等の各種モードを指定するもので、
「登録」モードが指定されている場合、CPU21は、
入力された売上データを商品別売上合計ファイル(図示
せず)に登録すると共に、その登録内容をレシートに印
刷する。そして、一取引の登録終了時に、締め処理を実
行し、レシートを発行するが、その際、広告データをレ
シートに印刷するようにしている。なお、ECR端末装
置3にはモデム等の回線接続機能が内蔵されているが、
外付けモデムを使用してもよい。
【0038】次に、この一実施形態における広告データ
運用システムを構成する各広告提供者コンピュータ1、
サーバコンピュータ2、ECR端末装置3の動作を図1
3〜図25に示すフローチャートを参照して説明する。
ここで、これらのフローチャートに記述されている各機
能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプロ
グラムコードの形態で記録媒体に格納されており、CP
U11(21)はこのプログラムコードにしたがった動
作を逐次実行する。また、CPU11(21)は伝送媒
体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにし
たがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、
記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログ
ラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行
することもできる。
【0039】図13は、広告データやそれに付随する各
種の広告情報を登録する場合の広告提供者コンピュータ
1側の登録動作を示したフローチャートであり、図14
はサーバコンピュータ2側の登録動作を示したフローチ
ャートであり、以下、処理の進行に合わせてそれらを並
行して説明するものとする。広告提供者コンピュータ1
において、インターネットブラウザを起動して、広告サ
ービス事業者のサイトに接続すると共に(ステップA
1、A2)、自己の会員ID、パスワードを入力して、
会員ID、パスワードをサーバコンピュータ2へ送信し
た後、応答待ちとなる(ステップA3、A4)。ここ
で、サーバコンピュータ2は、広告提供者コンピュータ
1から会員ID、パスワードを受け取ると(ステップB
1)、ユーザ認証を行い、正規な会員であれば、その会
員IDに基づいて広告マスタM1内の「提供者コード」
を検索し、該当する全てのレコードを抽出すると共に、
各抽出レコードの各項目を要求元の広告提供者コンピュ
ータ1へ送信する(ステップB2〜B4)。
【0040】広告提供者コンピュータ1は、各レコード
項目を受け取ると(ステップA4)、登録済み広告の一
覧画面を表示して、入力指示待ちとなる(ステップA
5)。図26は、この場合の登録済み広告の一覧画面を
示し、当該広告提供者が過去に登録した全ての登録済み
広告のレコードが一覧表示される。この各レコード項目
として一覧画面には、「広告ID」、「広告名」、「開
始日」、「発行上限枚数」、「発行済み枚数(総発行枚
数)」が表示されると共に、各種の指示ボタンが割り当
てられる。なお、登録済み広告の一覧画面は、新規登録
を行う場合の他、既存登録の内容を修正したり、削除す
る場合にも表示される。ここで、「新規作成」のボタン
が操作されると(ステップA6)、「新たな広告ID」
をサーバへ要求し、応答待ちとなる(ステップA7、A
8)。一方、サーバコンピュータ2は、「新たな広告I
D」要求を受け取ると(ステップB5)、「広告ID」
を新規生成して要求元へ送信する(ステップB6)。こ
の場合、システム日時を用いて自動生成したり、シリア
ル番号を更新して自動生成してもよい。なお、サーバコ
ンピュータ2は、広告提供者コンピュータ1から他の要
求があれば、それに応じた処理が行われる(ステップB
7、B8)。
【0041】広告提供者コンピュータ1は、「新たな広
告ID」を受け取ると(ステップA8)、広告情報登録
画面に切り替え、必要な広告情報の入力を各項目毎に受
け付ける入力可能な状態となる(ステップA9)。この
広告情報登録画面は、新規登録を行う場合の他、既存登
録の内容を修正したり、削除する場合にも表示される。
図27は、この広告情報登録画面を示し、自動生成され
た「広告ID」の他、「広告名」、「開始日」、「発行
上限枚数」、「対象年齢区分」、‥‥「対象時間帯区
分」の各項目毎に、その入力領域が表示されると共に、
広告イメージ貼り付け枠が表示されので、オペレータ
は、必要な広告情報を各項目毎に入力すると共に、広告
データの貼り付けを行う。
【0042】ここで、「広告名」、「開始日」、「発行
上限枚数」の他、「対象年齢区分」等の広告ターゲット
属性を入力するが、その際、広告ターゲット属性につい
ては、予め用意されている候補リストを表示させ、その
中から任意に選択して入力するようにしてもよい。そし
て、各種の項目情報を入力した後、予め作成しておいた
広告イメージデータを呼び出し、それを貼り付け枠内に
収めて配置する(ステップA10)。図28は、広告イ
メージデータが貼り付け枠内に配置された状態を示して
いる。ここで、「確認」ボタンが操作されると(ステッ
プA11)、コピーアンドペーストされた広告イメージ
データをサーバコンピュータ2へ送信する(ステップA
12)。
【0043】この広告イメージデータを受け取ったサー
バコンピュータ2は(ステップB9)、レシートに合わ
せた解像度(縦*横のピクセル数)に変換すると共に
(ステップB10)、それがカラーデータの場合には、
モノクロの2値データに変換する(ステップB11)。
この場合、中間色はディザ処理する等して極力オリジナ
ルの画質を落とさないようにしている。これによって変
換された広告イメージデータは、その広告提供者コンピ
ュータ1へ送信される(ステップB12)。広告提供者
コンピュータ1は、レシートイメージに変換された広告
データを受け取ると(ステップA13、A14)、広告
情報登録画面の貼り付け枠内にこの変換イメージを表示
して指示待ちとなる(ステップA15、A16)。図2
9は、この場合の広告情報登録画面を示し、その貼り付
け枠内の広告データは、レシート印刷イメージに書き換
えられる。
【0044】ここで、「キャンセル」・「登録」ボタン
の何れが操作されたかを調べ(ステップ16A、A1
7)、「キャンセル」ボタンが操作された場合には、ス
テップA9に戻り、最初から入力をやり直すが、「登
録」ボタンが操作された場合には、広告情報登録画面の
各入力項目の内容をサーバコンピュータ2へ送信する
(ステップA18)。すると、サーバコンピュータ2
は、各入力項目情報を受け取ると(ステップB13)、
この受信データに基づいて広告マスタM1の1レコード
を新規生成して、広告マスタM1に追加登録すると共に
(ステップB14)、更新完了通知をその提供者側へ送
信する(ステップB15)。この完了通知は画面上に案
内表示されるので(ステップA19、A20)、提供者
は正常登録されたことを知ることができる。
【0045】このように広告サービス事業者と広告契約
している各企業は、サーバコンピュータ2をアクセスす
ることにより、所望する広告イメージやそれに付随する
各種の情報を、何時でも自由にサーバコンピュータ2側
に新規登録することができる。一方、新規登録以外に
も、既存の登録広告を自由に修正変更することができ
る。この場合、広告修正を指示すると、図13のステッ
プA6で、そのことが判別されてステップA21に移
り、既存登録広告の修正処理が行われる。この場合、修
正対象の広告を指定して、その送信要求を行い、それに
応答して送信されて来た指定広告イメージや各種の項目
情報を受け取り、それらが登録画面に表示されている状
態において、上書き形式でそれらの修正を行うようにし
ている。
【0046】一方、サーバコンピュータ2は、上述した
ように各店舗毎に、その属性を登録する店舗情報登録処
理を実行するが、この場合、店舗属性項目一覧を記入し
た登録用紙を各店舗に事前に配布しておき、または要望
に応じて送付しておき、この登録用紙をFAXや郵送に
よって回収し、サーバコンピュータ2側の入力操作で登
録用紙の記入内容を1項目ずつ入力することによって、
その内容を店舗マスタM2に登録することができる。こ
のような登録処理は、広告サービスへの新規加入があっ
た店舗に対して行われる。
【0047】図15は、サーバコンピュータ2側におい
て、一日に一回、翌日の配信対象の広告を選別するため
に実行されるマッチング処理を示したフローチャートで
ある。サーバコンピュータ2は、上述したように広告マ
スタM1と店舗マスタM2の内容を参照することによっ
て、その店舗にふさわしい広告価値のある広告データを
会員店舗毎に選別するマッチング処理を行うが、その実
行開始は、入力指示に応答してあるいはスケジュール時
刻に達した際に行われる。先ず、RAM内に設けらられ
ている条件1・2ワークメモリ(図示せず)を初期化す
ると共に、ワーク用の店舗別広告候補ファイルF1の内
容を全てクリアするイニシャライズ処理を行う(ステッ
プC1、C2)。
【0048】そして、店舗マスタM2から1レコードを
取り出す(ステップC3)。この場合、最初は、店舗マ
スタM2の先頭レコードが取り出される。次に、広告マ
スタM1を検索するための条件として、「発行上限枚
数」>「総発行枚数」を条件1ワークメモリにセットす
る(ステップC4)。すなわち、この実施形態において
は、上述したように広告料を従量制にしたがって請求す
るようにしており、広告毎にカウントされる現時点まで
の「総発行枚数」がその「発行上限枚数」を超えた場合
には、その広告を検索対象から外すために条件“1”を
セットしておく。
【0049】また、店舗マスタM2から取り出したレコ
ードから「店舗区分」、「年齢区分」、「地区区分」、
「性別区分」対応の店舗属性情報を抽出し、それらにA
ND条件を付けて条件2ワークメモリにセットする(ス
テップC5)。そして、条件1・2ワークメモリの内容
をAND条件とした「条件“1”AND条件“2”」を
検索キーとして、広告マスタM1の全レコードの中から
該当候補を検索する(ステップC6)。これによって検
索された候補数をカウントし、その候補数と店舗マスタ
M2から取り出した当該レコード内の「広告上限数」と
を比較し、検索された候補数は「広告上限数」以上かを
判別する(ステップC7)。この「広告上限枚数」は、
ECRの内部メモリの容量に応じて広告データを記憶可
能な最大数であり、その上限以上の候補が検索された場
合には、店舗レコードの中から「店舗ID」を抽出と共
に各候補の広告レコードの中から「広告ID」を抽出
し、この「店舗ID」と「広告ID」を組み合わせたレ
コードを候補数分生成し、各生成レコードを店舗別広告
候補ファイルF1に追加登録する(ステップC11)。
【0050】他方、検索された候補数が「広告上限数」
未満の場合には、その検索条件を緩めて再度、広告マス
タM1を検索し、候補数が「広告上限数」以上となるま
で検索条件を段階的に緩めてゆく(ステップC8〜C1
0)。すなわち、検索条件“2”を1段階緩めるが(ス
テップC8)、この場合、検索条件“2”としての、
「店舗区分」、「年齢区分」、「地区区分」、「性別区
分」のうち、先ず、「地区区分」の条件を広げ、例え
ば、東京地区限定から関東地区限定まで広告対象の地区
を広げる。そして、「条件“1”AND条件“2”」を
検索キーとして、広告マスタM1の全レコードの中から
該当候補を検索すると共に(ステップC9)、検索され
た候補数をカウントし、その候補数は「広告上限数」以
上かを判別する(ステップC10)。この結果、候補数
が「広告上限数」未満であれば、ステップC8に戻り、
「年齢区分」の条件を1段階緩め、例えば、10代対象
から30歳以下に緩める。
【0051】以下、同様に、候補数が「広告上限数」以
上となるまで「性別区分」、「店舗区分」の条件を1段
階緩めてゆく。ここで、候補数が「広告上限数」以上と
なると、ステップC11に移り、各候補を店舗別広告候
補ファイルF1に追加登録する。そして、現在、着目し
ている店舗レコードは、店舗マスタM2の最終レコード
かを調べるが(ステップC12)、いま、先頭レコード
を着目している場合であるから、ステップC3に戻り、
次の店舗レコードに着目し、以下、上述の動作を1レコ
ード毎に繰り返す。なお、検索条件“2”を1段階緩め
る場合に、上述の例では、「地区区分」、「年齢区
分」、「性別区分」、「店舗区分」の順としたが、その
順序はこれに限定されず、また、例えば、「地区区分」
を1乃至5段階まで順次緩めた後、「年齢区分」を1乃
至3段階まで順次緩めてもよく、その手法は任意であ
る。
【0052】図16は、上述したマッチング処理に引き
続いて実行される配信スケジュール処理を示したフロー
チャートであり、マッチング処理によって選別された広
告候補の配信準備処理を行うが、その際、「広告上限枚
数」以上の広告候補が選別された場合には、その候補数
を「広告上限枚数」に絞り込むようにしている。先ず、
店舗別配信ファイルF2を初期化しておく(ステップD
1)。そして、店舗マスタM2から1レコードを取り出
し、このレコードから「店舗ID」を抽出し、この「店
舗ID」をキーとして店舗別広告候補ファイルF1を検
索する(ステップD2)。これによって検索された店舗
別候補レコード数をカウントすると共に、このカウント
値と店舗マスタM2の該当レコード内の「広告上限枚
数」とを比較する(ステップD3)。
【0053】いま、この候補数が当該店舗のECRに記
憶可能な「広告上限枚数」未満であれば、ステップD1
4に移り、その広告候補を配信対象として特定し、店舗
別配信ファイルF2に書き込む。すなわち、店舗別広告
候補ファイルF1の各レコードを読出し、その「広告I
D」に基づいて広告マスタM1を検索し、「広告データ
ファイルへのパス」、「時間帯区分」、「性別区分」、
「年齢区分」の各項目を抽出すると共に、この各抽出項
目と「店舗ID」、「広告ID」とからなるレコードを
生成して店舗別配信ファイルF2に追加する処理を候補
レコード数分繰り返す。一方、候補数が「広告上限枚
数」以上であれば、例えば、広告上限枚数」が10個
で、広告候補数が100個であれば、10個の候補に絞
り込むが、その際、例えば、先頭から10個取り出し、
残りを全て切り捨てたものとすると、毎回同じ内容の広
告が選別され、切り捨てられた広告の利用率が低くなる
ため、選別された候補をまんべんなく利用するために、
以下の処理を実行する(ステップD5〜D13)。
【0054】すなわち、候補数レコード数を“m”、
「広告上限枚数」を“n”と定義すると共に(ステップ
D5)、1から“m”までの乱数(整数)を発生させ、
この乱数列の最初の1つを“R”と定義する(ステップ
D6)。ただし、n<=mとする。そして、比較カウン
タKに初期値「1」をセットしておく(ステップD
7)。この状態において、“R”の値に基づいて店舗別
広告候補ファイルF1を検索し、R番目のレコードを取
り出し(ステップD8)、その「広告ID」に基づいて
広告マスタM1を検索し、「広告データファイルへのパ
ス」、「時間帯区分」、「性別区分」、「年齢区分」の
各項目を抽出すると共に、この各抽出項目と「店舗I
D」、「広告ID」とからなるレコードを生成して店舗
別配信ファイルF2に追加する(ステップD9)。
【0055】次に、比較カウンタKの値に「1」を加算
してその値を更新し(ステップD10)、乱数列から次
の乱数を取り出し、それを“R”とする(ステップD1
1)。そして、今回取り出した乱数が過去に取り出した
乱数と重複するかを調べる(ステップD12)。この場
合、今回の配信スケジュール処理中に使用した“R”を
記憶保持しておき、その記憶内容を参照することによっ
て重複使用の判別が可能となる。この結果、過去に使用
した乱数であれば、ステップD11に戻り、乱数列から
次の乱数を取り出す動作を繰り返すが、過去に使用した
乱数でなければ、比較カウンタKの値が“n”の値を超
えたか、つまり、「広告上限枚数」分のレコードを店舗
別配信ファイルF2に書き込んだかを調べ(ステップD
13)、「広告上限枚数」分の書き込みが終わっていな
ければ、ステップD8に戻り、上述の動作を繰り返す。
このように広告候補の中からランダムに抽出した候補に
基づいて店舗別配信ファイルF2には、「広告上限枚
数」分のレコードが書き込まれる
【0056】これによって会員店舗別にダウンロード可
能な所定数分の広告情報が店舗別配信ファイルF2に揃
えられたので、会員店舗側では自己の広告情報を何時で
も自由にアクセスすることができる。この場合、サーバ
コンピュータ2はECR端末装置3との間で広告情報を
やり取りする配信処理を行う。図17は、ECR端末装
置3側の広告要求処理を示したフローチャートであり、
図18は、この要求に応答するサーバコンピュータ2側
の配信処理を示したフローチャートである。なお、広告
要求処理の実行開始は、入力指示に応答してあるいはス
ケジュール時刻に達した際に行われる。先ず、ECR端
末装置3側の印刷要求処理において、インターネットを
介してサーバコンピュータ2に接続要求を行い(ステッ
プE1)、通信接続が確立すると(ステップE2)、広
告配信要求を行い、応答待ちとなる(ステップE3、E
4)。
【0057】サーバコンピュータ2は、会員店舗側から
接続要求があれば(ステップF1)、それに応じて認証
処理を実行し、正規な会員店舗であれば、IPアドレス
をキーとして「店舗ID」を店舗マスタM2から取得す
ると共に(ステップF2)、通信接続を確立し、接続完
了通知を行う(ステップF3)。その後、広告配信要求
を受け取ると、「店舗ID」をキーとして店舗別配信フ
ァイルF2を検索し、該当する各レコードを取り出す
(ステップF4)。そして、取り出したレコード数をカ
ウントし、その値を“N”として送信対象の「広告総
数」項目とする(ステップF5)。次に、店舗別配信フ
ァイルF2から取り出した各レコード内の「広告データ
ファイルへのパス」に基づいて広告データベース4をア
クセスし、該当する広告データを取り出すと共に、「広
告データバイト数」を求め、各種の区分情報と共にこれ
らを送信対象項目とする(ステップF6)。そして、広
告データおよび各項目種情報を要求元のメモリ構造通り
にソートして要求元のECR端末装置3へ送信する(ス
テップF7、F8)。この場合、予め決められている
「広告上限枚数」分が送信される。
【0058】ECR端末装置3は、「広告上限枚数」分
の広告データおよび各項目種情報を受け取ると(ステッ
プE4)、広告別に、各項目種情報を広告情報ファイル
F5にそのフォーマット通りに格納する(ステップE
5)。そして、広告情報ファイルF5の「現在広告N
o.」を初期値“1”にセットしておく(ステップE
6)。次に、「広告上限枚数」分の広告データを自己の
広告データファイルF7内に格納すると共に、広告毎の
格納領域における先頭アドレスを「広告データ開始アド
レス」として、広告情報ファイルF5に書き込んでおく
(ステップE7)。最後に、サーバコンピュータ2との
回線接続を遮断する(ステップE8)。
【0059】次に、ECR端末装置3における日常的な
商取引において、一取引分の登録が終了する毎に実行開
始される締め処理をついて説明する。図19および図2
0は、現金キーや貸し売りキー等の締めキーが操作され
た際に実行開始される締め処理を示したフローチャート
である。この締め処理の実行によりレシートが発行され
るが、その実行前において、レシートには、図7に示す
ように、予め用意されているヘッダ情報が印字されてい
ると共に、各アイテム毎にその登録内容が印字されてい
る。ここで、一取引の登録終了時において締め処理が開
始されると、先ず、小計金額がレシート印字されると共
に、この小計金額に基づいて税金計算や合計金額が算出
されてレシート印字される(ステップG1)。そして、
入力された預り金の印字と共に、釣銭計算が行われてレ
シート印字される(ステップG2)。更に、今回の取引
分が取引別売上合計メモリ(図示せず)に累計される
(ステップG3)。
【0060】次に、ステップG4に移り、広告情報ファ
イルF5から「現在の広告No.」を読出し、この「現在
の広告No.」に基づいてそれに対応する1レコード分の
広告管理情報を広告情報ファイルF5から取得する。こ
こで、広告データをダウンロードした直後は、「現在の
広告No.」に初期値“1”がセットされているので、最
初は、広告情報ファイルF5から先頭の広告管理情報が
読み出される。そして、一取引の登録終了時にオペレー
タからその顧客の「年齢層」、「性別」がキー入力され
たかを調べるが(ステップG5)、いま、客層情報の入
力がなければ、ステップG11に移り、当該広告管理情
報から「対象時間帯区分」を抽出して現在時刻と比較す
る。
【0061】ここで、対象時間帯内であれば、当該広告
管理情報から「広告データ開始アドレス」、「広告デー
タバイト数」を抽出して広告データファイルF7をアク
セスして、該当する広告データを呼出し、予め決められ
ている印刷サイズでレシート印刷する(ステップG1
5)。この場合、図7に示すように通常の印字内容(明
細部)から所定距離を空けた貼り付け枠内に広告印刷が
行われ。また、貼り付け枠の横幅は固定値であるが、そ
の縦幅は広告毎に異なる変動値である。そして、ステッ
プG16に移り、「現在の広告No.」を+1してその値
を更新し、「現在の広告No.」>「広告総数」であれば
(ステップG17)、「現在の広告No.」を初期値
“1”に戻す(ステップG18)。
【0062】このようにしてレシートに広告印刷を行っ
た後、印刷ログファイルF6にその利用実績を記録する
(ステップG19、G20)。すなわち、ECR端末装
置3は、現在日時を取得し、印刷ログファイルF6に
「年月日」、「印刷時刻」に分けて、現在日時を格納す
ると共に(ステップG19)、今回印刷した広告データ
を特定する「広告ID」と自店舗の「店舗ID」を印刷
ログファイルF6に格納する(ステップG20)。これ
によって印刷ログファイルF6には、「年月日」、「印
刷時刻」、「広告ID」、「店舗ID」とからなる1レ
コード分のログレコードが記録される。
【0063】一方、一取引分の登録締め時において、そ
の顧客の「年齢層」、「性別」が指定入力された場合に
は(ステップG5)、入力された「年齢層」、「性別」
と、「現在の広告No.」対応の広告管理情報内の「対象
年齢区分」、「対象性別区分」とを比較し(ステップG
6)、それらは全て一致するかを調べ(ステップG
7)、一致すれば、当該広告管理情報を印刷対象として
特定して、ステップG11に移るが、不一致の場合に
は、「現在の広告No.」を除く他の広告No.に基づいて広
告情報ファイルF5を検索する(ステップG8)。そし
て、入力された「年齢層」、「性別」と一致する「対象
年齢区分」、「対象性別区分」を持つ広告管理情報が有
るかを調べ(ステップG9)、一致するものが有れば、
その中から広告管理情報を1つ取り出して、今回の印刷
対象とするが(ステップG10)、一致するものが1つ
も無ければ、「現在の広告No.」対応の広告管理情報を
そのまま印刷対象として特定し、ステップG11に移
る。
【0064】また、今回の印刷対象として取り出された
広告管理情報内の「対象時間帯区分」と現在時刻とを比
較した結果、対象時間帯外であれば(ステップG1
1)、「現在の広告No.」を除く他の広告No.に基づいて
広告情報ファイルF5を検索し(ステップG12)、該
当する広告管理情報から「対象時間帯区分」を抽出して
現在時刻と比較し(ステップG13)、現在時刻が属す
る時間帯区分があれば、その中から広告管理情報を1つ
取り出して、今回の印刷対象とする(ステップG1
4)。また、一致するものが1つも無ければ、「現在の
広告No.」対応の広告管理情報をそのまま印刷対象とし
て特定し、ステップG15に移る。このように、通常は
「現在の広告No.」で示される広告、つまり、が予め決
められているローテーションの順にしたがった広告がレ
シート印刷されるが、「年齢層」、「性別」が入力され
た場合には、それに該当する広告が優先的に選択されて
レシート印刷され、また、「対象時間帯区分」に該当す
る場合には、その広告が優先的に選択されてレシート印
刷される。そして、レシートに広告印刷が行われる毎
に、「現在の広告No.」が更新されて、次の広告が印刷
対象として指定されると共に、その利用実績が記録され
る。
【0065】そして、一日の営業が終わり、閉店時刻を
過ぎた後、一日に一回、ECR端末装置3は印刷ログフ
ァイルF6の内容をサーバコンピュータ2に送信する印
字実績送信処理を行う。図21は、ECR端末装置3の
印字実績送信処理を示したフローチャートであり、図2
2は、サーバコンピュータ2側のログ収集処理を示した
フローチャートであり、サーバコンピュータ2は、EC
R端末装置3から送信されて来た印刷ログファイルを取
り込み、それを広告別・店舗別に仕分けして、対応する
広告別実績管理ファイルF3、店舗別実績管理ファイル
F4に書き込むログ収集処理を実行する。
【0066】まず、ECR端末装置3において、インタ
ーネットを介してサーバコンピュータ2に接続要求を行
い(ステップH1)、通信接続が確立すると(ステップ
H2)、印刷ログファイルF6を送信して、応答待ちと
なる(ステップH3、H4)。そして、サーバコンピュ
ータ2からログ収集処理の完了通知を受け取ると(ステ
ップH4)、サーバコンピュータ2との回線接続を遮断
する(ステップH5)。そして、現在日時を前回送信日
時として記憶保持しておく(ステップH6)。ここで、
印刷ログファイルF6の内容を送信する際、各ログレコ
ード内の「年月日」、「印刷時刻」を参照して、上述し
た前回送信日時と比較し、ログレコード内の「年月
日」、「印刷時刻」が前回送信日時以前であれば、その
レコードを送信対象から外し、前回送信日時以降の各レ
コードを今回の印字実績送信処理において送信するよう
にしている。
【0067】サーバコンピュータ2側において、会員店
舗側から接続要求を受け取ると(ステップJ1)、認証
処理を実行し、正規な会員店舗であれば、IPアドレス
をキーとして「店舗ID」を店舗マスタM2から取得す
る(ステップJ2)。そして、通信接続を確立すると共
に、接続完了通知を行う(ステップJ3)。その後、E
CR端末装置3から送信されて来た印刷ログファイルを
受け取ると(ステップJ4)、印刷ログファイルをその
まま一旦、ディスクに格納した後(ステップJ5)、ロ
グ収集処理の完了通知を送信元へ送る(ステップJ
6)。そして、印刷ログファイルの内容を解析し、その
レコード数をカウントし、今回の集計対象となる店舗別
「発行枚数」を求める(ステップJ7)。ここで、店舗
別実績管理ファイルF4内の「発行枚数」は、店舗/日
付別の集計結果であるため、店舗/日付別の新規レコー
ドを生成し、その「年月日」に現在日付をセットすると
共に、算出した「発行枚数」をセットする(ステップJ
8)。
【0068】同様に、広告別実績管理ファイルF3内の
「発行枚数」は、広告/日付別の集計結果であるため、
広告/日付別の新規レコードを生成し、その「年月日」
に現在日付をセットすると共に(ステップJ9)、印刷
ログファイルの内容を1レコードずつ取り出し、その
「広告ID」に基づいて広告別レコード数をカウント
し、今回の集計対象となる広告別「発行枚数」を求めて
該当レコードにセットする(ステップJ10)。このよ
うにして求めた1店舗分の広告別「発行枚数」を広告マ
スタM1の該当するレコードの「総発行枚数」に加算す
ると共に(ステップJ11)、その「発行残数」から広
告別「発行枚数」を減算する(ステップJ12)。
【0069】サーバコンピュータ2は、例えば、月に一
回、広告別実績管理ファイルF3、店舗別実績管理ファ
イルF4の内容を集計して、広告提供者別の広告料請求
書、会員店舗別の広告支払書を帳票作成して出力する印
刷実績集計処理を行う。図23は、この印刷実績集計処
理を示したフローチャートである。先ず、予め記憶保持
されている前回締め日(年月日)を“T1”とし、ま
た、現在の年月日を今回締め日“T2”として、前回締
め日から今回締め日までの範囲を集計対象として決定す
る(ステップK1)。この状態において、広告マスタM
1から1レコードを取り込み、そのレコードから「広告
ID」を取得する(ステップK2)。そして、広告別実
績管理ファイルF3を検索し、この「広告ID」と一致
し、かつ“T1”から“T2”の集計対象範囲に該当す
る広告/日付別レコードを全て抽出すると共に(ステッ
プK3)、抽出した各レコードの「発行枚数」の合計を
算出する(ステップK4)。
【0070】そして、店舗マスターレコードから「広告
請求単価」を抽出し、「発行枚数合計値」にこの「単
価」を乗算し、今回締め時の広告料請求額を算出すると
共に(ステップK5)、予め設定されている書式フォー
マットにしたがって広告料請求書を作成し、その中に広
告料請求額や必要項目のデータを配置する(ステップK
6)。次に、広告マスタM1から取り出したレコード
は、その最終レコードかを調べるが(ステップK7)、
最終レコードでなければ、次の広告マスターレコードを
取り出し、「広告ID」を抽出する(ステップK8)。
そして、この「広告ID」に基づいて広告別実績管理フ
ァイルF3を検索し(ステップK3)、以下、上述の動
作を繰り返す。これによって、広告別の広告料請求書が
作成される。
【0071】以下、会員店舗別に広告支払書を作成する
処理に移るが(ステップK9〜K15)、この作成処理
も基本的には、広告料請求書作成処理と同様である。す
なわち、広告マスタM1から1レコードを取り込み、そ
のレコードから「店舗ID」を取得して(ステップK
9)、広告別実績管理ファイルF3を検索し、この「店
舗ID」と一致し、かつ“T1”から“T2”の集計対
象範囲に該当する店舗/日付別レコードを全て抽出する
と共に(ステップK10)、抽出した各レコードの「発
行枚数」の合計を算出する(ステップK11)。次に、
広告マスターレコードから「広告支払単価」を抽出し、
「発行枚数合計値」にこの「単価」を乗算し、今回締め
時の広告支払い額を算出すると共に(ステップK1
2)、予め設定されている書式フォーマットにしたがっ
て広告料請求書を作成し、その中に支払い額や必要項目
のデータを配置する(ステップK13)。
【0072】次に、広告マスタM1から取り出したレコ
ードは、その最終レコードかを調べるが(ステップK1
4)、最終レコードでなければ、次の広告マスターレコ
ードを取り出し、「店舗ID」を抽出する(ステップK
15)。そして、この「店舗ID」に基づいて広告別実
績管理ファイルF3を検索し(ステップK10)、以
下、上述の動作を繰り返す。これによって、店舗別の支
払い書が作成される。このようにして広告別の広告料請
求書および店舗別の支払い書の作成が終わると、現在日
時を前回締め日として記憶保持しておく(ステップK1
6)。
【0073】一方、サーバコンピュータ2は、広告提供
者に対して毎日、広告の利用状況、つまり、発行実績と
進捗状況を報告するサービスとして広告コンテンツ管理
処理を行い、配信実績報告ファイルF7を作成し、電子
メールによってその報告を通知する。図24および図2
5は、この広告コンテンツ管理処理を示したフローチャ
ートである。先ず、現在日付をキーとして、店舗別実績
管理ファイルF4を検索し、該当する全レコード数をカ
ウントして、そのカウント値を本日の全発行広告数
“N”とする(ステップL1)。また、現在日付をキー
として、店舗別実績管理ファイルF4を検索し、該当す
る全レコードの「発行枚数」を集計し、その集計結果を
本日の全発行広告の枚数合計“T”とする(ステップL
2)。そして、本日の全発行広告の枚数合計“T”/本
日の全発行広告数“N”の計算を行い、その結果を本日
の平均発行枚数とする(ステップL3)。
【0074】この状態において、広告マスタM1の先頭
から1レコードを取り出し(ステップL4)、そのレコ
ードから「広告ID」、「広告名称」、「提供者コー
ド」、「発行上限枚数」、「総発行枚数」、「開始日」
を抽出する(ステップL5)。そして、「広告ID」と
現在日付とをキーとして店舗別実績管理ファイルF4を
検索し(ステップL6)、該当レコードが有るかを調べ
(ステップL7)、有れば、該当レコードから「発行枚
数」を抽出して後述の計算で使用するパラメータとし
(ステップL8)、無ければ、そのパラメータを“0”
とする(ステップL9)。そして、「総発行枚数」/
「発行上限枚数」*100の計算を実行して、その広告
に対する進捗率を求める(ステップL10)。更に、
「発行枚数」/「平均発行枚数」の計算を行い(ステッ
プL11)、その結果を“X”とし、“X”<0.1か
を判別し(ステップL12)、その条件が成立すれば、
「警告フラグ」を“1”とし(ステップL13)、不成
立であれば、「警告フラグ」を“0”とする(ステップ
L14)。
【0075】そして、「現在日付」、「広告ID」、
「広告名称」、「提供者コード」、「開始日」、「発行
枚数」、「総発行枚数」、「発行上限枚数」、「進捗
率」、「警告フラグ」を1レシートとして、配信実績報
告ファイルF7に追加する(ステップL15)。以下、
広告マスタM1の最終レコードに達するまで(ステップ
L16)、広告マスタM1から1レコードを読出しなが
ら(ステップL4)、上述の動作を繰り返す。これによ
って、最終レコードに達すると、図25のステップL1
7に移り、広告提供者マスタM3から1レコードを取得
し、「広告提供者名」、「メールアドレス」を抽出す
る。そして、「現在日付」と「提供者コード」をキーと
して、配信実績報告ファイルF7を検索し、該当するレ
コードを取り出し(ステップL18)、予め用意されて
いる書式フォーマットにしたがって実績報告のメール文
書を作成し(ステップL19)、その広告提供者に対し
てメール送信する(ステップL20)。図30は、この
場合におけるメール報告画面を示したもので、広告別に
その利用状況が詳細に報告される。
【0076】このようなデイリー報告以外にも、この実
施形態においては、利用状況が特に悪い広告に対して改
善勧告を目的とした「広告情報確認依頼」を作成して、
メール送信するようにしている。すなわち、広告提供者
別の各レコード内の「警告フラグ」を参照して、それら
が全て“0”かを判別し(ステップL21、L22)、
1つでも「警告フラグ」が“1”のレコードが存在して
いれば、予め用意されている書式フォーマットにしたが
って広告情報確認依頼書のメール文書を作成し(ステッ
プL23)、その広告提供者に対してメール送信する
(ステップL23)。図31は、この場合におけるメー
ル報告画面を示したもので、広告別にその利用状況が詳
細に報告される。この広告情報確認依頼書の内容は、上
述のデイリー報告の内容と同様であるが、広告提供者に
広告ターゲット属性の条件を緩めき旨の改善勧告のガイ
ダンスが示される。このようなメール送信処理は、広告
提供者マスタM3の最終レコードに達するまで(ステッ
プL25)、広告提供者マスタM3から1レコードずつ
取り出しながら(ステップL17)、上述の動作を繰り
返す。
【0077】以上のように、この一実施形態おいて、広
告データを管理運用するサーバコンピュータ2は、会員
店舗側から個別に要求された店舗属性に基づいて、多数
の広告データの中から当該店舗属性に適合する広告デー
タを会員店舗毎に選別すると共に、選別された広告デー
タを会員店舗対応の各ECR端末装置3へ配信し、ま
た、各ECR端末装置3は、サーバコンピュータ2から
配信されて来た広告データを記憶管理すると共に、顧客
との商取引毎に、広告データを出力するようにしたか
ら、広告効果を高めた新規な広告データ運用システムの
構築を実現することができる。これによって、店舗特性
等に応じて広告価値の高い広告データのみを選別して配
信することができ、各ECR端末装置3側では、顧客と
の商取引毎に、当該顧客を対象として広告価値のある広
告データのみを出力することができる。つまり、広告デ
ータは不特定多数に同時に出力するのではなく、レシー
トに印刷されている登録明細に続けて広告データをレシ
ート印刷するようにしたから、顧客はレシート内容を確
認する都度、否応なしに広告を目にすることになり、的
を絞った確実な広告が可能となり、全国から募集した一
般広告を効果的な方法で広告することが可能となる。一
方、顧客側から見れば、レシート広告によって有益な情
報を得ることができる。
【0078】また、店舗属性は、会員店舗側の販売商品
(業種)や顧客層、地域等を詳細に示した店舗固有の特
性であり、この詳細な店舗特性にマッチした広告データ
のみが選別されて配信されて来るので、広告効果は極め
て高くなる。広告提供者からは、広告を見て欲しい対象
の性別や年齢層、地域、時間帯といった広告効果を考慮
した広告ターゲット属性が提示された場合に、当該ター
ゲット属性を広告データに対応付けて記憶管理し、会員
店舗から個別に指定された店舗属性と、広告提供者から
提示されたターゲット属性とのマッチングを取り、広告
効果がありそうな広告データを選別し、その店舗にふさ
わしい広告価値のある広告データだけをその店舗へ配信
するようにしたから、広告提供者から見れば、その広告
に最もふさわしい店舗に広告を出すことができ、広告提
供者、会員店舗のそれぞれにとって、大きな利潤を享受
でき、多くの広告提供者、会員店舗の参入を期待するこ
ともできる。
【0079】また、サーバコンピュータ2は、各ECR
端末装置3に対して、広告データを配信する際に、各E
CR端末装置3側に記憶可能な最大記憶可能数分の広告
データを一括して選別するようにしたから、各ECR端
末装置3側では、その中から出力対象を選ぶことがで
き、毎回、同じ内容の広告を出力するという不都合を解
消することが可能となり、顧客に対して新鮮味のある広
告をその都度提供することができる。特に、ECR端末
装置3からの配信要求に応じてサーバコンピュータ2か
ら定期的に「広告上限枚数」分の広告データが配信され
て来る毎に、広告データファイルF8および広告情報フ
ァイルF5の内容が書き換えられると共に、顧客との商
取引毎に、出力対象の広告データを変えることができる
ので、顧客に対してインパクトのある広告をその都度提
供することができ、更に広告価値を高めることができ
る。
【0080】また、ECR端末装置3は、各広告データ
に対応付けて当該広告の対象区分を示す顧客層を記憶
し、顧客との商取引時に、その顧客層が指定入力された
際に、指定された顧客層に対応する広告データが存在し
ていれば、予め決められている順序に拘わらず、当該広
告データを優先的に選択するようにしたから、現取引の
顧客層に的を絞った広告が可能となる。同様に、各広告
データに対応付けて当該広告の対象区分を示す時間帯を
記憶し、顧客との商取引時に、現在の時刻を取得し、現
在時刻が属する時間帯に対応する広告データが存在して
いれば、予め決められている順序に拘わらず、当該広告
データを優先的に選択するようにしたから、現取引が行
われた時間帯に的を絞った広告が可能となる。
【0081】また、サーバコンピュータ2は、広告提供
者に対して広告料を従量制にしたがって請求するように
しているが、無制限な広告利用を抑制するために、広告
毎に広告提供者から提示された広告利用の上限数「発行
上限枚数」を記憶管理しておき、その値を超える利用が
あった場合には、その広告データを選別対象から外して
他の広告データを選別するようにしたから、予期しない
広告料が請求されることはなく、広告提供者と広告サー
ビス事業者との信頼関係を維持することもできる。
【0082】この場合、「広告上限枚数」分の広告デー
タを選別する際に、当該所定数未満の広告データしか選
別することができなかった場合に、店舗側から提示され
た店舗属性の条件を段階的に緩めて、選別処理を繰り返
し実行するようにしたから、常に、「広告上限枚数」分
の広告データを配信することができる。また、広告デー
タの選別を定期的に実行する際に、毎回、同一の広告デ
ータを選別しないように、選別候補を1つずつ指定する
乱数を発生させると共に、この乱数をポインタとして選
別候補の中から選別対象を指定する処理を乱数が発生さ
れる毎に繰り返すことにより、選別候補群の中から「広
告上限枚数」分の広告データをまんべんなく選別するこ
とができる。これによって、各広告をできるだけ公平に
配信することができ、店舗側にとっては、毎回、異なる
広告を受けることができ、また、広告提供者との信頼関
係も強くなる。
【0083】また、広告提供者は、自己の広告提供者コ
ンピュータ1を使用して広告データや広告ターゲット属
性等をサーバコンピュータ2へ送信すると、サーバコン
ピュータ2は、送信されて来た広告データや広告ターゲ
ット属性等を収集して広告マスタM1に登録するように
したから、広告サービス事業者と広告契約している各企
業は、サーバコンピュータ2をアクセスすることによ
り、所望する広告イメージやそれに付随する各種の情報
を、何時でも自由にサーバコンピュータ2側に新規登録
することができると共に、その登録を確実かつ迅速に行
うことができる。また、広告提供者がコンピュータグラ
フイック等で任意に作成した広告データを登録すること
ができ、広告サービス事業者にとっても、その手間を省
くことができ、円滑な広告登録を期待することが可能と
なる。一方、新規登録以外にも、既存の登録広告を自由
に修正変更することもできる。
【0084】一方、各店舗側の各ECR端末装置3で
は、どの広告をレシート印刷したかを示す広告利用実績
を記録しておき、これを広告サービス事業者側のサーバ
コンピュータ2へ送信することで、広告提供企業に対し
て広告料を請求したり、各店舗に還元する支払い額を算
出する際の根拠としている。これによって、広告利用に
よって得られた広告収入を各店舗に還元することができ
ると共に、その一部を広告サービス事業者の運営経費に
あてることができる。
【0085】この場合、サーバコンピュータ2は、各会
員店舗のECR端末装置3から送信されて来た印刷ログ
ファイルを取り込み、それを広告別・店舗別に仕分け
し、広告主に課金する広告請求額を算出すると共に、各
会員店舗別に還元する広告利用額を会員店舗別に算出
し、対応する広告別実績管理ファイルF3、店舗別実績
管理ファイルF4に所定の必要項目を書き込む印刷実績
収集処理を実行するようにしたから、広告別実績管理フ
ァイルF3、店舗別実績管理ファイルF4の内容に基づ
いて広告提供者別の広告料請求書、会員店舗別の広告支
払書を作成して印刷出力することができ、システム全体
として広告運用を効率良く実行することができる。
【0086】更に、サーバコンピュータ2は、広告別実
績管理ファイルF3を解析して配信実績報告ファイルF
7を作成し、各広告提供者に対して配信実績報告ファイ
ルF7の内容をデイリー報告として、メール通知するよ
うにしたから、広告提供者は日々変化する利用実績を確
認することができる。この場合、各広告の進捗率を算出
し、この進捗率を含めた報告書を作成するようにしたか
ら、広告の利用状況を容易に把握することが可能とな
る。また、広告別の広告実績に基づいて利用状況の悪い
広告を特定し、当該広告に対する改善勧告をその広告提
供者に依頼する確認依頼書を作成し、この依頼書を当該
広告提供者へ通知をするようにしたから、その通知を受
けた広告提供者は、その改善勧告にしたがって当該広告
ターゲット属性の条件を緩めることができ、その広告利
用の促進が可能となる。
【0087】また、各広告提供者コンピュータ1と、サ
ーバコンピュータ2と、各ECR端末装置3とは、イン
ターネットを経由してそれぞれ接続されており、広告提
供者と広告サービス事業者との間で広告契約を結ぶと共
に、各店舗と広告サービス事業者との間で広告利用契約
を結び、それらの契約間においてインターネットを介し
て広告データを運用し、広告データの利用状況に基づい
てその広告提供者に対して広告料を請求する請求手続き
を行うと共に、会員店舗に対して広告利用額の支払い手
続きを行うようにしたから、インターネットを介して電
子取引上、有益なサービスを提供できる新規なサービス
ビジネスを実現することが可能となる。
【0088】なお、上述した一実施形態においては、イ
ンターネットを介して広告提供者コンピュータ1からサ
ーバコンピュータ2に対して、広告データや広告ターゲ
ット属性等を送信するようにしたが、広告提供者が任意
に作成した広告データや広告ターゲット属性をメモリカ
ード等の記憶媒体に書き込んでおき、これを広告サービ
ス事業者に配布し、広告サービス事業者がこの記憶媒体
をサーバコンピュータ2へ装着することで、サーバコン
ピュータ2に登録するようにしてもよい。更に、メモリ
カード等を媒体とせず、登録用紙を広告提供者に配布
し、その内容を広告サービス事業者が入力するようにし
てもよい。
【0089】逆に、店舗側においては、店舗属性を登録
用紙に記入して広告サービス事業者に提供するようにし
たが、インターネットを介して店舗属性をサーバコンピ
ュータ2に取り組むようにしてもよい。また、サーバコ
ンピュータ2は会員店舗側からの定期的な要求に応じて
広告データを配信するようにしたが、サーバコンピュー
タ2がスケジュール時刻を監視することにより、定期的
に広告データを配信するようにしてもよく、更に、何時
でも自由に配信を行うようにしてもよい。
【0090】一方、大型店舗に構築されているPOS
(ポイント・オブ・セールス)システムにおいて、広告
サービス事業者側のサーバコンピュータ2は、POSシ
ステムを構成するマスタ装置へ広告データを配信するよ
うにしてもよい。この場合、マスタ装置は、スレーブ側
の各POSターミナルに広告データを配信するようにし
てもよい。つまり、広告サービス事業者から末端のEC
R端末装置3に対して広告データを配信する際、1また
は2以上の中継用コンピュータ装置を介して各ECR端
末装置3へ配信するようにしてもよい。広告利用者側に
設置されている端末装置としては、ECRに限らず、そ
の他の売上データ処理装置であってもよい。
【0091】また、広告印刷は、レシートの表面に登録
明細に続けて印刷する他、その裏面印刷にもその広告の
詳細事項を印刷するようにしてもよい。この場合、両面
印刷機能を持つ印刷装置であれば実現可能である。レシ
ートの表面に1つの広告を印刷する場合に限らず、関係
する2以上の広告を印刷するようにしてもよい。また、
今回の取引の開始時に広告データをレシート用紙のヘッ
ダ部に印刷してもよく、または前回のレシート発行時に
次の取引用として広告データをレシート用紙に印刷する
ようにしてもよい。更に、レシートへの広告データの印
刷形態は、登録明細に続けて印刷する場合に限らず、例
えば、登録明細の途中に印刷したり、広告データを2分
割した状態で印刷するようにしてもよく、その印刷形態
は任意である。広告をレシート印刷する他、その登録操
作中における待ち時間を利用して、広告を音声メッセー
ジや表示メッセージによって出力するようにしてもよ
い。
【0092】レシートに広告印刷する場合に限らず、買
上げ高に応じて顧客に提供されるポイントカード等のサ
ービス券を印刷発行するものにおいては、サービス券に
広告データを印刷するようにしてもよい。広告データを
印刷物に印刷する場合に限らず、顧客所有の携帯型記録
媒体、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)カー
ド、PCカード、スマートメディア、CD(光ディス
ク)、MO(光磁気ディスク)、FD(フロッピー(登
録商標)ディスク)等に広告データを出力して書き込む
ようにしてもよい。この場合、広告データは、静止画、
動画であってもよい。
【0093】また、店舗側で得られた広告収入の一部を
顧客に還元するようにしてもよい。すなわち、この実施
形態においては、不特定多数を対象とする広告ではな
く、商取引毎に当該顧客のみを対象として広告を行うの
で、その広告収入の一部を顧客に還元することができ
る。例えば、広告1件当たりの店側の広告収入が4円だ
とすると、一取引分の合計額(税込み額)に5円未満の
端数が生じたかを判別し、端数があれば、その端数分を
カットした金額を演算する端数処理を実行し、その金額
を一取引分の合計額(請求金額)としてもよい。これに
よって、釣銭は最小5円単位となり、1円硬貨が不用と
なるため、釣銭の受け渡しがスムーズとなり、その作業
を大幅に向上させることができる他、広告1件当たり顧
客に還元する平均的な金額は、略2円となり、店側およ
び顧客側の双方で広告収入を二分することが可能とな
る。この場合、レシートに端数サービスを行った旨を示
すメッセージを印字してもよく、また、一取引分の合計
金額が一定額以上、例えば、100円以上であることを
条件に、端数サービスを実行するようにしてもよい。な
お、このような端数サービスは、既存の端数処理プログ
ラムを応用することによって容易に実現可能である。こ
のように店側においては、面倒な釣銭受け渡し作業を効
率良く行うことができるので、その代償として広告収入
の全額を顧客に還元するようにしてもよい。この場合、
9円未満の端数が生じた場合に、その端数分をカットし
た金額を一取引分の合計額とすれば、釣銭は最小10円
単位となり、1円、5円硬貨が不用となり、更に、その
作業を効率良く行うことができる。
【0094】
【発明の効果】この発明によれば、広告データ管理装置
から配信されて来た広告データを複数記憶管理してお
き、広告データが配信されて来る毎に、記憶管理されて
いる内容を更新すると共に、顧客との商取引毎に出力対
象の広告データを変えるようにしたから、毎回、同じ内
容の広告を出力するという不都合を解消することが可能
となり、当該顧客のみを対象として、新鮮味のある広告
をその都度提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広域通信網を介して広告データを運用する広告
データ運用システムを示したブロック図。
【図2】広告データ運用システム構成するサーバコンピ
ュータ2、ECR端末装置3の処理を概念的に示したブ
ロック図。
【図3】広告マスタM1のレコード構成を示した図。
【図4】店舗マスタM2のレコード構成を示した図。
【図5】(A)は、店舗別広告候補ファイルF1のレコ
ード構成を示した図、(B)は、店舗別配信ファイルF
2のレコード構成を示した図。
【図6】(A)は、広告情報ファイルF5のデータ構造
を示した図、広告データファイルF8を示した図。
【図7】レシートの印刷例を示した図。
【図8】印刷ログファイルF6のレコード構成を示した
図。
【図9】(A)は、広告別実績管理ファイルF3、
(B)は店舗別実績管理ファイルF4のレコード構成を
示した図。
【図10】(A)は配信実績報告ファイルF7、(B)
広告提供者マスタM3のレコード構成を示した図。
【図11】広告提供者コンピュータ1、サーバコンピュ
ータ2の全体構成を示したブロック図。
【図12】各ECR端末装置3の全体構成を示したブロ
ック図。
【図13】広告情報を登録する場合の広告提供者コンピ
ュータ1の登録動作を示したフローチャート。
【図14】サーバコンピュータ2の登録動作を示したフ
ローチャート。
【図15】配信対象の広告を選別するために実行される
マッチング処理を示したフローチャート。
【図16】マッチング処理に引き続いて実行される配信
スケジュール処理を示したフローチャート。
【図17】ECR端末装置3側の広告要求処理を示した
フローチャート。
【図18】ECR端末装置3側からの広告要求に応答す
るサーバコンピュータ2側の配信処理を示したフローチ
ャート。
【図19】金キーや貸し売りキー等の締めキーが操作さ
れた際に実行開始される締め処理を示したフローチャー
ト。
【図20】図19に続く締め処理を示したフローチャー
ト。
【図21】ECR端末装置3の印字実績送信処理を示し
たフローチャート。
【図22】サーバコンピュータ2側のログ収集処理を示
したフローチャート。
【図23】広告提供者別の広告料請求書、会員店舗別の
広告支払書を帳票作成して出力する印刷実績集計処理を
行う示したフローチャート。
【図24】広告コンテンツ管理処理を示したフローチャ
ートである。
【図25】図24に続く広告コンテンツ管理処理を示し
たフローチャートである。
【図26】登録済み広告の一覧画面を示し図。
【図27】広告情報登録画面を示した図。
【図28】広告情報登録画面内の貼り付け枠内に広告デ
ータを貼り付けた状態を示す図。
【図29】広告情報登録画面内の貼り付け枠に貼り付け
た広告データがレシート印刷イメージに変換された態を
示す図。
【図30】メール報告(デイリー報告)画面を示した
図。
【図31】メール報告(広告情報確認依頼)画面を示し
た図。
【符号の説明】
1 広告提供者コンピュータ 2 サーバコンピュータ 3 ECR端末装置3 4 広告データベース4 M1 広告マスタ M2 店舗マスタ M3 広告提供者マスタ F1 店舗別広告候補ファイル F2 店舗別配信ファイル F3 広告別実績管理ファイル F4 店舗別実績管理ファイル F5 広告情報ファイル F6 印刷ログファイル F7 配信実績報告ファイル F8 広告データファイル 11、21 CPU 12、22 記憶装置 13、23 記録媒体 15、15 伝送制御部 16、26 入力部 17、27 表示部 18、28 印字部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 AA01 CB07 CD04 CD07 CE05 CE06 EA01 5B049 AA02 BB11 BB49 CC36 GG01 GG02 GG05 5B089 GA11 GA23 GB04 HA10 JA04 JB22 KA02 KB04 LB12 LB14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の広告データを管理運用する広告デー
    タ管理装置にネットワーク接続され、顧客との商取引に
    応じて売上データを登録処理する売上データ処理装置で
    あって、 広告データ管理装置から配信されて来た広告データを受
    信する受信手段と、この受信手段によって受信した広告
    データを複数記憶する広告データ記憶手段と、 顧客との商取引毎に、前記広告データ記憶手段に記憶さ
    れている複数の広告データの中からいずれかの広告デー
    タを選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された広告データを顧客との
    商取引毎に出力する広告データ出力手段とを具備し、 広告データ管理装置から広告データが配信されて来る毎
    に、前記広告データ記憶手段の内容を更新すると共に、
    顧客との商取引毎に出力対象の広告データを変えるよう
    にしたことを特徴とする売上データ処理装置。
  2. 【請求項2】広告データ管理装置から定期的に複数の広
    告データが配信されて来る毎に、前記広告データ記憶手
    段内の広告データを全て書き換えると共に、顧客との商
    取引毎に出力対象の広告データを変えるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の売上データ処理装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段は、前記広告データ記憶手段
    内に記憶されている複数の広告データの中からいずれか
    の広告データを選択する際に、予め決められているロー
    テーションの順番にしたがって広告データを1つずつ選
    択するようにしたことを特徴とする請求項1記載の売上
    データ処理装置。
  4. 【請求項4】前記広告データ記憶手段は、各広告データ
    に対応付けて当該広告の対象区分を示す顧客層を記憶
    し、 顧客との商取引時に、その顧客層が指定入力された際
    に、前記選択手段は、指定された顧客層に対応する広告
    データが前記広告データ記憶手段内に存在していれば、
    当該広告データを優先的に選択するようにしたことを特
    徴とする請求項1あるいは3記載の売上データ処理装
    置。
  5. 【請求項5】前記広告データ記憶手段は、各広告データ
    に対応付けて当該広告の対象区分を示す時間帯を記憶
    し、 顧客との商取引時に、前記選択手段は、現在の時刻を取
    得し、現在時刻が属する時間帯に対応する広告データが
    前記広告データ記憶手段内に存在していれば、当該広告
    データを優先的に選択するようにしたことを特徴とする
    請求項1あるいは3記載の売上データ処理装置。
  6. 【請求項6】前記広告データ記憶手段に各広告データに
    対応付けて記憶されている広告対象区分情報は、広告提
    供者から提示され、広告効果を考慮して広告対象を特定
    した広告ターゲット属性であり、 広告データ管理装置から当該広告ターゲット属性が配信
    されて来た際に、広告データに対応付けて広告ターゲッ
    ト属性を記憶管理するようにしたことを特徴とする請求
    項4あるいは5記載の売上データ処理装置。
  7. 【請求項7】広告データを利用する利用者対応の売上デ
    ータ処理装置に記憶可能な最大記憶可能数分の広告デー
    タが広告データ管理装置から一括して配信されて来た際
    に、最大記憶可能数分の広告データを受信して記憶管理
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の売上デ
    ータ処理装置。
  8. 【請求項8】前記広告データ出力手段によって出力され
    た広告データの利用状況を広告別に記憶する利用状況記
    憶手段と、 この利用状況記憶手段の内容を広告データ管理装置側で
    集計処理させるために、広告別の利用状況を広告データ
    管理装置へ送信する送信手段とを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の売上データ処理装置。
  9. 【請求項9】顧客との商取引毎に、広告データを出力す
    る前記広告データ出力手段は、当該顧客に提供する印刷
    物あるいは顧客所有の携帯型記録媒体に対して広告デー
    タを出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の売上データ処理装置。
  10. 【請求項10】前記広告データ出力手段は、顧客との商
    取引毎に当該顧客に提供するレシート用紙に、そのレシ
    ートに印刷されている登録明細に続けて広告データを印
    刷出力してレシートを発行するようにしたことを特徴と
    する請求項9記載の売上データ処理装置。
  11. 【請求項11】広告主から提供された広告データを管理
    運用する広告サービス事業者側の広告データ管理装置に
    インターネットを介してネットワーク接続されてなり、 前記受信手段は、広告データ管理装置からインターネッ
    トを介して配信されて来た広告データを受信するように
    したことを特徴とする請求項1記載の売上データ処理装
    置。
  12. 【請求項12】コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムコードを有する記録媒体であって、 顧客との商取引の際に、入力された売上データを登録処
    理させるコンピュータが読み取り可能なプログラムコー
    ドと、 広告データ管理装置から配信されて来た広告データを受
    信させるコンピュータが読み取り可能なプログラムコー
    ドと、 受信した広告データを複数記憶管理させるコンピュータ
    が読み取り可能なプログラムコードと、 顧客との商取引毎に、複数の広告データの中からいずれ
    かの広告データを選択させるコンピュータが読み取り可
    能なプログラムコードと、 選択された広告データを顧客との商取引毎に出力させる
    コンピュータが読み取り可能なプログラムコードとを有
    する記録媒体。
JP2000077990A 2000-03-21 2000-03-21 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体 Pending JP2001265998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077990A JP2001265998A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077990A JP2001265998A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001265998A true JP2001265998A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18595462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000077990A Pending JP2001265998A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001265998A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002056268A1 (ja) * 2001-01-11 2004-05-20 株式会社デナロ 広告サービスの提供方法
JP2009053742A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Toshihito Sone 電子棚札、電子棚札システム、および電子棚札表示用プログラム
JP2010530816A (ja) 2007-06-04 2010-09-16 エヌ・シー・アール・コーポレイション 両面サーマル・プリンタの制御
JP2012084173A (ja) * 2012-01-14 2012-04-26 Toshihito Sone 棚札装置広告システム
JP2016010612A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 東芝テック株式会社 電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002056268A1 (ja) * 2001-01-11 2004-05-20 株式会社デナロ 広告サービスの提供方法
JP2010530816A (ja) 2007-06-04 2010-09-16 エヌ・シー・アール・コーポレイション 両面サーマル・プリンタの制御
JP2009053742A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Toshihito Sone 電子棚札、電子棚札システム、および電子棚札表示用プログラム
JP2012084173A (ja) * 2012-01-14 2012-04-26 Toshihito Sone 棚札装置広告システム
JP2016010612A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 東芝テック株式会社 電子棚札システム、携帯端末およびその制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001266257A (ja) 広告データ運用システムおよびそのプログラム記録媒体・伝送媒体
US7870019B2 (en) Method and system for providing promotions to a customer based on the status of previous promotions
US6961710B1 (en) Method for billing for advertisements printed on check-out receipts
JP2003058087A (ja) 広告依頼仲介サーバ、方法及びプログラム
JP4638450B2 (ja) 取引装置、伝票生成方法、及び、コンピュータプログラム
KR20040107715A (ko) 단문 메시지를 이용한 개인별 회계 관리 서비스 제공시스템 및 그 방법
KR20080050481A (ko) 광고를 인쇄 매체에 전후 관계를 고려하여 게재하는 방법
US20020062244A1 (en) Method and apparatus for interaffiliate marketing
JP2001265997A (ja) 広告データ運用システムおよびそのプログラム記録媒体・伝送媒体
US8571920B2 (en) Optimal list-price mechanism design for multi-level device click-through in targeted print or electronic communication
JP2013061903A (ja) クーポン提供システム、サーバ装置およびプログラム
JP3644493B2 (ja) ネットワークシステム、広告情報受付・掲載処理方法及びその方法を記録した記録媒体
JP2001265998A (ja) 売上データ処理装置およびそのプログラム記録媒体
JP5271847B2 (ja) 成約反映型広告システム
JP2001265999A (ja) 広告データ運用システムおよびそのプログラム記録媒体・伝送媒体
JP2004351720A (ja) レシートを用いた販売促進システム及びレシートを用いた販売促進方法
JP2003337690A (ja) 販売促進支援システムおよび販売促進支援方法、管理サーバ、印刷物利用情報入力端末、並びにプログラムおよび記憶媒体
US20060116928A1 (en) Distribution advertisement management system, method, computer-readable recording medium and computer data signal embedded in carrier
JP2002288514A (ja) 店舗通信システムおよび店舗通信方法
US20230281672A1 (en) Advertisement distribution system
JP2003337907A (ja) 販売促進支援システムおよび販売促進支援方法、検索エンジン、管理サーバ、画像形成装置、並びにプログラムおよび記憶媒体
JP2003285512A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2003050934A (ja) チラシその他の広告媒体サンプルの提供装置及び提供方法
JP2003006535A (ja) コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム及びコンテンツ配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005316579A (ja) 発券管理装置、発券管理システム、発券管理方法および発券管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060119

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219