JP3644493B2 - ネットワークシステム、広告情報受付・掲載処理方法及びその方法を記録した記録媒体 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗のキャッシュレジスタ、スーパーマーケット等のチェックカウンタ、銀行、証券会社、病院等の受付番号表発行装置等のいわゆるポイント・オブ・サービス（ＰＯＳ）端末装置で発行するレシート、受付番号表等に、広告、紹介、イベントの開催案内などの各種情報（以下広告情報と称する）を印刷する広告掲載システム及び掲載申込み受付及び掲載処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンビニエンス・ストア（コンビニと略すこともある）等において、表面あるいは、裏面にあらかじめ印刷された広告情報を有するレシート用紙を用いてレシート情報を印刷して広告情報を提供するＰＯＳ（Ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓａｌｅ）システムが用いられたり、店舗内に設けられた情報入力端末などから入力された広告等の情報を、レシート上に付加情報として印刷することのできるＰＯＳシステムが提案されている。前者の例では固定的な広告を長期間に渡って提供することに向いていて、後者は、地域的なイベント情報又は広告などを個々の地域住民に直接提供することができるものであり、個人のライフスタイルが多様化する中、近い将来、非常に有効な広告媒体になり得るものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の前者においては、既に印刷された用紙を用いているため固定的な情報が長期に渡って提供することに向いているが、逆に広告情報を変更するにはタイムラグが発生し、様々な広告をタイムリーに掲載したいニーズに答えられない。又、後者においては、広告掲載を希望する場合には、その申し込みをするために情報入力端末を設置してある店舗まで出向いて行き、情報入力端末を使用して広告掲載の申込み手続きをする必要があった。そのため、申込み手続きが面倒であった。加えて、申込みの手続きには、希望する広告情報を入力する必要であるので、例えば、画像情報を入力する場合などに、情報入力装置の能力により広告情報が制限されるという問題があった。さらに、広告申込みを受け付けるための情報入力端末の設置には、費用及び、設置スペースも必要となる。広告申込者の便宜を考えると、できるだけ多くの店舗に情報入力端末を設置することが望まれるため、これにかかる費用及びスペースはシステム導入者にとって大きな負担となる。
【０００４】
この発明は、かかる点に鑑み、近時普及してきたインターネットを通じて広告掲載の申込みを受け付け、その広告情報を申込者の希望するチェーン店などの支店（店舗を含む）又は広告情報配信サービスプロバイダへの加入店のＰＯＳ端末装置により印刷させるようにした広告掲載システム及び掲載申込みを受け付けて広告を掲載する方法を提供することを目的とする。
【０００５】
尚、この明細書では、支店とは銀行、証券会社等の各種組織の支店を含むほか、スーパーマーケット、デパート等の支店となる店舗、及びコンビニエンスストア（以下、コンビニと略称する）等の所定の契約により結ばれる系列店舗も含む概念として、使用する。また、ＰＯＳ端末装置とは、店舗で使用されるＰＯＳシステムに接続されるＰＯＳレジスタのみならず、チケットあるいは受付番号表等の発行装置、明細書を発行する自動預貯金機（ＡＴＭ）及び種々の印刷物を発行する発行装置を含むいわゆるポイント・オブ・サービスと呼ばれる広義のＰＯＳ概念におけるＰＯＳ端末装置として使用する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、下記の手段を提供するものである。本発明の第１の態様にかかるネットワークシステムは、インターネットを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、少なくとも印刷装置を有するＰＯＳ端末装置に接続されたＰＯＳシステムとを備えたネットワークシステムであって、サーバシステムにおいて、クライアントＰＣに送信するための広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを格納する手段と、クライアントＰＣの要求に応じて、格納された申込みフォームを含む申込みページをクライアントＰＣに送信する手段と、クライアントＰＣから返送された、申込みフォームに従って入力された広告情報を含む申込情報を受信して保存する手段と、申込情報中の広告情報を、クライアントＰＣにより指定されたＰＯＳシステムに配信する手段とを備え、配信を受けたＰＯＳシステムにおいて、広告情報の印刷を制御する手段を備えることを特徴とする。
【０００７】
この態様により、例えば自宅のＰＣからインターネットを介して、申込みのためのサーバシステムにアクセスして、申込みを行うことができるため、非常に簡単に広告掲載の申込みができるようになる。また、受け付けられた申込みの広告掲載データ等は、例えば、ＬＡＮ、ＷＡＮ、インターネット等を通じてＰＯＳシステムに配信されるので、必要な店舗に即座に配信でき、広告掲載を迅速に開始することができる。
【０００８】
本発明のネットワークシステムは、更に、サーバシステムにおいて、申込情報に基づいて、広告掲載の料金の金額を算出する手段と、求めた料金の金額を格納するとともに、申し込みをしたクライアントＰＣに送信する手段と、料金の支払いを確認する手段とを備えることを特徴とする。
【０００９】
この態様により、広告の地域、広告情報に応じた料金が即座にクライアントに把握できる。また、広告料金の支払い確認後に広告情報の配信が可能となる。
【００１０】
本発明のネットワークシステムは、それぞれ複数の支店もしくは加入店を有するチェーン店に対応して設置された複数のＰＯＳシステムを有することを特徴とする。
【００１１】
この態様により、異なるチェーン店であっても、クライアントＰＣから申し込まれた広告情報を同じように処理して、同様の印刷出力を得ることが可能である。
【００１２】
本発明のネットワークシステムに使用する申込みページは、複数の地域名の中から少なくとも１つの地域名を前記クライアントＰＣで指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする。この態様により、申込者は、ネットワーク上に接続された複数のＰＯＳシステムの中から、必要な地域のみを選択して広告できるので、非常に効果的な広告の掲載が可能である。また、どのような地域であってもネットワーク上であれば即座に必要データの配信が可能であり、極めて簡便かつ迅速に広告地域の指定とその地域での広告掲載の実行が可能となる。
【００１３】
本発明のネットワークシステムに使用する申込みページは、広告掲載可能な複数の支店名もしくは加入店名の中からクライアントＰＣで少なくとも１つの支店名もしくは加入店を指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする。この態様により、さらにピンポイントで、広告掲載地域の指定が可能であり、より経済的で効果的な広告が可能である。第３又は第４の態様のような、地域指定は、広告申込者だけでなく、広告サービス提供者にとっても、限られた広告スペースを効率的に使用することができるので、極めて有益である。
【００１４】
本発明のネットワークシステムに使用する申込みページは、広告情報を提供する対象者を指定することができることを特徴とする。本態様も、広告希望者にとって効果的な広告が可能となり、同時にサービス提供者にとっても広告スペースの効率的な利用が可能となる。
【００１５】
本発明のネットワークシステムは、ＰＯＳシステムに配信する手段が、センターコンピュータを介して配信することを特徴とする。通常ＰＯＳシステム等は、センターコンピュータにより複数のＰＯＳシステムが一括管理されている。従って、この場合にはサーバシステムからセンターコンピュータに所用のデータを配信し、そこから必要な各ＰＯＳシステムに配信するのが効率的な場合がある。
【００１６】
本発明のネットワークシステムは、ＰＯＳシステム又は前記センターコンピュータが、インターネットを介してサーバシステムに接続されたことを特徴とする。本態様では、ＰＯＳシステムが内部ネットワークで接続だけでなく、インターネットにより接続されている外部のＰＯＳシステムにも配送されることを明確にしたものである。インターネットを通じた外部への送信は、メールシステム又はＦＴＰなどを利用することにより送信可能となる。
【００１７】
本発明のインターネットを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、少なくとも表示装置及び印刷装置を有するＰＯＳ端末装置に接続されたＰＯＳシステムとを備えたネットワークシステムにおいて、サーバシステムにより、クライアントＰＣからの要求に応じて、広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを送信するステップと、クライアントＰＣから送付された、申込みフォームに従って入力された広告情報を含む申込情報を受信して記憶するステップと、申込情報に基づいて、広告のための料金の金額を算出するステップと、算出された料金の情報を含む支払い指定フォームを前記クライアントＰＣに送信するステップと、料金の支払いを確認するステップと、支払いの確認された広告情報をＰＯＳシステムに配信するステップとを実行させ、ＰＯＳシステムにより、受信した広告情報をＰＯＳ端末装置の表示装置もしくは印刷装置により出力するステップを実行させることを特徴とする広告情報受付・掲載処理方法である。
【００１８】
本発明の広告情報受付・掲載処理方法の料金の支払いを確認するステップは、クレジットカードの信用を確認するステップを含むことを特徴とするものである。このような信用の確認は、ＣＡＴシステム等の既存のシステムを利用可能である。
【００１９】
本発明の広告情報受付・掲載処理方法の広告情報を配信するステップは、申込情報で指定されたＰＯＳシステムに申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする。これにより、送信するＰＯＳシステムを限定可能であり、無駄な配信を防ぎ、コンピュータ負荷、回線負荷を減らすことが可能である。
【００２０】
本発明の広告情報受付・掲載処理方法の広告情報を配信するステップは、申込情報で指定された広告希望地域から対応するＰＯＳシステムを確定するステップと、当該確定したＰＯＳシステムに申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする。これにより、指定地域に正しく配信するものである。
【００２１】
本発明の広告情報受付・掲載処理方法の広告情報を配信するステップは、複数のＰＯＳシステムに接続されたセンターコンピュータを介して配信するステップであることを特徴とする。
【００２２】
本発明の広告情報受付・掲載処理方法の広告情報を配信するステップは、インターネットを介してＰＯＳシステムに申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする。
【００２３】
本発明のネットワークシステムは、インターネットを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、少なくとも印刷装置を有しレシートもしくはチケットを発行するＰＯＳ端末装置と接続され、サーバシステムにおいて、クライアントＰＣに送信するための広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを格納する申込みページ格納部と、クライアントＰＣの要求に応じて、申込みフォームを含む申込みページをクライアントＰＣに送信する受付管理部と、クライアントＰＣから返送された、申込みフォームに従って入力された広告情報を含む入力情報を受信して保存する記憶部と、申込情報中の広告情報を、前記クライアントＰＣにより指定された前記ＰＯＳ端末装置に配信する情報配信管理部とを有し、配信を受けた前記ＰＯＳ端末装置において、前記レシートもしくはチケット発行時に同時に前記広告情報の印刷を実行することを特徴とする。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【００２５】
図１は、本発明で使用するネットワーク・システムの一実施例を示す。図中、１は広告掲載の申込みを受け付ける受付・配信サーバシステムであり、２はセンターコンピュータである。センターコンピュータ２は、例えば、コンビニエンスストアなどのＰＯＳ端末装置を有する販売時点管理システム（以下ＰＯＳシステムと称する）に接続されて、ＰＯＳ端末装置から収集されるデータを一元管理するようなシステムを指している。尚、一般的には、店舗側の機器だけでなくセンターコンピュータ２をも含めて、全体をＰＯＳシステムと呼ぶこともあるが、本明細書では、上述のようにセンターシステムと切り離した支店側のシステムという意味で使用する。
【００２６】
３ａ〜３ｅはＰＯＳシステム（以下店舗ＰＯＳシステム３と称す）である。店舗ＰＯＳシステム３は、広告情報を掲載するレシート等を発行するＰＯＳ端末装置である店舗レジスタ（詳細は後述する）を管理するシステムである。４及び６はインターネット１０に接続されるサーバである。５ａ〜５ｅはクライアントＰＣ（以下、クライアントＰＣ５と略す）であり、広告の掲載を申し込む側のコンピュータシステムを意味する。
【００２７】
クライアントＰＣ５は、インターネット１０に接続されているサーバ４及びインターネット１０を経由して、受付サーバ１にアクセスする。クライアントＰＣ５は、個人のパーソナルコンピュータ（以下ＰＣと略す）であっても、企業等の組織のネットワークに接続されているコンピュータであってもよい。また、クライアントＰＣ５が接続されるサーバ４は、インターネット接続業者、いわゆるプロバイダであっても、クライアントＰＣ５の自社サーバであってもよい。
【００２８】
受付・配信サーバシステム１は、クライアントＰＣ５からの要求に応じて申込みフォームを送信する。クライアントＰＣ５は取得した申込みフォームに基づき、所定の申込情報と広告情報とを返信する。受付・配信サーバシステム１は、受信した情報を記憶するとともに、クライアントＰＣ５に対して手数料の支払いデータ（課金データ）を送信する。上記申込みフォームについては後に、詳しく説明する。
【００２９】
受付・配信サーバシステム１は、料金の支払い等を確認後、センターコンピュータ２等を介して、クライアントＰＣ５によって指定された店舗ＰＯＳシステム３に対して、広告情報及び管理情報等を配信する。尚、図示していないが、例えば、クライアント−サーバ・システム等のような社内ネットワークシステムを利用することにより、センターコンピュータ２を介さずに店舗ＰＯＳシステム３に対して直接配信することも可能である。管理情報としては、広告配信地域、対象者、期間あるいは発行枚数などの様々な管理情報が上げられる。
【００３０】
広告情報を受信した店舗ＰＯＳシステム３は、その店舗で発行するレシート等に本来の印刷事項（購入商品の清算金額等）に加えて受付・配信サーバシステム１から送信された広告情報を管理情報で指定された期間中、あるいは、指定された発行枚数分だけ印刷する処理を実行する。ここで、店舗ＰＯＳシステム３とは、コンビニエンスストア、デパート、スーパーマーケット、ショッピングモール等で使用するＰＯＳシステムを含むほか、銀行、証券会社等で使用される受付番号発行システム等の所定の印刷物を顧客に発行する各種システムを含んでいる。
【００３１】
受付・配信サーバシステム１は、受信した広告情報を含む広告関連情報をインターネット１０およびサーバ６を介して他の加入店システム７に配信することもできる。この場合、サーバ６はアプリケーション・サービス・プロバイダー（ＡＳＰ）と呼ばれるサービス業者によって運営され、加入店は在庫管理、財務、税務管理等の様々なサービスを受ける。このような加入店はいかなる業務形態のものでもよいが、例えば、医院、薬局、中・小規模商店などが対象となる。医院、薬局の場合には治療費及び入院費等を清算するレジスタ、受付順番に番号表を発行する受付番号発行装置、医師の処方箋に従って薬剤を提供する薬局のレジスタ等によりレシート、受付番号表などの印刷物が発行される。本発明では、以上のようなＰＯＳシステム、加入店システム等で使用されるＰＯＳ端末装置、レジスタ、受付番号表発行装置等を総称して、ＰＯＳ端末装置と称する。
【００３２】
加入店システムはさらに、大規模システムであってもよい。この場合には、例えば、受付・配信サーバシステム１からインターネット１０を介して、加入店のセンターコンピュータ８に広告関連情報が送信され、そこから各ＰＯＳシステムに配信されるように構成することもできる。これにより、複数の企業または組織のネットワークを通じて、膨大な数のＰＯＳ端末装置による広告掲載が可能となる。広告掲載提供サービスの付加価値がさらに高まることになる。
【００３３】
（受付・配信サーバシステム）
図２に受付・配信サーバシステム１の基本構造の一例を示す。ＷＷＷサーバ１１は、又、図示していないが種々のデータを記憶する記憶装置が装備されていて、ホームページ（図示せず）、その他のＷｅｂページ、更にはＷｅｂページに提供する情報を記憶しており、クライアントＰＣ５からの要求に応じてホームページその他のＷｅｂページをクライアントＰＣ５に送信する。クライアントＰＣ５はそのブラウザにより、ホームページを取得しすることができる。例えば、クライアントＰＣ５がホームページから広告掲載の申込みを希望したとする。例えば、ホームページ上の所定の箇所がクリックされると、ＷＷＷサーバ１１に申込みページの送信要求が出されるように設定しておくことにより、申込みページの送信要求が受付・配信サーバシステム１に送信される。ＷＷＷサーバ１１のサーバエンジン１２は、クライアントＰＣ５から申込みページの要求を受信すると、申込みページ１３をクライアントＰＣ５に送信する。
【００３４】
広告希望者が申込みページ１３にしたがって、氏名、メールアドレスなどの顧客管理情報や、広告を掲載したい時間帯、地域、店舗名等の広告管理情報等の所定の入力をし、更に広告情報を入力すると、クライアントＰＣ５は、これらの広告関連情報を受付・配信サーバシステム１に送信する。受付・配信サーバシステム１のＷＷＷサーバ１１はクライアントＰＣ５からの送信データを受信すると、そのデータを受付・配信管理サーバ２０等の他のサーバへ送出し、受付・配信管理サーバ２０は、必要に応じて所定の処理を行う。この場合にＷＷＷサーバ１１と受付・配信管理サーバ２０とのリンクは、ＣＧＩ（コモン・ゲートウェイ・インタフェース）等により可能となる。
【００３５】
クライアントＰＣ５からの広告情報として、文字データだけでなく、絵、写真などの画像データも受け付けることができる。画像データの受信方法には、どのような方法を使用してもよい。例えば、クライアントＰＣ５からメールの添付ファイルとして送信するようにして、メールサーバ１５で受信することも可能である。さらに、申込みページ１３にＦＴＰサーバ１６のＩＤとパスワードを含ませておき、ＦＴＰ（ファイル・トランスファー・プロトコル）により、申込みページ１３の操作によって、画像ファイルをＦＴＰサーバ１６へ自動的に送信させるようにしてもよい。
【００３６】
申込みページ１３の手順に従い入力されたデータは、受付・配信管理サーバ２０の受付管理部２１により、所定の処理が行われる。申込関連情報の顧客管理情報、広告管理情報は、それぞれ、顧客管理情報記憶部２３、広告管理情報記憶部２５に記憶され、広告情報は、掲載情報記憶部２４に記憶される。これらの記憶部２３〜２５は、データベースとして記憶されるのが好ましいが、ファイルその他の形態で記憶されてもよい。上記複数の記憶部に記憶され正式に登録された情報は、情報配信管理部２２によって管理され、情報の配信処理が実行される。
【００３７】
受付管理部２１は、広告情報の種類、量、発行枚数、広告期間、広告地域等から費用計算部で計算された広告費用を基に、ＷＷＷサ−バ１１を介して費用支払いページをクライアントＰＣ５に送信する。受付管理部２１は、所定の手数料が支払われたときに申込確定とみなし、各記憶部２３〜２５の記憶を正式登録する。所定の手数料が支払われると、受付・配信管理サーバ２０の情報配信管理部２２は、管理情報に従い、所定の複数の店舗ＰＯＳシステムに接続されたセンターコンピュータ２に広告情報及び広告地域、広告期間等広告に必要なデータを送信する。センターコンピュータ２は、それらのデータをクライアントＰＣ５から指定された地域のＰＯＳシステム、すなわち店舗ＰＯＳシステム３に送信する。この場合に、各店舗ＰＯＳシステムＡ〜Ｊのうち、Ａ店舗、Ｂ店舗、Ｄ店舗、Ｆ店舗のみに配信する等の指定が可能である。尚、図２においては、センターコンピュータに階層的に接続されている形態で示しているが、クライアント・サーバー・システムの形式で接続されていてもよい。またネットワークの形体は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）でもワイド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）でもよい。
【００３８】
受付・配信サーバシステム１と内部ネットワークによって接続されていない、外部の広告掲載サービスの加入店システム７，８がある場合には、インターネット１０を介して、広告に必要なデータを送信する。この送信には、加入店システム７、８から定期的にＦＴＰサ−バ１６にファイル転送を要求するようにしても、受付・配信サーバシステム１から、加入店システム７，８のＦＴＰサーバ（図示せず）に送信するようにしてもよい。さらにこれらの加入店システム７，８が、インターネット以外の通信回線により接続されている場合には、その通信回線を介して送信するようにしてもよい。これらの方法以外にも、メールシステムを利用して送信することも可能である。
【００３９】
情報配信管理部２２は、情報の配信処理に加えて、例えば管理情報の中で広告期間が設定されていれば、この管理情報に従って、広告掲載の中止の指示を行ったり、又発行枚数の設定がされていれば、センターコンピュータ２あるいは、加入店システムから定期的に実際に発行された回数などの情報を受け取り、これらを積算し発行枚数が申込み時点に指定された数に到達していれば、広告掲載の中止を指示する処理を実行する。
【００４０】
又、情報配信がセンターコンピュータ２に接続されているＰＯＳシステムのみに限定されている場合は、このような管理をセンターコンピュータ２に移管することも可能である。
【００４１】
（クライアントＰＣ）
図３及び図４にクライアントＰＣ５の例を示す。図３はクライアントＰＣ５の外観を示す図であり、図４はその機能ブロック図である。クライアントＰＣ５は、各家庭で使用される汎用のＰＣでも、企業内ＬＡＮに接続されているＰＣ等であってもよい。ここでは、家庭において使用されている汎用のＰＣを利用したクライアントＰＣ５を説明する。
【００４２】
ＰＣ本体３０には、その基本構成として、キーボード３１、マウス３２、表示機３４、ディスク３６及びモデム３７が接続されており、これらの他に、例えば、画像をビットイメージとして読み取ることのできるスキャナ３３、ＰＣ本体３０で処理したデータ及びビット情報を印刷するプリンタ３５等の各種装置が接続可能である。
【００４３】
ＰＣ本体３０の内部には、ＣＰＵ、メモリー、及び各種レジスタ（図示せず）が設けられており、汎用のオペレーティングシステム（以下ＯＳと称する）により、その基本動作が制御される。典型的な汎用ＯＳとして、ウインドウズ、マッキントッシュなどがある。これらのクライアントＰＣ５には、一般的に、各種ブラウザ３８が搭載されており、これにより、インターネット１０を経由して例えば、ＨＴＭＬ画面をＷＷＷサ−バ１１から取得し、表示機３４上に表示することが可能となる。また、インターネット接続関連のプログラムとして、電子メールソフト（メーラー）３９、ＦＴＰ（ファイル・トランスファー・プロトコル）用ソフト４０とが標準装備されている。
【００４４】
これらのブラウザ３８，メーラー３９、ＦＴＰ４０は汎用のＰＣシステムの付属ソフトとして、標準装備されている。したがって、これらを利用することにより、クライアントＰＣ５から、インターネット１０を介して、受付・配信サーバシステム１とデータの送受信が可能となる。
【００４５】
通常、家庭のクライアントＰＣ５からインターネット１０に接続するためには、電話回線を介してプロバイダに接続し、プロバイダの接続サービスを受ける必要がある。クライアントＰＣ５から電話回線に接続するためには、デジタル／アナログ変換等の必要のため、モデム３７を介して電話通信網に接続される。ＩＳＤＮを使用する場合は、図示していないがＤＳＵ（デジタル回線終端装置）及びＴＡ（ターミナルアダプタ）が必要となる。
【００４６】
以上の機能を標準的に装備するクライアントＰＣ５では、プロバイダのサーバ４を介して、受付・配信サーバシステム１にアクセスし、ＷＷＷサーバ１１からホームページ、広告申込みページ１３などを取得することができる。取得されたページは、ブラウザ３８により表示機３４に表示され、表示されたフォームなどに従いキーボード３１による入力、マウス３２によるポインティング入力が可能である。
【００４７】
必要な入力が完了した場合、または必要な情報の取得を希望する場合などに、受付・配信サーバシステム１から送信されてきた申込みページ１３等の指定された箇所をマウス３２によりポインティング入力をすると、その箇所に関連付けられたデータにより、受付・配信サーバシステム１に所定のデータの送信が行われる。このデータを受信した受付・配信サーバシステム１は、そのデータに従って、例えば、指定されたＷｅｂページを送信するなどの所定の処理を実行する。
【００４８】
クライアントＰＣ５では、スキャナ３３により、広告掲載用の絵または写真を読み取り、画像データとして、ディスク３６に記憶（本明細書においては、メモリーへの記憶、ディスク・ＣＤ等への記録も含め「記憶」の語を使用する）しておくことができる。記憶した画像データをさらに広告用に加工してファイル化しておくことも可能である。
【００４９】
（ＰＯＳシステム及び店舗レジスタ）
図５に店舗ＰＯＳシステム３の構成の例を示す。店舗ＰＯＳシステム３には店舗サーバ４１が設けられ、店舗ＰＯＳシステム３の店舗サーバ４１には複数のＰＯＳ端末装置５０ａ〜５０ｃ（以下ＰＯＳ端末装置５０と称す）が接続される。店舗サーバ４１は、必ずしも１つの店舗毎に１台づつ設けられる必要はなく、一定の地域毎に設けられてもよい。
【００５０】
店舗サーバ４１の各部は、ＣＰＵ４２によって制御される。店舗サーバ４１はインタフェース４４を介してセンターコンピュータ２と通信する。一方、店舗サーバ４１は、ＰＯＳ端末装置側インターフェース４５を介してＰＯＳ端末装置５０とも通信する。店舗サーバ４１は、センターコンピュータ２から送信された広告情報と特定条件を示す広告管理情報とをインタフェース４４を介してを受信し、これらをハードディスクなどの記憶装置４３に記憶する。記憶装置４３には、商品データベースを記憶することもできる。この場合、ＣＰＵ４２は、ＰＯＳ端末装置５０から送信された商品の識別番号をＰＯＳ端末装置側インターフェース４５を介して受信し、その商品の価格をレジスタ側インターフェース４５を介してＰＯＳ端末装置５０に送信する。
【００５１】
店舗サーバ４１は、インターフェース４４を介して、商品の販売状況をセンターコンピュータに送信し、また、センターコンピュータ２から、仕入計画、商品価格の更新情報のほか、顧客に寄らない掲載情報を得ることができる。さらに図示しないネットワーク・インターフェースを介して電話線などを用いたコンピュータ通信網に接続し、直接、受付・配信サーバシステム１と通信するようにすることも可能である。店舗サーバ４１は各種データの記憶部として機能し、ＰＯＳ端末装置５０と共働して広告情報印刷制御手段として機能する。
【００５２】
この例では、店舗ＰＯＳシステム３の構成を示したが、加入店システム７，８の場合には、インタフェース４４を介してセンターコンピュータ２に接続されるのではなく、プロバイダ等のサーバ６を介してインターネット１０に接続される（図１参照）。
【００５３】
図６に本発明のＰＯＳ端末装置５０の例として、コンビニエンス・ストアＰＯＳ端末装置５１を示す。ＰＯＳ端末装置５１は、オペレータ用キーボード５２、
プリンタ５３、情報選択装置５４等を有している。コンビニでは、顧客からの清算要求があると、まず顧客の年齢、性別等の顧客情報を入力している。これらのデータは、売り上げ分析等の営業戦略情報として、センターコンピュータ２に収集されて分析される。顧客情報の入力後、購入商品の商品登録が行われ、全ての商品登録が終わると、購入項目、合計金額、消費税が印字されたレシート７０がプリンタ５３から発行されて、顧客に渡される。
【００５４】
ここで、商品登録とは、商品に付されたバーコード等を読み込ませることにより、該当商品の価格を店舗サーバ４１の記憶装置４３から読み取り、購入商品の名称、価格、購入個数等を記憶装置４３またはＰＯＳ端末装置５１に記憶するとともに、在庫データからその購入された商品の個数を差し引く等の一連の処理をいう。
【００５５】
本発明で使用されるＰＯＳ端末装置５０はさらに、このレシート７０に広告情報を印刷することが可能であり、この広告掲載レシートを顧客に手渡すことにより広告を行うものである。
【００５６】
図６のＰＯＳ端末装置５１が従来のＰＯＳ端末装置と異なるのは、情報選択装置５４を有していることである。これは本発明に必須のものではないが、顧客に自分希望する広告情報を１つ又は複数選択させるための装置である。情報選択装置５４は表示部と入力部とを有しており、表示部に表示された情報リストの中から、希望する情報を入力部により選択できるように構成したものである。入力部は表示部の画面をタッチパネルとして構成しても、顧客用キーボード（図示せず）を設けるように構成してもよい。オペレータに、希望する情報の番号を伝えて、オペレータ用のキーボード５３から選択入力するようにしてもよい。具体的な処理の手順については後述する。
【００５７】
図７は、ＰＯＳ端末装置５１のさらに詳しい基本構成を示すブロック図である。ＰＯＳ端末装置５１では、ＣＰＵ６０にオペレータ用キーボード５２、プリンタ５３、情報選択装置５４、キャッシュドロワ５５、オペレータ用表示機５６、バーコードリーダ５７及びカードリーダ５８が接続されており、これらの各装置は、ＣＰＵ６０で制御されている。ＣＰＵ６０はインタフェース５９を介して、店舗サーバ４１と通信を行う。
【００５８】
プリンタ５３は、一般的にレシート専用プリンタが用いられるが、レシート用紙の表面、裏面のそれぞれに印刷可能なプリンタであれば、裏面に広告情報を印刷することも可能である。又、多色印刷可能なカラープリンタであれば広告情報をカラーで印刷してより広告の効果を上げることも可能である。
【００５９】
図６、図７では、ＰＯＳ端末装置５０としてコンビニのＰＯＳ端末装置を例に挙げて説明したが、金銭の登録とレシート７０の発行を行う装置であれば、病院の清算レジスタ、調剤薬局の清算レジスタであっても同様にＰＯＳ端末装置５０として使用可能である。
【００６０】
図８は、ＰＯＳ端末装置５０の他の例として、銀行、証券会社または病院等の受付番号発行装置６５を示している。通常、銀行、病院等では受付順番を待つために受付番号表を発行する。特に病院、銀行等では、自分の受付順番がくるまで比較的長い時間待たされることが多い。待たされている間、その地域に密着したイベント情報などが提供されると、興味を持って読んでもらえる可能性が高い。従って、このような受付番号表に広告を掲載するのは、非常に有効な広告手段となり得る。
【００６１】
このような受付番号発行装置６５においては、予め決められた広告情報のみを自動的に印字して発行するようにしてもよい。しかし、図８に示すように、受付番号表発行装置６５に、表示部６６とキーボード６７とを設けて、印刷を希望する情報を顧客に選択できるようにすることも可能である。また、表示部６６をタッチパネルにして、表示部から直接入力が可能な構成とすることにより、キーボード６７を省略することもできる。顧客は、表示部６６に表示された印刷可能な情報の中から、希望する情報を選択する。受付順番待ちの場合には、手持ち無沙汰であり時間的に余裕があるので、複数の選択を許容するようにするのが好ましい。
【００６２】
図８には、大規模表示機６８が示されている。これにより、待合室で順番を待っている人に、提供可能な情報があることをアピールすることができる。このような表示機６８を待合室内に設けておき、これをみて興味を持った人が、受付番号表発行装置６５、又はその他の印刷装置（図示せず）を使用することにより、希望する情報を入手可能となるように構成する。
【００６３】
（広告申込みの手続）
図９、図１０、図１１を用いて、クライアントＰＣ５から広告の掲載を申し込む手続きについて説明する。図９は、クライアントＰＣ５（以下クライアントＰＣ５と称す）と受付・配信サーバシステム１での広告掲載申込処理を説明するためのフローチャートであり、図１０は受付・配信サーバシステム１から送信される申込みページ１３の一例を示す図であり、図１１は清算処理ページ１４の一例を示す図である。
【００６４】
先ず、申込みページの概要を図１０を用いて以下に説明する。
８１は、広告掲載希望者の情報を取得するための入力欄であり、氏名、住所、電話番号、Ｅメールアドレス等の情報が入力される。８２は、広告管理情報の入力欄であり、広告配信を希望する地域、広告する期間、広告対象者、対象年齢、時間帯等の入力が求められる。広告地域についてはあらかじめ用意されたエントリーボックスの一種のプルダウンメニュー８４によって、地域の指定が可能に構成されている。対象年齢、時間帯も同様にプルダウンメニューによって選択可能に構成されている。広告情報の入力欄８３では、テキスト入力欄８５と画像入力欄８７によって、広告メッセージ、あるいは添付画像の入力が可能に構成されている。画像添付欄では、やはりプルダウンメニュー８６によって、クライアントＰＣ上のファイル名を指定できるように構成されている。又、その他にフォントサイズ、画像サイズ、カラー等が指定できる。カラー指定では、プリンタがカラー印刷可能でなくては意味がないが、今後カラーのレシートも登場すると考えられるので、広告したい店にカラープリンタがあるかどうかについても、広告掲載希望者に情報提供するメニューも準備しておくことも必要となってくる。
次に、広告掲載を申し込む手続きについて説明する。
【００６５】
（広告申込みの手続−(1)申込みページの送信と受信）
クライアントＰＣ５が受付・配信サーバシステム１のホームページを取得し、そのホームページから広告掲載の申込みをすると、クライアントＰＣ５のブラウザ３８が受付・配信サーバシステム１に対して広告申込みページを送信要求する（Ｓ１０１）。受付・配信サーバシステム１のＷＷＷサーバ１１は、広告申込みページの送信要求を受信すると（Ｓ２０１：Ｙｅｓ）、申込みページ１３をクライアントＰＣ５に送信する（Ｓ２０２）。ここでは、説明を簡単にするために、ＷＷＷサーバ１１内に申込みページ１３があり、ＷＷＷサーバ１１のみでクライアントＰＣ５に申込みページを送信するような形で記載している。しかし、実際には、クライアントＰＣ５による入力データを受付・配信サーバシステム１で受信する必要がある。これらの処理に対応するために、ＣＧＩ（コモン・ゲートウェイ・インターフェース）等により、ＷＷＷサーバ１１と他のサーバ１５，１６，２０上の他のプログラムとの連係処理が可能になるような関連付けが行われて、申込みページ１３がクライアントＰＣ５に送信される。
【００６６】
受付・配信サーバシステム１から送信された申込みページ１３をクライアントＰＣ５が受信すると（Ｓ１０２）、クライアントＰＣ５のブラウザ３８は、申込みページ１３を表示機３４に表示する。図１０はその表示画面の一例である。
【００６７】
（広告申込みの手続−(2)申込みページへの入力と入力データの送信）
申込顧客は、申込みページ１３が表示されるとそのフォームに従い所定の入力をする（Ｓ１０３）。尚、この申込みページ１３は例示であり、この他の入力を要求しても、入力項目の１部を削除してもよい。
【００６８】
まず、申込顧客は、画面に表示されている申込みページ１３のフォームに従って、名前、住所、電話番号、Ｅ−メールアドレスなどのお客様情報８１を入力する。Ｅ−メールアドレスは、広告掲載サービス提供者からの各種連絡に利用する。典型的な例としては、申込みの確認のための連絡、料金の請求書及び領収書の送付などがある。
【００６９】
次に、広告管理情報８２を入力する。広告管理情報８２としては、例えば、広告掲載地域の指定、広告期間の指定、を希望する旨、広告対象者の指定などがある。広告掲載地域については、個別の店舗名で指定することを許容してもよいし、所定の地域に区割しておきその中から選択するようにしてもよい。このような店舗の指定、地域の指定は、エントリーボックス８４をポインティング（マウスのポインターで指定すること）することにより、選択可能な店舗又は地域を列挙した選択ボックスが現れるようにすることが好ましい。又、広告する店舗を指定した場合、公告期間の代わりに、広告付きのレシート発行枚数を指定することも可能である。
【００７０】
また、広告対象者とは、レシートを受け取る顧客をいい、広告の種類によってその広告が掲載されたレシートを渡す対象者を絞り込むことにより、より効率的に、広告を掲載できる。これは広告申込者、及び広告掲載提供サービス者の双方にとって有益である。広告申込者にとっては、ターゲットを絞り広告情報が提供されるために広告ヒット率が高くなるというメリットがある。他方、広告サービス提供者からは、ターゲットが絞り込まれることにより、広告掲載スペースを有効利用できるというメリットがある。すなわち、本発明にかかる広告媒体は、レシートまたは受付番号表等のように非常に限られたスペースだけしか利用できないため、広告掲載スペースの有効利用は極めて重要である。提供するターゲット顧客が指定されると、それ以外のターゲット顧客に対しては、別の広告情報を掲載できるスペースが確保できるので、広告スペースを有効利用することが可能となる。
【００７１】
ただし、このような広告対象者を指定は、各店舗ＰＯＳシステム３によってできる場合とできない場合がある。すなわち、オペレータが顧客を見て、ＰＯＳ端末装置５０から、その年齢層、性別を入力するような操作処理を行っている店舗のみにこのような指定が可能となる。この制限事項は、申込時点で広告掲載申込者に告知しておく必要がある。図１０で広告対象者の欄に「（制限有）」の記載があるのはそのことを示している。ここをクリックすることにより、制限事項、制限地域、制限のある店舗など表示するように構成してもよい。
【００７２】
これらの入力が終わると、次に広告情報８３の入力を行う。例えば、テキスト文の入力を行う。テキスト文入力ボックス８５に、囲碁大会のイベント情報を広告する場合の入力例を示している。このように実際に表示したい形式で入力するようにしてもよいし、所定の規則に従って、実際の表示形式を指定させてもよい。広告情報８３は、画像情報であってもよい。その場合には画像入力ボックス８７で指定する。画像の添付は、例えば、画像入力部分のエントリーボックス８６をポインティングすることにより、ファイル・ディレクトリを表示させるようにして、予め作成しておいたファイルを添付するように構成することが好ましい。
【００７３】
添付した画像ファイルを受付・配信サーバシステム１に転送するには、種々の方法が可能であるが、ここでは、ＦＴＰを利用する方法と、メールを利用する方法を例示する。ＦＴＰによる場合には、画像入力ボックス８７と受付・配信サーバシステム１のＦＴＰサーバ１６のＩＤ及びパスワードとをリンクさせておき、画像入力ボックス８７に添付されたファイルをＦＴＰサーバ１６に送信するようにする。メールによる場合でも、画像入力ボックス８７と受付・配信サーバシステム１のメールアドレスとをリンクさせておき、画像入力ボックス８７に添付されたファイルを、メールの添付ファイルとして送信する。その他、この申込みページ１３にＦＴＰサーバ１６のＩＤ及びパスワードを開示するとともに申込者ＩＤを割り当てておき、この申込みページ１３とは別の手続きとして申込者が独自にＦＴＰソフトにより、ファイル転送するようにしてもよい。同様に、受け付けサーバ１のメールアドレスを開示しておき、この申込みページ１３とは別の手続きでメールに添付して送信するようにしてもよい。
【００７４】
次に、広告情報となる入力したテキスト文のフォントサイズを指定する。この場合にも選択ボックスを表示させるようにすることが好ましい。また、画像の場合には、その表示サイズの指定をすることができるようにすることもできる。この場合にも、選択ボックスで、所定の大きさを選択させるようにすることができる。最後にテキスト文のフォントの色、画像の色の指定を選択させることも可能である。例えば、モノクロ、カラー印刷、特定の色指定等を選択ボックスで指定させることができる。以上の入力操作が終了すると、入力データは申込情報及び広告情報として受付・配信サーバシステム１に送信される（Ｓ１０４）。
【００７５】
（広告申込みの手続−(3)申込情報と広告情報の受信と清算処理）
受付・配信サーバシステム１がクライアントＰＣ５から送信された申込情報と広告情報（以下申込情報等と称す）を受信すると（Ｓ２０３：Ｙｅｓ）、申込情報等は夫々の情報に応じて顧客管理記憶部２３、掲載情報記憶部２４、広告情報管理部２５により記憶される（Ｓ２０４）。この段階では、広告費用の支払い手続きが完了していないので、一時的な記憶にとどまる。
【００７６】
次に、広告の費用を計算するための、課金計算処理が行われる（Ｓ２０５）。課金計算処理は、広告管理記憶部２５に記憶されている広告掲載期間、あるいは広告出力枚数、及び広告掲載地域、広告対象者等の管理データ並びに掲載情報記憶部２４に記憶されている広告情報が画像であるか、テキスト文であるか、カラー表示であるか等の条件を基にして、費用計算手段２６により算出される。課金計算処理が完了すると、ＷＷＷサ−バ１１はクライアントＰＣ５に対して、広告料金を含めた清算処理ページ１４を送信する（Ｓ２０６）。
【００７７】
クライアントＰＣ５は、清算処理ページ１４を受信すると（Ｓ１０５）、その入力指示フォームに従って入力することにより、広告料金の支払い方法を指定するとともに所定の入力をする（Ｓ１０６）。図１１に清算処理ページ１４の一例を示している。まず、支払い方法として、クレジットカードか、現金かをエントリーボックス９０又は９１で指定する。クレジットカードを指定した場合には、クレジット番号を入力ボックス９２に入力する。クレジット番号は、暗号化して送信するようにすることが好ましい。この暗号化には、例えば、公開キー方式を採用することができる。
【００７８】
現金支払いが選択された場合には、入力ボックス９３により、支払い場所を指定する。この場合、図１１に記載されているように、エントリーボックス９４をポインティングすることにより選択ボックス９５を開き、現金書留による郵送、最寄りのコンビニ等の店舗または銀行での支払い、または小切手等による支払い等の複数種類の支払い方法が選択できるようにすることが望ましい。清算処理情報の入力が完了すると、クライアントＰＣ５は清算処理情報を受付・配信サーバシステム１に送信する（Ｓ１０７）。
【００７９】
受付・配信サーバシステム１が清算処理情報を受信すると（Ｓ２０７：Ｙｅｓ）、受付・配信管理サーバ２０の受付管理部２１により、クレジットカードの支払いか現金支払いかが確認される（Ｓ２０８）。カード支払いの場合には、ＣＡＴシステム等によりクレジットカードの有効性を確認する（Ｓ２１０）。カードが有効であれば（Ｓ２１１：Ｙｅｓ）、支払い手続処理をし（Ｓ２１２）、広告申込みの正式登録をする。これにより、受付・配信管理サーバ２０の各記憶部２２〜２５の記憶に、広告申込みを正式に受け付けたものとして登録する（Ｓ２１３）。その後メールサーバ１５よりカード支払い明細書と領収書を送信し（Ｓ２１４）、処理は図１２のＡに分岐し、センターコンピュータ２又は加入店システム７、８への広告情報等の送信処理が行われる。
【００８０】
カードの有効性の確認により（Ｓ２１０）、カードが有効でないことが判明すると（Ｓ２１１：Ｎｏ）、申込手続きの取り消し処理が行われる（Ｓ２１５）。申込みの取り消し処理では、受付・配信管理サーバ２０の各記憶部２２〜２５の記憶を消去すること、及びＥ−メールで申込みを取り消した旨の連絡をする等の処理が行われる。カードが有効でない場合でも、申込みを取り消さず、クライアントＰＣ５にカードが有効でなかった旨を連絡して、他の支払い方法を選択させるようにしてもよい。
【００８１】
カード以外の支払いの場合には（Ｓ２０８：Ｎｏ）、支払処理及び支払い確認を待つための処理を行う（Ｓ２０９）。具体的には、Ｅメールにより支払い請求書を送信する。申込顧客に送付する支払い請求書は、ＦＴＰでダウンロードを選択させることも可能である。
【００８２】
広告申込者は、その支払い請求書に基づいて、最寄りの店舗（コンビニエンス・ストア等）の店舗等で支払いを行う。最寄りの店舗で支払いが完了すると、当該店舗ＰＯＳシステム３から支払い完了の通知がセンターコンピュータ２を介して又は図示していない社内ネットワークを通じて、受付サーバ２０に送信される。また、郵送または小切手等の入金があったときにも同様にセンターコンピュータ２を介してまたは他のシステムから社内ネットワーク（図示せず）介して受付・配信管理サーバ２０へ通知が送信される。受付・配信管理サーバ２０は、申込みに対する支払いである旨を記録して、支払いの完了の通知があるまで、当該申込みの処理は停止する。
【００８３】
（広告申込みの手続−(4)広告情報等のＰＯＳシステムへの配信）
図１２を用いて受付・配信サーバシステム１の受付・配信管理サーバ２０から店舗ＰＯＳシステム３への広告情報等の配信処理について説明する。図１２は、受付・配信サーバシステム１からセンターコンピュータ２を介して店舗ＰＯＳシステム３へ広告情報等を配信する処理を示すフローチャートである。
【００８４】
手数料等の支払いが完了すると、店舗ＰＯＳシステム３等から支払い完了通知が受付管理サーバ１に送信される。支払い完了通知を受け場合（Ｓ２２０）、またはクレジットカードの支払いの場合（図９の分岐Ａ）には、受付・配信管理サーバ２０は、その広告申込みは、広告指定地域に加入店システム７，８を含んでいるかどうかを確認する（Ｓ２２１）。加入店システム７，８を含まない場合には、受付・配信管理サーバ２０は、はセンターコンピュータ２に広告情報等を送信する（Ｓ２２２）。センターコンピュータ２は、広告情報を受信すると（Ｓ２５０）、広告情報等の中から広告指定地域情報を確認して、配信すべき店舗ＰＯＳシステム３を抽出し（Ｓ２５１）、該当する店舗ＰＯＳシステム３に広告情報等を配信する（Ｓ２５２）。広告情報等を受信した店舗ＰＯＳシステム３の店舗サーバ４１は（Ｓ３００）、記憶装置４３に広告情報及び広告管理情報を記憶する（Ｓ３０１）。
【００８５】
これにより、店舗ＰＯＳシステム３では、ＰＯＳ端末装置５０により、レシート等に広告情報を印刷する準備が完了する。また、広告管理情報に基づいて、広告期間、広告時間帯あるいは広告出力枚数等の限定条件が受付・配信管理サーバ２０で管理される。広告期間については、受付・配信管理サーバ２０で管理するように構成しても、店舗サーバ４１と受付・配信管理サーバ２０とで２重に管理するようにしてもよい。すなわち広告の期間については、それぞれのサーバが、日付情報を持っているのでそれぞれで管理できる。
【００８６】
しかしながら、広告出力枚数については、それぞれの店舗サーバあるいはセンターコンピュータでは総出力枚数が把握できないので、受付・配信管理サーバ２０によって管理することになる。広告地域に加入店システム７を含む場合には、インターネット１０及びサーバ４を介して加入店システム７に送信される（Ｓ２２３）。送信には、ＦＴＰ等のファイル送信プロトコルを使用することができる。センターコンピュータを有する加入店システム８（図1参照）の場合には、センターコンピュータ２から店舗ＰＯＳシステム３への配信と同様の処理を行う。
【００８７】
（会計処理及び広告情報の印刷処理−（１）固定された選択入力表示）
図１３を用いて、広告情報の印刷を説明する。図１３は、図６に示すＰＯＳ端末装置５１をＰＯＳ端末装置５０として使用する店舗ＰＯＳシステム３において、会計情報が入力され、これと掲載情報とがレシートに印刷されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【００８８】
顧客がＰＯＳ端末装置５１で購入商品の清算（会計処理）を依頼すると、オペレータ（店員）は、最初にその顧客の性別、年齢層等の顧客情報をキーボード５３から入力し、ＰＯＳ端末装置５１のＣＰＵ６０はその入力を受け付ける（Ｓ４００）。次にＣＰＵ６０は、情報選択装置５４に所定の広告情報リストを表示して選択入力を可能にする（Ｓ４０１）。
【００８９】
図１５に情報選択装置５４に表示される広告情報リストの表示例を示す。情報選択装置５４の表示画面７５の最上段には、精算額表示７６が表示されている。精算額は、購入商品が商品登録される度に累積された積算金額が表示される。図中の７７は広告情報リストである。本例では(1)〜(7)の情報が示されている。顧客はこの中から希望の情報を１個又は複数選択することができる。選択入力には種々の方法が可能であるが、本例では、表示画面をタッチパネルで構成し、このリスト表示のマトリックスの一つを触るとその情報が選択されるように構成されている。
【００９０】
図１３の処理フローに戻る。ステップＳ４０１の後、ＣＰＵ６０は、バーコードリーダ５７とキーボード５２により商品の識別情報と商品の個数の情報の入力を受け付け（Ｓ４０２）、この識別情報をインタフェース５９を介して店舗サーバ４１に送信する（Ｓ４０３）。
【００９１】
店舗サーバ４１は、インタフェース４５を介して商品の識別情報を受信すると（Ｓ３１０）、記憶装置４３に記憶された商品データベースからその商品の価格を検索し（Ｓ３１１）、この価格情報をインタフェース４５を介してＰＯＳ端末装置５１に送信する（Ｓ３１２）。その後、購入商品の商品登録処理を行い（Ｓ３１３）、再び次の商品登録処理を待つ（Ｓ３１０）。
【００９２】
ＰＯＳ端末装置５１は、インターフェース５９を介して商品の価格情報を受信し（Ｓ４０４）、価格情報をオペレータ用表示機５６及び情報選択装置５４又は顧客表示部（図示せず）に表示する（Ｓ４０５）。
【００９３】
さらに、商品の識別情報の入力が終わりか否かを調べる（Ｓ４０６）。たとえばキーボード５２の「合計」ボタンをオペレータが押圧操作することにより、商品の識別情報の入力が終わることになる。
【００９４】
入力が終わりでない場合（Ｓ４０６：Ｎｏ）、ステップＳ４０２に戻る。一方、商品の識別情報の入力が終わった場合（ステップＳ４０６：Ｙｅｓ）、ＣＰＵ６０は、顧客が情報選択装置５４により情報の選択をしたかどうかを確認し（Ｓ４０７）、選択していたら、選択入力情報をインタフェース５９を介して店舗サーバ４１に送信する（Ｓ４０８）。
【００９５】
店舗サーバ４１は、インタフェース４５を介して、選択入力情報を受信すると（Ｓ３２０：Ｙｅｓ）、インタフェース４５を介して指定された掲載情報をＰＯＳ端末装置５１に送信する（Ｓ３２１）。ＰＯＳ端末装置５１のＣＰＵ６０は、インタフェース５９を介して広告情報を受信する（Ｓ４０９）。
【００９６】
次に、ＰＯＳ端末装置５１は、ステップＳＳ４０９において受信した広告情報と、ステップＳ４０２〜Ｓ４０５において生成した会計情報とを合成して印刷情報を生成し（Ｓ４１０）、プリンタ５３によりレシートとして印刷して（Ｓ４１１）、本処理を終了する。具体的には、レシートに掲載情報用の印刷領域を用意しておき、当該部分に掲載情報を嵌め込んで印刷したり、掲載情報を印刷した後で会計情報を印刷するなどの合成方法が考えられる。
【００９７】
図１６〜図１９にレシート又は受付番号表の印刷例を示す。
【００９８】
図１６は、会計処理データの下に広告情報を印刷したレシートの例を示す図である。図１７は、同じく会計情報の下に広告情報を印刷したレシートであるが、複数の広告情報を縮小印刷した例を示している。このように、複数選択を許容するとともに縮小印刷することも可能である。
【００９９】
図１８は、レシートの上部に広告情報を印刷をした例であり、図１９は受付番号表に広告掲載印刷をした例である。
【０１００】
（会計処理及び広告情報の印刷処理−（2）顧客の選択なし）
図１３では、情報選択装置５４により、顧客に希望する情報を選択させる構成としたが、顧客に広告情報の選択をさせないで、自動的に所定の情報を印刷させることも可能である。このような構成では、顧客の選択を待つ必要がないので、処理が早くなるという利点を有する。特に受付番号表発行システムでは有効である。
【０１０１】
ＰＯＳ端末装置５１でも、顧客の性別、年齢層、職業などの顧客情報の入力情報に応じて、店舗サーバ４１により最適な広告情報を選択して印刷させるようにすることも可能である。例えば、店舗サーバ４１のＣＰＵ４２に、記憶装置４３に登録された広告対象者情報と顧客情報を対比させて、広告対象者情報と顧客情報が一致した情報を印刷させるように構成することにより最適情報の選択を行わせることができる。
【０１０２】
なお、満たされる特定条件が複数ある場合には、乱数や採用された回数などに応じて適宜いずれかの特定条件を１つ選択することができる。
【０１０３】
（会計処理及び広告情報の印刷処理−（3）顧客情報に合わせて選択リストを変更する）
次に、図１４を用いて、顧客の選択可能情報のリストを、顧客層に応じて変更するようにした処理について説明する。図１４は、図１３におけるＰＯＳ端末装置５１のステップＳ４００及びＳ４０１に変わる処理ステップを示しており、店舗サーバ４１では、図１３には無い新たな処理を示している。
【０１０４】
顧客が清算を依頼したときにオペレータの入力する顧客情報をＣＰＵ６０が受け付けるのは、図１３の処理と同じである（Ｓ４００）。顧客情報を受け付けると、ＣＰＵ６０はインタフェース５９を介して店舗サーバ４１に顧客情報を送信する。店舗サーバ４１はインタフェース４５を介して顧客情報を受信すると（Ｓ３３０：Ｙｅｓ）、その顧客情報が満たす広告掲載条件を有する広告情報（選択リスト）を検索する（Ｓ３３１）。
【０１０５】
検索が終了すると、検索によって抽出した選択可能な掲載情報のリストをインタフェース４５を介してＰＯＳ端末装置５１に送信する（Ｓ３３２）。店舗サーバ４１から選択リストを受信したＰＯＳ端末装置５１は（Ｓ４３１）、選択リストを情報選択装置５４に表示し、顧客の選択入力を可能にする（Ｓ４３２）。この後は分岐Ｃにより図１３のステップＳ４０２以降の処理を行う。
【０１０６】
これにより、広告対象者に適した広告情報のみを選択リストとして表示するので、より適切な広告情報の提供が可能となる。
【０１０７】
尚、以上の説明では、インターネットを通じて不特定多数の者が受付サーバにアクセスし、申込みをすることができるシステムを説明したが、会員のみの申込みを受け付けるように構成することもできる。
【０１０８】
図２０は、図１０に示した広告掲載の申込みページの広告管理情報部分の他の実施例を示している。
【０１０９】
先ず、チェーン店名選択部２２０では、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどのチェーン店の中で、この広告配信サービスに加入しているチェーン店が表示され、エントリーボックスの一種のチェックボックス２２１、２２２、２２３、２２４によって、広告情報を配信したいチェーン店が選択できる。この選択用のエントリーボックスチェックボックスは複数同時に指定可能に構成しても良い。
【０１１０】
地域指定選択部２３０では、一例として県単位指定か、地方単位指定かをエントリーボックスの一種のチェックボックス２３１、２３２で選択でき、更にその県名、あるいは地方名がエントリーボックスの一種のブルダウンメニュー２３２、２３４から指定できる構成となっている。更に、県を指定すると、その中の市、町、村が同様にプルダウンメニュー２３５、２３６から指定できる構成となっている。この市、町、村指定は複数選択可能に構成されている。
【０１１１】
店舗指定選択部２４０では、エントリーボックス２４１、２４２によって、地域内の全店舗か、個別店舗か選択可能となっている。個別ボックス２４１を選択すると、プルダウンメニュー２４３、２４４、２４５により複数の店舗が指定可能な構成となっている。これらの店舗名は、あらかじめＷＷＷサーバの中に、広告可能な店名がデータとして登録されて、クライアントＰＣからのリクエストに応じてこれらの中から店舗名が転送され表示される。
【０１１２】
広告限定選択部２５０では、期間限定か、発行枚数限定かをエントリーボックスの一種のチェックボックス２５１、２５２によって選択可能な構成となっていて、期間限定チェックボックス２５１が選択されると期間入力２５３へカーソルが移動しこの入力が終了するまで次のステップには進めないように構成されている。発行枚数限定チェックボックス２５１が選択されると、発行枚数入力ボックス２５４に枚数を入力して管理情報入力が完成する。このエントリーボックス２５４は、プルダウンメニュー２５５も用意されていて、例えば１万枚、１０万枚などの指定が容易にできるように構成されている。
【０１１３】
これらの入力情報は、入力完了エントリーボックス２６０にチェックが入れられると、センターコンピュータに転送される。これにより指定されたチェーン店、店舗への情報配信が管理される。また発行枚数を指定している場合は、それぞれの店舗での発行枚数がセンターコンピュータ２で積算され、指定された枚数に到達すると広告の印刷出力は停止される構成となる。
【０１１４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るシステム又は方法によれば、ネットワークを介して、広告配信を希望する人がインターネットにアクセス可能なＰＣを用いて、このシステムに接続されているコンビニエンス・ストア、あるいはスーパーマーケット等で発行されるレシート、あるいはチケット上に広告掲載をするための申込みが可能となった。又、本発明によれば、極めて迅速かつ簡易に、広告掲載の申込みをすることが可能となった。又、本発明によれば、広告したい地域、あるいは店舗数、あるいは広告したい出力枚数に応じて広告する手数料がリアルタイムで算出され、広告掲載をしたい希望者は、掲載する内容に応じて、地域、店舗等の掲載対象を選択しながら、手数料を確認した後に決定ができるので、安心して広告申込みが可能である。
【０１１５】
更に、本発明によると、すでに張り巡らされているコンビニエンスストア、チェーンストア等の各種店舗網を利用することにより広告情報の配信を効率的に行うことが可能となり、タイムリーな広告情報の更新も容易である。
更に又、広告掲載のフォームに、広告掲載をしたい地域、チェーン店名を指定するエントリーボックスを用意したため、掲載申込者は、容易に掲載したい地域、店舗名の特定も可能となり、また、極めて短期間の広告から、ピンスポットの広告まで、ユーザーニーズに木目細かく対応できる広告の掲載システムの提供が可能となった。
【０１１６】
更に又、チェーン店、コンビニエンス・ストア等の、ネットワークに加入していない店舗であっても、広告情報を配信するサービス提供会社と契約することによって、広告情報の提供を受け、レシートに広告の印刷が可能であり、このようなサービスによって、その店舗の魅力を高めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明で使用するネットワークの一実施例を示す図である。
【図２】 受付・配信サーバシステム１の基本構造の例を示す図である。
【図３】 クライアントＰＣ５の外観を示す図である。
【図４】 クライアントＰＣ５の機能ブロック図である。
【図５】 店舗ＰＯＳシステム３の構成の１例を示す図である。
【図６】 ＰＯＳ端末装置５０の例として、コンビニエンス・ストアのＰＯＳ端末装置５１を示す図である。
【図７】 ＰＯＳ端末装置５１の基本構成を示すブロック図である。
【図８】 ＰＯＳ端末装置５０の他の例として、銀行、証券会社または病院等の受付番号発行装置６５を示す図である。
【図９】 クライアントＰＣ５と受付・配信サーバシステムでの広告掲載申込処理を説明するためのフローチャートである。
【図１０】 受付・配信サーバシステム１から送信される申込みページ１３の１例を示す図である。
【図１１】 清算処理ページ１４の１例を示す図である。
【図１２】 受付・配信サーバシステム１からセンターコンピュータ２を介して店舗ＰＯＳシステム３へ広告情報等を配信する処理を示すフローチャートである。
【図１３】 図６に示すＰＯＳ端末装置５１をＰＯＳ端末装置５０として使用する店舗ＰＯＳシステム３において、会計情報が入力され、これと掲載情報とがレシートに印刷されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【図１４】 図１３におけるＰＯＳ端末装置５１側のステップＳ４００及びＳ４０１に変わる処理ステップを示すフローチャートである。
【図１５】 情報選択装置に表示される広告情報リストの表示例を示す図である。
【図１６】 会計処理データの下に広告情報を印刷したレシートの例を示す図である。
【図１７】 会計情報の下に複数の広告情報を縮小印刷したレシートの例を示す図である。
【図１８】 レシートの上部に広告情報を印刷した例を示す図である。
【図１９】 受付番号表に広告掲載印刷をした例を示す図である。
【図２０】 広告管理情報の申込みページの他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
１ 受付・配信サーバシステム
２ センターコンピュータ
３ ＰＯＳシステム
４ サーバ
５ クライアントＰＣ
６ 加入店側サーバ
７ 加入店システム
８ 加入店センターコンピュータ
１０ インターネット
１１ ＷＷＷサーバ
１３ 申込みページ
１４ 清算処理ページ
１５ メールサーバ
１６ ＦＴＰサーバ
２０ 受付管理サーバ
３０ ＰＣ
３１ ＰＣきーボード
３２ マウス
３３ スキャナ
３４ ＰＣ表示機
３８ ブラウザ
３９ 電子メール用ソフト
４０ ＦＴＰ用ソフト
４１ 店舗サーバ
４３ 店舗サーバ記憶装置
５０ ＰＯＳ端末装置
５１ ＰＯＳ端末装置
５２ ＰＯＳ用キーボード
５３ プリンタ
５４ 情報選択装置
６５ 受付番号発行装置
６６ 表示部
６８ 大型表示機
７０ レシート
７１ 受付番号表
７５ 表示画面
７６ 清算金額表示
７７ 広告情報選択表示

Claims (22)

1. 以下の手段を備えることを特徴とする、ネットワークを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、前記ネットワークを介して接続可能な少なくとも印刷装置を有する少なくとも１つのＰＯＳ端末装置と接続された少なくとも１つのＰＯＳシステムとを備えたネットワークシステム。
   （ａ）前記サーバシステムに設けられ、クライアントＰＣに送信するための広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを格納する手段
   （ｂ）前記サーバシステムに設けられ、前記クライアントＰＣの要求に応じて、格納された前記申込みフォームを含む申込みページをクライアントＰＣに送信する手段
   （ｃ）前記サーバシステムに設けられ、前記クライアントＰＣから返送された、前記申込みフォームに従って入力された広告情報及び管理情報を含む申込情報を受信して、申込情報に基づいて、広告掲載の料金の金額を算出する手段
   （ｄ）前記サーバシステムに設けられ、算出された前記料金の金額情報を格納するとともに、広告掲載の申し込みをした前記クライアントＰＣに送信する手段
   （ｅ）前記サーバシステムに設けられ、前記料金の支払いを確認して、前記申込情報を保存する手段
   （ｆ）前記サーバシステムに設けられ、保存された前記申込情報中の広告情報を前記クライアントＰＣにより指定された前記ＰＯＳシステムに配信する手段
   （ｇ）前記ＰＯＳシステムに設けられ、受信した前記広告情報を前記ＰＯＳシステムの前記印刷装置により印刷するべく制御する手段
2. 前記ネットワークシステムは、それぞれ複数の支店もしくは加入店を有するチェーン店毎に対応して設置された複数のＰＯＳシステムを有することを特徴とする請求項１に記載のネットワークシステム。
3. 前記申込みページは、前記複数の支店もしくは加入店が設置された複数の地域名から前記クライアントＰＣで少なくとも１つの地域を指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のネットワークシステム。
4. 前記申込みページは、広告掲載可能な１つまたは複数のチェーン店をクライアントＰＣで指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載のネットワークシステム。
5. 前記申込みページは、広告掲載可能な複数の支店名もしくは加入店名からクライアントＰＣで少なくとも１つの支店名もしくは加入店名が指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載のネットワークシステム。
6. 前記申込みページは、広告掲載をする限定条件を指定可能なことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載のネットワークシステム。
7. 前記申込みページは、前記限定条件の１つの広告掲載をする期間を指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項７に記載のネットワークシステム。
8. 前記申込みページは、前記限定条件の１つの広告掲載をする用紙の印刷出力枚数を指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項６に記載のネットワークシステム。
9. 前記申込みページは、前記限定条件の１つの広告掲載をする一日の内の時間帯を指定可能なエントリーボックスを含むことを特徴とする請求項６に記載のネットワークシステム。
10. 前記申込みページは、広告情報を提供する対象者を指定可能なエントリーボックスを有することを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載のネットワークシステム。
11. 前記ＰＯＳシステムは、レシートを印刷発行可能なプリンタを有する少なくとも１つのＰＯＳ端末装置を有し、前記広告情報は、前記レシートの表面又は裏面に印刷されることを特徴とする請求項１に記載のネットワークシステム。
12. 前記ＰＯＳシステムは、レシートを印刷発行可能なプリンタ及び表示装置を有する少なくとも１つのＰＯＳ端末装置を有し、前記広告情報は、前記レシートに印刷されるとともに前記表示装置に表示されることを特徴とする請求項１に記載のネットワークシステム。
13. 前記ＰＯＳシステムに配信する手段（ｆ）は、前記ＰＯＳシステムを統括制御するセンターコンピュータを介して配信することを特徴とする請求項１に記載のネットワークシステム。
14. 前記ＰＯＳシステム又は前記センターコンピュータは、インターネットを介して前記サーバシステムに接続されたことを特徴とする請求項１３に記載のネットワークシステム。
15. インターネットを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、前記インターネットを介して接続可能な少なくとも表示装置及び印刷装置を有する店舗ＰＯＳ端末装置に接続されたＰＯＳシステムとを備えたネットワークシステムにおいて、以下の処理ステップを有することを特徴とする広告情報受付・掲載処理方法。
    （ａ）前記サーバシステムにおいて、クライアントＰＣからの要求に応じて、申込みページ格納手段に格納された広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを送信するステップ
    （ｂ）前記サーバシステムにおいて、前記クライアントＰＣから送付された、前記申込みフォームに従って入力された広告情報を含む申込情報を受信して記憶するステップ
    （ｃ）前記サーバシステムにおいて、記憶された前記申込情報に基づいて、広告のための料金を算出するステップ
    （ｄ）前記サーバシステムにおいて、算出された前記料金を含む支払い指定フォームを前記クライアントＰＣに送信するステップ
    （ｅ）前記サーバシステムにおいて、前記料金の支払いを確認するステップ
    （ｆ）前記サーバシステムにおいて、前記料金の支払いが確認された申込情報中の広告情報を前記ＰＯＳシステムに配信するステップ
    （ｇ）前記ＰＯＳシステムにおいて、受信した前記広告情報を前記店舗ＰＯＳ端末装置の表示装置もしくは印刷装置により出力させるステップ
16. 前記ステップ（ｅ）は、クレジットカードの信用を確認するステップを含むことを特徴とする請求項１５に記載の広告情報受付・掲載処理方法。
17. 前記ステップ（ｆ）は、前記申込情報で指定されたＰＯＳシステムに前記申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする請求項１５又は１６に記載の広告情報受付・掲載処理方法。
18. 前記ステップ（ｆ）は、前記申込情報で指定された広告希望地域から対応するＰＯＳシステムを確定するステップと、当該確定したＰＯＳシステムに前記申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする請求項１５又は１６に記載の広告情報受付・掲載処理方法。
19. 前記ステップ（ｆ）は、複数の前記ＰＯＳシステムに接続されたセンターコンピュータを介して配信するステップであることを特徴とする請求項１５〜１８のいずれか１項に記載の広告情報受付・掲載処理方法。
20. 前記ステップ（ｆ）は、インターネットを介して前記ＰＯＳシステムに前記申込情報中の広告情報を送信するステップを含むことを特徴とする請求項１５〜１８のいずれか１項に記載の広告情報受付・掲載処理方法。
21. 請求項１５〜２０に記載の広告情報受付・掲載処理方法のステップからなるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
22. インターネットを介してクライアントＰＣから接続可能なサーバシステムと、前記インターネットを介して接続可能な少なくとも印刷装置を有しレシートもしくはチケットを発行するＰＯＳ端末装置とを備えたネットワークシステムにおいて、
    （ａ）前記サーバシステムに設けられ、クライアントＰＣに送信するための広告掲載の申込みフォームを含む申込みページを格納する申込みページ記憶部と、
    （ｂ）前記サーバシステムに設けられ、前記クライアントＰＣの要求に応じて、格納された前記申込みフォームを含む申込みページをクライアントＰＣに送信する受付管理部と、
    （ｃ）前記サーバシステムに設けられ、前記クライアントＰＣから返送された、前記申込みフォームに従って入力された広告情報及び管理情報を含む申込情報を受信して、申込情報に基づいて、広告掲載の料金の金額を算出し、算出された前記料金の金額情報を格納するとともに、広告掲載の申し込みをした前記クライアントＰＣに送信する費用計算処理部と、
    （ｄ）前記サーバシステムに設けられ、前記料金の支払いを確認して、前記申込情報を保存する掲載情報記憶部と、
    （ｅ）前記サーバシステムに設けられ、保存された前記申込情報中の広告情報を前記クライアントＰＣにより指定された前記ＰＯＳ端末装置に配信する情報配信管理部とを有し、
    前記ＰＯＳ端末装置において、受信した前記広告情報を前記ＰＯＳ端末装置の前記印刷装置により印刷を実行することを特徴とするネットワークシステム。

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