JP2016009789A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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光貴 伊澤
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Abstract

【課題】製造コストを抑制しつつ、微細なパターンを形成することに寄与する半導体装置の製造方法を提供する。【解決手段】半導体装置の製造方法は、第1の方向に延在する基準線上に第1の方向に直交する第2の方向に突き出る第1部分と基準線上に第2の方向とは逆の方向に突き出る第2部分が第1の方向に交互に並ぶ形状を、第2の方向に所定のピッチで配置したパターンが形成された露光マスクを用いて、第1膜上に第1マスクパターンとなる層を形成する工程と、第1マスクパターンを用いて、第1膜の下方に形成された第2膜上に第2マスクパターンとなる層を形成する工程と、を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
近年の半導体装置の微細化は、リソグラフィにおいて用いられるマスクパターンの微細化と露光装置の高精度化による微細パターンの転写技術の向上により支えられてきた。しかし、半導体基板上に形成されるパターンの最小寸法が30nmより小さくなるのに伴い、露光装置の高精度化が難しく、単一露光工程で所望のパターンを形成することが困難となってきた。
そのため、特許文献1及び特許文献2が開示するサイドウォール方式のダブルパターニング(DPT)法や、特許文献3が開示する2重露光方式のDPT法が使用されるようになってきた。
特開2011−040561号公報 特開2012−134395号公報 特開2013−030582号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
2重露光方式のダブルパターニング法により微細なホールパターンを形成する場合を考える。この場合、最初に、第1リソグラフィ工程で第1の方向に延在する第1ハードマスク膜パターンを形成する。次に、第1方向と交差する第2方向に第2リソグラフィ工程を用いて、第2ハードマスク膜パターンを第1ハードマスク膜パターンに重ねて形成する。第1ハードマスク膜パターンと第2ハードマスク膜パターンは格子状に配置されるので、それらに囲まれた部分はマスク膜が存在しないホールパターン領域となる。従って、ドライエッチング法によりホールパターン領域を下方に選択的にエッチングすることで、下層に位置する被加工層にホールが形成できる。
上記の方法により、被加工層に微細なホールパターンを形成する場合、第1ハードマスク膜パターン及び第2ハードマスク膜パターン自身がサイドウォール方式のダブルパターニング法で形成される。そのため、ダブルパターニング法を用いて微細なホールを形成する場合、多大な製造工程が必要となり生産性が低下する。
本発明の第1の視点によれば、第1の方向に延在する基準線上に前記第1の方向に直交する第2の方向に突き出る第1部分と前記基準線上に前記第2の方向とは逆の方向に突き出る第2部分が前記第1の方向に交互に並ぶ形状を、前記第2の方向に所定のピッチで配置したパターンが形成された露光マスクを用いて、第1膜上に第1マスクパターンとなる層を形成する工程と、前記第1マスクパターンを用いて、前記第1膜の下方に形成された第2膜上に第2マスクパターンとなる層を形成する工程と、を含む、半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の各視点によれば、製造コストを抑制しつつ、微細なパターンを形成することに寄与する半導体装置の製造方法が提供される。
第1の実施形態に係る半導体装置の制御方法を適用する半導体装置の主要部分の配置の一例を示す平面図である。 図1の活性領域の中心を通り第3の方向Wに沿ったA1−A1断面を第1の方向Xに沿った面に投影した図の一例である。 図1の活性領域の中心を通り第2の方向Yに沿ったB1−B1間の断面模式図の一例である。 第1レチクルパターン200を示す平面図の一例である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B2−B2間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B2−B2間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B2−B2間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B2−B2間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B2−B2間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B3−B3間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B3−B3間の断面模式図の一例を示す図である。 第2レチクルパターン300を示す平面図の一例である。 半導体装置の平面図の一例を示す図である。 図13のA2−A2間の断面模式図の一例を示す図である。 図13のB4−B4間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B4−B4間の断面模式図の一例を示す図である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B4−B4間の断面模式図の一例を示す図である。 図17のB4−B4間の断面に相当する断面模式図の一例である。 図17のB4−B4間の断面に相当する断面模式図の一例である。 (a)半導体装置の平面図と(b)B4−B4間の断面模式図の一例を示す図である。
初めに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
一実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の方向に延在する基準線上に第1の方向に直交する第2の方向に突き出る第1部分(例えば、図4の第1部分200a)と基準線上に第2の方向とは逆の方向に突き出る第2部分(例えば、図4の第2部分200b)が第1の方向に交互に並ぶ形状を、第2の方向に所定のピッチで配置したパターン(例えば、図4に示す第1レチクルパターン200)が形成された露光マスクを用いて、第1膜(例えば、図6の非晶質カーボン94)上に第1マスクパターンとなる層を形成する工程と、第1マスクパターンを用いて、第1膜の下方に形成された第2膜(例えば、図9に示す窒化シリコン40)上に第2マスクパターンとなる層を形成する工程と、を含む。
上記の半導体装置の製造方法は、微細なパターンを生成するための2つのマスクパターンを、2重露光方式でもサイドウォール方式でもない方法により形成するため製造コストを抑制することができる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明で用いる図面は、理解を容易にするために便宜上、特定の部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本願開示はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
初めに、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を適用する半導体装置の構造について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の制御方法を適用する半導体装置の主要部分の配置の一例を示す平面図である。なお、図1(b)は、半導体基板の表面に形成される素子分離領域と活性領域を図示する平面図である。図2は、図1の活性領域の中心を通り第3の方向Wに沿ったA1−A1断面を第1の方向Xに沿った面に投影した図の一例である。図3は、図1の活性領域の中心を通り第2の方向Yに沿ったB1−B1間の断面模式図の一例である。
図1〜図3に示す半導体装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)として動作するものであり、半導体基板の面内にメモリセル領域とその周辺に位置する周辺回路領域を有する。メモリセル領域は、マトリクス状に並んで配置される複数のメモリセルを有する。一方、周辺回路領域は、各メモリセルの動作を制御するための回路が形成される領域である。図1を初めとする本実施形態の説明に使用する図面は、メモリセル領域の一部を示す図である。
図1〜図3を参照すると、メモリセル領域は、第1素子分離領域102と、第2素子分離領域103と、活性領域104と、第1ゲート電極111と第2ゲート電極112と、ビット線116と、容量素子127と、を有する。
第1素子分離領域102は、半導体基板101の表面において、第3の方向Wに傾きつつ第1の方向Xに延在するように配置される。また、第1素子分離領域102は、第2の方向Yに最小露光寸法Fの2倍のピッチ(2F)で、幅が最小露光寸法Fとなるように配置される。
第2素子分離領域103は、半導体基板101の表面において、第2の方向Yに延在するように配置される。また、第2素子分離領域103は、第1の方向Xに最小露光寸法Fの4倍のピッチ(4F;以降ピッチL5と表記する)にて、その幅が最小露光寸法F(以降、幅L4と表記)となるように配置される。
活性領域104は、半導体基板101の表面にて第1素子分離領域102と第2素子分離領域103により区画された矩形状の領域(図1(b)の灰色の領域)である。また、活性領域104は、第2の方向Yと第3の方向Wのそれぞれに繰り返して配置される。
第1ゲート電極111と第2ゲート電極112は、第2の方向Yに延在する。第1ゲート電極111と第2ゲート電極112は、第2の方向Yに整列している活性領域104を、最小露光寸法Fよりも狭い3つの領域に分割するように配置される。
第1ゲート電極111と第2ゲート電極112により分割される活性領域104の幅をそれぞれ、幅L8、幅L7、幅L8と表記する。また、第1ゲート電極111と第2ゲート電極112自身の幅を、幅L6と表記する。第1ゲート電極111と第2ゲート電極112の幅Lは、最小露光寸法Fよりも狭い。
ビット線116は、活性領域104上方の領域、且つ、第1ゲート電極111と第2ゲート電極112により挟まれた領域であって、第1の方向Xに対して第3の方向Wとは逆の方向に傾く第5の方向Vに沿った領域と、第1素子分離領域102上方の領域、且つ、第3の方向Wに沿った領域と、から構成される。なお、図1(a)において、ビット線116は網掛けの領域にて図示している。ビット線116は、第2の方向Yにビット線配置ピッチP3にて繰り返して配置される。
容量素子127は、活性領域104の第2素子分離領域103と第1ゲート電極111により挟まれた領域と、活性領域104の第2素子分離領域103と第2ゲート電極112により挟まれた領域と、のそれぞれの領域の上方に配置される。複数の容量素子127のそれぞれは、ピッチP1の六方細密配置Cにより配置される。
次に、図2及び図3を参照しつつ、半導体装置の構造を説明する。
半導体装置は、半導体基板101の表面に上述の配置にて、例えば、深さ200nmまで配置された第1素子分離領域102と第2素子分離領域103を有する。また、半導体装置は、半導体基板101の表面に、第1素子分離領域102と第2素子分離領域103により区画された活性領域104を有する。
半導体装置は、第2の方向に延在し、活性領域104を3分割すると共に、例えば、深さ150nmまでに配置された第1ワードトレンチ105と第2ワードトレンチ106を有する。第1ワードトレンチ105と第2ワードトレンチ106により活性領域104が分割されることにより、第1半導体ピラー107、第2半導体ピラー108及び第3半導体ピラー109が形成される。
半導体装置は、第1ワードトレンチ105と第2ワードトレンチ106の内面に露出し、第1半導体ピラー107、第2半導体ピラー108及び第3半導体ピラー109の表面に配置されたゲート絶縁膜110を有する。
第1ゲート電極111は、第1ワードトレンチ105の底部から、例えば、70nmの高さにて形成される。第2ゲート電極112は、第2ワードトレンチ106の底部から、例えば、70nmの高さにて形成される。
半導体装置は、ゲート電極が形成されていない、第1ワードトレンチ105と第2ワードトレンチ106の残余の部分を埋設するように、半導体基板101の表面から、例えば、高さ20nmまで配置されたゲートキャップ113を有する。また、半導体装置は、ゲートキャップ113以外の領域において、半導体基板101の表面から、例えば、高さ20nmまで配置された第1層間絶縁膜114を有する。
半導体装置は、第1層間絶縁膜114を貫通し、第2半導体ピラー108の上面に接続するように配置されたビット線コンタクトプラグ115を有する。ビット線116は、図1を用いて説明した配置にてビット線コンタクトプラグ115の上面に接続される。
ビット線116の上面には、カバー膜117が配置される。ビット線116とカバー膜117の側面にはライナー膜118が配置される。半導体装置は、ビット線116、カバー膜117及びライナー膜118の間に配置される第2層間絶縁膜119を有する。
半導体装置は、第2層間絶縁膜119を貫通し、第1半導体ピラー107及び第3半導体ピラー109の上面に接続される容量コンタクトプラグ120を有する。第2層間絶縁膜119と容量コンタクトプラグ120上には、ストップ膜121が形成される。さらに、ストップ膜121の上には第3層間絶縁膜122が形成される。
半導体装置は、第3層間絶縁膜122とストップ膜121を貫通すると共に、容量コンタクトプラグ120に上面に到達するシリンダー穴123を有する。シリンダー穴123は、図1を用いて説明した六方細密配置Cにて配置される。
半導体装置は、シリンダー穴123の内側に、下部電極124、容量絶縁膜125及び上部電極126から構成される容量素子127を有する。なお、第1の実施形態では、容量素子127はシリンダー穴123の内側を用いるコンケーブ型の容量として説明するが、容量素子127の構造を限定する趣旨ではない。容量素子127は、クラウン型を初めとする他の構造を有していてもよい。
<半導体装置の製造方法>
次に、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を図4〜図11を用いて説明する。
図4は、第1レチクルパターン200を示す平面図の一例である。
図4を参照すると、第1レチクルパターン200は、第1部分200aと第2部分200bからなる第1形状200cが、第1の方向XにピッチL3で、第2の方向YにピッチP2で繰り返すパターンである。なお、ピッチP2は、シリンダー配置ピッチP1の2倍のピッチである。
第1部分200aは、一辺が基準線S上で長さL2の長さを持ち、基準線Sより第2方向Y2へ幅D1分突出し、基準線Sと相対する他の一辺の長さがL1である凸形状を有している。第2部分200bは、一辺が基準線S上で長さL2の長さを持ち、基準線Sより第1部分200aとは逆の方向へ幅D1分突出し、基準線Sと相対する他の一辺の長さがL1である凸形状を有している。また、長さL2は長さL1よりも長い。
なお、第1の実施形態では、第1部分200aと第2部分200bの形状は台形形状として説明するが、第1部分200a及び第2部分200bの形状を限定する趣旨ではない。第1部分200aは第2の方向Yに突き出ており、第2部分200bは第1部分200aが突き出る方向と逆の方向に突き出ていればよい。
図5を参照すると、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を初めとした公知の製造方法にて、半導体基板101の全面にストップ膜121と第3層間絶縁膜122が成膜される。次に、第3層間絶縁膜122の上に窒化シリコン40と非晶質カーボン94を順に成膜し、その上に第1反射防止膜(BARC;Bottom Anti Reflective Coating)93aを塗布する。次に、第1反射防止膜93aの全面にレジスト91を塗布する。その後、上述の第1レチクルパターン200を用いるリソグラフィ工程により、第1マスクパターン201を第1反射防止膜93aの上に形成する。
図6を参照すると、第1マスクパターン201をマスクとする反射防止膜エッチングにより、第1マスクパターン201が第1反射防止膜93aに転写される。その結果、第1反射防止膜93aに第1凹部202が形成され、その底に非晶質カーボン94が現れる。
図7を参照すると、第1凹部202の底面と側壁を含む非晶質カーボン94の表面に、マルチレーヤーデポジション法により、厚さD2のマルチレーヤーデポジション酸化シリコン31(以降、MLD−SiO31と表記する)が成膜される。
図8を参照すると、酸化膜エッチバックにより、非晶質カーボン94が現れるまでMLD−SiO31がエッチバックされ、MLD−SiO31が第1反射防止膜93aの側面に残る。この残ったMLD−SiO31は、第2の方向Yへシリンダー配置ピッチP1で繰り返す蛇行したパターンとなる。
図9を参照すると、酸化シリコンに対して非晶質カーボンの選択比が高いエッチングにより、MLD−SiO31をマスクとして非晶質カーボン94がエッチングされる。その結果、第1形状200cの開口が第2の方向Yへシリンダー配置ピッチP1で繰り返す蛇行した第2マスクパターン203が形成される。
図10を参照すると、非晶質カーボンに対して窒化シリコンの選択比が高いエッチングにより、第2マスクパターン203をマスクとして窒化シリコン40がエッチングされる。その際、プロセス条件を調整して開口を狭めるようにエッチングすることで、各開口が独立した第3マスクパターン204を形成する。この第3マスクパターン204の開口部は、六方細密配置Cの配置となる。
図11を参照すると、第3マスクパターン204をマスクとするドライエッチングにより、第3層間絶縁膜122とストップ膜121を貫通し、容量コンタクトプラグ120の上面が現れるまでエッチングすることで、シリンダー穴123が形成される。その際、シリンダー穴123の形状が円形に広がるようにエッチング条件を調整する。その結果、六方細密配置Cのシリンダー穴123を容易に得ることができる。
最終的には、シリンダー穴123の内側を用いる容量素子形成工程を経て、図1〜図3を用いて説明した半導体装置が製造される。
以上のように、第1の実施形態では、第1部分200aと第2部分200bからなる第1形状200cを一単位とし、第1形状200cが第1の方向Xと第2の方向Yに繰り返し配置される第1レチクルパターン200を使用する。第1レチクルパターン200は、第2の方向Yに関し、対象となる最終パターンであるシリンダー配置ピッチP1の2倍のピッチを有する。この第1レチクルパターン200を用いて、ダブルパターニングを行った後、マスクパターンを分離独立させることで六方細密配置のシリンダーパターンが容易に形成できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図12〜図20を用いて説明する。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を適用する半導体装置の構造は、第1の実施形態にて図1〜図3を用いて説明した半導体装置と相違する点はないので、説明を省略する。
図12は、第2レチクルパターン300を示す平面図の一例である。
図12を参照すると、第2レチクルパターン300は、第3部分300aと第4部分300bからなる第2形状300cが、第1の方向XにピッチL6で、第2の方向YにピッチP4で繰り返すパターンである。なお、ピッチP4は、ビット線配置ピッチP3の2倍のピッチである。
第3部分300aは、一辺が基準線S上で長さL5の長さを持ち、基準線Sより第2方向Y2へ幅D3分突出し、基準線Sと相対する他の一辺の長さがL4である凸形状を有している。第4部分300bは、一辺が基準線S上で長さL5の長さを持ち、基準線Sより第3部分300aとは逆の方向へ幅D1分突出し、基準線Sと相対する他の一辺の長さがL4である凸形状を有している。なお、長さL5は長さL4よりも長い。なお、第1の実施形態にて説明した第1レチクルパターン200の形状と第2レチクルパターン300の形状は相似の関係にある。
図13〜図15を参照すると、公知の製造工程にてビット線コンタクトまで製造した後、半導体基板101の全面にタングステン11と窒化シリコン40が順に成膜される。その後、成膜された窒化シリコン40の上に、第2反射防止膜93bを塗布する。なお、半導体基板101の全面に成膜するのはタングステン11に限られず、他の導電材料や金属複合膜であってもよい。
次に、半導体基板101の全面にレジスト91を塗布し、図12を参照して説明した第2レチクルパターン300を用いたリソグラフィにより、第4マスクパターン301を形成する。その際、露光時のフォーカスをずらすように調整し、第2レチクルパターン300の第3部分300aと第4部分300bが接する部分を幅D4まで太らせることで、第2の方向Yへビット線配置ピッチP3の2倍のピッチP4で繰り返す蛇行した形状を形成する。
図16を参照すると、第4マスクパターン301をマスクとする反射防止膜エッチングにより第2反射防止膜93bを、窒化シリコン40が現れるまでエッチングすることで、第2凹部302が形成される。
図17を参照すると、第2凹部302の底面、側壁を含む半導体基板101の全面にマルチレーヤーデポジション法により、厚さD5のMLD−SiO31が成膜される。その結果、第2凹部302は、底面及び側壁から厚さD5の分狭くなり、第3凹部303が形成される。
図18は、図17のB4−B4間の断面に相当する断面模式図の一例である。図18を参照すると、第3凹部303を埋設するように半導体基板101の全面に第3反射防止膜93cが塗布される。
図19は、図17のB4−B4間の断面に相当する断面模式図の一例である。図19を参照すると、反射防止膜エッチングにより第3反射防止膜93cが、MLD−SiO31が現れるまでエッチングされる。
図20を参照すると、酸化シリコンエッチングにより、MLD−SiO31がエッチングされる。その結果、第2反射防止膜93bと第3反射防止膜93cと第3反射防止膜93cによりマスクされたMLD−SiO31の一部が残り、第2の方向Yへビット線配置ピッチP3で繰り返す蛇行した形状の第5マスクパターン305が形成される。即ち、第2の方向Yへビット線配置ピッチP3で繰り返す蛇行した形状を容易に形成できる。
その後、公知のビット線、第2層間絶縁膜、容量コンタクトプラグ、容量素子形成工程を経ることで、半導体装置が製造できる。
以上のように、第2の実施形態では、第3部分300aと第4部分300bからなる第2形状300cを一単位とし、第2形状300cが第1の方向Xと第2の方向Yに繰り返し配置される第2レチクルパターン300を使用する。第2レチクルパターン300は、第2の方向Yに関し、対象となる最終パターンであるビット線配置ピッチP3の2倍のピッチを有する。この第2レチクルパターン300を用いつつ、デフォーカスによりパターンの一部を肥大化させる(太らせる)ことで蛇行したパターン(スネーク状のパターン)を形成した後に、ダブルパターニングにより最終パターンとなる蛇行したハードマスクを形成する。形成したハードマスクを用いて、導体膜をエッチングすることでビット線のためのパターンが容易に形成できる。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
11 タングステン
31 マルチレーヤーデポジション酸化シリコン(MLD−SiO)
40 窒化シリコン
91 レジスト
93a 第1反射防止膜
93b 第2反射防止膜
93c 第3反射防止膜
94 非晶質カーボン
101 半導体基板
102 第1素子分離領域
103 第2素子分離領域
104 活性領域
105 第1ワードトレンチ
106 第2ワードトレンチ
107 第1半導体ピラー
108 第2半導体ピラー
109 第3半導体ピラー
110 ゲート絶縁膜
111 第1ゲート電極
112 第2ゲート電極
113 ゲートキャップ
114 第1層間絶縁膜
115 ビット線コンタクトプラグ
116 ビット線
117 カバー膜
118 ライナー膜
119 第2層間絶縁膜
120 容量コンタクトプラグ
121 ストップ膜
122 第3層間絶縁膜
123 シリンダー穴
124 下部電極
125 容量絶縁膜
126 上部電極
127 容量素子
200 第1レチクルパターン
200a 第1部分
200b 第2部分
200c 第1形状
201 第1マスクパターン
202 第1凹部
203 第2マスクパターン
204 第3マスクパターン
300 第2レチクルパターン
300a 第3部分
300b 第4部分
300c 第2形状
301 第4マスクパターン
302 第2凹部
303 第3凹部
305 第5マスクパターン

Claims (8)

  1. 第1の方向に延在する基準線上に前記第1の方向に直交する第2の方向に突き出る第1部分と前記基準線上に前記第2の方向とは逆の方向に突き出る第2部分が前記第1の方向に交互に並ぶ形状を、前記第2の方向に所定のピッチで配置したパターンが形成された露光マスクを用いて、第1膜上に第1マスクパターンとなる層を形成する工程と、
    前記第1マスクパターンを用いて、前記第1膜の下方に形成された第2膜上に第2マスクパターンとなる層を形成する工程と、
    を含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1マスクパターンの側部を含む前記第1膜の表面に所定の厚さにて第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記形成された第1絶縁膜を、前記第1膜が露出するまでエッチングする工程と、
    をさらに含み、
    前記第2マスクパターンとなる層を形成する工程は、前記エッチングされた第1絶縁膜をマスクとして前記第1膜を選択的にエッチングする工程を含む、請求項1の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2マスクパターンとなる層をマスクとして、前記第2膜をエッチングすることで、前記第2膜の下方に形成された第2絶縁膜上に第3マスクパターンとなる層を形成する工程をさらに含む、請求項2の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第3マスクパターンをマスクとして、前記第2絶縁膜をエッチングすることで、前記第2絶縁膜の下方の半導体基板上に六方細密配置される、複数のホールを形成する工程をさらに含む請求項3の半導体装置の製造方法。
  5. 前記露光マスクにおける前記所定のピッチは、前記六方細密配置の前記第2の方向におけるピッチの2倍である、請求項4の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1マスクパターンとなる層を形成する工程は、前記第1部分と前記第2部分が前記基準線上で接続するようにフォーカスをずらして露光することで、前記第1マスクパターンを形成する請求項1の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2マスクパターンとなる層を形成する工程は、
    前記第1マスクパターンをマスクとして前記第1膜をエッチングする工程と、
    前記エッチングされた第1膜の側部を含む前記第2膜の表面に所定の厚さにて絶縁膜を成膜し、凹部を形成する工程と、
    前記凹部を埋設するように、第3膜を形成する工程と、
    前記第3膜を、前記第1絶縁膜が露出するまでエッチングする工程と、
    前記絶縁膜を選択的にエッチングする工程と、
    を含む、請求項6の半導体装置の製造方法。
  8. 前記露光マスクにおける前記所定のピッチは、前記第2マスクパターンの前記第2の方向におけるピッチの2倍である、請求項6又は7の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020145309A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 株式会社東芝 パターン形成方法及びパターン構造

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