JP2016007725A - 射出成形方法、加圧流体導入装置及び金型組立体 - Google Patents
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金型に設けられたキャビティ内に溶融熱可塑性樹脂を射出し、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形する射出成形方法であって、
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出を開始し、
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中に、射出完了と同時に、又は、射出完了後、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入し、溶融熱可塑性樹脂の内部に中空部を形成し、次いで、
加圧流体によってキャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させた後、
金型を型開きし、成形品を取り出す、
各工程を備えており、
キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させる工程において、中空部内の加圧流体の圧力を測定し、所望の圧力となるように、中空部に導入する加圧流体の体積流量、及び、系外に排出する加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする。
中空部に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂に形成し、
中空部から排出孔を介して系外に加圧流体を排出する形態とすることができる。ここで、中空部に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂に形成するためには、キャビティに先端部が開口した加圧流体排出ノズルを用いて、溶融熱可塑性樹脂に排出孔を形成してもよいし、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して、溶融熱可塑性樹脂の内部に中空部を形成したとき、加圧流体によって溶融熱可塑性樹脂の一部を吹き飛ばすことで、溶融熱可塑性樹脂に排出孔を形成してもよい。但し、中空部に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂に形成することは必須ではない。
金型に設けられたキャビティ内に溶融熱可塑性樹脂を射出し、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形するための加圧流体導入装置であって、
(A)加圧流体供給装置、
(B)キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入する加圧流体導入手段、
(C)加圧流体供給装置と加圧流体導入手段との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された第1の比例流量制御弁、
(D)中空部内の加圧流体を系外に排出する加圧流体流路の部分に配設された第2の比例流量制御弁、及び、
(E)第1の比例流量制御弁と第2の比例流量制御弁との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された圧力測定手段、
から構成されており、
圧力測定手段によって、中空部内の加圧流体の圧力が測定され、
所望の圧力となるように、第1の比例流量制御弁は、中空部に流入する加圧流体の体積流量を制御し、第2の比例流量制御弁は、系外に排出される加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする。
(a)第1の金型部、
(b)第2の金型部、
(c)第1の金型部と第2の金型部とを型締めすることで形成されるキャビティ、
(d)キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、
(e)キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形するための加圧流体導入装置、
を備えており、
加圧流体導入装置は、
(A)加圧流体供給装置、
(B)キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入する加圧流体導入手段、
(C)加圧流体供給装置と加圧流体導入手段との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された第1の比例流量制御弁、
(D)中空部内の加圧流体を系外に排出する加圧流体流路の部分に配設された第2の比例流量制御弁、及び、
(E)第1の比例流量制御弁と第2の比例流量制御弁との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された圧力測定手段、
から構成されており、
圧力測定手段によって、中空部内の加圧流体の圧力が測定され、
所望の圧力となるように、第1の比例流量制御弁は、中空部に流入する加圧流体の体積流量を制御し、第2の比例流量制御弁は、系外に排出される加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする。
第1の比例流量制御弁は、第1のダイヤフラム式レギュレータから構成されており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、第1のダイヤフラム式レギュレータによって、加圧流体供給装置から加圧流体導入手段へ供給される加圧流体の体積流量が制御される形態とすることができる。そして、このような形態にあっては、
電空レギュレータを更に備えており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、電空レギュレータの動作が制御され、
電空レギュレータによって第1のダイヤフラム式レギュレータが駆動される形態とすることができる。
第2の比例流量制御弁は、第2のダイヤフラム式レギュレータから構成されており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、第2のダイヤフラム式レギュレータによって、系外に排出される加圧流体の体積流量が制御される形態とすることができる。
加圧流体は窒素ガスから成り、
加圧流体供給装置は、加圧流体を生成する加圧流体源、加圧流体源からの加圧流体中の油分を除去するオイルセパレータ、及び、オイルセパレータからの加圧流体中の油分を更に除去するストレーナを備えている形態とすることができる。そして、この場合、
ストレーナは、内筒及び外筒の二重管構造を有しており、
外筒の内部には、外筒の一端から外筒内に導入された加圧流体に渦巻き状の流れを生成させる複数のブレードが設けられており、
内筒の内部には、フェルトから成る第1油分除去層、フェルトから成る第2油分除去層、及び、第1油分除去層と第2油分除去層との間に充填された活性炭層が備えられている形態とすることができ、更には、
外筒の一端から外筒内に導入された加圧流体は、外筒の内部を通過し、内筒の内部に導入され、第1油分除去層、活性炭層、第2油分除去層を通過して、内筒から排出される形態とすることができる。
帯電防止剤として、ポリ(オキシエチレン)アルキルアミン、ポリ(オキシエチレン)アルキルフェニルエーテル等の非イオン界面活性剤系帯電防止剤;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等の陰イオン界面活性剤系帯電防止剤;第4級アンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤系帯電防止剤;両性系界面活性剤;電導性樹脂を挙げることができる。
(a)第1の金型部(固定金型部)11、
(b)第2の金型部(可動金型部)12、
(c)第1の金型部11と第2の金型部12とを型締めすることで形成されるキャビティ14、
(d)キャビティ14に開口した溶融樹脂射出部13、並びに、
(e)キャビティ14内に射出された溶融熱可塑性樹脂16内に加圧流体を導入して中空部17を有する成形品を成形するための加圧流体導入装置20、
を備えている。
(A)加圧流体供給装置30、
(B)キャビティ14内の溶融熱可塑性樹脂16内に加圧流体を導入する加圧流体導入手段41、
(C)加圧流体供給装置30と加圧流体導入手段41との間に位置する加圧流体流路の部分61に配置された第1の比例流量制御弁51、
(D)中空部17内の加圧流体を系外に排出する加圧流体流路の部分63に配設された第2の比例流量制御弁52、及び、
(E)第1の比例流量制御弁51と第2の比例流量制御弁52との間に位置する加圧流体流路の部分62に配置された圧力測定手段54、
から構成されている。そして、
圧力測定手段54によって、中空部17内の加圧流体の圧力が測定され、
所望の圧力となるように、第1の比例流量制御弁51は、中空部17に流入する加圧流体の体積流量V1を制御し、第2の比例流量制御弁52は、系外に排出される加圧流体の体積流量V2を制御する。
溶融樹脂温度:280゜C
金型温度 : 80゜C
射出時間 :6秒
先ず、キャビティ14内に溶融樹脂射出部13を介して溶融熱可塑性樹脂16を射出する。具体的には、第1の金型部11と第2の金型部12とを型締めする(図1参照)。そして、熱可塑性樹脂16を図示しない射出用シリンダー内で可塑化・溶融、計量した後、射出用シリンダーから樹脂流路13A、溶融樹脂射出部13を介してキャビティ14に溶融熱可塑性樹脂16を射出する(図2A参照)。キャビティ14の容積を96cm3、キャビティ14内に射出した溶融熱可塑性樹脂16の体積を65cm3とした。ここで、第1の比例流量制御弁51及び第2の比例流量制御弁52は閉状態であるし、電空レギュレータ55の動作も停止状態にある。また、加圧流体導入手段(加圧流体注入ノズル)41及び加圧流体排出ノズル42は、後退位置に位置している。
次いで、溶融熱可塑性樹脂16の射出中、射出完了と同時、あるいは、射出完了後、キャビティ14内の溶融熱可塑性樹脂16内に加圧流体を導入し、溶融熱可塑性樹脂16の内部に中空部17を形成する。具体的には、加圧流体導入手段(加圧流体注入ノズル)41を構成する油圧シリンダー(図示せず)を作動させて、前進位置に位置させる。そして、キャビティ14内の溶融熱可塑性樹脂16に加圧流体導入手段41を介して加圧流体の導入を開始し(図3における時刻t0参照)、キャビティ14内の溶融熱可塑性樹脂16の内部に中空部17を形成する(図2B、及び、図3における時刻t0〜時刻t1参照)。具体的には、実施例1にあっては、溶融熱可塑性樹脂16の射出完了と同時に、第1の比例流量制御弁51を開状態とした。第2の比例流量制御弁52は閉状態のままである。
そして、中空部17に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂16に形成し、中空部17から排出孔を介して系外に加圧流体を排出する(図2C参照)。具体的には、先ず、第1の比例流量制御弁51を開状態としたまま、加圧流体排出ノズル42を構成する油圧シリンダー(図示せず)を作動させ、加圧流体排出ノズル42を前進位置に位置させる。これによって、中空部17に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂16に形成することができる。加圧流体排出ノズル42の先端部は中空部17内に位置する。そして、第2の比例流量制御弁52を開状態とする(図3における時刻t1参照)。第2の比例流量制御弁52の体積流量をV2(=V1)とした。そして、電空レギュレータ55の動作を開始させる。時刻t1から時刻t2の間、第1の比例流量制御弁51、第2の比例流量制御弁52を開状態としたまま、体積流量V1,V2を維持することで、圧力P1を保持する。キャビティ14内の溶融熱可塑性樹脂16が金型のキャビティ面に適切に押し付けられる結果、得られる成形品にヒケや反りが発生することを防止し得る。圧力測定手段54によって測定された中空部17内の圧力が設定圧力P1から変動した場合には、圧力測定手段54の測定結果に基づき電空レギュレータ55の動作が制御され、電空レギュレータ55によって第1の比例流量制御弁51及び/又は第2の比例流量制御弁52が駆動され、中空部17内の圧力が設定圧力P1に保持される。
次いで、加圧流体によってキャビティ14内の熱可塑性樹脂16を冷却、固化させる。そして、このとき、中空部17内の加圧流体の圧力を圧力測定手段54によって測定し、所望の圧力P0となるように、具体的には、所望の圧力P0が一定の圧力となるように、中空部17に導入する加圧流体の体積流量V1、及び、系外に排出する加圧流体の体積流量V2を制御する。即ち、中空部17に導入する加圧流体の体積流量V1と系外に排出する加圧流体の体積流量V2との差を制御することによって、所望の圧力P0を一定の圧力とする。具体的には、中空部17の形状が安定し始めた時点(図3の時刻t2参照)で、例えば、中空部17内の設定圧力をP0(<P1)に変更する。すると、圧力測定手段54の測定結果に基づき電空レギュレータ55の動作が制御され、電空レギュレータ55によって第1の比例流量制御弁51及び第2の比例流量制御弁52が駆動され、中空部17内の圧力が設定圧力P0に向かって変化する。具体的には、例えば、第2の比例流量制御弁52における体積流量をV2のままとすれば、第1の比例流量制御弁51における体積流量は、一旦、V1’(<V1=V2)となる。V2/V1’>1である。相対的に、中空部17から排出される加圧流体の体積流量が、中空部17へ供給される加圧流体の体積流量よりも多くなる結果、中空部17内の圧力はP1からP0に向かって低下する。そして、圧力測定手段54の測定結果に基づき電空レギュレータ55の動作が制御され、電空レギュレータ55によって第1の比例流量制御弁51が駆動され、体積流量はV1’(<V1)からV1へと増加する。そして、圧力測定手段54の測定結果がP0となった時点(図3の時刻t3参照)で、第1の比例流量制御弁51における体積流量及び第2の比例流量制御弁52における体積流量はV1,V2(=V1)となり、中空部17内の圧力が設定圧力P0に保持される。尚、中空部17内の設定圧力をP0(<P1)に変更し、且つ、V2の値をV2”(≠V2)に変更してもよい。そして、この状態を、時刻t4まで継続する。圧力測定手段54によって測定された中空部17内の圧力が設定圧力P0から変動した場合には、圧力測定手段54の測定結果に基づき電空レギュレータ55の動作が制御され、電空レギュレータ55によって第1の比例流量制御弁51及び第2の比例流量制御弁52が駆動され、中空部17内の圧力が設定圧力P0に保持される。
時刻t4が経過した後、電空レギュレータ55の動作を停止し、第1の比例流量制御弁51を閉状態とする。第2の比例流量制御弁52は開状態のままとする。これによって、中空部17内の加圧流体は、加圧流体排出ノズル42、第2の比例流量制御弁52を介して、系外に排出される。その後、加圧流体注入ノズル41及び加圧流体排出ノズル42を後退位置に位置させ、金型を型開きし、成形品を取り出す。こうして、中空部17を有する成形品を得ることができる。
Claims (17)
- 金型に設けられたキャビティ内に溶融熱可塑性樹脂を射出し、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形する射出成形方法であって、
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出を開始し、
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中に、射出完了と同時に、又は、射出完了後、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入し、溶融熱可塑性樹脂の内部に中空部を形成し、次いで、
加圧流体によってキャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させた後、
金型を型開きし、成形品を取り出す、
各工程を備えており、
キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させる工程において、中空部内の加圧流体の圧力を測定し、所望の圧力となるように、中空部に導入する加圧流体の体積流量、及び、系外に排出する加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする射出成形方法。 - 中空部に連通した排出孔を溶融熱可塑性樹脂に形成し、
中空部から排出孔を介して系外に加圧流体を排出することを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。 - 所望の圧力は一定の圧力であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形方法。
- 中空部に導入する加圧流体の体積流量と系外に排出する加圧流体の体積流量との差を制御することによって、所望の圧力を一定の圧力とすることを特徴とする請求項3に記載の射出成形方法。
- 金型に設けられたキャビティ内に溶融熱可塑性樹脂を射出し、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形するための加圧流体導入装置であって、
(A)加圧流体供給装置、
(B)キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入する加圧流体導入手段、
(C)加圧流体供給装置と加圧流体導入手段との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された第1の比例流量制御弁、
(D)中空部内の加圧流体を系外に排出する加圧流体流路の部分に配設された第2の比例流量制御弁、及び、
(E)第1の比例流量制御弁と第2の比例流量制御弁との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された圧力測定手段、
から構成されており、
圧力測定手段によって、中空部内の加圧流体の圧力が測定され、
所望の圧力となるように、第1の比例流量制御弁は、中空部に流入する加圧流体の体積流量を制御し、第2の比例流量制御弁は、系外に排出される加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする加圧流体導入装置。 - 第1の比例流量制御弁は、第1のダイヤフラム式レギュレータから構成されており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、第1のダイヤフラム式レギュレータによって、加圧流体供給装置から加圧流体導入手段へ供給される加圧流体の体積流量が制御されることを特徴とする請求項5に記載の加圧流体導入装置。 - 電空レギュレータを更に備えており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、電空レギュレータの動作が制御され、
電空レギュレータによって第1のダイヤフラム式レギュレータが駆動されることを特徴とする請求項6に記載の加圧流体導入装置。 - 第2の比例流量制御弁は、第2のダイヤフラム式レギュレータから構成されており、
圧力測定手段の圧力測定結果に基づき、第2のダイヤフラム式レギュレータによって、系外に排出される加圧流体の体積流量が制御されることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。 - キャビティに先端部が開口した加圧流体排出ノズルを更に備えており、
中空部内の加圧流体は、加圧流体排出ノズル及び第2の比例流量制御弁を介して、系外に排出されることを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。 - キャビティは、溶融熱可塑性樹脂が射出される主キャビティ部、及び、主キャビティ部に連通した捨てキャビティ部から構成されており、
中空部内の加圧流体は、捨てキャビティ部及び第2の比例流量制御弁を介して、系外に排出されることを特徴とする請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。 - 第1の比例流量制御弁と加圧流体導入手段との間に位置する加圧流体流路の部分には、加圧流体バッファー貯蔵装置が配置されていることを特徴とする請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。
- 第1の比例流量制御弁が配設された加圧流体流路の部分と並列に、加圧流体供給装置と加圧流体導入手段との間には、第3の比例流量制御弁及び加圧流体バッファー貯蔵装置が配設された加圧流体流路が設けられている請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。
- 加圧流体導入手段は、キャビティに先端部が開口した加圧流体注入ノズルから成ることを特徴とする請求項5乃至請求項12のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。
- 加圧流体は窒素ガスから成り、
加圧流体供給装置は、加圧流体を生成する加圧流体源、加圧流体源からの加圧流体中の油分を除去するオイルセパレータ、及び、オイルセパレータからの加圧流体中の油分を更に除去するストレーナを備えていることを特徴とする請求項5乃至請求項13のいずれか1項に記載の加圧流体導入装置。 - ストレーナは、内筒及び外筒の二重管構造を有しており、
外筒の内部には、外筒の一端から外筒内に導入された加圧流体に渦巻き状の流れを生成させる複数のブレードが設けられており、
内筒の内部には、フェルトから成る第1油分除去層、フェルトから成る第2油分除去層、及び、第1油分除去層と第2油分除去層との間に充填された活性炭層が備えられていることを特徴とする請求項14に記載の加圧流体導入装置。 - 外筒の一端から外筒内に導入された加圧流体は、外筒の内部を通過し、内筒の内部に導入され、第1油分除去層、活性炭層、第2油分除去層を通過して、内筒から排出されることを特徴とする請求項15に記載の加圧流体導入装置。
- (a)第1の金型部、
(b)第2の金型部、
(c)第1の金型部と第2の金型部とを型締めすることで形成されるキャビティ、
(d)キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、
(e)キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入して中空部を有する成形品を成形するための加圧流体導入装置、
を備えており、
加圧流体導入装置は、
(A)加圧流体供給装置、
(B)キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂内に加圧流体を導入する加圧流体導入手段、
(C)加圧流体供給装置と加圧流体導入手段との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された第1の比例流量制御弁、
(D)中空部内の加圧流体を系外に排出する加圧流体流路の部分に配設された第2の比例流量制御弁、及び、
(E)第1の比例流量制御弁と第2の比例流量制御弁との間に位置する加圧流体流路の部分に配置された圧力測定手段、
から構成されており、
圧力測定手段によって、中空部内の加圧流体の圧力が測定され、
所望の圧力となるように、第1の比例流量制御弁は、中空部に流入する加圧流体の体積流量を制御し、第2の比例流量制御弁は、系外に排出される加圧流体の体積流量を制御することを特徴とする金型組立体。
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