JP2016004373A - 紙幣取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入金時リサイクル不可紙幣とされた紙幣をリサイクル可能な紙幣として出金しようとしたとき、同じ原因で出金不可と判定される紙幣が大量に発生することを防止する紙幣取引装置を提供する。【解決手段】現金自動取引装置は、紙幣の記番号を読み取ると共に状態を鑑別する鑑別部と、入金取引時に鑑別部で異常と鑑別された紙幣を、正常と鑑別された紙幣とは分別して収納するリジェクト庫と、鑑別部で異常と鑑別された紙幣の記番号をリジェクト紙幣記番号リストとして記憶する記憶部とを設ける。出金取引時に鑑別部で異常と鑑別された紙幣である出金不可紙幣の記番号と、リジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号とを照合し、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣を出金する制御部を設ける。【選択図】図11

Description

本発明は紙幣取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納するリサイクル庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、入金取引時において、再利用可能であると鑑別部で鑑別された紙幣はリサイクル庫へ搬送し収納する一方、再利用不可能であると鑑別されたリサイクル不可紙幣はリジェクト庫へ搬送して収納し、出金取引時において、出金可能であると鑑別された紙幣は紙幣入出金部へ搬送し出金する一方、異常であると鑑別された出金不可紙幣は一時保留部へ搬送した後にリジェクト庫へ搬送して収納するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また行員は、現金自動取引装置の精査を行う際、リジェクト庫を現金自動取引装置から取り外し、当該リジェクト庫に収納された紙幣を例えば目視により確認し、再利用可能であると判断した紙幣をリサイクル庫へセットする場合がある。
特開2014−49040号公報
そのような現金自動取引装置においては、油染み等の部分的な汚れが原因でリサイクル不可紙幣と鑑別されリジェクト庫に収納された紙幣は、比較的綺麗に見えるため、精査の際に行員により再利用可能な紙幣としてリサイクル庫にセットされる可能性がある。
そのような紙幣は、出金取引時において入金取引時と同じ要因で出金不可紙幣と鑑別される可能性が高いため、そのような紙幣が大量にリサイクル庫に再セットされると、出金不可紙幣が大量に発生し、行員の対処が煩雑になってしまっていた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を高め得る紙幣取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣取引装置においては、紙幣の記番号を読み取ると共に状態を鑑別する鑑別部と、入金取引時に鑑別部で異常と鑑別された紙幣を、正常と鑑別された紙幣とは分別して収納するリジェクト庫と、鑑別部で異常と鑑別された紙幣の記番号をリジェクト紙幣記番号情報として記憶する記憶部と、出金取引時に鑑別部で異常と鑑別された紙幣である出金不可紙幣の記番号と、リジェクト紙幣記番号情報の記番号とを照合し、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣を出金する制御部とを設けるようにした。
この紙幣取引装置は、リサイクル不可紙幣と判定した紙幣がリサイクル庫に再セットされ、出金取引時において出金不可紙幣と判定したとしても、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱うことにより、出金不可紙幣が大量に発生してしまうことを防止できる。
本発明によれば、リサイクル不可紙幣と判定した紙幣がリサイクル庫に再セットされ、出金取引時において出金不可紙幣と判定したとしても、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱うことにより、出金不可紙幣が大量に発生してしまうことを防止できる。かくして本発明は、機能性を高め得る紙幣取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 紙幣の構成を示す略線図である。 設定処理手順を示すフローチャートである。 リジェクト紙幣出金可否設定画面を示す略線図である。 リジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面を示す略線図である。 入金処理手順を示すフローチャートである。 入金処理における紙幣の経路を示す略線図である。 収納処理手順を示すフローチャートである。 収納処理における紙幣の経路を示す略線図である。 出金処理手順を示すフローチャートである。 出金処理における紙幣の経路を示す略線図である。 リジェクト紙幣収納処理手順を示すフローチャートである。 リジェクト紙幣収納処理における紙幣の経路を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞する。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部30から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14(図1)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。記憶部14は、鑑別部18が紙幣を鑑別した鑑別結果及び紙幣の記番号の識別結果等を取引情報と合わせて記憶すると共に、後述するリジェクト紙幣記番号リストと、リジェクト紙幣出金機能の有効又は無効の設定と、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能の有効又は無効の設定と、リジェクト紙幣記番号リスト保管期間情報とを記憶する。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。また紙幣入出金部16は、搬送部24へ繰り出す紙幣と、入金不可紙幣として紙幣入出金部16へ戻された紙幣とを分別して保持する。また紙幣入出金部16は、当該紙幣入出金部16内部において、搬送部24へ繰り出す紙幣が存在するか否かを検出する図示しない紙幣検知センサが設けられている。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22とを接続している。搬送部24の分岐点には、セレクタ(図示せず)が設けられており、制御部12の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、図3に示すように紙幣BL毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号IDを読み取り識別する。このとき鑑別部18は、識別した字を識別結果として制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
図3に示すように、紙幣BLには、例えば左下に記番号IDが付されている。記番号は、例えばアルファベット等の英語の文字と、0〜9の数字とにより構成されている。この記番号は、紙幣が現金自動取引装置1内部でジャムした場合や、顧客が取り忘れた紙幣を現金自動取引装置1が取り込んだ場合等、紙幣の特定が必要な際に、保存された記番号識別結果から紙幣を特定し、顧客へ証拠情報として提示する際に用いられる。また記番号は、現金自動取引装置1において偽造券が発見された場合、偽造券の記番号と、保存された記番号識別結果及び取引情報を照合し、現金自動取引装置1へ入金された経緯を特定したり、顧客が入金した紙幣の場合、顧客へ証拠情報として提示したりする際に用いられる。さらに記番号は、大量に流通している偽造券があり、それらの偽造券の記番号が特定されている場合、予めそれらの記番号を鑑別部18に登録し、ある一定数以上の字数が一致した紙幣が入金された場合にその紙幣を偽造券として検出する際にも用いられる。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された入金可能紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別された入金不可紙幣を紙幣入出金部16へ排出する。また一時保留部20は、出金時において鑑別部18で出金不可能と鑑別された出金不可紙幣を、出金可能な紙幣が出金されるまで一時的に保留し、その後当該出金不可紙幣をリジェクト庫28へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別のリサイクル庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣、偽造券と判別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28と、取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ庫22とが設けられている。リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22は、紙幣入出金機10に設けられたスロットに着脱自在に構成されている。リサイクル庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
[1−3.設定処理]
次に、現金自動取引装置1による設定処理の具体的な処理手順について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が紙幣を入金する入金取引を行う前に、記憶部14から設定処理プログラムを読み出して実行することにより設定処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において制御部12は、図5に示すリジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1を入力部としての操作表示部6に表示させ、行員が可ボタンBOK1か又は不可ボタンBNG1の何れかを選択するまで待機する。このリジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1は、後述するリジェクト紙幣記番号リストに基づく出金であるリジェクト紙幣出金機能を有効とするか又は無効とするかの設定画面であり、リジェクト紙幣記番号リストに基づく出金を許可するか否かを行員に選択するよう促す文章が表示されている。またこのリジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1には、可ボタンBOK1と不可ボタンBNG1とが表示されている。行員は、リジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1に表示された内容を確認すると、リジェクト紙幣出金機能を有効とする場合は可ボタンBOK1を、リジェクト紙幣出金機能を無効とする場合は不可ボタンBNG1を押下する。制御部12は、可ボタンBOK1が選択された場合、リジェクト紙幣出金機能を有効に設定する一方、不可ボタンBNG1が選択された場合、リジェクト紙幣出金機能を無効に設定する。
ステップSP2において制御部12は、図6に示すリジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面DIP2を操作表示部6に表示させ、行員が可ボタンBOK2を選択し且つリジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部ST2に入力を行うか、又は不可ボタンBNG2の何れかを選択するまで待機する。このリジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面DIP2は、リサイクル不可紙幣が発生する度に記番号が追加されていくリジェクト紙幣記番号リストをクリアしリジェクト紙幣記番号リストから記番号を一旦全て削除する機能であるリジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効とするか又は無効とするかの設定画面であり、リジェクト紙幣記番号リストクリア設定部ST1とリジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部ST2とが表示されている。リジェクト紙幣記番号リストクリア設定部ST1には、精査完了後にリジェクト紙幣記番号リストをクリアするか否かを示す文章が表示され、可ボタンBOK2と不可ボタンBNG2とが表示されている。リジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部ST2は、リジェクト紙幣記番号リストの保管期間であるリスト保管期間を設定することを促す文章が表示され、保管開始月日と保管終了月日とを入力可能に構成されている。
行員は、リジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面DIP2に表示された内容を確認すると、精査完了後にリジェクト紙幣記番号リストをクリアする場合はリジェクト紙幣記番号リストクリア設定部ST1の可ボタンBOK2を、精査完了後にリジェクト紙幣記番号リストをクリアせず、記番号をさらにリジェクト紙幣記番号リストに追加させていく場合は不可ボタンBNG2を押下する。また行員は、可ボタンBOK1を選択した場合、リジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部ST2に保管開始月日と保管終了月日とを入力する。この保管開始月日と保管終了月日とは、当該保管開始月日から当該保管終了月日までのリスト保管期間の間だけ、記番号をリジェクト紙幣記番号リストに追加させていくこと、すなわちリジェクト紙幣記番号リストをクリアする除外期間を示している。
制御部12は、可ボタンBOK2が選択された場合、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効に設定する一方、不可ボタンBNG2が選択された場合、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を無効に設定する。また制御部12は、リジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部ST2に入力された保管開始月日と保管終了月日とを、リジェクト紙幣記番号リスト保管期間情報として設定し、ステップSP3へ移り設定処理手順RT1を終了する。これにより制御部12は、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効に設定した場合、リジェクト紙幣記番号リスト保管期間情報により示されるリスト保管期間の間はリジェクト紙幣記番号リストをクリアせず、保管終了月日を経過した後に行員により精査が行われリサイクル庫26が現金自動取引装置1に取り付けられた際に、リジェクト紙幣記番号リストをクリアする。また制御部12は、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を無効に設定した場合、行員により精査が行われリサイクル庫26が現金自動取引装置1に取り付けられた際に、リジェクト紙幣記番号リストをクリアしない。
[1−4.入金処理]
次に、現金自動取引装置1による入金処理の具体的な処理手順について、図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお図8、図10、図12及び図14においては、紙幣入出金機10内部を簡略化して図示している。
紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が入金取引を行う場合、記憶部14から入金処理プログラムを読み出して実行することにより図7に示す入金処理手順RT2を開始し、ステップSP11へ移る。ステップSP11において制御部12は、入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部16内へ紙幣を投入させ、当該紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP12へ移る。ステップSP12において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP13へ移る。
ステップSP13において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣が入金可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP14へ移る。ステップSP14において制御部12は、図8に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR1へ切り替え、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送してステップSP16へ移る。一方ステップSP13において否定結果が得られると、このことは紙幣が入金不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP15へ移る。ステップSP15において制御部12は、図8に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR2へ切り替え、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してステップSP16へ移る。
ステップSP16において制御部12は、一時保留部20へ搬送した紙幣と紙幣入出金部16へ搬送した紙幣との記番号の識別結果を記憶部14に記憶し、ステップSP17へ移る。ステップSP17において制御部12は、紙幣検知センサにより紙幣入出金部16内に搬送部24へ繰り出すべき紙幣が存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは投入された紙幣が未だ紙幣入出金部16に残留していることを表し、このとき制御部12はステップSP11へ戻り、紙幣入出金部16から次の紙幣を搬送部24へ繰り出す。一方ステップSP17において否定結果が得られると、このことは投入された全ての紙幣を紙幣入出金部16から搬送部24へ繰り出したことを表し、このとき制御部12はステップSP18へ移り、入金処理手順RT2を終了する。
[1−5.収納処理]
次に、現金自動取引装置1による収納処理の具体的な処理手順について、図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、上述した入金処理の後に収納処理を行う際、記憶部14から収納処理プログラムを読み出して実行することにより図9に示す収納処理手順RT3を開始し、ステップSP21へ移る。ステップSP21において制御部12は、入金処理において一時保留部20に保持した紙幣を鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP23へ移る。
ステップSP23において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣がリサイクル可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP24へ移る。ステップSP24において制御部12は、図10に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR3へ切り替え、紙幣を鑑別部18から各リサイクル庫26へ搬送してステップSP26へ移る。一方ステップSP23において否定結果が得られると、このことは紙幣がリサイクル不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP25へ移る。ステップSP25において制御部12は、図10に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR4へ切り替え、紙幣を鑑別部18からリジェクト庫28へ搬送してステップSP26へ移る。
ステップSP26において制御部12は、リサイクル庫26へ搬送した紙幣とリジェクト庫28へ搬送した紙幣との記番号の識別結果を記憶部14に記憶し、ステップSP27へ移る。
ステップSP27において制御部12は、リジェクト庫28に収納した紙幣の記番号の識別結果を記憶部14から抜き出してリジェクト紙幣記番号リストに追加して記憶部14に記憶し収納処理手順RT3を終了する。このリジェクト紙幣記番号リストは、収納処理においてリジェクト庫28に収納された紙幣の記番号を検索可能な形でリストとして示している。制御部12は、後述する出金処理において、出金不可紙幣と判定した紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載されている場合、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱い、出金すると判断する。
[1−6.出金処理]
次に、現金自動取引装置1による出金処理の具体的な処理手順について、図11に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が出金取引を行う場合、記憶部14から出金処理プログラムを読み出して実行することにより図11に示す出金処理手順RT4を開始し、ステップSP31へ移る。ステップSP31において制御部12は、顧客により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、出金枚数のカウントを開始し、ステップSP32へ移る。
ステップSP32において制御部12は、要求金額に応じた金種毎の紙幣枚数に応じて各リサイクル庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP33へ移る。ステップSP33において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP34へ移る。
ステップSP34において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣が出金可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP35へ移る。ステップSP35において制御部12は、出金枚数のカウントを1だけ増加させ、ステップSP36へ移る。ステップSP36において制御部12は、図12に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR5へ切り替え、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してステップSP41へ移る。
一方ステップSP34において否定結果が得られると、このことは紙幣が出金不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP37へ移る。ステップSP37において制御部12は、リジェクト紙幣出金機能が有効に設定されているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは次の判定に進むことを表し、このとき制御部12はステップSP38へ移る。一方ステップSP37において否定結果が得られると、このことはリジェクト紙幣出金機能が無効に設定されており、このとき制御部12はステップSP38をスキップしてステップSP39へ移る。
ステップSP38において制御部12は、取得した紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載されているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは紙幣が出金不可紙幣であると判定されたものの、当該出金不可紙幣は出金可能紙幣として扱い出金することを表し、このとき制御部12はステップSP35へ移り、出金枚数のカウントを1だけ増加させステップSP36へ移り、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送する。一方ステップSP38において否定結果が得られると、このことは紙幣が出金不可紙幣であると判定され、且つリジェクト紙幣記番号リストにも記載されてないため、当該出金不可紙幣は出金しないことを表し、このとき制御部12はステップSP39へ移り、出金枚数のカウントを0だけ増加させ(すなわち増加させない)、ステップSP40へ移る。ステップSP40において制御部12は、図12に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR6へ切り替え、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送してステップSP41へ移る。
ステップSP41において制御部12は、要求金額に応じた紙幣の枚数に出金枚数のカウントが達したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは要求金額に応じた紙幣の枚数分の紙幣を未だ紙幣入出金部16へ集積させていないことを表し、このとき制御部12はステップSP32へ戻り、リサイクル庫26から次の紙幣を鑑別部18へ繰り出す。一方ステップSP41において肯定結果が得られると、このことは要求金額に応じた紙幣の枚数分の紙幣を紙幣入出金部16へ集積させたことを表し、このとき制御部12はシャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を利用者に受け渡すことにより出金し、ステップSP42へ移る。
ステップSP42において制御部12は、紙幣入出金部16へ搬送した紙幣と一時保留部20へ搬送した紙幣との紙幣の記番号の識別結果を記憶部14に記憶し、ステップSP43へ移り出金処理手順RT4を終了する。
このように紙幣入出金機10は、紙幣が出金不可紙幣であると判定された際、当該出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載されていない場合、当該出金不可紙幣は出金しない一方、当該出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載されていた場合、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱い出金するようにした。
[1−7.リジェクト紙幣収納処理]
次に、現金自動取引装置1によるリジェクト収納処理の具体的な処理手順について、図13に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、上述した出金処理の後にリジェクト紙幣収納処理を行う際、記憶部14からリジェクト紙幣収納処理プログラムを読み出して実行することにより図13に示すリジェクト紙幣収納処理手順RT5を開始し、ステップSP51へ移る。ステップSP51において制御部12は、出金処理において一時保留部20に保持した紙幣を鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP52へ移る。
ステップSP52において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP53へ移る。ステップSP53において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣がリサイクル可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP54へ移る。ステップSP54において制御部12は、図14に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR7へ切り替え、紙幣を鑑別部18から各リサイクル庫26へ搬送してステップSP56へ移る。一方ステップSP53において否定結果が得られると、このことは紙幣がリサイクル不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP55へ移る。ステップSP55において制御部12は、図14に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR8へ切り替え、紙幣を鑑別部18からリジェクト庫28へ搬送してステップSP56へ移る。
ステップSP56において制御部12は、リサイクル庫26へ搬送した紙幣とリジェクト庫28へ搬送した紙幣との記番号の識別結果を記憶部14に記憶し、ステップSP57へ移りリジェクト紙幣収納処理手順RT5を終了する。
[1−8.効果]
以上の構成において、油染み等の部分的な汚れが原因で鑑別部18においてリサイクル不可紙幣と判定されリジェクト庫28に収納された紙幣は、保守員としての行員がリサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22を紙幣入出金機10から取り外し精査を行う際に目視により状態を確認されリサイクル可能であると判断されて、出金すべき紙幣としてリサイクル庫26に再セットされる場合がある。そのような紙幣は、出金取引時において入金取引時と同じ要因で出金不可紙幣と判定される可能性が高いため、従来の現金自動取引装置においては、そのような紙幣が大量にリサイクル庫26に再セットされると、出金不可紙幣が大量に発生し、行員の対処が煩雑になってしまっていた。
これに対し現金自動取引装置1は、収納処理時においてリサイクル不可紙幣と判定した紙幣の記番号を検索可能に一覧にしたリジェクト紙幣記番号情報としてのリジェクト紙幣記番号リストを作成し、出金処理時において出金不可紙幣と判定した紙幣であっても、リジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号と同一の記番号が付された紙幣である場合、出金可能紙幣として扱い出金するようにした。このように現金自動取引装置1は、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣は、リジェクト庫28に収納されていた紙幣が行員により再度リサイクル庫26にセットされた紙幣であると判定し、当該出金不可紙幣を出金するようにした。
これにより現金自動取引装置1は、油染み等の部分的な汚れが原因でリサイクル不可紙幣と判定しリジェクト庫28に収納した紙幣がリサイクル庫26に再セットされ、出金取引時において出金不可紙幣と判定したとしても、当該出金不可紙幣を現金自動取引装置1内部に保持せずに出金することができ、出金不可紙幣が大量に発生してしまうことを防止し、出金不可紙幣の枚数を削減することができる。
また現金自動取引装置1は、出金不可紙幣が大量に発生すると、出金取引が成立しなかったり、当該出金不可紙幣を一時保留部20に回収する時間を多く要してしまい取引時間が長くなり、ホストの監視時間を超えてしまったりしてしまう可能性があった。
これに対し現金自動取引装置1は、出金不可紙幣が大量に発生することを抑えることができるため、出金取引が成立しない可能性を低下させると共に取引時間を短縮することができる。
このようなリジェクト紙幣出金機能は、流通過程において、紙幣が汚れ易かったり、傷み易かったり、意図的に所定のマーク等を付されたりして出金不可紙幣が発生しやすい地域で特に有用である。
さらに現金自動取引装置1は、リジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1により、リジェクト紙幣出金機能を有効とするか又は無効とするかを行員に選択させるようにした。これにより現金自動取引装置1は、リサイクル不可紙幣をリサイクルするか又はしないかという行員の意思を、設定を変更するだけでファームウェア等の変更を行うことなく簡単に反映できる。またこれにより現金自動取引装置1は、リジェクト紙幣出金機能が無効に設定された場合、リサイクルすべきでない紙幣を誤ってリサイクル庫26に再セットされ出金してしまうことを防止できる。
さらに現金自動取引装置1は、リジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面DIP2により、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効とするか又は無効を行員に選択させ、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効とする場合、リジェクト紙幣記番号リストの保管期間を設定させるようにした。これにより現金自動取引装置1は、リジェクト紙幣記番号リストの膨大化を防ぎデータ量を削減すると共に、検索にかかる時間を短縮することができる。
以上の構成によれば現金自動取引装置1は、紙幣の記番号を読み取ると共に状態を鑑別する鑑別部18と、入金取引時に鑑別部18で異常と鑑別された紙幣を、正常と鑑別された紙幣とは分別して収納するリジェクト庫28と、鑑別部18で異常と鑑別された紙幣の記番号をリジェクト紙幣記番号リストとして記憶する記憶部14と、出金取引時に鑑別部18で異常と鑑別された紙幣である出金不可紙幣の記番号と、リジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号とを照合し、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載された記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣を出金する制御部12とを設けるようにした。これにより現金自動取引装置1は、リサイクル不可紙幣と判定した紙幣がリサイクル庫26に再セットされ、出金取引時において出金不可紙幣と判定したとしても、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱うことにより、出金不可紙幣が大量に発生してしまうことを防止できる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに存在する場合、当該出金不可紙幣を出金可能紙幣として扱い出金する場合について述べた。本発明はこれに限らず、出金不可紙幣の記番号が、大量に流通している偽造券の記番号が記載された記番号ブラックリストに記載されているか否かを判定し、出金不可紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに存在したとしても、当該出金不可紙幣の記番号が記番号ブラックリストに存在した場合は、当該出金不可紙幣は出金しないようにしても良い。
また現金自動取引装置1は、偽造券の記番号等、出金取引時に出金すべきでない紙幣の記番号がリジェクト紙幣記番号リストに記載されていた場合、出金すべきでない紙幣の記番号をリジェクト紙幣記番号リストから削除しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能が有効に設定された場合、リジェクト紙幣記番号リストから記番号を全て削除する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばリジェクト紙幣記番号リストに記憶する記番号の最大個数を予め設定し、記憶した記番号の個数が当該最大個数に達した場合、リジェクト紙幣記番号リストに新たに記番号が追加する際、最も古い記番号から削除しても良い。また、行員がリジェクト紙幣記番号リストから所望の記番号を削除しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、リジェクト紙幣記番号リストのリスト保管期間として保管開始月日と保管終了月日とを行員に入力させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、リジェクト紙幣記番号リストのリスト保管期間として、例えば1ヶ月等の期間を設定させたり、精査を4回行った場合等の期間を設定させたりしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、リジェクト紙幣記番号リストクリア機能が有効に設定された場合、行員により精査が行われリサイクル庫26が紙幣入出金機10に取り付けられた際に、リジェクト紙幣記番号リストをクリアする場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば設定されたリスト保管期間の経過後の出金取引終了後等、種々のタイミングでリジェクト紙幣記番号リストをクリアしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、設定処理を行うことにより、リジェクト紙幣出金可否設定画面DIP1を表示させてリジェクト紙幣出金機能を有効とするか又は無効とするかを行員に選択させ、リジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面DIP2を表示させてリジェクト紙幣記番号リストクリア機能を有効とするか又は無効を行員に選択させ、リジェクト紙幣記番号リストのリスト保管期間を設定させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、設定処理を行わないことにより、常にリジェクト紙幣出金機能を有効としリジェクト紙幣記番号リストクリア機能を例えば無効としても良い。
さらにリジェクト紙幣記番号リストを、現金自動取引装置1のみで記憶するのではなく、当該現金自動取引装置以外の他の現金自動取引装置と共有したり、当該他の現金自動取引装置から取得したりしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記憶部14に予め記憶させておいた設定処理プログラム、入金処理プログラム、収納処理プログラム、出金処理プログラム及びリジェクト紙幣収納処理プログラムを読み出して実行する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースやIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ab等のネットワーク、或いはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の外部記憶媒体を介して、外部から設定処理プログラム、入金処理プログラム、収納処理プログラム、出金処理プログラム及びリジェクト紙幣収納処理プログラムを取得して実行しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1において、媒体としての紙幣の記番号を読み取る場合に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体に付された固有な識別字を読み取る種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、鑑別部としての鑑別部18と、リジェクト庫としてのリジェクト庫28と、記憶部としての記憶部14と、制御部としての制御部12とによって、紙幣取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる鑑別部と、リジェクト庫と、記憶部と、制御部とによって、紙幣取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣の記番号を判別し管理する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、12……制御部、14……記憶部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ庫、24……搬送部、26……リサイクル庫、28……リジェクト庫、30……記憶部、DIP1……リジェクト紙幣出金可否設定画面、DIP2……リジェクト紙幣記番号リストクリア設定画面、ST1……リジェクト紙幣記番号リストクリア設定部、ST2……リジェクト紙幣記番号リスト保管期間設定部、BOK1、BOK2……可ボタン、BNG1、BNG2……不可ボタン。

Claims (12)

  1. 紙幣の記番号を読み取ると共に状態を鑑別する鑑別部と、
    入金取引時に前記鑑別部で異常と鑑別された紙幣を、正常と鑑別された紙幣とは分別して収納するリジェクト庫と、
    前記鑑別部で異常と鑑別された紙幣の記番号をリジェクト紙幣記番号情報として記憶する記憶部と、
    出金取引時に前記鑑別部で異常と鑑別された紙幣である出金不可紙幣の記番号と、前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号とを照合し、前記出金不可紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣を出金する制御部と
    を有する紙幣取引装置。
  2. 前記制御部は、前記出金不可紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣は、前記リジェクト庫に収納されていた紙幣が保守員により再度所定のリサイクル庫にセットされた紙幣であると判定し、当該出金不可紙幣を出金する
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  3. 前記制御部は、前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号のうちの少なくとも1つを削除する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  4. 前記制御部は、所定のリジェクト紙幣記番号情報保管期間の経過後に、前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号を削除する
    請求項3に記載の紙幣取引装置。
  5. 前記制御部は、前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号のうちの少なくとも1つを削除する機能であるリジェクト紙幣記番号情報クリア機能がリジェクト紙幣記番号情報クリア設定において有効に設定されている場合、前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号のうちの少なくとも1つを削除する
    請求項3に記載の紙幣取引装置。
  6. 前記リジェクト紙幣記番号情報保管期間の設定を保守員から受け付ける入力部
    をさらに有する請求項4に記載の紙幣取引装置。
  7. 前記リジェクト紙幣記番号情報クリア設定を保守員から受け付ける入力部
    をさらに有する請求項5に記載の紙幣取引装置。
  8. 前記制御部は、前記リジェクト紙幣記番号情報保管期間の経過後であって、保守員による精査完了後に、前記リジェクト紙幣記番号情報を削除する
    請求項4に記載の紙幣取引装置。
  9. 前記制御部は、出金不可紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した場合に当該紙幣を出金する機能であるリジェクト紙幣出金機能がリジェクト紙幣出金可否設定において有効に設定されている場合、前記出金不可紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した場合に当該紙幣を出金する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  10. 前記リジェクト紙幣出金可否設定を保守員から受け付ける入力部
    をさらに有する請求項9に記載の紙幣取引装置。
  11. 前記制御部は、前記出金不可紙幣の記番号と、偽造券の記番号が記載された記番号ブラックリストとを照合し、前記出金不可紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報の記番号と一致した際、前記出金不可紙幣の記番号が前記記番号ブラックリストに記載された記番号と一致した場合、当該出金不可紙幣を出金しない
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  12. 前記制御部は、出金すべきでない紙幣の記番号が前記リジェクト紙幣記番号情報に存在した場合、当該記番号を前記リジェクト紙幣記番号情報から削除する
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
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