JP6503678B2 - 紙幣取引装置 - Google Patents

紙幣取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6503678B2
JP6503678B2 JP2014204070A JP2014204070A JP6503678B2 JP 6503678 B2 JP6503678 B2 JP 6503678B2 JP 2014204070 A JP2014204070 A JP 2014204070A JP 2014204070 A JP2014204070 A JP 2014204070A JP 6503678 B2 JP6503678 B2 JP 6503678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
serial number
bill
banknote
discrimination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014204070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016075982A (ja
Inventor
水野 孝幸
孝幸 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2014204070A priority Critical patent/JP6503678B2/ja
Priority to CN201580039282.9A priority patent/CN106537470B/zh
Priority to PCT/JP2015/065938 priority patent/WO2016051865A1/ja
Publication of JP2016075982A publication Critical patent/JP2016075982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6503678B2 publication Critical patent/JP6503678B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は紙幣取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納するリサイクル庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、紙幣が鑑別部を通過する際に当該紙幣の記番号を読み取り取得するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−282535号公報
そのような現金自動取引装置においては、1回の取引中に1枚の紙幣が鑑別部を複数回通過することがあると、その度に記番号を取得して保存するため、同一の紙幣の記番号を重複して保存してしまい、実際に取引した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とが相違してしまい、信頼性を保てない可能性があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る紙幣取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣取引装置においては、紙幣を搬送する搬送部と、搬送部に設けられ紙幣の記番号を読み取る鑑別部と、鑑別部で読み取られた記番号を保存する記憶部と、鑑別部において一旦記番号が読み取られた後に搬送部により鑑別部へ搬送され再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を記憶部に記憶させると共に削除対象記番号として設定し、記憶部に記憶された記番号のうち、削除対象記番号として設定された記番号を、入金可能紙幣と判定された後に削除する制御部とを設けるようにした。
この紙幣取引装置は、同一紙幣の記番号を複数個保存することを防止することができる。
本発明によれば、同一紙幣の記番号を複数個保存することを防止することができる。かくして本発明は、信頼性を高め得る紙幣取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 現金自動取引装置の制御構成を示すブロック図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 入金処理手順を示すフローチャートである。 収納処理手順を示すフローチャートである。 出金処理手順を示すフローチャートである。 リジェクト紙幣収納処理手順を示すフローチャートである。 入金処理における紙幣の経路を示す略線図である。 収納処理における紙幣の経路を示す略線図である。 出金処理における紙幣の経路を示す略線図である。 リジェクト紙幣収納処理における紙幣の経路を示す略線図である。 重複記番号削除確認画面を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行う図2に示すカード処理部11が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞する。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部30から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2及び図3に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。記憶部14は、鑑別部18が紙幣を鑑別した鑑別結果及び紙幣の記番号の識別結果や、紙幣の枚数を計数した計数結果等を取引情報と合わせて記憶する。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。また紙幣入出金部16は、搬送部24へ繰り出す紙幣と、入金不可紙幣として紙幣入出金部16へ戻された紙幣とを分別して保持する。また紙幣入出金部16は、当該紙幣入出金部16内部において、搬送部24へ繰り出す紙幣が存在するか否かを検出する図示しない紙幣検知センサが設けられている。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22とを接続している。搬送部24の分岐点には、セレクタ(図示せず)が設けられており、制御部12の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。この搬送部24には、紙幣を検出する紙幣検出センサが複数箇所に設けられており、紙幣の検出結果を制御部12へ送出する。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号を読み取り識別する。このとき鑑別部18は、識別した字を識別結果として制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された入金可能紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する。一方、入金不可と鑑別された入金不可紙幣は紙幣入出金部16へ排出される。また一時保留部20は、出金時において鑑別部18で出金不可能と鑑別された出金不可紙幣を、出金可能な紙幣が出金されるまで一時的に保留し、その後当該出金不可紙幣をリジェクト庫28へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別のリサイクル庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣、偽造券と判別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28と、取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ庫22とが設けられている。リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22は、紙幣入出金機10に設けられたスロットに着脱自在に構成されている。リサイクル庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
[1−3.入金処理]
次に、現金自動取引装置1による入金処理の具体的な処理手順について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお図8乃至図11においては、紙幣入出金機10内部を簡略化して図示している。
紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が入金取引を行う場合、記憶部14から入金処理プログラムを読み出して実行することにより図4に示す入金処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部12は、入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部16内へ紙幣を投入させ、当該紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP2へ移る。ステップSP2において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得して入金処理における当該紙幣の記番号として記憶部14に記憶し、ステップSP3へ移る。ステップSP3において制御部12は、鑑別部18において紙幣の枚数を計数させて、計数結果を取得して記憶部14に記憶し、ステップSP4へ移る。
ステップSP4において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣が入金可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP5へ移る。ステップSP5において制御部12は、図8に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR1へ切り替え、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送してステップSP9へ移る。一方ステップSP4において否定結果が得られると、このことは紙幣が入金不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP6へ移る。ステップSP6において制御部12は、図8に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR2へ切り替え、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部12は、リトライオーバーが発生したか否かを判定する。ここで、現金自動取引装置1においては、鑑別部18において入金不可紙幣であると判定され紙幣入出金部16へ戻された紙幣は、リトライ上限枚数に達するまで再度鑑別部18へ搬送されて再鑑別(リトライ)される。再鑑別された紙幣の枚数(リトライ回数)がリトライ上限枚数に達すると、リトライオーバーが発生する。ステップSP7において否定結果が得られると、このことはリトライオーバーが発生していないため紙幣入出金部16から後続の紙幣を繰り出すことを表し、このとき制御部12はステップSP8へ移る。ステップSP8において制御部12は、現在紙幣入出金部16へ戻された紙幣における記憶部14に記憶されている記番号を、後の処理において記憶部14から削除される削除対象記番号として設定し、ステップSP9へ移る。ここで制御部12は、リトライオーバーが発生し紙幣入出金部16へ戻された紙幣の記番号は、削除対象記番号として設定しない。
ステップSP9において制御部12は、紙幣検知センサにより紙幣入出金部16内に搬送部24へ繰り出すべき紙幣が存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは投入された紙幣が未だ紙幣入出金部16に残留していることを表し、このとき制御部12はステップSP1へ戻り、紙幣入出金部16から次の紙幣を搬送部24へ繰り出す。一方ステップSP9において否定結果が得られると、このことは投入された全ての紙幣を紙幣入出金部16から搬送部24へ繰り出したことを表し、このとき制御部12はステップSP10へ移る。一方、ステップSP7において肯定結果が得られると、このことはリトライオーバーが発生したため紙幣入出金部16から後続の紙幣を繰り出さないことを表し、このとき制御部12はステップSP10へ移る。
ステップSP10において制御部12は、記憶部14に重複して記憶された記番号である重複記番号のうち、ステップSP8において削除対象記番号として設定された記番号を削除することにより、入金処理において入金不可紙幣と判定され紙幣入出金部16へ戻された紙幣の再鑑別を行ったために複数回取得した同一の紙幣の記番号のうち、最後に取得した記番号のみを記憶部14に残し、入金処理においてそれ以前に取得した当該紙幣の記番号を削除し、ステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部12は、削除した記番号の個数だけ紙幣の計数結果を減算し、ステップSP12へ移り、入金処理手順RT1を終了する。
このように入金処理において現金自動取引装置1は、鑑別部18で一旦記番号を読み取った入金不可紙幣をリトライオーバーが発生するまでは鑑別部18において再鑑別するため、鑑別部18を通過する度に紙幣の記番号を取得することとなり、入金処理において同一の紙幣の記番号を複数回取得する可能性がある。
これに対し現金自動取引装置1は、入金可能紙幣が搬送される一時保留部20とは異なる搬送先である紙幣入出金部16へ搬送され、その後再度鑑別部18において記番号を読み取られる予定の入金不可紙幣の記番号を削除対象記番号として設定し記憶部14から削除することにより、実際に計数した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とを同一にすることができる。
[1−4.収納処理]
次に、現金自動取引装置1による収納処理の具体的な処理手順について、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、上述した入金処理の後に収納処理を行う際、記憶部14から収納処理プログラムを読み出して実行することにより図5に示す収納処理手順RT2を開始し、ステップSP21へ移る。ステップSP21において制御部12は、入金処理において一時保留部20に保持した紙幣を鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得して収納処理における当該紙幣の記番号として記憶部14に記憶し、ステップSP23へ移る。ステップSP23において制御部12は、鑑別部18において紙幣の枚数を計数させて、計数結果を取得して記憶部14に記憶し、ステップSP24へ移る。
ステップSP24において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣がリサイクル可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP25へ移る。ステップSP25において制御部12は、図9に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR3へ切り替え、紙幣を鑑別部18から各リサイクル庫26へ向けて搬送してステップSP27へ移る。一方ステップSP24において否定結果が得られると、このことは紙幣がリサイクル不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP26へ移る。ステップSP26において制御部12は、図9に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR4へ切り替え、紙幣を鑑別部18からリジェクト庫28へ向けて搬送してステップSP27へ移る。
ステップSP27において制御部12は、鑑別部18を通過しリサイクル庫26又はリジェクト庫28へ向かう紙幣にジャム等の障害が発生したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、制御部12はステップSP30へ移る。一方ステップSP27において肯定結果が得られると、このとき制御部12はステップSP28へ移り、紙幣の搬送を停止させ、当該紙幣を一時保留部20へ戻し、ステップSP29へ移る。ステップSP29において制御部12は、現在一時保留部20へ戻された紙幣における記憶部14に記憶されている記番号を、後の処理において記憶部14から削除される削除対象記番号として設定し、エラー処理を行った後にステップSP21へ移り、再度当該紙幣を一時保留部20から繰り出して鑑別部18へ搬送する。
一方ステップSP30において制御部12は、一時保留部20内に鑑別部18へ搬送すべき紙幣が存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは入金処理において一時保留部20に収納された紙幣が未だ一時保留部20に残留していることを表し、このとき制御部12はステップSP21へ戻り、一時保留部20から次の紙幣を搬送部24へ繰り出す。一方ステップSP30において否定結果が得られると、このことは全ての紙幣を一時保留部20から搬送部24へ繰り出したことを表し、このとき制御部12はステップSP31へ移る。
ステップSP31において制御部12は、記憶部14に重複して記憶された記番号である重複記番号のうち、ステップSP29において削除対象記番号として設定された記番号を削除することにより、収納処理において障害が発生し再鑑別を行ったために複数回取得した同一の紙幣の記番号のうち、最後に取得した記番号のみを記憶部14に残し、収納処理においてそれ以前に取得した当該紙幣の記番号を削除し、ステップSP32へ移る。
ステップSP32において制御部12は、削除した記番号の個数だけ紙幣の計数結果を減算し、ステップSP33へ移り、収納処理手順RT2を終了する。
このように収納処理において現金自動取引装置1は、収納庫としてのリジェクト庫28又はリサイクル庫26へ搬送する際鑑別部18で一旦記番号を読み取った後に障害が発生し一時保留部20へ戻した紙幣を鑑別部18において再鑑別するため、鑑別部18を通過する度に紙幣の記番号を取得することとなり、収納処理において同一の紙幣の記番号を複数回取得する可能性がある。
これに対し現金自動取引装置1は、鑑別部18で記番号が読み取られた後に一旦一時保留部20へ戻されその後再度鑑別部18において記番号を読み取られる予定の紙幣の記番号を削除対象記番号として設定し記憶部14から削除することにより、実際に収納した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とを同一にすることができる。
[1−5.出金処理]
次に、現金自動取引装置1による出金処理の具体的な処理手順について、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が出金取引を行う場合、記憶部14から出金処理プログラムを読み出して実行することにより図6に示す出金処理手順RT3を開始し、ステップSP41へ移る。ステップSP41において制御部12は、顧客により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、出金枚数のカウントを開始し、ステップSP42へ移る。
ステップSP42において制御部12は、要求金額に応じた金種毎の紙幣枚数に応じて各リサイクル庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP43へ移る。ステップSP43において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得して出金処理における当該紙幣の記番号として記憶部14に記憶し、ステップSP44へ移る。ステップSP44において制御部12は、鑑別部18において紙幣の枚数を計数させて、計数結果を取得して記憶部14に記憶し、ステップSP45へ移る。
ステップSP45において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣が出金可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP46へ移る。ステップSP46において制御部12は、出金枚数のカウントを1だけ増加させ、ステップSP47へ移る。ステップSP47において制御部12は、図10に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR5へ切り替え、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してステップSP50へ移る。
一方ステップSP45において否定結果が得られると、このことは紙幣が出金不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP48へ移る。ステップSP48において制御部12は、図10に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR6へ切り替え、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送してステップSP49へ移る。ステップSP49において制御部12は、現在一時保留部20へ収納された紙幣における記憶部14に記憶されている記番号を、後の処理において記憶部14から削除される削除対象記番号として設定し、ステップSP50へ移る。
ステップSP50において制御部12は、要求金額に応じた紙幣の枚数に出金枚数のカウントが達したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは要求金額に応じた紙幣の枚数分の紙幣を未だ紙幣入出金部16へ集積させていないことを表し、このとき制御部12はステップSP42へ戻り、リサイクル庫26から次の紙幣を鑑別部18へ繰り出す。一方ステップSP50において肯定結果が得られると、このことは要求金額に応じた紙幣の枚数分の紙幣を紙幣入出金部16へ集積させたことを表し、このとき制御部12はシャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を利用者に受け渡すことにより出金し、ステップSP51へ移り出金処理手順RT3を終了する。
[1−6.リジェクト紙幣収納処理]
次に、現金自動取引装置1によるリジェクト収納処理の具体的な処理手順について、図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、上述した出金処理の後にリジェクト紙幣収納処理を行う際、記憶部14からリジェクト紙幣収納処理プログラムを読み出して実行することにより図7に示すリジェクト紙幣収納処理手順RT4を開始し、ステップSP61へ移る。ステップSP61において制御部12は、出金処理において一時保留部20に保持した紙幣を鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP62へ移る。
ステップSP62において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得してリジェクト紙幣収納処理における当該紙幣の記番号として記憶部14に記憶し、ステップSP63へ移る。ステップSP63において制御部12は、鑑別部18において紙幣の枚数を計数させて、計数結果を取得して記憶部14に記憶し、ステップSP64へ移る。ステップSP64において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣がリサイクル可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP65へ移る。ステップSP65において制御部12は、図11に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR7へ切り替え、紙幣を鑑別部18から各リサイクル庫26へ向けて搬送してステップSP67へ移る。一方ステップSP64において否定結果が得られると、このことは紙幣がリサイクル不可紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP66へ移る。ステップSP66において制御部12は、図11に示すようにセレクタ(図示せず)をルートR8へ切り替え、紙幣を鑑別部18からリジェクト庫28へ向けて搬送してステップSP67へ移る。
ステップSP67において制御部12は、鑑別部18を通過しリサイクル庫26又はリジェクト庫28へ向かう紙幣にジャム等の障害が発生したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、制御部12はステップSP70へ移る。一方ステップSP67において肯定結果が得られると、このとき制御部12はステップSP68へ移り、紙幣の搬送を停止させ、当該紙幣を一時保留部20へ戻し、ステップSP69へ移る。ステップSP69において制御部12は、現在一時保留部20へ戻された紙幣における記憶部14に記憶されている記番号を、後の処理において記憶部14から削除される削除対象記番号として設定し、エラー処理を行った後にステップSP61へ移り、再度当該紙幣を一時保留部20から繰り出して鑑別部18へ搬送する。
一方ステップSP70において制御部12は、一時保留部20内に鑑別部18へ搬送すべき紙幣が存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは出金処理において一時保留部20に収納された紙幣が未だ一時保留部20に残留していることを表し、このとき制御部12はステップSP61へ戻り、一時保留部20から次の紙幣を搬送部24へ繰り出す。一方ステップSP70において否定結果が得られると、このことは全ての紙幣を一時保留部20から搬送部24へ繰り出したことを表し、このとき制御部12はステップSP71へ移る。
ステップSP71において制御部12は、記憶部14に重複して記憶された記番号である重複記番号のうち、出金処理手順RT3(図6)のステップSP49及びリジェクト紙幣収納処理手順RT4のステップSP69において削除対象記番号として設定された記番号を削除することにより、出金処理において一時保留部20へ収納された紙幣がその後リジェクト庫28又はリサイクル庫26へ搬送される際再度鑑別部18を通過するために複数回取得した同一の紙幣の記番号と、リジェクト紙幣収納処理において障害が発生し再鑑別を行ったために複数回取得した同一の紙幣の記番号とのうち、最後に取得した当該紙幣記番号のみを記憶部14に残し、出金処理及びリジェクト紙幣収納処理においてそれ以前に取得した記番号を削除し、ステップSP72へ移る。
ステップSP72において制御部12は、削除した記番号の個数だけ紙幣の計数結果を減算し、ステップSP73へ移り、リジェクト紙幣収納処理手順RT4を終了する。
このように出金処理及びリジェクト紙幣収納処理において現金自動取引装置1は、鑑別部18で一旦記番号を読み取った出金不可紙幣をリジェクト庫28又はリサイクル庫26へ搬送する際鑑別部18において再鑑別するため、鑑別部18を通過する度に紙幣の記番号を取得することとなり、出金処理において同一の紙幣の記番号を複数回取得する可能性がある。
これに対し現金自動取引装置1は、出金可能紙幣が搬送される紙幣入出金部16とは異なる搬送先である一時保留部20へ搬送され、その後再度鑑別部18において記番号を読み取られる予定の出金不可紙幣の記番号を削除対象記番号として設定し記憶部14から削除することにより、実際に計数した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とを同一にすることができる。
またリジェクト紙幣収納処理において現金自動取引装置1は、リジェクト庫28又はリサイクル庫26へ搬送する際鑑別部18で一旦記番号を読み取った後に障害が発生し一時保留部20へ戻した紙幣を鑑別部18において再鑑別するため、鑑別部18を通過する度に紙幣の記番号を取得することとなり、リジェクト収納処理において同一の紙幣の記番号を複数回取得する可能性がある。
これに対し現金自動取引装置1は、鑑別部18で記番号が読み取られた後に一旦一時保留部20へ戻されその後再度鑑別部18において記番号を読み取られる予定の紙幣の記番号を削除対象記番号として設定し記憶部14から削除することにより、実際に収納した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とを同一にすることができる。
[1−7.重複記番号削除確認画面]
制御部12は、所定の取引である入金処理において記憶部14に記憶された紙幣の記番号を確認するよう行員により操作表示部6を介して操作されると、図12に示す重複記番号削除確認画面DIP1を提示部としての操作表示部6に表示させる。この重複記番号削除確認画面DIP1は、行員により選択された取引において記憶部14に保存された記番号と、削除された記番号とを行員に確認させる画面であり、記憶部14に保存された記番号を提示する保存記番号表示部A1と、一旦記憶部14に記憶されたものの削除対象記番号として設定されたために記憶部14から削除された記番号を提示する削除記番号表示部A2とが表示されている。このとき保存記番号表示部A1に提示される記番号の個数は、紙幣の計数結果と同一となる。行員は、保存記番号表示部A1に提示された記番号を確認し、実際の紙幣と間違いがないか確認することにより、所定の取引における紙幣の記番号を実際の紙幣と対応付けて確実に確認することができる。
また重複記番号削除確認画面DIP1は記憶部14に保存された記番号のうち重複した記番号を提示する重複記番号表示部A3が表示されている。このように記憶部14に削除されずに保存されている重複した記番号が付された紙幣は、偽造券の可能性が高いため、行員は、重複記番号表示部A3に提示された記番号を確認することにより、偽造券の可能性が高い紙幣を認識することができる。
[1−8.効果]
従来、記憶部14に重複する記番号が保存されていた場合、鑑別部18を複数回通過した同一の紙幣の記番号を複数個保存したのか、又は、異なる紙幣(例えば偽造券)の同一記番号を複数個保存したのかを判別できなかった。また例えば入金処理において、顧客が10枚の紙幣を投入したにも拘らず、11個以上の記番号が保存されていると、投入した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とが相違してしまっていた。
これに対し現金自動取引装置1は、鑑別部18において一旦記番号が読み取られた後に再度鑑別部18において記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を削除対象記番号として設定し、削除対象記番号として設定された記番号をその後記憶部14から削除することにより保存しないようにした。
これにより現金自動取引装置1は、同一紙幣の記番号を複数個保存することを防止し、1個だけ保存することができ、実際に計数した紙幣の枚数と、保存した記番号の個数とを同一にすることができる。
また、記番号を重複して保存しないために、記憶部14に既に記憶されている記番号と同一の記番号を鑑別部18において読み取った場合、記憶部14に既に記憶されている記番号を削除することも考えられる。しかしながら同一の紙幣であっても、最初に鑑別部18において読み取られた記番号の識別結果と、それ以降に鑑別部18において読み取られた記番号の識別結果とが同一になるとは限らないため、そのような方法では、同一の紙幣が鑑別部18を複数回通過することにより読み取った複数個の記番号のうち、最後に読み取った記番号よりも前に読み取った記番号を正確に削除することができない可能性がある。
これに対し現金自動取引装置1は、例えば入金処理においては一時保留部20へ搬送した紙幣の記番号は削除対象記番号として設定しない一方、紙幣入出金部16へ搬送しその後再鑑別する予定の紙幣の記番号は削除対象記番号として設定するようにした。すなわち現金自動取引装置1は、紙幣の搬送状況に応じて、記番号を削除するようにした。これにより現金自動取引装置1は、同一の紙幣が鑑別部18を複数回通過することにより読み取った複数個の記番号のうち、最後に読み取った記番号よりも前に読み取った記番号を正確に削除することができる。
また現金自動取引装置1は、同一の記番号を記憶した場合に一方の記番号を削除するわけではないため、同一の記番号が付された偽造券の記番号が複数個記憶部14に保存される可能性がある。これに対し現金自動取引装置1は、重複記番号削除確認画面DIP1の重複記番号表示部A3において、重複して保存されている記番号を行員に提示するようにしたことにより、偽造券の可能性が高い紙幣を行員に認識させることができる。
以上の構成によれば現金自動取引装置1は、紙幣を搬送する搬送部24と、搬送部24に設けられ紙幣の記番号を読み取る鑑別部18と、鑑別部18で読み取られた記番号を保存する記憶部14と、鑑別部18において一旦記番号が読み取られた後に搬送部24により鑑別部18へ搬送され再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を記憶部14に保存させない制御部12とを設けるようにした。これにより現金自動取引装置1は、同一紙幣の記番号を複数個保存することを防止することができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、紙幣の記番号を鑑別部18で1枚ずつ読み取る度に、削除対象とする場合削除対象記番号を設定し、入金処理、収納処理、出金処理又はリジェクト紙幣収納処理を完了させる際、削除対象記番号が設定された記番号をまとめて記憶部14から削除する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣の記番号を鑑別部18で1枚ずつ読み取る度に、削除対象となる記番号をそもそも記憶部14に記憶させないようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、重複記番号削除確認画面DIP1を操作表示部6に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、重複記番号削除確認画面DIP1に対応する内容を例えばレシートに印字してレシート発行口8から発行する等、種々の方法で行員に提示しても良い。
さらに本発明においては、重複記番号削除確認画面DIP1において重複記番号表示部A3を表示させる際、削除されずに記憶部14に保存されている重複した記番号が付された紙幣は偽造券の可能性が高いことを行員に提示しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記憶部14に予め記憶させておいた入金処理プログラム、収納処理プログラム、出金処理プログラム及びリジェクト紙幣収納処理プログラムを読み出して実行する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースやIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ab等のネットワーク、或いはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の外部記憶媒体を介して、外部から入金処理プログラム、収納処理プログラム、出金処理プログラム及びリジェクト紙幣収納処理プログラムを取得して実行しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1において、媒体としての紙幣の記番号を読み取る場合に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体に付された固有な識別字を読み取る種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部としての搬送部24と、鑑別部としての鑑別部18と、記憶部としての記憶部14と、制御部としての制御部12とによって、紙幣取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部と、鑑別部と、記憶部と、制御部とによって、紙幣取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣の記番号を判別し管理する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、11……カード処理部、12……制御部、14……記憶部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ庫、24……搬送部、26……リサイクル庫、28……リジェクト庫、30……記憶部、DIP1……重複記番号削除確認画面、A1……保存記番号表示部、A2……削除記番号表示部、A3……重複記番号表示部。

Claims (11)

  1. 紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ紙幣の記番号を読み取る鑑別部と、
    前記鑑別部で読み取られた前記記番号を保存する記憶部と、
    前記鑑別部において一旦記番号が読み取られた後に前記搬送部により前記鑑別部へ搬送され再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を前記記憶部に記憶させると共に削除対象記番号として設定し、前記記憶部に記憶された記番号のうち、前記削除対象記番号として設定された記番号を、入金可能紙幣と判定された後に削除する制御部と
    を有する紙幣取引装置。
  2. 前記制御部は、前記鑑別部により読み取られ前記記憶部に保存された前記紙幣の記番号と、前記鑑別部により読み取られたものの前記記憶部へは保存されなかった前記紙幣の記番号とを提示部に提示する
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  3. 前記制御部は、前記記憶部に保存された前記紙幣の記番号に重複する記番号が存在する場合、重複する記番号が前記記憶部に保存されていることを前記提示部に提示する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  4. 前記制御部は、前記紙幣の搬送状況に応じて、前記鑑別部において再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を前記記憶部に保存させない
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  5. 前記鑑別部は、前記紙幣の状態を鑑別し、
    前記制御部は、入金できないと前記鑑別部において判定され、外部と紙幣の授受を行う紙幣入出金部へ戻される入金不可紙幣の記番号を前記記憶部へ保存させない
    請求項4に記載の紙幣取引装置。
  6. 前記制御部は、前記入金不可紙幣を前記紙幣入出金部から前記鑑別部へ搬送させ再度記番号を読み取らせる
    請求項5に記載の紙幣取引装置。
  7. 前記制御部は、入金できると前記鑑別部において判定された入金可能紙幣を、紙幣を一時的に保留する一時保留部へ搬送させて収納させ、当該入金可能紙幣の記番号を前記記憶部に保存させる
    請求項6に記載の紙幣取引装置。
  8. 前記制御部は、紙幣を一時的に保留する一時保留部から紙幣を収納する収納庫へ向けて前記紙幣を搬送させる際に、前記鑑別部において記番号を取得した後に障害が発生した場合、前記一時保留部へ戻した紙幣の記番号を前記記憶部へ保存させない
    請求項4に記載の紙幣取引装置。
  9. 前記制御部は、前記一時保留部から前記収納庫へ向けて前記紙幣を搬送させて収納させた紙幣の記番号を前記記憶部に保存させる
    請求項8に記載の紙幣取引装置。
  10. 前記制御部は、取引中に前記鑑別部において一旦記番号が読み取られた後に前記搬送部により前記鑑別部へ搬送され再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を前記記憶部に記憶させると共に削除対象記番号として設定し、前記記憶部に記憶された記番号のうち、前記削除対象記番号として設定された記番号を取引終了時に削除する
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  11. 紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ紙幣の記番号を読み取る鑑別部と、
    前記鑑別部で読み取られた前記記番号を保存する記憶部と、
    取引中に前記鑑別部において一旦記番号が読み取られた後に前記搬送部により前記鑑別部へ搬送され再度記番号が読み取られる予定の紙幣の記番号を前記記憶部に記憶させると共に削除対象記番号として設定し、前記記憶部に記憶された記番号のうち、前記削除対象記番号として設定された記番号を取引終了時に削除する制御部と
    を有する紙幣取引装置。
JP2014204070A 2014-10-02 2014-10-02 紙幣取引装置 Active JP6503678B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014204070A JP6503678B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 紙幣取引装置
CN201580039282.9A CN106537470B (zh) 2014-10-02 2015-06-02 纸币交易装置
PCT/JP2015/065938 WO2016051865A1 (ja) 2014-10-02 2015-06-02 紙幣取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014204070A JP6503678B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 紙幣取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016075982A JP2016075982A (ja) 2016-05-12
JP6503678B2 true JP6503678B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=55629921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014204070A Active JP6503678B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 紙幣取引装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6503678B2 (ja)
CN (1) CN106537470B (ja)
WO (1) WO2016051865A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6505298B1 (ja) 2018-06-28 2019-04-24 日本金銭機械株式会社 紙葉処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07192161A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Hitachi Ltd 現金取引装置
JP5271158B2 (ja) * 2009-06-08 2013-08-21 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類処理装置
DE102009034065A1 (de) * 2009-07-22 2011-01-27 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren für die Bearbeitung von Banknoten
JP5690668B2 (ja) * 2011-06-24 2015-03-25 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 画像証跡機能を有する自動取引装置
JP5799651B2 (ja) * 2011-08-16 2015-10-28 沖電気工業株式会社 紙幣入出金装置および紙幣入出金制御方法
JP5786680B2 (ja) * 2011-11-28 2015-09-30 沖電気工業株式会社 紙幣入出金装置および管理情報補正方法
JP5749688B2 (ja) * 2012-06-18 2015-07-15 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣取扱装置
JP5971147B2 (ja) * 2013-02-14 2016-08-17 沖電気工業株式会社 媒体処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016075982A (ja) 2016-05-12
CN106537470B (zh) 2019-12-24
CN106537470A (zh) 2017-03-22
WO2016051865A1 (ja) 2016-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5971147B2 (ja) 媒体処理装置
JP6349857B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP2010108197A (ja) 自動取引装置
WO2015194300A1 (ja) 紙幣取引装置
WO2016063562A1 (ja) 紙幣取引装置
JP6119374B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
CN106575458B (zh) 纸币交易装置
JP6245029B2 (ja) 媒体取引装置
JP6225715B2 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
JP6503678B2 (ja) 紙幣取引装置
JP2016012259A (ja) 媒体管理システム及び媒体処理装置
WO2015194299A1 (ja) 紙幣取引装置
JP6264103B2 (ja) 媒体処理装置、媒体処理プログラム及び媒体取引装置
JP2020071639A (ja) 有価媒体処理装置、有価媒体処理システム及び有価媒体処理方法
JP6245089B2 (ja) 紙幣取引装置
JP6000585B2 (ja) 紙葉類処理方法および搬送補助シート
JP6029838B2 (ja) 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
JP7471925B2 (ja) 紙幣処理装置、紙幣処理システムおよび紙幣処理方法
JP7158980B2 (ja) 自動取引装置
WO2020054191A1 (ja) 媒体取引装置
JP6000584B2 (ja) 紙葉類処理システム、紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
JPH11259723A (ja) 自動取引装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6503678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150