JP2016003973A - 測定用クリップおよび測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象の測定対象部位を一対のクリップ片の先端部で確実かつ容易に挟持する。
【解決手段】各々の連結部31,51において互いに回動自在に連結されて各々の先端部11a,12aで測定対象の測定対象部位を挟持可能な一対のクリップ片11,12を備え、一方のクリップ片11の先端部11aには、測定対象部位を挟持する際に測定対象の端部を当接させて測定対象部位と先端部11aとの位置決めを行うための位置決め部13が配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、一対のクリップ片の先端部で測定対象の測定対象部位を挟持可能な測定用クリップおよびその測定用クリップを備えた測定装置に関するものである。
この種の測定用クリップとして、下記特許文献1において出願人が開示したクリップ式4端子測定用プローブ(以下、単に「測定用プローブ」ともいう)が知られている。この測定用プローブは、一対の咬持片部を備えて構成されている。この場合、各咬持片部は、支軸部によって開閉自在に軸支されると共に、支軸部に配設された捩りバネによって先端部が閉じる向きに付勢されて、先端部によって基板等の被測定物を咬持可能に構成されている。また、両咬持片部の基端部側には、先端部を開く際に把持する把持部が形成されており、この把持部には、測定装置に接続されるリード線が取り付けられている。
特開2005−308690号公報(第3頁、第1図)
ところが、上記の測定用プローブには、改善すべき以下の課題がある。すなわち、例えば、被測定物としての基板の縁部に近い規定部位をこの測定用プローブにおける咬持片部の先端部で咬持して行う基板検査を、数多くの基板を対象として効率的に行うには、咬持片部の先端部で基板の規定部位を容易に咬持できることが必要である。また、このような基板検査を行う際には、咬持片部の先端部と規定部位との位置が僅かに位置ずれしただけで、検査の際の良否判定に用いる測定値が異なって正確な検査を行うことが困難となることがあるため、基板検査を高精度で行うには、基板の規定部位を咬持片部の先端部で確実に咬持できることが必要である。しかしながら、上記の測定用プローブには、咬持片部の先端部で基板の規定部位を確実かつ容易に咬持する手段が備えられていないため、効率的で高精度な基板検査の実現が困難となっており、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、測定対象の測定対象部位を一対のクリップ片の先端部で確実かつ容易に挟持し得る測定用クリップおよび測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定用クリップは、各々の連結部において互いに回動自在に連結されて各々の先端部で測定対象の測定対象部位を挟持可能な一対のクリップ片を備えた測定用クリップであって、一方の前記クリップ片の前記先端部には、前記測定対象部位を挟持する際に当該測定対象の端部を当接させて前記測定対象部位と前記先端部との位置決めを行うための位置決め部が配設されている。
また、請求項2記載の測定用クリップは、請求項1記載の測定用クリップにおいて、前記測定対象部位に接触して電気信号を入出力させるための一対の端子が前記先端部に配設されている。
また、請求項3記載の測定用クリップは、請求項1または2記載の測定用クリップにおいて、前記位置決め部は、前記一方のクリップ片における前記先端部の長さ方向に沿って移動可能で、かつ移動した位置において固定可能に構成されている。
また、請求項4記載の測定用クリップは、請求項3記載の測定用クリップにおいて、位置決め部は、前記長さ方向に沿って予め決められた長さ刻みで移動可能に構成されている。
また、請求項5記載の測定装置は、請求項1から4のいずれかに記載の測定用クリップと、当該測定用クリップを介して入出力する電気信号に基づいて前記測定対象の被測定量を測定する測定部とを備えている。
請求項1記載の測定用クリップ、および請求項5記載の測定装置によれば、測定対象の測定対象部位を挟持する際に測定対象の端部を当接させて測定対象部位とクリップ片の先端部との位置決めを行うための位置決め部を一方のクリップ片の先端部に配設したことにより、位置決め部から先端部までの長さと、測定対象の端部から測定対象部位までの長さとが同程度となるように位置決め部の位置を調整しておくことで、端部が位置決め部に当接するように測定用クリップを移動させるだけで、測定対象部位を先端部で確実かつ容易に挟持することができる。このため、この測定用クリップおよび測定装置によれば、同種の複数の測定対象を対象とする測定を効率的、かつ正確に行うことができる。
また、請求項2記載の測定用クリップ、および請求項5記載の測定装置によれば、測定対象部位に接触して電気信号を入出力させるための一対の端子をクリップ片の先端部に配設したことにより、例えば、1つの測定対象部位に対して2つの端子を接触させて行う四端子法による被測定量の測定の際に、その測定対象部位に対して各端子を確実かつ容易に接触させることができる。このため、この測定用クリップおよび測定装置によれば、同種の複数の測定対象を対象とする四端子法や四端子対法による測定を効率的、かつ正確に行うことができる。
また、請求項3記載の測定用クリップ、および請求項5記載の測定装置によれば、クリップ片の先端部の長さ方向に沿って移動可能で、かつ移動した位置において固定可能に位置決め部を構成したことにより、測定対象の端部から測定対象部位までの長さに応じて位置決め部の位置を変更することができるため、端部からの長さが異なる複数種類の測定対象部位を先端部で確実かつ容易に挟持することができる。
また、請求項4記載の測定用クリップ、および請求項5記載の測定装置では、位置決め部が、クリップ片における先端部の長さ方向に沿って予め決められた長さ刻みで移動可能に構成されている。このため、この測定用クリップおよび測定装置によれば、例えば、測定対象の端部からの長さが同程度の複数の測定対象部位を複数の測定用クリップでそれぞれ挟持する際に、各測定用クリップの位置決め部からクリップ片の先端部までの長さを同じ長さに揃える必要があるときに、予め決められた長さ刻みで移動させることで、上記の長さを揃える作業を効率的に行うことができる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 測定用クリップ2の斜視図である。 測定用クリップ2の側面図である。 測定用クリップ2の構成を示す分解斜視図である。 測定用クリップ2の使用方法を説明する第1の説明図である。 測定用クリップ2の使用方法を説明する第2の説明図である。 測定用クリップ2の使用方法を説明する第3の説明図である。 測定用クリップ2の使用方法を説明する第4の説明図である。
以下、測定用クリップおよび測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。測定装置1は、図1に示すように、一対の測定用クリップ2a,2b(以下、区別しないときには「測定用クリップ2」ともいう)および測定部3を備えて、測定対象の一例としての基板100の表面に設けられている導体部110a,110b(測定対象部位の一例であって、以下、区別しないときには「導体部110」ともいう)間の抵抗値(被測定量の一例)を測定可能に構成されている。なお、図1および後述する図7,8では、導体部110a,110bが形成されている面を下向きにした状態で基板100を図示している。
測定用クリップ2は、測定用クリップの一例であって、図1〜3に示すように、基板100を挟持(クリップ)可能なクリップ型に形成されている。具体的には、測定用クリップ2は、図2,3に示すように、一対のクリップ片11,12、位置決め部13、一対の端子14,14、ケーブル15、バネ16(図4参照)およびシャフト17(同図参照)を備えて構成されている。
クリップ片11は、図4に示すように、第1部材21および第2部材22を備えて構成されている。第1部材21は、樋状に形成されている。また、第1部材21における先端部21aと基端部21bとの間の中間部21c(長さ方向の中間部位)には、クリップ片12との連結に用いられている一対の連結部31,31(この例では、円形の孔)が形成されている。また、第1部材21の先端部21aには、端子14,14が配設される。この端子14,14は、基板100の導体部110に接触させて、その導体部110において測定用の電気信号を入出力させるために用いられる。
第2部材22は、図4に示すように、第1部材21に嵌め込み可能に構成されて、ネジ43によって第1部材21に固定される。また、同図に示すように、第2部材22の先端部22a側には、位置決め部13を固定する際に用いる固定用のネジ63を挿通させるための挿通孔41が形成されている。また、第2部材22の先端部22aには、位置決め部13を一定の長さ刻み(一定のピッチ)で移動させるための歯部42が設けられている。この場合、歯部42は、山部および谷部をそれぞれ複数有して構成され、先端部22a側における一方の側部(同図において先端部22a側から見て右側の側部)に設けられている。
クリップ片12は、図4に示すように、長さ方向の中間部12cでやや屈曲する(側面視がくの字形の)樋状に形成されている。また、クリップ片12の中間部12cには、クリップ片11との連結に用いられている一対の連結部51,51(同図では、一方の連結部51のみ図示している)が形成されている。この場合、連結部51は、一例として、クリップ片11の第1部材21に形成されている連結部31に嵌合可能な円形の突起部で構成されている。
また、クリップ片12には、図4に示すように、クリップ片11の第2部材22に対して位置決め部13を固定する際に用いるネジ63の締め付けおよび緩めを行うためのドライバー等の工具を挿入可能な挿通孔52が形成されている。また、クリップ片12は、同図に示すように、連結部51,51の間に配設されるシャフト17に支持されるトーションバネ(ねじりコイルバネ)で構成されたバネ16により、先端部12aがクリップ片11の先端部11a(第1部材21の先端部21a、およびクリップ片12の先端部12a)に近接する向き(閉じる向き)に付勢されている。
上記したクリップ片11,12は、第1部材21の連結部31(円形の孔)にクリップ片12の連結部51(円形の突起部)を嵌合させることで、各々の連結部31,51において互いに回動自在に連結される(図2,3参照)。また、クリップ片11,12は、回動自在に連結されることで、各々の先端部11a,12aで基板100の導体部110を挟持することが可能となっている。
位置決め部13は、基板100の導体部110をクリップ片11,12の各先端部11a,12aで挟持する際に、導体部110と先端部11a,12aとの位置決めを行うための部材であって、図2に示すように、クリップ片11の先端部11a(第2部材22の先端部22a)に配設されている。
具体的には、位置決め部13は、図4に示すように、板状の基体部61と、基体部61の先端部(同図における左側端部)に立設された板状の当接部62とを備えて構成され、導体部110を各先端部11a,12aで挟持する際に基板100の端部101(図7,8参照)を当接部62に当接させることによって導体部110と先端部11a,12aとの位置決めを行うことが可能となっている。
また、基体部61には、図4に示すように、上記したクリップ片11における第2部材22の歯部42と噛合可能な歯部71が設けられている。この場合、歯部71は、山部および谷部をそれぞれ複数有して構成され、基体部61における一方の側部(同図において先端部22a側から見て右側の側部)に設けられている。
また、基体部61には、位置決め部13を第2部材22に固定するためのネジ63を挿通可能な長孔72が形成されている。この場合、位置決め部13は、基体部61の歯部71を第2部材22の歯部42に噛合させることで、クリップ片11における先端部11a(第2部材22における先端部22a)の長さ方向(図5に示すX方向)に沿って、位置決め部13を一定の長さ刻み(一定のピッチ)で移動させる(位置を変更させる)ことが可能であると共に、ネジ63およびナット64を用いて移動した位置において第2部材22に固定することが可能に構成されている。
測定部3は、測定用クリップ2を介して入出力する電気信号に基づいて基板100の2つの導体部110a,110b間の抵抗値(被測定量)を測定する。
次に、測定装置1の使用方法について、図面を参照して説明する。一例として、同種の複数の基板100(図1参照)について、各基板100における2つの導体部110a,110b間の抵抗値を測定する際の使用方法について説明する。
測定に先立ち、位置決め部13の位置の調整を行う。具体的には、図5に示すように、一方の測定用クリップ2(例えば、測定用クリップ2a)におけるクリップ片12の挿通孔52からドライバー200の先端部を挿入してネジ63を回転させて弛め、第2部材22(クリップ片11)に対する位置決め部13の固定を解除する。
次いで、位置決め部13を上方にやや移動させ(引き上げ)、位置決め部13の歯部71と第2部材22の歯部42との噛合を解除する。続いて、その状態の位置決め部13を、図6に示すように、矢印X1の向き(同図における右側)に移動させる。この場合、位置決め部13の当接部62から端子14(端子14が配設されているクリップ片11の先端部11a)までの長さと、基板100の端部101から導体部110a(図7参照)までの長さとが同程度となるように位置決め部13を移動させる。なお、図6,7および後述する図8では、位置決め部13の位置を示すため、クリップ片12を取り外した状態で図示している。
次いで、歯部71と歯部42とを噛合させる。続いて、再び挿通孔52からドライバー200の先端部を挿入してネジ63を回転させて締め付け、第2部材22に対して位置決め部13を固定する。
次いで、同様にして、他方の測定用クリップ2bについて、位置決め部13の位置の調整を行う。この場合、位置決め部13の当接部62から端子14までの長さと、基板100の端部101から導体部110b(図8参照)までの長さとが同程度となるように位置決め部13を、同図に示すように、矢印X2の向き(同図における左側)に移動させる。続いて、歯部71と歯部42とを噛合させ、次いで、ネジ63を回転させて締め付け、第2部材22に対して位置決め部13を固定する。以上により、測定に先立つ位置決め部13の位置の調整が終了する。
続いて、図7に示すように、各測定用クリップ2a,2bで基板100を挟持する。具体的には、一方の測定用クリップ2aおけるクリップ片11の基端部11b(図2,3参照)とクリップ片12の基端部12b(両図参照)とを握持して、バネ16の付勢力に抗してクリップ片11の先端部11aとクリップ片12の先端部12aとを離反させる(開かせる)。次いで、この状態の測定用クリップ2aを基板100の端部101に近づけ、続いて、図7に示すように、端子14を導体部110aに近接させるように測定用クリップ2aを移動させる。
この場合、測定用クリップ2aにおける位置決め部13の当接部62から端子14までの長さと、基板100の端部101から導体部110aまでの長さとが同程度となるように位置決め部13の位置が調整されている。このため、基板100の端部101が位置決め部13の当接部62に当接するまで測定用クリップ2aを移動させることにより、端子14,14と導体部110aとが位置合わせされる。
次いで、測定用クリップ2aにおけるクリップ片11,12の基端部11b,12bの握持を解除する。この際に、バネ16の付勢力によってクリップ片11,12の先端部11a,12a同士が近接し、先端部11a,12aによって基板100が挟持される。また、この際に、各端子14,14の先端部が導体部110aに接触する。
続いて、同様にして、他方の測定用クリップ2bおけるクリップ片11,12の基端部11b,12bを握持して、クリップ片11,12の先端部11a,12aを離反させ、次いで、図8に示すように、端子14を導体部110bに近接させるように測定用クリップ2bを移動させる。
この場合、測定用クリップ2bにおける位置決め部13の当接部62から端子14までの長さと、基板100の端部101から導体部110bまでの長さとが同程度となるように位置決め部13の位置が調整されているため、基板100の端部101が位置決め部13の当接部62に当接するまで測定用クリップ2bを移動させることにより、端子14,14と導体部110bとが位置合わせされる。
続いて、測定用クリップ2bにおけるクリップ片11,12の基端部11b,12bの握持を解除することにより、クリップ片11,12の先端部11a,12a同士が近接し、先端部11a,12aによって基板100が挟持される。また、この際に、各端子14,14の先端部が導体部110bに接触する。
次いで、測定部3を操作して測定を開始させる。この際に、測定部3が測定用クリップ2a,2bを介して各導体部110a,110bにおいて入出力する電気信号に基づいて基板100の2つの導体部110a,110b間の抵抗値を測定し、図外の表示部に測定値を表示させる。以上により、1枚目の基板100についての測定が終了する。
続いて、2枚目の基板100について、同様にして測定を行う。この場合、この測定装置1では、位置決め部13を備えて測定用クリップ2a,2bが構成され、上記したように、位置決め部13の位置が調整されているため、2枚目の基板100における導体部110を挟持する際においても、基板100の端部101を位置決め部13の当接部62に当接させることで、端子14,14と導体部110とが確実かつ容易に位置合わせされる。
以下、同様にして、3枚目以降の基板100についての測定を行う。この場合、上記したように、基板100の端部101を位置決め部13の当接部62に当接させることで、端子14,14と導体部110とが確実かつ容易に位置合わせされるため、このような同種の複数の基板100に対する測定を連続して行う際において、導体部110を挟持する作業を容易に短時間で行うことができ、しかも導体部110を先端部11a,12aで確実に挟持する(導体部110に端子14を確実に接触させる)ことができる。このため、この測定用クリップ2および測定装置1では、同種の複数の基板100を対象とする測定を効率的、かつ正確に行うことが可能となっている。
このように、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、導体部110を挟持する際に基板100の端部101を当接させて導体部110とクリップ片11,12の先端部11a,12aとの位置決めを行うための位置決め部をクリップ片11の先端部11aに配設したことにより、位置決め部13から先端部11a(端子14)までの長さと、基板100の端部101から導体部110までの長さとが同程度となるように位置決め部13の位置を調整しておくことで、端部101が位置決め部13に当接するように測定用クリップ2を移動させるだけで、導体部110を先端部11a,12aで確実かつ容易に挟持することができる。このため、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、同種の複数の基板100を対象とする測定を効率的、かつ正確に行うことができる。
また、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、導体部110に接触して電気信号を入出力させるための一対の端子14をクリップ片11の先端部11aに配設したことにより、例えば、1つの導体部110に対して2つの端子14を接触させて行う四端子法による被測定量の測定の際に、その導体部110に対して各端子14を確実かつ容易に接触させることができる。このため、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、同種の複数の基板100を対象とする四端子法や四端子対法による測定を効率的、かつ正確に行うことができる。
また、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、クリップ片11の先端部11aの長さ方向に沿って移動可能で、かつ移動した位置において固定可能に位置決め部13を構成したことにより、端部101から導体部110までの長さに応じて位置決め部13の位置を変更することができるため、端部101からの長さが異なる複数種類の導体部110を先端部11a,12aで確実かつ容易に挟持することができる。
また、この測定用クリップ2および測定装置1では、位置決め部13が、クリップ片11における先端部11aの長さ方向に沿って予め決められた長さ刻みで移動可能に構成されている。このため、この測定用クリップ2および測定装置1によれば、例えば、基板100の端部101からの長さが同程度の複数の導体部110を複数の測定用クリップ2でそれぞれ挟持する際に、各測定用クリップ2の位置決め部13からクリップ片11の先端部11aまでの長さを同じ長さに揃える必要があるときに、予め決められた長さ刻みで移動させることで、上記の長さを揃える作業を効率的に行うことができる。
なお、測定用クリップおよび測定装置は、上記の構成に限定されない。例えば、クリップ片11に位置決め部13を配設した例について上記したが、クリップ片12に位置決め部13を配設する構成を採用することもできる。
また、クリップ片11の先端部11aの長さ方向に沿って移動可能で、かつ移動した位置において固定可能に位置決め部13を構成した例について上記したが、先端部11aに対して位置決め部13が固定された(位置決め部13が移動しない)構成を採用することもできる。
また、予め決められた長さ刻みで位置決め部13を移動させる構成は、上記構成に限定されない。具体的には、上記の構成では、クリップ片11の第2部材22の先端部22aにおける一方の側部に歯部42を設け、位置決め部13の基体部61における一方の側部に歯部71を設けているが、先端部11aにおける両方の側部に歯部42を設け、位置決め部13の基体部61における両方の側部に歯部71を設ける構成を採用することもできる。また、第2部材22における先端部22aの上面に歯部42を設け、位置決め部13における基体部61の下面に歯部71を設ける構成を採用することもできる。
また、上記の構成では、山部および谷部をそれぞれ複数有して歯部42,71が構成されているが、1つの山部(または谷部)を有する歯部42と、その歯部42に噛合可能な歯部71とを設けた構成や、1つの山部(または谷部)を有する歯部71と、その歯部に噛合可能な歯部42とを設けた構成を採用することもできる。さらに、歯部42,71を設けていない構成、つまり、予め決められた長さ刻みで位置決め部13を移動させるのではなく、任意の長さで位置決め部13を移動させる構成を採用することもできる。
また、端子14がクリップ片11の先端部11a(第1部材21の先端部21a)に配設されている構成例について上記したが、クリップ片12の先端部12aに端子14を配設する構成や、クリップ片11の先端部11aおよびクリップ片12の先端部12aの双方において端子14を配設する構成を採用することもできる。
また、端子14を備えていない構成、つまり、ワニ口クリップ等のクリップ型の端子に適用することもできる。また、2つのクリップ片の各先端部の一方または双方に被検出量を検出する検出素子が配設されたクリップ型のセンサに適用すること、つまり、位置決め部13を備えたクリップ型のセンサを構成することもできる。
また、被測定量としての抵抗を測定する測定する例について上記したが、被測定量には、抵抗の他に、電流、電圧、電力、位相および温度などの各種の物理量が含まれる。
1 測定装置
2a,2b 測定用クリップ
3 測定部
11 クリップ片
11a,12a,21a,22a 先端部
12 クリップ片
13 位置決め部
14 端子
21 第1部材
22 第2部材
31,51 連結部
42,71 歯部
63 ネジ
64 ナット
100 基板
101 端部
110a,110b 導体部

Claims (5)

  1. 各々の連結部において互いに回動自在に連結されて各々の先端部で測定対象の測定対象部位を挟持可能な一対のクリップ片を備えた測定用クリップであって、
    一方の前記クリップ片の前記先端部には、前記測定対象部位を挟持する際に当該測定対象の端部を当接させて前記測定対象部位と前記先端部との位置決めを行うための位置決め部が配設されている測定用クリップ。
  2. 前記測定対象部位に接触して電気信号を入出力させるための一対の端子が前記先端部に配設されている請求項1記載の測定用クリップ。
  3. 前記位置決め部は、前記一方のクリップ片における前記先端部の長さ方向に沿って移動可能で、かつ移動した位置において固定可能に構成されている請求項1または2記載の測定用クリップ。
  4. 位置決め部は、前記長さ方向に沿って予め決められた長さ刻みで移動可能に構成されている請求項3記載の測定用クリップ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の測定用クリップと、当該測定用クリップを介して入出力する電気信号に基づいて前記測定対象の被測定量を測定する測定部とを備えている測定装置。
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