JP6242158B2 - クリップ型プローブおよびプローブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象を挟持可能な一対のクリップ部と、この一対のクリップ部で測定対象を挟持したときに測定対象に接触する電流供給端子および電圧検出端子とを備えて4端子法による測定に適したクリップ型プローブ、並びにこのクリップ型プローブを一対備えたプローブ装置に関するものである。
この種のクリップ型プローブとして、下記特許文献1において出願人が開示したクリップ型プローブが知られている。このクリップ型プローブは、4端子測定用に使用されるプローブであって、一対の咬持片部を備えて構成されている。この場合、両咬持片部は、支軸部によって開閉自在に軸支されると共に、支軸部に配設された捩りバネによって先端部が閉じる向きに付勢されて、先端部によって被測定物を咬持可能に構成されている。また、両咬持片部の基端部側には、先端部を開く際に把持する把持部が形成されており、この把持部には、測定装置に接続されるリード線が取り付けられている。また、この特許文献1には、記載されてはいないが、4端子測定用に使用されるプローブであるため、両咬持片部のうちの一方の咬持片部は、測定対象に測定用の電流を供給する電流供給端子として機能し、他方の咬持片部は、測定用の電流が供給されているときに測定対象に発生する電圧を検出するための電圧検出端子として機能するように構成されている。
特開2005−308690号公報(第3頁、第1図)
ところが、上記のクリップ型プローブには、以下のような改善すべき課題が存在している。すなわち、4端子法によって測定対象の抵抗値を測定する場合、測定対象の一方の電極に1つのクリップ型プローブを接続し、他方の電極にもう1つのクリップ型プローブを接続する際に、1つのクリップ型プローブにおける電流供給端子として機能する一方の咬持片部の電極との接触位置、および電圧検出端子として機能する他方の咬持片部の電極との接触位置の間の距離は、同一の測定対象の抵抗値を再度測定する際には再現性を確保する上で、また同種の測定対象(電極の形状が同一の測定対象)の抵抗値を測定する際には測定条件を同一にする(揃える)上で、常に一定であるのが好ましい。
その理由としては、以下の通りである。つまり、このクリップ型プローブのように電流供給端子と電圧検出端子とが互いに向き合った状態で比較的近い位置で電極に接触する構成においては、その電極における電流供給端子との接触位置の近傍の内部では、電流密度がこの接触位置からの距離に応じて大きく変化する。このため、電流供給端子として機能する一方の咬持片部の電極との接触位置から電圧検出端子として機能する他方の咬持片部の電極との接触位置までの距離が僅かでも変化したときには、その影響を受けて他方の咬持片部の接触位置での電流密度が変化し、その結果、測定対象の各電極に接続された2つのクリップ型プローブにおいて電圧検出端子として機能する2つの他方の咬持片部間で検出される電圧値にも変化が生じるからである。
しかしながら、上記のような一対の咬持片部を備えた構成のクリップ型プローブでは、電極が円柱体のときには、一対の咬持片部間での電極の咬持位置により(一対の咬持片部の奥側の位置で咬持するか、先端側の位置で咬持するかにより)、電流供給端子として機能する一方の咬持片部の電極との接触位置から電圧検出端子として機能する他方の咬持片部の電極との接触位置までの間の距離が変化する。
したがって、上記のクリップ型プローブには、この一方の咬持片部の測定対象との接触位置から他方の咬持片部の測定対象との接触位置までの間の距離が変化するおそれがあることに起因して、同一の測定対象の抵抗値を再度測定する場合には抵抗値測定に対する再現性を確保することが困難となり、また同種の測定対象を複数測定する場合には測定条件を同一としての抵抗値の測定が困難となるという改善すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、同一の測定対象を再度測定する場合における再現性を確保し得ると共に、同種の複数の測定対象に対する測定条件を同一としての測定を実行し得るクリップ型プローブ、およびこのクリップ型プローブを一対備えたプローブ装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のクリップ型プローブは、測定対象を挟持可能な一対の挟み部、並びに当該一対の挟み部で当該測定対象を挟持したときに当該測定対象に接触する電流供給端子および電圧検出端子を備え前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されているクリップ型プローブであって、一端部が前記一方の挟み部に形成されると共に他端部が一方の摘み部に形成された一方のクリップ片と、一端部が前記他方の挟み部に形成されると共に他端部が他方の摘み部に形成された他方のクリップ片とを備え、前記一方の摘み部には、前記電流供給端子に接続されて当該電流供給端子に測定用電流を供給するための第1電線、および当該測定用電流のリターン経路を構成する第2電線が取り付けられると共に、外部配線を前記第2電線に電気的に接続するためのコネクタが配設されている
また、請求項2記載のクリップ型プローブは、請求項1記載のクリップ型プローブにおいて、前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一方の挟み部内に配設された付勢部材によって先端が前記対向面から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢されている。
また、請求項3記載のクリップ型プローブは、測定対象を挟持可能な一対の挟み部、並びに当該一対の挟み部で当該測定対象を挟持したときに当該測定対象に接触する電流供給端子および電圧検出端子を備え、前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されているクリップ型プローブであって、前記一方の挟み部は、先端部が二股に分割されて互いに独立して弾性変形可能な一対のアーム状に形成され、前記電流供給端子は、前記一対のアーム状に形成された前記先端部のうちの一方のアーム状の先端部に配設されると共に、前記電圧検出端子は、他方のアーム状の先端部に配設されている。
請求項記載のプローブ装置は、請求項1または2記載のクリップ型プローブを一対有し、当該一対のクリップ型プローブは、前記コネクタに対応するコネクタが両端に配設された前記外部配線を介して前記第2電線同士が電気的に接続されている。
請求項1記載のクリップ型プローブでは、電流供給端子および電圧検出端子は、一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されている。したがって、このクリップ型プローブによれば、挟持(クランプ)する測定対象の形状や厚みにかかわらず、電流供給端子および電圧検出端子を常に一定の間隔で測定対象に接触させることができるため、同一の測定対象の抵抗値を再度測定する場合における再現性を確保することができると共に、同種の複数の測定対象に対して測定条件(電流供給端子および電圧検出端子を常に一定の間隔で接触させるという測定条件)を同一として抵抗値を測定することができる。
また、このクリップ型プローブでは、一方の摘み部には、電流供給端子に測定用電流を供給するための第1電線、および測定用電流のリターン経路を構成する第2電線が取り付けられると共に、外部配線を第2電線に電気的に接続するためのコネクタが配設されているため、このクリップ型プローブを一対使用する4端子法による測定に際して、外部配線で一対のクリップ型プローブの第2電線同士を接続することができる。
また、請求項4記載のプローブ装置では、このクリップ型プローブを一対有し、一対のクリップ型プローブは、コネクタに対応するコネクタが両端に配設された外部配線を介して第2電線同士が電気的に接続されている。したがって、このクリップ型プローブおよびこのプローブ装置によれば、外部配線により、測定対象の近傍において測定用電流についてのリターン経路を形成することができることから、測定用電流によって測定対象および外部配線の周囲に生じる磁束を大幅に低減することができる。
請求項2記載のクリップ型プローブでは、一方の挟み部に配設された電流供給端子および電圧検出端子は、一方の挟み部内に配設された付勢部材によって先端が対向面から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢されている。したがって、このクリップ型プローブによれば、挟持される測定対象の表面が多少凸凹していたとしても、電流供給端子および電圧検出端子が測定対象の表面の形状に合わせて対向面からの突出長を自動的に変化させるため、電流供給端子および電圧検出端子を測定対象の表面に確実に接触させることができる。
請求項3記載のクリップ型プローブでは、電流供給端子および電圧検出端子は、一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されている。したがって、このクリップ型プローブによれば、挟持(クランプ)する測定対象の形状や厚みにかかわらず、電流供給端子および電圧検出端子を常に一定の間隔で測定対象に接触させることができるため、同一の測定対象の抵抗値を再度測定する場合における再現性を確保することができると共に、同種の複数の測定対象に対して測定条件(電流供給端子および電圧検出端子を常に一定の間隔で接触させるという測定条件)を同一として抵抗値を測定することができる。
また、このクリップ型プローブでは、一方の挟み部は、先端部が二股に分割されて互いに独立して弾性変形可能な一対のアーム状に形成され、電流供給端子は一対のアーム状に形成された先端部のうちの一方のアーム状の先端部に配設されると共に、電圧検出端子は他方のアーム状の先端部に配設されている。したがって、このクリップ型プローブによれば、挟持される測定対象の表面が多少凸凹していたとしても、電流供給端子および電圧検出端子が配設された二股状の一方の挟み部の各先端部が、測定対象の表面の形状に合わせて、他方の挟み部における一方の挟み部との対向面に対して接離する方向に自動的に弾性変形するため、電流供給端子および電圧検出端子を互いの間隔を一定にした状態において測定対象の表面に確実に接触させることができる。
クリップ型プローブ1の分解斜視図である。 クリップ型プローブ1の斜視図である。 クリップ型プローブ1の一部切欠側面図である。 クリップ型プローブ1を一対備えたプローブ装置51の構成図である。 図4のプローブ装置51の動作を説明するための接続図である。 他のクリップ型プローブ71の一部切欠側面図である。 他のクリップ型プローブ81の斜視図である。
以下、クリップ型プローブ1およびプローブ装置51の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、クリップ型プローブ1の構成について、図面を参照して説明する。
クリップ型プローブ1は、図1〜図3に示すように、合成樹脂材などの電気的絶縁性を有する材料で形成された一対のクリップ片2,3を備え、クリップ片2,3間で測定対象の導電部(例えば、図4に示すように、測定対象としての電池101の電極102など)を挟持(クリップ)可能に構成されている。
本例では一例として、一方のクリップ片2は、一端部が挟み部11に形成されると共に他端部が摘み部12に形成され、他方のクリップ片3は一端部が挟み部13に形成されると共に他端部が摘み部14に形成されている。また、各クリップ片2,3は、図2,3に示すように、互いの挟み部11,13同士が対向し、かつ互いの摘み部12,14同士が対向した状態で互いの中央部分に規定された回動軸Aを中心として回動自在に連結されている。また、各クリップ片2,3内には、不図示の捩りバネが配設されて、挟み部11,13同士が接近する方向に、各クリップ片2,3を常時付勢している。
また、各クリップ片2,3のうちの一方のクリップ片2には、電流供給端子15および電圧検出端子16が、クリップ片2の挟み部11における他方の挟み部13との対向面PL1からそれぞれの先端が突出した状態で、かつ互いに電気的に絶縁された状態で配設されている。また、一方のクリップ片2には、後述する測定用電流のリターン経路を形成するための外部配線52を接続するためのコネクタ17(本例では一例として、外部配線52の各端部に取り付けられたバナナプラグ53に対応する(接続し得る)コネクタとしてのバナナソケット)が配設されている。また、一方のクリップ片2には、電流供給端子15に接続される電流供給配線18、および電圧検出端子16に接続される電圧検出配線19が取り付けられている。この場合、電流供給配線18および電圧検出配線19は、絶縁被覆で覆われた単芯のシールド電線で構成されている。また、電流供給配線18および電圧検出配線19は、それぞれの絶縁被覆が一体的に連結されることにより、全体として1本の電線として構成されている。
具体的には、一方のクリップ片2は、一例として、ケース部21、蓋部22、一対の電極部23,24、コネクタ17および固定ネジ25を備えている。ケース部21は、底壁21a、一対の側壁21b,21c、上壁21d、正面壁21eおよび背面壁21fを備えて、上面の一部が開口する平面視長方形の箱体に形成されている。また、一方のクリップ片2では、底壁21aの外面(外底面)、および底壁21aに対して直角に立設された一対の側壁21b,21c(互いに平行な側壁)の外面(側面)がそれぞれ平面に形成されている。また、各側壁21b,21cは、挟み部11を構成する部位の高さに対して、摘み部12を構成する部位の高さが高くなるように構成されると共に、摘み部12を構成する部位における挟み部11を構成する部位寄りの位置に、他方のクリップ片3を回動自在に取り付けるための取付孔26が形成されて構成されている。
また、ケース部21の上面のうちの挟み部11側の先端の一部の上面は、上壁21dで閉塞されている。この上壁21dは、その外面(上面)が対向面PL1を構成し、この上壁21dには、ケース部21内に配設された電流供給端子15および電圧検出端子16の先端を外部に突出されるための2つの貫通孔27がケース部21の幅方向に沿って並設されている。また、ケース部21の背面壁21fには、電流供給配線18および電圧検出配線19に共通に取り付けられた保護用ブッシング28を装着するためのスリット(不図示)が形成されている。
蓋部22は、ケース部21の一対の側壁21b,21c間に装着されて、ケース部21の開口する上面を覆う。また、蓋部22における挟み部11を構成する部位の上面には、挟み部11,13間で挟持している測定対象の回動軸A方向への移動を規制するための規制板22a(本例では一例として2つ)が立設されている。また、蓋部22における摘み部12を構成する部位の上面には、コネクタ17が配設されている。また、蓋部22には、固定ネジ25用の貫通孔22bが形成されている。
一対の電極部23,24は、厚みが一定で肉薄の金属板に対して、打ち抜き加工および曲げ加工を施すことにより、対向するアーム部の幅が異なる側面視コ字状にそれぞれ形成されている。電極部23における対向する一対のアーム部23a,23bのうちの幅の広いアーム部23aの先端側の側面(同図における上面)には、電流供給端子15が突設され、この先端側の端面には、移動制限用突起23cが突設されている。また、各アーム部23a,23bを連結する部位の側面には、電流供給配線18の芯線18aを接続するための取付部23dがこの連結する部位に対して直交する状態で形成されている。一方、電極部24における対向する一対のアーム部24a,24bのうちの幅の広いアーム部24aの先端側の側面(同図における上面)には、電圧検出端子16が突設され、この先端側の端面には、移動制限用突起24cが突設されている。また、各アーム部24a,24bを連結する部位には、電圧検出配線19の芯線19aを接続するための取付部24dがこの連結する部位に対して直交する状態で形成されている。
以上のような構成要素を備えた一方のクリップ片2は、一例として次の手順で組み立てられる。まず、電極部23の取付部23dに電流供給配線18の芯線18aを接続すると共に、電極部24の取付部24dに電圧検出配線19の芯線19aを接続する。次いで、各電極部23,24をケース部21における挟み部11側の内部に、各電極部23,24に突設されている電流供給端子15および電圧検出端子16がケース部21の上壁21dに形成されている各貫通孔27から突出する状態で取り付ける。続いて、コネクタ17の電極を不図示の電線を介して電流供給配線18および電圧検出配線19の各シールド(編み線)18b,19bに接続する。次いで、電流供給配線18および電圧検出配線19に共通に取り付けられた保護用ブッシング28をケース部21の背面壁21fに形成されたスリットに装着し、続いて、ケース部21の上面に蓋部22を装着する。最後に、蓋部22に形成されている貫通孔22bを利用して、蓋部22をケース部21に固定ネジ25で固定する。これにより、一方のクリップ片2の組み立てが完了する。
この状態において、各電極部23,24は、図3に示すように(なお、図3は電極部24側から見た側面図のため、電極部24のみが図面に表れている)、幅の狭いアーム部23b,24bが、ケース部21の底壁21aにおける内底面にそれぞれ接触し、かつ幅の広いアーム部23a,24aの先端に形成された移動制限用突起23c,24cが、ケース部21の正面壁21eにおける内面に形成された凹部29内に進入している。この凹部29の幅W1は、移動制限用突起23c,24cの各幅W2よりも幅広に形成されている。また、各電極部23,24では、各貫通孔27から突出している電流供給端子15および電圧検出端子16にケース部21の内方に向かう外力が加わったときには、幅の狭いアーム部23bが、アーム部23a,23bを連結する部位との連結点Bを支点として弾性変形し、また幅の狭いアーム部24bが、各アーム部24a,24bを連結する部位との連結点Bを支点として弾性変形する。
このような弾性変形が可能な電極部23,24は、アーム部23a,24aの側面(同図3中の上面)に形成された電流供給端子15および電圧検出端子16に対して、各貫通孔27から突出する方向に常時付勢する付勢部材として機能する。このため、電流供給端子15および電圧検出端子16は、ケース部21の内方への外力が加わっていないときには、アーム部23a,24aの側面(同図3中の上面)がケース部21の上壁21dにおける内面と当接するまで上方に移動させられている。したがって、電流供給端子15および電圧検出端子16は、アーム部23a,24aの各側面からの突出長から上壁21dの厚み(貫通孔27の長さ)を差し引いた長さ(予め規定された長さ)だけ、上壁21dの外面(上面。対向面PL1)から突出する。
また、電流供給端子15は、挟み部11の内方に向かう外力が加わったときには、幅の狭いアーム部23bが連結点Bを支点として弾性変形することで、ケース部21の底壁21aにおける内底面に接触した状態のアーム部23bにアーム部23aが接近するのに伴い、アーム部23aの先端に形成された移動制限用突起23cの下端が凹部29の内面と当接してアーム部23a,23bの相対的な接近が規制されるまで、貫通孔27内へ移動することが可能になっている。
また、電圧検出端子16は、挟み部11の内方に向かう外力が加わったときには、幅の狭いアーム部24bが連結点Bを支点として弾性変形することで、ケース部21の底壁21aにおける内底面に接触した状態のアーム部24bにアーム部24aが接近するのに伴い、アーム部24aの先端に形成された移動制限用突起24cの下端が凹部29の内面と当接してアーム部24a,24bの相対的な接近が規制されるまで、貫通孔27内へ移動することが可能になっている。
図1に示すように、他方のクリップ片3には、挟み部13に形成された一端部と摘み部14に形成された他端部との間に、互いに平行な一対の側壁31a,31bが形成されている。また、各側壁31a,31bの外面には、円筒状の突起32a,32bが形成されている。この場合、各側壁31a,31bの間隔はケース部21の一対の側壁21b,21cの間隔よりも若干狭く形成されて、一対の側壁21b,21c間に各側壁31a,31bを挿入可能に構成されている。また、各突起32a,32bの内部は、対応する側壁31a,31bの表裏を貫通する貫通孔に形成されると共に、各突起32a,32bの直径は、各側壁21b,21cに形成された取付孔26の直径よりも若干小径に形成されて、突起32aが側壁21b側の取付孔26内に挿入可能に構成されると共に、突起32bが側壁21c側の取付孔26内に挿入可能に構成されている。
以上のような構成要素を備えた他方のクリップ片3は、各突起32a,32bの内部(側壁31a,31bに形成された貫通孔)に挿入される突起が両端面に突設された剛性を有する柱状体33が側壁31a,31b間に装着されることによって側壁31a,31b間の間隔が一定に維持された状態で、各側壁31a,31bおよび各突起32a,32bをケース部21の一対の側壁21b,21c間に、各側壁21b,21cを離反する方向に若干弾性変形させながら挿入すると共に、各突起32a,32bを対応する各取付孔26内に挿入する。各突起32a,32bが各取付孔26内に挿入された状態では、弾性変形していた各側壁21b,21cは、ほぼ平行な状態に戻ることで、他方のクリップ片3を各取付孔26の中心(回動軸A)を中心として回動自在に支持する。つまり、各クリップ片2,3は、図2,3に示すように、互いの挟み部11,13同士が対向し、かつ互いの摘み部12,14同士が対向した状態で回動軸Aを中心として回動自在に連結される。
この構成により、クリップ型プローブ1は、クリップ片2の挟み部11とクリップ片3の挟み部13との間に挿入された電池101の電極102を、捩りバネの付勢力により、クリップ片2の挟み部11における他方の挟み部13との対向面PL1と、クリップ片3の挟み部13における一方の挟み部11との対向面PL2との間で挟持(クランプ)することが可能になっている。
次に、上記のクリップ型プローブ1を一対備えると共に外部配線52を備えたプローブ装置51を測定装置(抵抗測定装置)61に接続して、測定対象としての電池101についての一対の電極102間の抵抗値を測定装置61で測定するときのクリップ型プローブ1およびプローブ装置51の動作を説明する。
まず、図4に示すように、一対のクリップ型プローブ1のうちの一方のクリップ型プローブ1(以下、区別するときにはクリップ型プローブ1aともいう)に接続された電流供給配線18を測定装置61の高電位側の電流供給コネクタ62に接続すると共に、電圧検出配線19を測定装置61の高電位側の電圧検出コネクタ63に接続する。また、一対のクリップ型プローブ1のうちの他方のクリップ型プローブ1(以下、区別するときにはクリップ型プローブ1bともいう)に接続された電流供給配線18を測定装置61の低電位側の電流供給コネクタ64に接続すると共に、電圧検出配線19を測定装置61の低電位側の電圧検出コネクタ65に接続する。
これにより、図5に示すように、クリップ型プローブ1aの電流供給端子15は、クリップ型プローブ1a側の電流供給配線18における芯線18aおよび電流供給コネクタ62を介して測定装置61内の信号源(例えば定電流源)66の一方の出力端子に接続される。また、この電流供給配線18のシールド18bは、電流供給コネクタ62を介して信号源66の他方の出力端子に接続される。また、クリップ型プローブ1aの電圧検出端子16は、クリップ型プローブ1a側の電圧検出配線19における芯線19aおよび電圧検出コネクタ63を介して測定装置61内の電圧検出アンプ67の一方の入力端子に接続される。また、この電圧検出配線19のシールド19bは、電圧検出コネクタ63を介して測定装置61内のグランドに接続される。
また、クリップ型プローブ1bの電流供給端子15は、クリップ型プローブ1b側の電流供給配線18における芯線18aおよび電流供給コネクタ64を介して測定装置61内の電流計68の一方の入力端子に接続される。また、この電流供給配線18のシールド18bは、電流供給コネクタ64を介して測定装置61内のグランドに接続されると共に、測定装置61内の電圧制御アンプ69の一方の入力端子に接続される。また、クリップ型プローブ1bの電圧検出端子16は、クリップ型プローブ1b側の電圧検出配線19における芯線19aおよび電圧検出コネクタ65を介して電圧制御アンプ69の他方の入力端子に接続されると共に電圧検出アンプ67の他方の入力端子に接続される。また、この電圧検出配線19のシールド19bは、電圧検出コネクタ65を介して測定装置61内のグランドに接続される。
なお、測定装置61内には、電圧計70が設けられており、この電圧計70は、電圧検出アンプ67の出力端子と測定装置61内のグランドとの間に接続されている。また、電流計68の他方の入力端子は、電圧制御アンプ69の出力端子に接続されている。また、測定装置61内には、図示はしないが、信号源66の動作制御を実行すると共に、電流計68で測定される測定用電流と電圧計70で測定される電圧とに基づいて、電池101についての一対の電極102間の抵抗値を算出する処理部が設けられている。
次いで、図4に示すように、一対のクリップ型プローブ1の各コネクタ17に外部配線52の各端部に取り付けられたバナナプラグ53(コネクタ17に対応するコネクタの一例)を接続する。これにより、図5に示すように、クリップ型プローブ1a内において互いに接続されたクリップ型プローブ1a側の電流供給配線18のシールド18bおよび電圧検出配線19のシールド19bが、クリップ型プローブ1b内において互いに接続されたクリップ型プローブ1b側の電流供給配線18のシールド18bおよび電圧検出配線19のシールド19bと、外部配線52を介して測定対象である電池101の近傍において電気的に接続(短絡)可能になる。このため、長さの異なる外部配線52を予め複数用意しておき、各クリップ型プローブ1を測定対象に装着したときに、外部配線52の弛みがより少ない状態になるように、適切な長さの外部配線52を選択し得るようにするのがより好ましい。本例のクリップ型プローブ1では、コネクタ17を備えて外部配線52を着脱し得る構成を採用しているため、適切な長さの外部配線52を選択して使用することが可能になっている。
続いて、図4に示すように、電池101の一対の電極102のうちの一方の電極102にクリップ型プローブ1aを装着する(クリップ型プローブ1aで一方の電極102を挟持(クリップ)する)と共に、他方の電極102にクリップ型プローブ1bを装着する(クリップ型プローブ1bで一方の電極102を挟持(クリップ)する)。
この状態において各クリップ型プローブ1では、電極102を挟持するクリップ片2の挟み部11における対向面PL1およびクリップ片3の挟み部13における対向面PL2のうちの一方の対向面PL1に電流供給端子15および電圧検出端子16が配設されているため、電極102の形状が円柱状のときにはその直径が変わったとしても、また電極102の形状が四角柱状のときにはその厚みが変わったとしても、電流供給端子15および電圧検出端子16は、それに左右されることなく、常に一定の間隔を保った状態で電極102に接触する。また、各挟み部11,13間での電極102の位置が、クリップ型プローブ1の長さ方向に沿って若干ずれたとしても、電流供給端子15および電圧検出端子16は、それに左右されることなく、常に一定の間隔を保った状態で電極102に接触する。
また、各クリップ型プローブ1の電流供給端子15および電圧検出端子16は、挟み部11内に配設されて付勢部材として機能する電極部23,24によって先端が対向面PL1から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢されている。このため、電流供給端子15および電圧検出端子16は、挟持される電極102の表面が多少凸凹していたとしても、電極102の表面の形状に合わせて対向面PL1からの突出長を自動的に変化させられて、電極102の表面に確実に接触することが可能になっている。
次いで、測定装置61を作動させて、電池101の一対の電極102間の抵抗値を測定させる。この際、信号源66から電池101には、図5において一点鎖線で示すように、クリップ型プローブ1a側の電流供給配線18の芯線18a、クリップ型プローブ1a側の電流供給端子15、電池101の一方の電極102、電池101、電池101の他方の電極102、クリップ型プローブ1b側の電流供給端子15、クリップ型プローブ1b側の電流供給配線18の芯線18a、測定装置61内の電流計68、測定装置61内の電圧制御アンプ69、クリップ型プローブ1b側の電流供給配線18のシールド18b、外部配線52、およびクリップ型プローブ1a側の電流供給配線18のシールド18bを介して信号源66に戻る経路で測定用電流が供給される。
なお、上記の経路のうちのクリップ型プローブ1b側の電流供給配線18のシールド18bから、外部配線52およびクリップ型プローブ1a側の電流供給配線18のシールド18bを介して信号源66に至る経路が、測定用電流のリターン経路を構成する。これにより、電流供給配線18を構成する芯線18aは、電流供給端子15に測定用電流を供給するための第1電線として機能し、電流供給配線18を構成するシールド18bは、測定用電流のリターン経路を構成する第2電線として機能する。
この構成により、各クリップ型プローブ1a,1bの電流供給配線18において、芯線18aに流れる電流によって生じる磁界を、芯線18aと近接して配設されているシールド18bに逆向きに流れる電流によって生じる磁界で相殺できる。このため、信号源66から供給される電流によって各電流供給配線18の周囲に生じる磁束を大幅に低減することが可能になっている。また、このプローブ装置51では、クリップ型プローブ1a,1b間に外部配線52が直接取り付けられているため、電池101の一対の電極102間に流れる電流によって生じる磁界を、電池101と近接して配設されている外部配線52に逆向きに流れる電流によって生じる磁界で相殺できる。このため、信号源66から供給される電流によって電池101および外部配線52の周囲に生じる磁束についても大幅に低減することが可能になっている。
作動状態の測定装置61では、電圧制御アンプ69が、自らの他方の入力端子の電位(図5中のC点の電位)がグランドの電位と一致するように、出力端子から出力する電圧を制御する。したがって、電圧検出アンプ67は、一対の電極102間に生じる電圧(グランドの電位となる他方の電極102の電位を基準として一方の電極102に生じる電圧)を検出して、電圧計70に出力する。これにより、電圧計70は、一対の電極102間に生じる電圧を測定する。また、上記したように一点鎖線で示される電流の経路内に配設された電流計68は、電池101に流れる測定用電流を測定する。したがって、測定装置61内の処理部は、電流計68で測定される測定用電流と電圧計70で測定される電圧とに基づいて、電池101についての一対の電極102間の抵抗値を正確に算出する。なお、この測定装置61では、上記したように、電圧制御アンプ69によってC点の電位(電圧検出アンプ67の他方の入力端子の電位でもある)をグランドの電位に一致させているため、電圧検出アンプ67での電圧検出動作に対するノイズ(コモンモードノイズ)の影響が大幅に低減されている。
このように、このクリップ型プローブ1およびこのクリップ型プローブ1を一対備えたプローブ装置51では、電流供給端子15および電圧検出端子16は、一対の挟み部11,13のうちの一方の挟み部11における他方の挟み部13との対向面PL1に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されている。
したがって、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51によれば、挟持(クランプ)する電極102の形状や厚みにかかわらず、電流供給端子15および電圧検出端子16を常に一定の間隔で電極102に接触させることができるため、同一の電池101の抵抗値を再度測定する場合における再現性を確保することができると共に、同種の複数の電池101に対して測定条件(電流供給端子15および電圧検出端子16を常に一定の間隔で電極102に接触させるという測定条件)を同一として抵抗値を測定することができる。
また、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51では、一方の挟み部11に配設された電流供給端子15および電圧検出端子16は、一方の挟み部11内に配設されて付勢部材として機能する電極部23,24によって先端が対向面PL1から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢されている。
したがって、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51によれば、挟持される電極102の表面が多少凸凹していたとしても、電流供給端子15および電圧検出端子16が電極102の表面の形状に合わせて対向面PL1からの突出長を自動的に変化させるため、電流供給端子15および電圧検出端子16を電極102の表面に確実に接触させることができる。
また、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51では、クリップ型プローブ1に取り付けられている電流供給配線18のシールド18bに電気的に接続されたコネクタ17が配設されている。
したがって、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51によれば、このコネクタ17に対応するコネクタ(本例では、バナナソケットであるコネクタ17に対応するバナナプラグ53)が両端に配設された外部配線52を使用することで、プローブ装置51を構成する一対のクリップ型プローブ1に取り付けられた電流供給配線18の測定用電流についてのリターン経路を構成する各シールド18bを外部配線52を介して測定対象である電池101の近傍において電気的に接続することができる。このため、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51によれば、この外部配線52により、電池101の近傍において測定用電流についてのリターン経路を形成することができることから、信号源66から供給される測定用電流によって電池101および外部配線52の周囲に生じる磁束を大幅に低減することができる。また、このクリップ型プローブ1およびプローブ装置51によれば、各クリップ型プローブ1に取り付けられた電流供給配線18においても、芯線18aの近傍において測定用電流についてのリターン経路をシールド18bで形成することができるため、信号源66から供給される測定用電流によって各電流供給配線18の周囲に生じる磁束を大幅に低減することができる。
なお、上記の例では、電流供給端子15と一体的に形成された電極部23をコ字状に形成して、電流供給端子15を付勢する付勢部材として機能させると共に、電圧検出端子16と一体的に形成された電極部24をコ字状に形成して、電圧検出端子16を付勢する付勢部材として機能させているが、この構成に限定されるものではない。例えば、図6に示すクリップ型プローブ71のように、電流供給端子15および電圧検出端子16(なお、同図では、電圧検出端子16側から見た側面図のため、電圧検出端子16のみが図面に表れている)を柱状(円柱状、角柱状または楕円柱状)に形成すると共に、電流供給端子15および電圧検出端子16とケース部21の底壁21aとの間に付勢部材を配設して、電流供給端子15および電圧検出端子16を上壁21d側に常時付勢する構成を採用することもできる。同図中では、付勢部材として、コイルスプリング72を使用しているが、板バネやゴムなどの他の弾性材を使用することもできる。なお、クリップ型プローブ1と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略した。
また、上記の例では、一方の挟み部11に配設された電流供給端子15および電圧検出端子16を、一方の挟み部11内に配設された付勢部部材によって先端が対向面PL1から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢する構成を採用して、加わる外力に応じて電流供給端子15および電圧検出端子16の対向面PL1からの各突出長が自動的に変更し得るようにしているが、図7に示すクリップ型プローブ81のように構成することもできる。このクリップ型プローブ81では、合成樹脂製のクリップ片2Aにおける一方の挟み部11Aの先端部が、二股に分割されることで、それぞれの弾性に応じて互いに独立して変形可能な一対のアーム状に形成され、一対のアーム状に形成された先端部のうちの一方のアーム状の先端部の対向面PL1に電流供給端子15が配設され、一対のアーム状に形成された先端部のうちの他方のアーム状の先端部の対向面PL1に電圧検出端子16が配設されている。
この構成のクリップ型プローブ81においても、一方の挟み部11Aの各対向面PL1と他方の挟み部13の対向面PL2との間で挟持(クランプ)する電極102の形状や厚みにかかわらず、電流供給端子15および電圧検出端子16を常に一定の間隔で電極102に接触させることができるため、測定対象としての電池101の抵抗値をばらつきの極めて少ない状態で測定することができる。また、挟持される電極102の表面が多少凸凹していたとしても、電流供給端子15および電圧検出端子16が配設された一方の挟み部11Aの各先端部が、電極102の表面の形状に合わせて図7中の矢印方向(他方の挟み部13の対向面PL2に対して接離する方向)に自動的に弾性変形するため、電流供給端子15および電圧検出端子16を電極102の表面に確実に接触させることができる。なお、クリップ型プローブ1と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略した。
また、上記の例では、クリップ型プローブ1,71,81で挟持する測定対象の導電部の表面が多少凸凹している状態でも、挟み部11,11Aの対向面PL1に配設した電流供給端子15および電圧検出端子16が導電部の表面に確実に接触し得るように、電流供給端子15および電圧検出端子16における挟み部11の対向面PL1からの突出長が外力に応じて自動的に変わる構成や、挟み部11Aのように、その先端部を二股に分割して弾性変形可能な一対のアーム状に形成する構成を採用しているが、導電部の表面に凸凹のない測定対象であるときには、挟み部11の対向面PL1に電流供給端子15および電圧検出端子16を直接配設する構成を採用することもできる。
また、上記の例では、電流供給端子15および電圧検出端子16をケース部21の幅方向に沿って並設させる構成を採用しているが、クリップ型プローブ1,71,81で測定対象の導体部を挟持したときに電流供給端子15および電圧検出端子16が導体部に接触し得る範囲内で、電流供給端子15および電圧検出端子16をケース部21の幅方向に沿った位置からずらして配設することもできる。例えば、電流供給端子15および電圧検出端子16をケース部21の幅方向と直交する方向(ケース部21の長さ方向)に沿って並設する構成も採用することができる。
また、上記の例では、電流供給配線18および電圧検出配線19は、絶縁被覆で覆われた単芯のシールド電線で構成されているが、単芯のシールド電線に代えてツイストペア線で構成して、ツイストペア線のうちの1本をシールド電線における芯線として使用すると共に他の1本をシールド電線におけるシールドとして使用することもできる。
1,71,81 クリップ型プローブ
11,11A,13 挟み部
15 電流供給端子
16 電圧検出端子
PL1,PL2 対向面
23,24 電極部
51 プローブ装置
18 電流供給配線
19 電圧検出配線

Claims (4)

  1. 測定対象を挟持可能な一対の挟み部、並びに当該一対の挟み部で当該測定対象を挟持したときに当該測定対象に接触する電流供給端子および電圧検出端子を備え
    前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されているクリップ型プローブであって、
    一端部が前記一方の挟み部に形成されると共に他端部が一方の摘み部に形成された一方のクリップ片と、一端部が前記他方の挟み部に形成されると共に他端部が他方の摘み部に形成された他方のクリップ片とを備え、
    前記一方の摘み部には、前記電流供給端子に接続されて当該電流供給端子に測定用電流を供給するための第1電線、および当該測定用電流のリターン経路を構成する第2電線が取り付けられると共に、外部配線を前記第2電線に電気的に接続するためのコネクタが配設されているクリップ型プローブ
  2. 前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一方の挟み部内に配設された付勢部材によって先端が前記対向面から予め規定された長さだけ突出するようにそれぞれ付勢されている請求項1記載のクリップ型プローブ。
  3. 測定対象を挟持可能な一対の挟み部、並びに当該一対の挟み部で当該測定対象を挟持したときに当該測定対象に接触する電流供給端子および電圧検出端子を備え、
    前記電流供給端子および前記電圧検出端子は、前記一対の挟み部のうちの一方の挟み部における他方の挟み部との対向面に、互いに電気的に絶縁された状態で配設されているクリップ型プローブであって、
    前記一方の挟み部は、先端部が二股に分割されて互いに独立して弾性変形可能な一対のアーム状に形成され、
    前記電流供給端子は、前記一対のアーム状に形成された前記先端部のうちの一方のアーム状の先端部に配設されると共に、前記電圧検出端子は、他方のアーム状の先端部に配設されているクリップ型プローブ。
  4. 請求項1または2記載のクリップ型プローブを一対有し、当該一対のクリップ型プローブは、前記コネクタに対応するコネクタが両端に配設された前記外部配線を介して前記第2電線同士が電気的に接続されているプローブ装置。
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