JP2016002630A - 六角レンチセット - Google Patents

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Seiji Watanabe
誠司 渡辺
康弘 土田
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康弘 土田
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Abstract

【課題】なめ変形した六角穴や穴深さが浅い六角穴を有する六角穴付きボルトを簡単に且つ確実に緩めて取り外すことができる六角レンチセットを提供する。
【解決手段】ねじ穴(42)に螺合された六角穴(26)付きボルト(24)に使用する六角レンチセット(2)であって、棒状のレンチ本体(4)と、前記レンチ本体の一端部(4a)に形成され、前記レンチ本体の他端部(4b)を打撃することにより、前記六角穴の側面(26a)に喰い込む先端部(14)と、前記レンチ本体の側面(8a)または前記他端部に設けられる操作部(16、8a、52a)と、前記操作部に装着して前記レンチ本体をその軸心回りに回動するための操作ハンドル(6、46、54)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は六角レンチセットに関する。
特許文献1には、摩耗した六角穴を有するネジ部材を取り外すことができるレンチが開示されている。このレンチの作用部は、先端に向かって細くなる六角錐形状をなし、作用部の側面は軸心に対して傾斜している。この作用部の側面を摩耗により傾斜したネジ部材の六角穴の側面に密着させ、作用部を六角穴に係合させた状態でレンチの操作部を回転させることにより、ネジ部材の取り外しを行うことができる。
特開2000−52264号公報
上記特許文献1は、ネジ部材の六角穴の側面が摩耗により傾斜し、六角穴の横断面がその開口に向かうにつれて相似状に大きくなることに着目している。そして、作用部の側面を傾斜した六角錐形状に形成し、作用部の側面と六角穴の側面との密着面積を大きくすることにより、操作部の回転時に作用部が空転せずに六角穴に係止される。
ここで、ねじ穴に螺合された六角穴付きボルトを過剰なトルクで締結すると、六角穴の側面が深さ方向のほぼ全域に亘って摩耗により削られ、六角穴の横断面が深さ方向のほぼ全域に亘って円形状に変形し、六角穴が、いわゆるなめた状態の穴となることがある。六角穴付きボルトを許容範囲のトルクで繰り返し締緩することによっても同様の六角穴のなめ変形は起こり得る。
上記特許文献1の六角錐形状の作用部の側面は、六角穴の横断面が深さ方向のほぼ全域に亘ってなめ変形した六角穴の側面に対しては密着面積が小さくなるため、作用部が空転して六角穴に係止されず、六角穴付きボルトを緩めて取り外すのは困難である。そこで、このようになめ変形してしまった六角穴を有するボルトをねじ穴から取り外す場合、ペンチでボルトの頭を掴んで回しながらボルトを引き抜いたり、或いは、六角穴をドリルで大きくし、ボルトを潰壊して除去したりすることが考えられる。しかし、このようなボルトの取り外し作業は長時間を要し、作業は困難を極める。
また、穴深さが比較的浅い六角穴に上記特許文献1のレンチの作用部を挿入すると、六角穴の側面に対する作用部の側面の密着面積が必然的に小さくなるため、作用部が空転して六角穴に係止され難く、六角穴付きボルトを過剰なトルクで緩めざるを得ず、六角穴のなめ変形が加速するおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、なめ変形した六角穴や穴深さが浅い六角穴を有する六角穴付きボルトを簡単に且つ確実に緩めて取り外すことができる六角レンチセットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の六角レンチセットは、ねじ穴に螺合された六角穴付きボルトに使用する六角レンチセットであって、棒状のレンチ本体と、レンチ本体の一端部に形成され、レンチ本体の他端部を打撃することにより、六角穴の側面に喰い込む先端部と、レンチ本体の側面または他端部に設けられる操作部と、操作部に装着してレンチ本体をその軸心回りに回動するための操作ハンドルとを備える。
具体的には、先端部の横断面の外縁は、六角穴の横断面の外接円よりも大きな外接円を有して形成される。
また、先端部の外縁の少なくとも一部は、先端部の側面から突出した喰い込み歯により形成され、喰い込み歯は、レンチ本体の他端部を打撃することにより、六角穴の側面に喰い込む。
好ましくは、喰い込み歯は、先端部の側面に軸方向直線状に突出して形成される。
好ましくは、喰い込み歯は、先端部の側面に網目状に突出して形成される。
好ましくは、操作部は先端部よりも大径である。
好ましくは、他端部は先端部よりも大径である。
好ましくは、レンチ本体は複数設けられ、各レンチ本体は互いに異なる大きさの横断面の先端部及び操作部を有し、操作ハンドルは、各操作部が個々に装着可能な異なる形状の複数の装着部を有する。
好ましくは、操作ハンドルはラチェットハンドルである。
本発明の六角レンチセットによれば、レンチ本体の他端部を打撃することにより、レンチ本体の一端部に形成された先端部を六角穴付きボルトの六角穴の側面に喰い込せることができる。従って、なめ変形した六角穴を有する六角穴付きボルトを簡単に且つ確実に緩めて取り外すことができる。
しかも、六角穴の穴深さが比較的浅く、六角穴の側面に対するレンチ本体の先端部の側面の密着面積が小さくなる場合であっても、先端部を六角穴に喰い込ませることにより、なめ変形した六角穴を有する六角穴付きボルトを確実に緩めて取り外すことができる。
本発明の一実施形態に係る六角レンチセットを示す正面図である。 図1の六角レンチセットが使用される六角穴付きボルト(なめ変形前)を頭頂面から見た上面図である。 図1の六角レンチセットが使用される六角穴付きボルト(なめ変形後の一例)をその頭頂面から見た上面図である。 図1の六角レンチセットが使用される六角穴付きボルト(極端になめ変形した場合の一例)をその頭頂面から見た上面図である。 図1のレンチ本体の先端部を示した斜視図である。 (a):図1のレンチ本体の先端部の縦断面図、(b):(a)の先端部を下から見た下面図である。 図4の六角穴付きボルトの頭頂面にレンチ本体の先端部を当接させ、レンチ本体の他端部を打撃する段階を示した図である。 図7の段階から、六角穴付きボルトの六角穴の底面に先端部が突き当たるまで叩き入れた段階を示した図である。 図8において、図5に示す喰い込み歯が六角穴の側面に喰い込んで喰い込み部が形成された状態を示すべく、六角穴付きボルトをその頭頂面から見た上面図である。 (a)〜(d):異なる大きさの六角形横断面となる別形態のレンチ本体を示す正面図である。 図10の各レンチ本体に用いる別形態の操作ハンドルであるプレートを示す平面図である。 (a)〜(d):異なる大きさの六角形横断面となる他の別形態のレンチ本体を示す正面図である。 図12の各レンチ本体に用いる他の別形態の操作ハンドルであるラチェットハンドルを示す斜視図である。 レンチ本体の別形態の先端部を示した斜視図である。 レンチ本体の他の別形態の先端部を示した斜視図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の六角レンチセット2は、後述するねじ穴42に螺合された後述する六角穴付きボルト24に使用するものであって、レンチ本体4と操作ハンドル6とから概略構成されている。レンチ本体4は、レンチ本体4の一端部4aを含む六角材部8と、レンチ本体4の他端部4bを含む六角材部10と、六角材部8と六角材部10との間に形成されたテーパ面部12とが連なった棒状に形成されている。
レンチ本体4の一端部4aには先端部14が形成され、レンチ本体4の他端部4bには操作ハンドル6が装着される操作部16が形成されている。六角材部10は六角材部8よりも大きな六角形横断面を有しているため、レンチ本体4の操作部16及び他端部4bは双方とも先端部14よりも大径に形成されている。
操作ハンドル6は、嵌合部18、軸部20、及びハンドル22から構成されている。嵌合部18の一端には、操作部16が挿入されて嵌合される六角穴18aが開口され、六角穴18aと反対側の端は軸部20と棒状に連なっている。ハンドル22は棒状をなし、軸部20に直交して係合されている。嵌合部18の六角穴18aを操作部16である六角材部10に嵌合して装着し、ハンドル22を水平方向に回転することにより、レンチ本体4をその軸心回りに回動することができる。
図2に示すように、六角穴付きボルト24の頭頂面24aに開口された六角穴26には、レンチ本体4の先端部14が所定の嵌め合いで嵌合される。六角穴26の横断面をなす六角形の内接円28は、例えば図1に示した六角材部8のみから形成された一般的な六角レンチを使用することにより、ねじ穴42に螺合された六角穴付きボルト24を容易に締緩できる程度の大きさとなっている。
ところが、図3に示すように、ねじ穴42に螺合された六角穴付きボルト24を過剰なトルクで締結すると、六角穴26の側面26aが摩耗により削られ、六角穴26の横断面が六角穴26の深さ方向のほぼ全域に亘って円形状に変形し、六角穴26がなめた状態の穴となることがある。六角穴付きボルト24を許容範囲のトルクで繰り返し締緩することによっても同様の六角穴26のなめ変形は起こり得る。
図4に示すように、六角穴26のなめ変形が極端に進むと、破線で示す元々の六角穴26の側面26aが、元々の六角穴26の外接円30と合致する実線で示す側面26aに至るまで削られ得る。
そこで、本実施形態のレンチ本体4の先端部14は、レンチ本体4の他端部4bを上から打撃することにより、六角穴付きボルト24の六角穴26の側面26aに喰い込む形状を有している。
詳しくは、図5、及び図6(a)、(b)に示すように、レンチ本体4の六角材部8の一端部4a側の側面8aには、多数の喰い込み歯32が突出して形成され、これら喰い込み歯32により先端部14の横断面の外縁34が形成されている。この外縁34は、図4で示した六角穴付きボルト24の六角穴26の六角形横断面の外接円30よりも大きな外接円36の六角形横断面から形成されている。
レンチ本体4の先端部14の位置に、六角材部8よりも大きな六角形横断面を有する六角材部を予め形成し、この六角材部の側面に図示しないプレス成型機等でセレーション加工を施すことにより、六角材部8の軸方向に直線状の溝が六角材部8の側面8aと略面一に多数形成される。これにより、先端部14の側面から軸方向直線状に突出した断面三角山形状の喰い込み歯32が多数形成される。このようなセレーション加工によって、六角材部8の二面幅Wよりも盛り上がって突出した多数の喰い込み歯32を六角材部8の側面8aに容易に形成することができる。
以下、図7〜図9を参照して六角レンチセット2の使用方法を説明する。図7に示すように、六角穴付きボルト24のねじ部24bが部材40に形成されたねじ穴42に締結されている。六角穴付きボルト24の六角穴26が図4に示すような極端ななめ変形の側面26aとなっていると仮定する。この状態において、先ず操作ハンドル6をレンチ本体4から取り外し、レンチ本体4の先端部14を六角穴付きボルト24の頭頂面24aに当接する。次に、レンチ本体4の他端部4bの端面4cをハンマー38で上から矢印で示す下方向に打撃する。この際、図8に示すように、六角穴付きボルト24の六角穴26の底面26bに先端部14が突き当たるまで叩き入れると、なめ変形した六角穴26の側面26aに先端部14の喰い込み歯32が喰い込む。
詳しくは、図9を参照して説明すると、前述したように、六角穴26のなめ変形前の横断面の外接円30よりも、先端部14の外縁34の外接円36のほうが大きい。従って、なめ変形した六角穴26の側面26aが多数の喰い込み歯32により傷付けられ、多数の喰い込み歯32のうちの少なくとも一部(図9では6箇所)が側面26aに喰い込み、先端部14が六角穴26の側面26aに形成された例えば6つの喰い込み部44において係止される。
そして、図8に示すように、レンチ本体4の操作部16に操作ハンドル6を取り付け、ハンドル22を操作し、軸部20、嵌合部18、ひいてはレンチ本体4を矢印で示す反時計回りにゆっくりと回転させることにより、ねじ穴42に螺合された六角穴付きボルト24が緩まり、部材40から取り外される。
以上のように本実施形態の六角レンチセット2では、レンチ本体4の他端部4bを打撃することにより、レンチ本体4の一端部4aに形成された先端部14を六角穴付きボルト24の六角穴26の側面26aに喰い込せることができる。従って、なめ変形した六角穴26を有する六角穴付きボルト24を簡単に且つ確実に緩めて部材40から取り外すことができる。
しかも、六角穴26の穴深さが比較的浅く、六角穴26の側面26aに対するレンチ本体4の先端部14の側面の密着面積が小さくなる場合であっても、先端部14を六角穴26に喰い込ませることにより、なめ変形した六角穴26を有する六角穴付きボルト24を確実に緩めて部材40から取り外すことができる。
具体的には、先端部14の六角形横断面の外縁34は、六角穴付きボルト24の六角穴26の六角形横断面の外接円30よりも大きな外接円36を有して形成される。
また、先端部14においてレンチ本体4の六角材部8の側面8aから多数の喰い込み歯32を先端部14の側面に軸方向直線状に突出して形成することにより、喰い込み歯32を六角穴26の側面26aに喰い込ませた喰い込み部44が形成される。これにより、レンチ本体4の先端部14を六角穴付きボルト24の六角穴26の側面26aにより一層確実に喰い込せることができる。
また、レンチ本体4の操作部16が先端部14よりも大径に形成されていることにより、操作ハンドル6を操作したときのトルクを先端部14に効率的に伝達することができるため、六角穴付きボルト24を緩めて簡単に取り外すことができる。
また、レンチ本体4の他端部4bが先端部14よりも大径に形成されていることにより、レンチ本体4の他端部4bを打撃し易く、また、大きな打撃力をレンチ本体4に効率的に伝達することができるため、レンチ本体4の先端部14を六角穴付きボルト24の六角穴26の側面26aに効率的に喰い込せることができる。
本発明は上記実施形態に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
具体的には、図10(a)〜(d)に示すような、互いに異なる大きさの六角形横断面となるレンチ本体4を複数用意しても良い。これらの各レンチ本体4は、六角材部8と六角材部8に形成した先端部14とのみから形成され、図1に示すような操作部16やテーパ面部12を有していない。レンチ本体4の操作部は、レンチ本体4の六角材部8の側面8aに形成されることとなるため、各レンチ本体4は互いに異なる大きさの横断面の先端部14及び操作部(側面8a)を有することとなる。
この場合には、図11に示すような把持し易い波形の平面形状を有するプレート46を六角レンチセット2の操作ハンドルとして用いることができる。プレート46には、図10(a)〜(d)に示す各レンチ本体4の六角形横断面に対応する異なる口径の六角孔48が離間して開口されている。各六角孔48にそれぞれ対応するレンチ本体4の六角材部8の側面8aを挿通して係合することにより、1つのプレート46で異なる径のレンチ本体4を回動させることができる。すなわち、プレート46の各六角孔48は、異なる大きさの六角形横断面となる異なるレンチ本体4の各操作部(側面8a)が個々に挿通、装着可能な異なる形状の複数の装着部として機能する。これにより、六角材部8及びプレート46を用意し、簡単な加工を施すだけで、使い勝手の良い六角レンチセット2を提供することができて好適である。
また、図12(a)〜(d)に示すように、異なる大きさの六角形横断面となるレンチ本体4を用意し、各レンチ本体4の他端部4bに、図1に示す六角材部10の代わりに円柱材部50を形成しても良い。各レンチ本体4の円柱材部50の端面、すなわち他端部4bの端面4cには、例えば等しい大きさの正方形横断面を有する嵌合穴52がそれぞれ開口されている。各嵌合穴52は対応するレンチ本体4の操作部として機能する。
この場合には、図13に示すような、いわゆるラチェットハンドル54を六角レンチセット2の操作ハンドルとして用いることができる。ラチェットハンドル54の図示しないラチェット機構が配される頭部54aには、図12(a)〜(d)に示す各レンチ本体4の等しい大きさの嵌合穴52に対応する大きさの嵌合部56が1つ突出して形成されている。
各嵌合穴52にラチェットハンドル54の嵌合部56を嵌め込んで係合することにより、1つのラチェットハンドル54で異なるレンチ本体4を回動させることができる。異なるレンチ本体4の各嵌合穴52は同じ大きさであるため、レンチ本体4に対する操作部の加工が容易となる。また、ラチェットハンドル54であることから、レンチ本体4を予め規定した適切なトルクで容易に回動させることができて好適である。
また、上記実施形態の先端部14には、セレーション加工により軸方向直線状の多数の喰い込み歯32を形成している。しかし、喰い込み歯32の形状、数、加工方法はこれに限定されない。具体的には、喰い込み歯32は、レンチ本体4の他端部4bを打撃することにより先端部14が六角穴26の側面26aに喰い込むような突出形状であれば良く、また、先端部14の外縁34の少なくとも一部が先端部14の側面から突出した喰い込み歯32により形成されていれば良い。
例えば、図14に示すように、レンチ本体4の先端部14の六角材部にプレス成型機等でローレット加工を施し、この六角材部に六角材部8の側面8aと略面一となる網目模様の溝を加工することにより、多数の喰い込み歯32を先端部14に設けても良い。このようなローレット加工によって、六角材8の二面幅Wよりも盛り上がって突出した多数の喰い込み歯32を六角材部8の側面8aに容易に形成することができる。
また、図15に示すように、レンチ本体4の先端部14の六角材部の各側面を軸方向直線に直刃リーマ形状に削り出し、この六角材部の各断面頂点58を残して横断面星形に加工することにより、6つの断面頂点58を喰い込み歯32としても良い。
また、先端部14に螺旋状、径方向環状の突出部をプレス加工により形成し、これらの突出部を喰い込み歯32として先端部14に設けても良い。
また、レンチ本体4の側面8aに断面三角突部となる表層材をランダムに吹き付けて形成した突出部を喰い込み歯32として先端部14に設けても良い。但し、軸方向直線状の喰い込み歯32をセレーション加工で先端部14に形成したり、網目模様の喰い込み歯32をローレット加工で先端部14に形成したりすることにより、小さく且つ変形し易く喰い込み易い喰い込み歯32を簡単に多数形成することができるため好適である。
また、上記実施形態では、六角材部8の二面幅Wよりも盛り上がって突出した多数の喰い込み歯32を六角材部8の側面8aに形成するに際し、レンチ本体4の先端部14の位置の六角材部を六角材部8よりも大きな六角形横断面に予め形成している。しかし、これに限らず、六角材部8を先端部14の位置の六角材部を含めた側面面一の六角材部として用意し、先端部14の六角材部のみにパンチ等を上下から押し当てて毛羽立たせることにより、六角材部8の二面幅Wよりも盛り上がる多数の喰い込み歯32を突出形成しても良い。
また、上記実施形態は、レンチ本体4と操作ハンドル6とを備える六角レンチセット2について説明したが、レンチ本体4に対してハンマー38等による打撃を加えて先端部14を六角穴26に食い込ませ、その後にレンチ本体4を反時計回りにゆっくりと回転させることができるのであれば、レンチ本体4と操作ハンドル6とを一体形成しても良い。
また、本発明は六角レンチセット2のみならず、レンチ本体4のみを備えた六角レンチについても適用可能であることは云うまでもない。
2 六角レンチセット
4 レンチ本体
4a 一端部
4b 他端部
6 操作ハンドル
8a レンチ本体の側面(操作部)
14 先端部
16 操作部
24 六角穴付きボルト
26 六角穴
26a 六角穴の側面
30 六角穴の六角形横断面の外接円
32 喰い込み歯
34 外縁
36 先端部の外縁を形成する六角形横断面の外接円
42 ねじ穴
46 プレート(操作ハンドル)
48 プレートの六角孔(装着部)
52a 嵌合穴(操作部)
54 ラチェットハンドル(操作ハンドル)

Claims (9)

  1. ねじ穴に螺合された六角穴付きボルトに使用する六角レンチセットであって、
    棒状のレンチ本体と、
    前記レンチ本体の一端部に形成され、前記レンチ本体の他端部を打撃することにより、前記六角穴の側面に喰い込む先端部と、
    前記レンチ本体の側面または前記他端部に設けられる操作部と、
    前記操作部に装着して前記レンチ本体をその軸心回りに回動するための操作ハンドルと
    を備える、六角レンチセット。
  2. 前記先端部の横断面の外縁は、前記六角穴の横断面の外接円よりも大きな外接円を有して形成される、請求項2に記載の六角レンチセット。
  3. 前記先端部の前記外縁の少なくとも一部は、前記先端部の側面から突出した喰い込み歯により形成され、
    前記喰い込み歯は、前記レンチ本体の他端部を打撃することにより、前記六角穴の側面に喰い込む、請求項2に記載の六角レンチセット。
  4. 前記喰い込み歯は、前記先端部の側面に軸方向直線状に突出して形成される、請求項3に記載の六角レンチセット。
  5. 前記喰い込み歯は、前記先端部の側面に網目状に突出して形成される、請求項3に記載の六角レンチセット。
  6. 前記操作部は前記先端部よりも大径である、請求項1から5の何れか1項に記載の六角レンチセット。
  7. 前記他端部は前記先端部よりも大径である、請求項1から6の何れか1項に記載の六角レンチセット。
  8. 前記レンチ本体は複数設けられ、前記各レンチ本体は互いに異なる大きさの横断面の前記先端部及び前記操作部を有し、
    前記操作ハンドルは、前記各操作部が個々に装着可能な異なる形状の複数の装着部を有する、請求項1から7の何れか1項に記載の六角レンチセット。
  9. 前記操作ハンドルはラチェットハンドルである、請求項1から8の何れか1項に記載の六角レンチセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN111890283A (zh) * 2020-09-04 2020-11-06 国网河南省电力公司南阳供电公司 一种双臂组合式六角扳手

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