JP2016001656A - 耐震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、耐震装置の設置エリアを狭くすることの可能な耐震装置を提供することを目的とする。【解決手段】第1及び第2の電力機器11,12間に設けられ、Y方向において対向配置された第1及び第2の筒状支柱部材と、一方の端部が第1の電力機器11の端部11Aの一方の角部を支持すると共に、他方の端部が第1の筒状支柱部材に支持された第1のアブソーバ部と、一方の端部が第2の電力機器12の端部12Aの一方の角部を支持すると共に、他方の端部が第1の筒状支柱部材に支持された第2のアブソーバ部と、一方の端部が端部11Aの他方の角部を支持すると共に、他方の端部が第2の筒状支柱部材に支持された第3のアブソーバ部と、一方の端部が端部12Aの他方の角部を支持すると共に、他方の端部が第2の筒状支柱部材に支持された第4のアブソーバ部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力機器を地震動から保護する耐震装置に関する。
従来、地震等の振動(以下、「地震動」という)により、電力機器(例えば、変圧器等)が転倒することを抑制する装置として、耐震装置が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、1つの変圧器の4つの角部近傍にそれぞれ配置され、下端が固定された筒状の支柱と、各支柱に一方の端部が固定され、弾性材を介して、変圧器の角部を支持するアブソーバ部と、を有する変圧器用減震装置(耐震装置)が開示されている。
特開2013−211510号公報
ところで、電力機器は、所定の方向に対して複数配置された状態で使用される場合がある。
図36は、所定の方向に対して2つの電力機器を配置させた状態で、特許文献1に開示された減震装置(変圧器用減震装置)を適用した場合の問題点を説明するための模式的な平面図である。図36では、電力機器305,306の一例として、変圧器を図示する。
また、図36では、一例として、電力機器305,306の長手方向がX方向(言い換えれば、所定の方向)と一致するように、所定の間隔(後述する「スペース」)を空けて、電力機器305,306を配置させた場合を例に挙げて図示する。
ここで、図36を参照して、特許文献1に開示された減震装置301,302(変圧器用減震装置)の問題点を説明する前に、減震装置301,302の構成について説明する。
減震装置301は、電力機器305の4つの角部の近傍に配置された筒状の支柱308と、一端が電力機器305の1つの角部を支持し、他端側に配置された弾性材が支柱308内に配置されることで、他端側が支柱308に支持された4つのアブソーバ部311と、を有する。
減震装置302は、電力機器306の4つの角部の近傍に配置された筒状の支柱313と、一端が電力機器306の1つの角部を支持し、他端側に配置された弾性材が支柱313内に配置されることで、他端側が支柱313に支持された4つのアブソーバ部315と、を有する。
図36に示すように、X方向に電力機器305,306を配置させた場合、X方向において、電力機器305と電力機器306との間のスペースに、離間させた状態で2本の支柱308,313を配置する必要がある。
このため、電力機器305,306として、例えば、500kVAの容量の変圧器を用い、かつ該変圧器に対して、特許文献1に開示された減震装置301,302を用いると、電力機器305,306の配置方向(この場合、X方向)における電力機器305,306間のスペースの幅Wを600mmよりも狭くすることが困難になってしまうという問題があった。
つまり、所定の方向に配置された複数の電力機器に対して、特許文献1に開示された減震装置301,302(変圧器用減震装置)を適用すると、減震装置301,302の設置エリアが大きくなってしまうという問題があった。
このように、減震装置301,302の設置エリアが大きくなると、設置エリア(この場合、電力機器305,306の設置エリア、及び減震装置301,302の設置エリアを合計したエリア)が狭い場合には、減震装置301,302を設置することができない。
なお、図36では、電力機器305,306の配置方向の一例として、電力機器305,306の長手方向に電力機器305,306を配置させた場合を例に挙げて説明したが、電力機器305,306の短手方向に電力機器305,306を配置させた場合にも上記問題は発生する。
そこで、本発明は、所定の方向に配置された複数の電力機器に適用した場合において、耐震装置の設置エリアを狭くすることの可能な耐震装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一観点によれば、所定の間隔を空けて第1の方向に配置された第1及び第2の電力機器の上部のうち、前記第2の電力機器と対向する前記第1の電力機器の第1の端部と、前記第1の電力機器と対向する前記第2の電力機器の第2の端部と、を支持する耐震装置であって、平面視した状態で、前記第1の電力機器の中心位置と前記第2の電力機器の中心位置とを結ぶ第1の直線の中間位置を通過し、かつ前記第1の方向と直交する第2の直線上において、前記中間位置を介して対向配置され、鉛直方向に延在すると共に、下端が固定された第1及び第2の筒状支柱部材と、一方の端部が前記第1の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第1の端部の一方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第1の筒状支柱部材に支持された第1のアブソーバ部と、一方の端部が前記第1の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第2の端部の一方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第1の筒状支柱部材に支持された第2のアブソーバ部と、一方の端部が前記第2の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第1の端部の他方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第2の筒状支柱部材に支持された第3のアブソーバ部と、一方の端部が前記第2の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第2の端部の他方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第2の筒状支柱部材に支持された第4のアブソーバ部と、を含み、前記第1及び第2の筒状支柱部材は、それぞれ前記鉛直方向に延在する筒状支柱部材本体を有しており、前記筒状支柱部材本体は、前記第1の電力機器と前記第2の電力機器との間に配置された空間の外側に配置することを特徴とする耐震装置が提供される。
本発明によれば、第1の端部(言い換えれば、第1の電力機器の端部)の一方の角部を支持する第1のアブソーバ部の他方の端部、及び第2の端部(言い換えれば、第2の電力機器の端部)の一方の角部を支持する第2のアブソーバ部の他方の端部を第1の筒状支柱部材で支持し、第1の端部の他方の角部を支持する第3のアブソーバ部の他方の端部、及び第2の端部の他方の角部を支持する第4のアブソーバ部の他方の端部を第2の筒状支柱部材で支持するため、従来、第1及び第2の電力機器間に必要であった4本の筒状支柱部材を2本に削減することが可能となる。
これにより、従来の4本の筒状支柱部材を配置する場合と比較して、第1及び第2の筒状支柱部材が配置されるエリアを狭くすることができる。
また、第1及び第2の筒状支柱部材を構成する筒状支柱部材本体を、第1の電力機器と第2の電力機器との間に配置された空間の外側に配置することで、例えば、第1ないし第4のアブソーバ部が一方向に延在する部材である場合、第1の電力機器と第2の電力機器との間に位置する空間に、第1及び第2の筒状支柱部材を配置させると、第2の方向に対して第1及び第2の筒状支柱部材を離間させて配置することが困難になると共に、第1ないし第4のアブソーバ部の延在方向と第2の直線とが成す角度が90度或いは90度に近い鋭角となるため、第1の電力機器と第2の電力機器との間隔が広くなってしまう。
一方、第1ないし第4のアブソーバ部が一方向に延在する部材である場合において、第1の電力機器と第2の電力機器との間に配置された空間の外側に、第1及び第2の筒状支柱部材を配置させると、第2の方向において第1及び第2の筒状支柱部材を十分に離間させて配置することが可能になると共に、第1ないし第4のアブソーバ部の延在方向と第2の直線とが成す角度を、該空間に第1及び第2の筒状支柱部材を配置させた場合よりも小さくすることが可能(第1の電力機器と第2の電力機器との間隔が狭くても第1ないし第4のアブソーバ部を配置させることが可能)となるので、第1の電力機器と第2の電力機器との間隔(所定の間隔)を狭くすることができる。
つまり、所定の方向に配置された複数の電力機器に適用した場合において、耐震装置の設置エリアを狭くすることができる。
また、上記耐震装置において、前記第1ないし第4のアブソーバ部は、前記鉛直方向と直交する水平面方向に延在しており、前記第1のアブソーバ部の延在方向と前記第1の方向と直交する第2の方向とが成す第1の角度と、前記第3のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第3の角度と、が等しく、前記第2のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第2の角度と、前記第2のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第4の角度と、を等しくしてもよい。
このように、第1ないし第4の角度を等しくすることで、地震により、第1及び第2の電力機器が揺れた際、第1及び第2の筒状支柱部材が受ける負荷を第1及び第2の方向に分散させることが可能となる。
これにより、第1及び第2の筒状支柱部材が破損しにくくなるため、第1及び第2の筒状支柱部材の長寿命化を図ることができる。
また、上記耐震装置において、前記第1の電力機器の前記第1の端部上に固定される第1の板状部材、該第1の板状部材の上方に突出し、前記第1のアブソーバ部の一方の端部が接続される第1の突出部、及び前記第1の板状部材の上方に突出し、前記第3のアブソーバ部の一方の端部が接続される第2の突出部を含む第1のアブソーバ取り付け部と、前記第2の電力機器の前記第2の端部上に固定される第2の板状部材、該第2の板状部材の上方に突出し、前記第2のアブソーバ部の一方の端部が接続される第3の突出部、及び前記第2の板状部材の上方に突出し、前記第4のアブソーバ部の一方の端部が接続される第4の突出部を含む第2のアブソーバ取り付け部と、を有し、前記第1の板状部材の厚さと前記第2の板状部材の厚さとを異ならせてもよい。
このように、第1の電力機器上に固定される第1のアブソーバ取り付け部を構成する第1の板状部材と、第2の電力機器上に固定される第2のアブソーバ取り付け部を構成する第2の板状部材と、の厚さを異ならせることで、例えば、第1及び第2の電力機器の高さが同じ場合、高さ方向(鉛直方向)における第1の筒状支柱部材への第1のアブソーバ部の取り付け位置と第2のアブソーバ部の取り付け位置とを異ならせることが可能になると共に、高さ方向(鉛直方向)における第2の筒状支柱部材への第3のアブソーバ部の取り付け位置と第4のアブソーバ部の取り付け位置とを異ならせることが可能となる。
これにより、第1及び第2の筒状支柱部材の外形サイズを大きくすることなく、第1の筒状支柱部材に第1及び第2のアブソーバ部を取り付けることができると共に、第2の筒状支柱部材に第3及び第4のアブソーバ部を取り付けることができる。
また、上記耐震装置において、前記第1及び第2の筒状支柱部材を構成する前記筒状支柱部材本体は、平面視した形状が菱形とされており、前記第1及び第2の筒状支柱部材を構成する前記筒状支柱部材本体は、前記菱形の一方の対角線が前記第1の方向に対して直交するように配置されており、前記第1のアブソーバ部は、一方の端部が前記第1の端部の一方の角部を支持する第1の棒状支持部材と、該第1の棒状支持部材に固定され、前記第1の筒状支柱部材の第1の面に押圧されることで所定量圧縮される第1の弾性部材と、を有し、前記第2のアブソーバ部は、一方の端部が前記第2の端部の一方の角部を支持する第2の棒状支持部材と、該第2の棒状支持部材に固定され、前記第1の面に隣接する該第1の筒状支柱部材の第2の面に押圧されることで所定量圧縮される第2の弾性部材と、を有し、前記第3のアブソーバ部は、一方の端部が前記第1の端部の他方の角部を支持する第3の棒状支持部材と、該第3の棒状支持部材に固定され、前記第3の筒状支柱部材の第3の面に押圧されることで所定量圧縮される第3の弾性部材と、を有し、前記第4のアブソーバ部は、一方の端部が前記第2の端部の他方の角部を支持する第4の棒状支持部材と、該第4の棒状支持部材に固定され、前記第3の面に隣接する前記第2の筒状支柱部材の第4の面に押圧されることで所定量圧縮される第4の弾性部材と、を有し、前記第1及び第2の弾性部材は、前記第1の筒状支柱部材の外側に配置されており、前記第1及び第2の面は、前記第1の筒状支柱部材の外面であり、前記第3及び第4の弾性部材は、前記第2の筒状支柱部材の外側に配置されており、前記第3及び第4の面は、前記第2の筒状支柱部材の外面を有してもよい。
このように、第1の筒状支柱部材の第1の面に第1の弾性部材を押圧させ、第1の筒状支柱部材の第2の面に第2の弾性部材を押圧させることで、別途、第1及び第2の弾性部材を押圧する板材を設ける必要がなくなるため、耐震装置の構成を簡略化することができる。
また、第2の筒状支柱部材の第3の面に第3の弾性部材を押圧させ、第2の筒状支柱部材の第4の面に第4の弾性部材を押圧させることで、別途、第3及び第4の弾性部材を押圧する板材を設ける必要がなくなるため、耐震装置の構成を簡略化することができる。
また、第1及び第2の弾性部材を第1の筒状支柱部材の外側に配置すると共に、第1及び第2の面として第1の筒状支柱部材の外面を用いることで、第1の筒状支柱部材内に第1及び第2の弾性部材を配置させる場合と比較して、第1の筒状支柱部材の小型化を図ることができる。
また、第1の筒状支柱部材内に第1及び第2の弾性部材を配置させる場合と比較して、第1の筒状支柱部材に対して、第1及び第2のアブソーバ部を容易に取り付けることができると共に、耐震装置のメンテナンス性を向上させることができる。
また、第3及び第4の弾性部材を第2の筒状支柱部材の外側に配置すると共に、第3及び第4の面として第2の筒状支柱部材の外面を用いることで、第2の筒状支柱部材内に第3及び第4の弾性部材を配置させる場合と比較して、第2の筒状支柱部材の小型化を図ることができる。
また、第2の筒状支柱部材内に第3及び第4の弾性部材を配置させる場合と比較して、第2の筒状支柱部材に対して、第3及び第4のアブソーバ部を容易に取り付けることができると共に、耐震装置のメンテナンス性を向上させることができる。
また、上記耐震装置において、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延在し、前記第1の筒状支柱部材と前記第2の筒状支柱部材とを連結する第1の連結部材を有してもよい。
このように、第2の方向に延在し、第1の筒状支柱部材と第2の筒状支柱部材とを連結する第1の連結部材を有することで、地震動により第1及び第2の電力機器が振動した際、第1及び第2の筒状支柱部材が第2の方向に変位することを抑制できる。
上記耐震装置において、前記第1の方向に対して、前記第1の筒状支柱部材、前記第1のアブソーバ部、及び前記第2のアブソーバ部を含む第1の耐震機構と、前記第2の筒状支柱部材、前記第3のアブソーバ部、及び前記第4のアブソーバ部を含む第2の耐震機構と、が対向するように複数配置されており、前記第1の方向に配置された前記第1の筒状支柱部材間を連結する第2の連結部材と、前記第1の方向に配置された前記第2の筒状支柱部材間を連結する第3の連結部材と、を有してもよい。
このように、第1の方向に配置された第1の筒状支柱部材間を連結する第2の連結部材と、第1の方向に配置された第2の筒状支柱部材間を連結する第3の連結部材と、を有することで、地震動により第1及び第2の電力機器が振動した際、第1及び第2の筒状支柱部材が第1の方向に変位することを抑制できる。
本発明の耐震装置によれば、所定の方向に配置された複数の電力機器に適用した場合において、耐震装置の設置エリアを狭くすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る耐震装置と、第1及び第2の電力機器と、を有する耐震機能付き電力機器群の平面図である。 図1に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図である。 図1に示す第1の電力機器をA視した正面図である。 図3に示す矩形部材の平面図である。 図1に示す第1のアブソーバ取り付け部を拡大した平面図である。 図5に示す第1のアブソーバ取り付け部をD視した正面図である。 図1に示す一方の耐震機構を拡大した平面図である。 図7に示すアブソーバ部の平面図である。 図1に示す他方の耐震機構を拡大した平面図である。 図1に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図であり、図1に示す第1の電力機器の図示を省略した図である。 図1に示す第2のアブソーバ取り付け部を拡大した平面図である。 図11に示す第2のアブソーバ取り付け部をD視した正面図である。 図1に示す第1の耐震機構を拡大した平面図である。 第1の耐震機構を構成する第1の筒状支柱部材、及び第2の耐震機構を構成する第2の筒状支柱部材の配設位置を説明するための平面図である。 図1に示す第2の耐震機構を拡大した平面図である。 図1に示す第1の電力機器と第2の電力機器との間に配置された耐震装置をA視した側面図である。 図1に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図である。 第1の電力機器の4つの角部に図1に示す耐震機構を配置させた構造体が一方向に荷重Fを受けた状態を模式的に示す平面図である。 図18に示す構造体を構成する各アブソーバ部が受ける反作用の大きさを説明するための平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が離間するX方向に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が平面視した状態で図21の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が近づくX方向に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図23の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図23の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が平面視した状態で図24の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図25の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図25の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図26の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図26の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る耐震装置と、異なる高さとされた第1及び第2の電力機器と、を有する耐震機能付き電力機器群の平面図である。 図27に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器に第2の電力機器から離間する方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器に第1の電力機器から離間する方向に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図30の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図30の紙面の右方向(X方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器に第2の電力機器に向かう方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器に第1の電力機器に向かう方向に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図32の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図32の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図34の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図34の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図35の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図35の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。 所定の方向に対して2つの電力機器を配置させた状態で、特許文献1に開示された減震装置(変圧器用減震装置)を適用した場合の問題点を説明するための模式的な平面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の耐震機能付き電力機器群、及び耐震装置の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る複数の耐震装置と、複数の電力機器よりなる電力機器群と、を有する耐震機能付き電力機器群の平面図である。
図1において、X方向は、第1及び第2の電力機器11,12が配置される第1の方向(第1の実施の形態の場合、第1及び第2の電力機器11,12の長手方向)を示しており、Y方向は、X方向に対して直交する方向(第1の実施の形態の場合、第1及び第2の電力機器11,12の短手方向)を示している。また、X方向及びY方向を通過する水平面方向(図示せず)は、後述する図2に示す鉛直方向(Z方向)と直交している。
また、図1では、同じ大きさとされた第1及び第2の電力機器11,12を用いた場合を例に挙げて図示する。
図2は、図1に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図である。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図2において、Z方向は、鉛直方向(言い換えれば、第1及び第2の電力機器11,12の高さ方向)を示している。
図1及び図2を参照するに、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群10は、第1の電力機器11と、第2の電力機器12と、第1の端部用耐震装置15と、第2の端部用耐震装置16と、耐震装置21(第1の実施の形態の耐震装置)と、を有する。
第1及び第2の電力機器11,12は、電力機器群を構成している。第1及び第2の電力機器11,12は、第1及び第2の電力機器11,12の長手方向とX方向とが一致するように、所定の間隔を空けて、第1の電力機器11、第2の電力機器12の順番でX方向に配置されている。
これにより、X方向において、第1の電力機器11の端部11A(第1の端部)は、第2の電力機器12の端部12A(第2の端部)と対向配置されている。
第1の電力機器11は、端部11Aの反対側に配置され、第1の端部用耐震装置15により支持される端部11Bを有する。また、第2の電力機器12は、端部12Aの反対側に配置され、第2の端部用耐震装置16により支持される端部12Bを有する。
なお、本発明において、「電力機器」とは、他のエネルギーから電気エネルギー(電力)への変換、電気エネルギーから他のエネルギーへの変換、電気エネルギーの他のエネルギーでの蓄積、電力の電圧変換・力率調整、電力の接続・遮断等を行う機器のことをいう。
電力機器の具体例としては、例えば、変圧器、空調機、コンデンサ、リアクトル、遮断器等を例示することができる。
図3は、図1に示す第1の電力機器をA視した正面図である。図3において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図3では、第1の電力機器11の一例として、変圧器を図示する。
なお、変圧器は、トランスや変成器とも呼ばれ、電磁誘導により、電力会社から供給される6600V等の高電圧を100Vや200Vの電圧に降下させる電力機器である。
図3を参照するに、第1の電力機器11は、電力機器本体31と、本体支持部32と、複数の脚部34と、矩形部材35と、を有する。
電力機器本体31は、本体支持部32上に固定されている。第1の電力機器11として変圧器を用いる場合、電力機器本体31は、例えば、鉄心に巻回されたコイルで構成することができる。
本体支持部32は、電力機器本体31の直下に配置されており、電力機器本体31を支持している。複数の脚部34は、本体支持部32の下面側に固定されている。複数の脚部34は、アンカーボルト(図示せず)により、床13に固定されている。
図4は、図3に示す矩形部材の平面図である。図4において、図1〜3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図4に示すCは、図3に示す第1の電力機器11の中心位置(以下、「中心位置C」という)を示している。
図3及び図4を参照するに、矩形部材35は、電力機器本体31上に固定されている。矩形部材35は、矩形部材本体37と、ねじ穴43,44,47,48と、を有する。
矩形部材本体37は、平面視した形状が矩形とされた部材である。矩形部材本体37は、平坦な上面37aを有する。
矩形部材本体37の上面37aは、一方の端部側に配置された第1の領域Bと、他方の端部側に配置された第2の領域Bと、を有する。第1の電力機器11を構成する矩形部材本体37の第1及び第2の領域B,Bには、それぞれ第1のアブソーバ取り付け部15−1(図1、図5、及び図6参照)が取り付けられる。
ねじ穴43,44は、第1の領域Bに対応する矩形部材本体37に設けられている。ねじ穴43,44は、第1のアブソーバ取り付け部15−1(図1、図5、及び図6参照)を固定するためのねじ穴である。
ねじ穴47,48は、第2の領域Bに対応する矩形部材本体37に設けられている。ねじ穴47,48は、第1のアブソーバ取り付け部15−1(図1、図5、及び図6参照)を固定するためのねじ穴である。
ねじ穴43,44,47,48は、第1及び第2の領域B,Bのうち、中心位置Cに近い位置に配置されている。
図1〜図4を参照するに、第2の電力機器12は、第1の電力機器11と同様な構成とされている。第2の電力機器12を構成する矩形部材本体37の第1及び第2の領域B,Bには、それぞれ第2のアブソーバ取り付け部材15−5(図1、図11、及び図12参照)が取り付けられる。
床面13aを基準としたときの第2の電力機器12の高さHは、第1の電力機器11の高さHと同じ高さとされている。
図1を参照するに、第1の端部用耐震装置15は、第1の電力機器11の端部11B側に配置されている。第1の端部用耐震装置15は、第1のアブソーバ取り付け部15−1と、耐震機構15−2,15−3と、連結部材15−4と、を有する。
図5は、図1に示す第1のアブソーバ取り付け部を拡大した平面図である。図5では、図1に示す第1のアブソーバ取り付け部15−1を左に90度回転させた状態で図示する。図5において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図6は、図5に示す第1のアブソーバ取り付け部をD視した正面図である。図6において、図1及び図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図4〜図6を参照するに、第1のアブソーバ取り付け部15−1は、矩形部材本体37の第1及び第2の領域B,Bに固定される部材であり、第1の板状部材51と、ボルト53,55と、ワッシャー54,56と、第1の突出部61と、第2の突出部62と、を有する。
第1の板状部材51は、板状の部材であり、平坦な表面51a、平坦な裏面51b、及びねじ穴51A〜51Dを有する。
第1の板状部材51の裏面51bは、矩形部材本体37の上面37aと接触する面である。ねじ穴51A〜51Dは、第1の板状部材51を貫通するように設けられている。
ねじ穴51Aは、矩形部材本体37に設けられたねじ穴44(或いは、ねじ穴47)と対向するように配置されている。ねじ穴51Bは、矩形部材本体37に設けられたねじ穴43(或いは、ねじ穴48)と対向するように配置されている。
ねじ穴51C,51Dは、Y方向において対向するように第1の板状部材51の角部に配置されている。
ねじ穴51A〜51Dの側面には、めねじ(図示せず)が設けられている。
ボルト53は、第1の板状部材51に装着された状態で、第1の板状部材51の裏面51bから突出する長さとされている。ボルト53は、ワッシャー54を介して、矩形部材本体41に設けられたねじ穴44(或いは、ねじ穴47)に螺合される。
ボルト55は、第1の板状部材51に装着された状態で、第1の板状部材51の裏面51bから突出する長さとされている。ボルト55は、ワッシャー54を介して、矩形部材本体41に設けられたねじ穴43(或いは、ねじ穴48)に螺合される。
第1の突出部61は、軸部64と、台座部65と、ワッシャー66と、ナット67と、を有する。
軸部64は、その外周部全体におねじが切られた部材であり、Z方向に延在している。軸部64は、台座部65が第1の板状部材51の表面51aと接触した状態で、台座部65の上方に突出し、かつ裏面51bの下方に突出しない長さとされている。
台座部65の上方に位置する軸部64は、後述するアブソーバ部75の取り付け部81−2の開口部81−2B(図8参照)に挿入される。
台座部65は、軸部64の中間付近に設けられている。台座部65の上面は、ボルト53,55の上面よりも上方に配置されている。
台座部65は、軸部64と一体とされている。アブソーバ部75の取り付け部81−2の開口部81−2B(図8参照)に軸部64が挿入された状態において、台座部65上には、取り付け部81−2が載置される。
ナット67は、ワッシャー66を介して、軸部64に螺合されることで、台座部65上に配置された後述するアブソーバ部75の取り付け部81−2(図示せず)が軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、第1のアブソーバ取り付け部15−1に取り付け部81−2を接続させている。
図7は、図1に示す一方の耐震機構を拡大した平面図である。図7では、説明の便宜上、耐震機構15−2以外の構成も図示する。図7において、図1〜図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図7を参照するに、耐震機構15−2は、筒状支柱部材71と、複数のボルト72と、アブソーバ部75と、を有する。
筒状支柱部材71は、第2の電力機器12と対向しない第1の電力機器11の端部11B側に配置されている。筒状支柱部材71は、固定部71−1と、筒状支柱部材本体71−2と、連結部材取り付け板71−3と、上部取り付け部71−4(後述する図10参照)と、下部取り付け部71−5(後述する図10参照)と、を有する。
筒状支柱部材71は、筒状支柱部材本体71−2と端部11Bの一方の角部とが対向するように、第1の電力機器11から離間した位置に配置されている。
固定部71−1は、筒状支柱部材本体71−2の下端と一体に構成されており、X方向及びY方向を通過する水平面方向に延在している。固定部71−1は、複数のねじ穴71−1Aを有する。筒状支柱部材71は、複数のねじ穴71−1Aに挿入された複数のボルト72により床に固定されている。
筒状支柱部材本体71−2は、平面視した形状が菱形(正方形も含む)とされている。筒状支柱部材本体71−2は、上記菱形の一方の対角線71AがX方向(第1の方向)に対して直交するように配置されている。
筒状支柱部材本体71−2は、アブソーバ部75を構成する弾性部材83が押圧される平坦な外面71−2aを有する。外面71−2aは、アブソーバ部75の延在方向に対して直交する面であり、かつ第1の電力機器11の端部11B(図1参照)の一方の角部から最も離間した位置に配置された面である。
また、筒状支柱部材本体71−2は、アブソーバ部75を構成する棒状部材本体81−1が挿入される2つの貫通孔(図示せず)を有する。
連結部材取り付け板71−3は、筒状支柱部材本体71−2の上端に固定されている。連結部材取り付け板71−3は、開放端とされた筒状支柱部材本体71−2の上端を略塞ぐような形状とされた板材である。連結部材取り付け板71−3は、Y方向に配置されたねじ穴71−3Aを有する。
後述する図10を参照するに、上部取り付け部71−4は、筒状支柱部材本体71−2の上部に設けられており、筒状支柱部材本体71−2からY方向に突出している。Y方向に対向配置された筒状支柱部材本体71−2に設けられた2つの上部取り付け部71−4は、対向するように配置されている。
下部取り付け部71−5は、筒状支柱部材本体71−2の下部に設けられており、筒状支柱部材本体71−2からY方向に突出している。Y方向に対向配置された筒状支柱部材本体71−2に設けられた下部取り付け部71−5は、対向するように配置されている。
図8は、図7に示すアブソーバ部の平面図である。図8において、図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図7及び図8を参照するに、アブソーバ部75は、棒状支持部材81と、弾性部材83と、押さえプレート85と、特殊ワッシャー86と、ワッシャー88と、1種ナット89と、3種ナット91と、を有する。
図7に示す状態(具体的には、アブソーバ部75が筒状支柱部材71に装着され、かつアブソーバ部75が第1のアブソーバ取り付け部15−1に固定された状態)において、棒状支持部材81は、鉛直方向と直交する水平面方向に延在している。棒状支持部材81は、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。つまり、アブソーバ部75は、鉛直方向と直交する水平面方向のうち、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
棒状支持部材81とY方向(第2の方向)とが成す角度θ(言い換えれば、アブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
棒状支持部材81は、棒状部材本体81−1と、取り付け部81−2と、を有する。棒状部材本体81−1は、その延在方向の外周部全体におねじ(図示せず)が切られた棒状の部材である。
取り付け部81−2は、めねじ(図示せず)が切られた筒状とされた筒状部分81−2Aと、円形の開口部81−2Bと、を有する。
筒状部分81−2Aは、棒状部材本体81−1の一方の端部に設けられたおねじ(図示せず)と螺合されている。開口部81−2Bは、筒状部分81−2Aの端部に設けられている。
図7に示す状態において、開口部81−2Bには、第2の突出部62を構成する軸部64(図6参照)が挿入されており、ワッシャー66を介して、軸部64にナット67を締結することで、アブソーバ部75の一方の端部(言い換えれば、取り付け部81−2)が、軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、第1のアブソーバ取り付け部15−1に接続されている。
これにより、アブソーバ部75は、軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、第1の電力機器11の端部11B(図1参照)の一方の角部を支持している。
弾性部材83は、柱状(例えば、円柱形状)とされた部材であり、棒状部材本体81−1が挿入される貫通孔(図示せず)と、棒状部材本体81−1と直交する平坦面83a,83bと、を有する。
弾性部材83は、取り付け部81−2が配置された側とは反対側に位置する棒状部材本体81−1の端部側に配置されている。
図7に示す状態において、弾性部材83は、筒状支柱部材本体71−2の外側に配置されている。弾性部材83は、平坦面83aが筒状支柱部材本体71−2の外面71−2aに接触した状態で、所定量圧縮されている。これにより、アブソーバ部75は、引っ張り力により、第1の電力機器11の端部11B(図1参照)の一方の角部を支持している。平坦面83bは、押さえプレート85と接触している。
弾性部材83の材料としては、例えば、ゴムを用いることができる。この場合、弾性部材83の所定の圧縮量としては、例えば、2mmを用いることができる。
押さえプレート85は、弾性部材83の平坦面83aと同じ大きさの円盤形状とされた部材である。押さえプレート85は、棒状部材本体81−1が挿入される貫通孔(図示せず)を有する。
押さえプレート85は、棒状部材本体81−1が挿入された状態で、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2a側に弾性部材83を押圧している。
特殊ワッシャー86は、棒状部材本体81−1の他方の端部側に配置されており、押さえプレート85と接触している。
ワッシャー88は、1種ナット89と特殊ワッシャー86との間に位置する棒状部材本体81−1に配置されている。
図7に示す状態において、1種ナット89は、棒状部材本体81−1に螺合されると共に、ワッシャー88、特殊ワッシャー86、及び押さえプレート85を介して、弾性部材83を圧縮する方向に締め込まれている。
3種ナット91は、1種ナット89と接触するように、棒状部材本体81−1の他端側に螺合されている。
図9は、図1に示す他方の耐震機構を拡大した平面図である。図9では、説明の便宜上、耐震機構15−3以外の構成も図示する。図9において、図1〜図8に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1及び図9を参照するに、耐震機構15−3は、図7に示す耐震機構15−2を左に90度回転させた状態で、取り付け部81−2の開口部81−2Bに第1の突出部61の軸部64(図6参照)を挿入させ、ワッシャー66を介して、ナット67を軸部64に締結させたこと以外は、耐震機構15−2と同様に構成される。
これにより、耐震機構15−3を構成するアブソーバ部75は、引っ張り力により、第1の電力機器11の端部11B(図1参照)の他方の角部を支持している。
耐震機構15−3を構成する棒状支持部材81とY方向(第2の方向)とが成す角度θ(言い換えれば、アブソーバ部75とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
図1に示すように、耐震機構15−2を構成する筒状支柱部材本体71−2と耐震機構15−3を構成する筒状支柱部材本体71−2とは、Y方向において、対向するように配置されている。
図10は、図1に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図であり、図1に示す第1の電力機器の図示を省略した図である。図10において、図1〜図9に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1及び図10を参照するに、連結部材15−4は、ビーム95と、2つのブレース96,97と、を有する。
ビーム95は、Y方向に配置された2つの筒状支柱部材71を構成する連結部材取り付け板71−3上に固定されている。
ブレース96は、その一方の端部が耐震機構15−2を構成する上部取り付け部71−4に固定されており、他方の端部が耐震機構15−3を構成する下部取り付け部71−5に固定されている。
ブレース97は、その一方の端部が耐震機構15−3を構成する上部取り付け部71−4に固定されており、他方の端部が耐震機構15−2を構成する下部取り付け部71−5に固定されている。
上記構成とされた連結部材15−4を有することで、Y方向に配置された2つの筒状支柱部材71が一体的に構成されるため、地震が発生した際、2つの筒状支柱部材71がY方向に変位することを抑制できる。
図1を参照するに、第2の端部用耐震装置16は、第2の電力機器12の端部12B側に配置されている。第2の端部用耐震装置16は、第2のアブソーバ取り付け部15−5と、耐震機構15−6,15−7と、連結部材15−4と、を有する。
図11は、図1に示す第2のアブソーバ取り付け部を拡大した平面図である。図11では、図1に示す第2のアブソーバ取り付け部15−5を右に90度回転させた状態で図示する。図11において、図1及び図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図12は、図11に示す第2のアブソーバ取り付け部をD視した正面図である。図12において、図1、図6、及び図11に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図11及び図12を参照するに、第2のアブソーバ取り付け部15−5は、図5及び図6に示す第1のアブソーバ取り付け部15−1を構成する第1の板状部材51の厚さよりも厚さの厚い第2の板状部材101を有し、かつ第1のアブソーバ取り付け部15−1を構成する第1及び第2の突出部61,62に替えて、第3及び第4の突出部102,103を有すること以外は、第1のアブソーバ取り付け部15−1と同様に構成される。
第2の板状部材101は、平坦な表面101aと、平坦な裏面101bと、を有する。
図2に示す第1及び第2の電力機器の高さH,Hが等しく、かつ第1の板状部材51の厚さを6mmとした場合、第2の板状部材101の厚さは、例えば、40mmとすることができる。
第3の突出部102は、第1のアブソーバ取り付け部15−1を構成する第1の突出部61と同様な構成とされている。第4の突出部103は、第1のアブソーバ取り付け部15−1を構成する第2の突出部62と同様な構成とされている。
図1を参照するに、耐震機構15−6は、図7に示す耐震機構15−2の状態から右に90度回転させて、取り付け部81−2の開口部81−2Bに第4の突出部103の軸部64(図12参照)を挿入させ、ワッシャー66を介して、ナット67を軸部64に締結させたこと以外は、耐震機構15−2と同様に構成される。
これにより、耐震機構15−6を構成するアブソーバ部75は、第2のアブソーバ取り付け部15−5を介して、引っ張り力により、第2の電力機器11の端部12Bの一方の角部を支持している。
耐震機構15−6を構成する棒状支持部材81とY方向(第2の方向)とが成す角度(図示せず)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
耐震機構15−7は、図7に示す耐震機構15−2の状態から右に180度回転させて、取り付け部81−2の開口部81−2Bに第3の突出部102の軸部64(図12参照)を挿入させ、ワッシャー66を介して、ナット67を軸部64に締結させたこと以外は、耐震機構15−2と同様に構成される。
これにより、耐震機構15−7を構成するアブソーバ部75は、第2のアブソーバ取り付け部15−5を介して、引っ張り力により、第2の電力機器12の端部12Bの他方の角部を支持している。
耐震機構15−7を構成する棒状支持部材81とY方向(第2の方向)とが成す角度(図示せず)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
図1を参照するに、耐震装置21は、所定の間隔を空けてX方向(第1の方向)に配置された第1及び第2の電力機器11,12の上部のうち、第2の電力機器12と対向する第1の電力機器11の端部11A(第1の端部)と、第1の電力機器11と対向する第2の電力機器12の端部12A(第2の端部)と、を支持する装置である。
耐震装置21は、端部11Aに配置された第1のアブソーバ取り付け部15−1と、端部12Aに配置された第2のアブソーバ取り付け部15−5と、第1の耐震機構111と、第2の耐震機構112と、第1の連結部材113と、第2の連結部材114と、第3の連結部材115と、を有する。
図13は、図1に示す第1の耐震機構を拡大した平面図である。図13では、説明の便宜上、第1の耐震機構111以外の構成も図示する。図13において、図1〜図12に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図13を参照するに、第1の耐震機構111は、第1の筒状支柱部材121と、第1のアブソーバ部75−1と、第2のアブソーバ部75−2と、を有する。
図13を参照するに第1の筒状支柱部材121は、厚さが厚いこと以外は図7に示す筒状支柱部材71と同様な構成とされており、その下端が床に固定されている。
図14は、第1の耐震機構を構成する第1の筒状支柱部材、及び第2の耐震機構を構成する第2の筒状支柱部材の配設位置を説明するための平面図である。図14において、図1に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図14において、Cは第1の電力機器11の中心位置(以下、「中心位置C」という)、Cは第2の電力機器12の中心位置(以下、「中心位置C」という)、LはX方向に延在し、かつ中心位置C,Cを結ぶ直線(以下、「直線L」という)、LはY方向に延在し、かつ直線L1の中間位置Cを通過する直線(以下、「直線L」という)をそれぞれ示している。
図14を参照するに、第1の筒状支柱部材121は、平面視した状態で、第1の電力機器11の中心位置Cと第2の電力機器12の中心位置Cとを結ぶ第1の直線Lの中間位置Cを通過し、かつX方向と直交する第2の直線L上において、中間位置Cを介して、第2の耐震機構112を構成する後述する第2の筒状支柱部材122と対向するように配置されている。
具体的には、第1及び第2の筒状支柱部材121,122は、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材本体71−2の対角線71A(図13及び図15参照)が直線Lと重なるように配置されている。
言い換えれば、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成し、かつ平面視した形状が菱形とされた筒状支柱部材本体71−2は、一方の対角線71AがX方向に対して直交するように配置されている。
また、第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2、及び第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2は、例えば、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間に配置された空間の外側に配置させるとよい。
このように、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材本体71−2を、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間に配置された空間の外側に配置させることで、Y方向において第1及び第2の筒状支柱部材121,122を十分に離間させた状態で、第1の筒状支柱部材121が支持する第1及び第2のアブソーバ部75−1,75−2、及び第2の筒状支柱部材122が支持する第3及び第4のアブソーバ部75−3,75−4をX方向及びY方向に対して交差する方向に延在させて配置することが可能となる。
これにより、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間に配置された空間内に、第1の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材71を配置させた場合と比較して、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間の間隔を狭くすることができる。
なお、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間に位置する空間に、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材本体71−2を配置させると、Y方向に対して第1及び第2の筒状支柱部材121,122を離間させて配置することが困難になると共に、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−2の延在方向とY方向とが成す角度が90度或いは90度に近い鋭角となるため、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間隔が広くなってしまう。
図13を参照するに、第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2は、外面71−2a(第1の面)と、外面71−2aに隣接して配置された外面71−2b(第2の面)と、を有する。外面71−2a,71−2bは、平坦な面とされている。
第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材71は、第1のアブソーバ部75−1を構成する棒状部材本体81−1が挿入される2つの貫通孔(図示せず)と、第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状部材本体81−1が挿入される2つの他の貫通孔(図示せず)と、を有する。
上記2つの貫通孔は、鉛直方向において、上記2つの他の貫通孔よりも低い位置に設けられている。
第1のアブソーバ部75−1は、図8に示すアブソーバ部75と同様な構成とされている。
図13に示す状態(具体的には、第1のアブソーバ部75−1が第1の筒状支柱部材121に装着され、かつ第1のアブソーバ部75−1が第1のアブソーバ取り付け部15−1に固定された状態)において、第1のアブソーバ部75−1を構成する棒状支持部材81は、該筒状支柱部材71に設けられた2つの貫通孔(図示せず)に挿入されている。
第1のアブソーバ部75−1を構成する棒状支持部材81は、鉛直方向と直交する水平面内であって、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
つまり、第1のアブソーバ部75−1は、鉛直方向と直交する水平面方向のうち、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
第1のアブソーバ部75−1を構成する棒状支持部材81とY方向とが成す第1の角度θ(言い換えれば、第1のアブソーバ部75−1の延在方向とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
第1のアブソーバ部75−1は、先に説明した弾性部材83(図8参照)と同様な構成とされた第1の弾性部材83−1を有する。第1の弾性部材83−1は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2b(第1の面)と接触する平坦面83−1aを有する。
第1の弾性部材83−1は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2bと接触すると共に、所定量圧縮された状態(押圧された状態)で、筒状支柱部材本体71−2の外側に配置されている。これにより、第1のアブソーバ部75−1の他方の端部は、第1の筒状支柱部材121に支持されている。
第1のアブソーバ部75−1を構成する取り付け部81−2の開口部81−2Bは、第1の突出部61を構成する軸部64に挿入された状態で、かつ軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、ワッシャー66及びナット67により、軸部64と接続されている。
これにより、第1のアブソーバ部75−1の一方の端部は、第1のアブソーバ取り付け部15−1を介して、第1の筒状支柱部材121の近傍に位置する端部11A(図1参照)の一方の角部を支持している。
第2のアブソーバ部75−2は、図8に示すアブソーバ部75と同様な構成とされている。
図13に示す状態(具体的には、第2のアブソーバ部75−2が第1の筒状支柱部材121に装着され、かつ第2のアブソーバ部75−2が第2のアブソーバ取り付け部15−5に固定された状態)において、第2のアブソーバ部75−2を構成する棒状支持部材81は、該筒状支柱部材71に設けられた2つの他の貫通孔(図示せず)に挿入されている。
第2のアブソーバ部75−2を構成する棒状支持部材81は、鉛直方向と直交する水平面内であって、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
つまり、第2のアブソーバ部75−2は、鉛直方向と直交する水平面方向のうち、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
第2のアブソーバ部75−2を構成する棒状支持部材81とY方向とが成す第2の角度θ(言い換えれば、第2のアブソーバ部75−2の延在方向とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
例えば、第1及び第2の角度θ,θを45度にする場合、第2のアブソーバ部75−2を構成する棒状支持部材81は、第1のアブソーバ部75−1を構成する棒状支持部材81と直交する。
第2のアブソーバ部75−2は、先に説明した弾性部材83(図8参照)と同様な構成とされた第2の弾性部材83−2を有する。第2の弾性部材83−2は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2a(第2の面)と接触する平坦面83−2aを有する。
第2の弾性部材83−2は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2aと接触すると共に、所定量圧縮された状態(押圧された状態)で、筒状支柱部材本体71−2の外側に配置されている。これにより、第2のアブソーバ部75−2の他方の端部は、第1の筒状支柱部材121に支持されている。
第2のアブソーバ部75−2を構成する取り付け部81−2の開口部81−2Bは、第3の突出部102を構成する軸部64(図12参照)に挿入された状態で、かつ該軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、ワッシャー66及びナット67により、該軸部64と接続されている。
これにより、第2のアブソーバ部75−2の一方の端部は、第2のアブソーバ取り付け部15−2を介して、第1の筒状支柱部材121の近傍に位置する端部12A(図1参照)の一方の角部を支持している。
図15は、図1に示す第2の耐震機構を拡大した平面図である。図15では、説明の便宜上、第2の耐震機構112以外の構成も図示する。図15において、図1〜図14に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図15を参照するに、第2の耐震機構112は、第2の筒状支柱部材122と、第3のアブソーバ部75−3と、第4のアブソーバ部75−4と、を有する。
第2の筒状支柱部材122は、図13に示す第1の筒状支柱部材121と同様な構成とされており、その下端が床に固定されている。
第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材71は、外面71−2a(この場合、第3の面)と、外面71−2aに隣接して配置された外面71−2b(この場合、第4の面)と、を有する。外面71−2a,71−2bは、平坦な面とされている。
第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2は、第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状部材本体81−1が挿入される2つの貫通孔(図示せず)と、第4のアブソーバ部75−4を構成する棒状部材本体81−1が挿入される2つの他の貫通孔(図示せず)と、を有する。
上記2つの貫通孔は、鉛直方向において、上記2つの他の貫通孔よりも低い位置に設けられている。
第3のアブソーバ部75−3は、図13に示す第1及び第2のアブソーバ部75−1,75−2と同様な構成とされている。
図15に示す状態(具体的には、第3のアブソーバ部75−3が第2の筒状支柱部材122に装着され、かつ第3のアブソーバ部75−3が第1のアブソーバ取り付け部15−1に固定された状態)において、第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状支持部材81は、該筒状支柱部材71に設けられた2つの貫通孔(図示せず)に挿入されている。
第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状支持部材81は、鉛直方向と直交する水平面内であって、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
つまり、第3のアブソーバ部75−3は、鉛直方向と直交する水平面方向のうち、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状支持部材81とY方向とが成す第3の角度θ(言い換えれば、第3のアブソーバ部75−3の延在方向とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
第3のアブソーバ部75−3は、先に説明した第1及び第2の弾性部材83−1,83−2(図13参照)と同様な構成とされた第3の弾性部材83−3を有する。第3の弾性部材83−3は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2a(この場合、第3の面)と接触する平坦面83−3aを有する。
第3の弾性部材83−3は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2aと接触すると共に、所定量圧縮された状態(押圧された状態)で、筒状支柱部材本体71−2の外側に配置されている。これにより、第3のアブソーバ部75−3の他方の端部は、第2の筒状支柱部材122に支持されている。
第3のアブソーバ部75−3を構成する取り付け部81−2の開口部81−2Bは、第2の突出部62を構成する軸部64(図6参照)に挿入された状態で、かつ該軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、ワッシャー66及びナット67により、該軸部64と接続されている。
これにより、第3のアブソーバ部75−3の一方の端部は、第1のアブソーバ取り付け部15−1を介して、第2の筒状支柱部材122の近傍に位置する端部11A(図1参照)の他方の角部を支持している。
第4のアブソーバ部75−4は、図13に示す第1及び第2のアブソーバ部75−1,75−2と同様な構成とされている。
図15に示す状態(具体的には、第4のアブソーバ部75−4が第2の筒状支柱部材122に装着され、かつ第4のアブソーバ部75−4が第2のアブソーバ取り付け部15−5に固定された状態)において、第4のアブソーバ部75−4を構成する棒状支持部材81は、筒状支柱部材71に設けられた2つの他の貫通孔(図示せず)に挿入されている。
第4のアブソーバ部75−4を構成する棒状支持部材81は、鉛直方向と直交する水平面内であって、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
つまり、第4のアブソーバ部75−4は、鉛直方向と直交する水平面方向のうち、X方向及びY方向と交差する方向に延在している。
第4のアブソーバ部75−4を構成する棒状支持部材81とY方向とが成す第4の角度θ(言い換えれば、第4のアブソーバ部75−4の延在方向とY方向とが成す角度)は、例えば、45度とすることができるが、これに限定されない。
例えば、第3及び第4の角度θ,θを45度にする場合、第4のアブソーバ部75−4を構成する棒状支持部材81は、第3のアブソーバ部75−3を構成する棒状支持部材81と直交する。
第4のアブソーバ部75−4は、先に説明した第1ないし第3の弾性部材83−1〜83−3(図13及び図15参照)と同様な構成とされた第4の弾性部材83−4を有する。
第4の弾性部材83−4は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2b(この場合、第3の面)と接触する平坦面83−4aを有する。
第4の弾性部材83−4は、筒状支柱部材本体71−2の外面71−2bと接触すると共に、所定量圧縮された状態(押圧された状態)で、筒状支柱部材本体71−2の外側に配置されている。これにより、第4のアブソーバ部75−4の他方の端部は、第2の筒状支柱部材122に支持されている。
第4のアブソーバ部75−4を構成する取り付け部81−2の開口部81−2Bは、第4の突出部103を構成する軸部64(図12参照)に挿入された状態で、かつ該軸部64に対して僅かに変位可能な状態で、ワッシャー66及びナット67により、該軸部64と接続されている。
これにより、第4のアブソーバ部75−4の一方の端部は、第2のアブソーバ取り付け部15−5を介して、第2の筒状支柱部材122の近傍に位置する端部12A(図1参照)の他方の角部を支持している。
図16は、図1に示す第1の電力機器と第2の電力機器との間に配置された耐震装置をA視した側面図である。図16では、耐震装置21を構成する第1及び第3のアブソーバ部75−1,75−3、及び第1のアブソーバ取り付け部15−1の図示を省略する。図16において、図1、図10、図13、及び図15に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図16を参照するに、第1の連結部材113は、Y方向に延在しており、第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2と第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2とを連結している。
第1の連結部材113は、図10に示す連結部材15−4と同様な構成(具体的には、ビーム95及びブレース96,97を有する構成)とされている。ビーム95は、圧縮方向の力を低減するための部材である。ブレース96,97は、引っ張り方向の力を低減するための部材である。
このように、Y方向に配置された第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2と第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2とを連結する第1の連結部材113を有することで、2つの筒状支柱部材本体71−2が一体的に構成されるため、地震が発生した際、該筒状支柱部材本体71−2がY方向に変位することを抑制できる。
なお、第1の実施の形態では、一例として、第1の連結部材113を、ビーム95と、ブレース96,97と、で構成した場合を例に挙げて説明したが、目的によっては、ビーム95のみで第1の連結部材113を構成してもよい。
図17は、図1に示す耐震装置をA視した側面図である。図1、図2、図7、図9、図13、及び図15に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図17を参照するに、第2の連結部材114は、X方向に延在するように配置されており、2つのビーム126と、2つのブレース127,128と、を有する。
一方のビーム126は、その一端が耐震機構15−2を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。一方のビーム126は、X方向に延在するように配置されている。
他方のビーム126は、その一端が第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が耐震機構15−6を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。
他方のビーム126は、一方のビーム126と同じ高さにおいて、X方向に延在するように配置されている。
一方のブレース127は、その一端が一方のビーム126の一端と重なるように、耐震機構15−2を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されている。
一方のブレース128は、その一端が耐震機構15−2を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されており、他端が一方のビーム126の他端と重なるように、第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。これにより、一方のブレース127,128は、交差するように配置されている。
他方のブレース127は、その一端が他方のビーム126の一端と重なるように、第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が耐震機構15−6を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部部に固定されている。
他方のブレース128は、その一端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されており、他端が他方のビーム126の他端と重なるように、耐震機構15−6を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されている。これにより、他方のブレース127,128は、交差するように配置されている。
このような構成とされた第2の連結部材114を有することで、X方向に配置された耐震機構15−2、第1の耐震機構111、及び耐震機構15−6を構成する筒状支柱部材本体71−2が一体的に構成されるため、地震が発生した際、該筒状支柱部材本体71−2がX方向に変位することを抑制できる。
なお、図17では、一例として、2つのビーム126を用いて、X方向に配置された3つの筒状支柱部材本体71−2を連結する場合を例に挙げて説明したが、X方向に配置する第1及び第2の電力機器11,12の台数が少ない場合には、1つのビームを用いて、X方向に配置された3つの筒状支柱部材本体71−2を連結させてもよい。この場合も2つのビームを用いた場合と同様な効果を得ることができる。
また、第1の実施の形態では、一例として、第2の連結部材113を、2つのビーム126と、2つのブレース127,128と、で構成した場合を例に挙げて説明したが、目的によっては、2つのビーム126のみで第2の連結部材114を構成してもよい。
図2を参照するに、第3の連結部材115は、X方向に延在するように配置されており、2つのビーム131と、2つのブレース132,133と、を有する。
一方のビーム131は、その一端が耐震機構15−3を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。一方のビーム131は、X方向に延在するように配置されている。
他方のビーム131は、その一端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が耐震機構15−7を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。
他方のビーム131は、一方のビーム131と同じ高さにおいて、X方向に延在するように配置されている。
一方のブレース132は、その一端が一方のビーム131の一端と重なるように、耐震機構15−3を構成する筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されている。
一方のブレース133は、その一端が耐震機構15−3を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されており、他端が一方のビーム131の他端と重なるように、第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されている。これにより、一方のブレース132,133は、交差するように配置されている。
他方のブレース132は、その一端が他方のビーム131の一端と重なるように、第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の上部に固定されており、他端が耐震機構15−7を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部部に固定されている。
他方のブレース133は、その一端が第1の筒状支柱部材121の筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されており、他端が他方のビーム131の他端と重なるように、耐震機構15−7を構成する筒状支柱部材本体71−2の下部に固定されている。これにより、他方のブレース132,133は、交差するように配置されている。
このような構成とされた第3の連結部材115を有することで、X方向に配置された耐震機構15−3、第2の耐震機構112、及び耐震機構15−7を構成する筒状支柱部材本体71−2が一体的に構成されるため、地震が発生した際、該筒状支柱部材本体71−2がX方向に変位することを抑制できる。
上記説明したように、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群10を構成する第1の端部用耐震装置15、第2の端部用耐震装置16、及び耐震装置21では、アブソーバ部75及び第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4を構成する取り付け部81−2を第1のアブソーバ取り付け部15−1または第2のアブソーバ取り付け部15−5に接続し、アブソーバ部75及び第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4を構成する弾性部材83及び第1ないし第4の弾性部材83−1〜83−4を筒状支柱部材本体の外面(具体的には、外面71−2aまたは外面71−2b)に対して押圧した状態で、地震動による第1及び第2の電力機器11,12の変位を抑制可能に支持している。
つまり、第1及び第2の電力機器11,12に対して弾性部材83及び第1ないし第4の弾性部材83−1〜83−4を押し当てて、地震動による第1及び第2の電力機器11,12の変位を抑制する構造でなく、引っ張り力により、地震動による第1及び第2の電力機器11,12の変位を抑制可能に支持している。
このため、電力機器に対して弾性部材を押し当てて、地震動による第1及び第2の電力機器11,12の変位を抑制する構造を適用した場合に発生するアブソーバ部の固定するためのボルト部分の座屈を低減することが可能となるので、アブソーバ部75及び第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4の長寿命化を図ることができる。
また、上記耐震装置21において、耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度、第1のアブソーバ部75−1の延在方向とY方向(言い換えれば、第2の直線L)とが成す第1の角度θ、第2のアブソーバ部75−2の延在方向とY方向とが成す第2の角度θ、第3のアブソーバ部75−3の延在方向とY方向とが成す第3の角度θ、第4のアブソーバ部75−4の延在方向とY方向とが成す第4の角度θは、等しい角度(言い換えれば、同じ角度)にすることが好ましい(図7、図9、図13、及び図15参照。)。
このように、耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度、及び第1ないし第4の角度θ〜θが等しくなるように構成することで、地震により、第1及び第2の電力機器11,12が揺れた際、第1及び第2の筒状支柱部材121,122が受ける負荷をX方向及びY方向に分散させることが可能となる。
これにより、第1及び第2の筒状支柱部材121,122が破損しにくくなるため、第1及び第2の筒状支柱部材121,122の長寿命化を図ることができる。
具体的には、耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度、及び第1ないし第4の角度θ〜θは、例えば、45度にするとよい。
このように、耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度、及び第1ないし第4の角度θ〜θを45度にすることにより、地震動が発生した際、X方向及びY方向において均等に荷重を受けることが可能となるので、X方向及びY方向において均等に荷重を分散させることができる。
また、第1の電力機器11の端部11A上に固定される第1の板状部材51、第1の板状部材51の上方に突出し、第1のアブソーバ部75−1の一方の端部が接続される第1の突出部61、及び第1の板状部材51の上方に突出し、第3のアブソーバ部75−3の一方の端部が接続される第2の突出部62を含む第1のアブソーバ取り付け部15−1と、第2の電力機器12の端部12A上に固定され、第1の板状部材51の厚さよりも厚く構成された第2の板状部材101、第2の板状部材101の上方に突出し、第2のアブソーバ部75−2の一方の端部が接続される第3の突出部102、及び第2の板状部材101の上方に突出し、第4のアブソーバ部75−4の一方の端部が接続される第4の突出部103を含む第2のアブソーバ取り付け部15−5と、を有することで、隣り合うように配置された第1及び第2の電力機器の高さH,Hが同じ場合でも、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材本体71−2を大型化させることなく、耐震装置21により、地震動による第1及び第2の電力機器11,12の変位を抑制可能な状態で、第1及び第2の電力機器11,12の端部11A,12Aを支持することができる(図1ないし図17参照。)。
なお、第1の実施の形態では、一例として、第2の板状部材101の厚さを、第1の板状部材51の厚さよりも厚くした場合を例に挙げて説明したが、第1及び第2の電力機器11,12の高さH,Hが同じ場合、第1の板状部材51の厚さと第2の板状部材101の厚さとが異なっておればよく、図6及び図12に示す第1及び第2の板状部材51,101の厚さの関係に限定されない。
例えば、第1の板状部材51の厚さを第2の板状部材101の厚さを厚くしてもよい。この場合も、第2の板状部材101の厚さを第1の板状部材51の厚さよりも厚くした場合と同様な効果を得ることができる。
また、第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2の外面71−2aと接触するように、筒状支柱部材本体71−2の外側に第1の弾性部材83−1を配置し、第1の筒状支柱部材121を構成する筒状支柱部材本体71−2の外面71−2bと接触するように、筒状支柱部材本体71−2の外側に第2の弾性部材83−2を配置し、第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2の外面71−2aと接触するように、筒状支柱部材本体71−2の外側に第3の弾性部材83−3を配置し、第2の筒状支柱部材122を構成する筒状支柱部材本体71−2の外面71−2bと接触するように、筒状支柱部材本体71−2の外側に第4の弾性部材83−4を配置することで、第1ないし第4の弾性部材83−1〜83−4を筒状支柱部材本体71−2内に配置させた場合と比較して、耐震装置21の施工及びメンテナンスを容易に行うことができると共に、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を構成する筒状支柱部材本体71−2の小型化を図ることができる。
図18は、第1の電力機器の4つの角部に図1に示す耐震機構を配置させた構造体が一方向に荷重F(荷重の最大値)を受けた状態を模式的に示す平面図である。図18では、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図18に示す白抜きの矢印は、第1の電力機器11が受ける荷重F(荷重の最大値)の方向を示している。
図19は、図18に示す構造体を構成する各アブソーバ部が受ける反作用の大きさを説明するための平面図である。図19において、図18に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図19において、点線の矢印は、耐震機構15−2,15−3を構成するアブソーバ部75の延在方向を示しており、実線の矢印は、耐震機構15−6,15−7を構成するアブソーバ部が受ける反作用の方向(言い換えれば、耐震機構15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向)を示している。
ここで、図18及び図19を参照して、第1の電力機器11の4つの角部に配置された耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成するアブソーバ部75の延在方向とY方向とが成す角度が45度で、かつ第1の電力機器11が白抜きの矢印方向に荷重F(荷重の最大値)を受けた際の耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成する各アブソーバ部75が受ける反作用の大きさについて説明する。
図18及び図19に示す方向に、第1の電力機器11が荷重Fを受けると、荷重Fが印加された方向とは逆の方向(図19に示す内側に斜線がハッチングされた矢印の方向)に、荷重Fと同じ大きさの反作用Fが発生する。
このとき、耐震機構15−2,15−3を構成するアブソーバ部75には、反作用は発生しない。一方、耐震機構15−6,15−7を構成するアブソーバ部75には、それぞれF/√2の反作用が発生する。
図20は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が離間するX方向に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図21は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が平面視した状態で図21の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図22は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が近づくX方向に荷重F(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図23は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図23の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図23の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図24は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1及び第2の電力機器が平面視した状態で図24の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図25は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図25の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図25の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図26は、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図26の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第1の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第2の電力機器が平面視した状態で図26の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図20〜図26において、図1〜図17に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
また、図20〜図26では、第1の電力機器11に生じる荷重Fの向きを濃い梨地を付した矢印で示し、濃い梨地で示す荷重Fに起因する筒状支柱部材本体71−2が受ける力を濃い梨地の矢印(該矢印内に力の大きさを記載)で示し、第2の電力機器12に生じる荷重Fの向きを薄い梨地を付した矢印で示し、薄い梨地で示す荷重Fに起因する筒状支柱部材本体71−2が受ける力を薄い梨地の矢印(該矢印内に力の大きさを記載)で示す。
次に、図20〜図26を参照して、第1及び第2の電力機器11,12が受ける荷重Fの方向の違いにより、6本の筒状支柱部材本体71−2が受ける力の大きさ及び方向について説明する。
図20を参照するに、第1及び第2の電力機器11,12が離間するX方向に荷重F(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられ、各筒状支柱部材本体71−2がX方向及びY方向から受ける力は全てキャンセルされる。この場合、6本の筒状支柱部材本体71−2は、力を受けない。
図21を参照するに、第1及び第2の電力機器11,12が平面視した状態で図21の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じると、各筒状支柱部材本体71−2がY方向から受ける力はキャンセルされるが、X方向に受ける力が合成されて大きくなる。
このため、各筒状支柱部材本体71−2は、図21の紙面の右方向(X方向)に最大F/3の大きさの力を受ける。
図22を参照するに、第1及び第2の電力機器11,12が近づくX方向に荷重F(最大荷重)が生じると、各筒状支柱部材本体71−2がX方向及びY方向から受ける力は全てキャンセルされる。この場合、6本の筒状支柱部材本体71−2は、力を受けない。
図23を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図23の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第2の電力機器12が平面視した状態で図23の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じると、各筒状支柱部材本体71−2がX方向及びY方向から受ける力は全てキャンセルされる。この場合、6本の筒状支柱部材本体71−2は、力を受けない。
図24を参照するに、第1及び第2の電力機器11,12が平面視した状態で図24の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じると、各筒状支柱部材本体71−2がX方向から受ける力はキャンセルされるが、Y方向に受ける力が合成されて大きくなる。
このため、各筒状支柱部材本体71−2は、図24の紙面の上方向(Y方向)に最大F/3の大きさの力を受ける。
図25を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図25の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第2の電力機器12が平面視した状態で図25の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じると、上方向(Y方向)及び左方向(X方向)にそれぞれF/6の力が各筒状支柱部材本体71−2に印加される。
この結果、筒状支柱部材本体71−2には、左斜め上45度の方向に(F*√2)/6の力が印加される。
図26を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図26の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)を生じ、第2の電力機器12が平面視した状態で図26の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)を生じると、上方向(Y方向)及び右方向(X方向)にそれぞれF/6の力が各筒状支柱部材本体71−2に印加される。
この結果、筒状支柱部材本体71−2には、右斜め上45度(X方向と成す角度)の方向に(F*√2)/6の力が印加される。
上記説明した結果(図20〜図26に示す結果)から、6本の筒状支柱部材本体71−2を連結する連結部材、15−4、第1の連結部材113、第2の連結部材114、及び第3の連結部材115を有することで、第1及び第2の電力機器11,12がX方向及びY方向に荷重Fを受けた場合でも各筒状支柱部材本体71−2が受ける力(荷重Fに起因する力)を低減できる。
また、図20〜図26に示す結果から、第1及び第2の電力機器11,12に同じ方向に荷重Fが生じると、筒状支柱部材本体71−2が受ける力が最も大きくなる(具体的には、F/3となる)ことが分かる。
なお、図18に示す構造体と、連結部材15−4と、第2の連結部材114と、第3の連結部材115と、を有する耐震機能付き電力機器(以下、「耐震機能付き電力機器S」という)において、第1の電力機器11の一方向に荷重Fが生じると、各筒状支柱部材本体71−2に加わる力は、最大でF/4となる。
ここで、図1に示す第1及び第2の電力機器11,12と同じ構成とされた電力機器(以下、「電力機器T」という)をX方向と電力機器Tの長手方向とを一致させた状態で、所定の間隔を空けた状態でX方向に電力機器Tを、3台、4台、5台、6台、7台、8台、9台、10台、及び20台配列させ、複数の電力機器Tよりなる電力機器群に、図1に示す第1の端部用耐震装置15、第2の端部用耐震装置16、及び耐震装置21を適用することで構成される9つの耐震機能付き電力機器群に対して、該耐震機能付き電力機器群を構成する複数の電力機器Tが同一方向に荷重Fを受けた際の筒状支柱部材本体71−2が受ける最大負荷を算出した。
このとき、荷重Fを100とし、下記(1)式により、最大荷重を求めた。
最大荷重=(50×電力機器Tの台数)/(筒状支柱部材本体の数/2)・・・(1)
この結果を表1に示す。
Figure 2016001656
また、表1に、荷重Fを100としたときの耐震機能付き電力機器Sを構成する筒状支柱部材本体71−2の最大負荷である25(=100/4)を用いて、表1に示す最大負荷を割った値を、3台、4台、5台、6台、7台、8台、9台、10台、及び20台の電力機器Tを配列させた場合の筒状支柱部材本体71−2に必要な強度(具体的には、耐震機構15−2,15−3,15−6,15−7を構成する筒状支柱部材本体71−2の強度を1としたときに何倍の強度が必要かを示す値のこと)として示す。
なお、通常、7台の電力機器Tを連結することはほとんどなく、8台よりも多くの電力機器Tを配列させた例は確認されていない。一般的には、3台か4台の電力機器Tを配列させる場合が多い。
表1を参照するに、20台の電力機器Tを配列させたときの筒状支柱部材本体71−2に必要な強度は、耐震機能付き電力機器Sを構成する筒状支柱部材本体71−2に必要な強度の2.0倍よりも小さいことが分かる。
よって、図1に示す耐震装置21を構成する筒状支柱部材本体71−2(図13及び図15参照)の強度は、耐震機能付き電力機器Sを構成する筒状支柱部材本体71−2の強度の2倍程度でよいことがわかる。
なお、実際には、2〜4台くらいの電力機器Tを配列することが多く、5台以上の配列は希である。
例えば、4台の電力機器Tを連結させた場合、耐震機能付き電力機器Sを構成する筒状支柱部材本体71−2の強度の1.6倍程度でよいため、ある程度の台数を配列させる場合に、特に有効である。
また、耐震装置21を構成する筒状支柱部材本体71−2の強度の向上は、例えば、該筒状支柱部材本体71−2の厚さを厚くしたり、強度の高い材料を用いたりすることで実現できる。
第1の実施の形態の耐震装置によれば、所定の間隔を空けてX方向に配置された第1及び第2の電力機器11,12の上部のうち、第2の電力機器12と対向する第1の電力機器11の端部11Aと、第1の電力機器11と対向する第2の電力機器12の端部12Aと、を支持する耐震装置21であって、平面視した状態で、第1の電力機器11の中心位置Cと第2の電力機器12の中心位置Cとを結ぶ第1の直線Lの中間位置Cを通過し、かつX方向と直交する第2の直線L上において、前記中間位置Cを介して対向配置され、鉛直方向に延在すると共に、下端が固定された第1及び第2の筒状支柱部材121,122と、一方の端部が第1の筒状支柱部材121の近傍に位置する端部11Aの一方の角部を支持すると共に、他方の端部が第1の筒状支柱部材121に支持された第1のアブソーバ部75−1と、一方の端部が第1の筒状支柱部材121の近傍に位置する端部12Aの一方の角部を支持すると共に、他方の端部が第1の筒状支柱部材121に支持された第2のアブソーバ部75−2と、一方の端部が第2の筒状支柱部材122の近傍に位置する端部11Aの他方の角部を支持すると共に、他方の端部が第2の筒状支柱部材122に支持された第3のアブソーバ部75−3と、一方の端部が第2の筒状支柱部材122の近傍に位置する端部12Aの他方の角部を支持すると共に、他方の端部が第2の筒状支柱部材122に支持された第4のアブソーバ部75−4と、を含み、第1及び第2の筒状支柱部材121,122は、それぞれ鉛直方向に延在する筒状支柱部材本体71−2を有しており、筒状支柱部材本体71−2は、第1の電力機器11と前記第2の電力機器12との間に配置された空間の外側に配置することを特徴とする耐震装置が提供される。
上記構成とすることで、端部11A(言い換えれば、第1の電力機器11の端部)の一方の角部を支持する第1のアブソーバ部75−1の他方の端部、及び端部12A(言い換えれば、第2の電力機器12の端部)の一方の角部を支持する第2のアブソーバ部の他方の端部を第1の筒状支柱部材121で支持し、端部11Aの他方の角部を支持する第3のアブソーバ部75−3の他方の端部、及び端部12Aの他方の角部を支持する第4のアブソーバ部75−4の他方の端部を第2の筒状支柱部材122で支持するため、従来、第1及び第2の電力機器間11,12に必要であった4本の筒状支柱部材を2本に削減することが可能となる。
これにより、従来の4本の筒状支柱部材を配置する場合と比較して、第1及び第2の筒状支柱部材121,122が配置されるエリアを狭くすることができる。
また、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4が一方向に延在する部材である場合において、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間に配置された空間の外側に、第1及び第2の筒状支柱部材121,122を配置させることで、X方向において第1及び第2の筒状支柱部材121,122を十分に離間させて配置することが可能になると共に、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4の延在方向と第2の直線Lとが成す角度θ〜θを、該空間に第1及び第2の筒状支柱部材121,122を配置させた場合よりも小さくすることが可能(つまり、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間隔が狭くても第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4を配置させることが可能)となるので、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間隔(所定の間隔)を狭くすることができる。
つまり、所定の方向に配置された複数の電力機器(第1の実施の形態の場合、第1及び第2の電力機器11,12)に適用した場合において、耐震装置21の設置エリアを狭くすることができる。
具体的には、第1の電力機器11と第2の電力機器12との間隔が300mmの場合でも、耐震装置21を配置させることができる。
なお、第1の実施の形態では、一例として、電力機器(具体的には、第1の電力機器11、第2の電力機器12、電力機器T)の長手方向と該電力機器の配列方向とを一致させてた場合を例に挙げて説明したが、電力機器の配列方法は、これに限定されない。
例えば、複数の電力機器の短手方向と該電力機器の配列方向とが一致するように、複数の電力機器を配列させてもよく、この場合も第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
また、第1の実施の形態では、第1ないし第4の角度θ〜θの角度を等しくさせた場合を例に挙げて説明したが、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4は、第1の角度θと第3の角度θとが等しく、かつ第2の角度θと第4の角度θとが等しくなるように配置させてもよい。
(第2の実施の形態)
図27は、本発明の第2の実施の形態に係る耐震装置と、異なる高さとされた第1及び第2の電力機器と、を有する耐震機能付き電力機器群の平面図である。図27において、図1〜図17に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図28は、図27に示す耐震機能付き電力機器群をA視した側面図である。図28において、図1〜図17、及び図27に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、図27及び図28では、第1の電力機器11とは高さが異なり、かつX方向の幅及びY方向の幅が第1の電力機器11と等しい第2の電力機器131を用いた場合を例に挙げて図示する。
図27及び図28を参照するに、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群130は、第1の実施の形態で説明した耐震機能付き電力機器群10を構成する第2の電力機器12、第2の端部用耐震装置16、及び耐震装置21に替えて、第2の電力機器131、第2の端部用耐震装置132、及び耐震装置134を有すること以外は、耐震機能付き電力機器群10と同様に構成される。
第2の電力機器131は、第1の実施の形態で説明した第2の電力機器12(図2参照)を構成する電力機器本体31よりも高さの低い電力機器本体136を有すること以外は、第2の電力機器12と同様に構成される。
つまり、第2の電力機器131の高さHは、第1の電力機器11の高さHよりも低くなるように構成されている。
第1の電力機器11として変圧器を用いる場合、第2の電力機器131としては、例えば、変圧器を用いることができる。
第2の端部用耐震装置132は、第1の実施の形態で説明した第2の端部用耐震装置16(図1参照)を構成する第2のアブソーバ取り付け部15−5に替えて、第1のアブソーバ取り付け部15−1を有すること以外は、第2の端部用耐震装置16と同様に構成されている。
耐震装置134は、第1の実施の形態で説明した耐震装置12を構成する第2のアブソーバ取り付け部15−5に替えて、第1のアブソーバ取り付け部15−1を有すること以外は、第2の端部用耐震装置16と同様に構成されている。
上記説明したように、耐震機能付き電力機器群130を構成する第1及び第2の電力機器11,131の高さが異なる場合(言い換えれば、隣り合うように配置された2つの電力機器11,131の高さが異なる場合)、第2のアブソーバ取り付け部15−5を用いることなく、第1のアブソーバ取り付け部15−1のみを用いることで、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4、及びアブソーバ部75を接続させることが可能となる。
上記構成とされた第2の実施の形態の耐震装置134は、第1の実施の形態の耐震装置21と同様な効果(具体的には、所定の方向に配置された複数の電力機器に適用した場合において、耐震装134置の設置エリアを狭くすることができるという効果)を得ることができる。
なお、第2の実施の形態では、一例として、高さの異なる第1及び第2の電力機器11,131の長手方向と配列方向(この場合、X方向)とが一致するように、第1及び第2の電力機器11,131を配列させた場合を例に挙げて説明したが、第1及び第2の電力機器11,131の配列方向は、これに限定されない。
例えば、高さの異なる第1及び第2の電力機器11,131の短手方向と配列方向とが一致するように、第1及び第2の電力機器11,131を配列させてもよい。この場合、第2の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
さらに、第2の実施の形態では、一例として、高さの異なる第1及び第2の電力機器11,131をそれぞれ1台ずつ配列させた場合を例に挙げて説明したが、高さの異なる電力機器を3台以上配列させてもよい。この場合、第2の実施の形態の耐震装置134と同様な効果を得ることができる。
なお、第2の実施の形態では、第1の電力機器11とは高さが異なり、かつX方向の幅及びY方向の幅が第1の電力機器11と等しい第2の電力機器131を用いた場合を例に挙げて説明したが、第2の電力機器131に替えて、第1の電力機器11とは高さが異なり、かつX方向の幅及びY方向の幅が第1の電力機器11とは異なる第2の電力機器(図示せず)を用いてもよい。
この場合、第1ないし第4のアブソーバ部75−1〜75−4は、例えば、第1の角度θと第3の角度θとが等しく、かつ第2の角度θと第4の角度θとが等しくなるように配置させるとよい。
また、第2の実施の形態では、一例として、第2の電力機器131の高さが、第1の電力機器11の高さよりも低い場合を例に挙げて説明したが、第1の電力機器11の高さよりも第2の電力機器131の高さを高くしてもよい。
図29は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器に第2の電力機器から離間する方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器に第1の電力機器から離間する方向に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図30は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図30の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図30の紙面の右方向(X方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図31は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器に第2の電力機器に向かう方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器に第1の電力機器に向かう方向に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図32は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図32の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図32の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図33は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図34は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図34の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図34の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図35は、第2の実施の形態の耐震機能付き電力機器群を構成する第1の電力機器が平面視した状態で図35の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器が平面視した状態で図35の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じた際に、6本の筒状支柱部材本体が受ける力を模式的に示す平面図である。
図29〜図35において、図27及び図28に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
また、図29〜図35では、第1の電力機器11に生じる荷重Fの向きを濃い梨地を付した矢印で示し、濃い梨地で示す荷重Fに起因する筒状支柱部材本体71−2が受ける力を濃い梨地の矢印(該矢印内に力の大きさを記載)で示し、第2の電力機器131に生じる荷重F/2の向きを薄い梨地を付した矢印で示し、薄い梨地で示す荷重F/2に起因する筒状支柱部材本体71−2が受ける力を薄い梨地の矢印(該矢印内に力の大きさを記載)で示す。
次に、図29〜図35を参照して、第1及び第2の電力機器11,131が受ける荷重の大きさ及び荷重が働く方向の違いにより、6本の筒状支柱部材本体71−2が受ける力の大きさ及び方向について説明する。
図29を参照するに、第1の電力機器11に第2の電力機器131から離間する方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131に第1の電力機器11から離間する方向に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2には、図29の紙面の左方向(X方向)に、F/12の力を受ける。
図30を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図27の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131が平面視した状態で図27の紙面の右方向(X方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2には、図30の紙面の右方向(X方向)に、F/4の力を受ける。
図31を参照するに、第1の電力機器11に第2の電力機器131に向かう方向に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131に第1の電力機器11に向かう方向に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2には、図31の紙面の右方向(X方向)に、F/12の力を受ける。
図32を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図32の紙面の下方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131が平面視した状態で図32の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2には、図32の紙面の下方向(Y方向)に、F/12の力を受ける。
図33を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131が平面視した状態で図33の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2には、図33の紙面の上方向(Y方向)に、F/4の力を受ける。
図34を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図34の紙面の左方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131が平面視した状態で図27の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2は、図34の紙面の上方向(Y方向)にF/12の力を受けると共に、図34の紙面の左方向に(X方向)にF/6の力を受ける。
つまり、例えば、Fが100の場合、各筒状支柱部材本体71−2は、図34の紙面の左上方向(X方向と成す角度が26.57度の方向)に、18.63の力を受ける。
図35を参照するに、第1の電力機器11が平面視した状態で図35の紙面の右方向(X方向)に荷重F(最大荷重)が生じ、かつ第2の電力機器131に平面視した状態で図27の紙面の上方向(Y方向)に荷重F/2(最大荷重)が生じると、矢印で示す方向に、該矢印内に記載した大きさの力が加えられる。
この場合、各筒状支柱部材本体71−2は、図35の紙面の上方向(Y方向)にF/12の力を受けると共に、図34の紙面の右方向に(X方向)にF/6の力を受ける。
つまり、例えば、Fが100の場合、各筒状支柱部材本体71−2は、図35の紙面の右上方向(X方向と成す角度が26.57度の方向)に、18.63の力を受ける。
上記説明した結果(図29〜図35に示す結果)から、6本の筒状支柱部材本体71−2を連結する連結部材15−4、第1の連結部材113、第2の連結部材114、及び第3の連結部材115を有することで、第1及び第2の電力機器11,131がX方向及びY方向に荷重を受けた場合でも各筒状支柱部材本体71−2が受ける力(荷重に起因する力)を低減できることが分かる。
また、図29〜図35に示す結果から、第1及び第2の電力機器11,131に同じ方向に荷重が生じると、筒状支柱部材本体71−2が受ける力が最も大きくなる(具体的には、F/4となる)ことが分かる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明は、特開2013−211510号公報(特許文献1)に開示された変圧器用減震装置にも適用可能である。
また、第1及び第2の実施の形態では、筒状支柱部材本体71−2の外側に、第1ないし第4の弾性部材83−1〜83−4を配置させた場合(図13、図15及び、図27参照(但し、図27には、第1ないし第4の弾性部材に符号83−1〜83−4を付していない。))を例に挙げて説明したが、筒状支柱部材本体71−2の内側に、該筒状支柱部材本体71−2の内面と2つの弾性部材(具体的には、第1及び第2の弾性部材83−1,83−2、または第3及び第4の弾性部材83−3,83−4)が接触するように構成してもよい。
本発明は、所定の方向に複数の電力機器を配置した際に使用される耐震装置に適用できる。
10,130…耐震機能付き電力機器群、11…第1の電力機器、11A,11B,12A,12B…端部、12…第2の電力機器、13…床、13a…床面、15…第1の端部用耐震装置、15−1…第1のアブソーバ取り付け部、15−2,15−3,15−6,15−7…耐震機構、15−4…連結部材、15−5…第2のアブソーバ取り付け部、16…第2の端部用耐震装置、21,134…耐震装置、31,136…電力機器本体、32…本体支持部、34…脚部、35…矩形部材、37…矩形部材本体、37a…上面、41〜48,51A〜51D,71−1A,71−3A…ねじ穴、51…第1の板状部材、51a,101a…表面、51b,101b…裏面、53,55,72…ボルト、54,56,66…ワッシャー、61…第1の突出部、62…第2の突出部、64…軸部、65…台座部、67…ナット、71…筒状支柱部材、71A…対角線、71−1…固定部、71−2a,71−2b…外面、71−2…筒状支柱部材本体、71−3…連結部材取り付け板、71−4…上部取り付け部、71−5…下部取り付け部、75…アブソーバ部、75−1…第1のアブソーバ部、75−2…第2のアブソーバ部、75−3…第3のアブソーバ部、75−4…第4のアブソーバ部、81…棒状支持部材、81−1…棒状部材本体、81−2…取り付け部、81−2A…筒状部分、81−2B…開口部、83…弾性部材、83−1…第1の弾性部材、83−2…第2の弾性部材、83−3…第3の弾性部材、83−4…第4の弾性部材、83a,83−1a,83−2a,83−3a,83−4a,83b…平坦面、85…押さえプレート、86…特殊ワッシャー、88…ワッシャー、89…1種ナット、91…3種ナット、95,126…ビーム、96,97,127,128…ブレース、101…第2の板状部材、102…第3の突出部、104…第4の突出部、111…第1の耐震機構、112…第2の耐震機構、113…第1の連結部材、114…第2の連結部材、115…第3の連結部材、121…第1の筒状支柱部材、122…第2の筒状支柱部材、131…第2の電力機器、132…第2の端部用耐震装置、B…第1の領域、B…第2の領域、C,C…中心位置、C…中間位置、H〜H…高さ、L…第1の直線、L…第2の直線、θ,θ…角度、θ…第1の角度、θ…第2の角度、θ…第3の角度、θ…第4の角度

Claims (6)

  1. 所定の間隔を空けて第1の方向に配置された第1及び第2の電力機器の上部のうち、前記第2の電力機器と対向する前記第1の電力機器の第1の端部と、前記第1の電力機器と対向する前記第2の電力機器の第2の端部と、を支持する耐震装置であって、
    平面視した状態で、前記第1の電力機器の中心位置と前記第2の電力機器の中心位置とを結ぶ第1の直線の中間位置を通過し、かつ前記第1の方向と直交する第2の直線上において、前記中間位置を介して対向配置され、鉛直方向に延在すると共に、下端が固定された第1及び第2の筒状支柱部材と、
    一方の端部が前記第1の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第1の端部の一方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第1の筒状支柱部材に支持された第1のアブソーバ部と、
    一方の端部が前記第1の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第2の端部の一方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第1の筒状支柱部材に支持された第2のアブソーバ部と、
    一方の端部が前記第2の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第1の端部の他方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第2の筒状支柱部材に支持された第3のアブソーバ部と、
    一方の端部が前記第2の筒状支柱部材の近傍に位置する前記第2の端部の他方の角部を支持すると共に、他方の端部が前記第2の筒状支柱部材に支持された第4のアブソーバ部と、
    を含み、
    前記第1及び第2の筒状支柱部材は、それぞれ前記鉛直方向に延在する筒状支柱部材本体を有しており、
    前記筒状支柱部材本体は、前記第1の電力機器と前記第2の電力機器との間に配置された空間の外側に配置することを特徴とする耐震装置。
  2. 前記第1ないし第4のアブソーバ部は、前記鉛直方向と直交する水平面方向に延在しており、
    前記第1のアブソーバ部の延在方向と前記第1の方向と直交する第2の方向とが成す第1の角度と、前記第3のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第3の角度と、が等しく、
    前記第2のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第2の角度と、前記第2のアブソーバ部の延在方向と前記第2の方向とが成す第4の角度と、が等しいことを特徴とする請求項1記載の耐震装置。
  3. 前記第1の電力機器の前記第1の端部上に固定される第1の板状部材、該第1の板状部材の上方に突出し、前記第1のアブソーバ部の一方の端部が接続される第1の突出部、及び前記第1の板状部材の上方に突出し、前記第3のアブソーバ部の一方の端部が接続される第2の突出部を含む第1のアブソーバ取り付け部と、
    前記第2の電力機器の前記第2の端部上に固定される第2の板状部材、該第2の板状部材の上方に突出し、前記第2のアブソーバ部の一方の端部が接続される第3の突出部、及び前記第2の板状部材の上方に突出し、前記第4のアブソーバ部の一方の端部が接続される第4の突出部を含む第2のアブソーバ取り付け部と、
    を有し、
    前記第1の板状部材の厚さと前記第2の板状部材の厚さとを異ならせたことを特徴とする請求項1または2記載の耐震装置。
  4. 前記第1及び第2の筒状支柱部材を構成する前記筒状支柱部材本体は、平面視した形状が菱形とされており、
    前記第1及び第2の筒状支柱部材を構成する前記筒状支柱部材本体は、前記菱形の一方の対角線が前記第1の方向に対して直交するように配置されており、
    前記第1のアブソーバ部は、一方の端部が前記第1の端部の一方の角部を支持する第1の棒状支持部材と、該第1の棒状支持部材に固定され、前記第1の筒状支柱部材の第1の面に押圧されることで所定量圧縮される第1の弾性部材と、
    を有し、
    前記第2のアブソーバ部は、一方の端部が前記第2の端部の一方の角部を支持する第2の棒状支持部材と、該第2の棒状支持部材に固定され、前記第1の面に隣接する該第1の筒状支柱部材の第2の面に押圧されることで所定量圧縮される第2の弾性部材と、
    を有し、
    前記第3のアブソーバ部は、一方の端部が前記第1の端部の他方の角部を支持する第3の棒状支持部材と、該第3の棒状支持部材に固定され、前記第3の筒状支柱部材の第3の面に押圧されることで所定量圧縮される第3の弾性部材と、
    を有し、
    前記第4のアブソーバ部は、一方の端部が前記第2の端部の他方の角部を支持する第4の棒状支持部材と、該第4の棒状支持部材に固定され、前記第3の面に隣接する前記第2の筒状支柱部材の第4の面に押圧されることで所定量圧縮される第4の弾性部材と、
    を有し、
    前記第1及び第2の弾性部材は、前記第1の筒状支柱部材の外側に配置されており、
    前記第1及び第2の面は、前記第1の筒状支柱部材の外面であり、
    前記第3及び第4の弾性部材は、前記第2の筒状支柱部材の外側に配置されており、
    前記第3及び第4の面は、前記第2の筒状支柱部材の外面であることを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の耐震装置。
  5. 前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延在し、前記第1の筒状支柱部材と前記第2の筒状支柱部材とを連結する第1の連結部材を有することを特徴とする請求項1ないし4のうち、いずれか1項記載の耐震装置。
  6. 前記第1の方向に対して、前記第1の筒状支柱部材、前記第1のアブソーバ部、及び前記第2のアブソーバ部を含む第1の耐震機構と、前記第2の筒状支柱部材、前記第3のアブソーバ部、及び前記第4のアブソーバ部を含む第2の耐震機構と、が対向するように複数配置されており、
    前記第1の方向に配置された前記第1の筒状支柱部材間を連結する第2の連結部材と、
    前記第1の方向に配置された前記第2の筒状支柱部材間を連結する第3の連結部材と、
    を有することを特徴とする請求項4または5記載の耐震装置。
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