JP2008194406A5 - - Google Patents

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高さ調整用脚金具
この発明は、自動販売機、ユニットバス、その他種々の被設置物を所定の床面等に高さ調整を行いながら設置するために用いられる高さ調整用脚金具に関する。
従来、自動販売機等の被設置物を設置するにあたり、その水平高さ位置を調整することができる高さ調整用脚金具が知られている。
図17は、従来の高さ調整用脚金具の一例である。この高さ調整用脚金具191は、雄ねじが切られたボルト軸192と、床面等に接地されるドーム状の台座193とを備えている。ボルト軸192は、その下部が台座193の頂部に設けられたボルト挿通孔193aに回転自在に挿通され、台座193の上側および下側(内側)にはそれぞれ座り部194および抜け止め部195が一体的に取り付けられている(近似技術が開示されたものとして特許文献1、2が挙げられる)。
このような脚金具191では、ボルト軸192の被設置物Mに設けられた雌ねじ部Sに対するねじ込み量によって被設置物Mを上げ下げし、高さ調整や水平調整を行う。この際、ボルト軸192は台座193のボルト挿通孔193aに回転自在に挿通されているため、接地した台座193を回転させることなくボルト軸192を回転させてねじ込み量を調整することができ、これにより、被設置物Mを持ち上げることなくその高さ調整を行うことができる。
実開平3−112039号公報 実開昭61−187548号公報
しかしながら、上記従来の高さ調整用脚金具では、台座は、床面に対して何ら固定されていないから、被設置物の高さ位置を調整した設置状態において、外部から振動や衝撃を受けたり、地震が発生すると、該台座が横ずれして被設置物の設置位置がずれたり、地震の強度が大きい場合には被設置物が倒れてしまうという問題があった。
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、外部から振動や衝撃を受けたり、地震が発生しても、被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができる高さ調整用脚金具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]雄ねじが切られたボルト軸と、
頂部に前記ボルト軸が回転自在に挿通されるボルト挿通孔が設けられたドーム形状の台座と、
前記ボルト挿通孔の上側で前記ボルト軸と一体に回転するように前記ボルト軸に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の座り部と、
前記ボルト挿通孔の下側に突出する状態に前記ボルト軸の下端部に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の抜け止め部と、
前記台座の下面に固定されたベース板と、
前記ベース板の下面に重ね合わされた、上下両面が粘着性を有したマットと、を備えることを特徴とする高さ調整用脚金具。
[2]前記台座の周縁部にねじ挿通孔が設けられ、前記ベース板にねじ孔が設けられ、前記ベース板の上面における前記ねじ孔の周縁部から上方に向けて筒部が一体に突設され、前記ベース板の筒部が前記台座のねじ挿通孔内に内挿された状態に配置され、ねじが前記台座のねじ挿通孔を挿通して前記ベース板のねじ孔に螺合締付されることによって、前記台座の下面に前記ベース板が固定されている前項1に記載の高さ調整用脚金具。
[3]前記台座と前記ベース板とが、スポット溶接により形成された複数箇所の溶接部で接合されることによって、前記台座の下面に前記ベース板が固定されている前項1に記載の高さ調整用脚金具。
[4]前記ベース板の周縁部に、下方に向けて突出する縁枠部が設けられ、
前記マットは、その厚さ方向の一部が、前記ベース板の下面側の前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されて、前記ベース板の下面に重ね合わされる前項1〜3のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
[5]前記台座の周縁部に、下方に向けて突出する縁枠部が設けられ、
前記ベース板は、前記台座の下面側における前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に配置され、
前記マットは、その厚さ方向の一部が、前記ベース板の下面側の前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されて、前記ベース板の下面に重ね合わされる前項1〜3のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
[6]雄ねじが切られたボルト軸と、
頂部に前記ボルト軸が回転自在に挿通されるボルト挿通孔が設けられたドーム形状の台座と、
前記ボルト挿通孔の上側で前記ボルト軸と一体に回転するように前記ボルト軸に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の座り部と、
前記ボルト挿通孔の下側に突出する状態に前記ボルト軸の下端部に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の抜け止め部と、
前記台座の下面側に配置されたベース板と、
前記台座のドーム部の外周面に上方側から当接する状態で前記ベース板の上面に固定されることによって、前記ベース板との間に前記台座を挟み込み固定した台座固定部材と、
前記ベース板の下面に重ね合わされた、上下両面が粘着性を有したマットと、を備えることを特徴とする高さ調整用脚金具。
[7]前記台座固定部材の縁部にねじ挿通孔が設けられ、前記ベース板にねじ孔が設けられ、前記ベース板の上面における前記ねじ孔の周縁部から上方に向けて筒部が一体に突設され、前記ベース板の筒部が前記台座固定部材のねじ挿通孔内に内挿された状態に配置され、ねじが前記台座固定部材のねじ挿通孔を挿通して前記ベース板のねじ孔に螺合締付されることによって、前記台座固定部材と前記ベース板との間に前記台座が挟み込み固定されている前項6に記載の高さ調整用脚金具。
[8]前記マットは、ウレタンエラストマー製である前項1〜7のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具
]前記ベース板の下面の面積を100とした場合に、前記マットの片面の面積が80〜110の範囲に設定されている前項1〜のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
[1]の発明では、ボルト軸が被設置物における雌ねじ部にねじ込まれることにより被設置物に装着され、このねじ込み量を調整することで被設置物の高さ調整が行われる。この際、ボルト軸は台座に対して回転自在に挿通されているため、マットを介してベース板を接地したままボルト軸を回転させて被設置物の高さ調整を行うことができる。また、ボルト軸と一体回転する座り部が台座の上側に設けられているため、この座り部を回転操作することで容易に高さ調整を行うことができる。
また、台座の下面にベース板が固定されているから、該ベース板とマットとが隙間なく重ね合わされるものとなり、該ベース板とマットとの密着性が十分に得られ、例えば地震や外部振動が発生しても、被設置物を支持するボルト軸、台座等の上部構造体が、マットから離脱するようなことがない。
また、上下両面が粘着性を有したマットがベース板の下面に重ね合わされているから、この脚金具を床面上に載置するだけで脚金具を床面上に固定することができて作業性に優れている。更に、上下両面が粘着性を有したマットがベース板の下面に配置されているから、例えば地震や外部振動が発生しても、それを有効に吸収できるし、十分な耐横荷重性等を有しているから、地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができる。
[2]の発明では、ベース板のねじ孔の周縁部の筒部が台座のねじ挿通孔内に内挿された状態で、ねじの螺合締付によって固定されているから、台座とベース板とがより強固に固定されるものとなり、これにより、より大きな地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を十分に維持することができる。
[3]の発明では、台座とベース板とが、スポット溶接により形成された複数箇所の溶接部で接合されているので、台座とベース板とが強固に固定されると共に、製造コストを低減できる利点がある。
[4]の発明では、マットは、その厚さ方向の一部が、ベース板の下面側の縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されるので、被設置物を支持した状態時においてマットが被設置物の重量によって圧縮されてもマットの周縁部がベース板の縁から外方にはみ出すことを防止することができて、外観の良好な設置施工を実現することができる。また、一般に、複数個の高さ調整用脚金具を使用して被設置物を支持させる場合、各高さ調整用脚金具がそれぞれ受ける荷重に差異が生じる場合が多いが、ベース板の周縁部に、マットを取り囲む縁枠部が形成されているので、前記荷重のばらつきに起因したマットの圧縮変形量は、最終的には縁枠部で規制され、その結果、荷重のばらつきが存在しても、各マットの圧縮変形量は略同一に保たれ、設置当初に設定された水平状態がそのまま維持される。
[5]の発明では、ベース板は、台座の下面側における縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に配置されると共に、マットは、その厚さ方向の一部が、ベース板の下面側の前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されるので、被設置物を支持した状態時においてマットが被設置物の重量によって圧縮されてもマットの周縁部が台座の縁及びベース板の縁から外方にはみ出すことを防止することができて、外観の良好な設置施工を実現することができる。また、台座の周縁部の縁枠部は、台座のドーム部の曲げ加工をする際に同時に曲げ加工することで形成することができるから、生産性も向上させることができる。また、一般に、複数個の高さ調整用脚金具を使用して被設置物を支持させる場合、各高さ調整用脚金具がそれぞれ受ける荷重に差異が生じる場合が多いが、台座の周縁部に、マットを取り囲む縁枠部が形成されているので、前記荷重のばらつきに起因したマットの圧縮変形量は、最終的には縁枠部で規制され、その結果、荷重のばらつきが存在しても、各マットの圧縮変形量は略同一に保たれ、設置当初に設定された水平状態がそのまま維持される。
[6]の発明では、ボルト軸が被設置物における雌ねじ部にねじ込まれることにより被設置物に装着され、このねじ込み量を調整することで被設置物の高さ調整が行われる。この際、ボルト軸は台座に対して回転自在に挿通されているため、マットを介してベース板を接地したままボルト軸を回転させて被設置物の高さ調整を行うことができる。また、ボルト軸と一体回転する座り部が台座の上側に設けられているため、この座り部を回転操作することで容易に高さ調整を行うことができる。
また、上下両面が粘着性を有したマットがベース板の下面に重ね合わされているから、この脚金具を床面上に載置するだけで脚金具を床面上に固定することができて作業性に優れている。更に、上下両面が粘着性を有したマットがベース板の下面に配置されているから、例えば地震や外部振動が発生しても、それを有効に吸収できるし、十分な耐横荷重性等を有しているから、地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができる。
また、台座固定部材が、台座のドーム部の外周面に上方側から当接する状態でベース板の上面に固定されることによって、台座固定部材とベース板との間に台座が挟み込み固定された構成が採用されているから、重量が比較的大きな被設置物を支持する場合でも、台座の一部に応力が集中するような事態が回避される。
[7]の発明では、ベース板のねじ孔の周縁部の筒部が台座固定部材のねじ挿通孔内に内挿された状態で、ねじの螺合締付によって固定されているから、台座固定部材とベース板とがより強固に固定されるものとなり、これにより、より大きな地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を十分に維持することができる。
[8]の発明では、マットはウレタンエラストマー製であり、その高い反発弾性によって振動吸収性等が高められるから、マットの上下両面の粘着力による効果とも相俟って、より大きな地震に対しても優れた耐震性を発揮する、即ちより大きな地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を十分に維持することができる
]の発明では、ベース板の下面の面積を100とした場合に、前記マットの片面の面積が80〜110の範囲に設定されているから、低コスト化を図りつつ、十分な耐震性能を維持することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図、図2は同じく高さ調整用脚金具を示す平面図、図3は同じく高さ調整用脚金具を示す分解斜視図、図4は、図2におけるA−A線に沿った使用状態での断面図である。
この発明に係る高さ調整用脚金具は、例えば自動販売機や各種機械装置、ショーケース、その他ユニットバス等、種々の被設置物を床面や基礎上に設置する際に用いられる脚金具であって、高さ調整を行うことができるものである。
図1〜4において、この第1の実施形態における高さ調整用脚金具1は、ボルト軸2と、ドーム状の台座3と、台座3の上側でボルト軸2に一体的に設けられた座り部4と、台座3の下側(内側)でボルト軸2の下端部2bに設けられた抜け止め部5と、ボルト軸2の上部2aに螺合されたロックナット6と、ベース板7と、上下両面が粘着性を有したマット13とを備えてなる。
前記ボルト軸2は、ほぼ全長にわたって雄ねじ21が形成された金属製の軸体からなる。このボルト軸2は、その上部雄ねじ部2aが被設置物Mの雌ねじ部Sにねじ込まれて該被設置物Mに装着される。また、このねじ込み量Xを調整することによって、被設置物Mの設置高さが調整される(図4参照)。なお、このボルト軸2の下端部2bには、後述するように雄ねじが切られていない。
前記台座3は、底面F等に対してベース板7及びマット13を介して接地する脚部として機能するものであり、例えば円形金属板をプレス加工したり、切削加工等することにより、中央部32が上方に膨らんだドーム状に形成されている。この台座3の下端周縁部33は、水平な平面状の環状鍔部として形成されている(図1〜4参照)。
前記台座3の中央部に位置するドーム部32の頂部には、ボルト軸2が挿通されるボルト挿通孔31が貫通して形成されている(図4参照)。また、前記周縁部33には、図3に示すように、互いに周方向に略等間隔で離間した複数個のねじ挿通孔9が形成されている。本実施形態では、ねじ挿通孔9が4個穿設されている。
前記座り部4は、台座3の上側でボルト軸2に回り止め状態で装着された六角ナットである。この座り部4は、ボルト挿通孔31より大径に形成されており、前記台座3の上面で回転可能に座っている(図4参照)。
なお、ボルト軸2における座り部4より下側には雄ねじが切られておらず、これによりボルト軸2がボルト挿通孔31内で回転しやすいようになっている(図4参照)。
前記抜け止め部5は、台座3の下側(内側)に突出したボルト軸2の下端部2bに装着された六角ナットである。この抜け止めナット5はボルト挿通孔31より大径に形成されており、これにより該抜け止めナット5は、ボルト軸2を持ち上げたときに台座3が抜け落ちることを防止する抜け止め部として機能する(図4参照)。
前記抜け止めナット5は、ボルト軸2の雄ねじ21が切られていない下端部2bに、該下端部2bの外径より小さい内径の雌ねじを有したナットを、該雌ねじの山を圧潰しながら圧入することによって回転不能に嵌着されたものである。この抜け止めナット5及びボルト軸2の下端部は台座3の下端より上方で設置面Fから浮き上がった高さレベルに位置している(図4参照)。勿論、前記抜け止め部5は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、抜け止め機能を有するものであれば、種々の構造を採用できる。
前記ロックナット6は、ボルト軸2の上部2aに螺合されて被設置物Mの雌ねじ部Sに向かって緊締することにより被設置物Mの取り付け位置を固定するものである(図3、4参照)。
前記ベース板7は、前記台座3の下面に固定される平板状部材である。このベース板7としては、特に限定されるものではないが、例えばSUS板等の金属板(厚さ4.5mm程度など)が用いられる。本実施形態では、前記ベース板7は、10cm×10cmの正方形に形成されているが、勿論このような大きさ、形状のものに特に限定されるものではない。このベース板7には、前記台座3の周縁部33の4個のねじ挿通孔9のそれぞれに対応して、4個のねじ孔(雌ねじ部)8が形成されている(図3参照)。
また、前記ベース板7の表面側には、前記ねじ挿通孔9内に嵌合させるために、各ねじ孔8を取り囲む低寸の筒部8aが一体形成されている(図3参照)。前記筒部8aの高さは、例えば1〜2mm程度に設定される。
前記台座3の周縁部33の4個のねじ挿通孔9がそれぞれ前記ベース板7の上面側の各筒部8aに外嵌され、前記ねじ挿通孔9に挿通した六角穴付きねじ10がそれぞれ前記ベース板7のねじ孔8にそれぞれねじ込まれることによって、前記ベース板7は、前記台座3に固定されている(図1〜3、5参照)。
前記ベース板7の上面に前記筒部8aが設けられていることによって、台座3をベース板7に組み付けた際に、図5に示すように台座3側のねじ挿通孔9が筒部8aに外嵌した配置状態になるから、使用状態において外部から振動や衝撃を受けたり或いは地震が発生しても、ベース板7に対する台座3の横づれが十分に防止されるものとなる。
なお、前記ベース板7のコーナー部には、六角穴付きねじ12がねじ込まれるねじ孔(雌ねじ部)11が形成されており、このねじ孔11を取り囲む低寸の筒部11aが前記ベース板7の上面に一体に突設されている。
前記マット13は、前記ベース板7の下面に重ね合わせ配置されるマットであって、上下両面が粘着性を有したマットである。本実施形態では、厚さが5mmで、前記ベース板7と同形で同大きさの10cm×10cmの正方形のものが使用されているが、勿論このような大きさ、形状のものに特に限定されるものではない。
前記マット13としては、上下両面が粘着性を有するものであれば良く、この粘着性等により前記ベース板7が床面Fに対して横づれ等しないように保持される。
中でも、前記マット13としては、上下両面が粘着性を有するウレタンエラストマー製マットが好適である。ウレタンエラストマー製であることで、その高い反発弾性によって振動吸収性等が高められるから、前記上下両面の粘着力とも相俟って、より大きな地震に対しても優れた耐震性が発揮される
なお、通常、前記マット13の工場出荷時には、マット13の上下両面には、保護フィルム(図示を省略)が被着されているから、マット13をベース板7の下面に装着する際には、上下両面の保護フィルムを剥離して、マット13をベース板7の下面に貼着(粘着)すれば良い。勿論、工場出荷時から、ベース板7の下面にマット13を貼着(粘着)せしめておいても良い。
次に、前記高さ調整用脚金具1を用いた被設置物Mの設置手順について説明する。
まず、図4に示すように、ボルト軸2の上部2aを被設置物Mの雌ねじ部Sにねじ込んで被設置物Mに装着する。通常は1つの被設置物Mを複数の高さ調整用脚金具1で支持するため、複数の高さ調整用金具1を取り付ける。
一方、前記マット13から上下両面の保護フィルムを剥離しておく。
次いで、被設置物Mが所定の設置位置に位置決めされるように、各高さ調整用脚金具1におけるベース板7を前記マット13を介して床面F上に粘着せしめて接地させる。
そして、この接地状態で、各高さ調整用脚金具1の座り部4を適宣、スパナ等の工具で回転操作することにより、被設置物Mの雌ねじ部Sに対するボルト軸2のねじ込み量Xを調整し、被設置物Mの設置高さ調整及び水平調整を行う。更に、ロックナット6を被設置物Mの雌ねじ部Sに向けて緊締して、被設置物Mの取り付け位置を固定すれば、被設置物Mの高さ調整及び水平調整が完了する(図4参照)。
この高さ調整用金具1では、そのボルト軸2を被設置物Mの下部等に形成された雌ねじ部Sにねじ込むことにより、被設置物Mに容易に装着することができ、このねじ込み量Xを調整することで被設置物Mの高さを調整することができる。
この際、ボルト軸2が台座3に対して回転自在に挿通されているので、ベース板7をマット13を介して接地したまま前記ボルト軸2を回転操作するだけで被設置物Mの高さ調整を行うことができる。また、ボルト軸2と一体回転する座り部4が台座3の上側に設けられているため、この座り部4を回転操作するだけで容易に高さ調整を行うことができる。
また、上下両面が粘着性を有するマット13を前記ベース板7の下面に貼着してあるから、これらを載置するだけで簡単に床面F上に施工できる。また、ベース板7がマット13を介して床面Fに粘着されるので、前記被設置物Mの高さ調整を行う際に、ベース板7が横づれ移動したりすることもなく安定状態が十分に保たれて、設置作業を円滑に進めることができる。
更に、前記高さ調整用金具1を用いた被設置物Mの支持構造では、外部から振動や衝撃を受けたり、地震が発生しても、被設置物Mの適正な支持状態を維持できる。特に、マット13が、上下両面が粘着性を有するウレタンエラストマー製マットである場合には、外部から振動や衝撃を受けたり、地震が発生しても、マット13の高い反発弾性によって振動が十分に吸収され得るから、前記マット13の上下両面の粘着力とも相俟って、被設置物Mの適正な支持状態を十分に維持することができる。即ち、大きな地震が発生しても、被設置物Mの転倒を防止できるのは勿論のこと、被設置物Mのずれ移動等も効果的に防止することができる。
なお、被設置物Mの設置状態を解除する時には、ねじ12を、図4の状態から更に螺合していく。そうすると、前記ねじ12付近においてベース板7とマット13とが剥離する、即ち、ベース板7におけるねじ孔11側がマット13から剥離して斜めに浮き上がるから、この後、前記床面Fに粘着固定状態のマット13からベース板7を離脱させることができる。しかる後、前記マット13をその縁部から順に床面Fからゆっくり引き剥がしていくことによってマット13も離脱させることができる。
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、この発明の第2の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図、図7は同じく高さ調整用脚金具を示す平面図、図8は、図7におけるX−X線に沿った使用状態での断面図である。これら図6〜8において、前記第1の実施形態と同一の構成部については同一の符号を付してその説明は省略する。
この第2の実施形態の高さ調整用脚金具1では、ベース板7及びマット13は、平面視円形状に形成されている(図7参照)。また、ベース板7の周縁部に、該ベース板7の下面から下方に向けて突出する縁枠部71が設けられており(図8参照)、このベース板7の下面側の前記縁枠部71で取り囲まれた凹部空間内にマット13の厚さ方向の一部が収容された状態でマット13がベース板7の下面に貼着されている(図6、8参照)。
前記縁枠部71は、被設置物Mを支持した状態でのマット13の圧縮による水平方向への膨張変形を規制するためのものであり、その高さhは、マット13の厚さより小さい寸法に設定されている(図8参照)。本実施形態では、前記縁枠部71は、前記ベース板7に一体に形成されている。即ち、前記縁枠部71は、金属製平板(円形板)の周縁部を下方側へ曲げ加工することによって形成されたものである。
この第2の実施形態も、被設置物Mの高さ調整等を、第1の実施形態と同様の手順で簡単に行うことができると共に、前記ベース板7の下面のマット13の存在によって、地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができて、耐震性に優れている。
前記マット13としては、被設置物Mを支持した状態でのマット13の圧縮変形に伴う面積の増大を考慮して、マット13の外周側面と前記縁枠部71の内周面との間に隙間(例えば2mm程度の隙間)gが存在するような大きさに設定されるのが好ましい(図6参照)。この場合、被設置物Mを支持した状態時においては、図8に示すように、マット13は圧縮により水平方向へ膨張することで前記隙間gは消失し、該水平方向への更なる膨張変形が前記縁枠部71によって規制されるので、マット13の周縁部がベース板7の縁から外方にはみ出すことを防止することができ、これにより外観の良好な施工を実現することができる。また、図8に示す支持状態では、ベース板7の縁枠部71の下端は、床Fより上方に位置している(床Fに非当接状態にある)ので、優れた耐震機能のみならず、優れた制振機能も発揮され得る。
なお、被設置物Mを支持した状態時においてマット13の圧縮変形に伴って前記縁枠部71の下端が床Fに当接する場合には、マット13の弾性による制振機能は十分に得られ難くなるが、マット13の下面が床Fに粘着していることにより、耐震機能は十分に発揮される。従って、制振機能は十分に得られなくとも、優れた耐震機能を確保したい場合には、前記マット13の圧縮変形によって縁枠部71の下端が床Fに当接するように設計しても良い。
ところで、複数個の高さ調整用脚金具1を使用して被設置物Mを支持させる場合、各高さ調整用脚金具1がそれぞれ受ける荷重に差異が生じる場合が多いが、この場合には、各高さ調整用脚金具1の下面側のマット13の圧縮変形量も経時的に異なってくる。そうすると、設置当初は被設置物Mが水平に保たれるように高さ調整されていても、時間の経過とともに徐々に傾きを生じる恐れがある。これに対し、この第2実施形態では、ベース板7の周縁部に、マット13を取り囲む縁枠部71が形成されているので、前記荷重のばらつきに起因したマット13の圧縮変形量は、最終的には前記縁枠部71で規制され、その結果、荷重のばらつきが存在しても、各マット13の圧縮変形量は略同一に保たれる、即ち設置当初の水平状態がそのまま維持される。
上記第2実施形態では、縁枠部71はベース板7に一体に形成された構成が採用されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば縁枠部71はベース板7の周縁に溶接で固定された構成を採用することもできる。
次に、この発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、この発明の第3の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図、図10は同じく高さ調整用脚金具を示す平面図、図11は、図10におけるY−Y線に沿った使用状態での断面図である。これら図9〜11において、前記第1の実施形態と同一の構成部については同一の符号を付してその説明は省略する。
台座3は、上方に膨らんだドーム状に形成されたドーム部32と、該ドーム部32の周縁から外方に向けて延ばされた環状の平板からなる下端周縁部33とを備える点は、前記第1の実施形態と同様であるが、この第3の実施形態では、台座3の下端周縁部33の外周縁部に、該下端周縁部33の下面から下方に突出する縁枠部72が設けられている(図11参照)。
また、ベース板7及びマット13は、平面視円形状に形成されている(図10参照)。しかして、ベース板7の周縁部と前記台座3の下端周縁部33とが、周方向に離間した4箇所でスポット溶接されている、即ちベース板7は、台座3の下端周縁部33の下面に4箇所の溶接部80によって接合固定されている(図10、11参照)。また、ベース板7は、前記台座3の下端周縁部33の下面側における前記縁枠部72で取り囲まれた凹部空間内に配置されている(図11参照)。また、前記マット13は、その厚さ方向の一部が、前記ベース板7の下面側における前記縁枠部72で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態(収容された状態)に配置されて、マット13がベース板7の下面に貼着されている(図11参照)。
前記縁枠部72は、被設置物Mを支持した状態でのマット13の圧縮による水平方向への膨張変形を規制するためのものであり、その高さdは、マット13の厚さより小さい寸法に設定されている(図11参照)。本実施形態では、前記縁枠部72は、前記台座3に一体に形成されている。即ち、前記縁枠部72は、下端周縁部33の外周縁部を下方側へ曲げ加工することによって形成されたものである。
この第3の実施形態も、被設置物Mの高さ調整等を、第1の実施形態と同様の手順で簡単に行うことができると共に、前記ベース板7の下面のマット13の存在によって、地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができて、耐震性に優れている。
前記マット13としては、被設置物Mを支持した状態でのマット13の圧縮変形に伴う面積の増大を考慮して、マット13の外周側面と前記縁枠部72の内周面との間に隙間(例えば2mm程度の隙間)gが存在するような大きさに設定されるのが好ましい(図9参照)。この場合、被設置物Mを支持した状態時においては、図11に示すように、マット13は圧縮により水平方向へ膨張することで前記隙間gは消失し、該水平方向への更なる膨張変形が前記縁枠部72によって規制されるので、マット13の周縁部が前記台座3の縁(縁枠部72)から外方にはみ出すことを防止することができ、これにより外観の良好な施工を実現することができる。また、図11に示す支持状態では、台座3の縁枠部72の下端は、床Fより上方に位置している(床Fに非当接状態にある)ので、優れた耐震機能のみならず、優れた制振機能も発揮され得る。
なお、被設置物Mを支持した状態時においてマット13の圧縮変形に伴って前記縁枠部72の下端が床Fに当接する場合には、マット13の弾性による制振機能は十分に得られ難くなるが、マット13の下面が床Fに粘着していることにより、耐震機能は十分に発揮される。従って、制振機能は十分に得られなくとも、優れた耐震機能を確保したい場合には、前記マット13の圧縮変形によって縁枠部72の下端が床Fに当接するように設計しても良い。
ところで、複数個の高さ調整用脚金具1を使用して被設置物Mを支持させる場合、各高さ調整用脚金具1がそれぞれ受ける荷重に差異が生じる場合が多いが、この場合には、各高さ調整用脚金具1の下面側のマット13の圧縮変形量も経時的に異なってくる。そうすると、設置当初は被設置物Mが水平に保たれるように高さ調整されていても、時間の経過とともに徐々に傾きを生じる恐れがある。これに対し、この第3実施形態では、台座3の周縁部に、マット13を取り囲む縁枠部72が形成されているので、前記荷重のばらつきに起因したマット13の圧縮変形量は、最終的には前記縁枠部72で規制され、その結果、荷重のばらつきが存在しても、各マット13の圧縮変形量は略同一に保たれる、即ち設置当初の水平状態がそのまま維持される。
上記第3実施形態では、縁枠部72は台座3に一体に形成された構成が採用されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば縁枠部72は台座3の周縁に溶接で固定された構成を採用することもできる。
次に、この発明の第4の実施形態について説明する。
図13は、この発明の第4の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図、図14は同じく高さ調整用脚金具を示す平面図、図15は同じく高さ調整用脚金具を示す分解斜視図、図16は、図14におけるB−B線に沿った使用状態での断面図である。これら図13〜16において、前記第1の実施形態と同一の構成部については同一の符号を付してその説明は省略する。
図13〜16において、高さ調整用脚金具1における台座90は、金属材を用いて形成された平面視円形の中空基部91と、該基部91の上部に連接された中空状ドーム部92とからなる。前記ドーム部92の頂部にボルト挿通孔31が形成されている(図16参照)。
この実施形態では、前記台座90の中空基部91を比較的厚肉に成形してあるから、比較的重量の大きな被設置物Mの荷重も十分に支持できる。
前記ボルト軸2の下端には、図16に示すように、抜け止め部51が一体形成されている。この抜け止め部51は、前記ボルト軸2の下端面を軸方向外方からポンチ等を使ってかしめ加工を行うことにより形成されたものである。勿論、他の構成に係る抜け止め手段を任意に採用可能である。
前記台座90の下面に当接されるベース板7は、矩形状であり、このベース板7の左右両端部には、それぞれ前後方向へ沿って所定の間隔で3個のねじ孔8が設けられている(図15参照)。これらのねじ孔8には、後述する台座固定部材100をベース板7に締め付け固定するためのねじ200が螺合される(図15参照)。
なお、前記ベース板7の左端前方位置には、別のねじ201が螺合されるねじ孔(雌ねじ部)12が形成されている(図15参照)。このねじ201は、前記第1実施形態と同様に、被設置物Mの設置状態を解除する時に、ベース板7をマット13から浮き上がらせて引き剥がすのに用いられるものである。
前記台座90の上には台座固定部材100が被せられている。この台座固定部材100は、前記台座90のドーム部92を跨ぐ大きさに成形された門形部101と、この門形部101の左右の立ち下がり部106a、106bの各下端から水平方向外方に向けて延ばされた左右の取り付け片部102a、102bとからなる(図13〜16参照)。前記左右の取り付け片部102a、102bには、それぞれ前記ねじ200が挿通される3個のねじ挿通孔110が形成されている(図15参照)。
前記門形部101の上辺部101aの中央には、前記ボルト軸2、座り部4等の挿通を妨げない大きさの径を有した円形の開口103が形成されており、前記台座固定部材100がねじ200により前記ベース板7上に締め付け固定された際に、その締め付け力を受けて前記上辺部101aの開口縁が台座90のドーム部92の周面を下方へ押圧するように構成されている(図15、16参照)。
上記高さ調整用脚金具1では、ベース板7上に台座90を設置してから、この台座90に被せた状態の台座固定部材100をねじ200によりベース板7にねじ止めすることにより、その台座固定部材100における円形開口103の下端周縁で前記台座90のドーム部92が下方へ押圧されて、これにより台座90がベース板7上に圧接されて固定される。そして、前記ベース板7は、前記マット13を介して床面F上に設置される(図16参照)。
この第4の実施形態も、被設置物Mの高さ調整等を、第1の実施形態と同様の手順で簡単に行うことができると共に、前記ベース板7の下面のマット13の存在によって、地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を良好に維持することができて、耐震性に優れている。
この第4の実施形態では、台座固定部材100を台座90上に被せた状態で該台座固定部材100の下方への押圧によって台座90をベース板7に固定したから、比較的大重量の被設置物Mを支持した場合において、外部から振動や衝撃を受けたり、地震が発生しても、台座90の一部に応力が集中するような事態が回避される。
ところで、前述の第1実施形態では、座り部4と抜け止め部5の離間間隔は、これら座り部4と抜け止め部5の間に台座3を挟み付けた状態において遊びが生じるように構成されている。即ち、前記座り部4が前記台座3のドーム部32の外面に当接された状態時において、前記抜け止め部5は前記台座3のドーム部32の内面に当接しないように構成されていて(図4参照)、前記遊びが生じるように構成されている。また、同様に、前記第4実施形態では、座り部4と抜け止め部51の離間間隔は、これら座り部4と抜け止め部51の間に台座90を挟み付けた状態において遊びが生じるように構成されている。即ち、前記座り部4が前記台座90のドーム部92の外面に当接された状態時において、前記抜け止め部51は前記台座90のドーム部92の内面に当接しないように構成されていて(図16参照)、前記遊びが生じるように構成されている。前記第2及び第3実施形態についても同様に遊びが生じるように構成されている。前記第1〜4の実施形態では、このような遊びが設けられているから、地震等の際にボルト軸2が斜めになることを受容することができ、この時、台座3、90がドーム形状に形成されていることで、ボルト軸2が斜めになったことで台座3、90を介してマット13に対して伝わる力をより分散させて弱めることができるので、より優れた耐震機能を持たせることができる。従って、このような遊びが生じるように構成されているのが好ましい。
なお、上記第1〜4の実施形態では、台座3、90の全体ないしは上部がほぼ半球状に構成されているが、特にこのような半球状に限定されるものではなく、内部空間が形成されるドーム形状であれば、どのような形状であっても良い。
また、上記第1〜4の実施形態では、ベース板7の下面の略全面に1枚のマット13が重ね合わされて貼着された構成が採用されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば図12に示すように、ベース板7の下面に複数個のマット13が分散して重ね合わされて貼着された構成が採用されても良い。この図12に示す構成では、ベース板7の下面の4つのコーナー部のそれぞれに平面視円形状のマット13が貼着されている
この発明において、前記ベース板7の下面の面積を100としたとき、前記マット13の片面の面積(マットを複数個使用した構成ではこれらマットの片面の面積の合計値)は60〜110の範囲に設定されているのが好ましい。60以上に設定されていることでより大きな地震が発生しても被設置物の適正な支持状態を十分に維持することができると共に、110以下に設定されていることでコストを低減できる。中でも、前記ベース板7の下面の面積を100としたとき、前記マット13の片面の面積は70〜110の範囲に設定されているのがより好ましく、特に好ましいのは80〜110の範囲である。
また、前記マット13の厚さは、特に限定されないが、より優れた耐震性能を確保する観点から、4〜6mmが好適である。
また、前記マット13の平面形状としては、例えば四角形、円形、楕円形等が挙げられるが、特にこのような形状に限定されない。
また、前記ベース板7の平面形状としては、例えば四角形、円形、楕円形等が挙げられるが、特にこのような形状に限定されない。
なお、この発明の高さ調整用脚金具1の構成は、上記実施形態のものに特に限定されるものではなく、請求の範囲内であれば、その精神を逸脱するものでない限りいかなる設計的変更も許容されるものである。
この発明の第1の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す平面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す分解斜視図である。 図2におけるA−A線の使用状態での断面図である。 台座をベース板に固定する螺合部を示す拡大断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す平面図である。 図7におけるX−X線の使用状態での断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す平面図である。 図10におけるY−Y線の使用状態での断面図である。 ベース板の下面に対するマットの配置状態の変形例を示す下面側からの斜視図である。 この発明の第4の実施形態に係る高さ調整用脚金具を示す正面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す平面図である。 同じく高さ調整用脚金具を示す分解斜視図である。 図14におけるB−B線の使用状態での断面図である。 従来の高さ調整用脚金具の一例である。
1…高さ調整用脚金具
2…ボルト軸
3、90…台座
4…座り部
5、51…抜け止め部
7…ベース板
8…ねじ孔
8a…筒部
9…ねじ挿通孔
10…ねじ
13…マット
31…ボルト挿通孔
71…縁枠部
72…縁枠部
80…溶接部
92…ドーム部
100…台座固定部材

Claims (9)

  1. 雄ねじが切られたボルト軸と、
    頂部に前記ボルト軸が回転自在に挿通されるボルト挿通孔が設けられたドーム形状の台座と、
    前記ボルト挿通孔の上側で前記ボルト軸と一体に回転するように前記ボルト軸に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の座り部と、
    前記ボルト挿通孔の下側に突出する状態に前記ボルト軸の下端部に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の抜け止め部と、
    前記台座の下面に固定されたベース板と、
    前記ベース板の下面に重ね合わされた、上下両面が粘着性を有したマットと、を備えることを特徴とする高さ調整用脚金具。
  2. 前記台座の周縁部にねじ挿通孔が設けられ、前記ベース板にねじ孔が設けられ、前記ベース板の上面における前記ねじ孔の周縁部から上方に向けて筒部が一体に突設され、前記ベース板の筒部が前記台座のねじ挿通孔内に内挿された状態に配置され、ねじが前記台座のねじ挿通孔を挿通して前記ベース板のねじ孔に螺合締付されることによって、前記台座の下面に前記ベース板が固定されている請求項1に記載の高さ調整用脚金具。
  3. 前記台座と前記ベース板とが、スポット溶接により形成された複数箇所の溶接部で接合されることによって、前記台座の下面に前記ベース板が固定されている請求項1に記載の高さ調整用脚金具。
  4. 前記ベース板の周縁部に、下方に向けて突出する縁枠部が設けられ、
    前記マットは、その厚さ方向の一部が、前記ベース板の下面側の前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されて、前記ベース板の下面に重ね合わされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
  5. 前記台座の周縁部に、下方に向けて突出する縁枠部が設けられ、
    前記ベース板は、前記台座の下面側における前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に配置され、
    前記マットは、その厚さ方向の一部が、前記ベース板の下面側の前記縁枠部で取り囲まれた凹部空間内に嵌まり込んだ状態に配置されて、前記ベース板の下面に重ね合わされる請求項1〜3のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
  6. 雄ねじが切られたボルト軸と、
    頂部に前記ボルト軸が回転自在に挿通されるボルト挿通孔が設けられたドーム形状の台座と、
    前記ボルト挿通孔の上側で前記ボルト軸と一体に回転するように前記ボルト軸に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の座り部と、
    前記ボルト挿通孔の下側に突出する状態に前記ボルト軸の下端部に設けられた、前記ボルト挿通孔より大径の抜け止め部と、
    前記台座の下面側に配置されたベース板と、
    前記台座のドーム部の外周面に上方側から当接する状態で前記ベース板の上面に固定されることによって、前記ベース板との間に前記台座を挟み込み固定した台座固定部材と、
    前記ベース板の下面に重ね合わされた、上下両面が粘着性を有したマットと、を備えることを特徴とする高さ調整用脚金具。
  7. 前記台座固定部材の縁部にねじ挿通孔が設けられ、前記ベース板にねじ孔が設けられ、前記ベース板の上面における前記ねじ孔の周縁部から上方に向けて筒部が一体に突設され、前記ベース板の筒部が前記台座固定部材のねじ挿通孔内に内挿された状態に配置され、ねじが前記台座固定部材のねじ挿通孔を挿通して前記ベース板のねじ孔に螺合締付されることによって、前記台座固定部材と前記ベース板との間に前記台座が挟み込み固定されている請求項6に記載の高さ調整用脚金具。
  8. 前記マットは、ウレタンエラストマー製である請求項1〜7のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具
  9. 前記ベース板の下面の面積を100とした場合に、前記マットの片面の面積が80〜110の範囲に設定されている請求項1〜のいずれか1項に記載の高さ調整用脚金具。
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