JP2015532189A - 個体の開口部または体腔に導入するための医療機器 - Google Patents

個体の開口部または体腔に導入するための医療機器 Download PDF

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Abstract

個体の開口部または体腔に導入するための医療機器(1)は、細長い第1の中空体(2)と、この第1の中空体(2)を収容した細長い第2の中空体(3)とを有している。この第2の中空体(3)の一方の端部と第1の中空体(2)との間には、半径方向に延びる段状の移行部(5)が存在している。この段状の移行部(5)は、第1の中空体(2)が、段状の移行部(5)の領域で第2の中空体(3)に向かって半径方向に拡張させられ、かつ/または第2の中空体(3)が、段状の移行部(5)の領域で第1の中空体(2)に向かって半径方向に収縮させられることによって、少なくとも十分に無段の移行部(9)に変えられるようになっている。

Description

本発明は、個体の開口部または体腔に導入するための医療機器であって、該医療機器が、細長い第1の中空体と、該第1の中空体を収容した細長い第2の中空体とを備えており、第1の中空体の、個体の開口部または体腔に導入するために設けられた遠位端が突出した第2の中空体の一方の端部と、第1の中空体との間に、半径方向に延びる段状の移行部が存在している、個体の開口部または体腔に導入するための医療機器に関する。
前述した機器は、たとえば医療用の拡張装置、特にいわゆる「尿管ダイレータ」として使用される。このような拡張装置は、特に米国特許第7654989号明細書および欧州特許第1173248号明細書に記載されている。しかしながら、これら公知の拡張装置では、それぞれダイレータチューブの外面と、このダイレータチューブを収容する被覆管の遠位端側との間に、段状の移行部が形成されている。この段状の移行部は、時として、前述の拡張装置の使用時に邪魔であると感じられる。なぜならば、段状の移行部によって、このような機器が使用される患者が怪我してしまう恐れがあるからである。
しかしながら、時には、付加的に、前述した機器によって、当該機器が導入可能であるかまたは導入された個体の開口部または体腔に洗浄液を放出して、この洗浄液を当該開口部または当該体腔から導出したいという願望もある。
洗浄液を拡張装置から放出することができるようにするために、この拡張装置を少なくとも二重ルーメン式に形成することがすでに公知である(たとえば米国特許第7654989号明細書)。前述の装置の一方のルーメンは、案内管の貫通開口によって形成されていて、本来のダイレータを収容するために用いられる。少なくとも他方のルーメンは、案内管の外側に設けられた付加管内にあり、洗浄液を導通させるために用いられる。しかしながら、これによって、このような二重ルーメン式の拡張装置は、個体の開口部または体腔に導入された洗浄液を導出するための別個の戻し通路を有していない。さらに、案内管の外側への付加管の配置によって、公知の拡張装置の外寸が望ましくない形式で増加してしまう。確かに、付加管ルーメンを案内管ルーメンの外周よりも内側に組み込むことも可能である。しかしながら、これによって、案内管の外寸が変えられない場合には、案内管の内側ルーメンが望ましくない形式で小さくなってしまい、また、案内管の内側ルーメンが変えられない場合には、案内管の外寸が望ましくない形式で増やされることになってしまう。
したがって、本発明の課題は、冒頭に記載した医療機器を出発点として、第1の中空体が突出した第2の中空体の一方の端部と第1の中空体との間で半径方向に延びる段状の移行部を、比較的簡単な形式で少なくとも十分に排除することができるような手段を示すことである。
さらに、本発明の目的は、冒頭に記載した医療機器を改良して、個体の開口部または体腔への導入の領域における医療機器の外寸を変更する必要なく、この医療機器が、付加的に、当該開口部または当該体腔に洗浄液を放出するだけでなく、当該開口部または当該体腔から洗浄液を導出もするための洗浄装置として使用可能となるようにすることである。
前述した課題は、冒頭に記載した医療機器を出発点として、本発明によれば、1つには、
第1の中空体の遠位端が、第2の中空体にまで延びて段状の移行部を形成する先端部材として形成されているかまたは先端部材を有しており、
この先端部材と第2の中空体との間に、長手方向に移動可能な形状付与装置が収容されており、
この形状付与装置は、段状の移行部の領域において、前述の長手方向での移動によって、先端部材が段状の移行部に向かって半径方向でこの段状の移行部を少なくとも十分に解消しながら無段の移行部に拡張可能であり、かつ/または第2の中空体が段状の移行部に向かって半径方向でこの段状の移行部を少なくとも十分に解消しながら無段の移行部に収縮可能であるように成形されている
ことによって解決される。
本発明は、第1の中空体が突出した第2の中空体の一方の端部と第1の中空体との間で半径方向に延びる段状の移行部を、比較的簡単な形式で少なくとも十分に排除することができるという利点を必然的に伴う。すなわち、最初は段状に形成されていた移行部を本発明によって有利な形式で十分に無段の移行部に変えることができる。このような無段の移行部は、種々異なる開口部内への当該機器の問題のない導入のために必要となる。したがって、本発明に係る機器を、個体の開口部または体腔に導入するための医療機器、たとえば尿管ダイレータとしての使用する場合に、有利には、怪我の危険を伴わない機器の挿入が可能となる。
本発明に係る医療機器の好適な改良態様に相応して、形状付与装置が、形状付与部材を有しており、この形状付与部材が、先端部材と第2の中空体との間の段状の移行部に向かって運動させられる領域の外面に、押圧部分を有しており、この押圧部分によって、先端部材と第2の中空体との間の隣接領域において、半径方向に相対的に小さな外寸を有する先端部材が、第2の中空体の半径方向における相対的に大きな外寸にまで拡張可能である。これによって、先端部材と第2の中空体との間の上述した段状の移行部を少なくともほぼ無段の移行部に変えるために、比較的少ない構造的な手間の利点が得られる。
本発明に係る医療機器の別の好適な改良態様によれば、形状付与装置が、形状付与部材を有しており、この形状付与部材が、先端部材と第2の中空体との間の段状の移行部に向かって運動させられる領域の外面に、凹設部分を有しており、この凹設部分によって、先端部材と第2の中空体との間の隣接領域において、半径方向に相対的に大きな外寸を有する第2の中空体が、半径方向に相対的に小さな外寸を有する先端部材にまで沈込み可能である。本発明に係る医療機器の最初に記載した好適な改良態様に対して択一的または付加的に使用することができるこの好適な改良態様によって、同じく、先端部材と第2の中空体との間の上述した段状の移行部を少なくともほぼ無段の移行部に変えるために、比較的少ない構造的な手間の利点が得られる。
好ましくは、形状付与部材が、両中空体の長手方向で中空に形成されている。これによって、特に簡単な形状付与部材で済ませられる。その上、この形状付与部材は、その長手方向で円筒状に形成することができる。
また、好ましくは、両中空体も円筒状に形成されている。このことは、比較的簡単に製造される中空体で済ませることができるという利点を必然的に伴う。
好適には、両中空体のうちの少なくとも一方の中空体と形状付与装置とに、スライド機構が結合されており、このスライド機構の操作によって、形状付与装置が、両中空体のうちの少なくとも一方の中空体に対して相対的に中空体長手方向に移動可能である。この手段によって、形状付与装置を長手方向に移動させるために、比較的少ない構造的な手間で済ませることができるという利点が得られる。
好ましくは、スライド機構が、一方の中空体に結合された収容部材と、形状付与装置に結合された当付け部材とから成っており、この当付け部材が、収容部材内にまたは収容部材に当付け可能であって、この収容部材に対して相対的に中空体長手方向に移動可能である。これによって、収容部材と当付け部材との組合せに関してだけでなく、分離に関しても、楽に操作することができるスライド機構の利点が得られる。
本発明の別の好適な態様によれば、スライド機構が、収容部材と当付け部材との間にロック装置を有しており、このロック装置によって、収容部材へのまたは収容部材内への当付け部材のロック後に初めてまたはロックの最中に、両中空体のうちの少なくとも一方の中空体に対して相対的な形状付与体の移動が可能となる。これによって、スライド機構の特に確実な操作可能性の利点が達成される。これについては、引き続き以下でさらに詳細に明らかにしていく。
好ましくは、本発明に係る医療機器が、その基本形状だけでなく、前述した態様および改良態様も含めて、医療用のダイレータとして形成されており、この医療用のダイレータの、個体の開口部または体腔に導入するために用いられる遠位端に、第1の中空体として、先端部材を備えたかまたは先端部材に結合されたダイレータチューブが設けられており、このダイレータチューブが、第2の中空体としての外側チューブによって収容されており、この外側チューブとダイレータチューブとの間に、長手方向に移動可能な形状付与装置が収容されている。これによって、たとえば尿管ダイレータにより形成されたダイレータを導入するために設けられた開口部または体腔を有する個体に、この導入により、怪我が生じることがないという利点が得られる。
以下では、本発明を、まず、図面に基づき本発明に係る医療機器の具体的な実施の形態に関して説明し、その後、このような医療機器において互いに隣接した2つの中空のエレメントの間に存在する段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための可能な択一的な複数の解決手段に関して説明する。
前述した課題は、冒頭に記載した医療機器において、本発明によれば、1つには、細長い第1の中空体と形状付与装置とが、第1の中空体の内面との間に中間室を形成するような外面の外寸を有する細長い第3の中空体によって置換え可能であり、中間室が、第3の中空体を通して個体の開口部または体腔に洗浄液を放出した際に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能であることによって解決される。
したがって、冒頭に記載した医療機器の前述した改良によって、第1の中空体と形状付与装置とが、第3の中空体によって置き換えられている。この第3の中空体はその内室によって、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路を形成していて、第1の中空体の内寸との間に中間室を形成するような外寸を有している。この中間室は、第3の中空体を通しての洗浄液の放出時に、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路を形成している。
本発明は、冒頭に記載した医療機器が、個体の開口部または体腔への導入のためだけでなく、この開口部または体腔への洗浄液の導入と同時に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液の、場合により付加的な吸引による導出のための洗浄装置としても比較的簡単に使用可能であるという利点を必然的に伴う。その上、冒頭に記載した機器に関して、本発明によって、この機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸が変えられないようになっている。むしろ、冒頭に記載した機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸は不変に維持されたままとなる。
好適には、第2の中空体と第3の中空体とを含む中空体のうちの少なくとも一方の中空体に、スライド機構が結合されており、このスライド機構の操作によって、第3の中空体が、第2の中空体内への導入後に長手方向に移動可能である。この手段によって、第3の中空体を長手方向に移動させるために、比較的少ない構造的な手間で済ませることができるという利点が得られる。
本発明の別の態様によれば、スライド機構が、第2の中空体と第3の中空体とを含む中空体のうちの少なくとも一方の中空体に結合された収容部材と、他方の中空体に結合された当付け部材とから成っており、この当付け部材が、収容部材により収容可能であって、この収容部材に対して相対的に中空体長手方向に移動可能である。これによって、収容部材と当付け部材との組合せに関してだけでなく、分離に関しても、スライド機構の特に楽な操作可能性の利点が得られる。
好ましくは、スライド機構が、収容部材と当付け部材との間にロック装置を有しており、このロック装置によって、当付け部材が収容部材にまたは収容部材内にロックされるまでしか、第1の中空体に対して相対的な第3の中空体の移動が可能とならない。これによって、スライド機構の特に確実な操作可能性の利点が達成される。これについては、引き続き以下でさらに詳細に明らかにしていく。
本発明の別の態様によれば、ロック装置が、当付け部材または収容部材に設けられた少なくとも1つの係止エレメントと、収容部材または当付け部材に設けられた少なくとも1つの収容部とによって形成されている。このことは、比較的簡単なロック装置の利点を必然的に伴う。
本発明のさらに別の好適な態様によれば、各収容部は、この収容部により収容された係止エレメントが、好ましくは、収容部材と当付け部材とのロック後、対応する収容部内で機器長手方向に対して横方向に移動可能であるように形成されている。この手段は、第2の中空体により収容された第3の中空体の外面を第2の中空体の内面に接近させ、これによって、第3の中空体の外面と、第2の中空体の、第3の中空体の外面に向かい合って位置する内面との間の中間室を片側で増加させるために、極めて特に有利である。このことは、第3の中空体を通して個体の開口部または体腔に導入されて、この開口部または体腔から流出した洗浄液が、第2の中空体内への第3の中空体の同心的な配置時には、その後に存在する同心的な中間室を通して導出することができない恐れがあるより大きな固形物を導出のために運ぶ場合に有利となる。
もう1つには、本発明の根底にある課題は、冒頭に記載した医療機器において、本発明によれば、
先端部材が、機器遠位端に設けられた剛性的な先端部分と、この先端部分に機器近位端に向かって続く半径方向に拡張可能な移行部分であって、形状付与装置の移動により、第2の中空体と共に段状の移行部を形成する第1の位置から、第2の中空体と共に無段の移行部を形成する第2の位置に拡張可能である移行部分とによって形成されていて、
形状付与装置の外面と第2の中空体の内面との間に中間室が存在している場合に、第1の中空体をその先端部材を含めて取り外して、前述の中間室を機器遠位端に向かって露出させた後、形状付与装置の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用可能であり、かつ前述の中間室が、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能である
ことによって解決される。
したがって、冒頭に記載した医療機器の、たったいま述べた改良によって、第1の中空体をその先端部材を含めて取り外して、前述の中間室を機器遠位端に向かって露出させた後、形状付与装置の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路を形成している。前述の中間室は、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路を形成している。
これによっても、冒頭に記載した医療機器が、個体の開口部または体腔への導入のためだけでなく、この開口部または体腔への洗浄液の導入と同時に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液の、場合により付加的な吸引による導出のための洗浄装置としても比較的簡単に使用可能であるという利点が得られる。その上、冒頭に記載した機器に関して、本発明の根底にある課題の、たったいま述べた解決手段によって、この機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸が変えられないようになっている。むしろ、機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸は不変に維持されたままとなる。
好適には、冒頭に記載した医療機器の、たったいま前述した態様において、第1の中空体が、機器近位端でロック機構によって解離可能に固持されている。このことは、第2の中空体内での、第1の中空体と、この第1の中空体により支持された先端部材との特に簡単な位置固定の利点だけでなく、第2の中空体からの、第1の中空体と、この第1の中空体により支持された先端部材との簡単なリリースの利点も必然的に伴う。
好ましくは、前述したロック機構が、第2の中空体を支持する収容部材によって収容可能である当付け部材に設けられている。これによって、ロック機構を特に少ない構造的な手間で有利に実現することができる。
もう1つには、本発明の根底にある課題は、冒頭に記載した医療機器において、本発明によれば、
先端部材が、機器遠位端に設けられた剛性的な先端部分と、この先端部分に機器近位端に向かって続く半径方向に拡張可能な移行部分であって、形状付与装置の移動により、第2の中空体と共に段状の移行部を形成する第1の位置から、第2の中空体と共に無段の移行部を形成する第2の位置に拡張可能である移行部分とによって形成されていて、
環状部材の外面と第2の中空体の内面との間に中間室が存在している場合に、
先端部材だけを取り外して、前述の中間室を機器遠位端に向かって露出させた後、第1の中空体の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用可能であり、かつ前述の中間室が、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能である
ことによって解決される。
したがって、冒頭に記載した医療機器の、たったいま述べた改良によって、先端部材だけを取り外して、前述の中間室を機器遠位端に向かって露出させた後、第1の中空体の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路を形成しており、かつ前述の中間室が、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路を形成している。
冒頭に記載した医療機器のこの改良によっても、この医療機器が、個体の開口部または体腔への導入のためだけでなく、この開口部または体腔への洗浄液の導入と同時に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液の、場合により付加的な吸引による導出のための洗浄装置としても比較的簡単に使用可能であるという利点が得られる。その上、冒頭に記載した機器に関して、本発明の根底にある課題の、たったいま述べた解決手段によって、この機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸が変えられないようになっている。むしろ、機器の、開口部または体腔への導入の領域における外寸は不変に維持されたままとなる。
好ましくは、冒頭に記載した医療機器の、たったいま前述した態様では、先端部材が、第1の中空体に、解離可能な結合装置によって結合されている。これによって、第1の中空体からの先端部材の分離の特に簡単な可能性の利点が得られる。
好ましくは、前述した解離可能な結合装置が、ねじ結合部によって形成されている。これによって、有利には、先端部材と第1の中空体との結合のために簡単であると同時に確実な結合装置が提供され、この結合装置によって、第1の中空体からの先端部材の容易な分離が可能となる。
尿管ダイレータの形態の本発明に係る医療機器の1つの実施の形態を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 組み合わされていない状態における図1に示した本発明に係る医療機器を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 組み合わされた状態における図2に示した本発明に係る医療機器を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間に段状の移行部が存在している状態における、図1〜図3に示した医療機器を個体の開口部または体腔に導入するために設けられた遠位領域を、大幅に拡大した断面図で示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間で、図4に示した段状の移行部が少なくとも十分に無段の移行部に変えられた状態における、図1〜図3に示した医療機器を個体の開口部または体腔に導入するために設けられた遠位領域を、大幅に拡大した断面図で示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図4に示した解決手段に対する択一的な解決手段を示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図5に示した解決手段に対する択一的な解決手段を示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図4に示した解決手段に対する別の択一的な解決手段を示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図5に示した解決手段に対する別の択一的な解決手段を示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図4に示した解決手段に対するさらに別の択一的な解決手段を示す図である。 互いに隣接した2つの中空のエレメントの間の段状の移行部を少なくとも十分に無段の移行部に変えるための図5に示した解決手段に対するさらに別の択一的な解決手段を示す図である。 本発明に係る医療機器の細長い第1の中空体と、形状付与装置とが、本発明に係る医療機器の細長い第2の中空体から取り外された後の第2の中空体を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 本発明に係る医療機器の第1の改良形態において、この医療機器の図1に示した第2の中空体内に、洗浄装置を形成するように導入される細長い第3の中空体を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 図12に示した第2の中空体内に挿入された図13に示した第3の中空体を備えた医療機器を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 図14に示した医療機器の斜視的な断面図である。 医療機器の、図14の右側に示した近位端の平面図である。 先端部材と、第1の調整位置に位置している形状付与装置とを有する、本発明による洗浄装置を形成するために適しているような形態における本発明に係る医療機器の遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 医療機器の図17に示した遠位端領域を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 形状付与装置が、第1の調整位置と異なる第2の調整位置に位置している医療機器の遠位端領域の図17に示した形態を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 医療機器の図19に示した遠位端領域を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 医療機器を改良して、本発明による洗浄装置を形成した後の当該機器の図17〜図20に示した遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 本発明に係る医療機器の図17〜図20に示した遠位端領域を有する第1の中空体と形状付与装置とが収容されている医療機器の近位の当付け部材を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 先端部材に結合された図22に示した第1の中空体と形状付与装置との遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 本発明に係る医療機器の図17に示した遠位端領域に比べて変更されていて、先端部材と第1の中空体とが、解離可能な結合装置によって互いに結合されていて、形状付与装置が、第1の位置もしくは調整位置に位置している遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 形状付与装置が、第1の位置と異なる第2の位置もしくは調整位置に位置している、図24に示した変更された遠位端領域を示す図である。 医療機器を改良して、本発明による洗浄装置を形成した後の当該機器の図24および図25に示した遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 第2の中空体に補強中空体が外嵌されている本発明に係る医療機器の図1に示した実施の形態を、一定の縮尺ではない斜視図で示す図である。 先端部材に結合された第2の中空体の遠位端領域を、一定の縮尺ではない断面図で示す図である。 補強中空体の可能な横断面形状を、拡大した断面図で示す図である。 補強中空体の択一的な横断面形状を、拡大した断面図で示す図である。
図面を詳細に説明する前に、まず、念のために付言しておくと、それぞれ対応する部材もしくはエレメントには、全ての図面において、同一の符号が付してある。
図1〜図5には、本発明の1つの実施の形態として、ダイレータ1の形態の本発明に係る医療機器1が、一定の縮尺ではない斜視図で示してある。特に尿管ダイレータであってよいダイレータ1は、個体の(図示していない)開口部または体腔に導入するために用いられ、図2〜図5に詳しく示した細長い第1の中空体2と、この第1の中空体2を収容している細長い第2の中空体3とを有している。
ダイレータ1の両中空体2,3は、本実施の形態では円筒状に形成されている、すなわち、それぞれチューブによって形成されている。ダイレータチューブ2を成す第1の中空体2はその遠位端(図1の左側に示した端部)において先端部材4として形成されているかまたは図2〜図5から詳細に明らかとなるような別個の先端部材4を有している。この先端部材4はその外側長手方向面で円錐形にまたは円錐台形に形成されていて、外側チューブを成す第2の中空体3にまで延びて、すでに述べた段状の移行部5(図4参照)を形成している。したがって、先端部材4は、いわば、第1の中空体2の一部である。言い換えると、第1の中空体2は、細長い円筒状の部分と先端部材4とから成っている。
第1の中空体2の、個体の開口部または体腔に導入するために用いられる先端部材4が突出している第2の中空体3の遠位端と、先端部材4との間には、最初、半径方向に延びる段状の移行部5が存在している。この段状の移行部5は、大幅に拡大した図4の断面図から明らかである。
ここで、念のために付言しておくと、ダイレータ1の外側の中空体3は、これが円筒状のチューブとして形成されている場合には、その実際の構成において、約2mm〜6mmの直径および約5cm〜100cmの長さを有している。
先端部材4と第2の中空体3もしくは外側チューブ3との間には、図2〜図5から明らかであるように、長手方向に移動可能な形状付与装置が収容されている。この形状付与装置は、図4および図5によれば、形状付与部材6と押圧部分7とから成っている。この形状付与部材6と押圧部分7とは、図示の形態のように、押圧要素として作用する円錐台形の先端部を備えたただ1つの円筒状の部分によって一体に形成されていてよい。
形状付与装置の押圧部分7は、図4および図5から詳細に明らかであるように、段状の移行部5の領域において、前述の長手方向での押圧部分7の移動によって先端部材4が段状の移行部5で半径方向に拡張されて、この段状の移行部5が少なくとも十分に解消され、これによって、無段の移行部9が形成されるように成形されている。本実施の形態では円錐形にまたは円錐台形に形成された押圧部分7は、上述した長手方向移動の最中に、先端部材4に設けられた収容室8内に押し進められる。この収容室8は、長手方向移動が行われた後、押圧部分7によって少なくとも十分に塞がれている。図2〜図5から明らかであるように、図示のダイレータ1では、形状付与部材6および押圧部分7が、それぞれ中空にかつ特に円筒状に形成されている。先端部材4の、少なくとも上述した段状の移行部5の領域と、外側チューブ3と、形状付与装置(6,7)とは、チューブ材料、たとえば粘弾性のプラスチックチューブから成っている。先端部材4の場合には、プラスチックチューブを、形状付与装置の押圧部分7によって半径方向で拡張することができ、この押圧部分7の引戻し後、再び収縮させることができるかもしくは窄めることができる。医療機器1のために使用すべき材料は、当然ながら、当該機器1を導入する個体の開口部または体腔の組織に接触する限り、生体適合性でなければならない。
先端部材4の前述した拡張を容易にするためには、この先端部材4がその長手方向において、好ましくは、上述した段状の移行部5に隣接した領域に幾つかのスリット、たとえば4つのスリットを備えていてよい。これらのスリットは、実際の実施の形態では、たとえば2〜20mmの範囲内の長さを有していてよい。
しかしながら、ここで念のために付言しておくと、形状付与装置は、前述した実施の形態に対して択一的または付加的に、段状の移行部5の領域において、第2の中空体3を成す外側チューブ3が段状の移行部5で半径方向に窄められるかもしくは収縮させられて、この段状の移行部5が少なくとも十分に解消されるように成形されていてもよい。これについては、あとで、図8〜図11を参照しながら、さらに詳細に説明する。このような形態では、前述の外側チューブ3が、少なくとも上述した段状の移行部5の領域でチューブ材料、たとえば粘弾性のプラスチックチューブから成っている。このプラスチックチューブはその半径方向で形状付与装置によって拡張することができ、この形状付与装置の引戻し後、半径方向で収縮させられるかもしくは窄められる。
図1〜図3における別の細部を詳細に説明する前に、まず、段状の移行部5を無段の移行部9に変えるための図6〜図11に示した択一的な解決手段について解説することにする。この択一的な解決手段でも、各形状付与装置と、各外側チューブ3および/または先端部材4とが、チューブ材料、たとえば粘弾性のプラスチックチューブから成っていることを出発点としている。外側チューブ3および/または先端部材4の場合には、プラスチックチューブを、少なくとも上述した段状の移行部5の領域において形状付与装置によって半径方向で拡張することができ、この形状付与装置の引戻し後、半径方向で再び収縮させることができるかもしくは窄めることができる。
全く一般的には、本発明に係る機器1のあらゆる実施の形態において、第2の中空体3もしくは外側チューブ3および/または形状付与装置が、中空の弾性的な長手方向螺旋体から成っていてよい。この長手方向螺旋体は、金属またはプラスチックから製造されている。このようなフレキシブルな長手方向螺旋体によって、本発明に係る機器1を、それぞれ異なる方向に延びる開口部を通して比較的楽に導入することができ、この開口部の変化に長手方向螺旋体を容易に適合させることができる。このような開口部から前述の機器1を引き戻した後、長手方向螺旋体は、たとえば伸長させられた出発形状に再び容易に戻ることができる。
図6および図7には、上述した段状の移行部5を少なくとも十分に無段の移行部9に変えるための最初の択一的な解決手段が示してある。図6および図7には、当該移行部5;9の周辺の領域だけが、大幅に拡大した尺度で示してある。図6には、形状付与部材6の押圧部分7を長手方向に移動させる前の状態が示してあり、図7には、そこに示した矢印の方向で行われた長手方向移動後の状態が示してある。すなわち、図6および図7では、図2〜図5に示した実施の形態と同様に、段状の移行部5の領域で先端部材4の相応の拡張が行われている。
図8および図9には、上述した段状の移行部5を少なくとも十分に無段の移行部9に変えるための別の択一的な解決手段が示してある。図8および図9にも、前述の移行部5;9の周辺の領域だけが、大幅に拡大した尺度で示してある。前述した択一的な解決手段と異なり、図8および図9によれば、形状付与装置が形状付与部材6に段部の形態の凹設部分10を有している。この凹設部分10は、図9に示した矢印の方向への形状付与部材6の長手方向移動後には、半径方向での外側チューブ3の支持を引き受けておらず、その後、この外側チューブ3が半径方向で収縮することができ、先端部材4と共に無段の移行部9を形成する。
図10および図11には、上述した段状の移行部5を少なくとも十分に無段の移行部9に変えるためのさらに別の択一的な解決手段が示してある。上述した段状の移行部5を少なくとも十分に無段の移行部9に変えるための前述した構造では、形状付与装置の形状付与部材6が、それぞれ一方の長手方向で移動しさえすればよかったのに対して、図10および図11には、形状付与装置が、押圧部分7aを備えた形状付与部材6aだけでなく、凹設部分10を備えた形状付与部材6bも有している機器1が示してある。外側チューブ3と先端部材4との間に最初存在している段状の移行部5を少なくともほぼ無段の移行部9に変えるためには、両形状付与部材6a,6bが、図10に示した位置から長手方向で互いに逆向きに離れる方向へと移動させられる。このことは、図11に記入した矢印によって認めることができる。この移動は、好適には同時に行われる。
各形状付与装置、特に各形状付与部材6;6a,6bの上述した長手方向移動を行うために、本発明によれば、スライド機構11が設けられている。このスライド機構11の可能な実施の形態が、図1〜図3に示してある。図1に一部破断して示したスライド機構11は、本実施の形態では、収容部材12と当付け部材13とから成っている。
収容部材12は、両中空体2,3のうちの一方、しかも、図示の形態では、第2の中空体3を成す外側チューブ3に固く結合されている。機器1の軸方向において、図1〜図3の右側に示した近位側から収容部材12に当付け可能であって、必要な場合には、この収容部材12から再び解離することができる当付け部材13は、内側部分15と、この内側部分15を機器1の軸方向において滑動可能に収容する外側部分16とから成っている。内側部分15は、第1の中空体2を成すダイレータチューブ2に固く結合されている。内側部分15は、図1〜図3の右側に示した近位端に接続部分14を備えている。この接続部分14には、種々異なる医療器具、たとえば注射器を接続することができる。前述の接続部分14は、たとえば、いわゆる「ルアー式の接続部分」であってよい。
前述した外側部分16は、ダイレータチューブ2を滑動可能に収容する滑動部分17によって、円筒状のチューブにより形成された形状付与部材6の近位端に固く結合されている。外側部分16と同じハッチングを有する滑動部分17は、図2および図3に認めることができない横方向ウェブを介して外側部分16に一体に結合されている。なお、前述の横方向ウェブは、図2および図3の紙面に対して垂直に延びている。したがって、両中空体2,3のうちの一方と、形状付与装置もしくは形状付与部材6;6a,6bとに、スライド機構11が結合されていて、このスライド機構11の操作によって、少なくとも形状付与装置が両中空体2,3のうちの一方に対して相対的に長手方向に移動可能となる。
スライド機構11は、収容部材12と当付け部材13との間にロック装置を有している。このロック装置は、図示の形態では、当付け部材13の外側部分16の内面に設けられた係止突起18と、この係止突起18に嵌合する、収容部材12の外側の周面に設けられた係止突起収容部19とによって形成されている。さらに、収容部材12は、突出部の形態のストッパ20を有している。このストッパ20は、収容部材12に対する機器長手方向での当付け部材13全体の移動を制限する。ロック装置によって、収容部材12へのまたは収容部材12内への当付け部材13のロック後に初めてまたはロックの最中に、形状付与装置の各形状付与部材6;6a,6bを1つの中空体2;3に対して相対的に移動させることができる。
図1〜図3に示した実施の形態における形状付与装置の上述した長手方向移動を実施することができるようにするために、図1〜図3では、第1の中空体2を成す内側チューブ2もしくはダイレータチューブ2が、形状付与装置と共に、好ましくは機器近位側から、第2の中空体を成す外側チューブ3に押し通される。機器1からのダイレータチューブ2の取出しは、機器近位側への外側チューブ3からのダイレータチューブ2の引出しによって行われる。
ここで、念のために付言しておくと、前述したロック装置は、収容部材12と当付け部材13とに形成された別のロックエレメントによって実現されていてもよい。また、収容部材12への当付け下での当付け部材13の移動が、本実施の形態では突出部の形態で付与されたストッパ20と異なる形態で制限されていてもよい。前述の移動は、上述した制限に対して付加的または択一的に、収容部材12の別の周面領域への当付け部材13の当付けによって制限されてもよい。
医療機器1を本発明の1つの実施の形態に基づきならびに幾つかの択一的な解決手段を参照しながら前述した。ダイレータ1内に設けられたダイレータチューブ2の先端部材4に対して、外側チューブ3は、いわば、ダイレータシースを成していて、このダイレータシースの内部で、ダイレータチューブ2と、形状付与装置の形状付与部材6;6a,6bと、形状付与装置の押圧部分7または凹設部分10とが移動可能となる。
上述した実施の形態でも、考察した択一的な解決手段でも、無段の移行部9に変えるべき段状の移行部5が、先端部材4の小さな半径方向寸法の領域と、これに比べて大きな半径方向寸法を有する、先端部材4に隣接した第2の中空体3とによって形成されていることを出発点としている。すなわち、前述の段状の移行部5は、機器遠位端から見て、機器1の半径方向外寸の拡張部を成している。しかしながら、本発明は、このような段状の移行部5を無段の移行部9に変えることに限定されるものではない。前述の段状の移行部5は、先端部材4の大きな半径方向寸法の領域と、これに比べて小さな半径方向寸法を有する、先端部材4に隣接した第2の中空体3とによって形成されていてもよい。後者の形態では、各形状付与装置の位置が、図面にそれぞれ示した位置に対して180゜だけ反転させられなければならない。
図12には、図1に示した医療機器1のうち、右側に示した近位端に向かって漏斗状に拡張されている、図1に示したスライド機構11のうちの収容部材12が近位端において結合されている外側の細長い第2の中空体3だけが示してある。すなわち、図12によれば、図1に示した医療機器1の第2の中空体3から、そこに設けられた第1の中空体2の先端部材4(図2および図3では、符号2もしくは符号4を付した)と形状付与装置(図4〜図11では、符号6を付した)とが取り除かれている。第2の中空体3は、この実施の形態でも、長手方向に一貫して延びるルーメン(内腔)を備えた管または、好ましくは生体適合性のプラスチック、たとえばポリウレタンから成るチューブによって形成されている。
収容部材12はその近位端に向かって漏斗状に拡張されており、これによって、以下でさらに詳細に明らかにするように、当付け部材13が取り付けられる。この当付け部材13は収容部材12と共に、上述したスライド機構11を形成している。
図13には、細長い別の中空体が示してある。この別の中空体は、図1〜図3に示した医療機器1に関連して第3の中空体21と呼ばれ、この第3の中空体21を通して洗浄液が導通可能となる。この第3の中空体21も、長手方向に一貫して延びるルーメン29を備えた管または、好ましくは同じく生体適合性のプラスチック、たとえばポリウレタンから成るチューブによって形成されている。第3の中空体21の内部の上述したルーメン29は、さらに明らかになるように、医療機器1が導入されている個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路を規定している。
第3の中空体21の、長手方向に対して直交する外寸は、第2の中空体3の、長手方向に対して直交する内寸よりも小さく設定されている。両中空体3,21が管またはチューブによって形成されている場合には、第3の中空体21の外径:第2の中空体3の内径の比が、好ましくは1:4〜1:2であってよい。これによって、第3の中空体21の外面と第2の中空体3の内面との間に、図15から詳細に明らかであるように、中間室22が形成されている。この中間室22は、引き続き以下でさらに詳細に明らかにするように、個体の開口部または体腔への第3の中空体21を通しての洗浄液の放出の際に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として、場合により付加的な吸引装置の補助のもと利用可能となる。
第3の中空体21は、図13の右側に示した近位端で、スライド機構11の、すでに上述した当付け部材13に結合されている。この当付け部材13は、扁平なボディとして形成されている。このボディはその外側の狭幅面にシーソ状の弾性的な複数の操作要素23,24を有している。これらの操作要素23,24は、図13の左側に位置する遠位端に向かって、複数の係止エレメント25;26を有している。これらの係止エレメント25;26は、操作要素23,24への加圧によって、図13に示した位置から持ち上げられ、その後、収容部材12に設けられた嵌合する収容部27;28内にロックされるかもしくはこのようなロックが再び解除されるようになっている。この収容部27,28は、図15から詳細に明らかである。
したがって、収容部材12と当付け部材13とから形成されたスライド機構11は、当付け部材13が収容部材12にロックされるまでしか第2の中空体3に対して相対的な第3の中空体21の移動を可能にしないロック装置を有している。
当付け部材13は、図1〜図3に示した医療機器1と同様に、その近位端に、長手方向貫通路を備えた接続部分14を有している。この接続部分14は、好ましくはルアーロック式の接続部分であってよい。この接続部分14の長手方向貫通路は、第3の中空体21に設けられた一貫して延びるルーメンに接続されている。
図14および図15には、図1〜図3に示した医療機器1に比べて第1の実施の形態に係る洗浄装置の点で変更された医療機器1’として、近位端に向かって漏斗状に開いた収容部材12を備えた、図12に示した外側の第2の中空体3と、当付け部材13を備えた内側の中空体としての、図13に示した第3の中空体21とが、組み立てられた状態で示してある。この状態では、図15に示した斜視的な断面図から十分に明らかであるように、当付け部材13が収容部材12に長手方向移動に関してロックされている。これによって、第3の中空体21がその長手方向移動に関して第2の中空体3の内部に位置固定されている。第3の中空体21はその遠位端で第2の中空体3の遠位端を越えて所定の距離だけ突出している。実際、この距離は、たとえば1cm〜10cmであってよい。この状態において、個体の開口部または体腔に第3の中空体21を通して洗浄液を導入することができる。なお、前述の開口部または体腔の内部には、図1〜図3に示した医療機器1が予め導入されており、この医療機器1の第1の中空体2が第3の中空体21によって置き換えられているかもしくは交換されている。この第3の中空体21の外面と第2の中空体3の内面との間に形成された中間室22は、前述の開口部または体腔から再び流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用することができる。
この戻し通路として働く中間室22は、図15から明らかであるように、収容部材12の内室に延びている。戻し通路を通して戻された、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液は、その後、洗浄装置1’の近位端領域から外部に流出させることができる。この流出は、たとえば収容部材12と当付け部材13との間の密でない当付け領域を通して行われてよく、かつ/または収容部材12および/または当付け部材13に設けられた別個の流出開口を通して行われてよい。なお、戻し通路からの、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のこのような流出は、本発明の別の実施の形態、特に以下でさらに詳細に説明する本発明の別の両実施の形態においても相応に適用することができる。
図16には、図14の右側に示した医療機器1’の近位端が、平面図で示してある。この平面図では、収容部材12に設けられた収容部27;28が、当付け部材13の係止エレメント25;26よりも広幅に形成されていることが明らかである。これによって、当付け部材13をその長手方向に対して横方向で収容部材12に対して相対的に移動させることができる。この移動可能性は、好ましくは収容部材12と当付け部材13とのロックが行われた後に初めて与えられている。基本的には、収容部材12と当付け部材13との間の前述の移動可能性は、両部材12,13のロック以前に与えられていてもよい。その後、前述の移動によって、第2の中空体3により収容された第3の中空体21の外面を第2の中空体3の内面に近づけることができるかもしくは当て付けることができ、これによって、第3の中空体21の外面と第2の中空体3の内面との間の中間室22が片側で拡大されるようになっている。このことは、第3の中空体21を通して個体の開口部または体腔に予め導入されていて、この開口部または体腔から流出した洗浄液が、第2の中空体3内への第3の中空体21の同心的な配置時には導出することができないより大きな固形物を導出のために一緒に案内する場合に特に有利となる。
これに関連して補足的にさらに付言しておくと、収容部材12と当付け部材13とに形成されたロック装置の前述した構造と異なり、係止エレメント25,26の位置と収容部27,28の位置とは置き換えられていてもよい。
前述した医療機器1’によって、個体の開口部または体腔、たとえば腎臓を、第3の中空体21を通して当該開口部または当該体腔に導入された洗浄液によって洗浄する方法が可能となる。開口部または体腔から再び流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液は、第3の中空体21の外面と第2の中空体3の内面との間の中間室22を通して、場合により吸引によって導出される。この形態の医療機器1’は、特に図1〜図3に基づき説明した医療機器1が、前述した開口部または体腔に導入されて、第2の中空体3内の第1の中空体2と形状付与装置とが、上述した第3の中空体21によって置き換えられた後に洗浄装置1’として使用される。すなわち、本発明に係る医療機器1’は、図1〜図3に示した医療機器1が、すでに個体の体腔または開口部に導入されているかまたは導入されようとしているかに応じて、図1〜図3に示した医療機器1内でその細長い第1の中空体(図2および図3では、符号2)と形状付与装置(図4〜図11では、符号6)とが、上述した第3の中空体21によって交換されるかまたは置き換えられることにより構成される。
基本的に、個体の開口部もしくは体腔、たとえば腎臓を洗浄する前述した方法は、上述した医療機器1’が、図1〜図3に示した医療機器1として予め構成されている必要なしに、単にこの医療機器1’を用いて実施されるだけでもよい。すなわち、この医療機器1’は、本来単独で、すなわち、医療機器1に設けられた付加的なエレメント2,4,6なしに使用可能であってもよい。
図17〜図20には、図1〜図3に示した医療機器1の遠位端領域の別の変化形態が示してある。この変化形態では、変更される機器1をその遠位端領域で比較的簡単に改良して、第2の実施の形態に係る洗浄装置を構成することができる。このことは、図21から明らかである。
図17〜図20によれば、内側の第1の中空体2に結合された(たとえば接着された)先端部材4が、剛性的な先端部分41と、この先端部分41に機器近位端に向かって続く、半径方向に拡張可能な移行部分42とから成っている。この移行部分42は、形状付与装置6の移動によって、第2の中空体3と共に(図17および図18に示した)段状の移行部5を形成する第1の位置から、第2の中空体3と共に(図19および図20に示した)無段の移行部を形成する第2の位置に拡張可能である。先端部分41と移行部分42とは、互いに隣接した領域で、たとえば接着結合によって互いに結合されている。
移行部分42は、内側に位置する突起領域43を備えた、先端部分41から漏斗状に拡張可能な部分である。突起領域43への形状付与装置6の接触によって、移行部分42の近位端と外側の第2の中空体3との間に最初存在する段状の移行部5(図17および図18参照)を少なくとも十分に無段の移行部(図19および図20参照)に変えることができるような拡張が達成可能となる(図17および図18と図19および図20とを比較参照)。移行部分42は、機器近位端側の端部(図17〜図20で見て、それぞれ右側に示した端部)に、1つ以上の当付け部分44を有している。この当付け部分44で移行部分42はその拡張時に第2の中空体3の内壁に接触する。当付け部分44からは、外側の縁領域が張り出している。機器長手方向ひいては第2の中空体3の長手方向に対して直交する上述の外側の縁領域の高さは、第2の中空体3の肉厚に少なくともほぼ等しく寸法設定されている。当付け部分44は、3つの目的を有している。第1に、当付け部分44は、(シースとして働く)中空体3内への中空体2(この中空体がダイレータである場合)の引戻し時に、先端部材4が中空体3の遠位端に引っ掛からないことを阻止するために働く。第2に、当付け部分44は、特に先端部材4の拡張を制限し、第3に、当付け部分44は、好ましくはチューブとして形成された第2の中空体3内で先端部材4をセンタリングする。
移行部分42の拡張を容易にするために、この移行部分42の周面領域には、1つ以上のスリット45が設けられていてよい。なお、このスリット45は、移行部分42の、スリット45に互いに隣接する材料領域の間に一貫して延びる開口である必要ない。むしろ、前述のスリット45は、移行部分42を形成する材料における、スリット45に互いに隣接する材料領域の間の材料肉薄部によって形成されていてよい。
形状付与装置6は、図示の形態では、内側のルーメン32と、半径方向において、第2の中空体3の内寸もしくは内径よりも小さい外寸とを有する細長い管またはチューブによって形成されている。ルーメン32は、本発明に係る医療機器が第2の中空体3を含めて導入されている個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用可能である。形状付与装置6の前述した外寸と、第2の中空体3の内面との間には、中間室22’が形成されている。この中間室22’は、洗浄液のための戻し通路として利用可能である。この戻し通路は、第1の中空体2をその先端部材4を含めて取り外して、中間室22’を遠位端に向かって露出させた後に、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として用いられる。
洗浄装置としての医療機器の上述した構成は、図21に示してある。この図21には、機器遠位端において、第1の中空体2をその先端部材4を含めて取り外して、上述した中間室22’を露出させた後、洗浄通路としてのルーメン32を有する内側の中空体エレメントとしての形状付与装置6および第2の中空体3だけを認めることができ、この第2の中空体3と形状付与装置6との間に、戻し通路としての中間室22’が存在している。
図22には、図1〜図3に示した医療機器1の近位端に設けられた収容部材12(図1〜図3では、符号12)に使用するために設けられた、第1の中空体2と形状付与装置6とを備えた当付け部材13が、一定の縮尺ではない断面図で示してある。中空体2と形状付与装置6とは、一点鎖線によって示したように、先端部分41と移行部分42とを有する図23に示した先端部材4に結合されている。第2の中空体3は、図22および図23には示していない。この第2の中空体3は、たとえば上述した図12に示したように、収容部材12に取り付けられている。
当付け部材13内では、第1の中空体2が機器近位端でロック機構46によって解離可能に固持される。このロック機構46は、機器長手方向に対して横方向に運動可能なスライダ47を有している。このスライダ47はロック突出部48でもって、第1の中空体2の、機器長手方向に対して横方向に延びる周方向溝49内に導入可能であるかもしくは周方向溝49から導出可能である。導入された状態では、ロック機構46が、当付け部材13からの第1の中空体2の引出しを阻止している。これに対して、導出された状態では、ロック機構46が、当付け部材13からの第1の中空体2の引出しを許容している。その後、この引出しと共に先端部材4も機器遠位端から引き離され、これによって、図21に示したように、最終的に機器遠位端に第2の中空体3および形状付与装置6だけが残される。
図24〜図26には、図1〜図3に示した医療機器1の遠位端領域のさらに別の変化形態が示してある。この変化形態では、図26から明らかであるように、前述の機器をこの遠位端領域で同じく比較的容易に改良して、第3の実施の形態に係る洗浄装置を構成することができる。
図24および図25には、図1〜図3に示した医療機器1の、図17および図19に示した遠位端領域に比べて変更された遠位端領域が、一定の縮尺ではない断面図で示してある。図24および図25では、図17および図19に示したエレメントに合致するエレメントに同じ符号が付してある。形状付与装置6は、図17および図19に類似して、2つの異なる位置、つまり、外側の第2の中空体3と移行部分42との間に移行領域5を形成する図24に示した第1の位置と、この第1の位置と異なる、移行領域5を少なくとも十分に移行部なしにする図25に示した第2の位置とに位置している。
図24および図25に示した遠位端領域は、先端部分41と内側の第1の中空体2とが、解離可能な結合装置によって互いに結合されている点でしか、図17および図19に示した遠位端領域と異なっていない。図24および図25に示した遠位端領域に対して、その他のエレメントについては、図17および図19に示した同一の構成が適用される。
前述した解離可能な結合装置は、この実施の形態では、ねじ結合装置によって形成されている。このねじ結合装置は、第1の中空体2の遠位の外周面に設けられたねじ結合部分51と、この実施の形態では先端部材4に設けられたナット結合部分52とを有している。ねじ結合装置51,52の解離によって、先端部分41を移行部分42と一緒に第1の中空体2から取り外すことができ、これによって、その後、遠位端領域が、図26に示したような外観を呈する。先端部材4だけを取り外して、第2の中空体3と形状付与装置6との間の中間室22’を機器遠位端に向かって露出させた後には、第1の中空体2の内側のルーメン33を、図1〜図3に示した医療機器1が予め導入されている個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用することができる。第2の中空体3と形状付与装置6との間の上述した中間室22’は、前述の開口部または体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用することができる。
ここで念のために指摘しておくと、前述した解離可能な結合装置は、この実施の形態と異なる形式で、たとえば先端部材4と第1の中空体2との間の係止結合装置によって実現されていてもよい。
また、図17〜図23ならびに図24〜図26に基づき前述した本発明に係る医療機器の第2・第3の変化形態でも、それぞれ個体の開口部または体腔、たとえば腎臓を、形状付与装置6または第1の中空体2を通して当該開口部または当該体腔に導入される洗浄液によって洗浄する方法が可能となる。この開口部または体腔から再び流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液は、それぞれ形状付与装置6の外面と第2の中空体3の内面との間の中間室22;22’を通して、場合により吸引によって導出される。
図17〜図23ならびに図24〜図26に示した医療機器は、特に図1〜図3に基づき説明した医療機器1が、前述した開口部または体腔に導入され、医療機器1の第1の中空体2がその先端部材4を含めて形状付与装置6から取り外されるかまたは先端部分41だけが取り外されて、中間室22;22’が露出させられた後に使用される。
基本的に、図17〜図23および図24〜図26に関連して前述した、個体の開口部または体腔、たとえば腎臓を洗浄する方法は、図1〜図3に示した医療機器1として予め形成されている必要なしに、それぞれ単独で実施されるだけもよい。これによって、図17〜図23もしくは図24〜図26に相応に形成された医療機器1’も、それぞれ本来単独で、すなわち、医療機器1に設けられた付加的なエレメント2,4,6なしに使用可能となる。
これに加えて、最後にさらに以下のことを念のために付言しておく。特に洗浄液を個体の開口部または体腔に放出するのと同時に当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液を戻す際には、本発明に係る医療機器の前述した全ての実施の形態において、申し分のない運転のために、必要であるとは言わないまでも、中空体もしくは中空体エレメントの、洗浄液をそれぞれ放出する遠位端と、戻し通路内への、前述の開口部または体腔から再び導出すべき洗浄液の流入箇所との間の間隔が可能な限り大きいことが少なくとも有利である。好適には、この間隔は、第2の中空体3の外寸もしくは外径の少なくとも1倍、好ましくは少なくとも2倍である。
図27および図28には、図1に示した本発明に係る医療機器の、符号1’’を付した変更形態が、引き離されて一点鎖線により結ばれた、一定の縮尺ではない斜視図で示してある。図27によれば、第2の中空体3に、たとえば生体適合性の材料から成る管またはチューブであってよい補強中空体53が外嵌されている。この補強中空体53によって、医療機器1’’の両中空体の領域に、これら両中空体の個々の剛性に比べて高められていて、時として、当該医療機器1’’の使用時に所望することができるような剛性を付与することができる。なお、図27および図28には、両中空体のうち、中空体3しか認めることができない。使用形態に応じて、それぞれ異なる剛性を有する補強中空体53が使用されてよい。
補強中空体53はその横断面において、たとえば図29および図30による両断面図に示したように、それぞれ異なる形状を有していてよい。
図29に示した円形に閉じられた中空横断面形状の形態では、符号53rを付した補強中空体を医療機器1’’の遠位端から第2の中空体3に被せ嵌めることができる。図30に示した符号53cを付したC字形の開いた横断面形状の形態では、補強中空体53cが、医療機器1の第2の中空体3に同じく被せ嵌められてもよいし、クランプされてもよい。
各補強中空体53;53r;53cは、ただ1つのエレメントとして中空体3に外嵌されていてもよいし、中空体3に複数、たとえば二重または三重に連続して外嵌されていてもよい。中空体に連続して外嵌される個々の補強中空体は、それぞれ同じ剛性を有していてもよいし、それぞれ異なる剛性を有していてもよい。さらに、補強中空体は、図30に示した横断面形状の形態では、被嵌めまたはクランプによって中空体に互いに重ね合わせて外嵌されていてもよい。
1,1’’ 医療機器もしくはダイレータ
1’ 医療機器もしくは洗浄装置
2 第1の中空体、ダイレータチューブ
3 第2の中空体、外側チューブ
4 先端部材
5 段状の移行部
6,6a,6b 形状付与部材
7,7a 押圧部分
8 収容室
9 無段の移行部
10 凹設部分
11 スライド機構
12 収容部材
13 当付け部材
14 接続部分
15 内側部分
16 外側部分
17 滑動部分
18 係止突起
19 係止突起収容部
20 ストッパ
21 第3の中空体
22,22’ 中間室
23,24 操作要素
25,26 係止エレメント
27,28 収容部
29 一貫して延びるルーメン
32 ルーメン、洗浄通路
33 ルーメン、洗浄通路
41 先端部分
42 移行部分
43 突起領域
44 当付け部分
45 スリット
46 ロック機構
47 スライダ
48 ロック突出部
49 周方向溝
51 ねじ結合部分
52 ナット結合部分
53,53r,53c 補強中空体

Claims (20)

  1. 個体の開口部または体腔に導入するための医療機器(1)であって、該医療機器(1)が、細長い第1の中空体(2)と、該第1の中空体(2)を収容した細長い第2の中空体(3)とを備えており、第1の中空体(2)の、個体の開口部または体腔に導入するために設けられた遠位端が突出した、第2の中空体(3)の一方の端部と、第1の中空体(2)との間に、半径方向に延びる段状の移行部(5)が存在している、個体の開口部または体腔に導入するための医療機器において、
    第1の中空体(2)の遠位端が、第2の中空体(3)にまで延びて段状の移行部(5)を形成する先端部材(4)として形成されているかまたは先端部材(4)を有しており、
    該先端部材(4)と第2の中空体(3)との間に、長手方向に移動可能な形状付与装置(6,7;6,10)が収容されており、
    該形状付与装置(6,7;6,10)は、段状の移行部(5)の領域において、前記長手方向での移動によって、先端部材(4)が段状の移行部(5)に向かって半径方向で該段状の移行部(5)を少なくとも十分に解消しながら無段の移行部(9)に拡張可能であり、かつ/または第2の中空体(3)が段状の移行部(5)に向かって半径方向で該段状の移行部(5)を少なくとも十分に解消しながら無段の移行部(9)に収縮可能であるように成形されていることを特徴とする、個体の開口部または体腔に導入するための医療機器。
  2. 形状付与装置(6,7;6,10)が、形状付与部材(6)を有しており、該形状付与部材(6)が、先端部材(4)と第2の中空体(3)との間の段状の移行部(5)に向かって運動させられる領域の外面に、押圧部分(7)を有しており、該押圧部分(7)によって、先端部材(4)と第2の中空体(3)との間の隣接領域において、半径方向に相対的に小さな外寸を有する先端部材(4)が、第2の中空体(3)の半径方向における相対的に大きな外寸にまで拡張可能である、請求項1記載の医療機器。
  3. 形状付与装置(6,7;6,10)が、形状付与部材(6)を有しており、該形状付与部材(6)が、先端部材(4)と第2の中空体(3)との間の段状の移行部(5)に向かって運動させられる領域の外面に、凹設部分(10)を有しており、該凹設部分(10)によって、先端部材(4)と第2の中空体(3)との間の隣接領域において、半径方向に相対的に大きな外寸を有する第2の中空体(3)が、半径方向に相対的に小さな外寸を有する先端部材(4)にまで収縮可能である、請求項1または2記載の医療機器。
  4. 形状付与部材(6)が、両中空体(2,3)の長手方向で中空に形成されている、請求項2または3記載の医療機器。
  5. 形状付与部材(6)が、その長手方向で円筒状に形成されている、請求項4記載の医療機器。
  6. 両中空体(2,3)が、円筒状に形成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の医療機器。
  7. 両中空体(2,3)のうちの少なくとも一方の中空体と形状付与装置(6,7;6,10)とに、スライド機構(11)が結合されており、該スライド機構(11)の操作によって、形状付与装置(6)が、両中空体(2,3)のうちの前記少なくとも一方の中空体に対して相対的に該中空体の長手方向に移動可能である、請求項1から6までのいずれか1項記載の医療機器。
  8. スライド機構(11)が、両中空体(2,3)のうちの前記一方の中空体に結合された収容部材(12)と、形状付与装置(6,7;6,10)に結合された当付け部材(13)とから成っており、該当付け部材(13)が、収容部材(12)により収容可能であって、該収容部材(12)に対して相対的に中空体長手方向に移動可能である、請求項7記載の医療機器。
  9. スライド機構(11)が、収容部材(12)と当付け部材(13)との間にロック装置(18,19)を有しており、該ロック装置(18,19)によって、収容部材(12)への当付け部材(13)のロック後に初めてまたはロックの最中に、両中空体(2,3)のうちの前記少なくとも一方の中空体に対して相対的な形状付与装置(6,7;6,10)の移動が可能となる、請求項8記載の医療機器。
  10. 医療機器(1)が、医療用のダイレータ(1)として形成されており、該医療用のダイレータ(1)の、個体の開口部または体腔に導入するために用いられる遠位端に、第1の中空体(2)として、先端部材(4)として形成されたかまたは先端部材(4)に結合されたダイレータチューブ(2)が設けられており、該ダイレータチューブ(2)が、第2の中空体(3)としての外側チューブ(3)によって収容されており、該外側チューブ(3)とダイレータチューブ(2)との間に、長手方向に移動可能な形状付与装置(6,7;6,10)が収容されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の医療機器。
  11. 第1の中空体(2)と形状付与装置(6)とが、第2の中空体(3)の内寸との間に中間室(22)を形成するような外寸を有する第3の中空体(21)によって置換え可能であり、中間室(22)が、第3の中空体(21)を通して個体の開口部または体腔に洗浄液を放出した際に、当該開口部または当該体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の医療機器。
  12. 第2の中空体(3)と第3の中空体(21)とを含む中空体(3,21)のうちの少なくとも一方の中空体に、スライド機構(11)が結合されており、該スライド機構(11)の操作によって、第3の中空体(21)が、第2の中空体(3)内への導入後に長手方向に移動可能である、請求項11記載の医療機器。
  13. スライド機構(11)が、第2の中空体(3)と第3の中空体(21)とを含む中空体(2,21)のうちの前記少なくとも一方の中空体に結合された収容部材(12)と、他方の中空体に結合された当付け部材(13)とから成っており、該当付け部材(13)が、収容部材(12)により収容可能であって、該収容部材(12)に対して相対的に中空体長手方向に移動可能である、請求項12記載の医療機器。
  14. スライド機構(11)が、収容部材(12)と当付け部材(13)との間にロック装置(18,19)を有しており、該ロック装置(18,19)によって、当付け部材(13)が収容部材(12)にロックされるまでしか、第2の中空体(3)に対して相対的な第3の中空体(21)の移動が可能とならない、請求項13記載の医療機器。
  15. 先端部材(4)が、機器遠位端に設けられた剛性的な先端部分(41)と、該先端部分(41)に機器近位端に向かって続く半径方向に拡張可能な移行部分(42)であって、形状付与装置(6)の移動により、第2の中空体(3)と共に段状の移行部(5)を形成する第1の位置から、第2の中空体(3)と共に無段の移行部を形成する第2の位置に拡張可能である移行部分(42)とによって形成されていて、
    形状付与装置(6)の外面と第2の中空体(3)の内面との間に中間室(22’)が存在している場合に、
    第1の中空体(2)をその先端部材(4)を含めて取り外して、前記中間室(22’)を機器遠位端に向かって露出させた後、形状付与装置(6)の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用可能であり、かつ前記中間室(22’)が、前記開口部または前記体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の医療機器。
  16. 第1の中空体(2)が、機器近位端でロック機構(46)によって解離可能に固持されている、請求項15記載の医療機器。
  17. ロック機構(46)が、第2の中空体(3)を支持する収容部材(12)によって収容可能である当付け部材(13)に設けられている、請求項16記載の医療機器。
  18. 先端部材(4)が、機器遠位端に設けられた剛性的な先端部分(41)と、該先端部分(41)に機器近位端に向かって続く半径方向に拡張可能な移行部分(42)であって、形状付与装置(6)の移動により、第2の中空体(3)と共に段状の移行部(5)を形成する第1の位置から、第2の中空体(3)と共に無段の移行部を形成する第2の位置に拡張可能である移行部分(42)とによって形成されていて、
    形状付与装置(6)の外面と第2の中空体(3)の内面との間に中間室(22’)が存在している場合に、
    先端部材(4)だけを取り外して、前記中間室(22’)を機器遠位端に向かって露出させた後、第1の中空体(2)の内室が、個体の開口部または体腔に洗浄液を放出するための洗浄通路として利用可能であり、かつ前記中間室(22’)が、前記開口部または前記体腔から流出した、場合により固形物を一緒に運ぶ洗浄液のための戻し通路として利用可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の医療機器。
  19. 先端部材(4)が、第1の中空体(2)に、解離可能な結合装置(51,52)によって結合されている、請求項18記載の医療機器。
  20. 解離可能な結合装置(51,52)が、ねじ結合部である、請求項19記載の医療機器。
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