JPH06327774A - 洗浄吸引カテーテル - Google Patents
洗浄吸引カテーテルInfo
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- JPH06327774A JPH06327774A JP5143008A JP14300893A JPH06327774A JP H06327774 A JPH06327774 A JP H06327774A JP 5143008 A JP5143008 A JP 5143008A JP 14300893 A JP14300893 A JP 14300893A JP H06327774 A JPH06327774 A JP H06327774A
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- suction
- catheter
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- connection tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 傷口等から出る血液や滲出液等の体液を吸引
しながら随時洗浄液を供給して、傷口を洗浄し、体液を
流動化して吸引操作を容易にするための洗浄吸引カテー
テルを提供する。 【構成】 本発明の洗浄吸引カテーテルは、外側チュー
ブ11とこれに挿通された内側チューブ12からなり、
2つのチューブ11、12の間に液体吸引路13を有す
るカテーテル本体1と、第1接続チューブ2、第2接続
チューブ3、液体吸引路13と第1接続チューブ2を接
続するとともに内側チューブと第2接続チューブ3を接
続する連通部材4および、第2接続チューブ3を随時断
続的に開閉する流体通路開閉装置5から構成されてお
り、カテーテル本体1の先端には流路61、62を有す
る先端部材6が設けられており、液体吸引路13と流路
61が連通し、内側チューブ12と流路62が連通して
いる。
しながら随時洗浄液を供給して、傷口を洗浄し、体液を
流動化して吸引操作を容易にするための洗浄吸引カテー
テルを提供する。 【構成】 本発明の洗浄吸引カテーテルは、外側チュー
ブ11とこれに挿通された内側チューブ12からなり、
2つのチューブ11、12の間に液体吸引路13を有す
るカテーテル本体1と、第1接続チューブ2、第2接続
チューブ3、液体吸引路13と第1接続チューブ2を接
続するとともに内側チューブと第2接続チューブ3を接
続する連通部材4および、第2接続チューブ3を随時断
続的に開閉する流体通路開閉装置5から構成されてお
り、カテーテル本体1の先端には流路61、62を有す
る先端部材6が設けられており、液体吸引路13と流路
61が連通し、内側チューブ12と流路62が連通して
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開胸、開腹等の手術にお
いて、傷口などから出る血液や滲出液等の体液を排出す
るとともに傷口等を洗浄するための洗浄吸引カテーテル
に関する。
いて、傷口などから出る血液や滲出液等の体液を排出す
るとともに傷口等を洗浄するための洗浄吸引カテーテル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開胸、開腹等の手術に際して、傷
口等から出る血液や滲出液等の体液は、それぞれ洗浄用
カテーテルと排液用カテーテルを個々に使用して、吸引
による排液と洗浄液の供給による洗浄とを繰り返すこと
によって除去されており、その操作が煩雑であった。そ
こで、この様な煩雑さを回避するために、2つのカテー
テルを1つの器具内に組み込んだ装置(特開昭57−1
77758号公報、特公平4−9543号公報など)が
提案されている。特開昭57−177758号公報の装
置は、注射器のシリンジ外筒とプランジャとを改良した
外科用吸引器を使用するものであり、また、特公平4−
9543号公報の装置は、洗浄液供給用管と吸引用管と
が一体化されて1つの導出管から洗浄液供給操作と吸引
操作を交互に行えるようにしたものである。
口等から出る血液や滲出液等の体液は、それぞれ洗浄用
カテーテルと排液用カテーテルを個々に使用して、吸引
による排液と洗浄液の供給による洗浄とを繰り返すこと
によって除去されており、その操作が煩雑であった。そ
こで、この様な煩雑さを回避するために、2つのカテー
テルを1つの器具内に組み込んだ装置(特開昭57−1
77758号公報、特公平4−9543号公報など)が
提案されている。特開昭57−177758号公報の装
置は、注射器のシリンジ外筒とプランジャとを改良した
外科用吸引器を使用するものであり、また、特公平4−
9543号公報の装置は、洗浄液供給用管と吸引用管と
が一体化されて1つの導出管から洗浄液供給操作と吸引
操作を交互に行えるようにしたものである。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、かかる
2つのカテーテルを1つの器具内に組み込んだ装置は、
いずれも洗浄液供給操作と吸引操作を交互に行うものな
ので、洗浄液供給操作中に傷口から生じた膿や体内の有
害物質が拡散して他の箇所に移転する虞があり、また、
吸引用管の先端部に吸引された物質が管を閉塞して吸引
操作に切り換えた際に吸引ができなくなるという不測の
事態が生じる危険があった。本発明は如上の事情に鑑み
てなされたもので、傷口等から出る血液や滲出液等の体
液を吸引しながら、随時洗浄液を供給して傷口を洗浄
し、体液を流動化して吸引操作を容易にするための洗浄
吸引カテーテルを提供することを目的とする。
2つのカテーテルを1つの器具内に組み込んだ装置は、
いずれも洗浄液供給操作と吸引操作を交互に行うものな
ので、洗浄液供給操作中に傷口から生じた膿や体内の有
害物質が拡散して他の箇所に移転する虞があり、また、
吸引用管の先端部に吸引された物質が管を閉塞して吸引
操作に切り換えた際に吸引ができなくなるという不測の
事態が生じる危険があった。本発明は如上の事情に鑑み
てなされたもので、傷口等から出る血液や滲出液等の体
液を吸引しながら、随時洗浄液を供給して傷口を洗浄
し、体液を流動化して吸引操作を容易にするための洗浄
吸引カテーテルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、外側チューブに内側チューブが挿通さ
れ、外側チューブの内壁と内側チューブの外壁の間に液
体吸引路が形成されてなるカテーテル本体と、吸引装置
への接続端を有する第1接続チューブと、洗浄液供給装
置への接続端を有する第2接続チューブ、カテーテル本
体の液体吸引路と第1接続チューブを連通するとともに
内側チューブを外側チューブの外部で第2接続チューブ
と連通する連通部材および、該連通部材と隣接して設け
られた流体通路開閉装置からなり、第2接続チューブの
管腔が流体通路開閉装置によって随時開閉されて断続的
に洗浄液を流通しうるようにしてなる洗浄吸引カテーテ
ルであって、カテーテル本体の先端に、外側チューブと
接続されて液体吸引路と連通される流路と内側チューブ
と接続される流路を有する先端部材を設けた構成を採用
している。
決するために、外側チューブに内側チューブが挿通さ
れ、外側チューブの内壁と内側チューブの外壁の間に液
体吸引路が形成されてなるカテーテル本体と、吸引装置
への接続端を有する第1接続チューブと、洗浄液供給装
置への接続端を有する第2接続チューブ、カテーテル本
体の液体吸引路と第1接続チューブを連通するとともに
内側チューブを外側チューブの外部で第2接続チューブ
と連通する連通部材および、該連通部材と隣接して設け
られた流体通路開閉装置からなり、第2接続チューブの
管腔が流体通路開閉装置によって随時開閉されて断続的
に洗浄液を流通しうるようにしてなる洗浄吸引カテーテ
ルであって、カテーテル本体の先端に、外側チューブと
接続されて液体吸引路と連通される流路と内側チューブ
と接続される流路を有する先端部材を設けた構成を採用
している。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、傷口から出る血液や滲出
液等の体液は、吸引装置の吸引力により先端部材から液
体吸引路内に吸入され、これと接続する第1接続チュー
ブを通って排出される。一方、洗浄液供給装置から供給
される洗浄液は、必要に応じて随時押しボタンを押すこ
とによって開放された第2接続チューブを通り、これと
接続する内側チューブを通って先端部材から傷口周辺に
注出される。
液等の体液は、吸引装置の吸引力により先端部材から液
体吸引路内に吸入され、これと接続する第1接続チュー
ブを通って排出される。一方、洗浄液供給装置から供給
される洗浄液は、必要に応じて随時押しボタンを押すこ
とによって開放された第2接続チューブを通り、これと
接続する内側チューブを通って先端部材から傷口周辺に
注出される。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例に係る洗浄吸引カテ
ーテルの側面図であり、図2は図1に示す洗浄吸引カテ
ーテルの先端部の長手軸上断面図、図3は図2に示す先
端部材の正面図、図4は図1に示す洗浄吸引カテーテル
の流体通路開閉装置付近の長手軸上断面図、図5は図4
において押しボタンを押したときの状態を示す図であ
る。図1〜図3に示すように、本発明の洗浄吸引カテー
テルは、外側チューブ11とこれに挿通された内側チュ
ーブ12からなり、2つのチューブ11、12の間に液
体吸引路13を有するカテーテル本体1と、第1接続チ
ューブ2、第2接続チューブ3、液体吸引路13と第1
接続チューブ2を接続するとともに内側チューブと第2
接続チューブ3を接続する連通部材4および、第2接続
チューブ3を随時断続的に開閉する流体通路開閉装置5
から構成されており、カテーテル本体1の先端には流路
61、62を有する先端部材6が設けられている。そし
て、外側チューブ11と内側チューブ12とはそれぞれ
先端部材6の流路61、62に接続され、液体吸引路1
3と流路61が連通し、内側チューブ12と流路62が
連通している。
説明する。図1は本発明の一実施例に係る洗浄吸引カテ
ーテルの側面図であり、図2は図1に示す洗浄吸引カテ
ーテルの先端部の長手軸上断面図、図3は図2に示す先
端部材の正面図、図4は図1に示す洗浄吸引カテーテル
の流体通路開閉装置付近の長手軸上断面図、図5は図4
において押しボタンを押したときの状態を示す図であ
る。図1〜図3に示すように、本発明の洗浄吸引カテー
テルは、外側チューブ11とこれに挿通された内側チュ
ーブ12からなり、2つのチューブ11、12の間に液
体吸引路13を有するカテーテル本体1と、第1接続チ
ューブ2、第2接続チューブ3、液体吸引路13と第1
接続チューブ2を接続するとともに内側チューブと第2
接続チューブ3を接続する連通部材4および、第2接続
チューブ3を随時断続的に開閉する流体通路開閉装置5
から構成されており、カテーテル本体1の先端には流路
61、62を有する先端部材6が設けられている。そし
て、外側チューブ11と内側チューブ12とはそれぞれ
先端部材6の流路61、62に接続され、液体吸引路1
3と流路61が連通し、内側チューブ12と流路62が
連通している。
【0007】連通部材4はカテーテル本体1の液体吸引
路13と第1接続チューブ2を連通するとともに、内側
チューブ12を外側チューブ11の外部で第2接続チュ
ーブ3と連通するものであり、液体吸引路13と第1接
続チューブ2を連通する第1連通路41と、内側チュー
ブ12と第2接続チューブ3を連通する第2連通路42
を有している。そして、カテーテル本体1との接続端側
には第1連通路41および第2連通路42が同心状に開
口して、それぞれ外側チューブ11および内側チューブ
12と接続されており、第1連通路41の他端は第1接
続チューブ2と接続され、第2連通路42の他端は第1
連通路41を構成する管壁の外に突出されて第2接続チ
ューブ3と接続されている。
路13と第1接続チューブ2を連通するとともに、内側
チューブ12を外側チューブ11の外部で第2接続チュ
ーブ3と連通するものであり、液体吸引路13と第1接
続チューブ2を連通する第1連通路41と、内側チュー
ブ12と第2接続チューブ3を連通する第2連通路42
を有している。そして、カテーテル本体1との接続端側
には第1連通路41および第2連通路42が同心状に開
口して、それぞれ外側チューブ11および内側チューブ
12と接続されており、第1連通路41の他端は第1接
続チューブ2と接続され、第2連通路42の他端は第1
連通路41を構成する管壁の外に突出されて第2接続チ
ューブ3と接続されている。
【0008】カテーテル本体1は外側チューブ11とこ
の外側チューブ11の管腔に挿通された内側チューブ1
2からなり、内側チューブ12の外径は外側チューブ1
1の管腔の口径より小さく、これらの外側チューブ11
の内壁と内側チューブ12の外壁の間には液体吸引路1
3が形成されている。カテーテル本体1の先端に取り付
けられる先端部材6は、洗浄液を供給する際に生じる内
側チューブ12の首振り現象を防ぐもので、図2および
図3に示すように液体吸引路13と連通される流路61
と内側チューブ12と連通される流路62を有してお
り、限定するものではないが通常その先端は組織を損傷
することのないよう半球形状に形成される。また、流路
61と62は独立しており、通常同心状に形成される。
そして、液体吸引路13と流路61の連通は流路61に
外側チューブ11を接続することによって達成され、内
側チューブ12と流路62の連通は流路62に内側チュ
ーブ12を接続することによって達成される。洗浄効果
を高めるために流路62を流路61よりも先端側で開口
させてもよく、これにより傷口を洗浄する前に洗浄液の
一部が流路61から吸引されることが無くなる。
の外側チューブ11の管腔に挿通された内側チューブ1
2からなり、内側チューブ12の外径は外側チューブ1
1の管腔の口径より小さく、これらの外側チューブ11
の内壁と内側チューブ12の外壁の間には液体吸引路1
3が形成されている。カテーテル本体1の先端に取り付
けられる先端部材6は、洗浄液を供給する際に生じる内
側チューブ12の首振り現象を防ぐもので、図2および
図3に示すように液体吸引路13と連通される流路61
と内側チューブ12と連通される流路62を有してお
り、限定するものではないが通常その先端は組織を損傷
することのないよう半球形状に形成される。また、流路
61と62は独立しており、通常同心状に形成される。
そして、液体吸引路13と流路61の連通は流路61に
外側チューブ11を接続することによって達成され、内
側チューブ12と流路62の連通は流路62に内側チュ
ーブ12を接続することによって達成される。洗浄効果
を高めるために流路62を流路61よりも先端側で開口
させてもよく、これにより傷口を洗浄する前に洗浄液の
一部が流路61から吸引されることが無くなる。
【0009】第1接続チューブ2は吸引装置(図示して
いない)への接続端21を有しており、連通部材4を介
して外側チューブ11と接続されている。従って、第1
接続チューブ2の接続端21を吸引装置に接続してこれ
を駆動すると、その吸引力により体液が先端部材6の流
路61に吸入され、液体吸引路13を通り、第1連通路
41および第1接続チューブ2を通って外部に排出され
る。
いない)への接続端21を有しており、連通部材4を介
して外側チューブ11と接続されている。従って、第1
接続チューブ2の接続端21を吸引装置に接続してこれ
を駆動すると、その吸引力により体液が先端部材6の流
路61に吸入され、液体吸引路13を通り、第1連通路
41および第1接続チューブ2を通って外部に排出され
る。
【0010】一方、第2接続チューブ3は洗浄液供給装
置(図示していない)への接続端31を有しており、連
通部材4を介して内側チューブ12と接続されている。
そして、内側チューブ12には連通部材4に隣接して流
体通路開閉装置5が取り付けられており、これにより内
側チューブ12の管腔を随時断続的に開閉することがで
きるようになっている。従って、流体通路開閉装置5を
開にし、第2接続チューブ3の接続端31を洗浄液供給
装置に接続してこれを駆動すると、洗浄液が第2接続チ
ューブ3を通って連通部材4の第2連通路42に送ら
れ、内側チューブ12および先端部材6の流路62を通
って傷口に注出される。
置(図示していない)への接続端31を有しており、連
通部材4を介して内側チューブ12と接続されている。
そして、内側チューブ12には連通部材4に隣接して流
体通路開閉装置5が取り付けられており、これにより内
側チューブ12の管腔を随時断続的に開閉することがで
きるようになっている。従って、流体通路開閉装置5を
開にし、第2接続チューブ3の接続端31を洗浄液供給
装置に接続してこれを駆動すると、洗浄液が第2接続チ
ューブ3を通って連通部材4の第2連通路42に送ら
れ、内側チューブ12および先端部材6の流路62を通
って傷口に注出される。
【0011】流体通路開閉装置5は内側チューブ12の
管腔を随時開閉して断続的に洗浄液を流通させるための
もので、図4および図5に示すように筒状体51と枠体
52、押しボタン53、スプリング54からなってい
る。筒状体51は第1接続チューブ2を長手方向と直角
な方向に包囲して収容しており、第1接続チューブ2と
第2接続チューブ3を長手方向と直角な方向に包囲する
枠体52が、この筒状体51の壁を摺動自在に貫通して
延びている。そして、この枠体52の第1接続チューブ
2側の端部には押しボタン53が固定されており、この
押しボタン53と筒状体51の間にはスプリング54が
設けられている。この様な構成では、押しボタン53は
スプリング54の弾性的付勢力によって矢印A方向に押
し上げられるため、押しボタン53に固定された枠体5
2も矢印A方向に移動して第2接続チューブ3を筒状体
51に押しつけて圧閉する。この様な第2接続チューブ
3の圧閉状態は押しボタン53を押すことによって解除
される。すなわち、押しボタン53を押すとスプリング
54が収縮して枠体52は矢印B方向に移動するので、
第2接続チューブ3が筒状体51から離れ、枠体52に
よる第2接続チューブ3の圧閉状態が解除される。
管腔を随時開閉して断続的に洗浄液を流通させるための
もので、図4および図5に示すように筒状体51と枠体
52、押しボタン53、スプリング54からなってい
る。筒状体51は第1接続チューブ2を長手方向と直角
な方向に包囲して収容しており、第1接続チューブ2と
第2接続チューブ3を長手方向と直角な方向に包囲する
枠体52が、この筒状体51の壁を摺動自在に貫通して
延びている。そして、この枠体52の第1接続チューブ
2側の端部には押しボタン53が固定されており、この
押しボタン53と筒状体51の間にはスプリング54が
設けられている。この様な構成では、押しボタン53は
スプリング54の弾性的付勢力によって矢印A方向に押
し上げられるため、押しボタン53に固定された枠体5
2も矢印A方向に移動して第2接続チューブ3を筒状体
51に押しつけて圧閉する。この様な第2接続チューブ
3の圧閉状態は押しボタン53を押すことによって解除
される。すなわち、押しボタン53を押すとスプリング
54が収縮して枠体52は矢印B方向に移動するので、
第2接続チューブ3が筒状体51から離れ、枠体52に
よる第2接続チューブ3の圧閉状態が解除される。
【0012】尚、外側チューブ11および第1接続チュ
ーブ2は吸引装置の吸引による陰圧で潰れない程度の剛
性が要求されるので、内側チューブ12や第2接続チュ
ーブ3よりも硬質の材料で形成するのがよい。外側チュ
ーブ11および第1接続チューブ2の形勢材料として
は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル、軟
質のポリ塩化ビニル等の軟質の合成樹脂が好適に使用さ
れ、内側チューブ12および第2接続チューブ3の形勢
材料としては、上記外側チューブ11等と同様の材料が
使用されるが、流体通路開閉装置5による内側チューブ
12の開閉効果を高めるためにウレタンゴムやシリコー
ンゴムなどのより軟質の合成樹脂を使用してもよい。ま
た、連通部材4および先端部材6の形勢材料としては、
ポリプロピレンやポリエステル、硬質のポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂などの比較的硬質の合成
樹脂が使用される。
ーブ2は吸引装置の吸引による陰圧で潰れない程度の剛
性が要求されるので、内側チューブ12や第2接続チュ
ーブ3よりも硬質の材料で形成するのがよい。外側チュ
ーブ11および第1接続チューブ2の形勢材料として
は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル、軟
質のポリ塩化ビニル等の軟質の合成樹脂が好適に使用さ
れ、内側チューブ12および第2接続チューブ3の形勢
材料としては、上記外側チューブ11等と同様の材料が
使用されるが、流体通路開閉装置5による内側チューブ
12の開閉効果を高めるためにウレタンゴムやシリコー
ンゴムなどのより軟質の合成樹脂を使用してもよい。ま
た、連通部材4および先端部材6の形勢材料としては、
ポリプロピレンやポリエステル、硬質のポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂などの比較的硬質の合成
樹脂が使用される。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の洗浄吸引カテーテルを使用することによ
り、傷口等から出る血液や滲出液等の体液を吸引しなが
ら随時洗浄液を供給して、傷口を洗浄し、体液を流動化
して吸引操作を行うことができるので、吸引操作に要す
る時間を短縮できる。また、洗浄液供給操作と吸引操作
を交互に行う場合のような、洗浄液供給操作中に傷口か
ら生じた膿や体内の有害物質が拡散して他の箇所に移転
する、吸引用管の先端部に吸引された物質が管を閉塞し
て吸引操作に切り換えた際に吸引ができなくなる、とい
う様な事態を回避することができる。
に、本発明の洗浄吸引カテーテルを使用することによ
り、傷口等から出る血液や滲出液等の体液を吸引しなが
ら随時洗浄液を供給して、傷口を洗浄し、体液を流動化
して吸引操作を行うことができるので、吸引操作に要す
る時間を短縮できる。また、洗浄液供給操作と吸引操作
を交互に行う場合のような、洗浄液供給操作中に傷口か
ら生じた膿や体内の有害物質が拡散して他の箇所に移転
する、吸引用管の先端部に吸引された物質が管を閉塞し
て吸引操作に切り換えた際に吸引ができなくなる、とい
う様な事態を回避することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る洗浄吸引カテーテルの
側面図である。
側面図である。
【図2】図1に示す洗浄吸引カテーテルの先端部の長手
軸上断面図である。
軸上断面図である。
【図3】図2に示す先端部材の正面図である。
【図4】図1に示す洗浄吸引カテーテルの流体通路開閉
装置付近の長手軸上断面図である。
装置付近の長手軸上断面図である。
【図5】図4において押しボタンを押したときの状態を
示す図である。
示す図である。
1 カテーテル本体 11 外側チューブ 12 内側チューブ 13 液体吸引路 2 第1接続チューブ 3 第2接続チューブ 4 連通部材 5 流体通路開閉装置 51 筒状体 52 枠体 53 押しボタン 54 スプリング 6 先端部材
Claims (4)
- 【請求項1】 外側チューブに内側チューブが挿通さ
れ、外側チューブの内壁と内側チューブの外壁の間に液
体吸引路が形成されてなるカテーテル本体と、吸引装置
への接続端を有する第1接続チューブと、洗浄液供給装
置への接続端を有する第2接続チューブ、カテーテル本
体の液体吸引路と第1接続チューブを連通するとともに
内側チューブを外側チューブの外部で第2接続チューブ
と連通する連通部材および、該連通部材と隣接して設け
られた流体通路開閉装置からなり、第2接続チューブの
管腔が流体通路開閉装置によって随時開閉されて断続的
に洗浄液を流通しうるようにしてなる洗浄吸引カテーテ
ルであって、カテーテル本体の先端に、外側チューブと
接続されて液体吸引路と連通される流路と内側チューブ
と接続される流路を有する先端部材を設けたことを特徴
とする洗浄吸引カテーテル。 - 【請求項2】 先端部材の内側チューブと連通される流
路が液体吸引路と連通される流路よりも先端側で開口し
ている請求項1に記載の洗浄吸引カテーテル。 - 【請求項3】 流体通路開閉装置が、第1接続チューブ
を長手方向と直角な方向に包囲して収容する筒状体と、
該筒状体の壁を摺動自在に貫通して延び第1接続チュー
ブおよび第2接続チューブを長手方向と直角な方向に包
囲する枠体と、該枠体の第1接続チューブ側の端部に固
定された押しボタンと、該押しボタンと筒状体の間に設
けられたスプリングからなり、第2接続チューブがスプ
リングの弾性的付勢力により押しボタン方向に移動した
枠体によって圧閉されており、押しボタンを押すことに
よってスプリングが収縮し枠体が第2接続チューブ方向
に移動して該第2接続チューブの圧閉状態が解除される
ように構成されてなる請求項1または2に記載の洗浄吸
引カテーテル。 - 【請求項4】 連通部材を流体通路開閉装置と一体に形
成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄吸引カ
テーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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