JP2015529248A5 - - Google Patents

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一態様では、本発明は、式(I):
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、例えば、これらの化合物の薬学的に許容され得る塩を提供する。
式中、Rが、H、COOR’または、場合により置換されているC1−4アルキル、C2−4アルケニルもしくはC2−4アルキニルであり、各R’が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
が、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり;
または、RおよびRが一緒になって、場合により、3−6員のシクロアルキル環または、環員としてN、OもしくはSを含む3−6員の複素環を形成することができ、それらのそれぞれが、場合により置換されており;
各RおよびRが、独立して、Hまたは、3つまでの基で場合により置換されているC1−4アルキルであるか、または、RおよびRが一緒になって、3つまでの基で場合により置換されているC3−5シクロアルキルを形成することができ、
Xが、結合またはNRであり;
が、Hまたは、C1−4アルキル、5−6員の複素環および5−6員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
Wが、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4−7員の複素環、アリールおよび5−10員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
Yが、NRであり、Rが、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり;
Lが、結合または、場合により置換されているC3−7シクロアルキルもしくはC4−7複素環であり;
が、結合、−(CR1−2−、−SO−および−SO−CR−から選択される二価リンカーであり;
Zが、場合により置換されているC1−6アルキルまたは場合により置換されている5−10員のアリール、アリール−(C1−4)アルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり;
それぞれ場合により置換されているアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルについての任意の置換基が、ハロ、オキソ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、C1−4ハロアルキル、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、−S(O)(C3−6)シクロアルキル、−S(O)Ar、−OArから選択され;
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、
前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
各アリールおよびヘテロアリール環についての任意の置換基が、C1−4アルキルおよび−(CH−Tから独立して選択され、各Tが、アミノ、ハロ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、Ar、−S(O)Ar、−OAr、COOR”、CONR”、−NR”C(O)R”および−NR”C(O)OR”から選択され、各R”が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
mが、それぞれの出現ごとに独立して、0、1または2であり;
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、
前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
各pが、独立して、0、1または2であり;
各qが、独立して、0、1または2であり;ならびに、
各Arが、独立して、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびC1−4アルコキシから選択される3つまでの基で場合により置換されているフェニルである。これらの化合物は、ERK1および/またはERK2の阻害剤、好ましくは、二重阻害剤であるため、過剰または望ましくないレベルのERK1/2活性と関連する症状を処置するのに有用である。式(I)および(IA)の一部の化合物は、RSKにおけるキナーゼ(90kDのリボソームS6キナーゼ)ファミリー、例えば、RSK1およびRSK2およびRSK3も阻害する。前記キナーゼは、ERK/MAPKシグナル伝達カスケードの下流エフェクタである。これらの下流エフェクタの阻害は、過剰または望ましくないレベルのMAPK経路活性に関連するガンの処置のための、これらの化合物の有用性に寄与し得る。前記化合物は、抗ガン活性を有するRafおよび/またはMEK阻害剤に対する抵抗性を示す、MAPK経路依存性ガンを処置するのに特に有用である。
実施形態1. 式(I):
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
式中、Rが、H、COOR’または、場合により置換されているC1−4アルキル、C2−4アルケニルもしくはC2−4アルキニルであり、各R’が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
が、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり;
または、RおよびRが、一緒になって場合により、3−6員のシクロアルキル環または、環員としてN、OもしくはSを含む3−6員の複素環を形成することができ、それらのそれぞれが、場合により置換されており;
各RおよびRが、独立して、Hまたは、3つまでの基で場合により置換されているC1−4アルキルであるか、または、RおよびRが一緒になって、3つまでの基で場合により置換されているC3−5シクロアルキルを形成することができ、
Xが、結合またはNRであり;
が、Hまたは、C1−4アルキル、5−6員の複素環および5−6員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
Wが、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4−7員の複素環、アリールおよび5−10員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
Yが、NRであり、Rが、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり;
Lが、結合または、場合により置換されているC3−7シクロアルキルもしくはC4−7複素環であり;
が、結合、−(CR1−2−、−SO−および−SO−CR−から選択される二価リンカーであり;
Zが、場合により置換されているC1−6アルキルまたは場合により置換されている5−10員のアリール、アリール−(C1−4)アルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり;
それぞれ場合により置換されているアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルについての任意の置換基が、ハロ、オキソ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、C1−4ハロアルキル、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、−S(O)(C3−6)シクロアルキル、−S(O)Arおよび−OArから選択され、
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
各アリールおよびヘテロアリール環についての任意の置換基が、C1−4アルキルおよび−(CH−Tから独立して選択され、各Tが、アミノ、ハロ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、Ar、−S(O)Ar、−OAr、−COOR”、CONR”、−NR”C(O)R”および−NR”C(O)OR”から選択され、各R”が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり、
mが、それぞれの出現ごとに独立して、0、1または2であり;
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
各pが、独立して、0、1または2であり;
各qが、独立して、0、1または2であり;ならびに、
各Arが、独立して、ハロ、CN、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびC1−4アルコキシから選択される3つまでの基で場合により置換されているフェニルである。
実施形態1は、RおよびRの両方ともがHでない、式(I)の化合物も含む。
本発明の特定の実施において、実施形態1の化合物は、式(IA):
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を包含する。
式中、Rが、H、COOR’または場合により置換されているC1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルもしくはC3−6シクロアルキルであり、各R’が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
が、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり、ただし、RおよびRの両方ともが、Hではなく;
または、RおよびRが、一緒になって場合により、3−6員のシクロアルキル環または、環員としてN、OもしくはSを含む3−6員の複素環を形成することができ、それらのそれぞれが、場合により置換されており;
Yが、NRであり、Rが、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであるか;または、RおよびLが、それらが連結されているNと一緒になって、環員としてN、OおよびSから選択される更なるヘテロ原子を場合により含み、−L−ZならびにC1−4アルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ−(C1−4アルキル)アミノから選択される2つまでの基により置換されている5−7員の複素環基を形成し;
Lが、結合または、場合により置換されているC3−7シクロアルキル、C5−6ヘテロアリールもしくはC4−7複素環であり;
が、結合、−(CR1−2−、−SO−および−SO−CR−から選択される二価リンカーであり;
各RおよびRが、独立して、Hまたは、3つまでの基で場合により置換されているC1−4アルキルであるか、または、RおよびRが一緒になって、3つまでの基で場合により置換されているC3−5シクロアルキルを形成することができ、R、Rまたは一緒になってC3−5シクロアルキルを形成するRおよびRを置換する前記3つまでの基が、Me、Et、CF、F、Cl、ヒドロキシ、メトキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノから選択され;
Zが、場合により置換されているC1−6アルキルまたは場合により置換されている5−10員のアリール、アリール−(C1−4)アルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であるか、または、Yが、NRである場合、Zが、場合によりRと一緒になって、Me、Et、CF、F、Cl、ヒドロキシ、メトキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノから選択される2つまでの基により置換されることができる5−6員の複素環を形成し;
Xが、結合またはNRであり;
が、Hまたは、C1−4アルキル、5−6員の複素環および5−6員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
Wが、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4−7員の複素環、アリールおよび5−10員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
それぞれ場合により置換されているアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルについての任意の置換基が、ハロ、オキソ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、COORまたはCONR から選択され、各Rが、独立して、HまたはC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、C1−4ハロアルキル、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、−S(O)(C3−6)シクロアルキル、−S(O)Arおよび−OArであり;
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
それぞれ場合により置換されているアリールおよびヘテロアリール環についての任意の置換基が、C1−4アルキルおよび−(CH−Tから独立して選択され、各Tが、アミノ、F、Cl、Br、I、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、C1−4アルキルおよびオキソから選択される1−2個の基により置換されている4−7員のヘテロシクリル、C1−4アルキルおよびハロから選択される1−2個の基により置換されている5−6員のヘテロアリール、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、−S(O)(C3−7)シクロアルキル、Ar、−S(O)Ar、−OAr、COOR”、CONR”、−−NR”C(O)R”および−NR”C(O)OR”から選択され、各R”が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
mが、それぞれの出現ごとに独立して、0、1または2であり;
同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ、各Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
各pが、独立して、0、1または2であり;
各qが、独立して、0、1または2であり;ならびに、
各Arが、独立して、ハロ、CN、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびC1−4アルコキシから選択される3つまでの基で場合により置換されているフェニルである。

Claims (15)

  1. 式(IA):
    の化合物またはその薬学的に許容され得る塩
    (式中、Rが、H、COOR’または場合により置換されているC1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルもしくはC3−6シクロアルキルであり、各R’が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
    が、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであり、ただし、RおよびRの両方ともが、Hではなく;
    または、RおよびRが、一緒になって場合により、3−6員のシクロアルキル環または、環員としてN、OもしくはSを含む3−6員の複素環を形成することができ、それらのそれぞれが、場合により置換されており;
    Yが、NRであり、Rが、Hまたは、場合により置換されているC1−4アルキルであるか;または、RおよびLが、それらが連結されているNと一緒になって、環員としてN、OおよびSから選択される更なるヘテロ原子を場合により含み、−L−ZならびにC1−4アルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ−(C1−4アルキル)アミノから選択される2つまでの基により置換されている5−7員の複素環基を形成し;
    Lが、結合または、場合により置換されているC3−7シクロアルキル、C5−6ヘテロアリールもしくはC4−7複素環であり;
    が、結合、−(CR1−2−、−SO−および−SO−CR−から選択される二価リンカーであり;
    各RおよびRが、独立して、Hまたは、3つまでの基で場合により置換されているC1−4アルキルであるか、または、RおよびRが一緒になって、3つまでの基で場合により置換されているC3−5シクロアルキルを形成することができ、R、Rまたは一緒になってC3−5シクロアルキルを形成するRおよびRを置換する前記3つまでの基が、Me、Et、CF、F、Cl、ヒドロキシ、メトキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノから選択され;
    Zが、場合により置換されているC1−6アルキルまたは場合により置換されている5−10員のアリール、アリール−(C1−4)アルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であるか、または、Yが、NRである場合、Zが、場合によりRと一緒になって、Me、Et、CF、F、Cl、ヒドロキシ、メトキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノから選択される2つまでの基により置換されることができる5−6員の複素環を形成し;
    Xが、結合またはNRであり;
    が、Hまたは、C1−4アルキル、5−6員の複素環および5−6員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
    Wが、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4−7員の複素環、アリールおよび5−10員のヘテロアリールから選択される場合により置換されている基であり;
    それぞれ場合により置換されているアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルについての任意の置換基が、ハロ、オキソ、CN、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、COORまたはCONR から選択され、各Rが、独立して、HまたはC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、および−OArであり;
    同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ;
    それぞれ場合により置換されているアリールおよびヘテロアリール環についての任意の置換基が、C1−4アルキルおよび−(CH−Tから独立して選択され、各Tが、アミノ、ハロ、CN、ヒドロキシ、C 1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、(C1−4)アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、C1−4アシルアミノ、C3−6シクロアルキル、4−7員のヘテロシクリル、5−6員のヘテロアリール、C1−4アルキルおよびオキソから選択される1−2個の基により置換されている4−7員のヘテロシクリル、C1−4アルキルおよびハロから選択される1−2個の基により置換されている5−6員のヘテロアリール、−S(O)(C1−4)アルキル、−S(O)(C1−4)ハロアルキル、−S(O)(C3−7)シクロアルキル、Ar、−S(O)Ar、−OAr、COOR”、CONR”、−−NR”C(O)R”および−NR”C(O)OR”から選択され、各R”が、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
    mが、それぞれの出現ごとに独立して、0、1または2であり;
    同じ原子または隣接して直接結合された原子上のこれらの置換基の2つが環化して、3−6員のシクロアルキル環、フェニル環または、N、OおよびSから選択される1つのヘテロ原子を含む5−6員の複素環を形成することができ、前記シクロアルキル、フェニルまたは複素環が、ハロ、CN、ヒドロキシ、オキソ(フェニル上でないものを除く)、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、−O−G、−COOGおよび−C(O)−Gから選択される3つまでの基により置換されていることができ;
    Gが、独立して、C1−4アルキルであり;
    各pが、独立して、0、1または2であり;ならびに、
    各Arが、独立して、ハロ、CN、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびC1−4アルコキシから選択される3つまでの基で場合により置換されているフェニルである)。
  2. およびRが、それぞれメチルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  3. XがNHである請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  4. YがNHである請求項1から3のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  5. が、−(CR1−2−または−SO−である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  6. Lが、場合により置換されているC3−7シクロアルキルまたはC4−7複素環である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. Zが、フェニル、シクロヘキシルおよびピリジニル環から選択され、場合により置換されている環である、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
  8. 式II:
    を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩
    (式中、Rが、Me、Et、−CHNH、−CHNHMe、−CHNMeまたは−CHOHであり;
    が、HまたはMeであり、
    または、RおよびRが一緒になって、シクロプロパン環を形成し;
    qが、0、1または2であり;ならびに、
    各R10が、ハロ、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、CN、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アシルアミノ、CONHおよびCONH(C1−4)アルキルから個々に選択される)。
  9. Wが、場合により置換されている5−6員のヘテロアリールまたは複素環である、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  10. 式:
    のものである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物
    (式中、R10が、ハロ、オキシ、COOR、CONR、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルキル−SO−、C1−4アルコキシならびに、3つまでのハロ、ヒドロキシ、メトキシおよび/またはメチルスルホニル基により置換されているC1−4アルキルから選択される1つまたは2つの任意の置換基を表し、各Rが、独立して、HまたはC1−4アルキルである)。
  11. 下記化合物:
    から選択される化合物およびその薬学的に許容され得る塩。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の化合物と、少なくとも1つの薬学的に許容され得る賦形剤とを含む、薬学的組成物。
  13. 医薬として使用するための、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  14. メラノーマ、乳ガン、肺ガン、卵巣ガン、大腸ガン、甲状腺ガンおよび膵臓ガンから選択される障害または疾患の処置のための医薬として使用するための、請求項13に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  15. アデノーマ、膀胱ガン、脳ガン、乳ガン、結腸ガン、表皮ガン腫、濾胞状腺ガン、泌尿生殖器ガン、神経膠芽細胞腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、肝細胞ガン、頭頸部ガン、腎臓ガン、肺ガン、例えば、小細胞もしくは非小細胞肺ガン、白血病、例えば、AMLもしくはCML、多発性骨髄腫、リンパ球障害、皮膚ガン、例えば、メラノーマ、神経芽細胞腫、卵巣ガン、膵臓ガン、前立腺ガン、直腸ガン、肉腫、精巣ガンおよび甲状腺ガンから選択される障害または疾患の処置のための医薬の製造における、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
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