JP2015528708A - 薬物送達デバイス用のピストンロッドおよびピストンロッドを備える薬物送達デバイス - Google Patents

薬物送達デバイス用のピストンロッドおよびピストンロッドを備える薬物送達デバイス Download PDF

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Abstract

薬物送達デバイス(1)用のピストンロッド(9)は、本体(14)と、ピストンロッド(9)を薬物送達デバイス(1)の部材(11)に係合させる係合手段(12)とを備える。係合手段(12)は、薬物送達デバイス(1)の部材(11)からの係合手段(12)の係合解除を可能にするように、本体(14)に対して引込み可能である。

Description

本発明は、薬物送達デバイス用のピストンロッドおよびピストンロッドを備える薬物送達デバイスに関する。詳細には、ピストンロッドおよび薬物送達デバイスは、ピストンロッドが開始位置へリセット可能になるように構成することができ、それによって薬剤容器の交換および薬物送達デバイスの再利用を可能にすることができる。
特許文献1は、再利用可能な医薬品送達デバイスを開示している。
国際特許出願WO2009/132777A1
本発明の目的は、改善されたリセット機能を提供するピストンロッドおよび薬物送達デバイスを提供することである。
第1の態様によれば、薬物送達デバイス用のピストンロッドが開示される。ピストンロッドは、本体と、ピストンロッドを薬物送達デバイスの部材に係合させる係合手段とを備える。
「ピストンロッド」という用語は、薬物送達デバイスの投薬端の方へ向かう動きを実施することによってデバイスから薬剤を投薬させる薬物送達デバイスの構成要素に対して使用することができる。特に、ピストンロッドは、薬剤容器、たとえばカートリッジ内の栓またはピストンに作用し、それによって容器から薬剤を投薬させるように構成することができる。ピストンロッドは、薬物送達デバイスの用量投薬動作中に軸運動と回転運動の組合せを実施するように構成することができる。一例として、ピストンロッドは、簡単なロッドまたは親ねじの形状を有することができる。ピストンロッドの本体は、長手方向軸を備えることができる。本体は、ロッド、特に中空のロッドの形状を有することができる。
係合手段は、たとえば、少なくとも1つのねじ山形(thread form)を備えることができる。
ねじ山形は、薬物送達デバイスの部材のねじ山形に係合可能とすることができる。特に、ピストンロッドのねじ山形は、薬物送達デバイスのナット部材に係合可能とすることができる。特に、ピストンロッドは、ナット部材にねじ係合可能とすることができ、用量投薬動作中にナット部材を通って遠位方向に回りながら進むように構成することができる。さらなる例として、係合手段は、薬物送達デバイスの嵌合部に係合可能な歯を備えることができる。さらなる例として、係合手段は、他の形状の突起を備えることができる。
好ましくは、係合手段は、薬物送達デバイスの部材からの係合手段の係合解除を可能にするように、ピストンロッドの本体に対して引込み可能(retractable)である。
本体に対する係合手段の引込みとは、係合手段が伸長した状態より少なくともわずかな程度だけ本体から突出するように、係合手段が本体の方へ動かされることを意味することができる。一例として、係合手段は、本体の外面から突出しないように、本体内へ完全に引き込ませることができる。さらなる例として、係合手段は、本体の外面と同一平面とすることができる。さらなる例として、係合手段は、引き込ませたとき、わずかな程度ではあるが、本体の外面からそれでもなお突出することができる。好ましくは、いかなる場合も、本体の方へ向かう係合手段の引込みによって、薬物送達デバイスの部材からの係合手段の係合解除が可能になる。
したがって、ピストンロッドは2つの状態を備えることができ、第1の状態で、係合手段は、薬物送達デバイスの部材に係合することが可能になり、第2の状態で、係合手段は、薬物送達デバイスの部材から係合解除されることが可能になる。第1の状態を、「動作状態」と呼ぶことができる。好ましくは、薬物送達デバイス内で、ピストンロッドは、少なくとも用量投薬動作中は動作状態にある。第2の状態を、「リセット状態」と呼ぶことができる。好ましくは、薬物送達デバイス内で、ピストンロッドは、リセット動作中はリセット状態にある。
好ましくは、本体は、長手方向軸を備え、係合手段は、長手方向軸に対して径方向に引込み可能である。
この場合、薬物送達デバイスの他の部材が係合手段の引込みによって影響を受けることも妨害されることもないように、係合手段の引込みを実施することができることが有利である。
好ましい実施形態では、本体は少なくとも1つの開口部を備えることができ、係合手段はこの開口部を通って引込み可能である。
好ましくは、本体は複数の開口部を備え、係合手段はこれらの開口部を通って引込み可能である。一例として、係合手段はねじ山形の形状を有することができ、各ねじ山形は開口部を通って伸長し、開口部を通って引込み可能である。
引込み可能な係合手段を備えるピストンロッドによって、薬物送達デバイスのリセット動作を容易にすることができる。特に、カートリッジが交換されるとき、薬物送達デバイスを新しいカートリッジとともに使用することができるように、ピストンロッドを開始位置の方へ戻さなければならないことがある。たとえば、ピストンロッドを近位方向に押し戻す、または巻き戻すことができる。開始位置は、薬物送達デバイスのハウジングに対するピストンロッドの最も近位の位置とすることができる。
この文脈では、薬物送達デバイスまたはその構成要素の「近位端」という用語は、デバイスの投薬端から最も遠いデバイスまたは構成要素の端部を指すことができる。薬物送達デバイスまたはその構成要素の「遠位端」という用語は、デバイスの投薬端に最も近いデバイスまたは構成要素の端部を指すことができる。
薬物送達デバイスの部材から、たとえば薬物送達デバイスのナット部材からのピストンロッドの係合解除により、ピストンロッドのリセット動作を容易にすることができる。特に、開始位置へのピストンロッドの動きは、薬物送達デバイスの部材との係合によって妨げられないようにすることができる。一実施形態では、ピストンロッドが係合解除されているとき、リセット動作は、少ない力を必要とするだけであってもよい。さらなる実施形態では、ピストンロッドが係合解除されているときのみ、リセット動作を可能にすることができる。
好ましい実施形態では、ピストンロッドは、切り替え部材の動作が本体に対する係合手段の伸長または引込みの少なくとも1つを引き起こすように構成された切り替え部材を備える。
特に、切り替え部材の動作によって、係合手段は、係合手段の引込みを引き起こすように本体の方へ引くことができ、または係合手段の伸長を引き起こすように本体から押し出すことができる。
切り替え部材は、ピストンロッドの本体内に少なくとも部分的に位置することができる。
特に、切り替え部材は、本体の中心部に沿って延びることができる。好ましくは、切り替え部材は、本体の長手方向軸に沿って延びることができる。
一実施形態では、切り替え部材は、本体から突出することができる。
特に、切り替え部材は、本体の近位端から突出することができる。それによって、切り替え部材の一部に、本体の外側からアクセス可能とすることができる。切り替え部材を動作させるために、本体から突出する部分を操作することができる。
一実施形態では、切り替え部材は、切り替え部材の動作が切り替え部材の回転運動を含むように構成される。
特に、ピストンロッドは、本体に対する切り替え部材の1つの回転方向で、ピストンロッドが動作状態になり、切り替え部材の異なる回転方向でピストンロッドがリセット状態になるように構成することができる。好ましくは、切り替え部材を回転させることによって、動作状態からリセット状態へのピストンロッドの切り替えを行うことができ、または逆も同様である。たとえば、ピストンロッドを動作状態からリセット状態に切り替えるには、切り替え部材を180°の角度だけ回転させることができる。
さらなる実施形態では、ピストンロッドは、切り替え部材の動作が本体に対する切り替え部材の並進運動を含むように構成することができる。
一例として、切り替え部材が本体に対する第1の軸方向位置から本体に対する第2の軸方向位置へ動かされるとき、ピストンロッドを動作状態からリセット状態へ切り替えることができ、または逆も同様である。
切り替え部材は、少なくとも1つの突起を備えることができる。
ピストンロッドは、係合手段と突起の相互作用によって係合手段が伸長および引込みの少なくとも1つが行われるように構成することができる。
この文脈で、「相互作用」とは、係合手段と突起との間の直接的な機械的接触、またはたとえば伝達要素を介する間接的な機械的接触を含むことができる。特に、ピストンロッドは、突起が係合手段の真下に位置するときに係合手段が本体から押し出されるように構成することができる。突起が係合手段から離れるように動かされると、たとえば回転または並進運動させられると、係合手段を本体に対して引き込ませることができる。特に、切り替え部材は、カム軸を備えることができる。
切り替え部材は、複数の突起を備えることができる。突起は、本体の長手方向軸に対して異なる径方向に突出することができる。突起は、規則的なピッチで位置することができる。ピストンロッドは、そのピッチの2分の1の距離だけ切り替え部材が並進運動することで、係合手段が伸長状態から引込み状態に変化し、または逆も同様に変化するように構成することができる。
さらなる態様によれば、ピストンロッドを備える薬物送達デバイスが開示される。薬物送達デバイスのピストンロッドは、前述または後述のピストンロッドの任意の構造上または機能上の特性を有することができる。
一例として、薬物送達デバイスは、注射デバイス、特にペン型の注射デバイスとすることができる。好ましくは、薬物送達デバイスは、薬物レセプタクルを交換することができ、新しい薬物レセプタクルとともにデバイスを再利用することができるような再利用可能なデバイスである。
好ましい実施形態では、薬物送達デバイスは、主ハウジングと、主ハウジングに取り付け可能および主ハウジングから取り外し可能なカートリッジホルダとを備える。
好ましくは、ピストンロッドは、カートリッジホルダが主ハウジングから取り外されたときに開始位置へリセット可能である。
特に、ピストンロッドの係合手段は、カートリッジホルダが主ハウジングから取り外されたときに引込み可能とすることができる。それによって、開始位置へのピストンロッドのリセット動作を容易にすることができる。
一実施形態では、薬物送達デバイスは、カートリッジホルダの取り外しが係合手段の引込みを引き起こすように構成することができる。好ましくは、薬物送達デバイスは、カートリッジホルダの取り付けが係合手段の伸長を引き起こすように構成される。
特に、ピストンロッドは、前述の切り替え部材を備えることができる。カートリッジホルダは、切り替え部材に連結することができ、したがって切り替え部材は、カートリッジホルダの取り外し動作または取り付け動作の少なくとも1つによって操作される。
係合手段をカートリッジホルダに連結することによって、カートリッジホルダを取り外すことにより、係合手段を自動で引き込ませることができる。したがって、カートリッジホルダを取り外すことによって、リセット状態へのピストンロッドの切り替えを自動で引き起こすことができる。さらに、係合手段は、カートリッジホルダを取り付けることによって、自動で伸長させることができる。したがって、カートリッジホルダを取り付けることによって、動作状態へのピストンロッドの切り替えを自動で引き起こすことができる。
係合手段の自動引込みおよび/または係合手段の自動伸長の場合、デバイスのカートリッジを交換するために数工程しか必要とされない可能性がある。特に、デバイスのカートリッジを交換するためにハウジングからカートリッジホルダを取り外した後、使用者は単に、ピストンロッドを戻して、新しいカートリッジ含むカートリッジホルダを再び取り付けるだけでよく、薬物送達デバイスの部材からのピストンロッドの係合解除に関するいかなる追加の動作もとる必要はない。デバイスのハウジングにカートリッジホルダを再び取り付けることによって、薬物送達デバイスの部材はピストンロッドに自動で係合することができ、この場合も、デバイスの使用者のいかなる追加の動作も必要とされない。
さらなる実施形態では、薬物送達デバイスは、医薬品の用量を設定および/または投薬する用量部材を備えることができる。薬物送達デバイスは、用量部材の動作が係合手段の引込みを引き起こすことができるように構成することができる。さらに、薬物送達デバイスは、追加または別法として、用量部材の動作が係合手段の伸長を引き起こすことができるように構成することができる。
特に、ピストンロッドは、前述の切り替え部材を備えることができる。用量部材は、切り替え部材に連結することができ、したがって切り替え部材は、用量部材の動作によって操作される。
本明細書で使用する用語「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(VH)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
さらなる特性、改良、および便法は、図に関連する例示的な実施形態の以下の説明から明らかになる。
薬物送達デバイスの概略側面図である。 図1の薬物送達デバイスの部材の概略断面側面図である。 動作状態にあるピストンロッドの第1の実施形態の斜視図である。 図3Aのピストンロッドの斜視断面図である。 図3Bのピストンロッドの部材の拡大図である。 図3Cのピストンロッドの斜視横断面図である。 リセット状態にあるピストンロッドの第1の実施形態の斜視断面図である。 図4Aのピストンロッドの斜視横断面図である。 切り替え部材の側面図である。 ピストンロッドの第2の実施形態の動作原理の概略斜視切欠図である。
図の中では、同様の要素、同じ種類の要素、および同一に作用する要素に、同じ参照番号を与えることができる。
図1は、薬物送達デバイス1の斜視側面図を示す。デバイス1は、長手方向軸5に沿って延びる。デバイス1は、主ハウジング2と、主ハウジングに取り付けられたカートリッジホルダ3とを備える。カートリッジホルダ3は、薬剤を備えるカートリッジを収容する。好ましくは、薬剤は、液体の薬剤、たとえばインスリンである。好ましくは、薬物送達デバイス1は、カートリッジを交換することができるような再利用可能なデバイスである。この目的のため、カートリッジホルダ3は、主ハウジング2から取り外すことができ、空のカートリッジを満杯のカートリッジに交換することができ、カートリッジホルダ3を主ハウジング2に再び取り付けることができる。
薬物送達デバイス1は、医薬品の用量を設定および投薬する用量部材8を備える。この文脈で、「用量を設定する」または「用量設定動作」という用語は、デバイス1、特にデバイス1の駆動機構が後続の用量投薬動作のために準備されることを意味することができる。特に、用量設定動作は、用量投薬動作直前の工程とすることができる。一例として、薬物送達デバイス1は、プル−プッシュ式のデバイスとすることができ、用量を設定するには用量部材8をハウジング2から引き出し、用量を投薬するにはハウジング2の方へ押し込む。異なる実施形態では、デバイス1は、ツイスト−プッシュ式のデバイスとすることができ、用量を設定するには用量部材8を捩じり、それによって主ハウジング2の外側へ螺旋状に動かすことができる。用量を投薬するには、用量部材8を主ハウジング2の方へ押し込むことができる。
薬物送達デバイス1は、遠位端6および近位端7を備える。薬物送達デバイス1またはその構成要素の「遠位端」という用語は、デバイス1の投薬端に最も近いデバイスまたは構成要素の端部を指すことができる。薬物送達デバイス1またはその構成要素の「近位端」という用語は、デバイスの投薬端から最も遠いデバイスまたは構成要素の端部を指すことができる。矢印27および28を使用して、遠位方向または近位方向、すなわち遠位端6の方へ向かう方向または近位端7の方へ向かう方向を示す。
デバイス1は、注射デバイスとすることができる。デバイス1の投薬端、すなわちデバイスの遠位端6に、針を取り付けることができる。特に、デバイス1は、ペン型の注射デバイスとすることができる。
デバイス1は、固定用量のデバイスとすることができ、すなわち、デバイスは、各用量のサイズがデバイスの構成によって予め決められているように構成することができる。特に、使用者が用量のサイズを変更することは可能でない。別法として、デバイス1は、可変用量のデバイスとすることができ、すなわち、デバイスは、使用者が用量のサイズを変更することが可能になるように構成される。
図2は、図1の薬物送達デバイスの部材の断面側面図を示す。
薬物送達デバイス1は、ピストンロッド9を備える。ピストンロッド9は、ピストン10に力を伝達し、それによってカートリッジ4に対して遠位方向27にピストン10を変位させるように構成される。ピストン10は、カートリッジ4内で保持される。ピストン10は、カートリッジ4内に医薬品を封止することができる。ピストン10は、近位でカートリッジ4の内部を適切に封止する。デバイス1の動作中、カートリッジ4に対して遠位方向27にピストン10が動くことで、出口を通ってカートリッジ4から医薬品が投薬される。
ピストンロッド9は、ピストンロッド9をデバイス1の部材11に係合させる係合手段12を備える。図示の実施形態では、デバイス1の部材11はナット部材13である。ナット部材13はハウジング2に固定され、したがってナット部材13とハウジング2との間の相対運動が防止される。好ましくは、ナット部材13は、特にデバイス1の用量設定動作、用量投薬動作、およびリセット動作中、ハウジング2に恒久的に固定される。
ナット部材13は、デバイス1の用量投薬動作の際、ピストンロッド9を案内する。ピストンロッド9の係合手段12は、ピストンロッド9の本体14から突出するねじ山形16を備える。ねじ山形16は、ナット部材13のねじ山形29に係合するように構成される。用量投薬動作の際、ピストンロッド9は遠位方向27に動き、それによってナット部材13を通って回りながら進む。
ピストンロッド9の動きは、用量部材8の動作によって引き起こされる。特に、デバイス1は駆動部材15を備え、駆動部材15は、用量部材8からピストンロッド9へ力を伝達し、それによってピストンロッド9の動きを引き起こす。一例として、駆動部材15は、ピストンロッド9に連結することができ、したがって駆動部材15とピストンロッド9との間の相対的な並進運動が可能になり、相対的な回転運動が防止される。それによって、用量投薬動作の際、駆動部材15は、ピストンロッド9を回転させることができる。ピストンロッド9とナット部材13のねじ係合により、ピストンロッド9は遠位方向27に動く。
図2で、ピストンロッド9は開始位置にあり、すなわち、主ハウジング2に対して最も近位の位置にある。したがって、薬剤はカートリッジ4からまだ投薬されていない。デバイス1の用量投薬動作の際、ピストンロッド9は、開始位置から遠位方向27に変位させられる。特に、ピストンロッド9は、薬剤の用量が投薬されるたびに、ハウジング2から遠位方向27に漸進的に巻き出される。
カートリッジ4が交換されるとき、ピストンロッド9を開始位置へ戻さなければならない。そのような近位方向28の動きは、ナット部材13とピストンロッド9の係合によって妨げられることがある。特に、ピストンロッド9がナット部材13に係合しているとき、ピストンロッド9の近位方向28の動きは一切不可能となることがあり、または大きな力を必要とすることがある。開始位置へのピストンロッド9のリセットを容易にするために、係合手段12は、引込み可能であり、それによってリセット動作中にナット部材13からの係合解除を可能にするように構成することができる。
図3A〜4Bは、引込み可能な係合手段12を備えるピストンロッド9の第1の実施形態を示す。ピストンロッド9は、図1および図2に示すデバイス1内または異なる薬物送達デバイス内で使用することができる。
図3A〜3Dは、ピストンロッド9の係合手段12と薬物送達デバイスの部材との係合が可能にされている状態のピストンロッド9を示す。この状態を、ピストンロッド9の「動作状態」と呼ぶことができる。特に、ピストンロッド9は、デバイスの用量設定および用量投薬動作中に動作状態になることができる。
図4A〜4Bは、係合手段12が引き込まれ、したがって薬物送達デバイスの部材からの係合解除が可能にされている状態のピストンロッド9を示す。この状態を、ピストンロッド9の「リセット状態」と呼ぶことができる。特に、係合手段12の引込みのため、開始位置の方へ向かうピストンロッド9のリセットを容易にすることができる。
次に動作状態へ進むと、図3Aは、ピストンロッド9の斜視図を示す。ピストンロッド9は、長手方向軸5に沿って延びる。長手方向軸5は、それぞれの薬物送達デバイスの長手方向軸に一致することができる。
ピストンロッド9の係合手段12は、複数のねじ山形16を備える。ねじ山形16は、薬物送達デバイス1の部材、たとえば図2に示すナット部材13にねじ係合するように構成される。ピストンロッド9は、親ねじとして構成され、ねじ山形16によって形成されるねじ山は、軸方向に途切れている。
ピストンロッド9は、本体14を備える。本体14は、いくつかの開口部17を備える中空のロッドとして成形され、これらの開口部17を通ってねじ山形16が突出する。
ピストンロッド9は、ピストンロッド9を図3A〜3Dに示す動作状態から図4Aおよび図4Bに示すリセット状態へ切り替え、または逆も同様に切り替えるように構成された切り替え部材18を備える。好ましくは、切り替え部材18はまた、これらの状態の1つでピストンロッド9を保持するように構成される。
図3B、図3C、および図3Dは、図3Aのピストンロッド9の断面図を示す。特に、図3Bは、ピストンロッド9の斜視断面図を示し、この断面は、ピストンロッド9の長手方向軸5に沿って通っている。図3Cは、図3Bのピストンロッド9の遠位部分の拡大図を示す。図3Dは、ピストンロッドの斜視横断面図を示し、この横断面は、図3CにA−Aで示す線に沿って通っている。
図3B、図3C、および図3Dでわかるように、切り替え部材18は、本体14の内側を通り、ピストンロッド9の長手方向軸5に沿って延びる内軸として構成される。切り替え部材18は、遠位端部分30および近位端部分31を備え、どちらの端部部分30、31も、本体14内に少なくとも部分的に埋め込まれており、したがって切り替え部材18は、長手方向軸5に対して径方向に固定される。好ましくは、端部部分30、31の少なくとも1つは、切り替え部材18、それによってピストンロッド9を現在の状態で維持する手段を備える。一例として、端部部分30、31は、本体14に係合するノッチを備えることができ、したがって係合に打ち勝って切り替え部材18を回転させるには特定の力が必要とされる。
切り替え部材18は、複数の突起21、22を備え、突起21、22は、切り替え部材18の一方の径方向と、切り替え部材18の反対側の径方向とに交互に延びる。径方向の突起21、22は、カムローブとして機能することができる。したがって、切り替え部材18は、カム軸として機能することができる。
特に、径方向の突起21、22は、切り替え部材18が図3B、図3C、および図3Dに示す向きであるとき、本体14から係合手段12を押し出すように構成される。特にここでは、各径方向の突起21、22は、本体14の開口部17の真下に位置する。この切り替え部材18の向きを、「12時の向き」と呼ぶことができる。切り替え部材18を長手方向軸5の周りで180°の角度だけ回転させると、径方向の突起21、22は、係合手段12を本体14の方へ引き、それによって係合手段12の引込みを引き起こす。この切り替え部材の向きは、図4Aおよび図4Bに示されており、「6時の向き」と呼ぶことができる。
以下、切り替え部材18の動作原理について、より詳細に説明する。
係合手段12の各ねじ山形16は、リング状部材24上に位置し、リング状部材24は、本体14に対して径方向25に前後に可動である。切り替え部材18を長手方向軸5の周りで回転方向26に180°の角度だけ回転させると、突起21、22は、リング状部材24を付勢し、それによって係合手段12を径方向25に付勢し、したがって係合手段12は本体14の方へ引き込まれる。
図4Aは、リセット状態にあるピストンロッド9の第1の実施形態の斜視断面図を示す。図4Bは、図4Aのピストンロッドの斜視横断面図を示す。
切り替え部材18は、6時の位置に回転させられており、したがってねじ山形16は、本体14の方へ引き込まれている。係合手段12は、外側へ突出しないように、本体14内へ完全に引き込ませることができ、本体14の外面と同一平面とすることができ、または本体14からわずかな程度だけ突出するように、本体14の方へ部分的にのみ引き込ませることができる。どの場合でも、係合手段12は引き込まれており、したがって薬物送達デバイス1の部材、たとえば図2に示すナット部材13からの係合解除が可能になっている。このピストンロッド9の状態で、ピストンロッド9のリセット運動が容易になる。
以下、図3A〜図4Bに示す切り替え部材を備える薬物送達デバイスの可能なリセット動作について、詳細に説明する。
カートリッジを交換するために、たとえば図1に示す薬物送達デバイス1のカートリッジホルダ3が主ハウジング2から取り外されたとき、切り替え部材18は、係合手段12をピストンロッド9の本体14の方へ引き込ませ、それによってピストンロッド9を動作状態からリセット状態へ切り替えるように操作することができる。
切り替え部材18の動作は、ピストンロッド9またはそれぞれの薬物送達デバイス1の特有の設計に従って、異なる方法で達成することができる。一例として、切り替え部材18は、用量部材8に連結することができ、したがって用量部材8の回転は、切り替え部材18の回転を引き起こす。特に、図3Aに示す本体14から軸方向に延びる切り替え部材18の近位端は、たとえば、用量部材8に連結することができる。さらなる実施形態では、切り替え部材18は、デバイス1のカートリッジホルダ3に連結することができ、したがってカートリッジホルダ3の取り外し動作は、切り替え部材18の回転を引き起こす。特に、ピストンロッド9は、カートリッジホルダ3が取り外されるとき、リセット状態に自動で切り替えることができる。
ピストンロッド9は、リセット状態に切り替えられたとき、近位開始位置の方へ戻すことができる。ピストンロッド9は薬物送達デバイスの部材から係合解除されるため、この動きは、薬物送達デバイスの部材によって妨げられない。デバイスの設計に応じて、ピストンロッドを近位方向に押し戻すことができ、または近位方向に巻き戻すことができる。
ピストンロッド9は、近位開始位置にあるとき、リセット状態から動作状態へ切り替えることができ、したがって係合手段12は、薬物送達デバイスの部材に再び係合する。またここでも、切り替え動作は、例として、用量部材8の回転によって引き起こすことができ、またはカートリッジホルダ3の取り付け動作によって自動で引き起こすことができる。
図5は、ピストンロッド9の第2の実施形態で使用することができる切り替え部材18の側面図を示す。
第2の実施形態によれば、ピストンロッド9の係合手段12は、切り替え部材18の摺動運動によって伸長され引き込まれる。したがって、切り替え部材18は、摺動式のカム軸として機能することができる。摺動式のカム動作は、図6に示すように、錠の外筒内の鍵に類似のものとすることができる。鍵34は、ピストンロッド9の切り替え部材18に対応する。錠部材35は、切り替え部材18の突起21、22に対応する。
切り替え部材18は、反対側の径方向に延びる複数の突起21、22を備える。それぞれのピストンロッド9は、切り替え部材18が軸方向33で突起21、22のピッチ32の長さの2分の1だけ動かされるときに、ピストンロッド9の係合手段12がピストンロッド9の本体14から伸長するように構成される。切り替え部材18が反対の方向に動かされるとき、係合手段12は、本体14の方へ戻るように付勢される。ピストンロッド9の係合手段12および本体14の設計は、図3A〜4Bに示す設計に同一または類似のものとすることができる。
1 薬物送達デバイス
2 主ハウジング
3 カートリッジホルダ
4 カートリッジ
5 長手方向軸
6 デバイスの遠位端
7 デバイスの近位端
8 用量部材
9 ピストンロッド
10 ピストン
11 デバイスの部材
12 係合手段
13 ナット部材
14 ピストンロッドの本体
15 駆動部材
16 ねじ山形
17 開口部
18 起動部材
19 ピストンロッドの近位端
20 ピストンロッドの遠位端
21 突起
22 突起
23 係合ベース
24 リング状部材
25 径方向
26 回転方向
27 遠位方向
28 近位方向
29 ナット部材のねじ山形
30 切り替え部材の遠位端部分
31 切り替え部材の近位端部分
32 ピッチの長さの2分の1
33 軸方向
34 鍵
35 錠部材

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイス(1)用のピストンロッドであって、
    本体(14)と、該ピストンロッド(9)を薬物送達デバイス(1)の部材(11)に係合させる係合手段(12)とを備え、ここで、該係合手段(12)は、薬物送達デバイス(1)の部材(11)からの該係合手段(12)の係合解除を可能にするように、本体(14)に対して引込み可能である、前記ピストンロッド(9)。
  2. 本体(14)は、長手方向軸(5)を備え、係合手段(12)は、該長手方向軸(5)に対して径方向に引込み可能である、
    請求項1に記載のピストンロッド。
  3. 係合手段(12)は、少なくとも1つのねじ山形(16)を備える、
    請求項1または2に記載のピストンロッド。
  4. 本体(14)は、少なくとも1つの開口部(17)を備え、係合手段(12)は、該開口部(17)を通って引込み可能である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のピストンロッド。
  5. 切り替え部材(18)の動作が本体(14)に対する係合手段(12)の伸長または引込みの少なくとも1つを引き起こすように構成された該切り替え部材(18)を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピストンロッド。
  6. 切り替え部材(18)の動作が切り替え部材(18)の回転運動を含むように構成される、
    請求項5に記載のピストンロッド。
  7. 切り替え部材(18)の動作が切り替え部材(18)の並進運動を含むように構成される、
    請求項5または6に記載のピストンロッド。
  8. 切り替え部材(18)は、ピストンロッド(9)の本体(14)内に少なくとも部分的に位置する、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載のピストンロッド。
  9. 切り替え部材(18)は、少なくとも1つの突起(21、22)を備え、ピストンロッド(9)は、係合手段(12)と該突起(21、22)の相互作用によって係合手段(12)が伸長および引込みの少なくとも1つが行われるように構成される、
    請求項5〜8のいずれか1項に記載のピストンロッド。
  10. 切り替え部材(18)は、カム軸を備える、
    請求項5〜9のいずれか1項に記載のピストンロッド。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のピストンロッドを備える薬物送達デバイス。
  12. 主ハウジング(2)と、該主ハウジング(2)に取り付け可能および該主ハウジング(2)から取り外し可能なカートリッジホルダ(3)とを備える、請求項11に記載の薬物送達デバイス。
  13. ピストンロッド(9)が、カートリッジホルダ(3)が主ハウジング(2)から取り外されたときに開始位置へリセット可能になるように構成される、
    請求項11または12に記載の薬物送達デバイス。
  14. 医薬品の用量を設定および/または投薬する用量部材(8)を備え、ここで、該用量部材(8)の動作は、係合手段(12)の引込みまたは伸長の少なくとも1つを引き起こす、
    請求項11〜13のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス。
  15. カートリッジホルダ(3)の取り外しが、係合手段(12)の引込みを引き起こすように構成される、
    請求項11〜14のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス。
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