JP2015527239A - 高級ビジネスクラス乗客室の配置 - Google Patents

高級ビジネスクラス乗客室の配置 Download PDF

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Abstract

旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリを、前向き方向及び後向き方向を規定する軸に平行となるように向きが付けられた列として構成することができる。前記列は、第1座席の後方に配置された第2座席を少なくとも含むことができる。前記第1座席と前記第2座席はそれぞれ前記軸に向かって前記軸と略平行ではない方向に方向付けられることができ、前記第1座席と前記第2座席のそれぞれを、該座席の構成要素の相対移動により、座りモードと、該座席の構成要素が睡眠表面の少なくとも一部を形成するベッドモードとの間で切替可能にできる。ベッドモードにあるとき、第2睡眠表面の少なくとも一部分が垂直方向において第1睡眠表面の少なくとも一部分と重複するように、第2睡眠表面を第1睡眠表面よりも高い位置又は低い位置に置くことができる。

Description

関連出願の参照:本願は、2012年7月6日に出願された、「高級ビジネスクラス乗客室配置」と題された米国仮出願第61/668、515号(弁護士用処理番号61753(C))による優先権を主張し、当該出願の開示全体を参照により援用して本願の記載の一部とする。
本明細書の開示は、旅客輸送機関に搭載する乗客の収容設備(宿泊設備)に関し、より具体的には、航空機内の乗客席及び睡眠のための表面の配置に関する。
旅客航空機は日常的に、10時間を越える飛行を要し、及び/又は通常であれば乗客も就寝しているであろう深夜時間帯に行われるノンストップの航路を飛行する。そのため、乗客はしばしば、飛行中に短時間又は長時間、睡眠をとることを所望する。一般的に、そのような航空機は、眠ることを望む乗客の要求に応えるために、ある程度リクライニング可能な座席を最低限備えている。より豪華な「寝台座席(睡眠座席)」が提供されてもよく、このような座席は、時として乗客がうつ伏せ姿勢になるかもしくはほぼうつ伏せ姿勢になることを可能とする程度までリクライニングするか、又は他の例では、複数の構成部品の再配置及び/又は追加によって切り替えられて(変換されて)ベッドのように水平な睡眠のための表面(睡眠表面)を形成し得る。しかしながら、最小限のリクライニング機能を有する従来の座席と比較すると、これらの睡眠座席は、「睡眠」形状においてそれらが占有するより大きな床上面積のために、航空機上の空間をかなり多く配分される必要がある。
さらに、図1に示されるように、航空機の座席130は伝統的に、乗客室内において前方を向く座席130が、航空機の長手軸140に平行な列120内に配置されている。列120は通例、乗客室を通って前方に伸びる単一又は複数の通路150によって、より小さい横方向の座席130の複数群に分割されている。結果として、多くの座席配置において、多くの乗客(例えば座席130a、130d、130e、130hの乗客ら)は通路に直接アクセスすることができず(このようなアクセスは例えば化粧室を訪れる際に必要であろう)、通路に至るには単一又は複数の隣接する乗客席の前を横切らなければならない(例えば座席130eの乗客は、通路150に到達するためには、座席130fの前又は座席130c及び130dの両方の前を横切らなければならない。したがって、多くの標準的な座席構成においては、より通路の近くに座る一人又は複数人の乗客に迷惑をかけることなく通路に到達することは乗客にとって難しいであろうし、もしも通路の近くの乗客が使用する座席を睡眠形状としてさらに空間を占有しているような場合には特に難しいであろう。
座席の全てが航空機の長手軸と平行に配置されていはいない、代替的な座席配置が導入されている。例えば、国際出願公開第WO2007/124398号は、座席の、いわゆる杉綾(ヘリンボン)配置を記載している。図1に示される通り、杉綾配置においては、座席160の軸が輸送機関の軸140からずらされて(シフトされて)いる。乗客の快適さ向上のために杉綾配置を採用する一般的な理由付けは、杉綾配置が大きな睡眠座席のための空間をもたらすことができること、及び、杉綾配置によって個々の乗客に、他の乗客に迷惑をかけることなく自分の座席から通路へと出ることを許容すること等を含む。もしそうではあるとしても、睡眠表面は一般的に、従来の座席よりも多くの空間を必要とするため、公知の座席配置の制約点を改善するための、新規の又は改善された座席配置が望まれている。
以下において、本発明への基本的な理解を提供するために、本発明のいくつかの実施形態の単純化された概要を提示する。この概要は、発明の広範囲にわたる概説ではない。本概要は、本発明の重要な又は必須の構成要素を特定することを意図するものではなく、本発明の範囲を定めることを意図するものでもない。本概要の唯一の目的は、後に提示されるより詳細な記述の前置きとして、本発明のいくつかの実施形態を単純化した形態で提示することである。
ある実施形態において、旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリが提供される。収容アセンブリは、少なくとも2つの乗客席を含む列として構成することができる。この列は、前向き及び後ろ向き方向を規定する軸に平行な方向に向き(方位)を付けることができる。列は、第1座席及び第2座席を含むことができる。第1座席を、前記軸に向かって、前記軸と略平行ではない第1方向に方向付けることができる。第1座席を、第1座席の構成要素の相対移動によって第1座りモードと第1ベッドモードとの間で切替可能とすることもできる。第1座りモードにおいて、第1座席の直立着席姿勢にある使用者(乗客)を支持するように第1座席を構成できる。第1ベッドモードにおいて、第1座席の構成要素は、ほぼうつ伏せ姿勢にある第1座席の使用者を支持するように構成された第1睡眠表面の少なくとも一部を形成することができる。後向き方向に平行な方向において、第2座席を第1座席の後方に配置することができる。前記軸に向かって、前記軸と略平行ではない第2方向に方向付けることができる。第2座席を、第2座席の構成要素の相対移動によって、第2座りモードと第2ベッドモードとの間で切替可能とできる。第2座りモードにおいて、第2座席の直立着席姿勢にある使用者を支持するように座席を構成できる。第2ベッドモードにおいて、第2座席の構成要素は第2座席のほぼうつ伏せ姿勢にある使用者を支持するように構成された第2睡眠表面の少なくとも一部を形成する。第2座席が第2ベッドモードにあるときに、第2睡眠表面の少なくとも一部分が垂直方向において第1睡眠表面の少なくとも一部分と重複するように、第2睡眠表面の基準面に対する高さを、第1睡眠表面の基準面に対する高さとは異なる高さにすることができる。
別の実施形態において、旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリが提供される。乗客収容アセンブリは、第1乗客席及び第2乗客席、並びに第1足元空間及び第2足元空間を含むことができる。第1乗客席を、第1座りモードと第1ベッドモードとの間で切替可能とできる。第1座席は第1座面(第1シートパン)を含むことができ、第1座面を、第1座りモードにおいて旅客輸送機関の床に対して第1座り高さに位置づけられるように構成することができる。第1座席は第1背もたれを含むことができ、第1背もたれを第1座りモードにおいて直立位置に配置することができる。第1座席は第1睡眠表面を含むことができる。第1ベッドモードにおいて、第1背もたれが第1座面と協働して前記第1睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、第1背もたれを後ろに倒された(リクラインした)位置に配置できる。
第2乗客席が少なくとも部分的に第1乗客席の後方になるように、第2乗客席を位置付けることができる。第2乗客席を、第2座りモードと第2ベッドモードとの間で切替可能とすることもできる。第2座席は第2座面を含むことができ、第2座面を、第2座りモードにおいて旅客輸送機関の床に対して第2座り高さに位置付けられるように構成することができる。第2座席は第2背もたれを含むことができ、第2背もたれを第2座りモードにおいて直立位置に配置することができる。第2座席は第2睡眠表面を含むことができる。第2ベッドモードにおいて、第2背もたれが第2座面と協働して前記第2睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、第2背もたれをリクラインした位置に配置できる。
第1足元空間は、第1乗客席が第1ベッドモードにあるときに、第1睡眠表面の少なくとも一部分が旅客輸送機関の床に対して第1ベッド高さにある第1足元空間内に配置されるような第1足元空間とすることができる。第2足元空間を、垂直方向において前記第1足元空間と少なくとも部分的に重複するように位置付けることができる。第2足元空間は、第2乗客席が第2ベッドモードにあるときに、第2睡眠表面の少なくとも一部分が、旅客輸送機関の床に対して前記第1ベッド高さとは異なる第2ベッド高さにある前記第2足元空間内に配置されるような第2足元空間とすることができる。
更なる実施形態において、旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリが提供される。乗客収容アセンブリは、第1座りモードと第1ベッドモードとの間で切替可能な第1乗客席を含む。第1乗客席は第1座面と第1背もたれを含むことができる。第1座面を、第1座りモードにおいて旅客輸送機関の床に対して第1座り高さに位置付けられるように構成することができる。第1背もたれを第1座りモードにおいて直立位置に配置することができる。第1ベッドモードにおいて、第1背もたれが第1座面と協働して前記第1睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、第1背もたれをリクラインした位置に配置できる。乗客収容アセンブリは、座りモードとベッドモードとの間で切替可能な第2乗客席も含むことができる。第2乗客席は第2座面と第2背もたれを含むことができる。第2座面を、第2座りモードにおいて旅客輸送機関の床に対して第2座り高さに位置付けられるように構成することができる。第2背もたれを第2座りモードにおいて直立位置に配置することができる。第2ベッドモードにおいて、第2背もたれが第2座面と協働して前記第2睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、第2背もたれをリクラインした位置に配置できる。
第1乗客席と第2乗客席を前向き及び後向き方向を規定する軸に隣接して位置付けることができる。後向き方向と平行な方向において、第2乗客席を第1乗客席の後方に配置することができる。第1乗客席を、軸の後向き方向又は軸の前向き方向のいずれか一方に方向付けることができ、第2乗客席を、軸の方向の内、第1乗客席と同じ方向に方向付けることができる。第2睡眠表面を基準面に対してある高さに位置付けることができ、この基準面に対する第2睡眠表面の高さを、第2睡眠表面の少なくとも一部分が第1睡眠表面の少なくとも一部分と垂直方向において重複するように、基準面に対する第1睡眠表面の高さとは異ならせることができる。
本発明の特質及び利点をより十分に理解するために、下記の詳細な記載及び添付の図面を参照されたい。
図1は、従来技術において知られているように、従来の座席配置を乗客室の後部に有し、杉綾配置を乗客室の前部に有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図2は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図3は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置の一部分の側面斜視図である。 図4は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示す。 図5は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図6は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。 図7は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第3配置を備える航空機乗客室の上面斜視図である。 図8は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分の上面斜視図であり、配置中の側方の座席を示している。 図9は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分を示す上面斜視図であり、配置中の中央座席を示している。 図10A〜図10Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図11A〜図11Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図12A〜図12Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図13は、実施形態に従う、異なる高さにおける座席構成を利用した配置の側面斜視図である。 図14は、実施形態に従う、横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面の第4の配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図15は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第4配置を有する航空機乗客室の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決めを示している。 図16は、実施形態に従う、横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向における重複を利用する、座席と睡眠表面との代替的な第4の配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図17は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置を有する航空機乗客室の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決めを示している。 図18は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置の一部分を示す上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。 図19は、実施形態に従う座席と睡眠表面の代替的な第4の配置の一部分の断面図であり、列内で隣接する睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決め及び相対的な水平方向の位置決めを示している。 図20は、実施形態に従う、列内において隣接する睡眠表面の足元空間の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面との第5の配列を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図21は、実施形態に従う、座席と睡眠表面の第5の配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向位置決めを示している。 図22は、実施形態に従う座席と睡眠表面との第5配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。
以下の記載において、本発明の様々な実施形態が記載される。説明の目的で、実施形態が十分に理解されるように具体的な構成及び詳細が述べられるが、本発明を具体的な詳細なしに実施し得ることも当業者にとって明らかであろう。さらに、記述される実施形態を不明瞭としないように、良く知られた特徴は省略されるか、或いは単純化されるであろう。
本文に開示されるのは、航空機内の乗客席及び睡眠表面(睡眠用の表面)の様々な配置である。本文においては、乗客席や睡眠表面の配置を航空機との関連で記述するが、これらの配置は任意の旅客輸送機関において使用され得る。任意の旅客輸送機関は、航空機、バス、電車、船、宇宙船を含むがこれらには限定されない。これらの配置は、いかなる座席構成においても、全ての乗客に通路への直接アクセスを提供するように構成され得る。特定の乗客以外の他の乗客がそれぞれの使用する座席を直立位置の形状としているか、リクライニングした座り位置の形状としているか、又は睡眠表面の形状としているかにかかわらず、特定の乗客に対して通路へのアクセスを可能とし得る。これらの配置は、高い旅客密度を維持するようにも構成できる。旅客密度を高く保つことによって、一機又は複数機の航空機の一部又は複数の部分にこれらの配置を提供することを検討するであろう航空会社又はその他の組織にとってのこれらの配置の経済的妥当性が高められ得る。各乗客のための睡眠表面を提供するようにこれらの配置を構成することもできる。睡眠表面は、乗客に快適さをもたらすため十分に幅広であってもよい。睡眠表面はまた、乗客に快適さをもたらすために、完全に水平及び/又はほぼ水平であってもよい。睡眠表面は、乗客席とは別個の少なくとも一部分を含んでもよく、及び/又は乗客席の一部が切替られて睡眠表面の少なくとも一部をもたらしてもよい。
ここで図面を参照すると(各図を通して、類似の参照番号は類似の部分を表す)、図2は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置202を有する航空機の乗客室200の上面斜視図である。配置202は、単数又は複数の第1座席210及び単数又は複数の第2座席220を含むことができる。第1座席210及び第2座席220の全て、又はこれらの一部を、前方及び/又は航空機の乗客室200の縦軸(長手軸)204に対して平行もしくは略平行な方向を向くように構成することができる。配置202はまた、単数又は複数の第1睡眠表面212及び単数又は複数の第2睡眠表面222を含み得る。第1睡眠表面212は第1座席210の横に配置することができ、第1座席210に対して略平行に向きを付けることができる。第2睡眠表面222は第2座席220の横に配置することができ、第2座席220の向きに対して斜角を成して向きを付けることができる。第1睡眠表面212と第2睡眠表面222とを、垂直方向において重複する(重なる)ように配置することができる。配置202は、第1座席210、第2座席220、第1睡眠表面212、第2睡眠表面222の繰り返しパターンを含むことができる。この繰り返しパターンは、前方を向いた第1座席210及び第2座席220の規則格子、第2睡眠表面222の杉綾(ヘリンボン)パターン、及び/又は第1睡眠表面212の列によるパターンを含み得る。
図3は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第1配置202の一部分の側面斜視図である。図3に示されるように、第1睡眠表面212aを第1座席210aに隣接して配置できる。垂直方向において、第1睡眠表面212aを第1座席210aとは異なる高さに位置付ける(配置する)ことができる。例えば、第1睡眠表面212aを第1座席210aよりも高く配置することができる。第1座席210aの前方に第2座席220aを配置できる。第2座席220aを別の第1座席210bの後方に配置できる。第2座席220aの横に、第2睡眠表面222aを配置することができる。第2睡眠表面222aを、第2座席220aの向きに対して斜角を成して、前方へと延ばすことができる。第2睡眠表面222aの一部分を、第2座席220aの前方に配置された別の第1睡眠表面212bの下方に延ばすことができる。したがって、前方の第1睡眠表面212bと第2睡眠表面222aは垂直方向において重複し得る。
第1睡眠表面212bと第2睡眠表面222aとの間の垂直方向における重複は、図4において最も良く見て取ることができるであろう。図4は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第1配置202の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面212a、222a、212bに位置する乗客402、404、406を示している。図4に示されているように、座席及び睡眠表面の第1配置202は、第2睡眠表面222aが垂直方向において単一の又は複数の睡眠表面212a及び睡眠表面212bに重複するように構成できる。垂直方向における重複が存在するため、同じ乗客室空間に対してより多くの睡眠表面を納めることができ、旅客密度を増加させることができる。さらに、いくつかの態様において、第2座席220aは座った姿勢の乗客404及びうつ伏せ姿勢の乗客404の両方を収容することができる。座った姿勢からうつ伏せ姿勢に切り替えるために、パネル420を第2座席220aと面一に配置してもよい。パネル420を備えることにより、第2睡眠表面222aとして機能するほぼ水平な平坦面の一部分をもたらすことができる。
図4に示されるように、各乗客が座席及び睡眠表面を含む空間を有することができるように第1配置202を構成可能である。例えば、第1座席210a及び第1睡眠表面212aを含むことができる空間412を第1乗客402に割り当てることができる。第2乗客404は、第1乗客402のための空間412の前方に配置された空間414を占有することができ、この第2乗客404のための空間414は、第2座席220aと第2睡眠表面222aを含むことができる。第3乗客406のための空間416を空間414の前方に配置することができ、この空間416は他の第1座席210bと他の第1睡眠表面212bとを含むことができる。各乗客が他の乗客に迷惑をかけることなく通路450にアクセスできるように第1配置202を構成できる。
図5は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置502を備える航空機乗客室500の上面斜視図である。この第2配置は、単一の又は複数の乗客収容ユニット506を含むことができる。乗客収容ユニット506は座席510を含むことができる。前方を向くように及び/又は航空機乗客室500の縦軸(長手軸)504に平行もしくは略平行な方向に向くように座席510を構成することができる。乗客収容ユニット506は睡眠表面512を含むことができる。睡眠表面512を座席510の横に配置することができ、睡眠表面512に、座席510の向きに対して斜角を成すように向きを付けることができる。
配置502は、乗客収容ユニット506の繰り返しパターンを含むことができる。図5に示されるように、乗客収容ユニット506は前向き座席510の列を形成するように入れ子式に重ね合せることができる。睡眠表面512の幅及び/又は睡眠表面512が座席510から延びる斜角の大きさに少なくともある程度は基づく距離で、座席を離間することができる。座席510が列状に整列されるように、且つ、各睡眠表面512が第1座席510から前方及び横方向に延びてこの列内の前方にある次の座席512の位置の横に来るように、複数の乗客収容ユニット506を配置することができる。繰り返しパターンは前向き座席510の規則的な格子及び睡眠表面512の杉綾(ヘリンボン)パターンを含んでもよい。
図6は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置502の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面512上に位置する乗客604を示している。乗客収容ユニット506aは図6において座席モードで示されている。乗客収容ユニット506aを、座席モードにおいて乗客が着席出来る座席510aをもたらすように構成することができる。足元空間614は着座中の乗客に足元のための空間を提供することができる。座席510aは背もたれ616と座席クッション618を含むことができる。乗客収容ユニット506aはまた、肘掛け620を含むことができる。肘掛けは、通路650と平行に向きが付けられてよい。乗客収容ユニット506aはまた、プライバシースクリーン622を含むことができる。プライバシースクリーン622は、乗客収容ユニット506をその外部の騒乱から隔離することができる。乗客収容ユニット506aはまた、補足表面624aを含むことができる。乗客収容ユニットが睡眠モードで使用されるべき際に、補足表面624aを利用することができる。
図6において、乗客収容ユニット506bは睡眠モードで示されている。睡眠モードに切り替えるために、補足表面624bにパネル626b及びパネル628bを加えて睡眠表面512bを形成することができる。パネル626bは足元空間614bを覆うことができる。パネル626b及びパネル628bは座席クッション618又は背もたれ616等のクッションとすることができる。しかしながら、パネル626bとパネル628bを座席510の一部を形成しない追加部分(付加的なパーツ)とすることもできる。
図7は、実施形態に従う座席と睡眠表面との第3配置702を備える航空機乗客室700の上面斜視図である。第3配置は単一の又は複数の中央乗客収容ユニット706を含むことができる。第3配置はまた、単一の又は複数の側方乗客収容ユニット726も含むことができる。
図8は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分の上面斜視図であり、配置中の中央の座席を示している。中央乗客収容ユニット706は座席710を含むことができる。航空機乗客室700の縦軸(長手軸)704に平行又は略平行な方向を向くように座席710を構成してもよい。中央乗客収容ユニット706は座席710に隣接して配置された足元空間714を含むことができる。中央乗客収容ユニット706は睡眠表面712を含むことができる。座席710に隣接して睡眠表面712を配置することができるとともに、睡眠表面712の向きを、座席710の向きに対してほぼ直角にすることができる。睡眠表面712と足元空間714とを整列(整合)することができ、睡眠表面712を足元空間から離間して延在するように配置してもよい。
配置702は中央乗客収容ユニット706の繰返しパターンを含むことができる。図7及び図8に示されるように、互い違いパターン状(交互パターン状)に中央乗客収容ユニット706を配置できる。互い違いパターンは、各々がその間に配置された一対の睡眠表面712aと712bを有する、複数対の相互対向座席710a、710bを提供することができる。例えば、対のうちの1つの座席710aは、それと対となる座席710bが後方を向いている場合に、前方を向いてよい。座席710が列状に整列されるように中央乗客収容ユニット706を配置することもできる。
図9は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分を示す上面斜視図であり、配置中の側方座席を示している。第3配置は、単一又は複数の側方乗客収容ユニット726を含むことができる。側方乗客収容ユニット726は、座席730を含むことができる。航空機乗客室700の縦軸(長手軸)704に平行又は略平行な方向を向くように座席730を構成することができる。側方乗客収容ユニット726は、座席730に隣接して配置された足元空間734を含むことができる。側方乗客収容ユニット726は、睡眠表面補足部732を含むことができる。睡眠表面補足部732を、座席730の反対側の足元空間734側に、足元空間734に隣接して配置することができる。睡眠表面補足部732を座席730の一方の側部に揃えることができるとともに、睡眠表面補足部732を座席730の幅よりも小さい幅を有するように寸法を付けることができる。
配置702は、側方乗客収容ユニット726の繰返しパターンも含むことができる。図7及び図9に示されているように、側方乗客収容ユニット726を互い違いパターンで配置することができる。互い違いパターンは、各々がその間に配置された一対の睡眠表面732a、732bを有する、複数対の相互対向座席730a、730bを提供することができる。例えば、対のうちの1つの座席730aは、その対となる座席730bが後方を向いている場合に、前方を向いてよい。座席730が複数列に整列されるように側方乗客ユニット726を配置することができる。
図10A〜図12Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニット1000、1100、1200の側面図である。座席ユニット1000、1100、1200は、座席構成を可変(多様)とするために異なる高さを提供することができる。例えば図11A〜図11Cに示されるように、標準高さ座席1100は標準高さにおいて様々な座席形状を提供することができる。図10A〜図10Cに示されるように、大高さ座席1000は、標準高さ座席1100によってもたらされる高さよりも大きい高さにおいて、様々な座席形状を提供することができる。図12A〜12Cに示されるように、小高さ座席1200は、標準高さ座席1100によってもたらされる高さよりも小さい高さにおいて、様々な座席形状を提供することができる。
図11A〜図11Cに示されるように、標準高さ座席1100は背もたれ1110と座面1120を含むことができる。基台1130は床1134に対して座席1100を支持することができる。背もたれ1110及び/又は座面1120を基台1130に対して移動するように構成された機構1132を介して、座席1100を基台1130に取り付けることができる。異なる形状間で背もたれ1110と座面1120とを動かすために機構1132を使用することができる。背もたれ1110と座面1120の形状は、座り形状1140、揺りかご(クレードル)形状1150、及びベッド形状1160を含むことができる。
図11Aに示されるように、座り形状1140において、背もたれ1110が座面1120に対してほぼ垂直に位置付けられるように、背もたれ1110の向きを付けることができる。座り形状1140においては、背もたれ1110の向きを垂直又はほぼ垂直にすることができ、座面1120の向きを水平又はほぼ水平にすることができる。座り形状1140にある座席1100は、直立座り位置(背筋を伸ばして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図11Bに示されるように、クレードル形状1150において、背もたれ1110が座席1120と鈍角を形成する位置となるように、背もたれ1110の向きを付けることができる。クレードル形状1150において、背もたれ1110の向きを、その上端がその下端から後方に傾く向きとすることができる。座面1120の向きをその前端がその後端より高くなる向きとすることができる。クレードル形状1150にある座席1100は、後ろに倒した(寄り掛かった)座り位置(リクライニングして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図11Cに示されるように、ベッド形状1160において、背もたれ1110の向きを、座面1120と直線的に整合されて位置付けられる向きとすることができる。ベッド形状1160においては、背もたれ1110の向きを水平又は略水平とすることができる。座面1120の向きを水平又は略水平とすることができる。背もたれ1110と座面1120を、ほぼ平坦面を形成するように及び/又は連続面を形成するように配置することができる。ベッド形状1160にある座席1100は、うつ伏せ位置にある乗客を支持することができる。
標準高さ座席1100は座り形状1140とほぼ同じ高さでクレードル形状1150及び/又はベッド形状1160を提供することができる。図11Aに示されるように、座り形状1140において、座面1120は床1134に対して座り高さ1145に位置付けられることができる。座り高さ1145は座面1120上の指定点1122(限定はされないが座面1120の頂面の中心点を含む)から測定することができる。図11Bに示されるように、クレードル形状1150において座面1120は床1134に対して、座り高さ1145と同じ座面1120上の指定点1122から測定されたクレードル高さ1155に位置付けられることができる。クレードル高さ1155を座り高さ1145とほぼ同じ高さとすることができる。図11Cに示されるように、ベッド形状1160において座面1120は床1134に対して、座り高さ1145及び/又はクレードル高さ1155と同じ座面1120上の指定点1122から測定されたベッド高さ1165に位置付けられることができる。ベッド高さ1165を、座り高さ1145及びクレードル高さ1155のどちらか一方又は両方とほぼ同じにできる。
図10A〜図10Cに示されるように、大高さ座席1000は背もたれ1010と座面1020を含むことができる。基台1030は床1034に対して座席1000を支持することができる。背もたれ1010及び/又は座面1020を基台1030に対して移動するように構成された機構1032を介して、座席1000を基台1030に取り付けることができる。異なる形状間で背もたれ1010と座面1020とを動かすために機構1032を使用することができる。背もたれ1010と座面1020の形状は、座り形状1040、クレードル形状1050、ベッド形状1060を含むことができる。
図10Aに示されるように、座り形状1040において、背もたれ1010が座面1020に対してほぼ垂直に位置付けられるように、背もたれ1010に向きを付けることができる。座り形状1040においては、背もたれ1010の向きを垂直又はほぼ垂直とすることができ、座面1020の向きを水平又はほぼ水平にとすることができる。座り形状1040にある座席1000は、直立座り位置(背筋を伸ばして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図10Bに示されるように、クレードル形状1050において、背もたれ1010が座席1020と鈍角を形成する位置となるように、背もたれ1010に向きを付けることができる。クレードル形状1050において、背もたれ1010の向きを、その上端がその下端から後方に傾く向きとすることができる。座面1020の向きをその前端がその後端より高くなる向きとすることができる。クレードル形状1050にある座席1000は、後ろに倒した(寄り掛かった)座り位置(リクライニングして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図10Cに示されるように、ベッド形状1060において、背もたれ1010の向きを、座面1020と直線的に整合されて位置付けられる向きとすることができる。ベッド形状1060においては、背もたれ1010の向きを水平又は略水平にすることができる。座面1020の向きを水平又は略水平にすることができる。背もたれ1010と座面1020を、ほぼ平坦面を形成するように及び/又は連続面を形成するように配置することができる。ベッド形状1060にある座席1000は、うつ伏せ位置にある乗客を支持することができる。
大高さ座席1000は座り形状1040より高い高さでクレードル形状1050及び/又はベッド形状1060を提供することができる。図10Aに示されるように、座り形状1040において、座面1020は床1034に対して座り高さ1045に位置付けられることができる。座り高さ1045は座面1020上の指定点1022(限定はされないが座面1020の頂面の中心点を含む)から測定することができる。図10Bに示されるように、クレードル形状1050において座面は床1034に対して、座り高さ1045と同じ座面1020上の指定点1022から測定されたクレードル高さ1055に位置付けられることができる。クレードル高さ1055を座り高さ1045より大きくすることができる。図10Cに示されるように、ベッド形状1060において座面1020は床1034に対して、座り高さ1045及び/又はクレードル高さ1055と同じ座面1020上の指定点1022から測定されたベッド高さ1065に位置付けられることができる。ベッド高さ1065を、座り高さ1045及びクレードル高さ1055のどちらか一方又は両方より大きくできる。
さらに、大高さ座席1000は、標準高さ座席1100よりも高い位置で各形状をもたらすことができる。例えば、図10B及び図11Bに示されるように、大高さ座席1000によってもたらされるクレードル高さ1055を標準高さ座席1100によってもたらされるクレードル高さ1155よりも大きくできる。図10C及び図11Cに示されるように、大高さ座席1000によってもたらされるベッド高さ1065を標準高さ座席1100によってもたらされるベッド高さ1165よりも大きくできる。
図12A〜図12Cに示されるように、小高さ座席1200は背もたれ1210と座面1220を含むことができる。基台1230は床1234に対して座席1200を支持することができる。背もたれ1210及び/又は座面1220を基台1230に対して移動するように構成された機構1232を介して、座席1200を基台1230に取り付けることができる。異なる形状間で背もたれ1210と座面1220とを動かすために機構1232を使用することができる。背もたれ1210と座面1220の形状は、座り形状1240、クレードル形状1250、ベッド形状1260を含むことができる。
図12Aに示されるように、座り形状1240において、背もたれ1210が座面1220に対してほぼ垂直に位置付けられるように、背もたれ1210に向きを付けることができる。座り形状1240においては、背もたれ1210の向きを垂直又はほぼ垂直にすることができ、座面1220の向きを水平又はほぼ水平にすることができる。座り形状1240にある座席1200は、直立座り位置(背筋を伸ばして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図12Bに示されるように、クレードル形状1250において、背もたれ1210が座席1220に対して鈍角を成す位置となるように、背もたれ1210に向きを付けることができる。クレードル形状1250において、背もたれ1210の向きを、その上端がその下端から後方に傾くように向きを付けることができる。座面1220の向きをその前端がその後端より低くなるような向きとすることができる。クレードル形状1250にある座席1200は、後ろに倒した(寄り掛かった)座り位置(リクライニングして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
図12Cに示されるように、ベッド形状1260において、背もたれ1210の向きを、座面1220と直線的に整合された位置となる向きとすることができる。ベッド形状1260においては、背もたれ1210の向きを水平又は略水平にすることができる。座面1220の向きを水平又は略水平にすることができる。背もたれ1210と座面1220を、ほぼ平坦面を形成するように及び/又は連続面を形成するように配置することができる。ベッド形状1260にある座席1200は、うつ伏せ位置にある乗客を支持することができる。
小高さ座席1200は座り形状1240より低い高さでクレードル形状1250及び/又はベッド形状1260を提供することができる。図12Aに示されるように、座り形状1240において、座面1220は床1234に対して座り高さ1245に位置付けられることができる。座り高さ1245は座面1220上の指定点1222(限定はされないが座面1220の頂面の中心点を含む)から測定することができる。図12Bに示されるように、クレードル形状1240において座面は床1234に対して、座り高さ1245と同じ座面1220上の指定点1222から測定されたクレードル高さ1255に位置付けられることができる。クレードル高さ1255を座り高さ1245より小さくすることができる。図12Cに示されるように、ベッド形状1260において座面は床1234に対して、座り高さ1245及び/又はクレードル高さ1255と同じ座面1220上の指定点1222から測定されたベッド高さ1265に位置付けられることができる。ベッド高さ1265を、座り高さ1245及びクレードル高さ1255のどちらか一方又は両方より低くできる。
さらに、小高さ座席1200は、標準高さ座席1100よりも低い位置で各形状をもたらすことができる。例えば、図12B及び図11Bに示されるように、小高さ座席1200によってもたらされるクレードル高さ1255を標準高さ座席1100によってもたらされるクレードル高さ1155よりも小さくできる。図12C及び図11Cに示されるように、小高さ座席1200によってもたらされるベッド高さ1265を標準高さ座席1100によってもたらされるベッド高さ1165よりも小さくできる。
大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200等の、異なる形状に対して異なる高さをもたらす座席を、様々な座席配置において使用することができる。大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200のそれぞれを、他の種類の座席と共に使用することができる。大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200は、本文において異なる種類の座席として記述されているが、一つの座席を、単一又は複数の種類の座席として選択的に機能するように構成できる。例えば、小高さ座席1200は、背もたれ1210及び座面1220を異なる小高さの座り形状1240及び/又はクレードル形状1250及び/又はベッド形状1260の間で動かすことができるだけでなく、背もたれ1210及び座面1220を大高さの座り形状1040及び/又はクレードル形状1050及び/又はベッド形状1060の間で動かす機構1032及び/又は背もたれ1210及び座面1220を標準高さの座り形状1140及び/又はクレードル形状1150及び/又はベッド形状1160の間で動かす機構1132のように機能できる機構1232を含むことができる。
大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200が、座席と睡眠表面との配列において乗客用の座り表面と睡眠表面との両方を提供するように、大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200を構成することができる。例えば、標準高さ座席1100がベッド形状1160で睡眠表面を提供してもよい。同じ標準高さ座席1100が、座り形状1140及び/又はクレードル形状1150において座り表面としての座席を提供してもよい。
ここで、配置中の座り表面と睡眠表面の両方を提供するために使用し得る座席1310を、図13〜図18を参照して詳細に説明する。図13は、実施形態に従う、異なる高さにある座席形状を使用した配置の側面斜視図である。乗客席1310は、背もたれ1306と座面1304とを含むことができる。座席1310を、座りモード1340とベッドモード1360との間で切替可能にできる。座席1310は座面1304と背もたれ1506を含んでもよい。下記において図18に示された座席1810aを参照してより詳細に説明する通り、座りモード1840において、座面1804の向きをほぼ水平にすることができる。背もたれ1806の向きをほぼ垂直にすることができる。座面1804のほぼ水平な向きと背もたれ1806のほぼ垂直な向きを、直立座り位置にある乗客を収容する構成とすることができる。再度図13を参照して、座席に近接して足元空間1308を配置することができる。この足元空間1308は、座席が座りモードにある時に乗客の脚と足を収容するように好適な寸法を与えられた空間であってよい。足元空間1308は、次に記載する通り座席がベッドモード1360にあるときに、うつぶせ位置にある乗客の身体の少なくとも一部分を収容するように好適な寸法を与えられていてもよい。
図13に示されるように、ベッドモード1360において、座席1310は睡眠表面1315を提供することができる。睡眠表面1315は足元空間1308内へと延在することができる。睡眠表面1315をほぼ平坦とすることができ、及び/又はほぼ連続面とすることができ、及び/又はほぼ水平面とすることができる。うつ伏せ位置にある乗客を収容するように、睡眠表面に好適な寸法を与えることができる。図13に示されるように、睡眠表面は座面1304を含み得る。睡眠表面は、フットレスト1312も含んでもよい。座席1310がベッドモード1360にある時に、足元空間1308の中にフットレスト1312を配置し得る。任意ではあるが、フットレスト1312は座席がベッドモード1360にない時に座席の一部を形成してもよい。任意ではあるが、フットレスト1312は座席1310がベッドモード1360にない時に足元空間1308の一部を形成してもよい。睡眠表面はまた、背もたれ1306を含んでもよい。座面1304は、フットレスト1312及び/又は背もたれ1306と協働して睡眠表面を画成することができる。
図13に示されるように、床に対して第1高さの位置にある睡眠表面1315をもたらすように第1座席1310を構成してもよい。第2高さの位置にある睡眠表面1375もたらすよう隣接する座席1370を構成してもよい。図13に示されるように、第1座席1310によってもたらされる睡眠表面1315の少なくとも一部分を隣接する座席1370によってもたらされる睡眠表面1375の下側に配置できるように、第1高さと第2高さとの差を十分なものとすることができる。このようにすれば、第1座席1310によってもたらされる睡眠表面1315の少なくとも一部分を、隣接する座席1370の睡眠表面1375の少なくとも一部分と垂直方向において重複するように配置することができる。隣接しあう座席の睡眠表面を垂直方向において重複させることにより、座席配置において空間を節約することができる。ここで、図14〜図24を参照して、このような垂直方向での重複を利用した様々な配置を更に説明する。
図14は、実施形態に従う、列内において横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向での重複を利用した、座席と睡眠表面の第4の配置1402を有する航空機乗客室1400の上面斜視図である。配置1402は複数の座席1410を有することができる。座席は、上記において図13を参照して詳述された座席1310とすることができる。座席の配置1402は杉綾(ヘリンボン)パターンに似たものとすることができる。座席1410を、横方向において隣接する座席の複数の列に編成することができる。列を輸送機関の軸と平行に延ばすことができる。列を通路によって分離することができる。座席1410を、各座席1410の軸が輸送機関の軸1404からずらされた(シフトされた)状態で、すべての座席1410がある程度前方を向くように配置し得る。座席1410を、各座席1410の軸が輸送機関の軸1404からシフトされた状態で、すべての座席1410がある程度後方を向くように配置してもよい。列内の各座席の軸を同じ量だけシフトさせてもよい。特定の座席の軸の向き(軸方向)が列内においてその特定の座席に隣接する座席の軸方向と異なっていても良い。以下において図15を参照して更に記載されるように、単一の又は複数の睡眠領域を、列内において隣接する単一の又は複数の隣接睡眠領域と垂直方向において重複するように構成することができる。この垂直方向の重複により、標準的な杉綾配置において座席を互いにより接近させて配置することができるか、又はベッドをより幅広とすることができる。
図15は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第4配置1402を有する航空機乗客室1400の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置を示している。図15に示されるように、配置1402は、横方向に隣接する低位置睡眠表面1414の列と高位置睡眠表面1416の列とを含む互い違いのパターンを含むことができる。低位置睡眠表面1414と高位置睡眠表面1416の互い違いパターン内の各睡眠表面は、図13を参照して上記で説明した座席1310のような、座席1410に対応する面とすることができる。低位置睡眠表面1414を高位置睡眠表面1416が配置された高さよりも低い高さに配置することができる。図10A〜図12Cを参照して上記で説明した大高さ座席1000、標準高さ座席1100、小高さ座席1200の何らかの組合せを使用することにより、低位置睡眠表面1414と隣接する高位置睡眠表面1416との間の高さ方向における差をもたらすことができる。例えば、低位置睡眠表面1414をもたらすために、ベッドモード1260の形状とされた小高さ座席1200を使用することができ、ベッドモード1160の形状とされた標準高さ座席1100又はベッドモード1060の形状とされた大高さ座席1000のいずれかにより、隣接する高位置睡眠表面1416をもたらすことができる。別の例として、低位置睡眠表面1414をもたらすために、ベッドモード1160の形状とされた標準高さ座席1100を使用することができ、ベッドモード1060の形状とされた大高さ座席1000により隣接する高位置睡眠表面1416をもたらすことができる。
低位置睡眠表面1414を、少なくとも部分的に、高位置睡眠表面1416の下方に配置することができる。少なくとも低位置睡眠表面1414の部分1420が垂直方向において、列内で該低位置睡眠表面1414のすぐ前方に配置された高位置睡眠表面1416の少なくとも一部分と重複するように、低位置睡眠表面1414を配置することができる。低位置睡眠表面1414を高位置睡眠表面1416と互い違いのパターン状に配置して、輸送機関の軸1404と平行に延びる列1450及び列1452とすることができる。左舷壁1422に対向する(面する)低位置睡眠表面1414と高位置睡眠表面1416の互い違いに配置されたグループは左舷向き列1452を形成することができる。右舷壁1424に対向する低位置睡眠表面1414と高位置睡眠表面1416の互い違いに配置されたグループは右舷向き列1450を形成することができる。図15に示されるように、右舷向き列1450を左舷向き列1452と反対側を向くように配置してもよい。右舷向き列1450内の低位置睡眠表面1414が左舷向き列1452内の低位置睡眠表面1414の鏡像として配置されるように、右舷向き列1450と左舷向き列1452とを互いに対称に配置してもよい。
図16は、実施形態に従う、横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向における重複を利用する、座席と睡眠表面との代替的な第4の配置1602を有する航空機乗客室1600の上面斜視図である。この代替的な第4配置1602は、幾つかの座席1610を、対称的な鏡像をもたらすようには整列されていない、反対側を向くように配置された列1550、1552に整列できるという点で、上述の第4の配置1402と異なっていてもよい。この代替的な第4配置ではその代わりに、図16に示されるように、座席1610を千鳥杉綾パターンに配置することができる。
図17は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置1602を有する航空機乗客室の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決めを示している。図17に示されるように、垂直方向に重複する千鳥状杉綾パターンは、垂直方向に重複する対称杉綾パターンで使用される睡眠表面の形状とは異なる形状を有する睡眠表面を使用することができる。例えば、図17に示された千鳥状低位置睡眠表面1614は、図15に示された対称配置低位置睡眠表面1414と比較して異なる幾何学形状を有することができる。千鳥状低位置睡眠表面1614は、千鳥状の低位置睡眠表面1614が、その幅が、水平方向において隣接する睡眠表面の幾何学形状をのための場所をあけるためにその幅が先細りされ始めるまでにどの位の距離だけ内側に延在することができるかを表す長さ1630を有することができる。千鳥状の低位置睡眠表面1614を、その部分1620が隣接する千鳥状の高位置睡眠表面1616と垂直方向において重複するように配置することで、千鳥状の低位置睡眠表面1614を、先細りとなる前の幅を維持したまま千鳥状の高位置睡眠表面1616の下方に延ばすことができ、これにより先細りとなるまでの長さ1630を伸ばすことができる。さらに、図15に示された対称配置低位置睡眠表面1414の先細りとなるまでの長さ1430と比較して、千鳥状低位置睡眠表面1614が先細りとなるまでの長さ1630を長くできる。先細りとなるまでの長さ1630を大きくすることで、乗客に更なる快適さをもたらすことができる。
図18は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置1602の一部分を示す上面斜視図であり、睡眠表面に位置する乗客を示している。図18に示す通り、配置1602はいくつかの座席1810a〜1810dを含むことができる。座席1810a〜1810dの各々は、座面1804a〜1804b、及び背もたれ1806a〜1806bを含むことができる。座席1810a〜1810dは、座りモード1840とベッドモード1860との間で切替可能とすることができる。例えば図18においては、座席1810aは座りモード1840で示されており、座席1810b〜1810dはベッドモード1860で示されている。図18に示されるように、座りモード1840において座席1810aは、直立座り位置の乗客を収容するように、ほぼ水平に向きが付けられた座面1804a及びほぼ垂直に向きが付けられた背もたれ1806aを含んでもよい。ベッドモード1860において、うつ伏せ位置の乗客を収容するための睡眠表面1814又は1816をもたらすように、座席1810b〜1810dを足元空間1808b〜1808dに近接して配置することができる。上記で図13に関して記載された通り、座席1810cと足元空間1808cの前方に隣接し且つ平行な座席1810d及び足元空間1808dによりもたらされる睡眠表面1816の高さよりも低い高さに睡眠表面1814をもたらすように、座席1810cと足元空間1808cを配置することができる。高さ方向における差異により、上記で図13を参照して記載された垂直方向における重複が可能となる。
図19は、実施形態に従う座席と睡眠表面の代替的な第4の配置の一部分の断面図であり、列内で隣接する睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決め及び相対的な水平方向の位置決めを示している。図19に示された図は、図18に示された線A−A’にほぼ沿った断面図である。図19に示されるように、ベッドモード1860において、低位置座席1810cをその前方の高位置座席1810dの下側に配置することができる。座席1810cを、少なくとも部分的に足元空間1808cの内側に配置することができる。足元空間1808cを、部分的に、境界バリア1918によって画成することができる。図19に示されるように、前方の高位置座席1810dの下側に境界バリア1918を配置することができる。したがって、低位置座席1810cと前方の高位置座席1810dとの間に垂直方向の重複をもたらすように、足元空間1808cの一部分及び/又は低位置座席1810cの一部分を、前方の高位置座席1810dの下側に配置することができる。
図20は、実施形態に従う、列内において隣接する睡眠表面の足元空間の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面の第5の配列2002を有する航空機乗客室2000の上面斜視図である。配置2002は、複数の座席2015、2025を有することができる。座席2015と座席2025を、上記で図13を参照して詳述された座席1310とすることができる。座席2015と座席2025を、逆方向に向きが付けられている座席の対2080として構成できる。各対2080は、前方を向いている一つの座席2015と後方を向いている一つの座席2025を含んでも良い。座席2015と座席2025の各々の軸を輸送機関の軸2004からシフトさせて座席2015と座席2025とを配置してもよい。前方を向いている座席2015の各々の軸を、前方を向いている他の座席と同じだけシフトさせることができる。後方を向いている座席2025の各々の軸を、後方を向いている他の座席と同じだけシフトさせることができる。前方を向いている座席2015の軸と後方を向いている座席2025の軸を、同じ大きさだけシフトさせることができる。特定の座席の軸の向きが、同種の座席の軸の向きと異なっていてもよい。下記で図15に関してさらに述べられた通り、後方を向いている座席の足元空間2018が、前方を向いている座席の足元空間2023と垂直方向において重複するように、各対2080を構成してもよい。この垂直方向における重複により、旅客輸送機関の機内で空間を節約することができる。
図21は、実施形態に従う、座席と睡眠表面の第5の配置2002の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向における位置決めを示している。図21に示されるように、配置2002は隣接する低位置睡眠表面2014と高位置睡眠表面2016との対2080を含む互い違いのパターンを含むことができる。隣接する低位置睡眠表面2014と高位置睡眠表面2016との互い違いパターンにおける睡眠表面の各々は、図13を参照して上述した座席1310のような、座席2015又は座席2025に対応する面とすることができる。高位置睡眠表面2016が配置される高さよりも低い高さに低位置睡眠表面2014を配置することができる。図10A〜図12Cを参照して上記で説明した大高さ座席1000、標準高さ1100、小高さ座席1200の何らかの組合せを使用することにより、低位置睡眠表面2014と隣接する高位置睡眠表面2016との間の高さ方向における差をもたらすことができる。例えば、低位置睡眠表面2014をもたらすために、ベッドモード1260の形状とされた小高さ座席1200を使用することができるとともに、ベッドモード1160の形状とされた標準高さ座席1100又はベッドモード1060の形状とされた大高さ座席1000のいずれかにより、隣接する高位置睡眠表面2016をもたらすことができる。別の例として、低位置睡眠表面2014をもたらすために、ベッドモード1160の形状とされた標準高さ座席1100を使用することができるとともに、ベッドモード1060の形状とされた大高さ座席1000により隣接する高位置睡眠表面2016をもたらすことができる。
低位置睡眠表面2014を、少なくとも部分的に、高位置睡眠表面2016の下方に配置することができる。少なくとも低位置睡眠表面2014の部分2020が垂直方向において、該低位置睡眠表面2014に隣接して配置された高位置睡眠表面2016の少なくとも一部分と重複するように、低位置睡眠表面2014を配置することができる。
図22は、実施形態に従う座席と睡眠表面との第5配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置する乗客を示している。図22に示されるように、後ろ向き座席2215の足元空間2208を前向き座席2225の足元空間2218の下方に配置することができる。この垂直方向における重複により、旅客輸送機関の機内で空間を節約することができ、乗客に快適さをもたらすことができる。
その他の変形例は、本発明の精神の範囲内にある。よって、本発明には様々な変形及び代替的構成の余地がある一方で、本発明の特定の例示的実施形態は、図面に示され、上記において詳細に説明されている。しかしながら、記載された一つの特定の形態又は複数の特定の形態に本発明を限定することは意図されていないこと、むしろ逆に、添付した請求項に定義される本発明のすべての変形例、代替的構成、該発明の精神と範囲の内にある同等物をカバーすることが意図されていることが理解されるべきである。
本発明を説明する文脈における(特に以下の請求項の記載における)「a」、「an」、「the」及び同様の指示語の使用は、本文中にその他の指示があるか又は文脈上明らかに矛盾していない限り、単数及び複数の両方を含むと理解されるべきである。「comprising(備える)」、「having(有する)」、「including(含む)」、「containing(含有する)」という用語は、特に注記されていない限りはオープンエンドの用語(すなわち「(目的物を)含んでいるが、(目的物)のみを含むとは限定されない」ことを意味する用語)と理解されるべきである。「connected(連結された)」という用語は、もしも何らかの介在物があったとしても、部分的に又は完全に「attached to(〜に取り付けられた)」、「joined together(〜と共に接合された)」、「contained within(〜の内部に含有された)」として理解されるべきである。本文における数値範囲の記載は、本文中に特にその他の指示がない限り、当該範囲内の個々の値のそれぞれに個別に言及することを簡略化した方法であることを単に意図するものであり、各個別の値は、本明細書中に個別に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の全ての方法は、本明細書に特にその他の指示がない限り、又は文脈上の明らかな矛盾が無い限り、任意の好適な順序で実行され得る。本文中におけるいずれかの又はすべての例、又は例示的な文言(例えば「のような(such as)」)の使用は、単に発明の実施形態をより良好に説明することを意図するものであり、特にその他の主張のない限り、発明の範囲に制約(限定)を課すものではない。明細書中のいずれの文言も、クレームに記載されていないいかなる構成要素が発明の実施に不可欠であることを示していると理解されるべきではない。
本発明者らが知っている、本発明を実施するためのベストモードを含む本発明の好ましい実施形態が本文に記載されている。これらの好ましい実施形態の変形は、上記の記述を読んだ当業者には明らかとなるであろう。本発明者らは、当業者がそのような変形例を適切であるとして採用することを予期しているとともに、本発明者らは、本発明が本文に具体的に記載したのとは異なる形で実行されることを意図している。したがって、適用可能な法律によって許容されるように、本発明は添付の特許請求の範囲に記載された主題事項の全ての変形物及び同等物を含む。さらに、本文中において特にその他の指示がない限り、又は文脈上の明らかな矛盾がない限り、すべての可能な変形における上述の構成要素の任意の組合せは本発明の範囲内に包含される。
本文に引用された出版物、出願公開公報、特許公報を含む全ての文献は、各文献を個別に且つ具体的に参照により援用して本願の記載の一部とされていたかのように、各文献を援用して本願の記載の一部とする。
図1は、従来技術において知られているように、従来の座席配置を乗客室の後部に有し、杉綾配置を乗客室の前部に有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図2は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図3は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置の一部分の側面斜視図である。 図4は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第1配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示す。 図5は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図6は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第2配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。 図7は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第3配置を備える航空機乗客室の上面斜視図である。 図8は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分の上面斜視図であり、配置中の中央座席を示している。 図9は、実施形態に従う座席及び睡眠表面の第3配置の一部分を示す上面斜視図であり、配置中の側方の座席を示している。 図10A〜図10Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図11A〜図11Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図12A〜図12Cは、実施形態に従う配置において使用可能な座席ユニットの側面図である。 図13は、実施形態に従う、異なる高さにおける座席構成を利用した配置の側面斜視図である。 図14は、実施形態に従う、横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面の第4の配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図15は、実施形態に従う座席と睡眠表面の第4配置を有する航空機乗客室の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決めを示している。 図16は、実施形態に従う、横方向に隣接する睡眠表面の垂直方向における重複を利用する、座席と睡眠表面との代替的な第4の配置を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図17は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置を有する航空機乗客室の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決めを示している。 図18は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置の一部分を示す上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。 図19は、実施形態に従う座席と睡眠表面の代替的な第4の配置の一部分の断面図であり、列内で隣接する睡眠表面の相対的な垂直方向の位置決め及び相対的な水平方向の位置決めを示している。 図20は、実施形態に従う、列内において隣接する睡眠表面の足元空間の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面との第5の配列を有する航空機乗客室の上面斜視図である。 図21は、実施形態に従う、座席と睡眠表面の第5の配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面の相対的な垂直方向位置決めを示している。 図22は、実施形態に従う座席と睡眠表面との第5配置の一部分の上面斜視図であり、睡眠表面上に位置付けられている乗客を示している。
配置502は、乗客収容ユニット506の繰り返しパターンを含むことができる。図5に示されるように、乗客収容ユニット506は前向き座席510の列を形成するように入れ子式に重ね合せることができる。睡眠表面512の幅及び/又は睡眠表面512が座席510から延びる斜角の大きさに少なくともある程度は基づく距離で、座席を離間することができる。座席510が列状に整列されるように、且つ、各睡眠表面512が第1座席510から前方及び横方向に延びてこの列内の前方にある次の座席510の位置の横に来るように、複数の乗客収容ユニット506を配置することができる。繰り返しパターンは前向き座席510の規則的な格子及び睡眠表面512の杉綾(ヘリンボン)パターンを含んでもよい。
図12Bに示されるように、クレードル形状1250において、背もたれ1210が座席1220に対して鈍角を成す位置となるように、背もたれ1210に向きを付けることができる。クレードル形状1250において、背もたれ1210の向きを、その上端がその下端から後方に傾くように向きを付けることができる。座面1220の向きをその前端がその後端より高くなるような向きとすることができる。クレードル形状1250にある座席1200は、後ろに倒した(寄り掛かった)座り位置(リクライニングして座った位置)に座っている乗客を支持することができる。
小高さ座席1200は座り形状1240より低い高さでクレードル形状1250及び/又はベッド形状1260を提供することができる。図12Aに示されるように、座り形状1240において、座面1220は床1234に対して座り高さ1245に位置付けられることができる。座り高さ1245は座面1220上の指定点1222(限定はされないが座面1220の頂面の中心点を含む)から測定することができる。図12Bに示されるように、クレードル形状1250において座面は床1234に対して、座り高さ1245と同じ座面1220上の指定点1222から測定されたクレードル高さ1255に位置付けられることができる。クレードル高さ1255を座り高さ1245より小さくすることができる。図12Cに示されるように、ベッド形状1260において座面は床1234に対して、座り高さ1245及び/又はクレードル高さ1255と同じ座面1220上の指定点1222から測定されたベッド高さ1265に位置付けられることができる。ベッド高さ1265を、座り高さ1245及びクレードル高さ1255のどちらか一方又は両方より低くできる。
ここで、配置中の座り表面と睡眠表面の両方を提供するために使用し得る座席1310を、図13〜図18を参照して詳細に説明する。図13は、実施形態に従う、異なる高さにある座席形状を使用した配置の側面斜視図である。乗客席1310は、背もたれ1306と座面1304とを含むことができる。座席1310を、座りモードとベッドモード1360との間で切替可能にできる。座席1310は座面1304と背もたれ1306を含んでもよい。下記において図18に示された座席1810aを参照してより詳細に説明する通り、座りモード1840において、座面1804の向きをほぼ水平にすることができる。背もたれ1806の向きをほぼ垂直にすることができる。座面1804のほぼ水平な向きと背もたれ1806のほぼ垂直な向きを、直立座り位置にある乗客を収容する構成とすることができる。再度図13を参照して、座席に近接して足元空間1308を配置することができる。この足元空間1308は、座席が座りモードにある時に乗客の脚と足を収容するように好適な寸法を与えられた空間であってよい。足元空間1308は、次に記載する通り座席がベッドモード1360にあるときに、うつぶせ位置にある乗客の身体の少なくとも一部分を収容するように好適な寸法を与えられていてもよい。
図18は、実施形態に従う座席と睡眠表面との代替的な第4配置1602の一部分を示す上面斜視図であり、睡眠表面に位置する乗客を示している。図18に示す通り、配置1602はいくつかの座席1810a〜1810dを含むことができる。座席1810a〜1810dの各々は、座面1804、及び背もたれ1806を含むことができる。座席1810a〜1810dは、座りモード1840とベッドモード1860との間で切替可能とすることができる。例えば図18においては、座席1810aは座りモード1840で示されており、座席1810b〜1810dはベッドモード1860で示されている。図18に示されるように、座りモード1840において座席1810aは、直立座り位置の乗客を収容するように、ほぼ水平に向きが付けられた座面1804a及びほぼ垂直に向きが付けられた背もたれ1806aを含んでもよい。ベッドモード1860において、うつ伏せ位置の乗客を収容するための睡眠表面1814又は1816をもたらすように、座席1810b〜1810dを足元空間1808b〜1808dに近接して配置することができる。上記で図13に関して記載された通り、座席1810cと足元空間1808cの前方に隣接し且つ平行な座席1810d及び足元空間1808dによりもたらされる睡眠表面1816の高さよりも低い高さに睡眠表面1814をもたらすように、座席1810cと足元空間1808cを配置することができる。高さ方向における差異により、上記で図13を参照して記載された垂直方向における重複が可能となる。
図20は、実施形態に従う、列内において隣接する睡眠表面の足元空間の垂直方向における重複を利用した、座席と睡眠表面の第5の配列2002を有する航空機乗客室2000の上面斜視図である。配置2002は、複数の座席2015、2025を有することができる。座席2015と座席2025を、上記で図13を参照して詳述された座席1310とすることができる。座席2015と座席2025を、逆方向に向きが付けられている座席の対2080として構成できる。各対2080は、前方を向いている一つの座席2015と後方を向いている一つの座席2025を含んでも良い。座席2015と座席2025の各々の軸を輸送機関の軸2004からシフトさせて座席2015と座席2025とを配置してもよい。前方を向いている座席2015の各々の軸を、前方を向いている他の座席と同じだけシフトさせることができる。後方を向いている座席2025の各々の軸を、後方を向いている他の座席と同じだけシフトさせることができる。前方を向いている座席2015の軸と後方を向いている座席2025の軸を、同じ大きさだけシフトさせることができる。特定の座席の軸の向きが、同種の座席の軸の向きと異なっていてもよい。上記で図15に関してさらに述べられた通り、後方を向いている座席の足元空間2018が、前方を向いている座席の足元空間2023と垂直方向において重複するように、各対2080を構成してもよい。この垂直方向における重複により、旅客輸送機関の機内で空間を節約することができる。

Claims (14)

  1. 少なくとも2つの乗客席を含む、前向き方向及び後向き方向を規定する軸に平行な列として構成された旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリであって、
    前記列は、少なくとも、第1座席と第2座席とを備え、
    前記第1座席は、前記軸に向かって前記軸と略平行ではない第1方向に方向付けられるとともに、前記第1座席の構成要素の相対移動によって、前記第1座席の直立着席姿勢にある使用者を支持するように構成された第1座りモードと、前記第1座席のほぼうつ伏せ姿勢にある使用者を支持するように構成された第1睡眠表面の少なくとも一部を前記第1座席の構成要素が形成する第1ベッドモードとの間で切替可能であり、
    前記第2座席は、前記後向き方向に平行な方向において前記第1座席の後方に配置されるとともに、前記軸に向かって前記軸と略平行ではない第2方向に方向付けられており、前記第2座席はその構成要素の相対移動によって、前記第2座席の直立着席姿勢にある使用者を支持するように構成された第2座りモードと、前記第2座席の構成要素が前記第2座席のほぼうつ伏せ位置にある使用者を支持するように構成された第2睡眠表面の少なくとも一部を形成する第2ベッドモードとの間で切替可能であり、
    前記第2座席が前記第2ベッドモードにあるときに、前記第2睡眠表面の少なくとも一部分が垂直方向において前記第1睡眠表面の少なくとも一部分と重複するように、前記第2睡眠表面の基準面に対する高さが、前記第1睡眠表面の前記基準面に対する高さとは異なる乗客収容アセンブリ。
  2. 前記第2座席が方向付けられている前記第2方向は、前記第1座席が方向付けられている前記第1方向と略平行である請求項1に記載の乗客収容アセンブリ。
  3. 前記第1座席は前記軸の後向き方向に方向付けられており、前記第2座席は前記軸の前向き方向に方向付けられている請求項1に記載の乗客収容アセンブリ。
  4. 前記第2睡眠表面の少なくとも一部分が前記第1睡眠表面の少なくとも一部分の下側に配置されるように、前記第2睡眠表面は基準面に対して、前記第1睡眠表面の基準面に対する高さよりも低い高さに置かれている請求項1に記載の乗客収容アセンブリ。
  5. 前記第2座席が前記第2座りモードにあるときに、前記第2座席に隣接して配置される足元空間をさらに備え、
    前記足元空間は、前記第2座席が前記第2ベッドモードにあるときに前記足元空間が前記第2睡眠表面の少なくとも一部分を形成して、前記第1睡眠表面の少なくとも一部分と垂直方向に重複する前記第2睡眠表面の前記一部分が前記足元空間の少なくとも一部分を構成するように配置される請求項1に記載の乗客収容アセンブリ。
  6. 旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリであって、
    (A)第1座りモードと第1ベッドモードとの間で切替可能な第1乗客席と、
    (B)少なくとも部分的に前記第1乗客席の後方に配置されるとともに、第2座りモードと第2ベッドモードとの間で切替可能な第2乗客席と、
    (C)第1足元空間と、
    (D)垂直方向において前記第1足元空間と少なくとも部分的に重複して配置された第2足元空間とを備え、
    前記第1乗客席は、
    (i)前記第1座りモードにおいて前記旅客輸送機関の床に対して第1座り高さに位置付けられるように構成された第1座面と、
    (ii)前記第1座りモードにおいて直立位置に配置される第1背もたれと、
    (iii)第1睡眠表面とを含み、
    前記第1ベッドモードにおいて、前記第1背もたれが前記第1座面と協働して前記第1睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、前記第1背もたれはリクラインした位置に配置され、
    前記第2乗客席は、
    (i)前記第2座りモードにおいて前記旅客輸送機関の床に対して第2座り高さに位置付けられるように構成された第2座面と、
    (ii)前記第2座りモードにおいて直立位置に配置される第2背もたれと、
    (iii)第2睡眠表面とを含み、
    前記第2ベッドモードにおいて、前記第2背もたれが前記第2座面と協働して前記第2睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、前記第2背もたれはリクラインした位置に配置され、
    前記第1乗客席が第1ベッドモードにあるときに、前記床に対して第1ベッド高さにある前記第1足元空間内に、前記第1睡眠表面の少なくとも一部分が配置され、
    第2乗客席が前記第2ベッドモードにあるときに、前記床に対して前記第1ベッド高さとは異なる第2ベッド高さにある前記第2足元空間内に、前記第2睡眠表面の少なくとも一部分が配置される乗客収容アセンブリ。
  7. 前記第1座り高さと前記第2座り高さとがほぼ等しい請求項6に記載の乗客収容アセンブリ。
  8. 前記第1ベッド高さは前記第1座り高さより大きい高さである請求項6に記載の乗客収容アセンブリ。
  9. 前記第2ベッド高さは前記第2座り高さ未満の高さである請求項6に記載の乗客収容アセンブリ。
  10. 前記第1乗客席と前記第2乗客席は、前向き方向及び後向き方向を規定する軸と平行な列内に配置されており、前記第2乗客席は前記後向き方向と平行な方向において前記第1乗客席の後方に配置されており、前記第1乗客席と前記第2乗客席の一方は前記軸の後向き方向に方向付けられており、前記第1乗客席と前記第2乗客席の他方は前記軸の前向き方向に方向付けられている請求項6に記載の乗客収容アセンブリ。
  11. 旅客輸送機関のための乗客収容アセンブリであって、
    (A)第1座りモードと第1ベッドモードとの間で切替可能な第1乗客席と、
    (B)第2座りモードと第2ベッドモードとの間で切替可能な第2乗客席とを備え、
    前記第1乗客席は、
    (i)前記第1座りモードにおいて前記旅客輸送機関の床に対して第1座り高さに位置付けられるように構成された第1座面と、
    (ii)前記第1座りモードにおいて直立位置に配置される第1背もたれと、
    (iii)第1睡眠表面とを含み、
    前記第1ベッドモードにおいて、前記第1背もたれが前記第1座面と協働して前記第1睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、前記第1背もたれはリクラインした位置に配置され、
    前記第2乗客席は、
    (i)前記第2座りモードにおいて前記旅客輸送機関の床に対して第2座り高さに位置付けられるように構成された第2座面と、
    (ii)前記第2座りモードにおいて直立位置に配置される第2背もたれと、
    (iii)第2睡眠表面とを含み、
    前記第2ベッドモードにおいて、前記第2背もたれが前記第2座面と協働して前記第2睡眠表面の少なくとも一部を形成するように、前記第2背もたれはリクラインした位置に配置され、
    前記第1乗客席と前記第2乗客席は前向き方向と後向き方向を規定する軸に隣接して配置されており、前記第2乗客席は前記後向き方向と平行な方向において前記第1乗客席の後方に配置されており、前記第1乗客席は前記軸の後向き方向又は前記軸の前向き方向のいずれか一方に方向付けられており、前記第2乗客席は前記軸の前向き方向及び後ろ向き方向のうち、前記第1乗客席と同じ方向に方向付けられており、
    前記第2睡眠表面の少なくとも一部分が前記第1睡眠表面の少なくとも一部分と垂直方向において重複するように、前記第2睡眠表面は基準面に対して、前記基準面に対する前記第1睡眠表面の高さとは異なる高さに置かれている乗客収容アセンブリ。
  12. 前記第2座席が、前記第1座席が方向付けられている方向と平行な方向に方向付けられている請求項11に記載の乗客収容アセンブリ。
  13. 前記第2睡眠表面の少なくとも一部分が前記第1睡眠表面の少なくとも一部分の下方に配置されるように、前記第2睡眠表面は基準面に対して、前記第1睡眠表面の前記基準面に対する前記高さよりも低い高さに置かれている請求項11に記載の乗客収容アセンブリ。
  14. 前記第2座席が前記第2座りモードにあるときに、前記第2座席に隣接して配置される足元空間をさらに備え、
    前記足元空間は、前記第2座席が前記第2ベッドモードにあるときに前記足元空間が前記第2睡眠表面の少なくとも一部分を形成して、前記第1睡眠表面の少なくとも一部分と垂直方向に重複する前記第2睡眠表面の前記一部分が前記足元空間の少なくとも一部分を構成するように配置される請求項11に記載の乗客収容アセンブリ。
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