JP2015523385A5 - - Google Patents

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JP2015523385A5
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  1. τタンパク質のリン酸化を阻害する医薬組成物であって、列番号1のフィラミンA(FLNA)のペンタペプチドと結合する化合物又はその薬学的に許容可能な塩を含み、該化合物又はその薬学的に許容可能な塩が10μM濃度で存在しかつ同濃度で対照阻害剤として未標識のナロキソンを用いた場合に、FITC標識化ナロキソン結合を少なくとも約60%阻害該組成物が、μオピオイド受容体(MOR)結合有効量の別個のMORアゴニスト又はアンタゴニスト分子が存在しない状態で投与されることを特徴とする医薬組成物
  2. 前記化合物は、図35〜図40の6つのファルマコフォアのうち少なくとも4つを有する、請求項1に記載の医薬組成物
  3. 前記化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、学的に許容可能な希釈剤に溶解又は分散した状態で存在する、請求項1に記載の医薬組成物
  4. 前記化合物が示すMOR刺激は、同濃度でDAMGOがもたらすMOR刺激の約80%未満である、請求項1に記載の医薬組成物
  5. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項1に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれ独立して、H、ハロゲン、C1−C12ヒドロカルビル、C1−C6アシル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、CF3、及びNR34からなる群より選択され、
    NR34中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄であり;
    A及びBは、同じであるか異なっていて、CH2、CDH、又はCD2であり(式中、Dは重水素であ);
    Xは、OH又はNR56であり
    NR56中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄であり;
    7及びR8は、同じであるか異なっていて、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6アシル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR7とR8は、該示されている窒素と一緒になって環構造Wを形成し;
    Wは、該示されている窒素を含めて5〜14個の原子を、該環構造中に有し、かつ随意に以下を有し:
    a)1又は2個のさらなるヘテロ原子であってさらなるヘテロ原子はそれぞれ独立して、酸素、窒素、又は硫黄である、及び
    b)1つ又は複数の環原子に結合した1つ又は複数の置換基であって1つ又は複数の置換基は、合計で上限8個まで原子を有し、原子は、炭素、窒素、酸素、及び硫黄、ならびにそれらの混合物から成る群より選択される;かつ
    点線(−−−−)は、1、2、又は3本の随意の二重結合を表す。
  6. 前記化合物は、以下の式Iaの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項5に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれ独立してH、又はC1−C6ヒドロカルビルであり;
    A及びBは、同じであるか異なっていて、CH2、CDH、又はCD2であり(式中、Dは重水素であ);
    Wは、環構造体で、該示されている窒素を含む5〜14個の原子を該環構造中に有し、随意に以下を有することができ:
    a)1、2、又は3個のさらなるヘテロ原子であってさらなるヘテロ原子はそれぞれ独立して、酸素、窒素、又は硫黄である、及び
    b)1つ又は複数の環原子に結合した1つ又は複数の置換基であって1つ又は複数の置換基は、合計で上限14個まで原子を有し、原子は、炭素、窒素、酸素、及び硫黄、ならびにそれらの混合物から成る群より選択され;かつ
    点線(−−−−)は、1、2、又は3本の随意の二重結合を表す。
  7. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項6に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    A、B、W、及びX、ならびにR1及びR2は、式Iaの化合物について先に定義したとおりである。
  8. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項5に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    A、B、W、及びX、ならびにR1及びR2は、式Iの化合物について先に定義したとおりである。
  9. 前記化合物は、以下に式を示す化合物の1種又は複数と構造が一致する系列Aの化合物である、請求項5に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  10. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項1に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    Figure 2015523385
    Wは、芳香環であり、環中に0、1、又は2個のヘテロ原子を有し、ヘテロ原子は、該環において、窒素、酸素、又は硫黄、あるいはそれらの混合物が可能であり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択され;
    3は、存在しないか、又はC1−C6ヒドロカルビルであり;
    4は、C1−C6ヒドロカルビルであり;
    - は、アニオンであるか、又はR3が存在しない場合は存在せず;
    点線は、該示されている炭素原子間の随意の二重結合を示し;かつ
    波線は、該随意の二重結合が存在する場合に、該示されているフェニル置換基がZ配置にあることもE配置にあることも可能であることを示す。
  11. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項10に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    Figure 2015523385
    - は、アニオンであり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択され;
    点線は、該示されている炭素原子間の随意の二重結合を示し;かつ
    波線は、該随意の二重結合が存在する場合に、該示されているフェニル置換基がZ配置にあることもE配置にあることも可能であることを示す。
  12. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項11に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    - は、アニオンであり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;かつ
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択される。
  13. 前記アニオンX-は、リン酸イオン、リン酸水素イオン、リン酸二水素イオン、硫酸イオン、重硫酸イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、及びトルエンスルホン酸イオンからなる群より選択される、請求項12に記載の医薬組成物
  14. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列Bの化合物である、請求項10に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  15. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項1に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    G及びWは、NR20、NR7、CH2、S、及びOからなる群より選択され、ここで、R7は、H、C1−C12ヒドロカルビル、又はC1−C12ヒドロカルボイルであり、かつR20は、下で定義されるとおりのX−環A−R1基であり;
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素であり)、OC(O)、NHC(S)、NHC(NH)、又はNHC(O)であり;
    Qは、CHR9又はC(O)であり;Zは、CHR10又はC(O)であり;
    d、e、f、及びkは、それぞれ、0又は1いずれかであり、かつ合計(d+e+f+k)=2であり;
    m、n、及びpは、それぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素はいずれの基にあっても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56(式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、C1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、あるいはR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである(式中、Dは重水素である)。
  16. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項15に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素であり)、NHC(NH)、OC(O)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    Wは、NR7、CH2、S、又はOであり、式中、R7は、H、C1−C12ヒドロカルビル、又はC1−C12ヒドロカルボイル(アシル)であり;
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH又はCDであり(式中、Dは重水素であり);
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;かつ
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、1つの環又は縮合した2つの環を含む芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド(式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、このC1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、又はR11及びR13はHでありかつR12及びR14はH又はD(式中、Dは重水素である)であるか、又はR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである。
  17. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項15に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。)
  18. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項15に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    X及びYは、両方ともCOであるか、又はX及びYは、異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。
  19. 前記化合物は、以下の式IVの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項15に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2、OC(O)、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。
  20. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列C−1の化合物である、請求項15に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  21. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列C−の化合物である、請求項1に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    Qは、CHR9又はC(O)であり、Zは、CHR10又はC(O)であり、かつQ及びZのうち1つだけがC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    G、P、及びWは、それぞれが、NR20、NR2、NR7、S、及びOからなる群より選択され、ここで、R7及びR2は、同じであるか異なっていて、H、C(H)v(D)h、式中、v及びhは、それぞれが、0、1、2、又は3であり、かつv+h=3であり、C(H)q(D)r−脂肪族C1−C11ヒドロカルビル、式中、q及びrは、それぞれが、0、1、又は2であり、かつq+r=0、1、又は2であり、脂肪族C1−C12ヒドロカルビルスルホニル、又は脂肪族C1−C12ヒドロカルボイルであり、かつR20は、下で定義されるとおりのX−環A−R1であり;
    d、e、f、及びkは、それぞれが、0又は1いずれかであり、かつ(d+e+f+k)の合計=2であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH又はCDであり(式中、Dは重水素であり);
    E及びKは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    Xは、SO2、C(O)、CH2、CD2、OC(O)、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり、
    環Aは、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり、この環系は、単環又は縮合した2つの環を含み;
    1は、Hであるか、又は上限3個までの置換基、R1a、R1b、及びR1c、を表し、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら3つの基、R1a-cは、それぞれが個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、アミド窒素はいずれのアミド基にあっても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは、単環のアリール又はヘテロアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、このC1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、あるいはR11及びR13はHであり、かつR12及びR14はH又はD(式中、Dは重水素である)であるか、あるいはR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである。
  22. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  23. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  24. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);かつ
    m及びnはそれぞれ、1である。
  25. 前記化合物は、以下の式IVの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  26. 前記化合物は、以下の式Vの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  27. 前記化合物は、以下の式VIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);かつ
    m及びnはそれぞれ、1である。
  28. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列C−2の化合物である、請求項21に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  29. 状である、請求項1に記載の医薬組成物
  30. 形である、請求項に記載の医薬組成物
  31. TLR4媒介性免疫応答を阻害する医薬組成物であって、配列番号1のフィラミンA(FLNA)のペンタペプチドと結合する化合物又はその薬学的に許容可能な塩を含み、該化合物又はその薬学的に許容可能な塩が10μM濃度で存在しかつ同濃度で対照阻害剤として未標識のナロキソンを用いた場合に、FITC標識化ナロキソン結合を少なくとも約60%害し、かつ図35〜図40の6つのファルマコフォアのうち少なくとも4つを有該組成物が、μオピオイド受容体(MOR)結合有効量の別個のMORアゴニスト又はアンタゴニスト分子が存在しない状態で投与されることを特徴とする医薬組成物
  32. 前記化合物は、図35〜図40の6つのファルマコフォアのうち少なくとも5つを有する、請求項31に記載の医薬組成物
  33. 前記化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、学的に許容可能な希釈剤に溶解又は分散した状態で存在する、請求項31に記載の医薬組成物
  34. 前記化合物が示すMOR刺激は、同濃度でDAMGOがもたらすMOR刺激の約80%未満である、請求項31に記載の医薬組成物
  35. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項31に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれ独立して、H、ハロゲン、C1−C12ヒドロカルビル、C1−C6アシル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、CF3、及びNR34からなる群より選択され、
    NR34中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄であり;
    A及びBは、同じであるか異なっていて、CH2、CDH、又はCD2であり;
    Xは、OH又はNR56であり
    NR56中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄であり;
    7及びR8は、同じであるか異なっていて、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6アシル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR7とR8は、該示されている窒素と一緒になって環構造Wを形成し;
    Wは、該示されている窒素を含めて5〜14個の原子を、該環構造中に有し、かつ随意に以下を有し:
    a)1又は2個のさらなるヘテロ原子であってさらなるヘテロ原子はそれぞれ独立して、酸素、窒素、又は硫黄である、及び
    b)1つ又は複数の環原子に結合した1つ又は複数の置換基であって1つ又は複数の置換基は、合計で上限8個まで原子を有し、原子は、炭素、窒素、酸素、及び硫黄、ならびにそれらの混合物から成る群より選択される;かつ
    点線(−−−−)は、1、2、又は3本の随意の二重結合を表す。
  36. 前記化合物は、以下の式Iaの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項35に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれ独立してH、又はC1−C6ヒドロカルビルであり;
    A及びBは、同じであるか異なっていて、CH2、CDH、又はCD2であり;
    Wは、環構造体で、該示されている窒素を含む5〜14個の原子を該環構造中に有し、随意に以下を有することができ:
    a)1、2、又は3個のさらなるヘテロ原子であってさらなるヘテロ原子はそれぞれ独立して、酸素、窒素、又は硫黄である、及び
    b)1つ又は複数の環原子に結合した1つ又は複数の置換基であって1つ又は複数の置換基は、合計で上限14個まで原子を有し、原子は、炭素、窒素、酸素、及び硫黄、ならびにそれらの混合物から成る群より選択され;かつ
    点線(−−−−)は、1、2、又は3本の随意の二重結合を表す。
  37. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項36に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    A、B、W、及びX、ならびにR1及びR2は、式Iaの化合物について先に定義したとおりである。
  38. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列Aの化合物である、請求項35に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    A、B、W、及びX、ならびにR1及びR2は、式Iの化合物について先に定義したとおりである。
  39. 前記化合物は、以下に式を示す化合物の1種又は複数と構造が一致する系列Aの化合物である、請求項35に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  40. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項31に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    Figure 2015523385
    Wは、芳香環であり、環中に0、1、又は2個のヘテロ原子を有し、ヘテロ原子は、該環において、窒素、酸素、又は硫黄、あるいはそれらの混合物が可能であり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択され;
    3は、存在しないか、又はC1−C6ヒドロカルビルであり;
    4は、C1−C6ヒドロカルビルであり;
    - は、アニオンであるか、又はR3が存在しない場合は存在せず;
    点線は、該示されている炭素原子間の随意の二重結合を示し;かつ
    波線は、該随意の二重結合が存在する場合に、該示されているフェニル置換基がZ配置にあることもE配置にあることも可能であることを示す。
  41. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項40に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    Figure 2015523385
    - は、アニオンであり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択され;
    点線は、該示されている炭素原子間の随意の二重結合を示し;かつ
    波線は、該随意の二重結合が存在する場合に、示されているフェニル置換基がZ配置にあることもE配置にあることも可能であることを示す。
  42. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列Bの化合物である、請求項41に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり;
    m+n=0、1、又は2であり;
    - は、アニオンであり;
    1は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、ハロゲン、シアノ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルからなる群より選択され;かつ
    2は、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシヒドロカルボキシレン、及びハロゲンからなる群より選択される。
  43. 前記アニオンX-は、リン酸イオン、リン酸水素イオン、リン酸二水素イオン、硫酸イオン、重硫酸イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、及びトルエンスルホン酸イオンからなる群より選択される、請求項42に記載の医薬組成物
  44. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列Bの化合物である、請求項42に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  45. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項31に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    G及びWは、NR20、NR7、CH2、S、及びOからなる群より選択され、ここで、R7は、H、C1−C12ヒドロカルビル、又はC1−C12ヒドロカルボイルであり、かつR20は、下で定義されるとおりのX−環A−R1基であり;
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素であ)、OC(O)、NHC(S)、NHC(NH)、又はNHC(O)であり;
    Qは、CHR9又はC(O)であり;Zは、CHR10又はC(O)であり;
    d、e、f、及びkは、それぞれ、0又は1いずれかであり、かつ合計(d+e+f+k)=2であり;
    m、n、及びpは、それぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    1及びR2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素はいずれの基にあっても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、C1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、あるいはR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである(式中、Dは重水素である)。
  46. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項45に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素である)、NHC(NH)、OC(O)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    Wは、NR7、CH2、S、又はOであり、式中、R7は、H、C1−C12ヒドロカルビル、又はC1−C12ヒドロカルボイル(アシル)であり;
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH又はCD(式中、Dは重水素である)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;かつ
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、1つの環又は縮合した2つの環を含む芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、このC1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、又はR11及びR13はHでありかつR12及びR14はH又はD(式中、Dは重水素である)であるか、又はR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである。
  47. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項45に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。
  48. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項45に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    X及びYは、両方ともCOであるか、又はX及びYは、異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素であり)、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。
  49. 前記化合物は、以下の式IVの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項45に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、
    Qは、CHR9又はC(O)であり;
    Zは、CHR10又はC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2(式中、Dは重水素である)であり;
    X及びYは、同じであるか異なっていて、SO2、C(O)、CH2、CD2(式中、Dは重水素であり)、OC(O)、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり;
    環A及び環Bは、同じであるか異なっていて、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり;
    基R1及び基R2は、同じであるか異なっていて、それぞれが、水素であることも可能であるし、水素以外の上限3個までの置換基を表すことも可能であり(R1a、R1b、及びR1c、ならびにR2a、R2b、及びR2c)、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら6つの基R1a-c及びR2a-cは、それぞれ個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、該アミド窒素は、いずれの基に含まれていても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは単環のアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、からなる群より選択される。
  50. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列C−1の化合物である、請求項45に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  51. 前記化合物は、以下の式Aの構造に一致する系列C−1の化合物である、請求項31に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中
    Qは、CHR9又はC(O)であり、Zは、CHR10又はC(O)であり、かつQ及びZのうち1つだけがC(O)であり;
    m、n、及びpはそれぞれ、0又は1であり、かつm+n+pの合計は、2又は3であり;
    G、P、及びWは、それぞれが、NR20、NR2、NR7、S、及びOからなる群より選択され、ここで、R7及びR2は、同じであるか異なっていて、H、C(H)v(D)h(式中、Dは重水素であり)、式中、v及びhは、それぞれが、0、1、2、又は3であり、かつv+h=3であり、C(H)q(D)r−脂肪族C1−C11ヒドロカルビル、式中、q及びrは、それぞれが、0、1、又は2であり、かつq+r=0、1、又は2であり、脂肪族C1−C12ヒドロカルビルスルホニル、又は脂肪族C1−C12ヒドロカルボイルであり、かつR20は、請求項中以下で定義されるとおりのX−環A−R1であり;
    d、e、f、及びkは、それぞれが、0又は1いずれかであり、かつ(d+e+f+k)の合計=2であり;
    J及びFは、同じであるか異なっていて、CH又はCDであり(式中、Dは重水素であり);
    E及びKは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);
    Xは、SO2、C(O)、CH2、CD2、OC(O)、NHC(NH)、NHC(S)、又はNHC(O)であり、
    環Aは、芳香環系又はヘテロ芳香環系であり、この環系は、単環又は縮合した2つの環を含み;
    1は、Hであるか、又は上限3個までの置換基、R1a、R1b、及びR1c、を表し、上限3個までの置換基自身は、同じであっても異なっていてもよく、これら3つの基、R1a-cは、それぞれが個別に、H、C1−C6ヒドロカルビル、C1−C6ヒドロカルビルオキシ、C1−C6ヒドロカルビルオキシカルボニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7ヒドロカルボイル、ヒドロキシ置換、トリフルオロメチル置換、もしくはハロゲン置換のC1−C7ヒドロカルボイル、C1−C6ヒドロカルビルスルホニル、C1−C6ヒドロカルビルオキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、フェニル、シアノ、カルボキシル、C1−C7ヒドロカルビルカルボキシラート、カルボキサミドもしくはスルホンアミド式中、アミド窒素はいずれのアミド基にあっても式NR34を有し、式中、R3及びR4は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビルであるか、又はR3とR4は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である)、MAr式中、Mは、−CH2−、−O−、又は−N=N−であり、かつArは、単環のアリール又はヘテロアリール基である)、及びNR56 式中、R5及びR6は、同じであるか異なっていて、H、C1−C4ヒドロカルビル、C1−C4アシル、C1−C4ヒドロカルビルスルホニルであるか、又はR5とR6は、該示されている窒素と一緒になって五員〜七員環を形成し、形成された環は随意に1又は2個の追加のヘテロ原子を含有し、追加のヘテロ原子はそれぞれ独立して窒素、酸素、又は硫黄である、からなる群より選択され;
    8、R9、及びR10は、それぞれHであるか、又はR8、R9、及びR10のうち2つがHであり、1つがC1−C8ヒドロカルビル基であって、このC1−C8ヒドロカルビル基は、無置換であるか、又は上限3個までの原子で置換され、原子は、同じであるか異なっていて、酸素又は窒素原子であり;
    11、R12、R13、及びR14は、全てHであるか、あるいはR11及びR13はHであり、かつR12及びR14はH又はD(式中、Dは重水素である)であるか、あるいはR11とR12の対又はR13とR14の対のうち一方が、該示されている環と一緒になって飽和又は不飽和の六員環を形成し、他方の対がそれぞれHであるか、あるいは他方の対は、H及びDである。
  52. 前記化合物は、以下の式Iの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  53. 前記化合物は、以下の式IIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  54. 前記化合物は、以下の式IIIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);かつ
    m及びnはそれぞれ、1である。
  55. 前記化合物は、以下の式IVの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物。
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。)
  56. 前記化合物は、以下の式Vの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2である(式中、Dは重水素である)。
  57. 前記化合物は、以下の式VIの構造に一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
    式中、J及びFは、同じであるか異なっていて、CH2、CHD、又はCD2であり(式中、Dは重水素であり);かつ
    m及びnはそれぞれ、1である。
  58. 前記化合物は、以下に式を示す化合物と構造が一致する系列C−2の化合物である、請求項51に記載の医薬組成物
    Figure 2015523385
  59. 状である、請求項31に記載の医薬組成物
  60. 形である、請求項31に記載の医薬組成物
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