JP2015517997A - ピリダジノン除草性化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(I)の化合物または前記化合物の農学的に許容できる塩(式中、X1、R1、R2、R3、R5、Gおよびnは、本明細書において定義されるとおりである)に関する。本発明は、式(I)の化合物を含む除草組成物、および特に、有用な植物の作物において、雑草を防除するためのそれらの使用にさらに関する。

Description

本発明は、新規な除草性化合物、それらの調製のための方法、上記の新規な誘導体を含む除草組成物、および特に、有用な植物の作物において、雑草を防除するため、または植物成長を阻害するためのそれらの使用に関する。
除草性のピリダジノンが、国際公開第2009/086041号パンフレットから公知である。さらに、除草性の5/6員ヘテロシクリル置換ピリダジノンが、国際公開第2011/045271号パンフレットから公知である。本発明は、向上した除草特性を示す別のヘテロシクリル置換ピリダジノンの特定に基づくものである。
したがって、本発明によれば、式(I):
Figure 2015517997
(式中:
1が、NまたはCR4であり;
1が、C1〜C4アルキル、C1〜C2アルコキシ−C1〜C2アルキル、C2〜C4アルケニル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル、C2〜C4アルキニルおよびC2〜C4ハロアルキニルからなる群から選択され;
2が、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ−C1〜C3アルキル−、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル−、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル−、C1〜C6アルキルカルボニル−、−S(O)p1〜C6アルキル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、C1〜C6ジアルキルアミノ、−C(C1〜C3アルキル)=N−O−C1〜C3アルキルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択され;
3が、独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニルおよび−S(O)p1〜C6アルキルからなる群から選択され;
4およびR5が、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニルおよび−S(O)p1〜C6アルキルからなる群から選択され;
Gが、水素または−C(O)−R6であり;
6が、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルケニル、C1〜C6アルキニル、C1〜C6アルキル−S−、C1〜C6アルコキシ、−NR78および1つまたは複数のR9で任意選択で置換されるフェニルからなる群から選択され;
7およびR8が、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−からなる群から選択され;
ここで、R7およびR8が、一緒にモルホリニル環を形成することができ;
9が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシおよびC1〜C3ハロアルコキシからなる群から選択され;
n=0、1、2、3または4であり;
p=0、1または2である)
の化合物またはその農学的に許容できる塩が提供される。
ハロゲン(またはハロ)は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を包含する。これに対応じて、同じことが、ハロアルキルまたはハロフェニルなどの他の定義の文脈におけるハロゲンに当てはまる。
1〜6個の炭素原子の鎖長を有するハロアルキル基は、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピルおよびパーフルオロ−n−ヘキシルである。
アルコキシ基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子の鎖長を有する。アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシまたはtert−ブトキシまたはペンチルオキシまたはヘキシルオキシ異性体、好ましくは、メトキシおよびエトキシである。2つのアルコキシ置換基が同じ炭素原子上に存在することも理解されるべきである。
ハロアルコキシは、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシまたは2,2,2−トリクロロエトキシ、好ましくは、ジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシまたはトリフルオロメトキシである。
1〜C6アルキル−S−(アルキルチオ)は、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオまたはtert−ブチルチオ、好ましくは、メチルチオまたはエチルチオである。
1〜C6アルキル−S(O)−(アルキルスルフィニル)は、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニルまたはtert−ブチルスルフィニル、好ましくは、メチルスルフィニルまたはエチルスルフィニルである。
1〜C6アルキル−S(O)2−(アルキルスルホニル)は、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニルまたはtert−ブチルスルホニル、好ましくは、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルである。
本発明の好ましい実施形態において、式II(Gが水素である式I)
Figure 2015517997
の化合物がある。
本発明の別の好ましい実施形態において、R2が、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択される。
特に好ましいのは、R2が、水素、メチル、エチル、シクロプロピルおよびメトキシメチルからなる群から選択され、最も好ましくはメチルであるものである。
本発明の別の実施形態において、R2が水素である。
本発明の別の実施形態において、n=0である。
本発明の別の実施形態において、R1が、メチル、エチルおよびn−プロピルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態において、X1がNである。
本発明の別の実施形態において、X1がCR4である。特に好ましいのは、R4がハロゲン(最も好ましくは塩素)であり、および/またはR5がハロゲン(最も好ましくは塩素)であるものである。
式Iの化合物は、不斉中心を含有してもよく、単一の鏡像異性体、任意の割合の鏡像異性体の対として存在してもよく、または、2つ以上の不斉中心が存在する場合、考えられる全ての比率のジアステレオ異性体を含む。典型的に、鏡像異性体の1つが、他の可能な鏡像異性体と比較して向上した生物学的活性を有する。
同様に、二置換アルケンがある場合、これらは、E体もしくはZ体でまたは任意の割合の両方の混合物として存在してもよい。
さらに、式Iの化合物は、別の互変異性体と平衡状態にあり得る。全ての互変異性体(単一の互変異性体またはその混合物)、ラセミ混合物および単一の異性体が、本発明の範囲内に含まれることが理解されるべきである。
本発明は、式Iの化合物が、アミン(例えばアンモニア、ジメチルアミンおよびトリエチルアミン)、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩基または第四級アンモニウム塩基とともに形成し得る農学的に許容できる塩も含む。塩形成剤として使用されるアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、アルコキシドおよび炭酸水素塩および炭酸塩の中でも、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、アルコキシド、酸化物および炭酸塩が強調されるが、ナトリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、アルコキシド、酸化物および炭酸塩が特に強調される。対応するトリメチルスルホニウム塩も使用され得る。
本発明に係る式(I)の化合物は、それ自体で除草剤として使用することができるが、それらは、一般に、担体、溶媒および表面活性剤(SFA)などの製剤助剤を用いて除草性組成物へと製剤化される。したがって、本発明は、先行する請求項のいずれか一項に記載の除草性化合物と、農学的に許容できる製剤助剤とを含む除草性組成物をさらに提供する。この組成物は、使用前に希釈される濃縮物の形態であり得るが、すぐに使用できる組成物も作製され得る。最終的な希釈は、通常、水を用いて行われるが、水の代わりに、または水に加えて、例えば、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油または溶媒を用いて行われ得る。
除草性組成物は、一般に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の式Iの化合物と、好ましくは0〜25重量%の表面活性物質を含む1〜99.9重量%の製剤助剤とを含む。
この組成物は、多くの剤型から選択することができ、そのうちの多くは、the Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,5th Edition,1999から公知である。これらとしては、粉剤(DP)、水溶剤(SP)、水溶顆粒(SG)、水和性顆粒(WG)、水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は即放性)、可溶濃縮剤(SL)、油混和性液剤(OL)、超低量液剤(UL)、乳剤(EC)、分散性濃縮物(DC)、乳剤(水中油(EW)および油中水(EO)の両方)、マイクロエマルション(ME)、懸濁濃縮物(SC)、エアゾール、カプセル懸濁剤(CS)および種子処理製剤が挙げられる。いずれの場合も、選択される剤型は、想定される具体的な目的ならびに式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性に応じて決まるであろう。
粉剤(DP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固体希釈剤(例えば天然粘土、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キーゼルグール、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルクおよび他の有機および無機固体担体)と混合し、この混合物を微粉末へと機械的に粉砕することによって調製され得る。
水溶剤(SP)は、水への分散性/溶解性を改善するために、式(I)の化合物を、1種以上の水溶性無機塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムなど)または1種以上の水溶性有機固体(多糖など)および、任意選択で、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤または前記物質の混合物と混合することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水溶顆粒(SG)を形成してもよい。
水和剤(WP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固体希釈剤または担体、1種以上の湿潤剤ならびに、好ましくは、1種以上の分散剤および、任意選択で、1種以上の懸濁化剤と混合して、液体中の分散を促進することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水和性顆粒(WG)を形成してもよい。
粒剤(GR)は、式(I)の化合物と1種以上の粉末化された固体希釈剤または担体との混合物を造粒することによるか、あるいは式(I)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、多孔質の顆粒物質(軽石、アタパルジャイト粘土、フラー土、キーゼルグール、珪藻土または粉砕されたトウモロコシの穂軸など)中に吸収することによるか、または式(I)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、硬質のコア材(砂、ケイ酸塩、無機の炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩など)上に吸着し、必要に応じて乾燥させることによって、予め形成されたブランク顆粒(blank granule)から造粒することによるかのいずれかによって形成され得る。吸収または吸着を補助するのに一般的に使用される物質としては、溶媒(脂肪族および芳香族石油系溶媒、アルコール、エーテル、ケトンおよびエステルなど)および固着剤(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖類および植物油など)が挙げられる。また、1種以上の他の添加剤が、粒剤に含まれてもよい(例えば乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
分散性濃縮物(DC)は、式(I)の化合物を、水あるいはケトン、アルコールまたはグリコールエーテルなどの有機溶媒に溶解させることによって調製され得る。これらの溶液は、(例えば水希釈性を改善し、または噴霧タンク中の結晶化を防止するために)表面活性剤を含有してもよい。
乳剤(EC)または水中油型乳剤(EW)は、式(I)の化合物を、有機溶媒(任意選択で、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記物質の混合物を含有する)に溶解させることによって調製され得る。ECに使用するのに適した有機溶媒としては、芳香族炭化水素(SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200によって例示されるアルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)およびアルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C8〜C10脂肪酸のジメチルアミドなど)および塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水に加えると自然に乳化して、適切な装置によって噴霧施用可能なほど十分な安定性を有する乳剤を生成し得る。
EWの調製は、式(I)の化合物を液体として(それが室温で液体でない場合、適当な温度、典型的に70℃未満で溶融させてもよい)または溶液中で(それを適切な溶媒に溶解させることによって)得る工程と、次に、得られた液体または溶液を高せん断下で1種以上のSFAを含有する水へ乳化して、乳剤を生成する工程とを含む。EWに使用するのに適した溶媒としては、植物油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族溶媒(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)および水溶性の低い他の適切な有機溶媒が挙げられる。
マイクロエマルション(ME)は、水を、1種以上のSFAと1種以上の溶媒とのブレンドと混合して、熱力学的に安定した等方性(isotropic)液体製剤を自然に生じさせることによって調製され得る。式(I)の化合物は、最初、水または溶媒/SFAブレンドのいずれかの中に存在する。MEに使用するのに適した溶媒としては、ECまたはEWへの使用に関して上述したものが挙げられる。MEは、水中油型または油中水型系のいずれかであり得(どちらの系が存在するかは、伝導度測定によって決定され得る)、水溶性および油溶性有害生物防除剤を同じ製剤中で混合することに適し得る。MEは、水へ希釈するのに適しており、マイクロエマルションのまま残るかまたは従来の水中油乳剤を形成する。
懸濁濃縮物(SC)は、式(I)の化合物の微粉化された不溶性固体粒子の水性または非水性懸濁液を含み得る。SCは、好適な媒体中で、式(I)の固体化合物を、任意選択で1種以上の分散剤とともにボールミル粉砕またはビーズミル粉砕して、この化合物の微粒子懸濁液を生成することによって調製され得る。1種以上の湿潤剤が、組成物に含まれてもよく、懸濁化剤が、粒子の沈降速度を低下させるために含まれてもよい。あるいは、式(I)の化合物は、乾式ミル粉砕され、上述した物質を含有する水に加えられて、所望の最終生成物を生成してもよい。
エアゾール製剤は、式(I)の化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)の化合物はまた、好適な媒体(例えば水またはn−プロパノールなどの水混和性液体)に溶解または分散されて、非加圧式の、手動噴霧ポンプにおいて使用するための組成物が得られる。
カプセル懸濁剤(CS)は、各油滴がポリマーシェルによって封入され、かつ式(I)の化合物および、任意選択で、そのための担体または希釈剤を含有する油滴の水性分散液が得られる追加の重合段階を伴う以外は、EW製剤の調製と同様の方法で調製され得る。ポリマーシェルは、界面重縮合反応またはコアセルベーション手順のいずれかによって生成され得る。この組成物は、式(I)の化合物の制御放出を提供し、種子処理に使用されてもよい。式(I)の化合物はまた、生分解性ポリマーマトリックス中で製剤化されて、この化合物の遅延制御放出を提供することができる。
組成物は、例えば表面上の湿潤、保持または分散;処理された表面における耐雨性;または式(I)の化合物の取り込みまたは移動性を改善することによって、組成物の生物学的性能を改善するために、1種以上の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、表面活性剤(SFA)、油系噴霧添加剤、例えば特定の鉱油または天然植物油(ダイズ油およびナタネ油など)、およびこれらと、他の生物学的強化(bio−enhancing)助剤(式(I)の化合物の作用を補助し、または調整し得る成分)とのブレンドが挙げられる。
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン型、アニオン型、両性型または非イオン型のSFAであってもよい。
好適なカチオン型のSFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリンおよびアミン塩が挙げられる。
好適なアニオン型SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化された芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、スルホン酸ブチルナフタレンならびにジ−イソプロピル−およびトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、硫酸エーテル、硫酸アルコールエーテル(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、カルボン酸エーテル(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1種以上の脂肪族アルコールとリン酸との反応からの生成物(主にモノ−エステル)または五酸化リン(主にジ−エステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応物;さらにこれらの生成物は、エトキシ化されていてもよい)、スルホスクシナメート(sulphosuccinamate)、パラフィンまたはオレフィンスルホネート、タウレートおよびリグノスルホネートが挙げられる。
好適な両性型のSFAとしては、ベタイン、プロピオネートおよびグリシネートが挙げられる。
好適な非イオン型のSFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのアルキレンオキシドまたはそれらの混合物の、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)またはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合生成物;長鎖脂肪酸または無水ヘキシトールから誘導される部分エステル;前記部分エステルのエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純なエステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);およびレシチンが挙げられる。
好適な懸濁化剤としては、親水コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウムなど)および膨潤粘土(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
本発明の組成物は、少なくとも1種の追加の有害生物防除剤をさらに含み得る。例えば、本発明に係る化合物は、他の除草剤または植物成長調節剤と組み合わせて使用することもできる。好ましい実施形態において、追加の有害生物防除剤は、除草剤および/または除草剤毒性緩和剤である。このような混合物の例は、以下のとおりである(「I」が式Iの化合物を表す)。I+アセトクロール、I+アシフルオルフェン、I+アシフルオルフェン−ナトリウム、I+アクロニフェン、I+アクロレイン、I+アラクロル、I+アロキシジム、I+アメトリン、I+アミカルバゾン、I+アミドスルフロン、I+アミノピラリド、I+アミトロール、I+アニロホス、I+アシュラム、I+アトラジン、I+アザフェニジン、I+アジムスルフロン、I+BCPC、I+ベフルブタミド、I+ベナゾリン、I+ベンカルバゾン、I+ベンフルラリン、I+ベンフレセート、I+ベンスルフロン、I+ベンスルフロン−メチル、I+ベンスリド、I+ベンタゾン、I+ベンズフェンジゾン、I+ベンゾビシクロン、I+ベンゾフェナップ、I+ビシクロピロン、I+ビフェノックス、I+ビラナホス(bilanafos)、I+ビスピリバック、I+ビスピリバック−ナトリウム、I+ホウ砂、I+ブロマシル、I+ブロモブチド、I+ブロモキシニル、I+ブタクロール、I+ブタミホス、I+ブトラリン、I+ブトロキシジム、I+ブチレート、I+カコジル酸、I+塩素酸カルシウム、I+カフェンストロール、I+カルベタミド、I+カルフェントラゾン、I+カルフェントラゾン−エチル、I+クロルフルレノール、I+クロルフルレノール−メチル、I+クロリダゾン、I+クロリムロン、I+クロリムロン−エチル、I+クロロ酢酸、I+クロロトルロン、I+クロルプロファム、I+クロルスルフロン、I+クロルタール、I+クロルタール−ジメチル、I+シニドン−エチル、I+シンメチリン、I+シノスルフロン、I+シスアニリド、I+クレトジム、I+クロジナホップ、I+クロジナホップ−プロパルギル、I+クロマゾン、I+クロメプロップ、I+クロピラリド、I+クロランスラム、I+クロランスラム−メチル、I+シアナジン、I+シクロエート、I+シクロスルファムロン、I+シクロキシジム、I+シハロホップ、I+シハロホップ−ブチル、I+2,4−D、I+ダイムロン、I+ダラポン、I+ダゾメット、I+2,4−DB、I+I+デスメジファム、I+ジカンバ、I+ジクロベニル、I+ジクロルプロップ、I+ジクロルプロップ−P、I+ジクロホップ、I+ジクロホップ−メチル、I+ジクロスラム、I+ジフェンゾコート、I+ジフェンゾコートメチルサルフェート(difenzoquat metilsulfate)、I+ジフルフェニカン、I+ジフルフェンゾピル、I+ジメフロン、I+ジメピペレート、I+ジメタクロール、I+ジメタメトリン、I+ジメテナミド、I+ジメテナミド−P、I+ジメチピン、I+ジメチルアルシン酸、I+ジニトラミン、I+ジノテルブ、I+ジフェナミド、I+ジプロペトリン、I+ジクワット、I+二臭化ジクワット、I+ジチオピル、I+ジウロン、I+エンドタール、I+EPTC、I+エスプロカルブ、I+エタルフルラリン、I+エタメトスルフロン、I+エタメトスルフロン−メチル、I+エセフォン、I+エトフメセート、I+エトキシフェン、I+エトキシスルフロン、I+エトベンザニド、I+フェノキサプロップ−P、I+フェノキサプロップ−P−エチル、I+フェントラザミド、I+硫酸第一鉄、I+フラムプロップ−M、I+フラザスルフロン、I+フロラスラム、I+フルアジホップ、I+フルアジホップ−ブチル、I+フルアジホップ−P、I+フルアジホップ−P−ブチル、I+フルアゾレート、I+フルカルバゾン、I+フルカルバゾン−ナトリウム、I+フルセトスルフロン、I+フルクロラリン、I+フルフェンナセット、I+フルフェンピル、I+フルフェンピル−エチル、I+フルメトラリン、I+フルメトスラム、I+フルミクロラック、I+フルミクロラック−ペンチル、I+フルミオキサジン、I+フルミプロピン(flumipropin)、I+フルオメツロン、I+フルオログリコフェン、I+フルオログリコフェン−エチル、I+フルオキサプロップ(fluoxaprop)、I+フルポキサム、I+フルプロパシル(flupropacil)、I+フルプロパネート、I+フルピルスルフロン、I+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、I+フルレノール、I+フルリドン、I+フルロクロリドン、I+フルロキシピル、I+フルルタモン、I+フルチアセット、I+フルチアセット−メチル、I+ホメサフェン、I+ホラムスルフロン、I+ホサミン、I+グルホシネート、I+グルホシネート−アンモニウム、I+グリホサート、I+ハラウキシフェン、I+ハロスルフロン、I+ハロスルフロン−メチル、I+ハロキシホップ、I+ハロキシホップ−P、I+ヘキサジノン、I+イマザメタベンズ、I+イマザメタベンズ−メチル、I+イマザモックス、I+イマザピック、I+イマザピル、I+イマザキン、I+イマゼタピル、I+イマゾスルフロン、I+インダノファン、I+インダジフラム、I+ヨードメタン、I+ヨードスルフロン、I+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、I+イオキシニル、I+イソプロツロン、I+イソウロン、I+イソキサベン、I+イソキサクロルトール、I+イソキサフルトール、I+イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、I+カルブチレート、I+ラクトフェン、I+レナシル、I+リニュロン、I+メコプロップ、I+メコプロップ−P、I+メフェナセット、I+メフルイジド、I+メソスルフロン、I+メソスルフロン−メチル、I+メソトリオン、I+メタム、I+メタミホップ、I+メタミトロン、I+メタザクロール、I+メタベンズチアズロン、I+メタゾール、I+メチルアルソン酸、I+メチルダイムロン、I+メチルイソチオシアネート、I+メトラクロール、I+S−メトラクロール、I+メトスラム、I+メトクスロン、I+メトリブジン、I+メトスルフロン、I+メトスルフロン−メチル、I+モリネート、I+モノリニュロン、I+ナプロアニリド、I+ナプロパミド、I+ナプタラム、I+ネブロン、I+ニコスルフロン、I+n−メチルグリホサート、I+ノナン酸、I+ノルフルラゾン、I+オレイン酸(脂肪酸)、I+オルベンカルブ、I+オルソスルファムロン、I+オリザリン、I+オキサジアルギル、I+オキサジアゾン、I+オキサスルフロン、I+オキサジクロメホン、I+オキシフルオルフェン、I+パラコート、I+二塩化パラコート、I+ペブレート、I+ペンジメタリン、I+ペノキススラム、I+ペンタクロロフェノール、I+ペンタノクロール、I+ペントキサゾン、I+ペトキサミド、I+フェンメジファム、I+ピクロラム、I+ピコリナフェン、I+ピノキサデン、I+ピペロホス、I+プレチラクロール、I+プリミスルフロン、I+プリミスルフロン−メチル、I+プロジアミン、I+プロホキシジム、I+プロヘキサジオン−カルシウム、I+プロメトン、I+プロメトリン、I+プロパクロール、I+プロパニル、I+プロパキザホップ、I+プロパジン、I+プロファム、I+プロピソクロール、I+プロポキシカルバゾン、I+プロポキシカルバゾン−ナトリウム、I+プロピザミド、I+プロスルホカルブ、I+プロスルフロン、I+ピラクロニル、I+ピラフルフェン、I+ピラフルフェン−エチル、I+ピラスルホトール、I+ピラゾリネート、I+ピラゾスルフロン、I+ピラゾスルフロン−エチル、I+ピラゾキシフェン、I+ピリベンゾキシム、I+ピリブチカルブ、I+ピリダホル、I+ピリデート、I+ピリフタリド、I+ピリミノバック、I+ピリミノバック−メチル、I+ピリミスルファン、I+ピリチオバック、I+ピリチオバック−ナトリウム、I+ピロキサスルホン、I+ピロックススラム、I+キンクロラック、I+キンメラック、I+キノクラミン、I+キザロホップ、I+キザロホップ−P、I+リムスルフロン、I+サフルフェナシル、I+セトキシジム、I+シデュロン、I+シマジン、I+シメトリン、I+塩素酸ナトリウム、I+スルコトリオン、I+スルフェントラゾン、I+スルホメツロン、I+スルホメツロン−メチル、I+スルホセート、I+スルホスルフロン、I+硫酸、I+テブチウロン、I+テフリルトリオン、I+テンボトリオン、I+テプラロキシジム、I+テルバシル、I+テルブメトン、I+テルブチラジン、I+テルブトリン、I+テニルクロール、I+チアゾピル、I+チフェンスルフロン、I+チエンカルバゾン、I+チフェンスルフロン−メチル、I+チオベンカルブ、I+トプラメゾン、I+トラルコキシジム、I+トリ−アレート、I+トリアスルフロン、I+トリアジフラム、I+トリベヌロン、I+トリベヌロン−メチル、I+トリクロピル、I+トリエタジン、I+トリフロキシスルフロン、I+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、I+トリフルラリン、I+トリフルスルフロン、I+トリフルスルフロン−メチル、I+トリヒドロキシトリアジン、I+トリネキサパック−エチル、I+トリトスルフロン、I+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル(CAS RN 353292−31−6)。本発明の化合物はまた、国際公開第06/024820号パンフレットおよび/または国際公開第07/096576号パンフレットに開示される除草性化合物と組み合わされてもよい。
式Iの化合物の混合パートナー(mixing partner)はまた、例えば、The Pesticide Manual,Fourteenth Edition,British Crop Protection Council,2006に言及されているように、エステルまたは塩の形態であってもよい。
式Iの化合物は、殺真菌剤、殺線虫剤または殺虫剤などの他の農薬との混合物中で使用することもでき、その例が、The Pesticide Manualに示されている。
混合パートナーに対する式Iの化合物の混合比は、好ましくは、1:100〜1000:1である。
混合物は、上記の製剤に有利に使用され得る(その場合、「活性成分」は、混合パートナーとの式Iの化合物のそれぞれの混合物に関する)。
本発明に係る式Iの化合物は、1種以上の毒性緩和剤と組み合わせて使用することもできる。同様に、1種以上のさらなる除草剤との本発明に係る式Iの化合物の混合物は、1種以上の毒性緩和剤と組み合わせて使用することもできる。毒性緩和剤は、AD 67(MON 4660)、ベノキサコール、クロキントセット−メキシル、シプロスルファミド(CAS RN 221667−31−8)、ジクロルミド、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルキソフェニム、フリラゾールおよび対応するR異性体、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、オキサベトリニル、N−イソプロピル−4−(2−メトキシ−ベンゾイルスルファモイル)−ベンズアミド(CAS RN 221668−34−4)であり得る。他の可能な毒性緩和剤は、例えば、欧州特許第0365484号明細書に開示される毒性緩和剤化合物、例えば、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドを含む。特に好ましいのは、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、クロキントセット−メキシルおよび/またはN−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチル−アミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとの式Iの化合物の混合物である。
式Iの化合物の毒性緩和剤はまた、例えば、The Pesticide Manual,14th Edition(BCPC),2006に言及されているように、エステルまたは塩の形態であってもよい。クロキントセット−メキシルへの言及は、国際公開第02/34048号パンフレットに開示されるように、そのリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、アンモニウム、第四級アンモニウム、スルホニウムまたはホスホニウム塩にも適用され、フェンクロラゾール−エチルへの言及は、フェンクロラゾールにも適用されるなどである。
好ましくは、毒性緩和剤に対する式Iの化合物の混合比は、100:1〜1:10、特に、20:1〜1:1である。
混合物は、上記の製剤に有利に使用され得る(その場合、「活性成分」は、毒性緩和剤との式Iの化合物のそれぞれの混合物に関する)。
本発明は、作物および雑草を含む場所で雑草を選択的に防除する方法をさらに提供し、この方法は、この場所に、雑草を防除する量の本発明に係る組成物を施用することを含む。「防除」は、殺滅、成長の減少もしくは遅延または発芽の防止もしくは減少を意味する。一般に、防除される植物は、好ましくない植物(雑草)である。「場所」は、植物が成長している領域または成長する予定である領域を意味する。
式Iの化合物の施用率は、広い限度内で変化し、土壌の性質、施用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;まき溝への施用;非耕地施用(no tillage application)など)、作物、防除される雑草、一般的気候条件、および施用方法によって左右される他の要因、施用時間および標的作物に応じて決まり得る。本発明に係る式Iの化合物は、一般に、10〜2000g/ha、特に、50〜1000g/haの率で施用される。
施用は、一般に、組成物を噴霧することによって、典型的に、広い領域用のトラクターに取り付けられた噴霧器によってなされるが、散粉(dusting)(粉剤用)、点滴(drip)または灌注(drench)などの他の方法を使用することもできる。
本発明に係る組成物が使用され得る有用な植物は、穀物、例えば大麦および小麦、綿花、アブラナ、ヒマワリ、トウモロコシ、米、ダイズ、テンサイ、サトウキビおよび芝生などの作物を含む。
作物は、果樹、ヤシの木、ココヤシの木または他の木の実などの木も含み得る。ブドウ、果実の低木、果実植物および野菜などのつる植物も含まれる。
作物は、従来の品種改良方法または遺伝子組み換えによって除草剤または除草剤の種類(例えばALS−、GS−、EPSPS−、PPO−、ACCase−およびHPPD阻害剤)に対する耐性を与えられた作物も含むことが理解されるべきである。従来の品種改良方法によってイミダゾリノン、例えばイマザモックス(imazamox)に対する耐性を与えられた作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(キャノーラ)である。遺伝子組み換え方法によって除草剤に対する耐性を与えられた作物の例としては、例えば、RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)の商標名で市販されているグリホサート耐性およびグルホシネート耐性トウモロコシ種が挙げられる。特に好ましい態様において、作物は、例えば、国際公開第2010/029311号パンフレットに教示されているように、ホモゲンチセートソラネシルトランスフェラーゼ(homogentisate solanesyltransferase)を過剰発現するように遺伝子組み換えされている。
作物はまた、遺伝子組み換え方法によって害虫に対する耐性を与えられた作物、例えばBtトウモロコシ(アワノメイガに耐性がある)、Bt綿花(メキシコワタノミゾウムシに耐性がある)およびさらにBtジャゲイモ(コロラドハムシに耐性がある)であることが理解されるべきである。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)のBt 176トウモロコシ雑種である。Bt毒素は、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌細菌によって天然に形成されるタンパク質である。毒素、またはこのような毒素を合成することができるトランスジェニック植物の例が、欧州特許出願公開第A−451878号明細書、欧州特許出願公開第A−374753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、国際公開第03/052073号パンフレットおよび欧州特許出願公開第A−427529号明細書に記載されている。殺虫剤耐性をコードし、1つまたは複数の毒素を発現する1つまたは複数の遺伝子を含むトランスジェニック植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿花)、Bollgard(登録商標)(綿花)、NewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)およびProtexcta(登録商標)である。植物作物またはその種子材料はいずれも、除草剤に対して耐性があると同時に、昆虫の摂食に対して耐性があり得る(「多重(stacked)トランスジェニック事象)。例えば、種子は、殺虫性のCry3タンパク質を発現する能力を有することができると同時にグリホサートに対して耐性がある。
作物はまた、従来の品種改良方法または遺伝子組み換えによって得られ、いわゆる出力形質(例えば向上した貯蔵安定性、より高い栄養価および向上した風味)を含む作物を含むことが理解されるべきである。
他の有用な植物は、例えばゴルフ場、芝地、公園および沿道における芝草、または芝生用に商業的に栽培された芝草、および花または低木などの鑑賞植物を含む。
組成物は、好ましくない植物(総称して「雑草」)を防除するのに使用され得る。防除される雑草は、単子葉植物種、例えば、コヌカグサ属(Agrostis)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、カヤツリグサ属(Cyperus)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、オヒシバ属(Eleusine)、ドクムギ属(Lolium)、ミズアオイ属(Monochoria)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、オモダカ属(Sagittaria)、ホタルイ属(Scirpus)、エノコログサ属(Setaria)およびモロコシ属(Sorghum)、ならびに双子葉植物種、例えば、イチビ属(Abutilon)、アマランサス属(Amaranthus)、ブタクサ属(Ambrosia)、アカザ属(Chenopodium)、キク属(Chrysanthemum)、イズハハコ属(Conyza)、ヤエムグラ属(Galium)、サツマイモ属(Ipomoea)、オランダガラシ属(Nasturtium)、シダ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、ナス属(Solanum)、ハコベ属(Stellaria)、クワガタソウ属(Veronica)、スミレ属(Viola)およびオナモミ属(Xanthium)の両方であり得る。雑草はまた、作物とみなされ得るが、作物の領域の外側で成長する植物(「エスケープ(escape)」)、または前に植えられていた異なる作物から残された種子から成長する植物(「ボランティア(volunteer)」)を含み得る。このようなボランティアまたはエスケープは、特定の他の除草剤に対して耐性であり得る。
本発明の化合物は、以下のスキームにしたがって調製され得る。
本発明の特定の化合物は、反応スキーム1に示されるように、モルホリンとともに加熱することによって、式(1a)の化合物から調製され得る(Nagashima,Hiromu et al.Heterocycles,26(1),1−4;1987)。
反応スキーム1
Figure 2015517997
式(1a)の化合物は、反応スキーム2に示されるように、式(2)の化合物から調製され得る。
反応スキーム2
Figure 2015517997
式(1a)の化合物は、NaHまたはNaHMDSなどの強塩基の存在下で、ピリダジノン(2)を必要な縮合二環式複素芳香族構成単位と反応させることによって調製され得る。好適な溶媒は、THFまたはDMFである。
化合物(2)(式中、R1=Meであり、R2=Hである)は、Tetrahedron 2001,57,1323−1330にしたがって、1,4−ジオキサン中のNaOMeと市販の4,5−ジクロロ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンとの反応によって調製され得る。
化合物(2)(式中、R1=Meであり、R2=Meである)は、反応スキーム3に示されるように調製され得る。
反応スキーム3
Figure 2015517997
あるいは、本発明の特定の化合物は、反応スキーム4にしたがって調製され得る。
反応スキーム4
Figure 2015517997
本発明の化合物は、好適な溶媒中の濃縮されたNaOH水溶液とともに加熱することによって、式(3)の化合物から調製され得る。
式(3)の化合物は、反応スキーム5に示されるように調製され得る。
反応スキーム5
Figure 2015517997
式(3)の化合物は、強塩基および好適な溶媒の存在下で、化合物(4)を2当量以上の必要な縮合二環式複素芳香族構成単位と反応させることによって調製され得る。好適な塩基の例は、NaH、NaHMDSおよびCs2CO3である。好適な溶媒の例は、THFおよびDMFである。化合物(4)の例は、市販の4,5−ジクロロ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンである。
本発明の特定の化合物を入手するための変法は、反応スキーム6に示されるように、化合物(1b)の一塩素化または二塩素化を含む。
反応スキーム6
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム7に示されるように、モノクロロ化合物の一臭素化によって調製され得る。
反応スキーム7
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム8に示されるように、化合物(1b)の三塩素化によって調製され得る。
反応スキーム8
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム9に示されるように、化合物(1b)の一臭素化によって調製され得る。
反応スキーム9
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム10に示されるように、モノブロモ化合物の一塩素化によって調製され得る。
反応スキーム10
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム11に示されるように、化合物(1b)の二臭素化および三臭素化よって調製され得る。
反応スキーム11
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム12に示されるように、好適な触媒/リガンド、塩基および溶媒を用いて、臭化物化合物を好適なカップリングパートナーと反応させることによって調製され得る。好適な触媒/リガンドの例は、Pd2dba3/キサントホス、[Pd(アリル)Cl]2/RockPhosまたはtBuXPhos前駆触媒である。好適な塩基の例は、DIPEA、LiHMDS、またはCs2CO3である。好適な溶媒の例は、1,4−ジオキサン、THF、DMFまたはトルエンである。
反応スキーム12
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム13に示されるように、好適な触媒/リガンド、塩基および溶媒を用いて、臭化物化合物を好適な有機ホウ素カップリングパートナーと反応させることによって調製され得る。好適な有機ホウ素カップリングパートナーの例は、ボロン酸、ボロン酸エステルおよびカリウムトリフルオロボレート塩である。好適な触媒/リガンドの例は、Pd(OAc)2/RuPhosまたはPd−dppfである。好適な塩基の例は、CsFである。好適な溶媒の例は、1,4−ジオキサン、水、またはDMEである。
反応スキーム13
Figure 2015517997
好適なカリウムトリフルオロボレート塩は、市販されているかまたは反応スキーム14に示されているように、トリフルオロエタノールをカリウム(ブロモメチル)トリフルオロボレート(両方とも市販されている)と反応させることによって調製され得る。
反応スキーム14
Figure 2015517997
特定の硫化メチル化合物は、反応スキーム15に示されるように、NaSMeを臭化物化合物とクロスカップリングすることによって調製され得る。
反応スキーム15
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム16(n=1または2)に示されるように、硫黄の酸化によって調製され得る。
反応スキーム16
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム17に示されるように、イソ−プロペニル化合物の還元によって調製され得る。
反応スキーム17
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム18に示されるように、ニトリルの形成によって調製され得る。(必要なアルデヒド出発材料は、反応スキーム21にしたがって調製される)。
反応スキーム18
Figure 2015517997
本発明の特定の化合物は、反応スキーム19に示されるように調製され得る。
反応スキーム19
Figure 2015517997
反応スキーム19を参照して、本発明の特定の化合物は、最終的なジオン誘導体化工程によって調製され得る。ジオン基材は、0℃から還流温度までの温度で、NEt3および好適な溶媒の存在下で、1当量以上の必要な求電子種R−Xと反応される。好適な溶媒の例は、DCMおよびTHFである。好適な市販の求電子種R−Xの例は、塩化アシル、クロロホルメート、塩化スルホニル、アミンカルボニルクロリド、ハロゲン化アルキルおよびクロロチオギ酸S−アルキルである。
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム20に示されるように、インドールの2位で既に置換されたインドール中間体の一塩素化または一臭素化によって調製され得る。
反応スキーム20
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム21に示されるように、アルケンのオゾン分解によって調製され得る。
反応スキーム21
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム22に示されるように、カルボニル化合物の二フッ素化によって調製され得る。カルボニル化合物は、−78℃〜25℃で、好適な溶媒中で、2当量以上の三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)と反応される。好適な溶媒の例は、ジクロロメタンおよびクロロホルムである。(カルボニル化合物出発材料は、典型的に、反応スキーム21にしたがって調製される)。
反応スキーム22
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム23に示されるように、カルボニル化合物の還元によって調製され得る。カルボニル化合物基材は、−78℃〜25℃で、好適な溶媒中で、0.5当量以上の水素化ホウ素ナトリウムと反応される。好適な溶媒の例は、メタノールおよびエタノールである。
反応スキーム23
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム24に示されるように、アルコールのメチル化によって調製され得る。アルコール出発材料は、−78℃〜25℃で、好適な溶媒中で、好適な塩基の存在下で、1当量以上のヨードメタンと反応される。好適な塩基の例は、水素化ナトリウムである。好適な溶媒の例は、N,N−ジメチルホルムアミドおよびテトラヒドロフランである。(アルコール基材は、典型的に、反応スキーム23にしたがって調製される)。
反応スキーム24
Figure 2015517997
式(1a)の特定の化合物は、反応スキーム25に示されるように、アルコールのフッ素化によって調製され得る。アルコール出発材料は、−78℃〜25℃で、好適な溶媒中で、1当量以上の三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)と反応される。好適な溶媒の例は、ジクロロメタンおよびクロロホルムである。
反応スキーム25
Figure 2015517997
実施例1.4−(3−クロロ−インドール−1−イル)−2−メチル−2H−ピリダジン−3,5−ジオン
4−(3−クロロ−インドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−2H−ピリダジン−3−オン(1.70g、5.87mmol)とモルホリン(8ml)との混合物を、マイクロ波照射下で10分間にわたって140℃まで加熱する。混合物を冷まし、次に、減圧下で蒸発させて、モルホリンのほとんどを除去する。残渣を1:1v/vの氷AcOH:DCM(100ml)とともに撹拌して、自由流動性の半固体を得る。揮発性物質を減圧下で除去し、得られた固体を水でスラリーにする。固体を、減圧下でのろ過によって回収し、1ミリバールおよび60℃で乾燥したところ、表題化合物がベージュ色の固体(1.54g、95%の収率)として得られる。1H nmr(DMSO−d6)δ(ppm)7.89(1H,s)、7.57〜7.50(2H,m)、7.24〜7.17(2H,m)、7.12〜7.06(1H,m)、3.66(3H,s)。
(反応スキーム1にしたがって調製される本発明の特定の他の化合物も、シリカにおけるカラムクロマトグラフィー、分取HPLCまたは結晶化の使用などの改良された生成手順を様々に必要とし得る)。
4−(3−クロロ−インドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−2H−ピリダジン−3−オン
水素化ナトリウム(鉱油中60質量%、874mg、21.9mmol)を、N2下で乾燥DMF(10ml)に懸濁させる。撹拌しながら、DMF(30ml)中の3−クロロインドール(3.01g、19.9mmol)の溶液を、20分間にわたって加える。添加中、周囲温度で水浴によって冷却を用いる。ガス発生が観察され、混合物を30分間撹拌する。次に、反応混合物をさらなるDMF(20ml)で希釈する。DMF(30ml)中の5−クロロ−4−メトキシ−2−メチル−2H−ピリダジン−3−オン(3.47g、19.9mmol)の溶液を、5分間にわたって加える。次に、混合物を周囲温度でさらに3時間撹拌してから、氷浴中で冷却し、飽和KH2PO4水溶液(100ml)でクエンチする。混合物をEtOAc(3×150ml)中に抽出し、組み合わされた有機抽出物を、MgSO4上で乾燥させる。減圧下で蒸発させて、粗残渣を得て、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤、イソヘキサン中0〜100%のEtOAcの勾配)によって精製する。表題化合物がベージュ色の固体(3.41g、59%の収率)として得られた。1H nmr(CDCl3)δ(ppm)7.92(1H,s)、7.62〜7.67(1H,m)、7.20〜7.28(3H,m)、6.96〜7.01(1H,m)、3.86(3H,s)、3.85(3H,s)。
実施例2.4−(3−クロロインダゾール−1−イル)−2−メチル−ピリダジン−3,5−ジオン
1:1w/wの32%のNaOH:水の混合物(合計8g)を、メタノール(30mL)中の4,5−ビス(3−クロロインダゾール−1−イル)−2−メチル−ピリダジン−3−オン(768mg、1.87mmol)に加え、次に、混合物を80℃で20分間加熱する。混合物を室温に冷まし、次に、減圧下で濃縮する。ジクロロメタン(50mL)および水(50mL)を残渣に加え、有機層を除去する。水層を、濃HClを用いてpH1まで酸性化し、次に、ジクロロメタン(40mL×2)で抽出する。組み合わされた有機抽出物を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮したところ、表題化合物が白色の固体(490mg)として得られる。1H nmr(DMSO−d6)δ(ppm)7.93(1H,s)7.71〜7.79(1H,m)7.45〜7.54(1H,m)7.26〜7.38(2H,m)3.66(3H,s)。同様に調製されるいくつかの他のジオン生成物を、酢酸エチルまたはエーテルを用いて研和した。
4,5−ビス(3−クロロインダゾール−1−イル)−2−メチル−ピリダジン−3−オン
DMF(15ml)中の、4,5−ジクロロ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(551mg、3.08mmol)と、3−クロロ−1H−インダゾール(1.17g、7.70mmol)と、炭酸セシウム(1.48g、7.70mmol)との混合物を、1時間にわたって110℃まで加熱する。反応混合物を冷却し、次に、減圧下で濃縮する。反応混合物を酢酸エチル(50ml)で希釈し、水(50mL)および塩水(50mL×2)で洗浄する。有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮する。イソヘキサン中0〜95%の酢酸エチルで溶離しながら、シリカにおけるクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製したところ、生成物が薄いオレンジ色の油(940mg)として得られる。1H NMR(CDCl3)δ(ppm)8.36(1H,s)7.45〜7.62(2H,m)7.34(1H,ddd)7.08〜7.20(3H,m)7.04(1H,ddd)6.68(1H,d)3.97(3H,s)。
反応スキーム6による実施例手順−二塩化
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン
室温でジクロロメタン(4mL)中の4−インドール−1−イル−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(175mg、0.650mmol)の撹拌溶液に、塩化スルフリル(116μL、1.43mmol)を加える。反応混合物が淡褐色に変化した。1時間撹拌した後、反応物を0℃に冷却し、次に、飽和NaHCO3水溶液(5mL)を滴下して加える。色が淡黄色に変化し、それを10分間撹拌する。次に、混合物をジクロロメタン(20mL)および水(20mL)に注ぎ入れ、層を分離した。水層をジクロロメタン(20mL×2)で再度抽出し、組み合わされた有機物を乾燥させ(MgSO4)、減圧下でシリカ上へと濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、GOLDカラムにおける10%のEtOAc/イソヘキサン)により、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(150mg、0.444mmol、68%)が淡黄色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ(ppm)7.60(1H,m)、7.27〜7.24(2H,m)、6.98(1H,m)、3.74(3H,s)、3.46(3H,s)、2.35(3H,s)。
反応スキーム3による5−クロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オンの調製
5−クロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン
4,5−ジクロロ−1H−ピリダジン−6−オン(1.95g、11.8mmol)および臭素(0.73ml、14.2mmol)を水(10ml)に懸濁させ、混合物を、マイクロ波照射下で30分間にわたって180℃まで加熱する。得られた反応混合物をろ過し、得られた粗固体を、水、次にDCMで十分に洗浄したところ、3−ブロモ−4,5−ジクロロ−1H−ピリダジン−6−オン、2.06gが、白色の固体(71.5%の収率)として得られる。
1H NMR(DMSO−d6)δ ppm=13.88(1H,br.s)。
DMF(75.0ml)中の3−ブロモ−4,5−ジクロロ−1H−ピリダジン−6−オン(12.5g、51.3mmol)の撹拌溶液に、K2CO3(10.7g、76.9mmol)およびヨードメタン(10.9g、76.9mmol、4.79ml)を加える。得られた混合物を周囲温度で18時間撹拌する。次に、反応混合物を氷水(300ml)に注ぎ、混合物を2時間撹拌する。得られた沈殿物を、ろ過によって収集し、次に、乾燥させたところ、6−ブロモ−4,5−ジクロロ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(10.7g)がベージュ色の固体(77%の収率)として得られる。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=3.83(3H,s)。
6−ブロモ−4,5−ジクロロ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(1.5g、5.8mmol)を1,4−ジオキサン(150ml)に溶解させる。ナトリウムメトキシド(1.5ml、25質量%のメタノール溶液、6.4mmol)を滴下して加え、反応物を2時間撹拌する。混合物を、50mlの体積になるまで濃縮し、50mlのEtOAcで希釈する。それを、2×35mlの飽和塩水水溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウム上で十分に乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮する。そのように得られた粗残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤、イソヘキサン中0〜10%のEtOAcの勾配)によって精製したところ、6−ブロモ−5−クロロ−4−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(960mg)が白色の固体(65%の収率)として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=3.75(3H,s)4.32(3H,s)。
6−ブロモ−5−クロロ−4−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(500mg、1.68mmol、85質量%の純度)、CsF(509mg、3.353mmol)、トリメチルボロキシン(242mg、1.93mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(140mg、0.168mmol)を、N2下で1,2−ジメトキシエタン(5ml)に溶解させる。混合物を、マイクロ波照射下で30分間にわたって145℃まで加熱する。得られた混合物を、EtOAcで洗浄しながら、セライト(celite)に通してろ過する。溶液を2×25.0mlの飽和塩水水溶液で洗浄する。有機層を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮する。粗残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤、イソヘキサン中0〜20%のEtOAcの勾配)によって精製する。表題化合物5−クロロ−4−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オンが、淡黄色の固体(212mg、67%の収率)として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=2.37(3H,s)3.72(3H,s)4.26(3H,s)。
反応スキーム7による実施例手順−クロロ化合物の臭素化
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2−ブロモ−3−クロロインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン
DCM(4mL)中の臭素(200mg、1.25mmol)の溶液の分量を、0℃でDCM(2mL)中の4−(3−クロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(184mg、0.606mmol)の溶液に、ゆっくりと滴下して加える。それを加えるにつれて臭素が脱色し、オレンジ色がわずかに残るまで、注意深く添加を続けた。NaHCO3(水中0.5gの飽和溶液)を注意深く加えた後、十分なメタ重亜硫酸ナトリウムを加えて、過剰な臭素を脱色する。得られた反応混合物をDCM(3×60mL)で抽出し、組み合わされたDCM層を、MgSO4に通してろ過し、減圧下で濃縮した。得られた黄色のガムを、フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜30%のDCM/EtOAc)によって精製したところ、所望の生成物5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2−ブロモ−3−クロロインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン(115mg、0.301mmol、50%の収率)が白色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.64〜7.58(1H,m)、7.28〜7.20(2H,m)、7.02〜6.96(1H,m)、3.74(3H,s)、3.44(3H,s)、2.35(3H,s)。
反応スキーム8による実施例手順−三塩素化
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2,3,6−トリクロロインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン
DCM(2mL+0.5mLの洗浄液)中のSO2Cl2(185mg、1.365mmol)の溶液を、0℃でDCM(1.5mL)中の4−(インドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(145mg、85%の純度、0.455mmol)の溶液に滴下して加える。溶液が黄色になり、その後、オレンジ色になった。30分間撹拌した後、溶液が黄色になり、反応混合物を、1時間にわたって周囲温度に温め、さらに21時間撹拌する。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られたガムを、フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜10%のDCM/EtOAc)によって精製したところ、所望の生成物5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2,3,6−トリクロロインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン(128mg、0.344mmol、75%の収率)が白色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.52(1H,d)、7.22(1H,dd)、6.99(1H,d)、3.74(3H,s)、3.49(3H,s)、2.35(3H,s)。
反応スキーム9による実施例手順−一臭素化
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(3−ブロモインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン
DCM(3mL)中のNBS(110mg、0.619mmol)の溶液を、0℃でDCM(2mL)中の4−(インドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(197mg、85%の純度、0.619mmol)の溶液に滴下して加える。得られた反応混合物を周囲温度に温め、2時間撹拌し、次に、減圧下で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜10%のDCM/EtOAc)による精製により、第1の所望の生成物4−(3−ブロモインドール−1−イル)−5,6−ジメトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(195mg、0.560mmol、90%の収率)が白色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.63〜7.59(1H,m)、7.34(1H,s)、7.32〜7.23(2H,m)、7.07〜7.03(1H,m)、3.76(3H,s)、3.25(3H,s)、2.34(3H,s)。
反応スキーム10による実施例手順−ブロモ化合物の塩素化
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2−クロロ−3−ブロモインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン
DCM(2mL)中のSO2Cl2(47μL、0.583mmol)の溶液を、0℃でDCM(6mL)中の4−(3−ブロモインドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(203mg、0.583mmol)の溶液に滴下して加える。溶液は淡黄色になった。5分間撹拌した後、冷却浴を除去し、得られた反応混合物を周囲温度で2時間撹拌する。反応混合物を、NaHCO3の溶液とともによく振とうする。層を分離し、水層をDCM(3×20mL)で抽出する。組み合わされたDCM層を、MgSO4に通してろ過し、減圧下で濃縮した。得られた固体を、フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜10%のDCM/EtOAc)によって精製したところ、所望の生成物5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2−クロロ−3−ブロモインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン(194mg、0.507mmol、87%の収率)が得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.57〜7.52(1H,m)、7.30〜7.22(2H,m)、7.00〜6.95(1H,m)、3.74(3H,s)、3.45(3H,s)、2.35(3H,s)。
反応スキーム11による実施例手順−二臭素化および三臭素化
5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2,3−ジブロモインドール−1−イル)ピリダジン−3−オンおよび5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2,3,6−トリブロモインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン
DCM(8mL)中のNBS(360mg、2.02mmol)の溶液を、0℃でDCM(2mL)中の4−(インドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(201mg、85%の純度、0.631mmol)の溶液に滴下して加える。得られた反応混合物を周囲温度に温め、2時間撹拌し、次に、減圧下で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜10%のDCM/EtOAc)による精製により、第1の所望の生成物4−(2,3−ジブロモインドール−1−イル)−5,6−ジメトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(40mg、0.094mmol、15%の収率)が黄色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.58〜7.53(1H,m)、7.28〜7.21(2H,m)、7.01〜6.95(1H,m)、3.74(3H,s)、3.43(3H,s)、2.35(3H,s)。
フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜40%のEtOAc/イソヘキサン)によって、単離された純粋でない生成物を繰返し精製したところ、4−(2,3,6−トリブロモインドール−1−イル)−5,6−ジメトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(104mg、0.206mmol、33%の収率)が白色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.42(1H,d)、7.35(1H,dd)、7.14(1H,d)、3.75(3H,s)、3.47(3H,s)、2.36(3H,s)。
反応スキーム12による実施例手順−臭化物化合物とのクロスカップリング
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5,6−ジメトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
6−ブロモ−4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(0.200g、0.496mmol)、Pd2Cl2(アリル)2(2.7mg、0.00744mmol)、ジtert−ブチル−[6−メトキシ−3−メチル−2−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン(11.6mg、0.0248mmol)および炭酸二セシウム(0.243g、0.744mmol)を、トルエン(3mL)およびメタノール(60μL)に懸濁させる。得られた反応混合物を、マイクロ波照射下で20分間にわたって110℃まで加熱する。得られた反応混合物を、EtOAcで洗浄しながら、ろ過し、減圧下でシリカ上へと濃縮する。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜30%のEtOAc/イソヘキサン)による精製により、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5,6−ジメトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(0.116g、0.3275mmol、66%の収率)が褐色の油として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.62〜7.58(1H,m)、7.28〜7.22(2H,m)、7.02〜6.97(1H,m)、3.98(3H,s)、3.68(3H,s)、3.60(3H,s)。
反応スキーム17および13による実施例手順−イソ−プロペニル基の還元および臭化物化合物と有機ホウ素とのクロスカップリング
4−インドール−1−イル−6−イソプロピル−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
エタノール(5.0mL)中の4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−イソプロペニル−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(355mg、0.975mmol)の撹拌溶液に、ギ酸アンモニウム(1.24g)および20%の水酸化パラジウム/炭素、(50重量%の水、273mg、0194mmol)を加える。得られた反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次に、30分間にわたって60℃まで加熱する。得られた反応混合物を冷まし、次に、エタノールで洗浄しながら、セライトに通してろ過し、減圧下で濃縮する。得られた黄色の粗固体は、4−インドール−1−イル−6−イソプロピル−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(253mg、0.851mmol、87%)であり、それをさらに精製せずに使用した。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.66〜7.63(1H,m)、7.30(1H,d)、7.24〜7.15(2H,m)、7.05〜7.02(1H,m)、6.73(1H,dd)、3.78(3H,s)、3.24(1H,m)、3.14(3H,s)、1.28(6H,m)。
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−イソプロペニル−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
6−ブロモ−4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(0.600g、1.49mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.0608g、0.0744mmol)およびフッ化セシウム(0.476g、2.98mmol)をDME(3mL)に懸濁させ、2−イソプロペニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(330μL、1.79mmol)を加える。得られた反応混合物を、マイクロ波照射下で20分間にわたって150℃まで加熱する。得られた反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、次に、塩水(50mL)で洗浄する。有機層を乾燥させ(MgSO4)、次に、減圧下でシリカ上へと濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜20%のEtOAc/イソヘキサン)による精製により、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−イソプロペニル−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(503mg、1.38mmol、93%)が褐色の油として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.62〜7.59(1H,m)、7.28〜7.25(2H,m)、7.01〜6.98(1H,m)、5.62(1H,m)、5.47(1H,m)、3.81(3H,s)、3.42(3H,m)、2.15(3H,m)。
反応スキーム14による実施例手順−四フッ化ホウ素カリウム塩の形成
カリウムトリフルオロ(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)ボラヌイド
0℃で無水THF(45mL)中の水素化ナトリウム(0.5377g、60質量%、13.44mmol)の懸濁液に、2,2,2−トリフルオロエタノール(1.345g、13.44mmol)を滴下して加える。得られた反応混合物を、1時間にわたってゆっくりと周囲温度に温め、次に、0℃に再度冷却する。さらなるカリウムブロモメチル(トリフルオロ)ボラヌイド(1.000g、4.481mmol)を一度に加え、得られた反応混合物を周囲温度でさらに22時間撹拌する。反応物をフッ化水素カリウム(2mL、4.5M、9.1mmol)でクエンチし、30分間撹拌する。懸濁液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルを固体残渣に加えた。得られた懸濁液を、さらなるジエチルエーテルで洗浄しながらろ過し、洗浄された固体をアセトニトリルに再度溶解させ、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルを用いて研和したところ、カリウムトリフルオロ(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)ボラヌイド(0.950g、4.32mmol、96.4%の収率)が得られた。
1H NMR(DMSO−d6)δ ppm=3.72〜3.65(m,2H)、2.67〜2.63(m,2H)。
19F NMR(DMSO−d6)δ ppm=−72.7、−141.5。
反応スキーム16および15による実施例手順−硫黄の酸化および臭化物化合物とチオレート塩とのクロスカップリング
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−メチルスルフィニル−ピリダジン−3−オン
−20℃でDCM(2mL)中の4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−メチルスルファニル−ピリダジン−3−オン(60mg、0.16mmol)の撹拌溶液に、mCPBA(36mg、0.17mmol)を加える。この温度で10分間撹拌した後、黄色の沈殿物が現れた。反応物を、DCM(20mL)と、炭酸水素ナトリウム飽和溶液(10mL)と、チオ硫酸ナトリウム飽和溶液(10mL)との混合物に注ぎ入れ、次に、10分間撹拌した。次に、得られた混合物を、相分離器に通し、DCM層を減圧下で濃縮したところ、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−メチルスルフィニル−ピリダジン−3−オン(59mg、0.12mmol、95%)が黄色の固体として得られ、それをさらに精製せずに使用した。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.59〜7.66(1H,m)7.27〜7.35(2H,m)6.98〜7.05(0.6H,m)6.91〜6.97(0.4H、m)3.90(3H,m)3.55(3H,m)3.01(3H,m)。
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−メチルスルファニル−ピリダジン−3−オンおよび4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−2−メチル−6−メチルスルファニル−ピリダジン−3,5−ジオン
6−ブロモ−4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(600mg、1.49mmol)、キサントホス(36mg、0.060mmol)、Pd2dba3(28mg、0.030mmol)およびNaSMe(115mg、1.64mmol)を、ジオキサン(8mL)に懸濁させ、DIPEA(0.773mL、4.47mmol)を加える。得られた反応混合物を60℃まで加熱したところ、2分以内にそれが黒色になった。この温度で1時間撹拌した後、反応混合物を80℃に温め、一晩撹拌する。反応物を冷まし、DCM(100mL)および10%のNaOH溶液(100mL)に注ぎ入れた。層を分離し、DCM層を乾燥させ(MgSO4)、減圧下でシリカ上へと濃縮し、次に、フラッシュクロマトグラフィー(20%のEtOAc/イソヘキサン)によって精製したところ、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−メチルスルファニル−ピリダジン−3−オン(125mg、0.338mmol、23%)が黄色の結晶性固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.62〜7.58(1H,m)、7.27〜7.24(2H,m)、7.01〜6.97(1H,m)、3.78(3H,s)、3.49(3H,s)、2.48(3H,s)。
NaOHの水層を、濃HClを用いて酸性化して、黄色の沈殿物を沈殿させた(crash out)。次に、この沈殿物をDCM(100mL×3)で抽出し、DCM層を乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣を分取HPLC(逆相fraction lynx)によって精製したところ、脱メチル化4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−2−メチル−6−メチルスルファニル−ピリダジン−3,5−ジオン(34mg、0.064mmol、6%)が淡褐色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.61〜7.57(1H,m)、7.27〜7.21(2H,m)、6.95〜6.91(1H,m)、3.73(3H,s)、2.53(3H,s)。
反応スキーム18および21による実施例手順−ニトリルの形成およびオゾン分解
5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルボニトリル
THF(1.5mL)中の5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルバルデヒド(98mg、0.278mmol)の撹拌溶液に、水酸化アンモニウム(30%の水溶液、1.5mL)を加えた後、ヨウ素(92mg、0.362mmol)を加えたところ、暗褐色が現れた。得られた反応混合物を、1時間撹拌し、次に、NaHCO3溶液(5mL)およびNa2S2O3溶液(5mL)でクエンチした。これにより、反応物が暗褐色から透明の淡黄色の混合物へと変化した。10分間撹拌した後、反応物をDCM(20mL×2)で抽出し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮したところ、所望の生成物5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルボニトリル(82mg、0.235mmol、85%)が黄色の発泡体として得られ、これが、沈殿して黄色の固体になった。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=7.65〜7.61(1H,m)、7.34〜7.28(2H,m)、7.00〜6.95(1H,m)、3.86(3H,s)、3.61(3H,s)。
5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルバルデヒド
3つ口フラスコに4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−6−ビニル−ピリダジン−3−オン(418mg、1.19mmol)およびジクロロメタン(10mL)を充填する。フラスコには、温度計、2つのDreschel瓶に連結された注入管および排出管が装着されており、そのうちの排出管は10%のKI水溶液を含有していた。注入管は、オゾン発生器(オフにされている)に連結されていた。空気流をオンにして、反応フラスコを通っておよびKI溶液を通って出る一定のバブリングを生じさせた。フラスコを−78℃に冷却し、この温度になったら、オゾン発生器をオンにし、10分間バブリングした。KI溶液は、反応の間により暗色になった。オゾン発生器をオフにし、反応物を2分間にわたって空気でパージした。次に、それを注入管および排出管と切り離し、トリフェニルホスフィン(939mg、3.58mmol)を加えた。反応物を撹拌させ、1時間にわたって徐々に室温に温め、次に、室温でさらに3時間撹拌し、一晩静置しておいた。得られた反応混合物をシリカ上で濃縮し、クロマトグラフィー(combiflash、0〜50%のEtOAc/iヘキサン)によって精製したところ、所望の生成物5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルバルデヒド(262mg、0.744mmol、63%)が黄色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ ppm=9.92(1H,s)、7.64〜7.60(1H,m)、7.31〜7.26(2H,m)、7.00〜6.96(1H,m)、3.93(3H,s)、3.57(3H,s)。
反応スキーム19による実施例手順−ジオン誘導体化
[5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−1,3−ジメチル−6−オキソ−ピリダジン−4−イル]イソプロピルスルファニルホルメート
室温でジクロロメタン(8mL)中の4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−2,6−ジメチル−ピリダジン−3,5−ジオン(120mg、0.370mmol)の撹拌懸濁液に、トリエチルアミン(129μL、0.925mmol)を加える。反応混合物は均質になった。クロロチオギ酸S−イソプロピル(69μL、0.555mmol)を加え、反応混合物を15分間撹拌する。次に、混合物を水(10mL)でクエンチし、層を分離する。水層をジクロロメタン(10mL×3)で再抽出し、組み合わされた有機物を乾燥させ(相分離カートリッジ)、減圧下でシリカ上へと濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(combiflash、0〜20%のEtOAc/イソヘキサン)により、所望の生成物[5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−1,3−ジメチル−6−オキソ−ピリダジン−4−イル]イソプロピルスルファニルホルメート(140mg、0.328mmol、89%)が黄色の固体として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ(ppm)7.52〜7.57(1H,m)、7.21〜7.27(2H,m)、6.94〜6.98(1H,m)、3.86(3H,s)、3.22(1H,sept)、2.38(3H,s)、1.11(3H,d)、1.04(3H,d)。
反応スキーム20による実施例手順−2置換インドールのハロゲン化
4−(3−クロロ−2−メチル−インドール−1−イル)−5−メトキシ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン
0℃でDCM(3ml)中の5−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(2−メチルインドール−1−イル)ピリダジン−3−オン(147mg、0.52mmol)の撹拌溶液に、DCM(1ml)中の塩化スルフリル(70mg、0.52mmol)の溶液を滴下して加えた。さらなるDCM(1ml)を加えた。1時間の反応時間の後、混合物を、飽和NaHCO3水溶液(2ml)の添加によってクエンチした。得られた混合物を、DCMで洗浄しながら、固体MgSO4に通してろ過した。ろ液(filtration liquor)を減圧下で濃縮したところ、表題化合物が淡褐色の固体(158mg、96%)として得られた。この物質を、さらに精製せずにその後の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3)δ(ppm)7.60〜7.54(1H,m)、7.22〜7.16(2H,m)、6.96〜6.90(1H,m)、3.75(3H,s)、3.27(3H,s)、2.34(3H,s)、2.32(3H,s)。
反応スキーム22による実施例手順−カルボニル化合物の二フッ素化
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(ジフルオロメチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
0℃でDCM(3mL)中の5−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−4−メトキシ−1−メチル−6−オキソ−ピリダジン−3−カルバルデヒド(100mg、0.284mmol)の撹拌溶液に、三フッ化(ジエチルアミノ)硫黄(94μL、0.710mmol)を加える。反応物を1時間にわたって室温に温める。反応物を、水(5mL)で、0℃で注意深くクエンチし、次に、NaHCO3溶液(5mL)を滴下して加える。10分間撹拌した後、それをDCM(20mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮したところ、4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(ジフルオロメチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(102mg、0.273mmol、96%)が褐色の固体として得られる。
1H NMR(400MHz、CDCl3):7.64〜7.59(1H,m)、7.32〜7.27(2H,m)、7.01〜6.97(1H,m)、6.61(1H,t)、3.82(3H,s)、3.52(3H,s)。
反応スキーム23による実施例手順−カルボニル化合物の還元
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−ヒドロキシエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
0℃でエタノール(1mL)中の6−アセチル−4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(500mg、1.37mmol)の撹拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(79mg、2.05mmol)を加える。20分間撹拌した後、反応物を水(10mL)でクエンチし、次に、減圧下で濃縮して、エタノールのほとんどを除去する。次に、水溶液をEt2O(20mL×2)で抽出し、次に、減圧下で濃縮したところ、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−ヒドロキシエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(379mg、1.03mmol、75%)が白色の固体として得られる。
1H NMR(400MHz、CDCl3)、7.63〜7.59(1H,m)、7.31〜7.22(2H,m)、7.00〜6.93(1H,m)、5.05〜4.97(1H,m)、3.79(3H,s)、3.47(3H,s)、3.03〜3.00(1H,m)、1.56〜1.53(3H,m)。
反応スキーム24による実施例手順−アルコール化合物のメチル化
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−6−(1−メトキシエチル)−2−メチル−ピリダジン−3−オン
0℃でDMF(1mL)中の4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−ヒドロキシエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(98mg、0.27mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%の分散体、32mg、0.80mmol)を加える。5分間撹拌した後、MeI(50μL、0.80mmol)を加える。30分後、反応物を、塩化アンモニウム溶液(10mL)で注意深くクエンチし、一晩静置させる。翌日、反応混合物をDCM(10mL×3)で抽出し、次に、乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮する。残渣を上記と同じ手順および試薬/溶媒の量を有する反応条件に再度かける。30分間撹拌した後、それを室温に温め、さらに1.5時間撹拌させる。次に、それを0℃に冷却し、次に、塩化アンモニウム溶液(20mL)で注意深くクエンチする。次に、Et2Oを加え、層を分離する。有機層を水(20mL×3)で洗浄し、次に、乾燥させ(MgSO4)、減圧下でシリカ上へと濃縮する。クロマトグラフィー(0〜30%のEtOAc/イソヘキサン)により、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−5−メトキシ−6−(1−メトキシエチル)−2−メチル−ピリダジン−3−オン(64mg、0.168mmol、63%)が無色油として得られる。
1H NMR(400MHz、CDCl3):7.63〜7.58(1H,m)、7.30〜7.24(2H,m)、7.01〜6.94(1H,m)、4.66〜4.62(1H,m)、3.80(3H,s)、3.45〜3.43(6H,m)、1.56〜1.54(3H,m)。
反応スキーム25による実施例手順−アルコール化合物のフッ素化
4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−フルオロエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン
0℃でDCM(4mL)中の4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−ヒドロキシエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(185mg、0.502mmol)の撹拌溶液に、三フッ化(ジエチルアミノ)硫黄(86μL、0.65mmol)を加える。30分間撹拌した後、反応物を、NaHCO3溶液(10mL)を滴下して加えながら、0℃で注意深くクエンチする。10分間撹拌した後、それをDCM(20mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮する。クロマトグラフィー(0〜20%のEtOAc/イソヘキサン)により、所望の生成物4−(2,3−ジクロロインドール−1−イル)−6−(1−フルオロエチル)−5−メトキシ−2−メチル−ピリダジン−3−オン(194mg、0.524mmol、104%)が得られる。1H NMR分析により、約10%の不純物が示され、それを、その後の工程の後に分離した。
1H NMR(400MHz、CDCl3):7.63〜7.59(1H,m)、7.30〜7.24(2H,m)、7.01〜6.94(1H,m)、5.91〜5.73(1H,m)、3.81(3H,s)、3.48(3H,s)、1.75(3H,dd)。
Figure 2015517997
Figure 2015517997
Figure 2015517997
Figure 2015517997
Figure 2015517997
Figure 2015517997
生物学的実施例
様々な試験種の種子を、ポット中の標準的な土壌に播種する:−イヌホオズキ(Solanum nigrum)(SOLNI)、アオゲイトウ(Amaranthus retoflexus)(AMARE)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA)、ノスズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)(ECHCG)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)(IPOHE)。温室における制御された条件(24/16℃、昼間/夜間;14時間の照明;65%の湿度)下での栽培から8日後(出芽後)、0.5%のTween 20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN 9005−64−5)を含有するアセトン/水(50:50)溶液中の技術的な活性成分の製剤に由来する散布水溶液を植物に散布する。化合物を、1000g/haで施用する。次に、試験植物を、温室における制御された条件(24/16℃、昼間/夜間;14時間の照明;65%の湿度)下で温室において成長させ、1日2回水をやる。13日後、植物に生じたダメージのパーセンテージについて試験を評価する。生物学的活性が、以下の表に5段階評価で示される(5=80〜100%;4=60〜79%;3=40〜59%;2=20〜39%;1=0〜19%)。
Figure 2015517997
Figure 2015517997
比較実験
本発明の化合物の生物学的有効性を、国際公開第2011/045271号パンフレットのものと比較するために比較実験を行う。以下の化合物を用いて上に概説されるように試験を行う。3つの異なる施用率を用いる(250g/ha、500g/haおよび1000g/ha)。
Figure 2015517997
観察された結果を以下の表にまとめる。
Figure 2015517997
これらの結果は、本発明の化合物が、国際公開第2011/045271号パンフレットに開示されるものと比べて向上した有効性を示し、それが、より低い施用率で特に明らかであることを示す。

Claims (15)

  1. 式(I):
    Figure 2015517997
    (式中:
    1が、NまたはCR4であり;
    1が、C1〜C4アルキル、C1〜C2アルコキシ−C1〜C2アルキル、C2〜C4アルケニル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル、C2〜C4アルキニルおよびC2〜C4ハロアルキニルからなる群から選択され;
    2が、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ−C1〜C3アルキル−、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル−、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル−、C1〜C6アルキルカルボニル−、−S(O)p1〜C6アルキル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、C1〜C6ジアルキルアミノ、−C(C1〜C3アルキル)=N−O−C1〜C3アルキルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択され;
    3が、独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニルおよび−S(O)p1〜C6アルキルからなる群から選択され;
    4およびR5が、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルコキシカルボニルおよび−S(O)p1〜C6アルキルからなる群から選択され;
    Gが、水素または−C(O)−R6であり;
    6が、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルケニル、C1〜C6アルキニル、C1〜C6アルキル−S−、C1〜C6アルコキシ、−NR78および1つまたは複数のR9で任意選択で置換されるフェニルからなる群から選択され;
    7およびR8が、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−からなる群から選択され;
    ここで、R7およびR8が、一緒にモルホリニル環を形成することができ;
    9が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシおよびC1〜C3ハロアルコキシからなる群から選択され;
    n=0、1、2、3または4であり;
    p=0、1または2である)
    の化合物またはその農学的に許容できる塩。
  2. Gが水素である、請求項1に記載の化合物。
  3. 2が、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択される、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 2が、水素、メチル、エチル、シクロプロピルおよびメトキシメチルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
  5. 2がメチルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. n=0である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 1が、メチル、エチルおよびn−プロピルからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 1がNである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 1がCR4である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 4がハロゲンであり、および/またはR5がハロゲンである、請求項9に記載の化合物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の除草性化合物と、農学的に許容できる製剤助剤とを含む除草性組成物。
  12. 少なくとも1種の追加の有害生物防除剤をさらに含む、請求項11に記載の除草性組成物。
  13. 前記追加の有害生物防除剤が、除草剤または除草剤毒性緩和剤である、請求項12に記載の除草性組成物。
  14. ある場所で雑草を防除する方法であって、前記場所に、雑草を防除する量の請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物を施用する工程を含む方法。
  15. 除草剤としての請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
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