JP6524207B2 - 除草性ピリダジノン誘導体 - Google Patents

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Description

本発明は、式(I)の除草性ベンジルオキシ置換フェニル−ピリダジン−ジオンおよびベンジルオキシ置換フェニル−ピリダジノン誘導体、ならびにこのような誘導体の調製に使用される方法および中間体に関する。本発明はさらに、このような誘導体を含む除草性組成物、ならびに望ましくない植物成長の制御におけるこのような化合物および組成物の使用:特に、有用な植物の作物における、広葉双子葉植物雑草などの雑草の防除における使用に及ぶ。
除草性のピリダジノンが、国際公開第2009/086041号パンフレットから公知である。さらに、除草性の5/6員ヘテロシクリル置換ピリダジノンが、国際公開第2011/045271号パンフレットから公知である。一方、国際公開第2013/160126号パンフレットには、除草活性を示すインドリル−ピリダジノン誘導体が記載されている。
本発明は、意外なほど良好な除草活性を示す、式(I)のベンジルオキシ置換フェニル−ピリダジン−ジオンおよびベンジルオキシ置換フェニル−ピリダジノン誘導体の発見に基づくものである。
したがって、第1の態様において、式(I)
Figure 0006524207
(式中、R1が、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6アルコキシ、C1〜C2アルコキシ−C1〜C2アルキル、C2〜C4アルケニル、C1〜C4ハロアルキル、シアノ−C1〜C4アルキル、C2〜C4ハロアルケニル、C2〜C4アルキニルおよびC2〜C4ハロアルキニルからなる群から選択され;R2が、水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ−C1〜C3アルキル−、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル−、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル−、C1〜C6アルキルカルボニル−、−S(O)m1〜C6アルキル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノ、C1〜C6ジアルキルアミノ、−C(C1〜C3アルキル)=N−O−C1〜C3アルキルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択され;Gが、水素、またはC(O)R3であり;XおよびYがそれぞれ独立して、水素、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;Zが、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;mが、0、1または2の整数であり;nが、0、1、2、3、4、または5の整数であり;R3が、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルケニル、C1〜C6アルキニル、C1〜C6アルキル−S−、−NR45および1つまたは複数のR6で任意に置換されるフェニルからなる群から選択され;R4およびR5が、独立して、C1〜C6アルキルおよびC1〜C6アルコキシからなる群から選択され、またはR4およびR5が一緒にモルホリニル環を形成することができ;R6が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシおよびC1〜C3ハロアルコキシからなる群から選択される)
の化合物、またはその塩もしくはN−オキシドが提供される。
式(I)の化合物は、不斉中心を含有してもよく、単一の鏡像異性体、任意の割合の鏡像異性体の対として存在してもよく、または、2つ以上の不斉中心が存在する場合、考えられる全ての比率のジアステレオ異性体を含む。典型的に、鏡像異性体の1つが、他の可能な鏡像異性体と比較して向上した生物学的活性を有する。
同様に、二置換アルケンがある場合、これらは、E体もしくはZ体でまたは任意の割合の両方の混合物として存在してもよい。
さらに、式(I)の化合物は、別の互変異性体と平衡状態にあり得る。例えば、式(I−i)の化合物、すなわち、式(I)(式中、R2が水素であり、Gが水素である)の化合物は、少なくとも3つの互変異性体として描かれ得る:
Figure 0006524207
全ての互変異性体(単一の互変異性体またはその混合物)、ラセミ混合物および単一の異性体が、本発明の範囲内に含まれることが理解されるべきである。
各アルキル部分は、単独でまたはより大きい基(アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、またはジアルキルアミノカルボニルなど)の一部として、直鎖状または分枝鎖状であり得る。典型的に、アルキルは、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、またはn−ヘキシルである。アルキル基は、一般に、C1〜C6アルキル基(既により狭く定義されている場合を除く)であるが、好ましくは、C1〜C4アルキルまたはC1〜C3アルキル基であり、より好ましくは、C1〜C2アルキル基(メチルなど)である。
アルケニルおよびアルキニル部分は、直鎖状または分枝鎖状の形態であり得、アルケニル部分は、必要に応じて、(E)−または(Z)−立体配置のいずれかのものであり得る。アルケニルまたはアルキニル部分は、典型的に、C2〜C4アルケニルまたはC2〜C4アルキニル、より詳細には、ビニル、アリル、エチニル、プロパルギルまたはプロパ−1−イニルである。アルケニルおよびアルキニル部分は、任意の組合せで1つまたは複数の二重および/または三重結合を含有し得るが;好ましくは、1つのみの二重結合(アルケニルの場合)または1つのみの三重結合(アルキニルの場合)を含有する。
好ましくは、シクロアルキルという用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを指す。
本明細書の文脈において、「アリール」という用語は、好ましくは、フェニルを意味する。本明細書において使用される際の「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1つの環ヘテロ原子を含有する芳香族環系を意味し、単環からなる。好ましくは、単環は、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1、2または3個の環ヘテロ原子を含有するであろう。典型的に、「ヘテロアリール」は、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、または1,3,5−トリアジニルである。
ヘテロシクリル基および複素環(単独でまたはヘテロシクリル−アルキル−などのより大きい基の一部として)は、少なくとも1個のヘテロ原子を含有する環系であり、単環式または二環式形態であり得る。好ましくは、ヘテロシクリル基は、好ましくは、窒素、酸素および硫黄から選択される2個以下のヘテロ原子を含有するであろう。複素環式基の例としては、オキセタニル、チエタニル、アゼチジニルおよび7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルが挙げられる。ヘテロ原子として単一の酸素原子を含有するヘテロシクリル基が最も好ましい。ヘテロシクリル基は、好ましくは、3員〜8員、より好ましくは、3員〜6員環である。
ハロゲン(またはハロ)は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を包含する。これに対応じて、同じことが、ハロアルキルまたはハロフェニルなどの他の定義の文脈におけるハロゲンに当てはまる。
1〜6個の炭素原子の鎖長を有するハロアルキル基は、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピルおよびパーフルオロ−n−ヘキシルである。
アルコキシ基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子の鎖長を有する。アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシまたはtert−ブトキシまたはペンチルオキシまたはヘキシルオキシ異性体、好ましくは、メトキシおよびエトキシである。2つのアルコキシ置換基が同じ炭素原子上に存在し得ることも理解されるべきである。
ハロアルコキシは、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシまたは2,2,2−トリクロロエトキシ、好ましくは、ジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシまたはトリフルオロメトキシである。
1〜C6アルキル−S−(アルキルチオ)は、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオまたはtert−ブチルチオ、好ましくは、メチルチオまたはエチルチオである。
1〜C6アルキル−S(O)−(アルキルスルフィニル)は、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニルまたはtert−ブチルスルフィニル、好ましくは、メチルスルフィニルまたはエチルスルフィニルである。
1〜C6アルキル−S(O)2−(アルキルスルホニル)は、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニルまたはtert−ブチルスルホニル、好ましくは、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルである。
基Q
Figure 0006524207
は、本明細書においてピリダジンジオン/ピリダジノン部分と呼ばれ、式中、Bが、分子の残りの部分(すなわち、任意に置換されるベンジルオキシ−フェニル部分)に対する結合点を示す。
本発明は、式(I)の化合物が、アミン(例えばアンモニア、ジメチルアミンおよびトリエチルアミン)、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩基または第四級アンモニウム塩基とともに形成し得る農学的に許容できる塩も含む。塩形成剤として使用されるアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、アルコキシドおよび炭酸水素塩および炭酸塩の中でも、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、アルコキシド、酸化物および炭酸塩が強調されるが、ナトリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、アルコキシド、酸化物および炭酸塩が特に強調される。対応するトリメチルスルホニウム塩も使用され得る。本発明に係る式(I)の化合物は、塩形成の際に形成され得る水和物も含む。
1、R2、R3、R4、R5、R6、G、X、Y、Z、mおよびnの好ましい値は、以下に記載されるとおりであり、本発明に係る式(I)の化合物は、前記値の任意の組合せを含み得る。当業者は、実施形態の任意の規定の組の値が、組合せが互いに矛盾しない場合、実施形態の任意の他の組の値と組み合わされ得ることを理解するであろう。
好ましくは、R1が、メチル、エチル、プロピル(特に、n−またはc−プロピル)、プロパルギルまたはC1ハロアルキルからなる群から選択される。より好ましくは、R1が、メチル、エチル、シクロプロピル、プロパルギルまたはC1フルオロアルキルである。さらにより好ましくは、R1が、メチル、エチル、シクロプロピルまたはプロパルギルである。
好ましくは、R2が、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6アルキニルおよびC2〜C6ハロアルキニルからなる群から選択される。より好ましくは、R2が、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチルおよびメトキシメチル、さらにより好ましくは、シクロプロピル、トリフルオロメチルまたはメチル、最も好ましくは、シクロプロピルまたはメチルからなる群から選択される。本発明の実施形態の1つの組において、R2が水素である。実施形態のさらなる組において、R2がシクロプロピルであり、実施形態の第3の組において、R2がメチルであり、実施形態の第4の組において、R2がトリフルオロメチルである。
本明細書に記載されるように、Gが、水素または−C(O)−R3であってもよく、R3が、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルキル−S−、C1〜C6アルコキシ、−NR45および1つまたは複数のR6で任意に置換されるフェニルからなる群から選択される。本明細書に定義されるように、R4およびR5が、独立して、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−からなる群から選択され;またはそれらは、一緒になって、モルホリニル環を形成することができる。好ましくは、R4およびR5がそれぞれ、独立して、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、エトキシおよびプロポキシからなる群から選択される。R6が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシおよびC1〜C3ハロアルコキシからなる群から選択される。
好ましくは、R3が、C1〜C4アルキル、C2〜C3アルケニル、C2〜C3アルキニル、−C1〜C3アルコキシ、または−NR45であり、ここで、R4およびR5が一緒にモルホリニル環を形成する。より好ましくは、R3が、イソプロピル、t−ブチル、メチル、エチル、プロパルギルまたはメトキシである。
実施形態の1つの組において、Gが、水素または−C(O)−R3であり、ここで、R3が、C1〜C4アルキル、C2〜C3アルケニル、C2〜C3アルキニルまたは−C1〜C3アルコキシである。実施形態のさらなる組において、Gが、水素または−C(O)−R3であり、ここで、R3が、イソプロピル、t−ブチル、メチル、エチル、プロパルギルまたはメトキシである。しかしながら、Gが水素であるのが特に好ましい。
Xが、好ましくは、水素、ハロゲン、またはC1ハロアルキル、より好ましくは、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはC1フルオロアルキル、さらにより好ましくは、水素、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルである。実施形態の1つの組において、Xが、ピリダジノン/ピリダジン−ジオン部分(基Q)に対してオルトであるのが好ましい。Xが、フルオロ、クロロまたはC1−ハロアルキル(特に、C1フルオロアルキル)であり、ピリダジノン/ピリダジン−ジオン部分(基Q)に対してオルトであるのが特に好ましい。
Yが、好ましくは、水素、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、またはハロゲンである。より好ましくは、Yが、水素、クロロ、フルオロ、またはブロモである。
実施形態の1つの組において、Yが、ベンジルオキシ部分に対してオルトであるのが好ましい。実施形態のさらなる組において、Yが、ピリダジノン/ピリダジン−ジオン部分(基Q)に対してパラである。
Yが、ベンジルオキシ部分に対してオルトであり、ハロゲン、特に、クロロまたはフルオロ;より好ましくは、クロロであるのが特に好ましい。
本明細書に記載されるように、Zが、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3ハロアルコキシ、またはハロゲンであってもよく、nが、0、1、2、3、4、または5の整数である。したがって、式(I)のベンジル部分は、以下のように表されてもよく、式中、pが、エーテル結合を介した分子の残りの部分に対する結合点を示す:
Figure 0006524207
好ましくは、各Z基が、独立して、ハロゲン(特に、クロロ)、メチル、メトキシ、およびトリフルオロメチルから選択される。より好ましくは、各Z基が、独立して、ハロゲン(特に、クロロ)またはメトキシである。
nが、0、1、または2であるのが好ましい。nが1である場合、Zが、メトキシリンカーに対してパラである(すなわち、Zが位置Z3にある)のが好ましい。nが2である場合、メトキシリンカーに対して、一方の置換基がパラであり、他方がメタである(すなわち、1つのZ基が、位置Z2またはZ4にあり、他方のZ基が、位置Z3にある)のが好ましい。
実施形態の1つの特に好ましい組において、nが0である(すなわち、位置Z1、Z2、Z3、Z4およびZ5が全て水素を保有する)。
実施形態のさらなる特に好ましい組において、nが2であり、各Zが、独立して、ハロゲンであり、好ましくは、各Zがクロロである。
実施形態のさらなる特に好ましい組において、nが1であり、Zが、メトキシリンカーに対してパラであり、メトキシである(すなわち、Z3がメトキシであり、Z1、Z2、Z4、およびZ5が全て水素を保有する)。
以下の表1は、本発明の式(I)の化合物の87の具体例を提供する。
表1 本発明の除草性化合物
Figure 0006524207
上記の構造において、XおよびYの位置を示すのに使用される付番方式は、わかりやすくするために示されるに過ぎない。
Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207

Figure 0006524207
本発明の化合物は、以下のスキームにしたがって調製されてもよく、式中、置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6、G、X、Y、Z、mおよびnが、(特に明確に記載しない限り)上述される定義を有する。
本発明の特定の化合物(1)は、反応スキーム1に示されるように、式(2)の化合物から調製され得る。
Figure 0006524207
式(1)の化合物は、100〜150℃の温度で、アセトニトリル溶媒中で、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)によるエステル化合物(2)の処理によって調製され得る。マイクロ波加熱または従来の加熱が使用され得る。
式(2)の化合物は、反応スキーム2に示されるように、式(3)および(4)の化合物から調製され得る。
Figure 0006524207
式(2)の化合物は、0〜25℃の温度で、好適な塩基および溶媒の存在下で、化合物(3)の塩化アシル誘導体を用いたヒドラゾン(4)のN−アシル化によって調製され得る。塩化アシルは、0〜50℃の温度で、任意に、触媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを含めて、好適な溶媒中で、塩化オキサリルによる酸(3)の処理によって予め形成される。好適な塩基の例は、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンである。好適な溶媒の例は、ジクロロメタンおよびクロロホルムである。
式(4)の化合物は、反応スキーム3に示されるように、ヒドラジンとのα−ケトエステルの縮合によって調製され得る。
Figure 0006524207
式(3)の化合物は、反応スキーム4にしたがって、オレフィン(5)の酸化によって調製され得る。
Figure 0006524207
特定のオレフィン化合物(5)、特に、サブセット(5a)は、反応スキーム5に示されるように、ベンジルハロゲン化物化合物を用いた2−アリル−フェノール(6)のO−アルキル化によって調製され得る。
Figure 0006524207
J=H、ハロゲンまたはC1〜C2ハロアルキル
E=ハロゲン
X=ハロゲン
反応スキーム5を参照すると、多くのベンジルハロゲン化物が市販されている。一例は臭化ベンジルである。2−アリル−フェノール(6)は、反応スキーム6に示されるように、調製され得る。
Figure 0006524207
J=H、ハロゲンまたはC1〜C2ハロアルキル
E=ハロゲン
反応スキーム6を参照すると、化合物(7)の例は、J.Chem.Soc.,Perkin Trans.2,2001,1824にしたがって調製される2−アリルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼンである。他の化合物(7)は、反応スキーム7にしたがって、同様に合成され得る。
Figure 0006524207
J=H、ハロゲンまたはC1〜C2ハロアルキル
E=ハロゲン
反応スキーム7を参照すると、多くのフェノール化合物(8)は、市販されている。例としては、2,5−ジクロロフェノールおよび2−クロロ−5−フルオロフェノールが挙げられる。
本発明に係る式(I)の化合物は、それ自体で除草剤として使用することができるが、それらは、一般に、担体、溶媒および表面活性剤(SFA)などの製剤助剤を用いて除草性組成物へと製剤化される。したがって、本発明は、先行する請求項のいずれか一項に記載の除草性化合物と、農学的に許容できる製剤助剤とを含む除草性組成物をさらに提供する。この組成物は、使用前に希釈される濃縮物の形態であり得るが、すぐに使用できる組成物も作製され得る。最終的な希釈は、通常、水を用いて行われるが、水の代わりに、または水に加えて、例えば、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油または溶媒を用いて行われ得る。
除草性組成物は、一般に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の式Iの化合物と、好ましくは0〜25重量%の表面活性物質を含む1〜99.9重量%の製剤助剤とを含む。
この組成物は、多くの剤型から選択することができ、そのうちの多くは、the Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,5th Edition,1999から公知である。これらとしては、粉剤(DP)、水溶剤(SP)、水溶顆粒(SG)、水和性顆粒(WG)、水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は即放性)、可溶濃縮剤(SL)、油混和性液剤(OL)、超低量液剤(UL)、乳剤(EC)、分散性濃縮物(DC)、エマルション(水中油(EW)および油中水(EO)の両方)、マイクロエマルション(ME)、懸濁濃縮物(SC)、エアゾール、カプセル懸濁剤(CS)および種子処理製剤が挙げられる。いずれの場合も、選択される剤型は、想定される具体的な目的ならびに式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性に応じて決まるであろう。
粉剤(DP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固体希釈剤(例えば天然粘土、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キーゼルグール、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルクおよび他の有機および無機固体担体)と混合し、この混合物を微粉末へと機械的に粉砕することによって調製され得る。
水溶剤(SP)は、水への分散性/溶解性を改善するために、式(I)の化合物を、1種以上の水溶性無機塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムなど)または1種以上の水溶性有機固体(多糖など)および、任意選択で、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤または前記物質の混合物と混合することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水溶顆粒(SG)を形成してもよい。
水和剤(WP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固体希釈剤または担体、1種以上の湿潤剤ならびに、好ましくは、1種以上の分散剤および、任意選択で、1種以上の懸濁化剤と混合して、液体中の分散を促進することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水和性顆粒(WG)を形成してもよい。
粒剤(GR)は、式(I)の化合物と1種以上の粉末化された固体希釈剤または担体との混合物を造粒することによるか、あるいは式(I)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、多孔質の顆粒物質(軽石、アタパルジャイト粘土、フラー土、キーゼルグール、珪藻土または粉砕されたトウモロコシの穂軸など)中に吸収することによるか、または式(I)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、硬質のコア材(砂、ケイ酸塩、無機の炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩など)上に吸着し、必要に応じて乾燥させることによって、予め形成されたブランク顆粒(blank granule)から造粒することによるかのいずれかによって形成され得る。吸収または吸着を補助するのに一般的に使用される物質としては、溶媒(脂肪族および芳香族石油系溶媒、アルコール、エーテル、ケトンおよびエステルなど)および固着剤(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖類および植物油など)が挙げられる。また、1種以上の他の添加剤が、粒剤に含まれてもよい(例えば乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
分散性濃縮物(DC)は、式(I)の化合物を、水あるいはケトン、アルコールまたはグリコールエーテルなどの有機溶媒に溶解させることによって調製され得る。これらの溶液は、(例えば水希釈性を改善し、または噴霧タンク中の結晶化を防止するために)表面活性剤を含有してもよい。
乳剤(EC)または水中油型エマルション(EW)は、式(I)の化合物を、有機溶媒(任意選択で、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記物質の混合物を含有する)に溶解させることによって調製され得る。ECに使用するのに適した有機溶媒としては、芳香族炭化水素(SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200によって例示されるアルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)およびアルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C8〜C10脂肪酸のジメチルアミドなど)および塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水に加えると自然に乳化して、適切な装置によって噴霧施用可能なほど十分な安定性を有するエマルションを生成し得る。
EWの調製は、式(I)の化合物を液体として(それが室温で液体でない場合、適当な温度、典型的に70℃未満で溶融させてもよい)または溶液中で(それを適切な溶媒に溶解させることによって)得る工程と、次に、得られた液体または溶液を高せん断下で1種以上のSFAを含有する水へ乳化して、エマルションを生成する工程とを含む。EWに使用するのに適した溶媒としては、植物油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族溶媒(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)および水溶性の低い他の適切な有機溶媒が挙げられる。
マイクロエマルション(ME)は、水を、1種以上のSFAと1種以上の溶媒とのブレンドと混合して、熱力学的に安定した等方性(isotropic)液体製剤を自然に生じさせることによって調製され得る。式(I)の化合物は、最初、水または溶媒/SFAブレンドのいずれかの中に存在する。MEに使用するのに適した溶媒としては、ECまたはEWへの使用に関して上述したものが挙げられる。MEは、水中油型または油中水型系のいずれかであり得(どちらの系が存在するかは、伝導度測定によって決定され得る)、水溶性および油溶性有害生物防除剤を同じ製剤中で混合することに適し得る。MEは、水へ希釈するのに適しており、マイクロエマルションのまま残るかまたは従来の水中油エマルションを形成する。
懸濁濃縮物(SC)は、式(I)の化合物の微粉化された不溶性固体粒子の水性または非水性懸濁液を含み得る。SCは、好適な媒体中で、式(I)の固体化合物を、任意選択で1種以上の分散剤とともにボールミル粉砕またはビーズミル粉砕して、この化合物の微粒子懸濁液を生成することによって調製され得る。1種以上の湿潤剤が、組成物に含まれてもよく、懸濁化剤が、粒子の沈降速度を低下させるために含まれてもよい。あるいは、式(I)の化合物は、乾式ミル粉砕され、上述した物質を含有する水に加えられて、所望の最終生成物を生成してもよい。
エアゾール製剤は、式(I)の化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)の化合物はまた、好適な媒体(例えば水またはn−プロパノールなどの水混和性液体)に溶解または分散されて、非加圧式の、手動噴霧ポンプにおいて使用するための組成物が得られる。
カプセル懸濁剤(CS)は、各油滴がポリマーシェルによって封入され、かつ式(I)の化合物および、任意選択で、そのための担体または希釈剤を含有する油滴の水性分散液が得られる追加の重合段階を伴う以外は、EW製剤の調製と同様の方法で調製され得る。ポリマーシェルは、界面重縮合反応またはコアセルベーション手順のいずれかによって生成され得る。この組成物は、式(I)の化合物の制御放出を提供し、種子処理に使用されてもよい。式(I)の化合物はまた、生分解性ポリマーマトリックス中で製剤化されて、この化合物の遅延制御放出を提供することができる。
組成物は、例えば表面上の湿潤、保持または分散;処理された表面における耐雨性;または式(I)の化合物の取り込みまたは移動性を改善することによって、組成物の生物学的性能を改善するために、1種以上の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、表面活性剤(SFA)、油系噴霧添加剤、例えば特定の鉱油または天然植物油(ダイズ油およびナタネ油など)、およびこれらと、他の生物学的強化(bio−enhancing)助剤(式(I)の化合物の作用を補助し、または調整し得る成分)とのブレンドが挙げられる。
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン型、アニオン型、両性型または非イオン型のSFAであってもよい。
好適なカチオン型のSFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリンおよびアミン塩が挙げられる。
好適なアニオン型SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化された芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、スルホン酸ブチルナフタレンならびにジ−イソプロピル−およびトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、硫酸エーテル、硫酸アルコールエーテル(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、カルボン酸エーテル(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1種以上の脂肪族アルコールとリン酸との反応からの生成物(主にモノ−エステル)または五酸化リン(主にジ−エステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応物;さらにこれらの生成物は、エトキシ化されていてもよい)、スルホスクシナメート(sulphosuccinamate)、パラフィンまたはオレフィンスルホネート、タウレートおよびリグノスルホネートが挙げられる。
好適な両性型のSFAとしては、ベタイン、プロピオネートおよびグリシネートが挙げられる。
好適な非イオン型のSFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのアルキレンオキシドまたはそれらの混合物の、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)またはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合生成物;長鎖脂肪酸または無水ヘキシトールから誘導される部分エステル;前記部分エステルのエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純なエステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);およびレシチンが挙げられる。
好適な懸濁化剤としては、親水コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウムなど)および膨潤粘土(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
本発明の組成物は、少なくとも1種の追加の有害生物防除剤をさらに含み得る。例えば、本発明に係る化合物は、他の除草剤または植物成長調節剤と組み合わせて使用することもできる。好ましい実施形態において、追加の有害生物防除剤は、除草剤および/または除草剤毒性緩和剤である。このような混合物の例は、以下のとおりである(「I」が式Iの化合物を表す)。I+アセトクロール、I+アシフルオルフェン、I+アシフルオルフェン−ナトリウム、I+アクロニフェン、I+アクロレイン、I+アラクロル、I+アロキシジム、I+アメトリン、I+アミカルバゾン、I+アミドスルフロン、I+アミノピラリド、I+アミトロール、I+アニロホス、I+アシュラム、I+アトラジン、I+アザフェニジン、I+アジムスルフロン、I+BCPC、I+ベフルブタミド、I+ベナゾリン、I+ベンカルバゾン、I+ベンフルラリン、I+ベンフレセート、I+ベンスルフロン、I+ベンスルフロン−メチル、I+ベンスリド、I+ベンタゾン、I+ベンズフェンジゾン、I+ベンゾビシクロン、I+ベンゾフェナップ、I+ビシクロピロン、I+ビフェノックス、I+ビラナホス(bilanafos)、I+ビスピリバック、I+ビスピリバック−ナトリウム、I+ホウ砂、I+ブロマシル、I+ブロモブチド、I+ブロモキシニル、I+ブタクロール、I+ブタミホス、I+ブトラリン、I+ブトロキシジム、I+ブチレート、I+カコジル酸、I+塩素酸カルシウム、I+カフェンストロール、I+カルベタミド、I+カルフェントラゾン、I+カルフェントラゾン−エチル、I+クロルフルレノール、I+クロルフルレノール−メチル、I+クロリダゾン、I+クロリムロン、I+クロリムロン−エチル、I+クロロ酢酸、I+クロロトルロン、I+クロルプロファム、I+クロルスルフロン、I+クロルタール、I+クロルタール−ジメチル、I+シニドン−エチル、I+シンメチリン、I+シノスルフロン、I+シスアニリド、I+クレトジム、I+クロジナホップ、I+クロジナホップ−プロパルギル、I+クロマゾン、I+クロメプロップ、I+クロピラリド、I+クロランスラム、I+クロランスラム−メチル、I+シアナジン、I+シクロエート、I+シクロスルファムロン、I+シクロキシジム、I+シハロホップ、I+シハロホップ−ブチル、I+2,4−D、I+ダイムロン、I+ダラポン、I+ダゾメット、I+2,4−DB、I+I+デスメジファム、I+ジカンバ、I+ジクロベニル、I+ジクロルプロップ、I+ジクロルプロップ−P、I+ジクロホップ、I+ジクロホップ−メチル、I+ジクロスラム、I+ジフェンゾコート、I+ジフェンゾコートメチルサルフェート(difenzoquat metilsulfate)、I+ジフルフェニカン、I+ジフルフェンゾピル、I+ジメフロン、I+ジメピペレート、I+ジメタクロール、I+ジメタメトリン、I+ジメテナミド、I+ジメテナミド−P、I+ジメチピン、I+ジメチルアルシン酸、I+ジニトラミン、I+ジノテルブ、I+ジフェナミド、I+ジプロペトリン、I+ジクワット、I+二臭化ジクワット、I+ジチオピル、I+ジウロン、I+エンドタール、I+EPTC、I+エスプロカルブ、I+エタルフルラリン、I+エタメトスルフロン、I+エタメトスルフロン−メチル、I+エセフォン、I+エトフメセート、I+エトキシフェン、I+エトキシスルフロン、I+エトベンザニド、I+フェノキサプロップ−P、I+フェノキサプロップ−P−エチル、I+フェントラザミド、I+硫酸第一鉄、I+フラムプロップ−M、I+フラザスルフロン、I+フロラスラム、I+フルアジホップ、I+フルアジホップ−ブチル、I+フルアジホップ−P、I+フルアジホップ−P−ブチル、I+フルアゾレート、I+フルカルバゾン、I+フルカルバゾン−ナトリウム、I+フルセトスルフロン、I+フルクロラリン、I+フルフェンナセット、I+フルフェンピル、I+フルフェンピル−エチル、I+フルメトラリン、I+フルメトスラム、I+フルミクロラック、I+フルミクロラック−ペンチル、I+フルミオキサジン、I+フルミプロピン(flumipropin)、I+フルオメツロン、I+フルオログリコフェン、I+フルオログリコフェン−エチル、I+フルオキサプロップ(fluoxaprop)、I+フルポキサム、I+フルプロパシル(flupropacil)、I+フルプロパネート、I+フルピルスルフロン、I+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、I+フルレノール、I+フルリドン、I+フルロクロリドン、I+フルロキシピル、I+フルルタモン、I+フルチアセット、I+フルチアセット−メチル、I+ホメサフェン、I+ホラムスルフロン、I+ホサミン、I+グルホシネート、I+グルホシネート−アンモニウム、I+グリホサート、I+ハラウキシフェン、I+ハロスルフロン、I+ハロスルフロン−メチル、I+ハロキシホップ、I+ハロキシホップ−P、I+ヘキサジノン、I+イマザメタベンズ、I+イマザメタベンズ−メチル、I+イマザモックス、I+イマザピック、I+イマザピル、I+イマザキン、I+イマゼタピル、I+イマゾスルフロン、I+インダノファン、I+インダジフラム、I+ヨードメタン、I+ヨードスルフロン、I+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、I+イオキシニル、I+イソプロツロン、I+イソウロン、I+イソキサベン、I+イソキサクロルトール、I+イソキサフルトール、I+イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、I+カルブチレート、I+ラクトフェン、I+レナシル、I+リニュロン、I+メコプロップ、I+メコプロップ−P、I+メフェナセット、I+メフルイジド、I+メソスルフロン、I+メソスルフロン−メチル、I+メソトリオン、I+メタム、I+メタミホップ、I+メタミトロン、I+メタザクロール、I+メタベンズチアズロン、I+メタゾール、I+メチルアルソン酸、I+メチルダイムロン、I+メチルイソチオシアネート、I+メトラクロール、I+S−メトラクロール、I+メトスラム、I+メトクスロン、I+メトリブジン、I+メトスルフロン、I+メトスルフロン−メチル、I+モリネート、I+モノリニュロン、I+ナプロアニリド、I+ナプロパミド、I+ナプタラム、I+ネブロン、I+ニコスルフロン、I+n−メチルグリホサート、I+ノナン酸、I+ノルフルラゾン、I+オレイン酸(脂肪酸)、I+オルベンカルブ、I+オルソスルファムロン、I+オリザリン、I+オキサジアルギル、I+オキサジアゾン、I+オキサスルフロン、I+オキサジクロメホン、I+オキシフルオルフェン、I+パラコート、I+二塩化パラコート、I+ペブレート、I+ペンジメタリン、I+ペノキススラム、I+ペンタクロロフェノール、I+ペンタノクロール、I+ペントキサゾン、I+ペトキサミド、I+フェンメジファム、I+ピクロラム、I+ピコリナフェン、I+ピノキサデン、I+ピペロホス、I+プレチラクロール、I+プリミスルフロン、I+プリミスルフロン−メチル、I+プロジアミン、I+プロホキシジム、I+プロヘキサジオン−カルシウム、I+プロメトン、I+プロメトリン、I+プロパクロール、I+プロパニル、I+プロパキザホップ、I+プロパジン、I+プロファム、I+プロピソクロール、I+プロポキシカルバゾン、I+プロポキシカルバゾン−ナトリウム、I+プロピザミド、I+プロスルホカルブ、I+プロスルフロン、I+ピラクロニル、I+ピラフルフェン、I+ピラフルフェン−エチル、I+ピラスルホトール、I+ピラゾリネート、I+ピラゾスルフロン、I+ピラゾスルフロン−エチル、I+ピラゾキシフェン、I+ピリベンゾキシム、I+ピリブチカルブ、I+ピリダホル、I+ピリデート、I+ピリフタリド、I+ピリミノバック、I+ピリミノバック−メチル、I+ピリミスルファン、I+ピリチオバック、I+ピリチオバック−ナトリウム、I+ピロキサスルホン、I+ピロックススラム、I+キンクロラック、I+キンメラック、I+キノクラミン、I+キザロホップ、I+キザロホップ−P、I+リムスルフロン、I+サフルフェナシル、I+セトキシジム、I+シデュロン、I+シマジン、I+シメトリン、I+塩素酸ナトリウム、I+スルコトリオン、I+スルフェントラゾン、I+スルホメツロン、I+スルホメツロン−メチル、I+スルホセート、I+スルホスルフロン、I+硫酸、I+テブチウロン、I+テフリルトリオン、I+テンボトリオン、I+テプラロキシジム、I+テルバシル、I+テルブメトン、I+テルブチラジン、I+テルブトリン、I+テニルクロール、I+チアゾピル、I+チフェンスルフロン、I+チエンカルバゾン、I+チフェンスルフロン−メチル、I+チオベンカルブ、I+トプラメゾン、I+トラルコキシジム、I+トリ−アレート、I+トリアスルフロン、I+トリアジフラム、I+トリベヌロン、I+トリベヌロン−メチル、I+トリクロピル、I+トリエタジン、I+トリフロキシスルフロン、I+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、I+トリフルラリン、I+トリフルスルフロン、I+トリフルスルフロン−メチル、I+トリヒドロキシトリアジン、I+トリネキサパック−エチル、I+トリトスルフロン、I+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル(CAS RN 353292−31−6)。本発明の化合物はまた、国際公開第06/024820号パンフレットおよび/または国際公開第07/096576号パンフレットに開示される除草性化合物と組み合わされてもよい。
式(I)の化合物の混合パートナー(mixing partner)はまた、例えば、The Pesticide Manual,Fourteenth Edition,British Crop Protection Council,2006に言及されているように、エステルまたは塩の形態であってもよい。
式(I)の化合物は、殺真菌剤、殺線虫剤または殺虫剤などの他の農薬との混合物中で使用することもでき、その例が、The Pesticide Manualに示されている。
混合パートナーに対する式(I)の化合物の混合比は、好ましくは、1:100〜1000:1である。
混合物は、上記の製剤に有利に使用され得る(その場合、「活性成分」は、混合パートナーとの式Iの化合物のそれぞれの混合物に関する)。
本発明に係る式(I)の化合物は、1種以上の毒性緩和剤と組み合わせて使用することもできる。同様に、1種以上のさらなる除草剤との本発明に係る式Iの化合物の混合物は、1種以上の毒性緩和剤と組み合わせて使用することもできる。毒性緩和剤は、AD 67(MON 4660)、ベノキサコール、クロキントセット−メキシル、シプロスルファミド(CAS RN 221667−31−8)、ジクロルミド、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルキソフェニム、フリラゾールおよび対応するR異性体、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、オキサベトリニル、N−イソプロピル−4−(2−メトキシ−ベンゾイルスルファモイル)−ベンズアミド(CAS RN 221668−34−4)であり得る。他の可能な毒性緩和剤は、例えば、欧州特許第0365484号明細書に開示される毒性緩和剤化合物、例えば、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドを含む。特に好ましいのは、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、クロキントセット−メキシルおよび/またはN−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチル−アミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとの式Iの化合物の混合物である。
式Iの化合物の毒性緩和剤はまた、例えば、The Pesticide Manual,14th Edition(BCPC),2006に言及されているように、エステルまたは塩の形態であってもよい。クロキントセット−メキシルへの言及は、国際公開第02/34048号パンフレットに開示されるように、そのリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、アンモニウム、第四級アンモニウム、スルホニウムまたはホスホニウム塩にも適用され、フェンクロラゾール−エチルへの言及は、フェンクロラゾールにも適用されるなどである。
好ましくは、毒性緩和剤に対する式(I)の化合物の混合比は、100:1〜1:10、特に、20:1〜1:1である。
混合物は、上記の製剤に有利に使用され得る(その場合、「活性成分」は、毒性緩和剤との式Iの化合物のそれぞれの混合物に関する)。
本発明は、作物および雑草を含む場所で雑草を選択的に防除する方法をさらに提供し、この方法は、この場所に、雑草を防除する量の本発明に係る組成物を施用することを含む。「防除」は、殺滅、成長の減少もしくは遅延または発芽の防止もしくは減少を意味する。一般に、防除される植物は、好ましくない植物(雑草)である。「場所」は、植物が成長している領域または成長する予定である領域を意味する。
式(I)の化合物の施用率は、広い限度内で変化し、土壌の性質、施用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;まき溝への施用;非耕地施用(no tillage application)など)、作物、防除される雑草、一般的気候条件、および施用方法によって左右される他の要因、施用時間および標的作物に応じて決まり得る。本発明に係る式Iの化合物は、一般に、10〜2000g/ha、特に、50〜1000g/haの率で施用される。
施用は、一般に、組成物を噴霧することによって、典型的に、広い領域用のトラクターに取り付けられた噴霧器によってなされるが、散粉(dusting)(粉剤用)、点滴(drip)または灌注(drench)などの他の方法を使用することもできる。
本発明に係る組成物が使用され得る有用な植物は、穀物、例えば大麦および小麦、綿花、アブラナ、ヒマワリ、トウモロコシ、米、ダイズ、テンサイ、サトウキビおよび芝生などの作物を含む。
作物は、果樹、ヤシの木、ココヤシの木または他の木の実などの木も含み得る。ブドウ、果実の低木、果実植物および野菜などのつる植物も含まれる。
作物は、従来の品種改良方法または遺伝子組み換えによって除草剤または除草剤の種類(例えばALS−、GS−、EPSPS−、PPO−、ACCase−およびHPPD阻害剤)に対する耐性を与えられた作物も含むことが理解されるべきである。従来の品種改良方法によってイミダゾリノン、例えばイマザモックス(imazamox)に対する耐性を与えられた作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(キャノーラ)である。遺伝子組み換え方法によって除草剤に対する耐性を与えられた作物の例としては、例えば、RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)の商標名で市販されているグリホサート耐性およびグルホシネート耐性トウモロコシ種が挙げられる。特に好ましい態様において、作物は、例えば、国際公開第2010/029311号パンフレットに教示されているように、ホモゲンチセートソラネシルトランスフェラーゼ(homogentisate solanesyltransferase)を過剰発現するように遺伝子組み換えされている。
作物はまた、遺伝子組み換え方法によって害虫に対する耐性を与えられた作物、例えばBtトウモロコシ(アワノメイガに耐性がある)、Bt綿花(メキシコワタノミゾウムシに耐性がある)およびさらにBtジャゲイモ(コロラドハムシに耐性がある)であることが理解されるべきである。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)のBt 176トウモロコシ雑種である。Bt毒素は、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌細菌によって天然に形成されるタンパク質である。毒素、またはこのような毒素を合成することができるトランスジェニック植物の例が、欧州特許出願公開第A−451878号明細書、欧州特許出願公開第A−374753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、国際公開第03/052073号パンフレットおよび欧州特許出願公開第A−427529号明細書に記載されている。殺虫剤耐性をコードし、1つまたは複数の毒素を発現する1つまたは複数の遺伝子を含むトランスジェニック植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿花)、Bollgard(登録商標)(綿花)、NewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)およびProtexcta(登録商標)である。植物作物またはその種子材料はいずれも、除草剤に対して耐性があると同時に、昆虫の摂食に対して耐性があり得る(「多重(stacked)トランスジェニック事象)。例えば、種子は、殺虫性のCry3タンパク質を発現する能力を有することができると同時にグリホサートに対して耐性がある。
作物はまた、従来の品種改良方法または遺伝子組み換えによって得られ、いわゆる出力形質(例えば向上した貯蔵安定性、より高い栄養価および向上した風味)を含む作物を含むことが理解されるべきである。
他の有用な植物は、例えばゴルフ場、芝地、公園および沿道における芝草、または芝生用に商業的に栽培された芝草、および花または低木などの鑑賞植物を含む。
組成物は、好ましくない植物(総称して「雑草」)を防除するのに使用され得る。防除される雑草は、単子葉植物種、例えば、コヌカグサ属(Agrostis)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、カヤツリグサ属(Cyperus)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、オヒシバ属(Eleusine)、ドクムギ属(Lolium)、ミズアオイ属(Monochoria)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、オモダカ属(Sagittaria)、ホタルイ属(Scirpus)、エノコログサ属(Setaria)およびモロコシ属(Sorghum)、ならびに双子葉植物種、例えば、イチビ属(Abutilon)、アマランサス属(Amaranthus)、ブタクサ属(Ambrosia)、アカザ属(Chenopodium)、キク属(Chrysanthemum)、イズハハコ属(Conyza)、ヤエムグラ属(Galium)、サツマイモ属(Ipomoea)、オランダガラシ属(Nasturtium)、シダ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、ナス属(Solanum)、ハコベ属(Stellaria)、クワガタソウ属(Veronica)、スミレ属(Viola)およびオナモミ属(Xanthium)の両方を含む。雑草はまた、作物とみなされ得るが、作物の領域の外側で成長する植物(「エスケープ(escape)」)、または前に植えられていた異なる作物から残された種子から成長する植物(「ボランティア(volunteer)」)を含み得る。このようなボランティアまたはエスケープは、特定の他の除草剤に対して耐性であり得る。
ここで、本発明の様々な態様および実施形態が、例としてより詳細に例示される。本発明の範囲から逸脱せずに細部の変更を行うことができることが理解されよう。
調製実施例
実施例1 4−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリダジン−3,5−ジオンの調製
Figure 0006524207
1.1 2−アリル−3,6−ジクロロ−フェノール
2−アリルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼン(1.0g、4.9mmol、1.0当量)とDMF(0.1mL)との混合物を、220℃の外部温度で1時間加熱した。混合物を室温に冷まし、減圧下で濃縮したところ、2−アリル−3,6−ジクロロ−フェノールが褐色の油(0.99g、99%)として得られた。
Figure 0006524207
1H NMR(400MHz、CDCl3):δH:7.18〜7.08(1H,m)6.95〜6.85(1H,m)6.02〜5.84(1H,m)5.71(1H,s)5.14〜4.99(2H,m)3.59(2H,dt)。
1.2 2−アリル−3−ベンジルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼン
臭化ベンジル(3.2mL、27mmol、1.1当量)を、アセトン(49mL)中の2−アリル−3,6−ジクロロ−フェノール(5.0g、25mmol、1.0当量)および炭酸カリウム(3.7g、27mmol、1.1当量)の懸濁液に加え、混合物を、6時間にわたって還流状態で加熱した。混合物を室温に冷まし、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、2−アリル−3−ベンジルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼン(4.031g、56%)が無色油として得られた。
Figure 0006524207
1H NMR(400MHz、CDCl3):δH:7.54〜7.49(2H,m)、7.45〜7.35(3H,m)、7.27〜7.24(1H,m)、7.15(1H,d)、6.01〜5.90(1H,m)、5.10〜4.97(4H,m)、3.59(2H,dt)。
1.3 2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)酢酸
3つ口フラスコ中、ジクロロメタン(650mL)中の2−アリル−3−ベンジルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼン(38.1g、130mmol、1.00当量)の溶液を−78℃に冷却した。1つの側管を、KIの水溶液(100mL、15% w/w)を含むDreshel瓶に連結した。2−アリル−3−ベンジルオキシ−1,4−ジクロロ−ベンゼンが完全に消費されるまで(4時間)オゾンをこの溶液に通してバブリングした。空気を10分間にわたってこの溶液に通してバブリングして、過剰なオゾンを除去した。この溶液に通すガスのバブリングを停止し、硫化ジメチル(95.4mL、1300mmol、10.0当量)を加えた。混合物を室温に温め、12時間撹拌した。混合物を塩水(2×200mL)で洗浄し、有機抽出物を疎水性フリット(hydrophobic frit)に通した。混合物を減圧下で濃縮したところ、黄色の油(43g)が得られた。残渣を、tert−ブタノール(260mL)および水(130mL)中の混合物に溶解させ、次に、0℃に冷却した。2−メチルブタ−2−エン(135mL、1300mmol、10.0当量)、リン酸二水素ナトリウム(62.4g、520mmol、4.00当量)および亜塩素酸ナトリウム(44.1g、390mmol、3.00当量)を加えた。混合物を2時間撹拌し、次に、塩水(300mL)および2.0Mの塩酸(300mL)で希釈した。混合物をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機抽出物を、メタ重亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(200mL)で洗浄し、次に、疎水性フリットに通し、減圧下で濃縮したところ、淡黄色の固体(41.4g)が得られた。残渣をH2O(200mL)中で懸濁させ、NaOHの水溶液(30mL、2.0M)を加えて、透明な溶液を得た。混合物をEt2O(100mL)で洗浄し、水層を、濃HCl(20mL)の添加によって酸性化したところ、沈殿物が形成された。混合物をろ過し、ろ液を減圧下で乾燥させたところ、2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)酢酸(29.2g、72%)が白色の固体として得られた。
Figure 0006524207
1H NMR(400MHz、CDCl3):δH:7.48〜7.44(2H,m)、7.42〜7.31(4H,m)、7.17(1H,d)、5.04(2H,s)、3.85(2H,s)。
1.4 エチル(2E/Z)−2−(メチルヒドラゾノ)プロパノエート
撹拌子、滴下漏斗および温度計を備えた500mLの3つ口フラスコを、N2雰囲気下に置いた。クロロホルム(60mL)、2−オキソプロパン酸エチル(12.9g、111mmol)および硫酸マグネシウム(13.3g、111mmol)を、撹拌しながら容器に充填した。得られたスラリーを0℃(氷浴)に冷却した。次に、滴下漏斗に、クロロホルム(20mL)およびメチルヒドラジン(5.00g、109mmol)を充填した。次に、メチルヒドラジン溶液を、10℃未満の温度を保つように添加の速度を設定しながら撹拌された反応混合物に滴下して加えた。添加の完了後、反応物を周囲温度に温め、次に、さらに16時間撹拌した。
反応物を、クロロホルムで洗浄しながらろ過した。ろ液を減圧下で濃縮したところ、所望のヒドラゾンエチル−2−(メチルヒドラゾノ)プロパノエート(15.1g、105mmol、96.5%の収率)、黄色の油が、E/Z異性体の混合物として得られた。
Figure 0006524207
主要な異性体についての1H NMRデータ:(400MHz、CDCl3):δH:5.58(1H,brs)、4.30(2H,q)、3.24(3H,s)、1.92(3H,s)、1.34(3H,t)。
1.5 エチル2−[[2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)アセチル]−メチル−ヒドラゾノ]プロパノエート
2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)酢酸(1.32mmol、0.41g)を、撹拌しながらN2下でジクロロメタン(10mL)に溶解させた。塩化オキサリル(3.95mmol、0.50g、0.34mL)を加えた。2分後、N,N−ジメチルホルムアミド(0.13mmol、0.01mL)を滴下して加えた。泡立ちが観察された。周囲温度で1時間撹拌した後、MeOH中にクエンチされた一定分量のLC/MS分析により、酸出発材料からメチルエステルへの完全な転化(塩化アシルの形成を裏付ける)が示された。
反応混合物を減圧下で濃縮したところ、オレンジ色のガムが得られた。
次に、粗製の酸塩化物を、N2雰囲気下でジクロロメタン(10mL)に再度溶解させ、0℃に冷却した。エチル2−(メチルヒドラゾノ)プロパノエート(1.34mmol、0.194g)を、撹拌しながら加えた。ジクロロメタン(0.5mL)中のトリエチルアミン(2.64mmol、0.37mL)を、10分間にわたって滴下して加えた。反応混合物をさらに15分間にわたって0℃で撹拌してから、周囲温度に温め、さらに4時間続けた。
溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を酢酸エチル(30mL)に再度溶解させた。有機物を、希HCl水溶液(2×10mL)、飽和NaHCO3水溶液(2×10mL)および塩水(2×10mL)で洗浄してから、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。
フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤 ヘキサン中0〜5%の酢酸エチルの勾配)により、所望の生成物エチル2−[[2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)アセチル]−メチル−ヒドラゾノ]プロパノエート(0.21g、36.5%)が黄色のガムとして得られた。
Figure 0006524207
1H NMR(400MHz、CDCl3):δH:7.49〜7.23(6H、m)、7.18〜7.11(1H,m)、5.05〜4.97(2H,m)、4.31(2H,q)、4.20(2H,s)、3.31(3H,s)、2.21(3H,s)、1.34(3H,t)。
1.6 4−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリダジン−3,5−ジオン
マイクロ波バイアルに、エチル2−[[2−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)アセチル]−メチル−ヒドラゾノ]プロパノエート(0.46mmol、0.20g)、アセトニトリル(4mL)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.98mmol、0.15g、0.15mL)を充填した。LC/MS分析により完全な反応が示されるまで、混合物を、50分間にわたって125℃で、マイクロ波照射下で加熱した。反応混合物を酢酸エチル(20mL)および水(10mL)で希釈し、希塩酸を用いてpH4〜5になるまで酸性化した。有機物を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液(2×10mL)、次に塩水(10mL)でさらに洗浄した。次に、有機物を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮したところ、粗製の黄色のガムが得られた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤 ヘキサン0〜25%の酢酸エチルの勾配)により、所望の生成物4−(2−ベンジルオキシ−3,6−ジクロロ−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリダジン−3,5−ジオン(0.11g、61%)が淡黄色のガムとして得られた。
Figure 0006524207
1H NMR(400MHz、CDCl3):δH:2.22(3H,s)、3.66(3H,s)、4.70(1H,d)、5.08(1H,d)、7.13〜7.17(2H,m)、7.24〜7.30(4H,m)、7.41(1H,d)。
生物学的実施例
B1 出芽後の有効性
様々な試験種の種子を、ポット中の標準的な土壌に播種する:−イヌホオズキ(Solanum nigrum)(SOLNI)、アオゲイトウ(Amaranthus retoflexus)(AMARE)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA)、ノスズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)(ECHCG)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)(IPOHE)、ホソムギ(Lolium perenne)(LOLPE)。温室における制御された条件(24/16℃、昼間/夜間;14時間の照明;65%の湿度)下での栽培から8日後(出芽後)、0.5%のTween 20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN 9005−64−5)を含有するアセトン/水(50:50)溶液中の技術的な活性成分の製剤に由来する散布水溶液を植物に散布する。化合物を、1000g/haで施用する。次に、試験植物を、温室における制御された条件(24/16℃、昼間/夜間;14時間の照明;65%の湿度)下で温室において成長させ、1日2回水をやる。13日後、植物に生じたダメージのパーセンテージについて試験を評価する。生物学的活性が、5段階評価で評価される(5=80〜100%;4=60〜79%;3=40〜59%;2=20〜39%;1=0〜19%)。
表2 1000g/Haの率における出芽後施用の後の式(I)の化合物による雑草種の防除
Figure 0006524207
表中の空試験値は、化合物を該当する種について試験しなかったことを示す。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕式(I)
Figure 0006524207
(R が、C 〜C アルキル、C 〜C シクロアルキル、C 〜C アルコキシ、C 〜C アルコキシ−C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、C 〜C ハロアルキル、シアノ−C 〜C アルキル、C 〜C ハロアルケニル、C 〜C アルキニルおよびC 〜C ハロアルキニルからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、シアノ、C 〜C アルキル、C 〜C ハロアルキル、C 〜C ハロアルコキシ、C 〜C ハロアルコキシ−C 〜C アルキル−、C 〜C アルコキシ、C 〜C アルコキシ−C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ−C 〜C アルコキシ−C 〜C アルキル−、C 〜C シクロアルキル、C 〜C アルケニル、C 〜C ハロアルケニル、C 〜C アルキニル、C 〜C ヒドロキシアルキル−、C 〜C アルキルカルボニル−、C 〜C アルキル−S(O) −、アミノ、C 〜C アルキルアミノ、C 〜C ジアルキルアミノ、−C(C 〜C アルキル)=N−O−C 〜C アルキルおよびC 〜C ハロアルキニルからなる群から選択され;
Gが、水素、またはC(O)R であり;
XおよびYがそれぞれ独立して、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ、C 〜C ハロアルキル、C 〜C ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
Zが、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ、C 〜C ハロアルキル、C 〜C ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
mが、0、1、または2の整数であり;
nが、0、1、2、3、4、または5の整数であり;
が、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシ、C 〜C アルケニル、C 〜C アルキニル、C 〜C アルキル−S−、−NR および1つ以上のR で任意に置換されるフェニルからなる群から選択され;
およびR が、独立して、C 〜C アルキルおよびC 〜C アルコキシからなる群から選択され、またはR およびR が一緒にモルホリニル環を形成することができ;
が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C 〜C アルキル、C 〜C ハロアルキル、C 〜C アルコキシおよびC 〜C ハロアルコキシからなる群から選択される)
の化合物、またはその塩もしくはN−オキシド。
〔2〕Gが、水素またはC(O)R であり、ここで、R が、イソプロピル、t−ブチル、メチル、エチル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、またはtert−ブトキシである、前記〔1〕に記載の化合物。
〔3〕Gが水素であり、またはR がイソプロピルである、前記〔2〕に記載の化合物。
〔4〕Xが、水素、ハロゲン、またはC ハロアルキルである、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔5〕Yが、水素、C 〜C アルキル、C 〜C ハロアルキル、またはハロゲンである、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔6〕Xが、ピリダジノン/ピリダジン−ジオン部分に対してオルトである、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔7〕Yが、前記ベンジルオキシ部分に対してオルトである、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔8〕R が、メチル、エチル、n−プロピル、シクロプロピル、プロパルギル、またはC ハロアルキルである、前記〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔9〕R が、水素、C 〜C アルキル、C 〜C ハロアルキル、C 〜C アルコキシ、C 〜C アルコキシ−C 〜C アルキル、C 〜C シクロアルキル、C 〜C アルケニル、C 〜C ハロアルケニル、C 〜C アルキニルおよびC 〜C ハロアルキニルからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔10〕R が、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチルおよびメトキシメチルからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔9〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔11〕R が、シクロプロピルまたはメチルである、前記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔12〕nが、0、1、または2である、前記〔1〕〜〔11〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔13〕各Zが、独立して、ハロゲン、メチル、メトキシ、およびトリフルオロメチルから選択される、前記〔1〕〜〔12〕のいずれか一項に記載の化合物。
〔14〕前記〔1〕〜〔13〕のいずれか一項に記載の除草性化合物と、農学的に許容できる製剤助剤とを含む除草性組成物。
〔15〕少なくとも1種の追加の有害生物防除剤をさらに含む、前記〔14〕に記載の除草性組成物。
〔16〕前記追加の有害生物防除剤が、除草剤または除草剤緩和剤である、前記〔15〕に記載の除草性組成物。
〔17〕望ましくない植物の成長を制御する方法であって、前記〔1〕〜〔13〕のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または前記〔14〕〜〔16〕のいずれか一項に記載の除草性組成物を、前記望ましくない植物またはその場所に施用する工程を含む方法。
〔18〕除草剤としての前記〔1〕〜〔13〕のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。

Claims (15)

  1. 式(I)
    Figure 0006524207
    (Rが、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、シアノ−C〜Cアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜CアルキニルおよびC〜Cハロアルキニルからなる群から選択され;
    が、水素、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ−C〜Cアルキル−、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル−、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cヒドロキシアルキル−、C〜Cアルキルカルボニル−、C〜Cアルキル−S(O)−、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、−C(C〜Cアルキル)=N−O−C〜CアルキルおよびC〜Cハロアルキニルからなる群から選択され;
    Gが、水素、またはC(O)Rであり;
    XおよびYがそれぞれ独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    Zが、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    mが、0、1、または2の整数であり;
    nが、0、1、2、3、4、または5の整数であり;
    が、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルキル−S−、−NRおよび1つ以上のRで任意に置換されるフェニルからなる群から選択され;
    およびRが、独立して、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシからなる群から選択され、またはRおよびRが一緒にモルホリニル環を形成することができ;
    が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜CアルコキシおよびC〜Cハロアルコキシからなる群から選択される)
    の化合物、またはその塩もしくはN−オキシド。
  2. Gが、水素またはC(O)Rであり、ここで、Rが、イソプロピル、t−ブチル、メチル、エチル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、またはtert−ブトキシである、請求項1に記載の化合物。
  3. Xが、水素、ハロゲン、またはCハロアルキルである、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. Yが、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、またはハロゲンである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  5. Xが、ピリダジノン/ピリダジン−ジオン部分に対してオルトである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  6. Yが、前記ベンジルオキシ部分に対してオルトである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  7. が、メチル、エチル、n−プロピル、シクロプロピル、プロパルギル、またはCハロアルキルである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  8. が、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜CアルキニルおよびC〜Cハロアルキニルからなる群から選択される、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  9. が、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチルおよびメトキシメチルからなる群から選択される、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  10. が、シクロプロピルまたはメチルである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 各Zが、独立して、ハロゲン、メチル、メトキシ、およびトリフルオロメチルから選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の除草性化合物と、農学的に許容できる製剤助剤とを含む除草性組成物。
  13. 少なくとも1種の追加の有害生物防除剤をさらに含む、請求項12に記載の除草性組成物。
  14. 望ましくない植物の成長を制御する方法であって、請求項1〜11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または請求項12又は13に記載の除草性組成物を、前記望ましくない植物またはその場所に施用する工程を含む方法。
  15. 除草剤としての請求項1〜11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
JP2017502578A 2014-07-17 2015-07-10 除草性ピリダジノン誘導体 Active JP6524207B2 (ja)

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