JP2015517906A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 濾過装置において懸濁液を濾過する方法であって、該濾過装置は、固定ヘッド部と可動端末部との間に少なくとも第１の陥凹部を有する第１の陥凹板および/または第２の陥凹部を有する第２の陥凹板のパックを有し、前記第１の陥凹部および/または前記第２の陥凹部は前記第１の陥凹板と前記第２の陥凹板との間に濾過室を形成し、さらに前記濾過装置は、前記第１の陥凹板と前記第２の陥凹板との間に２つの濾布を有して前記懸濁液から固形分をフィルターケーキとして濾過し、前記第１の陥凹板は第１の排出口へ向かう第１のダクトを有し、前記第２の陥凹板は第２の排出口へ向かう第２のダクトを有し、該方法は一連の工程として、
   ａ．前記懸濁液を前記濾過室の濾布間へ管送する工程と、
   ｂ．該懸濁液を前記濾布を通るよう導いて、前記濾布間にフィルターケーキを定着させる工程と、
   ｃ．前記懸濁液の液体部分を前記濾過室から前記第１のダクトおよび前記第２のダクトに通して、前記第１の陥凹板の前記第１の排出口および前記第２の陥凹板の第２の排出口を介して濾液として排出する工程と、
   ｄ．乾燥用ガスを前記ヘッド部から前記濾過室へ前記第１のダクトを通って管送し、前記第２のダクトを介して排出する工程とを含み、
   前記乾燥用ガスを前記第２のダクトから直接環境へ排出することを特徴とする方法。
2. 請求項１に記載の方法において、該方法はさらに、前記濾液を前記第１のダクトおよび前記第２のダクトを介して直接環境へ排出することと、前記乾燥用ガスを前記濾過室へ管送する前に、環境への前記第１のダクトを閉鎖する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
3. 請求項１または２に記載の方法において、該方法はさらに、前記乾燥用ガスに先立って、圧搾流体を圧搾室の可動膜と前記第１の陥凹板間に充填することによってフィルターケーキから残液を機械的に押し出す工程を含むことを特徴とする方法。
4. 請求項１ないし３のいずれかに記載の方法において、該方法はさらに、前記乾燥用ガスに先立って、洗浄液を前記ヘッド部から前記濾過室へ前記第１のダクトを通って管送して、前記第２のダクトを介して排出する工程を含むことを特徴とする方法。
5. 濾過装置の固定ヘッド部と可動端末部との間に陥凹板の複数の試料を詰めて１つのパックにするよう設計した陥凹板であって、該陥凹板は第１の陥凹部を有し、および/または前記濾過装置において隣接する陥凹板が第２の陥凹部を有し、前記第１の陥凹部および/または前記第２の陥凹部は前記陥凹板と前記隣接する陥凹板との間に濾過室を形成し、前記濾過装置は、前記陥凹板と前記隣接する陥凹板との間にあって懸濁液から固形分をフィルターケーキとして濾過する２つの濾布を有し、前記陥凹板は、前記濾過室から懸濁液の液体部分を濾液として排出するダクトと、該ダクトを環境へ開放する弁とを有し、該弁が該陥凹板内で入れ子になっていることを特徴とする陥凹板。
6. 請求項５に記載の陥凹板において、該陥凹板はさらに、前記弁用の制御コンジットを含むことを特徴とする陥凹板。
7. 請求項５または６に記載の陥凹板において、該陥凹板はさらに、前記制御コンジットへ接続した貫通孔を含み、前記濾過装置において該陥凹板の試料の前記貫通孔が前記ヘッド部に対する制御管を形成していることを特徴とする陥凹板。
8. 請求項５ないし７のいずれかに記載の陥凹板において、さらに、前記弁は空気圧作動式膜であることを特徴とする陥凹板。
9. 請求項５ないし８のいずれかに記載の陥凹板において、さらに、前記弁はピンチ弁であることを特徴とする陥凹板。
10. 請求項５ないし９のいずれかに記載の陥凹板において、該陥凹板はさらに、前記濾過室の周囲を密封した可動膜を含み、該膜および陥凹板が圧搾室を覆い、該陥凹板は、圧搾流体を前記圧搾室へ充填して前記フィルターケーキから残留流体を機械的に押し出す注入ダクトを有することを特徴とする陥凹板。
11. 請求項５ないし１０のいずれかに記載の陥凹板において、該陥凹板はさらに、前記濾過室の反対の面に第２の可動膜を含み、該可動膜は第２の濾過室の周囲を密封し、前記第２の膜および該陥凹板が第２の圧搾室を覆い、該陥凹板は圧搾流体を前記第２の圧搾室へ注入する第２の注入ダクトを有していることを特徴とする陥凹板。
12. 固定ヘッド部と可動端末部との間に少なくとも第１の陥凹板および第２の陥凹板のパックを有し、前記第１の陥凹板は第１の陥凹部を有し、および/または前記第２の陥凹板は第２の陥凹部を有し、前記第１の陥凹部および/または前記第２の陥凹部は前記第１の陥凹板と前記第２の陥凹板との間に濾過室を形成し、さらに前記第１の陥凹板と前記第２の陥凹板との間にあって懸濁液から固形分をフィルターケーキとして濾過する２つの濾布を有し、前記第１の陥凹板は第１の排出口へ向かう第１のダクトを有し、前記第２の陥凹板は第２の排出口へ向かう第２のダクトを有する濾過装置において、該濾過装置は、少なくとも、請求項５ないし12のいずれかに記載の第１の陥凹板を含むことを特徴とする濾過装置。
13. 請求項１２に記載の濾過装置において、該濾過装置は、請求項11に記載の陥凹板を複数、および他の陥凹板を複数、前記パック内に交互に配していることを特徴とする濾過装置。