JP2015515370A - 廃水のストリームからアンモニウムを除去するためのバイオフィルムキャリア上にanammox微生物を備えるプロセス - Google Patents

廃水のストリームからアンモニウムを除去するためのバイオフィルムキャリア上にanammox微生物を備えるプロセス Download PDF

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Abstract

廃水のストリームからアンモニウムを除去するために、アンモニウム酸化微生物(AOB)及び嫌気的アンモニウム酸化(ANAMMOX)微生物を利用するプロセス。主流において廃水から分離された汚泥は、嫌気的分解器、脱水システム、及びバイオフィルム反応器を含む側流において処理される。嫌気的分解器は、分解された汚泥を生成し、前記汚泥は脱水され、比較的に高いアンモニウム濃度及び比較的に低い有機性炭素濃度を有するリジェクト水、並びに比較的に高い温度を生成する。リジェクト水は、リジェクト水からアンモニウム除去するために有効であるAOB及びANAMMOX微生物がシードされる、バイオフィルムキャリアを有する側流脱アンモニアバイオフィルム反応器において、処理される。主流における前記廃水からアンモニウムを除去するために、膜キャリア上のAOB及びANAMMOX微生物は、主流における廃水と接触するために、及びアンモニウムを廃水から除去するために、利用される。主流における条件のために、一定の時間の後は、AOB及びANAMMOX微生物はアンモニウムを有効的に除去しない。バイオフィルムキャリア上のAOB及びANAMMOX微生物を回復させるために、AOB及びANAMMOX微生物は、AOB及びANAMMOX微生物の育成及び増殖のために有利である条件の側流バイオフィルム反応器においてリジェクト水と再び接触される。

Description

本発明は、廃水のストリームからアンモニウムを除去するためのシステム及びプロセス、並びにさらに特には好気性アンモニウム酸化(AOB)微生物及び嫌気性アンモニウム酸化(ANAMMOX)微生物の使用を伴う脱アンモニアプロセスに関する。
典型的に、廃水の流入はアンモニア態窒素であるNH−Nを含む。慣習的にはアンモニア態窒素を除去するために、硝化及び脱窒の2つのステップのプロセスが求められる。アンモニア態窒素除去へのこの慣習的なアプローチにおいて、このプロセスは、硝化ステップと称される第1のステップを必要とし、並びに、硝化ステップはアンモニア態窒素を、硝酸塩と非常に少量の亜硝酸塩(両者は一般にNOと称される)へ変換することを伴う。多くの慣習的な処理された活性汚泥廃水処理プロセスは、好気性菌の処理ゾーンにおいて硝化作用を行う。好気性菌の処理ゾーンにおいて、アンモニア態窒素を含む廃水は曝気を施され、そしてこの曝気はアンモニア態窒素をNOへと効率的に変換する微生物培養を生じさせる。いったんアンモニア態窒素がNOへと変換されれば、NOを含む廃水は典型的には脱窒の目的のために無酸素ゾーンへと移動される。脱窒処理ゾーンにおいて、NOを含む排水は、空気を供給されない池(basin)に溜められる。これは慣習的に、無酸素処理ゾーンと称される。ここでは、異なる微生物の培養(culture)は酸化剤としてNOを使用するように作用し、そしてその作用によりNOは還元し大気中に拡散する遊離窒素となる。慣習的な生物学的硝化と脱窒のさらなる詳細な理解と認識のために、米国特許第3,964,998、4,056,465、5,650,069、5,137,636、4,874,519号明細書において見られる開示が参照される。
関連する出願の相互参照。
本出願は、以下の米国非仮出願を基礎として、35 U.S.C119(e)の下、優先権を主張する:2012年4月4日に出願された出願番号13/439,153。本出願は、参照として本明細書にその全体が組み込まれる。
慣習的な硝化及び脱窒プロセスは、多数の欠点を有している。まず、慣習的な硝化及び脱窒プロセスは、硝化フェーズの間に要求される酸素生成の形式において実質的なエネルギーを必要とする。さらに、慣習的な硝化及び脱窒は、外部炭素源の実質的な供給を必要とする。
近年、脱アンモニアがシングルステージバイオフィルム反応器において特定の環境で実行されえることが発見された。このプロセスはバイオフィルムキャリアを用い、そしてこのプロセスはバイオフィルムキャリア上における微生物の特定の種類を育成するように設計される。特に、目標とされる微生物は好気性アンモニウム酸化(AOB)微生物及び嫌気性アンモニウム酸化(ANAMMOX)微生物である。実質的な程度まで、脱アンモニアへのこのアプローチは、アンモニウムの比較的に高い濃度、有機性炭素の比較的に低い濃度、及び比較的に高い温度である側流の適用に特定される。このプロセスは、例えば、嫌気性微生物に分解された汚泥由来のリジェクト水の処理において用いられる。用語「リジェクト水(reject water)」は、廃水処理プロセスの側流に含まれる水性のストリーム(aqueous stream)を意味する。そしてこの水性のストリームは主流内の廃水に対して、比較的に高いアンモニウム濃度を含む。
脱アンモニアプロセスには多くの利点がある。約60%少ない酸素がアンモニア態窒素の特定の量の除去のために必要とされる。加えて、脱アンモニアプロセスは付加的な炭素源を必要としない。さらに、脱アンモニアプロセスは、少ないCO生産と少ない汚泥生産をもたらす。
そのため、廃水処理プロセスの主流及び側流の両方内のアンモニウムを実質的に除去することに適し、且つ慣習的な硝化及び脱窒のために必要とされるかなりの量の酸素を必要とせず、並びに比較的に高い有機性炭素含有量と比較的に低いアンモニウム濃度を有する主流の廃水のストリームに特に適する、脱アンモニアプロセスの必要が存在する。
本発明は、廃水処理プロセスの主流及び1つ以上の側流の両方からアンモニウムを除去するためのAOB及びANAMMOX微生物を利用する脱アンモニアプロセスに関する。
さらに、本発明は廃水において比較的高いアンモニウム濃度を有する側流内のAOB及びANAMMOX微生物を育成すること、及び側流内で育成されたAOB及びANAMMOX微生物を主流内の廃水からアンモニウムを除去するために利用することを伴う。
また、本発明はAOB及びANAMMOX微生物と主流及び側流内の廃水との接触を交替に行うことを伴う。前述の側流との接触は、側流内の廃水からアンモニウムを除去するために、及び廃水が主流へ戻されたときに主流内の廃水からアンモニウムの除去が有効になるように、温度及び基質レベルの操作条件の下にAOB及びANAMMOX微生物を回復させるために、利用される。
一実施形態において、廃水処理プロセスは主流及び側流を含み、且つプロセスは主流内の廃水からアンモニウムを除去することだけでなく、側流内の廃水からアンモニウム除去することも含む。この実施形態において、主流内の廃水は比較的に低いアンモニウム濃度を有し、及び側流内の廃水は比較的に高いアンモニウム濃度を有する。側流において、比較的に高いアンモニウム濃度を有する廃水は、バイオフィルムキャリアをその中に有する側流バイオフィルム反応器へ導かれる。側流バイオフィルム反応器において、条件はバイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物を育成するために有利である。これは、側流内の廃水において比較的に高いアンモニウム濃度に少なくとも幾分は起因するものである。側流バイオフィルム反応器内のバイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物は、側流内の廃水のアンモニウム濃度を減少することを補助する。バイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物はまた、側流内の廃水に比べて比較的に低いアンモニウム濃度を含む主流内の廃水のアンモニウム濃度を減少するために用いられる。これは、ANAMMOX微生物が側流バイオフィルムキャリア内に定着した後に、主流内の廃水がバイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物と接触することにより、達成される。プロセスは、バイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物と主流内の廃水及び側流内の廃水との接触を交替することにより、継続する。このようなANAMMOX微生物は、主流内の廃水と接触した時は、主流内の廃水の主流内の廃水のアンモニウム濃度を減少することを補助し、且つ側流内の廃水と接触する時は、ANAMMOX微生物は側流内の廃水のアンモニウム濃度を減少することを補助する。比較的に高いアンモニウム濃度を有する側流内の廃水へバイオマスを露出することは、ANAMMOX微生物を回復させるため有効である。このようにANAMMOX微生物を回復させることによって、ANAMMOX微生物が側流から主流内の廃水と接触するようにされる時に、ANAMMOX微生物が主流内の廃水のアンモニウム濃度を減少するために有効であるようになる。
本発明の他の目的及び利点が、次に述べる説明及び発明の単なる例示である添付図面により、明快且つ明らかになるであろう。
側流の及び主流のプロセスの両方を含む脱アンモニアプロセスの概略図である。 廃水からアンモニウムを除去するための、代替的な主流の及び側流のプロセスを示す概略図である。 図1において示される脱アンモニアプロセスに類似するが、統合固定フィルム活性汚泥システムを含む脱アンモニアプロセスの概略図である。 アンモニウム除去のための主流の及び側流の統合固定フィルム活性汚泥システムの両方を用いる脱アンモニアプロセスを示す。 アンモニウム除去のための統合固定フィルム活性汚泥システムを用いる、特定の主流の及び側流の脱アンモニアプロセスを示す概略図である。 側流のストリームのアンモニウム除去のための統合固定フィルム活性汚泥システムを用いる脱アンモニアプロセスを示す。 熱加水分解を行わない図1及び図2のプロセスにおける特定のポイントでのアンモニア態窒素除去を示す表である。 熱加水分解を行う図1及び図2のプロセスにおける特定のポイントでのアンモニア態窒素除去を示す表である。 バイオフィルムのみのシステム及び統合固定フィルム活性汚泥システムにより実施される、脱アンモニアプロセスを比較する実験結果を示すグラフである。
本発明は、アンモニア態窒素が実質的な硝酸態窒素を生成することなく亜硝酸態窒素へと酸化される、アンモニア態窒素、NH−Nを除去するプロセスに関し、そして亜硝酸態窒素は窒素元素を生成するために脱窒される。この基本的プロセスは、廃水処理システム及びプロセスの側流内及び主流内の両方において実行される。以下に記載の通り、アンモニア態窒素除去のこの形式を実行可能な特定の微生物は、側流内において育成され、そして側流内のアンモニア態窒素を除去するために使用される。本プロセスを実行することが可能である微生物を育成することを促進する側流内の条件は、側流内で維持される。随時、この微生物は主流内の廃水と接触するようにされ、そして微生物はこのプロセスによって、主流内の廃水からアンモニア態窒素を除去するように機能する。しかし、主流内の条件は、アンモニア態窒素を除去するためこの特定のプロセスを実行することに有効な微生物の育成を促すものではない。そして随時、微生物は微生物を回復させるために側流内の廃水に接触するようにされることが必要とされる。それは、微生物が主流内の廃水に接触するようにされる時に、微生物がアンモニア態窒素を効率的に除去するためである。
さらに特には、本発明の脱アンモニアプロセスは、移動床式(moving bed)バイオフィルム反応器(MBBR)のようなシングルステージバイオフィルム反応器内において、無機栄養生物学的(autotoropic)窒素除去を成し遂げるための、嫌気的なアンモニウム酸化プロセスとして知られるプロセスと結合する亜硝酸塩への部分的な硝化(すなわち、亜硝酸化)を伴う。シングルステージバイオフィルム反応器内におけるプロセスの2つのステップは、バイオフィルムの異なる層において行われていると考えられる。嫌気性アンモニア酸化(ANAMMOX)微生物がバイオフィルムの内側において存在する一方で、亜硝酸化は好気性アンモニウム酸化微生物(AOB)により実行され、且つ亜硝酸化はバイオフィルムの外側の層において行われている。そしてこのようなシングルステージバイオフィルム反応器において、AOB及びANAMMOX微生物による同時のアンモニア態窒素除去が存在すると仮定される。慣習的な硝化及び脱窒と比べ、この脱アンモニアアプローチは約60%少ない酸素で、且つ外部炭素源を必要とせずに、廃水から窒素除去を成し遂げることができる。そして、このプロセスは廃水処理におけるエネルギーニュートラル(energy neutral)に著しく貢献する。
このような脱アンモニアプロセスを効率的に運転させることには課題が存在する。主な課題のうちの1つは、脱アンモニアへのこのアプローチにおいて、ANAMMOX微生物はゆっくり育成し、そしてANAMMOX微生物の比較的に小さいバイオマス収量が存在することである。加えて、ANAMMOX微生物はその無機栄養生物学的及び嫌気的性質のために、低い溶存酸素濃度、高い亜硝酸塩濃度、及び温度のような他の環境的因子に敏感である。
そして上述のように本発明は、比較的に高いアンモニウムの濃度、比較的に高い温度、及び比較的に低い有機性炭素の濃度というような条件がANAMMOX微生物の育成することを促進する側流内におけるバイオフィルム反応器上のANAMMOX微生物を育成及び増殖することに、焦点を当てる。一度、側流内のANAMMOX微生物が特定の濃度又は成熟に達すると、側流内のANAMMOX微生物は主流内の廃水に接触するようにされることができる。この主流は、AOB微生物を伴うANAMMOX微生物がバイオフィルム反応器を移動されることにより主流からアンモニア態窒素を除去することに有効になり得る特徴を有する。また、主流内の条件は一般的に育成及びANAMMOX微生物を増殖させるために十分ではない。これはなぜなら、一般則として、主流内の条件が、比較的に低いアンモニウム濃度、比較的に低い温度、及びしばしば比較的に高い有機性炭素濃度が存在するようになるからである。このため、ANAMMOX及びAOBバイオフィルムを伴うバイオフィルムキャリアは、主流内におけるいくらかの時間の後、ANAMMOX微生物を育成及び増殖させる条件が存在する側流内のリジェクト水と接触するようにされる。
脱アンモニアプロセスは、嫌気的に分解された汚泥を脱水することによって生産されたリジェクト水からのアンモニウム除去のために用いられることができる。このプロセスは、側流のプロセスにおいて慣例的に実行される。このような側流のプロセスは、MBBRsのようなバイオフィルム反応器システム、又は粒状のシステム、を典型的に用いる。比較的に高い温度、比較的に高いアンモニウム濃度、及び比較的に低い有機性炭素濃度といったリジェクト水の有利な条件及び特性のために、側流の脱アンモニアプロセス内のAOB及びANAMMOX微生物は適度な割合まで育成し、且つ他の従属栄養生物との競争に勝つことができる。バイオフィルムキャリアを用いることにより、側流のプロセスは、シードとして他のバイオフィルム脱アンモニアプロセスへ移動又は届けられることのできる、シードされたバイオフィルムキャリアを生産するために有効である。
リジェクト水における窒素負荷は、慣習的な硝化―活性化汚泥プラントにおける合計プラント窒素負荷の約15−20%を典型的に示し、そして残りの80−85%負荷は未だ慣習的な硝化及び脱窒プロセスを使用する主流内の処理を必要とする。そのため、主流内の脱アンモニアプロセスの適用は窒素除去を成し遂げること、及びエネルギーニュートラルという目標、若しくは廃水処理プラントにおける要件を満たすことに有用である。そして、本発明の構想は、廃水処理システム50に入るアンモニア態窒素の実質的な部分、少なくとも約70−80%を除去する脱アンモニアプロセスを用いることである。図1から図5を参照する。構想は、側流及び主流の脱アンモニアプロセスの両方を用いることにより、これを成し遂げることである。用語「主流処理」は、未加工の汚水由来の流体を最終的な流出へと処理する廃水処理システム又はプロセスを意味し、そして「主流処理」は一次的浄化器及び生物学的栄養物除去(BNR)を伴う若しくは伴わない二次的生物学的処理システムを通常含む。用語「側流処理」は、主流の外側の領域内で実行されるプロセスを意味し、そして「側流処理」はプラントの流入に加えて廃水処理システム内で生成されたフローを一般的に構成する。例えば、側流のプロセスが、上澄み、逆洗水、すすぎ水、及び廃水処理プロセスの運転において生産された他の種類の流体のストリームを含んでもよい。
未加工の汚水若しくは一次的流出は、このような廃水が一般的に有機性炭素において高いか、若しくは窒素に対する炭素比率において高いゆえに、脱アンモニアプロセスのために一般的に適さない。そのため、主流の脱アンモニアプロセスを適用することにおいて、システム及びプロセスは、二次的流出から窒素を除去するために構成される。一つの実施形態において、一次的流出を処理するために用いられる生物学的プロセスは、生化学的酸素要求(BOD)除去に主に焦点を当てる。このようなBOD除去システムは、(1)短い個体保持時間(SRT)の慣習的な活性汚泥(CAS)システム、若しくは高純度酸素活性汚泥システムのような浮遊型育成システム、(2)炭素除去MBBR及び炭素除去生物学的通気フィルタ(BAF)のようなバイオフィルムシステム、又は(3)アップフロー嫌気的汚泥ブランケット(UASB)システム若しくは嫌気的メンブレンバイオリアクター(AnMBR)のような嫌気的処理システム、であることができる。前述のシステムからの流出は、二次的流出と称され、そしてこの二次的流出は、比較的に低いアンモニウム濃度、及び比較的に低いBOD且つ比較的に低い合計浮遊型固体(TSS)の濃度、を典型的に含む。
低いBOD及びTSSであっても、比較的に低い温度及び比較的に低いアンモニウム濃度であるから、二次的流出は未だ脱アンモニアプロセスのために適していない。本明細書中においては、主流内の廃水は比較的に低い温度及び比較的に低いアンモニウム濃度を含むと言われるときは、これは側流内のリジェクト水と比較される。なぜならば、本明細書中で指摘されるように、主流内の廃水と比較される側流内のリジェクト水は、比較的に低い窒素に対する有機性炭素の割合のみならず、比較的に高い温度及び比較的に高いアンモニウム濃度を含むからである。いくつかのケースにおいては、比較的に低い炭素濃度への参照があってもよい。これは比較的に低い窒素に対する炭素の割合を意味する。比較的に低い主流内の温度は、ANAMMOX微生物の比較的に低い内因性の成長率を結果的に生じさせる。主流内の低いアンモニウム濃度は、特にバイオフィルム処理においてANAMMOX微生物の成長にとっては基質制限因子となりえる。前述の2つの因子は比較的に緩やかなバイオマス生産へと導く。バイオフィルムキャリアがバイオマスを保持し且つ担持するために用いられる場合であっても、主流内の適度な反応器の体積において有効な脱アンモニア処理プロセスを実行するために要求される十分なバイオマスを構築することは未だ困難である。
そのため、主流の脱アンモニアプロセスを、その主流に対応する側流に由来して、生物増強(バイオオーグメント:bioaugment)することを、本発明は想定する。言い換えると、本発明は、バイオフィルムキャリア若しくは担持体がAOB及びANAMMOX微生物にシードされる側流において、シードされたバイオフィルムキャリア若しくは担持体を生成させること、及び、主流内の廃水からアンモニア態窒素を除去するためにシードされたバイオフィルムキャリア若しくは担持体を戦略的に使用すること、且つ二次的流出からアンモニア態窒素を特に除去すること、を伴う。
図1−図3は、側流及び主流の脱アンモニアを達成するための、3つのシステム及びプロセスを開示する。図1において、シードされたバイオフィルムキャリアは、側流の脱アンモニアバイオフィルムキャリア88と主流の脱アンモニアバイオフィルム反応器62との間を行ったり来たりと移動される。図2の実施形態には、二次的流出とリジェクト水との間の供給(feed)を、統合主流―側流脱アンモニアシステム100へと交互に行うことが開示されている。この特に実施形態において、AOB及びANAMMOX微生物は、バイオフィルムキャリアが脱アンモニア反応器102における側流内のリジェクト水を育成する時に、主に生産される。そして生産された微生物は効率的にリジェクト水からアンモニア態窒素及びアンモニウムを除去し、且つ同時に主流内の二次的流出からアンモニア態窒素を除去する将来の使用のためにバイオフィルムキャリアにシードする役目を果たす。図3の実施形態は、図1に示されるシステム及びプロセスに類似するが、統合固定フィルム活性汚泥プロセスを利用する。
図を特に参照すると、廃水処理システムは図に開示され、且つ数字50により一般的に示される。前述に言及されるように、廃水処理システム50は、AOB及びANAMMOX微生物を利用することにより、廃水からアンモニア態窒素若しくはアンモニウムを除去するように設計される。廃水処理システム50は、図1の実施形態及び図2の実施形態の二つの実施形態において開示される。しかし、2つの実施形態は、主流及び側流のバイオフィルムプロセスを用いる。AOB及びANAMMOX微生物は、側流内で生育、且つ側流内のアンモニウムを除去するために利用され、そしてまた主流内の廃水からアンモニウムを除去するために主流内の廃水と接触するようにされる。随時、微生物及び用いられているバイオフィルムキャリアは、微生物を回復させるため及び側流からアンモニウム除去を続けるために、側流と接触するようにされる。
図1を参照すると、主流は、生物学的処理反応器58が後に続く一次的浄化器54を含む。前述のように、様々な生物学的システムは生物学的処理反応器58においてBOD除去のために使用されることができる。例えば、典型的なBOD除去システムは、短い個体保持時間の慣習的な活性汚泥システム、若しくは高純度酸素活性汚泥システム、炭素除去MBBR及び炭素除去生物学的通気フィルタ(BAF)のようなバイオフィルムシステム、又はUASB若しくはAnMBRシステムのような嫌気処理システム、を含む。生物学的処理反応器58の下流は、主流の脱アンモニアバイオフィルム反応器62である。反応器62から下流は、適当な慣習的な硝化―脱窒仕上げシステム66、及び固体―流体分離器68である。いくつかの例において、本プロセスは、硝化―脱窒仕上げプロセスを用いる必要なく、主流の脱アンモニアプロセスにおいてアンモニウム濃度を減少してもよい。この実施形態において、これらの構成要素は主流の構成要素を形成する。しかし、廃水処理システム50は、特定の汚染物質若しくはプロセス条件に向けた付加的な構成要素を含んでもよい、ことが認識される。加えて、主流は一次的浄化器54へ導かれる流入のライン52を含む。一次的流出のライン56は、一次的浄化器54と生物学的処理反応器58の間に作動的に接続されている。二次的流出のライン60は、生物学的反応器58と主流の脱アンモニア反応器62の間に作動的に接続されている。最終的に、硝化―脱窒仕上げシステムを用いるシステム及びプロセスにおいて、反応器62と硝化―脱窒仕上げシステム66の間に接続される流出のライン64が存在する。最終的に、固体―流体分離器68から延びる流出のライン70が存在する。
側流内において、汚泥濃縮器80が提供される。汚泥濃縮器80は、生物学的処理反応器58からの二次的汚泥を受け入れる。汚泥の流出のラインは、一次的浄化器54及び汚泥濃縮器80から、任意的である熱加水分解ユニット82へ延びる。いくつかの場合において、一次的浄化器54及び汚泥濃縮器80由来の結合された汚泥は、嫌気的分解器84へ直接的に送られる。嫌気的分解器84の下流は、処分のための汚泥ケーキ及びリジェクト水を生産する汚泥脱水ユニット86である。汚泥脱水ユニット86由来のリジェクト水は、側流の脱アンモニアバイオフィルムシステム88へ導かれる。主流及び側流の脱アンモニアバイオフィルムシステム、62及び88の両方は、バイオフィルムキャリアを用いる。システム62及び88の両方は、曝気システム、及び混合器若しくはその他の慣習的な混合の手段、を含む。図1における例示される実施形態では、バイオフィルム移動装置90及び92が開示される。この装置は、主流の脱アンモニアバイオフィルムシステム62と側流の脱アンモニアバイオフィルムシステム88の間を行き来する、バイオフィルムキャリア上に担持されるバイオマスと共にバイオフィルムキャリアの移動を、可能にする。バイオフィルム移動装置の様々な種類が、用いられることができる。一つの実施形態において、バイオフィルムキャリア移動装置は、水をシステム62若しくは反応器88から上向きに送り込むエアリフトポンプを含み、そして水を送り込む過程において、バイオフィルムキャリア及びバイオフィルムキャリア上のバイオマスは水の中に取り込まれる。上昇されたポイントにおいて、バイオフィルムキャリアは、水から効率的に分離され、そして重力によって、例えば、反応器88から反応器62へと、若しくはその逆に、通る。バイオフィルムキャリア移動装置は、バイオフィルムキャリアが水から分離された時に、水が下に位置する反応器62若しくは88へと排出されるように、設計される。
図2を参照すると、図示される廃水システムは、数字100で広く示される主流―側流統合脱アンモニアシステムを含む。図1の実施形態と比べて、システム100は反応器62及び88の代わりに用いられる。統合主流―側流脱アンモニアシステム100は、廃水処理システム50の主流及び側流の一部として機能するために、効率的に設計される。システム100を更に詳細に見ると、システム100は、一連のバイオフィルムタンク若しくはバイオフィルム反応器102を含むことがわかる。タンク若しくは反応器の数は、廃水処理システムの要求される容量及び廃水の流入のアンモニア態窒素負荷に応じて変化することができる。バイオフィルム反応器102のそれぞれには、曝気装置及び廃水をバイオフィルム反応器内で混合するための混合器、若しくは他の慣習的な手段が備えられている。
図2及び統合システム100を更に詳細に参照すると、汚泥脱水ユニット86から統合システム100へ延びる本管リジェクト水ライン106が開示されることがわかる。本管リジェクト水ライン106からの分岐は、バイオフィルム反応器102の1つへ導かれている各供給ラインを備えた一連の供給ライン106Aである。それぞれの供給ライン106Aは、様々なバイオフィルム反応器102へのリジェクト水のフローを制御するための弁のようなフロー分配装置を含む。加えて、二次的流出ライン60へと作動的に接続される主流供給ライン110が開示される。主流供給ライン110の分岐は、それぞれのバイオフィルム反応器102へと二次的流出を導くために働く、一連の主流供給支流110Aである。これら供給支流110Aのそれぞれは、制御弁を含む。それぞれのバイオフィルム反応器102の出口側においては、処理されたリジェクト水、若しくはそれぞれのバイオフィルム反応器からの処理された二次的流出を運ぶための、二つの出口ライン107及び108が開示される。これらの出口ラインのそれぞれはまた、バイオフィルム反応器102を通って処理されたリジェクト水、若しくは二次的流出、のフローを制御するための弁を含む。出口ライン107は、一つの実施形態において、バイオフィルム反応器102からの処理されたリジェクト水を運ぶために用いられる。出口ライン108は、他方において及び1つの実施形態において、それぞれのバイオフィルムタンク102からの処理された二次的流出を運ぶために用いられる。出口ライン108は、処理された二次的流出をライン64へ導くマニホールドライン112に、作動的に接続される。出口ライン107は、一つの実施形態において、リサイクルライン94へと作動的に接続される。このことにより、処理されたリジェクト水が主流/側流の統合脱アンモニアシステム100の上流ポイントへと、循環処理されることができる。図2に示される設計は、ライン64を通過する水に対して高い水質要件が存在する場合に用いられる。いくつかの場合において、水質要件が高いものではないとき、それぞれのバイオフィルムタンク102と関連するライン107及び108は、マニホールド112に作動的に連結される単一のラインを形成するために、結合されることができる。この後者の場合においては、処理されたリジェクト水はライン94を経由して循環処理されない結果となる。
図3は、図1のプロセスと多くの関係において類似する、本発明の代替的な実施形態示す。2つのプロセスにおける基本的な違いは、図3のプロセスは主流の脱アンモニアプロセスにおいて統合固定フィルム活性汚泥(IFAS)システムを用いることである。そして、図3に示される脱アンモニア反応器150は、固定されたフィルムバイオマス及び浮遊型バイオマスを含む。また、固定されたフィルムバイオマスは、バイオフィルムキャリア若しくは他の担持構造の上に担持されるバイオマスを含む。このプロセスはまた、脱アンモニア反応器150から下流に位置する二次的浄化器152を含む。返却活性汚泥ライン154は、浄化器152から二次的流出ライン60へと延びる。脱アンモニア反応器150は、曝気装置及び混合器を典型的に備える。
図1に示されるプロセスを参照すると、一次的浄化器54は一次的汚泥を生産し、及び生物学的処理反応器58は二次的汚泥を生産することがわかる。二次的汚泥は汚泥濃縮器80へと導かれ、そして生産された濃縮汚泥は一次的汚泥と結合され、且つ一例においては、熱加水分解ユニット82へ導かれる。前述のように、熱加水分解ユニット82は任意的である。いずれにしても、熱加水分解ユニット82の出口若しくは結合された汚泥は、分解された汚泥を生産する嫌気的分解器84へ導かれる。分解された汚泥は、処分のための汚泥ケーキ及びリジェクト水を生産する汚泥脱水装置86へ導かれる。リジェクト水は、比較的に高い温度を有し、温度は、通常20℃よりも大きく、且つ典型的には25℃と35℃の範囲内である。さらに、リジェクト水は、比較的に高いアンモニア態窒素濃度を有する。熱加水分解が無ければ、リジェクト水のアンモニウム濃度は約300−1500mg/Lである。典型的に、アンモニア態窒素濃度は約1000mg/Lである。しかし、熱加水分解があれば、リジェクト水のアンモニア態窒素濃度は約1000−2000mg/L、及び典型的には約1500mg/Lである。
いずれにしても、リジェクト水は側流の脱アンモニアバイオフィルムシステム若しくは反応器88へ導かれる。反応器88はバイオフィルムキャリアを含み、そしてバイオフィルムキャリアは、反応器88内に存在する有利な条件に起因するAOBs及びANAMMOX微生物をシードされる。バイオフィルム若しくはバイオフィルムキャリアに担持されるバイオマスは、反応器88内においてリジェクト水からアンモニア態窒素を除去するために有効である。図7の例示的な表に見られるように、側流の脱アンモニアの流出である反応器88からの処理された流出はアンモニア態窒素濃度が100mg/Lである一方で、リジェクト水のアンモニア態窒素濃度は671mg/Lである。表が示唆するように、これは約85%のアンモニウム除去、75%の全窒素(TN)の除去を構成し、そして約10%の硝酸塩が側流の反応器88において生産される。図1に見られるように、処理されたリジェクトのストリームは、ライン94を通り導かれ、且つ二次的流出と混合される。
反応器88内でリジェクト水からアンモニア態窒素を除去している間に、AOB及びANAMMOX微生物は育成且つ増殖する。一般則として、倍加時間は、AOB微生物では約1−2日であり、及びANAMMOX微生物では10−11日より大きい。
主流内の脱アンモニアを成し遂げるために、いったん側流の反応器88内のバイオフィルムキャリアがAOB及びANAMMOX微生物で十分にシードされると、そしていくつかのバイオフィルムキャリアは側流の反応器88から主流の脱アンモニア反応器62へと移動されることができる。前述のように、これは反応器88内のリジェクト水からバイオフィルムキャリアを持ち上げるためにエアリフトポンプを用いることにより、及び重力スライド、コンベヤー、若しくは他のシードされたバイオフィルムキャリアを主流の脱アンモニア反応器62へ直接的に移動するための手段を用いることにより、成し遂げることができる。ここで、AOB及びANAMMOX微生物を含むバイオフィルムは、二次的流出からアンモニア態窒素を除去するために有効である。図7の表が示すように、例示的な実施形態において、アンモニア態窒素は主流の反応器62において、53mg/Lから10mg/Lへ減少される。図7の表に伴う備考が示すように、流出のアンモニウムは約10mg/Lであることが期待され、及び硝酸塩の10%は主流の反応器62内の脱アンモニアプロセスを経由して生産される。
前述のように、主流の脱アンモニア反応器62内の条件は、AOB及びANAMMOX微生物を育成することを促すものではない。これはなぜなら、二次的流出は比較的に低いアンモニウム濃度を含み、且つ典型的には比較的低い温度、典型的には約8−10℃を含むからである。そのため、一定時間経過後、バイオフィルムキャリアは回復のために側流の反応器88へ戻る移動をされる。様々な方法がバイオフィルムキャリアを移動するために用いられることができる。また、重力スライド若しくは他の運搬装置と連結されるエアリフトポンプが用いられることができる。ここでの構想は、バイオフィルムキャリアを側流の反応器88へ戻す移動をすることである。反応器88は、バイオフィルムを、育成及びAOB及びANAMMOX微生物を育成且つ増殖させるために有利な条件へと曝す場所である。
図1において記載及び開示されるプロセスは、廃水からアンモニア態窒素の約80%を除去する、と仮定される。これは、アンモニウム又はBOD及びTSSの除去に対する最終的な流出の要件を満たさない。そのため、システム及びプロセスは、いくつかの場合において、図1の数字66によって示される慣習的な硝化及び脱窒仕上げシステムを用いることを想定する。加えて、浮遊型固体は、TSSに対する流出の要件を満たすであろう最終的な流出を提供するための固体―流体分離システム68内で、除去されることができる。
図3におけるプロセスに見られるように、主流の脱アンモニアバイオフィルムシステムは二次的浄化器152と連結され、そして浄化器から主流内のポイント、主流の脱アンモニアIFASシステム150の上流、へ戻るように導く返却活性汚泥(TAS)ライン154が存在する。これは、バイオフィルムシステムにおいて浮遊型バイオマスを構築することを可能にする。このようなバイオフィルムシステムは、統合固定フィルム活性汚泥システム(IFAS)になる。提供された付加的な浮遊型バイオマスは、プロセスの負荷率を増加し、且つさらに厳密な流出要件を満たすことに貢献する。
溶存酸素制御及び汚泥保持時間制御を用いることによって、IFAS脱アンモニアプロセスにおいて提供される付加的な浮遊型バイオマスは、亜硝酸化を実行する。これは、バイオフィルムバイオマス(ANAMMOX微生物)が、嫌気的アンモニウム酸化プロセスを実行するようにさせる。バイオフィルムのみのシステムを、二つの層のバイオフィルム構造(外側はAOB層、及び内側はANAMMOX微生物層)と比較すると、浮遊型育成(AOBのための)及び1つの層バイオフィルム(ANAMMOX微生物のための)を備えるIFAS脱アンモニアシステムは、汚泥浮遊物及びバイオフィルム層への物質輸送抵抗を著しく減らすであろう。そして、IFAS脱アンモニアバイオフィルムシステムは、脱アンモニア効率を著しく増加させ(例えば、2から3倍)、そして反応器の体積を減らす。IFAS脱アンモニアバイオフィルムシステムにおける亜硝酸化は、浮遊型育成AOBにより実行され得るために、当該システムは、アンモニウムの物質輸送制限が少ないために、バイオフィルムのみの構成に比較して相当に低い流出のアンモニウム濃度を成し得ることができる。改善された流出の質及び二次的浄化器と共に、IFASシステムは最終的な流出の要件を満たすことができ、そしてバイオフィルムのみの構成において用いられる付加的な仕上げ工程を省く。より薄いバイオフィルム、及びIFASシステム内の浮遊型バイオマスにおいて生じる亜硝酸化のために、より低い溶存酸素濃度が維持されることができる。より低い溶存酸素濃度は、例えば、バイオフィルムのみの構成における溶存酸素が0.5−2.0mg/Lであるのに比較して、0.2−1.0mg/Lであり、IFASシステムにおける著しいエネルギーの節約を示す。
一つの実施形態において、主流及び側流の両方においてIFASシステムを用いる場合の操作条件は:
約0.2から約2.0mg/Lの溶存酸素;
約0.5から約6.0g/LのMLSS;
浮遊型育成SRT=廃水温度に応じて2から20日間;
約1から100mg/N/Lの流出のNH−N;
入口に含まれる約2%から約20%の窒素が除去される、流出のNO−N。
図4は、主流及び側流のIFAS脱アンモニアプロセスの両方を伴う、IFAS脱アンモニアプロセスを示す。主流及び側流の両方において、固定フィルムバイオマス及び浮遊型バイオマスが存在する。図4に示される主流の脱アンモニアIFASシステム150は、図3に対しての前述の記載と本質的には同じであることに留意されたい。しかし、図4のプロセスにおいて、側流の脱アンモニアシステムは、またIFASシステムである。側流の脱アンモニアIFASシステム153における処理されたリジェクト水は、二次的浄化器151へ導かれることに留意されたい。二次的浄化器151からの処理された流出94は、主流及び主流の脱アンモニアFASシステム150の上流であるライン60へ導かれる。二次的浄化器151により生産される汚泥は、ライン155を経由して循環処理されることができ、又は主流及びライン157を経由して再度主流の脱アンモニアIFASシステムから上流であるライン60へ導かれることができる。返却活性汚泥ライン155は、側流のIFASシステム153において浮遊型バイオマスを構築するためのものである。ライン157は、側流のIFASシステム153のための余剰活性汚泥ラインであり、側流内のSRTを制御するために、及び主流のカウンターパートへと浮遊型バイオマス(例えばAOB)を提供するために、使用されるであろう。
図4において示されるプロセスの場合では、バイオフィルムキャリアは、側流の脱アンモニアIFASシステム153と主流の脱アンモニアIFASシステム150との間を、移動装置90及び92を経由して、行ったり来たりと移動される。前述に記載されるように、固定フィルムバイオマス及び浮遊型バイオマスは、リジェクト水からの及び二次的流出からのアンモニウム除去において異なる機能を実行するであろう。システムにおける亜硝酸化は、嫌気的なアンモニウム酸化がバイオフィルム上のANAMMOX微生物により実行される間、浮遊型育成AOBによって実行される。バイオフィルムキャリアがシステム150と153との間を行ったり来たりと移動することによって、固定フィルムバイオマスは、側流の反応器153内にあるとき、ANAMMOX微生物の育成のために有利な条件にさらされる。バイオフィルムキャリアを側流の反応器153から主流の反応器150へ移動することによって、主流の反応器150における固定フィルムバイオマスは主流内の同様のプロセスを実行するために有効な量のANAMMOX微生物を含む。
図4に示されるプロセスにおいて、主にAOBである浮遊型バイオマスの著しい量が、側流のIFASシステム153において生産される。浮遊型バイオマスは、余剰ライン157を経由して主流のIFASシステム150へ移動される。移動される浮遊型バイオマス(AOB)は、シードとして作用し、及び主流のIFAS脱アンモニアにおいて亜硝酸化を実行しえる。これは、主流内の目標とされる亜硝酸化を成し遂げるために要求される最低限度のSRTを減少し得、そして主流のIFASシステム内のタンクの体積を減少する。
バイオフィルムのみ(MBBR)及びIFASシステムにより実行される、脱アンモニアプロセスについての実験結果を示す図9が言及される。グラフの右手側は、試験の196日目の後まもなくに開始された、IFAS脱アンモニアプロセスの窒素除去を示すことに留意されたい。IFAS脱アンモニアプロセスを開始する前に、システムはMBBR脱アンモニアプロセスとして操作された。両方のケースは、側流内の窒素除去を反映する。図8のグラフから理解できるように、IFAS脱アンモニアプロセスは、廃水からの窒素除去において、バイオフィルムのみの脱アンモニアプロセスより2−3倍まで高い窒素除去率を備え、実質的により効率的であった。
図2を参照すると、側流の反応器88及び主流の反応器62の代わりに、図2のプロセスは統合主流―側流システム100を利用する。前述に記載するように、システム100は多数のバイオフィルムタンク又は反応器102を含む。それぞれのタンクは、好気的な処理を実行するために曝気システムを備え、そしてまたそれぞれのタンクにおいて、そのタンク内で廃水若しくはリジェクト水を混合するための混合器若しくは少なくとも慣習的な手段が提供される。タンク102は、バイオフィルム反応器であり、そしてそのため、それぞれのタンクは適切なバイオフィルムキャリアの密集体若しくは配列を含む。本明細書で使用される用語「バイオフィルムキャリア」は、バイオマスを担持するための任意の構造を意味し、そして人工的な膜(plastic media)を含む。
図2のプロセスにおいて、リジェクト水は汚泥脱水システム86からリジェクト供給ライン106へ導かれる。この場合において一つのバイオフィルム反応器102のみがリジェクト水を受ける。バイオフィルムタンク#1への上流供給ラインにおける弁が解放していることに留意すべきである。そして、アンモニウム濃度において高く及び比較的高い温度であるリジェクト水は、バイオフィルムタンク#1へ導かれる。これはAOB及びANAMMOX微生物の育成及び増殖を容易にするであろう。同時に、バイオフィルムキャリア上にバイオフィルムを形成するAOB及びANAMMOX微生物は、バイオフィルムタンク#1内のリジェクト水のアンモニア態窒素濃度を減少するために有効である。バイオフィルムタンク#1からの流出は、循環処理ライン94への開放弁を通って出口ラインへ導かれる。任意的に、バイオフィルムタンク#1からの処理されたリジェクト水は、主流、及び統合システム100の上流ポイントへと戻って循環処理される。
リジェクト水がバイオフィルムタンク#1へ導かれている一方で、残りのバイオフィルムタンクは二次的流出からアンモニア態窒素を除去するために用いられている。これは当然、残りのバイオフィルムタンクはAOB及びANAMMOX微生物に富んだバイオフィルムキャリアに前もってシードされていると仮定する。二次的流出の量がリジェクト水の量よりも大きいことにより、二次的流出を処理するために、リジェクト水を処理するためよりも、さらなる反応器の体積が一般的に必要とされる結果となる。そのため、この例において、一つのバイオフィルムタンクはリジェクト水を処理するために用いられ、そして3つのバイオフィルムタンクは二次的流出を処理するために用いられる。それぞれの処理のために用いられるタンクの数と要求される個々の体積は変化してもよく、及びシステム50への未加工の汚水のフロー速度、及び廃水に付随するアンモニア態窒素負荷に依存してもよい。
図2のプロセスの構想は、側流のプロセス及び主流のプロセスの両方として主流―側流の統合型システム100を用いることである。リジェクト水を扱う1つ以上のバイオフィルムタンクは、効率的に側流の一部分を形成し得る。二次的流出を扱う1つ以上のバイオフィルムタンクは、主流のプロセスの一部分を形成し得る。
一つの例示的な実施形態において、汚泥脱水ユニット86からのリジェクト水は、それぞれのバイオフィルムタンク102へと連続的に導かれ得る。また、成し遂げられる機能は、バイオフィルムキャリア及びその上のバイオマスはリジェクト水からアンモニア態窒素を除去し得え、そして同時に、リジェクト水により与えられる条件は、AOB及びANAMMOX微生物を、これら微生物が二次的流出からアンモニア態窒素除去のためのプロセスを成功するように用いられることができるように、育成及び増殖させ得ることである。そのため時間の一つの周期の間、この例において、一つのバイオフィルムタンクはリジェクト水を受け、且つ、残りのバイオフィルムタンクは二次的流出を受ける結果となる。そして、続くフェーズにおいて、又は二度目の周期の間に、少なくとも二次的流出の一部分が以前にリジェクト水を受けているバイオフィルムタンクへと新たに導かれる一方で、リジェクト水はもう一つのバイオフィルムタンクへ導かれる。これは、バイオフィルムが二次的流出から効率的にアンモニア態窒素を除去することができるように、リジェクト水が連続的にバイオフィルムを回復させることを可能にする。
図5は、主流及び側流の両方におけるアンモニウムを除去するように設計される、別の脱アンモニアプロセスを示している。図5におけるシステム及びプロセスは、主流及び側流の両方におけるアンモニウムを除去するための機能をする統合IFASシステムを伴う。図5に示されるシステム及びプロセスは、図2に示されるシステム及びプロセスといくつかの関係において類似する。図2のシステム及びプロセスは、バイオマスがキャリア若しくは他のいくつかの担持構造により担持される固定フィルムプロセスである。図5に示されるシステム及びプロセスは、それぞれのIFASタンク102内において固定フィルムバイオマスを用いるだけでなく、浮遊型バイオマスを用い、これによって統合固定フィルム活性汚泥プロセスを存在させる。
図5において、ライン64内の流出は二次的浄化器152へ導かれることに、留意されたい。二次的浄化器152は、ライン70内に主流の最終的な流出を生産する。さらに、二次的浄化器152は、ライン154を経由してIFASタンク102へと戻る移動をされた活性化された汚泥を沈降する。返却活性汚泥を運ぶライン154は、返却活性汚泥が各IFASタンク102へ導かれることができるように、支流の数に割れる。汚泥返却ライン154において、IFASシステムにおいて生産された余分な汚泥を除去するための余剰活性汚泥ライン158が提供され、そしてそのSRTも制御する。それぞれのIFASタンク102は好気的な処理を実行するために曝気システムを備えられ、そしてまたそれぞれのタンクにおいて、活性汚泥及び固定フィルムバイオマスをリジェクト水又は二次的流出と混合するための混合器、若しくは少なくとも慣習的な手段、が提供される。図5における専用の二次的浄化器152は必要とされない場合があることに、留意されるべきである。この場合においては、図5に示されるIFAS脱アンモニアの複数のタンクシステム100は、連続バッチ式反応器(SBR)である。
図5のプロセスにおいて、汚泥脱水ユニット86からのリジェクト水は、ライン106を通ってリジェクト入口ライン106Aへ導かれる。図5において例示されるケースは、上の方のIFASタンク102のみがリジェクト水を受ける。上の方の入口ライン106Aの弁が解放していることに留意すべきである。そして、アンモニウム濃度において高く及び比較的高い温度であるリジェクト水は、上の方のIFASタンク(タンク#1)へ導かれる。これは、1)IFASタンク#1内のキャリア若しくは他のバイオフィルム担持体上に担持されるANAMMOX微生物の育成及び増殖、及び2)IFASタンク#1内の浮遊型育成のAOBの育成及び増殖、を容易にする。同時に、浮遊型AOB及びバイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物は、IFASタンク#1内のリジェクト水のアンモニア態窒素の濃度を減少するために有効である。一つの実施形態において、IFASタンク#1からの流出は、出口ライン107を通り、及び解放弁を通り、循環処理ライン94へ導かれる。任意的に、IFASタンク#1からの処理されたリジェクト水は統合IFASシステム100の上流ポイントへと戻って循環処理される。
リジェクト水がIFASタンク#1へ導かれる一方で、残りのIFASタンクは、一つの実施形態において、二次的流出からアンモニア態窒素を除去するために用いられている。これは当然、残りのIFASタンク102はANAMMOX微生物に富んだバイオフィルムキャリアに前もってシードされていると仮定する。二次的流出の量がリジェクト水の量よりも大きいことにより、二次的流出を処理するために、リジェクト水を処理するためよりも、さらなる反応器の体積が一般的に必要とされる結果となる。そのため、この例において、一つのIFASタンクはリジェクト水を処理するために用いられ、そして3つのIFASタンクは二次的流出を処理するために用いられる。それぞれの処理のために用いられるタンクの数、及び要求される個々の体積は、変化してもよく、及びシステム50への未加工の汚水のフロー速度、及び廃水に付随するアンモニア態窒素負荷に依存してもよい。
IFASシステムに対して前述に記載されるように、IFAS脱アンモニアプロセスにおいて提供される付加的な浮遊型バイオマスは亜硝酸化を実行する。これはキャリア若しくは他の担持構造上に担持されるバイオフィルムバイオマスが、ANAMMOX微生物を用いることによって嫌気的アンモニウム酸化プロセスを実行するようにさせる。前述に記載されるように、図5において開示されるようなIFAS脱アンモニアシステムは、脱アンモニア効率を著しく増加してもよい。この増加は、IFAS脱アンモニアシステムが主流及び側流の両方において適用される場合の、2から3倍、若しくはそれ以上であってもよいことが仮定される。
図6を参照すると、主流及び側流のプロセスの両方を含む廃水処理プロセスが、図に示される。記載されるように、側流は、側流内のリジェクト水からのアンモニウム除去のための、脱アンモニアの統合固定フィルム活性汚泥システムを含む。図6を参照すると、未加工の汚水は、主流内の一次的浄化器54へ導かれる。一次的浄化器54は、一次的流出、及び一次的汚泥を生産する。一次的流出が生物的栄養物(窒素及びリン)の除去を伴い若しくは伴わずに、二次的廃水の処理を実行する1つ以上の反応器58に導かれる一方で、一次的汚泥は側流へ導かれる。二次的処理は、汚泥だけでなく二次的流出も生産する。二次的反応器若しくは反応器58において生産された汚泥は、側流内の汚泥濃縮ユニット80へ導かれる。
汚泥濃縮ユニット80由来の濃縮された汚泥、及び一次的浄化器54由来の一次的汚泥は、側流内の汚泥貯蔵タンクへ導かれる。汚泥貯蔵タンク由来の汚泥は、一つの実施形態において、分解された汚泥を生産する嫌気的分解器84へ導かれる。分解された汚泥は、リジェクト水及び処分のための汚泥ケーキを生産するために汚泥を脱水する汚泥脱水ユニット86へ、導かれる。リジェクト水は、前述に記載されるように、主流内の廃水に比較して、比較的高いアンモニウム濃度及び比較的高い温度を含む。いずれにしても、リジェクト水は側流の脱アンモニアIFASシステム153へ導かれる。前述されるように、反応器若しくは脱アンモニアIFASシステム153を構成する反応器は、曝気装置及び、1つの反応器若しくは複数の反応器の内容物を混合するための少なくともいくつかの手段を提供される。さらに、システム153はIFASシステムであるから、これは、システム153を構成する反応器内に固定フィルムバイオマスだけでなく浮遊型バイオマスが存在することを意味する。前述に記載されるように、リジェクト水の処理における浮遊型バイオマスは、NHを亜硝酸塩(NO )へ変化させる亜硝酸化を実行する。亜硝酸化プロセスは、リジェクト水内のアンモニウムの実質的な部分を除去する。側流の脱アンモニアシステム153内のバイオフィルムキャリアは、成長し且つバイオフィルムキャリア上に担持されるANAMMOX微生物を含む。ANAMMOX微生物は、残りのNH及び亜硝酸塩の実質的な部分を窒素元素へ変換するために有効である。そして、浮遊型バイオマス(AOB)及びANAMMOX微生物は、側流において脱アンモニアプロセスを実行するために協力する。
側流の脱アンモニアIFASシステム153からの下流には固体分離器151があり、この場合においては、慣習的な浄化器が示される。浄化器151へ導かれる流出が、浄化器151から導かれる流出から分離される浮遊型バイオマスを含む一方で、バイオフィルムキャリアは、IFASシステム153において維持される。浄化器151により沈降される汚泥は、返却活性汚泥ライン155により側流の脱アンモニアIFASシステム153に返却される浮遊型バイオマスを含む。浄化器151により沈降されるいくらかの汚泥は、ライン158を経由して廃棄される。
前述に記載されるように、このIFASシステムにおける浮遊型バイオマスの個体保持時間は、余剰活性汚泥の量により制御されることができる。IFASシステムにおけるSRT制御及び溶存酸素制御を用いることにより、まさしく記載されるIFAS脱アンモニアプロセスにおける浮遊型バイオマスは、亜硝酸化を実行するために有効である。前述に記載するように、バイオフィルムのみの脱アンモニアシステムを、2つの層のバイオフィルム構造(AOBを育成するための外側層、及びANAMMOX微生物を育成するための内側層)を比較すると、浮遊型育成及び1つの層バイオフィルムを備えるIFAS脱アンモニアシステムは、汚泥浮遊物及びバイオフィルム層への物質輸送抵抗を著しく減らすであろう。そして、IFAS脱アンモニアバイオフィルムシステムは、側流内の脱アンモニア効率を著しく増加させ、この一例においては、そして反応器の体積を減らすであろう。1つの層のバイオフィルム及び浮遊型バイオマスにおける亜硝酸化の発生により、図6において示されるようなIFASシステム内においてより低い溶存酸素濃度が維持されることができる。
図6において示されるIFASの構成は、浮遊型バイオマス及びANAMMOX微生物がその上に担持されるバイオフィルムキャリアの両方を含み且つ保持する、単一の側流の脱アンモニアIFAS反応器を含むことができる。図6の設計において、固体分離器151はIFAS反応器153の外側に示される。しかし、浄化器若しくは膜モジュールのような固体分離器は、IFAS反応器153内に埋め込まれることができる。IFAS153において専用の分離器が必要とされなくてもよい場合があることに、留意されるべきである。これらの場合において、図6に示されるIFAS脱アンモニアシステム153は、連続バッチ式反応器(SBR)である。
側流のIFAS脱アンモニアプロセスのための条件の操作は、変化することができる。しかし、1つの例示的な実施形態において、IFAS反応器153内の溶存酸素レベルは0.2−1.5mgO/Lの範囲で維持されることができる。混合溶液浮遊型固体(MLSS)は、0.5−4.0g/Lの範囲で維持されることができる。SRT操作は、リジェクト水の温度に応じて2−15日の間であることができる。側流のIFASシステム153からの流出は、流出において約5から約100mgN/LのNH−Nの濃度を典型的に含むであろう。流出におけるNO−N濃度は、除去される窒素の約5から約20%の範囲に典型的になるであろう。
図3−6は、アンモニウムを除去するためにIFASシステムを用いる様々なプロセスの実施形態を例示する。IFASの構成は前述に記載されるように、浮遊型バイオマスを保持するための専用の固体分離装置(例えば、返却汚泥を伴う浄化器)を伴って若しくは伴わず、バイオフィルム反応器(例えばMBBR)を要する。図3−6において示されるIFAS脱アンモニアシステムは、連続バッチ式反応器(SBR)として設計されることができ、そして、専用の固体分離装置は必要とされない。
IFAS構成は、亜硝酸化の大半を成し遂げるための浮遊型バイオマス、及び嫌気的なアンモニウム酸化プロセスの大部分を実行するためのバイオフィルムバイオマスを用いることによって、単一の反応器タンク内において脱アンモニアを成し遂げる。IFAS構成は、外部汚泥分離装置を伴って若しくは伴わず、用いられることが指摘されるべきである。例えば、分離装置(浄化器及び膜モジュールのような)は、バイオフィルム反応器内に含まれ、若しくは埋め込まれることができる。特定の場合において、IFAS構成では、浮遊型バイオマスは側流及び主流の間を移動されることができる。この1つ例が、図4において示される。二次的浄化器151において沈降される浮遊型バイオマスは、ライン157を経由して主流へと移動されることができる。他の場合において、同様の浮遊型バイオマスは、側流内のリジェクト水及び主流内の二次的流出の両方へと曝されることができる。これは、図5に示されるIFAS構成において発生する。これはなぜなら1つのモードにおいて、1つ以上のIFASタンク102は側流のプロセスの一部として機能し得、そして1つ以上の他のIFASタンク102は主流のプロセスの一部として機能し得るからである。そして、1つのモードにおいて、IFASタンクの1つにおける浮遊型バイオマス及び固定フィルムバイオマスは、リジェクト水に接触し得、そしてもう1つのモードにおいては、同様のバイオマスが二次的流出に接触し得る。
二次的流出の特性はリジェクト水の特性と異なるために、図3から図5に示される主流のIFAS脱アンモニアプロセスのための条件の操作は、IFAS側流脱アンモニアプロセスの条件の操作と異なる。1つの例示的な実施形態において、IFAS反応器150内の溶存酸素レベルは、0.2−2.0mgO/Lの範囲に維持されることができる。混合液体浮遊型固体(MLSS)は、0.5−6.0g/Lの範囲で維持されることができる。SRT操作は、二次的流出の温度に応じて5−20日の間であることができる。側流のIFASシステム150からの流出は、流出において約1から約10mgN/LのNH−Nの濃度を典型的に含むであろう。流出におけるNO−N濃度は、除去される窒素の約2から約20%の範囲に典型的になるであろう。仕上げ工程を伴わずに最終的な流出の要件を満たす低い流出のアンモニア濃度を成し遂げることは、主流のバイオフィルムのみのシステムに比較して、主流のIFASシステムの主要な利点の一つである。
主流の脱アンモニアプロセスの操作における課題の1つは、溶存酸素及び汚泥保持時間(SRT)の制御と並行して、亜硝酸塩酸化微生物(NOB)(亜硝酸塩を硝酸塩に変換し、且つ亜硝酸塩に対してANAMMOX微生物と競合する微生物)、の浮遊型育成を抑制することである。リジェクト水及び二次的流出の間でバイオマスへの供給を交替すること、又はバイオマスをリジェクト水と定期的に接触させることは、NOBの育成を抑制するための手段として役目を果たすことができる。なぜならばリジェクト水の高いアンモニウム濃度はNOB育成の抑制剤であるからである。
図1から図5のプロセスにおいて、主流の脱アンモニアシステムは、別個の炭素除去システムに追従し、そして好ましい実施形態においては、除去は炭素に特定され、又は炭素除去を主に焦点を当てる。慣習的な硝化を伴う活性汚泥システムと比較して、BOD除去のみのシステム(すなわち、BODの除去に実質的に特定されるように設計されるシステム)は更に汚泥を生産し、及びそして、より多くの窒素を最終段階の側流の脱アンモニアプロセスになるであろう嫌気的分解器へと移動する。そのため、両方の構成(図1及び図2)における側流の脱アンモニアは、プラントへの総窒素負荷の約20−25%を処理する。主流の脱アンモニアは総窒素の約75−80%を処理する。BOD除去のみのシステムは、嫌気的分解器に送られる過剰な汚泥生産の結果、窒素負荷の約5%を主流から側流へと移すことができる。図7の表は、典型的に高い濃度の都市汚泥を有する1MGDの処理の場合の、図1及び図2に示される2つのプロセス構成により予期される成績を示す。熱加水分解を伴わない嫌気的分解のみが、図7の表において考慮されている。
全ての側流の構成において、熱加水分解は任意的な工程であり、且つ側流内の窒素レベルを増加するために嫌気的汚泥分解に含められることができる。嫌気的分解と結合される加水分解は、嫌気的分解単独と比較して、揮発性固形物の減少50%にまで典型的に増加するであろう。嫌気的分解由来のアンモニウムの放出は熱加水分解のために50%にまで増加するであろうことが予期される。そのため、熱加水分解は、側流への窒素負荷を総プラント負荷の内35%まで増加し、且つ主流へ65%を残すことが可能である。図8の表は、嫌気的分解へ加えられた熱加水分解を伴う典型的に高い濃度の都市汚水を有する1MGDの処理の場合の、図1及び図2に示される2つのプロセス構成により予期される成績を示す。
図1から図5に示される2つの構成への、BOD除去のみのシステム及び熱加水分解プロセスの編入は、側流への窒素負荷を増加するであろう。側流へより多くの窒素負荷がされれば、より多くのバイオマスが側流内に生産され、且つ、より多くのシードされたバイオフィルムキャリアが主流内のカウンターパートにおいて利用可能になる。図7及び図8における表の比較は、主流の窒素除去に対する側流の窒素除去の比率が、熱加水分解プロセスを嫌気的汚泥分解プロセスへと編入することにより約0.26から0.38までに増加されることを示している。両方の表において予期される成績は、総窒素負荷の大半(約80%)は主流及び側流の脱アンモニアプロセスにより除去され、そして窒素負荷の残りの20%は慣習的な硝化―脱窒仕上げプロセスにより除去されることを示している。
前述に記載されるように脱アンモニアプロセスには多くの利点がある。約60%少ない酸素が、特定の量のアンモニア態窒素の除去に必要とされる。加えて、この独特なプロセスは、付加的な炭素源を必要としない。加えて、このプロセスは、少ないCO生産と少ない汚泥生産をもたらす。
本発明は、当然のことながら、本発明の本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載したもの以外の方法で実施することができる。本実施形態は例示的なものとして全ての関係において考慮され、且つ限定されず、そして添付の特許請求の範囲の意味及び均等の範囲に入る全ての変更は、その範囲の中に含まれることが意図される。

Claims (37)

  1. 廃水から炭素及びアンモニウムを除去するための廃水処理システムにおいて生物学的に廃水を処理する方法であって、
    A 主流において前記廃水を処理する工程であって、
    1.前記廃水から一次的汚泥を分離し、及び比較的低いアンモニウム濃度及び比較的低い温度を有する一次的流出を生成する工程と、
    2.前記一次的流出を少なくとも1つの主流反応器へ導く工程と、
    3.前記廃水から炭素を除去するために前記主流反応器内の前記廃水を生物学的に処理し、及び二次的流出と二次的汚泥とを生成する工程と、を含む工程、
    B 側流において前記一次的汚泥と二次的汚泥とを処理する工程であって、
    1.側流嫌気的分解器へ前記汚泥を導き、及び分解された汚泥を生成するように前記汚泥を前記嫌気的分解器において処理する工程と、
    2.前記分解された汚泥を側流脱水システムへと導き、及び比較的高いアンモニウム濃度と比較的高い温度とを有するリジェクト水を生成するように前記分解された汚泥を脱水する工程と、
    3.バイオフィルムキャリアを中に有する側流脱アンモニアバイオフィルム反応器へと前記リジェクト水を導き、並びにアンモニウムを同時に硝化及び脱窒するために前記バイオフィルムキャリア上にバイオマスを育成する工程と、
    4.前記側流バイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上の前記バイオマスを、アンモニウムを同時に硝化及び脱窒するために利用する工程と、を含む工程、
    C 前記バイオマスが前記リジェクト水及び前記リジェクト水中の前記比較的高いアンモニウム濃度にさらされた後に、前記主流において前記二次的流出を前記バイオマスと接触させ、及び前記二次的流出のアンモニウム濃度を減少するために前記バイオマスを利用する工程、
    D 前記主流において前記二次的流出を前記バイオマスと接触させ、及び前記二次的流出からアンモニウムを除去した後に、前記側流において前記比較的高いアンモニウム濃度と比較的高い温度とを有する前記リジェクト水に前記バイオマスを接触させることによって、前記バイオマスを回復させる工程、及び
    E 前記二次的流出と前記リジェクト水との前記バイオマスの接触を交替に行うことを、
    1.前記主流において前記二次的流出からアンモニウムを除去し、及び
    2.前記側流において前記リジェクト水からアンモニウムを除去し且つ前記リジェクト水中で前記バイオマスを回復させる
    ために継続する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記バイオフィルムキャリア及び前記バイオフィルムキャリア上の前記バイオマスを、前記側流と前記主流との間で行ったり来たり移動させる工程を含み、
    前記バイオマスは前記主流において前記廃水からアンモニウムを除去するために有効であり、
    前記バイオマスは前記側流において回復され、さらに前記側流において前記リジェクト水からアンモニウムを除去する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記廃水処理システムは、前記主流において脱アンモニア反応器を含み、及び前記方法は、担持される前記バイオマスを有する前記バイオフィルムキャリアを、前記側流における前記脱アンモニアバイオフィルム反応器と前記主流における前記脱アンモニア反応器との間で行ったり来たり移動する工程を含む
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. それぞれの脱アンモニアバイオフィルム反応器が内部にバイオフィルムキャリアを有する複数の脱アンモニアバイオフィルム反応器が供され、及び前記複数の脱アンモニアバイオフィルム反応器は前記リジェクト水からアンモニウムを除去するように機能し、且つ前記二次的流出からアンモニウムを除去するように機能する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 時間の一つの周期の間、前記リジェクト水は1つ以上の前記脱アンモニアバイオフィルム反応器へ、前記二次的流出が1つ以上の前記他の脱アンモニアバイオフィルム反応器へ導かれる一方で、導かれる
    ことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. もう一つの時間の周期の間、前記脱アンモニアバイオフィルム反応器内の処理は逆転され、及び前記リジェクト水が1つ以上の前記他の脱アンモニアバイオフィルム反応器へ導かれる一方で、前記二次的流出は前記1つ以上の脱アンモニアバイオフィルム反応器へ導かれる、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記リジェクト水及び前記二次的流出からアンモニウムを除去するための脱アンモニアバイオフィルム反応器が供され、
    A.第1の期間の間、第1の脱アンモニアバイオフィルム反応器において前記リジェクト水からアンモニウムを除去し、第2の脱アンモニアバイオフィルム反応器において前記二次的流出を処理する工程、及び
    B.第2の期間の間、前記第1の脱アンモニアバイオフィルム反応器において前記二次的流出からアンモニウムを除去し、前記第2の脱アンモニアバイオフィルム反応器において前記リジェクト水からアンモニウムを除去する工程
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 少なくとも3つの脱アンモニアバイオフィルム反応器が存在し、及び前記脱アンモニアバイオフィルム反応器の少なくとも2つは、前記脱アンモニアバイオフィルム反応器の少なくとも1つが前記リジェクト水からアンモニウムを除去し、且つ前記キャリア上の前記バイオマスを回復させる一方で、同時に前記二次的流出からアンモニウムを除去する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記リジェクト水からアンモニウムを除去する場合に、前記脱アンモニアバイオフィルム反応器は前記側流の一部として機能し、及び前記二次的流出からアンモニウムを除去する場合に前記主流の一部として機能する
    ことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記汚泥を前記嫌気的分解器において処理する前に、前記側流において前記汚泥を熱加水分解へさらす工程を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記バイオマスは、好気的アンモニウム酸化微生物(AOB)及び嫌気的アンモニウム酸化(ANAMMOX)微生物を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記側流において、前記ANAMMOX微生物の育成のために有利である条件を供する工程を含む
    ことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ANAMMOX微生物の育成に有利な前記条件は、比較的に高いアンモニウム濃度、比較的に高い温度、及び比較的に低い窒素に対する炭素の割合を備える前記リジェクト水を供する工程を含む
    ことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記側流における前記脱アンモニアバイオフィルム反応器は、処理されたリジェクト水を生成し、及び前記方法は前記処理されたリジェクト水を前記主流へ循環処理する工程と、前記処理されたリジェクト水を前記主流における前記廃水と混合する工程とを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  15. 前記処理されたリジェクト水は、前記主流内の前記二次的流出が前記二次的流出内の前記アンモニウム濃度を減少する前記バイオマスと接触される場所から上流のポイントで、前記廃水と混合される
    ことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 廃水から炭素及びアンモニウムを除去するための廃水処理システムにおいて生物学的に廃水を処理する方法であって、
    A 主流において前記廃水を処理する工程であって、
    1.前記廃水から一次的汚泥を分離し、及び比較的低いアンモニウム濃度及び比較的低い温度を有する一次的流出を生成する工程と、
    2.前記一次的流出を少なくとも1つの主流反応器へ導く工程と、
    3.前記廃水から炭素を除去するために前記主流反応器内の前記廃水を生物学的に処理し、及び二次的流出と二次的汚泥とを生成する工程と、を含む工程、
    B 側流において前記一次的汚泥と二次的汚泥とを処理する工程であって、
    1.側流嫌気的分解器へ前記汚泥を導き、及び分解された汚泥を生成するように前記汚泥を前記嫌気的分解器において処理する工程と、
    2.前記分解された汚泥を側流脱水システムへと導き、及び比較的高いアンモニウム濃度と比較的高い温度とを有するリジェクト水を生成するように前記分解された汚泥を脱水する工程と、
    3.バイオフィルムキャリアを中に有する側流脱アンモニアバイオフィルム反応器へと前記リジェクト水を導く工程と、
    4.前記側流脱アンモニアバイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上にAOB及びANAMMOX微生物を育成する工程と、
    5.前記AOB及びANAMMOX微生物は前記バイオフィルム反応器内の前記リジェクト水から、アンモニウムを除去するために有効である工程、とを含む工程、
    C 前記AOB及びANAMMOX微生物が前記側流において前記リジェクト水にさらされた後に、前記主流において前記廃水を前記AOB及びANAMMOX微生物と接触させ、及び前記主流において前記廃水からアンモニウム除去する工程、
    D 前記主流において前記廃水を前記AOB及びANAMMOX微生物と接触させ、及び前記主流において前記廃水から少なくともいくらかのアンモニウムを除去した後に、前記側流脱アンモニアバイオフィルム反応器において、前記AOB及びANAMMOX微生物と前記リジェクト水とを接触させることによって、前記AOB及びANAMMOX微生物を回復させる工程、及び
    E 前記主流における前記廃水と前記側流における前記リジェクト水との前記AOB及びANAMMOX微生物の接触を交替に行うことを、
    1.前記主流において前記廃水からアンモニウムを除去し、及び
    2.前記側流脱アンモニアバイオフィルム反応器において前記AOB及びANAMMOX微生物を回復させる
    ために継続する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  17. 脱水工程において生成される前記リジェクト水の前記アンモニウム濃度は、少なくとも300mg/Lである
    ことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 脱水工程において生成される前記リジェクト水の前記アンモニウム濃度は、約300mg/Lから2,000mg/Lである
    ことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  19. 前記脱アンモニアバイオフィルム反応器は処理されたリジェクト水を生成し、及び前記処理されたリジェクト水は前記主流へ循環処理され、且つ前記主流の、前記AOB及びANAMMOX微生物が前記廃水と接触するポイントの上流において前記廃水と混合される
    ことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  20. 前記AOB及びANAMMOX微生物は、脱アンモニア流出を生成する脱アンモニアゾーン内の前記主流における前記廃水と接触し、及び更に次の硝化及び脱窒仕上げプロセスで前記脱アンモニア流出を処理する工程を含む
    ことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  21. 前記主流反応器における前記廃水を生物学的に処理する工程のステップは、前記主流内の前記廃水をBODのみの除去プロセスにさらす工程を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  22. 前記側流において、前記AOB及びANAMMOX微生物の育成に有利な条件を維持する工程を含み、前記工程は、前記リジェクト水中の比較的に高いアンモニウム濃度を維持する工程、前記リジェクト水中の比較的に高い温度を維持する工程、及び前記リジェクト水中の比較的に低い窒素に対する炭素の割合を維持する工程を含む
    ことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  23. 廃水を処理し且つ前記廃水から炭素及びアンモニウムを除去するための、主流と側流のプロセスであって、
    A 前記廃水から汚泥を除去する工程、
    B 前記廃水から炭素を減少させるために主流内の前記廃水を生物学的に処理する工程、
    C 前記汚泥を側流へと導く工程、
    D 前記側流において、
    1.嫌気的分解器へと前記汚泥を導き、及び分解された汚泥を生成するために前記嫌気的分解器内で前記汚泥を処理し、
    2.比較的高いアンモニウム濃度を有するリジェクト水を生成するために前記分解された汚泥を脱水し、
    3.バイオフィルムキャリアを有する側流バイオフィルム反応器へと前記リジェクト水を導き、
    4.前記側流において前記バイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上でANAMMOX微生物を育成し、及び
    5.前記リジェクト水のアンモニウム濃度を減少させることを補助するために前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物を用いる工程、
    E 前記リジェクト水と比較して比較的低いアンモニウム濃度を有する前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを補助するために、前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物を、
    1.前記ANAMMOX微生物が前記側流バイオフィルム反応器内に定着した後で、前記主流における前記廃水を前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物と接触させ、及び
    2.1つのモードにおいて、前記主流における前記廃水と接触した場合に前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを促進し、且つ前記側流における前記リジェクト水と接触した場合に前記ANAMMOX微生物が前記リジェクト水のアンモニウム濃度を減少させることを促進するように、前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物の、前記主流内の前記廃水と前記側流内の前記リジェクト水との接触を交替に行うことによって、用いる工程、を含み、
    比較的高いアンモニウム濃度を有する前記リジェクト水にバイオマスをさらすことは、前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水と接触した場合に前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させるために有効であるように前記ANAMMOX微生物を回復させるために有効である
    ことを特徴とするプロセス。
  24. 前記ANAMMOX微生物を有する前記バイオフィルムキャリアを、前記側流バイオフィルム反応器と主流脱アンモニア反応器との間で行ったり来たり物理的に移動させる工程を含む
    ことを特徴とする、請求項23に記載のプロセス。
  25. ANAMMOX微生物が担持されているバイオフィルムキャリアをそれぞれのバイオフィルム反応器が含んでいる、複数のバイオフィルム反応器を含み、
    第1のモードにおいて、前記プロセスは、第2のバイオフィルム反応器へ前記主流における前記廃水を供給する間、第1のバイオフィルム反応器へ前記リジェクト水を供給する工程を含み、
    第2のモードにおいて、前記プロセスは、前記第1のバイオフィルム反応器へ前記主流における前記廃水を供給する間、前記第2のバイオフィルム反応器へ前記リジェクト水を供給する工程を含み、
    前記第1及び第2のバイオフィルム反応器への前記リジェクト水の供給を交替に行うことによって、前記リジェクト水は個々のバイオフィルム反応器内の前記ANAMMOX微生物を回復するために使用され、その後前記回復されたANAMMOX微生物は前記主流内の前記廃水のアンモニウム濃度を減少することを補助するために利用されることができる、
    ことを特徴とする請求項23に記載のプロセス。
  26. 前記側流バイオフィルム反応器は、統合固定フィルム活性汚泥システムの一部を形成し、及び前記バイオフィルム反応器は、浮遊型バイオマス及び前記バイオフィルム反応器内の前記キャリア上に担持される前記ANAMMOX微生物を有する固定フィルムバイオマスの両方を含む
    ことを特徴とする、請求項23に記載のプロセス。
  27. 複数のIFAS反応器を供され、並び前記複数のIFAS反応器は、前記リジェクト水中及び前記主流における前記廃水中の前記アンモニウム濃度を減少するために利用される2つ以上のIFAS反応器を含む
    ことを特徴とする、請求項26に記載のプロセス。
  28. バイオフィルムキャリア上に保持されるAOB及びANAMMOX微生物を利用することによる、廃水における前記アンモニウム濃度を減少するためのIFAS廃水処理プロセスであって、前記プロセスは、
    A.廃水を主流へ導く工程、及び前記廃水から汚泥を除去する工程と、
    B.炭素を除去するために、前記主流において前記廃水を生物学的に処理する工程と、
    C.前記汚泥を前記側流における側流へ導く工程、及び前記側流において分解された汚泥を生成するように前記汚泥を嫌気的に分解する工程と、
    D.前記分解された汚泥からリジェクト水を分離する工程であって、前記リジェクト水は、前記主流における前記廃水と比較して比較的に高いアンモニウム濃度を有する工程と、
    E.少なくとも第1の及び第2のIFAS反応器を、前記リジェクト水及び前記主流の前記廃水の両方を処理するために利用する工程であって、それぞれのIFAS反応器は、浮遊型AOB及びバイオフィルムキャリア上に担持されるANAMMOX微生物の両方を含む工程と、
    F.第1のモードにおいて、前記リジェクト水を前記第1のIFAS反応器へ導く工程であって、前記浮遊型AOBは前記リジェクト水と接触し、且つ亜硝酸化を実行し、及び前記ANAMMOX微生物は前記リジェクト水と接触し、且つ嫌気的アンモニウム酸化プロセスを実行し、前記浮遊型AOB及びANAMMOX微生物の組み合わせは前記リジェクト水中の前記アンモニウム濃度を実質的に減少する工程と、
    G.前記第1のモードにおいて、前記主流における前記廃水を前記第2のIFAS反応器へ導く工程であって、前記浮遊型AOBは前記廃水と接触し、且つ亜硝酸化を実行し、及び前記ANAMMOX微生物は前記廃水と接触し、且つ嫌気的アンモニウム酸化プロセスを実行し、前記浮遊型AOB及びANAMMOX微生物の組み合わせは前記主流における前記廃水中の前記アンモニウム濃度を実質的に減少する工程と、
    H.第2のモードにおいて、前記リジェクト水は前記第2のIFAS反応器へ導かれ及び、前記主流における前記廃水は、前記浮遊型AOB及びANAMMOX微生物が、前記第1の及び第2のIFAS反応器内に含まれる前記リジェクト水及び前記廃水の前記アンモニウム濃度を減少するために、亜硝酸化及びANAMMOXを実行する前記第1のIFAS反応器へ導かれるために、前記第1の及び第2のIFAS反応器への前記供給を逆転する工程とを含み
    I.前記第1の及び第2のモードの両方において、前記比較的に高いアンモニウム濃度を有する前記リジェクト水は、運転のサイクルが続く間前記ANAMMOX微生物及び前記浮遊型AOBが前記主流における前記廃水からアンモニウムを除去するために有効でありえるようにするために、前記バイオフィルムキャリア上に担持される前記ANAMMOX微生物を回復するように機能する、
    ことを特徴とするプロセス。
  29. 主流において廃水からアンモニウムを除去するための統合固定フィルム活性汚泥プロセスであって、
    前記統合固定フィルム活性汚泥プロセスは、浮遊型バイオマス及びバイオフィルムキャリア上に担持されるANAMMOX微生物の双方を含む統合固定フィルム活性汚泥反応器を含み、前記プロセスは、
    A.前記廃水から汚泥を除去する工程、
    B.側流において、前記主流における前記廃水に対して比較的高いアンモニウム濃度を含むリジェクト水を生成するために前記汚泥を分解する工程、
    C.前記リジェクト水をIFAS反応器内の前記ANAMMOX微生物と接触させる工程であって、前記IFAS反応器内で前記ANAMMOX微生物は前記浮遊型バイオマスとともに前記リジェクト水のアンモニウム濃度を減少させる、工程、
    D.前記リジェクト水を前記IFAS反応器内の前記ANAMMOX微生物と接触させる工程の後で、前記主流における前記廃水を前記IFAS反応器内の前記ANAMMOX微生物と接触させる工程であって、前記ANAMMOX微生物は前記浮遊型バイオマスとともに前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させる、工程、
    E.前記主流における前記廃水を前記ANAMMOX微生物と接触させる工程の後で、前記ANAMMOX微生物を前記側流における前記リジェクト水と接触させる工程であって、前記側流における前記リジェクト水は前記IFAS反応器内の前記ANAMMOX微生物を回復させる、工程、及び
    F.前記ANAMMOX微生物が前記浮遊型バイオマスとともに前記リジェクト水及び前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させ、及び、前記ANAMMOX微生物が前記リジェクト水によって接触される場合に、前記主流における前記廃水が次に前記ANAMMOX微生物と接触した際に前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させるのに有効であることができるように前記リジェクト水が前記ANAMMOX微生物を回復させ且つ前記ANAMMOX微生物を育成するように、前記側流における前記リジェクト水と前記主流における前記廃水との前記IFAS反応器内の前記ANAMMOX微生物の接触を交替に行うことを続ける工程
    を含むことを特徴とするプロセス。
  30. 廃水を処理するためのプロセスであって、
    前記廃水から汚泥を除去する工程、
    前記廃水からの生物学的栄養物(窒素及びリン)の除去を伴って若しくは伴わずに炭素を除去するために、主流プロセスにおいて前記廃水を生物学的に処理し、及び主流流出を生成する工程、
    側流における嫌気的分解器へ前記汚泥を導き、及び分解された汚泥を生産するために前記汚泥を嫌気的に分解する工程、
    アンモニウムを有するリジェクト水を前記分解された汚泥から分離する工程、
    アンモニウムを有する前記リジェクト水を、浮遊型バイオマス及びANAMMOX微生物が担持されているバイオフィルムキャリアを有する側流統合固定フィルム活性汚泥反応器へと導く工程、
    前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物の育成を促す、前記側流統合固定フィルム活性汚泥反応器内の条件を提供する工程、
    前記リジェクト水のアンモニウム濃度を実質的に減少させるために、前記統合固定フィルム活性汚泥反応器内の前記浮遊型バイオマス及び前記バイオフィルムキャリア上に担持されたANAMMOX微生物を利用する工程、及び
    前記リジェクト水を、前記統合固定フィルム活性汚泥反応器の外部又は前記統合固定フィルム活性汚泥反応器の内部に配置される固体分離器へ導き、及び前記浮遊型バイオマスからリジェクト水を分離する工程、
    を含むことを特徴とするプロセス。
  31. 前記リジェクト水の前記アンモニウム濃度は、亜硝酸化を実行するAOB浮遊型バイオマス及び嫌気的アンモニウム酸化プロセスを実行する前記ANAMMOX微生物によって減少され、並びに亜硝酸化及び前記嫌気的アンモニウム酸化プロセスの両方は、前記統合固定フィルム活性汚泥反応器において実行される
    ことを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 前記リジェクト水中のアンモニウムの少なくとも35%がAOB浮遊型バイオマスによって除去され、及び前記リジェクト水中のアンモニウムの少なくとも30%が前記ANAMMOX微生物によって除去されることを特徴とする請求項31に記載のプロセス。
  33. 廃水からアンモニウムを除去するための主流及び側流の廃水処理プロセスであって、
    前記主流の廃水は比較的低いアンモニウム濃度を含み、及び前記側流の前記廃水は比較的に高いアンモニウム濃度を含み、前記プロセスは、
    前記側流において、前記比較的高いアンモニウム濃度を有する前記廃水の一部分を、バイオフィルムキャリアを内部に有している側流バイオフィルム反応器へ導く工程、
    前記側流バイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上のANAMMOX微生物を育成する工程、
    前記側流のバイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物を、前記側流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを促進するために利用する工程、及び
    前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物を、前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを補助するために、
    前記ANAMMOX微生物が前記側流バイオフィルム反応器内に定着し及び前記側流における前記廃水と接触した後に、前記主流における前記廃水を前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物と接触させ、及び
    前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水と接触した際に前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水内のアンモニウム濃度を減少させることを補助し、及び前記ANAMMOX微生物が前記側流における前記廃水と接触した際に前記ANAMMOX微生物が前記側流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを促進するように、前記バイオフィルムキャリア上の前記ANAMMOX微生物の、前記主流における前記廃水と前記側流における前記廃水との接触を交替に行うことによって、利用する工程を含み、
    前記比較的高いアンモニウム濃度を有する前記側流における前記廃水へと前記ANAMMOX微生物をさらすことは、前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水と接触した際に前記ANAMMOX微生物が前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させるために有効であるように、前記ANAMMOX微生物を回復させるために有効である、
    ことを特徴とするプロセス。
  34. 前記ANAMMOX微生物を有する前記バイオフィルムキャリアを、前記側流バイオフィルム反応器と主流脱アンモニア反応器との間で行ったり来たり物理的に移動させる工程含む
    ことを特徴とする、請求項33に記載のプロセス。
  35. 前記側流バイオフィルム反応器は、ANAMMOX微生物を担持しているバイオフィルムキャリアをそれぞれが含む複数のバイオフィルム反応器のうちの1つを形成し、
    第1のモードにおいて、前記プロセスは、第2のバイオフィルム反応器へ前記主流における前記廃水を供給する間、第1のバイオフィルム反応器へ前記側流における前記廃水を供給し、
    前記第2のモードにおいて、前記プロセスは、前記第1のバイオフィルム反応器へ前記主流における前記廃水を供給する間、前記第2のバイオフィルム反応器へ前記側流における前記廃水を供給し、
    前記第1及び第2のバイオフィルム反応器への前記側流における前記廃水の供給を交替に行うことによって、前記側流における前記廃水は個々のバイオフィルム反応器内の前記ANAMMOX微生物を回復させるために使用され、その後回復されたANAMMOX微生物は前記主流における前記廃水のアンモニウム濃度を減少させることを補助するために利用されることができる、
    ことを特徴とする、請求項33に記載のプロセス。
  36. 前記側流バイオフィルム反応器は、統合固定フィルム活性汚泥システムの一部を形成し、前記側流バイオフィルム反応器は、浮遊型バイオマス及び前記側流バイオフィルム反応器内の前記バイオフィルムキャリア上に担持される前記ANAMMOX微生物を有する固定フィルムバイオマスの両方を含む
    ことを特徴とする、請求項33に記載のプロセス。
  37. 複数の統合固定フィルム活性汚泥反応器を供され、及び前記統合固定フィルム活性汚泥反応器は、前記主流における前記廃水中の前記アンモニウム濃度を減少するために利用される2つ以上の統合固定フィルム活性汚泥反応器を含む
    ことを特徴とする、請求項36に記載のプロセス。
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