JP2015505804A - 着色アルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品 - Google Patents

着色アルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品 Download PDF

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Abstract

少なくとも約40モル%SiO2と、任意選択的に、あらかじめ選択された色を付与する着色剤とを含むガラス物品が開示される。一般に、このガラスは、約40〜70モル%のSiO2、0〜25モル%のAl2O3、0〜10モル%のB2O3、5〜35モル%のNa2O、0〜2.5モル%のK2O、0〜8.5モル%のMgO、0〜2モル%のZnO、0〜10モル%のP2O5および0〜1.5モル%のCaOを含む。イオン交換の結果、ガラスは少なくとも1つの表面で圧縮応力(σs)と、任意選択的に色とを含む。1つの方法において、着色ガラスをイオン交換浴に連絡することによってσsがもたらされ、一方、連絡することによって、σsおよびあらかじめ選択された色が付与される。前者の場合、着色剤はガラスバッチの一部であり、後者の場合、それは浴の一部である。それぞれ、着色剤は、あらかじめ選択された色を付与するように配合された1種以上の金属含有ドーパントを含む。1種以上の金属含有ドーパントの例には、1種以上の遷移金属および/または希土類元素が含まれる。

Description

優先権
本出願は、2011年11月30日出願の米国仮特許出願第61/565196号の米国特許法第119条に基づく優先権の利点を主張する。上記米国仮特許出願の全内容は依拠されて、全体的に参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示の実施形態の態様および/または実施形態は、一般に、ガラス材料技術の分野に関し、特にアルカリアルミノケイ酸塩ガラス材料技術の分野に関する。また、本開示の実施形態の態様および/または実施形態は、イオン交換処理後にその原色を実質的に維持するイオン交換可能な着色ガラス組成物;イオン交換処理によってあらかじめ選択された色を付与することができるイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;イオン交換(IOX)着色ガラス組成物;IOX着色ガラス組成物の、またはそれらを含む物品もしくは機械もしくは装置;およびIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法の1つ以上に関する。
ガラス物品は、電子工学用途、自動車用途、さらには建築用途などの様々な消費者向け、および商業的用途で一般に利用される。例えば、携帯電話、コンピューターモニター、GPSデバイス、テレビなどの消費者向け電子デバイスは、一般に、ディスプレーの一部としてガラス基板を組み込む。これらのデバイスのいくつかにおいて、ガラス基板は、ディスプレーがタッチスクリーンである場合など、タッチ機能を可能にするためにも利用される。これらのデバイスの多くは携帯用であるため、そのようなデバイスで組み込まれるガラス物品が、使用および輸送の間、衝撃および/またはひっかき傷となどの損傷に耐えるために十分に強硬であることが望ましい可能性がある。
透明アルカリアルミノケイ酸塩ガラスのCorning GORILLA(登録商標)ガラスは、高い強度および損傷耐性を達成するその能力のため、良好な製品である。現在までのところ、このアルカリアルミノケイ酸塩ガラスが、可視光の透過を必要とする用途のために主に使用されている。しかしながら、製品の色および/または美学に関する新しい潜在的用途は、透明アルカリアルミノケイ酸塩ガラスで対処されない。
製品の色および/または美学を達成するという課題は、イオン交換処理(IOX)の後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;イオン交換処理(IOX)によって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のイオン交換(IOX)着色ガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法によって解決される。そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/あるいは1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、GORILLA(登録商標)ガラスのイオン交換性特徴と、ステンドグラス技術で見られる深度および幅の色とを組み合わせることができる。一態様において、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物は、イオン交換処理(IOX)後に変色を示さない。また、そのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、GORILLA(登録商標)ガラスの高い強度および損傷耐性と、ステンドグラス技術で見られる深度および幅の色とを組み合わせる。そのために、上記1種以上のガラス組成物は、例えば、下側またはバックプレートとして個人電子デバイスで、および/または保護シェル/ケースとして家庭用機器で利用され得、そして/または組み込まれ得る。
さらに、工業的規模で製品の色および/または美学を達成することの課題は、例えば電子デバイスへの組み込みのために、薄ガラス基板の製造で今日一般に使用されるダウン−ドロープロセスおよびスロット−ドロープロセスなどの大規模な板ガラス製造法に適合可能な上記1種以上のガラス組成物によって解決される。
本開示の実施形態のいくつかの態様および/または実施形態は、イオン交換処理(IOX)の後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;イオン交換処理(IOX)によって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物;および1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法に関する。
組成物に関するいくつかの態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、少なくとも約40モル%のSiOを含んだ。他の態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、あらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)を付与するために調製された1種以上の金属含有ドーパントを含む。
他の態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な色ガラス組成物、および/あるいはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、例えば、約64時間までのイオン交換処理(IOX)の後、少なくとも約500MPaの圧縮応力(σ)および少なくとも約15μmの層の深さ(DOL)で、IOX着色ガラスが少なくとも1つの表面を有するように配合される。
1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物に関する態様に関して、そのような組成物は、約64時間までのイオン交換処理(IOX)の後、色は、色あせたり、色落ちしたりすることなく、もとの色調を実質的に保持する(例えば、実質的に耐色性である)ように配合される。実質的な色の保持に関する態様において、IOX処理後およびIOX処理前のそのような1種以上のイオン交換可能なガラス組成物のあらかじめ選択された色のCIELAB色空間座標の色の差は、分光光度計を使用する正透過測定から決定される、ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5によって特徴づけられてよい。
組成物に関する態様に戻ると、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、また、約40モル%〜約70モル%のSiOを含んでもよく、Alが約0モル%〜約25モル%を構成し、Bが0モル%〜約10モル%を構成し、NaOが約5モル%〜約35モル%を構成し、KOが0モル%〜約2.5モル%を構成し、MgOが0モル%〜約8.5モル%を構成し、ZnOが0モル%〜約2モル%を構成し、Pが約0〜約10%を構成し、CaOが0モル%〜約1.5モル%を構成し、RbOが0モル%〜約20モル%を構成し、かつCsOが0モル%〜約20モル%を構成する。上記の1つ以上のいずれかの1つ以上の部分的な範囲が考察されることは認識されるであろう。
本開示の実施形態の他の態様および/または実施形態は、圧縮応力(σ)および層の深さ(DOL)で少なくとも1つの表面を有し、かつあらかじめ選択された色を有する着色ガラス物品の製造方法に関する。そのような方法は、少なくとも約40モル%のSiOを有するアルミノケイ酸塩ガラス物品の少なくとも1つの表面と、例えば、約350℃〜約500℃の温度で、圧縮応力(σ)、層の深さ(DOL)、およびアルミノケイ酸塩ガラスの少なくとも1つの表面においてあらかじめ選択された色を与えるために約64時間までの十分な時間でのアルミノケイ酸塩ガラス物品のイオン交換処理によって、あらかじめ選択された色をアルミノケイ酸塩ガラス物品に付与するように配合された量で1種以上の金属含有ドーパント供給源を含む浴とを連絡する工程を含むことができる。いくつかの他の態様において、圧縮応力(σ)は少なくとも約500MPaであってよく、層の深さ(DOL)は少なくとも約15μmであってよいことは認識されるであろう。態様において、浴は、1種以上の強化イオン供給源、例えばカリウム供給源を含む1種以上の塩;1種以上の金属含有ドーパント供給源;およびイオン交換処理温度以下の溶融温度を使用して配合される。他の態様において、1種以上の塩は、1種以上の金属ハロゲン化物、シアン化物、炭酸塩、クロム酸塩、酸化窒素ラジカル、マンガン酸塩、モリブデン酸塩、塩素酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩、タングステン酸塩および上記の2種以上の組合せの配合物、あるいは金属ハロゲン化物、炭酸塩、クロム酸塩、硝酸塩、マンガン酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩の1種以上の配合物、および上記の2種以上の組合せであってもよい。
IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;IOXによって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物;および/または1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法に関するいずれかの態様において、イオン交換処理(IOX)は、約350℃〜500℃および/または約1時間〜64時間で実行されてもよい。
また、そのような1種以上のイオン交換可能な色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上であるイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物に関するいずれかの態様において、約1mmまで、またはそれ以上の厚さを有するガラス物品は、そのような組成物を使用して製造され得る。
IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;IOXによって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物;および/または1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法に関するいずれかの態様において、着色剤は、あらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)をガラスに付与するように配合された量で1種以上の金属含有ドーパントを含み得る。そのような1種以上の金属含有ドーパントには、いくつかの態様において、1種以上の遷移金属、1種以上の希土類元素、あるいは1種以上の遷移金属および1種以上の希土類元素が含まれ、他の態様において、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuが含まれ、さらに他の態様において、あらかじめ選択された色を付与するために配合されるドーパントを含有する1種以上の金属は、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVを含んでなる。
本開示の実施形態のなお他の態様および/または実施形態は、本明細書に開示および記載されるように、1種以上の耐色性のイオン交換可能なガラス組成物の1つ以上の製造方法に関する。いくつかの態様において、1つ以上の方法は、圧縮応力(σ)および層の深さ(DOL)で、ガラス物品の表面から層の深さの方へ延在する層を有する1種以上のガラス物品を与える。1つ以上の方法は、約500℃までの温度で、約64時間まで、任意選択的に約16時間まで、層を形成するために十分な時間で、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品の1つの表面にイオン交換浴を受けさせることを含むことができる。さらなる態様において、浴は、本明細書に開示および記載されるように、あらかじめ選択された色を付与するために配合された1種以上の金属含有ドーパントを含む少なくとも1種の着色剤を含んでなることができる。
本開示の実施形態の他の態様、実施形態、特徴および利点の数多くは、以下の説明および添付の図面から明らかであろう。説明および/または添付の図面において、個々に適用されるか、またはいずれかの様式で互いに組み合わされることが可能な本開示の実施形態の例示的な態様および/または実施形態が参照される。そのような実施形態の態様および/または実施形態は、本開示の完全な範囲を表さない。参照は、したがって、本開示の完全な範囲を解釈するための本明細書の請求項になされなければならない。簡潔さのために、本明細書で明かにされる値のいずれの範囲でも、範囲内の全ての値が考えられ、そして当該の具体的に述べられた範囲内の実際的な数値である終点を有するいずれかの部分的な範囲を列挙する請求項を支持するものとして解釈される。仮定的な実例として、約1〜5の範囲の本開示における記載は、以下の範囲のいずれかに請求項を支持するものとして考えられるであろう:1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、2〜5、2〜4、2〜3、3〜5、3〜4および4〜5。また、簡潔さのため、「である(is、are」」、「含む」、「有する」、「含んでなる」などの用語は便宜上の語であり、そして用語を限定するように解釈されず、適切であれば、「含んでなる」、「本質的になる」、「なる」などの用語を包含し得る。
本開示のこれらおよび他の態様、利点および顕著な特徴は、以下の説明、添付の図面および添付された請求項から明白になるであろう。
本明細書に参照される図面は、明細書の一部分を形成する。図面に示される特徴は、他に明白に示されない限り、そして反対の意味が記載されない限り、本開示の実施形態の全てではないが、いくつかの実例となるように意味される。同類の参照番号が図面で同様の(必ずしも同一ではない)構成要素および/または特徴に相当するが、簡潔さのために、以前に説明された機能を有する参照番号または特徴は、そのような構成要素および/または特徴が見られる他の図面と関連して必ずしも記載されなくてもよい。
本開示の実施形態の態様および/または実施形態に従って製造されたイオン交換可能な着色ガラス組成物およびIOX着色ガラス組成物の色あせたり、色落ちしたりすることなく、もとの色調を保持すること(例えば、耐色性)を示す写真(カラーから白黒に変更されている)のマトリックスを示す。 本開示の実施形態の態様および/または実施形態によるIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜18)の基板に関する、410℃でのイオン交換処理(IOX)時間(t[時間])の関数としての圧縮応力(σ)を示す。 本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図2のIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜18)の基板に関する、410℃でのIOX時間(t[時間])の関数としての層の深さ(DOL)を示す。 本開示の実施形態の態様および/または実施形態に従って410℃で2[時間]のIOXによって製造されたIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜6)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 鉄(Fe)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスA、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料19、25および31)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 バナジウム(V)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスB、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料20、26および32)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 クロム(Cr)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスC、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料21、27および33)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 コバルト(Co)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスD、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料22、28および34)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 銅(Cu)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスE、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料23、29および35)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 金(Au)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスE、ならびに本開示の実施形態の態様および/または実施形態による図1の450℃で2[時間]、410℃で32[時間]および410℃で64[時間]のIOXによる相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち、それぞれ、試料24、30および36)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]を示す。 本開示の実施形態の態様および/または実施形態による5重量%AgNO−95重量%KNO浴を使用して410℃で8[時間]のIOXによる銀(Ag)ドーパントを使用して着色されたIOXガラス組成物(すなわち、イオン交換可能な透明ガラスGを使用して製造された試料37〜61)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての1mmの経路の長さに関する内部吸光度[%]を示す。 本開示の実施形態の態様および/または実施形態による5重量%AgNO−95重量%KNO浴を使用して410℃で8[時間]のIOXによる銀(Ag)ドーパントを使用して着色されたIOXガラス組成物(すなわち、イオン交換可能な透明ガラスGを使用して製造された試料37〜61)の基板に関する、図11の波長λ[nm]の関数としての1mmの経路の長さに関する内部吸光度[%]の詳細を示す。
本開示の実施形態の態様および/または実施形態の以下の説明において、その一部分を形成し、かつ本開示が実施されてよい具体的な実施形態の態様および/または実施形態を実例として示す添付の図面が参照される。これらの実施形態の態様および/または実施形態は、当業者が本開示を実施することができるように十分詳細に記載されるが、それにもかかわらず、それによって本開示の範囲の限定が意図されないことは理解されるであろう。関連技術における本開示を入手した当業者が思いつくであろう、本明細書に説明される特徴の変更およびさらなる修正、ならびに本明細書に説明される原理のさらなる応用は、本開示の範囲内であると考えられる。特に、他の実施形態の態様および/または実施形態が利用されてもよく、論理的変化(例えば、限定されないが、化学的、組成的{例えば、限定されないが、化学薬品、材料などのいずれか1つ以上}、電気的、電気化学的、電気機械的、電気光学的、機械的、光学的、物理的、生理化学的などのいずれか1つ以上)および他の変化が、本開示の精神または範囲から逸脱することなくなされてもよい。したがって、以下の説明は限定的に解釈されることなく、本開示の実施形態の態様および/または実施形態の範囲は添付の請求項によって定義される。「上部」、「底部」、「外側」、「内側」などの用語は、従来の用語であり、用語を限定するように解釈されないことも理解される。また本明細書に特に明記されない限り、値の範囲は、範囲の上限および下限の両方を含む。例えば、約1〜10モル%の範囲は、1モル%および10モル%の値を含む。
前述のように、本開示の様々な実施形態の態様および/または実施形態は、本開示の1種以上のIOX着色ガラス組成物から形成され、そして/またはそれを含む物品および/または機械若しくは装置に関する。一例として、イオン交換可能な着色ガラス組成物、イオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはIOX着色ガラス組成物は、コンピューターおよびコンピューターアクセサリー、例えば、「マウス」、キーボード、モニター(例えば、冷陰極蛍光(CCFLバックライト付LCD)、発光ダイオード(LEDバックライト付LCD)など、プラズマディスプレイパネル(PDP)などのいずれかであってよい液晶ディスプレイ(LCD))、ゲームコントローラー、タブレット、親指ドライブ、外部ドライブ、ホワイトボードなど;パーソナルディジタルアシスタント(PDA);携帯用ナビゲーションデバイス(PND);携帯用在庫管理デバイス(PID);エンターテイメントデバイスおよび/またはセンター、デバイスおよび/またはセンターアクセサリー例えば、チューナー、メディアプレーヤー(例えば、レコード、カセット、ディスク、ソリッドステートなど)、ケーブルおよび/または衛星レシーバー、キーボード、モニター(例えば、冷陰極蛍光(CCFLバックライト付LCD)、発光ダイオード(LEDバックライト付LCD)など、プラズマディスプレイパネル(PDP)などのいずれかであってよい液晶ディスプレイ(LCD))、ゲームコントローラーなど;電子リーダーデバイスまたはe−リーダー;携帯電話またはスマートフォンなどの無線通信用に構成され得る様々な電子デバイスまたは携帯用コンピューターデバイスで使用されてよい。別の例として、イオン交換可能な着色ガラス組成物、イオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはIOX着色ガラス組成物は、自動車、電気機器および建築用途で使用されてもよい。そのために、そのようなイオン交換可能な着色ガラス組成物およびイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、複雑な形状に成形することに適合性があるように、十分に低い軟化点および十分に低い熱膨張係数を有するように配合されることが望ましい。
組成物に関するいくつかの態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、少なくとも約40モル%のSiOを含んだ。他の態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、あらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)を付与するために調製された1種以上の金属含有ドーパントを含む。
1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物に関する態様に関して、そのような組成物は、約64時間までのイオン交換処理(IOX)の後、色は、色あせたり、色落ちしたりすることなく、もとの色調を実質的に保持する(例えば、実質的に耐色性である)ように配合される。実質的な色の保持に関する態様において、分光光度計を使用する正透過測定から決定される、IOX処理後およびIOX処理前のそのような1種以上のイオン交換可能なガラス組成物のあらかじめ選択された色のCIELAB色空間座標の色差(ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5)は以下を含む。
1.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約8.2まで、または
2.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約9.1まで、または
3.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約8.4まで、または
4.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約5.2まで、または
5.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.3まで、または
6.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.5まで。
あるいは、分光光度計を使用する正透過測定から決定される、IOX処理後およびIOX処理前のそのような1種以上のイオン交換可能なガラス組成物のあらかじめ選択された色のCIELAB色空間座標の色差(ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5)は以下を含む。
1.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.5まで、または
2.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.6まで、または
3.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.3まで、または
4.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約5.2まで、または
5.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.3まで、または
6.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.5まで。
組成物に関する態様に戻ると、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、Al;Rが、Li、Na、K、RbおよびCsの1種以上を含んでなるROの形態の少なくとも1種のアルカリ金属酸化物;ならびにB、KO、MgO、ZnOおよびPの1種以上を含み得る。いくつかの他の態様において、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、また、約40モル%〜約70モル%のSiOを含んでもよく、Alが約0モル%〜約25モル%を構成し、Bが0モル%〜約10モル%を構成し、NaOが約5モル%〜約35モル%を構成し、KOが0モル%〜約2.5モル%を構成し、MgOが0モル%〜約8.5モル%を構成し、ZnOが0モル%〜約2モル%を構成し、Pが約0〜約10%を構成し、CaOが0モル%〜約1.5モル%を構成し、RbOが0モル%〜約20モル%を構成し、かつCsOが0モル%〜約20モル%を構成する。上記の1つ以上のいずれかの1つまたは以上の部分的な範囲が考察されることは認識されるであろう。さらなる態様において、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物において、RO+Al+MgO+ZnOのモル%の合計は、少なくとも約25モル%であり得る。なおさらなる態様において、そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および/またはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物、および/またはそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物は、1種以上のF、Cl、Br、I、As、Sb、CeO、SnOおよびそれらの組合せの少なくとも1種の清澄剤を含み得る。
IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;IOXによって1種以上のあらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物;および/または1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法に関するいずれかの態様において、着色剤は、あらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)をガラスに付与するように配合された量で1種以上の金属含有ドーパントを含み得る。そのような1種以上の金属含有ドーパントには、いくつかの態様において、1種以上の遷移金属、1種以上の希土類元素、あるいは1種以上の遷移金属および1種以上の希土類元素が含まれ、他の態様において、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuが含まれ、さらに他の態様において、あらかじめ選択された色を付与するために配合されるドーパントを含有する1種以上の金属は、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVを含んでなる。
本開示の実施形態の他の態様および/または実施形態は、圧縮応力(σ)および層の深さ(DOL)で少なくとも1つの表面を有し、かつあらかじめ選択された色を有する着色ガラス物品の製造方法に関する。そのような方法は、少なくとも約40モル%のSiOを有するアルミノケイ酸塩ガラス物品の少なくとも1つの表面と、例えば、約350℃〜約500℃の温度で、圧縮応力(σ)、層の深さ(DOL)、およびアルミノケイ酸塩ガラスの少なくとも1つの表面においてあらかじめ選択された色を与えるために約64時間までの十分な時間でのアルミノケイ酸塩ガラス物品のイオン交換処理によって、あらかじめ選択された色をアルミノケイ酸塩ガラス物品に付与するように配合された量で1種以上の金属含有ドーパント供給源を含む浴とを連絡する工程を含むことができる。いくつかの他の態様において、圧縮応力(σ)は少なくとも約500MPaであってよく、層の深さ(DOL)は少なくとも約15μmであってよいことは認識されるであろう。態様において、浴は、1種以上の強化イオン供給源、例えばカリウム供給源を含む1種以上の塩;1種以上の金属含有ドーパント供給源;およびイオン交換処理温度以下の溶融温度を使用して配合される。他の態様において、1種以上の金属含有ドーパント供給源は、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu、あるいは1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVの1種以上を含んでなる。なお他の態様において、1種以上の塩は、1種以上の金属ハロゲン化物、シアン化物、炭酸塩、クロム酸塩、酸化窒素ラジカル、マンガン酸塩、モリブデン酸塩、塩素酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩、タングステン酸塩および上記の2種以上の組合せの配合物、あるいは金属ハロゲン化物、炭酸塩、クロム酸塩、硝酸塩、マンガン酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩の1種以上の配合物、および上記の2種以上の組合せであってもよい。
本開示の実施形態のなお他の態様および/または実施形態は、本明細書に開示および記載されるように、1種以上の耐色性のイオン交換可能なガラス組成物の1つ以上の製造方法に関する。いくつかの態様において、1つ以上の方法は、圧縮応力(σ)および層の深さ(DOL)で、ガラス物品の表面から層の深さの方へ延在する層を有する1種以上のガラス物品を与える。1つ以上の方法は、約500℃までの温度で、約64時間まで、任意選択的に約16時間まで、層を形成するために十分な時間で、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品の1つの表面にイオン交換浴を受けさせることを含むことができる。さらなる態様において、浴は、本明細書に開示および記載されるように、あらかじめ選択された色を付与するために配合された1種以上の金属含有ドーパントを含む少なくとも1種の着色剤を含んでなることができる。
他の態様に関して、そのような1種以上のイオン交換可能な色ガラス組成物、および/あるいはそのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、例えば、約64時間までのイオン交換処理(IOX)の後、少なくとも約500MPaの圧縮応力(σ)および少なくとも約15μmの層の深さ(DOL)で、IOX着色ガラスが少なくとも1つの表面を有するように配合される。
本明細書に記載の1種以上のガラス組成物(例えば、IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;IOXによって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;1種以上のIOX着色ガラス組成物)および/または1種以上のIOX着色ガラス組成物を製造するための1つ以上の方法に関するいずれかの態様において、イオン交換処理(IOX)は、約350℃〜500℃および/または約1時間〜64時間で実行されてもよい。
また、本明細書に記載の1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、約1mmまで、またはそれ以上の厚さを有するガラス物品は、そのような組成物を使用して製造され得る。
IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物に関するいずれかの態様において、あらかじめ選択された色(例えば、あらかじめ選択された色調{例えば、赤、オレンジ、黄、緑、青および紫の濃淡}、あらかじめ選択された彩度、あらかじめ選択された輝度、および/またはあらかじめ選択された光沢のいずれか1つ以上)をガラス物品に付与するように配合された着色剤は、ガラス組成物に添加される。着色剤は、そのようなあらかじめ選択された色をガラスに付与するように配合された量で1種以上の金属含有ドーパントを含み得る。そのような1種以上の金属含有ドーパントは、いくつかの態様において、1種以上の遷移金属、1種以上の希土類元素、あるいは1種以上の遷移金属および1種以上の希土類元素を含むことができる。いくつかの他の態様において、そのような1種以上の金属含有ドーパントは、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuを含むことができ、さらに他の態様において、そのような1種以上の金属は、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVを含むことができる。金属含有ドーパントが、元素(例えば、Au、Agなど)の形態であっても、そして/または化合物(例えば、CuO、V、Cr、Co、Feなど)の形態であってもよいことは認識されるでろう。また、そのような金属含有ドーパントは、あらかじめ選択された色を付与するために配合される量で添加される。そのような量は、あらかじめ選択された色を付与するドーパントのいずれかの組合せにおいて5モル%まで、またはそれより多くであってよい。着色剤は、ガラス組成物に溶融するために配合される材料のバッチの成分として;イオン交換可能な着色可能なガラスを強化すると同時に、色を付与するために配合されるイオン交換浴の成分として;またはその両方として添加され手良いことは認識されるであろう。
1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物に関するいずれかの態様において、ある種の金属含有ドーパントは色を付与することができ、同時に、イオン交換処理によって達成される1つ以上の特性を向上させる。例えば、ガラス中の鉄の存在は色を付与することができ、同時に、例えば、Mg、Caなどの1種以上のアルカリ土属イオンを使用することに入手可能なものと同様の様式で、応力緩和時間を増加させることによって圧縮応力の増加を導くことができる。他の例として、ガラス中のバナジウムの存在は色を付与することができ、同時に、ガラス組成物にリンを使用することに入手可能なものと同様の方法で拡散率増加が導かれ、次いで、層の深さの増加を生じることが可能である。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、ガラス組成物中にB、P、Al、フッ素のいずれか1種以上を含むことによって、そのような組成ガラスの網目構造に、得られるガラスの1つ以上の特性を変性するような様式でNaと相互作用することが可能な荷電した種を形成することができる。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、SiOはガラス組成物の主成分であることができ、そしてガラスのマトリックスを構成することができる。またSiOは、化学薬品耐久性をガラスに付与すると同時に、ガラスの配合性を補助するための粘度促進剤として有益となることが可能である。一般に、SiOは、約40モル%〜約70モル%までの範囲に及ぶ量で存在することが可能である。SiOが約70モル%を越える場合、ガラスの溶融温度は、商業的な溶融技術および/または形成技術に対して非実際的に高くなる可能性がある。いくつかの態様において、SiOは、約50モル%〜約65モル%まで、または約50モル%〜約55モル%までの範囲であってよい。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、そのようなガラス組成物はAlをさらに含み得る。いくつかの態様において、Alは約0〜約25モル%、あるいは約5モル%〜約15モル%まで、そして、なおさらには約10モル%〜約20モル%の範囲に及ぶ量で存在することができる。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、例えば、融合ダウン−ドロー形成プロセス、スロット−ドロー形成プロセスなどの連続的な製造プロセスに適合可能な溶融温度をガラスに付与する量で、1種以上の融剤をガラス組成物に添加することができる。融剤の一例にはNaOが挙げられ、これは、適切な量で含まれる場合、ガラスの溶融温度を低下させるのみならず、その液相線温度も低下させることができる。これらは両方ともガラスの製造の容易さに関与することが可能である。さらにガラスの形成に続いて、NaOの含有は、イオン交換(IOX)処理によるその強化を促進することができる。そのために、いくつかの態様において、NaOは約5モル%〜約35モル%の量で存在することが可能であるが、他の態様においては、約15モル%〜約25モル%の量で存在することができる。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、Bは、例えば、ガラスの軟化点を低下させるために十分な量で含まれてよい。そのために、いくつかの態様において、Bは約0〜約10モル%の量で存在することが可能であり、他の態様において、約0〜約5モル%の量で存在することができる。いくつかの他の態様において、Bは約1モル%〜約10モル%の量で存在することが可能であり、他の態様において、約1モル%〜約5モル%の量で存在することができる。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいずれかの態様において、Pは、例えば、ガラスの表面の相当する層の深さ(DOL)を低下させないか、または有意に低下させることなく、ガラスの表面の圧縮応力(σ)のあらかじめ特定されたレベルを得るために必要とされ得る時間量を短絡させることによってガラスのイオン交換性を向上させるために十分な量で含まれてよい。例えば、特定の温度で定められた配合物を有する塩浴を使用して実行されるイオン交換プロセスに関して、ガラスの組成物におけるPの含有は、ガラスの表面の相当する層の深さ(DOL)を有意に低下させることなく、ガラスの表面の圧縮応力(σ)のあらかじめ特定されたレベルを得るために必要とされる時間を有意に短縮することが見出された。当然の結果として、定められた配合物を有する塩浴を使用して、特定の時間で特定の温度で実行されるイオン交換プロセスに関して、Pを含むガラス組成物に関して達成された層の深さ(DOL)とPを含まない相当するガラス組成物に関して達成されたものとを比較した場合、Pを含むガラスに関して達成されるDOLは、Pを含まないガラスに関して達成されるDOLより有意に大きいことが見出された。そのために、本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいくつかの態様において、Pは、含まれるもののいずれかのうちのいくつか、または全てがBによって置換されてもよい。そのような場合に基づく態様において、Pは約0モル%〜約10モル%、または約0モル%〜約5モル%の量で存在することが可能である。Bを含まない(すなわち、Bの濃度が0モル%である)本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいくつかの他の態様において、Pは、約1モル%〜約10モル%、または約1モル%〜約5モル%の量で存在することが可能である。
上記に基づき、本明細書に記載される1種以上のガラス組成物の成分材料は、複雑な形状を有するガラス物品を形成するために構成される技術および/またはプロセスに適合性がある軟化点および/または液体熱膨張係数を有するガラス組成物を生じるように、様々な組合せのいずれか1つ以上で配合されてもよいことは理解されるであろう。また、そのようなガラス組成物が、そのような組成物を使用して製造される物品の少なくとも1つの表面で層の深さ(DOL)および/または圧縮応力(σ)の比較的高い値が達成されるように、イオン交換強化技術と適合性があるように配合されることも有利となり得るであろう。そのような1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物のいくつかの例示的な組成物;そのような1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;およびそのような1種以上のIOX着色ガラス組成物が記載される。
前述のように、本開示の1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、イオン交換技術によって強化可能であるように配合される。例えば、いくつかの態様において、本明細書に記載されるそのような例示的な1種以上のガラス組成物から形成されるガラス物品は、イオン交換技術によって強化されてもよく、約625MPaより大きい(>約625MPa)圧縮応力(σ)および約30μmより大きい層の深さ(DOLを有する1種以上のIOX着色ガラス組成物が生じ得、あるいは、そのような圧縮応力(σ)は約700MPaより大きくてもよい(>約700MPa)。さらに、これらの例示的なガラス組成物から形成されるガラス物品は、1種以上のIOX着色ガラス組成物が、750MPa以上(≧750MPa)、あるいは800MPa以上(≧800MPa)、または代わりに850MPa以上(≧850MPa)の圧縮応力(σ)を有するように、イオン交換によって強化されてもよい。
前述のとおり、物品および/または機械もしくは装置は、本開示の、または本明細書に記載される1種以上のガラス組成物から形成され得、そして/またはそれを含み得る。例えば、電子デバイス用カバーガラスは、融合ダウン−ドロープロセス、スロット−ドロープロセス、またはガラス原材料のバッチからガラス基板を形成するために使用されるいずれかの他の適切なプロセスのいずれか1つを使用して形成され得る。特定の例として、本明細書に開示および記載される1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物、および1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、融合ダウン−ドロープロセスを使用してガラス基板に形成され得る。そのような融合ダウン−ドロープロセスは、溶融ガラス原材料を受け入れるためのチャネルを有するドローイング槽を利用する。チャネルは、チャネルの両側でチャネルに沿って上部で開放する堰を有する。チャネルに溶融ガラスが充填されると、溶融ガラスは堰からあふれ出て、そして重力のため、溶融ガラスは、2つの流れるガラス表面としてドローイング槽の外部表面を流れ落ちる。これらの外部表面は、ドローイング槽の下の端部で接合しながら、下側および内側に延在する。2つの流動ガラス表面がこの端部で接合し、融合して、溶融ガラスの単一の流動シートを形成し、これは、所望の厚さまでさらにドローされてもよい。フュージョンドロー法は、得られるガラスシートのいずれの表面も融合装置のいずれの部分とも接触しないため、高度に均一な平面な表面を有するガラスシートを生じる。
他の特定の例として、本開示の、および本明細書に記載の1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物および1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物は、融合ダウン−ドロープロセスとは異なるスロット−ドロープロセスを使用して形成されてもよい。スロット−ドロープロセスにおいて、溶融ガラスはドローイング槽に供給される。ドローイング槽の底部は、スロットの長さを延長するノズルを有する開放スロットを有する。溶融ガラスはスロット/ノズルを通しえ流動し、そして連続シートとして下方向へ、そしてアニール領域中に引っぱられる。
本明細書に記載される1種以上のガラス組成物に関するいくつかの態様において、ガラス基板が形成された後、そのようなガラス基板は、さらに処理されて、例えば、凹状形状、凸面形状、他の所望のあらかじめ定められた形状などの1つ以上の複雑な三次元形状に形成されてもよい。上記複雑な形状のいずれかを有するガラス物品へのガラス基板の形成は、比較的低い軟化点および/または低い液体熱係数によって特徴づけられる1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物および/あるいは1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物を配合することによって可能である。
本明細書に使用される場合、「イオン交換強化」という用語は、ガラス製造技術において既知であり得る1種以上のイオン交換法によってガラスが強化されることを意味する。そのようなイオン交換法は、限定されないが、ガラス物品の少なくとも1つの表面を、少なくとも1種のイオン供給源と連絡することを含むことができる。ガラス物品は、本開示の1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物および/または1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物を使用して製造される。少なくとも1種のイオン供給源は、ガラスの少なくとも1つの表面に存在する1種以上のイオンのイオン半径より大きいイオン半径を有する1種以上のイオンを提供する。このように、より小さい半径を有するイオンを、ガラスの少なくとも1つの表面で、より大きな半径を有するイオンと置換または交換することができる。連絡は、イオン相互拡散(例えば、少なくとも1種のイオン供給源からガラスの表面およびガラスの表面から置き換えられるイオンへのイオンの移動性)が適切な時間の範囲内で十分に迅速である温度範囲内の温度で生じることができる(例えば、約300℃〜500℃の範囲で約1時間〜64時間)。また典型的に、そのような連絡の結果として、圧縮応力(σ)および/または層の深さ(DOL)がガラスの少なくとも1つの表面で達成されることが望まれる場合、そのような温度は、ガラスのガラス転移温度(Tg)以下である。また、イオン交換のいくつかの例には、リチウムを含む着色または着色可能なガラス組成物のリチウム(Li)イオンと交換されるナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)および/またはセシウム(Cs)のイオン;ナトリウムを含む着色または着色可能なガラス組成物のナトリウム(Na)イオンと交換されるカリウム(K)、ルビジウム(Rb)および/またはセシウム(Cs)のイオン;カリウムを含む着色または着色可能なガラス組成物のカリウム(K)イオンと交換されるルビジウム(Rb)および/またはセシウム(Cs)のイオンなどが含まれる。少なくとも1種のイオン供給源のいくつかの例は、1種以上の気体イオン供給源、1種以上の液体イオン供給源および/または1種以上の固体イオン供給源を含む。1種以上の液体イオン供給源は、中でも、液体および液体溶液、例えば溶融塩である。例えば、上記のイオン交換の例に関して、そのような溶融塩は、1種以上のアルカリ金属塩、例えば、限定されないが、1種以上のハロゲン化物、炭酸塩、塩素酸塩、硝酸塩、亜硫酸塩、硫酸塩または上記のうちの2つ以上の組合せであることが可能である。上記のイオン交換の例のさらなる例として、そのような1種以上のアルカリ金属塩は、限定されないが、ガラスの少なくとも1つの表面と連絡した硝酸カリウム(KNO)を含む溶融塩浴が含まれる。そのような連絡は、ガラスの少なくとも1つの表面でそれを強化するためにリチウム(Li)イオンおよび/またはナトリウム(Na)イオンのいずれか1つへのカリウム(K)イオンの交換を実行するため、あらかじめ選択された温度(例えば、約300℃〜500℃)で、あらかじめ選択された時間(例えば、約1時間〜64時間)で実行することができる。連絡を実行するためにあらかじめ選択された溶融塩浴組成、ならびにあらかじめ選択された温度およびあらかじめ選択された時間は、ガラスの表面の少なくとも1つの表面において達成することが望まれる圧縮応力(σ)および/または層の深さ(DOL)の大きさ次第で変更可能である。
本明細書に記載した1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物に関するいくつかの態様において、例えばガラス基板および/または成形ガラス物品などのガラス物品は、イオン交換プロセスによって同時に強化されて、着色される。そのような態様において、少なくとも1種のイオン供給源は、ガラスの少なくとも1つの表面に存在する1種以上のイオンのイオン半径より大きなイオン半径を有する1種以上のイオンを提供することに加えて、少なくともガラスの少なくとも1つの表面にあらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパントを含む着色剤を提供する。そのような1種以上である金属含有ドーパントは、1種以上である遷移金属および/または1種以上である希土類元素(例えば、1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu、あるいは1種以上のAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVの1種以上)から選択することができる。このように、より小さい半径を有するイオンが、より大きな半径を有するイオンと置換または交換されるのみならず、それらの能力のためにあらかじめ選択される1種以上のイオンは、あらかじめ選択された色をガラスの少なくとも1つの表面に付与する。上記のように、1種以上の金属含有ドーパントを含む少なくとも1種のイオン供給源のいくつかの例は、1種以上の気体イオン供給源、1種以上の液体イオン供給源および/または1種以上の固体イオン供給源を含む。また、上記の1種以上の液体イオン供給源は、中でも、液体および液体溶液、例えば溶融塩である。しかしながら、そのような溶融塩の例は、1種以上のアルカリ金属塩に加えて、あらかじめ選択された量で、1種以上の遷移金属塩および/または1種以上び希土類元素金属塩(例えば)を含む。したがって、そのような溶融塩のいくつかの例には、限定されないが、1種以上のハロゲン化物、シアン化物、炭酸塩、クロム酸塩、酸化窒素ラジカルを含む塩、例えば、硝酸塩、マンガン酸塩、モリブデン酸塩、塩素酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩、タングステン酸塩、または上記の2種以上の組合せを含むことができる。そのような溶融塩のいくつかのさらなる例は、以下:
[1]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd204.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts Data:Diffusion Coefficients in Single and Multi−Component Salt Systems,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.11,No.3,pp.505−693(1982);
[2]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd51.pdfのK.H.Stern,“High Temperature Properties and Decomposition of Inorganic Salts,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.3,No.2,pp.48−526(1974);
[3]http://www.nist.gov/data/nsrds/NSRDS−NBS−15.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 1,Electrical Conductance,Density,and Viscosity Data,”Nat.Stand.Ref.Data Ser.,NBS(US)15,139ページ(Oct.1968);
[4]http://www.nist.gov/data/nsrds/NSRDS−NBS−28.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 2,Section 2,Surface Tension Data,”Nat.Stand.Ref.Data Ser.,NBS(U.S.)28,62ページ(Aug.1969);
[5]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd10.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 3,Nitrates,Nitrites and Mixtures,Electrical Conductance,Density,Viscosity and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.1,No.3,pp.581−746(1972);
[6]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd41.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 4,Part 1,Fluorides and Mixtures,Electrical Conductance,Density,Viscosity and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.3,No.1,pp.1−116(1974);
[7]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd71.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 4,Part 2,Chlorides and Mixtures,Electrical Conductance,Density,Viscosity and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.4,No.4,pp.871−1178(1975);
[8]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd96.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 4,Part 3,Bromides and Mixtures,Iodides and Mixtures,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.6,No.2,pp.409−596(1977);
[9]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd135.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 4,Part 4,Mixed Halide Melts,Electrical Conductance,Density,Viscosity and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data,Vol.8,pp.125−302(1979);
[10]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd168.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 5,Part 1,“Additional Systems with Common Anions;Electrical Conductance,Density,Viscosity,and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data.Vol.9,No.4,pp.831−1020(1980);
[11]http://www.nist.gov/data/PDFfiles/jpcrd230.pdfのG.J.Janzら,“Molten Salts:Volume 5,Part 2,“Additional Systems with Common Anions;Electrical Conductance,Density,Viscosity,and Surface Tension Data,”J.Phys.Chem.Ref.Data.Vol.12,No.3,pp.(1983);
[12]http://www.nist.gov/data/nsrds/NSRDS−NBS−61−1.pdfのG.J.Janzら,“Physical Properties Data Compilations Relevant to Energy Storage:I.Molten Salts:Eutectic Data,”NSRDS・NBS 61,Part I,U.S.Gov’t Printing Office,Washington,DC(1978);および
[13]http://www.nist.gov/data/nsrds/NSRDS−NBS61−II.pdfのG.J.Janzら,“Physical Properties Data Compilations Relevant to Energy Storage.II.Molten Salts:Data on Single and Multi−Component Systems,”NSRDS・NBS 61,Part II,U.S.Gov’t Printing Office,Washington,DC(1979)
に開示される、より大きな半径を有する1種以上のイオン、および1種以上の金属含有ドーパントを有するものを含むことができ、例えば、限定されないが、FeCl−KCl、CsCr−RbCr、KCl−NbOCl、KCl−KCr、FeCl−KCl−NdCl、KCl−NbOCl、RbO−V、CsBr−TiCl、KCl−MnCl−NaCl、KCl−MnCl、MnCl−RbCl、CsCl−MnCl、CoCl−KCl、CoCl−RbCl、KCO−KMo13、CuCl−KCl、CuSO−KSO、KSO−MoO、AgVO−KSO−KVO、AgSO−AgVO−KSO、AgCl−KVO、CoCl−NaClなどのいずれか1つである。上記と同様に、連絡は、イオン相互拡散(例えば、少なくとも1種のイオン供給源からガラスの表面およびガラスの表面から置き換えられるイオンへのイオンの移動性)が適切な時間の範囲内で十分に迅速である温度範囲内の温度で生じることができる(例えば、約300℃〜500℃の範囲で約1時間〜64時間)。また典型的に、そのような連絡の結果として、圧縮応力(σ)および/または層の深さ(DOL)がガラスの少なくとも1つの表面で達成されることが望まれる場合、そのような温度は、ガラスのガラス転移温度(Tg)以下である。連絡を実行するためにあらかじめ選択された溶融塩浴組成、ならびにあらかじめ選択された温度およびあらかじめ選択された時間は、ガラスの少なくとも1つの表面において達成することが望まれる圧縮応力(σ)および/または層の深さ(DOL)の大きさならびに色次第で変更可能である。
本明細書に記載される上記1種以上のガラス組成物(例えば、IOXの後にそれらの原色を実質的に維持する1種以上のイオン交換可能な着色ガラス組成物;IOXによって1種以上のあらかじめ選択された色を付与することができる1種以上のイオン交換可能な着色可能なガラス組成物;および1種以上のIOX着色ガラス組成物)の組成および特性は、以下の実施例を参照することによってさらに明らかになる。
実施例ガラスA〜F
以下に記載される実施例ガラスA〜Fは、砂としてSi、アルミナとしてAl、ソーダ灰および硝酸ナトリウムとしてNa、ホウ酸としてB、ならびにメタリン酸アルミニウムとしてPによってバッチ処理された。実施例ガラスA〜Fに関して、それぞれが、Feとして添加された鉄(Fe)、Vとして添加されたバナジウム(V)、Crとして添加されたクロム(Cr)、Coとして添加されたコバルト(Co)、CuOとして添加された銅(Cu)、およびAuとして添加された金(Au)によるバッチに添加された異なるあらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパントを含む異なる着色剤を有するように、6つの異なる組成物が配合された。バッチ材料を4時間1600℃で溶融し、次いで、注ぎ、550℃〜650℃でアニールした。実施例ガラスA〜Fの組成物は、誘導結合プラズマおよび/または原子吸光および/または蛍光X線(XRF)技術によって分析され、それぞれの成分材料のモル%を決定した。実施例ガラスA〜Fのそれぞれに関する特定の組成が表Iに報告されている。
また各実施例ガラスA〜Fは、バッチ処理された1種以上の金属含有ドーパントによって色が付与され、すなわち:鉄(Fe)ドーパントを有するガラスAはオリーブグリーン色であり;バナジウム(V)ドーパントを有するガラスBは黄色であり;クロム(Cr)ドーパントを有するガラスCは緑色であり;コバルト(Co)ドーパントを有するガラスDはダークブルー色であり;銅(Cu)ドーパントを有するガラスEは、錆グリーン色であり;そして金(Au)ドーパントを有するガラスFは赤色であった。各実施例ガラスA〜Fの基板は、比較のための未処理(as−made)の基板および様々な条件下でのイオン交換による処理のために利用可能な適切な数の基板を有するように調製された。各実施例ガラスA〜Fの写真(カラーから白黒に変換されている)は、「未処理」という見出しを有する列で図1に示される。
試料1〜18
各実施例ガラスA〜Fに関して、それぞれの未処理の基板を、約410℃の温度で、2[時間]、4[時間]および8[時間]、KNO塩浴と連絡し、それによって試料1〜18を製造した。
上記の通り、より小さいイオンをより大きいイオンによって置き換えることによって、圧縮または圧縮応力(CS)下でガラスの表面および/または表面境界層で圧縮応力(σ)が生じる。そのような表面境界層は、ガラスの表面からその内部またはバルクまで、相当する層の深さ(DOL)まで延在する。そのような表面境界層の圧縮応力(CS)は、引張応力またはガラスの内部もしくは内部領域の中心張力(CT)によって釣合いがとられる。
圧縮応力(σ)、圧縮応力(CS)、および相当する層の深さ(DOL)は、限定されないが、株式会社ルケオおよび/または折原製作所(両方とも日本、東京)から商業的に入手可能な表面応力メーターモデル FSM−30、FSM−60、FSM−6000LE、FSM−7000Hなどの従来の光学技術および機器類を使用して都合よく測定することができる(例えば、http://www.orihara−ss.co.jp/catalog/fsm/fsm−30−Ecat.pdfのFSM−30 Surface Stress Meter Brochure,Cat no.FS−0013E;http://www.luceo.co.jp/english/pdf/FSM−60LE%20Ecat.pdfのFSM−60 Surface Stress Meter Brochure,Cat no.FS−0013E;http://www.luceo.co.jp/english/pdf/FSM−6000LE%20Ecat.pdfのFSM−6000LE Surface Stress Meter Brochure,Revision 2009.04;http://www.luceo.co.jp/catalog/catalog−pdf/FSM−7000H_cat.pdfのFSM−7000H Surface Stress Meter Brochure,Cat no.FS−0024 2009.08;http://www.orihara−ss.co.jp/data/literature01/A034.pdfのT.Kishii,“Surface Stress Meters Utilizing the Optical Waveguide Effect of Chemically Tempered Glasses,” Optics & Lasers in Engineering 4(1983)pp.25−38;およびhttp://www.orihara−ss.co.jp/data/literature01/A001.pdfのK.Kobayashiら.,“Chemical Strengthening of Glass and Industrial Application,”[52(1977)],pp.109−112を参照のこと。これらは全て参照によって本明細書に組み込まれる)。そのような従来の光学技術および機器類は、参照によって全内容が本明細書に組み込まれる「Standard Specification for Chemically Strengthened Flat Glass」と題されたASTM 1422C−99および「Standard Test Method for Non−Destructive Photoelastic Measurement of Edge and Surface Stresses in Annealed,Heat−Strengthened,and Fully−Tempered Flat Glass」と題されたASTM 1279.19779に記載の圧縮応力および層の深さを測定する方法が関与する。表面応力測定は、ガラスの応力誘起複屈折と関連がある応力光係数(SOC)の精密な測定に依拠する。SOCは、次に、参照によって全内容が本明細書に組み込まれる「Standard Test Method for Measurement of Glass Stress−Optical Coefficient」と題されたASTM規格C770−98(2008)に記載される繊維および4点曲げ法、ならびにバルクシリンダー法などの当該技術において既知である方法によって測定される。
試料1〜18のそれぞれの圧縮応力(σ)および相当する層の厚さ(DOL)は、上記従来の光学技術および機器類を使用して決定した。マイクロメートル[μm]の層の深さ(DOL)のための値およびメガパスカル[MPa]の圧縮応力(σ)のための値は、試料1〜18のそれぞれに関して表II〜IVに報告されており、表IIは、試料1〜6(410℃で2[時間]のIOX)の結果を含み;表IIIは、試料7〜12(410℃で4[時間]のIOX)の結果を含み;そして表IVは、試料7〜12(410℃で8[時間]のIOX)の結果を含む。
図2は、異なるドーパントを使用して製造されたIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜18)の基板に関する、410℃でのKNO浴中でのイオン交換処理(IOX)時間(t[時間])の関数としてのMPaの圧縮応力(σ)をグラフによって示す。図2から、IOX時間および着色剤の種類にかかわらず、σは約810MPa〜880MPa以上を達成することがわかる。図2をさらに考察してみると、特定のIOX時間にかかわらず、着色剤に鉄(Fe)を含む基板が最も高いσを達成し、バナジウム(V)を含むものが最も低いσを示すことが明らかとなる。特に、Feドーパント基板のσ値は、2[時間]および4[時間]処理に関して880〜890MPaであり、8[時間]処理に関して約855MPaであったが、示されたVドーパント基板のσ値は、2[時間]および4[時間]処理に関して830〜840MPaであり、8[時間]処理に関して約810MPaであった。
図3は、異なるドーパントを使用して製造されたIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜18)の基板に関する、410℃でのKNO浴中でのイオン交換処理(IOX)時間(t[時間])の関数としてのμmの層の深さ(DOL)をグラフによって示す。図3から、IOX時間および着色剤の種類にかかわらず、DOLは約15μm〜約40μmを達成することがわかる。σ値とは対照的に、特定のIOX時間にかかわらず、着色剤に鉄(Fe)を含む基板が最も低いDOLを達成し、バナジウム(V)を含むものが最も高いDOLを示す。特に、Feドーパント基板のDOL値は、410℃での3つのIOX時間に関して15〜30μmの範囲であるが、Vドーパント基板のDOL値は、410℃での3つのIOX時間に関して20〜40μmの範囲であった。
図4は、410℃で2[時間]、KNO浴を使用するIOXを受けた実施例ガラスA〜Fの基板に基づくIOX着色ガラス組成物(すなわち、試料1〜6)の様々な試料に関する、200ナノメートル[nm]〜2500nmの波長λ[nm]の関数としての透過率[%]をグラフによって示す。試料1〜6に関する図4の透過率スペクトルは、直径60mmの積分球を備えた商業的に入手可能なHitachi U4001分光光度計を使用して得た。Hitachi U4001分光光度計は、以下の測定パラメーターで構成された:200〜800のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:120nm/分およびバンド幅−PMT−3.0nmであり、800nmで検出器変更、800〜2500のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:300nm/分およびバンド幅−PbS−Servo、Gain−4であるが、200〜340のλ[nm]の範囲において、供給源は重水素をベースとし、340nmで供給源変更、340〜2500のλ[nm]の範囲において、供給源はハロゲンをベースとした。アパーチャは、200〜2500nmのλ[nm]の全範囲において使用されなかった。各試料の表面は、光学仕上げまで研磨された。測定の前に、各試料の平面は、脱イオン(DI)水中1%マイクロソープ濃縮物の溶液で飽和された第1の低いけばつき(linting)ワイパーを使用してクリーニングし、DI水ですすぎ、第2のけばつきワイパーを使用して乾燥させ、そして最後に、HPLCグレード試薬アルコールで湿らせた第3のワイパーを使用して拭き取った。
試料19〜36
各実施例ガラスA〜Fに関して、それぞれの未処理の基板を、約450℃の温度で2[時間]、KNO塩浴、ならびに約410℃の温度で32[時間]および64[時間]、KNO塩浴と連絡し、それによって試料19〜36を製造した。
図1に戻ると、イオン交換可能な着色ガラス組成物およびIOX着色ガラス組成物の色あせたり、色落ちしたりすることなく、もとの色調を保持すること(例えば、耐色性)を示す写真(カラーから白黒に変更されている)のマトリックスを示す。各実施例ガラスA〜Fの写真(カラーから白黒に変換されている)は、「未処理」という見出しを有する列で図1に示され、450℃で2[時間]のKNO中でのIOX;410℃で32[時間]のKNO中でのIOX;および410℃で64[時間]のKNO中でのIOXの後のこれらのガラスの試料の写真と比較される。カラーではないが、図1の写真は、色あせおよび/または色落ちしたりすることなく(例えば耐色性)、もとの、または「未処理の」色調の保持を実証する。そのような「未処理の」色調の保持を定量化するため、実施例ガラスA〜Fおよび試料19〜36の波長、λ[nm]の関数としての透過率[%]を測定し、比較した。図5〜10は、鉄(Fe)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスAおよび相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料19、25および31);バナジウム(V)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスBおよび相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料20、26および32);クロム(Cr)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスCおよび相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料21、27および33);コバルト(Co)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスDおよび相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料22、28および34);銅(Cu)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスEおよび相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料23、29および35);ならびに金(Au)ドーパントを使用して着色されたイオン交換可能なガラスF
および相当するIOX着色ガラス組成物(すなわち試料24、30および36)の基板に関する、波長λ[nm]の関数としての透過率[%]をグラフによって示す。これらの透過率スペクトルは、上記の様式で直径60mmの積分球を備えたHitachi U4001分光光度計を使用して得た。図5〜10から、それぞれの未処理のガラス組成物および相当するIOX着色試料は同様に成形され、もとの、または「未処理の」色調の保持の視覚による観察を実証することを確認することができた。また、FeドーパントおよびVドーパント組成物に関しては約250〜500のλ[nm]の範囲で、CoドーパントおよびCuドーパント組成物に関しては約250〜800のλ[nm]の範囲でスペクトル実質的に一致することがわかるが、約250〜500のλ[nm]の範囲でCrドーパントおよびuドーパント組成物に関してはわずかに分かれるように見える。
図5〜10の波長λ[nm]の関数としての透過率[%]のデータは、分析ソフトウェア(例えば、Thermo Scientific West Palm Beach,FL,USから商業的に入手可能なGRAMS分光法ソフトウェアスイートのUV/VIS/NIRアプリケーションパック)によってL、aおよびbのCIELAB色空間座標に変換され、CIE発光物D65および10°観察者に関しては表Vで示され、CIE発光物F02および10°観察者に関しては表VIで示され、かつCIE発光物Aおよび10°観察者に関しては表VIIで示される。加えて、色差:
ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5
は、各CIE発光物−観察者組合せに関して、IOX処理前の未処理の着色ガラスおよび処理後のIOX着色ガラスに関して得られたL、aおよびbのCIELAB色空間座標を使用して決定され、これも表V〜VIIに要約された。
CIE発光物D65および10°観察者に関して、色差ΔEは約0.15〜約8.41の範囲であり、最大値は試料24、450℃で2[時間]処理されたAuドーパント基板と関係するが、最小値は試料29、410℃で32[時間]処理されたCuドーパント基板と関係する。
CIE発光物F02および10°観察者に関して、色差ΔEは約0.13〜約9.1の範囲であり、最大値は試料24、450℃で2[時間]処理されたAuドーパント基板と関係するが、最小値は試料29、410℃で32[時間]処理されたCuドーパント基板と関係する。
CIE発光物D65および10°観察者に関して、色差ΔEは約0.15〜約8.41の範囲であり、最大値は試料24、450℃で2[時間]処理されたAuドーパント基板と関係するが、最小値は試料29、410℃で32[時間]処理されたCuドーパント基板と関係する。
透過率色測定の第2のシリーズは、以下の測定パラメーターで構成されたHunterlab Ultrascan XE測色計を使用して行った:360〜750のλ[nm]の範囲において、10nmのスペクトルバンド幅、10nmのスキャンステップ、キセノンフラッシュランプ型供給源、ダイオードアレー検出器、および直径3/4インチアパーチャ。測定より前の試料調製は実質的に上記の通りであった。再び、各試料のスペクトルを、表VIIIで示されるように、CIE発光物D65および10°観察者に関して;表IXで示されるように、CIE発光物F02および10°観察者に関して;ならびに表Xで示されるように、CIE発光物Aおよび10°観察者に関して、L、aおよびbのCIELAB色空間座標に変換した。また、色差:ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5を各CIE発光物−観察者組み合わに関して決定した。加えて、各実施例ガラスA〜Fのスペクトルを数回測定して、着色ガラスの測定精度を確立した。
CIE発光物D65および10°観察者に関して、色差ΔEは約0.07〜約6.5の範囲であったが、ΔEの測定精度は約0.08〜約0.21の範囲であり、ΔEは約0.21〜約6.5の範囲であることを示唆する。したがって、最大ΔE値は試料34、410℃で64[時間]処理されたCoドーパント基板に関連し、最小値は0.26であって、試料23、410℃で2[時間]処理されたCuドーパント基板に関連する。
CIE発光物F02および10°観察者に関して、色差ΔEは約0.07〜約6.33の範囲であったが、ΔEの測定精度は約0.08〜約0.21の範囲であり、ΔEは約0.21〜約6.33の範囲であることを示唆する。したがって、最大ΔE値は試料34、410℃で64[時間]処理されたCoドーパント基板に関連し、最小値は0.29であって、試料23、410℃で2[時間]処理されたCuドーパント基板に関連する。
CIE発光物Aおよび10°観察者に関して、色差ΔEは約0.09〜約5.2の範囲であったが、ΔEの測定精度は約0.08〜約0.17の範囲であり、ΔEは約0.17〜約5.2の範囲であることを示唆する。したがって、最大ΔE値は試料34、410℃で64[時間]処理されたCoドーパント基板に関連し、最小値は0.17であって、試料35、410℃で64[時間]処理されたCuドーパント基板に関連する。
実施例ガラスG
以下に記載される実施例ガラスGに関して、砂としてSi、アルミナとしてAl、ソーダ灰および硝酸ナトリウムとしてNa、ホウ酸としてB、ならびにメタリン酸アルミニウムとしてPによって、25の異なるバッチを調製した。実施例ガラスGの25の異なるバッチのそれぞれは、金属含有ドーパントを用いずに調製した。25の異なるバッチのそれぞれを1600℃で4時間溶融し、次いで、注入し、550℃〜650℃でアニールした。25の異なるバッチの1つに相当する各実施例ガラスGの組成物は、誘導結合プラズマおよび/または原子吸光および/または蛍光X線(XRF)技術によって分析され、それぞれの成分材料のモル%を決定した。実施例ガラスGの組成範囲は表XIに報告される。
試料37〜61
実施例ガラスGのそれぞれの浴に関して、未処理の基板を、約410℃の温度で8[時間]、5重量%AgNO−95重量%KNO浴と連絡し、それによって試料37〜61を製造し、そして、それぞれに関して、(1)IOX試料の透過率および反射率合計と、(2)相当する未処理の試料の透過率および反射率合計との差から、1mmの経路の長さに関する内部吸光度[%]を決定した。
実施例ガラスGおよび試料37〜61に関する透過率スペクトルは、直径60mmの積分球を備えた商業的に入手可能なHitachi U4001分光光度計を使用して得た。Hitachi U4001分光光度計は、以下の測定パラメーターで構成された:200〜800のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:120nm/分およびバンド幅−PMT−3.0nmであり、800nmで検出器変更、800〜2500のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:300nm/分およびバンド幅−PbS−Servo、Gain−4であるが、200〜340のλ[nm]の範囲において、供給源は重水素をベースとし、340nmで供給源変更、340〜2500のλ[nm]の範囲において、供給源はハロゲンをベースとした。アパーチャは、200〜2500nmのλ[nm]の全範囲において使用されなかった。各試料の表面は、光学仕上げまで研磨された。測定の前に、各試料の平面は、脱イオン(DI)水中1%マイクロソープ濃縮物の溶液で飽和された第1の低いけばつき(linting)ワイパーを使用してクリーニングし、DI水ですすぎ、第2のけばつきワイパーを使用して乾燥させ、そして最後に、HPLCグレード試薬アルコールで湿らせた第3のワイパーを使用して拭き取った。
実施例ガラスGおよび試料37〜61に関する反射率スペクトルは、直径60mmの積分球を備えた商業的に入手可能なPerkin Elmer Lamda 950分光光度計を使用して得た。Perkin Elmer Lamda 950分光光度計は、以下の測定パラメーターで構成された:200〜860のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:480nm/分およびバンド幅−PMT−3.0nmであり、860nmで検出器変更、860〜2500のλ[nm]の範囲において、設定は、スキャン速度:480nm/分およびバンド幅−PbS−Servo、Gain−5であるが、200〜340のλ[nm]の範囲において、供給源は重水素をベースとし、340nmで供給源変更、340〜2500のλ[nm]の範囲において、供給源はハロゲンをベースとした。アパーチャは、200〜2500nmのλ[nm]の全範囲において使用されなかった。各試料の表面は、光学仕上げまで研磨された。測定の前に、各試料の平面は、脱イオン(DI)水中1%マイクロソープ濃縮物の溶液で飽和された第1の低いけばつき(linting)ワイパーを使用してクリーニングし、DI水ですすぎ、第2のけばつきワイパーを使用して乾燥させ、そして最後に、HPLCグレード試薬アルコールで湿らせた第3のワイパーを使用して拭き取った。
表XIIに、試料37〜61の1mmの経路の長さに関する平均、最小および最大内部吸光度[%]をまとめ、図11に、試料37〜61の約250〜2500のλ[nm]の全範囲における1mmの経路の長さに関する内部吸光度[%]をグラフによって示し、そして図12に、試料37〜61の約250〜800のλ[nm]の全範囲における1mmの経路の長さに関する内部吸光度[%]をグラフによって示す。

Claims (10)

  1. イオン交換可能であるように配合されるガラスであって、
    a.任意選択的に、イオン交換処理(IOX)の後、あらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパント、
    を含んでなり、
    b.約64時間までのイオン交換処理(IOX)の後、
    i.少なくとも約500MPaを含んでなる圧縮応力(σ)下で少なくとも1つの表面を有し、かつ
    ii.前記圧縮応力(σ)下の前記少なくとも1つの表面が、少なくとも約15μmを含んでなる層の深さ(DOL)を示し、かつ
    c.SiOが少なくとも約40モル%を構成する
    ことを特徴とするガラス。
  2. 前記ガラスが、前記イオン交換処理(IOX)の前にあらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパントを含んでなる着色ガラスを含んでなり、かつ前記イオン交換処理(IOX)の後、
    iii.分光光度計を使用する正透過測定から決定される、IOX処理後およびIOX処理前の前記着色ガラスの前記あらかじめ選択された色のCIELAB色空間座標の色差(ΔE=[{ΔL+{Δa+{Δb0.5)であって、以下:
    1.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約8.2まで、任意選択的に、約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.5まで、または
    2.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約9.1まで、任意選択的に、約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.6まで、または
    3.約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約8.4まで、または
    4.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物Aに関してCIELAB色空間座標で示される場合、約5.2まで、任意選択的に、約200nm〜2500nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約3.3まで、または
    5.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物F02に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.3まで、または
    6.約360nm〜750nmの間で得られる測定結果が、10°の観察者角度およびCIE発光物D65に関してCIELAB色空間座標で示される場合、約6.5まで
    を含んでなる色差をさらに含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  3. Al;Rが、Li、Na、K、RbおよびCsの1種以上を含んでなるROの形態の少なくとも1種のアルカリ金属酸化物;ならびにB、KO、MgO、ZnOおよびPの1種以上をさらに含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  4. c.SiOが約40モル%〜約70モル%を構成し、
    d.Alが約0モル%〜約25モル%を構成し、
    e.Bが0モル%〜約10モル%を構成し、
    f.NaOが約5モル%〜約35モル%を構成し、
    g.KOが0モル%〜約2.5モル%を構成し、
    h.MgOが0モル%〜約8.5モル%を構成し、
    i.ZnOが0モル%〜約2モル%を構成し、
    j.Pが約0〜約10%を構成し、
    k.CaOが0モル%〜約1.5モル%を構成し、
    l.LiOが0モル%〜約20モル%を構成し、
    m.RbOが0モル%〜約20モル%を構成し、かつ
    n.CsOが0モル%〜約20モル%を構成する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  5. あらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパントが、1種以上の遷移金属、1種以上の希土類元素、あるいは1種以上の遷移金属および1種以上の希土類元素を含んでなり、任意選択的に、前記1種以上の金属含有ドーパント供給源が、Au、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuの1種以上、任意選択的にAu、Ag、Cu、Ni、Co、Fe、Mn、CrおよびVの1種以上を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  6. O+Al+MgO+ZnOのモル%の合計が少なくとも約25モル%を構成することを特徴とする、請求項3に記載のガラス。
  7. 前記ガラスが、約1mmまでの厚さを有するガラス物品であって、任意選択的に、
    i.少なくとも約500MPaを含んでなる圧縮応力(σ)下で少なくとも1つの表面と、
    ii.少なくとも約15μmを含んでなる層の深さ(DOL)を示す圧縮応力(σ)下の少なくとも1つの表面と
    を有する着色ガラスを含んでなるガラス物品を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  8. F、Cl、Br、I、As、Sb、CeOおよびSnOの1種以上を含んでなる少なくとも1種の清澄剤をさらに含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のガラス。
  9. 前記着色ガラスの製造方法であって、アルミノケイ酸塩を含んでなる請求項1に記載のガラスの少なくとも1つの表面を、
    a.
    i.前記アルミノケイ酸塩ガラスがリチウムアルミノケイ酸塩ガラスを含んでなる場合、リチウムイオンと交換可能なナトリウム、カリウム、ルビジウムおよび/またはセシウムの1種以上のイオン、あるいは
    ii.前記アルミノケイ酸塩ガラスがナトリウムアルミノケイ酸塩ガラスを含んでなる場合、ナトリウムイオンと交換可能なカリウム、ルビジウムおよび/またはセシウムの1種以上のイオン、あるいは
    iii.前記アルミノケイ酸塩ガラスがカリウムアルミノケイ酸塩ガラスを含んでなる場合、カリウムイオンと交換可能なルビジウムおよび/またはセシウムの1種以上のイオン
    を含んでなる、強化イオン供給源を含んでなる1種以上の塩、
    b.約350℃〜約500℃を含んでなる前記イオン交換処理(IOX)温度以下の溶融温度、ならびに
    c.任意選択的に、前記イオン交換処理(IOX)(IOX)によって前記アルミノケイ酸塩ガラスにあらかじめ選択された色を付与するために配合される1種以上の金属含有ドーパント供給源
    を含んでなる浴と連絡する工程を含んでなることを特徴とする方法。
  10. a.強化イオン供給源を含んでなる1種以上の塩が、ハロゲン化物、シアン化物、炭酸塩、酸化窒素ラジカル、塩素酸塩、硫化物、亜硫酸塩および硫酸塩の1種以上の配合物、任意選択的に、ハロゲン化物、炭酸塩、クロム酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫化物、亜硫酸塩および硫酸塩の1種以上の配合物をさらに含んでなり、かつ
    b.任意選択的に、前記イオン交換処理(IOX)(IOX)によって前記アルミノケイ酸塩ガラスにあらかじめ選択された色を付与するために配合される前記1種以上の金属含有ドーパント供給源が、ハロゲン化物、シアン化物、炭酸塩、クロム酸塩、酸化窒素ラジカル、マンガン酸塩、モリブデン酸塩、塩素酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジル、バナジウム酸塩およびタングステン酸塩の1種以上、任意選択的に、ハロゲン化物、炭酸塩、クロム酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、マンガン酸塩、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、バナジルおよびバナジウム酸塩の1種以上を含んでなる1種以上の塩を含んでなることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
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